JP2003521602A - 防火ドアまたは防火窓 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 主としてガラスパネルから成る防火ドアまたは防火窓であって、ガラスパネルが、該ガラスパネルを取り囲む金属製のフレームの内側に埋め込まれている形式のものにおいて、当該防火ドアが、モジュール式に形成されていて、少なくとも１つのドアリーフから成っており、該ドアリーフが、異形成形材によって互いに間隔を置いて配置された２つのガラスパネルから形成されており、該ガラスパネルが、ほぼドアリーフの縁部にまで達しており、中空室異形成形材として形成された前記異形成形材が、互いに結合されて１つのフレームを形成しており、該フレームが、前記ガラスパネルに設けられた部分エナメルによってカバーされており、さらに互いに間隔を置いて配置された両ガラスパネルの間には、透明な防火材が設けられていてよい。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、請求項１の上位概念部に記載の形式の、火災区画内で煙および火炎
の拡散を回避するための、主としてガラスパネルから成る防火ドアまたは防火窓
であって、ガラスパネルが、該ガラスパネルを取り囲む金属製のフレームの内側
に埋め込まれている形式のものに関する。

【０００２】 このような形式の防火ドアは、たとえば欧州特許出願公開第０４０１５５５号
明細書に開示されており、この場合、全周にわたって延びる収容溝を有する金属
フレームの内部にガラスパネルが挿入されている。このガラスパネルはフレーム
の手前で終わっていて、ガラスパネルに固定された、補償アダプタとして働く付
加的な金属縁部ストリップによって金属フレームに結合されている。金属縁部ス
トリップは、たとえば水ガラスを主体とした汎用の防火接着剤を用いて結合され
る。

【０００３】 欧州特許出願公開第０６１２９１０号明細書には、金属ドアのための閉鎖条片
が開示されており、この閉鎖条片は安定性向上のために下側の範囲で、２つの突
出した脚部の間に圧入される。

【０００４】 欧州特許出願公開第０４４４３９３号明細書には、防火ドアのためのフレーム
プロファイル、つまりフレーム異形成形材が開示されている。このフレーム異形
成形材では、ガラスパネルが厚いフレーム異形成形材によって保持される。この
フレーム異形成形材は中空室異形成形材として形成されていて、中空室内に導入
された防火プレートを有している。これらの防火プレートはこのような防火ドア
の耐火性を保証している。

【０００５】 ドイツ連邦共和国特許出願公開第２６４５２５９号明細書には、耐火性の窓ガ
ラスが開示されている。この場合、２つのガラスパネルの間に挟まれた空気間隙
の一方の側では、プレストレスドガラス、つまり強化ガラスから成るケイ酸塩ガ
ラスパネルが使用され、他方の側では線材等で補強されたケイ酸塩ガラスパネル
が使用される。このような耐火性の窓ガラスの形成は、縁部を取り囲みかつ縁部
に被さった金属製のフレームによって行われる。

【０００６】 ドイツ連邦共和国特許出願公開第２７４２６６５号明細書には、防火性のスイ
ングドアまたは自在ドアが開示されている。この場合、ドアトリムもしくは扉縁
部が、全長もしくは全幅にわたって延びる断熱性の材料を有している。この断熱
性の材料は熱作用によって膨張させられるので、火災発生時ではドアのエレメン
トが、火炎に対する確実な閉鎖を生ぜしめる。このようなドアは、不透明な面状
の材料から成っており、その部分範囲は挿入されるべき窓によって中断される。

【０００７】 上に挙げた公知先行技術から明らかであるように、このような構造体はもはや
今日では、当世風の建築様式にマッチしない。現在、建築様式の傾向は、観察者
に、非物質化された透明なシースルーの構造体が使用されているような感覚を与
えることにあり、このようなシースルーの構造体は、公知先行技術に基づき公知
の構造体を用いては、現在ではもはや実現され得ない。

【０００８】 本発明の課題は、ガラスエレメントによる建築造形空間の現代的な外観にマッ
チしていて、外観全体を損なわないようにするために適しており、しかも種々様
々な使用目的のために使用可能となるような防火ドアもしくは防火窓を提供する
ことである。

【０００９】 この課題は、請求項１の特徴部に記載の特徴により解決される。請求項２以下
には、本発明による思想の別の構成が記載されている。本発明によれば、防火ド
アまたは防火窓がモジュール式に形成されている、つまりモジュール構造を有し
ている。以下に、専ら防火ドアに関して説明を行うが、本発明による構成は、窓
ケースメント（「窓扉」「窓障子」等とも呼ばれる）を備えた防火窓にも適用さ
れる。防火ドアのベース体を製作することにより、種々様々なドアタイプ、たと
えば自在ドア、ストップドア等を、付加的な作業手間なしに提供することができ
る。防火ドアは、互いに間隔を置いて配置された２つのガラスパネルにより形成
されるドアリーフ（ドア扉）から成っており、この場合、ガラスパネルは、ほぼ
ドアリーフの縁部にまで達している。異形成形材は中空室異形成形材として形成
されていて、角隅用のコーナ結合材を介して互いに結合されて、１つのフレーム
を形成している。しかし、このフレームは外側には現れておらず、外部からは見
えない。なぜならば、このフレームは内側範囲に、すなわち互いに間隔を置いて
配置されたガラスパネルの間に位置しており、そして両ガラスパネルが異形成形
材の位置する範囲でエナメルコーティングによってこの範囲を遮蔽しているから
である。ドアリーフ内部の間隙、すなわち全周にわたって延びるフレームと、互
いに間隔を置いて配置されたガラスパネルとの間の間隙は、透明な防火材によっ
て埋められる。また、使用形式に応じて、透明な液状の防火材を不要にするか、
またはより高い防火等級において特殊な防火板を間隙に挿入することも可能であ
る。このような設計により、使用者に対しても火災発生時にまだある程度の見通
し（シースルー）を可能にし、ひいてはたとえばこのようなドアの背後で火災が
発生していることを判らせる透明なドアが提供される。

【００１０】 フレームのための異形成形材は長手方向ビームのためにも、横方向ビームのた
めにも常に同じ異形成形材であって、少なくとも１つの中空室を有しており、こ
の場合、この中空室は外方に向かって貫通孔または凹部を有している。この貫通
孔または凹部は、別の異形成形材を接続するために設けられている。遮蔽された
フレームの異形成形材は、使用されるガラスパネルのガラスパネル縁部をカバー
する突出部を有しており、この場合、ガラスパネル縁部は、閉鎖異形成形材とし
て働く別の異形成形材を収容できるようにするために、セットバックされた引込
み部を有している。この閉鎖異形成形材は全周にわたって延びる異形成形材の第
１の中空室に設けられた貫通孔または溝内に押し込まれ、これによってガラスパ
ネルの端範囲を突出部によって確実にカバーする。閉鎖異形成形材の中央範囲は
Ｔ字形溝を有しており、このＴ字形溝はシール部材を収容するために適している
。外側の範囲における閉鎖異形成形材の形状は、ストップドアの場合に球面状の
外側輪郭を有しており、この場合、別の構成が考えられる。この外側輪郭には、
防火ラミネートを組み込むことができる。防火ラミネートは、火災発生時に、高
められた温度に基づき膨張を生ぜしめ、ひいてはドアリーフを周囲のドアトリム
とシールすることを保証するという目的を持っている。

【００１１】 したがって、本発明による防火ドアは、全周にわたって延びる遮蔽されたフレ
ームと、単層安全ガラスから成る２つのガラスパネルとから前製作することがで
きる。閉鎖異形成形材を使用する前記構成の他に別の使用形式、たとえばストッ
プドアの使用が望まれる場合には、別形状に形成された異形成形材が使用される
。この異形成形材は同じく中空室の貫通孔内に挿入されて、ガラスパネルの縁部
をもカバーするが、しかしさらに突出した脚部を有しており、この脚部はドアト
リムにおけるドアリーフのためのドアストップとして働く。

【００１２】 しかし、ストップ脚部を直接に一体成形するのではなく、外側範囲に少なくと
も有利には２つのＴ字形溝を有する付加的な異形成形材を使用することも考えら
れる。その場合、これらのＴ字形溝のうちの第１のＴ字形溝内にはシール部材を
導入することができ、そして第２のＴ字形溝内には、相応して成形されたストッ
プ異形成形材を導入することができる。

【００１３】 使用されるこれらの異形成形材は、プラスチックまたは軽金属から製造するこ
とができる。これらの異形成形材の内部には、相応する金具を持ち込むことがで
き、これによりこのような防火ドアの機能性のある作動（Ａｂｌａｕｆ）が保証
される。このようなドアリーフは、片開き式の開きドアとしても、両開き式の開
きドアとしても、あるいはまた自在ドアとしても構成することができる。

【００１４】 以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。

【００１５】 図１に示した防火ドアは、外部に対して目に見えるようにドアトリム（戸枠）
１の内側にドアリーフ（ドア扉）２を有している。図２には、このような防火ド
アが鉛直方向断面図で例示されている。図２の断面図では、防火ラミネートとし
て働くシール部材４が嵌め込まれているドアトリム１の上側の範囲と、床面の入
口敷居２３の上に位置する下側のドア支承部２４との間に、ドアリーフ２が示さ
れている。ドアリーフ２の基本構造は主として２つのガラスパネル５，６によっ
て形成され、両ガラスパネル５，６は、異形成形材９により形成される、目には
見えないフレームによって所定の相互間隔に保持される。異形成形材９はコーナ
結合材（図示しない）を介して組み立てられて、１つのフレームを形成する。こ
のフレームの内側では、両ガラスパネル５，６の間で残った空間に、たとえば防
火ゲルの形の防火充てん材２５が導入される。

【００１６】 異形成形材９は主として２つの中空室１０，１４から成っており、この場合、
一方の中空室１０は閉じられた中空室として形成されており、他方の中空室１４
は、フレームの外縁部に向けられた貫通孔１９を備えた開いた中空室として形成
されている。開いた中空室１４の内側には、凹部もしくは引込み部１２が設けら
れており、この引込み部１２は、付加的に貫通孔１９を通じて導入された別の異
形成形材をさらに結合するか、もしくは位置固定するために働く。異形成形材９
は、貫通孔１９が設けられている外側で、ガラスパネル５，６に向けられた突出
部３８を両側に有している。これらの突出部３８は両ガラスパネル５，６のガラ
スパネル縁部２７をカバーする。ガラスパネル５，６はこの範囲に、ガラスパネ
ル５，６の外面に対してセットバックされた引込み部７を有している。しかし、
ガラスパネル５，６は引込み部７の代わりに、図４に示したような面取り部だけ
を備えていてもよい。ガラスパネル５，６の背後に異形成形材９が位置している
範囲では、両ガラスパネル５，６がエナメル３を備えている。これにより、フレ
ームはこのような防火ドアの観察者もしくは使用者の目には見えなくなる。図２
に示した実施例では、異形成形材９の貫通孔１９内に、上側でも下側でも閉鎖異
形成形材１７が導入されている。この閉鎖異形成形材１７は突出部１８を有して
おり、この突出部１８は貫通孔１９内で閉鎖異形成形材１７に所要の保持を与え
ている。閉鎖異形成形材１７の外側輪郭１６は所定の半径の円弧を描くように延
びていて、両側で突出した脚部８に移行している。これらの脚部８はガラスパネ
ル５，６に設けられた引込み部７内に係合していて、ひいてはガラスパネル縁部
２７を完全にカバーしている。閉鎖異形成形材１７の外側輪郭１６は中央範囲で
Ｔ字形溝１５により中断される。このＴ字形溝１５内には、たとえばシール部材
３９を挿入することができる。さらに、Ｔ字形溝１５の両側には、それぞれ凹部
２１が延びており、これらの凹部２１は膨張ストリップ（Ｑｕｅｌｌｓｔｒｅｉ
ｆｅｎ）２０の形の防火ラミネートによって埋められている。火災発生時では、
高められた熱発生に基づき、熱作用を受けて防火ラミネートが膨張するので、こ
れらの防火ラミネートにより、防火ドアが火災区画を確実にシールすることが確
保される。

【００１７】 図２に示した実施例は、たとえば自在ドアとして使用することのできる防火ド
アを示している。しかし、ドアリーフ２の基体、つまりガラスパネル５，６と、
これらの間に位置する異形成形材９から成るフレームとから、図３に示したよう
にストップドアを製作することもできる。このためには、たとえば異形成形材２
８が使用される。この異形成形材２８は突出部１８を備えており、この突出部１
８が貫通孔１９内に挿入される。この異形成形材２８もその外側の範囲に脚部２
９を有しており、これらの脚部２９はガラスパネル５，６に設けられた、セット
バックされた引込み部７を埋めている。異形成形材２８は突出部１８に対してセ
ットバックされた２つの引込み部３０を有しており、これらの引込み部３０は異
形成形材９の外側輪郭に接触する。異形成形材２８の外側輪郭には、さらに２つ
のＴ字形溝が、有利には縁部に加工成形されている。これらのＴ字形溝内には、
たとえばシール部材を挿入することができるか、あるいはまたストップ異形成形
材３３を挿入することができる。挿入したいこれらの異形成形材は別の材料から
成っていてもよい。ストップ異形成形材３３は、このストップ異形成形材３３が
ガラスパネル６に対して平行に延びる脚部３４を有し、そしてこの脚部３４が、
この脚部３４よりも小さな横断面を有する脚部３５へ移行するように形成されて
いる。一方の脚部３４から他方の脚部３５への移行部の範囲には、折り曲げられ
た脚部３７が設けられており、この折り曲げられた脚部３７の端範囲はＴ字形の
付設部を有している。このＴ字形の付設部はＴ字形溝３１内に押し込まれる。他
方の脚部３５には、さらにシール部材３６が取り付けられていてよい。したがっ
て、異形成形材２８とストップ異形成形材３３とをこのように迅速に嵌め合わせ
ることによって、防火ドアの基本エレメントからモジュールシステムに基づき、
ストップドアを提供することができる。両Ｔ字形溝３１の間では、異形成形材２
８の外側範囲に引込み部３２が設けられており、この引込み部３２は、たとえば
防火ラミネートとして働く膨張ストリップを導入するために機能することができ
る。

【００１８】 図４に示した実施例で使用される異形成形材４３は、１つの中空室４４しか備
えていない。外側輪郭を制限する制限脚部４５は側方に一体成形された張出し部
４６を有しており、これらの張出し部４６はガラスパネル縁部２７をカバーして
いる。この実施例では、ガラスパネル５，６が面取り部４０を備えている。図４
の実施例では、制限脚部４５の上に閉鎖異形成形材４１が接続されている。この
閉鎖異形成形材４１はＵ字形に形成されており、この場合、突出した２つの脚部
４２はガラスパネル５，６に設けられた面取り部４０にまで達している。外側輪
郭１６には、真ん中でＴ字形溝１５が加工成形されていて、さらに側方では防火
ラミネートが組み込まれている。互いに間隔を置いて配置された両ガラスパネル
５，６の間の中間室は、火災等級に応じて防火材、たとえばゲルまたは防火ガラ
スで埋められているか、あるいはまた防火材で埋められていなくともよい。同じ
く、異形成形材９，４３も防火材で埋められるか、あるいはまた防火材で埋めら
れなくともよい。

【００１９】 異形成形材９，１７，２８，４１，４３はプラスチック、鋼、木材または軽金
属から製造することができる。プラスチックが使用される場合には、ガラス繊維
強化プラスチックが使用される。

【図面の簡単な説明】

【図１】 閉じられた防火ドアの正面図である。

【図２】 図１に示した防火ドアの鉛直方向断面図である。

【図３】 種々様々な異形成形材を備えた防火ドアの縁範囲の一部を示す横断面図である
。

【図４】 図３と同様の、ただし別の異形成形材を示す横断面図である。

【符号の説明】

１ ドアトリム、 ２ ドアリーフ、 ３ エナメル、 ４ シール部材、
５，６ ガラスパネル、 ７ 引込み部、 ８ 脚部、 ９ 異形成形材、 １
０ 中空室、 １２ 引込み部、 １４ 中空室、 １５ Ｔ字形溝、 １６
外側輪郭、 １７ 閉鎖異形成形材、 １８ 突出部、 １９ 貫通孔、 ２０
膨張ストリップ、 ２１ 凹部、 ２３ 入口敷居、 ２４ ドア支承部、
２５ 防火充てん材、 ２７ ガラスパネル縁部、 ２８ 異形成形材、 ２９
脚部、 ３０ 引込み部、 ３１ Ｔ字形溝、 ３２ 引込み部、 ３３ ス
トップ異形成形材、 ３４，３５ 脚部、 ３６ シール部材、 ３７ 脚部、
３８ 突出部、 ３９ シール部材、 ４０ 面取り部、 ４１ 閉鎖異形成
形材、 ４２ 脚部、 ４３ 異形成形材、 ４４ 中空室、 ４５ 制限縁部
、 ４６ 張出し部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＡＬ，ＡＭ，Ｂ Ａ，ＢＧ，ＣＡ，ＣＮ，ＣＺ，ＥＥ，ＧＥ，ＨＲ，ＨＵ ，ＩＤ，ＩＮ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＬＴ，ＬＶ，ＮＯ， ＰＬ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＲ，ＵＡ，Ｕ Ｓ，ＹＵ

Claims (24)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 火災区画の範囲に取り付けられている、煙および／または火
   炎の拡散を回避するための、主としてガラスパネルから成る防火ドアまたは防火
   窓であって、ガラスパネルが、該ガラスパネルを取り囲む金属製のフレームの内
   側に埋め込まれている形式のものにおいて、当該防火ドアまたは防火窓が、モジ
   ュール式に形成されていて、ドアリーフ（２）もしくは窓ケースメントの形の少
   なくとも１つの可動部分から成っており、該可動部分が、異形成形材（９，４３
   ）によって互いに間隔を置いて配置された２つのガラスパネル（５，６）から形
   成されており、該ガラスパネル（５，６）が、ほぼドアリーフ（２）もしくは窓
   ケースメントの縁部にまで達しており、中空室異形成形材として形成された前記
   異形成形材（９，４３）が、互いに結合されて１つのフレームを形成しており、
   該フレームが、前記ガラスパネル（５，６）に設けられた部分エナメル（３）に
   よってカバーされていることを特徴とする、防火ドアまたは防火窓。
2. 【請求項２】 互いに間隔を置いて配置されたガラスパネル（５，６）の間
   に透明な防火材（２５）が設けられている、請求項１記載の防火ドアまたは防火
   窓。
3. 【請求項３】 前記異形成形材（９）が少なくとも２つの中空室（１０，１
   ４）を備えており、一方の中空室（１４）が、別の異形成形材を接続するために
   適した貫通孔（１９）または凹部を有している、請求項１記載の防火ドアまたは
   防火窓。
4. 【請求項４】 前記異形成形材（９）が、ガラスパネル（５，６）のガラス
   パネル縁部（２７）をカバーする突出部（３８）を有している、請求項１または
   ２記載の防火ドアまたは防火窓。
5. 【請求項５】 ガラスパネル（５，６）が、ガラスパネル縁部（２７）の範
   囲に引込み部（７）を有しており、該引込み部（７）が、閉鎖異形成形材（１７
   ）の脚部（８）によって埋められている、請求項１から４までのいずれか１項記
   載の防火ドアまたは防火窓。
6. 【請求項６】 ガラスパネル（５，６）が、ガラスパネル縁部（２７）の範
   囲に面取り部（４０）を有しており、該面取り部（４０）が、閉鎖異形成形材（
   ４１）の脚部（４２）によってカバーされている、請求項１から４までのいずれ
   か１項記載の防火ドアまたは防火窓。
7. 【請求項７】 前記閉鎖異形成形材（１７，４１）が、球面状の外側輪郭ま
   たは真っ直ぐな外側輪郭を有している、請求項５または６記載の防火ドアまたは
   防火窓。
8. 【請求項８】 前記閉鎖異形成形材（１７，４１）の外側輪郭が、Ｔ字形溝
   （１５）によって中断されている、請求項７記載の防火ドアまたは防火窓。
9. 【請求項９】 前記Ｔ字形溝（１５）内に、シール部材（３９）が挿入され
   るようになっている、請求項８記載の防火ドアまたは防火窓。
10. 【請求項１０】 前記閉鎖異形成形材（１７，４１）の外側輪郭（１６）に
    防火ラミネート（２０）が組み込まれている、請求項１から９までのいずれか１
    項記載の防火ドアまたは防火窓。
11. 【請求項１１】 １つの中空室（４４）を有する異形成形材（４３）が、張
    出し部（４６）を有する外側の制限脚部（４５）を備えており、該張出し部（４
    ６）が、ガラスパネル縁部（２７）の全体またはその一部をカバーしている、請
    求項１記載の防火ドアまたは防火窓。
12. 【請求項１２】 前記異形成形材（９）に設けられた貫通孔（１９）を介し
    て、異形成形材（２８）が接続されるようになっている、請求項１から１１まで
    のいずれか１項記載の防火ドアまたは防火窓。
13. 【請求項１３】 前記異形成形材（２８）に、ガラスパネル縁部（２７）の
    引込み部（７）をカバーする脚部（２９）が設けられている、請求項１２記載の
    防火ドアまたは防火窓。
14. 【請求項１４】 前記異形成形材（２８）の外側輪郭に、Ｔ字形溝（３１）
    が設けられている、請求項１２または１３記載の防火ドアまたは防火窓。
15. 【請求項１５】 前記Ｔ字形溝（１５）内にストップ異形成形材（３３）が
    挿入されている、請求項１４記載の防火ドアまたは防火窓。
16. 【請求項１６】 前記Ｔ字形溝（２８）内にシール部材が挿入されている、
    請求項１５記載の防火ドアまたは防火窓。
17. 【請求項１７】 異形成形材（９，１７，２８，４１，４３）が、プラスチ
    ック、鋼、木材または軽金属から成っている、請求項１から１６までのいずれか
    １項記載の防火ドアまたは防火窓。
18. 【請求項１８】 プラスチックがガラス繊維強化プラスチックである、請求
    項１７記載の防火ドアまたは防火窓。
19. 【請求項１９】 異形成形材（９，４３）の内部に金具が取り付けられるよ
    うになっている、請求項１から１８までのいずれか１項記載の防火ドアまたは防
    火窓。
20. 【請求項２０】 ドアリーフ（２）が、片開き式または両開き式の開きドア
    である、請求項１から１９までのいずれか１項記載の防火ドアまたは防火窓。
21. 【請求項２１】 ドアリーフ（２）が、片開き式または両開き式の自在ドア
    である、請求項１から２０までのいずれか１項記載の防火ドアまたは防火窓。
22. 【請求項２２】 ガラスパネル（５，６）が、安全ガラスから成っている、
    請求項１から２１までのいずれか１項記載の防火ドアまたは防火窓。
23. 【請求項２３】 フレームが防火材（２５）で満たされている、請求項１か
    ら２２までのいずれか１項記載の防火ドアまたは防火窓。
24. 【請求項２４】 防火材（２５）が防火ゲルである、請求項２または２３記
    載の防火ドアまたは防火窓。