JP2002506321A - 無線通信ネットワークにおけるパケット・ヘッダの削減 - Google Patents
無線通信ネットワークにおけるパケット・ヘッダの削減Info
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Abstract
Description
ルのようなパケット通信プロトコルを使用する通信ネットワークに関する。
ットワークで結ぶことが普通になっている。処理システムを通信ネットワークに
接続することに伴う問題点の1つは、プロセッサ間の通信に必要な基盤設備(in
frastructure)に関する。通信が行われるのは、イーサネット・プロトコルのよ
うな通信プロトコルを用いた固定配線のインターフェースである。しかし、この
基盤設備は、常に利用できるとは限らない。つまり、ある種の環境やある種の用
途には、固定した基盤設備をつくることは非現実的である。たとえば、住宅用の
建物で、コンピュータ・ネットワーク用設備を配線することは、あまりにも費用
がかかりすぎて非現実的である。同様にビジネス環境でも、通信ネットワークの
リンクを維持しながら場所から場所へと携帯形処理システムを移動できることが
必要かもしれない。
線通信システムなど、固定された基盤設備の量を少なくした通信システムが使用
されてきた。しかし、無線システムは概して運用に費用がかかり、帯域幅も有線
システムと比較すると狭いことが一般的であった。高速度の専用無線システムを
運用してもよいが、これらの無線通信ネットワークは、既存の有線通信ネットワ
ークに統合されていることが多いため、イーサネット、トークンリングまたはネ
ットワーキング・プロトコルのような既存のネットワーキング・プロトコルを使
用することが望ましい。しかし、イーサネット・プロトコルなど、従来のネット
ワーキング・プロトコルは、無線通信の環境で使用するために開発されたのでは
ないため、無線通信ネットワークの環境で運用するときは能率が悪い。
動作できるように、無線通信の性能を向上させる必要がある。
た通信リンクでコンピュータをネットワーク化するときの能率を向上させること
である。
ともに、ユーザに対して透明にすることである。
持すると同時に、通信リンクのスループットを向上させることである。
ッセージを伝達するときのオーバーヘッドを削減する方法、システムおよびコン
ピュータ・プログラム・プロダクトによって与えられる。このオーバーヘッドの
削減は、通信リンクで転送されるメッセージを受信した後、所定の第1組のエイ
リアス・アドレスからの未使用のエイリアス・アドレスの使用の可否を決定する
ことによって達成される。未使用のエイリアス・アドレスが使用可能な場合は、
その未使用のエイリアス・アドレスが、受信したメッセージのヘッダの少なくと
も一部と対応付けられる。未使用のエイリアス・アドレスが使用不能な場合は、
所定の第1組のエイリアス・アドレスからの使用済みエイリアス・アドレスが、
受信したメッセージのヘッダの少なくとも一部と対応付けられる。メッセージ・
ヘッダを備えた後続メッセージからメッセージ・ヘッダの少なくとも一部が除去
されてデータ・メッセージを削減するが、この後続メッセージのメッセージ・ヘ
ッダの一部は、受信したメッセージのメッセージ・ヘッダと実質的に同一である
。この削減されたデータ・メッセージと、対応付けられたエイリアス・アドレス
が通信リンクで転送される。この通信リンクは、無線通信リンクでもよい。
ッダ情報として、そのエイリアス・アドレスを代入することができる。この代入
によって、通信リンクで転送されるデータのバイト数が削減される。その上、最
近使用されていない使用済みのリンクを自動的に選択することにより、本発明は
、前に確定済みのリンクを「はずす(take down)」ことを不要にする。したが って、未使用リンクの除去に伴うオーバーヘッドはない。
メッセージ・ヘッダの少なくとも一部が通信リンクで転送される。メッセージ・
ヘッダの一部と、対応付けられたエイリアス・アドレスとの対応付けの確認も通
信リンクから受信される。削減されたデータ・メッセージが転送されて、通信リ
ンクから受信されると、後続メッセージは、受信したエイリアス・アドレスに対
応付けられたメッセージ・ヘッダの一部と、削減されたデータ・メッセージとか
ら再構成される。
イリアス・アドレスにもとづいて最初のメッセージを再構成することにより、本
発明は、通信ごとにオーバーヘッドを削減する。オーバーヘッドの削減は、最初
のメッセージのプロトコルに関係なく、メッセージの中の複数のパケットを識別
するヘッダを用いて、いかなるプロトコルに対しても達成される。何故ならば、
最初のメッセージは、そのプロトコルに準拠して再構成されるが、ヘッダ情報を
メッセージのデータ部と分離できるとすれば、通信リンクで転送される削減され
たデータ・パケットのフォーマットは、最初のメッセージと無関係でよいからで
ある。
れたエイリアス・アドレスは、使用済みとして識別される。しかし、所定の第1
組からの各使用済みエイリアス・アドレスが、最後に使用された時を決定するこ
とにより、各使用済みエイリアス・アドレスごとに最終使用時(time of last u
se)を与えることができるので、使用済みエイリアス・アドレスをメッセージ・
ヘッダの一部に対応付けることができる。そうすると、未使用のエイリアス・ア
ドレスが使用不能な場合は、受信したメッセージのヘッダの一部に、最終使用時
が最も古い使用済みエイリアス・アドレスが対応付けられる。したがって本発明
では、もはや使用済みエイリアス・アドレスの対応付けをはずす必要はない。
除去されたメッセージ・ヘッダの一部は、そのメッセージの発信元アドレスおよ
び宛先アドレスを含む。
応付けが監視される。所定の第1組のエイリアス・アドレスの中のエイリアス・
アドレスの数は、この監視にもとづいて増加して、所定の第2組のエイリアス・
アドレスになる。
なアドレスの数を選択的に増加させて、エイリアス・アドレスの対応付けを確定
するために使用される通信帯域幅を狭くする。したがって、使用可能なアドレス
の数を動的に調節して、エイリアス・アドレスの攪乱(churning)の可能性を小
さくする。
、そのエイリアス・アドレスは、所定の第2組のエイリアス・アドレスから除去
される。特に、所定の第2組のエイリアス・アドレスが、所定の第1組のエイリ
アス・アドレスと第3の所定の1組のエイリアス・アドレスとの組み合わせを含
んでいる場合は、第3の所定の1組のエイリアス・アドレスのすべてが、所定の
第2組のエイリアス・アドレスから除去されていると、エイリアス・アドレスの
数は、所定の第1組のエイリアス・アドレスに削減される。したがって、攪乱を
回避するために必要なエイリアス・アドレスの数が減少すると、エイリアス・ア
ドレスの数も動的に減少する。
・プログラム・プロダクトとして具体化される。
明する。しかし、この発明は、多数の異なる形で具体化されうるので、本明細書
に詳述された実施例に限定されていると解釈すべきではなく、これらの実施例は
、この開示が十分かつ完全であって、当業者に本発明の範囲を完全に伝えるよう
に用意されているのである。全図面を通じて、同じ番号は同じ要素を示す。当業
者には判るように、本発明は、方法または装置として具体化されている。したが
って、本発明は、完全にハードウエアの実施例、完全にソフトウエアの実施例、
またはソフトウエアとハードウエアの態様を組み合わせた実施例の形になっても
よい。
元10は、無線通信インターフェース12にアクセスする。この通信メッセージ
の宛先は、無線通信リンク16を通じて第1の無線通信インターフェース12と
交信する第2の無線通信インターフェース14にアクセスする。
発信元および宛先である。このようなケースでは、通信インターフェース12、
14は、無線イーサネットのアダプタなど無線通信リンクを通じてイーサネット
のパケットを転送することができるアダプタである。発信元および宛先の装置は
、ネットワーク・コンピュータ、ワークステーション、パーソナル・コンピュー
タ、個人情報管理端末(personal information managers)など、イーサネット 通信プロトコルのようなパケット通信プロトコルでデータ・パケットの発信元ま
たは宛先として機能することができる装置である。
が、当業者にはよく判るように、パケットを使用する他の通信プロトコルも本発
明の教示から利することができる。たとえば、本発明の教示を利用して、伝送制
御プロトコル/インターネット・プロトコル(TCP/IP)、非同期転送モード(AT
M)プロトコルなど、パケット通信を使用するプロトコルを用いることができる 。
線通信に限定されていると解釈してはならない。ここで使用されている通信リン
クという用語は、相互に離れている2つのプロセッサの間のリンクのことであり
、2つのプロセッサの間の通信を可能にするならばいかなるタイプのリンクでも
よい。本発明の教示は、通信リンクを通じて転送されるデータ量が削減される通
信リンクならば、いかなる通信リンクにも利点をもたらす。このような通信リン
クの例には、低速度モデム通信、衛星通信リンク、セルラー通信リンク、無線周
波通信リンク、マイクロ波通信リンクなど、通信リンクを通じて転送されるデー
タ量にもとづいて速度が調整されるいかなる通信リンクも含まれる。
示す。しかし、当業者には判るように、通信インターフェース12、14を通じ
て、複数の発信元および宛先がアクセス可能である。更に発信元および宛先間の
通信は、無線通信リンク16を隔てた両方向で可能である。通信インターフェー
ス12、14は、通信インターフェース12、14を使用し無線通信リンク16
を隔てて交信する発信元および宛先の両方にアクセスすることができる。このよ
うに図1は一例であって、本発明を限定していると解釈してはならない。
さを削減することにより、無線通信リンク16のような、通信リンクを通じてパ
ケットを転送する場合のデータの削減機能を備えている。より詳細には、発信元
アドレスおよび宛先アドレスのようなルーティング情報を持ったデータ・パケッ
トは、通信リンクで転送される前にヘッダ情報が除去される。エイリアス・アド
レスがヘッダに割り当てられると、そのエイリアス・アドレスがデータ・パケッ
トに追加される。ここで使用される「エイリアス・アドレス」という用語は、最
初のメッセージのヘッダ情報に対応付けられる名称であって、エイリアス・アド
レスが判ると最初のメッセージを再生できるのである。このようにしてデータと
エイリアス・アドレスが通信リンクで転送される。通信リンクの受信側は、修正
されたデータ・パケットを受信して、受信したエイリアス・アドレスにもとづい
て最初のデータ・パケットを再構成する。発信元および宛先のアドレスが同じ後
続メッセージからも発信元および宛先のアドレス情報が除去され、この対応付け
られたエイリアス・アドレスが、通信リンクを通じて転送されるために使用され
る。エイリアス・アドレスは、最初のデータの対応する発信元および宛先のアド
レスの発信元および宛先のアドレスより小さくてもよいので、通信リンクを通じ
て転送されるデータ量は、削減される。
アドレスが使用されてしまうまで、未使用エイリアス・アドレスに割り当てられ
る。すべてのエイリアス・アドレスが使用されてしまった後で、通信リンクで転
送されるための新しい発信元と宛先を備えたデータ・パケットが受信されると、
最近使用されたことが最少の(least recently used)エイリアス・アドレスが 、この新しい発信元および宛先のアドレスに割り当てられる。したがって、本発
明は、前のエイリアス・アドレスの対応付けを明白に終了するためのオーバーヘ
ッドを伴わずにエイリアス・アドレスの対応付けを変えることができる。その上
、エイリアス・アドレスの割り当てのために、通信リンクの帯域幅の広さが非常
に大きく占有されていることが決定されると、エイリアス・アドレスの大きさを
拡張して、再割り当てが発生する頻度を小さくする。
特定の動作を説明する。本発明の実施例を示す流れ図である図3、4および図6
から図8についても言及する。流れ図の各ブロックと、流れ図のブロックの組み
合わせは、コンピュータ・プログラムの命令によって実行される。これらのプロ
グラム命令がプロセッサに与えられると、プロセッサ上で実行する命令が、流れ
図の中のブロックまたは複数のブロックで指定される機能を実行する手段を生成
するようなマシンを作動させる。コンピュータ・プログラムは、プロセッサで実
行する命令が、流れ図のブロックまたは複数のブロックで指定される機能を実行
するようにプロセッサで実行され、プロセッサで実行される一連の演算ステップ
を発生して、コンピュータで実行される処理を生成することができる。
せと、指定された機能を実行するステップの組み合わせと、指定された機能を実
行するプログラム命令の手段をサポートする。流れ図の各ブロックと、流れ図の
中のブロックのいろいろな組み合わせは、指定された機能つまりステップを実行
する特殊目的用のハードウエアを使用したシステム、または特殊目的用ハードウ
エアとコンピュータ命令の組み合わせによって実行される。
トが受信されるときの、通信インターフェース12のような通信インターフェー
スの動作を示す。図3に示されているように、無線通信インターフェース12が
発信元10からデータ・パケットを受信すると、無線通信インターフェース12
は、データ・パケットからヘッダを抽出して、そのヘッダから発信元および宛先
のアドレスを決定する(ブロック30)。次に現在のリンク(つまり、エイリア
ス・アドレス)が、通信リンク16の両側で発信元および宛先のアドレスに対応
しているか、つまり通信リンク16が、その発信元および宛先のアドレスのため
に確定されているか否か決定される(ブロック32)。リンクが確定されていな
い場合は、最近使用されたことが最少のエイリアス・アドレスが、その発信元お
よび宛先のアドレスに割り当てられ(ブロック34)、そのエイリアス・アドレ
スを発信元および宛先のアドレスに割り当てるように無線通信リンク16に要求
が送られる(ブロック36)。すべてのエイリアス・アドレスが割り当てられて
いない場合は、最近使用されたことが最少のエイリアス・アドレスが、未使用の
エイリアス・アドレスである。この例では、エイリアス・アドレスは、254個
のエイリアス・アドレスの所定の1組を定義するように制御するために予約され
ている2つのアドレス(「00」および「01」)を備えた1バイト(8ビット
)の大きさなので、前に割り当てられたエイリアス・アドレス(使用済みエイリ
アス・アドレス)を再使用する前に、254個のエイリアス・アドレスを割り当
てる必要がある。
2または14によって通信リンク16で転送されるデータ・パケットを示す。こ
のデータ・パケットのフォーマットは、フレーム・ヘッダの後の第1バイトとし
て「00」を含む。「00」は、このパケットがリンクが確定されることを要求
していることを示す。このパケットの次の12バイトは、最初のデータ・パケッ
トの発信元および宛先のアドレスを指定する。この発信元および宛先のアドレス
の後に、発信元および宛先のアドレスに対応付けられることを要求されたエイリ
アス・アドレスを指定する1バイトが続く。図2Bに示すフォーマットを使用す
ると、リンク要求は16バイトのパケットになる。
4は、再割り当てフラグをセットする(ブロック38)。この再割り当てフラグ
は、受信中の無線通信インターフェース14または12とのハンドシェーキング
の一部として使用され、リンクが確定されて(つまり、無線通信リンク16の両
側が、エイリアス・アドレスに対する発信元および宛先のアドレスの対応付けが
同じになっていて)、無線通信リンク16から受信されるはずの肯定応答パケッ
トを待っていることを検証する。肯定応答を受信すると、通信インターフェース
12または14は、再割り当てフラグが設定されたままになっているか否かを見
るためにチェックする(ブロック40)。再割り当てフラグが設定されたままに
なっている場合はリンクの要求が失敗したので、新しいエイリアス・アドレスが
選択され(ブロック34)、この処理が繰り返される(ブロック36、38)。
この処理は、リンクが確定されるまで繰り返されるか、一定回数の試行の間繰り
返され、それでも成功しない場合は、このメッセージは廃棄される。つまり、こ
のパケットの発信元にエラーが連絡される。
されている。通信インターフェース12または14は、最初のパケットのCRC
をチェックし(ブロック42)、CRCエラーが示されると、このパケットを廃
棄する(ブロック44)。また、CRCのチェックは、リンクを確定する前に実
行される。
パケットから除去されて、エイリアス・アドレスと置き換えられる(ブロック4
6)。このイーサネットの例では、無線通信リンク16で転送されるパケットの
フォーマットが図2Aに示されている。図2Aで判るように、無線通信リンク1
6を隔てて転送されるパケットはフレーム・ヘッダを含み、その後にエイリアス
・アドレス(1バイト)が続き、ついでメッセージのタイプ(2バイト)が続き
、その後に46バイトから576バイトのデータが続く。削減されたデータ・パ
ケットがつくられると、この削減されたデータ・パケットは無線通信リンク16
で転送される(ブロック48)。
を備えた後続データ・パケットの処理も図3に示されている。図3で判るように
、パケットが受信されると、ヘッダが抽出され(ブロック30)、リンクが存在
するか否か決定される(ブロック32)。このパケットは後続パケットなので、
リンクが存在しており再割り当てフラグが設定されることはない(ブロック40
)。パケットのCRCがチェックされ(ブロック42)、エラーが示されなけれ
ば、ヘッダ情報が除去され(ブロック46)、削減されたデータ・パケットが無
線通信リンク16で転送される(ブロック48)。
例による通信インターフェース12または14の動作を示す。パケットが受信さ
れると、フレーム・ヘッダ「7E」の後の第1バイト(C)が抽出され(ブロッ
ク50)、フレーム・ヘッダの後のこの第1バイトがリンクを確定する要求を指
定しているか否か決定される(C=「00」)(ブロック52)。フレーム・ヘ
ッダの後の第1バイトがフレームの要求を指定している場合は、パケットの発信
元および宛先のアドレスとエイリアス・アドレス(図2Bを参照)のフィールド
が抽出され(ブロック54)、発信元および宛先のアドレスにエイリアス・アド
レスが対応付けられる(ブロック56)。次に確認パケットが構成され(ブロッ
ク58)、通信リンク16で転送される予定に入れられる(ブロック60)。
ス12または14によって通信リンク16で転送されるデータ・パケットを示す
。このデータ・パケットのフォーマットは、フレーム・ヘッダの後の第1バイト
(C=「01」)として「01」を含む。「01」は、このパケットがリンクが
確定されることを確認していることを示す。このパケットの次の12バイトは、
最初のデータ・パケットの発信元および宛先のアドレスを指定する。この発信元
および宛先のアドレスの後に、発信元および宛先のアドレスに対応付けられてい
るエイリアス・アドレスを指定する1バイトが続く。図2Cに示すフォーマット
を使用すると、リンク確認パケットは16バイトのパケットになる。
ない場合は、そのバイトが「01」かどうか判定し、このバイトが、図2Cに示
す確認パケットであることを示しているか否か決定される。フレーム・ヘッダの
後の第1バイトが、リンク確認パケットを指定していると、パケットの発信元お
よび宛先のアドレスとエイリアス・アドレスのフィールド(図2Cを参照)が抽
出され(ブロック64)、エイリアス・アドレスに対応付けられた再割り当てフ
ラグがリセットされる(ブロック66)。処理は、図3に関する上記説明のとお
りに続き、通信リンク16を通じて最初のパケットのデータを転送する。
このパケットが、図2Aで指定されるフォーマットのデータ・パケットである。
フレーム・ヘッダの後の第1バイトは、エイリアス・アドレスに対応付けられた
発信元および宛先のアドレスの対と一致するパケットのエイリアス・アドレスを
指定する(ブロック68)。最初のパケットは再構成され、最初の宛先18に転
送する予定に入れられる(ブロック72)。
アドレスの大きさが拡張される。このような実施例は、エイリアス・アドレスの
「攪乱」の可能性を小さくする。エイリアス・アドレスを発信元および宛先のア
ドレスに対応付けるリンクを確定することに関連して何らかのオーバーヘッドが
存在するので、リンクを確定するパケットによって、通信リンク16の帯域幅の
大きな割合が占有されるという条件が生起する。本明細書の中で「攪乱」と呼ば
れるこの条件は、エイリアス・アドレスのフィールドを拡張して2バイトのアド
レスデータを含めることによって、その始まりを遅らせるか予防することができ
、このため、使用可能なエイリアス・アドレスの数を実質的に増加させて、エイ
リアス・アドレスの再割り当ての頻度を低減する。
バイトのアドレスの例を示す。図5Aで判るように、シングルバイトの第1ビッ
トは、シングルバイト・アドレスを示す「0」に設定されている。図5Bは、拡
張(extended)アドレス・フィールドの第1ビットが、拡張アドレスを示す「1
」に設定されていることを示す。
実施例の動作を示す。図6で判るように、通信インターフェース12または14
は、まず現在のリンクが、受信したパケットの発信元および宛先のアドレスに対
応付けられているか否か決定する(ブロック80)。リンクが存在しない場合は
、未使用のエイリアス・アドレスが使用可能か否か決定される(ブロック82)
。拡張エイリアス・アドレスが使用されていない場合、この決定はシングルバイ
トのエイリアス・アドレスの稼働率にもとづいて行われる。拡張エイリアス・ア
ドレスが使用されている場合、この決定は拡張エイリアス・アドレスの稼働率に
もとづいて行われる。未使用のエイリアス・アドレスが使用可能でない場合は、
エイリアス・アドレスが攪乱されているか否か決定される(ブロック84)。
パケットに対するリンク確定要求の割合、全アドレス空間が再割り当てされてか
らの時間(たとえば、8ビットのエイリアス・アドレスに対して行われた最新の
254回の再割り当て中に経過した時間)、または当業者には既知の方法にもと
づいて行われる。一実施例では、(発生の相対頻度で推定される)確率が非常に
大きくて、活動状態にあるリンクがエイリアス・アドレスの再割り当てによって
中断されるときに攪乱が宣言され、この場合、最後のTミリセコンド中にリンク
が使用されたときはリンクは活動状態にあると考えられる。
長が2バイト以上に拡張され、拡張エイリアス・アドレスが使用される(ブロッ
ク86)。次に未使用の拡張エイリアス・アドレスからエイリアス・アドレスが
選択される(ブロック90)。攪乱が発生していない場合は、発信元および宛先
のアドレスと対応付けるために、最近使用されたことが最少のエイリアス・アド
レスが選択される(ブロック88)。拡張エイリアス・アドレスが使用されてい
る場合、この選択は、シングルバイトのエイリアス・アドレスの最後の使用にも
とづいて行われる。
が通信リンクで転送される(ブロック92)。代表的なリンク確定要求パケット
のフォーマットは、拡張エイリアス・アドレス用が図5Dに示され、シングルバ
イト・アドレス用が図2Bに示されている。図2Bは上に説明されている。図5
Dは、拡張エイリアス・アドレスのリンクが確定されることを要求するため、通
信インターフェース12または14によって通信リンク16で転送されるデータ
・パケットを示す。このデータ・パケットのフォーマットは、フレーム・ヘッダ
の後のデータ・パケットの第1バイトとして「02」を含む。「02」は、この
パケットが拡張エイリアス・アドレスのリンクが確定されることを要求している
ことを示す。このパケットの次の12バイトは、最初のデータ・パケットの発信
元および宛先のアドレスを指定する。この発信元および宛先のアドレスの後に、
発信元および宛先のアドレスに対応付けられることを要求されたエイリアス・ア
ドレスを指定する2バイトが続く。図5Dに示すフォーマットを使用すると、リ
ンク要求は17バイトのパケットになる。
リンクが確定された確認の受信を待つ(ブロック94)。リンクを確定する動作
(ブロック92、94)は、図3、4を参照して上に説明したように実行され、
この場合、リンクを確定するためにエラー時の再試行の手法が使用される。
信元および宛先のアドレスとCRCを除去して、データ・パケットを削減するエ
イリアス・アドレスを含むように変更され(ブロック96)この削減されたデー
タ・パケットがリンク16で転送される(ブロック98)。代表的な削減された
データ・パケットのフォーマットが図2Aおよび図5Cに示されている。
アドレスを使用する本発明の代替実施例の動作を示す。図7で判るように、通信
リンク16からパケットが受信されると、フレーム・ヘッダの後の第1バイトが
抽出される(ブロック100)。この第1バイトが「00」または「02」の場
合、このパケットはリンク確定要求なので、パケットのフォーマット(図2Bお
よび図5Dを参照)にもとづいて適切な発信元および宛先のアドレスとエイリア
ス・アドレスがパケットから抽出される(ブロック102、104)。抽出され
たエイリアス・アドレスは、発信元および宛先のアドレスに対応付けられる(ブ
ロック106)。次に確認パケットが構成され(ブロック108)、通信リンク
16で転送される予定に入れられる(ブロック110)。
。したがって、「00」のリンク確定要求が受信されると、図2Cに示す「01
」フォーマットの確認パケットが構成される。図2Cの確定要求パケットのフォ
ーマットは、上に説明されている。しかし、受信したリンク確定要求が、「02
」の拡張エイリアス・アドレスのリンク確定要求であった場合は、フォーマット
が図5Eの確認パケットが構成される。
め、通信インターフェース12または14によって通信リンク16で転送される
データ・パケットを示す。このデータ・パケットのフォーマットは、フレーム・
ヘッダの後の第1バイトとして「03」を含む。「03」は、このパケットが拡
張エイリアス・アドレスのリンクが確定されることを確認していることを示す。
このパケットの次の12バイトは、最初のデータ・パケットの発信元および宛先
のアドレスを指定する。この発信元および宛先のアドレスの後に、発信元および
宛先のアドレスに対応付けられることを要求されたエイリアス・アドレスを指定
する2バイトが続く。図5Eに示すフォーマットを使用すると、リンク確認パケ
ットは17バイトのパケットになる。
第1バイトが、「00」でも「02」でもない場合は、フレーム・ヘッダの後の
第1バイトが、「01」または「03」であるか否か決定される(ブロック11
2)。第1バイトが「01」または「03」の場合、このパケットは確認パケッ
トなので、パケットのフォーマット(図2Cおよび図5Eを参照)にもとづいて
、適切な発信元および宛先のアドレスとエイリアス・アドレスがパケットから抽
出される(ブロック112およびブロック114)。抽出されたエイリアス・ア
ドレスに対応付けられた再割り当てフラグはリセットされて、リンクの確定に成
功したことを示す(ブロック116)。
」、「02」または「03」でない場合、このパケットは、図2Aまたは図5C
に示すフォーマットのどちらか1つのフォーマットのデータ・パケットである。
エイリアス・アドレスは、フレーム・ヘッダの後の第1バイトの第1ビットを調
べることによって、データ・パケットから決定される。そのビットが「0」の場
合は、シングルバイトのエイリアス・アドレスが使用される(図5Aを参照)。
そのビットが「1」の場合は、拡張エイリアス・アドレスが使用される(図5B
を参照)。いずれのケースでも、エイリアス・アドレスはこのパケットから抽出
されるので、対応付けられた発信元および宛先のアドレスと一致する(ブロック
118)。最初のパケットはCRCを含めて再構成され(ブロック120)、通
信リンクで転送される予定に入れられる(ブロック122)。
レス指定を使用するが、拡張エイリアス・アドレスのために別の要求パケットや
確認パケットを使用しない、本発明の代替実施例の動作を示す。攪乱が発生して
いるか否か決定するために、同じ方法論を使用することにより、攪乱が発生して
いるか否か、通信リンク16の両側で独立に決定できるため、拡張エイリアス・
アドレスを使用すべきことを信号で明確に知らせる必要が回避されている。
ヘッダの後の第1バイトが抽出される(ブロック130)。第1バイトが「00
」または「01」の場合、このパケットは、リンク確定要求パケットまたは確認
パケットのいずれかなので、シングルバイトまたは拡張エイリアス・アドレス指
定が使用されていることを示す攪乱が発生しているか否か決定される(ブロック
132、142)。また、受信側の通信インターフェースは、エイリアス・アド
レス・フィールドの第1ビットを調べ、そのビットが、シングルバイトを示す「
0」、または拡張エイリアス・アドレス指定を示す「1」であったことを決定し
てもよい。通信インターフェースはパケットの全長を決定できるので、その長さ
が16バイトの場合は、シングルバイトのエイリアス・アドレス指定が使用され
ている。パケットが17バイトの場合は、拡張エイリアス・アドレス指定が使用
されている。いずれのケースでも、シングルバイトまたは拡張エイリアス・アド
レス指定が使用されていることが決定されると、パケットのフォーマット(図2
B、2Cまたは図5D、5Eを参照)にもとづいて、適切な発信元および宛先の
アドレスとエイリアス・アドレスがパケットから抽出される。(ブロック140
またはブロック144)
、リンク要求パケットを示す「00」であるか否か決定される(ブロック146
)。違っている場合は、このパケットはリンク確認であり、そのエイリアス・ア
ドレスに対応付けられた再割り当てフラグがリセットされる(ブロック148)
。フレーム・ヘッダの後の第1バイトが「00」の場合、このパケットはリンク
確定要求なので、発信元および宛先にエイリアス・アドレスが割り当てられ(ブ
ロック150)、適切な確認パケットが構成される(ブロック152)。次にこ
の確認パケットは、通信リンク16で転送される予定に入れられる(ブロック1
54)。
「01」でもない場合、このパケットはデータ・パケットである。上に説明した
ように、エイリアス・アドレスが抽出され、このアドレスの第1ビットを使用し
て、アドレスが拡張されているか否か決定する(ブロック134)。次に最初の
パケットが再構成され(ブロック136)、宛先へ転送される予定に入れられる
(ブロック138)。
item)を結びつけるための非常に多くの手法を用いて行うことができる。たとえ
ば、ルックアップテーブルや方向付きリスト(linked list)を使用して、エイ リアス・アドレスと、発信元および宛先のアドレスとの間の対応付けをつくり出
すことができる。テーブルで実行する場合は、前に使用されたエイリアス・アド
レスであって、最近使用されたことが最少のエイリアス・アドレスの選択を容易
にするように、エイリアス・アドレス、発信元および宛先のアドレスおよびエイ
リアス・アドレスの最終使用時を、通信リンク16の両側で保守することができ
る。
on)」ルーチンは、拡張された長さのエイリアス・アドレスをもつ各リンクごと
に最終使用時を調べ、アドレスが拡張されていて長時間使用されないリンクは、
通信リンク16の両端にあるテーブルから除去される。このように、エイリアス
・アドレスの長さは、知らず知らずのうちに最短のオプションに戻っていく。拡
張フィールドのエイリアス・アドレスがテーブルに存在しなくなると、「02」
および「03」メッセージの使用は、攪乱がもう一度検出されるまで中断された
ままになり、両側のテーブル(bridge tables)は、拡張以前の大きさに戻る。
時が所定の閾値より古いリンクを定期的に除去する。リンクの総数が、1組の非
拡張エイリアス・アドレスの中で使用可能なリンクの数以下になると、拡張エイ
リアス・アドレスのリンクを、後続の通信の非拡張エイリアス・アドレスに再割
り当てしてもよい。当業者には判るように、本開示を考えると、非拡張エイリア
ス・アドレスで動作するようにシステムを元に戻す別の方法を使用してもよい。
るように、本発明の教示は、他の通信プロトコルにも適用される。たとえば、通
信インターフェース12、14がIPルーティング機能を実行し、イーサネット
・パケットがIPデータグラムを含む場合、通信インターフェース12、14は
、内部のデータグラムからIPルーティング情報を除去する。このようなケース
では、ルーティング情報を保存または再計算して、データグラムの経路内の次の
ホップを与えてもよい。したがって、本発明は、TCP/IPとともに使用して
、イーサネットおよびIPのアドレス指定が除去されたり、各終端部のゲートウ
エイまたはルータが、IP経路の次のホップを指定するイーサネットのパケット
にIPデータグラムを再バンドルする場合のオーバーヘッドを更に削減すること
ができる。
的な実施例が開示されているが、これらの実施例は一般的かつ説明的な意味で使
用されているにすぎず、限定する目的では使用されていないので、本発明の範囲
は、以下の特許請求の範囲に詳述されている。
るときに実行される動作を示す流れ図。
データを受信するときに実行される動作を示す流れ図。
信するときに実行される動作を示す流れ図。
らデータを受信するときに実行される動作を示す流れ図。
ンクからデータを受信するときに実行される動作を示す流れ図。
線通信システムなど、固定された基盤設備の量を少なくした通信システムが使用
されてきた。しかし、無線システムは概して運用に費用がかかり、帯域幅も有線
システムと比較すると狭いことが一般的であった。高速度の専用無線システムを
運用してもよいが、これらの無線通信ネットワークは、既存の有線通信ネットワ
ークに統合されていることが多いため、イーサネット、トークンリングまたはネ
ットワーキング・プロトコルのような既存のネットワーキング・プロトコルを使
用することが望ましい。しかし、イーサネット・プロトコルなど、従来のネット
ワーキング・プロトコルは、無線通信環境における使用のために開発されたので
はないため、無線通信ネットワークの環境で運用するときは能率が悪い。 米国特許第5,446,736号は、標準プロトコルを使用して、無線通信ネットワー クにノードを接続するための方法と装置を説明している。この第'736号特許は、 接続の間、ヘッダの一部を置き換えるためにトークンが使用される接続向けシス テムを説明している。文献、「X.25規格にもとづく伝送用プロトコル(Protoco ls De Transmission De Donnees X 25)」「マイクロ・システムズ(Micro Syst emes)」第74号、1987年4月1日、ページ 94〜100に、ハイ・レベル・データリ ンク制御(HDLC)のデータ伝送プロトコルの試験結果が記載されている。19 97年10月1日発行の「無線通信ネットワーク」、第3巻、第5号、ページ 375〜 387の文献、「無線通信ネットワーク用のTCP/IPヘッダの低損失圧縮(Low-Loss TCP/IP Header Compression For Wireless Networks)」は、TCP/IP通信のヘッ ダの圧縮を説明している。
Claims (39)
- 【請求項1】 通信リンクを通じて、メッセージ・ヘッダを備えたメッセー
ジを伝達するときのオーバーヘッドを削減する方法であって、 前記通信リンクで転送されるメッセージを受信するステップと、 所定の第1組のエイリアス・アドレスからの未使用のエイリアス・アドレスが
使用可能であるか否か決定するステップと、 未使用のエイリアス・アドレスが使用可能な場合は、所定の第1組のエイリア
ス・アドレスからの未使用のエイリアス・アドレスを、前記受信したメッセージ
のヘッダの少なくとも一部と対応付けるステップと、 未使用のエイリアス・アドレスが使用不能な場合は、前記所定の第1組のエイ
リアス・アドレスからの使用済みのエイリアス・アドレスを、前記受信したメッ
セージの前記ヘッダの少なくとも一部と対応付けるステップと、 メッセージ・ヘッダを備えた後続メッセージから、前記メッセージ・ヘッダの
少なくとも一部を除去して、メッセージを削減するステップであって、前記後続
メッセージのメッセージ・ヘッダの一部は、前記受信したメッセージのメッセー
ジの前記メッセージ・ヘッダと実質的に同一である前記ステップと、 前記削減されたデータ・メッセージと、前記対応付けられたエイリアス・アド
レスとを前記通信リンクで転送するステップと、 を含む方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の方法において、前記除去するステップは、前
記エイリアス・アドレスと、前記メッセージに付随する前記メッセージ・ヘッダ
の少なくとも一部とを、前記通信リンクで転送するステップより先に実行される
方法。 - 【請求項3】 請求項2記載の方法であって、前記メッセージ・ヘッダの少
なくとも一部と、前記対応付けられたエイリアス・アドレスとの対応付けの確認
を、前記通信リンクから受信する前記ステップを更に含む方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の方法であって、 エイリアス・アドレスと、転送された削減されたデータ・メッセージとを前記
通信リンクから受信するステップと、 前記受信したエイリアス・アドレスに対応付けられた前記メッセージ・ヘッダ
の前記少なくとも一部と、前記削減されたデータ・メッセージとから前記後続メ
ッセージを再構成するステップと、 を更に含む方法。 - 【請求項5】 請求項1記載の方法であって、メッセージ・ヘッダの少なく
とも一部に対応付けられたエイリアス・アドレスを使用済みとして識別するステ
ップを更に含む方法。 - 【請求項6】 請求項1記載の方法において、前記所定の第1組のエイリア
ス・アドレスからの使用済みエイリアス・アドレスを対応付ける前記ステップは
、 前記各使用済みエイリアス・アドレスごとに最終使用時を与えるように、前記
所定の第1組のエイリアス・アドレスからの各使用済みエイリアス・アドレスが
、いつ最後に使用されたかを決定するステップと、 使用済みエイリアス・アドレスが使用不能の場合は、前記所定の第1組のエイ
リアス・アドレスからの最終使用時が最も古い使用済みエイリアス・アドレスと
、前記受信したメッセージの前記メッセージ・ヘッダの少なくとも一部とを対応
付けるステップと、 を含む方法。 - 【請求項7】 請求項1記載の方法において、前記メッセージ・ヘッダの前
記少なくとも一部は、前記メッセージの発信元アドレスおよび宛先アドレスを含
む方法。 - 【請求項8】 請求項1記載の方法において、前記通信リンクは、無線通信
リンクである方法。 - 【請求項9】 請求項1記載の方法であって、 エイリアス・アドレスと前記メッセージ・ヘッダとの対応付けを監視するステ
ップと、 前記監視にもとづいて前記所定の第1組のエイリアス・アドレスの中のエイリ
アス・アドレスの数を増加させ、所定の第2組のエイリアス・アドレスを与える
ステップと、 を更に含む方法。 - 【請求項10】 請求項9記載の方法において、前記増加させるステップは
、エイリアス・アドレスの長さを増加させた連絡を、前記通信リンクで転送する
前記ステップを含む方法。 - 【請求項11】 請求項9記載の方法であって、エイリアス・アドレスが活
動状態にないと決定されると、前記所定の第2組のエイリアス・アドレスから前
記エイリアス・アドレスを除去するステップを更に含む方法。 - 【請求項12】 請求項11記載の方法において、前記所定の第2組のエイ
リアス・アドレスは、前記所定の第1組のエイリアス・アドレスと所定の第3組
のエイリアス・アドレスとの組み合わせを含む方法。 - 【請求項13】 請求項12記載の方法であって、前記所定の第3組のエイ
リアス・アドレスのすべてが、前記所定の第2組のエイリアス・アドレスから除
去されている場合は、前記エイリアス・アドレスの数を前記所定の第1組のエイ
リアス・アドレスに減少させるステップを更に含む方法。 - 【請求項14】 通信リンクを通じて、メッセージ・ヘッダを備えたメッセ
ージを伝達するときのオーバーヘッドを削減するシステムであって、 前記通信リンクで転送されるメッセージを受信する手段と、 所定の第1組のエイリアス・アドレスからの未使用のエイリアス・アドレスが
使用可能であるか否か決定する手段と、 未使用のエイリアス・アドレスが使用可能な場合は、所定の第1組のエイリア
ス・アドレスからの未使用のエイリアス・アドレスを、前記受信したメッセージ
のヘッダの少なくとも一部と対応付ける手段と、 未使用のエイリアス・アドレスが使用不能な場合は、前記所定の第1組のエイ
リアス・アドレスからの使用済みのエイリアス・アドレスを、前記受信したメッ
セージの前記ヘッダの少なくとも一部と対応付ける手段と、 メッセージ・ヘッダを備えた後続メッセージから、前記メッセージ・ヘッダの
少なくとも一部を除去して、メッセージを削減する手段であって、前記後続メッ
セージのメッセージ・ヘッダの一部は、前記受信したメッセージの前記メッセー
ジ・ヘッダと実質的に同一である前記手段と、 前記削減されたデータ・メッセージと、前記対応付けられたエイリアス・アド
レスとを前記通信リンクで転送する手段と、 を含むシステム。 - 【請求項15】 請求項14記載のシステムであって、前記エイリアス・ア
ドレスと、前記メッセージに付随する前記メッセージ・ヘッダの少なくとも一部
とを、前記通信リンクで転送する手段を更に含むシステム。 - 【請求項16】 請求項15記載のシステムであって、前記メッセージ・ヘ
ッダの前記少なくとも一部と、前記対応付けられたエイリアス・アドレスとの対
応付けの確認を、前記通信リンクから受信する前記手段を更に含むシステム。 - 【請求項17】 請求項14記載のシステムであって、 エイリアス・アドレスと、転送された削減されたデータ・メッセージとを前記
通信リンクから受信する手段と、 前記受信したエイリアス・アドレスに対応付けられた前記メッセージ・ヘッダ
の前記少なくとも一部と、前記削減されたデータ・メッセージとから前記後続メ
ッセージを再構成する手段と、 を更に含むシステム。 - 【請求項18】 請求項14記載のシステムであって、メッセージ・ヘッダ
の少なくとも一部に対応付けられたエイリアス・アドレスを使用済みとして識別
する手段を更に含むシステム。 - 【請求項19】 請求項14記載のシステムにおいて、前記所定の第1組の
エイリアス・アドレスからの使用済みエイリアス・アドレスを対応付ける前記手
段は、 前記各使用済みエイリアス・アドレスごとに最終使用時を与えるように、前記
所定の第1組のエイリアス・アドレスからの各使用済みエイリアス・アドレスが
、いつ最後に使用されたかを決定する手段と、 使用済みエイリアス・アドレスが使用不能な場合は、前記所定の第1組のエイ
リアス・アドレスからの最終使用時が最も古い使用済みエイリアス・アドレスと
、前記受信したメッセージの前記メッセージ・ヘッダの少なくとも一部を対応付
ける手段と、 を含むシステム。 - 【請求項20】 請求項14記載のシステムにおいて、前記メッセージ・ヘ
ッダの前記少なくとも一部は、前記メッセージの発信元アドレスおよび宛先アド
レスを含むシステム。 - 【請求項21】 請求項14記載のシステムにおいて、前記通信リンクは、
無線通信リンクであるシステム。 - 【請求項22】 請求項14記載のシステムであって、 エイリアス・アドレスと前記メッセージ・ヘッダとの対応付けを監視する手段
と、 所定の第2組のエイリアス・アドレスを与えるため、前記監視にもとづいて前
記所定の第1組のエイリアス・アドレスの中のエイリアス・アドレスの数を増加
させる手段と、 を更に含むシステム。 - 【請求項23】 請求項22記載のシステムにおいて、前記増加させる手段
は、エイリアス・アドレスの長さを増加させた連絡を、前記通信リンクで転送す
る手段を含むシステム。 - 【請求項24】 請求項22記載のシステムであって、エイリアス・アドレ
スが活動状態にないと決定されると、前記所定の第2組のエイリアス・アドレス
から前記エイリアス・アドレスを除去する手段を更に含むシステム。 - 【請求項25】 請求項24記載のシステムにおいて、前記所定の第2組の
エイリアス・アドレスは、前記所定の第1組のエイリアス・アドレスと所定の第
3組のエイリアス・アドレスとの組み合わせを含むシステム。 - 【請求項26】 請求項25記載のシステムであって、前記所定の第3組の
エイリアス・アドレスのすべてが、前記所定の第2組のエイリアス・アドレスか
ら除去されている場合は、前記エイリアス・アドレスの数を前記所定の第1組の
エイリアス・アドレスに減少させる手段を更に含むシステム。 - 【請求項27】 通信リンクを通じて、メッセージ・ヘッダを備えたメッセ
ージを伝達するときのオーバーヘッドを削減するコンピュータ・プログラム・プ
ロダクトであって、 コンピュータが読み取り可能な記憶媒体であって、前記媒体に含まれるコンピ
ュータが読み取り可能なプログラム・コードの手段を備えた前記記憶媒体を含む
コンピュータ・プログラム・プロダクトにおいて、前記コンピュータが読み取り
可能なプログラム・コードの手段は、 前記通信リンクで転送されるメッセージを受信するコンピュータが読み取り可
能なプログラム・コードの手段と、 所定の第1組のエイリアス・アドレスからの未使用のエイリアス・アドレスが
使用可能であるか否か決定するコンピュータが読み取り可能なプログラム・コー
ドの手段と、 未使用のエイリアス・アドレスが使用可能な場合は、所定の第1組のエイリア
ス・アドレスからの未使用のエイリアス・アドレスを、前記受信したメッセージ
のヘッダの少なくとも一部と対応付けるコンピュータが読み取り可能なプログラ
ム・コードの手段と、 未使用のエイリアス・アドレスが使用不能な場合は、前記所定の第1組のエイ
リアス・アドレスからの使用済みのエイリアス・アドレスを、前記受信したメッ
セージの前記ヘッダの少なくとも一部と対応付けるコンピュータが読み取り可能
なプログラム・コードの手段と、 メッセージ・ヘッダを備えた後続メッセージから、前記メッセージ・ヘッダの
少なくとも一部を除去して、メッセージを削減するコンピュータが読み取り可能
なプログラム・コードの手段であって、前記後続メッセージのメッセージ・ヘッ
ダの一部は、前記受信したメッセージのメッセージの前記メッセージ・ヘッダと
実質的に同一である前記コンピュータが読み取り可能なプログラム・コードの手
段と、 前記削減されたデータ・メッセージと、前記対応付けられたエイリアス・アド
レスとを前記通信リンクで転送するコンピュータが読み取り可能なプログラム・
コードの手段と、 を含むコンピュータ・プログラム・プロダクト。 - 【請求項28】 請求項27記載のコンピュータ・プログラム・プロダクト
であって、前記エイリアス・アドレスと、前記メッセージに付随する前記メッセ
ージ・ヘッダの少なくとも一部とを、前記通信リンクで転送するコンピュータが
読み取り可能なプログラム・コードの手段を更に含むコンピュータ・プログラム
・プロダクト。 - 【請求項29】 請求項28記載のコンピュータ・プログラム・プロダクト
であって、前記メッセージ・ヘッダの少なくとも一部と、前記対応付けられたエ
イリアス・アドレスとの対応付けの確認を、前記通信リンクから受信するコンピ
ュータが読み取り可能なプログラム・コードの手段を更に含むコンピュータ・プ
ログラム・プロダクト。 - 【請求項30】 請求項27記載のコンピュータ・プログラム・プロダクト
であって、 エイリアス・アドレスと、削減されて転送されたデータ・メッセージとを前記
通信リンクから受信するコンピュータが読み取り可能なプログラム・コードの手
段と、 前記受信したエイリアス・アドレスに対応付けられた前記メッセージ・ヘッダ
の前記少なくとも一部と、前記削減されたデータ・メッセージとから前記後続メ
ッセージを再構成するコンピュータが読み取り可能なプログラム・コードの手段
と、 を更に含むコンピュータ・プログラム・プロダクト。 - 【請求項31】 請求項27記載のコンピュータ・プログラム・プロダクト
であって、メッセージ・ヘッダの少なくとも一部に対応付けられたエイリアス・
アドレスを使用済みとして識別するコンピュータが読み取り可能なプログラム・
コードの手段を更に含むコンピュータ・プログラム・プロダクト。 - 【請求項32】 請求項27記載のコンピュータ・プログラム・プロダクト
において、前記所定の第1組のエイリアス・アドレスからの使用済みエイリアス
・アドレスを対応付ける前記コンピュータが読み取り可能なプログラム・コード
の手段は、 前記各使用済みエイリアス・アドレスごとに最終使用時を与えるように、前記
所定の第1組のエイリアス・アドレスからの各使用済みエイリアス・アドレスが
、いつ最後に使用されたかを決定するコンピュータが読み取り可能なプログラム
・コードの手段と、 使用済みエイリアス・アドレスが使用不能な場合は、前記所定の第1組のエイ
リアス・アドレスからの最終使用時が最も古い使用済みエイリアス・アドレスと
、前記受信したメッセージの前記メッセージ・ヘッダの少なくとも一部を対応付
けるコンピュータが読み取り可能なプログラム・コードの手段と、 を含むコンピュータ・プログラム・プロダクト。 - 【請求項33】 請求項27記載のコンピュータ・プログラム・プロダクト
において、前記メッセージ・ヘッダの前記少なくとも一部は、前記メッセージの
発信元アドレスおよび宛先アドレスを更に含むコンピュータ・プログラム・プロ
ダクト。 - 【請求項34】 請求項27記載のコンピュータ・プログラム・プロダクト
において、前記通信リンクは、無線通信リンクであるコンピュータ・プログラム
・プロダクト。 - 【請求項35】 請求項27記載のコンピュータ・プログラム・プロダクト
であって、 エイリアス・アドレスと前記メッセージ・ヘッダとの対応付けを監視するコン
ピュータが読み取り可能なプログラム・コードの手段と、 前記監視にもとづいて前記所定の第1組のエイリアス・アドレスの中のエイリ
アス・アドレスの数を増加させ、所定の第2組のエイリアス・アドレスを与える
コンピュータが読み取り可能なプログラム・コードの手段と、 を更に含むコンピュータ・プログラム・プロダクト。 - 【請求項36】 請求項35記載のコンピュータ・プログラム・プロダクト
において、前記増加させるコンピュータが読み取り可能なプログラム・コードの
手段は、エイリアス・アドレスの長さを増加させた連絡を、前記通信リンクで転
送するコンピュータが読み取り可能なプログラム・コードの手段を含むコンピュ
ータ・プログラム・プロダクト。 - 【請求項37】 請求項35記載のコンピュータ・プログラム・プロダクト
であって、前記エイリアス・アドレスが活動状態にないと決定されると、前記所
定の第2組のエイリアス・アドレスから前記エイリアス・アドレスを除去するコ
ンピュータが読み取り可能なプログラム・コードの手段を更に含むコンピュータ
・プログラム・プロダクト。 - 【請求項38】 請求項37記載のコンピュータ・プログラム・プロダクト
において、前記所定の第2組のエイリアス・アドレスは、前記所定の第1組のエ
イリアス・アドレスと所定の第3組のエイリアス・アドレスの組み合わせを含む
コンピュータ・プログラム・プロダクト。 - 【請求項39】 請求項38記載のコンピュータ・プログラム・プロダクト
であって、前記所定の第3組のエイリアス・アドレスのすべてが、前記所定の第
2組のエイリアス・アドレスから除去されている場合は、エイリアス・アドレス
の数を前記所定の第1組のエイリアス・アドレスに減少させる、コンピュータが
読み取り可能なプログラム・コードの手段を更に含むコンピュータ・プログラム
・プロダクト。
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