JPH11122074A - フィルタ回路の時定数自動補正回路 - Google Patents

フィルタ回路の時定数自動補正回路

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JPH11122074A
JPH11122074A JP9283677A JP28367797A JPH11122074A JP H11122074 A JPH11122074 A JP H11122074A JP 9283677 A JP9283677 A JP 9283677A JP 28367797 A JP28367797 A JP 28367797A JP H11122074 A JPH11122074 A JP H11122074A
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filter circuit
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Abstract

(57)【要約】 【課題】時定数回路をIC内に内蔵させて、抵抗及び容
量素子のばらつきに影響されずにフィルタ回路の自動補
正を行うこと。 【解決手段】この時定数自動補正回路は、外部制御信号
に応じて時定数を補正可能なフィルタ回路11と同形式
の時定数可変のバンドパスフィルタ12を有している。
バンドパスフィルタ12の出力は、リミッタアンプ13
を介してその入力に正帰還され、ここで発振される。バ
ンドパスフィルタ12の発振出力はAPC検波回路14
に入力され、ここで基準周波数信号と比較されてその位
相差に対応した制御信号が生成される。このAPC検波
回路14で得られた制御信号が補正回路15で所定の基
準値と比較された結果、バンドパスフィルタ12の時定
数が補正される。また、上記APC検波回路14から出
力される制御信号によって、上記フィルタ回路11の時
定数が補正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はフィルタ回路の時
定数自動補正回路に関するもので、特にアクティブフィ
ルタ等に用いられるフィルタ回路の時定数自動補正回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子回路に用いられる従来のフィルタと
しては、インダクタ、コンデンサ素子を用いたlC回路
が多用されている。また、最近では集積化技術が進歩す
ると共に、回路の小型化の要求が多いため、アクティブ
フィルタが開発され、フィルタ回路を集積回路に内蔵さ
せることができるようになっている。
【0003】IC内蔵のアクティブフィルタは、内部素
子のばらつきを補正するために、可変トランスコンダク
タンスで構成されることが多い。この構造は、内部抵抗
でゲインの決まる電圧電流変換部と、電流比でゲインを
変えられるギルバートセル部に分けられるもので、この
電流比を制御することで抵抗及び容量のばらつきを補正
するようになっている。
【0004】図4は、従来のアクティブフィルタの補正
回路の構成を示したブロック図である。図4に於いて、
フィルタ回路1は中心周波数をf0 とするもので、この
フィルタ回路1には中心周波数をf0 時定数可変のバン
ドパスフィルタ(BPF)2が接続される。これらの各
時定数は、それぞれ制御電圧Vcによって可変できるよ
うになっている。上記バンドパスフィルタ2の出力f0
は、リミッタアンプ3を介して入力に帰還されると共
に、APC検波回路(位相検波回路)4に供給される。
【0005】このAPC検波回路4は、帰還ループによ
り、入力周波数信号f0 と基準周波数fs とを比較し
て、その位相差に対応する電圧信号を発生するものであ
る。この電圧信号は、上記制御電圧Vcとしてバンドパ
スフィルタ2及びフィルタ回路1に供給される。
【0006】上記フィルタ回路1及びバンドパスフィル
タ2には、制御電圧Vc を供給するための抵抗R1及び
コンデンサC1、C2が接続されている。また、上記A
PC検波回路4には、周波数弁別器5が接続される。
【0007】このような構成に於いて、上記バンドパス
フィルタ2がリミッタアンプ3により入出力が同位相と
なるように帰還をかけると、発振周波数fo の発振器と
なる。この発振周波数fo は、制御電圧Vcとしてバン
ドパスフィルタ2に帰還すれば、fo =fs となるルー
プがかかる。
【0008】このとき、バンドパスフィルタ2と同形式
のフィルタ回路1を制御電圧Vcによって同時に制御す
れば、フィルタ回路1の時定数も基準周波数信号fs
一定の関係になり、この基準周波数信号fs によってそ
の時定数の自動補正が行われる。
【0009】したがって、VCOのカットオフ周波数f
o =基準周波数fs となるように、PLLロックするこ
とでフィルタ回路の周波数特が補正されるようになって
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この種のフィルタを構
築するには、抵抗と容量素子を用いて時定数を設定する
ようにしているのが一般的である。ところが、この時定
数を決定する素子は、IC内部では精度が不十分である
ために、素子の電流等を可変できるようにして時定数精
度を上げるようにしている。
【0011】しかしながら、上述した抵抗及び容量素子
によるばらつきは非常に大きいためにその補正量も大き
くなってしまい、ゲインの可変範囲もこれをカバーする
ように広げなければならない。つまり、抵抗及び容量素
子がばらついても、一定の基準周波数fs に対してf
min <fs <fmax でなければならい。例えば、代表的
に抵抗で±20%、容量素子で±10%ばらつくので、
図5に示されるように、可変範囲を±30%とすると、
センタでのVCOの発振周波数fo は、余裕を見込んで
±40%以上必要になる。
【0012】このため、可変範囲が広すぎるために制御
のためのダイナミックレンジが不足するので、周波数弁
別器5が必要となっている。この周波数弁別器5は、V
COの発振周波数fo =fs ±約10%を越えないよう
な帰還をかけて、PLLがロックするように動作しよう
とするものである。
【0013】また、VCOを発振器に応用してPLLを
組む場合には、周波数制限器を付加しないとPLLがロ
ックしなくなってしまうという課題が生じる。この発明
は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は時
定数回路をIC内に内蔵させて、抵抗及び容量素子のば
らつきに影響されずにフィルタ回路の自動補正を行うこ
とができ、周波数弁別器を必要としないフィルタ回路の
時定数自動補正回路を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、外
部制御信号に応じて時定数を補正可能なフィルタ回路の
自動補正を行うもので、上記フィルタ回路と同形式の時
定数可変のバンドパスフィルタと、このバンドパスフィ
ルタの出力をその入力に正帰還して発振させる帰還増幅
手段と、上記バンドパスフィルタの発振出力を入力し基
準周波数信号と比較してその位相差に対応した制御信号
を生成する位相検出手段と、この位相検出手段で得られ
た制御信号を、所定の基準値と比較して該比較結果に応
じて上記バンドパスフィルタの時定数を補正する補正回
路とを具備し、この補正回路で補正された制御信号で上
記バンドパスフィルタの時定数を制御すると共に上記位
相検出手段から出力される制御信号を用いて上記フィル
タ回路の時定数を補正するようにしたことを特徴とす
る。
【0015】この発明は、外部制御信号に応じて時定数
を補正可能なフィルタ回路の自動補正を行うフィルタ回
路の時定数自動補正回路にあって、上記フィルタ回路と
同形式の時定数可変のバンドパスフィルタを有してい
る。このバンドパスフィルタの出力は、帰還増幅手段に
よりその入力に正帰還され、帰還増幅手段で発振され
る。上記バンドパスフィルタの発振出力は位相検出手段
に入力され、ここで基準周波数信号と比較されてその位
相差に対応した制御信号が生成される。この位相検出手
段で得られた制御信号は補正回路にて所定の基準値と比
較されて、該比較結果に応じて上記バンドパスフィルタ
の時定数が補正される。そして、この補正回路で補正さ
れた制御信号で上記バンドパスフィルタの時定数が制御
されると共に、上記位相検出手段から出力される制御信
号を用いて上記フィルタ回路の時定数が補正される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。図2は、この発明の一実施の形
態を示すもので、アクティブフィルタに内蔵される時定
数自動補正回路の構成を示すブロック図である。
【0017】図2に於いて、フィルタ回路11は中心周
波数をf0 とするもので、このフィルタ回路11には中
心周波数f0 の時定数可変のバンドパスフィルタ(BP
F)12が接続される。これらの各時定数は、それぞれ
制御電圧Vcによって可変できるようになっている。上
記バンドパスフィルタ12の出力f0 は、リミッタアン
プ13を介して入力に帰還されると共に、APC検波回
路(位相検波回路)14に供給される。
【0018】このAPC検波回路14は、帰還ループに
より、入力周波数信号f0 と基準周波数fs とを比較し
て、その位相差に対応する電圧信号を発生するものであ
る。この電圧信号は、上記制御電圧Vcとしてバンドパ
スフィルタ12及びフィルタ回路11に供給される。
【0019】加えて、APC検波回路14とフィルタ回
路11及びバンドパスフィルタ12の間には、コンデン
サC11を介して補正回路15が挿入される。この補正
回路15は、ICの製造時に抵抗と容量素子との積があ
る範囲になるように抵抗値がトリミングされたトリミン
グ抵抗により構成される。
【0020】図1は、可変補正手段として最も有効なギ
ルバートセルと称される回路を用いたアクティブフィル
タの補正回路の構成を示した回路図である。差動電圧V
1、V2が供給される入力端子21、22は、差動対を
成すトランジスタQ1、Q2のべ一スに接続されてい
る。トランジスタQ1は、コレクタが電源ラインVccに
接続され、エミッタが抵抗R1aを介してダイオード接
続のトランジスタQ3のコレクタ及びべ一スと、トラン
ジスタQ5のベースに接続されている。トランジスタQ
2は、そのコレクタが電源ラインVccに接続され、エミ
ッタが抵抗R1bを介してダイオード接続のトランジス
タQ4のコレクタ及びべースと、トランジスタQ6のベ
ースに接続されている。
【0021】上記トランジスタQ3、Q4のエミッタ
は、共通にトランジスタQ7を介してグラウンドライン
に接続される。同様に、トランジスタQ5、Q6のエミ
ッタも、共通にトランジスタQ8を介してグラウンドラ
インに接続されている。また、上記トランジスタQ5の
コレクタは電源ラインVccに接続される。更に、トラン
ジスタQ6のコレクタは、電流源I1を介して電源ライ
ンVccに接続されると共に、コンデンサC21を介して
図示されない出力端子として導出される。
【0022】上記電源ラインVccと定電位線間には、ベ
ースがトランジスタQ7のベースに接続されたトランジ
スタQ9が、抵抗R2を介して接続される。上記電源ラ
インVccとグラウンドライン間には、また、ベースがト
ランジスタQ8のベースに接続されたトランジスタQ1
0が、出力トランジスタQ11及び抵抗R3を介して接
続されている。これらトランジスタQ7〜Q10は、ゲ
インを変化させるためのものである。
【0023】一方、補正回路15は、抵抗R4と、カレ
ントミラー回路を構成する抵抗R5及びトランジスタQ
12と、、抵抗R6及びトランジスタQ13と、トリミ
ング抵抗Rs及びトランジスタQ14と、比較器25と
から構成されている。
【0024】このような構成に於いて、上記バンドパス
フィルタ12の出力f0 は、リミッタアンプ13を介し
て入力に帰還されると共に、APC検波回路14に供給
される。そして、APC検波回路14にて、帰還ループ
により入力周波数信号f0 と基準周波数fs とを比較し
て、その位相差に対応する電圧信号が発生され、制御電
圧Vcとしてバンドパスフィルタ12及びフィルタ回路
11に供給される。
【0025】すなわち、上記バンドパスフィルタ12
は、リミッタアンプ13により入出力が同位相となるよ
うに帰還をかけると、発振周波数f0 の発振器となる。
この発振周波数f0 は、制御電圧Vcとしてバンドパス
フィルタ12に帰還すれば、f0 =fs となるループが
かかる。
【0026】このとき、バンドパスフィルタ12と同形
式のフィルタ回路11を制御電圧Vcによって同時に制
御すれば、フィルタ回路11の時定数も基準周波数信号
sと一定の関係になり、この基準周波数信号fs によ
ってその時定数の自動補正が行われるようになる。
【0027】ところで、上記補正回路15は、ICの製
造時に抵抗と容量素子との積がある範囲になるように、
抵抗値がトリミングされたトリミング抵抗Rsを有して
構成されている。このトリミング抵抗Rsの値を基準と
して、フィルタを構成する抵抗とのズレ(ΔV)を検出
し、フィルタ回路11の制御電圧Vcをこのズレ分だけ
補正する。すなわち、比較器25に於いて、トリミング
抵抗Rsの値と抵抗R6との差分が比較される。もちろ
ん、ここで、Rs=R6であれば、ズレがないので補正
出力はない。
【0028】これによって、見かけの制御電圧Vcoに対
して、抵抗と容量素子とのCR積はトリミング精度の範
囲内に収まっているように見える。ここで、電圧電流変
換回路の時定数τを求めると、下記(1)式のようにな
る。
【0029】
【数1】 これは、制御電圧Vcが固定の時にほぼR1Cに比例し
て変化する。尚、上記式(1)にてgmは相互コンダク
タンスであり、II 、IX はそれぞれ入力電流、出力電
流、VJ はジャンクション電圧である。
【0030】また、 ΔV=(Vcc−VJ )(R6−Rs)/R5、 Vc=Vcc−(R4/R7)ΔV よりR4/R7=Aとおくと、下記(2)式の如くな
る。
【0031】
【数2】 ここで、下記(3)式が選択されると、時定数τは下記
(4)式のように求められる。
【0032】
【数3】
【0033】
【数4】 これは、RsCに比例することがわかる。つまり、略一
定の値となることがわかる。
【0034】上述したように、ICの製造時に抵抗と容
量素子との積がある範囲になるように、選択する抵抗を
トリミング抵抗Rsとして基準とする。このトリミング
抵抗Rsは、容量素子のばらつき分も含んで補正するこ
とができるものである。一方、フィルタ回路を構成して
いる他の抵抗は、パターンによって設定されている。し
たがって、精度の高いトリミング抵抗Rsとフィルタ回
路11に用いられている抵抗とのズレを検出して、フィ
ルタ回路11の制御電圧Vcをこのズレ分だけ補正する
ようにしている。これにより、自動的に素子のばらつき
分を補正することができる。
【0035】ここで、仮に、トリミング精度が高いもの
であれば、補正回路15だけで補正が可能であるが、実
際には±7%程度が現実的であるため、フィルタ精度を
上げるには補正ループが必要になる。しかしながら、こ
れを位相ロックループ回路により構成した場合でも、従
来のような周波数弁別器は不要である。
【0036】図3は、同実施の形態に於けるVCOの可
変範囲を示した図である。図3に示されるように、中心
周波数fs から±10%以内にばらつきの範囲を収める
ことが可能となる。また、可変範囲が狭くても(±10
%)良いために、制御感度を低く設定でき、ノイズに対
しても有利になり、PLLの設計が容易になる。
【0037】このように、高精度の抵抗(IC内蔵では
トリミング抵抗等)と、電圧電流変換ゲインを決める抵
抗との差分を検出し、これを補うように従来のギルバー
トセル部の電流比を補正する回路を付加することで、フ
ィルタ回路のゲインのばらつきを防止することができ
る。これにより、トリミングが抵抗と容量の積を一定に
するようにして、自動的にフィルタの補正をすることが
できる。
【0038】また、トリミングの精度が多少悪い場合で
も、フィルタ回路のゲインの絶対値ばらつきは大幅に小
さくなり、補正に要する可変範囲は狭くて良いために、
設計が容易になる。更に、この発明をPLLの発振器に
応用しても周波数制限器等が必要なくなる。
【0039】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、時定数
回路をIC内に内蔵させて、抵抗及び容量素子のばらつ
きに影響されずにフィルタ回路の自動補正を行うことが
でき、周波数弁別器を必要としないフィルタ回路の時定
数自動補正回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を説明するもの
で、アナログデジタル変換回路の概略構成を示した図で
ある。
【図2】この発明の一実施の形態を示すもので、アクテ
ィブフィルタに内蔵される時定数自動補正回路の構成を
示すブロック図である。
【図3】この発明の一実施の形態に於けるVCOの可変
範囲を示した図である。
【図4】従来のアクティブフィルタの補正回路の構成を
示したブロック図である。
【図5】図4の従来例に於けるVCOの可変範囲を示し
た図である。
【符号の説明】
11 フィルタ回路、 12 バンドパスフィルタ(BPF)、 13 リミッタアンプ、 14 APC検波回路(位相検波回路)、 15 補正回路、 21、22 入力端子、 25 比較器、 C コンデンサ、 I1 電流源、 Q1〜Q14 トランジスタ、 R1a、R1b、R2〜R6 抵抗、 Rs トリミング抵抗。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部制御信号に応じて時定数を補正可能
    なフィルタ回路の自動補正を行うもので、上記フィルタ
    回路と同形式の時定数可変のバンドパスフィルタと、 このバンドパスフィルタの出力をその入力に正帰還して
    発振させる帰還増幅手段と、 上記バンドパスフィルタの発振出力を入力し基準周波数
    信号と比較してその位相差に対応した制御信号を生成す
    る位相検出手段と、 この位相検出手段で得られた制御信号を、所定の基準値
    と比較して該比較結果に応じて上記バンドパスフィルタ
    の時定数を補正する補正回路とを具備し、 この補正回路で補正された制御信号で上記バンドパスフ
    ィルタの時定数を制御すると共に上記位相検出手段から
    出力される制御信号を用いて上記フィルタ回路の時定数
    を補正するようにしたことを特徴とするフィルタ回路の
    時定数自動補正回路。
  2. 【請求項2】 上記補正回路は、上記所定の基準値をト
    リミング抵抗により設定することを特徴とする請求項1
    に記載のフィルタ回路の時定数自動補正回路。
  3. 【請求項3】 上記補正回路の基準となる抵抗をトリミ
    ング抵抗により設定するようにしたことを特徴とする請
    求項2に記載のフィルタ回路の時定数自動補正回路。
  4. 【請求項4】 上記第1のフィルタ回路と同形式の第2
    のフィルタ回路と、この第2のフィルタ回路の時定数、
    若しくはこれを用いて発振器を構成したときの発振周波
    数とある基準周波数との差を検出する検出器とを更に具
    備し、この検出器の検出信号と上記補正回路の補正信号
    とを加えて、上記第2のフィルタ回路の外部制御信号に
    帰還すると共に、上記第1のフィルタ回路の外部制御信
    号にも印加する構成として、このフィルタの時定数を調
    整するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のフ
    ィルタ回路の時定数自動補正回路。
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