JP2003518249A - 電流滴定バイオセンサーテストストリップ - Google Patents

電流滴定バイオセンサーテストストリップ

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JP2003518249A
JP2003518249A JP2001546953A JP2001546953A JP2003518249A JP 2003518249 A JP2003518249 A JP 2003518249A JP 2001546953 A JP2001546953 A JP 2001546953A JP 2001546953 A JP2001546953 A JP 2001546953A JP 2003518249 A JP2003518249 A JP 2003518249A
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ワイルズィー,クリストファー,ディ.
バーク,ディビット,ダブリュ.
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ロシュ ダイアグノスティックス コーポレーション
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    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/001Enzyme electrodes
    • C12Q1/005Enzyme electrodes involving specific analytes or enzymes
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/817Enzyme or microbe electrode

Abstract

(57)【要約】 サンプル中の3−ヒドロキシ酪酸のレベルを測定するための試薬と方法が提供される。その試薬は、フェリシアン化物塩、サンプル中の3−ヒドロキシ酪酸の酸化を触媒する上で有効な触媒量の第1の酵素、前記第1の酵素に対応する補因子、および前記補因子の酸化と前記フェリシアン化物の還元を触媒する上で有効な触媒量の第2の酵素を含む。その試薬を、試薬がサンプルと接触したときに3−ヒドロキシ酪酸のレベルを指示する電気出力信号を生じるテストストリップに組み込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は、流体中のアナライト濃度の測定に関するものであり、より具体的に
は、そのような測定で用いられる電流滴定バイオセンサーに関する。最も詳細に
は本発明は、流体中の3−ヒドロキシ酪酸レベル測定で使用される電流滴定バイ
オセンサーに関する。
【0002】発明の背景 3−ヒドロキシ酪酸(以下、「3−HBA」)は、炭水化物の利用障害または
供給不足が関与する条件下で肝臓において脂肪酸の不完全代謝によって産生され
る。炭水化物摂取が制限される場合のように代謝される脂肪量が増えると、3−
HBA、アセトンおよびアセト酢酸などのケトン体の濃度が上昇し得る。ケトン
体が血液中に過剰に存在する場合、その状態はケトーシスと呼ばれる。
【0003】 糖尿病は、ケトーシスに関連する障害である。糖尿病は、グルコース代謝の障
害である。インシュリン欠乏性糖尿病においては、脂肪酸を利用して身体のエネ
ルギー要求を満足するだけのグルコース代謝障害がある。過剰量の脂肪酸が代謝
されると、ケトン体が血液中に蓄積されてケトーシスとなり、尿中に排泄されて
ケトン尿症となる。さらに、ケトン体は通常の塩基性イオンとともに身体から排
泄されることで、身体の二酸化炭素結合力が低下し、全身性アシドーシス、すな
わち血液の酸性度上昇を生じる。ケトアシドーシスという用語は、糖尿病に関連
するケトーシス状態とアシドーシス状態が合併した状態を指す。高3−HBAレ
ベルは、ケトアシドーシスの診断指標となる。
【0004】 糖尿病患者におけるケトアシドーシスの検出は、それがインシュリン投与その
他の管理法における変更の必要性を示す場合が多いという点で有用である。サン
プル中のケトン体の存在または濃度を測定する一つの手法は、そのサンプルにつ
いて比色定量アッセイを行うというものであった。例えば、液体サンプルと接触
すると色変化を生じる指示試薬組成物とそのサンプルとを接触させることで、ケ
トン体の存在または濃度を測定することが知られている(例えば、米国特許第48
03158号、同5326697号、同5510245号および同5190863号参照)。
【0005】 ケトン体についての電流滴定アッセイも用いられている(例えば、1998年10月
16日出願のPCT/US98/21815およびBatchelor, et al., Amperometric Assay for
the Ketone Body Hydroxybutyrate, Analytic Chimica Acta. 289-294 (1989)参
照)。これらのアッセイは、3−HBAの酸化を触媒する酵素、酸化可能な形態
の補因子、および例えばキノン類などの酸化剤を利用するものである。
【0006】発明の概要 本発明のバイオセンサーと方法によってユーザーは、グルコース検査にも使用
される電流滴定計で血中ケトンを調べることが可能となる。本発明のバイオセン
サーテストストリップは、市販の電流滴定グルコース測定センサーと適合するも
のである。そのテストストリップは、サンプル中の3−ヒドロキシ酪酸(以下、
「3−HBA」)レベルを指示する電気出力信号を発生させる上で有効な形でサ
ンプルと反応性である試薬を含む。その試薬は、フェリシアン化物塩、サンプル
中の3−HBAの酸化を触媒する上で有効な触媒量の第1の酵素、その第1の酵
素に対応するメディエータまたは補因子、および還元型の補因子の電気化学的酸
化を触媒する上で有効な触媒量の第2の酵素を含む。
【0007】 本発明のテストストリップは、互いに絶縁された少なくとも2つの導電路を有
する。各導電路は、前記試薬と電気的に接触するようになっている。導電路の一
方は、試薬からの電子伝達を受け入れ、そこで電子伝達の量がサンプル中の3−
HBAレベルを指示する。
【0008】 市販の電流滴定グルコース測定センサーと適合する、サンプル中の3−HBA
レベルを指示する情報を決定する方法も提供される。その方法は、フェリシアン
化物塩、サンプル中の3−HBAの酸化を触媒するのに有効な触媒量の第1の酵
素、前記第1の酵素に対応する補因子、および還元型の前記補因子の電気化学的
酸化を触媒する触媒量の第2の酵素を含む試薬とサンプルとを反応させる段階を
有する。その試薬は、サンプル中の3−HBAレベルを指示する電気的出力を生
ずる。次にその電気的出力を測定し、測定された電気的出力を含む情報を用いて
サンプル中の3−HBAレベルを求める。
【0009】 さらに本発明は、サンプル中の3−HBAレベルを指示する情報を決定する方
法を具体化する。その方法は、作用電極および対極ならびに、それらの電極と連
通しており、フェリシアン化物塩、流体サンプル中の3−HBAの酸化を触媒す
る上で有効な触媒量の第1の酵素、前記第1の酵素に対応する補因子、および還
元型の前記補因子の電気化学的酸化を触媒する上で有効な触媒量の第2の酵素を
含む試薬を有するセンサーを準備する段階を有する。前記試薬を流体サンプルと
接触させ、流体サンプル中の3−HBAレベルを指示する試薬から電気的出力を
発生させるだけの直流電位差を電極間に印加する。
【0010】 当業者であれば、以下の詳細な説明および現在わかっている本発明を実施する
上での最良の形態を例示する好ましい実施形態を考慮することで、本発明の別の
特徴および利点が明らかになろう。
【0011】発明の説明 電気化学の分野は、多くの金属、金属イオンおよび共役分子が電子を容易に受
容および/または放出する現象に基づいたものである。化合物は、その化合物が
電子を放出または受容する可能性が等しいエネルギーレベルである標準電位を有
する。化合物が酸化されるか還元されるかは、その化合物に加わる電位がそれの
標準電位より大きいか小さいかによって決まる。本発明は、電位を印加し、移動
する電子を電流として集める電流滴定と称される電気化学的方法に基づいたもの
である。
【0012】 ヘキサシアノ鉄(III)酸塩をメディエータとして用い、サンプル中の3−HB
Aレベルを指示する電気出力信号を発生させる電流滴定バイオセンサーテストス
トリップに組み込むことができることが発見された。3−HBA用テストストリ
ップでのメディエータとしてのヘキサシアノ鉄(III)酸塩の使用は、対応するテ
ストストリップが既存の電流滴定グルコース計と適合し、ケトン類とグルコース
を1個の計器で試験することが可能となることから有利である。本明細書および
特許請求の範囲で使用されるメディエータという用語は、電気化学的な可逆的酸
化−還元反応をすることができる酸化剤を含むものである。酸化型のメディエー
タは、酵素、アナライト(またはアナライト反応から生成する補因子)および酸
化型のメディエータが関与する反応から1以上の電子を受容できるものでなけれ
ばならない。
【0013】 これらのメディエータは、対象とするサンプル中の3−HBAレベルを指示す
る電気的出力を生じる3−HBAなどのアナライト用の電流滴定バイオセンサー
テストストリップの製造に用いることができる。テストストリップは、全血、血
清、血漿などの生体サンプルを受容するように形成する。テストストリップは、
メディエータ、サンプル中の3−HBAの酸化を触媒する上で有効な触媒量の第
1の酵素、前記第1の酵素に対応する補因子および還元型の前記補因子の電気化
学的酸化を触媒する上で有効な触媒量の第2の酵素を含む試薬をもっている。
【0014】 試薬組成物は、サンプル中の3−ヒドロキシ酪酸(以下、「3−HBA」)レ
ベルを決定するバイオセンサーテストストリップ装置に組み込む。理論に拘束さ
れるものではないが、試薬組成物は2元反応機構で3−HBAと反応するものと
考えられる。第1の反応には、サンプル中の3−HBAの実質的な酸化が関与し
、第2の反応には、第1の反応から生じた1以上の還元型反応生成物の電気化学
的酸化が関与する。電気化学的酸化によって電流が生じ、その強さが血液サンプ
ル中の3−HBA量を指示する。試薬組成物には、メディエータであるフェリシ
アン化物、酵素である3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼおよびジアホラーゼ
(それぞれ、前記反応の一方を触媒する)ならびに補因子NADが含まれる。
従って、サンプル中の3−HBAの存在または濃度に関するアッセイでは、以下
の反応図式に示したように、3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼおよびジアホ
ラーゼが、順に反応する。
【0015】 3−HBA+NAD→アセト酢酸+NADH+H (1) NADH+フェリシアン化物→NAD+フェロシアン化物 (2) ここで、(1)の反応を3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼが触媒し、(2)
の反応をジアホラーゼが触媒する。
【0016】 この原理を使用すると、アナライト3−HBAを含むサンプルを試薬に加えた
とき、アナライトは酸化され、酸化型の補因子が還元される。この補因子は次に
、第2の酵素と相互作用し、酸化型メディエータが還元される。その反応を、ア
ナライト濃度を正確に決定するのにそれ以上時間が必要ないところまで進行させ
る。
【0017】 反応完了後、電源(例:電池)によって、作用電極と対極の間に電位差を印加
する。電位差を印加する際、対極での酸化型メディエータの量および電位差は、
作用電極表面での還元型メディエータの拡散律速的電気酸化を起こすのに充分な
ものでなければならない。電流測定計で、作用電極表面での還元型メディエータ
の酸化によって生じた拡散律速電流を測定し、得られた電流測定値をサンプル中
の3−HBA濃度に関係付ける。
【0018】 従って、本発明の試薬を用いるテストストリップおよび方法により、ユーザー
は、血中3−HBAレベルを決定する簡便かつ容易な方法が得られる。このテス
トストリップおよび方法は、ユーザーが血糖検査用および3−HBA検査用に別
個の装置を購入または使用しなければならないという短所を実質的になくすもの
である。前記テストストリップ装置は、クリスモア(Crismore)らに対する米国
特許第5997817(その開示内容は、参照により本明細書に組み入れられる)に記
載のテストストリップと同様の構成を有する。しかしながら、本発明のテストス
トリップが、本明細書の開示の範囲を逸脱しない限りにおいて、ポルマン(Poll
mann)らに対する米国特許第5288636号およびプリチャードら(Pritchard)に対
する同5762770号に開示のバイオセンサーならびに非常に多くの市販のグルコー
ス測定センサーの構成と同様であることが可能なことは明らかである。
【0019】 図1〜2について具体的に説明すると、本発明のバイオセンサーテストストリ
ップには、第1の絶縁基板1、第2の絶縁基板7、基板1、7間に位置する導電
路5、6、検査試薬12、検査試薬12とほぼ位置を合せて配置された概して親水性
のフィルム25およびフィルム25を覆うように位置する天板13がある。後述するよ
うに、試薬12は、本発明の試薬組成物を含む。さらに、テストストリップは材料
のロールから製造される。従って、テストストリップを構築する上での材料の選
択では、ロール加工できるように充分な可撓性を有するが、最終のテストストリ
ップに有用な剛性を与えるのに充分な硬さを有する材料を使用する必要がある。
【0020】 第1の基板1には、導電路5、6を支持する第1の表面22と反対側の第2の表
面23がある(図1参照)。第1の基板1にはさらに、凹部2、切欠部3、ならび
に第1および第2の表面22と23間に延びる通気孔4がある。基板1は、非常に多
様な絶縁材料から構築することができる。望ましい電気的および構造的特性を提
供する絶縁材料の例としては、ビニルポリマー類、ポリイミド類、ポリエステル
類およびスチレン系材料などがあるが、これらに限定されるものではない。第1
の絶縁基板1は、デュポン社(DuPont; 3411 Silverside Road, PO Box 15391,
Wilmington, Delaware 19850)から販売されているポリエステルである厚さ約0.1
8mm(7ミル)のMELINEX(登録商標)329プラスチックである。
【0021】 図1に示したように、導電路5および6は、第1の絶縁基板1の第1の表面22
上にある。導電路5は作用電極であることができ、導電路6は対極であることが
できる。導電路5、6は、導電性材料から構成されている。具体的には導電路は
、パラジウム、白金、金、炭素およびチタンから構築することができる。導電路
6は、パラジウム、白金、金、銀、銀含有合金、ニッケルクロム合金、炭素、チ
タンおよび銅から構築することができる。
【0022】 導電路5および6は、ポリイミドまたはポリエステルなどの絶縁性裏材上に析
出させて、テストストリップの取り扱いおよび製造時における電極材料の破壊の
可能性を減らす。そのような導電路の例としては、米国コネチカット州TECHNI-M
ETから金、パラジウムまたは白金で予めコーティングされて入手可能な日本の宇
部興産からのポリイミドUPILEX上の5Ω/□未満の表面抵抗を有するパラジウム
コーティングがある。
【0023】 導電路5および6は、バイオセンサーテストストリップの電極となる。それら
の電極は、一方の電極での電気化学的事象が他方の電極での電気化学的事象を妨
害しないように十分に離れていなければならない。電極5および6間の距離は、
約1.2mmである。
【0024】 図1に示したテストストリップでは、導電路5が作用電極となり、導電路6が
対極もしくは参照電極となる。導電路6は、銀/塩化銀などの代表的な参照電極
材料で製造されている場合には参照電極となる。導電路5は、パラジウム製の作
用電極であり、導電路6は、やはりパラジウム製であって、作用電極と実質的に
同じ大きさの対極である。
【0025】 テストストリップにおいて導電路6と通気孔4との間に追加の導電路が配置さ
れている3電極配置も可能である。3電極配置では、導電路5が作用電極となり
、導電路6が対極となり、導電路6と通気孔4の間の第3の電極が参照電極とな
る。
【0026】 導電路5、6はテストストリップの電極となる。導電路5、6は、リール(不
図示)から巻き出し、予め約1.5mm幅にカットする。次に導電路5、6を、基板
1の第1の表面22と貼り合わせる。導電路5、6を、基板1の表面22上に置いた
ユピレックス(Upilex)裏材(Courtalds−Andus Performance Filmsareから販
売)上に乗せて、ユピレックス裏材が表面22に隣接するようにする。直流電位励
起の際、還元型メディエータは主に作用電極で酸化され、対極は主として回路を
完成させる働きを行う。
【0027】 第2の基板7は導電路5、6に重なっている。第2の基板7は、第1の表面8
と導電路5、6に向き合う第2の表面9を有する。図1に示したように、第2の
基板7は、第1および第2の開口10、11を有するように形成されている。第1の
開口10は、テストストリップの試薬12と混合した後におけるサンプルの何らかの
電気的特性を測定する計器(不図示)との電気的接続を得るため、導電路5、6
の一部を露出させる。第2の開口11には、キャピラリーテストチャンバの周囲を
定める縁部がある。さらに、第1の基板の凹部2とほぼ位置を合せて配置された
凹部19が、第1の開口11から第2の基板7の縁部まで延びている。第2の基板7
は、ホットメルト接着剤などの接着剤によって、第1の基板1および導電路5、
6と貼り付けられている。そのような接着剤の例としては、DYNAPOL(登録商標
)S-1358接着剤(Huls America, Inc., Somerset, NJ, USから販売)があるが、
これに限定されるものではない。
【0028】 図3および4に示したように、天板13は第1の表面8の一部および第2の開口
11を覆っている。天板13には、第1の表面16ならびに第2の基板7の第1の表面
8に貼り合わされた第2の表面17がある。天板13はさらに、第2の基板7の第2
の開口11とほぼ位置を合せて配置された窓18を有する。窓18は、導電路5の全幅
および導電路6の幅の少なくとも約10%を窓18が覆うような寸法および位置を有
する。さらに、窓18が透明に維持されるように、実質的に不透明なインクをパタ
ーン27で第1の表面16上に印刷する。再度図1について説明すると、天板13には
、凹部14および窓18に形成された切欠部15があり、それらの形状および位置は、
第1の基板の凹部2および切欠部3とほぼ位置が合うようになっている。切欠部
2、15は、底辺の長さ約0.6〜1.3mmおよび頂点の角度約70〜110°となるように
該当する縁部から切り取ったほぼ三角形の切り込みと定義することができる。切
欠部の寸法および形状は、本明細書の開示に従って変えることが可能であること
は明らかであろう。
【0029】 天板13は、厚さ約2ミル(0.05mm)〜6ミル(0.15mm)の透明もしくは半透明
のポリエステルホイルなどのプラスチック材料から構築することができる。天板
13は、感圧接着剤をコートしてあるMELINEX(登録商標)351(不透明とするため
に二酸化チタンを含んだポリエステル)から形成されている。好適な接着剤の例
としては、3M 9458アクリル接着剤(3M, Identification and Converter System
s Division, St. Paul, MN, USから販売)があるが、これに限定されるものでは
ない。
【0030】 さらに天板13は、本来的に親水性であるか、あるいは天板13が、第2の基板7
の方に向いた親水性表面を有するように改質されているものである。表面17は、
表面17の接着剤に貼り合わされた親水性フィルム25によって改質されている。親
水性フィルム25は、例えば洗剤を含むコーティング剤または親水性ポリマーの光
架橋マトリックスでフィルムをコーティングすることによって親水性とされる。
そのフィルムはまた、プラズマ処理またはスルホニル基もしくは窒素基による表
面のプラズマ誘導共有結合的改質によって改質することもできる。親水性フィル
ム25は、VITEL(The Goodyear Tire & Rubber Co., Akron, OH, US)およびRHODAP
EX(登録商標)(Rhodia, Cranbury, NJ, US)界面活性剤の混合物で、厚さ約4ミ
ル(0.1mm)でコーティングする。
【0031】 キャピラリーテストチャンバは、親水性フィルム25が貼り付けられた天板13の
第2の表面17、第2の基板7の第2の開口11の縁部および基板1の第1の表面22
によって定められる。テストチャンバは、導電路5、6の露出表面に試薬12を塗
布するため、導電路5、6の一部を露出させるように配置されている。そのキャ
ピラリーテストチャンバの長さおよび幅は開口11の長さおよび幅によって決定さ
れ、テストチャンバの高さは第2の基板7の厚さによって決定される。テストチ
ャンバは、一辺約3.2mmおよび他方の辺約6.7mmの長方形に形成される。導電路5
、6が露出する程度によって、各電極の表面積が決まる。作用電極および対極は
それぞれ、約5mmという実質的に同等の表面積を有する。しかしながら、導電
路5、6の露出程度は、第2の開口11が各導電路5、6の幅の少なくとも約10%
を露出させる限りにおいて変動可能であることは明らかであろう。
【0032】 3−HBA用の試薬12を、それが作用電極5を覆うようにテストチャンバ内に
配置する。試薬12は、テストチャンバの床表面全体にわたってほぼ均一な厚さを
有するフィルムとして設ける。そのとき試薬12はテストチャンバの内部に親水性
表面を向けることになる。試薬12は第1の基板1の通気孔4とほぼ位置を合せた
通気口を有するように形成される(図3参照)。通気孔および通気口は、約1.8
×0.5mmの寸法をもっており、テストチャンバから空気を逃がすことができる。
【0033】 本発明の試薬12を組み込んだテストストリップは、米国特許第5997817号(こ
の開示内容は、参照によって本明細書に組み入れられるものとする)に記載の方
法によって製造される。その製造方法の変法および改良法が想到されるが、それ
は本開示の範囲を逸脱するものではないことが想到される。
【0034】 試薬12は、ヒト血液サンプル中の3−HBA測定用に調製される。試薬12は、
サンプル中の3−HBAレベルを指示する電気出力信号を発生させる上で有効な
形でサンプルと反応し得る。試薬12は、メディエータ、複数の酵素および補因子
を含む。試薬12はさらに、必要に応じて、耐久性を与え、親水性を与えるフィル
ム形成剤を含む。別段の断りがない限り、以下に挙げる成分の濃度はいずれも、
試薬をテストストリップに付着および乾燥する以前の湿った試薬での所定の物質
の濃度を指すことは明らかであろう。
【0035】 前述のように、試薬12での使用に好適なメディエータは、電気化学的な可逆的
酸化−還元反応をすることができるものである。酸化型のメディエータは、酵素
、アナライト(またはアナライト反応から生成する補因子)および酸化型メディ
エータが関与する反応から、少なくとも1個の電子を受け取ることができるもの
でなければならない。メディエータは、例えばヘキサシアノ鉄(III)酸カリウム
などのヘキサシアノ鉄(III)酸塩である(以下、「フェリシアン化物」)。フェ
リシアン化物はまたグルコース測定センサーのテストストリップにも組み込まれ
ることから、本発明の3−HBAテストストリップは、対応するグルコーステス
トストリップと同じ機器で機能するので有益である。対応するグルコーステスト
ストリップの例は、米国特許第5997817号(その開示内容は、参照により本明細
書に組み入れられる)に記載されている。
【0036】 測定したいアナライトの濃度範囲ならびに試薬およびサンプルを介したメディ
エータの拡散特性が、試薬中のメディエータの必要量を決定する。具体的には、
還元型メディエータの量は、電気還元時に生じる電流が作用電極表面での酸化型
メディエータの還元によって制限されるようにする上で十分なものでなければな
らない。一般に、メディエータの溶解度および過剰のメディエータが生成物の安
定性に与える影響によって、メディエータ濃度の上限が決まる。3−HBA分析
用の試薬は、容量約3.5〜7マイクロリットル(μL)のヒト全血のサンプル中
の3−HBAレベルを測定するのに、329.26mg/mmolとして、約112.8mM〜56.4mM
のフェリシアン化物を含む。テストストリップ上には、7μLより多いサンプル
を使うことができるが、溶解試薬中のフェリシアン化物の濃度はテストチャンバ
に入るサンプルの量のみに依存することは明らかであろう。しかしながら、フェ
リシアン化物の濃度は、テストチャンバに入るヒト全血の容量に応じて変動する
ことも明らかであろう。
【0037】 本発明の3−HBA試験試薬はさらに、酵素、アナライトおよび酸化型メディ
エータが関与する反応を触媒するのに充分な種類および充分な量の複数の酵素を
含む。試薬での使用に好適な1つの酵素は、サンプル中での3−HBAの酸化を
触媒する上で有効であり、第2の酵素は還元型補因子の電気化学的酸化を触媒す
る上で有効である。第1の酵素はデヒドロゲナーゼであり、第2の酵素はジアホ
ラーゼである。より詳細には、第1の酵素は、市販の(Toyobo Co., Ltd. Bioch
emical Operations Department, Osaka, JapanおよびRoche Diagnostics Corpor
ation, Roche Molecular Biochemicals, Indianapolis, IN, USから)3−ヒド
ロキシ酪酸デヒドロゲナーゼである。ジアホラーゼは市販されている(Roche Di
agnostics Corporation, Roche Molecular Biochemicals, Indianapolis, IN, U
Sから)。
【0038】 3−HBA分析用に設計されたテストストリップの場合、試薬1リットル当た
り約0.20〜20×10単位の3−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼおよび約0.1〜1
0×10単位のジアホラーゼが含まれ、反応は最低約15秒進行させてから、電
位を印加する。より好ましくはその反応を最低約50秒進行させてから、電位を
印加する。しかしながら、本明細書の開示の範囲を逸脱しない限りにおいて、試
薬に含まれる酵素の量は、所望の安定性、電極の幾何形状および試薬フィルムの
物性に応じて変動可能であることは明らかであろう。
【0039】 さらに試験試薬は、酵素およびメディエータと共働する補因子を含む。好適な
補因子の例には、NAD、NADP、NADH、NADPHおよびフェ
ナジンメトサルフェートなどがあるが、これらに限定されるものではない。好ま
しくは補因子はNADである。NADは市販されている(Roche Diagnostic
s Corporation, Roche Molecular Biochemicals, Indianapolis, IN, USから)
。3−HBA分析用の試薬には、容量約3.5〜7マイクロリットル(μL)のヒ
ト全血サンプル中の3−HBAレベルを測定する場合、663.44g/molとして、約2
1.1μM〜43μMのNADが含まれる。7μLより多いサンプルをテストスト
リップに適用することができるが、溶解試薬中のNADの濃度はテストチャン
バに入るサンプルの量にのみ依存することは明らかであろう。しかしながら、N
ADの濃度はテストチャンバに入るヒト全血の容量に応じて変動することも明
らかであろう。
【0040】 メディエータの溶解性を向上させるため、各種「充填剤」物質を試薬に含有さ
せることができる。本明細書において充填剤とは、試薬調合時に試薬マトリック
スを通って均一に分散する顕微鏡的粒径の不溶性粒子状物と定義される。好まし
い充填剤は、印加した電位で、あるいはメディエータの電位との関係で電子の受
容や供与を行わない金属酸化物である。試薬12には、約0.2〜2.0%(湿重量:湿
重量)の量で存在する二酸化チタンなどの充填剤が含まれ、好ましくは約0.22%
(湿重量:湿重量)である。
【0041】 充填剤を用いる場合、通常ポリマーなどの物質を試薬に含ませて、試薬12の粘
度を上昇させる。試薬12には、ポリマーNATROSOL 250K(ヒドロキシエチルセル
ロース、Aqualon Oil Field Chemicals, Houston, TX, USから販売)を含ませる
。NATROSOL 250Kの量は約0.05〜0.5%(湿重量:湿重量)の範囲で変動し得るも
のであり、好ましい濃度は約0.19%(湿重量:湿重量)である。各種の市販の増
粘剤を本発明に従って用いることができることは明らかであろう。
【0042】 親水性ポリマーは、試薬に対して耐久性と親水性の両方を与えることができる
。許容されるポリマーの例をいくつか挙げると、ポリエチレングリコール/ポリ
エチレンオキサイド、ポリビニル−アルコール、ポリビニル−ピロリジン、ポリ
スチレンスルホネート、ポリ酢酸ビニルおよび酢酸ビニルのマイクロエマルショ
ンなどがあるが、これらに限定されるものではない。平均分子量約100〜900キロ
ダルトンのポリエチレンオキサイド(Union Carbide Corporation, Danbury, CT
, US)は約0.2%〜2%(湿重量:湿重量)の濃度で使用する。試薬12には、約0
.59%(湿重量:湿重量)で、平均分子量約300キロダルトンのポリエチレンオキ
サイドを含ませる。
【0043】 界面活性剤は通常、表面張力を調節(低下)するために試薬に含ませる。許容
される洗剤の例を挙げると、DONS(スルホコハク酸ジオクチルナトリウム)、分
岐−ノニルフェノキシポリ(エチレン−オキシ)エタノール(Igepal CO-630と
してRhone-Poulenc, Collegeville, PAから、またはTRITON X-100(登録商標)
としてRoche Diagnostics, Biochemicals, Indianapolis, INから販売)がある
が、これらに限定されるものではない。試薬中の洗剤の品質および種類は、表面
張力を約20〜70ダイン/cmまで低下させるのに充分なものとする。サンプルを血
液とする場合、洗剤の全体濃度を約0.3%未満のレベル(洗剤の種類に依存する
)に制限することで、細胞の望ましくない溶解を回避するべきである。グルコー
スデヒドロゲナーゼを用いて3−HBAのアッセイを行うためのテストストリッ
プの場合、TRITON X-100(登録商標)を、約0.05%(湿重量:湿重量)以下の濃
度で存在させるが、約0.035%(湿重量:湿重量)が好ましい。
【0044】 試薬12はバッファーを含むことができる。バッファーは、酵素の安定性および
活性がともに至適となるpHを提供および維持するのに充分な種類および量とす
る。酵素の活性とは、アナライトとメディエータの間、または複数酵素試薬の場
合はアナライトとアナライト誘導体の間での反応を酵素が触媒できる能力を指す
。酵素の安定性とは、経時的および試薬が熱および湿気などの各種形態のストレ
スに曝された場合におけるその活性の保存性を指す。さらにバッファーは、還元
型メディエータより低い酸化電位を有するものであってはならない。好適なバッ
ファーの例としては、pHが約7.8〜9.0、最も好ましくは約8.7であるピロリン
酸塩類などがあるが、それに限定されるものではない。好適なピロリン酸塩類の
例としては、ピロリン酸二ナトリウムおよびピロリン酸四ナトリウムなどがある
が、それらに限定されるものではない。酵素活性に至適なpHがサンプルのpH
と大きく異なる場合、バッファーの濃度は、再水和試薬およびサンプルの最終p
Hを所望のレベルとするのに充分なものでなければならない。通常使用されるバ
ッファー濃度は、試薬中で約50〜200mMである。好ましい濃度は約53.6mMである
【0045】 試薬はまた、各種成分を安定化させる物質を含むこともできる。本発明の試薬
で補因子と組み合わせる酵素用の許容される安定剤は、フラビンモノヌクレオチ
ド、アデノシン二リン酸、マグネシウムイオン、乳糖、トレハロースおよびラフ
ィノースである。試薬12は、約0.5〜5%(湿重量:湿重量)、好ましくは約0.6
8%(湿重量:湿重量)の濃度でラフィノースなどの安定剤を含む。
【0046】 乾燥試薬フィルムの厚さは、固有の化学特性を加味して、ヘマトクリット変動
による妨害に対する系の感受性が軽減されるようなものとする。フィルムの厚さ
(湿った試薬分配容量の分配表面積に対する比によって測定)は、試薬約10μL
が面積約22.5mmに分配されるようなものとする。以下に記載の試薬からは、主
要なポリマーとしてポリエチレンオキサイドを用いることにより、またフィルム
厚と組み合わせて、ヘマトクリット変動に対する感受性が低いテストストリップ
が得られる。
【0047】 アナライトである3−HBAを含むサンプルを試薬に加えると、アナライトは
酸化され、酸化型補因子は還元される。次にその補因子は第2の酵素と相互作用
し、酸化型メディエータが還元される。その反応は、アナライトおよび酸化型メ
ディエータの利用がアナライト濃度の正確な測定にそれ以上の時間が必要なくな
るレベルに到達する時点まで進行させる。このインキュベーション時間中、電極
に小さい交流電位を印加して、インピーダンスのシフトによる妨害の程度を確認
することが必要な場合がある(例えば、国際公開番号WO99/32881として1999年7
月1日に公開された国際特許出願PCT/US98/27203(その開示内容は、参照によっ
て本明細書に明瞭に組み込まれるものとする)参照)。
【0048】 アナライトの酸化および酸化型補因子の還元を完結させる。本明細書および特
許請求の範囲を通じて使用される完結という用語は、アナライト、補因子および
酵素が関与する反応が、1以上の還元反応生成物を生成する上で十分であり、1
以上の還元型反応生成物、酵素およびメディエータが関与する反応が、作用電極
表面でメディエータの酸化によって発生する拡散律速電流に対してアナライト濃
度を関係付ける上で十分であることと定義される。
【0049】 反応完結後、作用電極と対極の間に電位差を印加して、作用電極表面で還元型
メディエータの拡散律速電気酸化を生じさせる。電流測定計により、作用電極表
面での還元型メディエータの酸化によって生じる拡散律速電流を測定する。測定
電流は、以下の要件が満足されている場合、サンプル中の3−HBAの濃度と正
確に関係付けることができる。
【0050】 1.還元型メディエータの酸化速度が、作用電極表面への還元型メディエータ
の拡散速度によって支配される。
【0051】 2.発生電流が、作用電極表面での還元型メディエータの酸化によって制限さ
れる。
【0052】 本発明のテストストリップは、可逆性の高いメディエータを含む試薬12を用い
、拡散律速電気酸化時に発生する電流が作用電極表面での還元型メディエータの
酸化によって制限されるように充分な量で酸化型メディエータを試薬に含ませる
ことによって、上記の要件を満足する。電気酸化時に発生する電流が作用電極表
面での還元型メディエータの酸化によって制限されるようにするには、対極表面
での酸化型メディエータの量は、常に作用電極表面での還元型の量より多くなけ
ればならない。
【0053】 従って、本発明の試薬を用いるテストストリップおよび方法は、血液中の3−
HBAレベル測定のための簡便かつ容易な手段をユーザーに提供するものである
。そのテストストリップおよび方法は、ユーザーが血糖および3−HBAを検査
するのに別個の機器を購入たり使用したりしなければならないという欠点を実質
的になくすものである。
【0054】 酵素であるヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼおよびジアホラーゼならびにメデ
ィエータであるフェリシアン化物を利用して3−HBA測定試薬1リットルを製
造するプロトコールを以下に示す。
【0055】 段階1:約30分間以上にわたり毎分約400回転(rpm)以上の速度で回転混合機お
よび撹拌羽根を用いて混和しながら、脱イオン水430gの表面にNATROSOL K 1.90
gを加えることで、NATROSOL(250K)の脱イオン水溶液を調製する。
【0056】 段階2:約60分間以上にわたり約400rpm以上の速度で混合しながら段階1の溶
液表面に粉末を徐々に加えることで、その溶液にポリエチレンオキサイド(平均
分子量300キロダルトン)(Union Carbide 750NF)6.1gを分散させる。
【0057】 段階3:段階2の混合物に、10分間以上にわたり400rpm以上の速度で混合しな
がら溶液表面に粉末を徐々に加えることで、ラフィノース6.8gを分散させる。
【0058】 段階4:20分間以上にわたり400rpmの速度で混合しながら、ピロリン酸二ナト
リウム(無水)58.8gおよびピロリン酸四ナトリウム(無水)73.1gを加えるこ
とで、段階3の混合物を緩衝する。最終pHが8.7であることを確認する。この
半調製物(sub-build)を、以下において「ポリマーマトリックス」と称する。
【0059】 段階5:20分間以上にわたり600rpm以上の速度で回転混合機および撹拌羽根を
用いて混合しながら、脱イオン水377.8gに二酸化チタン粉末2.3gを分散させる
ことで、二酸化チタン懸濁液を調製する。その半調製物を、以下において「充填
剤懸濁液」と称する。
【0060】 段階6:段階5の充填剤懸濁液を、段階4のポリマーマトリックスと混合した
。この混合物を混合段階の前またはその途中で、粗い(200ミクロン)メッシュ
で充填剤懸濁液を濾過して、大粒径で未分散の二酸化チタン分子を除去すること
で、その混合物を予備調製する。
【0061】 段階7:次に、段階6の試薬にフェリシアン化カリ13.3gを加える。試薬を、
20分間以上にわたり、あるいは最終試薬調製(段階13)の準備ができるまで、50
0rpm以上で混合する。このマトリックスを、以下において「試薬基材」と称する
【0062】 段階8:撹拌プレートおよび磁気攪拌子を用いて200rpm以上の速度で撹拌しな
がら、β−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ酵素200000単位を脱イオン水100g
中に分散させることで、別の溶液を調製する。
【0063】 段階9:段階8の溶液に、ジアホラーゼ酵素200000単位を加え、10分間混合す
る。その溶液を、以下において「酵素溶液」と称する。得られた溶液は、最終試
薬に組み入れる(段階13)準備ができるまで、約4℃〜10℃で冷蔵する。
【0064】 段階10:塩化マグネシウム・6水和物96mgを脱イオン水50gに溶解させること
で、別の溶液を調製する。
【0065】 段階11:段階10の溶液に、200rpmで5分間混合しながら、補因子NAD200m
gを溶解させる。
【0066】 段階12:段階11の溶液に、200rpmで5分間混合しながら、フラビンモノヌクレ
オチド145mgを溶かす。それを以下において、「補因子溶液」と称する。補因子
溶液は、最終試薬に組み入れる(段階13)準備ができるまで、約4℃〜10℃で冷
蔵する。
【0067】 段階13:段階7の試薬基材に段階9の酵素溶液および段階12の補因子溶液を加
えることで、最終試薬を調製した。最終試薬を、15分間以上にわたり400rpmの低
速で撹拌した。
【0068】 段階14:Triton X-100 0.35gを加え、15分間以上400rpmで撹拌することで最
終試薬を完成させてから、使用に供する。
【0069】 本発明のテストストリップは、米国特許第5997817号(その開示内容は、参照
によって本明細書に組み込まれる)に記載の方法によって製造される。テストス
トリップに対して、3−HBAを測定するために、上記プロトコールによって製
造した試薬10μLを、テストチャンバの電極を有する表面に加えた。試薬の量は
約3〜10μLで変動可能であり、好ましい使用量は10μLである。この試薬量は
、電極の表面領域を実質的に覆うものである。得られた試薬フィルムは、3−H
BA(ヒト全血サンプル由来)の酸化およびフェリシアン化物の還元を触媒して
、約60秒以内の初期インキュベーション(電位印加の前)後の3−HBA濃度を
正確かつ高精度で測定可能とするのに充分なフェリシアン化物および酵素(β−
ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼおよびジアホラーゼ)を含む。
【0070】 テストチャンバの電極を有する表面を乾燥した時に均一に分布した均質試薬層
を確実に得るために、試薬をつける直前にその表面を、約0.635μm(1/40000イ
ンチ)のギャップで150ワットのコロナアークで処理する。そのためには、約6.5
m/分のプロセスラインに材料を通す。この処理によって、標的領域の表面エネ
ルギーが上昇して、乾燥前の湿った試薬の展着が促進される。コロナアークを最
長約5分間、より好ましくは約45秒未満当ててから、材料上への試薬の分配を行
う。アークを当てた後試薬分配の前に、試薬の付着が望ましくないスペーサー層
の表面でコロナ処理(の程度)を減らす。
【0071】 このコロナ消散(corona dissipation)は、水がスペーサー層表面と接触するよ
うになるが、基材層の電極を有する表面とは接触しないように、脱イオン水の膜
を設けることで行う。スペーサー層表面に設ける水の膜は、材料が試薬分配領域
に達する前に、赤外線または機械式対流法によって乾燥するのに充分な程度の薄
さのものである。
【0072】 次に、約70℃に加熱することで試薬を乾燥させる。乾燥によって、試薬の含水
量の少なくとも約98%が除去される。残留水分は、後に最終包装装置で乾燥する
際に痕跡量レベルまで減少する。得られた乾燥試薬フィルムは、1g当たり1000
〜5000単位の酵素活性を有するものと考えられる。
【0073】 本発明の試薬100gを形成するのに使用される成分の例を以下の表1に挙げる
が、これらに限定されるものではない。
【0074】
【表1】 各個別のテストストリップは、以下のものと共に用いる。
【0075】 1.作用電極および対極と電気的に接続され、作用電極と対極の間に作用電極
表面で還元型メディエータの拡散律速電気酸化を起こすのに充分な電位差を供給
することができる電源;ならびに 2.作用電極および対極と電気的に接続し、上記電位差を印加することで還元
型メディエータの酸化によって生じる拡散律速電流を測定することができる測定
計器。
【0076】 この測定計器は通常、アナライト濃度を与えて視覚的に表示する後述のアルゴ
リズムを電流測定に適用するように作られている。このような電源、測定計器お
よびバイオセンサー系は、米国特許第4963814号、同4999632号;同4999582号お
よび同5243516号、ならびにWO99/32881(これらの開示内容は、参照によって本
明細書に明瞭に組み込まれる)に記載されている。
【0077】 本発明の試薬を含むテストストリップを用いて、以下の段階を行うことにより
、流体サンプル中のアナライト濃度を測定することができる。
【0078】 a.実質的に同面積の作用電極と対極を実質的に覆う試薬と流体サンプルとを
接触させる段階; b.アナライトと酸化型メディエータとの間の反応を完結させ、インキュベー
ション時の内部較正用に中ないし高周波数(100Hz+)の低(強さ57mV)交流電
位を用いることで、バックグラウンドインピーダンスを測定する段階; c.次に、作用電極表面で還元型メディエータの拡散律速電気酸化を起こすの
に充分な直流電位差を、電極間に印加する段階; d.その後、生じた拡散律速電流を測定する段階;ならびに e.電流測定値を流体中のアナライト濃度に関係付ける段階。
【0079】 多くの3−HBA含有流体を分析することができる。例えば、全血、血清、尿
および脳脊髄液などのヒト体液中の3−HBAを測定することができる。さらに
、食品、発酵製品および環境汚染物質を含む可能性のある環境物質中で認められ
る3−HBAを測定することができる。
【0080】 ヒト体液、特に全血で認められるアナライトを測定する場合、電極間に印加す
る電位差は、約500mV以下でなければならない。電極間に約500mVを超える電位差
を印加すると、作用電極表面の酸化(パラジウムの場合)および一部の血液成分
の酸化が許容できないものとなって、電流をアナライト濃度に正確・精密に関係
付けることができなくなる場合がある。酸化型メディエータがフェリシアン化物
である全血サンプル中の3−HBAのアッセイの場合、約150mV〜500mVの電位差
を電極間に印加して、作用電極表面での還元型フェリシアン化物の拡散律速電気
酸化を行うことができる。電極間には、約300mVの電位差を印加する。
【0081】 還元型メディエータの酸化によって生じる電流は、電極間への電位差印加から
約0.5秒〜30秒のいずれの時点でも測定可能である。約0.5秒未満では、拡散律速
電流はまだ得られていない。約30秒後には、対流が顕著になることで、拡散律速
電流の測定が妨害される。
【0082】 流体サンプルに由来するアナライトのアッセイ時に測定される電流は、電流測
定計によるアルゴリズム適用によって、サンプル中のアナライト濃度に関係付け
ることができる。そのアルゴリズムは、以下の例で示すように簡単なものである
ことができる。
【0083】 [アナライト]=Ci7.5+d 式中、[アナライト]は、サンプル中の3−HBAアナライトの濃度を表し(mm
ol/L、図5参照);iは、電極間への電位差印加から9.0秒後に測定される電流
(μA)であり;Cは直線の傾きであって、例えば試験Aでは0.483であり、試
験Bでは0.528であり;dは軸切片であり、例えば試験Aでは-2.82であり、試験
Bでは-1.23である。従って、試験AおよびBでの3−HBA濃度を以下のよう
に求めた。
【0084】 試験A:[3−HBA]=電流×0.483−2.82 試験B:[3−HBA]=電流×0.528−1.23 既知濃度の3−HBAアナライトでの測定を行うことで、図5に示した較正曲
線を得ることができる。この較正は、測定器の読取専用メモリー(ROM)キー
に保存しておき、個々のロットのバイオセンサーに適用することができる。
【0085】 ヒト全血サンプルの3−HBAの分析方法においては、上記の試薬12に全血5
μLを加える。反応を安定なところまで進行させて、安定な濃度のフェロシアン
化物の安定な濃度を得る。その間に、強さ57mVで周波数2kHzの交流電流を印加
して、バックグラウンドインピーダンスを測定する。全血サンプル添加から約50
秒後に、直流電位差約300mVを電極間に印加して、作用電極表面でのフェロシア
ン化物のフェリシアン化物への酸化を行う。電極間への電位差印加から1秒〜9.
0秒において、0.5秒間隔で電流測定を行う。その電流測定値を、血液サンプル中
の3−HBA濃度に関係付ける。
【0086】 血液サンプルの3−HBAを測定するこの例では、電流測定は、単一の固定時
間ではなく、各種時点(電位差印加から1秒〜7.5秒後)で行い(前述の通り)
、得られるアルゴリズムは以下の式によって表される。
【0087】 [3−HBA]=C1i1+C2i2+C3i3+...Cnin+d 式中、i1は最初の測定時間(300mVの電位差印加から1秒後)で測定される電
流であり;i2は2回目の測定時間(300mVの電位差印加から1.5秒後)で測定さ
れる電流であり;i3は3回目の測定時間(300mVの電位差印加から2秒後)で
測定される電流であり;inは、n回目の測定時間(この例では、300mVの電位
差印加から14番目の測定時間すなわち7.5秒後)で測定される電流であり;C1
、C2、C3およびCnは、主要成分分析(Principle Components Analysis)ま
たは部分最小二乗法(Partial Least Squares)などの多変量回帰分析法から得ら
れる係数であり;dは、回帰切片(3−HBA濃度単位)である。
【0088】 別法として、測定サンプル中の3−HBAの濃度は、ある時間間隔(例えば、
300mVの電位差印加から1秒〜7.5秒)にわたって測定時間に対して電流iをプロ
ットして得られる曲線を積算することで測定期間中に移動した総電荷を得ること
によって求めることができる。移動した総電荷は、測定サンプル中の3−HBA
濃度に正比例する。
【0089】 さらに3−HBA濃度測定値は、実際の測定時の環境温度と時間較正時の環境
温度の間の差に関して補正することができる。例えば、3−HBAについての較
正曲線を23℃の環境温度で得た場合、以下の式を用いることによって3−HBA
測定値を補正する。
【0090】 補正後[3−HBA]=測定[3−HBA]×(1−K(T−23℃)) 式中、Tは、サンプル測定時の環境温度(℃)であり;Kは、下記の回帰式から
得られる定数である。
【0091】 Y=K(T−23) Y=(23℃で測定した[3−HBA])−(Tで測定した[3−HBA]) Kの値を計算するには、複数の3−HBA濃度それぞれを、各種温度Tおよび
23℃(基礎値)で測定器によって測定する。次に、T−23に関するYの線形回帰
を行う。Kの値は、その回帰の傾きである。
【0092】 本発明のテストストリップを利用する本発明の方法によって、サンプルの3−
HBA濃度を測定することができる。さらに、ヒト全血サンプルを測定する場合
、ヘマトクリット効果による誤差は、約30〜55%のヘマトクリット範囲では有意
性がない。
【0093】 以上、触媒量の酵素存在下に酸化されるアナライトおよび還元されるメディエ
ータによって本発明を説明した。しかしながら、本発明、試薬および方法を用い
て、触媒量の酵素(例:レダクターゼ)存在下にアナライトを還元し還元型メデ
ィエータを酸化する流体サンプル中のアナライト濃度を測定してもよい。アナラ
イト、酵素および還元型メディエータが関与する反応が完結した後に、電極間に
電位差を印加する。対極(この場合、カソードではなくアノード)での還元型メ
ディエータの量および印加する電位差は、作用電極(この場合、アノードではな
くカソード)表面での酸化型メディエータの拡散律速電気還元を起こすのに充分
なものでなければならない。作用電極表面での酸化型メディエータの還元によっ
て生じる拡散律速電流を、分析サンプル中のアナライト濃度と関係付ける。
【0094】 以上、ある種の好ましい実施形態を参照しながら本発明について詳細に説明し
たが、添付の特許請求の範囲に記載および定義される本発明の範囲および精神の
範囲内で、変更および改良が存在することは明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の絶縁基板、第1の絶縁基板上に乗るように形成された複数の導電路、前
記導電路と位置を合せて配置された試験試薬、第2の絶縁基板、親水性コーティ
ングおよび天板を有するストリップを示すテストストリップの分解斜視図である
【図2】 図1のテストストリップの斜視図である。
【図3】 第1の絶縁基板と第2の絶縁基板の間における電極、試薬および親水性フィル
ムの相対的配置を示す、図2の28−28線での断面図である。
【図4】 一体となってテストチャンバを定める天板、親水性フィルム、第2の基板の第
2の開口の縁部および第1の絶縁基板ならびにテストチャンバ内に配置された試
薬を示す、図2の29−29線での断面図である。
【図5】 テストストリップの異なるロットについての較正曲線を示すグラフである。
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月5日(2002.7.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 27/26 381 G01N 33/483 F 27/416 33/92 Z 33/483 27/30 353T 33/92 27/46 336G 27/30 353R 353U 27/46 338 27/30 353P 27/46 336B (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW Fターム(参考) 2G045 AA13 AA25 CA25 CA26 DA02 FB01 FB05 GC20 2G060 AA07 AC04 AE17 AF02 AF06 FA01 HA01 HA02 HE02 KA06 4B029 AA07 BB16 CC02 CC03 CC08 FA12 4B063 QA01 QA18 QQ03 QQ61 QR04 QR82 QX04

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプル中の3−ヒドロキシ酪酸を検出するテストストリッ
    プ装置において、 基板; 前記基板上に配置された少なくとも1個の電極;ならびに 前記少なくとも1個の電極と連通している試薬であって、前記サンプル中の3
    −ヒドロキシ酪酸のレベルを指示する電気出力信号を発生させる上で有効な形で
    前記サンプルと反応性であり、ヘキサシアノ鉄(III)酸塩、前記サンプル中の3
    −ヒドロキシ酪酸の酸化を触媒する上で有効な触媒量の第1の酵素、前記第1の
    酵素に対応する補因子、および還元型の前記補因子の電気化学的酸化を触媒する
    上で有効な触媒量の第2の酵素を含んでなる試薬 を有することを特徴とする前記装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の酵素がデヒドロゲナーゼである請求項1に記載の
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の酵素がヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼである請
    求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の酵素がジアホラーゼである請求項3に記載の装置
  5. 【請求項5】 前記補因子が、NAD、NADP、NADHおよびN
    ADPHからなる群から選択される請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記補因子が、NAD、NADP、NADHおよびN
    ADPHからなる群から選択される請求項3に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の酵素がジアホラーゼである請求項2に記載の装置
  8. 【請求項8】 前記補因子が、NAD、NADP、NADHおよびN
    ADPHからなる群から選択される請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記補因子が、NAD、NADP、NADHおよびN
    ADPHからなる群から選択される請求項2に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の酵素がジアホラーゼである請求項1に記載の装
    置。
  11. 【請求項11】 前記補因子が、NAD、NADP、NADHおよび
    NADPHからなる群から選択される請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記補因子が、NAD、NADP、NADHおよび
    NADPHからなる群から選択される請求項1に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記補因子がNADである請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記フェリシアン化物塩がヘキサシアノ鉄(III)酸カリウ
    ムである請求項1に記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記試薬がさらに充填剤を含む請求項1に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記充填剤が金属酸化物である請求項15に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記試薬がさらに、ポリエチレングリコール/ポリエチレ
    ンオキサイド、ポリビニル−アルコール、ポリビニル−ピロリジン、ポリスチレ
    ンスルホネート、ポリ酢酸ビニルおよび酢酸ビニルのマイクロエマルションから
    なる群から選択されるポリマーを含む請求項1に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記試薬がさらに界面活性剤を含む請求項1に記載の装置
  19. 【請求項19】 前記界面活性剤が、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム
    および分岐−ノニルフェノキシポリ(エチレン−オキシ)エタノールからなる群
    から選択される請求項18に記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記試薬がさらに無機バッファーを含む請求項1に記載の
    装置。
  21. 【請求項21】 前記バッファーがピロリン酸塩である請求項20に記載の
    装置。
  22. 【請求項22】 前記試薬がさらに、フラビンモノヌクレオチド、アデノシ
    ン二リン酸、マグネシウムイオン、乳糖、およびラフィノースからなる群から選
    択される安定剤を含む請求項1に記載の装置。
  23. 【請求項23】 サンプル中の3−ヒドロキシ酪酸のレベルを指示する情報
    を測定する方法において、 フェリシアン化物塩、前記サンプル中の3−ヒドロキシ酪酸の酸化を触媒する
    上で有効な触媒量の第1の酵素、前記第1の酵素に対応する補因子、および前記
    補因子の酸化と前記フェリシアン化物の還元を触媒する上で有効な触媒量の第2
    の酵素を含む試薬と前記サンプルとを反応させる段階; 前記試薬から、前記サンプル中の3−ヒドロキシ酢酸のレベルを指示する電気
    的出力を発生させる段階; 前記電気的出力を測定する段階;ならびに 前記測定された電気的出力を含む情報を用いて、前記サンプル中の3−ヒドロ
    キシ酪酸レベルを決定する段階 を有することを特徴とする方法。
  24. 【請求項24】 前記発生段階が、前記試薬に電位を印加することを含む請
    求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記電位を、前記サンプルと前記試薬の反応が完結した時
    点で印加する請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記反応が約60秒以内に完結する請求項25に記載の方
    法。
  27. 【請求項27】 サンプル中の3−ヒドロキシ酪酸のレベルを指示する情報
    を決定する方法において、 作用電極および対極ならびに、フェリシアン化物塩、流体サンプル中の3−ヒ
    ドロキシ酪酸の酸化を触媒する上で有効な触媒量の第1の酵素、前記第1の酵素
    に対応する補因子および前記補因子の酸化と前記フェリシアン化物塩の還元とを
    触媒する上で有効な触媒量の第2の酵素を含み前記両電極に連通している試薬を
    有するセンサーを準備する段階; 前記試薬を前記流体サンプルと接触させる段階;ならびに 前記流体サンプル中の3−ヒドロキシ酪酸のレベルを指示する電気的出力を前
    記試薬から発生させるのに充分な直流電位差を、前記電極間に印加する段階 を有することを特徴とする方法。
  28. 【請求項28】 前記印加段階を、前記接触段階の少なくとも約15秒後に
    行う請求項27に記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記印加段階を、前記接触段階の約50秒後に行う請求項
    28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 アナライトおよび試薬のバックグラウンドインピーダンス
    を測定する段階をさらに有する請求項27に記載の方法。
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