JP2003514934A - 光学重合体の調製方法 - Google Patents

光学重合体の調製方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は重合体の新規な調製方法に関し、この方法は、少なくとも2個のチオール基を有するポリチオールモノマー;およびイソシアネート、イソチオシアネートおよびこれらの組み合わせから選択される少なくとも2個の官能基を有するポリシアネートモノマー;の反応生成物であり、イソシアネート、イソチオシアネートおよびこれらの組み合わせから選択される少なくとも2個の官能基を有する少なくとも1種のポリシアネート反応体を含有する第1成分;および第1アミン、第2アミンおよびこれらの組み合わせから選択される少なくとも2個の官能基を有する少なくとも1種のポリアミン反応体を含有する第2成分;を重合する工程を包含する。また、本発明は本発明の方法により調製された重合体に向けられている。さらに、本発明は本発明の重合体から調製される光互変性物品に向けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 関連出願の参照 本出願は、1999年11月18日出願の米国特許仮出願第60/166, 184号、表題「光
学ポリマーの調製方法」の優先権主張出願である。
【0002】 発明の背景1.発明の分野 本発明は、二成分有機組成物からの重合体の調製方法であって、その重合体が
屈折率少なくとも1.6、アッベ数少なくとも33、および初期バーコル硬度少なく
とも1を有するものに関する。さらに、本発明は、少なくとも2つのイソシアネ
ートおよび/またはイソチオシアネート基を有する少なくとも1つのポリシアネ
ート反応体を含むある種の二成分有機組成物と、少なくとも2つの1級および/
または2級アミン基を有するポリアミンとの重合に関する。本発明は、重合体お
よび光互変性物品にも関する。
【0003】2.従来技術の記載 多くの有機重合性材料(例えばプラスチック)が、ガラスの代替物および置換物
として、光学レンズ、光ファイバー、窓および自動車、船舶および航空機の透明
体などの用途で発展している。本明細書で使用される「ガラス」の用語は、シリ
カベースの無機ガラスを意味する。これらの重合性材料は、ガラスと比較して、
粉砕抵抗性、与えられる用途における軽重量性、成形容易性および着色容易性を
含む利点を提供することができる。このような重合性材料の代表的な例として、
ポリ(メタクリル酸メチル)、熱可塑性ポリカーボネートおよびポリ[ジエチレン
グリコールビス(アリルカーボネート)]が含まれる。
【0004】 多くの重合性材料の屈折率は、一般にガラスよりも低い。例えば、ポリ[ジエ
チレングリコールビス(アリルカーボネート)]の屈折率は約1.50であり、対して
高係数ガラスは例えば1.60〜1.80の範囲を有し得る。視覚障害の度合いを補正す
る(例えば近視の補正)ためのレンズを製作する場合、より低い屈折率を有する重
合性材料を使用すると、より高い屈折率を有する材料(例えば高係数ガラス)のも
のと比較してレンズの厚さが必要となる。必要とされる補正の度合いが実質的に
ひどい近視の場合は、低係数重合性材料から製作されるレンズは、かなりの厚さ
が必要となり得る。非常に厚いレンズは、高屈折率ガラスレンズから得られる同
等の補正度合いと比べて、低い密度のレンズ材料の使用から得られる何れの利益
を打ち消し得る。加えて、より厚い光学レンズは審美的に望まれない。
【0005】 1.50以上の屈折率を有する重合性材料が、芳香族モノマーおよびハロゲンおよ
び/または硫黄原子を含むモノマーから調製できることが知られている。レンズ(
特に光学レンズ)を製作する材料は、これらの屈折率によって類別することがで
きる。当業者に理解されるであろうが、一般に、低係数は1.50未満〜1.53の屈折
係数を含み;中係数は1.54〜1.57の屈折係数を含み;そして高係数は一般に1.58
以上の屈折係数を含む。高屈折率を有する重合性材料から調製されたレンズは、
一般により低いアッベ数(nu値としても知られている)を有する。より低いアッベ
数は、色分散のレベルの増加を示し、これは一般にレンズの縁またはその付近の
光学的ひずみとして現われる。
【0006】 米国特許第5, 961, 889号(Jiang et al.)は、ポリチオール基を含む成分、ポ
リイソシアネート基を含む成分および/または多官能性ビニル基を含む成分から
調製される光学ポリマー、レンズでの使用を開示している。開示されたポリマー
は、通常、屈折率1.69未満、アッベ数35未満を有する。
【0007】 米国特許第5, 932, 681号(Herold et al.)は、イソシアネートまたはイソチオ
シアネートおよびポリチオールから調製される光学ポリマー、レンズ材料として
の使用を開示している。開示されたポリマーは、屈折率少なくとも1.57およびア
ッベ数少なくとも33を有する。
【0008】 米国特許第5, 679, 756号(Zhu et al.)は、脂肪族ジイソシアネートとジチオ
ールとを反応させて、チオウレタンプレポリマーを形成し、それからジイソシア
ネートおよびポリオールと反応させて調製する、熱可塑性チオウレタン-ウレタ
ンコポリマーとして記載の光学ポリマーを開示している。記載のポリマーは、通
常、屈折率1.57〜1.60、アッベ数35〜38を有する。
【0009】 上記の光学ポリマーは十分な屈折率および色分散を有するが、これらは眼鏡用
の日々装着するレンズとしての使用にむくのに必要とされる衝撃抵抗度を必ずし
も有していない。
【0010】 従って、新規な重合性材料(例えば重合体)であって、透明な重合体、特に光学
レンズの調製に使用でき、高い屈折率および十分に高いアッベ数の組合せを有し
、また低係数重合性材料のものと少なくとも同等および好ましくは良好な物理的
性質(特に衝撃抵抗)を有するものを同定することは望ましいことである。
【0011】 発明の概要 本発明は、 (a)イソシアネート、イソチオシアネートおよびそれらの組合せから選択される
少なくとも2官能基を有する、少なくとも1つのポリシアネート反応体であって
、該ポリシアネート反応体が(i)少なくとも2つのチオール基を有するポリチオ
ールモノマーと(ii)イソシアネート、イソチオシアネートおよびそれらの組合せ
から選択される、少なくとも2官能基を有するポリシアネートモノマーとの反応
生成物であるものを含む、第1成分;および (b)1級アミン、2級アミンおよびそれらの組合せから選択される少なくとも2
官能基を有する少なくとも1つのポリアミン反応体を含む、第2成分; を含む、二成分組成物の重合工程を包含する重合体の調製方法を提供する。
【0012】 本発明は、本発明の方法により調製される重合体も示す。
【0013】 本発明はさらに、本発明の重合体から調製され得る光互変性物品を示す。
【0014】 発明の詳細な記載 特記しない限り、本明細書で使用される、構成要素、反応条件などの全数値ま
たは数量に関する表現は、すべての場合に「約」の用語で修飾されると理解され
るべきである。
【0015】 本発明は、 (a)イソシアネート、イソチオシアネートおよびそれらの組合せから選択される
少なくとも2官能基を有する、少なくとも1つのポリシアネート反応体であって
、該ポリシアネート反応体が、 (i) 少なくとも2つのチオール基を有するポリチオールモノマー; (ii)イソシアネート、イソチオシアネートおよびそれらの組合せから選択され
る少なくとも2官能基を有するポリシアネートモノマー;および (iii)必要に応じて、少なくとも2つの反応性水素基を有する反応性水素材料
の反応生成物であって、該反応性水素材料がポリオール、ヒドロキシル基および
チオール基の両方を有する材料、およびそれらの混合物から選択され、(i)、(ii
)および(iii)の相対量が、(NCO+NCS)/(SH+OH)のモル当量比が1.0以
上であるように選択されるものを含む、第1成分;および (b)1級アミン、2級アミンおよびそれらの組合せから選択される少なくとも2
官能基を有する、少なくとも1種のポリアミン反応体を含む、第2成分 を含む二成分組成物の重合工程を包含する重合体の調製方法を提供する。 第1成分および第2成分は、それらを重合させる場合、屈折率少なくとも1.6(
例えば1.60〜1.74)、アッベ数少なくとも33、および初期バーコル硬度少なくと
も1を有する重合体を提供するように選択される。屈折率は、米国標準試験法(A
merican Standard Test Method:ASTM)番号D 542-95に従って測定する。アッベ
数またはnu値は、適した計器、例えばBausch & Lomb ABBE-3L屈折計を使用して
測定する。初期バーコル硬度(一般にゼロ秒バーコル硬度といわれる)はASTM番号
D 2583-95に従って測定する。
【0016】 二成分組成物の第1成分のポリシアネート反応体は、イソシアネート(-NCO)
、イソチオシアネート(-NCS)およびイソシアネート基とイソチオシアネート
基の組合せから選択される、少なくとも2官能基を有する。本明細書で使用され
る「シアネート」の用語は、ブロックされていない(またはキャップされていな
い)イソシアネート基およびイソチオシアネート基であって、反応性水素基、例
えばチオール、ヒドロキシルまたはアミン基と共有結合を形成することができる
ものをいう。
【0017】 ポリシアネート反応体は、ポリチオールモノマー、ポリシアネートモノマーお
よび必要に応じて反応性水素材料(ポリオールまたはヒドロキシル基およびチオ
ール基の両方を有する材料など)の反応生成物である。ポリシアネート反応体の
調製で、ポリチオールモノマー、ポリシアネートモノマーおよび要すれば反応性
水素材料の相対量は、(NCO+NCS)/(SH+OH)のモル当量比で1.0以上、
例えば1.2:1.0〜4.0:1.0、または2.0:1.0〜3.0:1.0であるように選択される。
【0018】 二成分組成物の第1成分のポリシアネート反応体は、ウレタン結合(-NH-C(
O)-O-)、チオウレタン結合(-NH-C(O)-S-)、チオカルバメート結合(-NH
-C(S)-O-)、ジチオウレタン結合(-NH-C(S)-S-)およびそれらの組合せか
ら選択される骨格結合を有する。ポリシアネート反応体の分子量は広範に変える
ことができ、例えば、数平均分子量(Mn)500〜15,000、または500〜5000を有す
るもの(ポリエチレン標準を用いるゲルパーミエーションクロマトグラフィー(G
PC)で測定)などである。
【0019】 ポリシアネート反応体の調製に使用されるポリチオールモノマーは、少なくと
も2つのチオール基を有し、脂肪族ポリチオール、環脂肪族ポリチオール、芳香
族ポリチオールおよびそれらの混合物から選択され得る。加えて、ポリチオール
モノマーは、エーテル結合(-O-)、スルフィド結合(-S-)、ポリスルフィド結合
(-Sx-、但しxは少なくとも2、例えば2〜4)およびこのような結合の組合せか
ら選択される結合を含み得る。本明細書で使用される、「チオール」、「チオー
ル基」、「メルカプト」または「メルカプト基」は、イソシアネート基と反応し
てチオウレタン結合(すなわち-NH-C(O)-S-)を、またはイソチオシアネート
基と反応してジチオウレタン結合(すなわち-NH-C(S)-S-)を形成することが
できる-SH基をいう。
【0020】 ポリシアネート反応体の調製に使用し得るポリチオールモノマーの例として、
限定するものではないが、2,5-ジメルカプトメチル-1,4-ジチアン、2,2'-チオジ
エタンチオール、ペンタエリスリトールテトラキス(3-メルカプトプロピオネー
ト)、ペンタエリスリトールテトラキス(2-メルカプトアセテート)、トリメチロ
ールプロパントリス(3-メルカプトプロピオネート)、トリメチロールプロパン
トリス(2-メルカプトアセテート)、4-メルカプトメチル-3,6-ジチア-1,8-オクタ
ンジチオール、4-tert-ブチル-1,2-ベンゼンジチオール、4,4'-チオジベンゼン
チオール、ベンゼンジチオール、エチレングリコールジ(2-メルカプトアセテー
ト)、エチレングリコールジ(3-メルカプトプロピオネート)、ポリ(エチレングリ
コール)ジ(2-メルカプトアセテート)およびポリ(エチレングリコール)ジ(3-メル
カプトプロピオネート)が含まれる。ポリチオールモノマーの混合物もポリシア
ネート反応体の調製に使用され得る。
【0021】 ポリチオールモノマーは、以下の一般式Iで表されるポリチオールから選択し
てもよい:
【化34】 [式中、R1およびR2はそれぞれ独立して、直鎖または分枝鎖アルキレン、環状
アルキレン、フェニレンおよびC1-C9アルキル置換されたフェニレンから選択
される。]。選択され得るR1およびR2の直鎖または分枝鎖アルキレンの例とし
て、限定するものではないが、メチレン、エチレン、1,3-プロピレン、1,2-プロ
ピレン、1,4-ブチレン、1,2-ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン、
オクチレン、ノニレン、デシレン、ウンデシレン、オクタデシレンおよびイコシ
レン(icosylene)が含まれる。それぞれ選択され得るR1およびR2の環状アルキ
レンの例として、限定するものではないが、シクロペンチレン、シクロヘキシレ
ン、シクロヘプチレン、シクロオクチレン、およびそれらのアルキル置換された
誘導体が含まれる。二価の結合基R1およびR2は、フェニレンおよびアルキル置
換されたフェニレン(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルおよび
ノニル置換されたフェニレン)から選択されてもよい。本発明の好ましい実施態
様では、R1およびR2がそれぞれメチレンまたはエチレンである。
【0022】 一般式Iで表されるポリチオールは、反応混合物から水またはアルコールを同
時除去するための強酸触媒(例えばメタンスルホン酸)存在下での、3-メルカプト
-1,2-プロパンジオール(化学情報検索サービス機関(CAS)登録番号96-27-5)とチ
オール官能性カルボン酸またはカルボン酸エステルのエステル化またはエステル
交換反応で調製できる。とりわけ好ましいポリチオールモノマーは、一般式Iに
関してR1およびR2がそれぞれメチレンであるものである。
【0023】 本明細書で使用される、一般式Iに関して記載され示されるポリチオールモノ
マー(例えばチオグリセロールビス(2-メルカプトアセテート))は、任意の関連副
産物オリゴマー種および未処理の出発原料を含むポリチオールモノマー組成物も
含むことを意味する。例えば、過剰の塩基(例えばアンモニア水)を用いる、3-メ
ルカプト-1,2-プロパンジオールとチオール官能性カルボン酸(例えば2-メルカプ
ト酢酸)とのエステル化で得られる反応混合物を洗浄する場合、チオール基の酸
化カップリングが起こり得る。このような酸化カップリングで、ジスルフィド結
合、すなわち-S-S-結合を有するオリゴマーポリチオール種の形成が生じ得る
【0024】 ポリシアネート反応体の調製に使用されるポリチオールモノマーは、ジスルフ
ィド結合を有するポリチオールオリゴマーであってよく、それは少なくとも2つ
のチオール基および硫黄を有するポリチオールモノマーの塩基性触媒の存在下で
の反応から調製される。ポリチオールモノマーと硫黄とのモル当量比はm〜(m-1)
であり、mは2〜21の整数である。ポリチオールモノマーは、本明細書で前に列挙
した例(例えば2,5-ジメルカプトメチル-1,4-ジチアン)から選択することができ
る。使用される硫黄は、例えば結晶、コロイド状、粉体および硫黄華の形態で、
そして少なくとも98%、好ましくは少なくとも99%の純度を有するものを使用す
ることができる。
【0025】 副産物のオリゴマー種は、一般式Iaで示すことができる一般式Iのオリゴマ
ーを含み得る:
【化35】 [式中、R1およびR2は上記のとおりであり、nおよびmは独立して0〜21の整数
であり、n+mは少なくとも1である。]。一般式Iaは、オリゴマー化が、一般
構造Iの任意のチオール基間でジスルフィド連結(bond)形成を介して生じ得るこ
とを明らかにしている。全ての可能性は示されていないが、一般構造Iaは、一
般構造Iから形成できる任意の可能なオリゴマーを示すことを意味する。
【0026】 ジスルフィド結合を有するポリチオールオリゴマーの調製に使用される塩基性
触媒は、アンモニア、アミンおよびそれらの混合物から選択され得る。アミンの
例として、限定するものではないが、アルキルアミン(例えばエチルアミンおよ
びn-ブチルアミン)、ジアルキルアミン(例えばジエチルアミン)、トリアルキル
アミン(例えばトリエチルアミン)、モルホリン、置換モルホリン、ピペリジンお
よび置換ピペリジンが含まれる。塩基性触媒は、通常、反応初期に存在するポリ
チオールモノマーのモルに対して0.001〜1.0モル%、例えば0.01〜0.1モル%の
量で存在する。塩基性触媒は、ポリチオールモノマーおよび硫黄に加えて、反応
容器に一緒に入れてもよいし、また、ポリチオールモノマーと硫黄の添加後に、
反応容器に加えてもよい。
【0027】 ジスルフィド結合を有するポリチオールオリゴマーの合成は、溶媒、例えばハ
ロゲン化炭化水素(クロロホルムなど)、脂肪族炭化水素(ヘキサンなど)、芳香族
炭化水素(トルエンなど)およびエーテル(テトラヒドロフランなど)の存在下で行
なわれ得る。ポリチオールオリゴマーは、室温〜溶媒の沸点の範囲の温度、例え
ば室温〜120℃、で調製することができる。本発明に有用なジスルフィド結合を
有するポリチオールオリゴマーの調製は、米国特許第5,961,889号に詳記されて
おり、その記載は全体を参照して本明細書に導入されている。
【0028】 本発明の実施態様で、ジスルフィド結合を有するポリチオールオリゴマーは、
以下の一般式IIで表されるものから選択され得る:
【化36】 [式中、nは1〜21の整数である。]。一般式IIで表されるポリチオールオリゴ
マーは、本明細書で前に記載したように、塩基性触媒の存在下での、2,5-ジメル
カプトメチル-1,4-ジチアン(2,5-dimeracaptomethyl-1,4-dithiane)と硫黄との
反応から調製することができる。
【0029】 第1成分(a)のポリシアネート反応体の調製に使用されるポリシアネートモノ
マー(a)(ii)は、少なくとも2つのイソシアネート基を有するポリイソシアネー
ト、少なくとも2つのイソチオシアネート基を有するイソチオシアネート、およ
びイソシアネート基とイソチオシアネート基の両方を有するポリシアネートから
選択され得る。選択され得るポリシアネートモノマー(a)(ii)のポリイソシアネ
ートの分類として、限定するものではないが:脂肪族ポリイソシアネート;エチ
レン性不飽和ポリイソシアネート;脂環式ポリイソシアネート;イソシアネート
基が芳香族環に直接結合していない芳香族ポリイソシアネート、例えばα,α'-
キシレンジイソシアネート;イソシアネート基が芳香族環に直接結合した芳香族
ポリイソシアネート、例えばベンゼンジイソシアネート;スルフィド結合を含む
脂肪族ポリイソシアネート;スルフィド結合またはジスルフィド結合を含む芳香
族ポリイソシアネート;スルホン結合を含む芳香族ポリイソシアネート;スルホ
ン酸エステル型ポリイソシアネート、例えば4-メチル-3-イソシアナトベンゼン
スルホニル-4'-イソシアナト-フェノールエステル;芳香族スルホン酸アミド型
ポリイソシアネート;硫黄を含むヘテロ環状ポリイソシアネート、例えばチオフ
ェン-2,5-ジイソシアネート;これらの分類に属するポリイソシアネートのハロ
ゲン化、アルキル化、アルコキシル化、ニトロ化、カルボジイミド変性、ウレア
変性およびビウレット変性した誘導体;およびこれらの分類に属するポリイソシ
アネートの二量化または三量化生成物が含まれる。スルフィド結合を含む脂肪族
ポリシアネートモノマー、同様にモノマーの骨格中に1またはそれ以上の硫黄原
子を有する他のポリシアネートモノマーが特に好ましい。特に好ましい、硫黄を
含むポリシアネートモノマーは、一般式(III)のものである:
【化37】 [式中、R10およびR11は独立してC1-C3アルキルである。]。
【0030】 選択され得るポリシアネートモノマー(a)(ii)の脂肪族ポリイソシアネートの
例として、限定するものではないが、エチレンジイソシアネート、トリメチレン
ジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、オクタメチレンジイソシアネート、ノナメチレンジイソシアネート、
2,2'-ジメチルペンタンジイソシアネート、2,2,4-トリメチルヘキサンジイソシ
アネート、デカメチレンジイソシアネート、2,4,4-トリメチルヘキサメチレンジ
イソシアネート、1,6,11-ウンデカントリイソシアネート、1,3,6-ヘキサメチレ
ントリイソシアネート、1,8-ジイソシアナト-4-(イソシアナトメチル)オクタン
、2,5,7-トリメチル-1,8-ジイソシアナト-5-(イソシアナトメチル)オクタン、ビ
ス(イソシアナトエチル)カーボネート、ビス(イソシアナトエチル)エーテル、2-
イソシアナトプロピル-2,6-ジイソシアナトヘキサノエート、リジンジイソシア
ネートメチルエステルおよびリジントリイソシアネートメチルエステルが含まれ
る。
【0031】 エチレン性不飽和ポリイソシアネートの例として、限定するものではないが、
ブテンジイソシアネートおよび1,3-ブタジエン-1,4-ジイソシアネートが含まれ
る。選択され得るポリシアネートモノマー(a)(ii)の脂環式ポリイソシアネート
として、限定するものではないが、イソホロンジイソシアネート、シクロヘキサ
ンジイソシアネート、メチルシクロヘキサンジイソシアネート、ビス(イソシア
ナトメチル)シクロヘキサン、ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン、ビス(
イソシアナトシクロヘキシル)-2,2-プロパン、ビス(イソシアナトシクロヘキシ
ル)-1,2-エタン、2-イソシアナトメチル-3-(3-イソシアナトプロピル)-5-イソシ
アナトメチル-ビシクロ[2.2.1]-ヘプタン、2-イソシアナトメチル-3-(3-イソシ
アナトプロピル)-6-イソシアナトメチル-ビシクロ[2.2.1]-ヘプタン、2-イソシ
アナトメチル-2-(3-イソシアナトプロピル)-5-イソシアナトメチル-ビシクロ[2.
2.1]-ヘプタン、2-イソシアナトメチル-2-(3-イソシアナトプロピル)-6-イソシ
アナトメチル-ビシクロ[2.2.1]-ヘプタン、2-イソシアナトメチル-3-(3-イソシ
アナトプロピル)-6-(2-イソシアナトエチル)-ビシクロ[2.2.1]-ヘプタン、2-イ
ソシアナトメチル-2-(3-イソシアナトプロピル)-5-(2-イソシアナトエチル)-ビ
シクロ[2.2.1]ヘプタンおよび2-イソシアナトメチル-2-(3-イソシアナトプロピ
ル)-6-(2-イソシアナトエチル)-ビシクロ[2.2.1]-ヘプタンが含まれる。
【0032】 イソシアネート基が芳香族環に直接結合していない芳香族ポリイソシアネート
の例として、限定するものではないが、ビス(イソシアナトエチル)ベンゼン、α
,α,α',α'-テトラメチルキシレンジイソシアネート、1,3-ビス(1-イソシアナ
ト-1-メチルエチル)ベンゼン、ビス(イソシアナトブチル)ベンゼン、ビス(イソ
シアナトメチル)ナフタレン、ビス(イソシアナトメチル)ジフェニルエーテル、
ビス(イソシアナトエチル)フタレート、メシチレントリイソシアネートおよび2,
5-ジ(イソシアナトメチル)フランが含まれる。選択され得るポリシアネートモノ
マー(a)(ii)のイソシアネート基が芳香族環に直接結合した芳香族ポリイソシア
ネートとして、限定するものではないが、フェニレンジイソシアネート、エチル
フェニレンジイソシアネート、イソプロピルフェニレンジイソシアネート、ジメ
チルフェニレンジイソシアネート、ジエチルフェニレンジイソシアネート、ジイ
ソプロピルフェニレンジイソシアネート、トリメチルベンゼントリイソシアネー
ト、ベンゼントリイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、メチルナフタ
レンジイソシアネート、ビフェニルジイソシアネート、オルト-トルイジンジイ
ソシアネート、オルト-トリリジン(tolylidine)ジイソシアネート、オルト-トリ
レンジイソシアネート、4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネート、ビス(3-メチ
ル-4-イソシアナトフェニル)メタン、ビス(イソシアナトフェニル)エチレン、3,
3'-ジメトキシ-ビフェニル-4,4'-ジイソシアネート、トリフェニルメタントリイ
ソシアネート、重合性4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネート、ナフタレント
リイソシアネート、ジフェニルメタン-2,4,4'-トリイソシアネート、4-メチルジ
フェニルメタン-3,5,2',4',6'-ペンタイソシアネート、ジフェニルエーテルジイ
ソシアネート、ビス(イソシアナトフェニルエーテル)エチレングリコール、ビス
(イソシアナトフェニルエーテル)-1,3-プロピレングリコール、ベンゾフェノン
ジイソシアネート、カルバゾールジイソシアネート、エチルカルバゾールジイソ
シアネートおよびジクロロカルバゾールジイソシアネートが含まれる
【0033】 選択され得るポリシアネートモノマー(a)(ii)の、スルフィド結合を含む脂肪
族ポリイソシアネートとして、限定するものではないが、チオジエチルジイソシ
アネート、チオジプロピルジイソシアネート、ジチオジヘキシルジイソシアネー
ト、ジメチルスルホンジイソシアネート、ジチオジメチルジイソシアネート、ジ
チオジエチルジイソシアネート、ジチオジプロピルジイソシアネートおよびジシ
クロヘキシルスルフィド-4,4'-ジイソシアネートが含まれる。スルフィド結合ま
たはジスルフィド結合を含む芳香族ポリイソシアネートの例として、限定するも
のではないが、ジフェニルスルフィド-2,4'-ジイソシアネート、ジフェニルスル
フィド-4,4'-ジイソシアネート、3,3'-ジメトキシ-4,4'-ジイソシアナトジベン
ジルチオエーテル、ビス(4-イソシアナトメチルベンゼン)-スルフィド、ジフェ
ニルジスルフィド-4,4'-ジイソシアネート、2,2'-ジメチルジフェニルジスルフ
ィド-5,5'-ジイソシアネート、3,3'-ジメチルジフェニルジスルフィド-5,5'-ジ
イソシアネート、3,3'-ジメチルジフェニルジスルフィド-6,6'-ジイソシアネー
ト、4,4'-ジメチルジフェニルジスルフィド-5,5'-ジイソシアネート、3,3'-ジメ
トキシジフェニルジスルフィド-4,4'-ジイソシアネートおよび4,4'-ジメトキシ
ジフェニルジスルフィド-3,3'-ジイソシアネートが含まれる。
【0034】 選択され得るポリシアネートモノマー(a)(ii)の、スルホン結合を含む芳香族
ポリイソシアネートとして、限定するものではないが、ジフェニルスルホン-4,4
'-ジイソシアネート、ジフェニルスルホン-3,3'-ジイソシアネート、ベンジジン
スルホン-4,4'ジイソシアネート、ジフェニルメタンスルホン-4,4'-ジイソシア
ネート、4-メチルジフェニルメタンスルホン-2,4'-ジイソシアネート、4,4'-ジ
メトキシジフェニルスルホン-3,3'-ジイソシアネート、3,3'-ジメトキシ-4,4'-
ジイソシアナトジベンジルスルホン、4,4'-ジメチルジフェニルスルホン-3,3'-
ジイソシアネート、4,4'-ジ-tert-ブチルジフェニルスルホン-3,3'-ジイソシア
ネートおよび4,4'-ジクロロジフェニルスルホン-3,3'-ジイソシアネートが含ま
れる。
【0035】 ポリシアネート反応体の調製に使用され得る芳香族スルホン酸アミド型ポリイ
ソシアネートの例として、限定するものではないが、4-メチル-3-イソシアナト-
ベンゼンスルホニルアニリド-3'-メチル-4'-イソシアネート、ジベンゼンスルホ
ニルエチレンジアミン-4,4'-ジイソシアネート、4,4'-メトキシベンゼンスルホ
ニル-エチレンジアミン-3,3'-ジイソシアネートおよび4-メチル-3-イソシアナト
-ベンゼン-スルホニルアニリド-4-エチル-3'-イソシアネートが含まれる。
【0036】 選択され得るポリシアネートモノマー(a)(ii)のポリイソチオシアネートの分
類として、限定するものではないが:脂肪族ポリイソチオシアネート;脂環式
ポリイソチオシアネート、例えばシクロヘキサンジイソチオシアネート;イソチ
オシアネート基が芳香族環に直接結合していない芳香族ポリイソチオシアネート
、例えばα,α'-キシレンジイソチオシアネート;イソチオシアネート基が芳香
族環に直接結合している芳香族ポリイソチオシアネート、例えばフェニレンジイ
ソチオシアネート;ヘテロ環状ポリイソチオシアネート、例えば2,4,6-トリイソ
チオシアナト-1,3,5-トリアジンおよびチオフェン-2,5-ジイソチオシアネート;
カルボニルポリイソチオシアネート;スルフィド結合を含む脂肪族ポリイソチオ
シアネート、例えばチオビス(3-イソチオシアナトプロパン);これらのイソチオ
シアネート基に加えて硫黄原子を含む芳香族ポリイソチオシアネート;これらの
分類に属するポリイソチオシアネートの、ハロゲン化、アルキル化、アルコキシ
ル化、ニトロ化、カルボジイミド変性、ウレア変性およびビウレット変性された
誘導体;およびこれらの分類に属するポリイソチオシアネートの二量化または三
量化生成物が含まれる。
【0037】 選択され得るポリシアネートモノマー(a)(ii)の脂肪族ポリイソチオシアネー
トの例として、限定するものではないが、1,2-ジイソチオシアナトエタン、1,3-
ジイソチオシアナトプロパン、1,4-ジイソチオシアナトブタンおよび1,6-ジイソ
チオシアナトヘキサンが含まれる。芳香族環に直接結合したイソチオシアネート
基を有する芳香族ポリイソチオシアネートの例として、限定するものではないが
、1,2-ジイソチオシアナトベンゼン、1,3-ジイソチオシアナトベンゼン、1,4-ジ
イソチオシアナトベンゼン、2,4-ジイソチオシアナトトルエン、2,5-ジイソチオ
シアナト-m-キシレン、4,4'-ジイソチオシアナト-1,1'-ビフェニル、1,1'-メチ
レンビス(4-イソチオシアナトベンゼン)、1,1'-メチレンビス(4-イソチオシアナ
ト-2-メチルベンゼン)、1,1'-メチレンビス(4-イソチオシアナト-3-メチルベン
ゼン)、1,1'-(1,2-エタン-ジイル)ビス(4-イソチオシアナトベンゼン)、4,4'-ジ
イソチオシアナトベンゾフェネノン(benzophenenone)、4,4'-ジイソチオシアナ
ト-3,3'-ジメチルベンゾフェノン、ベンズアニリド-3,4'-ジイソチオシアネート
、ジフェニルエーテル-4,4'-ジイソチオシアネートおよびジフェニルアミン-4,4
'-ジイソチオシアネートが含まれる。
【0038】 二成分組成物の第1成分のポリシアネート反応体の調製に使用され得るカルボ
ニルポリイソチオシアネートとして、限定するものではないが、ヘキサンジオー
ル(dioyl)ジイソチオシアネート、ノナンジオール(nonaedioyl)ジイソチオシア
ネート、カルボニックジイソチオシアネート、1,3-ベンゼンジカルボニルジイソ
チオシアネート、1,4-ベンゼンジカルボニルジイソチオシアネートおよび(2,2'-
ビピリジン)-4,4'-ジカルボニルジイソチオシアネートが含まれる。本発明で使
用され得る、イソチオシアネート基に加えて硫黄原子を含む芳香族ポリイソチオ
シアネートの例として、限定するものではないが、1-イソチオシアナト-4-[(2-
イソチオシアナト)スルホニル]ベンゼン、チオビス(4-イソチオシアナトベンゼ
ン)、スルホニルビス(4-イソチオシアナトベンゼン)、スルフィニルビス(4-イソ
チオシアナトベンゼン)、ジチオビス(4-イソチオシアナトベンゼン)、4-イソチ
オシアナト-l-[(4-イソチオシアナトフェニル)-スルホニル]-2-メトキシベンゼ
ン、4-メチル-3-イソチオシアナトベンゼン-スルホニル-4'-イソチオシアネート
フェニルエステルおよび4-メチル-3-イソチオシアナトベンゼン-スルホニルアニ
リド-3'-メチル-4'-イソチオシアネートが含まれる。
【0039】 二成分組成物の第1成分のポリシアネート反応体の調製に使用されるポリシア
ネートモノマー(a)(ii)は、例えば、脂肪族、脂環式、芳香族、ヘテロ環状の、
イソシアネート基およびイソチオシアネート基の両方を含むポリシアネートモノ
マーから、またはそれらのイソチオシアネート基に加えて硫黄原子を含むものか
ら選択され得る。このような化合物の例として、限定するものではないが、1-イ
ソシアナト-3-イソチオシアナトプロパン、1-イソシアナト-5-イソチオシアナト
ペンタン、1-イソシアナト-6-イソチオシアナトヘキサン、イソシアナトカルボ
ニルイソチオシアネート、1-イソシアナト-4-イソチオシアナトシクロヘキサン
、1-イソシアナト-4-イソチオシアナトベンゼン、4-メチル-3-イソシアナト-1-
イソチオシアナトベンゼン、2-イソシアナト-4,6-ジイソチオシアナト-1,3,5-ト
リアジン、4-イソシアナト-4'-イソチオシアナト-ジフェニルスルフィドおよび2
-イソシアナト-2'-イソチオシアナトジエチルジスルフィドが含まれる。
【0040】 二成分組成物の第1成分のポリシアネート反応体は、必要に応じて、少なくと
も2つのヒドロキシル基を有するポリオール、ヒドロキシル基とチオール基の両
方を有する材料、およびそれらの混合物から選択される反応性水素材料(a)(iii)
から調製され得る。本明細書で使用される「反応性水素材料」は、イソシアネー
ト基およびイソチオシアネート基と共有結合を形成することができる反応性水素
基を有する材料を意味する。
【0041】 選択され得る必要に応じての反応性水素材料(a)(iii)のポリオールの分類とし
て、限定するものではないが:直鎖または分枝鎖アルカンポリオール、例えば1,
2-エタンジオール、1,3-プロパンジオール、1,2-プロパンジオール、1,4-ブタン
ジオール、1,3-ブタンジオール、グリセロール、ネオペンチルグリコール、トリ
メチロールエタン、トリメチロールプロパン、ジトリメチロールプロパン、エリ
スリトール、ペンタエリスリトールおよびジペンタエリスリトール;ポリアルキ
レングリコール類、例えばジエチレングリコール、ジプロピレングリコールおよ
び高級ポリアルキレングリコール(数平均分子量例えば200〜2,000グラム/モルを
有するポリエチレングリコールなど);環状アルカンポリオール類、例えばシク
ロペンタンジオール、シクロヘキサンジオール、シクロヘキサントリオール、シ
クロヘキサンジメタノール、ヒドロキシプロピルシクロヘキサノールおよびシク
ロヘキサンジエタノール;芳香族ポリオール類、例えばジヒドロキシベンゼン、
ベンゼントリオール、ヒドロキシベンジルアルコールおよびジヒドロキシトルエ
ン;ビスフェノール類、例えば4,4'-イソプロピリデンジフェノール;4,4'-オキ
シビスフェノール、4,4'-ジヒドロキシベンゾフェノン、4,4'-チオビスフェノー
ル、フェノールフタレイン、ビス(4-ヒドロキシフェニル)メタン、4,4'-(1,2-エ
テンジイル)ビスフェノールおよび4,4'-スルホニルビスフェノール;ハロゲン化
ビスフェノール類、例えば4,4'-イソプロピリデンビス(2,6-ジブロモフェノール
)、4,4'-イソプロピリデンビス(2,6-ジクロロフェノール)および4,4'-イソプロ
ピリデンビス(2,3,5,6-テトラクロロフェノール);アルコキシル化ビスフェノー
ル類、例えば1〜70アルコキシル基(例えばエトキシ、プロポキシ、α-ブトキシ
およびβ-ブトキシ基)を有するアルコキシル化4,4'-イソプロピリデンジフェノ
ール;および対応するビスフェノールの水素化により調製できるビスシクロヘキ
サノール、例えば4,4'-イソプロピリデン-ビスシクロヘキサノール、4,4'-オキ
シビスシクロヘキサノール、4,4'-チオビスシクロヘキサノールおよびビス(4-ヒ
ドロキシシクロヘキサノール)メタンが含まれる。
【0042】 本発明のある実施態様として、選択される必要に応じての反応性水素材料(a)(
iii)のポリオールが、2またはそれ以上のヒドロキシ基を有するポリウレタンプ
レポリマーである。本発明に有用なヒドロキシ官能性ポリウレタンプレポリマー
は、上記の任意のポリオールおよび適したポリイソシアネートから選択できる。
ヒドロキシ基とイソシアネート基のモル当量比を選択して、実質的に遊離イソシ
アネート基を有さないヒドロキシ官能性ポリウレタンプレポリマーを製造するこ
とができる。ヒドロキシ官能性ポリウレタンプレポリマーの調製に適したポリイ
ソシアネートの例として、本明細書で前に列挙したものが含まれる。選択される
必要に応じての反応性水素材料(a)(iii)のヒドロキシ官能性ポリウレタンプレポ
リマーは、通常、数平均分子量(Mn)50,000未満、好ましくは20,000未満、より好
ましくは10,000未満グラム/モルを有する(ポリスチレン標準を使用するゲルパー
ミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定)。
【0043】 選択される必要に応じての反応性水素材料(a)(iii)のヒドロキシル基とチオー
ル基の両方を有する材料の例として、限定するものではないが、2-メルカプトエ
タノール、3-メルカプト-1,2-プロパンジオール、グリセリンビス(2-メルカプト
アセテート)、グリセリンビス(3-メルカプトプロピオネート)、1-ヒドロキシ-4-
メルカプトシクロヘキサン、2,4-ジメルカプトフェノール、2-メルカプトヒドロ
キノン、4-メルカプトフェノール、1,3-ジメルカプト-2-プロパノール、2,3-ジ
メルカプト-1-プロパノール、1,2-ジメルカプト-1,3-ブタンジオール、トリメチ
ロールプロパンビス(2-メルカプトアセテート)、トリメチロールプロパンビス(3
-メルカプトプロピオネート)、ペンタエリスリトールモノ(2-メルカプトアセテ
ート)、ペンタエリスリトールビス(2-メルカプトアセテート)、ペンタエリスリ
トールトリス(2-メルカプトアセテート)、ペンタエリスリトールモノ(3-メルカ
プトプロピオネート)、ペンタエリスリトールビス(3-メルカプトプロピオネート
)、ペンタエリスリトールトリス(3-メルカプトプロピオネート)、ヒドロキシメ
チルトリス(メルカプトエチルチオメチル)メタン、1-ヒドロキシエチルチオ-3-
メルカプトエチルチオベンゼン、4-ヒドロキシ-4'-メルカプトジフェニルスルホ
ン、ジヒドロキシエチルスルフィドモノ(3-メルカプトプロピオネート)およびヒ
ドロキシエチルチオメチルトリス(メルカプトエチルチオ)メタンが含まれる。
【0044】 ポリチオールモノマー(a)(i)、ポリシアネートモノマー(a)(ii)および要すれ
ば反応性水素材料(a)(iii)の反応は、適した触媒の存在下で行なわれる。適した
触媒の分類として、限定するものではないが、ターシャリーアミン(トリエチル
アミンなど)および有機金属化合物(ジブチルスズジラウレート)が含まれる。ポ
リシアネート反応体の調製に使用され得る触媒の他の例は以下で列挙する。触媒
をポリシアネート反応体の調製に使用する場合、それらは通常、(a)(i)、(a)(ii
)および(a)(iii)の総重量に対して、5重量%未満、好ましくは3重量%未満、よ
り好ましくは1重量%未満の量で存在する。
【0045】 二成分組成物の第2成分(b)のポリアミン反応体は、脂肪族ポリアミン、環脂
肪族ポリアミン、芳香族ポリアミンおよびそれらの混合物から選択され得る。ポ
リアミン反応体は、1級アミン(-NH2)、2級アミン(-NH-)およびそれらの組
合せから選択される、少なくとも2つの官能基を有する。好ましくは、ポリアミ
ン反応体は少なくとも2つの1級アミン基を有する。
【0046】 ポリアミン反応体は、任意のエチレンアミンの族(例えばエチレンジアミン(E
DA)、ジエチレントリアミン(DETA)、トリエチレンテトラミン(TETA)
、テトラエチレンペンタミン(TEPA)、ペンタエチレンヘキサミン(PEHA)
、ピペラジン、すなわちジエチレンジアミン(DEDA)、および2-アミノ-1-エ
チルピペラジン)から選択され得る。ポリアミン反応体は、また、C1-C3ジアル
キルトルエンジアミンの1またはそれ以上の異性体、3,5-ジメチル-2,4-トルエ
ンジアミン、3,5-ジメチル-2,6-トルエンジアミン、3,5-ジエチル-2,4-トルエン
ジアミン、3,5-ジエチル-2,6-トルエンジアミン、3,5-ジイソプロピル-2,4-トル
エンジアミン、3,5-ジイソプロピル-2,6-トルエンジアミンおよびそれらの混合
物など、から選択され得る。選択され得るポリアミン反応体のポリアミンの別の
例として、限定するものではないが、メチレンジアニリンおよびトリメチレング
リコールジ(パラ-アミノベンゾエート)が含まれる。
【0047】 本発明のある実施態様として、ポリアミン反応体は一般に、以下の一般構造(
IV-VI)を有するものとして記載できる:
【化38】
【0048】 特に好ましい構造として、以下の一般式VII-XXで表される1またはそれ
以上のジアミンが含まれる:
【化39】
【化40】
【化41】 [式中、R3およびR4は、それぞれ独立してC1-C3アルキルであり、R5は、水
素およびハロゲン(例えば塩素および臭素)から選択される。]。一般式VIIで
表されるジアミンは、一般に、4,4'-メチレン-ビス(ジアルキルアニリン)として
記載される。一般式VIIで表されるジアミンの特定の例として、限定するもの
ではないが、4,4'-メチレン-ビス(2,6-ジメチルアニリン)、4,4'-メチレン-ビス
(2,6-ジエチルアニリン)、4,4'-メチレン-ビス(2-エチル-6-メチルアニリン)、4
,4'-メチレン-ビス(2,6-ジイソプロピルアニリン)、4,4'-メチレン-ビス(2-イソ
プロピル-6-メチルアニリン)および4,4'-メチレン-ビス(2,6-ジエチル-3-クロロ
アニリン)が含まれる。一般式VIIで表される好ましいジアミンは、4,4'-メチ
レン-ビス(2,6-ジエチル-3-クロロアニリン)である。
【0049】 本発明の方法による二成分組成物の重合は、例えばインペラーまたは押出機を
使用して、第1成分と第2成分を共に混合する;必要に応じて組合せた混合物を
脱気する;必要に応じて混合物を型に加える;そして型と混合物をある時間中加
熱することにより達成され得る。。利用できる熱硬化サイクルは、例えば使用す
る成分の反応性およびモル比、何れの触媒(類)の存在によって変えてもよい。通
常、熱硬化サイクルは、二成分組成物の組合せた混合物の、室温から200℃まで
の高さでの、0.5時間〜72時間の加熱を含む。
【0050】 2成分組成物に用いうる触媒には、たとえば、第3アミン、たとえば、トリエ
チルアミン、トリイソプロピルアミンおよびN,N−ジメチルベンジルアミン、
および有機金属化合物、たとえば、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズジ
アセテートおよびスズオクトエートなどが含まれる。第3アミンの追加の例は米
国特許第5,693,738号第10欄第6〜38行に列挙されており、これら
の開示はここに参照として含める。触媒として有用な有機金属化合物の追加の例
は、米国特許第5,631,339号第4欄第26〜46行に列挙されており、
この開示はここに参照として含める。使用する場合、典型的には、触媒は2成分
組成物の第1および第2成分を組み合わせる前に第2成分中に組込まれる。触媒
の量は、典型的には、組み合された第1および第2成分の合計重量を基準にして
5重量%以下、好ましくは3重量%以下、より好ましくは1重量%以下までであ
る。
【0051】 2成分組成物の第1および第2成分は、典型的には、0.5〜3.0、好まし
くは0.5〜1.5、より好ましくは0.8〜1.2の(NCO+NCS)基と
(−NH2+−NH−)基とのモル当量比を提供するのに十分な量で一緒に重合
される。
【0052】 本発明の方法で重合される2成分有機組成物には種々の従来の添加剤を含有さ
せてよい。このような添加剤には、光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外光吸
収剤、離型剤、静的(光互変性でない)染料、顔料および柔軟化添加剤、たとえ
ばアルコキシル化フェノールベンゾエートおよびポリ(アルキレングリコール)
ジベンゾエートが含まれる。黄変に対する耐性を増大させるために、2成分有機
組成物に耐黄変性添加剤、たとえば、3−メチル−2−ブテノール、オルガノピ
ロカーボネートおよびトリフェニルホスファイト(CAS登録第101−02−
0号)を添加してもよい。典型的には、このような添加剤は2成分組成物中に、
第1および第2成分を組み合わせた合計重量を基準にして10重量%以下、好ま
しくは5重量%以下、そしてより好ましくは3重量%以下の量で存在する。この
ような従来の添加剤は組成物の第1または第2成分のいずれかに添加してよいが
、典型的には、これらは第1成分のイソシアネートまたはイソチオシアネート基
との悪い相互作用の可能性を最小限にするために第2成分へ含められる。
【0053】 本発明の方法により調製される重合体は固体、好ましくは透明であり、たとえ
ば光学または眼用用途に適している。本発明の重合体は、少なくとも1.6、好
ましくは少なくとも1.63およびより好ましくは少なくとも1.65の屈折率
、十分に高いアッベ数、たとえば少なくとも33、好ましくは少なくとも35の
アッベ数、少なくとも1のゼロ秒バーコル硬度、および良好な耐衝撃性を有する
。2成分組成物の第1および第2成分を含有する反応物および化合物は、それか
らの重合体が上述のような特性を有するように選択され、そしてそうなるような
量で組み合される。本発明の方法により調製される固体物品には、平面および眼
用レンズのような光学レンズ、サンレンズ、窓、自動車用透明体、たとえばエル
ウインドシールド、サイドライトおよびバックライト、および飛行機用透明体、
などが含まれるがこれらに限定されない。
【0054】 光互変性物品、たとえば、レンズを調製するのに用いる場合は、重合体は、マ
トリックスに組込まれる光互変性物質を活性化する電磁スペクトルの部分、すな
わち、光互変性物質の着色または開放形態を提供する紫外(UV)光の波長およ
びそのUV活性化形態、すなわち開放形態における光互変性物質の吸収極大波長
を含む可視スペクトルの部分に対して透明であるべきである。本発明の重合体と
共に用いうる光互変性物質には、このような重合体の中に組み込み、たとえば、
溶解、分散または拡散することができる有機光互変性化合物または物質が含まれ
る。
【0055】 本発明の光互変性物品を形成するのに用いることが意図される有機光互変性物
質の第1の群は、590ナノメーター以上の可視範囲たとえば、590〜700
ナノメートルの活性化吸収極大を有するものである。このような材料は、典型的
には、適当な溶媒またはマトリックス中で紫外光に露出された場合に青、青味緑
、または青味紫の色を示す。本発明に有用なこのような物質の例には、スピロ(
インドリン)ナフトオキサジンおよびスピロ(インドリン)ベンズオキサジンが
含まれるがこれらに限定されない。このような光互変性物質の他の例は公開され
た文献に記載されている。たとえば、米国特許第3,562,172号;同第3
,578,602号;同第4,215,010号;同第4,342,668号;
同第5,405,958号;同第4,637,698号;同第4,931,21
9号;同第4,816,584号;同第4,880,667号;同第4,818
,096号を参照のこと。また、たとえば日本国特許公報62/195383号
、および、Techniques in Chemistry、第III巻、「ホトクロミズム」、
チャプター3、Glenn H.Brown編、ジョン・ワイレイ・アンド・サンズ社、
ニューヨーク、1971年のテキストを参照のこと。
【0056】 本発明の光互変性物品を形成するのに使用するために意図される有機光互変性
物質の第2の群は、400〜500ナノメートルの可視範囲の内に少なくとも一
つの吸収極大、好ましくは二つの吸収極大を有するものである。このような材料
は、典型的には、適当な溶媒またはマトリックス中で紫外光に露出された場合に
黄橙色を示す。このような化合物には、ある種のクロメン、すなわち、ベンゾピ
ランおよびナフトピランが含まれる。このようなクロメンの多くは公開された文
献、たとえば、米国特許第3,567,605号;同第4,826,977号;
同第5,066,818号;同第4,826,977号;同第5,066,81
8号;同第5,466,398号;同第5,384,077号;同第5,238
,931号;および同第5,274,132号に記載されている。
【0057】 本発明の光互変性物品を形成するために用いることが意図される有機光互変性
物質の第3の群は、400〜500ナノメートルの可視範囲に吸収極大を有し、
500〜700ナノメートルの可視範囲にもう一つの吸収極大を有するものであ
る。典型的には、これらの材料は適当な溶媒またはマトリックス中で紫外光に露
出された場合に黄/茶ないし紫/灰にわたる色を示す。これらの物質の例には、
ある種のベンゾピラン化合物、ピラン環の2位に置換基を有し、ベンゾピランの
ベンゼン部分を縮合したベンゾチエノまたはベンブフラノ環のような置換もしく
は無置換複素環を有するある種のベンゾピラン化合物が含まれる。このような材
料は米国特許第5,429,774号の主題である。
【0058】 その他の意図される光互変性物質は、光互変性有機金属ジチゾネート、すなわ
ち、(アリールアゾ)チオホルミックアリールヒドラジネート、たとえば米国特
許第3,361,706号に記載されている水銀ジチゾネートである。フルギド
およびフルギミド、たとえば米国特許第4,931,220号第20欄第5行〜
第21欄第38行に記載されている3−フリルおよび3−チエニルフルギドおよ
びフルギミド。
【0059】 上述の特許に記載された光互変性物質に関する開示は、ここに参照として含め
る。本発明の光互変性物品は、所望により一種の光互変性物質または光互変性物
質の混合物を含有してもよい。光互変性物質の混合物は中間灰または褐色に近い
ようなある種の活性化された色を達成するために用いられてよい。
【0060】 ここに記載されたそれぞれの光互変性物質は、その化合物の混合物が塗布また
は組み込まれる重合体が所望の色、たとえば、フイルターを通さない太陽光で活
性化された場合に灰色または褐色のシェード、すなわち、活性化された光互変性
物質によって与えられる可能な限り中間色に近い色のような実質的に中間色を示
すような量および比率(混合物が用いられる場合)で用いてよい。用いられる上
述の光互変性物質の相対量はこのような化合物の活性種の色の相対強度、および
望まれる最終的な色に一部依存して変化する。
【0061】 ここで説明する光互変性化合物または物質は当業界で説明される種々の方法に
よって重合体に塗布されるかまたは組み込まれる。このような方法には、その物
質を重合体中に溶解させるか分散させることが含まれる。たとえば、光互変性物
質の熱溶液中に重合体を浸漬するか、または熱移動によって光互変性物質を重合
体の中に吸収させる。重合体の隣接する層の間に分離した層、たとえばポリマー
フィルムの一部として光互変性物質を提供する。重合体の表面上に位置させた被
覆または被覆の一部として光互変性物質を塗布する。「吸収」または「吸収する
」の用語は、光互変性物質が単独で重合体中に浸透すること、光互変性物質が多
孔性ポリマー中に溶媒に助けられて移動吸収すること、気相、およびその他のこ
のような移転機構、を含む意味であることが意図される。吸収方法の一例には、
光互変性物品を光互変性物質で被覆し、光互変性物品の表面を加熱し、その後光
互変性物品の表面から残された被覆を除去する方法が含まれる。
【0062】 重合体に塗布されるか組込まれる光互変性物質またはそれらを含む組成物の量
は、活性化によって裸眼で認識可能な光互変効果を提供するのに十分な量で用い
られる限り、重要でない。一般に、このような量は光互変量として記載される。
使用される特定量は、それらの照射において望まれる色の強度および光互変性物
質を組み込むか塗布するのに用いる方法にしばしば依存する。典型的には、塗布
または組み込まれる光互変性物質が多いほど色強度が高くなる。一般に、光互変
性光学重合体に組み込まれるか塗布される光互変性物質の合計量は、その光互変
性物質が組込まれ塗布される表面の平方センチメートル当り0.15〜0.35
ミリグラムの範囲である。
【0063】 光互変性物質は、その組成物が重合、たとえば注型硬化される前に2成分有機
組成物へ添加されてよいことも考慮されるべきである。しかしながら、そのよう
な場合は、光互変性物質は、たとえば、存在しうる開始剤および/または第1お
よび第2成分のイソシアネート、イソチオシアネートおよびアミン基との潜在的
な不利な相互作用に対して耐性であることが好ましい。このような不利な相互作
用によって、たとえばそれらが開放または閉鎖形態のいずれかで補足されること
により光互変性物質の不活性化が生じうる。また、光互変性物質は、光互変性顔
料および金属酸化物に包封された光互変性物質を含んでよい。これらの内の後者
は米国特許第4,166,043号および同第4,467,170号に記載され
ている。米国特許第4,931,220号に記載されているような、有機重合体
のマトリックス中に十分包封された有機光互変性物質が硬化前に本発明の2成分
組成物中に組み込まれてよい。光互変性物質が硬化前に本発明の2成分有機組成
物に添加される場合は、典型的には、それらは第1および第2成分が混合される
前の第2成分中に組込まれる。
【0064】 実施例1 チオグリセロールビス(2−メルカプトアセテート)は本発明の好ましいポリ
チオールモノマーであり、一般式Iに関してR1およびR2はそれぞれメチレンで
ある。以下の成分からチオグリセロールビス(2−メルカプトアセテート)を調
製した。
【0065】
【表1】 (a)アンモニア5重量%の水溶液。
【0066】 仕込み1の成分を、磁気撹拌機、熱電対、温度フィードバック制御装置に連結
された加熱マントル、および真空蒸留塔を備えた5リットル丸底フラスコに加え
た。5〜10ミリメートル水銀に減圧し、反応混合物を70℃に加熱し、4〜5
時間保つた。その間に、蒸留塔から水が収集された。
【0067】 蒸留塔から収集される水がなくなった時に、反応混合物を室温に冷却し、モー
ター駆動撹拌羽根、熱電対および水冷ジャケットを備えた6リットル丸底フラス
コに移した。この混合物に仕込み2を加え、30〜45分間、10〜20℃の発
熱を伴ないながら撹拌した。室温まで冷やしながら、反応混合物を放置して上部
にアンモニア相を蓄積させた。これはピペットで吸引して除去した。残された下
部の層をそれぞれ2リットルの脱イオン水で2、3回洗浄した。洗浄した層から
水を真空ストリップして、1995グラムのチオグリセロールビス(2−メルカ
プトアセテート)を、1.5825の屈折率を有する黄味油状物の形態で得た。
【0068】 実施例2および3 ポリイソシアネートを、ポリチオール(実施例2)、またはポリオール(実施
例3)と共に80℃で2時間混合し、粘性液体プレポリマー第1成分を得た。暖
かいプレポリマー第1成分を素早く撹拌し、ジアミン第2成分をこれに加えた。
この混合物を数秒間撹拌した後に、この混合物を2枚の平坦なガラスモールドの
間に即座に充填した。満たされたモールドを120℃に加熱してその温度を16
時間保ち、プラスチックシートを得た。これらの実施例で用いたポリイソシアネ
ートはα,α’−キシレンジイソシアネート(XDI)およびビス(イソシアナ
トシクロヘキシル)メタン(H−MDI)である。ジチオールおよびポリオール
は、2,2’−チオジエタンチオール(DMDS)、およびトーン(Tone)ポ
リオール32B8(UC32B8)である。トーンポリオールはユニオン・カー
バイド・コーポレイション、ダンブリー、コネチカットより得られる。ポリアミ
ン第2成分はジエチルトルエンジアミン(DETDA)である。これらの実施例
で用いた各成分の特定のモル組成およびモル比は表1にまとめた。各実施例につ
いて測定した物理特性は表2にまとめた。
【0069】 実施例4 0.6当量のH−MDIと1当量のDMDSとを90℃で1時間撹拌すること
により第1成分を調製した。撹拌しながら、この第1成分に0.6当量のXDI
を加えた。混合物をさらに1.5時間撹拌して、粘性のプレポリマーを得た。こ
の暖かいプレポリマーに0.25当量のDATDAを加えた。数秒間撹拌した後
に、得られた混合物を2枚の平坦なガラスモールドの間に充填した。満たされた
モールドを120℃に加熱し、その温度に16時間保ち、プラスチックシートを
得た。
【0070】
【表2】
【0071】
【表3】 1B&Lアッベ屈折計を用いて測定(AR)2 偏光顕微鏡を用いて測定(PLM)
【0072】 実施例では、本発明の重合体について、優れた高い屈折率、高いアッベ数およ
び硬度(耐衝撃性)が示された。
【0073】 本発明は好ましい実施態様に関連して説明されてきた。詳細な説明をより理解
することによって明白な改変および変更が可能である。ここに添付される請求の
範囲または均等の範囲に含まれている限り、このようなすべての改変および変更
は含まれるものとして発明が構成されることが意図されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08G 18/82 C08G 18/82 C08K 5/00 C08K 5/00 C08L 75/12 C08L 75/12 (31)優先権主張番号 09/695,332 (32)優先日 平成12年10月25日(2000.10.25) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 ロバート・エイ・スミス アメリカ合衆国15668ペンシルベニア州マ リーズビル、マッケルロイ・ドライブ3517 番 (72)発明者 マービン・ジェイ・グラハム アメリカ合衆国15146ペンシルベニア州モ ンロービル、アパートメント204、ベルモ ント・ブールバード1400番 (72)発明者 リファット・タバコビック アメリカ合衆国48084ミシガン州トロイ、 アパートメント51、カーツ・ブールバード 1287番 (72)発明者 ロバート・ディ・ヘロルド アメリカ合衆国15146ペンシルベニア州モ ンロービル、リーサイド・ドライブ218番 Fターム(参考) 4J002 CK051 EL087 EL097 EL137 EU237 EV087 EV307 FD026 FD046 FD056 FD066 FD076 FD086 FD096 FD166 FD207 GP01 4J034 BA02 BA06 BA08 CA03 CA04 CA05 CA14 CA15 CA16 CA32 CB03 CB04 CB05 CB07 CB08 CC08 CC09 CC10 CC12 CC29 CC34 CC39 CC44 CC45 CC52 CC61 CC62 CC65 CC67 CD04 CD05 CD06 CD08 CD09 CD11 CD13 CD14 DA01 DA07 DB04 DC16 DC27 DC35 DC43 DD01 DF33 DG03 DN03 HA01 HA02 HA08 HA09 HA14 HA18 HB02 HB03 HB05 HB06 HB08 HB09 HB11 HB12 HB17 HC03 HC07 HC08 HC09 HC12 HC13 HC17 HC22 HC24 HC25 HC26 HC32 HC35 HC37 HC45 HC46 HC52 HC53 HC54 HC61 HC64 HC65 HC67 HC68 HC69 HC70 HC71 HC73 JA24 KA01 KB02 KC17 KD02 KD12 KE02 LB10 MA12 MA14 MA15 QA01 QB08 QD02 RA13

Claims (103)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)(i)少なくとも2個のチオール基を有するポリチオ
    ールモノマー;および (ii)イソシアネート、イソチオシアネートおよびこれらの組み合わせから
    選択される少なくとも2個の官能基を有するポリシアネートモノマー; の反応生成物であり、イソシアネート、イソチオシアネートおよびこれらの組み
    合わせから選択される少なくとも2個の官能基を有する少なくとも1種のポリシ
    アネート反応体を含有する第1成分;および (b)第1アミン、第2アミンおよびこれらの組み合わせから選択される少な
    くとも2個の官能基を有する少なくとも1種のポリアミン反応体を含有する第2
    成分; を含有する2成分組成物を重合する工程を包含する、重合体を調製する方法。
  2. 【請求項2】 前記第1成分が、 (iii)少なくとも2個の反応性水素基を有する反応性水素材料であって、
    ポリオールおよびヒドロキシル基およびチオール基の両方を有する材料からなる
    群から選択される反応性水素材料、 をさらに含有する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第1成分中の(i)および(ii)の相対量が、(NC
    O+NCS)/(SH)のモル当量比が1.0を上回るように選択される請求項
    1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第1成分中の(i)、(ii)および(iii)の相対
    量が、(NCO+NCS)/(SH+OH)のモル当量比が1.0を上回るよう
    に選択される請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記第1成分および前記第2成分が、それらが重合された場
    合に得られる重合体が少なくとも1.6の屈折率、少なくとも33のアッベ数、
    および少なくとも1の初期バーコル硬度を有するように選択される請求項1記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 (i)、(ii)および(iii)の相対量が、(NCO+
    NCS)/(SH+OH)のモル当量比が1.2:1.0〜4.0:1.0にな
    るように選択される請求項2記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記ポリチオールモノマーが、2,5−ジメルカプトメチル
    −1,4−ジチアン、2,2’−チオジエタンチオール、ペンタエリスリトール
    テトラキス(3−メルカプトプロピオネート)、ペンタエリスリトールテトラキ
    ス(2−メルカプトアセテート)、トリメチロールプロパントリス(3−メルカ
    プトプロピオネート)、トリメチロールプロパントリス(2−メルカプトアセテ
    ート)、4−メルカプトメチル−3,6−ジチア−1,8−オクタンジチオール
    、4−ter−ブチル−1,2−ベンゼンジチオール、4,4’−チオジベンゼ
    ンチオール、ベンゼンジチオール、エチレングリコールジ(2−メルカプトアセ
    テート)、エチレングリコールジ(3−メルカプトプロピオネート)、ポリ(エ
    チレングリコール)ジ(2−メルカプトアセテート)およびポリ(エチレングリ
    コール)ジ(3−メルカプトプロピオネート)、式 【化1】 [式中、R1およびR2は、それぞれ独立して、直鎖または分岐鎖アルキレン、環
    状アルキレン、フェニレンおよびC1〜C9アルキル置換フェニレンである。] で示されるポリチオール、および該ポリチオールのオリゴマーおよび該ポリチオ
    ールのモノマーの混合物からなる群から選択される請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記ポリチオールオリゴマーがジスルフィド結合を有し、塩
    基性触媒の存在下でポリチオールモノマーと硫黄とを反応させることによって調
    製される請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記ポリチオールオリゴマーが、式 【化2】 [式中、nは1〜21の整数である。] で示される請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記ポリチオールオリゴマーが、式 【化3】 [式中、R1およびR2は、それぞれ独立して、直鎖または分岐鎖アルキレン、環
    状アルキレン、フェニレンおよびC1〜C9アルキル置換フェニレンから選択され
    、nおよびmは、独立して、n+mが少なくとも1になるような0〜21の整数
    である。] で示される請求項7記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記ポリシアネートモノマーが少なくとも2個のイソシア
    ネート基を有するポリシアネートである請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記ポリシアネートモノマーがその骨格中に1個以上の硫
    黄原子を有するポリシアネートである請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記その骨格中に1個以上の硫黄原子を有するポリシアネ
    ートモノマーが、式 【化4】 [式中、R10およびR11は、それぞれ独立して、C1〜C3アルキルである。] で示されるものである請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記ポリシアネートモノマーが、α,α’−キシレンジイ
    ソシアネート、α,α,α’,α’−テトラメチルキシレンジイソシアネート、
    イソホロンジイソシアネート、ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン、オ
    ルト−トルイジンジイソシアネート、オルト−トリリジンジイソシアネート、オ
    ルト−トリレンジイソシアネートおよび4,4’−ジフェニルメタンジイソシア
    ネート、およびこれらポリイソシアネートモノマーの混合物からなる群から選択
    される請求項11記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記第2成分のポリアミン反応体が、エチレンジアミン、
    1〜C3ジアルキルトルエンジアミン、メチレンジアニリン、トリメチレングリ
    コールジ(パラ−アミノベンゾエート)、式(A) 【化5】 で示されるジアミン、式(B) 【化6】 で示されるジアミン、式(C) 【化7】 で示されるジアミンからなる群から選択される請求項1記載の方法。
  16. 【請求項16】 式(A)のジアミンが、式 【化8】 [式中、R3およびR4は、それぞれ独立してC1〜C3アルキルであり、そしてR 5 は水素およびハロゲンから選択される。]、 およびこれらジアミンの混合物からなる群の1種以上から選択される請求項15
    記載の方法。
  17. 【請求項17】 式(B)のジアミンが、式 【化9】 [式中、R3およびR4は、それぞれ独立してC1〜C3アルキルであり、そしてR 5 は水素またはハロゲンから選択される。]、 およびこれらジアミンの混合物からなる群の1種以上から選択される請求項15
    記載の方法。
  18. 【請求項18】 式(C)のジアミンが、式 【化10】 [式中、R3およびR4は、それぞれ独立してC1〜C3アルキルであり、そしてR 5 は水素およびハロゲンから選択される。]、 およびこれらジアミンの混合物からなる群の1種以上から選択される請求項15
    記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記2成分組成物に触媒を添加する工程をさらに包含する
    請求項1記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記触媒が第3アミンおよび有機金属化合物からなる群か
    ら選択される請求項16記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記第1成分と前記第2成分とを混合する工程をさらに包
    含する請求項1記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記第1成分を脱ガスする工程をさらに包含する請求項1
    記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記第2成分を脱ガスする工程をさらに包含する請求項1
    記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記混合物をモールドに添加する工程をさらに包含する請
    求項21記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記モールドと、その中の第1成分および第2成分の混合
    物とを加圧する工程をさらに包含する請求項24記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記加熱工程が前記モールドおよび前記混合物を200℃
    までの温度で0.5〜72時間の間加熱する工程をさらに包含する請求項25記
    載の方法。
  27. 【請求項27】 前記第1成分と前記第2成分とが、0.5〜3.0の(N
    CO+NCS)基と(−NH2+−NH−)基とのモル当量比を提供するのに十
    分な量で一緒に重合される請求項1記載の方法。
  28. 【請求項28】 光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外光吸収剤、離型剤
    、静的(光互変性でない)染料、顔料および柔軟化添加剤、および黄変防止剤、
    およびこれら添加剤の混合物からなる群から選択される添加剤を添加する工程を
    さらに包含する請求項1記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記添加剤が、前記2成分組成物の10重量%までの量で
    該2成分組成物中に存在する請求項28記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記重合体が光互変性物質をさらに含有する請求項1記載
    の方法。
  31. 【請求項31】 (a)(i)少なくとも2個のチオール基を有するポリチ
    オールモノマー;および (ii)イソシアネート、イソチオシアネートおよびこれらの組み合わせから
    選択される少なくとも2個の官能基を有するポリシアネートモノマー; の反応生成物であり、イソシアネート、イソチオシアネートおよびこれらの組み
    合わせから選択される少なくとも2個の官能基を有する少なくとも1種のポリシ
    アネート反応体を含有する第1成分;および (b)第1アミン、第2アミンおよびこれらの組み合わせから選択される少な
    くとも2個の官能基を有する少なくとも1種のポリアミン反応体を含有する第2
    成分; を含有する2成分組成物を重合することにより調製される重合体。
  32. 【請求項32】 前記第1成分が、 (iii)少なくとも2個の反応性水素基を有する反応性水素材料であって、
    ポリオールおよびヒドロキシル基およびチオール基の両方を有する材料からなる
    群から選択される反応性水素材料、 をさらに含有する請求項31記載の重合体。
  33. 【請求項33】 前記第1成分中の(i)および(ii)の相対量が、(N
    CO+NCS)/(SH)のモル当量比が1.0を上回るように選択される請求
    項31記載の重合体。
  34. 【請求項34】 前記第1成分中の(i)、(ii)および(iii)の相
    対量が、(NCO+NCS)/(SH+OH)のモル当量比が1.0を上回るよ
    うに選択される請求項32記載の重合体。
  35. 【請求項35】 前記第1成分および前記第2成分が、それらが重合された
    場合に得られる重合体が少なくとも1.6の屈折率、少なくとも33のアッベ数
    、および少なくとも1の初期バーコル硬度を有するように選択される請求項31
    記載の重合体。
  36. 【請求項36】 (i)、(ii)および(iii)の相対量が、(NCO
    +NCS)/(SH+OH)のモル当量比が1.2:1.0〜4.0:1.0に
    なるように選択される請求項34記載の方法。
  37. 【請求項37】 前記ポリチオールモノマーが、2,5−ジメルカプトメチ
    ル−1,4−ジチアン、2,2’−チオジエタンチオール、ペンタエリスリトー
    ルテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)、ペンタエリスリトールテトラ
    キス(2−メルカプトアセテート)、トリメチロールプロパントリス(3−メル
    カプトプロピオネート)、トリメチロールプロパントリス(2−メルカプトアセ
    テート)、4−メルカプトメチル−3,6−ジチア−1,8−オクタンジチオー
    ル、4−ter−ブチル−1,2−ベンゼンジチオール、4,4’−チオジベン
    ゼンチオール、ベンゼンジチオール、エチレングリコールジ(2−メルカプトア
    セテート)、エチレングリコールジ(3−メルカプトプロピオネート)、ポリ(
    エチレングリコール)ジ(2−メルカプトアセテート)およびポリ(エチレング
    リコール)ジ(3−メルカプトプロピオネート)、式 【化11】 [式中、R1およびR2は、それぞれ独立して、直鎖または分岐鎖アルキレン、環
    状アルキレン、フェニレンおよびC1〜C9アルキル置換フェニレンである。] で示されるポリチオール、および該ポリチオールのオリゴマーおよび該ポリチオ
    ールのモノマーの混合物からなる群から選択される請求項31記載の重合体。
  38. 【請求項38】 前記ポリチオールオリゴマーがジスルフィド結合を有し、
    塩基性触媒の存在下でポリチオールモノマーと硫黄とを反応させることによって
    調製される請求項37記載の重合体。
  39. 【請求項39】 前記ポリチオールオリゴマーが、式 【化12】 [式中、nは1〜21の整数である。] で示される請求項37記載の重合体。
  40. 【請求項40】 前記ポリチオールオリゴマーが、式 【化13】 [式中、R1およびR2は、それぞれ独立して、直鎖または分岐鎖アルキレン、環
    状アルキレン、フェニレンおよびC1〜C9アルキル置換フェニレンから選択され
    、nおよびmは、独立して、n+mが少なくとも1になるような0〜21の整数
    である。] で示される請求項37記載の重合体。
  41. 【請求項41】 前記ポリシアネートモノマーが少なくとも2個のイソシア
    ネート基を有するポリシアネートである請求項31記載の重合体。
  42. 【請求項42】 前記ポリシアネートモノマーが、α,α’−キシレンジイ
    ソシアネート、α,α,α’,α’−テトラメチルキシレンジイソシアネート、
    イソホロンジイソシアネート、ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン、オ
    ルト−トルイジンジイソシアネート、オルト−トリリジンジイソシアネート、オ
    ルト−トリレンジイソシアネートおよび4,4’−ジフェニルメタンジイソシア
    ネート、およびこれらポリイソシアネートモノマーの混合物からなる群から選択
    される請求項41記載の重合体。
  43. 【請求項43】 前記第2成分のポリアミン反応体が、エチレンジアミン、
    1〜C3ジアルキルトルエンジアミン、メチレンジアニリン、トリメチレングリ
    コールジ(パラ−アミノベンゾエート)、式(A) 【化14】 で示されるジアミン、式(B) 【化15】 で示されるジアミン、式(C) 【化16】 で示されるジアミンからなる群から選択される請求項31記載の重合体。
  44. 【請求項44】 式(A)のジアミンが、式 【化17】 [式中、R3およびR4は、それぞれ独立してC1〜C3アルキルであり、そしてR 5 は水素およびハロゲンから選択される。]、 およびこれらジアミンの混合物からなる群の1種以上から選択される請求項43
    記載の重合体。
  45. 【請求項45】 式(B)のジアミンが、式 【化18】 [式中、R3およびR4は、それぞれ独立してC1〜C3アルキルであり、そしてR 5 は水素またはハロゲンから選択される。]、 およびこれらジアミンの混合物からなる群の1種以上から選択される請求項43
    記載の重合体。
  46. 【請求項46】 式(C)のジアミンが、式 【化19】 [式中、R3およびR4は、それぞれ独立してC1〜C3アルキルであり、そしてR 5 は水素およびハロゲンから選択される。]、 およびこれらジアミンの混合物からなる群の1種以上から選択される請求項43
    記載の重合体。
  47. 【請求項47】 重合を促進するために前記2成分組成物に触媒が添加され
    る請求項31記載の重合体。
  48. 【請求項48】 前記触媒が第3アミンおよび有機金属化合物からなる群か
    ら選択される請求項47記載の重合体。
  49. 【請求項49】 前記第1成分と前記第2成分とを混合する工程をさらに包
    含する請求項31記載の重合体。
  50. 【請求項50】 前記第1成分を脱ガスする工程をさらに包含する請求項3
    1記載の重合体。
  51. 【請求項51】 前記第2成分を脱ガスする工程をさらに包含する請求項3
    1記載の重合体。
  52. 【請求項52】 前記混合物をモールドに添加する工程をさらに包含する請
    求項49記載の重合体。
  53. 【請求項53】 前記モールドと、その中の第1成分および第2成分の混合
    物とを加圧する工程をさらに包含する請求項52記載の重合体。
  54. 【請求項54】 前記加熱工程が前記モールドおよび前記混合物を200℃
    までの温度で0.5〜72時間の間加熱する工程をさらに包含する請求項53記
    載の重合体。
  55. 【請求項55】 前記第1成分と前記第2成分とが、0.5〜3.0の(N
    CO+NCS)基と(−NH2+−NH−)基とのモル当量比を提供するのに十
    分な量で一緒に重合される請求項31記載の重合体。
  56. 【請求項56】 光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外光吸収剤、離型剤
    、静的(光互変性でない)染料、顔料および柔軟化添加剤、および黄変防止剤、
    およびこれら添加剤の混合物からなる群から選択される添加剤を添加する工程を
    さらに包含する請求項31記載の重合体。
  57. 【請求項57】 前記添加剤が、前記2成分組成物の10重量%までの量で
    該2成分組成物中に存在する請求項56記載の重合体。
  58. 【請求項58】 前記重合体が光互変性物質をさらに含有する請求項31記
    載の重合体。
  59. 【請求項59】 (a)(i)少なくとも2個のチオール基を有するポリチ
    オールモノマー;および (ii)イソシアネート、イソチオシアネートおよびこれらの組み合わせから
    選択される少なくとも2個の官能基を有するポリシアネートモノマー; の反応生成物であり、イソシアネート、イソチオシアネートおよびこれらの組み
    合わせから選択される少なくとも2個の官能基を有する少なくとも1種のポリシ
    アネート反応体を含有する第1成分;および (b)第1アミン、第2アミンおよびこれらの組み合わせから選択される少な
    くとも2個の官能基を有する少なくとも1種のポリアミン反応体を含有する第2
    成分; を含有する2成分組成物を重合することにより調製された重合体から誘導される
    光互変性物品。
  60. 【請求項60】 前記第1成分が、 (iii)少なくとも2個の反応性水素基を有する反応性水素材料であって、
    ポリオールおよびヒドロキシル基およびチオール基の両方を有する材料からなる
    群から選択される反応性水素材料、 をさらに含有する請求項59記載の光互変性物品。
  61. 【請求項61】 前記第1成分中の(i)および(ii)の相対量が、(N
    CO+NCS)/(SH)のモル当量比が1.0を上回るように選択される請求
    項59記載の光互変性物品。
  62. 【請求項62】 前記第1成分中の(i)、(ii)および(iii)の相
    対量が、(NCO+NCS)/(SH+OH)のモル当量比が1.0を上回るよ
    うに選択される請求項60記載の光互変性物品。
  63. 【請求項63】 前記第1成分および前記第2成分が、それらが重合された
    場合に得られる重合体が少なくとも1.6の屈折率、少なくとも33のアッベ数
    、および少なくとも1の初期バーコル硬度を有するように選択される請求項59
    記載の光互変性物品。
  64. 【請求項64】 (i)、(ii)および(iii)の相対量が、(NCO
    +NCS)/(SH+OH)のモル当量比が1.2:1.0〜4.0:1.0に
    なるように選択される請求項60記載の光互変性物品。
  65. 【請求項65】 前記ポリチオールモノマーが、2,5−ジメルカプトメチ
    ル−1,4−ジチアン、2,2’−チオジエタンチオール、ペンタエリスリトー
    ルテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)、ペンタエリスリトールテトラ
    キス(2−メルカプトアセテート)、トリメチロールプロパントリス(3−メル
    カプトプロピオネート)、トリメチロールプロパントリス(2−メルカプトアセ
    テート)、4−メルカプトメチル−3,6−ジチア−1,8−オクタンジチオー
    ル、4−ter−ブチル−1,2−ベンゼンジチオール、4,4’−チオジベン
    ゼンチオール、ベンゼンジチオール、エチレングリコールジ(2−メルカプトア
    セテート)、エチレングリコールジ(3−メルカプトプロピオネート)、ポリ(
    エチレングリコール)ジ(2−メルカプトアセテート)およびポリ(エチレング
    リコール)ジ(3−メルカプトプロピオネート)、式 【化20】 [式中、R1およびR2は、それぞれ独立して、直鎖または分岐鎖アルキレン、環
    状アルキレン、フェニレンおよびC1〜C9アルキル置換フェニレンである。] で示されるポリチオール、および該ポリチオールのオリゴマーおよび該ポリチオ
    ールのモノマーの混合物からなる群から選択される請求項59記載の光互変性物
    品。
  66. 【請求項66】 前記ポリチオールオリゴマーがジスルフィド結合を有し、
    塩基性触媒の存在下でポリチオールモノマーと硫黄とを反応させることによって
    調製される請求項65記載の光互変性物品。
  67. 【請求項67】 前記ポリチオールオリゴマーが、式 【化21】 [式中、nは1〜21の整数である。] で示される請求項65記載の光互変性物品。
  68. 【請求項68】 前記ポリチオールオリゴマーが、式 【化22】 [式中、R1およびR2は、それぞれ独立して、直鎖または分岐鎖アルキレン、環
    状アルキレン、フェニレンおよびC1〜C9アルキル置換フェニレンから選択され
    、nおよびmは、独立して、n+mが少なくとも1になるような0〜21の整数
    である。] で示される請求項65記載の光互変性物品。
  69. 【請求項69】 前記ポリシアネートモノマーが少なくとも2個のイソシア
    ネート基を有するポリシアネートである請求項59記載の光互変性物品。
  70. 【請求項70】 前記ポリシアネートモノマーが、α,α’−キシレンジイ
    ソシアネート、α,α,α’,α’−テトラメチルキシレンジイソシアネート、
    イソホロンジイソシアネート、ビス(イソシアナトシクロヘキシル)メタン、オ
    ルト−トルイジンジイソシアネート、オルト−トリリジンジイソシアネート、オ
    ルト−トリレンジイソシアネートおよび4,4’−ジフェニルメタンジイソシア
    ネート、およびこれらポリイソシアネートモノマーの混合物からなる群から選択
    される請求項69記載の光互変性物品。
  71. 【請求項71】 前記第2成分のポリアミン反応体が、エチレンジアミン、
    1〜C3ジアルキルトルエンジアミン、メチレンジアニリン、トリメチレングリ
    コールジ(パラ−アミノベンゾエート)、式(A) 【化23】 で示されるジアミン、式(B) 【化24】 で示されるジアミン、式(C) 【化25】 で示されるジアミンからなる群から選択される請求項59記載の光互変性物品。
  72. 【請求項72】 式(A)のジアミンが、式 【化26】 【化27】 [式中、R3およびR4は、それぞれ独立してC1〜C3アルキルであり、そしてR 5 は水素およびハロゲンから選択される。]、 およびこれらジアミンの混合物からなる群の1種以上から選択される請求項71
    記載の光互変性物品。
  73. 【請求項73】 式(B)のジアミンが、式 【化28】 【化29】 [式中、R3およびR4は、それぞれ独立してC1〜C3アルキルであり、そしてR 5 は水素またはハロゲンから選択される。]、 およびこれらジアミンの混合物からなる群の1種以上から選択される請求項71
    記載の光互変性物品。
  74. 【請求項74】 式(C)のジアミンが、式 【化30】 【化31】 [式中、R3およびR4は、それぞれ独立してC1〜C3アルキルであり、そしてR 5 は水素およびハロゲンから選択される。]、 およびこれらジアミンの混合物からなる群の1種以上から選択される請求項71
    記載の光互変性物品。
  75. 【請求項75】 重合を促進するために前記2成分組成物に触媒が添加され
    る請求項59記載の重合体。
  76. 【請求項76】 前記触媒が第3アミンおよび有機金属化合物からなる群か
    ら選択される請求項75記載の光互変性物品。
  77. 【請求項77】 前記第1成分と前記第2成分とを混合する工程をさらに包
    含する請求項59記載の光互変性物品。
  78. 【請求項78】 前記第1成分を脱ガスする工程をさらに包含する請求項5
    9記載の光互変性物品。
  79. 【請求項79】 前記第2成分を脱ガスする工程をさらに包含する請求項5
    9記載の光互変性物品。
  80. 【請求項80】 前記混合物をモールドに添加する工程をさらに包含する請
    求項59記載の光互変性物品。
  81. 【請求項81】 前記モールドと、その中の第1成分および第2成分の混合
    物とを加圧する工程をさらに包含する請求項80記載の光互変性物品。
  82. 【請求項82】 前記加熱工程が前記モールドおよび前記混合物を200℃
    までの温度で0.5〜72時間の間加熱する工程をさらに包含する請求項81記
    載の光互変性物品。
  83. 【請求項83】 前記第1成分と前記第2成分とが、0.5〜3.0の(N
    CO+NCS)基と(−NH2+−NH−)基とのモル当量比を提供するのに十
    分な量で一緒に重合される請求項59記載の光互変性物品。
  84. 【請求項84】 光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外光吸収剤、離型剤
    、静的(光互変性でない)染料、顔料および柔軟化添加剤、および黄変防止剤、
    およびこれら添加剤の混合物からなる群から選択される添加剤を添加する工程を
    さらに包含する請求項59記載の光互変性物品。
  85. 【請求項85】 前記添加剤が、前記2成分組成物の10重量%までの量で
    該2成分組成物中に存在する請求項84記載の光互変性物品。
  86. 【請求項86】 前記重合体が光互変性物質をさらに含有する請求項59記
    載の光互変性物品。
  87. 【請求項87】 前記光互変性物質が前記第1成分と混合される請求項86
    記載の光互変性物品。
  88. 【請求項88】 前記光互変性物質が前記第2成分と混合される請求項86
    記載の光互変性物品。
  89. 【請求項89】 前記光互変性物質が前記光互変性物品に、該光互変性物品
    の表面積の平方センチメートルに対して0.15〜0.35ミリグラムで設けら
    れる請求項86記載の光互変性物品。
  90. 【請求項90】 前記光互変性物質が、スピロ(インドリン)ナフトオキサ
    ジン、スピロ(インドリン)ベンズオキサジン、クロメン、ベンゾピラン、ナフ
    トピラン、有機金属ジチゾネート、(アリールアゾ)−チオホルミックアリール
    ヒドラジデート、水銀ジチゾネート、フルギド、フルギミド、3−フリルフルギ
    ド、3−チエニルフルギド、3−フリルフルギミド、および3−チエニルフルギ
    ミド、およびこれら光互変性物質の混合物からなる群から選択される請求項86
    記載の光互変性物品。
  91. 【請求項91】 前記光互変性物質が590〜700ナノメートルの可視範
    囲に活性化吸収極大を有する請求項86記載の光互変性物品。
  92. 【請求項92】 前記光互変性物質が400〜500ナノメートルの可視範
    囲に活性化吸収極大を有する請求項86記載の光互変性物品。
  93. 【請求項93】 前記光互変性物質が500〜700ナノメートルの可視範
    囲に活性化吸収極大を有する請求項86記載の光互変性物品。
  94. 【請求項94】 前記光互変性物質が、注型硬化、有機重合体のマトリック
    ス中への包封、および硬化前に2成分組成物中に組み込むこと、からなるリスト
    から選択される方法を用いて前記光互変性物品に設けられるか組み込まれる請求
    項86記載の光互変性物品。
  95. 【請求項95】 前記光互変性物質が、光互変性物質の重合体への浸透が達
    成されるように光互変性物質の吸収により設けられる請求項86記載の光互変性
    物品。
  96. 【請求項96】 前記吸収工程が、溶媒に補助される移転吸収を包含する請
    求項95記載の光互変性物品。
  97. 【請求項97】 前記吸収工程が、蒸気相移転を包含する請求項95記載の
    光互変性物品。
  98. 【請求項98】 前記光互変性物質が光互変性物品の表面に被覆として設け
    られる請求項95記載の光互変性物品。
  99. 【請求項99】 前記吸収工程が以下の工程を包含する請求項95記載の光
    互変性物品: 光互変性物品を光互変性物質で被覆する工程; 該光互変性物品の表面を加熱する工程;および 該光互変性物品の表面から残留被覆を除去する工程。
  100. 【請求項100】 前記光互変性物品が視覚障害を矯正するための光学レン
    ズである請求項86記載の光互変性物品。
  101. 【請求項101】 前記ポリシアネートモノマーがその骨格中に1個以上の
    硫黄原子を有する請求項59記載の光互変性物品。
  102. 【請求項102】 前記その骨格中に1個以上の硫黄原子を有するポリシア
    ネートモノマーが、式 【化32】 [式中、R10およびR11は、それぞれ独立してC1〜C3アルキルである。] で表される請求項101記載の光互変性物品。
  103. 【請求項103】 前記その骨格中に1個以上の硫黄原子を有するポリシア
    ネートモノマーが、式 【化33】 [式中、R10およびR11は、それぞれ独立してC1〜C3アルキルである。] で表される請求項31記載の重合体。
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