JP3263662B2 - Apc回路 - Google Patents

Apc回路

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JP3263662B2
JP3263662B2 JP11843398A JP11843398A JP3263662B2 JP 3263662 B2 JP3263662 B2 JP 3263662B2 JP 11843398 A JP11843398 A JP 11843398A JP 11843398 A JP11843398 A JP 11843398A JP 3263662 B2 JP3263662 B2 JP 3263662B2
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英雄 今泉
宏和 千吉良
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力信号の周波数
及び位相に同期するAPC回路に関するもので、特にA
PC回路内のVCO(電圧制御発振器)の中心周波数を
正確に設定可能なAPC回路に関する。
【0002】
【従来の技術】入力信号の周波数及び位相に同期するA
PC回路は、例えばTV受信機のビデオ検波器に使用さ
れている。
【0003】図2は、そのようなTV受信機のビデオ検
波器を示す。
【0004】図2の入力端子1にはIF(ビデオ中間周
波数)信号が印加される。該IF信号は、映像検波器2
と位相比較回路3とに印加される。VCO4は、IF信
号周波数で発振しており、位相比較回路3の一方の入力
に印加される。
【0005】位相比較回路3は、IF信号とVCO4の
発振出力信号との位相比較(周波数比較も含む)を行い
その差を電流出力で発生してコンデンサ5を充放電す
る。そして、コンデンサ5で平滑された直流電圧に応じ
てVCO4の発振出力信号周波数が調整される。
【0006】その結果、VCO4の発振出力信号周波数
は、IF信号周波数に同期する。前記VCO4の発振出
力信号は、映像検波器2に印加され映像信号のAM検波
が行われる。
【0007】ところで、VCOの中心周波数を正しく設
定するには、調整を必要とする。図2の回路は一般にI
C化されてTV受信機に組み込まれる。IC化を行って
から工場の生産ラインにおいて、VCO4の中心周波数
設定が行われる。VCO4の中心周波数設定には共振子
を構成するコイルの定数を変化させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
回路では、VCO4の中心周波数設定を正確に行うこと
が困難であった。
【0009】前述の調整時には、図2の回路全体に電源
が加わっている。このため、位相比較回路3もVCO4
も動作している。しかし、入力端子1にはIF信号が印
加されないので、位相比較回路3には一方の入力信号の
みが印加されることとなる。位相比較回路3は、一般に
差動増幅器を2個使用したダブルバランス型の差動増幅
器で構成される。このような差動増幅器では2つの入力
信号が印加されて初めて安定動作となり、一方の入力信
号しか印加されないとアンバランス状態となる。アンバ
ランス状態となると、位相比較回路3から微小電流が発
生してコンデンサ5を充電又は放電してしまう。
【0010】一方、VCO4は、ICの外部から前述の
現象とは関係なく中心周波数設定が行われる。その結
果、VCO4は、制御電圧がオフセットを持った状態で
周波数調整されてしまい、位相比較回路3が正常動作
(2入力が印加)しているときには中心周波数にならな
いという問題がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、中心周波数の調整が可
能なVCOと、該VCOの発振出力信号と入力信号との
周波数差及び又は位相差を比較する位相比較回路と、該
位相比較回路からの微小電流をキャンセルして無効とす
る微小電流キャンセル回路と、前記位相比較回路の出力
電流を平滑して前記VCOに印加するコンデンサとを備
えることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のAPC回路を図1を用い
て説明する。10は、入力信号が印加されない場合に位
相比較回路3からの微小電流をキャンセルして無効とす
る微小電流キャンセル回路、12は基準電圧源である。
【0013】尚、図1において、図2と同一のものにつ
いては同一の符号を付し、説明を省略する。
【0014】図1の位相比較回路3の出力信号は、電流
出力で発生し、コンデンサ5で平滑される。このコンデ
ンサと並列の関係で微小電流キャンセル回路10を配置
している。微小電流キャンセル回路10は、位相比較回
路3から微小電流が発生すると、該電流を吸引する。逆
に、位相比較回路3が微小電流を吸引すると、該微小電
流を微小電流キャンセル回路10は供給する。このた
め、VCO4は、前記微小電流の影響を受けず、この状
態で外づけコイル11の調整を行えば、制御電圧が中心
電圧になっている状態で中心周波数の調整が行える。
【0015】微小電流キャンセル回路10は、調整時以
外にも動作している。このため、正常時の動作に悪影響
を与えるが、位相比較回路3からの制御電流に比べて前
記微小電流は十分に小さいので影響は少ない。
【0016】図3は、図1の微小電流キャンセル回路1
0、位相比較回路3、基準電圧源12の具体回路を示
す。位相比較回路3の端子20、21にはIF信号が印
加され、端子22、23にはVCO4の出力信号がそれ
ぞれ逆位相で印加される。端子24にはバイアス電圧が
印加される。VCO4の調整時、端子20、21には直
流バイアスは正しく印加されるが、信号は印加されな
い。前記直流バイアスにはノイズ成分が乗ってくる。こ
のノイズが差動増幅器25、26の動作電流源の電流変
化をもたらす。前記ノイズはレベルが小さいので差動増
幅器25、26はかけ算器としての正常なスイッチング
動作ができない。すると、電流ミラー回路を構成するト
ランジスタ27、28の一方に電流が多く流れてしま
う。
【0017】例えば、トランジスタ28に多く電流が流
れると、点Xからバイアス抵抗29に微小電流(オフセ
ット電流)が流れだす。
【0018】図3において、30はバイアス抵抗29の
一端に接続される出力端子、31は該出力端子30の電
圧と基準電圧源12からの基準電圧とのレベル比較を行
い、その差に応じた出力電流を前記出力端子30に供給
するコンパレータである。点Xからの入力電流は、バイ
アス抵抗29に流れ出力端子30の電圧を上下させる。
出力端子30には基準電圧源12からバイアス抵抗29
を介して直流電圧Vrefが印加されている。
【0019】出力端子30の電圧は、直流電圧Vref
を中心に前記入力電流とバイアス抵抗29との積の電圧
で変化する。
【0020】今、点Xからの入力電流がゼロであり無信
号状態であったとする。すると、出力端子30の電圧
は、電圧Vrefとなる。出力端子30の電圧Vref
は、抵抗32を介してトランジスタ33のベースに印加
される。トランジスタ33は、コンパレータ31構成す
る。一方、コンパレータ31のトランジスタ34のベー
スには基準電圧源12からの直流電圧Vrefが印加さ
れている。このため、コンパレータ31はバランス状態
となり、トランジスタ33のコレクタ電流とトランジス
タ34のコレクタ電流とは等しくなる。この2つの電流
が等しいと点Xから抵抗32に流れたり、逆方向に流れ
る電流はなくなる。
【0021】すなわち、コンパレータ31は出力端子3
0の電圧に対して影響を与えない。
【0022】次にこの状態から、点Xからの入力電流が
発生したとする。
【0023】いま、微小レベルの電流がバイアス抵抗2
9に流れたとする。すると、出力端子30の電圧が上昇
しようとする。該電圧は、抵抗32を介してトランジス
タ33のベースに印加される。すると、トランジスタ3
3のベース電圧がトランジスタ34のベース電圧よりも
高くなり、トランジスタ33のコレクタ電流が増加し、
トランジスタ34のコレクタ電流が低下する。トランジ
スタ35は、トランジスタ36とともに電流ミラー回路
37を構成しているので、トランジスタ36のコレクタ
にはトランジスタ35のコレクタ電流と等しい電流が流
れる。このため、トランジスタ33は不足分の電流を抵
抗32から吸引する。
【0024】その結果、出力端子30の電圧が上昇しよ
うとしても該電圧は、コンパレータ31の働きにより制
限され上昇しない。
【0025】次に、微小レベルの電流がバイアス抵抗2
9から点Xに流れたとする。すると、出力端子30の電
圧が低下しようとする。該電圧は、抵抗32を介してト
ランジスタ33のベースに印加される。すると、トラン
ジスタ33のベース電圧がトランジスタ34のベース電
圧よりも低くなり、トランジスタ34のコレクタ電流が
増加し、トランジスタ33のコレクタ電流が低下する。
すると、トランジスタ36はトランジスタ33に流し込
めない電流を抵抗32に流す。
【0026】その結果、出力端子30の電圧が低下しよ
うとしても該電圧は、コンパレータ31の働きにより制
限され低下しない。
【0027】この出力端子30の電圧を制限する働き
は、コンパレータ31を構成する動作電流源38の電流
値で制限される。
【0028】従って、図3の回路によれば、微小レベル
の入力信号に対しては出力信号を発生しなくさせるキャ
ンセル動作ができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、APC回路内のVCO
の中心周波数を自動的に正確に設定可能なAPC回路が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のAPC回路である。
【図2】従来のAPC回路である。
【図3】図1の具体回路図である。
【符号の説明】
2 映像検波器 3 位相比較回路 4 VCO 5 コンデンサ 10 微小電流キャンセル回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心周波数の調整が可能なVCOと、 該VCOの発振出力信号と入力信号との周波数差及び又
    は位相差を比較する位相比較回路と、 該位相比較回路からの微小電流をキャンセルして無効と
    する微小電流キャンセル回路と、 前記位相比較回路の出力電流を平滑して前記VCOに印
    加するコンデンサとを備えることを特徴とするAPC回
    路。
  2. 【請求項2】 中心周波数の調整が可能なVCOと、 ダブルバランス型の差動増幅器で構成され前記VCOの
    発振出力信号と入力信号との周波数差及び又は位相差を
    比較する位相比較回路と、 前記入力信号が印加されない場合に前記位相比較回路か
    らの微小電流をキャンセルして無効とする微小電流キャ
    ンセル回路と、 前記位相比較回路の出力電流を平滑して前記VCOに印
    加するコンデンサとを備えることを特徴とするAPC回
    路。
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