JP2003532764A - 広い分子量分布を有するブチルゴムの製造方法 - Google Patents

広い分子量分布を有するブチルゴムの製造方法

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JP2003532764A JP2001582407A JP2001582407A JP2003532764A JP 2003532764 A JP2003532764 A JP 2003532764A JP 2001582407 A JP2001582407 A JP 2001582407A JP 2001582407 A JP2001582407 A JP 2001582407A JP 2003532764 A JP2003532764 A JP 2003532764A
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アダム・グロノースキー
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バイエル・インコーポレーテツド
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08F210/00Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F210/04Monomers containing three or four carbon atoms
    • C08F210/08Butenes
    • C08F210/10Isobutene
    • C08F210/12Isobutene with conjugated diolefins, e.g. butyl rubber

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  • Polymerization Catalysts (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 広い分子量分布を有するブチルポリマーの製造方法。この方法は、C 〜Cモノオレフィンモノマーと、C〜C14多価オレフィンモノマーを、希釈剤、並びに主要量のハロゲン化ジアルキルアルミニウム、非主要量のジハロゲン化モノアルキルアルミニウムおよび少量のアルミノキサンを含んで成る触媒混合物の存在下、−100℃〜+50℃の範囲の温度で接触する段階を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) その側面の一つにおいて、本発明は、ブチルゴムポリマー製造のための改良さ
れた接触溶液方法に関する。特に、本発明は、−100℃から+50℃の重合温
度で、良好なイソブチレン転化率を伴う、広い分子量分布(MWD)を有するブ
チルゴムポリマーの製造方法に関する。
【0002】 (背景技術) カナダ国特許出願2252295に、ハロゲン化ジアルキルアルミニウム、ハロゲン
化モノアルキルアルミニウム、およびアルミノキサンまたは水を含んで成る触媒
系を用いたブチルゴムの製造方法が開示されている。驚くべきことに、アルミノ
キサンをそのような方法に用いた場合、そのように製造されるブチルゴムは、広
い分子量分布を有することが見出された。
【0003】 物理的特性、およびポリマー加工特性は、重量平均分子量(M)、および数
平均分子量(M)に依存することが良く知られている。一般に、加硫ゴムの引
っ張り強度および弾性は、数平均分子量に依存する。エラストマーの加工性は、
およびM/M(分子量分布またはMWD)の両方に依存する。例えば、
数種類のゴムのミル挙動は、M/Mに関して分類されてきた。[J. Appl.
Polym. Sci., 12巻、1589〜1600頁(1968)]
【0004】 広い分子量分布を有するブチルゴムは、優れたバンバリー混合特性を示すこと
が見出されてきており、貯蔵条件下、流れ(常温流れ)に対して非常に耐性であ
る。ブチルゴムの分子量分布は、押出ダイスウェルの大きさも制御する。故に、
一定の大きさと形の成形された物品を製造するために、MおよびM/M
ついて制御することが非常に有用である。
【0005】 広い分子量分布を有するブチルゴムは、狭い分子量分布を有するゴムに比べ、
向上した生強度も有する。改良された生強度または未硬化の貯蔵強度は、未硬化
ゴム物品がより強く、かつ歪をより受けにくい、改良された製造操作(例えば、
インナーチューブ製造)に帰着する。
【0006】 米国特許3780002は、希釈剤としての塩化メチル中で広い分子量分布のブチル
ゴムを製造する方法を教示している。これは、各金属化合物が独立に重合を開始
することの出来る活性触媒である混合触媒系(例えば、AlCl3およびTiCl4、或い
は、AlCl3およびSnCl4)を利用することにより達成されるようである。そのよ
うに得られたブチルゴムの分子量分布は、5.0より大きく、約7.6までであ
ったようである。 技術の進歩にもかかわらず、広い分子量分布を有するブチルゴム製造用の便利
な方法への要求が依然としてある。
【0007】 (発明の開示) (発明が解決しようとする技術的課題) ブチルゴムの新規な製造方法を提供することが本発明の目的である。
【0008】 (その解決方法) それゆえに、本発明の方法は、広い分子量分布を有するブチルポリマーの製造
方法であって、C〜Cモノオレフィンモノマーと、C〜C14多価オレフ
ィンモノマーを、希釈剤、並びに主要量のハロゲン化ジアルキルアルミニウム、
非主要量のジハロゲン化モノアルキルアルミニウム、および少量のアルミノキサ
ンを含んで成る触媒混合物の存在下、約−100℃〜約+50℃の範囲の温度で
接触する段階を含む方法を提供する。
【0009】 特に、本発明は、C〜Cオレフィンモノマー、好ましくはC〜Cイソ
モノオレフィンモノマーと、C〜C14多価オレフィンモノマー、好ましくは
〜C10共役ジオレフィンモノマーを、−100℃〜+50℃、好ましくは
−80℃〜−20℃の範囲の温度で、希釈剤、好ましくは脂肪族炭化水素希釈剤
、並びに(A)主要量、例えば0.01〜2質量%のハロゲン化ジアルキルアル
ミニウム、(B)非主要量、例えば0.002〜0.4質量%のハロゲン化モノ
アルキルアルミニウム(質量%は存在する重合性モノマーの全量に基づく)、た
だしハロゲン化モノアルキルアルミニウムは常に触媒混合物の約20モル%(モ
ノハロゲン化物とジハロゲン化物の和に基づく)以下であり、および(C)触媒
を活性化するために意図して加えられた少量のアルミノキサンからなる触媒混合
物の存在下、反応させて、4.0より大きい分子量分布を有するブチルゴムポリ
マーの製造に関する。
【0010】 上記のように、本発明の方法は、ブチルゴムポリマーの製造に関する。この明
細書全体を通して用いられる「ブチルゴム」の語は、主要部分、例えば約70〜
99.5質量部、通常80〜99.5質量部のイソブチレンなどのイソモノオレ
フィンと、副部分、例えば約30〜0.5重量部、通常20〜0.5重量部の多
価オレフィン、例えばイソプレンまたはブタジエンなどの共役ジオレフィンを、
これら反応モノマーを100重量部になるように反応させることにより製造され
るポリマーを意味する。一般に、イソオレフィンは、C〜C化合物であって
、例えば、イソブチレン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、
2−メチル−2−ブテンおよび4−メチル−1−ペンテンである。
【0011】 当業者は、ブチルターポリマーを製造するために、任意に第3モノマーを含む
ことが出来ることが分かるであろう。例えば、モノマー混合物中にスチレン性モ
ノマーを、好ましくはモノマー混合物の約15質量%の量まで含むことが出来る
。好ましいスチレン系モノマーは、p−メチルスチレン、スチレン、α−メチル
スチレン、p−クロロスチレン、p−メトキシスチレン、インデン(インデン誘
導体を含む)およびそれらの混合物からなる群から選ばれてよい。最も好ましい
スチレン系モノマーは、スチレン、p−メチルスチレンおよびそれらの混合物か
らなる群から選ばれてよい。他の適当な共重合性ターモノマーは、当業者には明
らかであろう。
【0012】 本発明の方法は、希釈剤中で行われる。希釈剤は通常のもの(例えば塩化メチ
ル)であってよいが、脂肪族炭化水素を使用することが特に好ましい。本発明の
方法により使用できるが限定されない、適当な脂肪族炭化水素希釈剤は、例えば
、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、イソオクタン、メチルシクロヘキサン、シク
ロヘキサンなどのC〜C飽和脂肪族および脂環式炭化水素である。好ましく
は、C〜Cノルマルパラフィン、例えば、n−ペンタンおよびn−ヘキサン
が用いられる。同じ飽和炭化水素を触媒混合物の「溶剤」として供する。重合の
間の希釈剤の濃度は、0〜約50体積%、より好ましくは0〜約25体積%の範
囲であってよい。
【0013】 本発明の方法で用いられる触媒混合物は、ジハロゲン化モノアルキルアルミニ
ウムを約1〜20モル%、モノハロゲン化ジアルキルアルミニウムを約80〜9
9%および少量のアルミノキサンの混合物を含んでなる。通常、触媒混合物は、
ジハロゲン化モノアルキルアルミニウムを約1〜15モル%、およびモノハロゲ
ン化ジアルキルアルミニウムを約85〜99%含んでいる。しかし、好ましくは
、重合反応全体にわたる触媒効率と良好な温度制御に結びつく重合の容易さの最
も有利な組み合わせを達成するために、触媒混合物は、ジハロゲン化モノアルキ
ルアルミニウムを約2〜10モル%およびモノハロゲン化ジアルキルアルミニウ
ムを約90〜98モル%を含む。
【0014】 通常、本発明により用いられるモノハロゲン化ジアルキルは、各アルキル基が
1〜8個の炭素原子を含むC〜C16低分子量モノ塩化ジアルキルアルミニウ
ムである。好ましくは、各アルキル基が1〜4個の炭素原子を含む塩化C〜C ジアルキルアルミニウである。本発明により使用することができる適当に例示
的に好ましいモノ塩化ジアルキルアルミニウムは、塩化ジメチルアルミニウム、
塩化ジエチルアルミニウム、塩化ジ(n−プロピル)アルミニウム、塩化ジイソ
プロピルアルミニウム、塩化ジ(n−ブチル)アルミニウム、塩化ジイソブチル
アルミニウムおよび他の同族の化合物からなる群から選ばれる化合物であるが、
これらに限定されない。
【0015】 本発明の方法により用いられるジハロゲン化モノアルキルアルミニウムは、C 〜Cジハロゲン化モノアルキルアルミニウム、および好ましくは、塩化ジア
ルキルアルミニウムに関連して記載したのと基本的に同じアルキル基を、本質的
に含むC〜Cジハロゲン化モノアルキルアルミニウムである。本発明の方法
により満足して使用することができる適当な例示的な好ましいC〜Cジハロ
ゲン化モノアルキルアルミニウムは、二塩化メチルアルミニウム、二塩化エチル
アルミニウム、二塩化プロピルアルミニウム、二塩化ブチルアルミニウム、二塩
化イソブチルアルミニウムなどを含むが、これに限定されない。
【0016】 上述のように、本発明の方法は、アルミノキサンの存在下で行われる。触媒活
性化剤として一般的に有用なアルミノキサン成分は、環状化合物である一般式(
−Al−O)または直鎖状化合物であるR(R−Al−O) で示されるオリゴマー状のアルミニウム化合物である。アルミノキサンの一般式
において、Rは、独立にC〜C10炭化水素基(例えば、メチル、エチル、
プロピル、ブチルまたはペンチル基)であり、nは、1〜約100の整数である
。Rは、独立に、フッ素、塩素およびヨウ素を含むハロゲン、並びにアミド、
アルコキシドなどのような他の非炭化水素1価配位子であってもよいが、ただし
、Rの25モル%を超えない部分が、ここに記載された非炭化水素である。最
も好ましくは、Rはメチルであり、nは少なくとも4である。
【0017】 アルミノキサンは、当技術分野で知られている多様な方法により製造すること
が出来る。例えば、アルキルアルミニウムを不活性有機溶剤中に溶解した水で処
理するか、またはそれを、不活性有機溶剤中に懸濁した硫酸銅水和物のような水
和された塩と接触させて、アルミノキサンを得る。しかし、一般に、アルキルア
ルミニウムと限られた量の水との反応で、直鎖状または環状の種の混合物が得ら
れ、鎖間錯体化(架橋)の可能性もある。アルミノキサンの触媒効率は、用いら
れた調製方法に依存するのみならず、適当に安定化されなければ貯蔵中の触媒活
性の劣化(「老化」)にも依存する。メチルアルミノキサンおよび修飾メチルア
ルミノキサンが好ましい。更なる説明には、例えば、以下の米国特許の一つまた
は二つ以上を参照できる:4665208、 4952540、 5041584、 5091352、 5206199
、 5204419、 4874734、 4924018、 4908463、 4968827、 5329032、 5248801、 5235081、 5157137、 5103031。
【0018】 本発明において、反応供給原料量が、触媒系のアルミニウム含有成分の全量に
基づき、約0.3〜約3.0質量%、さらに好ましくは約1.0〜約2.5質量
%のアルミノキサンを含むように、触媒溶液へアルミノキサンを添加することが
好ましい。
【0019】 本発明を応用すると、広いMWDを有するブチルゴムポリマーが製造できる。
好ましくは、MWDは約3.5より大きく、より好ましくは約4.0より大きく
、いっそう更に好ましくは約4.0〜約10.0の範囲であり、最も好ましくは
約5.0〜8.0の範囲である。このように、アルミノキサンの少量が反応供給
原料中に存在すると、ブチルゴムポリマーは広いMWDを有することが意外にも
見出されてきた。
【0020】 (実施例) 本発明の具体例を、以下の実施例を参照して説明するが、これらの実施例は、
本発明の範囲を制限したり解釈するのに使用されるべきではない。 実施例1 50mL三角フラスコに、蒸留ヘキサン3.75mL、EtAlCl(1.
0Mヘキサン溶液)4.62mLおよびEtAlCl(1.0Mヘキサン溶液
)0.38mLを室温で加え、触媒溶液を作った。 吊り下げ式攪拌機を備えた250mL三つ口フラスコに、−75℃でイソブチ
レン40.0mLを加え、続いて室温でヘキサン8.0mLおよび室温でイソプ
レン1.0mLを加えた。反応混合液を−75℃に冷却し、触媒溶液1.8mL
を加えて反応を開始した。 反応を、乾燥窒素雰囲気下、MBRAUN(登録商標)ドライボックス中で行
なった。反応中の温度変化を熱電対により追跡した。20分後、反応混合物にエ
タノール5mLを添加することにより反応を終結させた。 ポリマー溶液をテフロン(登録商標)で内張りされたアルミニウム製トレイに
注ぎ、溶剤および未反応モノマーを70℃で、真空加熱器内で蒸発させた。 秤量による収率は14.8質量%、M=46200、M=126500、
/M=2.7、およびイソプレン含量は1.3モル%であった。 この実施例は、ブチルゴム製造のための通常の方法(米国特許3361725
[Parker]を代表しており、比較のために示した。
【0021】 実施例2 MAO25 Lを触媒溶液に直接加える以外は、実施例1の方法を繰り返した
。攪拌後、この溶液1.8mLを反応開始のためすぐに用いた。 ポリマー収率は33.8質量%、M=139400、M=506100、
/M=3.6およびイソプレン含量は1.6モル%であった。
【0022】 実施例3 MAO75 Lを触媒溶液に直接加える以外は、実施例1の方法を繰り返した
。攪拌後、この溶液1.8mLを反応開始のためすぐに用いた。 ポリマー収率は55.3質量%、M=117200、M=514300、
/M=4.4およびイソプレン含量は1.8モル%であった。
【0023】 実施例4 MAO100 Lを触媒溶液に直接加える以外は、実施例1の方法を繰り返し
た。攪拌後、この溶液1.8mLを反応開始のためすぐに用いた。 ポリマー収率は54.5質量%、M=83800、M=523900、M /M=6.3およびイソプレン含量は1.9モル%であった。
【0024】 実施例5 MAO175 Lを触媒溶液に直接加える以外は、実施例1の方法を繰り返し
た。攪拌後、この溶液1.8mLを反応開始のためすぐに用いた。 ポリマー収率は57.1質量%、M=67900、M=517500、M /M=7.6およびイソプレン含量は1.9モル%であった。
【0025】 実施例1〜5の結果を表1に示す。これらの結果は、実施例2〜5、特に実施
例3〜5において、収率、MWDおよびイソプレン含量の有利な組み合わせを、
実施例1のポリマーについてのこれらの特性と比較して、示している。 本発明は、例示となる具体的態様および実施例を参照して説明してきたが、説
明は、限定的な意味において解釈されることを意図していない。例えば、発明の
他の具体的態様と同様に、例示となる具体的態様の変化が、この説明を参照する
と当業者には明らかになるであろう。故に、添付の請求項があらゆる変化や具体
的態様にも及ぶことが意図される。 本明細書で参照された全ての刊行物、特許および特許出願は、あたかも各刊行
物、特許または特許出願が全体として参照により組みこまれることが示されてい
るのと同程度に、それら全体として参照により、組みこまれる。
【0026】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広い分子量分布を有するブチルポリマーの製造方法であって
    、C〜Cモノオレフィンモノマーと、C〜C14多価オレフィンモノマー
    を、希釈剤、並びに主要量のハロゲン化ジアルキルアルミニウム、非主要量のジ
    ハロゲン化モノアルキルアルミニウムおよび少量のアルミノキサンを含んで成る
    触媒混合物の存在下、約−100℃〜約+50℃の範囲の温度で接触する段階を
    含む方法。
  2. 【請求項2】 触媒混合物は、ハロゲン化ジアルキルアルミニウム約80〜
    約99モル%およびジハロゲン化モノアルキルアルミニウム約1〜約20モル%
    を含み、触媒溶液に加えるアルミノキサンの量は、アルミノキサンの含有量が触
    媒混合物のアルミニウム含有成分の全質量に基づき約0.3〜約3.0質量%の
    範囲であるような量である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 アルミノキサンを直接触媒溶液に加え、得られる均一溶液を
    、重合反応の開始に直接用いる請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 希釈剤が、C〜C飽和脂肪族炭化水素である請求項1〜
    3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 C〜Cモノオレフィンが、イソモノオレフィンである請
    求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 C〜C14多価オレフィンが、C〜C10共役ジオレフ
    ィンである請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 存在する前記モノマーの全量に基づきハロゲン化ジアルキル
    アルミニウムを約0.01〜約2.0質量%用いる請求項1〜6のいずれかに記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 存在する前記モノマーの全量に基づきジハロゲン化モノアル
    キルアルミニウムを約0.002%〜約0.4質量%用いる請求項1〜7のいず
    れかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 反応供給原料中のアルミノキサンの量が、触媒混合物のアル
    ミニウム含有成分の全質量に基づき約0.3〜約3.0質量%の範囲である請求
    項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 温度が約−80℃〜約−20℃の範囲である請求項1〜9
    のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 少なくとも約400000の重量平均分子量を有する溶液
    ブチルゴムポリマーの製造方法であって、C〜CイソモノオレフィンとC 〜C10共役ジオレフィンを、C〜Cパラフィン系希釈剤、並びに、 (i)各アルキル基が1〜8個の炭素原子を含むC〜C16ハロゲン化ジアルキ
    ルアルミニウム成分約85〜約99モル%、 (ii)各アルキル基が1〜8個の炭素原子を含むC〜Cジハロゲン化モノアル
    キルアルミニウム約1〜約15モル%、および (iii)触媒混合物のアルミニウム含有成分の全質量に基づき約0.3〜約3.0
    質量%の範囲の量で存在するアルミノキサン を含んで成る触媒混合物の存在下、約−80℃〜約−20℃の範囲の温度で反応
    させる段階を含んで成る方法。
  12. 【請求項12】 ハロゲン化ジアルキルアルミニウムが、各アルキル基に1
    〜4個の炭素原子を含むC〜Cジアルキルアルミニウムクロリドである請求
    項1〜11のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 ハロゲン化モノアルキルアルミニウムがC〜Cアルキ
    ルアルミニウムジクロリドである請求項1〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 アルミノキサンがメチルアルミノキサンを含んで成る請求
    項1〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 【請求項15】 ブチルポリマーが少なくとも約3.5の分子量分布を含む
    請求項1〜14のいずれかに記載の方法。
  16. 【請求項16】 ブチルポリマーが少なくとも約4.0の分子量分布を含む
    請求項1〜14のいずれかに記載の方法。
  17. 【請求項17】 ブチルポリマーが約4.0〜約10.0の範囲の分子量分
    布を含む請求項1〜14のいずれかに記載の方法。
  18. 【請求項18】 ブチルポリマーが約5.0〜約8.0の範囲の分子量分布
    を含む請求項1〜14のいずれかに記載の方法。
  19. 【請求項19】 アルミノキサンが、触媒混合物のアルミニウム含有成分の
    全質量に基づき、約1.0〜約2.5質量%の範囲の量で存在する請求項1〜1
    8のいずれかに記載の方法。
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