JP2003524084A - コロイド粒子、特にカーボンナノチューブからの巨視的繊維およびリボンの製造方法 - Google Patents

コロイド粒子、特にカーボンナノチューブからの巨視的繊維およびリボンの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、溶液中に分散されたコロイド粒子、特にカーボンナノチューブからの、巨視的繊維およびリボンの製造方法を提案することによって、このような欠点を解消することを目的とする。本発明はまた、このようにして得られた繊維およびリボンも目的とする。 【解決手段】 コロイド粒子からの繊維およびリボンの製造方法において、1)前記粒子を、場合によっては界面活性剤を用いて溶剤中に分散させること、2)得られた分散溶液を、好ましくは前記分散液の粘度よりも高い粘度を有する外部溶液の流れの中に通じている少なくとも1つのオリフィスを通して注入することであって、これらの粘度が、同じ温度および圧力条件下に測定され、これらの粒子の分散を不安定にすることによって前記粒子の繊維またはリボンへの凝集、および場合によっては前記粒子の整列を引起こすようにすること、を特徴とする方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、コロイド粒子からの巨視的繊維およびリボンの製造方法に関する。
より詳しくは本発明は、カーボンナノチューブの繊維を得ることを可能にする紡
糸方法に関する。
【0002】 本発明のもう1つの側面によれば、本発明は、場合によっては異方性であるコ
ロイド粒子から作り上げられた巨視的繊維およびリボンに関する。
【0003】 カーボンナノチューブは、非常に高性能の物理的性質を考慮に入れると、多く
の分野、特にエレクトロニクスにおいて(これらの温度よび構造によって、これ
らは導体、半導体、または絶縁体になりうる)、機械において、例えば複合材料
の補強のため(ナノチューブは、鋼の100倍も抵抗性があり、6倍も軽い)、
および電気機械において(これらは電荷注入(injection de ch
arge)によって伸びるか、または収縮しうる)用途を有する。
【0004】 残念ながら現在のところ、これらの工業的使用にとっての主な欠点は、巨視的
形状にされないことおよび制御された構造が無いことから生じる。
【0005】 ところで、これらのナノチューブの巨視的繊維またはリボンへの造形は、操作
(輸送、貯蔵等)をかなり容易にし、これらのナノチューブを上記用途のために
より有用にするであろう。
【0006】 したがって、特に複合材料の産業において用いられているカーボン繊維は、粘
弾性混合物の紡糸方法によって従来の方法で製造されている。これらは例えば、
粘弾性ポリマーの延伸、または粘弾性にされるために加熱されたカーボンピッチ
の直接延伸、ついで加熱による炭化によって生成される。非常に一般的なこの技
術はまた、プラスチック材料、ガラス、または金属にも応用することができる。
【0007】 その代わり、この高温方法は、コロイド粒子を含んでいる溶液に応用すること
はできないが、その理由は、溶剤の劣化を引起こすおそれがあるからである。こ
の方法はまた、カーボンナノチューブにも応用することができない。これらのカ
ーボンナノチューブの加熱は、粘弾性状態に到達する前に、これらの劣化をもた
らすであろうからである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明は、溶液中に分散されたコロイド粒子、特にカーボンナノ
チューブからの、巨視的繊維およびリボンの製造方法を提案することによって、
このような欠点を解消することを目的とする。本発明はまた、このようにして得
られた繊維およびリボンにも関する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このために、本発明によるコロイド粒子からの繊維およびリボンの製造方法は
、 1)前記粒子を、場合によっては界面活性剤を用いて溶剤中に分散させること
、 2)この分散溶液を、好ましくは前記分散液の粘度よりも高い粘度を有する外
部溶液の流れの中に通じている少なくとも1つのオリフィスを通して注入するこ
とであって、これらの粘度が、同じ温度および圧力条件下に測定され、これらの
粒子の分散を不安定にすることによって前記粒子の繊維またはリボンへの凝集、
および場合によっては前記粒子の整列を引起こすようにすること、 を特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して、下記記載から明ら
かになるであろう。これらの図面は、1つの実施例を例証しているのであって限
定的なものではない。
【0011】 本発明の好ましい実施態様によれば、コロイド粒子からの巨視的繊維およびリ
ボンの製造方法は、少なくとも2工程を含んでいる。
【0012】 第一工程は、コロイド粒子、特にナノチューブを、水性または有機溶液中に分
散することである。これを行なうために、疎水性の粒子は、溶剤、例えば水、ま
たは例えばエタノールのようなアルコール中に、場合によってはこのような溶剤
中に疎水性粒子を分散させるために従来から用いられている界面活性剤を用いて
分散される。界面活性剤を用い、これらの粒子が界面活性剤によって覆われてい
る時、これらの凝集を防ぐことができ、したがってこれらの分散液は安定である
。用いられている溶剤が水である場合、このような分散液は、アニオン性、カチ
オン性、または中性の様々な分子状またはポリマー界面活性剤、例えばドデシル
硫酸ナトリウム(SDS)、アルキルアリールエステル、または臭化テトラデシ
ルトリメチルアンモニウムを用いて得ることができる。用いられている界面活性
剤の特徴によって、これらの濃度は、数%〜数千%までの様々なものである。
【0013】 例えばナノチューブのコロイド粒子の当初分散液は、できるだけ均一でなけれ
ばならない。均一性は、光学顕微鏡によって簡単にかつ慣例にしたがってテスト
することができる。粒子凝集体の存在から結果として生じる不均一性の存在は、
光学的に容易に見分けられる。
【0014】 コロイド粒子がより希釈されている分散液を用いて形成されたリボンまたは繊
維は、非常に脆く、糸に変換するには取扱いが難しい。同様に、より濃縮された
懸濁液を用いてリボンおよび繊維を作ることも難しいが、その理由は、濃縮均一
分散液を得ることが難しいからである。しかしながら、均一懸濁液を保持しよう
としつつも、できるだけ濃縮された懸濁液を用いることが常に好ましい。
【0015】 電気アークによって合成された原料ナノチューブを用いた場合、当初分散液を
つくるために、例えば下記濃度(重量%)を用いるのが有利である: −溶剤:水; −ナノチューブ0.3から0.5%; −SDS分散液1から1.5%。
【0016】 電気アークで合成されたナノチューブよりも用いられやすい、HiPco法に
よって調製されたナノチューブを用いる場合、例えば0.1質量%までのより低
い濃度を保持することができる。
【0017】 一般的にこれらの分散液は好ましくは、超音波ホモジナイザーを用いて配合さ
れる。超音波浴を用いるのではなく、分散液中に直接浸されたプローブを有する
ホモジナイザーを用いることは、はるかに効率的かつ迅速である。超音波浴の強
さは通常、粒子が比較的濃縮されている均一な分散液を得るには弱すぎる。
【0018】 本発明による方法の第二工程は、第一工程後に得られた粒子の水性または有機
分散液を、前記分散液の粘度よりも好ましくは高くなければならない粘度を有す
る外部溶液の層流の中に通じている少なくとも1つのオリフィスを通して注入す
ることであり、これらの粘度は、同じ温度および圧力条件下に測定され、前記外
部溶液の流れによって最初に課された方向において、コロイド粒子の整列を剪断
力によって引起こすようにする。この結果に到達するために、外部溶液の粘性化
剤としてポリマーを用いてもよい。これは、例えばポリオールまたはポリアルコ
ール(例えばポリビニルアルコール、アルギネートまたはセルロース)、または
鉱物(例えば粘土)であってもよい。
【0019】 さらには、この外部溶液は好ましくは、特に架橋現象を生じうるポリマーの分
散粒子の凝固(または凝集)を誘発しうる化学薬品を含んでいなければならない
【0020】 したがって、界面活性剤を含んでいる粒子の水性または有機分散液が、前記オ
リフィスを通って外部溶液中に注入される時、前記界面活性剤の吸収された分子
は、粘性化剤または外部溶液の凝集剤によって移動させることができる。したが
って、これらの粒子はもはや安定化されておらず、したがってオリフィスの出口
において凝集し、用いられている前記オリフィスの断面に応じた断面を有するリ
ボンまたは繊維を形成する。より単純には、粒子の凝集はまた、界面活性剤の脱
着によって誘発することもできる。さらには、界面活性剤が吸着されたままであ
っても、前記粒子は凝集剤の存在下に凝集しうる。
【0021】 いくつかの凝集剤を用いることができる。すなわち、ポリビニルアルコール、
キトサン、弱電荷の高分子電解質、例えばアクリルアミドとアクリル酸とのコポ
リマー、(これらはまた粘性化剤の役割も果たす)、塩(Na+Cl-、K+C
-)または中性界面活性剤、またはもしもこれがイオン性であるならば、この
方法の第一工程において粒子を分散させるために用いられた界面活性剤の電荷と
反対の電荷の界面活性剤である。
【0022】 一般に、リボンまたは繊維により良好な凝集力(cohesion)を与える
ために、高分子量(100000g/モル程度またはそれ以上)のPVAを用い
る。有利には10000よりも高い分子量、特に10000から200000の
分子量の水溶性PVAを用いる。ポリマーサイズと共に増したこの効率は、これ
らの粒子の凝集がPVAによる粒子の「いわゆる」架橋現象に因るという事実に
由来するように思われる。
【0023】 低分子量(10000から15000g/モル)のPVAは、より迅速に溶解
され、より高い濃度において用いることができるが、その理由は、これがこれら
の溶液をあまり粘性化しないからである。
【0024】 これらは、高分子量のポリマーよりも急速に吸着され、かつ容易に脱着可能で
あるという利点を有する。しかしながら、リボンおよび繊維は、わずかにより脆
いが、このことはあまり有効でない架橋によって説明されるであろう。
【0025】 PVA溶液の濾過は、これらの溶液が均一でないならば、必要であることが明
らかになることがある。
【0026】 本発明の有利な特徴によれば、得られた繊維またはリボンは、外部溶液および
分散剤を完全に脱着するように、この第二工程を出た時にリンス物質を用いて洗
浄することができる。特にこの工程は、純水での一連の濯ぎ洗いから成っていて
もよい。
【0027】 さらには、これらの繊維およびリボンの密度は、これらの粒子の当初分散液の
濃度によって制御されてもよい。例えばカーボンナノチューブの場合、これらの
質量分率は典型的には数%よりも小さい。
【0028】 本発明のもう1つの有利な特徴によれば、この方法は、巨視的繊維およびリボ
ンを緻密化することからなる最終工程を含んでいる。
【0029】 したがって、この最終工程の実施は、これらの繊維またはリボンをリンス物質
(特に水)の外にゆっくりと引き出すことである。したがって、これらの繊維ま
たはリボンが溶剤の外に出た時に毛細管収縮が発生し、この収縮は第一緻密化を
もたらし、これはついで溶剤の蒸発によって強化される。
【0030】 ここで本発明による方法中に用いられる様々なパラメーターについて記載する
【0031】 第一工程は本質的に、コロイド粒子と(水性または有機)溶剤とを均質混合し
て、分散液の特性を有する溶液を得ることである。
【0032】 この方法の第二工程の様々な制約に応えるために、いくつかの種類の装置が適
している: −不連続方法によって作動する装置、 −あるいはそれと反対に、定常状態で作動する装置。
【0033】 したがって第一の種類の装置によれば、モーター(例えば回転板)によって動
かされる、特に回転させられる外部溶液を入れておくことができる反応器または
閉鎖容器である。この閉鎖容器はまた、外部溶液の温度、したがってその物理化
学的パラメーター(粘度等)を変えるために、冷却液の循環を可能にする二重ジ
ャケットを備えていてもよい。
【0034】 モーターの回転速度を制御することによって、特に速度および流量の点で最適
な水力条件を媒質に与える。これらの条件によって、外部溶液の循環路内に配置
された複数のオリフィスを通って注がれている、水性または有機分散液を確実に
運んで行くことができる。
【0035】 様々な形状(長方形、円筒形、正方形、円錐形等)のものであってもよい断面
を有するオリフィスは、水性または有機分散液が入っているもう1つのタンクに
、導管を介して連結されている。さらには、ポンプの作動パラメーター(回転速
度、送り出し圧力、流量等)にしたがって、(水性または有機)分散液に最適な
水力条件を与えるために、計量ポンプおよび/または遠心ポンプを、供給回路上
において、前記分散液が入っている緩衝タンクと外部溶液中の分離タンクとの間
に挿入することにする。
【0036】 定常状態で作動する装置において、分散液の供給回路の特徴は、不連続方法に
したがって作動する装置の特徴と同一である。この装置は、それ自体知られてお
り、テキスタイル産業において、またはポリマーの紡糸のために用いられている
装置の特徴を有していてもよい。
【0037】 これに対して、外部溶液が入っている閉鎖容器は、入口および出口オリフィス
を備えており、これらのオリフィスを通って外部溶液が導入され、ついで排出さ
れる。この外部溶液は、場合によっては加圧回路(ポンプ、緩衝槽等)を介して
、および、場合によってはポンプまたは循環手段を有するリターン回路によって
、分散液に関して規定された循環条件、したがって搬送条件で送られる。
【0038】 当然ながら、連続状態でも不連続状態でも、どちらにおいても作動するこれら
の装置全体は、ユーザーが最適な作動条件を得るために、分離方法に関した情報
を得ることができるように、自動機械によって、またはプロセスのコンピュータ
化運転装置によって操作されてもよい。
【0039】 したがって、より一般的には、外部溶液が有する粘度が、水性または有機分散
液の粘度と比べて(同じ温度および圧力条件下において)大きければ大きいほど
、目盛りが付けられたオリフィスの寸法はそれだけ一層小さくなり、前記外部溶
液の流れ速度はより大きくなり、引起こされる剪断力はより一層強くなり、粒子
の整列はより一層顕著になる。例えば、高速度で流れる粘性外部溶液の場合の細
いオリフィスは、異方性構造を生じる。逆に、ゆっくり流れる、ほとんど粘性の
ない外部溶液の場合の大きい断面のオリフィスは、ほとんどまたはまったく整列
されていない粒子を有する繊維およびリボンを生じる。
【0040】 この工程の際、層流条件に留まることが望ましい。速すぎて乱流のある流れで
は、長くて均一な繊維またはリボンを得ることはできない。
【0041】 ポリビニルアルコール(PVA)の水溶液は、粒子の懸濁液を不安定化し、か
つこれらの凝集を引起こすのに非常に有効である。さらには、PVAは、溶液を
強力に粘性化し、したがって、層流の獲得を容易にするポリマーである。
【0042】 最も容易に利用できる粒子の分散液の注入管は、円筒または針である。0.5
から1.0mmの直径を有する管を用いることができる。PVA溶液および粒子
分散液が出会う時に乱流を引起こさないために、薄い壁を有する管を優先的に選
ぶ。
【0043】 好ましくは、分散液が直径0.7mmの円筒管によって注入される、電気アー
クによって合成されたナノチューブの場合、0.8から2.5cm3/分の注入
流量、および5から30m/分のナノチューブの注入レベルにおけるPVA溶液
の流れ速度を用いる。
【0044】 低い注入流量、およびPVA溶液の高い流れ速度は、リボンまたは繊維を延伸
させる強力な剪断をもたらす。その結果、リボンまたは繊維はさらに細くなり、
ナノチューブの整列はさらに顕著になる。しかしながら、強すぎる剪断は、リボ
ンまたは繊維をより脆くするという欠点を有する。それは、これらがより細くな
るからである。さらには、乱流状態に戻らないようにするために、速すぎる流れ
を用いないことが重要である。
【0045】 高い注入流量および弱い流れ速度は、より厚く、したがって、より頑丈なリボ
ンまたは繊維を生じる。したがって、これらの条件は繊維の製造を容易にする。
しかしながら、これらの条件はリボンまたは繊維におけるナノチューブの整列を
促進しない。
【0046】 リボンまたは繊維の良好な機械的堅牢性を保持しつつも、HiPcoナノチュ
ーブには、より高い速度を用いることができる。
【0047】 最後に、本発明による方法は、一般にコロイド粒子に、より詳しくは異方性粒
子(例えば、カーボンナノチューブ、硫化タングステン、窒化ホウ素、クレーフ
レーク、セルロースウィスカー、炭化ケイ素ウィスカー)に応用することができ
る。
【0048】 リボンまたは繊維の緻密化工程に関して、リボンまたは繊維が水から垂直に抽
出される時、かなり迅速に引き出されるならば、これはより速く乾燥する傾向が
あるであろう。このことによって、リボンまたは繊維の中に含まれている水を、
より高いところに送ることができる。その結果、その後の排水および乾燥は、最
も迅速である。
【0049】 しかしながら、抽出は、リボンまたは繊維を破壊することがある高い張力に付
さないように十分に遅くなければならない。
【0050】 最大抽出速度は、リボンまたは繊維のサイズおよび品質、および粒子の種類に
よって非常に多様である。時間が制約となっていないならば、その場合は、リボ
ンまたは繊維を壊すおそれがないように、ゆっくりと抽出を行なうのが好ましい
。その結果生じる低い張力は、粒子の整列を促進するのに最適ではない。しかし
ながら、リボンおよび繊維におけるこの整列を促進するには、ほかの操作が可能
である。同様に、濯ぎ洗いされたリボンまたは繊維を、水よりも揮発性の高い溶
剤(例えばアルコールまたはアセトン)中に移し替えて、抽出の際、より迅速な
乾燥を得るようにすることも可能である。
【0051】 純水での濯ぎ洗いおよび洗浄操作によって、適当な期間(数日間)内に、凝集
剤、例えばPVAの最も大きい分子を脱着することはできない。したがって、最
終リボンまたは繊維中に凝集剤が残留する。これは、形成されたリボンまたは繊
維に対して重大な結果を有する。リボンまたは繊維が水中に再導入される時、こ
れらは部分的に再び膨れる。これらは同時に数%伸び、直径は二倍になることが
ある。
【0052】 例えばPVA(またはその他の凝集剤)の作用は、PVAを劣化させる高温(
400℃よりも高い)で徐冷を実施することによって防ぐことができる。
【0053】 中程度の温度でリボンまたは繊維の徐冷を実施して、粘性化剤、例えばPVA
を劣化させずに溶融させることも可能である(300℃未満の温度)。これらの
条件下における繊維の延伸はまた、粒子の整列も改良する。
【0054】 有利には、これらの徐冷は、ポリマーおよび/または可塑剤の添加を伴なって
もよい。この熱間添加によってさらに、カバーに覆われた繊維またはリボンを得
ることができる。
【0055】 より一般的には、リボンまたは繊維の構造および特性は、これらに対して加え
られる機械的作用(特に張力および/または捻れ)によって変えることができる
。これらの操作は、好ましくは濯ぎ洗いおよび乾燥後に直接得られる繊維よりも
壊れやすくない物体に対して実施される。これらの操作は、高温で、または徐冷
中に溶融するエラストマーまたはポリマーの存在下に、当初リボンまたは繊維に
対して容易に行なうことができる。
【0056】 さらに、リボンまたは繊維の濃縮および乾燥操作によって、コロイド粒子と存
在する不純物との分離が可能になる。無定形炭素または黒鉛型の不純物は、例え
ばナノチューブから大部分構成されている円筒の周りに外部カバーを形成する傾
向がある。
【0057】 この現象は、新規材料の製造に利用することができる。リボンまたは繊維を含
んでいる外部溶液中に、ミクロンまたはナノメートル粒子を故意に添加すること
が可能である。したがって、これらの粒子は、最終リボンまたは繊維を形成する
ためのリボンまたは繊維の延伸の際に共に運ばれる。これらの粒子は、炭素不純
物として挙動するので、コロイド粒子のリボンまたは繊維の周りに外部カバーを
形成する。このような現象は、例えばコロイド粒子のリボンまたは繊維の周りに
絶縁ポリマーの細かいカバーを作るために、例えばラテックス粒子を用いること
によって利用することができる。
【0058】 様々な性質のカバーが、本発明によるあらゆる種類のリボンまたは繊維に対し
て他の種類の粒子を用いて得ることができる。
【0059】 粒子/リボンまたは繊維の分離は、リボンまたは繊維の抽出および延伸の際、
溶剤の側面排水に由来するように思われる。リボンまたは繊維が溶剤から抽出さ
れる時、この排水は、これらの粒子をその周辺部に運んで行く。これらの粒子は
周辺部で濃縮し、リボンまたは繊維の中心の周りに外部カバーを形成する。この
現象は、下記のようなどんな装置においても観察される。すなわち、場合によっ
ては異なる形状を有するが、繊維を形成している粒子またはポリマーにほとんど
またはまったく結合されていない他の粒子の存在下に、粒子またはポリマーから
形成されているリボンまたは繊維が入っている装置である。粒子とリボンまたは
繊維との間の結合が無いことまたは弱いことから、この排水によって様々な成分
を分離し、コアと性質の異なるカバーとから形成されたリボンまたは繊維に到達
することができる。
【0060】 したがって、前記繊維またはリボンの周りに、ミクロンまたはナノメートル粒
子の周縁乾燥によって形成されたカバーを有する繊維またはリボンが得られる。
【0061】 ここで、第一工程において水中に分散されたカーボンナノチューブの溶液から
、本方法のこの第二工程を利用しうる実験装置の概略例を記載する。
【0062】 図1に示されているように、これは特に、第一工程において分散されたナノチ
ューブの水溶液が中に配置されている注射器1または同等の物を備えている。こ
の注射器に固定された非常に平らな断面の毛細管2によって、このために備えら
れている円筒容器4の中への、前記注射器の止め栓3の圧力によりこの溶液の噴
出が可能になる。注入流量は、1分あたり10分の数cm3から数cm3である。
【0063】 かなり平らな側縁を有する円筒容器4は、回転運動によって動かされるプレー
ト(図示されていない)に固定されている。これの速度は、1分あたり数十回転
〜数百回転の様々なものである。毛細管2の出口末端部は、前記容器に入ってい
る外部溶液5(好ましくは高い粘度のもの)中に浸されている。より詳しくは、
前記毛細管のこの出口末端部は、容器4に接してその回転軸の外に配置されてい
る。したがって、低粘度のナノチューブの分散溶液は、剪断力の作用下に、溶液
5によって毛細管の出口から運ばれるが、これは、この流体の速度の方向におい
てナノチューブの整列を引起こす。
【0064】 実際、界面活性剤を含んでいる分散されたナノチューブ溶液が、注射器1によ
って毛細管2を通って粘性溶液5の中に注入される時、界面活性剤の分子は、溶
液5の粘性化剤によって移動させられる。さらには、ナノチューブが外部溶液5
の凝集剤によって安定化されないので、これらはその際、毛細管2の出口に凝集
し、用いられる前記毛細管の断面に沿ってリボンまたは繊維6を形成する。
【0065】 ここで、場合によっては異方性のコロイド粒子から得られた、より詳しくはカ
ーボンナノチューブから得られた、本発明による巨視的繊維およびリボンの特徴
について記載する。
【0066】 これらの炭素繊維およびリボンは、もつれたナノチューブから構成されている
。この構造は、これらのナノチューブ中の黒鉛円筒の形態の炭素の組織によって
、引張りへの良好な機械的堅牢性を保持しつつ、これらの繊維に多くの柔軟性を
付与する。例えば図2に示されているように、これらの繊維は、結び目を作るよ
うに、あるいはさらには織り上げられるように、強く曲げることができる。
【0067】 さらには、これらの繊維は極端に細くて密度が高い。例えば、直径が例えば1
から100ミクロンの可変長さの繊維を得ることができる。これの密度は、約1
.5g/cm3に達しうる。この密度は、ナノチューブの緻密な積重ねの場合に
理論的に予想される密度に近い(1.3g/cm3)。
【0068】 そのほかに、得られた繊維およびリボンは、ナノチューブが特に恵まれた配向
を有するであろうような異方性構造を有しうる。この配向は、ある一定の材料の
電気的および機械的応答を増幅するのに重要なパラメーターである。この構造異
方性は、光学顕微鏡によって交差偏光器間でテストすることができる。このよう
にして、図3a、3b、および3cは、リボンによって伝達される強度が、偏光
器の軸に対するその配向によるということを明らかに示している。
【0069】 図3aから図3cの写真において、偏光器および分析器の軸はそれぞれ、垂直
軸および水平軸である。例えば図3aにおいて、このリボンは偏光器に対して平
行であり、光が透過しない。これは、リボンが分析器に対して平行である図3c
についても同じである。これに対して、リボンが偏光器および分析器に対して4
5°傾斜している時(図3b)、これは光の一部を透過させる。このことは、リ
ボンの主軸に沿って、すなわち外部溶液の流れによって最初に課せられた方向に
おける、カーボンナノチューブの優先的整列を反映している。
【0070】 ナノチューブが、例えば前記繊維または前記リボンの主軸に沿って、ほとんど
またはまったく整列されていない繊維またはリボンを得ることも可能である。こ
れを行なうために、本発明による方法の第二工程の際に用いられる外部溶液は、
同じ温度および圧力条件において、ナノチューブの水性分散液と比べてあまり粘
稠でないものでなければならない。この流れ速度は、ゆっくりでなければならず
、押出しオリフィスは大きくなければならない。
【0071】 先行技術に比して改良された機械的および電気的性質を有する最終生成物を得
るために、粒子の分散液において、いわゆる「単壁」(すなわち唯一の黒鉛円筒
から構成されている)カーボンナノチューブ、あるいは「多壁」(すなわち黒鉛
の複数の同心円筒から構成されている)カーボンナノチューブを用いることがで
きる。「単壁」ナノチューブは、「多壁」ナノチューブよりもより高性能の機械
的および電気的性質を有するが、これらの製造の方が実際にはさらにコストがか
かる。
【0072】 本発明のもう1つの有利な特徴によれば、分散液に用いられているカーボンナ
ノチューブは、分子基、例えばポリエチルグリコール基または酸性基のグラフト
によって化学的に修飾される。得られる繊維またはリボン間の結合(疎水性また
は水素のファンデルワールス型結合)を増すことができるこのようなグラフトは
、これらの繊維またはリボンから成る材料を補強するという長所を有する。
【0073】 本発明による繊維およびリボンは、これらの細孔内への例えば炭素またはポリ
マーのような粒子の導入を可能にする多孔性を示す。これらの粒子の導入はさら
に、繊維の場合、より良好な凝集力および機械的応力へのより良好な抵抗性を保
証する。
【0074】 本発明のさらにもう1つの有利な特徴によれば、カーボンナノチューブから得
られた繊維は、材料、特に複合材料およびケーブルの補強に用いられる。実際、
これらの繊維は、捻れに対してあまり脆くないが、従来の炭素の品質(耐熱性お
よび耐薬品性、黒鉛平面における原子結合の堅牢さ)を有する。したがって、カ
ーボンナノチューブのみをベースとするより柔軟性のある複合材料、さらにはケ
ーブルまたはテキスタイルを製造することは、予想可能である。
【0075】 本発明のさらにもう1つの有利な特徴によれば、カーボンナノチューブから得
られた繊維およびリボンは、エレクトロニクスおよびマイクロエレクトロニクス
の分野において、その温度および構造にしたがって、導体、半導体、または絶縁
体として用いられる。
【0076】 本発明のさらにもう1つの有利な特徴によれば、カーボンナノチューブから得
られた繊維およびリボンは、ナノチューブによる電子放出装置(例えばディスプ
レイ装置)として用いられる。
【0077】 本発明のさらにもう1つの有利な特徴によれば、カーボンナノチューブから得
られた繊維およびリボンは、様々な機械装置用の人工筋肉または電気機械的アク
チュエーターとして用いられる。実際、不確実に配向されたいわゆる「単壁」カ
ーボンナノチューブのフィルムは、電気作用下において機械的変形を受ける。こ
れらの変形は、整列された装置で増幅される。より一般的には、これらの繊維ま
たはリボンは、電気エネルギーを機械エネルギーに(またはその逆)変換しうる
装置用に用いることができる。
【0078】 同様に、光学装置または電気光学装置(電気拡散、光学的制限等)において、
化学反応における触媒または触媒担体として、電気化学用の電極として、電池装
置の水素の貯蔵(特にカーボンナノチューブから作られた繊維の場合)として、
近接顕微鏡用の先端部(トンネル効果を有する顕微鏡および原子力顕微鏡)とし
て、フィルター膜として、化学検出器として(カーボン繊維の電気抵抗は、化学
環境に応じて変わる)、あるいは、さらにはバイオ材料(プロテーゼ、腱、靭帯
等)の製造への使用において、これらの繊維およびリボンの用途を考えることが
できる。
【0079】 最後に、本発明による繊維またはリボンを、機械エネルギーから電気エネルギ
ーへ、およびその逆の変換器として用いることも可能である。実際、これらの繊
維またはリボンに対する機械的応力は、これらに対する電荷の出現を引起こし、
これらの繊維またはリボンは、電気作用下で変形する。使用例は、機械的応力の
センサー、音のセンサー、超音波のセンサー等である。
【0080】 同様に、本発明による繊維またはリボンの、電気化学検出器および/または電
極の製造への使用も考えることができる。
【0081】 前記のような本発明は多くの利点を提供する。特にこのような方法によって、
例えばカーボンナノチューブのような粒子から、あるいは一般的には溶液中に分
散された粒子から、繊維を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による方法の第二工程の実験的実施装置の概略例の斜視図および立面図
である。
【図2】 本発明による方法によって得られた、もつれたナノチューブ繊維からの結び目
の形成を示す連続写真である。
【図3】 図3の3a、3b、3cは、本発明による方法によって得られたカーボンナノチ
ューブのリボンの写真を表わしており、光学顕微鏡によって交差された偏光器と
分析器との間で観察されものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ぺニコード,アレン フランス国、エフ−33000 ボルドー、リ ュ ブーゲロー 9 (72)発明者 クーララーン,クロード フランス国、エフ−33400 タラーンス、 リュ フールランド 30 Fターム(参考) 4L037 CS03 FA01 FA20 PA45 PA63 UA04 UA20

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コロイド粒子からの繊維およびリボンの製造方法において、 1)前記粒子を、場合によっては界面活性剤を用いて溶剤中に分散させること
    、 2)得られた分散溶液を、好ましくは前記分散液の粘度よりも高い粘度を有す
    る外部溶液の流れの中に通じている少なくとも1つのオリフィスを通して注入す
    ることであって、これらの粘度が、同じ温度および圧力条件下に測定され、これ
    らの粒子の分散を不安定にすることによって前記粒子の繊維またはリボンへの凝
    集、および場合によっては前記粒子の整列を引起こすようにすること、 を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記粒子を、アニオン性、カチオン性、または中性の分子状
    またはポリマー界面活性剤を用いて、水性または有機溶剤中に分散させることを
    特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 この外部溶液は、ポリマー、例えばポリオールまたはポリア
    ルコール、特にポリビニルアルコールまたはセルロース、または例えば粘土のよ
    うな鉱物から選ばれる粘性化剤(viscosifiant)を含むことを特徴
    とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 この外部溶液に凝集剤を添加し、この凝集剤が、架橋現象を
    生じうるポリマー、塩、または中性界面活性剤、またはもしもこれがイオン性で
    あるならば、前記粒子を分散させるために用いられる薬剤の電荷と反対の電荷の
    界面活性剤から選ばれることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ポリマーが、ポリビニルアルコールから構成されている
    ことを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 このポリビニルアルコールが、10000よりも大きく、特
    に10000から200000の分子量を有することを特徴とする、請求項5に
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 毛細管収縮により前記繊維またはリボンを緻密化し、および
    /または得られた前記繊維またはリボンをリンス物質を用いて洗浄して、前記外
    部溶液および/または前記界面活性剤を脱着することを特徴とする、先行請求項
    のうちのいずれか1つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記繊維またはリボンが、リンス物質から垂直に抽出される
    ことを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 高温、特に400℃よりも高い温度、または中程度の温度、
    特に300℃未満の温度において、前記繊維またはリボンの徐冷を実施すること
    を特徴とする、請求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記繊維またはリボンが、場合によってはポリマーおよび
    /または可塑剤の添加を伴なって、前記徐冷中に機械的作用を受けることを特徴
    とする、請求項7または8に記載の方法。
  11. 【請求項11】 この外部溶液が、前記繊維またはリボンの周りに外部カバ
    ーを形成するためのミクロン粒子またはナノメートル粒子を含んでいることを特
    徴とする、先行請求項のうちのいずれか1つに記載の方法。
  12. 【請求項12】 繊維またはリボンに望まれる断面に対応する形状の断面を
    特に有する少なくとも1つのオリフィスを通して、前記分散溶液を注入すること
    を特徴とする、先行請求項のうちのいずれか1つに記載の方法。
  13. 【請求項13】 コロイド粒子として、ナノチューブ、特にカーボンナノチ
    ューブを利用することを特徴とする、先行請求項のうちのいずれか1つに記載の
    方法。
  14. 【請求項14】 コロイド粒子、特にカーボンナノチューブから構成されて
    いることを特徴とする、繊維およびリボン。
  15. 【請求項15】 交差偏光子間に配置された光学顕微鏡によって明らかにさ
    れるような異方性構造を有することを特徴とする、請求項14に記載の繊維およ
    びリボン。
  16. 【請求項16】 結び目を形成するように、または織り上げられるように強
    く曲げられることを特徴とする、請求項14または15に記載の繊維およびリボ
    ン。
  17. 【請求項17】 1から100μmの直径を有することを特徴とする、請求
    項14から16のうちの1つに記載の繊維およびリボン。
  18. 【請求項18】 前記粒子が、単一または複数の黒鉛同心円筒から構成され
    ているカーボンナノチューブであること、および/または化学基のグラフトによ
    って化学的に修飾されていることを特徴とする、請求項14または17に記載の
    繊維およびリボン。
  19. 【請求項19】 約1.5g/cm3までであってもよい密度を有すること
    を特徴とする、請求項14から18のうちの1つに記載の繊維およびリボン。
  20. 【請求項20】 前記繊維およびリボンの周りに、ミクロンまたはナノメー
    トル粒子の周縁乾燥によって形成された外部カバーを含んでいることを特徴とす
    る、請求項14から19のうちの1つに記載の繊維およびリボン。
  21. 【請求項21】 繊維、リボン、またはケーブルをベースとする材料の補強
    のための、請求項14から20のうちの1つに規定されているような繊維および
    リボンの使用。
  22. 【請求項22】 エレクトロニクスまたはマイクロエレクトロニクスにおけ
    る導体、半導体、絶縁体の製造のための、請求項14から20のうちの1つに規
    定されているような繊維およびリボンの使用。
  23. 【請求項23】 電子放出装置としての、特にディスプレイ装置としての、
    請求項14から20のうちの1つに規定されているような繊維およびリボンの使
    用。
  24. 【請求項24】 人工筋肉として、または電気機械アクチュエーターとして
    の、請求項14から20のうちの1つに規定されているような繊維およびリボン
    の使用。
  25. 【請求項25】 例えばテキスタイルまたはケーブルのような材料の製造の
    ための、請求項14から20のうちの1つに規定されているような繊維およびリ
    ボンの使用。
  26. 【請求項26】 機械エネルギーの電気エネルギーへの、およびその逆の変
    換器としての、請求項14から20のうちの1つに規定されているような繊維お
    よびリボンの使用。
  27. 【請求項27】 化学的検出器および/または電極の製造のための、請求項
    14から20のうちの1つに規定されているような繊維およびリボンの使用。
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