JP2003518998A - 生分解性プラスチック製の食品提供用物品 - Google Patents

生分解性プラスチック製の食品提供用物品

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勇夫 野田
マシュー サトコウスキー マイケル
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Procter and Gamble Co
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Abstract

(57)【要約】 生分解性ポリヒドロキシアルカノエートコポリマーを含むことを特徴とする食品提供用物品であって、前記コポリマーは、以下に示す2つのランダムに反復するモノマー単位を含むものであって、第1のランダムに反復するモノマー単位は下記構造を有し: 【化1】 式中、R1はH又はC12のアルキルであり、nは1又は2であり、および第2のランダムに反復するモノマー単位は下記構造を有する: 【化2】 式中、R2はC319のアルキル又はC319のアルケニルであり、前記ランダムに反復するモノマー単位の少なくとも約50%は、第1のランダムに反復するモノマー単位の構造を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は生分解性プラスチックを含む食品提供用物品に関する。さらに詳しく
は、本発明は生分解性ポリヒドロキシアルカノエートコポリマーを含む食品提供
用物品に関する。
【0002】 (発明の背景) ポリマーはフイルム、シート、繊維、発泡材料、成形物品、粘着剤及びその他
多数の専門製品を含む種々のプラスチック物品に用途を見い出している。このプ
ラスチック物質の大半は最終的に固形物のゴミの流れとなる。リサイクルの尽力
が成されている一方で、純粋なポリマーでさえ繰り返し加工することは物質の悪
化を招き、その結果乏しい機械的特性を生じることになる。回収時に混ざり合う
化学的に類似するプラスチックの等級が異なることにより回収した物質を劣化し
た又は使用できないものにする加工問題を生じる可能性がある。
【0003】 従って生分解性であるプラスチック物品に対するニーズが存在する。かかる物
品は食品提供用物品としての使用に特に有利である。多数の使い捨てのプラスチ
ックであることが多い食品提供用物品が、食堂、レストラン及び病院で使用され
ている。液体及び/又は油脂の浸透又は漏れに良好な耐性を有し、さらに生分解
性であるプラスチックから形成されることは、かかるプラスチック製食品提供用
物品にとって有利である。プラスチック製食品提供用物品は実質的に可塑剤を含
まないことも望ましい。
【0004】 米国特許第4,984,367号(アルバネーズ(Albanese))は、生分解性
又はリサイクル可能な材料から成る合成台所用品を開示している。アルバネーズ
は、プラスチックならびに材木、リサイクル可能な材木、材木パルプ及びチップ
並びにダンボールのようなセルロース誘導体を含むリサイクル可能な材料を開示
している。
【0005】 米国特許第5,085,366号(ダーギン(Durgin)ら)は容器又はシート
素材の外面に融解したワックス材料の充分に均一な被膜を塗布すること、ワック
ス被膜の温度をその融点より上及びその凝固温度より上に維持すること、容器又
はシート素材の外面に一定の表面流速を付与すること、及び容器又はシート素材
の外面に液体冷却剤、特に水の充分に均一な膜を塗布し、それによって、冷却剤
の表面流速と容器又はシート素材の表面流速を実質的に等しくすることの工程を
含む紙製容器上に滑らかな高い光沢の被膜を連続的に製造する方法を開示してい
る。
【0006】 米国特許第5,281,446号(マセソン(Matheson)ら)は、噴霧状にし
たワックスの比較的狭いスプレイバンドを容器の内面に向けて噴霧することによ
ってワックス被覆された単層の板紙製容器を開示している。
【0007】 米国特許第5,476,372号(スペンス(Spence))は、生分解性の水溶
性スターチを基剤とする材料から形成される飲料容器ホルダーを開示している。 米国特許第5,760,118号(シンクライア(Sinclair)ら)は、加水分
解で分解可能なポリマーを含む分解可能な材料から成る製品を開示している。シ
ンクライアらは、生分解性ポリマーはバッグ、容器、6個パックの缶及びビンの
ための輪、安全テーパーが証拠付けられた包装紙、ストロー及び爪楊枝、並びに
制御して放出する化学物質のための製品、衣類、吸着物品、玩具、園芸製品、及
び自動車部品のような物品に用いることができることを教示している。
【0008】 米国特許第5,852,166号(グルーバー(Gruber)ら)は、融解安定性
のラクチドポリマー被膜を有する紙を開示している。グルーバーらは、複数のポ
リラクチドポリマー鎖を含むラクチドポリマーを教示している。
【0009】 米国特許第5,863,388号(ヤー(Yeh)ら)は、ステアリン酸カルシ
ウム、セルロースステアレート、パルミチン酸カルシウム及びセルロースパルミ
テート、パルプ;松脂石鹸、オレイン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム及
びパルミチン酸ナトリウムから成る群から選択される界面活性剤、並びにミョウ
バンのような凝集剤から成る群から選択される生分解性及び耐水性作用剤を含む
生分解性及び耐水性の紙製製品を開示している。
【0010】 WO99/04948号(アスラー(Asrar)ら)は、ポリヒドロキシブチレ
ート又はポリヒドロキシブチレート−コ−バレレートのようなポリヒドロキシア
ルカノエートを融解すること、及び物体の押し出し被覆を含む被覆された物体の
製造方法を開示している。アスラーらは、被膜が125,000ダルトンを超え
る分子量を有することを教示している。
【0011】 強い耐水性及び耐油脂性特性を有し、生分解性であり容易に着色または塗装す
ることができる生分解性の食品提供用物品に対するニーズがある。好ましくは、
かかる生分解性の食品提供用物品は、可塑剤のような変化し易い添加剤を実質的
に含まず、丈夫であり、良好なセルフシール可能性及び紙製基材への粘着性を呈
し、熱い食物や飲料を含有するのに好適である。
【0012】 残念なことに、例えばポリ酢酸ポリマー(PLA)のような多数の従来技術の
生分解性材料は、意図する使用温度より低い軟化温度を有する。かかる材料は熱
い食物又は熱い飲料を保持するのに好適ではない。ポリヒドロキシブチレート−
コ−バレレートのような多数の従来技術の生分解性材料は、その分解温度に近い
融解温度を有する。生分解性材料の融解温度はその分解温度よりも実質的に低い
ことが好ましい。従来技術の生分解性材料は、乏しいセルフシール可能性及び/
又は紙製基材への乏しい粘着性を呈することが多い。
【0013】 多数の従来技術のプラスチック製食品提供用物品は、可塑剤のような変化し易
い添加剤を含む材料から形成される。加えて、多数の従来技術の食品提供用物品
、特に紙製基材を含む使い捨ての食品提供用物品は強度に欠け、あるいは乏しい
耐水性及び/又は耐油脂性を有する。さらに多数の従来技術の生分解性の食品提
供用物品は、脆弱なので物品が細片化する可能性があり、安全性の問題を生じる
。PLAのような従来技術の生分解性物品のいくつかは、穏やかな周囲の湿気の
もとでさえ自然に崩壊する可能性がある。その他の従来技術の生分解性物品は、
好気性及び嫌気性条件の双方で分解することができず、食物廃棄物からの分離を
必要とする可能性がある。
【0014】 (発明の概要) 従って本発明の目的は従来技術の種々の問題を未然に防ぐことである。 好気的又は嫌気的に分解することができる生分解性の食品提供用物品を提供する
ことも本発明の目的である。
【0015】 良好な耐水性及び耐油脂性の特性を有し、熱い食物や飲料を保持するのに好適
である生分解性の食品提供用物品を提供することは、本発明のもう1つの目的で
ある。
【0016】 丈夫であり容易にかけることのない生分解性の食品提供用物品を提供すること
は、本発明のさらにもう1つの目的である。
【0017】 融解温度がその分解温度よりも実質的に低い材料に由来する生分解性の食品提
供用物品を提供することは、本発明のさらにもう1つの目的である。 可塑剤を実質的に含まない生分解性の食品提供用物品を提供することも本発明の
目的である。
【0018】 加工し易い生分解性のポリマーに由来する生分解性の食品提供用物品を提供す
ることは、本発明のもう1つの目的である。
【0019】 さらに、紙製基材を含む食品提供用物品の耐油脂性及び耐液体性を改善する方
法を提供することは本発明の目的である。本明細書で使用されるとき、「耐液体
性」及び「耐油脂性」はそれぞれ液体及び油脂の浸透又は漏れに耐える物品の能
力をいう。
【0020】 本発明の1つの態様に従って第1のランダムに反復するモノマー単位が下記構
造を有し:
【0021】
【化7】
【0022】 式中R1はH、C1のアルキル又はC2のアルキルであり、nは1又は2であり、
第2のランダムに反復するモノマー単位が下記構造を有し:
【0023】
【化8】
【0024】 式中R2はC319のアルキル又はC319のアルケニルであり、 その際ランダムに反復するモノマー単位の少なくとも約50%は、第1のランダ
ムに反復するモノマー単位の構造を有する2つのランダムに反復するモノマー単
位を含む生分解性ポリヒドロキシアルカノエートコポリマーを含む食品提供用物
品が提供される。
【0025】 発明のもう1つの態様に従って皿類、カップ類、カップホルダー及びトレイか
ら成る群から選択される食品提供用物品であって、その際食品提供用物品は第1
のランダムに反復するモノマー単位が下記構造を有し:
【0026】
【化9】
【0027】 式中R1はH、C1のアルキル又はC2のアルキルであり、nは1又は2であり、
第2のランダムに反復するモノマー単位が下記構造を有し:
【0028】
【化10】
【0029】 式中R2はC319のアルキル又はC319のアルケニルであり、 その際ランダムに反復するモノマー単位の少なくとも約50%は、第1のランダ
ムに反復するモノマー単位の構造を有する、2つのランダムに反復するモノマー
単位を含む生分解性ポリヒドロキシアルカノエートコポリマーを含む発泡材料か
ら形成される食品提供用物品が提供される。
【0030】 発明のもう1つの態様に従って台所用品、皿類、カップ類、トレイ、カップホ
ルダーなどのような使い捨ての食品提供用物品の耐油脂性を改善するために、方
法が提供される。該方法は第1のランダムに反復するモノマー単位が下記構造を
有し:
【0031】
【化11】
【0032】 式中R1はH、C1のアルキル又はC2のアルキルであり、nは1又は2であり、
第2のランダムに反復するモノマー単位が下記構造を有し:
【0033】
【化12】
【0034】 式中R2はC319のアルキル又はC319のアルケニルであり、 その際ランダムに反復するモノマー単位の少なくとも約50%は、第1のランダ
ムに反復するモノマー単位の構造を有する、2つのランダムに反復するモノマー
単位を含む生分解性ポリヒドロキシアルカノエートコポリマーにより物品を被覆
することを含む。
【0035】 加えて台所用品、皿類、カップ類、トレイ、カップホルダー、爪楊枝、ストロ
ー、ロリーポップスやポップシックル(POPSICLE)(登録商標)、アイスクリー
ム新案商品などの冷凍菓子のような食品のための棒、及びそれらの組合せから成
る群から選択される使い捨ての食品提供用物品の耐液体性、特に耐水性を改善す
るために、方法が提供される。該方法は第1のランダムに反復するモノマー単位
が下記構造を有し:
【0036】
【化13】
【0037】 式中R1はH、C1のアルキル又はC2のアルキルであり、nは1又は2であり、
第2のランダムに反復するモノマー単位が下記構造を有し:
【0038】
【化14】
【0039】 式中R2はC319のアルキル又はC319のアルケニルであるを有し、 その際ランダムに反復するモノマー単位の少なくとも約50%は、第1のランダ
ムに反復するモノマー単位の構造を有する、2つのランダムに反復するモノマー
単位を含む生分解性ポリヒドロキシアルカノエートコポリマーにより食品提供用
物品を成形することを含む。
【0040】 本発明に基づいた食品提供用物品は、良好な耐油脂性及び耐水性及び強度特性
を提供し、さらに生分解性であることが見い出されている。 このような及び追加の目的並びに利点は以下の説明に照らしてさらに完全に明ら
かになるであろう。
【0041】 (詳細な説明) 出願者らは食品提供用物品は、生分解性ポリヒドロキシアルカノエート(PH
A)を含んでもよいことを見い出している。かかる食品提供用物品は、良好な強
度及び良好な耐液体性及び耐油脂性を呈する使い捨て及び生分解し易い物品を提
供する。かかる食品提供用物品は、ピクニック用品として又、食堂、レストラン
及び病院のような膨大な食事が提供されるところで有用である。かかる物品は「
ファーストフード」及び「持ち帰り」レストランで特に有用である。 驚くべきことに本発明に基づいたPHAは、好気性条件及び嫌気性条件の双方で
生分解性であり;従ってPHAから成形された物品は水の中でさえ生分解するこ
とができる。物品は食物ゴミ及びその他の物品の組合せとして食物ゴミの流れに
廃棄されてもよく、例えば食物ゴミ及び生分解性食物用物品を一緒に堆肥にして
もよい。物品の生分解は環境、微生物又は動物に害を及ぼすことなく起きる。
【0042】 本発明に基づいた生分解性物品は、意外なことに液体及び油脂の浸透に耐性で
ある。物品は意図された使用温度より高い軟化温度を有するPHAから形成され
、従って熱い食物及び飲料を入れるのに好適である。物品は驚くべきことに良好
なセルフシール可能性及び紙製基材への粘着性を呈するPHAから形成される。 さらにホモポリマーポリ(3−ヒドロキシブチレート)(PHB)又はコポリ
マー、ポリヒドロキシブチレート−コ−バレレート(PHBV)とは異なって、
本発明に基づいたPHAは丈夫であり脆弱ではない。従ってPHAを含む物品は
割れたりかけたりしにくい。出願者らは、ポリヒドロキシブチレート及びポリヒ
ドロキシブチレート−コ−バレレートに比べて、本発明に基づいたポリヒドロキ
シアルカノエートは、さらに低い融解温度、さらに低い結晶化度及び改善された
融解レオロジーを有することを見い出している。本発明のPHAは低い融解温度
を有するのでPHAはフィルムや被膜に加工し易い。本発明のPHAはその分解
温度よりも実質的に低い融解温度を有する。
【0043】 本明細書で使用されるとき「アルキル」は、直鎖又は分岐鎖、置換型(モノ−
又はポリ−)又は非置換型の飽和した炭素を含有する鎖をいうが、一方「アルケ
ニル」は、モノ−不飽和(すなわち、鎖中に1つの二重結合)又はポリ−不飽和
(すなわち、鎖中に2以上の二重結合)、直鎖又は分岐鎖、置換型(モノ−又は
ポリ−)又は非置換型の炭素を含有する鎖をいう。本明細書で使用されるとき「
PHA」は本発明のポリヒドロキシアルカノエートを言い、「RRMU」はラン
ダムに反復するモノマー単位(単数)を言い、「RRMUs」はランダムに反復
するモノマー単位(複数)を言う。
【0044】 本明細書で使用されるとき、「生分解性」は微生物及び/又は天然の環境因子
によって最終的にCH4、CO2及び水又は生物資源に完全に分解される化合物の
能力を言う。
【0045】 本明細書で使用されるとき、「堆肥化可能」は以下の3つの必要条件を満たす
物質を言う:(1)物質が固形廃棄物用の堆肥化施設において処理されることが
可能である;(2)そのように処理されれば、物質は最終的に最終堆肥になる;
及び(3)堆肥を土壌で使用するとしたら、物質は最終的に土壌中で生分解する
【0046】 例えば、処理のために堆肥化施設に提出された固形廃棄物に存在する高分子フ
イルム素材は、必ずしも最終堆肥になる必要はない。特定の堆肥化施設は、紙と
その他の物質を分離するためにさらなる処理に先立って固形廃棄物を空気分級す
る。高分子フイルムがかかる空気分級において固形廃棄物から分離されるのは最
もありそうなことであり、従って堆肥化施設では処理されない。それにもかかわ
らず、それは堆肥化施設で処理されることが「可能」なので、上記定義に従って
それは依然として「堆肥化可能な」物質である。
【0047】 物質が最終的に堆肥になる必要条件は、通常それが堆肥化処理過程で分解の形
態を受けることを意味する。通常固形廃棄物は堆肥化処理過程の初期段階で破砕
工程を受ける。その結果高分子フィルムはシートではなく薄片として存在する。
堆肥化処理過程の最終段階では完成した堆肥がふるい工程を受ける。通常高分子
薄片は破砕工程直後のサイズを保持していればふるいを通過することはない。本
発明の堆肥化可能な物質は、堆肥化処理過程の間にその整合性を十分に喪失し、
部分的に分解した薄片がふるいを通過することができる。しかしながら、堆肥化
施設が固体廃棄物の流を極めて厳密な破砕とむしろ粗雑なふるいの対象とするこ
とは考えられ、そのような場合ポリエチレンのような非分解性ポリマーは必要条
件(2)を満たす。従って必要条件(2)を満たすことは、本定義の範囲内で堆
肥化可能であるべき物質には不十分である。
【0048】 本明細書で定義されるような堆肥化可能な物質をポリエチレンのような物質か
ら区別するのは必要条件(3)であり、物質が最終的に土壌中で生分解するとい
うことである。この生分解性の必要事項は、堆肥化処理過程又は堆肥化土壌の使
用に必須ではない。固形廃棄物及びそれから生じる堆肥は例えば砂のようなあら
ゆる種類の非生分解性物質を含有する可能性がある。しかしながら土壌の中に人
工の物質を増やすのを回避するために本明細書ではかかる物質が完全に生分解性
であることが必要である。同じ理由によってこの生分解が速いということは全く
必要ではない。物質それ自体及び中間分解生成物が土壌や作物に毒性でなく有害
でない限り、この必要事項は土壌中の人工の物質の蓄積を避けるためだけに存在
するので、それらの生分解が数ヵ月又は数年かかることは完全に許容可能である
。発明に基づいたコポリマーは有利なことに迅速な嫌気性の生分解を受ける。
【0049】 特に指示がない限り、本明細書で唱えるコポリマー組成物の比はすべてモル比
を言う。特に指示がない限り、比率及び部分は重量による。
【0050】 本発明で使用されるポリヒドロキシアルカノエートは合成的に調製されてもよ
いし、細菌又は藻類のような種々の生物から製造されてもよい。
【0051】 ポリヒドロキシアルカノエートはアタクチックであっても、イソタクチックで
あっても、シンジオタクチックであってもよい。本明細書で使用されるポリヒド
ロキシアルカノエートは、好ましくは実質的にイソタクチック(約90重量%〜
約100重量%がイソタクチック)であり、又はすべてがイソタクチック(約1
00重量%がイソタクチック)である。すべてがイソタクチックのポリヒドロキ
シアルカノエートは生物から得てもよく、好ましくは本明細書で使用されるポリ
ヒドロキシアルカノエートは生物から得られる。
【0052】 ポリヒドロキシアルカノエートは少なくとも約2の異なったモノマーを含むコ
ポリマーである。一部の実施態様では、ポリヒドロキシアルカノエートは少なく
とも約3の異なったモノマーを含むコポリマーである。 1つの実施態様では、ポリヒドロキシアルカノエートは少なくとも2つのランダ
ムに反復するモノマー単位(RRMUs)を含む。第1のランダムに反復するモ
ノマー単位は下記構造を有する:
【0053】
【化15】
【0054】 式中R1はH又はC12のアルキルであり、nは1又は2である。好ましい実施
態様では、第1のランダムに反復するモノマー単位は、R1がC1のアルキル及び
nが1であるモノマー(モノマーの反復単位3−ヒドロキシブチレート);R1
がC2のアルキル及びnが1であるモノマー(モノマーの反復単位3−ヒドロキ
シバレレート);R1がH及びnが2であるモノマー(モノマーの反復単位4−
ヒドロキシブチレート);R1がH及びnが1であるモノマー(モノマーの反復
単位3−ヒドロキシプロピオネート);及びそれらの混合物から成る群から選択
される。 第2のランダムに反復するモノマー単位は下記構造を有する:
【0055】
【化16】
【0056】 式中R2はC319のアルキル又はC319のアルケニルである。好適な第2のR
RMUsにはR2がC37のアルキル又はアルケニル、C5のアルキル又はアルケ
ニル、C7のアルキル又はアルケニル、C811のアルキル又はアルケニル、C8
のアルキル又はアルケニル、C9のアルキル又はアルケニル、C1219のアルキ
ル又はアルケニル、C311のアルキル又はアルケニル、若しくはC419のアル
キル又はアルケニルであるものが挙げられる。
【0057】 本発明の1つの実施態様では少なくとも約50%、好ましくは少なくとも約6
0%、さらに好ましくは少なくとも約70%、一層さらに好ましくは少なくとも
約80%、尚さらに好ましくは少なくとも約85%のRRMUsは第1のRRM
Uの構造を有する。
【0058】 本発明のポリヒドロキシアルカノエートが成形物品(例えば射出成形又はブロ
ー成形)に加工される場合、好ましくは約80%〜約99%、さらに好ましくは
約90%〜約98%、一層さらに好ましくは約92%〜約97%のPHAの混和
RRMUsは第1のRRMUの構造を有する。
【0059】 本発明のポリヒドロキシアルカノエートが熱成形物品に加工される場合、好ま
しくは約70%〜約98%、さらに好ましくは約75%〜約97%、一層さらに
好ましくは約80%〜約96%のPHAの混和RRMUsは第1のRRMUの構
造を有する。
【0060】 本発明のポリヒドロキシアルカノエートが発泡材料に加工される場合、好まし
くは約70%〜約97%、さらに好ましくは約80%〜約96%、一層さらに好
ましくは約86%〜約95%のPHAの混和RRMUsは第1のRRMUの構造
を有する。
【0061】 本発明のポリヒドロキシアルカノエートがフィルム、シート、又は柔らかい弾
性繊維に加工される場合、好ましくは約50%〜約98%、さらに好ましくは約
80%〜約97%、一層さらに好ましくは約85%〜約96%のPHAの混和R
RMUsは第1のRRMUの構造を有する。
【0062】 本発明のポリヒドロキシアルカノエートが通常の繊維に加工される場合、好ま
しくは約80%〜約99%、さらに好ましくは約90%〜約98%、一層さらに
好ましくは約95%〜約97%のPHAの混和RRMUsは第1のRRMUの構
造を有する。
【0063】 本発明のポリヒドロキシアルカノエートがエラストマー又は包帯用粘着剤のよ
うな粘着剤に加工される場合、好ましくは少なくとも約50%、さらに好ましく
は少なくとも約65%のPHAの混和RRMUsは第1のRRMUの構造を有す
る。
【0064】 本発明のポリヒドロキシアルカノエートが不織布織物に加工される場合、好ま
しくは約85%〜約99%、さらに好ましくは約90%〜約98%、一層さらに
好ましくは約95%〜約97%のPHAの混和RRMUsは第1のRRMUの構
造を有する。
【0065】 もう1つの実施態様では、本発明のポリヒドロキシアルカノエートは下記構造
を有する第3の又はさらに追加のRRMUsを含む:
【0066】
【化17】
【0067】 式中R3はH、C119のアルキル又はC119のアルケニルであり、mは1又は
2であり、その際追加のRRMUsは第1のRRMU及び第2のRRMUとは同
一ではない。1つの実施態様ではコポリマーは少なくとも約3、さらに好ましく
は約3〜約20の異なったRRMUsを含む。
【0068】 1つの実施態様ではR3はC119のアルキル又はC119のアルケニルであり
mは1であるが、もう1つの実施態様ではR3はH、C12のアルキル又はC1 2 のアルケニルでありmは1又は2である。好ましい実施態様では、第3のRR
MUはR3がC1のアルキル及びmが1であるモノマー(モノマーの反復単位3−
ヒドロキシブチレート);R3がC2のアルキル及びmが1であるモノマー(モノ
マーの反復単位3−ヒドロキシバレレート);R3がH及びmが2であるモノマ
ー(モノマーの反復単位4−ヒドロキシブチレート);R3がH及びmが1であ
るモノマー(モノマーの反復単位3−ヒドロキシプロピオネート)及びそれらの
混合物から成る群から選択される。
【0069】 もう1つの実施態様では本発明に基づいたポリヒドロキシアルカノエートは第
1のRRMUが下記構造を有し:
【0070】
【化18】
【0071】 式中R1はH又はC2のアルキルであり、nは1又は2であり、第2のRRMUが
下記構造を有する2つのRRMUsを含む:
【0072】
【化19】
【0073】 好ましくはRRMUsの少なくとも約50%は第1のRRMUの構造を有する。 1つの実施態様では本発明に基づいたポリヒドロキシアルカノエートは下記構
造を有する第1のRRMU:
【0074】
【化20】
【0075】 式中R1はH又はC12のアルキルであり、nは1又は2である;下記構造を有
する第2のRRMU:
【0076】
【化21】
【0077】 式中R2はC319のアルキル又はC319のアルケニルであり、好ましくはC4 19 のアルキル又はC419アルケニルである;及び下記構造を有する第3のRR
MUの3つのRRMUsを含み:
【0078】
【化22】
【0079】 式中R3はH、C119のアルキル又はC119のアルケニルであり、mは1又は
2である;その際、第3のRRMUは第1のRRMU又は第2のRRMUと同一
ではない。好ましくはRRMUsの少なくとも50%は第1のRRMUの構造を
有する。
【0080】 好ましくはポリヒドロキシアルカノエートの分子量は約50,000より大き
い。1つの実施態様では重量平均分子量は、約400,000を超えない。もう
1つの実施態様では重量平均分子量は約400,000より大きく、好ましくは
500,000より大きい。
【0081】 半結晶性ポリマー(又はコポリマー)の容積パーセント結晶化度(Φc)は、
ポリマーがどの種類の最終用途特性を持つかを決めることが多い。例えば高度な
(50%を超える)結晶性ポリエチレンポリマーは強くて固く、プラスチックカ
ップのような製品に好適である。一方、結晶性の低いポリエチレンは柔軟性があ
り、丈夫でバッグのような製品に好適である。参考として本明細書に組み入れら
れる米国特許第5,618,855号(ノダ)に記載されるようにX線回折、示
差走査熱量計(DSC)、密度測定、及び赤外線吸収を含む多数の方法によって
結晶化度を測定することができる。
【0082】 一般に本発明のPHAは好ましくはX線回折で測定したとき、約5%〜約95
%;さらに好ましくは約10%〜約80%;一層さらに好ましくは約20%〜約
60%の結晶化度を有する。
【0083】 本発明のPHAがフィルムに加工される場合、かかるPHAの結晶化度の量は
X線回折で測定したとき、さらに好ましくは約5%〜約60%;さらに好ましく
は約10%〜約50%;一層さらに好ましくは約20%〜約40%である。
【0084】 本発明のPHAがシートに加工される場合、かかるPHAの結晶化度の量は、
X線回折で測定したとき、さらに好ましくは約5%〜約60%;さらに好ましく
は約10%〜約50%;一層さらに好ましくは約20%〜約40%である。
【0085】 本発明のPHAが通常の繊維又は不織布織物に加工される場合、かかるPHA
の結晶化度の量はX線回折で測定したとき、さらに好ましくは約50%〜約95
%;さらに好ましくは約60%〜約95%;一層さらに好ましくは約70%〜約
95%である。
【0086】 本発明のPHAが柔らかい弾性繊維に加工される場合、かかるPHAの結晶化
度の量はX線回折で測定したとき、さらに好ましくは約20%〜約90%;さら
に好ましくは約30%〜約85%;一層さらに好ましくは約40%〜約80%で
ある。
【0087】 本発明のPHAが成形物品又は熱成形物品に加工される場合、かかるPHAの
結晶化度の量はX線回折で測定したとき、さらに好ましくは約10%〜約80%
;さらに好ましくは約20%〜約70%;一層さらに好ましくは約30%〜約6
0%である。
【0088】 本発明のPHAがエラストマー又は粘着剤に加工される場合、かかるPHAの
結晶化度の量はX線回折で測定したとき、さらに好ましくは約50%未満;さら
に好ましくは約30%未満;一層さらに好ましくは約20%未満である。
【0089】 好ましくは本発明の生分解性PHAは約30℃〜約160℃、さらに好ましく
は約60℃〜約140℃、一層さらに好ましくは約90℃〜約130℃の融解温
度(Tm)を有する。一般に本発明の生分解性PHAは、約150℃を超えない
処理温度で調製される。
【0090】 好適なポリヒドロキシアルカノエートには参考として本明細書に組み入れられ
る米国特許第5,498,692号;同第5,502,116号;同第5,53
6,564号;同第5,602,227号;同第5,618,855号;同第5
,685,756号;及び同第5,747,584号(ノダ)で開示されるもの
が挙げられる。ポリヒドロキシアルカノエートの例には:ポリ(3−ヒドロキシ
ブチレート−コ−ヒドロキシオクタノエート)7.5モル%オクタノエート(P
HB−O−7.5)、ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−ヒドロキシヘキサ
ノエート)11モル%ヘキサノエート(PHB−Hx−11)、ポリ(3−ヒド
ロキシブチレート−コ−ヒドロキシヘキサノエート)11.9モル%ヘキサノエ
ート(PHB−Hx−11.9)、ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−ヒド
ロキシヘキサノエート)12.1モル%ヘキサノエート(PHB−Hx−12.
1)、及びポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−ヒドロキシヘキサノエート)
9.1モル%ヘキサノエート(PHB−Hx−9.1)が挙げられる。
【0091】 本発明に基づいた食品提供用物品には台所用品、皿類、カップ類、カップのフ
タ、トレイ、カップホルダー、爪楊枝、ストロー、棒及びそれらの組合せが挙げ
られる。皿類、カップ類、カップのフタ、カップホルダー及びトレイのような物
品はPHAを含む発泡材料から成形されてもよく、成形物品であってもよく、熱
成形物品であってもよく、PHAにより被覆された木製又は紙製の基材から成形
されてもよい。台所用品、ストロー、爪楊枝及び棒のような物品は、ストローの
ような一部の物品は押し出されてもよいが、一般に成形された物品である。棒の
ような物品はPHAにより被覆された木材から成形されてもよい。
【0092】 多数のプラスチック物品はフタル酸塩可塑剤又はジ−2エチルヘキシルアジペ
ートのようなアジピン酸誘導体のような可塑剤を含む。フタル酸塩可塑剤は可塑
剤として用いられるフタレート基を含む化合物を言う。かかる可塑剤には、ジオ
クチルフタレート(DOP)及びジ−2−エチルヘキシルフタレート(DEHP
)とも言うビス−2−エチルヘキシルフタレート、並びにジイソノニルフタレー
ト(DINP)が挙げられる。その他のフタレート可塑剤にはブチルベンジルフ
タレート、ブチルオクチルフタレート、ジ−n−ブチルフタレート、ジカプリル
フタレート、フタル酸ジシクロヘキシル、フタル酸ジエチル、ジヘキシルフタレ
ート、ジイソブチルフタレート、フタル酸ジイソデシル、ジイソヘクチルフタレ
ート、ジイソオクチルフタレート、フタル酸ジメチル、フタル酸ジトリデシル、
ジウンデシルフタレート、ウンデシルドデシルフタレート及びそれらの混合物が
挙げられる。
【0093】 しかしながら可塑剤、特にフタレート可塑剤はプラスチック物品から浸出する
可能性があるという懸念がある。従って本食品提供用物品は好ましくは可塑剤、
特にフタレート可塑剤を実質的に含まず、さらに好ましくは含まない。本明細書
で使用されるとき、実質的に含まないは物品の好ましくは20重量%を超えず、
さらに好ましくは10重量%を超えず、一層さらに好ましくは5重量%未満が可
塑剤であることを意味する。1つの実施態様では物品は可塑剤を含まない。
【0094】 物品は着色剤のような添加剤を含んでもよい。好ましくはかかる着色剤はあせ
にくい。本明細書で使用されるとき、加えて、「あせにくい」はポリマーが生分
解するよりも速い速度でポリヒドロキシアルカノエートコポリマーから遊離しな
い添加剤を言う。本明細書の食品提供用物品は、生分解性ポリアルカノエートコ
ポリマー及び着色剤を含む組成物から成形されてもよい。別の方法では製造後、
物品に色彩及び図柄を印刷してもよい。
【0095】 1つの実施態様では、食品提供用物品は2つのランダムに反復するモノマー単
位を含むポリヒドロキシアルカノエートから成形される。第1のランダムに反復
するモノマー単位は下記構造を有し:
【0096】
【化23】
【0097】 式中R1はH又はC12のアルキルであり、nは1又は2であり、第2のランダ
ムに反復するモノマー単位は下記構造を有する:
【0098】
【化24】
【0099】 式中R2はC319のアルキル又はC319のアルケニルである。 もう1つの実施態様では、ポリヒドロキシアルカノエートは下記構造を有する第
3のランダムに反復するモノマー単位を含み:
【0100】
【化25】
【0101】 式中R3はH、C119のアルキル又はC119のアルケニルであり、mは1又は
2である;第3のRRMUは第1のRRMU又は第2のRRMUと同一ではない
。3つのRRMUsを含むポリヒドロキシアルカノエートコポリマーは、一般に
少なくとも約50%の第1のRRMU及び一般に約20%を超えない第3のRR
MUを含む。組成物は少なくとも約4%、さらに好ましくは少なくとも約5%、
一層さらに好ましくは少なくとも約8%、及び約15%を超えず、好ましくは約
12%を超えず、さらに好ましくは約10%を超えないの第3のRRMUを含ん
でもよい。モノマーの好ましいレベルは物品の所望の特徴、すなわち物品が発泡
材料品、成形物品、熱成形物品、押し出し物品であるかどうか又は物品がコポリ
マーの被膜を有する木製又は紙製の基材を含むかどうかに依存する。
【0102】 好ましい実施態様では食品提供用物品はPHAを含む成形物品又は熱成形物品
である。成形物品又は熱成形物品は一般に約3mmを超えない、好ましくは約2
mmを超えない、さらに好ましくは約1mmの厚さを超えない、一層さらに好ま
しくは約0.7mmを超えない厚さを有する。一般に皿類及びカップ類のような
物品は約2.5mm〜約0.1mm、好ましくは約2mm〜約0.1mm、さら
に好ましくは約0.5mmの厚さを有するがフォーク、ナイフ及びスプーンのよ
うな台所用品は約5mm〜約0.2mm、好ましくは約4mm〜約0.5mm、
さらに好ましくは約1mmの厚さを有する。
【0103】 一般に成形物品又は熱成形物品を成形するために用いられるPHAの重量平均
分子量は約100,000より大きく、好ましくは約200,000より大きく
、さらに好ましくは約300,000より大きく、一層さらに好ましくは約40
0,000より大きい。PHAは好ましくは上記式(i)を有する第1のRRM
U及び上記式(ii)を有する第2のRRMUを含む。好ましくはPHAはPH
A全体の少なくとも約80%、好ましくは約80%〜約95%、さらに好ましく
は約82%〜約94%の上記式(i)を有する第1のRRMUを含む。1つの実
施態様では、食品提供用物品はPHA全体の約20%を超えない、好ましくは約
5%〜約20%、さらに好ましくは約6%〜約18%の上記式(ii)を有する
第2のRRMU及び上記式(iii)を有する任意の第3のRRMUの合計を含
む成形物品又は熱成形物品である。
【0104】 スプーン、フォーク及びナイフのような成形された又は熱成形された台所用品
については、コポリマーの重量平均分子量は一般に約200,000より大きく
、好ましくは約300,000より大きい。好ましくはPHAはPHA全体の少
なくとも約80%、好ましくは約86%〜約97%、さらに好ましくは約92%
〜約95%の上記式(i)を有する第1のRRMUを含む。成形された台所用品
は、PHA全体の約3%〜約14%、好ましくは約5%〜約8%の上記式(ii
)を有する第2のRRMU及び上記式(iii)を有する任意の第3のRRMU
の合計を含んでもよい。
【0105】 カップ類、カップのフタ、皿類、カップホルダー及びトレイのようなその他の
成形物品又は熱成形物品についてはコポリマーの重量平均分子量は、約300,
000より大きく、好ましくは約400,000より大きい。好ましくはPHA
は、PHA全体の少なくとも約80%、好ましくは約85%〜約95%の上記式
(i)を有する第1のRRMUを含む。成形物品はPHA全体の約5%〜約15
%の上記式(ii)を有する第2のRRMU及び上記式(iii)を有する任意
の第3のRRMUの合計を含んでもよい。
【0106】 さらにもう1つの実施態様ではカップ類、皿類、カップホルダー及びトレイの
ような物品はPHAの発泡材料から成形される。PHAは好ましくは上記式(i
)を有する第1のRRMU及び上記式(ii)を有する第2のRRMUを含む。
一般にPHAは300,000より大きい、好ましくは約400,000より大
きい重量平均分子量を有する。好ましくはPHAは、PHA全体の少なくとも約
80%、好ましくは約84%〜約97%、さらに好ましくは約84%〜約96%
、一層さらに好ましくは約88%〜約95%の上記式(i)を有する第1のRR
MUを含む。1つの実施態様ではPHA発泡材料はPHA全体の約3%〜約16
%、好ましくは約4%〜約16%、一層さらに好ましくは約5%〜約12%の上
記式(ii)を有する第2のRRMU及び上記式(iii)を有する任意の第3
のRRMUの合計を含む。
【0107】 1つの実施態様ではストローのような物品はPHAを含む押し出し物品である
。PHAは好ましくは上記式(i)を有する第1のRRMU及び上記式(iiを
有する第2のRRMUを含む。好ましくはコポリマーの分子量の重量平均は約4
00,000より大きい。好ましくはPHAはPHA全体の少なくとも約80%
、好ましくは約85%〜約94%、さらに好ましくは約88%〜約92%の上記
式(i)を有する第1のRRMUを含む。1つの実施態様では押し出し食品提供
用物品はPHA全体の約6〜約15%、さらに好ましくは約8%〜約12%を超
えない上記式(ii)を有する第2のRRMU及び上記式(iii)を有する任
意の第3のRRMUの合計を含む。
【0108】 1つの実施態様では食品提供用物品はPHAを含む被膜を有する基材を含む。
基材は紙製基材であることが多い。本明細書で使用されるとき「紙製基材」は紙
及びダンボールを含むセルロース性繊維から成形される基材を言う。PHAを含
む被膜は、例えば被覆された紙皿類、被覆されたダンボール製トレイ又は被覆さ
れた紙カップのような紙製基材の耐水性及び耐油脂性を改善する。木製基材にさ
らに滑らかな表面を提供するためにPHAを含む被膜によって木製棒のような木
製基材を被覆することも望ましい。
【0109】 被膜として使用されるPHAは、好ましくは上記式(i)を有する第1のRR
MU、及び上記式(ii)を有する第2のRRMUを含む。好ましくはコポリマ
ーの分子量の重量平均は100,000より大きく、好ましくは約200,00
0より大きい。好ましくはPHAはPHA全体の少なくとも約80%、好ましく
は約80%〜約96%、さらに好ましくは約95%を超えない上記式(i)を有
する第1のRRMUを含む。1つの実施態様では、被膜として使用されるPHA
はPHA全体の約4〜約20%、好ましくは少なくとも約5%の上記式(ii)
を有する第2のRRMU及び上記式(iii)を有する任意の第3のRRMUの
合計を含む。物品にさらに目を引く外観を提供するために被膜はさらに着色剤を
含んでもよい。例えばスプレー、浸漬、又は押し出し被覆のようないかなる好都
合な方式においても成形前の物品に被膜を適用してもよい。
【0110】 1つの実施態様ではフイルム又はシートがPHAを含む。かかるフイルム又は
シートは紙のような基材を積層するのに用いてもよく、得られた積層品は被覆さ
れた紙製の皿類又はカップ類のような物品を成形するのに用いられてもよい。本
明細書で使用されるとき「フイルム」は長さ対厚さの比が大きく幅対厚さの比が
大きい基材の極めて薄い連続した構成要素を意味する。厚さの正確な範囲に関す
る必要条件はないが、フイルムの好ましい厚さの範囲は、約0.002mm〜約
0.25mm、さらに好ましくは約0.005mm〜約0.10m、さらに好ま
しくは約0.01mm〜約0.05mmである。従来のフイルム製造装置におい
て、単層又は多層のフイルムを製造するために従来の手段を用いてフイルムを処
理してもよい。本明細書で使用されるとき、「シート」は、長さ対厚さの比が大
きく、幅対厚さの比が大きい基材の極めて薄い連続した構成要素を意味し、その
際該物質は約0.254mmより薄い。シーティングはさらに固く、自己保持す
る性質を有することを除いて特性及び製造の点でフイルムと同じ多数の特徴を共
有している。
【0111】 好ましくはフイルム又はシートは上記式(i)を有する第1のRRMU、及び
上記式(ii)を有する第2のRRMUを含むPHAを含む。PHAのRRMU
sの好ましくは約50%〜約99%、さらに好ましくは約80%〜約98%、一
層さらに好ましくは約90%〜約97%は第1のRRMUの構造を有する。PH
Aの重量平均分子量は一般に100,000より大きく、好ましくは200,0
00より大きく、さらに好ましくは約300,000より大きい。1つの実施態
様ではフイルム又はシートはPHA全体の約20%を超えない、好ましくは約2
0%〜約0.1%、さらに好ましくは約10%〜約0.5%の上記式(ii)を
有する第2のRRMU及び上記式(iii)を有する任意の第3のRRMUの合
計を含む。
【0112】 PHAを含む物品は、参考として本明細書に組み入れられる米国特許第5,6
18,885号及び同第5,602,227号(ノダ)で開示されるもののよう
な、いかなる技術的に認知された方法によって製造してもよい。例えば本発明の
発泡材料は当業者に周知の従来の手段を用いて加工してもよい。発泡材料製造の
主な方法には液状ポリマー(又はコポリマー)相を低密度の気泡相に膨張させ、
次いでこの状態を維持することが挙げられる。その他の方法には予めポリマー(
又はコポリマー)に分散させた物質を浸出させ、小さな粒子を焼結し、気泡粒子
をポリマー(又はコポリマー)中に分散させることが挙げられる。3つの工程が
膨張法を構成する。それらは気泡の開始、気泡の成長及び気泡の安定化である。
気泡を創り、成長させ、安定化するために多数の方法が用いられる。
【0113】 膨張可能な処方が周囲の圧力に対して開始した気泡内での圧力を高める基とな
っている。気泡は化学的手段(例えば、架橋、重合)又は物理的手段(結晶化、
融解ガラス転移)のいずれかによって安定化される。加熱すること及び発泡剤を
ポリマーに浸透させることのいずれかによって異性体ペンタン及びヘキサン又は
ハロ炭素のような発泡剤をポリマー(又はコポリマー)と混合する。物品の成形
加工は通常複数の工程で行われ、第1の工程は蒸気、熱湯又は熱風を用いて低密
度の事前に成形されたビーズの中にポリマーを膨張させる。正しい気泡サイズの
ために時には複数の工程において、このような事前に成形されたビーズを熟成し
、次いで金型に詰め、加熱及びさらなる膨張によって一緒に融合させる。ポリマ
ーをそのガラス転移温度より低い温度に冷却することによって安定化を達成する
【0114】 減圧膨張工程は工程中外部圧を低下させることによって気泡を創り、成長させ
る。発泡性ポリエチレン及びポリプロピレンはこの方式で製造されることが多い
。分解発泡剤をポリマー(又はコポリマー)に事前に混合し、発泡剤が部分的に
分解するように温度と圧力を高めて押出成形機を介して送りこむ。物質が押出成
形機に存在する場合、それは低圧ゾーンに入る。膨張と冷却が同時に起こり、ポ
リマーの急速な結晶化により安定した気泡構造を生じる。
【0115】 分散工程は分散する固形物又は気体をポリマー(又はコポリマー)相に向け、
次いで必要に応じて混合物を安定化することによって発泡材料を製造する。かか
る工程の1つ、泡立てでは、気体をポリマー相又はモノマー相に機械的に分散し
、一時的に安定性の発泡材料を製造する。次いでこの発泡材料を架橋又は重合に
よって化学的に安定化する。ラテックス発泡材料ゴムはこの方法で製造される。
【0116】 成形物品は固形物又は中空であることができる。熱可塑性の射出成形は複数工
程の方法であり、それによって本発明のPHAを融解するまで加熱し、次いで閉
じた金型に入れ、そこで成形され最終的には冷却することによって固化される。
射出成形に使用される種々の機械がある。3つの一般的な種類は、ラム射出プラ
スチケータ、スクリュー射出プラスチケータ、及び往復スクリュー装置である。
ラム射出成形機はシリンダー、延展機、及びプランジャーから構成される。プラ
ンジャーによって融解物を金型に入れる。第2の段階の射出を伴うスクリュープ
ラスチケータはプラスチケータ、方向バルブ、延展機のないシリンダー、及びラ
ムから成る。スクリューによる可塑化の後、ラムにより溶解物を金型に入れる。
往復スクリュー射出機はバレルとスクリューで構成される。スクリューが回転し
て物質を融解し、混合し、次いで融解物を金型に入れるべく移動する。
【0117】 熱可塑性の圧縮成形は本発明のPHAの一定量を開放金型の下半分に詰めるこ
とから成る。金型の上半分及び下半分は一緒に圧力のもとに置かれ、次いで融解
したPHAは金型の形状に合致する。次いで融解物を冷却してプラスチックに固
める。
【0118】 ブロー成形はビン及びその他の中空の物体を製造するのに用いられる。この方
法ではパリソンとして知られる融解したPHAの管が閉じた中空の金型に押し出
される。次いで気体によりパリソンを膨張させ金型の壁にPHAを押しつける。
続いて冷却しプラスチックに固める。次いで金型を開け物品を取り出す。
【0119】 ブロー成形は射出成形よりも多数の利点を有する。用いられる圧力は射出成形
よりもはるかに低い。ブロー成形は通常プラスチックと金型表面の間で約25〜
約100psiの圧力にて達成することができる。比較すると射出成形の圧力は
約10,000〜約20,000psiに達しうる。金型を貫流し易いようにP
HAが大き過ぎる分子量を有する場合、ブロー成形は選択される技法である。分
子量の大きいポリマー(又はコポリマー)は、分子量の小さい類似体よりも良好
な特性を有することが多く、例えば分子量の大きい素材は、環境応力のひびに大
きな耐性を有する。ブロー成形によって製品における極めて薄い壁を作ることが
可能である。このことはさらに少ないPHAが使用されることを意味し、固化時
間がさらに短く材料の節約と高い処理能力によってコストの低下を導く。ブロー
成形のもう1つの重要な特徴は、メスの金型のみを用いるので、パリソンのノズ
ルでの押し出し条件の些細な変更によって壁の厚さを変えることができる。この
ことは必要な壁の厚さを前もって予測することができない構造に有利である。
【0120】 ここで使用されるとき、「熱成形」は、ポリヒドロキシアルカノエートの厚板
又はシートを柔軟になるまで加熱し、次いで適当な形状に押しつける又は真空で
引っ張る方法を言う。一般にオーブンを介してシートを送りこみ加熱して熱成形
温度に持って行く。軟化温度までシートを加熱し、次いで成形工程に進む。別の
方法では一連のロールによって押出成形機から成形工程にシートを直接移しても
よく、それによって適当な熱成形温度をシートにもたらすために、加熱又は冷却
のいずれかを行うことができる。成形工程は所望の形状の成形又は押し付けを含
む。
【0121】 従来の被覆技法のいかなるものを用いて被覆物品を形成してもよい。被覆技法
には押し出し被覆、ローラー被覆、ブラシ被覆、浸漬被覆、スプレー被覆、静電
気被覆、遠心被覆及び鋳造被覆が挙げられる。浸漬又はスプレーのような許容可
能な方法によって融解したPHAによって物品を被覆し、次いで水のような冷却
剤にさらしてもよい。本明細書で使用されるとき「被覆された物品」にはPHA
を含む紙製基材及びフイルム又はシートの積層品から成形される物品が挙げられ
る。
【0122】 表面被膜を基材に適用するために被覆装置を用いてもよい。好適な基材には紙
又はダンボールのような多孔性ウエブが挙げられる。被膜はバリア、装飾、被膜
、又はその他の目的としての役目を果たす。被覆は1つのウエブをもう1つに重
ねるために又は圧力感受性のテープ及びラベルを製造するために粘着剤を適用す
るのに用いてもよい。水分又は油脂の浸透に対する耐性を改善するために又は強
度を改善するために紙のような多孔性ウエブの飽和に用いてもよい。 適用する場合被覆はウエブを横切って均一な薄い層に広げるために十分に流動性
でなければならない。従って有機溶媒における溶液として、水溶液又はエマルシ
ョンとして、熱い融解物(熱により融解された又は軟化された固形物)として、
又は熱又は照射により誘導された重合反応により固化される反応性の液体として
、被覆は適用される。押し出し被覆は熱い融解物被覆に類似する。
【0123】 被覆は直接基材に適用してもよく又はもう1つの表面に成型し、乾燥し、その
後基材に移してもよい。この移行被覆法は例えば圧力感受性のラベルのストック
の製造に用いられ:まず、シリコーン被覆した剥離ライナーに粘着剤を適用し、
乾燥し、次いでラベル面のストックに重ねる。被覆はロール状のウエブ素材巻き
上げ物又は事前に切断したシートに適用してもよい。使い捨ての皿類及びトレイ
のような物品は、参考として本明細書に組み入れられる米国特許第5,776,
619号に開示されるように、成形金型の間で被覆された板紙をプレスすること
によって成形されてもよい。
【0124】 押し出し被覆ではフイルム又は融解したポリマーを、ゴム圧ロール及びクロム
メッキしたスチールの冷たいロールで創ったロール間隙で移動する2つのウエブ
の間に沈着する。この連続操作において材料のロールは巻き上げられず、進行中
新しいロールが自動的に重ね継がれ、押し出し被覆に向くようにするために又2
つの材料の間の接着を助けるために、基材の表面を化学的感作又はその他の表面
処理によって調製する。
【0125】 数種の好ましい実施態様を以下の非限定的実施例において説明する。 (実施例)実施例1 ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−ヒドロキシオクタノエート)
7.5モル%オクタノエートを含む台所用品 所望の物品の金型を好適な材料、好ましくはアルミニウム、から作り出す。1
つの実施態様では、台所用品は、ナイフであり、長さ13cm;最も広い点は刃
の部位の真ん中近くで幅1.75cm;最も狭い点は取っ手が刃の部分と接する
ところで幅1cm;最も厚い部分は刃の背側で厚さ0.2cmである。
【0126】 約5グラムのポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−3−ヒドロキシオクタノ
エート)7.5モル%オクタノエート(PHB−O−7.5)を金型に入れる。
金型の奥行きに沿って材料を均一に入れる。金型を閉じ、約150℃に事前に加
熱したカーバー(Carver)プレス(ウィスコンシン州、メノモニーフォールズ)
に入れる。所望の温度になるまで約1分間、金型を静置する。次いでさらに、一
般には約2分間、約10,000lbの力を金型に加える。この後金型をプレス
から取り出し、室温(約17℃〜約24℃)にて約20分間冷却する。金型を開
け、過剰のポリマーを物品から削り取る。このナイフは柔らかい食物を切るのに
用いることができる。
【0127】実施例2 ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−ヒドロキシオクタノエート7
.5モル%オクタノエートを含む皿 所望の皿のサイズの金型を好適な材料、好ましくはアルミニウム、から作り出
す。皿は丸く、直径13cmで厚さ2cmである。約24グラムのポリ(3−ヒ
ドロキシブチレート−コ−ヒドロキシオクタノエート7.5モル%オクタノエー
ト(PHB−O−7.5を金型に入れる。皿のプレスを容易にするために、PH
B−O−7.5をまず、カバープレスのテフロン(登録商標)シートの間で約1
45℃で約60秒間約5000lbの力にて厚さ約1mm、直径約9cmのシー
トにプレスする。シートを取り出し、皿の金型に合う構成要素に切断する前に約
20分間冷却する。シートの構成要素をできるだけ均一に皿の金型に入れる。金
型を閉じ、約150℃にて約60秒間カーバープレスに入れる。次いでさらに一
般には約2分間、約10,000lbを金型に加える。皿の金型をカーバープレ
スから取り出し、約20分間冷却する。次いで、金型を開け、皿を取り出す。皿
は食品を保持することが可能である固いシート構造である。それは水及び油脂の
浸透に耐性である。
【0128】実施例3 ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−ヒドロキシオクタノエート)
11.9モル%オクタノエートを含む発泡材料の皿 所望の形状及びサイズの金型を好適な材料、好ましくはアルミニウムから作り
出す。サンドイッチ、付け合わせ料理、又は主要料理のような熱い食物又は冷た
い食物を入れることができる食物用容器は2つの同じ構成要素から作られ、それ
らは1つにした場合機能的であり、クラムシェルホルダーと同じ外見の容器であ
る。構成要素は縁が10cmである四角形の底を有する。底から、側面を斜めに
外側に及び上向きに、合計で3cmせりださせる。側面はシェルの開口部の外側
及び回りに延びる幅1cmのヘリで終わる。構成要素は上面が開いた箱のような
構造を形成し同一の構成要素と一緒に合わせた場合、食物を入れるクラムシェル
構造を形成する。
【0129】 ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−ヒドロキシオクタノエート)11.9
モル%オクタノエート(PHB−O−11.9)及び市販の発泡剤O(C64
2NHNH22(4,4’−オキシジベンゼンスルホニルヒドラジド)を約5
5℃にてクロロホルム中で一緒に混合しPHB−O−11.9:発泡剤の重量比
が約90:10になるようにする。
【0130】 PHB−O−11.9及び発泡剤が10%(重量%)の溶液になるようにクロ
ロホルム中にてPHB−O−11.9及び発泡剤を混合する。約1時間の混合の
後、溶液を皿の中に入れ溶媒を蒸発させる。次いで、得られた粉末を約130℃
で約500lbの力にて約1分間、カーバープレスのテフロン(登録商標)シー
トの間でプレスする。得られたシートを構成要素に切断し、クラムシェルの金型
に入れる。金型を閉じ、事前に約120℃に加熱したカーバープレスに入れる。
同じ温度で約5分間、次いで温度を約155℃に上げ、約60秒間維持する。こ
れにより発泡剤が活性化され、材料が発泡して金型を満たす。金型をプレスから
取り出し、室温まで冷却する。金型を開け、クラムシェルを取り出す。もう1つ
の構成要素を作製し、2つのフタ状のものを合わせて容器を形成する。
【0131】実施例4 ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−ヒドロキシオクタノエート)
11.9モル%オクタノエートを含む熱成形されたボウル ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−ヒドロキシオクタノエート)11.9
モル%(PHB−O−11.9)のシートを以下の方式で成形する。8gのPH
B−O−11.9を6ミルのスペーサーと共にテフロン(登録商標)シートの間
に置く。カーバープレスをあらかじめ130℃に加熱しておく。5000lbで
2分間フィルムをプレスし、次いでプレスから取り出し、室温に戻す。熱成形は
、融解温度より少し低い温度にフイルムを加熱すること、真空成形用に設計され
た金型の上にシートを置くことにより達成される。金型は直径12cm、深さ3
cmのボウル形状である。約115℃にシートを加熱し、真空を適用して軟化し
たポリマーシートを金型に引き込み、金型に合わせる。ボウルを冷却し、次いで
金型から取り出す。
【0132】実施例5 ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−ヒドロキシオクタノエート)
11モル%オクタノエートを含むカップ ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−3−ヒドロキシオクタノエート)11
モル%オクタノエート(PHB−O−11)のフイルムを平らな金型から押し出
し一体成型する。押出成形機はすべてのゾーンで約140℃にて操作するヘイク
(Hake)の双発スクリュー押出成形機である。融解したフイルムをローラー上で
処理し、フイルムを剥離紙により分離し、結晶化させる。フイルムは名目上厚さ
2ミルである。厚さ約0.3mmの紙をプラスチックフイルムの上に置き、次い
でそれを剥離紙で挟むことにより、PHB−O−11フイルムを積層する。剥離
紙−フイルム−剥離紙の積み重ねをイデスコ(Idesco)積層機モデル6000(
ニューヨーク州、ニューヨーク)に送りこむ。
【0133】 積層紙を一端が17cm、もう1つの端が26cmで側面が約14cmの平行
六面体に切断することによってカップを成形することができる。紙を巻き、14
cmの側面合わせ、内側のPHB積層側面を0.5cm重ね合わせ糊で止める。
それらが円筒軸に垂直になるように開放端を削り取る。PHBを積層した紙の円
形構成要素をさらに小さな開口部に挿し込み、その場で糊で止め、端を縮めて密
封する。その構造は、紙から漏れたり、紙を濡らすことなく、熱い又は冷たい飲
料を保持することが可能なカップを形成する。
【0134】実施例6 ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−ヒドロキシヘキサノエート)
7.5モル%ヘキサノエートを含む台所用品 所望の台所用品の金型をアルミニウムから作り出す。台所用品はナイフであり
、長さ13cm;最も広い点は刃の部位の真ん中近くで幅1.75cm;最も狭
い点は取っ手が刃の部分と接するところで幅1cm;最も厚い部分は刃の背側で
厚さ0.2cmである。
【0135】 約5グラムのポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−3−ヒドロキシヘキサノ
エート)7.5モル%オクタノエート(PHB−Hx−7.5)を金型に入れる
。金型の奥行きに沿って材料を均一に入れる。次いで金型を閉じ、150℃にあ
らかじめ加熱したカーバー(Carver)プレス(ウィスコンシン州、メノモニーフ
ォールズ)に入れる。150℃になるまで約1分間、金型を静置する。次いでさ
らに、2分間、10,000lbの力を金型に加える。この後、金型をプレスか
ら取り出し、室温にて少なくとも20分間冷却する。金型を開け、過剰のポリマ
ーを物品から削り取る。このナイフは柔らかい食物を切るのに用いることができ
る。
【0136】実施例7 ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−ヒドロキシヘキサノエート)
7.5モル%ヘキサノエートを含む皿 所望の皿サイズの金型をアルミニウムから作り出す。皿は丸く、直径13cm
で厚さ2cmである。約24グラムのポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−ヒ
ドロキシヘキサノエート7.5モル%ヘキサノエート(PHB−Hx−7.5)
を金型に入れる。皿のプレスを容易にするために、PHB−Hx−7.5をまず
、カーバープレスの間のテフロン(登録商標)シートにおいて145℃で60秒
間5000lbの力にて厚さ約1mm、直径9cmのシートにプレスする。シー
トを取り出し、皿の金型に合う構成要素に切断する前に20分間冷却する。シー
トの構成要素をできるだけ均一に皿の金型に入れる。金型を閉じ、150℃にて
60秒間カーバープレスに入れる。次いで約10,000lbを金型に加え、さ
らに2分間保持する。皿の金型をカーバープレスから取り出し、20分間冷却す
る。次いで金型を開け、皿を取り出す。皿は食品を保持することが可能である固
いシート構造である。それは水及び油脂の浸透に耐性である。
【0137】実施例8 ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−ヒドロキシヘキサノエート)
11.9モル%ヘキサノエートから構成される発泡材料の皿 所望の形状及びサイズの金型をアルミニウムから作り出す。スープ、添え物料
理又は主要料理のような熱い食物又は冷たい食物を入れることができる食物用皿
又は小型ボウルは直径10cmの円形の底を有する構成要素から製造される。底
から側面を斜めに外側に及び上向きに合計で3cmせりださせる。側面は皿の開
口部の外側及び回りに延びる幅1cmのヘリで終わる。ポリ(3−ヒドロキシブ
チレート−コ−ヒドロキシヘキサノエート)11.9モル%ヘキサノエート(P
HB−Hx−11.9)及び市販の発泡剤O(C64SO2NHNH2)24,4
’−オキシジベンゼンスルホニルヒドラジド(アルドリッチ)を一緒に55℃に
てクロロホルム中で混合しPHB−Hx−11.9:発泡剤の重量比が90:1
0になるようにする。PHB−Hx及び発泡剤が10重量%の溶液になるように
PHB−Hx−11.9%及び発泡剤をクロロホルム中で混合する。約1時間の
混合の後溶液を皿の中に入れ溶媒を蒸発させる。次いで得られた粉末を130℃
で500lbの力にて1分間、カーバープレスのテフロン(登録商標)シートの
間でプレスする。得られたシートを構成要素に切断し、皿の金型に入れる。金型
を閉じ、あらかじめ120℃に加熱したカーバープレスの中に入れる。同じ温度
で5分間、次いで155℃に温度を上げ60秒間維持する。これにより発泡剤が
活性化され、材料が発泡して金型を満たす。金型をプレスから取り出し、室温ま
で冷却する。金型を開け皿を取り出す。
【0138】実施例9 ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−ヒドロキシヘキサノエート)
11.9モル%ヘキサノエートでできた熱成形ボウル ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−ヒドロキシヘキサノエート)11.9
モル%(PHB−Hx−11.9)のシートを以下の方式で成形する。8gのP
HB−Hx−11.9を6ミルのスペーサーと共にテフロン(登録商標)シート
の間に置く。カーバープレスをあらかじめ130℃に加熱する。5000lbで
2分間フィルムをプレスし、次いでプレスから取り出し、室温に戻す。熱成形は
融解温度より少し低い温度にフイルムを加熱すること、真空成形用に設計された
金型の上にシートを置くことにより達成される。金型は直径12cm、深さ3c
mのボウル形状である。約115℃にシートを加熱し、真空を適用して軟化した
ポリマーシートを金型に引き込み、金型に合わせる。ボウルを冷却し、次いで金
型から取り出す。
【0139】実施例10 ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−ヒドロキシヘキサノエート
)11モル%ヘキサノエートにより積層された紙で構成されるカップ ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−3−ヒドロキシヘキサノエート)11
モル%ヘキサノエート(PHB−Hx−11)のフィルムを平らな金型から押し
出し一体成型する。押出成形機はすべてのゾーンで約140℃にて操作するヘイ
クの双発スクリュー押出成形機である。融解したフイルムをローラー上で処理し
、フイルムを剥離紙により分離し、結晶化させる。フイルムは名目上厚さ2ミル
である。プラスチックフイルムの上に置くこと、次いでそれを剥離紙で挟むこと
により、厚さ約0.3mmの紙をPHB−Hx−11フイルムに積層する。剥離
紙−フイルム−剥離紙の積み重ねをイデスコ積層機モデル6000(ニューヨー
ク州、ニューヨーク)に送りこむ。一端が17cm、もう1つの端が26cmで
側面が約14cmの平行する構成要素に切断することによって積層紙をカップに
成形することができる。紙を巻き14cmの側面を引き合わせ内側に向いたPH
B積層側面と0.5cm重ね合わせ糊で止める。それらが円筒軸に垂直になるよ
うに開放端を削り取る。PHBを積層した紙の円形構成要素をさらに小さな開口
部に挿し込み、その場で糊で止め、端を縮めて密封を形成する。その構造は紙か
ら漏れたり、紙をずぶぬれにすることなく熱い又は冷たい飲料を保持することが
可能なカップを形成する。
【0140】実施例11 ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−ヒドロキシヘキサノエート
)11モル%ヘキサノエート/トリアセチン/ポリヒドロキシブチレート混合物
により積層された紙で構成されるカップ 85/12/3の比率のポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−3−ヒドロキ
シヘキサノエート(12.1%ヘキサノエート、PHB−Hx12.1%/トリ
アセチン/ポリヒドロキシブチレート(PHB)の混合物のフイルムを融解物か
ら押し出しによって調製する。薄めていないPHB−Hx粉末、PHB粉末、及
びトリアセチンを150℃にて房金型に適合するハーケ(Haake)双発スクリュ
ー押出成形機に通す。房を40℃の水槽を通す。ベーリン(Berlyn)ペレット成
形機に房を通してペレットを創る。6インチの平らな金型を伴ったハーケの単発
スクリュー押出成形機のホッパーにペレットを送りこむ。スクリューバレルと金
型の温度を130℃に設定する。くっつくのを避けるためにPHAフイルムを分
離する剥離紙とともにハーケ成型フイルムホールオフユニットでフイルムを処理
する。プラスチックフイルムの上に置くこと、次いでそれを剥離紙で挟むことに
より、厚さ約0.3mmの紙をPHB−Hx−11フイルムに積層する。剥離紙
−フイルム−剥離紙の積み重ねをイデスコ積層機モデル6000(ニューヨーク
州、ニューヨーク)に送りこむ。一端が17cm、もう1つの端が26cmで側
面が約14cmの平行する構成要素に切断することによって積層紙をカップに成
形することができる。紙を巻き14cmの側面を引き合わせ、内側に向いたPH
B積層側面と0.5cm重ね合わせ糊で止める。シールされるべき領域に熱風を
適用することにより熱シールを達成することができる。この実施例では熱銃の出
口で約900°Fの熱風を1秒以内で継ぎ目領域に適用した。空気銃と紙/ポリ
マー積層品の距離は約1インチであった。それらが円筒軸に垂直になるように開
放端を削り取る。PHBを積層した紙の円形構成要素をさらに小さな開口部に挿
し込み、その場で熱シールし、端を縮めて密封を形成する。その構造は紙から漏
れたり、紙をずぶぬれにすることなく、熱い又は冷たい飲料を保持することが可
能なカップを形成する。
【0141】実施例12 ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−3−ヒドロキシヘキサノエ
ート)11モル%ヘキサノエート紙で積層された紙で構成される紙皿 ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−3−ヒドロキシヘキサノエート)11
モル%ヘキサノエート(PHB−Hx−11%)のフィルムを平らな金型から押
し出し一体成型する。押出成形機はすべてのゾーンで約140℃にて操作するヘ
イクの双発スクリュー押出成形機である。融解したフイルムをローラー上で処理
し、フイルムを剥離紙により分離し、結晶化させる。フイルムは名目上厚さ2ミ
ルである。プラスチックフイルムの上に置くこと、次いでそれを剥離紙で挟むこ
とにより、厚さ約0.65mmの紙ストックをPHB−Hx−11%フイルムに
積層する。剥離紙−フイルム−剥離紙の積み重ねをイデスコ積層機モデル600
0(ニューヨーク州、ニューヨーク)に送りこむ。紙の積層物を直径24cmの
円形に切断することにより積層した紙を皿に成形することができる。中心から約
6cm内側で皿のふちの回りで別の方向に平らな紙シートに折り目をつける。別
の折り目によって紙に構造的安定性が与えられる。皿は食品を保持することが可
能である。それは水及び油脂が紙の中に浸透するのに耐性である。
【0142】実施例13 ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−3−ヒドロキシヘキサノエ
ート)9.1モル%ヘキサノエートから成形されるストロー 1/4インチの管状金型を介して融解したポリマーを押し出すことによってポ
リ(3−ヒドロキシブチレート−コ−3−ヒドロキシヘキサノエート)9.1モ
ル%ヘキサノエート(PHB−Hx−9.1)を含むストローを製造する。押出
成形機はすべてのゾーンで約150℃にて操作するヘイクの双発スクリュー押出
成形機である。押し出し物を60℃の水槽を通す。水槽は長さ約2メートルであ
る。押し出されたチューブを長さ7インチに切断して飲用ストローを形成する。
【0143】実施例14 ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−3−ヒドロキシオクタノエ
ート)7.5モル%オクタノエートから成形される冷凍菓子用の棒 内寸13cm×13cm×2mmの金型をアルミニウムから作製する。約40
グラムのポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−3−ヒドロキシオクタノエート
)7.5モル%オクタノエート(PHB−O−7.5)を金型に入れる。金型の
奥行きに沿って材料を均一に入れる。次いで金型を閉じ、150℃にあらかじめ
加熱したカーバー(Carver)プレス(ウィスコンシン州、メノモニーフォールズ
)に入れる。所望の温度になるまで1分間、金型を静置する。次いでさらに、2
分間、10,000lbの力を金型に加える。この後金型をプレスから取り出し
、室温にて20分間冷却する。金型を開け、過剰のポリマーをポリマーシートか
ら削り取る。適当な寸法の金型を用い、長さ4インチ、幅1インチで先端の丸い
冷凍菓子用の棒をシートから切り取る。シートをカーバープレスの中に置き、切
断用金型をシートの上に置く。プレスを10,000lbの力又は切断がすぐ起
きるならそれより低く設定する。アイスクリーム、冷凍加糖飲料のような菓子を
製造している途中、菓子用の棒を挿入することができる。
【0144】実施例15 ポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−ヒドロキシヘキサノエート
)11.9モル%から構成される発泡材料のクラムシェル 所望の形状及びサイズの金型をアルミニウムから作り出す。一緒に置いた場合
、機能的にも外見的にもシェルホルダーに一致する容器を形成する2つの同一の
構成要素からサンドイッチ、付け合わせ料理、又は主要料理のような熱い食物又
は冷たい食物を入れることができる食物用容器を製造する。構成要素は縁で10
cmである四角形の底を有する。底から側面を斜めに外側に及び上向きに、合計
で3cm出現せりださせる。側面はシェルの開口部の外側及び回りに延びる幅1
cmのヘリで終わる。構成要素は上面が開いた箱のような構造を形成し、同一の
構成要素と一緒に合わせた場合、食物を入れる貝殻構造を形成する。ポリ(3−
ヒドロキシブチレート−コ−ヒドロキシヘキサノエート)11.9モル%ヘキサ
ノエート(PHB−Hx−11.9)、ポリヒドロキシブチレート(PBH)及
び市販の発泡剤O(C64SO2NHNH2)24,4’−オキシジベンゼンスル
ホニルヒドラジドを55℃にてクロロホルム中で一緒に混合し、PHB−Hx−
11.9:PHB:発泡剤の重量比が88:2:10になるようにする。PHB
−Hx−11.9、PHB及び発泡剤が10重量%の溶液になるようにクロロホ
ルム中にてPHB−Hx−11.9、PHB及び発泡剤を混合する。約1時間の
混合の後溶液を皿の中に入れ溶媒を蒸発させる。次いで、得られた粉末を130
℃で500lbの力にて1分間、カーバープレスのテフロン(登録商標)シート
の間でプレスする。得られたシートを構成要素に切断し、シェルの金型に入れる
。金型を閉じ、あらかじめ120℃に加熱したカーバープレスの中に入れる。同
じ温度で5分間、次いで155℃に温度を上げ、60秒間維持する。これにより
発泡剤が活性化され、材料が発泡して金型を満たす。金型をプレスから取り出し
、室温まで冷却する。金型を開けシェルを取り出す。もう1つの構成要素を作製
し2つのフタ状のものを合わせて容器を形成する。
【0145】 請求される発明の範囲内における追加の実施態様及び改変は当業者に明らかで
あろう。従って本発明の範囲は当然記載のクレームの観点から考慮すべきであり
、明細書に記載される詳細、実施例又は方法に限定されないことが理解される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08L 101/16 C08L 101/16 4J200 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 マイケル マシュー サトコウスキー アメリカ合衆国 45056 オハイオ州 オ ックスフォード ウィンディングブルック ドライブ 613 Fターム(参考) 3B001 AA02 AA11 CC36 3B115 AA00 BA14 BA18 BB00 DA09 3E086 AD05 AD06 AD24 BA02 BA04 BA14 BA15 BA16 BA24 BB71 BB74 BB90 CA01 4F100 AJ03A AK41A AL01A AT00B BA02 DG10B EH17 EH172 GB23 JA07A JC00 4J029 AA02 AB07 AC02 AE01 EA05 HA01 HB01 4J200 AA06 AA28 BA03 BA05 BA12 DA18 EA02 EA11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生分解性ポリヒドロキシアルカノエートコポリマーを含むこ
    とを特徴とする食品提供用物品であって、 前記コポリマーは、以下に示す2つのランダムに反復するモノマー単位を含む
    ものであって、 第1のランダムに反復するモノマー単位は下記構造を有し: 【化1】 式中、R1はH又はC12のアルキルであり、nは1又は2であり、および 第2のランダムに反復するモノマー単位は下記構造を有し: 【化2】 式中、R2はC319のアルキル又はC319のアルケニルであり、 前記ランダムに反復するモノマー単位の少なくとも50%は、前記第一のラン
    ダムに反復するモノマー単位の構造を有することを特徴とする食品提供用物品。
  2. 【請求項2】 食品提供用物品が、さらに生分解性ポリヒドロキシアルカノ
    エートコポリマーを用いて被覆されたか又は積層された基材を含み、 前記基材が、好ましくは紙製基材であることを特徴とする請求項1に記載の食
    品提供用物品。
  3. 【請求項3】 生分解性ポリヒドロキシアルカノエートコポリマーが、さら
    に下記構造を有する第3のランダムに反復するモノマー単位を含み: 【化3】 式中、R3はH、C119のアルキル又はC119のアルケニルであり、mは1又
    は2であり、 前記第3のランダムに反復するモノマー単位は、前記第1のランダムに反復す
    るモノマー単位又は第2のランダムに反復するモノマー単位と同一ではないこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の食品提供用物品。
  4. 【請求項4】 生分解性ポリヒドロキシアルカノエートコポリマーが、50
    ,000より大きい、好ましくは500,000より大きい重量平均分子量を有
    することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の食品提供用物品。
  5. 【請求項5】 R1がC12のアルキルであり、nが1であることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の食品提供用物品。
  6. 【請求項6】 R1がHであり、nが2であることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の食品提供用物品。
  7. 【請求項7】 食品提供用物品が、台所用品、皿類、カップ類、カップのフ
    タ、トレイ、カップホルダー、爪楊枝、ストロー、棒及びそれらの組合せから選
    択されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の食品提供用物品。
  8. 【請求項8】 食品提供用物品が、3mm以下の厚みを有する成形物品であ
    り、前記食品提供用物品は好ましくは射出成形、又はブロー成形により成形され
    ることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の食品提供用物品。
  9. 【請求項9】 皿類、カップ類、カップホルダー及びトレイから選択される
    食品提供用物品であって、 前記食品提供用物品は、生分解性ポリヒドロキシアルカノエートコポリマーを
    含むことを特徴とする発泡材料から形成され、 前記コポリマーは、以下に示す2つのランダムに反復するモノマー単位を含む
    ものであって、 第1のランダムに反復するモノマー単位は下記構造を有し: 【化4】 式中、R1はH又はC12のアルキルであり、nは1又は2であり、および 第2のランダムに反復するモノマー単位は下記構造を有し: 【化5】 式中R2はC319のアルキル又はC319のアルケニルであり、 前記ランダムに反復するモノマー単位の少なくとも50%は、前記第1のラン
    ダムに反復するモノマー単位の構造を有することを特徴とする食品提供用物品。
  10. 【請求項10】 生分解性ポリヒドロキシアルカノエートコポリマーが、さ
    らに下記構造を有する第3のランダムに反復するモノマー単位を含み: 【化6】 式中R3はH、C119のアルキル又はC119のアルケニルであり、mは1又は
    2であり、 前記第3のランダムに反復するモノマー単位は、前記第1のランダムに反復す
    るモノマー単位、又は第2のランダムに反復するモノマー単位と同一ではないこ
    とを特徴とする請求項8に記載の食品提供用物品。
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