JP2003516928A - C12乃至c22脂肪酸に基づくモノ及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル類 - Google Patents

C12乃至c22脂肪酸に基づくモノ及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル類

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、(A)1つの脂肪酸基、1つのジアセチル酒石酸モノエステル基及び1つのフリーの水酸基、並びに(B)1つの脂肪酸及び2つのジアセチル酒石酸モノエステル基を含む、C12乃至C22脂肪酸に基づくモノ及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル類を含む混合物を提供し:ここで、(A)と(B)のモルパーセントは、一定の限定されたパラメーターを満足する特定のNMR−技法により得られる。好ましくは、この混合物は、実質的に飽和のC16及び/又はC18脂肪酸のモノ及びジグリセリドに基づいている。本発明は、更に、上に定義した混合物を製造する方法、並びに酵母醗酵された焼成製品用の、乳化剤、生地調整剤として、小麦粉中で及びパン焼き改良剤中での使用を提供する。また、本発明は、上に定義された混合物が組み込まれている焼成製品を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、C12乃至C22脂肪酸に基づくモノ及びジグリセリドのジアセチ
ル酒石酸エステル類を含む混合物に関する。C12乃至C22脂肪酸に基づくモ
ノ及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル類は、焼成製品類、より特定的
には、パン(特に、白パン)、食パン、ロールパン、硬ロールパン、ジャーマン
クリスピーロールパン(German crispy rolls)、菓子パン
、ラスクなどのような酵母醗酵製品のための焼成材料として一般的に知られてい
る。これらのエステル類は、比容積、一様な孔及び許容し得る表面硬さとして表
現される良好な醗酵としての種々の点で製品を改良することができる。また、そ
れらエステル類は、生地の安定性及びレオロジーのような生地特性を改良するこ
とが知られ、したがってしばしば生地調整剤(dough condition
ers)と呼ばれる。エステル類は、更にパン焼き助剤類及び改良された小麦粉
中で用いられる。C12乃至C22脂肪酸に基づくモノ及びジグリセリドのジア
セチル酒石酸エステル類の混合物のEC番号は、E472e(DATEM)であ
る。
【0002】 この技術は、昔からC12乃至C22脂肪酸に基づくモノ及びジグリセリドの
ジアセチル酒石酸エステル類を含む混合物及びそれらの製造例を記載しており、
例えば、米国特許US-A-2236 516 (Frank J. Cahn et al)は、ジアセチル酒石酸
とモノステアリン酸グリセリルとの反応により得られる生成物を開示している初
期の特許明細書である。
【0003】 米国特許US-A-2 689 797 (Morris H. Joffe)は、不飽和及び部分飽和モノ及び
/又は部分グリセリドのジアセチル酒石酸エステル類の組み込みにより得られる
パンでの改良を開示している。
【0004】 米国特許US-A-2 938 027 (Martell M. Gladstone)は、改良された生成物を得
るために、例えばジアセチル化酒石酸4%〜約95%を含む酒石酸及び例えば遊
離の酢酸無水物のような食品酸のアセチル化無水物の混合物と、脂肪酸の部分グ
リセリドとの反応を開示している。
【0005】 米国特許US-A-3 443 969 (Nobuo Nakejima et al)は、植物油の精製された(
分子蒸留された)モノグリセリド類のジアセチル酒石酸エステル類を開示してい
る。
【0006】 英国特許出願公開GB-A-1 220 488 (Aktieselskabet Grindstedvaerket)は、高
分子量の満足な水中油型乳化剤(それは、酢酸と水に分裂するためポリマー性エ
ステルを明確に含む)を重合により得ることに関して、例えば、蒸留されたステ
アリン酸モノグリセリルとジアセチル酒石酸無水物とを一定のモル比で反応させ
、続いて135〜190℃で長時間加熱することによりに得られる乳化剤の製造
を開示している。
【0007】 英国特許出願公開GB-A-1 344 518 (Dynamit Nobel A.G.)は、少なくとも部分
アセチル化された酒石酸とモノグリセリド55%〜65%及び5未満のヨウ素価
を含む部分グリセリドとの反応により得られる固体アセチル酒石酸エステル類(
これは、部分グリセリド1モル当たり酒石酸残基0.91〜1.8モル及び酢酸
残基1.8〜3.4モルを含む)を開示している。従来のエステル類がワックス
状又は蜂蜜様の稠性(consistency)を有しているが、これらのエス
テル類は、自由流動性粉末である。物理特性のこの相違は、これらの粉末がモノ
アセチル酒石酸残基及び/又は更に非アセチル化酒石酸残基のグリセリドエステ
ル類をおよそ約0.3モル%の感知し得る量で含むためである。従来のモノ及び
/又はジグリセリドのアセチル化酒石酸エステル類は、(ほとんど)純粋なジア
セチル化酒石酸(無水物)のモノ及び/又はジグリセリドエステル類である。本
発明の生成物は、また、モノアセチル化酒石酸(無水物)のエステル類が非常に
低い。
【0008】 C12乃至C22脂肪酸に基づくモノ及びジグリセリドの現在のジアセチル酒
石酸エステル類は、有用な生成物であるが、それらは、しばしば以下に関してい
くらか不完全である: 1.得られる焼成生成物の比容積; 2.酵母の作用下での発酵に関する安定性; 3.調製された生地の安定特性。
【0009】 本発明の目的は、上述の特性の少なくとも一つが改良されている効果をもたら
す、C12乃至C22脂肪酸に基づくモノ及びジグリセリドのジアセチル酒石酸
エステル類を含む混合物を提供することである。更にまた、本発明は、短い反応
時間と組み合わせての比較的低い温度で、ジアセチル化酒石酸無水物とC12乃
至C22脂肪酸モノ及びジグリセリドとの反応による、本発明によるC12乃至
C22脂肪酸に基づくモノ及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル類を含
む混合物の製造の方法(これは現在のほとんどの方法よりも経済的である)を提
供する。
【0010】 したがって、本発明は、最初の実施態様において、C12乃至C22脂肪酸に
基づく、モノ及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル類を含む混合物であ
って、当該混合物が、 (A)1つの脂肪酸基、1つのジアセチル化酒石酸モノエステル基及び1つのフ
リーの(エステル化されていない)水酸基、並びに (B)1つの脂肪酸基及び2つのジアセチル化酒石酸モノエステル基 を含むジアセチル酒石酸グリセリンモノエステル類を含み、ここで、 1.(A)のモル量を混合物中の全成分のモル量の合計で割って、次いで100
を掛けることにより得られる全混合物中での上記(A)の濃度が、少なくとも4
5%、好ましくは少なくとも50%であり、かつ 2.上記(A)のモル量を一緒にとった(A)と(B)を合わせたモル量により
割ることにより得られる分率が、少なくとも0.70、好ましくは少なくとも0
.72であり、そしてそのモル量が、ここに記載されるNMR方法により決定さ
れる、混合物を提供する。
【0011】 これらのNMR測定は、Hに対して400MHzで操作するJoel JNMR
REX 400FT−NMRスペクトロメーターによりCDCl中、50℃で
実施された。典型的には、サンプル20mgが、溶媒0.5mlに溶解された。生成
物の共鳴とHOの共鳴の重なりを防ぐために、サンプルのpHは、酢酸を添加
することにより約4と低くされた。パルス遅延(PD)時間は、シグナルの十分
な緩和が起こるように(PD>5T)選択されねばならなかった。
【0012】 (A)と(B)(モル%)の含量は、積分値から計算することができる: P:δ=4.0ppm乃至4.5ppm Q:δ=4.7ppm乃至4.9ppm R:δ=5.0ppm乃至5.2ppm S:δ=5.2ppm乃至5.4ppm 例えば、下記式により図1に示されているグラフから:
【数1】 注:全てのこれらの積分値は、もしあれば、先ずC14乃至C18脂肪酸のグリ
セリンモノ、ジ及びトリエステルに対して補正されるべきである。
【0013】 あるいは、すなわち、これらの式は、 (A)は、分子が〔P−(4Q+2R+4S)〕÷5×100であり、分母が{
P’+Q+R+S〔ここで、P’は、P−(4Q+2R+4S)である〕}÷5
である分数に等しく、ここで (B)は、分子が100Sであり、そして分母が{P’+Q+R+S〔ここで、
P’は、P−(4Q+2R+4S)である〕}÷5である分数に等しい ことを示す。
【0014】 生成物が場合により増量剤(extender)として脂肪酸トリグリセリド
を含むおそれがある場合には、測定されたNMRデータは、トリグリセリドのそ
の割合が補正されることが必要である。したがって、トリグリセリドの量は、も
し存在すれば、決定されるべきであり、そしてP.Quinlan 及び H. J.Weiser Jr
により JAOCS 35,325-6 (1958) に開示された方法が適切であると見出された。
我々は、ベンゼンに代えてトルエン(工業用グレード)及びシリカゲル60、例
えば、メルク(Merck)からの、No1.07734.110、20−30
メッシュ(5%水に代えて9%水で活性化した)を用いる改良された方法を用い
た。必要とされる特定の脂肪酸トリグリセリドのNMRシグナルは、H−NM
Rスペクトルのサドラーインデクス[Sadtler Research Laboratories (Biorad)
Philadelphia, PA, USA]から公知である。
【0015】 生成物が、モノ及び/又はジグリセリドがそのなかで増量剤として用いられて
いるそれがある場合には、ジグリセリドのパーセントの分析は、上のA及びBの
決定に用いられた方法を適用してプロトンNMRにより実施される。1−2ジグ
リセリド類は、δ=4.30ppmで、1−3ジグリセリド類は、δ=4.05ppm
〜4.25ppmで測定された。両方の成分は、以下の式で計算された:
【数2】
【0016】 1−3ジグリセリド類はAに干渉するので、数学的補正が行われねばならなか
った。この補正の基礎は、40:60重量%の、1−2ジグリセリドと1−3ジ
グリセリドの間の既知の一定の比率である。文献(JAOCS 37; August 1960 及び
JAOCS 23, 390 (1960))から、脂肪酸の鎖長(C12乃至C18)及び温度(2
0℃乃至200℃)に依存して、35:65乃至49:51の一般的な比率が知
られている。ほとんどの市販の乳化剤において用いられる脂肪酸の大部分は、C
16乃至C18鎖長であるので、2:3の1−2ジグリセリドと1−3ジグリセ
リドとの割合が用いられた。
【0017】 ジグリセリド類がδ=4.30ppmで示されたように存在するならば、積分の
Pは、δ=4.30ppmでの1−2ジグリセリドの積分値の2.5倍を減じるこ
とにより補正されるべきである。
【0018】 トリグリセリドの積分値は、以下により計算される:
【数3】
【0019】 ここで、Gは、上に引用したJAOCS 1958のQuinlan 及び Weiserの改良された
方法を用いて決定されたトリグリセリド類の重量分率であり、MA、M及びM
Triは、それぞれ成分A、B及びトリグリセリドの平均分子量であり、そしてI A 、及びIBは、トリグリセリドを含む成分A及びBの、NMRで得られた積分値
である。
【0020】 本発明によるC12乃至C22脂肪酸に基づくモノ及びジグリセリドのジアセ
チル酒石酸エステル類の混合物の製造に用いることができる、C12乃至C22
脂肪酸のモノ−ジグリセリドは、植物及び動物由来の両方であり得るこれらの脂
肪酸のトリグリセリドから得ることができる。例えば、大豆油、ココナツ油、バ
ブサ油(babussa oil)、パーム油、ひまわり油、ラード、獣脂及び魚油、場合
により水素化又は分留油から得ることができる。主としてパルミチン酸とステア
リン酸との混合物が好ましい。モノ−ジグリセリド類は、通常アルカリ触媒の存
在下にグリセロールとのエステル交換により製造され得る。主として、反応を受
けるトリグリセリド油及びグリセリンは、水又は湿気を含まない。この反応の更
なる詳細は、例えば米国特許US-A-2875 221 (Bimbaum)に記載されている。エス
テル化は、モノ及びジグリセリド類の混合物を与える。水及び未反応グリセリン
を除いた後、得られた生成物は、モノグリセリド類の65重量%までを含んでい
た。更に純粋なモノグリセリド類は、混合物からモノグリセリド類の分子蒸留に
より得ることができ、少なくとも90%のモノグリセリド類を含むモノグリセリ
ド類を得る。そのような蒸留された生成物は、例えばオランダ、ナーアルデンの
Questから商品名Hymonoで市販されている。結晶化及び分留方法は、
同様の比較的純粋な生成物をもたらす。従って、蒸留されたモノグリセリド類と
いう用語は、字句的な意味よりもここでは広い意味を持ち、蒸留以外の他の手段
により得られる精製されたモノグリセリド類も含む。60乃至80%のモノグリ
セリド類を含むモノグリセリド類は、通常、蒸留されたモノグリセリド類を未蒸
留モノ−ジグリセリド類で希釈することにより製造される。それらは、そのよう
なものとして、及びトリグリセリド脂肪との混入物で市販されている。60重量
%から、好ましくは、70乃至99重量%の、更に好ましくは80乃至99重量
%のモノグリセリドを含むモノグリセリド類は、本発明の混合物を製造するため
に用いることができる。本発明の実施において、蒸留された生成物、特に分子蒸
留又は短経路蒸留で得られた生成物を用いることが好ましい。
【0021】 ジアセチル化酒石酸無水物及び誘導体類は、通常、酒石酸(右旋性、左旋性、
ラセミ又はメソ)から、好ましくは天然=L−(+)酒石酸又はラセミの酒石酸
と、過剰の酢酸無水物から、硫酸のような適切な触媒の存在下での加熱、次いで
酢酸を蒸留することにより製造される。本発明の実施において用いられるジアセ
チル化酒石酸(無水物)は、実質的にジアセチル化された材料であり、2.5モ
ル%未満の、好ましくは1モル%未満の、更に好ましくは0.5モル%未満のモ
ノアセチル化材料を含む。更なる詳細は、例えば米国特許US-A-2520 139 (Fuchs
)及び国際特許出願公開 WO 96/35658 (Quest International)に、特に出発材料
としてD−及びDL−酒石酸が開示されている。製造において食品等級又はP.
A.等級材料を用いることが、通常の実施である。
【0022】 本発明の別の実施態様において、上記の、モノ及び/又はジグリセリドのジア
セチル化酒石酸エステル類の新規な混合物は、適切な食用及び/又は食品等級増
量剤(例えば、脂肪酸トリグリセリド又は脂肪酸(類)のモノ及び/又はジグリ
セリド、あるいは他の乳化剤)で、改良された焼成特性がまだ顕著であるいかな
る有効コストレベルにまで、希釈される。通常、増量剤の量は、希釈された生成
物中で10重量%〜50重量%、好ましくは20重量%〜40重量%の範囲であ
る。
【0023】 好ましい実施態様において、本発明は、(A)のモル量を混合物中の全成分の
合計で割って、次いで100を掛けることにより得られた、混合物中での上記(
A)の濃度が、少なくとも55%、好ましくは60%(又は例えば少なくとも6
5%)である混合物を提供する。
【0024】 別の好ましい実施態様において、本発明は、上記(A)のモル量を一緒に取っ
た(A)と(B)を合わせたモル量で割ることにより得られる分率が、少なくと
も0.75、好ましくは少なくとも0.85(又は例えば、少なくとも0.90
)である上で特定した混合物を提供する。
【0025】 別の好ましい実施態様において、本発明は、反応混合物が蒸留されたモノグリ
セリド類に基づき、5重量%未満、好ましくは4重量%未満の脂肪酸ジグリセリ
ドのジアセチル酒石酸エステル類を含む、上で特定した混合物を提供する。
【0026】 別の好ましい実施態様において、本発明は、混合物が実質的に完全に飽和され
たC16及び/又はC18脂肪酸のモノ及びジグリセリドに基づいている、上で
特定した混合物を提供する。
【0027】 別の実施態様において、本発明は、上述のC12乃至C22脂肪酸に基づくモ
ノ及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル類を含む新規な混合物を製造す
る方法であって、ジアセチル化酒石酸無水物が、溶融され、60乃至99重量%
の、好ましくは70乃至99重量%のモノグリセリド類を含む溶融されたC12
乃至C22脂肪酸部分グリセリド類と、135乃至175℃で、好ましくは不活
性雰囲気中、0.5乃至30分、好ましくは1乃至15分、更に好ましくは2乃
至10分の反応時間で有効量の触媒の存在下に反応させられる方法を提供する。
適切な触媒は、例えば反応混合物で計算された0.05乃至0.5重量%の量で
の、例えばナトリウム、カリウム、マグネシウム又はカルシウムの、それらのス
テアリン酸塩、パルミチン酸塩及び他のカルボン酸塩のようなカルボン酸塩類で
ある。
【0028】 別の実施態様において、本発明は、上述のC12乃至C22脂肪酸に基づく、
更に好ましくは飽和されたC16乃至C18脂肪酸に基づくモノ及びジグリセリ
ドのジアセチル酒石酸エステル類を含む新規な混合物を製造する方法であって、
60乃至99重量%の、好ましくは70乃至99重量%のモノグリセリド類を含
むモノ−ジグリセリド類が、溶融され、そして固体のジアセチル化酒石酸無水物
がその中に溶解され、液相中で、好ましくは不活性雰囲気下で、60乃至120
℃の温度で5乃至30分の間、有効量のアルカリ触媒の存在下でモノ−ジグリセ
リド類と反応させられる方法を提供する。この反応は、通常、液相中で十分に起
こる。
【0029】 本発明による、C12乃至C22脂肪酸に基づくモノ及びジグリセリドのジア
セチル酒石酸エステル類の混合物の製造は、バッチ式で(例えば、攪拌された槽
反応容器で)、半連続的に(例えば、一連の充填、反応及び取り出しを代わる代
わる操作する2個以上の攪拌された槽反応容器中で)又は連続的に(例えば、(
多)管反応容器又は攪拌された槽反応容器のカスケードで)実施されることがで
きる。別の可能性は、マイクロ波[攪拌式槽(類)又は管]反応容器中で反応を
実施することである。反応それ自体は発熱性であるので、(反応)温度は、生成
物が分解するほど急速に上昇するかもしれず、一方低すぎる反応温度においては
、ジアセチル酒石酸無水物は固体化するかもしれない。従って、装置特に連続工
程のための装置は、進歩した冷却システムを含む厳しい温度制御に適した手段が
装備される必要がある。したがって、モノグリセリド類の連続的製造のために示
唆された装置は、本発明によるモノ及び/又はジグリセリドのジアセチルエステ
ル類の混合物の製造には不適切である。
【0030】 別の実施態様において、本発明は、ジアセチル化酒石酸無水物とC12乃至C
22脂肪酸に基づくモノ及びジグリセリドとの反応が、例えば上に概観したよう
な適切な反応容器中で連続的方法で実施される、上で特定されたような方法を提
供する。
【0031】 上で特定された方法により得られる生成物は、噴霧冷却、液体窒素のような不
活性ガス下での低温粉砕、押出し及び/又はトリグリセリド若しくはモノグリセ
リド類(有用な焼成改良剤として知られている)のような適切な増量剤中への取
り入れにより仕上げることができ、またオルトリン酸カルシウム及び炭酸カルシ
ウムのような抗ケーキング剤が添加されてもよい。それらは、酵母醗酵焼成製品
のための、乳化剤として、生地調整剤として、小麦粉中及び焼成改良剤(焼成材
料)中において、直接に市販されることができる。
【0032】 本発明は、また、上に特定されるように、C12乃至C22脂肪酸に基づくモ
ノ及びジグリセリドのジアセチル化酒石酸エステル類を含む混合物の、酵母醗酵
焼成製品のための、乳化剤、生地調整剤として、小麦粉(混合物)中で及び焼成
改良剤/焼成材料中での使用を提供する。
【0033】 本発明は、また、上に特定したように、C12乃至C22、好ましくはC16
乃至C18脂肪酸のモノ及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル類を含む
混合物が、組み入れられている焼成製品を提供する。これは、焼成製品、更に特
にはパン(特に、白パン)、食パン、ロールパン、硬ロールパン、ジャーマンク
リスピーロールパン、スナックパン、ラスクなどのような酵母醗酵製品のための
焼成材料を含む。
【0034】 ここで記載した全てのパーセント及び部は、特に表示しない限り、モルに基づ
いている。
【0035】 本発明は、以下の非限定の実施例により説明される。
【0036】 実施例1 精製されたジアセチル化酒石酸無水物の製造 食品等級のL−(+)酒石酸100g(0.67モル)を、還流コンデンサー
とマグネチックスターラーを備えた500ml容量のコニカルフラスコ中の酢酸無
水物(P.A.)250g(2.45モル)へ徐々に加えた。酒石酸を加える前
に、濃硫酸2マイクロリットルを触媒として加えた。反応は激しい発熱性であり
、初期昇温の後、酒石酸の添加速度により制御した。混合物を約15分還流条件
下で煮沸した。次いで、混合物を徐々に周囲温度に冷却し、ジアセチル化酒石酸
無水物は、60℃〜65℃未満の温度で結晶化し始めた。
【0037】 周囲温度で、混合物を冷却し、更に破砕氷で約3℃〜5℃に冷却し、次にブフ
ナーロートへ移した。ロートそれ自体は、ジアセチル化酒石酸無水物の加水分解
を防ぐために乾燥Nの覆いの下に配置した。酢酸を、ロートを真空にすること
により除去した。酢酸及び過剰の酢酸無水物を除去した後、白色針状晶を3℃〜
5℃のジエチルエーテル(P.A.)で3回洗浄した。最後に、結晶を、2リッ
トル粉末フラスコを備えたロータリーエバポレーターへ移した。結晶を、約10
kPa(100mbar)圧、周囲温度で乾燥した。乾燥工程を促進するために、乾
燥Nの少量の流れをロータリーフラスコ中へ導入した。収量は、120g〜1
25gであり、それは、酒石酸で計算して83%〜87%の効率を示していた。
この白色結晶を、5℃で、暗所、乾燥した場所に保管した。全体の方法は2回実
施し、得られた白色結晶は一緒にした。
【0038】 モノ及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル類の製造 ジグリセリド類約4%を含む、主としてパルミチン酸とステアリン酸(Admul
8903K:Questから)の蒸留されたモノグリセリド261g(0.75モル)を、
溶融し、次いで上で調製した、固体ジアセチル化酒石酸無水物165g(0.7
6モル)をロターリーエバポレータフラスコに加え、混合物を加熱のために12
0℃のオイルバスを用いて徐々に更に溶融した。約10分後、混合物を完全に溶
融させ、Admul 8903K中に分散されたステアリン酸ナトリウム425.9mgを加
えた。更に5分の混合(全反応時間15分)後、混合物を、金属板上で破砕冷却
し、液体N下で低温粉砕により粉末化し、212マイクロメーターを超えるも
のに対してふるいわけ、次いで数パーセントの抗ケーキング剤を加えた。生成物
は、優れたパン焼き特性を示した。得られた生成物を、NMRにより分析し、結
果を以下に示す。
【0039】 パン焼き実験 硬ロールパンは、以下のレシピに基づいて焼成された
【0040】
【表1】 (1)小麦粉(低タンパク質)、Kolibri(ロッテルダムのMenebaから) (2)「Koningsgist」(オランダ、デルフィのGist−Broc
adesから) (3)抗ケーキング剤を含まないとして計算された量
【0041】 硬ロールパンを、実施例1によるジアセチル化酒石酸エステル混合物を用いて
焼成し、市販のモノグリセリド混合物のジアセチル化酒石酸エステル(Admul Da
tem 1075: オランダ、ナーアルデンのQuestから)を同量含む硬ロールパ
ン(これは上記と同じ方法で仕上げられた)と比較した。両方のエステル混合物
は、酒石酸27w/w%を含んでいた。
【0042】 加工方法: 練り:「Kemper Spiral」; 生地温度:27℃; スケール:1640g; 1次醗酵:ベーカリーの中で15分(25℃;60%RH); 丸め:手による; 2次醗酵:ベーカリーの中で15分(32℃;80%RH); 分割、丸め:「Record Automat」; レスト(寝かせ)醗酵;ベーカリーの中で3分(25℃;60%RH); 成形:「Frilado」(5個のロール); 最終醗酵:55分及び70分(32℃;80%RH); 焼成:19分、230℃(オーブンプログラム1);多量の蒸気と共にオーブン
床上で。
【0043】 両方のエステル混合物のNMR特性を測定し、そしてそれらのパン焼き特性及
び焼成された硬ロールパンを、熟練したパン焼き人のチームにより評価した。
【0044】 得られた結果は、以下に要約されている。
【0045】
【表2】
【0046】 下記表は、生地特性に関して等級づけを提供している。(+=良好;++=よ
り良好;+++=最高など)
【表3】
【0047】 実施例2、3、4、5、6及び7 ジアセチル化酒石酸無水物の製造 食品等級のL−(+)酒石酸286g(1.91モル)を、還流コンデンサー
とマグネチックスターラーを備えた2リットル容量のコニカルフラスコ中の酢酸
無水物(P.A.)621g(6.09モル)へ徐々に加えた。酒石酸を加える
前に、濃硫酸5マイクロリットルを触媒として加えた。反応は、激しい発熱性で
あり、初期昇温の後、酒石酸の添加速度により制御した。全ての酒石酸を加えた
後、混合物を、ロータリーエバポレーターへ移し、残留酢酸無水物を含む酢酸を
、減圧下に留去した。ローターリーフラスコを、得られたジアセチル酒石酸無水
物の固体化を防ぐために、約140℃〜150℃のオイルバスで加熱した。収量
は、酒石酸に基づいて99%の収率を示して、約410gであった。溶融された
ジアセチル酒石酸無水物は、モノ及び/又はジグリセリドとの反応に直接用いる
ことができた。
【0048】 モノ及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル類の製造 ジグリセリド約4%を含む(パーム油に基づく)C16及びC18脂肪酸の蒸
留されたモノグリセリドの混合物648g(1.85モル)を、オイルジャケッ
トされた2リットルのパイレックス(登録商標)反応容器(これは、オイルバス
で140℃に加熱し、酸化を防ぎ、かつ安全性を増大させるために乾燥Nで覆
われている)中で溶融した。140℃の温度に到達したとき、溶融された混合物
中に浸したUltra Turrax のスイッチを入れ高速(24000rpm)で回転させ、
上で製造したジアセチル酒石酸無水物410g(1.90モル)を、約15乃至
20秒の間に加えた。ステアリン酸ナトリウム触媒を加え、この触媒は、Ultra
Turrax ミキサーにより Admul 8903K 中に急速に分散させた。このことが、また
いくらかの加熱をもたらした。反応温度は、Adam 4017 インターフエアとGenie
2.0 ソフトウエアを用いてPCで記録した。0.5分、1分、3分、10分及び
20分後に、サンプルを分析と評価のために採取した。20分の反応時間の後に
、反応を停止し、異なる生成物が周囲温度で金属板上に薄片化し、続いて低温粉
砕により粉末化させた。得られた生成物を、NMRで分析した。
【0049】 比較実験1、2及び3は、市販生成物Panodan 90(デンマークのGrindstedか
ら。全サンプル中に脂肪20重量%を含むことが見出された。)、Beldem 2500
(ベルギーのBeldemから。全サンプル中に脂肪30重量%を含むことが見出され
た。)、そしてAbitec PX(英国の Abitecから。全サンプル中に脂肪30重量%
をそれぞれ含むことが見出された。)(それらの全ては、蒸留されたモノグリセ
リド類に基づくDATEMエステル類を含む)のデータを示す。
【0050】 更に、追加の実施例(実施例4)は、下記の表に挿入されている。2分の反応
時間を有するこの追加の実施例は、60重量%のモノジグリセリド(Admul MG 6
203、オランダ、ナーアルデンのQuestから)に基づき、そしてこの実施例
中で上に記載されたルートと同様な方法により調製された。
【0051】 これらの実施例は、モノ及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル類の製
造が、高収量で都合よく実施することができ、例えば強力な攪拌(これは、この
反応が、例えば(多)管反応容器中での連続操作に十分適応していること示して
いる)と組み合わせての短い反応時間条件下に、溶融されたモノグリセリド類を
溶融されたアセチル化酒石酸無水物と接触させることにより実施され得ることを
示している。
【0052】 得られた種々の反応混合物の組成をNMRにより決定し、結果は下に表にされ
ている。
【0053】
【表4】 * ジグリセリドとトリグリセリドに対して補正された。 ** これは競争者の製品であるので、反応時間は知られていない。 *** 脂肪を含まないことに基づいて計算された量。
【0054】 実施例8、9、10及び11 モノ及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル類の製造 上に記載された実施例2乃至7の方法を、いくつかの例外を伴い実施した:成
分の導入の連続的順序は、逆にした;スクリュウ攪拌を用いた;反応されたジア
セチル化酒石酸無水物の量を、変えた;反応時間と冷却方法は、2分の反応時間
のみ変え、そして容器は、コイル上で60℃の水を適用することにより約3分間
80℃に冷却した。優れたパン焼き特性を有するこれらの生成物は、薄層化され
、続いて低温粉砕により粉末化し、212マイクロメーターを超えるものに対し
てふるい分け、そして抗ケーギング剤の数パーセントを加えた。
【0055】 パン焼き実験 硬ロールパンを、上の実施例1のレシピに基づいて焼成した。これらの硬ロー
ルパンを、実施例8乃至11によるジアセチル化酒石酸エステル混合物と共に焼
成し、市販のモノグリセリド混合物のジアセチル化酒石酸エステル類(それぞれ
、モノグリセリド類60%を含むモノグリセリド混合物に基づくAdmul Datem 10
75、純粋なモノグリセリド類95%に基づくAdmul 1972:オランダ、ナーアルデ
ンのQuestから)を同量含む硬ロールパン(これは上記と同じ方法で仕上げ
た)と比較した。エステル混合物は、下の表に示したように量を変えてジアセチ
ル化酒石酸を含んでいた。方法の詳細は、実施例1に記載されたそれらと同じで
あった。
【0056】
【表5】
【0057】 両方のエステル混合物のNMR特性を測定し、そしてそれらの焼成特性及び硬
ロールパンを熟練したパン焼き人のチームにより評価した。
【0058】 得られた結果は、以下に要約されている。
【0059】 下記表は、生地特性に関してのランク付けを提供している。(+=良好;++
=より良好;+++=最高など)
【表6】
【0060】 実施例9、実施例11、Datem 1972 及び Datem 1075 の焼成特性を、食パン
を焼成することにより、また評価した。レシピは、以下のようであった:
【表7】 (1)小麦粉(高タンパク質)、Kluut(ロッテルダムのMenebaから) (2)「Koningsgist」(オランダ、デルフィのGist-Brocadesから) (3)抗ケーキング剤を含まないとして計算された量
【0061】 加工方法: 練り:「Tweedy」; 生地温度:30℃; 1次醗酵時間:5分(32℃;80%RH); 分割:「Bertland」;6656g 丸め:手により; 2次醗酵時間:6分(32℃;80%RH); 成形:「Op‘tRoot」(ロール8、4;ベルト5、4.5) イギリス缶 レスト(寝かせ)醗酵;70分(40℃;95%RH); 衝撃テスト:50秒、低速(130) 10秒、高速(130) 焼成:ほとんど蒸気なしで30分、220/260℃(オーブンプログラム2)
【0062】 両方のエステル混合物のNMR特性を測定し、そしてそれらの焼成特性及び焼
成された食パンを熟練したパン焼き人のチームにより評価した。
【0063】 得られた結果は、以下に要約されている。
【0064】 下記表は、効果特性に関してランクづけを提供している。(+=良好;++=
より良好;+++=最高など) 焼成は、食パン中での1kgの小麦粉当たりエステル混合物2gでの結果である
。 相対的比容積は、100=5.30ml/gに基づいて特定した。
【0065】
【表8】
【手続補正書】
【提出日】平成13年8月24日(2001.8.24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0027】 別の実施態様において、本発明は、上述のC12乃至C22脂肪酸に基づくモ
ノ及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル類を含む新規な混合物を製造す
る方法であって、ジアセチル化酒石酸無水物が、溶融され、60乃至99重量%
の、好ましくは70乃至99重量%のモノグリセリド類を含む溶融されたC12
乃至C22脂肪酸部分グリセリド類と、135乃至175℃で、好ましくは不活
性雰囲気中、0.5乃至30分、好ましくは1乃至15分、更に好ましくは2乃
至10分の反応時間で有効量の触媒の存在下に反応させられる方法を提供する。
適切な触媒は、例えば反応混合物で計算された0.05乃至0.5重量%の量で
の、例えばナトリウム、カリウム、マグネシウム又はカルシウムのそれらのス
テアリン酸塩、パルミチン酸塩及び他のカルボン酸塩のようなカルボン酸塩類 のようなアルカリ性化合物 である。 (訂正の理由1) これは、通常の補正であり、補正前の請求項1中の「そしてそのモル量が、こ
こに記載されるNMR方法により決定される」の記載を削除したものである。 (訂正の理由2) これは、通常の補正であり、補正前の請求項7中の「触媒」をアルカリ触媒に
変更したものである。補正の根拠は、上記の誤訳訂正4において訂正された、段
落番号0027中の「適切な触媒は、・・・アルカリ性化合物である。」の記載
である。 (訂正の理由3) 誤訳訂正3における訂正箇所「反応させられる」は、国際出願の請求の範囲8
”…solid diacetylated tartaric acid anhydride are reacted in the liquid
phase,…”に相当する。翻訳の際に、下線部分を誤訳していたものを訂正する
。 また、誤訳訂正3における訂正箇所「モノ及びジ」は、通常の補正であり、補
正前の請求項8の誤記(「モノ−ジ」)を訂正したものである。ここで、モノ−
ジグリセリドという単体物質はない(モノグリセリド、ジグリセリド又はトリグ
リセリドの何れか)ことから、モノ−ジグリセリドが誤記であることは明らかで
ある。また、請求項8に「C12乃至C22脂肪酸に基づくモノ及びジグリセリ のジアセチル酒石酸エステル類を含む混合物を製造する方法」とあり、「・・
・重量%のモノグリセリド類を含むモノ−ジグリセリド類が、溶融され、そして
固体ジアセチル化酒石酸無水物が、・・・モノ−ジグリセリド類と反応させられ
る」とある。従って、本請求項に係る発明は、所定量のモノグリセリド類を含む
モノ及びジグリセリドを、一定条件下で固体ジアセチル化酒石酸無水物と反応さ
せて、それらのエステル体の混合物を製造する方法に係ることは明白である。以
上より、「モノ−ジ」が、「モノ及びジ」を表現しようとしたものであることは
明らかである。 (訂正の理由4) 誤訳訂正4における訂正箇所は、国際出願明細書第7頁18乃至21行の”Su
itable catalysts aree.g. alkaline compounds like sodium, … on the react
ion mixture.”の下線部に相当する。翻訳の際に、下線部の”alkaline compoun
ds”が脱落したものである。また、この訂正に伴い、記載を明瞭にするため、「
それらのステアリン酸塩、パルミチン酸塩及び他のカルボン酸塩のような」の部
分を( )内に入れたものであり、これは一般補正でも対応可能な事項である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 67/08 C07C 67/08 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ゴムバート、ヨハネス・デューク オランダ国、エヌエル−6883 エイエイ、 ベルプ、カークパッド 10 (72)発明者 ルースト、マーチン・ロバート オランダ国、エヌエル−1276 ビーディ ー、ヒュイゼン、アッカーウェグ 52 (72)発明者 バン・スグシー、バーソロメウス・ヨーゼ フ オランダ国、エヌエル−2312 シーピー、 ヒュイゼン、モス 18 (72)発明者 ステイゲマン、ピーター・ヘンドリック・ パウル オランダ国、エヌエル−1241 エイチエ ヌ、コーテンホーフ、ブリュインヨースト 1 Fターム(参考) 4B032 DB01 DK07 DL03 4D077 AA02 AB08 AC03 BA02 BA07 DC24Y DC27Y DC36Y 4H006 AA03 AB10 AC48 BA02 BA32 BC10 BC31 BC40 BN10 BS10 KA06 4H039 CA66 CF90

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C12乃至C22脂肪酸に基づくモノ及びジグリセリドのジ
    アセチル酒石酸エステル類を含む混合物であって、当該混合物が、 (A)1つの脂肪酸基、1つのジアセチル化酒石酸モノエステル基及び1つのフ
    リーの水酸基、並びに (B)1つの脂肪酸基及び2つのジアセチル化酒石酸モノエステル基を含むジア
    セチル酒石酸グリセリンモノエステル類を含み、ここで、 1.(A)のモル量を混合物中の全成分のモル量の合計で割って、次いで100
    を掛けることにより得られる全混合物中での上記(A)の濃度が、少なくとも4
    5%、好ましくは少なくとも50%であり、かつ 2.上記(A)のモル量を一緒にとった(A)と(B)を合わせたモル量により
    割ることにより得られる分率が、少なくとも0.70、好ましくは少なくとも0
    .72であり、そしてそのモル量が、ここに記載されるNMR方法により決定さ
    れる混合物。
  2. 【請求項2】 (A)のモル量を混合物中の全成分のモル量の合計により割
    り、次いで100を掛けることにより得られる混合物中の上記(A)の濃度が、
    少なくとも55%、好ましくは少なくとも60%である、請求項1記載の混合物
  3. 【請求項3】 上記(A)のモル量を一緒にとった(A)と(B)を合わせ
    たモル量により割ることにより得られる分率が、少なくとも0.75、好ましく
    は少なくとも0.85である、請求項1又は2いずれか1項記載の混合物。
  4. 【請求項4】 混合物が、蒸留されたモノグリセリド類に基づき、かつ脂肪
    酸ジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル類を5重量%未満、好ましくは4重
    量%未満含む、前項のいずれか1項記載の混合物。
  5. 【請求項5】 混合物が、実質的に飽和のC16及び/又はC18脂肪酸の
    モノ及びジグリセリド類に基づいている、前項のいずれか1項記載の混合物。
  6. 【請求項6】 前項記載の混合物が、適切な食品用増量剤中に取り入れられ
    る、前項のいずれか1項記載の混合物。
  7. 【請求項7】 前項のいずれか1項記載の、C12乃至C22脂肪酸に基づ
    くモノ及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル類を含む混合物を製造する
    方法であって、 ジアセチル化酒石酸無水物が、溶融され、60乃至99重量%の、好ましくは
    70乃至99重量%のモノグリセリド類を含む溶融されたC12乃至C22脂肪
    酸部分グリセリド類と、135℃乃至175℃で、好ましくは不活性雰囲気下、
    0.5乃至30分、好ましくは1乃至15分、更に好ましくは2乃至10分の反
    応時間で有効量の触媒の存在下に反応させられる方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至5のいずれか1項記載のC12乃至C22脂肪
    酸に基づくモノ及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル類を含む混合物を
    製造する方法であって、 60乃至99重量%の、好ましくは70乃至99重量%のモノグリセリド類を
    含むモノ−ジグリセリド類が、溶融され、そして固体ジアセチル化酒石酸無水物
    が、液相中、好ましくは不活性雰囲気下、60乃至120℃の温度で、5乃至3
    0分の時間、有効量のアルカリ触媒の存在下にモノ−ジグリセリド類と反応させ
    る方法。
  9. 【請求項9】 ジアセチル化酒石酸無水物とC12乃至C22脂肪酸に基づ
    くモノ及びジグリセリドとの反応が、連続的方法で実施される、請求項7及び8
    のいずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至5のいずれか1項記載の、C12乃至C22
    脂肪酸に基づくモノ及びジグリセリドのジアセチル化酒石酸エステル類を含む混
    合物の、酵母醗酵された焼成製品用の、乳化剤、生地調整剤として、小麦粉中及
    びパン改良剤中での使用。
  11. 【請求項11】 焼成製品であって、請求項1乃至5のいずれか1項記載の
    C12乃至C22脂肪酸に基づくモノ及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エス
    テル類を含む混合物が組み入れられている製品。
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