JP2003520984A - 仮想画像システム - Google Patents

仮想画像システム

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JP2003520984A
JP2003520984A JP2001530636A JP2001530636A JP2003520984A JP 2003520984 A JP2003520984 A JP 2003520984A JP 2001530636 A JP2001530636 A JP 2001530636A JP 2001530636 A JP2001530636 A JP 2001530636A JP 2003520984 A JP2003520984 A JP 2003520984A
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マクルア,ロバート,エヌ.
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ストラトス プロダクト ディヴェロップメント エルエルシー
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Abstract

(57)【要約】 使用者がオブジェクトフィールドの虚像を観察することを可能とする仮想画像システム(10)である。システムは少なくとも一つのレンズ(14)を有する画像サブシステム(11)を有する。画像サブシステムは、オブジェクトフィールド(13)がその焦点あるいはその近傍となり、虚像を無限遠あるいはその近傍に位置させる。該システムは、該画像サブシステムから伝達された光を受け取り、使用者の目(2)に仕向けるアイボックススプレッダ(16)を有する。アイボックススプレッダは画像サブシステムのアイボックスを拡大する。一つの実施形態では、アイボックススプレッダは平行で、光学的に平坦な小面のアレイを画定するフレネル表面として形成される。アイボックスを拡大することによって、使用者は虚像を楽に見ることができ、同時に、仮想画像システムがコンパクトかつ軽量に構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は仮想画像システムに係り、より詳しくは、ヘッドマウント画像システム
における使用に適する仮想画像システムに関するものである。
【0002】発明の背景 仮想画像システムは、使用者が物理的なディスプレイそのものではなくディスプ
レイ(オブジェクト)の虚像を見るようなシステムである。ディスプレイ、これ
から先において「仮想ディスプレイ」と言う、を含む典型的な仮想画像システム
が図1に示してあり、使用者の目2がレンズ4を通して物理的ディスプレイ8の
虚像6を見るようになっている。
【0003】 仮想ディスプレイにおいては、使用者の目からの快適な観察距離において大きな
ディスプレイの出現を生成することが可能である。最近の進展はマイクロディス
プレイにおいて行なわれ、1cmの面積を有するシリコンチップ上により低コ
ストでXGA(拡張グラフィックアレイ)コンピュータスクリーンを作ることが
可能となっている。ヘッドマウント型、ハンドヘルド型、身体装着型、その他の
仮想ディスプレイシステムのような種々のアプリケーションにおいてマイクロデ
ィスプレイの有利さを活かすことができるような小さな仮想ディスプレイシステ
ムを提供することはとても望ましいことである。
【0004】 特に、ヘッドマウントディスプレイシステムは、使用者の頭部に装着され、一つ
あるいは両方の眼に像を投影するような仮想ディスプレイシステムである。ヘッ
ドマウントディスプレイは使用者の動きを制限しないので、時間や日、交通や株
の報告、さらには電子メールを見るような、数々の実際の使用において大きい可
能性を提供する。しかしながら、ヘッドマウントディスプレイを生成することは
典型的には次のような望ましい要因のトレードオフを含む:低重量、大きい視野
、大きいアイレリーフ、大きいアイボックス、およびコンパクトなデザイン。理
想的には、サングラス程度の侵入性であり、消費者にとって望ましいスタイルを
有することが可能なヘッドマウントディスプレイを有することが好まれる。本発
明は、特に、そのような理想的なヘッドマウントディスプレイを形成するのに適
する仮想画像システムを提供するものである。
【0005】発明の概要 本発明は、使用者に対して拡大された視範囲(すなわち、拡大された「アイボ
ックス」)を提供する仮想画像システムを提供するものである。本システムは、
使用者が、物理的ディスプレイや他のオブジェクトの仮想画像である、オブジェ
クトフィールドの虚像を見ることを可能とする。このシステムは、少なくとも一
つのレンズを含む画像サブシステムを有している。画像システムは、そのオブジ
ェクトフィールドがその焦点あるいは焦点の近傍にあり、該オブジェクトフィー
ルドの虚像を無限遠あるいはその近傍に位置できるように、配置される。一つの
実施形態では、画像サブシステムはまた該レンズのほぼ焦点距離だけレンズから
離間している画像生成器を有している。このシステムはさらにアイボックススプ
レッダを有しており、アイボックススプレッダは該画像サブシステムから伝達さ
れた光を受け取り、その光を使用者の目へと方向を変えるように配設される。ア
イボックススプレッダは、該画像サブシステムのアイボックス、すなわち、それ
を通して使用者が完全な虚像を見ることができる横方向範囲(lateral range)、
を有効に拡大するように構成されている。このアイボック拡張構成は、使用者が
、より簡単に自分の位置を決めて虚像を見ることができるものでありながら、同
時に、本発明に係る仮想画像システムをコンパクトに構成して軽量化することを
可能とする。アイボックススプレッダは、画像サブシステムの虚像が無限遠ある
いはその近傍に配置され、オブジェクトフィールドの明確な画像を使用者の目に
投影することを必要とする。
【0006】 画像サブシステムのアイボックスを有効に拡大するためのアイボックススプレッ
ダの数々の実施形態が本発明に従って開示される。一つの実施形態では、アイボ
ックススプレッダはフレネル表面を有している。フレネル表面は、その上に平行
する光学的に平らな複数の小面を有するアレイを画定する。画像サブシステムか
ら伝達された光はフレネル表面上の複数の小面にぶつかり、そこから反射するか
、あるいは、それを通過して(屈折して)伝達されて、その横方向の「幅」を拡
大させながら、使用者の目に仕向けられる。フレネル表面は薄い基板の上に設け
ることでフレネルプリズムを形成してもよく、あるいは、フレネル表面はプリズ
ムの上に設けられても良い。さらに、複数のフレネル表面を組み合わせることで
、各フレネル表面の小面がその隣接するフレネル表面の一つあるいは複数の小面
からずれて(offset)いてもよい。
【0007】 他の実施形態において、フレネル表面の各小面は、第一反射率(例えば、50%
)を有する第一部分と、第二反射率(例えば、100%)を有する第二部分とを
含み、それぞれがビームスプリッタを形成する。ビームスプリッタの第一部分は
画像サブシステムから受け取った光を部分的に伝達する一方、受け取った光を部
分的に使用者の目に向かって反射させ、第一の一連の波面を形成するようになっ
ている。ビームスプリッタの第二部分は該ビームスプリッタの第一部分から伝達
された光を受け取り、少なくとも部分的に、受け取った光を使用者の目に向けて
反射させ、第二の一連の波面を形成する。第一および第二の一連の波面は交互に
組み合わされることで連続した波面を形成する。換言すると、第二の一連の波面
は、第一の一連の波面によって生成されたギャップを埋めるものであり、さもな
ければ使用者の目が見るであろうダークギャップ(dark gap)をなくすものである
【0008】 本発明は、オブジェクトフィールドの虚像を見る使用者のための仮想画像システ
ムのアイボックスを拡大する方法を開示する。該方法において、該オブジェクト
フィールドの虚像は無限遠あるいはその近傍において画像サブシステムによって
映され、各オブジェクトフィールド点の波面が平坦となり、該画像サブシステム
の開口によって決定される横方向の幅(transverse width)を備えている。次に、
波面は、波面の横方向の幅から複数のライトリボン(light ribbon)になるように
順次スライスされる。最後に、複数のライトリボンは使用者の目に向かって仕向
けられ、複数のライトリボンは複数のライトリボンの集合横方向幅(collective
transverse width)に沿って分離される。複数のライトリボンの集合横方向幅は
元の波面の横方向幅よりも大きくなっており、仮想画像システムのアイボックス
は有効に拡大される。
【0009】 本発明の一つの態様では、仮想画像システムのアイボックススプレッダは、それ
を通しての光伝達が可能なように構成されている。このシースルーアイボックス
スプレッダは、ディスプレイを有するヘッドマウントディスプレイを構成するの
に用いることに適しており、使用者はアイボックススプレッダを通して現実世界
を見ることができるものでありながら、その上にディスプレイの虚像を観察する
ことも可能である。この場合、ディスプレイの虚像は現実世界の画像上に重ね合
わされる。
【0010】 本発明の他の態様では、ディスプレイを含む仮想画像システムは、さらに、使用
者の目がディスプレイを見ている時にのみディスプレイを作動させるようになっ
ているアイビュースイッチを有している。一つの実施形態では、アイビュースイ
ッチは、赤外線光源、赤外線センサー、赤外線ビームスプリッタ、および二色性
ビームスプリッタを有している。ディスプレイから伝達された光は、二色性ビー
ムスプリッタによってアイボックススプレッダに仕向けられ、そして使用者の目
へと仕向けられる。赤外線源から伝達された赤外線は赤外線ビームスプリッタお
よび二色性ビームスプリッタによってアイボックススプレッダに仕向けられ、そ
して、使用者の網膜に仕向けられる。使用者の網膜から反射された赤外線はアイ
ボックススプレッダから反射され、二色性ビームスプレッダおよび赤外線ビーム
スプレッダによって赤外線センサーに仕向けられる。ディスプレイは複数の視野
点(view field point)を含み、赤外線センサーは複数のセンサー位置を有してい
る。ディスプレイの各視野点と赤外線センサーの各センサー位置とは一対一の対
応となっている。ディスプレイは、赤外線センサーのセンサー位置のいずれかが
使用者の目から反射された赤外線を検知した時、すなわち、赤外線センサーがデ
ィスプレイに仕向けられた眼が見る角度(eye view-angle)を検知した時に、作動
されるように構成されている。
【0011】 さらに他の態様において、本発明の仮想画像システムは、使用者に被着される眼
鏡の形式として、ヘッドマウント仮想画像システムに組み込まれる。ヘッドマウ
ント仮想画像システムは、フレーム、および、該フレームに搭載された本発明の
仮想画像システムを有する。前に述べたように、仮想画像システムは、画像サブ
システムおよびアイボックススプレッダを有している。一つの実施形態では、画
像サブシステムは画像サブシステムのオブジェクトフィールドに配設されたディ
スプレイ、該ディスプレイに情報を供給するディスプレイコントローラ、該ディ
スプレイコントローラに電力を供給するバッテリを有している。例えば、ディス
プレイコントローラは、時間、日、使用者の脈拍のような検知されたデータ、住
所のような格納されたデータ、携帯電話の呼び出し(着信音)のような通知デー
タ、のような情報を提供する。
【0012】 アイボックススプレッダを組み込んで有効にアイボックスを拡大することによっ
て、本発明は、コストを低減させると共に、また仮想画像システムのサイズを小
さくすることができる。さらに、アイボックススプレッダは、望ましい形状およ
び眼鏡の形状に適合するように虚像を仕向け、ヘッドマウントディスプレイのデ
ザインを向上させる。実際、本発明に係るコンパクトで、軽量、かつ高いパフォ
ーマンスの仮想画像システムは、理想的には、サングラスの形状のヘッドマウン
トディスプレイシステムのような、使用者の頭部に巻き付くようなヘッドマウン
ト仮想画像システムに使用される。
【0013】好適な実施形態の詳細な説明 図2Aにおいて、本発明は、使用者がオブジェクトフィールドの虚像を見るため
の仮想画像システム10を提供する。システム10は、少なくとも一つのレンズ
14を有する画像サブシステム11を有している。画像サブシステム11は、そ
のオブジェクトフィールド13がその焦点あるいは焦点近傍にくるように位置決
めされ、オブジェクトフィールドの虚像を無限遠あるいはその近傍に位置させる
ようになっている。仮想画像システム10はさらにアイボックススプレッダ16
を有し、画像サブシステム11から光線18を受け取り、受け取った光18´を
使用者の目2に仕向けるようになっている。アイボックススプレッダ16は画像
サブシステム11の「アイボックス」を拡大するように構成されている。具体的
には、アイボックススプレッダ16は、図2Aに示すように「A」から「B」へ
、平坦な波面の幅を拡大し、もって、横方向の範囲(lateral range)(すなわち
、「アイボックス」)を拡大し、それ全体にわたって使用者の目2が移動でき、
かつ虚像を見ることができる。これによって、仮想画像システム10全体をコン
パクトは構成かつ軽量にできるものでありながら、使用者が快適な焦点距離にお
いて虚像を見ることを可能とする。レンズ14は一つのレンズ、あるいは複数の
レンズを組み合わせて形成されるものであってもよいことは当業者にとって明白
であることは理解される。
【0014】 本発明の説明における補助のため、次に述べる用語が規定され、そして図3に示
される:アイボックス幅20、アイレリーフ22、および視野角(FOV)24
。先ず、アイボックス幅20は横方向範囲であって、それを通して目2が仮想画
像システムに関連して移動することができ、与えられたアイレリーフのためのデ
ィスプレイ8(すなわち、オブジェクトフィールド)の全体の画像を見ることが
できる。アイレリーフ22は、眼2と仮想画像システムのレンズ4との距離であ
る。アイボックス幅20とアイレリーフ22は、下記の式(3)に示すように、
アイレリーフが大きいほど、アイボックス幅が小さくなることにおいて、互いに
関連している。最後に、FOV24は、眼2に対するディスプレイ8の虚像の角
度である。
【0015】 本記述に用いられる他の用語および概念は、近軸薄肉レンズ26に基づいた仮想
ディスプレイシステムを示す図4に関連して記載される。この画像システムの特
徴は次に述べる式に模式化される。
【数1】 ここに、fは焦点距離;Simgはレンズ面に関する虚像6の位置;そしてS bj (=D)はレンズ面に関するディスプレイ(オブジェクト)8の位置である
。上記式(1)にしたがって、もし、ディスプレイの虚像6がレンズ26から2
mであり、レンズの焦点距離が20mmであれば、D=19.8mmとなる。本
発明に従う最も関心のあるアプリケーションにとって、Dはfとほぼ同じであり
、Simg>>f、すなわち、Simgは「無限遠近傍」である。
【0016】 引き続き図4において、ディスプレイ寸法をLとすると、FOVは次の式によっ
て与えられる。
【数2】
【0017】 薄肉レンズ仮定において、アイレリーフがERとすると、アイボックス幅EBは
次の式によって与えられる。
【数3】 ここで、Aはレンズ開口である。
【0018】 図2Aに戻って、仮想画像システム10、特にシステム10のアイボックスを拡
大するためのアイボックススプレッダ16が詳細に説明される。平坦な(平面状
)波面18がオブジェクトフィールド13の地点からレンズ14によって投影さ
れる。アイボックススプレッダ16は画像サブシステム11のレンズ開口を出射
する平坦状波面の幅「A」をより大きい幅「B」へと拡大し、仮想画像サブシス
テム11のアイボックス幅を拡大する(上記式(3)を参照)。有効に機能する
ため、アイボックススプレッダ16はオブジェクトフィールド13の虚像が無限
遠あるいは無限遠近傍に現れるように配置される。記述の実施形態において、こ
れは、オブジェクトフィールド13をオブジェクトレンズ14からの焦点距離「
F」あるいはその近傍に配設することによって達成される。虚像が無限遠あるい
は無限遠近傍に位置された時に、オブジェクトフィールド地点からの波面は平坦
に近く、したがって、アイボックススプレッダ16によって操作することができ
、虚像に対して重大な非点収差、ピンぼけ、あるいは二重画像構造を与えること
なく、有効にアイボックス幅を拡張、拡大することができる。図5は、波面A´
、B´を示しており、これらはそれぞれオブジェクトポイントA、Bから得られ
たものであり、平坦(すなわち平面)である。
【0019】 オブジェクトフィールド13は単に現実の風景画像を捕獲する。例えば、画像サ
ブシステム11は、幾らかの拡大を伴う現実のシーンの仮想画像を生成する双眼
鏡である。あるいは、画像サブシステム11は選択的にオブジェクトフィールド
13に画像を生成するための画像生成器15を含んでいる。画像生成器の限定さ
れない例が図2Bおよび2Cに示してある。図2Bは、マイクロディスプレイの
ようなディスプレイ12を示しており、図2Aの画像サブシステム11のオブジ
ェクトフィールド13に配設される。図2Cは他のタイプのスキャナーベースデ
ィスプレイ40を示しており、画像サブシステム11のオブジェクトフィールド
13に画像を形成する。当該分野において知られているように、スキャナーベー
スディスプレイ40においては、点源41からの平行光はレンズ43を介してス
キャナ45に仕向けられ、スキャナ45は素早く動きながら異なる角度において
源41の虚像を仕向けて、オブジェクトフィールド13に複合虚像を作り上げる
【0020】A.アイボックススプレッダ アイボックススプレッダ16は、本発明に係る仮想画像システムのアイボック
ス幅を有効に拡大できるものである限り、数々の様式によって構成される。続い
て、本発明に使用するのにふさわしいアイボックススプレッダの限定されない幾
つかの例を記述する。
【0021】 (1)正面反射フレネルアイボックススプレッダ 図2Aは、反射フレネルプリズム28の形式として構成されたアイボックススプ
レッダ16を示している。付加的に図6を参照すると、反射フレネルプリズム2
8は、フレネル表面29を含む概ね平らな光学要素である。フレネル表面29は
、平行で、光学的に平らな複数の小面30の規則的なアレイを画定している。こ
こにおいて、小面に入射された光の振る舞いが制御可能な様式で該小面から反射
しあるいは通過して本発明の目的を達成できるような時に、すなわち有効にアイ
ボックスを広げる時に、小面が光学的に平坦であるとする。図2Aにおいて、フ
レネル表面29は画像サブシステム11から伝達された光を反射することに用い
られ、各小面30はフラットミラーである。各小面30は小面ベース角度φfb によってプリズム28の名目表面(すなわち、「ベース面」32)から傾斜して
いる。小面のピッチPは基面32上に突出した小面30の幅である。図6におい
て、小面ベース角度はφfb=30°として描かれている。ベース面法線31に
対する波面入射角度はφ=60°に描かれており、したがってベース面法線3
1に対する反射角はφ=φ−2φfb=0°である。フレネル表面29の各
小面30は、φにおける入射波面のライトリボン34を反射する。図示のよう
に、反射された波面は連続ではなく、ダークギャップによってこれらのライトリ
ボン34の生地は間隔を存して配設されている。反射された光の各ライトリボン
34の幅Wは以下の式によって与えられる。
【数4】 同様に、ダークギャップGの幅は以下の式によって与えられる。
【数5】 図6の例において、W=G=1/2Pである。
【0022】 正確な寸法範囲となるようにWを設計することは重要である。Wが小さすぎる場
合には、回折効果が画像解像度を低減し、ぼけが生じる。図6の例にしたがって
進めると、各光リボン34からの回析は幅1/2Pの薄いスリット開口からの回
析によって近づけられ、センターローブの角度拡がりは4λ/Pであり、ここで
λは該光の波長である。0.6×10−3ラジアンの人間の視覚解像度限界より
低く回析を維持するため、角度拡がりは0.6×10−3>4λ/Pの関係によ
って制約され、これはピッチPが、λ=500nm光の場合に3.4mmよりも
大きくなければならないことを意味する。一方、Wが大き過ぎる場合には、瞳孔
はダークギャップを見ることで像を失うであろう。像が見えた場合であっても、
多くの状態においてダークギャップが依然として見えるであろう。しかしながら
、多くの背景が黒である時に、限られた情報の状態下において、ダークギャップ
はさほど見えるものではないであろう。
【0023】 ライトリボン34間のダークギャップGが使用者の瞳孔の径よりも大きい場合に
は、像は閉じられ、像の詳細は失われる。したがって、完全な像を見るためには
、Gは使用者にとって十分に小さいものであることが必要である。同時に、Gが
小さい時には、観察においてライト/ダークシャッターが重畳するような人工生
成物が発現する。
【0024】 上記の全てを考慮すると、本発明に従った一つの好ましい設計スペースは、W>
0.2mmおよびG<2mmを指示し、回析および閉められる人口生成物に対す
るアイボックス拡大パフォーマンスのバランスを取るようになっている。当業者
にとって、WおよびGの他の設計が可能であり、ある特有のアプリケーションで
はそれが望ましいであろうことは理解される。
【0025】 図2Aに戻って、入射波面幅Aに対する反射された波面幅Bの率、すなわち、B
/Aは、アイボックス拡大率RESであり、これは次式によって与えられる。
【数6】
【0026】 図6の実施形態はRES=2である。この数が大きければ大きいほど、アイボッ
クス幅(起こり得るシャッターおよび回析人工生成物を犠牲にして)は大きくな
る。
【0027】 ここまで、アイボックス拡大を、一つの入射角を伴った一つの平坦な波面との文
脈において記述した。しかしながら、実際の仮想画像システムはゼロでない視野
角(FOV)を有している。したがって、当業者に理解されるように、実際には
、アイボックススプレッダは、仮想画像のFOVをカバーする入射角の範囲を実
行するように構成されなければならない。
【0028】 また、フレネル表面は反射形式においてのみならず透過形式においても用いるこ
とができることは当業者に理解される。透過形式において、該フレネル表面の小
面に衝突する光は反射されるのではなく屈折される。伝達あるいは反射のいずれ
の形式においても、アイボックススプレッダはアイボックス幅を広げるように働
く。
【0029】 図2Dは、図2Aの画像サブシステム11のレンズ14を出射する光線の波面を
図示し、図2Eは、図2Aのアイボックススプレッダ16を出射する光線の有効
な波面を図示している。図2Eに示すように、アイボックススプレッダとしての
フレネル小面化表面29の使用は波面を、その間にダークギャップ領域39が挿
入されたより小さい「ビームレット」38に分断するように働き、光線波面を引
き伸ばす(平らにする)。ライトリボンの経路差に基づく位相ラグは機能的には
重大ではないので、図示しない。最終結果は、ビームレット38によって作られ
る波面が図2Dに示す元の波面の形と良好な近似となることである。したがって
、アイボックススプレッダとしてこのような小面化表面を用いることが、アイボ
ックススプレッダから出射する波面に含まれているであろう湾曲を低減すること
において有利であることは評価される。許容できる湾曲の限界は、許容できる解
像度に依存する。眼の解像はおよそ30アーク秒なので、眼の瞳に入射するベス
トフィット球状波面からの波面からの偏向は30アーク秒より小さいものでなけ
ればならない。より低い解像度アプリケーションにおいては、制約は緩和される
【0030】 上述のフレネルプリズム28、および本発明の記述に記載された他の光学要素は
、適切なガラス、あるいは射出成形、鋳造あるいは圧縮成形によるプラスチック
から構成されるであろう。
【0031】 (2)背面反射フレネルアイボックススプレッダ 図7は、本発明におけるアイボックススプレッダの他の実施形態を示すものであ
る。図7のアイボックススプレッダは、図2Aに示す仮想画像システムのような
、本発明の仮想画像システムに適切に組み込まれる。図7のアイボックススプレ
ッダも、図2Aの実施形態のようにフレネルプリズム28を備えているが、本実
施形態では、フレネルプリズム28はひっくり返されており、仮想画像システム
11からの光18はフレネルプリズム28の光学的に平坦なベース面32に入射
する。ベース面32およびフレネルプリズム28を通過する光はプリズム28の
小面30から内部的に反射され、ベース面32から再び現れる。本実施形態の実
効性は、入射光および反射光がプリズム28のベース面32を通して異なる角度
で屈折し、横の色収差を生じさせるという理由から制限されるであろう。しかし
ながら、この制限は、挟帯域照明が使用された場合には問題とはならないであろ
う。
【0032】 前に述べたように、上述のフレネルプリズム28は、適切なガラス、あるいは射
出成形、鋳造あるいは圧縮成形によるプラスチックから構成されるであろう。射
出成形(または、鋳造あるいは圧縮成形)における制限は、小面30の隅部およ
びエッジ近傍のストレスが往々にして重要であり、色歪みをもたらすかもしれな
いということである。単色ディスプレイを用いるアプリケーションもあり、その
場合にはこの問題は生じない。低−ストレス成形方法を用いることも可能である
【0033】 (3)プリズム表面アイボックススプレッダ上の反射フレネル表面 図8は図7を参照して上述した背面反射フレネルアイボックススプレッダの変形
を示す。適当な面角度を備えたフレネル小面化表面29を有するフレネルプリズ
ム28の正面(入射側)に直角プリズムのようなプリズムを付加してインデック
スマッチング(index matching)を行なうことで(すなわち、プリズムの屈折率を
釣り合わせる)、横色変調は取り除かれる。あるいは、図8に示すアイボックス
スプレッダは一つの片から一体的に形成されてもよい。この実施形態は、仮想画
像システムの全体の大きさを小さくできるという利点がある。具体的には、レン
ズ14(図2A)が用いられた場合には、レンズ幅(あるいは径)はオブジェク
トフィールド(すなわちディスプレイ)からの光によってフレネルプリズム28
を最大に満たすのに十分なように大きくする必要がある。換言すると、オブジェ
クトフィールド像の左右の極端を画定する光線は、それぞれフレネルプリズム2
8の左右の極端から反射されなければならないからであり、さもなければ、使用
者のアイボックスは縮小されてしまう。例えば、図8において、点線および実線
はプリズム42を通過する光線の伝達路を表しており、プリズム42の屈折率は
それぞれ1.0、1.5である。図示のように、屈折率の増加は左右極端の光線
間の角度を小さくし、フレネルプリズム28を通してレンズから伝達された時に
光線が収束しにくくなる。結果として、屈折率の増加は、BからAへ、必要とさ
れるレンズ幅を低減させる。そして仮想画像システムの全体の寸法を低減する。
【0034】 あるいは、さらに図9に示すように、本実施形態を実行する他の方法が、直角プ
リズム42の背面の平らな表面に対してフレネルプリズム28の小面化表面29
の屈折率を釣り合わせる。好ましくは、材料が流れて小面30の回りに固定され
る時に屈折率の不均一を示さないような液体、ジェル、あるいは他の透光材料4
4が、二つの構成部品の間に適用される。
【0035】 (4)ギャップ−充填小面化反射アイボックススプレッダ 図10A−10Eは、アイボックススプレッダのさらに他の実施形態を示す。こ
の実施形態は、平行する小面の規則的なパターンを採用する点において図2A,
7,8,9に示したフレネル表面に基づくアイボックススプレッダの変形である
が、複数の波面(図2Eにおける39参照)間のダークギャップ領域が第の二像
によって充填され、ライト/ダークシャッター効果を低減する。この第二の像は
幾つかの方法によって生成される。
【0036】 具体的に、図10A,10Bにおいて、本実施形態のアイボックススプレッダ4
6は、平行状の小面のアレイを画定するフレネル表面を含んでおり、各小面はビ
ームスプリッタ48を形成している。図示の実施形態において、小面(ビームス
プリッタ)48は、光学的に平坦な二つの表面を備えた透光基板に埋設されてお
り、プリズム42の表面に設けてある。それぞれのビームスプリッタ48は、異
なる反射率を備えた複数の部分を有しており、例えば、第一部分52は50%の
反射率で、第二部分54は100%の反射率である。よって、第一ビームスプリ
ッタ48aの100%反射部分54への入射光はそこから反射され、一方、50
%反射部分52への入射光は一部からそこから反射され(18a)、一部はそこ
を透過する。第一ビームスプリッタ48aの50%反射部分52を透過した光は
、次に第二ビームスプリッタ48bの100%反射部分54に受け取られ、受信
光を使用者の眼(18b)へと反射する。さらに、図10Dにおいて、このよう
に配設された一連のビームスプリッタ48は、それぞれ50%反射部分52から
反射する第一の一連の波面50a、それぞれ100%反射部分54から反射する
第二の一連の波面50bを生成する。図示のように、第一および第二の一連の波
面50a、50bは、互いのダークギャップを有利に充填して連続波面を形成し
、ライト/ダークシャッター効果を有効に低減するように、交互に組み合わされ
ている。図10Dにおける波面を描くのに、ライトリボンにおける経路差に基づ
く位相ラグは機能的には重要ではなく、図示されていない。
【0037】 各ビームスプリッタ48は、該ビームスプリッタの両側へ適用される均一な屈折
率を有する材料を含まなければならない。この配設は、ビームスプリッタ48を
通過するいかなる波面をも非偏向経路上に維持させる。
【0038】 前と同じように、本発明のアイボックススプレッダ46は、図2Aに示すような
仮想画像システムに適して用いられる。図10Cは、本実施形態のアイボックス
スプレッダ46を組み込んだ図2Aの画像サブシステム11のレンズ14を出射
する光線の波面を示している。図10Cと図10Dを比較することで理解される
ように、図示の実施形態のアイボックススプレッダ46は波面の幅をAから2A
へと二倍にするように設計されており、よってアイボックス幅を拡大する。
【0039】 各小面(すなわち、一つのビームスプリッタ)48に沿ったコーティングは、好
ましくは、明るさの均一性のために最適化される。そのため、それぞれ、部分5
2、54からの第一および第二小面反射を用いる図示の実施形態において、コー
ティングは、部分52および54がそれぞれ50%、100%の反射率を持つよ
うに選択される。結果として、名目入射角において、第一小面反射において部分
52から50%の光が反射され(18a)、第二小面反射において部分54から
100%の残りの光(50%)が反射される(18b)。これは、各反射からの
均一な明るさを生成する。
【0040】 小面の角度および該小面上に適用される反射コーティングを注意深く選択するこ
とによって、本実施形態は、さもなければ存在することになるであろういかなる
ダークギャップを有効に充填する。さらに、構成態様に依存して、この設計は第
三小面反射、あるいはそれより多い反射を採用して効果的にいかなるダークギャ
ップをも充填するようにしてもよい。ここでの目的は、アイボックススプレッダ
46を出射する光線のための元の波面(図10C)の良好な近似(図10D)を
作り出すことにある。
【0041】 例えば、図10Eは、第一から第四までの小面反射を採用した実施形態を示して
おり、これらは明るさの均一性のため最適化されている。この場合、各ビームス
プリッタ48は最適にコーティングされ、その反射率が、四つの段階において、
その表面に沿って変化する:コーティング反射率が25%(R=1/4)である
第一部分56;コーティング反射率が33%(R=1/3)である第二部分58
;コーティング反射率が50%(R=1/2)である第三部分60;そしてコー
ティング反射率が100%(R=1)である第四部分である。このようにして、
第一、第二、第三、第四小面反射は明るさ均一性を獲得する。
【0042】 明るさ均一性コーティング態様を一般化するため、アイボックススプレッダが最
大N個の小面反射を有する場合、各小面(すなわち、ビームスプリッタ)に沿っ
た反射率は、N小面反射の各々から等しい明るさを得るように段階状に形成され
る。コーティング反射率「R」は、小面に沿った段階において以下のように増加
する: 第一小面反射のための1/N; 第二小面反射のための1/(N−1); 第m小面反射のための1/(N−m+1);そして 第N小面反射のための一体の反射率。
【0043】 次に図11Aから11Dにおいて、ギャップ−充填小面化された反射アイボック
ススプレッダ46を形成する方法について記述する。この方法は、積層されコー
ティングされたガラス(あるいはプラスチック)からなる複数のシートを斜めに
スライスして磨いたものを使用する。
【0044】 まず、図11Aにおいて、ガラスシート64が提供される。あるいは、プラスチ
ックシートを用いても良い。ガラスのサイズは、幅(W)×長さ(L)×厚さ(
T、図11B参照)である。ガラス64は、異なる反射率を有する鏡面化ストリ
ップ66,67,68の正確な一連の繰り返しを生成するスライディングマスク
によって真空コーティングされる。例えば、三つの反射ストリップ66,67,
68はそれぞれ、100%、50%、0%の反射であり、各々の幅は1mmであ
り、ガラス64の幅にわたって3mm間隔で繰り返される。好ましくは、図11
C,11Dを参照して後に理解されるように、幾つかのストリップ幅は続くウエ
ハ挽き(wafer sawing)(図11C参照)のための挽き目、および磨き(図11D
参照)に割り当てられる。同じコーティング処理が繰り返されて、コーティング
されたガラス(あるいはプラスチック)の複数のシートが作り出される。
【0045】 図11Bにおいて、コーティングされたガラス64の複数のシートは、シートの
幅に沿って△xだけ各々続くシート毎にずらして配設されている。配設されたシ
ートは次いで適切な光学接着剤を用いて積層された積層ブロック70を作り出す
。積層シフト「△x」およびガラス厚さ「T」の選択は、本実施形態のアイボッ
クススプレッダ46の小面ベース角度φfbを決定する。図示の実施形態におい
て、9つのガラスシート64が△x=1.73mmで積層されている。もしガラ
ス厚さTが1mmであれば、小面基部角度φfbは、ガラス面法線69に対して
アークタンジェント(1.73)=60である(図11C)。
【0046】 図11Cにおいて、コーティングされかつ積層されたブロック70は、決定され
た小面ベース角度φfbにおいて、複数のウエハ72に挽かれる。図示するよう
に、各ウエハ72は、コーティングストリップ66,67,68に平行に沿って
、すなわち、同じコーティングストリップにおいて各ガラスシート64に交差す
るように、カットされる。
【0047】 最後に、図11Dにおいて、各ウエハ72のカット側部は適切な研磨具74によ
って磨かれる。そして、磨かれたガラスウエハ72はさいの目にされてアイボッ
クススプレッダ46(図10A−10E)、あるいは他の光学要素を形成する。
本手法を用いて作成したアイボックススプレッダあるいは他の光学要素は屈折率
の不均一性の欠点がなく、いかなる色歪みを有利に低減することができる。
【0048】 図12は図10A−10Eのギャップ−充填小面化反射アイボックススプレッダ
46を形成する他の手法を示す。この手法は、フレネルプリズム28に対して特
別な傾斜コーティングプロセスを適用する。この手法において、小面30の第一
部分76は第一反射率(例えば、50%、小面30の元のコーティングの反射率
である)を有する。矢印80で示すように、傾斜角度から金属(あるいは誘電体
)鏡の蒸気コーティングが行なわれると、小面30は互いに陰となり、コーティ
ング(例えば、100%の反射率を有する)は小面30の第二部分78にのみ適
用される。この手法はフレネルプリズム28に対する第一および第二部分76,
78のインデックスマッチングが必要とされるが、図11A−11Dを参照して
説明した手法よりは低コストである。
【0049】 (5)ランダム化反射アイボックススプレッダ 図13において、本実施形態のアイボックススプレッダ81は、それぞれが平行
で光学的に平坦な小面30のアレイを含むフレネル表面を備えた複数のフレネル
プリズム16a−16dを有する。複数のフレネルプリズム16a−16dは、
各フレネル表面が隣の表面の小面30からずれる(offset)ように組み合わされる
。このように構成することで、アイボックススプレッダ81は入射光線18a−
18dを受け取り、これらをランダムパターン、あるいは碁盤縞パターンに反射
する。このようなランダム反射は波面におけるダークギャップを充填するのでは
なくて、ギャップによって起こされる線模様を使用者が見ることを難しくするも
のである。このようなランダムな反射を起こさせるような数々の他の実施形態が
あることは当業者において理解される。
【0050】 (6)ビームスプリッタアイボックススプレッダ 図14は、ビームスプリッタ83とミラー84を有するアイボックススプレッダ
82のさらに他の実施形態を示す。ビームスプリッタ83は入射波面18を、一
部を透過させ、一部を使用者の眼へと反射させること(18a)によって二つに
分ける。そしてミラー84は該ビームスプリッタ84を通過した光を受け取って
、それを使用者の眼へと反射させる(18b)。よって、反射された光線18a
、18bは一つの端縁に沿った二つの波面85a、85bを形成する。図示のよ
うに、本実施形態のアイボックススプレッダ82は、波面幅を「A」から「2A
」へと有効に二倍にし、実質的にアイボックスを拡大する。
【0051】 波面85a、85bが首尾よく使用者の網膜上の同じ点に焦点を合わせるために
は、二つの波面は実質的に平坦でなければならない。このことは、波面表面法線
(すなわち、波面に対して垂直の線)は、人間の視解像限界を維持するため、目
の瞳径を横切る0.6×10−3より小さく変化しなければならない。もし、波
面の湾曲が大き過ぎると、使用者の眼に二つの独立した波面が生成され、使用者
の瞳は、二つの波面85a、85bが会合する地点86において、ぼけや二重の
像を見る。したがって、本実施形態のアイボックススプレッダ82は極めて平坦
な波面を生成することができるような優れたレンズを必要とする。
【0052】 本実施形態のアイボックススプレッダ82が一つのビームスプリッタを含み、そ
れがミラーと組み合わさってアイボックスを二倍にするものとして図示したが、
この実施形態は、二つ以上のビームスプリッタを並列して用い、これらの反射コ
ーティングを適切に調整することによって、より大きいアイボックス拡大を獲得
するように広げることができる。特に、一つのミラーを備えたN−1ビームスプ
リッタはアイボックスをN倍に拡大する。各ビームスプリッタから同じ明るさ(
同じ光の量)を得て均一な明暗度出力を提供するために、各ビームスプリッタに
適用されるコーティングの反射率は以下のとおりである: 第一ビームスプリッタに関する1/N; 第二ビームスプリッタに関する1/(N−1); 第mビームスプリッタに関する1/(N+1−m)。
【0053】 (7)回折格子アイボックススプレッダ 当業者において理解されるように、アイボックススプレッダは一定の格子ベクト
ルを備えた線形回析格子から形成してもよい。図2A及び7−9を参照して上述
した小面化表面アイボックススプレッダと同様に、回析格子アイボックススプレ
ッダは反射形のみならず透過形としても用いられる。典型的には、回析格子はよ
り大きい色分散を有しているが、レーザ源のような狭帯域照明においては、回析
格子アイボックススプレッダは有効であろう。
【0054】 上述した数々のアイボックススプレッダの記載から明らかなように、本発明は、
使用者がオブジェクトフィールドの虚像を観察するための仮想画像システムのア
イボックスを拡大する方法を提供するものである。本手法によると、オブジェク
トフィールドの虚像は無限遠あるいはその近傍に位置する。上述したように、こ
れは各オブジェクトフィールド点の波面が平坦であることをもたらす。次に、波
面は波面を横幅から複数のライトリボンへと順次スライスされる。(図6の34
参照)。最後に、複数のライトリボンは使用者の眼へと方向を変更され、複数の
ライトリボンは複数のライトリボンの集合横幅に沿って分離される。この点にお
いて、複数のライトリボンの集合横幅「W2」(図6)は元の波面の横幅「W1
」(図6)よりも大きく、よって仮想画像システムのアイボックスを有効に拡大
する。
【0055】B.関連技術 次に、本発明の仮想画像システムのパフォーマンス、特徴、あるいは実行を向上
させるためにアイボックススプレッダと共に用いられるであろう幾つかの関連技
術について説明する。続く記述において、アイボックススプレッダは上述した実
施形態のいずれでも良いものとして理解される。
【0056】 (1)非無限遠固定焦点 図15において、仮想画像システム10は、ディスプレイ8とレンズ14を有す
る仮想画像サブシステム11、およびアイボックススプレッダ16(フレネルプ
リズムとして図示されている)を有する。ディスプレイ8とレンズ14はレンズ
14の焦点距離Fによって離間しており、ディスプレイ8の虚像を無限遠あるい
はその近傍に置くようにしている。しかしながら、幾つかのアプリケーションに
おいて、虚像の焦点深度を調整することが好ましい。これに関連して、アイボッ
クススプレッダを備えた仮想画像システム10の焦点を無限遠以外の距離に設定
するために、薄型(low-profile)(低屈折率)レンズ88を、アイボックススプ
レッダ16と使用者の眼(図示せず)の間に全体有効アイボックス幅にわたって
付加することができる。レンズ88は、特有なアプリケーションによって決定さ
れる適切な焦点距離に焦点を移動することができる。レンズ88は使用者の処方
レンズであってもよい。
【0057】 (2)シースルーアイボックススプレッダ 図16Aおよび16Bにおいて、シースルーアイボックススプレッダ90a、9
0bが記載されている。シースルーアイボックススプレッダ90a、90bは、
重大な光学的歪み無しに、使用者がアイボックススプレッダを通して見ることを
可能とする。本質的に、シースルーアイボックススプレッダ90a、90bは光
がそれを透過するような手段を備えている。このようなシースルーアイボックス
は、光学的に平坦な二つの表面を備えた透光基板内に小面化したフレネル表面を
埋設することによって形成される。具体的には、図16Aにおいて、一つの実施
形態のシースルーアイボックススプレッダ90aが二つの要素92a、92bか
ら形成されている。二つの要素92a、92bは概ね三角形状の断面を有してお
り、両方が小面化された表面を有しており、小面化表面は小面化インターフェー
ス93において嵌り合っている。二つの要素92a、92bを小面化インターフ
ェース93に沿って組み合わせる前に、半透光(すなわち、半反射)コーティン
グが小面化された表面の一つに沿って適用される。このように構成することで、
小面化インターフェース93は点線矢印94で示すように部分的に光を透過させ
る。あるいはまたは付加して、ギャップ(非コーティング領域)が小面化インタ
ーフェース93に残され、そこを光が通過するようにしてもよい。本記述におい
て、そこを通して光を透過させるギャップを含む小面化インターフェース93も
また半透光であると特徴付ける。第一要素92aの平坦入射側96と第二要素9
2bの平坦出射側98は互いに平行を維持しており、歪みなく光が通過できるよ
うになっている。さらに、二つの要素92a、92bは、さもなければ小面化イ
ンターフェース93の回りに生ずるであろう光学的歪みを最小化するように屈折
率を釣り合わせることが好ましい。
【0058】 図16Bは他の実施形態のシースルーアイボックススプレッダ90bを示してお
り、小面化インターフェース93に沿って噛み合った二つの要素100a、10
0bを有している。この実施形態において、二つの要素100a、100bは図
示ように実質的に平らである。前と同じように、小面化インターフェース93は
半透光コーティングおよび/あるいはギャップを有しており、そこを光が通過で
きるようになっている。さらに前と同じように、光歪みを最小化するため、平坦
入射側97と平坦出射側98が互いに平行を維持している。好ましくは、二つの
要素100A、100Bは屈折率をつり合わせてある。
【0059】 シースルーアイボックススプレッダは特にヘッドマウントディスプレイアプリケ
ーションにおいて有用であり、使用者はアイボックススプレッダを通して現実世
界を見ることができる。
【0060】 (3)内部反射を備えたライトパイプ 図17は、本発明の仮想画像システムに組み込まれるであろうライトパイプ10
0を示している。図示のように、ライトパイプ100は光102をレンズ14か
らアイボックススプレッダ16に、そして使用者の眼(図示せず)へと仕向ける
ように構成される。パイプ100の厚さTはA/(2sin(φ))の大きさま
で小さくすることができ、ここでAはレンズ開口、φはパイプ100における
光軸の入射角度である。虚像のFOVが大きくなると、像の中の最大線角度がパ
イプに沿って分岐することを許容するためTもまた大きくなることは理解される
【0061】 (4)反射レンズを備えた偏向折曲経路 図18は本発明の仮想画像システムにおけるライトパイプ104の他の使用を示
す。この実施形態において、ディスプレイ12からの光102aは面偏向であり
、ライトパイプ104の壁面からの一つ以上の内部全反射の後、反射レンズ14
に伝達される。レンズ14近傍の一つの反射において、光102aは、ライトパ
イプ104の壁面へのあるいはライトパイプ104とアイボックススプレッダ1
6との間に接着した薄肉要素へのコーティングである偏向ビームスプリッタ10
6にぶつかる。光102aの偏向は、光102aが偏向ビームスプリッタ106
から反射してライトパイプ104を通ってレンズ14に伝達するように選択され
る。偏向ビームスプリッタ106からの反射とレンズ14との間で、光は1/4
波長(1/4波)板108を通過し、円偏向光に変化する。光はそしてレンズ14
から反射され再び1/4波長板108を通過し、偏向ビームスプリッタ106へ
向かって進む。1/4波長板108を2回通過することで、光102bの偏向は
その元の偏向(光102aにおける)から90度回転しており、光102bは偏
向ビームスプリッタ106を通過してアイボックススプレッダ16へと伝達する
。伝達された光102bはアイボックススプレッダ16によって方向を変えられ
、ライトパイプ104を通過してそこから使用者の眼2へと伝達される。
【0062】 (5)ディスプレイに電力を供給するためのアイビュースイッチ 図19は、一つのディスプレイ12と一つのレンズ14を有する画像サブシステ
ムとアイボックススプレッダ16を含む画像仮想システム109を示しており、
該システムは好適には使用者の頭部に装着されるヘッドマウントディスプレイ(
HMD)の形式である。HMDの電力要求を最小化するため、HMDはさらに、
使用者の眼2がディスプレイ12を見ている時のみに、ディスプレイ12をオフ
状態(あるいはスタンバイ状態)からオン状態へと活動させるアイビュースイッ
チ110を有している。
【0063】 例えば、眼2がディスプレイ12を見ている時に、眼の観察方向はアイビュー角
度スイッチ110におけるセンサーによって検知され、スイッチがディスプレイ
12を活動させてオン状態とするようになっている。眼2が他の場所を見た時に
は、ディスプレイ12はオフ状態に切り換わる。
【0064】 一つの実施形態において、アイビュースイッチ110は赤外線(IR)源111
、IRセンサー112、二色性ビームスプリッタ114、およびIRビームスプ
リッタ115を有している。IRセンサー112は、ディスプレイ12の各ビュ
ーフィールド点とIRセンサー112のある位置が、使用者の眼が該フィールド
点を見た時に、一対一で対応するように、HMD109に配設されている。これ
は、アイビュースイッチ110とHMD109の仮想画像システムとがアイボッ
クススプレッダ16とレンズ14に沿った光路を共有するように配設することで
使用者の較正を用いることなく達成できる。図19において、アイビュースイッ
チ110の光路は実線矢印116aで示してあり、仮想画像システム109の光
路は破線矢印116bで示してある。同時に、図示のように、二色性ビームスプ
リッタ114は、分路にそったレンズ14の焦点に、仮想画像システム109の
ディスプレイ12とアイビューアングルスイッチ110のIRセンサー112の
両方を置くように光路が分かれるように配設される。さらに、IR源111は、
IRビームスプリッタ115によってIRセンサー112から孤立されている。
【0065】 好ましくは、ディスプレイ12と二色性ビームスプリッタ114の間にIRフィ
ルター119が配設され、ディスプレイ12からのIR照明がアイビュースイッ
チシステム110に入ることを防ぐ。設計の少なくとも部分は、内部全反射ミラ
ー壁118を有するライトパイプ117に都合よく組み込まれ、概ね使用者の頭
部に巻き付くHMDの形に適合するような外形に作られている。好ましくは、ア
イボックススプレッダ16は、直角プリズム(図8,9参照)のようなプリズム
120に接続されている。図示の実施形態において、ライトパイプ117の光出
射表面121およびプリズム122の光入射表面122はそれぞれ対物レンズ1
4の第一および第二のレンズを形成している。
【0066】 作用において、IR源111からのIRエネルギーはIRビームスプリッタ11
5によって二色性ビームスプリッタ114に仕向けられ、二色性ビームスプリッ
タ114は該IR照明を該レンズ14を通して、そしてアイボックススプレッダ
16を介して眼2へと仕向け、網膜123上にIR像を投影する。そしてIR網
膜像は同じ光路を逆戻りして、二色性ビームスプリッタ114およびIRビーム
スプリッタ115を介してIRセンサー112へと辿る。同時に、ディスプレイ
12上の像は二色性ビームスプリッタ114によって該レンズ14およびアイボ
ックススプレッダ16を介して眼2へと仕向けられる。
【0067】 機能的には、使用者はディスプレイ12におけるフィールドポイントを見ており
、そのフィールドポイントは網膜123(網膜の中心窩に配設されている)の眼
レンズの特有の焦点上に像を写す。網膜上のこの焦点からの反射は、コニスコピ
ック(coniscopic)顕微鏡反射のように、とても強い。網膜上の焦点は同時に、デ
ィスプレイ12上のフィールドポイントへの一対一対応を有する特別なセンサー
ポジションにおいてIRセンサ112上に映し出される。もし、網膜の中心窩の
像地点がIRセンサー112上にある場合には、信号閾値は越えており、信号は
従来の様式で処理されディスプレイ12の活動を引き起こす。もし、信号―雑音
比が簡単な閾値化に十分でない場合には、適切な信号処理と共にマルチエレメン
ト二次元(2D)センサーが用いられ、網膜の中心窩点の存在を決定する。網膜
の中心窩点がIRセンサから外れている場合には、ディスプレイ12はオフ状態
に切り換わる。
【0068】 ここで記述した、アイビュースイッチを伴うHMDは他のアプリケーションを達
成するように変更することもできる。具体的には、図19に示すIRエネルギー
を用いた網膜イメージシステムは、HMD上のアイトラッキングやカーソル制御
、網膜マップの適合によるセキュリティクリアランス、あるいは網膜血管の脈セ
ンシングに用いられる。脈センシングアプリケーションは後で詳細に説明する。
【0069】 (6)FOV方向の調整 図19を参照して、HMDのFOVの方向(およびアイボックスの位置)は、H
MD画像システムの他の部位に対して、例えば矢印125の方向における軸12
4のような好ましい軸の回りにアイボックススプレッダ16を小さく回転させた
り傾けたりすることによって使用者によって調整できる。これはとても繊細な調
整である。なぜならHMDのFOVの方向における変化は調整角度を二倍にする
からである。HMDのFOVの方向(およびアイボックスの位置)を調整するた
めにアイボックススプレッダを傾斜可能とすることの利点は、HMDにおけるよ
り小さい調整自在仮想画像システムは、寸法が大きく、調整不可の仮想画像シス
テムを用いなければならない代わりに、全ての使用者に対して適応するというこ
とである。
【0070】C.ヘッドマウントディスプレイ(HMD)設計 設計においてコンパクトで軽量な、本発明の仮想画像システムの数々の実施形態
は、スタイリッシュなヘッドマウントディスプレイ(HMD)システムを形成す
るのにとても適している。例えば、本発明に従って、一対の眼鏡(サングラス、
安全眼鏡等)の形のHMDが提供される。
【0071】 図20A及び20Bを参照して、使用者に被着される眼鏡の形式のHMD126
はフレーム127とフレーム127上に装着された仮想画像システム10を有し
ている。図示の実施形態において、仮想画像システム10は、一つのディスプレ
イ12と一つのレンズ14を有する画像サブシステム11、及びアイボックスス
プレッダ16を有している。ディスプレイ12はレンズ14のほぼ焦点距離に配
設されており、虚像を無限遠あるいはその近傍に位置させる。画像サブシステム
11はさらに、好ましくはフレーム127に装着される、ライン130を介して
ディスプレイ12へ情報を供給するためのディスプレイコントローラ128、お
よび、好ましくはフレーム127に装着される、ディスプレイコントローラ12
8に電力を供給するためのバッテリ129を有している。図示のように、ディス
プレイコントローラ128およびバッテリ129は単一のモジュールの中に内装
されている。
【0072】 ディスプレイコントローラ128によって供給されディスプレイ12上に提示さ
れる情報の種類の例としては、時間データ(日、時、タイマー機能等)、センサ
ーデータ(使用者の脈拍、速度、高さ、ピッチ、ロール、ヨー、温度等)、格納
(受信)データ(PDA機能、住所、計算機能、電子メール等)、および通知デ
ータ(電子メール受信、携帯電話の呼び出し、約束の通知等)が挙げられる。上
述のデータの多くは、ディスプレイコントローラ128とバッテリ129と同じ
モジュールにおいてフレーム127に装着されるであろう時計131を必要とす
る。一つの実施形態では、ディスプレイ12は、好ましくは、自然照明によって
データを表示する受動LC透過ディスプレイとして形成される。これによって低
電力の設計ができ、バッテリ重量要求を低減できる。
【0073】 ディスプレイ12の外形寸法は、連結や端縁耐性に与えられる領域のため、往々
にしてディスプレイ12の実際の活動領域を大きく越えてしまう。よって、フレ
ーム127の表面に対してディスプレイ12の面を平行に保つことによって、仮
想画像システム10の厚さを最小化することができ、HMD126の頭部巻き付
け形式を保持することができる。ディスプレイ12のデータは、好ましくは、3
mm×5mmの寸法であり、フレーム127の外部上でディスプレイ12に近接
して配設された散光器132を通して周囲の光によって背面照明される。散光器
132は周囲光の空間平均を提供し、HMD126にスタイルを与える機能であ
る。散光器132はまた燐光染料をその中に用いることによって限られた光の一
時的な平均を提供する。周囲光を用いることによって、ディスプレイ12の光レ
ベルが環境に適合し、サングラスを通した伝達に対してより明るくなるため、デ
ィスプレイ12は良好なコントラストを獲得する。
【0074】 ディスプレイ12は、ライン130を介してディスプレイコントローラ/バッテ
リモジュール128,129に接続されており、図20Aに示すように、フレー
ム127のつる(temple)に沿って後方へと移動する。レンズ14を含む適切な画
像サブシステム11はディスプレイ12の虚像を無限遠あるいはその近傍に結像
させるように設けられる。例えば、図示の実施形態では、像は二つのミラー反射
を通して、具体的には、第一ミラー133aと第二ミラー133bを介して、デ
ィスプレイ12から対物レンズ14へと中継される。第一ミラー133aはプリ
ズム134の斜辺上にあり、受け取った像を第二ミラー133bへと反射する。
ミラー133a、133bによって光路をこのように曲げることは、光路をフレ
ーム127に極めて近接させて巻くものであり、HMD126のコンパクトなス
タイリングを可能とする。
【0075】 図示の実施形態において、レンズ14は25mmの焦点距離を有し、ディスプレ
イ12からの一つの焦点距離に配設される。アイボックススプレッダ16は、レ
ンズ14の後方に配設された正面反射フレネルアイボックススプレッダ(図2A
の28)を有している。レンズ14の光軸はアイボックススプレッダ16(φ =60)の表面法線135に対して60度の角度で配向しており、アイボックス
スプレッダ(図6参照)の小面ベース角度φfbは20度である。これは、アイ
ボックススプレッダ16から出てくる光軸は入射光軸から80度回転しており、
アイボックススプレッダ16の表面法線135から−20度回転していることを
意味する。上記の式(6)を再び参照して、アイボックス拡大率RESは、アイボ
ックススプレッダ表面法線に対する反射された入射光軸角度のコサイン率、すな
わち、cos(φ)/cos(φ)である。アイボックスは、アイボックススプ
レッダ16から出現する光軸に対して垂直の次元および反射面においてこの率だ
け拡大する。図示の場合では、アイボックス拡大率RESは、cos(-20)/c
os(60)=1.88である。よって、6mmの水平開口を有するレンズによって
、使用者は11.3mmの水平開口を見ることになる。
【0076】 図21も図20Aおよび20Bに示した一対の眼鏡の形式におけるHMDを形成
するのに適切な仮想画像システムを示しているが、次の差異がある。図21の実
施形態は、前に述べたようにプラスチック成形からなるであろう、第一および第
二プリズム136、137を有している。ディスプレイ12からアイボックスス
プレッダ46より出て行く光路は実質的にこれらのプリズム136、137に含
まれている。具体的には、第一プリズム136は、ディスプレイ12に近接して
配設された光入射表面138aと、図20Aおよび20Bの第一および第二ミラ
ー133a、133bと同じ様式で実質的に機能する第一及び第二内部全反射表
面(ミラー)138b、138cと、対物レンズ14の第一レンズを形成する出
射表面138dとを有する。第二プリズム137は、対物レンズ14の第二レン
ズを形成する入射表面139aと、その上にギャップ充填小面化反射アイボック
ススプレッダ46を有する斜辺139b(図10A−10E)、および出射面1
39cとを有する直角プリズムである。第二プリズム137の出射面139cは
、図15を参照して記述したように、無限遠から虚像焦点を移動させるために低
倍率レンズを有していてもよい。
【0077】 上記からわかるように、本発明に係るヘッドマウントディスプレイ(HMD)は
多くのアプリケーションを有し、ディスプレイ上に数々のデータを提示するよう
に構成される。限定されない例として、図20A−21を参照して記述したHM
Dシステムは、感知したデータを捕獲してディスプレイに中継するセンサーを有
している。例えば、HMDセンサーは脈拍センサーである。脈拍センサーによっ
て検出された脈拍はディスプレイコントローラ128に中継され、脈拍情報をデ
ィスプレイ12に進めて処理し、使用者がその脈拍を監視できるようにする。本
発明に適して用いられる脈拍センサーの特別な実施形態を以下に説明する。
【0078】 第一に、脈拍モニタは赤外線センサーである。IR源とIRセンサーの組み合わ
せは使用者の血管を「見る」ことを提供し、使用者の脈拍を決定するためにIR
光信号の変調を測定する。使用者の血管が監視される四つの場所は耳の柔らかい
組織(例えば:耳たぶ、耳と頭部とを結合する接続組織)、こめかみ、鼻、そし
て眼(網膜あるいは角膜)である。特に、網膜脈拍は図19に関連した上述の網
膜画像システムを用いることで監視される。
【0079】 第二に、脈拍センサーは、血管の上に用いられパルス信号を検知する圧力センサ
ーから形成されてもよい。圧力センサーが適用される二つの場所はこめかみと耳
の後である。
【0080】 第三に、二点電気ポテンシャルセンサーを脈拍センサーとして用いても良い。こ
のセンサーにおいて、使用者の頭部において離れた位置において二つの接点が設
けられ、これらの接点の間の皮膚の差分電気ポテンシャルが測定される。脈拍は
電気電圧信号から抽出される。幾つかの接点対位置は:両耳の後、一方の耳の後
と鼻の頭、両方のこめかみの間、一つのこめかみと鼻の頭、および、一つのこめ
かみと一つの耳の後である。
【0081】 選択的に、上述のHMDシステムはさらに、感知されたデータのようなデータを
遠隔データトランシーバ(図示せず)との間で交換する無線トランシーバ140
(図20A)を有していても良い。
【0082】 本発明の仮想イメージシステムは、アイボックス幅を有効に拡大することによっ
て、構成においてコンパクトで軽量な仮想画像システムを構成することを可能と
する。さらに、仮想画像システムにおける光学要素の配置は、虚像が無限遠ある
いはその近傍に位置され、使用者の目に明瞭に提示されるようになされている。
本発明に係るコンパクトで、軽量で、高パフォーマンスの仮想画像システムは理
想的には、そのスタイルや機能に妥協することなく、例えばサングラスの形式に
おいて、使用者の頭部に巻き付くようなヘッドマウント仮想画像システムに用い
られる。
【0083】 好ましい実施形態について図示しかつ説明したが、本発明の精神および範囲を逸
脱しないで数々の変更が行なわれ得ることは理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 仮想画像システムの概念を示す概略図である。
【図2A】 画像サブシステムおよび平行で光学的に平坦な小面を画定するフレネル表面の形
式のアイボックススプレッダを含む、本発明に係る仮想画像システムの実施形態
を示す概略図である。
【図2B】 図2Aにおける画像サブシステムのオブジェクトフィールドに配設されるディス
プレイを示す図である。
【図2C】 図2Aにおける画像サブシステムのオブジェクトフィールドにおける像を形成す
るように設けられたスキャナーベースディスプレイを示している。
【図2D】 図2Aにおける画像システムのレンズから出射する光線の波面を示している。
【図2E】 図2Aにおける画像システムのアイボックススプレッダから出射するビームレッ
トの波面を示している。
【図3】 アイボックス、アイレリーフ、視野角(FOV)の概念を示す図である。
【図4】 仮想画像システムのためのレンズ公式関係を示す図である。
【図5】 平坦な波面の概念を示す図である。
【図6】 本発明の仮想画像システムに用いられるフレネル表面ベースアイボックススプレ
ッダの作用を示す概略図である。
【図7】 本発明の仮想画像システムに用いられるアイボックススプレッダの他の実施形態
を示し、アイボックススプレッダは、フレネルプリズムの後面の表面が入射光に
対抗するように形成されている。
【図8】 本発明の仮想画像システムに用いられるアイボックススプレッダのさらに他の実
施形態を示し、アイボックススプレッダは直角プリズム上に設けられたフレネル
小面化表面を有している。
【図9】 図8のアイボックススプレッダ−の変形であって、フレネルプリズムと直角プリ
ズムが組み合わされて一体となり、フレネルプリズムの小面化表面は直角プリズ
ムに対向している。
【図10A】 本発明の仮想画像システムに適切に用いられるアイボックススプレッダのさらな
る実施形態であり、フレネル表面の小面の各アレイは、ビームスプリッタのため
に互いに異なる反射率を備えた複数の部分を有している。
【図10B】 図10Aの部分の拡大概略図である。
【図10C】 図10Aのアイボックススプレッダを組み込んだ仮想画像システムのレンズから
出射する光線の波面の概略図である。
【図10D】 図10Aのアイボックススプレッダから出射する光ビームレットの波面の概略図
である。
【図10E】 図10Aおよび10Bのアイボックススプレッダの変形を示す概略図であり、各
ビームスプリッタは異なる反射率の四つの部分を有している。
【図11A−11D】 異なる反射率の複数の部分を有するビームスプリッタを形成する方法を示してい
る。
【図12】 傾斜蒸発コーティング手法を用いた、異なる複数の部分を有するビームスプリッ
タを形成する他の手法を示している。
【図13】 本発明の仮想画像システムに適切に用いられるアイボックススプレッダのさらに
他の実施形態であり、アイボックススプレッダは、ランダム反射を生成するよう
にオフセット態様で配設された複数のフレネル表面を有している。
【図14】 本発明の仮想画像システムに適して用いられるアイボックススプレッダのさらに
他の実施形態であり、アイボックススプレッダは一つのビームスプリッタと一つ
のミラーを備えている。
【図15】 本発明の仮想画像システムに組み込まれるであろう、虚像の焦点深さを調整する
ための調整レンズの使用を示している。
【図16A及び16B】 共にそれを通して光伝達が可能なように構成されたシースルーアイボックススプ
レッダを示している。
【図17】 本発明の仮想画像システムに組み込まれるであろう、光伝達を案内するライトパ
イプの使用を示している。
【図18】 本発明の仮想画像システムに組み込まれるであろう、光伝達を案内するライトパ
イプの他の使用を示している。
【図19】 本発明の仮想画像システムに組み込まれるであろう、使用者がディスプレイを見
ている時のみにディスプレイを活動させる赤外線(IR)センサーおよび他の光
学要素の使用を示している。
【図20A】 本発明の仮想画像システムを組み込んだ、眼鏡の形式のヘッドマウントディスプ
レイ設計である。
【図20B】 図20Aの部分の拡大図である。
【図21】 眼鏡の形式のヘッドマウントディスプレイ設計に組み込むのに適した本発明の係
る仮想画像システムの他の実施形態である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW

Claims (57)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オブジェクトフィールドの虚像を使用者が見るための仮想画像システムであっ
    て、該システムは以下のものを含む: 少なくとも一つのレンズを有する画像サブシステムであって、該画像サブシス
    テムはその焦点あるいは焦点近傍にオブジェクトフィールドを配置させることで
    、該虚像を無限遠あるいは無限遠近傍に位置させる;および 該画像サブシステムから伝達された光を受け取って、該光を使用者の眼へと向
    けるように配設されアイボックススプレッダであって、該アイボックススプレッ
    ダは該画像サブシステムのアイボックスを有効に拡大するように構成されており
    、該アイボックススプレッダは、その上に平行で光学的に平坦である複数の小面
    のアレイを画定するフレネル表面を有する。
  2. 【請求項2】 請求項1のシステムにおいて、該フレネル表面は該画像サブシステムから伝達さ
    れる光を反射させて該光を使用者の眼へと仕向けるように構成されており、該フ
    レネル表面の各小面はフラットミラーである。
  3. 【請求項3】 請求項2のシステムにおいて、該フレネル表面は二つの光学的に平坦な表面を有
    する透明基板内に埋設されており、該フレネル表面は該二つの平坦な表面の間に
    介装されている。
  4. 【請求項4】 請求項2のシステムにおいて、該フレネル表面は、第一表面と光学的に平坦な第
    二表面を備えた薄い透明基板の第一表面上に位置しており、該光は該第二表面お
    よび該基板を通過して該フレネル表面から反射される。
  5. 【請求項5】 請求項1のシステムにおいて、該フレネル表面は該画像サブシステムから伝達さ
    れる光を屈折して該光を使用者の眼へと仕向けるように構成されている。
  6. 【請求項6】 請求項1のシステムにおいて、該アイボックススプレッダはプリズムの表面に設
    けたフレネル表面を有している。
  7. 【請求項7】 請求項1のシステムにおいて、該複数の小面は複数のライトリボンを生成するよ
    うに構成されており、各ライトリボンは0.5mmより大きい幅を有し、ライト
    リボン間の間隙は2mmより小さい。
  8. 【請求項8】 請求項1のシステムにおいて、該アイボックススプレッダは有効にアイボックス
    を二倍にするように構成されている。
  9. 【請求項9】 請求項1のシステムにおいて、該アイボックススプレッダはさらに、その上に平
    行で、光学的に平坦な複数の小面のアレイを画定する小面化表面を有する第二の
    フレネル表面を有しており、該第一および第二のフレネル表面は、第一フレネル
    表面の小面が第二のフレネル表面の小面からずれるように組み合わせてある。
  10. 【請求項10】 請求項1のシステムにおいて、さらに該アイボックスと使用者の眼の間に配設し
    た調整レンズを含み、該調整レンズは該虚像の焦点深さを調節するように構成さ
    れている。
  11. 【請求項11】 請求項1のシステムにおいて、該アイボックススプレッダは、それを通過する光
    伝達が可能なように構成されている。
  12. 【請求項12】 請求項11のシステムにおいて、該フレネル表面の小面は、半透過性である。
  13. 【請求項13】 請求項11のシステムにおいて、該アイボックススプレッダは、それぞれ小面化
    された表面を有する第一および第二フレネル表面を有しており、第一および第二
    フレネル表面の小面化された表面は互いに嵌り合って小面化インターフェースを
    形成するように構成されており、該小面化インターフェースは光に対して半透過
    性を有しており、該第一フレネル表面の光入射側および該第二フレネル表面の光
    出射側は互いに平行している。
  14. 【請求項14】 請求項1のシステムにおいて、さらに、ライトパイプを有し、該ライトパイプは
    、光が該画像サブシステムからアイボックススプレッダに伝わり、そして使用者
    の眼に伝わることを可能としている。
  15. 【請求項15】 請求項1のシステムにおいて、該画像サブシステムはさらに、該画像サブシステ
    ムのオブジェクトフィールドにおいて画像を生成するための画像生成器を有する
  16. 【請求項16】 請求項15のシステムにおいて、該画像生成器は該画像サブシステムのオブジェ
    クトフィールドにおいて画像を形成するスキャナーベースディスプレイを有する
  17. 【請求項17】 請求項15のシステムにおいて、該画像生成器は該画像サブシステムのオブジェ
    クトフィールドに配設されたディスプレイを有する。
  18. 【請求項18】 請求項17のシステムにおいて、さらに、使用者の眼がディスプレイを見ている
    時に該ディスプレイを活動させるように構成されたアイビュースイッチを有して
    いる。
  19. 【請求項19】 請求項18のシステムにおいて、該アイビュースイッチは以下のものを含む: 赤外線源; 赤外線センサー; 赤外線ビームスプリッタ;および 二色性ビームスプリッタ; 該ディスプレイから伝達される光は該二色性ビームスプリッタによって該アイ
    ボックススプレッダへ仕向けられ、そして使用者の眼に送られ;該赤外線源から
    送られた赤外線は該赤外線ビームスプリッタおよび二色性ビームスプリッタによ
    って該アイボックススプレッダに仕向けられ、そして使用者の眼に送られ;該使
    用者の眼から反射された赤外線は該アイボックススプレッダから反射して、該二
    色性ビームスプリッタおよび該赤外線ビームスプリッダによって赤外線センサー
    に仕向けられ;該ディスプレイは複数の視野点を有しており、該赤外線センサー
    は複数のセンサー位置を有しており、該ディスプレイの各視野点と該赤外線セン
    サーの各センサー位置との間には一対一の対応があり、該ディスプレイは、該赤
    外線センサーのセンサー位置のいずれかが、使用者の眼から反射された赤外線エ
    ネルギーを検知した時に活動するように構成されている。
  20. 【請求項20】 請求項19のシステムにおいて、さらに、ライトパイプを有し、該ライトパイプ
    は、光が該画像サブシステムからアイボックススプレッダに伝わり、そして使用
    者の眼に伝わることを可能としている。
  21. 【請求項21】 請求項19のシステムにおいて、該アイボックススプレッダはさらにプリズムを
    有する。
  22. 【請求項22】 請求項1のシステムにおいて、該アイボックススプレッダは、該システムのアイ
    ボックスの位置を調整するように傾斜可能である。
  23. 【請求項23】 請求項1のシステムにおいて、該アイボックススプレッダは、ガラスとプラスチ
    ックからなる群から選択された材料から形成されている。
  24. 【請求項24】 請求項1のシステムにおいて、平行状の小面のアレイの各々は、それぞれビーム
    スプリッタを形成する第一反射率の第一部分と第二反射率の第二部分とを有し、
    各ビームスプリッタの両側には均一な屈折率からなる材料が適用されており、該
    ビームスプリッタの第一部分は、該画像サブシステムから受け取った光の一部を
    透過し、使用者の眼へとその一部を反射することで第一の一連の波面を形成する
    ように配設されており、該ビームスプリッタの第二部分は、該ビームスプリッタ
    の第一部分を通して伝達された光を受け取って、その少なくとも一部を使用者眼
    へと反射させて第二の一連の波面を形成するように配設されており、該第一およ
    び第二の一連波面は実質的に連続的な波面を形成するように交互に組み合わされ
    ている。
  25. 【請求項25】 請求項24のシステムにおいて、該ビームスプリッタの第一部分は50%反射で
    あり、該ビームスプリッタの第二部分は100%反射である。
  26. 【請求項26】 請求項24のシステムにおいて、各ビームスプリッタはさらに第三の反射率を有
    する第三部分を有し、該ビームスプリッタの第二部分は、該第一部分から受け取
    った光の一部を透過するように構成されており、該ビームスプリッタの第三部分
    は、該ビームスプリッタの第二部分を通して伝達された光を受け取って、その少
    なくとも一部を使用者眼へと反射させて第三の一連の波面を形成するように配設
    されており、該第一、第二および第三の一連波面は実質的に連続的な波面を形成
    するように交互に組み合わされている。
  27. 【請求項27】 使用者に装着される一対の眼鏡の形式におけるヘッドマウント画像システムは以
    下のものを含む: (a)フレーム; (b)該フレームに装着された仮想画像システムであって、該仮想画像システ
    ムは以下のものを含む: (i)少なくとも一つのレンズを有する画像サブシステムであって、該画像サ
    ブシステムはその焦点あるいは焦点近傍にオブジェクトフィールドを配置させる
    ことで、該虚像を無限遠あるいは無限遠近傍に位置させる;および (ii)該画像サブシステムから伝達された光を受け取って、該光を使用者の眼
    へと向けるように配設されアイボックススプレッダであって、該アイボックスス
    プレッダは該画像サブシステムのアイボックスを有効に拡大するように構成され
    ている。
  28. 【請求項28】 請求項27のヘッドマウント画像システムにおいて、該画像サブシステムは、さ
    らに、該画像サブシステムのオブジェクトフィールドに像を生成する画像生成器
    を含む。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載のヘッドマウント画像システムにおいて、該画像生成器は以下
    のものを含む: 該画像サブシステムのオブジェクトフィールドに像を形成するスキャナーベー
    スディスプレイ; 該スキャナーベースディスプレイに情報を供給するディスプレイコントローラ
    ;および 該ディスプレイコントローラに電力供給するバッテリ。
  30. 【請求項30】 請求項28に記載のヘッドマウント画像システムにおいて、該画像生成器は以下
    のものを含む: 該画像サブシステムのオブジェクトフィールドに配設されたディスプレイ; 該ディスプレイへ情報を供給するディスプレイコントローラ;および 該ディスプレイコントローラに電力供給するバッテリ。
  31. 【請求項31】 請求項30のヘッドマウント画像システムにおいて、該ディスプレイコントロー
    ラおよびバッテリは該フレームに装着されている。
  32. 【請求項32】 請求項30のヘッドマウント画像システムにおいて、該情報は、時間データ、セ
    ンサーデータ、格納データ、および通知データからなる群から選択されたデータ
    を含む。
  33. 【請求項33】 請求項30のヘッドマウント画像システムにおいて、該情報はセンサーデータを
    含み、該システムはさらに、そのデータが捕獲され該ディスプレイコントローラ
    へと中継されるセンサーを有している。
  34. 【請求項34】 請求項33のヘッドマウント画像システムにおいて、該センサーデータは使用者
    の脈拍データであり、該センサーは使用者の脈拍を検知する脈拍センサーを含む
  35. 【請求項35】 請求項34のヘッドマウント画像システムにおいて、該脈拍センサーは赤外線セ
    ンサーを含む。
  36. 【請求項36】 請求項34のヘッドマウント画像システムにおいて、該脈拍センサーは圧力セン
    サーを含む。
  37. 【請求項37】 請求項34のヘッドマウント画像システムにおいて、該脈拍センサーは二点電気
    ポテンシャルセンサーである。
  38. 【請求項38】 請求項30のヘッドマウント画像システムにおいて、該ディスプレイは受動液晶
    透過ディスプレイである。
  39. 【請求項39】 請求項30のヘッドマウント画像システムにおいて、さらに、該ディスプレイの
    近くに配設され、それを通して周囲光を受け取ってディスプレイを照らす散光器
    を有する。
  40. 【請求項40】 請求項30のヘッドマウント画像システムにおいて、さらに遠隔データトランシ
    ーバとデータをやり取りするための無線トランシーバを有している。
  41. 【請求項41】 請求項30のヘッドマウント画像システムにおいて、さらに、使用者の眼がディ
    スプレイを見ている時に該ディスプレイを活動させるように構成されたアイビュ
    ースイッチを有している。
  42. 【請求項42】 請求項41のヘッドマウント画像システムにおいて、該アイビュースイッチは
    以下のものを含む: 赤外線源; 赤外線センサー; 赤外線ビームスプリッタ;および 二色性ビームスプリッタ; 該ディスプレイから伝達される光は該二色性ビームスプリッタによって該アイ
    ボックススプレッダへ仕向けられ、そして使用者の眼に送られ;該赤外線源から
    送られた赤外線は該赤外線ビームスプリッタおよび二色性ビームスプリッタによ
    って該アイボックススプレッダに仕向けられ、そして使用者の眼に送られ;該使
    用者の眼から反射された赤外線は該アイボックススプレッダから反射して、該二
    色性ビームスプリッタおよび該赤外線ビームスプリッダによって赤外線センサー
    に仕向けられ;該ディスプレイは複数の視野点を有しており、該赤外線センサー
    は複数のセンサー位置を有しており、該ディスプレイの各視野点と該赤外線セン
    サーの各センサー位置との間には一対一の対応があり、該ディスプレイは、該赤
    外線センサーのセンサー位置のいずれかが、使用者の眼から反射された赤外線エ
    ネルギーを検知した時に活動するように構成されている。
  43. 【請求項43】 請求項27のヘッドマウント画像システムにおいて、該アイボックススプレッダ
    はフレネル表面を有し、該フレネル表面は、その上に平行で光学的に平坦である
    複数の小面のアレイを画定する小面化表面を有する。
  44. 【請求項44】 請求項43のヘッドマウント画像システムにおいて、該アレイの各小面は第一の
    反射率の第一部分と第二の反射率の第二部分とを有しそれぞれがビームスプリッ
    タを形成しており、該ビームスプリッタの第一部分は該画像サブシステムから受
    け取った光を部分的に伝達すると共に該光を部分的に使用者の目に反射して第一
    の一連の波面を形成するように構成されており、該ビームスプリッタの第二部分
    は該ビームスプリッタの第一部分を通過した光を受け取り、該光を少なくとも部
    分的に使用者の目に反射して第二の一連の波面を形成するように構成されており
    、該第一および第二の一連の波面を交互に組み合わせることで実質的に連続した
    波面を形成する。
  45. 【請求項45】 請求項27のヘッドマウント画像システムにおいて、該アイボックススプレッダ
    は一つのビームスプリッタと一つのミラーを有しており、該ビームスプリッタは
    該画像サブシステムから受け取った光を部分的に使用者の目に反射させる一方該
    光を部分的に伝達し、該ミラーは該ビームスプリッタを通過した光を使用者の目
    に反射させるように構成されている。
  46. 【請求項46】 請求項27のヘッドマウント画像システムにおいて、さらに、該フレームの回り
    に近接して巻き付いた路における該仮想画像システムを通して光を伝えるように
    仕向けるように配設された少なくとも一つのミラーを有している。
  47. 【請求項47】 請求項27のヘッドマウント画像システムにおいて、該アイボックススプレッダ
    はそれを通して光が伝達されるように構成されている。
  48. 【請求項48】 請求項27のヘッドマウント画像システムにおいて、該アイボックススプレッダ
    は該システムのアイボックスの位置を調整するように傾斜可能である。
  49. 【請求項49】 オブジェクトフィールドの虚像を使用者が観察することに用いられる仮想画像
    システムのアイボックスを拡大する方法であって、該方法は、以下の工程を含む
    : 該オブジェクトフィールドの虚像を無限遠あるいはその近傍に配設し、該オブ
    ジェクトフィールドの各オブジェクトフィールド点の波面を平坦にすると共にあ
    る横幅を有するようにし; 各波面を該波面の横幅から複数のライトリボンへと順次スライスし;そして 該複数のライトリボンを使用者の目へと向け、該複数のライトリボンの集合横
    幅に沿って複数のライトリボンを分割し、該複数のライトリボンの集合横幅が元
    の波面の横幅よりも大きくする。
  50. 【請求項50】 複数のビームスプリッタを有するアイボックススプレッダを形成する方法であ
    って、各ビームスプリッタは第一反射率の第一部分と第二反射率の第二部分とを
    有し、該方法は以下の工程を含む: 複数の透光性材料のシートを用意し、各シートは幅寸法および長さ寸法を有し
    ; 各シートを第一ミラーストリップと第二ミラーストリップの繰り返しパターン
    でコーティングし、該第一および第二ミラーストリップは該シートの長さに沿っ
    て延出し、該第一ミラーストリップは第一反射率を、第二ミラーストリップは第
    二反射率を有し; 該複数のシートを重ね、該シートは該シートの幅に沿った予め決定した距離だ
    け互いにずらしてあり; 該複数のシートを積層し;そして 該複数のシートを複数のウエハにスライスし、各ウエハは該シート上の第一お
    よび第二ミラーストリップに平行にカットされる。
  51. 【請求項51】 請求項50の方法において、該複数のシートはガラスおよびプラスチックからな
    る群から選択された材料である。
  52. 【請求項52】 請求項50の方法において、該コーティング工程はさらに、該シートの長さに沿
    って延出する第三ミラーストリップの繰り返しパターンで各シートをコーティン
    グし、該第三ミラーストリップは第三反射率を有し、該スライス工程は各ウエハ
    を該シート上の第一、第二、および第三ミラーストリップに平行にスライスする
    ことを含む。
  53. 【請求項53】 請求項50の方法において、さらに該ウエハのスライスされた表面を磨く工程を
    含む。
  54. 【請求項54】 複数のビームスプリッタを含むアイボックススプレッダを形成する方法であっ
    て、各ビームスプリッタは第一反射率の第一部分、第二反射率の第二部分を有し
    、該方法は以下の工程を含む: 平行で、光学的に平坦な複数の小面のアレイを画定する小面化表面を含むフレ
    ネルプリズムを提供し、各小面は第一の反射率を有し;そして 該フレネルプリズムの小面化表面を第二の反射率を有する材料で傾斜状にコー
    ティングする。
  55. 【請求項55】 ヘッドマウント仮想画像システムに用いられるアイビュースイッチであって、該
    アイビュースイッチは、使用者の目がディスプレイを見ている時に該仮想画像シ
    ステムのディスプレイを活動させるように構成されており、該アイビュースイッ
    チは以下のものを含む: 赤外線源; 赤外線センサー; 赤外線ビームスプリッタ;および 二色性ビームスプリッタ; 該ディスプレイから伝達される光は該二色性ビームスプリッタによって使用者
    の眼に送られ;該赤外線源から送られた赤外線は該赤外線ビームスプリッタおよ
    び二色性ビームスプリッタによって使用者の眼に送られ;該使用者の眼から反射
    された赤外線は該アイボックススプレッダから反射して、該二色性ビームスプリ
    ッタおよび該赤外線ビームスプリッダによって赤外線センサーに仕向けられ;該
    ディスプレイは複数の視野点を有しており、該赤外線センサーは複数のセンサー
    位置を有しており、該ディスプレイの各視野点と該赤外線センサーの各センサー
    位置との間には一対一の対応があり、該ディスプレイは、該赤外線センサーのセ
    ンサー位置のいずれかが、使用者の眼から反射された赤外線エネルギーを検知し
    た時に活動するように構成されている。
  56. 【請求項56】 請求項55のシステムにおいて、さらに、該ディスプレイから使用者の目へと光
    を伝えることができるように構成されたライトパイプを有している。
  57. 【請求項57】 請求項55のシステムにおいて、該アイボックススプレッダはさらにプリズムを
    有している。
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