JP2003518298A5 - - Google Patents

Description

【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、ペイロールを維持する方法が提供され、その方法は、
名簿を準備し、
前記名簿を処理手段に記憶し、
前記処理手段で、１人以上の従業者に関する勤務情報を受信し、
前記名簿と前記勤務情報を前記処理手段により比較し、
前記名簿に基づいてそれぞれの従業者に関するペイロールを処理し、
それぞれの前記従業者に関する前記勤務情報が予め定められた許容度内でそれぞれの前記従業員に関する前記名簿に一致する場合には前記ペイロールを許可するステップを含んでいる。

したがって、名簿のメンテナンスおよび勤務情報の入力の一体化は別々のペイロールデータ入力またはタイムシートの必要性をなくす。実際のタイムシートが依然として所望されるならば（例えば従業員の記録用、または法的な要求にしたがうため）、各従業員のタイムシートは勤務情報から容易に生成される。しかしながらタイムシートはペイロールを処理するためには必要とされない。
ペイロールを処理するステップは通常ペイロールを許可するかその支払いをすることを含んでおらず、ペイロールの許可は通常人が行う別個の動作として考慮される。しかしながら、任意の特定の従業者に対する勤務情報が予め定められた基準を満たすならば（例えばある許容度内でもとの名簿に一致する等）、この方法は特定の従業者に関するものであるのでペイロールを許可する。例えば従業者が名簿に載せられた開始および終了時間の５分以内で仕事を開始し終了したならば、従業者の総勤務時間はその従業者に関して名簿に載せられた総時間の１％内であり、方法は自動的に従業者の支払いを許可することを含んでいる。

その方法は好ましくは従業者の銀行口座への電子資金転送により支払いを転送し、必要な所得税を計算し、適切な法的当局へ転送し、給与明細スリップを生成することを含んでいる。
本発明の方法は、好ましくは従業者と名簿のコンプライアンスを測定し、予め定められたレベルよりも大きいコンプライアンスの違反を示す出力を与えることを含んでいる。

本発明は、またペイロールを維持する装置を提供し、この装置は、
名簿を処理する手段と、
前記名簿を記憶し、１人以上の従業者に関する勤務情報を受信し、前記名簿と前記勤務情報を比較し、前記名簿に基づいて前記ペイロールを処理する処理手段と、
前記ペイロールまたはその一部が予め定められた許容度内で前記名簿に一致するか否かを決定し、一致するならば、それぞれの前記ペイロールまたはその一部を許可する許可手段とを具備している装置。

好ましくは、前記装置は前記許可にしたがって資金を転送する資金転送手段を含んでいる。好ましくは前記装置は給与明細スリップを処理する給与明細スリップ処理手段を含んでいる。
好ましくは、前記装置は従業者の前記名簿に対するコンプライアンスを監視し、予め定められたレベルよりも大きいコンプライアンスの違反を出力または指示するコンプライアンス監視手段を含んでいる。
１特徴では、本発明はまた名簿の価格を計算する方法も提供し、この方法は、
１人以上の従業者が従事する１以上の労働時間を含んでいる名簿を処理し、
前記名簿中の前記各従業者のペイロールを計算するための報酬情報を与え、
前記名簿と前記報酬情報に基づいて、前記名簿の形成から生じる名簿の賃金価格を計算するステップを含み、
各従業者に対するそれぞれの支払い率は前記各従業者が従事する労働時間に基づいており、各従業者は１よりも多数の前記労働時間で名簿にのせられることが可能である。
本発明の別の特徴では、本発明は前述の方法にしたがって名簿の価格を計算する装置を提供する。