JP2003514445A - 除算の剰余を用いたパケットヘッダ圧縮方法 - Google Patents

除算の剰余を用いたパケットヘッダ圧縮方法

Info

Publication number
JP2003514445A
JP2003514445A JP2001537221A JP2001537221A JP2003514445A JP 2003514445 A JP2003514445 A JP 2003514445A JP 2001537221 A JP2001537221 A JP 2001537221A JP 2001537221 A JP2001537221 A JP 2001537221A JP 2003514445 A JP2003514445 A JP 2003514445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
header field
value
header
reconstructed
field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001537221A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4703080B2 (ja
Inventor
トルビイェルン エイナルソン,
クリステル スヴァンブロ,
Original Assignee
テレフォンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テレフォンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) filed Critical テレフォンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Publication of JP2003514445A publication Critical patent/JP2003514445A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4703080B2 publication Critical patent/JP4703080B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L69/00Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
    • H04L69/04Protocols for data compression, e.g. ROHC
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/43Assembling or disassembling of packets, e.g. segmentation and reassembly [SAR]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/80Responding to QoS
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/1066Session management
    • H04L65/1101Session protocols

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、リアルタイム通信パケットのヘッダを効率的に圧縮、再構成するための方法及び装置に関するものである。ヘッダ圧縮部(28)において、ヘッダフィールド値を、例えばヘッダフィールド値をある値Xで割り、その結果えられた剰余を出力するモジュロX演算部(101)に供給する。任意に、剰余値にチェックサム(38)を添付することも可能である。ヘッダフィールド値を、モジュロX演算部(101)に入力する前に基準化(35)することもできる。ヘッダ圧縮部(28)から出力される圧縮ヘッダフィールドには、任意にチェックサムが添付されても良い剰余値が含まれる。ヘッダ展開部(53)は、剰余値(118)と範囲情報(112)に応じて受信された圧縮ヘッダフィールド(111)を再構成するフィールド再構成部(110)を有する。範囲情報(112)は、受信された剰余値(118)から再構成できるフィールド値の範囲を示すものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願の引用】
本特許出願は、1999年11月9日付で提出された現行の米国特許仮出願第
60/164,355号に基づく優先権を主張するものであり、その明細書の全
開示内容をこの引用により導入する。
【0002】
【発明の技術分野】
本発明は、一般的にパケット通信に関し、特にパケット通信におけるヘッダの
圧縮に関するものである。
【0003】
【発明の背景】
ヘッダ圧縮(HC)とは、ホップ毎にポイントツーポイントリンクを通過する
パケットヘッダに含まれる情報に必要な帯域を最小化するための技術である。通
常のヘッダ圧縮では、不変の情報は初期にのみ送信する。それに続いて、半静的
な情報は、先行したヘッダからの変化(デルタ)を送ることで伝え、完全にラン
ダムな情報は非圧縮の状態で送信する。従って、ヘッダ圧縮は、通常ではステー
トマシンによって実現する。
【0004】 従来のヘッダ圧縮アルゴリズムは、元々、受信展開側における低複雑性の狭帯
域有線チャネルにおける使用のために提案されたものである。また、送信圧縮側
では、ルーティングのためにできるだけ多くの演算能力を残したいルータへの効
率的な導入を目的に、複雑性が抑えてある。更に、既存のヘッダ圧縮アルゴリズ
ムが前提とする有線チャネルは、ビット誤り率が非常に低い(例えば、10-6
が、無線チャネル(一般的に高損失の狭帯域リンクの特徴を有する)は、通常、
誤り率が遥かに高いので、無線チャネルに適用されるヘッダ圧縮方法は、より高
いビット誤り率(例えば、10-3)に耐え得るものでなくてはならない。
【0005】 従来のRTP/UDP/IPヘッダの圧縮方法は、通常、コンテクストと云う
状態を有するソフトステートマシンに基づくものである。展開部のコンテクスト
は、受信パケット毎に更新され、リンク上でパケットが喪失された場合、コンテ
クストが無効になる。展開部のコンテクストが無効になると、完全な(非圧縮の
)ヘッダによってソフトステートが更新されるまでパケットがすべて廃棄される
ことになる。展開部が、第1パケットが廃棄(又は喪失)されたことを検出する
と、受信側から更新要求が送信されるが、更新信号(非圧縮ヘッダを含んだパケ
ット)が到着するまで一往復(受信側から送信側とその帰路)が必要である。そ
のため、多くのパケットが喪失されるおそれがある。また、受信した展開部が圧
縮ヘッダの展開に成功しなかった場合にもコンテクストステートが無効になる。
【0006】 圧縮ヘッダを有するパケットのペイロードにリアルタイム性のサービスが含ま
れている場合、連続するパケットがいくつも失われることはそのリアルタイムサ
ービスの品質に致命的な遅れをもたらす可能性がある。例えば、リアルタイム音
声サービスの品質は、音声フレームが連続的に喪失されることによるパケット喪
失率の増加によってかなり劣化してしまう。更に、音声フレームの誤りがバース
ト的な特徴を有する場合、フレーム誤りの特徴がより不安定になるものの、同じ
音声フレーム誤り率に対する音声品質が低下してしまう。
【0007】 無効コンテクストステートの発生頻度、即ちパケット喪失率を抑えるための方
法として、例えば展開部において正しいコンテクストステートを推定する場合の
成功率を向上することで、各圧縮ヘッダにつき使用するビット数を上げずに受信
機の性能を改善する方法が考えられる。リアルタイム音声サービスを例にとると
、従来のRTPタイムスタンプフィールド値は、通常、音声が存在する間は、予
測可能に変化する(従って確実に推定が可能である)が、無音期間や無声期間後
にはタイムスタンプの値は受信機の観点から乱数的に変化してしまう。
【0008】 現行のRTP/UDP/IPヘッダ圧縮の基準(例えば、引用によりその開示
内容を本明細書に導入する、Steven Casner and Van Jacobson, Compressing IP
/UDP/RTP Headers for Low-Speech Serial Links, IETF RFC 2508, IETF Networ
k Working Group, February 1999を参照)は、本明細書中、CRTPと称す。C
RTPにおいて、タイムスタンプのデルタ値をコード化するために使用するビッ
ト数が、その値によって変化する。最後のパケットに比べてタイムスタンプ値の
変化が大きければ、それに伴ってデルタ値も大きくなり、タイムスタンプ情報を
示すデルタ値を含ませるために圧縮ヘッダのビット数が増加してしまうので好ま
しくない。
【0009】 リアルタイム音声サービスにDTX(非連続通信)又はサイレントサプレッシ
ョンを適用した場合には、音声を含む一連のRTP/UDP/IPパケットにお
けるRTPヘッダのタイムスタンプフィールドの確率的変動が予測し難くなって
しまう。よって、タイムスタンプフィールドは、受信機で推定することによって
展開することが最も難しいフィールドの1つである。CRTPにおいて、タイム
スタンプデルタ値をコード化するためのビット数は、最後のパケットに対するタ
イムスタンプ値の変化に依存する。従って、長い無音又は無声期間に対して、タ
イムスタンプフィールドのデルタ変調を行うためにより多くのビット数が必要と
なるので、無音期間後の最初のヘッダは、通常では音声期間における音声パケッ
トより大きくなってしまう。
【0010】 従って、従来の方法に伴う上記の課題を解決できるヘッダ圧縮/展開方法を提
供することが望ましい。
【0011】
【発明の概要】
本発明は、タイムスタンプ値が通常予想するタイムスタンプ値のシーケンスに
収まらないリアルタイム通信パケットのタイムスタンプ値を効率良く圧縮、再構
成するための方法を提供する。タイムスタンプ値の第1部は、ヘッダ圧縮部によ
って選択され、送信される。タイムスタンプ値の第2部は、ヘッダ展開部によっ
て、連続するパケットの受信の間に経過した時間に基づいて推定される。更に、
ヘッダ展開部は、第2部を、ヘッダ圧縮部から受信した第1部と合成することで
タイムスタンプ値を再構成する。
【0012】 より具体的に、本発明はリアルタイム通信パケットのヘッダを効率的に圧縮、
再構成するための方法に関するものである。ヘッダ圧縮部において、ヘッダフィ
ールド値(基準化されたものでも良い)を、例えばヘッダフィールド値をある値
Xで割り、その剰余を出力するモジュロX演算部に導入する。また、剰余値にチ
ェックサムを添付することもできる。従って、圧縮ヘッダフィールドは、モジュ
ロX演算部が出力した剰余と、任意にそれに添付できるチェックサムとを含む。
ヘッダ展開部は、剰余値及び範囲情報に基づいて受信された圧縮ヘッダフィール
ドを再構成するためのフィールド再構成部を含む。範囲情報とは、受信された剰
余値により再構成が可能なフィールド値の範囲を示すものである。
【0013】 本発明とその技術範囲のより完全な理解は、以下にその概要をあげる添付の図
面、本発明の好適な実施形態の詳細な説明及び添付の請求項に従って得られる。
【0014】 [発明の詳細な説明] 以下、本発明の好適な実施形態を示す添付の図面を参照して本発明をより詳細
に説明する。但し、本発明は様々な実施形態が可能であり、ここで述べる実施形
態に限定されるものではなく、これらの実施形態の説明は、開示内容を完全かつ
充実したものにし、当業者による本発明の技術範囲の理解を助けるために述べる
ものに過ぎない。
【0015】 図1は、本発明による、例えばリアルタイム音声アプリケーション等の、リア
ルタイム通信アプリケーション用のタイムスタンプ圧縮/展開方法を概念的に例
示するものである。まず、受信機におけるヘッダ展開部は、自局内のクロックに
よって、無声期間前の最後の音声パケットと無声期間後の最初の音声パケットの
間に経過した時間を推定する。ヘッダ展開部は、この推定経過時間に基づき、無
声期間の両端にあるこの2つの音声パケットのタイムスタンプフィールドの差(
又はデルタ)を推定することができる。こうして推定したタイムスタンプ値の差
を、既知である無声期間前の最後の音声パケットのタイムスタンプ値と併せて使
用することで、無声期間後の最初の音声パケットのタイムスタンプ値を推定する
ことができる。
【0016】 図1に示すように、送信側のヘッダ圧縮部では、送信のためにチャネル13へ
出力するのは、無声期間後の最初の音声パケットのタイムスタンプTSの下位ビ
ット(lsb)Lのみである。チャネル13は、例えばUMTSエアインタフェ
ース又は他のセルラー無線インタフェース等の無線チャネルである。
【0017】 受信側である15において、次に説明する方法で受信パケットのタイムスタン
プを推定することができる。まず、パケットn−1を無声期間前に受信した最後
のパケットとし、パケットnをそれに続く音声パケット、即ち無声期間後に受信
した最初の音声パケットとする。受信側のヘッダ展開部がパケットn−1が到着
したタイミングT(n−1)を記録し、パケットnが到着したタイミングT(n
)も記録すると、T(n)からT(n−1)を減算することで2つのパケットの
到着の間の絶対時間差を推定することができる。この時間差はパケットn−1と
パケットnとの間の経過時間を示すものである。この経過時間に、タイムスタン
プ値の経時的変化の予想を乗算することで、経過時間をタイムスタンプ単位に変
換することができる。
【0018】 上記の時間差T(n)−T(n−1)による経過時間をdelta_Tとし、
単位時間あたりのタイムスタンプ値の変化の予想をTS_changeとする。
TS_changeとdelta_Tを乗算することで、経過時間delta_
Tに対応するタイムスタンプ単位の数、即ち、パケットn−1とパケットnのタ
イムスタンプ値の差が推定できる。よって、既知であるパケットn−1のタイム
スタンプ値に、推定されたタイムスタンプ値の差(TS_change×del
ta_T)を加算することで、パケットnのタイムスタンプの推定値TS_es
timateが得られる。15において、TS_estimateを求めると、
TS_estimateの上位ビットに実際のタイムスタンプTSの下位ビット
Lの受信したものL'を付加することで、パケットnの予想タイムスタンプ値T
S_guessが得られる。17において、ヘッダ展開部は、TS_guess
による予想が元のタイムスタンプTSを適正に捕らえたかどうかを確認する。そ
うでなかった場合、15において再予想を行い、正しい予想が得られるか、タイ
ムアウト条件が満たされるまでこの処理を繰り返すようにすることができる。
【0019】 図2には、図1に示したタイムスタンプ圧縮方式を実施するためのパケットデ
ータ通信局の一例を示す。通信局は、例えば、セルラー通信網における固定又は
移動送信機である。図2の実施形態では、パケットデータ通信アプリケーション
24が、25にてペイロード情報を供給し、26にてヘッダ情報を供給する。ペ
イロード情報は、ペイロード処理部20によって従来の方法でペイロード23と
し、ヘッダ情報26はヘッダ圧縮部28に入力することができる。ヘッダ圧縮部
28はヘッダ情報を圧縮し、圧縮ヘッダ22を出力する。圧縮ヘッダ22とペイ
ロード23によってパケット21を形成する。パケット21は、従来の無線送信
機29によって周知の方法でセルラー無線リンク等の無線リンクに送信する。
【0020】 通信アプリケーション24は、更に、25及び26における現在のペイロード
及びヘッダ情報が、無声期間後、最初に送信された音声パケット(図1について
説明したパケットnに対応する)であるRTP音声パケットに該当するものであ
ることを示す再開信号27を発生する。ヘッダ圧縮部28は、信号27に応答し
て、例えば、図1に示すようなタイムスタンプ圧縮方法等を含む本発明によるタ
イムスタンプ圧縮方法を実行する。
【0021】 図3には、図2のヘッダ圧縮部28の一実施例が示してある。図3の実施形態
によるヘッダ圧縮部において、分離部33が通信アプリケーション24からヘッ
ダ情報26を受取る。分離部33は26で受信された他のヘッダ情報からタイム
スタンプフィールド情報を分離し、他のヘッダ情報と独立してタイムスタンプ情
報を圧縮できるようにする。除算部35は、タイムスタンプ値を基準値TS_i
ncrementで割ることでタイムスタンプ値を基準化する。一定のビットレ
ートを有する音声コーデックから出力された音声情報を伝送するリアルタイム音
声サービスの例を取れば、タイムスタンプ値は、音声活動時には各パケット毎に
一定の増分で増すことが予想される。TS_incrementの値は、この一
定の増分の予想に該当するものであり、例えば実験による観測によって求めるこ
とができる。よって、除算部35はタイムスタンプ値を基準化することで、タイ
ムスタンプ値を表すために必要なビット数を減らす役割を果たす。他の実施形態
では、破線で示すように、除算部35を省略するか選択的に使用するようにして
も良い。
【0022】 下位ビット抽出部36は、除算部35から基準化されたタイムスタンプ値を受
信し、その基準化された値から下位ビット(LSB)を抽出する。37において
、付加装置が、図2の再開信号27に応じてコード部39が出力する再開コード
を付加する。装置37は、更に、任意に設けることができるチェックサム発生部
38により、タイムスタンプや(任意に)他のヘッダ情報から作成されたチェッ
クサム(例えばCRCチェックサム)を、付加することもできる(図3における
破線を参照)。付加装置37の出力は、選択部30の片方の入力39に供給され
る。分離部33のタイムスタンプ値は、更に従来のタイムスタンプ圧縮部301
に供給され、その出力が選択部30の他方の入力39に供給される。
【0023】 選択部30は、再開信号27によって制御され、再開信号27が有効であれば
、LSB、再開コード及びチェックサムを通して、図2の圧縮ヘッダ22のタイ
ムスタンプフィールド31に供給する。再開信号27が無効であれば、従来のタ
イムスタンプ圧縮部301の出力をタイムスタンプフィールド31に供給する。
【0024】 更に図3に示すように、分離部33から出力された他のヘッダ情報(非タイム
スタンプ情報)は、302において従来のヘッダ圧縮方法を用いて圧縮すること
ができ、その結果得られる圧縮ヘッダ情報を、従来どおり、圧縮ヘッダ22の他
のフィールド32に供給することができる。
【0025】 図3Aには、図2及び3において再開信号27が有効である場合のタイムスタ
ンプフィールド31を示す。図3Aに示すように、タイムスタンプフィールド3
1は、再開コード、基準化タイムスタンプ値のLSB、及び、破線で示すとおり
、任意に38で得られたチェックサムを含むことができる。
【0026】 図4には、図3に示したヘッダ圧縮部の実施形態によって実行できるタイムス
タンプ圧縮処理を示す。まず、41において、再開信号が有効か確認する。そう
でなければ、42において従来の方法によりタイムスタンプ圧縮を行い、48に
おいて次のパケットを待つ。41で再開信号が有効であれば、タイムスタンプ値
(図1のTSを参照)を使用して46でチェックサムを作成する。次いで、43
において、TS_increment値を使用してタイムスタンプ値を基準化す
る。次に、44において基準化タイムスタンプ値から下位ビットを抽出し、45
において下位ビットに再開コード及びチェックサム(任意)を付加する。図4中
の破線は、46及び43におけるチェックサム作成及び基準化処理が、他の実施
形態では省略又は選択的に適用され得ることを示す。45で下位ビットと再開コ
ード(及び任意によりチェックサム)を組合せたら、47においてタイムスタン
プフィールドを圧縮ヘッダに組込み、その後、48において次のパケットを待つ
【0027】 図5には、図1に示すタイムスタンプ圧縮方法を実行できるパケットデータ受
信局の実施例を示す。この受信局は、例えば、セルラー通信網における固定又は
移動受信局である。図5の実施形態では、従来の無線受信局54は、周知の方法
により、図2に示すパケット21等の送信パケットの受信形態21'を、例えば
セルラー無線リンク等の無線通信リンクから受信することができる。この受信形
態21'は、図5に示す如く、図2の圧縮ヘッダ22の受信形態22'及び図2の
ペイロード23の受信形態23'を含む。ペイロードの受信形態23'は、従来の
方法により、パケットデータ通信アプリケーション52へ入力51するための受
信ペイロード情報を作成するためにペイロード処理部58に供給される。圧縮ヘ
ッダの受信形態22'は、受信形態22'を展開して通信アプリケーション52へ
入力50するための受信ヘッダ情報を作成するヘッダ展開部53に供給される。
【0028】 図6には、図5のヘッダ展開部の一実施形態を示す。圧縮ヘッダの受信形態2
2'は、従来の方法により受信パケットがRTPパケットであるか否かを検出す
ることができるRTP検出部61に入力される。無声期間が発生したことを示す
条件として、パケットがRTPパケットではないことを検出すると、検出部61
は、圧縮ヘッダを従来のヘッダ展開部64によって処理するために、選択部68
及び69を制御する出力信号66を有効にする。検出部61がRTPパケットの
受信を検出すると、制御信号66を発し、圧縮ヘッダを本発明によるタイムスタ
ンプフィールド展開方法を実行する処理パス600によって処理するように、選
択部68及び69を制御する。
【0029】 処理パス600は、タイムスタンプフィールドを圧縮ヘッダの受信形態22'
の他のフィールドから分離するための分離部65を有する。タイムスタンプフィ
ールド以外のフィールドの受信形態(図3の32を参照)は、67において従来
のヘッダ展開部に供給することができる。63におけるタイムスタンプフィール
ドの受信形態はタイムスタンプ展開部60に入力される。タイムスタンプ展開部
には、さらに、RTP検出部61から出力される制御信号66が入力される。6
3で受信されたタイムスタンプフィールド及び制御信号66に応じて、タイムス
タンプ展開部60は62にタイムスタンプを出力する。このタイムスタンプを、
付加装置601によって、展開部67から送出される他の展開ヘッダ情報に付加
することで、選択部69によって図5の通信アプリケーション52に選択的に供
給される望ましい受信ヘッダ情報(図5及び6の50を参照)を作成することが
できる。
【0030】 図7には、図6のタイムスタンプ展開部60の実施形態の例を示す。図7の実
施形態において、63で受信したタイムスタンプフィールドが、図3の再開コー
ドを検出するためにコード検出部70に入力される。再開コードが検出されなけ
れば、受信されたRTPパケットは無声期間後の最初の音声パケットではないの
で、コード検出部70は、従来のタイムスタンプ展開部73にタイムスタンプフ
ィールドを展開させ、62に望ましいタイムスタンプを供給させる(図6も参照
)ために選択部703及び700を適切に制御する制御信号702を出力する。
【0031】 コード検出部70が再開コードを検出すると、制御信号702を発し、選択部
703及び700を、タイムスタンプフィールドを本発明による上述のタイムス
タンプフィールド展開方法によって展開するように制御する。この場合、受信タ
イムスタンプフィールド63は選択部703を通過して、タイムスタンプフィー
ルドからLSB及びチェックサムの受信形態(図3Aを参照)を抽出する抽出部
72に入力される。ここで、再開コードは、所望の展開処理を促す方法としての
1つの例に過ぎないことに注意されたい。
【0032】 タイムスタンプ推定部75は、概して図1について説明したようにしてタイム
スタンプ推定値TS_estimateを作成することができる。タイムスタン
プ推定部は、無声期間前に受信された最後のRTPパケットのタイムスタンプで
ある、パケットn−1のタイムスタンプを受けるための入力705を有する。展
開部73が出力するこのタイムスタンプ値TS(n−1)は、推定部の入力70
5に接続された記憶装置77に記憶される。展開部73から出力される各RTP
タイムスタンプを、記憶装置77(単一のレジスタであっても良い)に記憶する
ことで、パケットnが到着した時に、タイムスタンプ推定部75がパケットn−
1のタイムスタンプTS(n−1)を確実に利用できる状態に保持しておく。
【0033】 タイムスタンプ推定部75は、更に、パケットn及びn−1が受信されたタイ
ミングを示す情報T(n)及びT(n−1)を受け取る。このタイミング情報は
、装置内のクロック74から時間を受信するように接続された記憶装置76から
得られる。図6において検出部61が検出する各RTPパケットにつき、記憶装
置76はクロック74によるそのパケットの到着時刻を記憶する。よって、上記
のパケットn及びn−1の到着タイミングを獲得するには、記憶装置76の構造
は2層のスタックで足りる。
【0034】 タイムスタンプ推定部75は、更に、上記のタイムスタンプ変化値TS_ch
angeと、タイムスタンプ増分値TS_incrementも使用することも
できる。タイムスタンプ推定部は記憶装置76から受信した時刻情報、記憶装置
77から受信したタイムスタンプ値TS(n−1)及びタイムスタンプ変化、タ
イムスタンプ増分値に応じて、概して上述の方法によりTS_estimate
を得ることができる。TS_estimateは、タイムスタンプ値の大まかな
予想となる上位ビット(MSB)を抽出する上位ビット抽出部78に供給される
。上述のように、付加装置702が抽出部72から受取った下位ビット(LSB
)を抽出部78が出力した上位ビット(MSB)に付加し、その結果得られた値
に乗算部71においてTS_incrementを掛けることでTS_gues
sが得られる。タイムスタンプ推定部75は、702においてMSBとLSBの
組合せを正確に行うべく、図3の35について上述した方法と概ね同様の方法で
タイムスタンプ推定値を基準化するためにTS_incrementを使用する
ので、TS_guessを作成するために乗算部71によって結果を再基準化す
ることが必要である。
【0035】 確認部79は、TS_guessと、抽出部72からチェックサムの受信形態
を受ける。確認部79は、受信したTS_guess値と(任意に)圧縮ヘッダ
22'から受信した他の情報(破線を参照)によりチェックサムを作成し、この
チェックサムを、受信したチェックサムと比較する。チェックサムが一致すれば
、確認部の出力信号704によって接続装置701が作動し、TS_guess
値を選択部700に導く。
【0036】 確認部79において、受信されたチェックサムが作成されたチェックサムと一
致しなかった場合、制御信号704は接続部701を開位置(図示の状態)に保
持し、タイムスタンプ推定部75に別のタイムスタンプ推定値が必要であること
を伝える。このようにして、チェックサムが一致するまで或いは例えばタイムス
タンプ推定部75又は確認部79に設定されたタイムアウト条件を満たすまで、
タイムスタンプ推定部がタイムスタンプ推定値を作成し続けるようにすることが
できる。
【0037】 TS_estimateのビット数は、例えば、図3のLSB抽出部36によ
って受信されたタイムスタンプ値のビット数と等しく、図7における抽出部78
によって抽出されるMSBの数は、例えば、図3の36におけるLSBの抽出後
に残った(廃棄される)上位ビットの数と等しい。36で抽出されるLSBの数
と78で抽出されるMSBの数は、例えば、様々な条件下でどの組合せのLSB
/MSB抽出処理によって望ましい結果が得られるかを求めるための実験的観測
によって決定することができる。例えば、通信遅延の変化や圧縮部及び展開部に
おけるクロックの精度等の要因によって色々な組合せのLSB/MSB抽出が可
能である。よって、様々な通信遅延変化状況やクロック精度状況における実験的
観測に応じて所望のLSB/MSB抽出の組合せを決定することができる。一つ
の例として、78で抽出されるMSBの数がクロック74の精度によるものであ
る。クロック74の精度が良いほど、78においてより多くのMSBを抽出する
ことができる。そして、36で抽出されるLSBの数は、78で抽出されたMS
Bの数によって決定される。
【0038】 圧縮部及び展開部は、ある所望の組合せのLSB/MSB抽出を実行するよう
に事前にプログラミングしても良いし、パケット伝送中に動的に変化するように
しても良い。例えば、圧縮部が、タイムスタンプ値の実際の変化に応じて抽出す
べきLSBの数を選択し、この情報を、例えば図3Aに示す再開コードの一部と
して、展開部に知らせるようにすることができる。
【0039】 図7Aには、図7の展開部の他の実施形態であって、図3のチェックサムの使
用或いは省略に応じて図7の接続部701(及び確認部79)が省略又は選択的
に使用されるもの、及び/又は図3の除算部35の使用或いは省略に応じて乗算
部71が省略又は選択的に使用されるものを、破線によって示してある。推定部
75は、除算部35及び乗算部71の使用や省略に応じてTS_estimat
eを基準化するか、或いは基準化を省略する。
【0040】 図8は、図6乃至7Aによるタイムスタンプ展開部の実施形態によって実行さ
れ得るタイムスタンプ展開処理を例示するものである。まず、80において、タ
イムスタンプフィールドが再開コードを含むか否かを求める。含まない場合、8
1においてタイムスタンプフィールドを従来の展開方法によって展開し、89で
次のパケットが到着するまで待機する。80において再開コードを検出すると、
82においてタイムスタンプ推定値(TS_estimate)を(任意に基準
化を伴って)算出し、83においてその結果から上位ビットを抽出する。84に
おいて、受信した圧縮ヘッダの中の下位ビットを基準化推定値から抽出された上
位ビットに付加し、その結果(必要に応じて逆基準化し)、タイムスタンプ予想
値(TS_guess)が得られる。その後、85において、タイムスタンプ予
想値からチェックサムを作成し、86においてこの作成されたチェックサムを、
タイムスタンプフィールドで受信したチェックサムと比較する。作成されたチェ
ックサムが受信のチェックサムと一致すれば、87においてタイムスタンプ予想
値を認め、89で次のパケットが到着するまで待機する。86で作成したチェッ
クサムと受信されたチェックサムが一致しなかった場合、88において、例えば
、所定時間の経過又は所定の予想数等によって、タイムスタンプの推定を諦める
べきか否かを決定する。88で切り上げないことが決まった場合、82で他の基
準化タイムスタンプ推定値を算出し、83乃至86の過程を繰返し行う。他のタ
イムスタンプ推定値を作成するために、推定部75は、例えば、推定値から抽出
されるMSBの下位ビットを1つ又は複数個変えてみることができる。1つの例
として、特定のビット(又は複数のビット)を変えることで、あるパケットのタ
イムスタンプの再推定が成功した場合、後続するパケットのタイムスタンプを再
推定する際、まず最初に同じように変えてみるようにしても良い。88において
切り上げることが決定した場合、89で次のパケットの到着まで待機する。
【0041】 図8の破線は、図7Aにおけるチェックサムの確認が省略又は選択的に実行さ
れる実施例に対応する形態を示すものである。
【0042】 図9には、図8の82において、タイムスタンプの推定値を算出するために行
うことができる処理の例が示してある。91において、最後のRTPパケットか
ら経過した時間(T)n−T(n−1)を求める。92で、経過時間を(TS_
changeを使用して)タイムスタンプ単位に変換する。93において、92
で求めたタイムスタンプ単位の数に最後のRTPパケット(パケットn−1)の
タイムスタンプ値(TS(n−1))を加算してタイムスタンプ推定値を得る。
94において、93で得られたタイムスタンプ推定値に基準化のための係数(T
S_increment)を掛けると、所望の基準化タイムスタンプ推定値が得
られる。図9の破線は、基準化が省略又は選択的に実行される図7Aの実施形態
に対応する。
【0043】 実施形態によっては、図3Aの再開コードが不要である場合もあり得る。この
ような形態では、図1のタイムスタンプの圧縮及び展開処理が必ず行われるので
、選択部30、703及び700(図3及び7を参照)は常にYを選択するよう
に制御される。従って、図4における41、42の処理及び図8における80、
81の処理は、この形態では省略される。
【0044】 上記の説明と、引用により本明細書に包含される米国特許出願第09/335
,550に記載した方法によって、次の利点が得られることが明らかであろう。
即ち、タイムスタンプ値を符号化するために必要なビット数を少なくすることが
でき、タイムスタンプの変化の度合に係らずタイムスタンプ値を符号化するため
に必要なビット数を一定に保持することができ、タイムスタンプの変化量を符号
化するのではなく、圧縮部で絶対スタンプ値を符号化するので、確実性が向上す
る。
【0045】 更に、上記の改良を思考するにあたり、本出願人は、ヘッダ圧縮/展開技術に
おける更なる改良の可能性を見出した。図10乃至14に記載の本発明によるヘ
ッダ圧縮/展開装置の実施形態において、ヘッダフィールド値すべてではなく、
ヘッダフィールド値のモジュロXを伝送することでヘッダ圧縮を実現することが
できる。ヘッダフィールド値のモジュロXは、ヘッダフィールド値をXで割った
時に得られる剰余である。例えば、X=16であれば、ヘッダフィールドの下位
4ビットが上記の剰余を表し、従ってそのままヘッダフィールド値モジュロXと
なる。Xが2の累乗であれば、その剰余がそのままヘッダフィールドの下位何ビ
ットかにあたることは明瞭である。
【0046】 図10は、モジュロX処理を適用したヘッダ圧縮装置の一部を示すものである
。例えば、図3の分離部33から受信されたヘッダフィールドは、何れも図10
によるヘッダ圧縮装置の実施形態によって適切に圧縮することができる。図10
に示すとおり、除算部35によってヘッダフィールド値を基準化することも、破
線で示すように任意に省略することもできる。ヘッダフィールド値(基準化され
たものもされていないものも)を、例えばヘッダフィールド値をXで割って、そ
の剰余を出力できるモジュロX演算部101に供給する。図10は、更に、剰余
値にチェックサム(例えば図3の38で作成したもの等)を付加する形態を示す
。その結果、圧縮ヘッダフィールドはモジュロX演算部から出力された剰余と、
場合によってはそれに付加されたチェックサムを含むことになる。下記の説明か
ら、図10乃至14について説明した圧縮/展開方法が、上記のタイムスタンプ
フィールドのみならず、様々なヘッダフィールドに適用可能であることが明らか
となろう。
【0047】 図11は、本発明による、118で受信した剰余値(圧縮ヘッダフィールド値
)に応じてヘッダフィールドを再構成するフィールド再構成部110を有するヘ
ッダ展開装置の一部を示すものである。フィールド再構成部110は、112か
ら得た範囲情報を、受信した剰余値とともに使用して、111に再構成フィール
ドを供給する。112における範囲情報は、受信した剰余値から再構成できるフ
ィールド値の可能範囲を示す。範囲の幅は、図10のヘッダ圧縮部で行われるモ
ジュロX処理に対応して、Xである。フィールド再構成部110によって最後に
再構成されたフィールド値に対するこの範囲の位置は、例えばパケット通信アプ
リケーションの既知の或いは予想される特徴及び/又は圧縮部と展開部との間の
パケット通信パスの既知或いは予想される特徴に基づいて指定することが好まし
い。
【0048】 1つの例として、範囲は−MからX−1−Mと規定することができる。−Mか
らX−1−Mまでの範囲内の各値は、最後に再構成されたフィールド値と展開部
が現在再構成している新規のフィールド値との差が取り得る値を示すものである
。例えば、M=−1、X=16であれば、範囲は1から16となり、この範囲は
それぞれ最後の再構成フィールド値より1から16大きいフィールド値候補を表
すものである。他の例として、X=16、M=1であれば、範囲は−1から14
となる。この範囲は16個のフィールド値候補を表す。このうち、1つの値(範
囲内の−1に対応する)は最後に再構成されたフィールド値より1つ低く、もう
1つの値(範囲内の0に対応する)は最後に再構成されたフィールド値に等しく
、残る14個のフィールド値候補はそれぞれ最後のフィールド値より1から14
大きい。
【0049】 Mを正数にすると、例えば、パケットのシーケンス番号フィールド(例えばR
TPシーケンス番号フィールド)が順序どおりに到着しない場合に効果的である
。更に、Mを正数にすることで、例えば、いわゆるBピクチャ(MPEGアプリ
ケーションにおける双方向予測画像)を含むパケットの、負数に成り得るデルタ
タイムスタンプフィールドに対応することも可能となる。MPEG方式における
Bピクチャとは、通常、それを時間的に挟むアンカー画像の後に送信されるので
、送信順序に対してタイムスタンプフィールド値が前後することがある。そのた
め、タイムスタンプデルタ値は時には負数となり、時には先に飛んだりするが、
これは当業者の間では周知のことである。上述したように、Mが正数であること
もデルタが負数であることもあり得る。また、Mの範囲が0を含むように選択す
ることで、同一のタイムスタンプフィールドが複数のパケットに分割された画像
にも対応できる。
【0050】 図12は、図11のフィールド再構成部110の実施形態を示すものである。
範囲情報及び最後の再構成フィールドが、それぞれ112と113において候補
フィールド発生部125に入力され、これらの入力に応じて、範囲の大きさに等
しい数、例えばモジュロX演算部のXに等しい数のフィールド値候補が126に
供給される。126のフィールド値候補は、図10に示すようなモジュロX演算
部101に入力され、128でバッファに入力される。モジュロX演算部101
は、バッファの各フィールド値候補に対応する剰余値を出力する。
【0051】 比較部123は、118で受信した剰余値を各フィールド値候補の剰余値と比
較する。範囲内にX個の隣接するフィールド値候補があり、118で受信した剰
余値がXでの除算の剰余を表すため、何れかのXフィールド値候補の剰余値は受
信した剰余値118と一致するので、それに対応するフィールド値候補をバッフ
ァ128から122に出力する。図12に示すように、122に出力した候補値
を、図10のヘッダ圧縮部で行った基準化に対応すべく、逆基準化することも可
能である。このような逆基準化は、ヘッダ圧縮部における基準化用除算過程によ
る剰余値を加算する過程を含むこともでき、この剰余値は、通常、一度だけ送信
すれば済む定数である。例えば、パケットストリームの先頭に完全なフィールド
値を送信することでヘッダ展開部に逆基準化の剰余値を間接的に伝えることがで
きる。図12の形態では、121における候補値(基準化又は非基準化)を、図
11の再構成フィールド値111として出力することも可能である。更に、次の
ヘッダフィールド再構成処理における最後の再構成フィールドとして使用するた
めに、この再構成フィールド値をバッファ115に記憶しておく。
【0052】 X=12の場合、演算部101の出力(図10)におけるフィールド値モジュ
ロ12を表すために4ビットが必要であるが、4ビットのビットパターンが全て
必要である訳ではない。例えば、演算部101でヘッダフィールド値が12で除
算される場合、0000から1011までの組合せしか必要ないので、4つのビ
ットパターン(1100乃至1111)を、特殊状況下の信号等の他の目的に使
うことができる。特殊状況の例として、パケットが通常の圧縮パケットではなく
、コンテクスト要求、コンテクスト更新や静的又は完全なフィールド値を含むも
のである時にパケットの種類を知らせる場合等がある。
【0053】 RTPタイムスタンプフィールド値やRTPシーケンス番号フィールド値等の
完全ヘッダフィールド値は、通常、16又は32ビットの、正負がなく、フィー
ルド値が216−1から232−1まで増していく段階で0にラップアラウンドする
整数である。よって、Xが2の累乗でなければ、図10のモジュロX演算部10
1が供給する剰余値は、フィールド値が0にラップアラウンドしたときに完全に
一周することが出来ない。例えば、モジュロ12(X=12)の場合、フィール
ド値が0に戻り、ラップアラウンドするまで増していく際に次のシーケンスが得
られる。即ち、 ...(65531,11)(65532,0)(65533,1)(6553
4,2)(65535,3)(0,0)(1,1)... ここで、各括弧内の最初の数が16ビットのフィールド値、2番目の数がフィー
ルド値モジュロ12を示す。最後に再構成されたフィールド値が65531であ
り、受信された剰余値が1であり、この例においてM=−1であるとすると、1
2個の候補フィールド値の内2つ、即ち65533と1が、図12の比較部12
3における受信剰余値と一致する剰余値を有することになる。
【0054】 1つの解決方法として、受信チェックサムを使用して2つの候補の内何れが正
しいかを検証することが考えられる。図13の実施形態で示すように、バッファ
128から出力された2つの一致する候補フィールド値を受信するように(基準
化又は非基準化の)バッファ出力121に確認部136を接続することができる
。確認部136は、各候補値に対してチェックサムを算出し、受信チェックサム
と比較し、チェックサムが受信チェックサムと一致する候補を選択する。そして
、この候補を再構成フィールド値として111に供給するようにすることができ
る。
【0055】 剰余値の周期が1つ少なくなることを防ぐためのもう1つの解決法として、送
信された値の周期を保持し、受信された値を調整して剰余値を再構成することが
できる。即ち、 ...(65531,11)(65532,0)(65533,1)(6553
4,2)(65535,3)(0,4)(1,5)... この場合、送信された値は剰余値+Nに該当し、ここでNは0、4又は8であり
、ラップアラウンド毎に1周期を繰り返す。
【0056】 この実施形態は、図15に示すものであり、ヘッダ圧縮部の分離部33から受
信され、ヘッダ展開部の候補フィールド発生部125から受信されるヘッダフィ
ールドが、ラップアラウンド検出部151とともにモジュロX演算部101に入
力される。ラップアラウンド検出部151は、ヘッダフィールド値がラップアラ
ウンドに近付いたことを検出する。ラップアラウンドが近付いていることが検出
されると、ラップアラウンド検出部151は、図15に示すように、最初に設定
される循環シフトレジスタ152をシフトさせる。シフトレジスタ位置154は
、加算部156に接続され、更にシフトレジスタ位置155に帰還され、このシ
フトレジスタ位置155は加算部157に接続される。
【0057】 ラップアラウンド検出部151は、更に、ヘッダフィールド値を入力とし、出
力が選択部158に供給される識別部153にも接続される。識別部153は、
0へのラップアラウンドに先立つ高いヘッダフィールド値と、0へのラップアラ
ウンド後の低いヘッダフィールド値とを識別する。ラップアラウンド検出部15
1は、ヘッダフィールド値がラップアラウンド付近にあることを検出している間
、検出部151は常に識別部153を作動状態に保持する。作動中、識別部15
3は、ラップアラウンド近辺の低いヘッダフィールド値(即ち、0とそれに続く
値)に対して加算部156を選択し、ラップアラウンド近辺の高いヘッダフィー
ルド値(即ち、0に先立つ値)に対して加算部157を選択するように、選択部
158を制御する。ラップアラウンド検出部151は、ヘッダフィールド値がラ
ップアラウンドの近辺にない場合に識別部153を切断し、この場合、識別部1
53は加算部156を選択するように選択部158を制御する。
【0058】 従って、最初のラップアラウンドが発生すると、検出部151はレジスタ15
2をシフトさせ、その結果、加算部156は0から始まる低いヘッダ値に対応す
る剰余値に(位置154から)4を加算し、加算部157はラップアラウンドの
前の高いヘッダフィールド値に対応する剰余地に(位置155から)0を加算す
る。次のラップアラウンドにおいて、検出部151はレジスタ152を再度シフ
トさせ、その結果、加算部156は0から始まる低いヘッダ値に対応する剰余値
に8を加算し、加算部157はラップアラウンドの前の高いヘッダフィールド値
に対応する剰余地に4を加算する。
【0059】 ある特定のX値に対して、所望の性能に従って展開部におけるフィールド値が
なり得る範囲を拡張することも可能である。例えば、その範囲を−Mから2X−
1−Mに指定することができる。よって、例えば、M=−1、X=16とすると
、フィールド値の範囲は1から32になる。受取った剰余値118は、この範囲
における2つの候補の剰余値と一致する。このうち正しい候補は、例えば、図1
3を参照して説明したチェックサム確認処理等によって特定することができる。
勿論、図14の実施形態において、任意の範囲、−M乃至kX−1−M、k=2
、3、...から得られた任意数の一致候補から正しい候補を選択することがで
きる。
【0060】 図14は、図11乃至13で示したヘッダ展開部の実施形態が実行できる処理
過程を示すものである。141で、圧縮ヘッダフィールドを、モジュロXの剰余
値として受取る。142において、範囲情報及び最後に再構成されたフィールド
値を使用して候補フィールド値を作成する。148において、候補値のモジュロ
X剰余値を求める。143において、受取った剰余値を、各候補フィールド値の
剰余値と比較することで、一致する候補を求める。次いで、144において、一
致する候補が複数あるか否かを求める。複数あれば、145において、候補値を
チェックサム確認処理に掛け、正しい候補値を求め、それを再構成フィールド値
として149に送る。144で一致する候補が1つしかなかった場合、その候補
値を147におけるチェックサム確認によって確証付けることができるが、破線
で示すように、候補を再構成フィールド値として直接149に供給することもで
きる。
【0061】 当業者には、図10乃至14について説明した上記のヘッダ圧縮/展開情報が
、一般的に様々なヘッダフィールドに適用可能であり、特定の適用形態及び/又
は通信パスの特徴に沿って変更可能であることは自明であろう。
【0062】 また、当業者には、上記の実施形態が、従来のパケットデータ送受信局のヘッ
ダ圧縮や展開部におけるソフト又はハード又はその両方に適切な改良を加えるこ
とで実施し得ることも自明であろう。
【0063】 上述の説明は、本発明を実施し得る好適な実施形態を示したものに過ぎず、本
発明の範囲は決してこの説明によって制限されるものではない。その代わり、本
発明の範囲は、上記の請求項に記載されたとおりである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明によるタイムスタンプ圧縮展開方法の実施形態を示す概念図で
ある。
【図2】 図2は、本発明によるパケットデータ送信局の実施形態を示すものである。
【図3】 図3は、図2のヘッダ圧縮部の実施形態を示すものである。図3Aは、図3の
タイムスタンプフィールドの一例を示すものである。
【図4】 図4は、図2及び3のヘッダ圧縮部によって実行される工程の一例を示すもの
である。
【図5】 図5は、本発明によるパケットデータ受信局の実施形態を示すものである。
【図6】 図6は、図5のヘッダ展開部の実施形態を示すものである。
【図7】 図7は、図6のタイムスタンプ展開部の実施形態を示すものである。図7Aは
、図6及び7のタイムスタンプ展開部の他の実施形態を示すものである。
【図8】 図8は、図6乃至7Aによるタイムスタンプ展開部の実施形態が実行できる処
理の例を示すものである。
【図9】 図9は、基準化タイムスタンプ推定値を求めるために図8において実行できる
処理の例を示すものである。
【図10】 図10は、本発明の実施形態を適用したヘッダ圧縮部の一部を図式的に示すも
のである。
【図11】 図11は、本発明の実施形態を適用したヘッダ展開部の一部を図式的に示すも
のである。
【図12】 図12は、図11のヘッダ展開部に使用されるフィールド再構成部の実施形態
を図式的に示すものである。
【図13】 図13は、図12のフィールド再構成部において使用される確認部の実施形態
を図式的に示すものである。
【図14】 図14は、図11乃至13に示したヘッダ展開部の実施形態が実行できる処理
の例を示すものである。
【図15】 図15は、本発明による、任意数の該当するヘッダフィールド候補から正しい
ヘッダフィールド候補を選択するための実施形態を図式的に示すものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW Fターム(参考) 5C059 MA00 MA14 PP07 RC37 UA02 5K034 AA07 CC02 EE11 HH63 MM08

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原ヘッダフィールドから圧縮ヘッダフィールドを作成する方
    法であって、 原ヘッダフィールドの値を第1の所定数で割った(101)ときの剰余値を求
    め、 該剰余値に基づき、圧縮ヘッダフィールドの値を算出する過程を有する方法。
  2. 【請求項2】 前記算出の過程が、選択的に、剰余値に第2の所定数(38
    )を加算する過程を含む請求項1による方法。
  3. 【請求項3】 第1の所定数が2の累乗ではない場合に上記加算過程を実行
    する過程を含む請求項2による方法。
  4. 【請求項4】 ヘッダ展開装置(53)において、パケット通信パスを介し
    てヘッダ展開装置(53)で受信された圧縮ヘッダフィールド(118)によっ
    て表現される原ヘッダフィールドに一致する再構成されたヘッダフィールド(1
    11)を作成する方法であって、 第1の数の再構成ヘッダフィールド候補(126)を、ヘッダ圧縮装置(28
    )によって原ヘッダフィールドとともに使用される第2の数に基づき識別するこ
    とで、ヘッダ展開装置(53)へ送信するために、受信された圧縮ヘッダフィー
    ルド(118)に対応する圧縮ヘッダフィールドを作成し、 該再構成ヘッダフィールド候補の内何れか1つを再構成ヘッダフィールド(1
    11)として選択する過程を有する方法。
  5. 【請求項5】 前記識別過程が、ヘッダ展開装置(53)によって作成され
    た最後の再構成ヘッダフィールド(113)に基づいて候補を識別する過程を含
    む請求項4による方法。
  6. 【請求項6】 前記最後の再構成ヘッダフィールド(113)に基づいて候
    補を識別する過程が、前記第1の数及び最後の再構成ヘッダフィールド(113
    )の値に応じて再構成ヘッダフィールド(111)がとり得る値の範囲を求める
    過程を含む請求項5による方法。
  7. 【請求項7】 前記範囲を求める過程が、最後に再構成されたヘッダフィー
    ルド(113)の値に対して範囲を位置付けする過程を含む請求項6による方法
  8. 【請求項8】 前記範囲が、最後に再構成されたヘッダフィールド(113
    )の値を含む請求項7による方法。
  9. 【請求項9】 前記範囲が、最後に再構成されたヘッダフィールド(113
    )の値からずれている請求項7による方法。
  10. 【請求項10】 前記最後に再構成されたヘッダフィールド(113)の値
    に対して範囲を位置付けする過程が、原ヘッダフィールドを作成した通信アプリ
    ケーションの特徴に応じて範囲を位置付けすることを含む請求項7による方法。
  11. 【請求項11】 前記最後に再構成されたヘッダフィールド(113)の
    値に対して範囲を位置付けする過程が、パケット通信パスの特徴に応じて範囲を
    位置付けすることを含む請求項7による方法。
  12. 【請求項12】 前記選択過程が、受信された圧縮ヘッダフィールド(11
    8)を、各再構成ヘッダフィールド候補(126)に対応する圧縮ヘッダフィー
    ルドと比較し、再構成ヘッダフィールド(111)として、対応する圧縮ヘッダ
    フィールドが、受信された圧縮ヘッダフィールド(118)と一致する1つの再
    構成ヘッダフィールド候補を選択することを含む請求項4による方法。
  13. 【請求項13】 前記選択過程が、パケット通信パスを介してヘッダ展開装
    置(53)で受信されたチェックサムを使用して、対応する各圧縮ヘッダフィー
    ルドが、受信された圧縮ヘッダフィールド(118)と一致する複数の再構成ヘ
    ッダフィールド候補(126)から1つの再構成ヘッダフィールド候補を選択す
    ることを含む請求項12による方法。
  14. 【請求項14】 圧縮ヘッダフィールドが、原ヘッダフィールドの値を第2
    の数で割った結果得られる剰余値を示す請求項4による方法。
  15. 【請求項15】 第1の数が第2の数に等しいことを特徴とする請求項4に
    よる方法。
  16. 【請求項16】 第1の数が第2の数の2倍であることを特徴とする請求項
    4による方法。
  17. 【請求項17】 原ヘッダフィールドから圧縮ヘッダフィールドを作成する
    ためのヘッダ圧縮装置(28)であって、 原ヘッダフィールドを受取るための入力、 該入力に接続され、原ヘッダフィールドに対して、原ヘッダフィールドの値を
    第1の所定数で割ったときに得られる剰余値を求めるための部位(101)、及
    び 該部位に接続され、該剰余値に基づく値を有する該圧縮ヘッダフィールドを出
    力するための出力を有する装置。
  18. 【請求項18】 原ヘッダフィールドに一致する再構成ヘッダフィールド(
    111)を作成するためのヘッダ展開装置(53)であって、 原ヘッダフィールドを示す圧縮ヘッダフィールド(118)を受取るための入
    力、 第1の数の再構成ヘッダフィールド候補(126)を、ヘッダ圧縮装置(28
    )によって原ヘッダフィールドとともに使用される第2の数に基づき識別するこ
    とで、ヘッダ展開装置(53)へ送信するために、該入力で受取った該圧縮ヘッ
    ダフィールド(118)に対応する圧縮ヘッダフィールドを作成するための第1
    の部位(125)、及び 該第1の部位(125)と該入力(118)に接続され、該再構成ヘッダフィ
    ールド候補(126)の内何れか1つを再構成ヘッダフィールド(111)とし
    て選択する第2の部位(123、128)を有する装置。
  19. 【請求項19】 前記第1の数が前記第2の数に等しいことを特徴とする請
    求項18による装置。
  20. 【請求項20】 前記第1の数が前記第2の数の2倍であることを特徴とす
    る請求項18による装置。
JP2001537221A 1999-11-09 2000-11-08 除算の剰余を用いたパケットヘッダ圧縮方法 Expired - Lifetime JP4703080B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US16435599P 1999-11-09 1999-11-09
US60/164,355 1999-11-09
US09/671,756 US6535925B1 (en) 1999-11-09 2000-09-26 Packet header compression using division remainders
US09/671,756 2000-09-26
PCT/SE2000/002188 WO2001035597A1 (en) 1999-11-09 2000-11-08 Packet header compression using division remainders

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003514445A true JP2003514445A (ja) 2003-04-15
JP4703080B2 JP4703080B2 (ja) 2011-06-15

Family

ID=26860477

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001537221A Expired - Lifetime JP4703080B2 (ja) 1999-11-09 2000-11-08 除算の剰余を用いたパケットヘッダ圧縮方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6535925B1 (ja)
EP (1) EP1228619B8 (ja)
JP (1) JP4703080B2 (ja)
KR (1) KR100689612B1 (ja)
AU (1) AU1428001A (ja)
CA (1) CA2388362C (ja)
DE (1) DE60038035T2 (ja)
WO (1) WO2001035597A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007027870A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Ntt Electornics Corp 送信装置、及び、この送信装置に用いて好適なチェックサム算出方法
JP2009514398A (ja) * 2005-10-27 2009-04-02 クゥアルコム・インコーポレイテッド ロバストヘッダ圧縮(rohc)効率を向上させるシステムおよび方法
JP4782866B2 (ja) * 2006-05-04 2011-09-28 クゥアルコム・インコーポレイテッド ロバストヘッダ圧縮における局部的修復を向上させる方法およびシステム
US8165104B2 (en) 2004-12-08 2012-04-24 Qualcomm Incorporated Methods and systems for enhancing local repair in robust header compression
JP2013038812A (ja) * 2006-01-04 2013-02-21 Core Wireless Licensing S A R L 映像符号化器と映像復号器との状態整合性を検証する方法

Families Citing this family (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI107000B (fi) * 1999-02-17 2001-05-15 Nokia Mobile Phones Ltd Otsikon pakkaaminen reaaliaikaisissa palveluissa
WO2000069139A2 (en) * 1999-05-10 2000-11-16 Nokia Corporation Header compression
DE69927243T2 (de) * 1999-05-25 2006-06-29 Lucent Technologies Inc. Verfahren und Vorrichtung für Telekommunikationen mit Internet-Protokoll
US6970450B1 (en) * 1999-10-29 2005-11-29 Array Telecom Corporation System, method and computer program product for point-to-point bandwidth conservation in an IP network
US6535925B1 (en) 1999-11-09 2003-03-18 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Packet header compression using division remainders
US20020001315A1 (en) * 2000-03-21 2002-01-03 Tran Hung V. Method and apparatus for compressing IP/UDP/RTP headers in a lossy environment
WO2001080515A2 (en) 2000-04-17 2001-10-25 Circadence Corporation System and method for data prioritization
US8996705B2 (en) 2000-04-17 2015-03-31 Circadence Corporation Optimization of enhanced network links
US20110128972A1 (en) 2000-04-17 2011-06-02 Randy Thornton Peer to peer dynamic network link acceleration
US7788211B2 (en) * 2000-06-16 2010-08-31 Nokia Networks Oy Robust and efficient compression of list of items
DE60018927T2 (de) * 2000-09-07 2005-07-28 Matsushita Electric Industrial Co. Ltd., Kadoma Verfahren und Vorrichtung zur Datenpaketenübertragung
US6649567B2 (en) * 2001-10-11 2003-11-18 Isp Investments Inc. Controlled release microbiocide for porous surfaces
WO2002032080A1 (en) * 2000-10-11 2002-04-18 Broadcom Corporation Cable modem system and method for supporting packet pdu compression
US20020089602A1 (en) * 2000-10-18 2002-07-11 Sullivan Gary J. Compressed timing indicators for media samples
US7290063B2 (en) * 2001-01-10 2007-10-30 Nokia Corporation Relocating context information in header compression
WO2003065664A1 (en) * 2002-01-30 2003-08-07 Vitesse Semiconductor Corporation A networking element adapted to receive and output also preambles of data packets or frames
US20040107298A1 (en) * 2002-08-14 2004-06-03 Cedric Westphal Layered compression architecture for multi-hop header compression
US8005918B2 (en) 2002-11-12 2011-08-23 Rateze Remote Mgmt. L.L.C. Data storage devices having IP capable partitions
US7093092B2 (en) * 2002-12-10 2006-08-15 Isic Corporation Methods and apparatus for data storage and retrieval
US6803866B2 (en) * 2002-12-19 2004-10-12 International Business Machines Corporation Efficient representation of date/time information
US20040199660A1 (en) * 2003-02-14 2004-10-07 Nokia Corporation Method of multiplexing compressed and uncompressed internet protocol packets
US7430560B1 (en) * 2005-07-22 2008-09-30 X-Engines, Inc. Multi-level compressed lock-up tables formed by logical operations to compress selected index bits
US8819092B2 (en) 2005-08-16 2014-08-26 Rateze Remote Mgmt. L.L.C. Disaggregated resources and access methods
EP1780923A1 (de) * 2005-10-26 2007-05-02 Siemens Aktiengesellschaft Übertragung von Datentelegrammen
US7907609B2 (en) * 2006-01-06 2011-03-15 Qualcomm, Incorporated Method and apparatus for enhancing RoHC performance when encountering silence suppression
US7924881B2 (en) * 2006-04-10 2011-04-12 Rateze Remote Mgmt. L.L.C. Datagram identifier management
US9195695B2 (en) * 2006-09-15 2015-11-24 Ibm International Group B.V. Technique for compressing columns of data
US8804535B2 (en) 2009-03-25 2014-08-12 Avaya Inc. System and method for sending packets using another device's network address
US8165030B2 (en) 2009-04-30 2012-04-24 Avaya Inc. System and method for monitoring a network communication at multiple network layers
US8072890B2 (en) 2009-05-01 2011-12-06 Avaya Inc. System and method for testing a dynamic communication across a network
US8144734B2 (en) 2009-05-06 2012-03-27 Avaya Inc. Intelligent multi-packet header compression
US8238254B2 (en) 2009-05-14 2012-08-07 Avaya Inc. Detection and display of packet changes in a network
US8619594B2 (en) 2009-07-31 2013-12-31 Avaya Inc. System and method for comparing packet traces for failed and successful communications
GB2507991A (en) * 2012-11-15 2014-05-21 Zerolatency Ltd Network latency determination using compressed timestamps
GB2510198B (en) * 2013-01-29 2015-04-08 Canon Kk Method and device for encoding a header in a message using an indexing table
US9270109B2 (en) 2013-03-15 2016-02-23 Schweitzer Engineering Laboratories, Inc. Exchange of messages between devices in an electrical power system
US9620955B2 (en) 2013-03-15 2017-04-11 Schweitzer Engineering Laboratories, Inc. Systems and methods for communicating data state change information between devices in an electrical power system
US9065763B2 (en) * 2013-03-15 2015-06-23 Schweitzer Engineering Laboratories, Inc. Transmission of data over a low-bandwidth communication channel
US11082544B2 (en) * 2018-03-09 2021-08-03 Microchip Technology Incorporated Compact timestamp, encoders and decoders that implement the same, and related devices, systems and methods
US10819727B2 (en) 2018-10-15 2020-10-27 Schweitzer Engineering Laboratories, Inc. Detecting and deterring network attacks

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05181913A (ja) * 1991-12-26 1993-07-23 Nippon Steel Corp 昇順整数列データの圧縮および復号システム
JPH08228342A (ja) * 1994-12-01 1996-09-03 Ricoh Co Ltd 圧縮方法及びコンテキスト・モデラー
JPH1093588A (ja) * 1996-08-07 1998-04-10 Lucent Technol Inc 帯域幅削減atmネットワーク及びその方法
JPH10198881A (ja) * 1997-01-13 1998-07-31 Tokyo Gas Co Ltd 無線システム
JP2001517915A (ja) * 1997-09-24 2001-10-09 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 非同期伝送モードの適合レイヤ2を用いたインターネットプロトコルパケットの効率的な転送
JP2002506321A (ja) * 1998-03-04 2002-02-26 エリクソン インコーポレイテッド 無線通信ネットワークにおけるパケット・ヘッダの削減
JP2003502947A (ja) * 1999-06-18 2003-01-21 テレフォンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) リアルタイムパケット通信におけるタイムスタンプの推定
JP2003502948A (ja) * 1999-06-18 2003-01-21 テレフォンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) パケット通信におけるロバストヘッダ圧縮

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2642245B1 (fr) 1988-12-30 1991-04-05 Cit Alcatel Systeme de reception et de traitement de trames hdlc transmises sur liaison mic multivoies a multiplexage temporel, notamment pour commutateur de donnees
JP2655547B2 (ja) * 1991-03-13 1997-09-24 富士通株式会社 Crc演算方法及びatm交換方式におけるhec同期装置
CA2065578C (en) 1991-04-22 1999-02-23 David W. Carr Packet-based data compression method
FR2687259B1 (fr) * 1992-02-11 1994-05-06 Ouest Standard Telematique Sa Procede de compression de donnees pour systeme de transmission par unites de donnees de protocole, procede de decompression et dispositif correspondant.
JP3509285B2 (ja) 1995-05-12 2004-03-22 富士通株式会社 圧縮データ管理方式
US5742773A (en) * 1996-04-18 1998-04-21 Microsoft Corporation Method and system for audio compression negotiation for multiple channels
US5835730A (en) * 1996-07-31 1998-11-10 General Instrument Corporation Of Delaware MPEG packet header compression for television modems
DE69839999D1 (de) 1997-07-15 2008-10-23 Viasat Inc Verfahren und vorrichtung zur adaptiven steuerung von vorwärtsfehlerkorrekturcodes
US6032197A (en) * 1997-09-25 2000-02-29 Microsoft Corporation Data packet header compression for unidirectional transmission
US6317433B1 (en) * 1997-10-16 2001-11-13 Cisco Technology, Inc. Method and system for optimizing transmission link bandwidth occupation in high speed digital networks
FI107000B (fi) 1999-02-17 2001-05-15 Nokia Mobile Phones Ltd Otsikon pakkaaminen reaaliaikaisissa palveluissa
US6535925B1 (en) 1999-11-09 2003-03-18 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Packet header compression using division remainders
JP3730835B2 (ja) * 2000-03-03 2006-01-05 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ パケット伝送方法、中継装置およびデータ端末

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05181913A (ja) * 1991-12-26 1993-07-23 Nippon Steel Corp 昇順整数列データの圧縮および復号システム
JPH08228342A (ja) * 1994-12-01 1996-09-03 Ricoh Co Ltd 圧縮方法及びコンテキスト・モデラー
JPH1093588A (ja) * 1996-08-07 1998-04-10 Lucent Technol Inc 帯域幅削減atmネットワーク及びその方法
JPH10198881A (ja) * 1997-01-13 1998-07-31 Tokyo Gas Co Ltd 無線システム
JP2001517915A (ja) * 1997-09-24 2001-10-09 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 非同期伝送モードの適合レイヤ2を用いたインターネットプロトコルパケットの効率的な転送
JP2002506321A (ja) * 1998-03-04 2002-02-26 エリクソン インコーポレイテッド 無線通信ネットワークにおけるパケット・ヘッダの削減
JP2003502947A (ja) * 1999-06-18 2003-01-21 テレフォンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) リアルタイムパケット通信におけるタイムスタンプの推定
JP2003502948A (ja) * 1999-06-18 2003-01-21 テレフォンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) パケット通信におけるロバストヘッダ圧縮

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8165104B2 (en) 2004-12-08 2012-04-24 Qualcomm Incorporated Methods and systems for enhancing local repair in robust header compression
JP2007027870A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Ntt Electornics Corp 送信装置、及び、この送信装置に用いて好適なチェックサム算出方法
JP4611826B2 (ja) * 2005-07-12 2011-01-12 Nttエレクトロニクス株式会社 送信装置
JP2009514398A (ja) * 2005-10-27 2009-04-02 クゥアルコム・インコーポレイテッド ロバストヘッダ圧縮(rohc)効率を向上させるシステムおよび方法
JP2013038812A (ja) * 2006-01-04 2013-02-21 Core Wireless Licensing S A R L 映像符号化器と映像復号器との状態整合性を検証する方法
JP4782866B2 (ja) * 2006-05-04 2011-09-28 クゥアルコム・インコーポレイテッド ロバストヘッダ圧縮における局部的修復を向上させる方法およびシステム

Also Published As

Publication number Publication date
DE60038035T2 (de) 2009-02-05
WO2001035597A1 (en) 2001-05-17
CA2388362A1 (en) 2001-05-17
CA2388362C (en) 2011-01-11
KR100689612B1 (ko) 2007-03-08
JP4703080B2 (ja) 2011-06-15
KR20020050266A (ko) 2002-06-26
EP1228619A1 (en) 2002-08-07
AU1428001A (en) 2001-06-06
EP1228619B8 (en) 2008-04-30
EP1228619B1 (en) 2008-02-13
US6535925B1 (en) 2003-03-18
DE60038035D1 (de) 2008-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003514445A (ja) 除算の剰余を用いたパケットヘッダ圧縮方法
JP2003502947A (ja) リアルタイムパケット通信におけるタイムスタンプの推定
JP4582565B2 (ja) パケット通信におけるロバストヘッダ圧縮
EP1974528B1 (en) Method and apparatus for enhancing rohc performance when encountering silence suppression
US6680955B1 (en) Technique for compressing a header field in a data packet
JP2003008644A (ja) パケット送受信装置及びパケット伝送方法
EP1264462B1 (en) Access technology integrated header compression
AU2001243533A1 (en) A technique for compressing a header field in a data packet
US20020105933A1 (en) Internode synchronizing device and internode synchronizing method
CN100446514C (zh) 以分组流传输数据分组的方法及其装置
US7450593B2 (en) Clock difference compensation for a network
WO2000079764A1 (en) Robust delta encoding with history information
US20020064224A1 (en) Scheme, apparatus, and program for header compression
JP2000332821A (ja) 音声パケット伝送装置
JP2005151082A (ja) 音声データ通信装置および音声データ伝送システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071023

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110308

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4703080

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term