JP2003515352A - 乳タンパク質生成物及び製法 - Google Patents

乳タンパク質生成物及び製法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は乾燥乳タンパク質濃縮物及びそれらの使用に関する。特に、本発明は、チーズの製造における乾燥乳タンパク質の使用を改良せしめる程度までカルシウムが減損した乾燥濃縮物に関する。本発明は、チーズの製造方法であって、(a)乳タンパク質として少なくとも70%の乾物を有する乾燥MPC又はMPIを乳中に分散させ;(b)生じた混合物を、凝乳を生成せしめる1又は複数の凝固酵素で処理し;そして(c)凝乳を加工してチーズを製造すること、を含んで成り、乾燥MPC又はMPIがカルシウム減損型MPCF又はMPIであり、そしてカルシウム減損の程度が、実質的にナゲットを含まないチーズを製造せしめるのに十分なものである方法を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は乳製品、それらの調製のための、特にチーズの製造における方法に関
する。
【0002】 従来技術 「乳タンパク質濃縮物」(MPC)は、55%超、好ましくは75%超の乾物
が乳タンパク質であり、そしてホエータンパク質に対するカゼインの比率がほぼ
乳のものと同一である乳タンパク質生成物である。その様な濃縮物は当業界で知
られている。
【0003】 用語「乳タンパク質単離物」(MPI)は、乾物が85%超の乳タンパク質か
ら成る、ホエータンパク質に対する比率が実質的に変化していないカゼインを含
んで成る乳タンパク質を言及する。その様な単離物は当業界で知られている。
【0004】 これらの生成物は、タンパク質が多く、そして脂肪及びラクトースが少ない乳
濃縮物と異なる。それらは、タンパク質が多く、そしてラクトースが少ない脱脂
粉乳濃縮物と異なる。
【0005】 MPC及びMPIに関する1つの使用は、チーズの製造にある。チーズの製造
において使用される乳のタンパク質濃度を増大させるためのこれらの添加によっ
て、チーズの製造は更に一慣性があるものとなり、そして更に効率的なものとな
り得る。
【0006】 蒸発及び乾燥を用いて、乾燥MPC及びMPIを得ることが可能となる。しか
しながら、これらの乾燥生成物は、チーズにおける「ナゲット(nugget)
」の形成と関係する欠点に苦しんでいる。ナゲットはチーズにおける異なる色の
薄いタンパク質のゲルである。ナゲットの形成は、乳タンパク質として85%の
乾物を有する乾燥MPIが使用される場合の一貫した問題である。ナゲットの形
成は、乳タンパク質として70%の乾物を有するMPCが使用される場合に、常
にではないが多少生じる。これらの問題は、乾燥MPC又はMPIを乳と混合し
た後に上昇した温度を使用することによって克服することができる。しかしなが
ら、このことはチーズの製造工程に更なる段階を追加する。
【0007】 本発明の目的は、従来技術の対応する乾燥乳タンパク質生成物と比較して、チ
ーズの製造においてナゲットの形成がしにくい乾燥乳タンパク質生成物の調製、
又は少なくとも公衆に対する有用な選択肢の提供である。
【0008】 本発明の開示 1つの観点において、本発明はチーズの製造方法であって、 (a)乳タンパク質として少なくとも70%の乾物を有する乾燥MPC又はM
PIを乳に分散し、 (b)生じた混合物を、凝乳を生成するための1又は複数の凝固酵素で処理し
; (c)凝乳を加工してチーズを製造すること; を含んで成り、乾燥MPC又はMPIがカルシウム減損型MPC又はMPIであ
り、そしてカルシウム減損の程度が実質的にナゲットを含まないチーズを製造せ
しめるのに十分なものである方法を提供する。
【0009】 必要とされるカルシウム減損の程度は、MPI又はMPCのタンパク質含量に
従い変化する。より高いカルシウム減損の程度が必要とされる。乳タンパク質と
して85%の乾物を有するMPIの場合、30〜100%のカルシウム減損が必
要とされる。カルシウムの減損がわずかに25%である場合、ナゲットの形成と
いう問題が存在する。タンパク質含量が乾物の70〜80%である場合と比較し
て、より低い程度のカルシウム減損、例えば20%減損で十分とされる。
【0010】 別の観点において、本発明は、30〜100%、好ましくは40〜100%、
更に好ましくは50〜100%のカルシウム減損型MPC又はMPI粉末を、出
発材料として使用される乳に添加する段階を含むチーズの製造方法を提供する。
特に、本発明は、 (a)乳タンパク質として少なくとも70%の乾物を有する乾燥MPC又はM
PIを乳に分散させ; (b)生じた混合物を、凝乳を生成するための1又は複数の凝固酵素で処理し
、そして (c)凝乳を加工してチーズを製造すること; を含んで成る方法であって、乾燥MPC又はMPIが30〜100%カルシウム
を減損している方法を提供する。
【0011】 更なる観点において、本発明は乾燥MPC又はMPI生成物の調製方法であっ
て、 (a)乳タンパク質として少なくとも70%の乾物を有するMPC又はMPI
を水溶液/懸濁液に提供し; (b)(1)ナトリウム及び/又はカリウム形態のイオン交換体上での陽イオ
ン交換、(2)pH4.6〜6への酸性化、続く透析及び/又は限外濾過及び/又
はダイアフィルトレーションあるいは(3)キレート剤の添加、及び/又は一定
のカルシウムイオンとキレート剤との結合、の中の少なくとも1つから選択され
る方法によって、その中のカルシウムイオンの30〜100%を除去し; (c)任意に、段階(b)由来の生成物を別の乳溶液と混合し、同時に少なく
とも30%のカルシウム減損を維持し;そして (d)乾燥して乾燥生成物を調製せしめること、 を含んで成る方法を提供する。
【0012】 用語「低温溶解度」又は「低温溶解性」は、20℃での5%w/v溶液中への
再構成時に、700gでの10分間の遠心によって5%未満の沈澱物を提供する
生成物の特性を言及する。
【0013】 用語「カルシウムイオン」は広義に使用され、そして本文で断らない限りイオ
ン性のカルシウム及びコロイド性のカルシウムを含む。
【0014】 別の観点において、本発明は重量当たり少なくとも70%の乳タンパク質を有
する乾燥MPI又はMPCを調製する方法であって、 (a)水溶液/懸濁液にMPI又はMPCを提供し; (b)(1)ナトリウム及び/又はカリウム型のイオン交換体上での陽イオン
交換、(2)pH4.6〜6への酸性化、続く透析及び/又は限外濾過及び/又は
ダイアフィルトレーション、あるいは(3)キレート剤の添加、及び/又は一定
のカルシウムイオンとキレート剤との結合、の中の少なくとも1つから選択され
る方法によって、その中のカルシウムイオンの40〜100%を除去し; (c)任意に、段階(b)由来の生成物を別の乳溶液と混合し、同時に40〜
100%の範囲のカルシウム減損のパーセンテージを維持し;そして (d)乾燥して乾燥生成物を調製せしめること、 を含んで成る方法を提供する。
【0015】 別の観点において、最初の2つの観点と類似する工程が使用されるが、出発材
料はカゼイン及びホエータンパク質を含む乳誘導型溶液であり、ここで、ホエー
タンパク質は5〜60%の当該タンパク質を含んで成る。
【0016】 カルシウムの除去が酸性化、そしてそれに続く透析及び/又は限外濾過及び/
又はダイアフィルトレーションによる場合のこれらの態様において、pHは4.6
〜6、好ましくは4.8〜5.5の範囲となる様に調節される。一般的に選択さ
れる膜は、10,000ダルトン又はそれ未満の名目上の分子量カットオフ値を
有する。好ましい限外濾過膜は、10,000ダルトンの名目上の分子量カット
オフ値を有するKoch S4 HFK 131型膜である。pHの調節は、食品
又は飲料のpHを調節するのに適した任意な酸、例えば希塩酸、希硫酸、希酢酸、
希クエン酸、好ましくは希クエン酸で行われ得る。
【0017】 カルシウムの除去がキレート剤の添加による場合、使用にとって好ましいキレ
ート剤はクエン酸、EDTA、食品用リン酸塩/ポリリン酸塩、食品用酸味料、
酒石酸、クエン酸塩及び酒石酸塩を含む。好ましいキレート剤は食品用酸味剤で
ある。好ましくは、当該キレート剤は透析及び/又は限外濾過及びダイアフィル
トレーションに関連して使用される。
【0018】 好ましい陽イオン交換体は、強力な酸性基、好ましくは硫酸基を担持している
樹脂に基づいている。
【0019】 本発明のこの態様及び他のものにおける使用にとって好ましい強酸の陽イオン
交換体樹脂は、Rohm & Haasによって製造されているIMAC HP
111 Eである。この樹脂は、スチレンジビニルベンゼンコポリマーマトリ
ックスを有する。官能基は、Na+ 型で得られ、あるいはその代わりにK+ 型に
変換され得るスルホン酸基である。Na+ 又はK+ 型の使用が好ましい。
【0020】 pHの操作及びナトリウム又はカリウム又はそれらの混合物の選択によって、生
成物の風味を変えることが可能である。何らかの事情がある場合、ナトリウム又
はカリウムに加えて、微量元素の陽イオンを提供することも有用であるだろう。
【0021】 ナトリウム及び/又はカリウムと一緒の使用にとって好ましい陽イオンの1つ
にマグネシウムがある。
【0022】 段階(d)又は(c)の終わりに得られる液体生成物は、熱流下膜式エバポレ
ーション及びスプレー乾燥を含む標準的な技術によって乾燥され得る。乾燥は脱
水後に行われ得る。
【0023】 強酸の陽イオン交換体の使用が好ましいのは、弱酸の陽イオン交換体を用いる
と、リン酸塩も除去され、これが生成物の栄養価を低下せしめるためである。
【0024】 当該生成物は、冷水、乳及び他の水溶液におけるその比較的高い溶解度におけ
るタンパク質の高いパーセンテージ(例えば85%)について特に利点がある。
このことは、それを乾燥型で保存し、そしてその後に液体状態における使用にと
って必要とされる水の添加により再構成することを可能にする。再構成した材料
は、保存後にタンパク質がより高いパーセンテージであるときに、カルシウムの
減損無しに乾燥MPC及びMPIによって生じるのと同様には析出しない。この
ことは、チーズの製造だけでなく、他の利用にも利点を提供する。
【0025】 別の観点において、本発明は、本発明のこれらの観点の方法によって調製した
カルシウム減損型MPC又はMPIを用いるチーズの製造方法を提供する。チー
ズの製造における、より高いタンパク質濃度の利点が得られるが、「ナゲット」
の形成の問題は回避される。
【0026】 陽イオン交換体に利用されるMPC又はMPIは、好ましくは5.6〜7.0
、好ましくは5.6〜6.2の範囲のpHを有する。一旦MPC又はMPIがカラ
ムを通過すると、そのpHは増大する。それが7.0を越えて増大する場合、更に
口当たりが良くなる様に、通常それは約6.5〜7.0に調節され得る。
【0027】 陽イオン交換は、カルシウムの除去にとって好ましい方法である。
【0028】 別の態様において、本発明は、重量当たり少なくとも70%のタンパク質を有
する30〜100%のカルシウム減損型MPI又はMPC粉末を提供する。カル
シウム減損の範囲の中で、当該粉末は栄養飲料の調製に有用であり、そして特に
保存後に全くカルシウム減損がされないMPC又はMPI粉末と比較して、保存
後に優れた溶解度を有する。
【0029】 本発明のこの態様の好ましい形態において、MPC又はMPI粉末は40〜1
00%、好ましくは50〜100%のカルシウム減損を有しており、ここで、当
該カルシウムはナトリウム及び/又はカリウムによって置換されている。これら
のMPC及びMPIは、MPC及びMPIが使用される従来技術で観察されるナ
ゲットの形成と対照的に、チーズを調製するために使用する乳に加えられた場合
、「ナゲット」の形成の回避における利点を有する。30〜100%のカルシウ
ム減損及び全乳の粉末を有する乾燥MPC又はMPIの配合物は、チーズの製造
に有用に使用され得る。
【0030】 更に好ましい態様において、本発明は乾燥MPC又はMPIの調製方法であっ
て、 (a)低脂肪乳溶液、例えば脱脂粉乳を液体型で提供し; (d)(1)ナトリウム及び/又はカリウム型のイオン交換体上での陽イオン
交換、又は(2)pH4.6〜6への酸性化、続く任意の透析、の少なくとも1つ
から選択される方法によって、その中のカルシウムの30〜100%を除去し; (c)任意に、カルシウム減損型乳を別の乳溶液と混合し、同時に30〜10
0%の範囲でカルシウム減損のパーセンテージを保持し; (d)限外濾過によって、任意にダイアフィルトレーションによって得られる
溶液を濃縮し、少なくとも70%の乾燥重量のタンパク質を有するMPC又はM
PIを形成せしめ;そして (e)乾燥して乾燥生成物を調製すること、 を含んで成る方法を提供する。
【0031】 1つの変更において、段階(d)で形成したMPC又はMPIは、異なるパー
センテージのカルシウム減損の、同時に乾燥前に30〜100%の範囲でカルシ
ウム減損のパーセンテージを保持しているMPC又はMPIと混合される。
【0032】 この方法は、陽イオン交換を受けている材料がMPC又はMPIではないが、
次のイオン交換の段階で、あるものに続けて変換される、既に説明されている方
法と異なる。
【0033】 陽イオン交換法の使用が好ましい。
【0034】 更に、強酸の陽イオン交換体の使用が好ましい。当該生成物は、栄養飲料の供
給及び、チーズの製造前の乳とは別の使用を含む、上述の方法と同一の利用にお
いて有用である。
【0035】 ナトリウム又はカリウム又はそれらの混合物による好ましいカルシウムの置換
の様な同様の変更は、この観点において等しく利用可能である。
【0036】 イオン交換段階は、好ましくは4〜12℃で実施されるが、50℃程度の高温
で実施され得る。
【0037】 MPC及びMPI生成物は、保存時の良好な安定性という特性を有する。この
ことは、保存時の良好な低温溶解度の保持の観察によって証明され得る。
【0038】 例 次の例が更に本発明の実施を例示する。
【0039】 例1−イオン交換による乾燥カルシウム減損型MPCの調製 図1で例示する様に、脱脂粉乳は、MPC保持液(retentate)を生
成するために、限外濾過(又はマイクロフィルトレーション)膜(10,000
ダルトンの名目上の分子量カットオフ値を有するKoch S4 HFK 13
1型膜)での濃縮にかけられる。使用する濃縮因子に依存して、MPC保持液は
、乳タンパク質としての乾物の42〜85%の範囲でタンパク質含量を有するだ
ろう。
【0040】 例えば、表1で提示する濃度の1000kgの脱脂粉乳が2.5倍まで濃縮され
る場合、400kgのMPC56保持液及び600kgの浸透液が得られる。
【0041】 6.8のpHを有する400kgのMPC56保持液の一部は、3.3%クエン酸
を用いて5.9まで低下させられた。当該酸は、前記保持液を振盪しながら、1
0℃で保持液に加えられた。例えば、50%のカルシウム減損型MPC56を生
成するために、200kgの保持液が5.9にpHを調節された。15分後、保持液
のpHが再び測定された。保持液の緩衝能に依存して、pH調節された保持液のpHは
0.1〜0.15ユニット増大する。pHは、若干の3.3%クエン酸を用いて再
び5.9に調節された。
【0042】 200kgのMPC56保持液は、530gのカルシウムのうちの0.26%の
カルシウム又は全カルシウム含量を含む。全てのこのカルシウムを除去するため
に、ナトリウム型の約70Lの強力な陽イオン交換樹脂が使用された。当該樹脂
はIMAC HP 111Eであり、これは2eq/Lのナトリウムの合計交換能
を有する強酸の陽イオン交換樹脂である。当該樹脂はRohm & Haasに
よって製造され、そしてスルホン酸の官能基を有する。
【0043】 当該樹脂は、約40cmの直径及び110cmの高さ又は140Lの合計量のステ
ンレス鋼に搭載した。70Lの樹脂のベッドは55cmの高さを有していた。続い
て、200kgの保持液は1時間当たり2回の総容積又は140L/時間で樹脂を
通過した。200kgの保持液を処理するために、約1.5時間かかる。生じた保
持液は約0.005%のカルシウム及び約7.1のpHを有していた。カルシウム
減損型MPC56は、0.13%のカルシウムを含む保持液を生成するために、
一定の比率で未処理のMPC56と混合された。この保持液は続いて蒸発され、
そして0.8%カルシウムを含むMPC56粉末を生成するために乾燥された。
当該粉末の組成を表2の列Aに示す。蒸発は、好ましくはpH6.4で行われる。
【0044】 MPC70又はMPC85保持液が、MPC56保持液の代わりに供給流とし
て使用される場合、以下の表2の列B及びCにそれぞれ与えられる組成のカルシ
ウム減損型MPC70及びMPC85が生成し得る。MPC70及びMPC85
保持液は、イオン交換カラムを通過する前に希釈される。
【表1】
【表2】
【0045】 全てのこれらのMPCが、出発時及び保存後に高い低温溶解度を有することが
示されている。対照的に、イオン交換工程無しに作られたMPCは、保存時に5
0%未満にまで低下した、低い低温溶解度を有していた。
【0046】 イオン交換樹脂は、消耗した場合に、2〜3倍の総容積の2MのNaCl溶液
を通過させることによって再生され得る。溶出液は、保持液からの交換に由来す
る高レベルの可溶性カルシウムを含む。
【0047】 例2−溶解度 85%の乳タンパク質を有する4つの乾燥MPI試料は、一定期間の保存後に
溶解度について試験された。それぞれについて、5%w/v溶液が、1,6,1
5,22及び36日後に水の中で調製された。20℃で5%w/v溶液を再構成
した後、当該溶液を700gで10分間遠心した。結果を図2A及び2Bに示す
。20℃で保存した3つのカルシウム減損型試料(33%、50%及び83%減
損)は、全てが、それぞれの場合に約100%の溶解度を示した。コントロール
の乾燥MPI試料は、1〜6日目に約70〜80%の溶解度を示し、そしてこれ
は15〜36日目までに約50%に低下した。同様の結果が40℃の保存で得ら
れた。
【0048】 例3−チーズの調製 85%の乳タンパク質を有する4つのMPC試料が、チーズの製造において試
験された。
【0049】 3.55%のタンパク質及び0.05%の脂肪を含む3.6kgの新鮮な脱脂粉
乳を出発材料とした。新鮮なクリーム(400グラム)が、中程度の剪断応力の
もと、あらかじめ32.5℃に達した新鮮な脱脂粉乳に加えられた。生じた乳溶
液は、Milkoscan解析によって決定した場合、3.42%のタンパク質
及び4.36の脂肪を含んでいた。
【0050】 乳溶液は4つのバッチに分けられた。各バッチに対し、85%のタンパク質を
含む異なるMPCが加えられた。1つのバッチは、カルシウム減損のされていな
いコントロールMPCを受け入れた。再構成の温度は6.5〜8.5℃とした。
他の3つのバッチは、それぞれ85%のタンパク質を有するカルシウム減損型M
PCを受け入れた。カルシウム減損は25%、50%及び98%であった。再構
成は、33%のカルシウム減損型MPCの場合、6.5〜8.5℃で実施した。
50%及び98%のカルシウム減損型MPCの場合、4.5〜6.0℃の温度が
使用された。
【0051】 全ての粉末を乳に対して十分に分散させた。乳の上側で湿らず、又は浮かばな
い粉末の塊についての問題は認められなかった。全ての再構成した乳のpHは、3
2.5℃で測定した場合、6.5と6.7の間の類似のpHであった。
【0052】 チーズの製造は、標準的なチェダーの工程で行った。使用したレンネットはオ
ーストラリアのDSである。
【0053】 2日後、チーズの調製物を試験した。コントロールMPC及び25%のカルシ
ウム減損型MPCが加えられた4つのチーズ調製物において、多数の大きな灰色
の半透明状ナゲットが明らかであった。50%のカルシウム減損型MPC又は9
8%のカルシウム減損型MPCが加えられた調製物については、ナゲットは全く
観察されなかった。
【0054】 チーズの製造段階の間に行われた観察は、接種菌が全ての再構築された乳にお
いて優れた働きをし、そしてpHが15分間のインキュベーションで6.66から
pH6.54に変化したことを示した。
【0055】 98%のカルシウム減損型MPCが加えられた調製物を除き、全ての調製物が
、レンネットを加えた40分後に凝塊(coagulum)を形成した。凝塊は
、カルシウム(0.05%)を加えるまで98%のカルシウム減損型MPC試料
では形成しなかった。50%のカルシウム減損型MPCによる凝塊は壊れやすい
が、壊れやすい凝乳は、調理が開始されるときにはしっかりと固まった。98%
のカルシウム減損型MPCによる大桶中の凝乳は、他のものよりも素速く調理さ
れることが観察された。全ての4つの試料について、調理された凝乳の特性は優
れていた。
【0056】 ホエーカゼイン、タンパク質、脂肪、Ts,a−lac,b−lg,BSA及
びGmpは、それぞれの試料につき測定された。ホエー間での差異は同定されず
、そして分離時に、全てのホエー試料が同じ様に濁って見えた。
【0057】 いずれの凝乳も、加塩及び加圧段階の間、全く問題を示さなかった。カルシウ
ム減損型MPC粉末は、必要とされるカルシウム減損が25%以上の粉末によっ
て、研究所におけるナゲットを含まないチェダーチーズの形成を支持する。
【0058】 例4−低pHダイアフィルトレーションによる低温溶解性MPCの調製 脱脂粉乳を、以下の方法で限外濾過膜(100,000ダルトンの名目上の分
子量カットオフ値を有するKoch S4 HFK 131型膜)上での濃縮に
かける。
【0059】 約150Lの脱脂粉乳は、保持液中の全固体が約15%となって、約50Lの
保持液及び100Lの透過液を与えるまで濃縮される。保持液中のタンパク質は
、連続的なダイアフィルトレーションを用いて、透過液の固体が約1.5%とな
るまで更に濃縮された。保持液は、55硫酸を用いてpH5.8未満までpH調節さ
れた。当該pHは5.8未満である。pH調節された保持液は、透過液の固体濃度が
0.1%未満に達するまで、再び連続的に水(好ましくは脱塩したもの)でダイ
アフィルトレーションされる。続いて、最終的な保持液は、5%NaOH溶液を
用いてpH6.7まで中和化され、そして次に乾燥されて表3に示す組成のMPC
粉末を生成せしめた。酸性化のpHに依存して、最終生成物中のカルシウムは、pH
5.8で30%まで、そしてpH5.4で約45%まで低下し得る。
【表3】
【0060】 MPC粉末は長期間40℃で保存され、そしてそれらの溶解度がモニタリング
される。図3は、酸のダイアフィルトレーションを受けたMPCの溶解度が、そ
れらの最初の溶解度を維持し、一方、酸のダイアフィルトレーションが行われな
かったコントロールは連続的に溶解度が低下した。
【0061】 例5−MPC70を用いるチーズの調製 70%の乳タンパク質を有する4つのMPCが、チーズの製造において試験さ
れた。
【0062】 タンパク質に対する脂肪の比率が1.2のチーズ乳は、新鮮な強化された脱脂
粉乳を、新鮮なクリームで標準化することによって調製した。通常、1のクリー
ムに対し、7の乳を加えた。当該クリーム(30℃)は、中程度の剪断のもとで
乳(同様に30℃)に加えられた。
【0063】 標準化した乳は、4つのバッチに分割された。70%のタンパク質を含む異な
るMPCが、各バッチに加えられた。3つのバッチは、カルシウム減損されてい
ない市販のMPCを受け入れた。1つのバッチが、70%のタンパク質及び20
%のカルシウム減損(陽イオン交換による)を有するMPCを受け入れた。再構
成は18℃の温度で実施された。
【0064】 全ての粉末を乳に対して十分に分散させた。乳の上側で湿らず、又は浮かばな
い粉末の塊についての問題は認められなかった。全ての再構成した乳のpHは、3
2.5℃で測定されたとき同一であり、そして6.4と6.5の間であった。
【0065】 チーズの製造は、標準的なチェダーの工程で行った。塩化カルシウムが、0.
2g/Lの乳の割合で全てのバッチに加えられた。使用したレンネットはオース
トラリアのDSである。
【0066】 チーズの調製物は、5℃で一晩加圧した後に試験された。70%のタンパク質
を含む市販のMPCが加えられた3つのチーズ調製物において、小さな灰色の透
明状のナゲットが明らかとなった。20%のカルシウム減損型MPCが加えられ
たチーズ調製物においては、ナゲットは観察されなかった。
【0067】 例6−低pHのUF MPC85を用いるチーズの調製 85%の乳タンパク質を有する3つのMPCが、チーズの製造において試験さ
れた。
【0068】 タンパク質に対する脂肪の比率が1.2のチーズ乳は、新鮮な強化された脱脂
粉乳を、新鮮なクリームで標準化することによって調製した。通常、1のクリー
ムに対し、7の乳を加えた。当該クリーム(30℃)は、中程度の剪断のもとで
乳(同様に30℃)に加えられた。
【0069】 標準化した乳は、3つのバッチに分割された。85%のタンパク質を含む異な
るMPCが、各バッチに加えられた。1つのバッチは、カルシウム減損されてい
ないコントロールのMPCを受け入れた。他の2つのバッチが、例4に記載の通
りに調製した85%のタンパク質を有するカルシウム減損型MPCを受け入れた
。カルシウム減損は、低pHでの限外濾過によって達成された。カルシウム減損の
レベルは33%及び46%であった。再構成は18℃の温度で実施された。
【0070】 全ての粉末を乳に対して十分に分散させた。乳の上側で湿らず、又は浮かばな
い粉末の塊についての問題は認められなかった。全ての再構成した乳のpHは、3
2.5℃で測定されたとき同一であり、そして6.4と6.5の間であった。
【0071】 チーズの製造は、標準的なチェダーの工程で行った。塩化カルシウムが、0.
2g/Lの乳の割合で全てのバッチに加えられた。使用したレンネットはオース
トラリアのDSである。
【0072】 チーズの調製物は、5℃で一晩加圧した後に試験された。コントロールMPC
が加えられたチーズ調製物において、多数の中程度の大きさの、灰色の透明状の
ナゲットが明らかとなった。33%又は46%のカルシウム減損型MPCが加え
られたチーズ調製物においては、ナゲットは観察されなかった。
【0073】 例7−カルシウム−キレート化MPC85を用いるチーズの調製 85%の乳タンパク質を有する2つのMPC試料が、チーズの製造において試
験された。
【0074】 タンパク質に対する脂肪の比率が1.2のチーズ乳は、新鮮な強化された脱脂
粉乳を、新鮮なクリームで標準化することによって調製した。通常、1のクリー
ムに対し、7の乳を加えた。当該クリーム(30℃)は、中程度の剪断のもとで
乳(同様に30℃)に加えられた。
【0075】 標準化した乳は、2つのバッチに分割された。85%のタンパク質を含む異な
るMPCが各バッチに加えられた。1つのバッチは、カルシウム減損がされてい
ないコントロールMPCを受け入れた。他のバッチは、EDTAが製造の間に加
えられた(MPCのkg当たり83gのEDTA)、85%のタンパク質を有する
MPCを受け入れた。カルシウムの解析に従い、EDTAは10%のカルシウム
を封鎖した。再構築は18℃の温度で実施された。
【0076】 全ての粉末を乳に対して十分に分散させた。乳の上側で湿らず、又は浮かばな
い粉末の塊についての問題は認められなかった。全ての再構築した乳のpHは、3
2.5℃で測定されたとき同一であり、そして6.4と6.5の間であった。
【0077】 チーズの製造は、標準的なチェダーの工程で行った。塩化カルシウムが、0.
2g/Lの乳の割合で全てのバッチに加えられた。使用したレンネットはオース
トラリアのDSである。
【0078】 チーズの調製物は、5℃で一晩加圧された後に試験された。コントロールMP
Cが加えられたチーズの調製物において、多数の中程度の大きさの、透明状のナ
ゲットが明らかであった。小数の小さなナゲットが、EDTA処理したMPCを
加えたチーズ調製物において観察された。観察されたナゲットの数及びサイズは
、85%のタンパク質を有する10%のカルシウム減損型MPCについて予測さ
れた。カルシウム減損の程度が30%に増大することによって、ナゲットの問題
が完全に排除されると思われる。
【0079】 概要 チーズの製造段階の間に行われた観察は、接種菌が全ての再構築された乳にお
いて優れた働きをしたことを示した。
【0080】 全ての調製物が、レンネットを加えた40分後に凝塊を形成した。調理した凝
乳の特性は、全ての試料について優れていた。いずれの凝乳も、加塩及び加圧段
階の間に全く問題を示さなかった。
【0081】 結論 85%のタンパク質を有するカルシウム減損型MPC粉末は、必要とされるカ
ルシウム減損が30%以上である粉末によって、研究所におけるナゲットを含ま
ないチェダーチーズの形成を支持する。
【0082】 70%のタンパク質を有するカルシウム減損型MPC粉末は、必要とされるカ
ルシウム減損が20%以上である粉末によって、研究所におけるナゲットを含ま
ないチェダーチーズの形成を支持する。
【0083】 上述の例は本発明の実施の例示である。本発明が多くの修飾及び変更によって
実施され得ることは、当業者によって理解されるだろう。例えば、カルシウム減
損にかけられる材料は、タンパク質濃度及びpHの変更を示すことがあり、カルシ
ウム減損の方法は変更されることがあり、カルシウム減損のパーセンテージ及び
乾燥工程も変更されることがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、乾燥したカルシウム減損型MPIの調製工程の略図である。
【図2A】 図2は、(A)20℃及び(B)40℃で保存した4つの乾燥MPI試料の、
20℃及び水の中で5%(w/v)での溶解度のパーセンテージを示す。
【図2B】 図2は、(A)20℃及び(B)40℃で保存した4つの乾燥MPI試料の、
20℃及び水の中で5%(w/v)での溶解度のパーセンテージを示す。
【図3】 図3は、カルシウム減損を低pHのダイアフィルトレーションで行った、2つの
カルシウム減損型MPC試料及びコントロールの、20℃及び水の中で5%(w
/v)での溶解度のパーセンテージを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (71)出願人 ブレイジー,ネイル ディー. アメリカ合衆国,カリフォルニア 95403, サンタ ローザ,ウエストウインド ブー ルバード,ニュージーランド ミルク プ ロダクツ(ノース アメリカ)インコーポ レイティド (72)発明者 バースカー,ガヌガパティ ビジャヤ ニュージーランド国,パルマーストン ノ ース,フィッツァーバート ウエスト,ニ ュージーランド デイリー リサーチ イ ンスティテュート (72)発明者 シン,ハージンダー ニュージーランド国,パルマーストン ノ ース,フィッツァーバート ウエスト,マ ッセイ ユニバーシティー (72)発明者 ブレイジー,ネイル ディー. アメリカ合衆国,カリフォルニア 95403, サンタ ローザ,ウエストウインド ブー ルバード,ニュージーランド ミルク プ ロダクツ(ノース アメリカ)インコーポ レイティド Fターム(参考) 4B001 AC06 AC25 AC45 BC99 DC01 EC04

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チーズの製造方法であって、 (a)乳タンパク質として少なくとも70%の乾物を有する乾燥MPC又はM
    PIを乳に分散し; (b)生じた混合物を、凝乳を生成するための1又は複数の凝固酵素で処理し
    ; (c)凝乳を加工してチーズを製造すること; を含んで成り、乾燥MPC又はMPIがカルシウム減損型MPC又はMPIであ
    り、そしてカルシウム減損の程度が、実質的にナゲット(nugget)を含ま
    ないチーズを製造せしめるのに十分なものである方法。
  2. 【請求項2】 乾燥MPC又はMPIが30〜100%カルシウムを減損し
    ている、請求項1に記載のチーズの製造方法。
  3. 【請求項3】 乾燥MPC又はMPI生成物の調製方法であって、 (a)乳タンパク質として少なくとも70%の乾物を有するMPC又はMPI
    を水溶液/懸濁液に提供し; (b)(1)ナトリウム及び/又はカリウム型態のイオン交換体上での陽イオ
    ン交換、(2)pH4.6〜6への酸性化、続く透析及び/又は限外濾過及び/又
    はダイアフィルトレーションあるいは(3)キレート剤の添加、及び/又は一定
    のカルシウムイオンとキレート剤との結合、の中の少なくとも1つから選択され
    る方法によって、その中のカルシウムイオンの30〜100%を除去し; (c)任意に、段階(b)由来の生成物を別の乳溶液と混合し、同時に少なく
    とも30%のカルシウム減損を維持し;そして (d)乾燥して乾燥生成物を調製せしめること、 を含んで成る方法。
  4. 【請求項4】 重量当たり少なくとも70%の乳タンパク質を有する乾燥M
    PI又はMPCを調製する方法であって、 (a)水溶液/懸濁液にMPI又はMPCを提供し; (b)(1)ナトリウム及び/又はカリウム型のイオン交換体上での陽イオン
    交換、(2)pH4.6〜6への酸性化、続く透析及び/又は限外濾過及び/又は
    ダイアフィルトレーション、あるいは(3)キレート剤の添加、及び/又は一定
    のカルシウムイオンとキレート剤との結合、の中の少なくとも1つから選択され
    る方法によって、その中のカルシウムイオンの40〜100%を除去し; (c)任意に、段階(b)由来の生成物を別の乳溶液と混合し、同時に40〜
    100%の範囲内でカルシウム減損のパーセンテージを維持し;そして (d)乾燥して乾燥生成物を調製せしめること、 を含んで成る方法。
  5. 【請求項5】 乾燥MPI又はMPCの調製方法であって、 (a)乳タンパク質として少なくとも70%の乾物を有するMPI又はMPC
    を水溶液/懸濁液に提供し; (b)ナトリウム及び/又はカリウムイオンとの置換によってMPC又はMP
    I中のカルシウムイオンの30〜100%を除去するのに十分な時間、少なくと
    も一部のMPI又はMPCを陽イオン交換体と接触させ; (c)任意に、カルシウム減損型MPC又はMPIと別のMPC又はMPIと
    混合し、同時に30〜100%の範囲でカルシウム減損のパーセンテージを維持
    し;そして (d)乾燥して乾燥生成物を調製すること、 を含んで成る方法。
  6. 【請求項6】 陽イオン交換体が強力な酸性基を有する、請求項1〜5のい
    ずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 カルシウムがナトリウムイオン、カリウムイオン又はそれら
    の混合物によって置換される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 カルシウム減損が40〜100%である、請求項5に記載の
    方法。
  9. 【請求項9】 カルシウム減損が50〜100%である、請求項5に記載の
    方法。
  10. 【請求項10】 乾燥MPC又はMPIの調製方法であって、 (a)低脂肪乳溶液、例えば脱脂粉乳を液体型で提供し; (b)(1)ナトリウム及び/又はカリウム型のイオン交換体上での陽イオン
    交換、又は(2)pH4.6〜6への酸性化、続く任意の透析、の少なくとも1つ
    から選択される方法によって、その中のカルシウムの30〜100%を除去し; (c)任意に、カルシウム減損型乳を別の乳溶液と混合し、同時に30〜10
    0%の範囲でカルシウム減損のパーセンテージを保持し; (d)限外濾過によって、任意にダイアフィルトレーションによって得られる
    溶液を濃縮し、少なくとも70%の乾燥重量のタンパク質を有するMPC又はM
    PIを形成せしめ;そして (e)乾燥して乾燥生成物を調製すること、 を含んで成る方法。
  11. 【請求項11】 陽イオン交換が使用される、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 カルシウムがナトリウムイオン、カリウムイオン又はそれ
    らの混合物によって、任意にマグネシウムイオンと一緒に置換される、請求項1
    0に記載の方法。
  13. 【請求項13】 カルシウム減損が40〜100%である、請求項10に記
    載の方法。
  14. 【請求項14】 チーズの製造方法であって、 (a)請求項3〜13のいずれか1項に記載の方法によって調製した乾燥MP
    C又はMPIを乳に分散し; (b)生じた混合物を、凝乳を生成するための1又は複数の凝固酵素で処理し
    ;そして (c)凝乳を加工してチーズを製造せしめること、 を含んで成る方法。
  15. 【請求項15】 全乳粉末のMPC又はMPIを含んで成る配合生成物であ
    って、MPC又はMPIが請求項3〜13のいずれか1項に記載の方法によって
    調製された生成物。
  16. 【請求項16】 チーズの製造方法であって、 (a)水溶液中に、請求項14に記載の配合生成物を分散し; (b)生じた混合物を、凝乳を生成せしめる1又は複数の凝固酵素で処理し、
    そして; (c)凝乳を加工してチーズを製造すること、 を含んで成る方法。
  17. 【請求項17】 カルシウムの除去が、酸性化、そして続く透析及び/又は
    限外濾過及び/又はダイアフィルトレーションによるものである、請求項3又は
    4に記載の方法。
  18. 【請求項18】 カルシウムの除去がキレート剤の添加によるものである、
    請求項3又は4に記載の方法。
  19. 【請求項19】 キレート剤が食品酸味料である、請求項17に記載の方法
  20. 【請求項20】 カルシウム減損が少なくとも50%である、請求項3〜1
    2のいずれか1項に記載の方法。
  21. 【請求項21】 カルシウム減損が少なくとも50%である、請求項1,2
    及び14のいずれか1項に記載の方法。
  22. 【請求項22】 チーズの製造方法であって、 (a)乳タンパク質として70〜80%の乾物及び20〜100%のカルシウ
    ム減損を有する乾燥MPCを乳に分散し; (b)生じた混合物を、凝乳を生成せしめる1又は複数の凝固酵素で処理し; (c)凝乳を加工してチーズを製造すること、 を含んで成る方法。
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