JP2003533086A - 差動位相ロックループ回路 - Google Patents

差動位相ロックループ回路

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JP2003533086A
JP2003533086A JP2001581421A JP2001581421A JP2003533086A JP 2003533086 A JP2003533086 A JP 2003533086A JP 2001581421 A JP2001581421 A JP 2001581421A JP 2001581421 A JP2001581421 A JP 2001581421A JP 2003533086 A JP2003533086 A JP 2003533086A
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    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION, OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/085Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal
    • H03L7/089Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal the phase or frequency detector generating up-down pulses
    • H03L7/0891Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal the phase or frequency detector generating up-down pulses the up-down pulses controlling source and sink current generators, e.g. a charge pump
    • H03L7/0893Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal the phase or frequency detector generating up-down pulses the up-down pulses controlling source and sink current generators, e.g. a charge pump the up-down pulses controlling at least two source current generators or at least two sink current generators connected to different points in the loop
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45479Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of common mode signal rejection
    • H03F3/45928Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of common mode signal rejection using IC blocks as the active amplifying circuit
    • H03F3/45932Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of common mode signal rejection using IC blocks as the active amplifying circuit by using feedback means
    • H03F3/45937Measuring at the loading circuit of the differential amplifier

Abstract

(57)【要約】 二つの出力線路(OUT、OUT)を持ち、チャージポンプセクション(103)と共通モードフィードバックセクション(106)とを備える、完全差動位相ロックループのための一体化共通モード制御回路構成要素(100)を有する差動チャージポンプが記述されている。チャージポンプセクション(103)の中で、電流生成手段(111、112、113、114)は、第一信号出力端子(OUT)にて特定の極性と第一大きさとを持つ第一電流信号を生成し、第二信号出力端子(OUT)にて反対の極性と第二大きさを持つ第二電流信号を生成する。共通モードフィードバックセクション(106)は、第一および第二信号出力端子(OUT、OUT)の共通モード電圧レベル(VCM)を検出し、共通モード電圧(VCM)を基準電圧(VSET)に比較し、第一電流信号の第一大きさを増加/減少させると同時に第二電流信号の第二大きさを減少/増加させて共通モード電圧レベル(VCM)を前記基準電圧(VSET)に導くため、チャージポンプセクション(103)の前記電流生成手段(111、112、113、114)に影響をおよぼすフィードバック信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、一般に位相ロックループ回路、特に集積回路における位相ロックル
ープ回路に関する。
【0002】 位相ロックループ回路(PLL)が集積回路に組み入れられる場合、そのPL
Lは他の回路構成要素と基板を共有し、他の回路構成要素は基板や供給線路にお
いてノイズを生成することがあり、ノイズはPLLに達することがあり、PLL
の性能を、とりわけその分光純度を、妨げることがある。これは、PLLの出力
信号において容認しがたいタイムジターを招く。PLLがクロック信号生成回路
構成要素の中で使われる場合は、そのようなクロック信号によって制御される回
路で、たとえばA/D変換器などで、過剰な量子化ノイズが生成されることがあ
る。
【0003】 したがって、本発明の主要な目的は、改善されたノイズ性能を有するPLL回
路を提供することである。
【0004】 基板ノイズや供給ノイズにさほど感応しない回路を作るための公知の技術では
、回路を差動構成で実現する。差動構成で実現される回路は共通モード信号に感
応しないか、わずかに感応するだけであり、一方、供給線路上のノイズと基板内
のノイズは共通モードの回路に結合する。したがって、差動回路におけるノイズ
の影響はごくわずかである。
【0005】 したがって、本発明のさらなる目的は、差動構成のPLL回路を提供すること
である。
【0006】 PLLの必須構成要素は電圧制御発振器(VCO)であり、VCOの出力は、
VCOの出力を入力信号に比較する位相比較器に結合される。VCOのための制
御信号は、位相比較器の出力信号から導き出される。VCOの制御入力または同
調入力は、ノイズ感度の点で、PLLにおいて最重要の回路ノードである。通常
、VCOの同調感度は数MHz/Vに達する。したがって、たとえわずかな妨害
でもVCOの同調入力に達すると、容認しがたい高い位相ノイズ側波帯(それゆ
え大きなタイムジター)を招くことがある。
【0007】 したがって、基板ノイズと供給ノイズに関してPLLの感度を減らすため、P
LLのVCO同調部分は特に差動構成で実現するべきである。
【0008】 図1には、実際に広く知れ渡る、PLLの一般的実現のブロック図が概略的に
描かれている。このPLL回路1は、位相比較器2、チャージポンプ3、VCO
4を備え、なおかつ普通はプログラム可能分割器5を備える。位相比較器2は二
つの入力端子を持ち、一つの入力端子は入力信号SINを受け取り、もう一つの
入力端子はプログラム可能分割器5を通じてVCO4の出力信号を受け取る。位
相比較器2は、チャージポンプ3の対応する入力端子に結合される二つの出力端
子、UP出力端子UおよびDOWN出力端子Dとを持つ。チャージポンプ3は、
VCO4の同調入力端子に結合される出力端子を持つ。VCO4は、同調入力端
子で受け取る信号に応じて、その出力信号SOUTの周波数を増減する。
【0009】 図1のブロック図に描かれる構成で、PLL回路のVCO同調部分は、実際に
広く知れ渡る差動構成で実現されている。さらに詳しく、チャージポンプ3は差
動出力端子を持ち、VCOは差動同調入力端子を持つので、具体的に示されてい
るように、チャージポンプ3とVCOとの間の結合は二本の信号線路を構成する
ことになる。同様に、VCO4とプログラム可能分割器5との間の結合、出力線
路、プログラム可能分割器5と位相比較器2との間の結合、入力線路、位相比較
器2のUP出力端子Uとチャージポンプ3の対応する入力端子との間の結合、お
よび位相比較器2のDOWN出力端子Dとチャージポンプ3の対応する入力端子
との間の結合はどれも、完全差動の構成を提供するため、差動的に実現し得るが
、これは図1において具体的に示されていない。
【0010】 図1はまた、チャージポンプ3の電流出力信号をVCO向けの電圧入力信号に
変換し、システムの安定性を向上する、VCOの同調入力端子に接続された、二
つのループフィルタ7および7を示している。ループフィルタは、それ自体
知られており、これ以上述べない。
【0011】 VCO4の両入力端子における電圧レベルが同じ量で変化する場合、VCO4
の出力周波数は一定であり続ける。だから、差動実現は、共通モード基板ノイズ
および供給ノイズの点で、よりクリーンなVCO出力信号をもたらす。
【0012】 ただし、PLL回路のVCO同調部分を差動構成で実現することは、別の問題
を招く。VCOがシングルエンドチャージポンプに結合される同調入力端子を一
つだけ持つシングルエンドPLL実現とは対照的に、VCOは二つの同調信号を
受け取る差動同調入力端子を持つことになり、その共通モード電圧レベルは、図
1の6に示す、共通モードフィードバック回路構成要素によって制御しなければ
ならない。この点についての基本的問題は、共通モードフィードバック回路構成
要素6が、敏感なVCO同調入力で信号を生成できる追加の回路構成要素を構成
するという事実である。特に、差動構成向けの前記共通モードフィードバック回
路構成要素の従来技術実現には、VCOの同調入力端子にかなりの量のノイズを
加えるという重大な欠点がある。この加えられたノイズは望ましくないVCO変
調を引き起こし、分光純度の低下を招く。シングルエンドPLL構成にはこのよ
うなノイズ源が存在しない。
【0013】 したがって、完全差動のPLL実現を有し、VCOの同調電圧の共通モード制
御を有し、なおかつ従来技術のシングルエンドPLL実現に匹敵するノイズレベ
ルを有することの利点を兼ね備えることは、本発明の特有の目的である。
【0014】 本発明の重要側面によると、共通モードフィードバック回路構成要素はチャー
ジポンプの動作に直接的に影響をおよぼす。換言すると、VCOの同調入力線路
に訂正電流を加える代わりに、チャージポンプは、修正された電流を生成する。
【0015】 従来技術の差動PLL回路構成要素では、図2Aで概略的に図示されたとおり
に差動チャージポンプが実現され、図2Bで概略的に図示されたとおりに共通モ
ードフィードバック回路構成要素が実現される。
【0016】 従来技術の差動チャージポンプ3は、二つの入力端子INおよびINをそ
れぞれ持ち、二つの出力端子OUTおよびOUTをそれぞれ持ち、さらに、
主電流源10によって供給される四つの制御可能電流源11、12、13、14
を備え、主電流源は大きさがICPの主電流を生成する。
【0017】 第一制御可能電流源11は、正出力端子OUTに第一電流を供給するように
配置される。
【0018】 第二制御可能電流源12は、正出力端子OUTから第二電流を引き出すよう
に配置される。
【0019】 第三制御可能電流源13は、負出力端子OUTに第三電流を供給するように
配置される。
【0020】 第四制御可能電流源14は、負出力端子OUTから第四電流を引き出すよう
に配置される。
【0021】 第一および第四電流源11および14は制御入力端子を持ち、制御入力端子は
、UP入力端子INに接続され、このUP入力端子INで受け取る制御信号
によって制御される。第二および第三制御可能電流源12および14は制御入力
端子を持ち、制御入力は、DOWN入力端子INに結合され、このDOWN入
力端子INで受け取る制御信号によって制御される。一般に、四つの制御可能
電流源11ないし14は、それぞれの電流入力端子で受け取る電流をそれぞれの
電流出力端子か接地端子のいずれかに切り替える被制御開閉器として見なし得る
【0022】 さらに詳しく、この四つの制御可能電流源は、ΔФに比例する幅を持ち大きさ
がICPの電流パルスをそれぞれの電流出力で生成し、ΔФは位相比較器の二入
力信号間の位相差である。理想的には、線路OUTおよびOUT上の電流パ
ルスは、同じ大きさではあるが反対の極性を持つ。これは、以下の関係で表すこ
とができる。 I(OUT)=+α・Δφ・ICP (1a) I(OUT)=−α・Δφ・ICP (1b)
【0023】 上記におけるαは比例定数である。
【0024】 小さな位相差の場合、電流パルスの幅はゼロに近づく。しかしながら、位相差
ΔФがまさしくゼロである場合、チャージポンプにはなお最小幅τを持つUP
およびDOWN信号が供給されるから、電流パルスの幅はまさしくゼロにはなら
ない。この最小幅は、位相比較器内の論理素子のリセット時間に等しい。チャー
ジポンプのノイズ負担は、位相差がゼロ("インロック")のときに、UPおよび
DOWN信号の小さなデューティーサイクルによって大いに減衰され、完全差動
PLL実現のノイズ性能に関しては問題にならない。
【0025】 共通モードフィードバック回路構成要素6の従来技術による差動実現は一般に
、図2Bに示すように、VCOの同調入力の共通モード電圧レベルVCMを検出
する検出手段21、その共通モード電圧レベルVCMを目標値VSETと比較す
る比較手段22、および同調入力で電圧レベルを適切な方向に調整することによ
ってVCO同調入力の共通モード電圧レベルVCMが最終的にはVSETに等し
くなるようにする調整手段23を備える。図2Bに図示される実現で、この調整
手段は、比較器手段22の出力信号によって制御される四つの制御可能電流源2
4、25、26、27を備える。
【0026】 第一制御可能電流源24は、正VCO入力端子に第一電流を供給するように配
置される。
【0027】 第二制御可能電流源25は、正VCO入力端子から第二電流を引き出すように
配置される。
【0028】 第三制御可能電流源26は、負VCO入力端子に第三電流を供給するように配
置される。
【0029】 第四制御可能電流源27は、負VCO入力端子から第四電流を引き出すように
配置される。
【0030】 第一および第三制御可能電流源24および26は、比較器手段22の第一出力
端子28によって制御され、一方、第二および第四制御可能電流源25および2
7は、比較器手段22の第二出力端子29によって制御される。
【0031】 電流源24ないし27によって供給される電流の大きさは、比較器手段22の
二つの入力端子における電圧差に比例する。共通モード電圧VCMが目標電圧VSET を下回る場合は、第一および第三電流源24および26が同調入力端子に
電流ICMを供給し、共通モード電圧VCMを増やす。共通モード電圧VCM
SETを上回る場合は、第二および第四電流源25および27が同調入力端子
から電流ICMを引き出し、共通モード電圧VCMを減らす。これは、以下の関
係によって表すことができる。 ICM=β・(VSET−VCM) (2)
【0032】 この従来技術の実現の重大な欠点は、共通モードフィードバック回路構成要素
が絶えずアクティブであることである。さらに詳しく、四つの制御可能電流源2
4ないし27はVCO同調入力端子に連続的に機能的に結合され、結果的に、V
CO同調入力端子にノイズが注入される。
【0033】 ノイズ、たとえば比較器手段22で生じるノイズの小部分は共通モードになる
が、たとえば電流源24ないし27におけるショットノイズなど、ノイズの大部
分は非相関であり、VCOの分光純度(spectral purity)の低下を引き起こす
【0034】 この欠点は、完全差動のPLL実現を有することの利点を凌駕する。
【0035】 本発明によると、共通モード制御回路構成要素のフィードバックがVCO同調
入力ではなくチャージポンプの電流源に指し向けられるようにチャージポンプ回
路構成要素と共通モード制御回路構成要素とを統合することによって、これらの
欠点は克服される。
【0036】 本発明のこの態様は、図3に図示された、合同チャージポンプ・共通モード制
御回路構成要素100の実施形態の以下の論述によってさらに詳細に説明される
【0037】 本発明による回路100は、差動チャージポンプセクション103と共通モー
ドフィードバックセクション106とを備える。差動チャージポンプセクション
103は、二つの入力端子INおよびINをそれぞれ持ち、二つの出力端子
OUTおよびOUTをそれぞれ持ち、さらに4つの制御可能電流源111、
112、113、114を備える。
【0038】 第一制御可能電流源111は、正出力端子OUTに第一電流を供給するよう
に配置される。
【0039】 第二制御可能電流源112は、正出力端子OUTから第二電流を引き出すよ
うに配置される。
【0040】 第三制御可能電流源113は、負出力端子OUTに第三電流を供給するよう
に配置される。
【0041】 第四制御可能電流源114は、負出力端子OUTから第四電流を引き出すよ
うに配置される。
【0042】 第一および第三電流源111および113は第一主電流源110Aによって供
給され、第二および第四電流源112および114は第二主電流源110Bによ
って供給され、第一主電流源110Aおよび第二主電流源110Bはそれぞれ、
大きさがICPの第一および第二主電流を生成する。
【0043】 第一および第四電流源111および114は制御入力端子を持ち、制御入力端
子は、UP入力端子INに接続され、この入力端子INで受け取る制御信号
によって制御される。第二および第三制御可能電流源112および113は制御
入力端子を持ち、制御入力は、DOWN入力端子INに結合され、このDOW
N入力端子INで受け取る制御信号によって制御される。
【0044】 本発明による回路100は共通モードフィードバック回路構成要素106を備
え、共通モードフィードバック回路構成要素106は一般に、出力線路OUT およびOUTの共通モード電圧レベルVCMを検出する検出手段121、その
共通モード電圧レベルVCMを目標値VSETに比較する比較手段122、およ
びチャージポンプ103の制御可能電流源111ないし114によって生成され
る電流を適切な方向に調整することによって出力線路OUTおよびOUT
共通モード電圧レベルVCMが最終的にはVSETに等しくなるようにする調整
手段123を備える。
【0045】 図3に図示される実現で、調整手段123は、第一主電流源110Aの出力に
接続される第一出力端子131と、第二主電流源110Bの出力端子に接続され
る第二出力132とを持つ。
【0046】 さらに、図3に図示される実現で、調整手段123は、比較器手段122の出
力信号によって制御される四つの制御可能補助電流源124、125、126、
127を備える。
【0047】 第一制御可能補助電流源124は、調整手段123の第一出力端子131に第
一電流を供給するように配置される。
【0048】 第二制御可能補助電流源125は、調整手段123の第一出力端子131から
第二電流を引き出すように配置される。
【0049】 第三制御可能補助電流源126は、調整手段123の第二出力端子132に第
三電流を供給するように配置される。
【0050】 第四制御可能補助電流源127は、調整手段123の第二出力端子132から
第四電流を引き出すように配置される。
【0051】 第一および第四制御可能補助電流源124および127は比較器手段122の
第一出力端子128によって制御され、一方、第二および第三制御可能補助電流
源125および126は、比較器手段122の第二出力端子129によって制御
される。
【0052】 電流源124ないし127によって供給される電流の大きさは、比較器手段1
22の二つの入力端子における電圧差に比例する。さらに、共通モード電圧V が目標電圧VSETを下回る場合は、比較器手段122によってその第一出力
端子128にて生成される制御信号に応じて、第一制御可能補助電流源124が
、図3でICM+として示される、電流ICMを調整手段123の第一出力端子
131に供給し、第四制御可能補助電流源127が、図3でICM−として示さ
れる、電流ICMを調整手段123の第二出力端子132から引き出す。逆に、
共通モード電圧VCMがVSETを上回る場合は、比較器手段122によってそ
の第二出力端子129にて生成される制御信号に応じて、第二制御可能補助電流
源125が調整手段123の第一出力端子131から電流ICMを引き出し、第
三制御可能補助電流源126が調整手段123の第二出力端子132に電流I を供給する。
【0053】 これは、以下の関係によって表すことができる。 I(131)=−I(132)=ICM=β・(VSET−VCM) (3) チャージポンプセクション103で、第一および第三制御可能電流源111お
よび113は、第一主電流源110Aの出力端子と調整手段123の第一出力端
子131とでそれぞれ生成される電流の組み合わせによって制御される。したが
って、第一および第三制御可能電流源111および113のための制御電流I は、以下の関係によって記述される。 IF1=ICP+I(131)=ICP+ICM (4a)
【0054】 同様に、第二および第四制御可能電流源112および114は、以下の関係に
従う第二制御電流IF2によって制御される。 IF2=ICP+I(132)=ICP−ICM (4b)
【0055】 従来技術のチャージポンプ3に言及しながら上で説明したのと同じ要領で、前
記の四つの制御可能電流源111ないし114は、ΔФに比例する幅とIF1
F2に比例する大きさとを持つ電流パルスを生成するように配置される。した
がって、関係(1a)−(1b)と同様に、本発明による回路100によって出
力される電流パルスは、以下の関係によって表すことができる。 I(OUT)=+α・Δφ・IF1 =+α・Δφ・ICP+α・Δφ・ICM (5a) I(OUT)=−α・Δφ・IF2 =−α・Δφ・ICP+α・Δφ・ICM (5b)
【0056】 上記の関係から、入力信号SINが位相比較器2の入力端子にてフィードバッ
ク信号とともに正確なインロックになるときには、つまり位相差ΔФがゼロのと
きには、I(OUT)およびI(OUT)はゼロになることになる。ただし
、たとえ位相差ΔФがゼロのときでも、位相比較器2の論理素子は信号を生成し
、それによって、四つの制御可能電流源111ないし114はいずれも非常に小
さい電流パルスを同時に生成する。これは上記の式(5aないしb)でΔФを(
ΔФ+τ/T)に置き換えることによって表すことができ、(ΔФ+τ/T
)の中で、τは位相比較器2におけるフリップフロップのリセット時間を表す
定数であり、Tは図1における信号SINの期間である。したがって、位相差Δ
Фがゼロのときには、チャージポンプ103の前記の四つの制御可能電流源11
1ないし114がリセット時間中に電流パルスを生成し、これは以下の関係によ
って表すことができる。
【0057】 したがって、たとえループが完璧にロックされるときでも、共通モードフィー
ドバック信号は、チャージポンプ103の四つの制御可能電流源111ないし1
14を通じて有効である。前述のとおり、チャージポンプ103の四つの制御可
能電流源111ないし114はこの状況で非常に小さいデューティーサイクルを
持つので、共通モードフィードバック信号からのノイズ負担は大いに減衰され、
それゆえ、本発明による差動位相ロックループのノイズレベルはきわめて低くな
る。
【0058】 本発明が提案する、共通モード制御を有する合同チャージポンプの重要な利点
は、共通モード制御セクション106がVCOの同調入力線路に接続される出力
端子を持たないことである。代わりに、共通モード制御セクション106の出力
電流はチャージポンプセクション103そのものにフィードバックされ、さらに
詳しくは、チャージポンプ内の電流源ユニット向けの供給電流を変調するために
使われる。図2AないしBに言及しながら説明したように、従来の技術で、供給
電流ICPは、VCOの同調入力線路の共通モード電圧レベルから独立して一定
である。それとは対照的に、本発明による回路100において、供給電流I
、VSETとVCMとの差に比例する成分を持つ。それにより、主チャージポン
プ供給電流ICPにおけるノイズの減衰と同様に、共通モード制御セクション1
06の出力電流ICMのどんなノイズも、チャージポンプ内の電流源ユニットの
切り替え行為によって減衰される。
【0059】 さらに注目すべきは、ΔФの変化を必要とせず、それゆえVCOの分光純度を
妨げることなく、共通モード電圧の制御を実行できる。
【0060】 したがって本発明は、二つの出力線路OUT、OUTを持ち、チャージポ
ンプセクション103と共通モードフィードバックセクション106とを備える
、完全差動位相ロックループのための一体化共通モード制御回路構成要素100
を有する差動チャージポンプを提供する。チャージポンプセクション103では
、電流生成手段111、112、113、114が、第一信号出力端子OUT にて特定の極性と第一大きさとを持つ第一電流信号と、第二信号出力端子OUT にて反対の極性と第二大きさとを持つ第二電流信号とを生成する。共通モード
フィードバックセクション106は、第一および第二信号出力端子OUT、O
UTの共通モード電圧レベルVCMを検出し、共通モード電圧VCMを基準電
圧VSETに比較し、第一電流信号の第一大きさを増加/減少させると同時に第
二電流信号の第二大きさを減少/増加させて共通モード電圧レベルVCMを基準
電圧VSETに導くため、チャージポンプセクション103の電流生成手段11
1、112、113、114に影響をおよぼすフィードバック信号を生成する。 I111=+α・τ/T・IF1=+α・τ/T・ICP +α・τ/T・β・(VSET−VCM) (6a) I112=−α・τ/T・IF2=−α・τ/T・ICP +α・τ/T・β・(VSET−VCM) (6b) I113=+α・τ/T・IF1=+α・τ/T・ICP +α・τ/T・β・(VSET−VCM) (6c) I114=−α・τ/T・IF2=−α・τ/T・ICP +α・τ/T・β・(VSET−VCM) (6d) I(OUT)=I111+I112=2α・τ/T・β・ (VSET−VCM) (7a) I(OUT)=I113+I114=2α・τ/T・β・ (VSET−VCM) (7b)
【0061】 本発明の範囲が上に述べた例に限定されないこと、付属の請求項で定義する本
発明の範囲から逸脱することなくいくつかの修正や変更が可能であることは、当
業者には明らかだろう。
【0062】 たとえば、調整手段123は、四つの制御可能補助電流源124ないし127
を持つ必要はない。簡略化されたバージョンでは、調整手段123は、対124
/125や対126/127というふうに、一対の制御可能補助電流源を持つだ
けでもよく、対の各電流源は、ただ一つの主電流源110Aまたは110Bに機
能的に結合されるただ一つのフィードバック出力線路131または132で電流
の供給と引き出しを行う。図3に描かれた実施の形態に関しては、電流源126
/127とその出力線路132とを取り除くか、電流源124/125とその出
力線路131とを取り除くことによって前記を達成できる。これは以下のとおり
に理解できる。
【0063】 ループが完璧にロックされ(ΔФ=0)、共通モード電圧が低い(VCM<VSET )と仮定しよう。そこで、等式(7aないしb)からわかるように、前記
リセット期間τ中に、出力線路OUTおよびOUTの両方は同じ大きさの
電流パルスを受け取り、前記線路の各々で電圧レベルを等量で上げる。上述の例
では、フィードバック電流がフィードバック出力端子131および132の両方
で供給されるから、電流パルスの大きさは2α・τ/T・β・(VSET−VCM )である。ただ一つのフィードバック出力端子131が存在した場合、 等式(4b)で、電流I(132)をゼロに置き換え、 等式(5b)をI(OUT)=−α・ΔФ・ICPと読み、 等式(6b)をI112=−α・τ/T・ICPと読み、 等式(6d)をI114=−α・τ/T・ICPと読み、 さらに、等式(7aないしb)の右項をα・τ/T・β・(VSET−V )に置き換えれば、上記の等式はなお有効である。依然、リセット時間中には
、差動信号に影響をおよぼすことなく、共通モード電圧は上がるだろう。図3の
実施の形態は、共通モード電圧が二倍の速さで訂正されるだろうから、さらに効
率的である。
【図面の簡単な説明】
本発明のその他の側面、特性および利点は、図面の参照をまじえ、本発明によ
る制御回路構成要素の好ましい実施形態の以下の記述によってさらに明確化され
、図面において、同一の参照数字は同等または同様の部分を指す。図面において
【図1】 完全差動の実現を有する従来技術のPLL回路のブロック図を概略的に示す。
【図2A】 従来技術の差動チャージポンプの実現を概略的に図示する。
【図2B】 従来技術の共通モードフィードバック回路構成要素の実現を概略的に図示する
【図3】 本発明による集積化共通モード制御を有するチャージポンプのブロック図を概
略的に図示する。
【符号の説明】
2 位相比較器 3 チャージポンプ 4 VCO 5 プログラム可能分割器 6 共通モードフィードバック回路構成要素 10 主電流源 11〜14,24〜27,111〜114 制御可能電流源 21,121 検出手段 22,122 比較手段 23,123 調整手段 100 合同チャージポンプ・共通モード制御回路構成要素 103 差動チャージポンプセクション 106 共通モードフィードバックセクション 131 第一出力 132 第二出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J106 AA04 CC01 CC24 CC41 DD32 JJ08 KK24 【要約の続き】 13、114)に影響をおよぼすフィードバック信号を 生成する。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相ロックループのための集積化共通モード制御回路構成要素を有する差動チ
    ャージポンプであって、 第一制御入力端子および第二制御入力端子と、 第一信号出力端子および第二信号出力端子と、 前記二つの制御入力端子と前記二つの信号出力端子に結合され、前記二つの制
    御入力端子で受け取る制御信号に応じて、前記第一信号出力端子の電圧レベルを
    上げ、かつまた同時に前記第二信号出力端子の電圧レベルを下げ、または前記第
    一信号出力端子の電圧レベルを下げ、かつまた同時に前記第二信号出力端子の電
    圧レベルを上げるようにしてなる、制御可能電流生成手段と、 前記二つの信号出力端子と前記制御可能電流生成手段との間に結合され、前記
    二つの信号出力端子の共通モード電圧を基準電圧に比較し、前記比較の結果に応
    じて、同時に前記信号出力端子の両方の電圧レベルを上げるか、または同時に前
    記信号出力端子の両方の電圧レベルを下げるようにしてなる、フィードバック手
    段とを備える、差動チャージポンプ。
  2. 【請求項2】 前記制御可能電流生成手段が、 前記第一制御入力端子に結合された制御入力端子を有し、前記第一信号出力端
    子に結合された電流出力端子を有し、前記第一制御入力端子で受け取る第一制御
    信号に応じて前記第一信号出力端子の電圧レベルを上げるようにしてなる第一制
    御可能電流源と、 前記第二制御入力端子に結合された制御入力端子を有し、前記第一信号出力端
    子に結合された電流出力端子を有し、前記第二制御入力端子で受け取る第二制御
    信号に応じて前記第一信号出力端子の電圧レベルを下げるようにしてなる第二制
    御可能電流源と、 前記第二制御入力端子に結合された制御入力端子を有し、前記第二信号出力端
    子に結合された電流出力端子を有し、前記第二制御入力端子で受け取る前記第二
    制御信号に応じて前記第二信号出力端子の電圧レベルを上げるようにしてなる第
    三制御可能電流源と、 前記第一制御入力端子に結合された制御入力端子を有し、前記第二信号出力端
    子に結合された電流出力端子を有し、前記第一制御入力端子で受け取る前記第一
    制御信号に応じて前記第二信号出力端子の電圧レベルを下げるようにしてなる第
    四制御可能電流源とを備える、請求項1に記載の差動チャージポンプ。
  3. 【請求項3】 前記制御可能電流源の各々が対応する主電流源の電流出力端子に結合された電
    流入力端子を有し、前記制御可能電流源の各々が電流パルスを生成するようにし
    てなり、前記電流パルスの大きさが対応する主電流源によって供給される電流に
    依存し、前記電流パルスの幅が対応する制御信号に依存する、請求項2に記載の
    差動チャージポンプ。
  4. 【請求項4】 前記フィードバック手段が前記主電流源によって供給される電流に影響をおよ
    ぼすように配置される、請求項3に記載の差動チャージポンプ。
  5. 【請求項5】 前記第一および第三制御可能電流源の電流入力端子が第一主電流源の電流出力
    端子に結合され、前記第二および第四制御可能電流源の電流入力端子が前記第二
    主電流源の電流出力端子に結合され、 前記フィードバック手段が、前記第一主電流源の前記電流出力端子に接続され
    た第一フィードバック電流出力端子と、前記第二主電流源の前記電流出力端子に
    接続された第二フィードバック電流出力端子とを有する、請求項3に記載の差動
    チャージポンプ。
  6. 【請求項6】 前記フィードバック手段が、 第一信号出力端子と第二信号出力端子とに接続され、前記二つの信号出力端子
    の共通モード電圧を検出する共通モード電圧検出手段と、 検出された共通モード電圧を基準電圧に比較するための正規出力端子と逆転出
    力端子とを有する比較器手段と、 前記比較器手段の前記出力端子の第一に結合された制御入力端子を有し、前記
    第一フィードバック電流出力端子に結合された電流出力端子を有し、前記比較器
    手段の第一制御信号に応じて前記第一フィードバック電流出力端子で電流を増や
    す、第一制御可能補助電流源と、 前記比較器手段の前記出力端子の第二に結合された制御入力端子を有し、前記
    第一フィードバック電流出力端子に結合された電流出力端子を有し、前記比較器
    手段の第二制御信号に応じて前記第一フィードバック電流出力端子で電流を減ら
    す、第二制御可能補助電流源と、 前記比較器手段の前記第二出力端子に結合された制御入力端子を有し、前記第
    二フィードバック電流出力端子に結合された電流出力端子を有し、前記比較器手
    段の前記第二制御信号に応じて前記第二フィードバック電流出力端子で電流を増
    やす、第三制御可能補助電流源と、 前記比較手段の前記第一出力端子に結合された制御入力端子を有し、前記第二
    フィードバック電流出力端子に結合された電流出力端子を有し、前記比較器手段
    の前記第一制御信号に応じて前記第二フィードバック電流出力端子で電流を減ら
    す、第四制御可能補助電流源とを備える、請求項5に記載の差動チャージポンプ
  7. 【請求項7】 位相ロックループのための集積化共通モード制御回路構成要素を有する差動チ
    ャージポンプであって、 第一信号出力端子と第二信号出力端子とを有するチャージポンプセクションと
    、 前記第一信号出力端子にて所定の極性と第一大きさとを有する第一電流信号を
    生成し、前記第二信号出力端子にて反対の極性と第二大きさとを有する第二電流
    信号を生成する、電流生成手段と、 共通モードフィードバックセクションとを備え、前記共通モードフィードバッ
    クセクションが、 第一および第二信号出力端子の共通モード電圧レベルを検出する検出手段と、 前記二つの信号出力端子の前記共通モード電圧を基準電圧と比較する比較手段
    と、 前記比較手段によって制御され、前記比較の結果に基づき、前記比較手段によ
    って生成される制御信号に応じて、それぞれ、第一電流信号の第一大きさを増や
    しまた同時に第二電流信号の第二大きさを減らしまたは第一電流信号の第一大き
    さを減らしまた同時に第二電流信号の第二大きさを増やす、制御可能手段とを有
    する、差動チャージポンプ。
  8. 【請求項8】 さらに、第一および第二電流基準信号をそれぞれ生成する第一および第二電流
    基準源を備え、 前記電流生成手段が、前記第一および第二電流基準信号にそれぞれ基づいて、
    前記第一および第二電流信号をそれぞれ生成するようにしてなり、 共通モードフィードバックセクションの前記制御可能手段がそれぞれ、第一電
    流基準信号を増加/減少させ、また同時に第二電流基準信号を減少/増加させる
    ようにしてなる、請求項7に記載の差動チャージポンプ。
  9. 【請求項9】 前記電流生成手段が、前記第一および第二電流信号をそれぞれ生成するように
    してなり、電流パルスが、前記第一および第二電流基準信号に等しい大きさを有
    し、制御入力端子で受け取る制御信号に依存する幅を有する、請求項8に記載の
    差動チャージポンプ。
  10. 【請求項10】 共通モードフィードバックセクションの前記制御可能手段が、それぞれ第一お
    よび第二電流基準信号に、相互に同じ極性の電流信号を加えるようにしてなる、
    請求項8または9に記載の差動チャージポンプ。
  11. 【請求項11】 二つの入力端子と少なくとも一つの出力端子とを有する差動電圧制御発振器と
    、 二つの入力端子、すなわち入力信号端子を受け取る一入力端子と、おそらくは
    プログラム可能分割器を通じて電圧制御発振器の出力端子に結合されるもう一つ
    の入力端子とを有し、さらに二つの出力端子を有する、差動位相比較器と、 回路の第一制御入力端子が位相比較器の一出力端子に接続され、回路の第二制
    御入力端子が位相比較器の他の出力端子に接続され、第一信号出力端子が電圧制
    御発振器の一入力端子に接続され、第二信号出力端子が電圧制御発振器の他の入
    力端子に接続される、請求項1乃至10のいずれかに記載の集積化共通モード制
    御回路構成要素を有する差動チャージポンプとを備える、完全差動位相ロックル
    ープ回路。
JP2001581421A 2000-04-27 2001-04-12 差動位相ロックループ回路 Pending JP2003533086A (ja)

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