JP4184582B2 - 報酬算出方法、報酬算出装置、及び記録媒体 - Google Patents

報酬算出方法、報酬算出装置、及び記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は事業体と労働契約を結んでいる労働者の報酬を算出する報酬算出方法、その方法を適用した報酬算出装置、及びその装置を実現するためのプログラムが記録されている記録媒体に関し、特に業務内容に関わらず各労働者に対する正当な報酬を算出することが可能な報酬算出方法、報酬算出装置、及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
日本においても旧来型の年功序列制、即ち年齢及び勤続年数に応じて職位及び報酬が決定する制度が崩れ、労働者の実力及び成果に応じて報酬を決定する実力主義及び成果主義の社会構造に変化しつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら事業体が成果主義を導入するにあたり、労働者の労働成果を正しく公正に評価する方法を確立するという課題がある。
【0004】
例えば営業職等の直接利益に結びつく仕事は評価が容易であるが、総務職及び経理職等の事務職は直接利益には結びつかないため評価しがたく、更に研究職及び企画職等の将来にその成果が判明する仕事については評価を行えていないという状況であり、異なる仕事間で、公正な仕事の評価が行えていないという問題がある。
【0005】
また事業体全体の業績、更には社会全体の経済状況と無関係に評価を行うので、人件費の異常な上昇又は低下を招き、場合によっては事業体の経営そのものを圧迫する可能性もあるという問題がある。
【0006】
さらに労働者にとっては、報酬の上下が大きく生活不安を招く可能性があるという問題がある。
【0007】
そして労働者が効率的な労働及び生活設計を行うために、自らの労働の価値を見極め、得られるべき報酬を推定し、生活設計に結びつけることができるようにしなければならないという課題がある。
【0008】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、仕事を業務単位に分割し、業務単位に原評価ポイントを設定し、業務単位の達成状況に応じて原評価ポイントの全部又は一部を評価ポイントとして労働者に付与する方法により、成果主義を導入し、しかも評価ポイントは、単純に報酬に転換されるのではなく、事業体の業績に応じて決定される転換率を乗じることにより、金銭価値に転換することで事業体全体の業績及び業務の達成状況に応じて労働者の報酬を算出する報酬算出方法、その方法を適用した報酬算出装置、及びその報酬を実現するためのプログラムが記録されている記録媒体の提供を主たる目的とする。
【0009】
また営業職は労働の成果となる事業価値に基づいて、総務職は事業に要する経費に基づいて、更に研究職は将来の事業価値を仮定し、更に現在の事業価値に転換することで、原評価ポイントを設定することにより、異なる仕事でも公正に評価を行うことができる報酬算出方法等の提供を他の目的とする。
【0010】
さらに例えば退職金等の将来的に労働者に支払われるべき金銭価値を調整用金銭価値とし、調整用金銭価値を増減させることにより、業務の成果に応じて支払われる給与等の報酬を調整して報酬の過剰な上下動を抑制し、労働者の生活を安定させる報酬算出方法等の提供を更に他の目的とする。
【0011】
そして労働者の事業体に対する損益計算書及び貸借対照表を作成することにより、労働者が、自らの労働価値を見極め、得られるべき報酬を推定し、生活設計に結びつけることができる報酬算出方法等の提供を更に他の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る報酬算出方法は、事業体と労働契約を結んでいる一又は複数の労働者の報酬を夫々算出する報酬算出装置を用いた報酬算出方法において、前記報酬算出装置は、各労働者に割り当てるべき仕事を分割した業務単位及び該業務単位に設定された定量性を有する原評価ポイントを含む各労働者の仕事に関する情報と、労働者の仕事の評価値を示す評価ポイントとを、各労働者を示す労働者情報に対応付けて記録する仕事データベース、事業体の業績に関する情報を、評価ポイントを金銭価値に転換するための、業績に応じて決定される転換率に対応付けて記録する業績データベース、並びに、報酬を調整する調整用金銭価値を含み、事業体及び労働者間の貸借関係を労働者毎に記録した貸借データベースを用い、業務単位、該業務単位に設定された原評価ポイント、及び業務単位を割り当てられた労働者を示す労働者情報を受け付けるステップと、受け付けた業務単位、原評価ポイント、及び労働者情報を対応付けて、仕事データベースに記録するステップと、労働者毎に、業務単位の達成状況を示す達成状況値を受け付けるステップと、該ステップが受け付けた達成状況値に前記業務単位に設定され、前記仕事データベースに記録されている原評価ポイントを乗ずることにより前記労働者の評価ポイントを計算する計算ステップと、計算した評価ポイントを前記労働者を示す労働者情報に対応付けて仕事データベースに記録するステップと、前記業績データベースから、業績に関する情報に対応付けられている転換率を抽出することにより転換率を決定するステップと、該ステップが決定した転換率に前記計算ステップで計算した評価ポイントを乗ずることにより、前記労働者の仮報酬を算出する仮報酬算出ステップと、該仮報酬算出ステップが算出した仮報酬が第1所定値より低い場合に貸借データベースに記録されている前記労働者に対応する調整用金銭価値を、前記仮報酬及び前記第1所定値の差額分減額するステップと、調整用金銭価値を減額したときに、減額した価値を仮報酬に加算して、労働者の報酬を算出するステップと、前記仮報酬算出ステップが算出した仮報酬が第1所定値以上である第2所定値より高い場合に、前記仮報酬に所定の率を乗ずることにより前記仮報酬を減額し、乗算結果を労働者の報酬として算出するステップと、仮報酬を減額したときに、減額分を貸借データベースに記録されている前記労働者の調整用金銭価値に加算して増額するステップと、前記仮報酬算出ステップが算出した仮報酬が第1所定値より高く第2所定値より低い場合に、前記仮報酬を労働者の報酬とするステップとを含むことを特徴とする。
【0028】
発明に係る報酬算出方法では、仕事を業務単位に分割し、分割した業務単位の達成状況に応じて労働者に評価ポイントを付与することにより、労働者の仕事内容及び成果を業務単位で評価することが可能であり、さらに付与された評価ポイントに対し、事業体の業績に応じて決定される転換率を乗じて報酬を算出することにより、例えば事業体の業績が悪化した場合には転換率を小さくし、業績が向上した場合には転換率を大きくすることにより、事業体の業績を報酬に反映させることができ、しかもその転換率を短期間で変更する制度を導入すれば業績が短期間で報酬に反映されるので、労働者にとっては労働意欲をかき立て、また事業体にとっても無理の無い経営を実現することが可能である。
【0032】
さらに発明に係る報酬算出方法では、退職金等の将来的に労働者に支払われるべき金銭価値、及び事業体に在籍するだけで資格又は職位に応じて手当される金銭価値等のその時点での仕事と直結しない金銭価値を調整用金銭価値とし、一次的に算出した仮報酬が第1所定値に満たない場合、調整用金銭価値から補填を行い、また第2所定値以上の仮報酬がある場合、調整用金銭価値を増額しておくことにより、報酬の過剰な上下動を抑制して、労働者の生活を安定させることが可能である。
【0035】
第2発明に係る報酬算出装置は、事業体と労働契約を結んでいる一又は複数の労働者の報酬を夫々算出する報酬算出装置において、各労働者に割り当てられるべき仕事を分割した業務単位及び該業務単位に設定された定量性を有する原評価ポイントを含む各労働者の仕事に関する情報と、労働者の仕事の評価値を示す評価ポイントとを、各労働者を示す労働者情報に対応付けて記録する仕事データベースにアクセスする手段と、事業体の業績に関する情報を、評価ポイントを金銭価値に転換するための、業績に応じて決定される転換率に対応付けて記録する業績データベースにアクセスする手段と、報酬を調整する調整用金銭価値を含み、事業体及び労働者間の貸借関係を労働者毎に記録した貸借データベースにアクセスする手段と、業務単位、該業務単位に設定された原評価ポイント、及び業務単位を割り当てられた労働者を示す労働者情報を受け付ける手段と、受け付けた業務単位、原評価ポイント、及び労働者情報を対応付けて仕事データベースに記録する手段と、労働者毎に、業務単位の達成状況を示す達成状況値を受け付ける手段と、該手段が受け付けた達成状況値に前記業務単位に設定され、前記仕事データベースに記録されている原評価ポイントを乗ずることにより、前記労働者に対する評価ポイントを計算する手段と、計算した評価ポイントを前記労働者を示す労働者情報に対応付けて仕事データベースに記録する手段と、前記業績データベースから、業績に関する情報に対応付けられている転換率を抽出することにより転換率を決定する手段と、該手段が決定した転換率に前記労働者に対して計算した評価ポイントを乗ずることにより、前記労働者の仮報酬を算出する仮報酬算出手段と、該仮報酬算出手段が算出した仮報酬が第1所定値より低い場合に、貸借データベースに記録されている前記労働者に対応する調整用金銭価値を、前記仮報酬及び前記第1所定値の差額分減額する手段と、調整用金銭価値を減額したときに、減額した価値を仮報酬に加算して、労働者の報酬を算出する手段と、前記仮報酬算出手段が算出した仮報酬が第1所定値以上である第2所定値より高い場合に、前記仮報酬に所定の率を乗ずることにより前記仮報酬を減額し、乗算結果を労働者の報酬として算出する手段と、仮報酬を減額したときに、減額分を貸借データベースに記録されている前記労働者の調整用金銭価値に加算して増額する手段と、前記仮報酬算出手段が算出した仮報酬が第1所定値より高く第2所定値より低い場合に、前記仮報酬を労働者の報酬とする手段とを備えることを特徴とする。
【0036】
発明に係る報酬算出装置では、仕事を業務単位に分割し、分割した業務単位の達成状況に応じて労働者に評価ポイントを付与することにより、労働者の仕事内容及び成果を業務単位で評価することが可能であり、さらに付与された評価ポイントに対し、事業体の業績に応じて決定される転換率を乗じて報酬を算出することにより、例えば事業体の業績が悪化した場合には転換率を小さくし、業績が向上した場合には転換率を大きくすることにより、事業体の業績を報酬に反映させることができ、しかもその転換率を短期間で変更する制度を導入すれば業績が短期間で報酬に反映されるので、労働者にとっては労働意欲をかき立て、また事業体にとっても無理の無い経営を実現することが可能である。
【0042】
さらに発明に係る報酬算出装置では、退職金等の将来的に労働者に支払われるべき金銭価値、及び事業体に在籍するだけで資格又は職位に応じて手当される金銭価値等のその時点での仕事と直結しない金銭価値を調整用金銭価値とし、一次的に算出した仮報酬が第1所定値に満たない場合、調整用金銭価値から補填を行い、また第2所定値以上の仮報酬がある場合、調整用金銭価値を増額しておくことにより、報酬の過剰な上下動を抑制して、労働者の生活を安定させることが可能である。
【0043】
また調整用金銭価値を事業体全体で運用する資金と考えた場合、優秀な労働者又は直接利益を生み出す仕事を行う労働者の報酬の一部を、所謂上納金の様な形で取り込み、必要に応じて新入社員等の十分な仕事を行えない労働者又は直接利益を行わない労働者へ配分して、労働者間の報酬のバランスを保つことが可能である。
【0046】
第3発明に係るコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体は、コンピュータに、事業体と労働契約を結んでいる各労働者に割り当てられるべき仕事を分割した業務単位及び該業務単位に設定された定量性を有する原評価ポイントを含む各労働者の仕事に関する情報と、労働者の仕事の評価値を示す評価ポイントとを各労働者を示す労働者情報に対応付けて記録する仕事データベース、事業体の業績に関する情報を、業績に応じて評価ポイントを金銭価値に転換する転換率に対応付けて記録する業績データベース、並びに、報酬を調整する調整用金銭価値を含み、事業体及び労働者間の貸借関係を労働者毎に記録した貸借データベースにアクセスさせ、各データベースの情報に基づいて労働者の報酬を算出させるプログラムを記録してある、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体であって、コンピュータに、業務単位、該業務単位に設定された原評価ポイント、及び業務単位を割り当てられた労働者を示す労働者情報を受け付けさせる手順、受け付けた業務単位、原評価ポイント、及び労働者情報を対応付けて仕事データベースに記録させる手順、労働者毎に、業務単位の達成状況を示す達成状況値を受け付けさせる手順、受け付けた達成状況値に前記業務単位に設定され、前記仕事データベースに記録されている原評価ポイントを乗ずることにより前記労働者の評価ポイントを計算させる計算手順、前記業績データベースから、業績に関する情報に対応付けられている転換率を抽出することにより転換率を決定させる手順、該手順により決定された転換率に前記計算手順が計算した評価ポイントを乗ずることにより、前記労働者の仮報酬を算出させる仮報酬算出手順、該仮報酬算出手順により算出された仮報酬が第1所定値より低い場合に貸借データベースに記録されている前記労働者に対応する調整用金銭価値を、前記仮報酬及び前記第1所定値の差額分減額させる手順、調整用金銭価値を減額したときに、減額した価値を仮報酬に加算して、労働者の報酬を算出させる手順、前記仮報酬算出手順により算出された仮報酬が第1所定値以上である第2所定値より高い場合に、前記仮報酬に所定の率を乗算することにより前記仮報酬を減額し、乗算結果を労働者の報酬として算出させる手順、仮報酬を減額したときに、減額分を貸借データベースに記録されている前記労働者の調整用金銭価値に加算して増額させる手順、及び、前記仮報酬算出手順が算出した仮報酬が第1所定値より高く第2所定値より低い場合に、前記仮報酬を労働者の報酬とさせる手順を含むコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とする。
【0047】
発明に係るコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体では、記録されているプログラムを、サーバコンピュータ等のコンピュータにて実行することで、コンピュータが報償算出装置として動作するので、仕事を業務単位に分割し、分割した業務単位の達成状況に応じて労働者に評価ポイントを付与することにより、労働者の仕事内容及び成果を業務単位で評価することが可能であり、さらに付与された評価ポイントに対し、事業体の業績に応じて決定される転換率を乗じて報酬を算出することにより、例えば事業体の業績が悪化した場合には転換率を小さくし、業績が向上した場合には転換率を大きくすることにより、事業体の業績を報酬に反映させることができ、しかもその転換率を短期間で変更する制度を導入すれば業績が短期間で報酬に反映されるので、労働者にとっては労働意欲をかき立て、また事業体にとっても無理の無い経営を実現することが可能である。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は本発明の報酬算出方法の概念を示す説明図、図2は本発明の報酬算出装置を用いたシステムの構成を示すブロック図、そして図3は本発明の報酬算出装置を実現するためのコンピュータプログラムが記録された記録媒体を概念的に示す説明図である。
【0049】
図中10はサーバコンピュータを用いた本発明の報酬算出装置であり、報酬算出装置10は事業体100が管理し、また事業体100は労働者200,200,…と労働契約を結んでおり、労働者200は、報酬算出装置10とLAN等の通信ネットワークNWを介して通信する端末装置20,20,…を操作する。
【0050】
ただし事業体100と報酬算出代行の契約を結ぶ他のサービス事業体が報酬算出装置10を管理する形態でもよく、また事業体100及び労働者200,200,…間の労働契約とは、必ずしも正社員としての労働契約である必要はなく、アルバイト及び契約社員等の一時的な労働契約の関係であってもよく、更には、労働者200は自然人ではなく、外注業者等の法人及び各種団体であってもよく、そして事業体100は民間企業及び地方公共団体等の広義で事業活動を行う団体であってもよい。
【0051】
また端末装置20として、携帯電話及びPDA(Personal Digital Assistants) 等の可搬型のコンピュータを用い、出張先から報酬算出装置10にアクセスして、出張先での仕事の遂行の参考にするようにしてもよい。
【0052】
報酬算出装置10は、図3に示す本発明の報酬算出装置用のプログラム及びデータ等の情報を記録したCD−ROM等の記録媒体30からプログラム及びデータ等の情報を読み取るCD−ROMドライブ等の補助記憶手段12、補助記憶手段12により読み取られたプログラム及びデータ等の情報を記録するハードディスク等の記録手段13を備えている。
【0053】
そして記録手段13からプログラム及びデータ等の情報を読み取り、情報を記憶する主記憶手段14に記憶してCPU11により実行することで、サーバコンピュータは本発明の報酬算出装置10として動作する。
【0054】
なお通信ネットワークNWからルータ等の接続手段40を介してASP(Application Service Provider)等の外部の通信事業体が管理する通信装置41に接続し、通信装置41が備える本発明のプログラム及びデータ等の情報を記録した記録媒体42から、通信線、中継装置、及び伝送波等の伝送媒体を伝送させて本発明のプログラム及びデータ等の情報をダウンロードし、記録手段13に記録するようにしてもよい。
【0055】
また記録手段13の記録領域の一部は、仕事の評価値を示す評価ポイントに対応付けて記録する仕事データベース10a、事業体100の業績に関する情報を、評価ポイントを金銭価値に転換する転換率に対応付けて記録する業績データベース10b、労働者200の報酬に関する情報を記録する報酬データベース10c、労働者200の仕事に要した経費及び仕事の成果を記録する損益データベース10d、並びに事業体100及び労働者200間の貸借関係を記録する貸借データベース10e等の各種データベースとして用いられており、必要に応じて各種データベースにアクセスし、情報の記録/読取処理が行われる。
【0056】
なお記録手段13の記録領域の一部を各種データベースとして用いるのではなく、記録手段を備える他の装置を報酬算出装置10に接続し、各種データベースとして用いてもよい。
【0057】
さらに報酬算出装置10は、マウス及びキーボード等の入力手段15、モニタ及びプリンタ等の出力手段16、並びに通信ネットワークNWに接続する通信手段17を備えている。
【0058】
なお入力手段15及び出力手段16を用いて入出力を行うのではなく、報酬算出装置10に接続する端末装置20を、報酬算出装置10に対して入出力を行う入力手段及び出力手段として用いてもよい。
【0059】
端末装置20は、CPU21、記録手段22、主記憶手段23、入力手段24、出力手段25、及び通信手段26を備えている。
【0060】
次に本発明の報酬算出方法における原評価ポイント設定方法を図4に示すフローチャートを用いて説明する。
先ず事業体100における各種の仕事の内容を分析して、業務単位に分割し(S101)、分割した業務単位の金銭価値、遂行期間、及び業務区分等の業務単位内容を決定し(S102)、金銭価値について相対的な定量性を持たせて評価する原評価ポイントを業務単位に設定して(S103)、業務単位を遂行する一又は複数の労働者200に業務単位及び原評価ポイントを割り当てる(S104)。
【0061】
ここでいう業務単位とは、仕事を細分化することにより、金銭価値を算出し易くすることを目的としたものであり、小さくするほど、その業務単位の内容を明確化することが可能であり、大きくするほど、その処理が容易であるため、本発明の報酬算出方法を導入する事業体100の業務内容及び規模に応じて任意に設定することが可能であり、また仕事を意味のある最低限の単位に分割するという意味で、「業務セル」と表現してもよい。
【0062】
そして一つの業務単位は、一人の労働者200に対して割り当てられる場合も、複数人の労働者200,200,…に対して割り当てられる場合もあり、また通常一人の労働者200は複数の業務単位を割り当てられている。
【0063】
業務区分とは、営業職、事務職、及び研究職等の各種仕事の種類を区分するものであり、業務区分毎に金銭価値の算出方法が夫々設定されている。
例えば営業職等の直接利益に結びつく仕事は、現在の事業価値を示す現在事業価値により原評価ポイントを設定し、総務職及び経理職等の直接利益に結びつかない事務職は、仕事に要する経費、場合によっては人件費を他社又はモデル社員と比較して、経費を如何に抑制するかにより、原評価ポイントを設定する。
【0064】
なおここでいう利益とは、経常利益及び粗利益等の狭い意味での利益を指すのではなく、売上高、営業外収益、及び特別利益等の金銭価値を明確にすることができる幅広い意味での利益を示し、また原評価ポイントとして設定されるのは全体の利益を業務単位に配分した値である。
【0065】
また研究職及び企画職等の将来にその成果が判明する仕事については、本発明の報酬算出方法における現在事業価値設定方法を示す図5のフローチャートに表されるように、将来の特定の時点での事業価値を将来事業価値として仮定し(S201)、その開発期間及び成功確率等の要素を加味して、現在事業価値に転換し(S202)、転換した現在事業価値に基づいて原評価ポイントを設定する(S203)。
【0066】
これらの原評価ポイント設定方法は、本発明の報酬算出方法の中でも重要な処理であるが、それに要する労力も相当なものになるので、外部の報酬算出代行を行うサービス事業体に依頼し、客観的な評価の上で設定することが理想的である。
【0067】
次に本発明の報酬算出装置10における原評価ポイント設定処理を図6に示すフローチャートを用いて説明する。
事業体100にて情報を入力する担当者は、報酬算出装置10又は端末装置20を用いて、ステップS101〜S104にて設定された業務単位、原評価ポイント、及び原評価ポイントを割り当てられた労働者200を示す労働者情報等の各種情報を入力する。
【0068】
報酬算出装置10では、業務単位、原評価ポイント、及び労働者情報の入力を受け付け(S301)、受け付けた業務単位、原評価ポイント、及び労働者情報を夫々対応付けて仕事データベース10aに記録する(S302)。
【0069】
次に本発明の報酬算出装置10における現在事業価値設定処理を図7に示すフローチャートを用いて説明する。
図5のフローチャートにて表した現在事業価値設定方法は、通常は報酬算出装置10において計算処理がなされる。
即ち、担当者は、ステップS201にて仮定された将来事業価値、並びに開発期間及び成功確率等の要素を示す要素情報を報酬算出装置10に入力する。
【0070】
報酬算出装置10では、将来事業価値及び要素情報の入力を受け付け(S401)、受け付けた将来事業価値及び要素情報に基づいて、将来事業価値を現在事業価値に転換し(S402)、転換した現在事業価値に基づいて、原評価ポイントを設定し(S403)、設定した原評価ポイントを出力する(S404)。
【0071】
担当者は、出力された原評価ポイントを確認して、報酬算出装置10に入力するのであるが、ステップS403にて設定された原評価ポイントを自動的に処理して、ステップS301に示す入力受付処理に対応させるようにしてもよい。
【0072】
次に本発明の報酬算出方法に用いられる報酬算出装置10及び端末装置20の業務単位及び原評価ポイント設定処理を図8に示すフローチャートを用いて説明する。
図6のステップS301にて入力される業務単位及び原評価ポイント、並びに図7のステップS403にて決定される原評価ポイントは、設定業務を任命されている特定の労働者及びサービス事業体又は報酬算出装置10の処理により決定されるだけでなく、仕事を行う労働者200が自ら提案するようにしてもよい。ただしその場合でも、承認者となる特定の労働者200又はサービス事業体(以下承認者という)の承認を必要とする。
【0073】
例えば仕事を行う労働者200が第1端末装置20aを操作し、承認者が第2端末装置20bを操作する場合、労働者200は、第1端末装置20aを自己に割り当てられた仕事、又は自ら提案した仕事の業務単位内容を示す業務単位及びその原評価ポイントを決定し、決定した業務単位及び原評価ポイントを提案すべく第1端末装置20aに入力する。
【0074】
第1端末装置20aでは、業務単位及び原評価ポイントの入力を受け付け(S501)、受け付けた業務単位及び原評価ポイントを報酬算出装置10へ送信する(S502)。
【0075】
報酬算出装置10では、業務単位及び原評価ポイントを受信し(S503)、受信した業務単位及び原評価ポイントを第2端末装置20bへ送信する(S504)。
【0076】
第2端末装置20bでは、業務単位及び原評価ポイントを受信し(S505)、受信した業務単位及び原評価ポイントを出力する(S506)。
承認者は、出力された業務単位及び原評価ポイントを確認し、確認の結果、承認するか否かを判定して、判定結果を第2端末装置20bに入力する。
第2端末装置20bでは、判定結果の入力を受け付け(S507)、受け付けた判定結果を報酬算出装置10へ送信する(S508)。
【0077】
報酬算出装置10では、判定結果を受信し(S509)、受信した判定結果が承認である場合(S510:Y)、業務単位及び判定結果を仕事データベース10aに記録する(S511)。
この記録処理は、図6のステップS302の処理及び図7のステップS403の処理と同様に扱われる。
【0078】
なおステップS510において、判定結果が承認でない場合(S510:N)、ステップS511の処理は行われない。
そして報酬算出装置10は、判定結果を第1端末装置20aへ送信する(S512)。
【0079】
第1端末装置20aでは、判定結果を受信し(S513)、受信した判定結果を出力する(S514)。
労働者200は、判定結果を確認し、承認されていない場合には、当該仕事について再考する。
【0080】
次に本発明の報酬算出装置10における報酬算出処理を図9に示すフローチャートを用いて説明する。
労働者200の労働状況を評価する評価者は、業務単位の達成状況に応じて、100%、80%、及び30%等の数値化した達成状況値を決定し、入力の担当者にその数値を連絡する。
なお評価者及び入力の担当者は同一人物であっても構わない。
【0081】
報酬算出装置10は、達成状況値の入力を受け付け(S601)、受け付けた達成状況値及び原評価ポイントを乗ずることにより、評価ポイントを計算し(S602)、計算した評価ポイントを労働者情報に対応付けて仕事データベース10aに記録する(S603)。
【0082】
そして業績データベース10bにアクセスし、当期の事業体100の業績に基づく転換率を決定し(S604)、仕事データベース10aに記録されている評価ポイント及び決定した転換率を乗じて仮報酬を算出する(S605)。
【0083】
そして算出した仮報酬を、最低報酬額を示す第1所定値と比較し(S606)、仮報酬が第1所定値より低い場合(S607:Y)、貸借データベース10eに記録されている調整用金銭価値を、仮報酬と第1所定値との差に相当する額だけ減額し(S608)、減額分を仮報酬に加算して(S609)、その算出された結果を報酬として、労働者情報に対応付けて報酬データベース10cに記録する(S610)。
【0084】
ステップS606において、比較の結果、仮報酬が第1所定値より高い場合(S607:N)、仮報酬を第1所定値以上の値に設定されている第2所定値と比較し(S611)、仮報酬が第2所定値より高い場合(S612:Y)、仮報酬に所定の率を乗じて減額を行い(S613)、減額分を、貸借データベース10eに記録されている調整用金銭価値に加算し(S614)、その算出された結果を報酬として、労働情報に対応付けて報酬データベース10cに記録する(S610)。
【0085】
ステップS611において、比較の結果、仮報酬が第2所定値より低い場合(S612:N)、仮報酬を報酬として、労働情報に対応付けて報酬データベース10cに記録する(S610)。
【0086】
なおステップS606〜S614の報酬調整処理は、必ずしも必要というわけではなく、夫々の事業体100及び労働者200間で必要に応じて契約内容に盛り込めばよいものであり、報酬調整処理を行わない場合は、労働者200の仕事の成果をほぼ完全に報酬に反映させることが可能で、個人の裁量で報酬を管理することができるようになり、逆に報酬調整を行い最低限の報酬を保証することにより、報酬の過剰な上下動を抑制して、労働者200の生活を安定させ、各労働者200間の不公平感を緩和することが可能である。
【0087】
また調整用金銭価値として用いられるのは、退職金等の将来的に労働者に支払われるべき金銭価値に限らず、例えば事業体100に在籍するだけで、資格又は職位に応じて手当される金銭価値を設定しておき、調整用金銭価値として用いてもよい。
【0088】
さらに調整用金銭価値を事業体100全体で運用する資金と考えた場合、優秀な労働者200又は直接利益を生み出す仕事を行う労働者200の売り上げ(仮報酬)の一部を、所謂事業体100に対する上納金のような形で取り込み、必要に応じて新入社員等の十分な仕事を行えない労働者200又は直接利益を行わない労働者200へ配分して、労働者200間の報酬のバランスを保つようにしてもよい。
【0089】
ただし優秀な労働者200の報酬の一部を、十分な仕事を行えない労働者200に配分するという考え方を導入する場合、優秀な労働者200は、事業体100に対して金銭価値を預け、十分な仕事を行えない労働者200は、事業体100から金銭価値を借り入れると見なし、その状況を貸借データベース10eに記録し、優秀な労働者200が恒常的に損害を被るということがないように調整する必要がある。
【0090】
次に本発明の報酬算出装置10における損益計算書作成処理を図10に示すフローチャートを用いて説明する。
労働者200が業務単位として割り当てられた仕事を達成することにより、事業体100は収入を得て、得られた収入を労働者200に対して、報酬という形で配分する。
また労働者200が仕事を達成するにあたり、必要とした諸経費は、事業体100が負担する。
なおここでいう経費とは交通宿泊費等の一般的な意味で用いられる経費だけでなく労働者200に対する報酬も、事業体100が収入を得る上で、必要とする経費として見なされる。
【0091】
これは労働者200及び事業体100の間で金銭価値の双方向の流れがあることを示すものであり、この双方向の金銭価値の流れは労働者200の事業体100に対する損益計算書として表すことができる。
【0092】
そして損益計算書を作成するために労働者200の仕事に要した業務単位毎の経費及び仕事の成果(報酬)を記録するのが損益データベース10dであり、損益データベース10dには報酬算出処理のステップS605において算出された仮報酬及びステップS610において報酬データベース10cに記録される報酬を示す各種報酬情報に対応付けて、夫々の経費が記録されている。
【0093】
このような損益計算書の作成方法として、先ず担当者が、労働者200が仕事に要した諸経費を示す経費情報を報酬算出装置10に入力する。
【0094】
報酬算出装置10では、経費情報の入力を受け付け(S701)、当該労働者200の前期の報酬を示す前期報酬情報を報酬データベース10dから抽出し(S702)、受け付けた経費情報及び抽出した前期報酬情報に基づいて、当該業務単位の達成に要した経費を算出する(S703)。
そして達成した業務の金銭価値を計算し(S704)、ステップS703にて計算した経費及びステップS704にて計算した金銭価値に基づいて、労働者200の事業体100に対する損益計算書を作成し(S705)、作成した損益計算書を出力する(S706)。
【0095】
なおステップS701にて受け付ける経費情報は、都度入力を受け付けるのではなく、損益データベース10dに業務単位毎に記録されている経費を合計する計算を行い経費情報としてもよい。
そしてここでいう前期及び当期とは、ある期を当期とした場合に、その直前の期を前期として示すものであり、必ずしも現在の期を当期と表現している訳ではない。
【0096】
またステップS701〜S706の処理にて作成される損益計算書とは、通期での損益計算書だけでなく、業務単位毎の損益計算書を作成することも可能であり、更に業務単位毎の損益計算書については、達成状況値の予測値及び経費の予測値を入力することで、これから行われる業務単位についての損益計算書を作成し、業務の実施要否を決定するための資料とすることも可能である。
【0097】
そして通期の損益計算書を作成する場合、ステップS702に示すように報酬データベース10dから抽出した前期報酬情報を、そのまま経費の一部として用いるが、業務単位毎の損益計算書を作成する場合、前期報酬情報を業務単位に要した期間に換算し、換算後の前期報酬情報に基づいて経費を算出する。
【0098】
さらに新入社員及び途中採用社員等の前期の報酬が報酬データベース10cに記録されていない労働者200については、損益データベース10dに記録されている業務単位毎の経費及び仮報酬(当期の調整前の報酬)に基づいて損益計算書を作成してもよい。
【0099】
なお損益データベース10dに記録されている業務単位毎の経費及び仮報酬に基づいて損益計算書を作成するのは、前期の報酬が報酬データベース10cに記録されていない労働者200に適用する場合だけでなく、予測値に基づく業務単位毎の損益計算書の作成に適用してもよい。
【0100】
またステップS704にて計算される業務の金銭価値についても、業務単位毎の報酬、通期の仮報酬、及び調整後の報酬等の様々な金銭価値を用いることが可能である。
【0101】
即ち、事業体100及び労働者200間での金銭価値の流れの見方に応じて、最適な金銭価値(報酬)及び経費を選択して損益計算書を作成することが可能であり、また場合によっては各労働者200が他の事業体100と新たに労働契約を結ぶときの自己評価の指標として作成した損益計算書を提出し、人材の客観的な市場価値の指標とすることに利用してもよい。
【0102】
図11は本発明の報酬算出装置10が出力する損益計算書を示す説明図である。
図11に例示した損益計算書において、売上収益は、労働者200の仕事により、事業体100が得た金銭価値を示し、売上原価は労働者200の前期の報酬になり、これらの差が粗利益として計上されている。
【0103】
これは事業体100からみた場合、労働者200の報酬という経費を支払うことにより、売上収益を獲得し、粗利益が得られたと考えることができる。
また販管費は、交通宿泊費、図書調査費、及び接待費等の費用を示し、粗利益と販管費との差が営業利益である。
そして営業利益と営業外費用との差が経常利益であり、経常利益から、特別損失、税前当期利益、及び個人税配分を順次計算し、最終的に算出された当期純利益が示されている。
【0104】
このように労働者200の事業体100に対する当期の損益計算書を作成することにより、労働者200の労働価値を評価することができる。
なお損益計算書は、各業務単位で作成し、出力することも可能であり、これにより労働者200は、当該業務単位に対する労働価値を見極めることができる。
【0105】
次に本発明の報酬算出装置10における貸借対照表作成処理を図12に示すフローチャートを用いて説明する。
労働者200が事業体100に対し、社内預金及び財形貯蓄等の預貯金、並びに住宅ローンの借り入れ等の借金を行うことにより、労働者200及び事業体100の間に貸借関係が成立し、この関係は労働者200の事業体100に対する貸借対照表として表すことができる。
【0106】
このような貸借対照表は、報酬算出装置10にて、貸借データベース10eに記録されている労働者200の貸借関係を抽出し(S801)、抽出した貸借関係に調整用金銭価値を用いて数値の調整を行った貸借対照表を作成し(S802)、作成した貸借対照表を出力する(S803)という処理により行われる。
【0107】
図13は本発明の報酬算出装置10が出力する貸借対照表を示す説明図である。
図13に示した貸借対照表において、流動資産として計上されるのは、1年以内に換金することが可能な金銭価値であり、例えば事業体100に対する現預金(社内預金)及び有価証券(会社株式)がこれにあたる。
【0108】
固定資産として計上されるのは、1年以内に換金することができない金銭価値であり、例えば事業体100に対する財形貯蓄、将来的に労働者200に対して支払われるべき退職金を示す退職権利、及び会社が特別な価格で提供したストックオプションと呼ばれる自由に換金することができない投資有価証券の時価額がこれにあたる。
なお退職権利は、調整用金銭価値として扱われる場合には、直接換金することはできないが、調整用の報酬として支払われる場合がある。
そして流動資産及び固定資産を合計した総資産が示されている。
【0109】
流動負債として計上されるのは、労働者200が事業体100に対して1年以内に支払わなければならない金銭価値を示し、例えば労働者200が事業体100から借り入れている短期貸付金がこれにあたる。
固定負債として計上されるのは、労働者200が事業体100に対して1年以内に全額支払う必要が無い金銭価値を示し、例えば労働者200が事業体100から借り入れている住宅ローン等の長期的な借金がこれにあたる。
自己資本として計上されるのは、社員資本及び剰余金であり、これらは資産と資本とを調整するために計上された金銭価値ととらえることができ、また退職権利を増減させるということは、社員資本及び剰余金を調整用金銭価値として増減させると考えてもよい。
【0110】
このように労働者200の事業体100に対する貸借対照表を作成することにより、労働者200が自らの労働価値を見極め、安定した生活設計に結びつけることが可能である。
【0111】
前記実施の形態では、転換率を決定する周期を特に明示していないが、この周期は各事業体100の夫々に適した周期を設定すればよく、例えば1ヶ月等の短期間で転換率を決定する変動レート法、及び1年以上同一の転換率を用いる固定レート法でもよく、更には変動レート法又は固定レート法と、事業体100の中でも重要な業務単位であるが、業績に直結しがたい新商品及び新事業の開発業務等の業務については、当初の予定より更に金銭価値が優遇されるように、転換率を一定のフォーミュラで決定するフォーミュラレート法とを併用する形態でもよい。
【0112】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明に係る報酬算出方法、報酬算出装置、及び記録媒体では、仕事を業務単位に分割し、業務単位に原評価ポイントを設定し、業務単位の達成状況に応じて原評価ポイントの全部又は一部を評価ポイントとして労働者に付与する方法により、労働者の仕事内容及び成果を業務単位で評価することが可能であり、さらに付与された評価ポイントに対し、事業体の業績に応じて決定される転換率を乗じて報酬を算出することにより、例えば事業体の業績が悪化した場合には転換率を小さくし、業績が向上した場合には転換率を大きくすることにより、事業体の業績を報酬に反映させることができ、しかもその転換率を短期間で変更する制度を導入すれば業績が短期間で報酬に反映されるので、労働者にとっては労働意欲をかき立て、また事業体にとっても無理の無い経営を実現することが可能である等、優れた効果を奏する。
【0113】
さらに本発明は、労働者の事業体に対する損益計算書及び貸借対照表を作成することにより、労働者が、自らの労働価値を見極め、得られるべき報酬を推定し、生活設計に結びつけることが可能である等、優れた効果を奏する。
【0114】
また本発明では、例えば営業職等の直接利益に結びつく仕事は、労働の成果となる現在事業価値により原評価ポイントを設定し、総務職及び経理職等の直接利益に結びつかない事務職は、仕事に要する経費、場合によっては人件費を他社又はモデル社員と比較して、経費を如何に抑制するかにより、原評価ポイントを設定し、更に、研究職及び企画職等の将来にその成果が判明する仕事については、将来の特定の時点での事業価値を仮定し、その開発期間及び成功確率等の要素を加味して、現在事業価値に転換して原評価ポイントを設定することにより、異なる仕事間でも公正に評価を行うことが可能である等、優れた効果を奏する。
【0115】
そして本発明では、退職金等の将来的に労働者に支払われるべき金銭価値、及び事業体に在籍するだけで資格又は職位に応じて手当される金銭価値等のその時点での仕事と直結しない金銭価値を調整用金銭価値とし、一次的に算出した仮報酬が第1所定値に満たない場合、調整用金銭価値から補填を行い、また第2所定値以上の仮報酬がある場合、調整用金銭価値を増額しておくことにより、報酬の過剰な上下動を抑制して、労働者の生活を安定させることが可能である等、優れた効果を奏する。
【0116】
さらに本発明では、調整用金銭価値を事業体全体で運用する資金と考えた場合、優秀な労働者又は直接利益を生み出す仕事を行う労働者の報酬の一部を、所謂上納金の様な形で取り込み、必要に応じて新入社員等の十分な仕事を行えない労働者又は直接利益を生み出さない仕事を行う労働者へ配分して、労働者間の報酬のバランスを保つことが可能である等、優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の報酬算出方法の概念を示す説明図である。
【図2】本発明の報酬算出装置を用いたシステムの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の報酬算出装置を実現するためのコンピュータプログラムが記録された記録媒体を概念的に示す説明図である。
【図4】本発明の報酬算出方法における原評価ポイント設定方法を示すフローチャートである。
【図5】本発明の報酬算出方法における現在事業価値設定方法を示すフローチャートである。
【図6】本発明の報酬算出装置における原評価ポイント設定処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の報酬算出装置における現在事業価値設定処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の報酬算出方法に用いられる報酬算出装置及び端末装置の業務単位及び原評価ポイント設定処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の報酬算出装置における報酬算出処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の報酬算出装置における損益計算書作成処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の報酬算出装置が出力する損益計算書を示す説明図である。
【図12】本発明の報酬算出装置における貸借対照表作成処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の報酬算出装置が出力する貸借対照表を示す説明図である。
【符号の説明】
10 報酬算出装置
20 端末装置
30,42 記録媒体
100 事業体
200 労働者
NW 通信ネットワーク

Claims (3)

  1. 事業体と労働契約を結んでいる一又は複数の労働者の報酬を夫々算出する報酬算出装置を用いた報酬算出方法において、
    前記報酬算出装置は、
    各労働者に割り当てるべき仕事を分割した業務単位及び該業務単位に設定された定量性を有する原評価ポイントを含む各労働者の仕事に関する情報と、労働者の仕事の評価値を示す評価ポイントとを、各労働者を示す労働者情報に対応付けて記録する仕事データベース、
    事業体の業績に関する情報を、評価ポイントを金銭価値に転換するための、業績に応じて決定される転換率に対応付けて記録する業績データベース、並びに、
    報酬を調整する調整用金銭価値を含み、事業体及び労働者間の貸借関係を労働者毎に記録した貸借データベース
    を用い、
    務単位、該業務単位に設定された原評価ポイント、及び業務単位を割り当てられた労働者を示す労働者情報を受け付けるステップと、
    受け付けた業務単位、原評価ポイント、及び労働者情報を対応付けて、仕事データベースに記録するステップと、
    労働者毎に、業務単位の達成状況を示す達成状況値を受け付けるステップと、
    該ステップが受け付けた達成状況値に前記業務単位に設定され、前記仕事データベースに記録されている原評価ポイントを乗ずることにより前記労働者の評価ポイントを計算する計算ステップと、
    計算した評価ポイントを前記労働者を示す労働者情報に対応付けて仕事データベースに記録するステップと、
    前記業績データベースから、業績に関する情報に対応付けられている転換率を抽出することにより転換率を決定するステップと、
    該ステップが決定した転換率に前記計算ステップで計算した評価ポイントを乗ずることにより、前記労働者の仮報酬を算出する仮報酬算出ステップと、
    該仮報酬算出ステップが算出した仮報酬が第1所定値より低い場合に、貸借データベースに記録されている前記労働者に対応する調整用金銭価値を、前記仮報酬及び前記第1所定値の差額分減額するステップと、
    調整用金銭価値を減額したときに、減額した価値を仮報酬に加算して、労働者の報酬を算出するステップと、
    前記仮報酬算出ステップが算出した仮報酬が第1所定値以上である第2所定値より高い場合に、前記仮報酬に所定の率を乗ずることにより前記仮報酬を減額し、乗算結果を労働者の報酬として算出するステップと、
    仮報酬を減額したときに、減額分を貸借データベースに記録されている前記労働者の調整用金銭価値に加算して増額するステップと、
    前記仮報酬算出ステップが算出した仮報酬が第1所定値より高く第2所定値より低い場合に、前記仮報酬を労働者の報酬とするステップと
    を含むことを特徴とする報酬算出方法。
  2. 事業体と労働契約を結んでいる一又は複数の労働者の報酬を夫々算出する報酬算出装置において、
    各労働者に割り当てられるべき仕事を分割した業務単位及び該業務単位に設定された定量性を有する原評価ポイントを含む各労働者の仕事に関する情報と、労働者の仕事の評価値を示す評価ポイントとを、各労働者を示す労働者情報に対応付けて記録する仕事データベースにアクセスする手段と、
    事業体の業績に関する情報を、評価ポイントを金銭価値に転換するための、業績に応じて決定される転換率に対応付けて記録する業績データベースにアクセスする手段と、
    報酬を調整する調整用金銭価値を含み、事業体及び労働者間の貸借関係を労働者毎に記録した貸借データベースにアクセスする手段と、
    務単位、該業務単位に設定された原評価ポイント、及び業務単位を割り当てられた労働者を示す労働者情報を受け付ける手段と、
    受け付けた業務単位、原評価ポイント、及び労働者情報を対応付けて仕事データベースに記録する手段と、
    労働者毎に、業務単位の達成状況を示す達成状況値を受け付ける手段と、
    該手段が受け付けた達成状況値に前記業務単位に設定され、前記仕事データベースに記録されている原評価ポイントを乗ずることにより、前記労働者に対する評価ポイントを計算する手段と、
    計算した評価ポイントを前記労働者を示す労働者情報に対応付けて仕事データベースに記録する手段と、
    前記業績データベースから、業績に関する情報に対応付けられている転換率を抽出することにより転換率を決定する手段と、
    該手段が決定した転換率に前記労働者に対して計算した評価ポイントを乗ずることにより、前記労働者の仮報酬を算出する仮報酬算出手段と、
    該仮報酬算出手段が算出した仮報酬が第1所定値より低い場合に、貸借データベースに記録されている前記労働者に対応する調整用金銭価値を、前記仮報酬及び前記第1所定値の差額分減額する手段と、
    調整用金銭価値を減額したときに、減額した価値を仮報酬に加算して、労働者の報酬を算出する手段と、
    前記仮報酬算出手段が算出した仮報酬が第1所定値以上である第2所定値より高い場合に、前記仮報酬に所定の率を乗ずることにより前記仮報酬を減額し、乗算結果を労働者の報酬として算出する手段と、
    仮報酬を減額したときに、減額分を貸借データベースに記録されている前記労働者の調整用金銭価値に加算して増額する手段と、
    前記仮報酬算出手段が算出した仮報酬が第1所定値より高く第2所定値より低い場合に、前記仮報酬を労働者の報酬とする手段と
    を備えることを特徴とする報酬算出装置。
  3. コンピュータに、事業体と労働契約を結んでいる各労働者に割り当てられるべき仕事を分割した業務単位及び該業務単位に設定された定量性を有する原評価ポイントを含む各労働者の仕事に関する情報と、労働者の仕事の評価値を示す評価ポイントとを各労働者を示す労働者情報に対応付けて記録する仕事データベース、事業体の業績に関する情報を、業績に応じて評価ポイントを金銭価値に転換する転換率に対応付けて記録する業績データベース、並びに、報酬を調整する調整用金銭価値を含み、事業体及び労働者間の貸借関係を労働者毎に記録した貸借データベースにアクセスさせ、各データベースの情報に基づいて労働者の報酬を算出させるプログラムを記録してある、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体であって
    コンピュータに
    務単位、該業務単位に設定された原評価ポイント、及び業務単位を割り当てられた労働者を示す労働者情報を受け付けさせる手順、
    け付けた業務単位、原評価ポイント、及び労働者情報を対応付けて仕事データベースに記録させる手順、
    労働者毎に、業務単位の達成状況を示す達成状況値を受け付けさせる手順、
    け付けた達成状況値に前記業務単位に設定され、前記仕事データベースに記録されている原評価ポイントを乗ずることにより前記労働者の評価ポイントを計算させる計算手順、
    前記業績データベースから、業績に関する情報に対応付けられている転換率を抽出することにより転換率を決定させる手順、
    該手順により決定された転換率に前記計算手順が計算した評価ポイントを乗ずることにより、前記労働者の仮報酬を算出させる仮報酬算出手順、
    該仮報酬算出手順により算出された仮報酬が第1所定値より低い場合に貸借データベースに記録されている前記労働者に対応する調整用金銭価値を、前記仮報酬及び前記第1所定値の差額分減額させる手順、
    調整用金銭価値を減額したときに、減額した価値を仮報酬に加算して、労働者の報酬を算出させる手順、
    前記仮報酬算出手順により算出された仮報酬が第1所定値以上である第2所定値より高い場合に、前記仮報酬に所定の率を乗算することにより前記仮報酬を減額し、乗算結果を労働者の報酬として算出させる手順、
    仮報酬を減額したときに、減額分を貸借データベースに記録されている前記労働者の調整用金銭価値に加算して増額させる手順、及び、
    前記仮報酬算出手順が算出した仮報酬が第1所定値より高く第2所定値より低い場合に、前記仮報酬を労働者の報酬とさせる手順
    を含むコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とするコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体。
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