JP2003514094A - 衝撃耐性が改変されたポリエチレンテレフタレート/ポリカーボネート配合物に基づく組成物 - Google Patents
衝撃耐性が改変されたポリエチレンテレフタレート/ポリカーボネート配合物に基づく組成物Info
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Abstract
Description
レンテレフタレート/ポリカーボネート配合物に基づく組成物に関する。本発明
はさらに半完成品および成形品の製造用の熱可塑性成形組成物の使用にも関し、
そしてまた該熱可塑性成形組成物から得ることができる半完成品および成形品に
も関する。
物充填剤を含有するポリカーボネート成形組成物は既知である。このタイプの成
形組成物は、例えば、自動車分野で使用される。
重合体および鉱物充填剤を含有し、且つ外側車体部品用に満足のいく靭性を示す
ポリカーボネート成形組成物を開示している。しかしながら、これらの請求され
た成形組成物は不満足な熱時寸法安定性を示す。
基づくグラフト共重合体、および4重量%までの量のタルクを含有するポリカー
ボネート成形組成物を開示している。それらの利点は低い反りおよび良好な靭性
を含んでなる諸性質の好ましい組み合わせであると述べられている。
ーボネート成形組成物を記載している。ABS樹脂、ポリエチレンテレフタレー
トおよびポリブチレンテレフタレートを配合物の他の成分として使用することが
できる。これらの成形組成物の強調される利点はそれらの良好な衝撃靭性および
表面品質である。
カーボネート成形組成物を記載している。これらの成形組成物は60〜70重量
%のポリカーボネート、20〜30重量%のポリエステル、5〜10重量%のア
クリレートゴムおよび5〜10重量%のタルク、並びに(100部の重合体成分
に関して)0.1〜1重量の酸化防止剤を含有する。
チレンテレフタレート、ポリエステル類、グラフト共重合体および鉱物充填剤を
含有するポリカーボネート成形組成物を開示している。
ればならない。車両の色で顔料着色されるプラスチックの場合には、そこから製
造される車体部品は一般的には1つもしくはそれ以上の透明ラッカーのコートで
オーバーコートされる。車両の色で顔料着色されないプラスチックの場合には、
そこから製造される車体部品は一般的には複数のラッカーコートでコートされ、
これらのコートの少なくとも1つは色を付与するコートである。適用されるラッ
カーコートは一般的には、200℃までの範囲でありうる高められた温度におい
て加熱乾燥しそして硬化しなければならない。加熱乾燥の温度および期間は使用
するラッカー系に依存する。車体部品用に使用されるプラスチック材料は、例え
ば硬化または加熱乾燥工程中の、例えば不可逆的変形のような変化をできる限り
少なく受けるべきである。従って、改良された熱時寸法安定性を示す熱可塑性ポ
リカーボネート成形組成物を提供することが必要である。
び引っ張り負荷下の良好な靭性並びに満足のいく剛性、低い熱膨張、良好な表面
品質、良好なラッカー付着性を伴う良好なラッカー−コーテイング能力、並びに
化学物質および燃料に対する良好な耐性を包含する。さらに、外側車体部品の製
造用に使用される成形組成物は溶融状態で良好な流動性を示さなければならない
。
挙げられた諸性質における大きな変動を示しうることを示した。しかしながら、
ラッカーコーテイングを問題なく行えるようにするためには、全ての材料にとっ
て根本的に決定的で且つ非常に重要な因子は満足のいく熱時寸法安定性である。
イング能力を示すポリカーボネート成形組成物を提供することである。さらに、
本発明に従う組成物は予期せぬことに低温における衝撃靭性におけるわずかな減
少しか示さない。さらに、ポリカーボネート成形組成物は以上で挙げられた要件
に関してプラスチック製の車体部品に関する優れた表面性質を示さなければなら
ない。さらに、ポリカーボネート成形組成物は容易に加工して車体部品としての
使用に適する大きい成形品を生成できなければならない。
充填剤としてのタルクと組み合わせて含有する組成物が要求される性質を有する
ことが今回見いだされた。
29、重量部の少なくとも1種のポリエチレンテレフタレート、 B)10〜90、好ましくは20〜80、最も好ましくは25〜55、特に30
〜50、重量部の少なくとも1種の芳香族ポリカーボネート、 C)1.5〜30、好ましくは3〜25、最も好ましくは6〜20、特に8〜1
7、重量部の−5℃より低いガラス転移温度を有するアクリレート類に基づくグ
ラフトベースを含んでなる少なくとも1種のグラフト重合体もしくは少なくとも
1種の弾性ブロック共重合体、特に芳香族ビニル化合物およびジエン類に基づく
2−もしくは3ブロック共重合体またはそれらの混合物、並びにブロック共重合
体、並びに D)1.5〜54、好ましくは3〜34、最も好ましくは6〜25、特に8〜2
1、重量部のタルクに基づく少なくとも1種の鉱物充填剤 を含有する組成物であって、全ての成分の重量部の合計が100である組成物に
関する。
上の異なるポリエチレンテレフタレートの混合物を含有する。ポリエチレンテレ
フタレート類は本発明の意味ではテレフタル酸(またはその反応性誘導体)およ
びエチレングリコールに基づくアルカンジオール類から誘導されるポリアルキレ
ンテレフタレート類である。
方法によりテレフタル酸(またはその反応性誘導体)およびエチレングリコール
単位を含んでなる脂肪族または脂環式ジオール類から製造することができる(Ku
nststoff-Handbuch, Volume VIII, pages 695 et seq., Karl-Hanser-Verlag, M
unich 1973)。
も80、好ましくは90モル%のテレフタル酸基および、ジオール成分に関して
、少なくとも80、好ましくは少なくとも90モル%のエチレングリコール基を
含有する。
までの炭素数8〜14の他の芳香族ジカルボン酸類または炭素数4〜12の脂肪
族ジカルボン酸類、好ましくはフタル酸、イソフタル酸、ナフタレン−2,6−
ジカルボン酸、4,4′−ジフェニルジカルボン酸、琥珀酸、アジピン酸、セバ
シン酸もしくはアゼライン酸類、またはシクロヘキサン二酢酸、の基を含有する
ことができる。
ル%までの他の炭素数3〜12の他の脂肪族ジオール類または炭素数6〜21の
脂環式ジオール類、例えば1,3−プロパンジオール、2−エチルプロパンジオ
ール−1,3、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘ
キサンジオール、シクロヘキサン−ジメタノール−1,4、3−メチル−ペンタ
ンジオール−2,4、2−メチルペンタンジオール−2,4、2,2,4−トリメチ
ルペンタンジオール−1,3および−1,6、2−エチルヘキサンジオール−1,
3、2,2−ジエチルプロパンジオール−1,3、2,5−ヘキサンジオール、1,
4−ジ−(β−ヒドロキシエトキシ)−ベンゼン、2,2−ビス−(4−ヒドロ
キシシクロヘキシル)−プロパン、2,4−ジヒドロキシ−1,1,3,3−テトラ
メチル−シクロブタン、2,2−ビス−(3−β−ヒドロキシエトキシフェニル
)−プロパンおよび2,2−ビス−(4−ヒドロキシプロポキシフェニル)−プ
ロパン(DE−A 24 07 674、24 07 776、27 15 932)
を含有することができる。さらに、ポリエチレンテレフタレート類は20モル%
までのエーテルまたはポリエーテル構造を含有することもできる。
または3−もしくは4塩基性カルボン酸、例えばDE−A 19 00 270お
よびUS−A 3 692 744に記載されたもの、の導入により枝分かれさせ
ることができる。好ましい枝分かれ剤はトリメシン酸、トリメリト酸、トリメチ
ロールエタンおよび−プロパン並びにペンタエリトリトールを包含する。酸成分
に関して1モル%より多い枝分かれ剤を使用しないことが推奨される。
または少なくとも2種のアルコール成分から製造されるコポリエステル類も包含
する。最も好ましいコポリエステル類はポリ−(エチレングリコール/1,4−
ブタンジオール)テレフタレート類である。
よびエチレングリコールだけから製造されたポリエチレンテレフタレート類が特
に好ましい。
ゼン(1:1重量部)中で25℃において測定して、一般的には約0.3〜1.5
dl/g、好ましくは0.4〜1.3dl/g、最も好ましくは0.5〜0.8dl
/g、の固有粘度を有する。
間以内、好ましくは10分間以内そして最も好ましくは5分間以内であるである
215℃における等温結晶化に関してDSC方法により測定した結晶化時間を示
すポリエチレンテレフタレート類、が特に好ましい。
らの製造中または後のポリエチレンテレフタレート類に対する結晶化剤の添加に
より、例えばそれらをポリエチレンテレフタレート融成物と混合することにより
、行われる。有機カルボン酸類の金属塩類、例えば安息香酸または置換された安
息香酸類のアルカリまたはアルカリ土類金属塩類、が結晶化剤として好ましく使
用される。
好ましくはポリブチレンテレフタレート類により、置換することができる。一般
的には、(ポリエチレンテレフタレートに関して)50重量%までの、好ましく
は10重量%までの、ポリエチレンテレフタレートを他の熱可塑性ポリエステル
類により、好ましくはポリアルキレンテレフタレート類により、置換することが
できる。
体(例えばジメチルエステル類または無水物)と脂肪族、脂環式または芳香脂肪
族ジオール類との反応生成物、およびこれらの反応性生成物の混合物である。
たはその反応性誘導体)および炭素数3〜10の脂肪族または脂環式ジオール類
から製造できるポリアルキレンテレフタレート類を包含する(Kunststoff-Handb
uch, Volume VIII, pages 695 et seq., Karl-Hanser-Verlag, Munich 1973)。
とも80、好ましくは90モル%のテレフタル酸基および、ジオール成分に関し
て、少なくとも80、好ましくは少なくとも90モル%の1,4−ブタンジオー
ル基を含有する。
%までの炭素数8〜14の他の芳香族ジカルボン酸類または炭素数4〜12の脂
肪族ジカルボン酸類の基、例えば、フタル酸、イソフタル酸、ナフタレン−2,
6−ジカルボン酸、4,4′−ジフェニルジカルボン酸、琥珀酸、アジピン酸、
セバシン酸もしくはアゼライン酸類、およびシクロヘキサン二酢酸の基、を含有
することができる。
タレート類は20モル%までの他の炭素数3〜12の脂肪族ジオール類または炭
素数6〜21の脂環式ジオール類、例えば1,3−プロパンジオール、2−エチ
ルプロパンジオール−1,3、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサン−ジメタノール−1,4、3−メ
チル−ペンタンジオール−2,4、2−メチルペンタンジオール−2,4、2,2,
4−トリメチルペンタンジオール−1,3および−1,6、2−エチルヘキサンジ
オール−1,3、2,2−ジエチルプロパンジオール−1,3、2,5−ヘキサンジ
オール、1,4−ジ−(β−ヒドロキシエトキシ)−ベンゼン、2,2−ビス−(
4−ヒドロキシシクロヘキシル)−プロパン、2,4−ジヒドロキシ−1,1,3,
3−テトラメチルシクロブタン、2,2−ビス−(3−β−ヒドロキシエトキシ
−フェニル)−プロパンおよび2,2−ビス−(4−ヒドロキシプロポキシフェ
ニル)−プロパン(DE−A 24 07 674、24 07 776、27 15 932)を含有することができる。
4価アルコール類または3−もしくは4塩基性カルボン酸の導入により枝分かれ
させることができる。
よび1,4−ブタンジオールだけから製造されたポリアルキレンテレフタレート
類(ポリブチレンテレフタレート類)が特に好ましい。
および/または少なくとも2種の上記のアルコール成分から製造されるコポリエ
ステル類も包含する。
ンゼン(1:1重量部)中で25℃において測定して、一般的には約0.3〜1.
5dl/g、好ましくは0.4〜1.3dl/g、の固有粘度を有する。
ート類の混合物を成分Bとして含有する。
族基を含有する2価有機基である] のビスフェノール類に基づくホモポリカーボネート類およびコポリカーボネート
類である。
C6−C12−アリーレン基を示すか、 或いは式(II)または(III)
ましくは塩素および/もしくは臭素、を示し、 xは0、1または2を示し、それらは各場合とも互いに独立しており、 pは1または0であり、そして R1およびR2は各X1に関して個別に選択することができ、そして互いに独立し
ており、そして水素またはC1−C6−アルキル、好ましくは水素、メチルまたは
エチル、を示し、 X1は炭素を示し、そして mは4〜7、好ましくは4または5、の整数を示し、但し条件として少なくとも
1個のX1原子上でR1およびR2は同時にアルキル基を示す] のビスフェノール類が好ましい。
ール類である:ジヒドロキシビフェニル類、ビス−(ヒドロキシフェニル)−ア
ルカン類、ビス−(ヒドロキシフェニル)−シクロアルカン類、インダンビスフ
ェノール類、ビス−(ヒドロキシフェニル)スルフィド類、ビス−(ヒドロキシ
フェニル)エーテル類、ビス−(ヒドロキシフェニル)−ケトン類、ビス−(ヒ
ドロキシフェニル)スルホン類、ビス−(ヒドロキシフェニル)スルホキシド類
およびα,α′−ビス−(ヒドロキシフェニル)−ジイソプロピルベンゼン類を
包含する。
も包含し、それらは例えば該ビスフェノール類の芳香族環のアルキル化またはハ
ロゲン化により得ることができる。
:ヒドロキノン、レソルシノール、4,4′−ジヒドロキシジフェニル、ビス−
(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)ス
ルホン、ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシ−フェニル)−メタン、ビ
ス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、1,1−ビス−(
3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−p/m−ジイソプロピルベンゼ
ン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、1,1−
ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキサン、1,1
−ビス−(4−ヒドロキシ−フェニル)−3−メチルシクロヘキサン、1,1−
ビス−(4−ヒドロキシフェニル)4−メチルシクロヘキサン、1,1−ビス−
(−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキサン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,2−ビス−(3,5−ジ
クロロ−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス−(3−メチル−4−
ヒドロキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒド
ロキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プ
ロパン(すなわちビスフェノールA)、2,2−ビス−(3−クロロ−4−ヒド
ロキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキ
シフェニル)−プロパン、2,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−2−メ
チルブタン、2,4−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−2
−メチルブタン、α,α′−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−m−ジイソプ
ロピルベンゼン(すなわちビスフェノールM)、α,α′−ビス−(4−ヒドロ
キシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、およびインダン−ビスフェノー
ル。
ネート、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシ
クロヘキサンに基づくホモポリカーボネート、並びに2種の単量体であるビスフ
ェノールAおよび1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリ
メチルシクロヘキサンに基づくコポリカーボネート類である。
対応するフェノール類およびケトン類から、製造することができる。
よる論文 "Chemistry and Physics of Polycarbonates", Polymer Reviews, Vol
ume 9, pages 77-98, Interscience Publishers, New York, London, Sydney, 1
964 およびUS−A 3 028 635、US−A 3 062 781、US−A
2 999 835、US−A 3 148 172、US−A 2 991 273
、US−A 3 271 367、US−A 4 982 014、US−A 2 99
9 846、DE−A 1 570 703、DE−A 2 063 050、DE−
A 2 036 052、DE−A 2 211 956、DE−A 3 832 39
6、およびFR−A 1 561 518、並びに日本特許公開出願番号6203
9/1986、62040/1986および105550/1986に記載され
ている。
キサンおよびそれらの製造は、例えば、US−A 4 982 014に記載され
ている。
88 864、JP−A 60 035 150およびUS−A 4 334 106
に記載されている。インダン−ビスフェノール類は、例えば、イソプロペニルフ
ェノールからもしくはその誘導体から、またはイソプロペニルフェノールの二量
体もしくはそれらの誘導体から、フリーデル−クラフツ触媒の存在下で有機溶媒
中で製造することができる。
ート類の適当な製造方法の例は、ビスフェノール類からのホスゲンを用いる相境
界方法によるそれらの製造、またはピリジン方法と称するビスフェノール類から
のホスゲンを用いる均一相方法によるそれらの製造、またはビスフェノール類か
らの炭酸のエステル類を用いる融成物中でのエステル交換方法によるそれらの製
造を包含する。これらの製造方法は H. Schnell により"Chemistry and Physics
of Polycarbonates", Polymer Reviews, Volume 9, pages 31-76, Interscienc
e Publishers, New York, London, Sydney, 1964 に記載されている。上記の製
造方法は D. Freitag, U. Grigo, P.R. Mueller, H. Nouvertne により "Polyca
rbonates" in the Encyclopedia of Polymer Science and Engineering, Volume
11, Second Edition, 1988, pages 648 to 718 にそして U. Grigo, K. Kirche
r および P.R. Mueller により "Polycarbonates" in Becker, Braun, Kunststo
ff-Handbuch, Volume 3/1, Polycarbonates, Polyacetals, Polyesters, Cellul
ose Esters, Carl Hanser Verlag, Munich, Vienna 1992, pages 117 to 299 に
そして D.C. Prevorsek, B.T. Debona および Y. Kesten, Corporate Research
Center, Allied Chemical Corporation, Morristown, New Jersey 07960 により
"Synthesis of Poly(ester carbonate) Copolymers" in Journal of Polymer S
cience, Polymer Chemistry Edition, Vol. 19, 75-90 (1980) にも記載されて
いる。
f Polycarbonates", Polymer Reviews, Volume 9, pages 44 to 51, Interscien
ce Publishers, New York, London, Sydney, 1964 に記載されており、そしてま
たDE−A 1 031 512、US−A 3 022 272、US−A 5 34
0 905およびUS−A 5 399 659にも記載されている。
用に好ましく使用される。特に融成物中のエステル交換方法によるそれらの製造
のためには、使用されるビスフェノール類および炭酸誘導体はアルカリイオンお
よびアルカリ土類イオンをできるだけ含むべきではない。この種類の純粋な原料
は、例えば、ビスフェノール類および炭酸誘導体、例えば炭酸のエステル類、を
再結晶化するか、洗浄するかまたは蒸留することにより得ることができる。
の測定により、測定することができる10,000〜200,000g/モルの重
量平均分子量(Mw)を有する。それらはより好ましくは12,000〜80,0
00g/モル、最も好ましくは20,000〜35,000g/モル、の重量平均
分子量を有する。
する量の連鎖停止剤を加えることにより、調節することができる。
きる。
る。適するモノフェノール類の例はフェノール、p−クロロフェノール、p−t
ert.−ブチルフェノール、クミルフェノールまたは2,4,6−トリブロモフ
ェノール、並びに長鎖アルキルフェノール類、例えば4−(1,1,3,3−テト
ラメチルブチル)−フェノールまたはアルキル置換基中の合計炭素数が8〜20
のモノアルキルフェノールもしくはジアルキルフェノール類、例えば3,5−ジ
−tert.−ブチル−フェノール、p−tert.−オクチルフェノール、p−
ドデシルフェノール、2−(3,5−ジメチル−ヘプチル)−フェノールまたは
4−(3,5−ジメチル−ヘプチル)−フェノールを包含する。適するモノカル
ボン酸類は安息香酸、アルキル安息香酸類およびハロゲノ安息香酸類を包含する
。
(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−フェノールおよびクミルフェノールで
ある。
の合計に関して、0.25〜10モル%の間の範囲である。
枝分かれ剤または3より大きい官能度を有する枝分かれ剤の導入により、枝分か
れさせることができる。適する枝分かれ剤の例は、3個もしくは3個より多いフ
ェノール基を含有するものまたは3個もしくは3個より多いカルボン酸基を有す
るものである。
−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプテン−2、4,6−ジメチル−2,4
,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプタン、1,3,5−トリ−(4−
ヒドロキシフェニル)−ベンゼン、1,1,1−トリス−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−エタン、トリ−(4−ヒドロキシ−フェニル)−フェニルメタン、2,2
−ビス−[4,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキシル]−プロ
パン、2,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−イソプロピル)−フェノー
ル、2,6−ビス−2−ヒドロキシ−5′−メチルベンジル)−4−メチルフェ
ノール、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(2,4−ジヒドロキシフェニ
ル)−プロパン、ヘキサ−(4−(4−ヒドロキシフェニル−イソプロピル)−
フェニル)−テレフタル酸エステル類、テトラ−(4−ヒドロキシフェニル)−
メタン、テトラ−(4−(−ヒドロキシフェニルイソプロピル)−フェノキシ)
−メタンおよび1,4−ビス−(4′,4′′−ジヒドロキシトリフェニル)−メ
チルベンゼン、並びに2,4−ジヒドロキシ安息香酸、トリメシン酸、塩化シア
ヌル、三塩化トリメシン酸およびα,α′,α′′−トリス−(4−ヒドロキシフ
ェノール)−1,3,5−トリイソプロピルベンゼンを包含する。
ンおよび3,3−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−オキソ
−2,3−ジヒドロインドールである。
ル類のモル数に関して、0.05モル%〜2モル%の範囲である。
アルカリ性相の中にビスフェノール類および連鎖停止剤と共に導入することがで
き、または有機溶媒中に酸誘導体と一緒に溶解させることができる。エステル交
換方法では、枝分かれ剤は好ましくはジヒドロキシ芳香族化合物またはビスフェ
ノール類と一緒に加えられる。
る触媒は文献から既知であるアンモニウム塩類およびホスホニウム塩類である(
例えば、US−A 3 442 864、JP−A−14742/72、US−A
5 399 659およびDE−A 19 539 290参照)。
コポリカーボネート類は好ましくは10,000〜200,000g/モル、最も
好ましくは20,000〜80,000g/モル、の範囲内にある(光拡散の測定
による予備目盛り付け後のゲルクロマトグラフィーによりまたは超遠心により測
定した)重量平均分子量(Mw)を有するポリジオルガノシロキサン−ポリカー
ボネートブロック共重合体を包含する。これらのポリジオルガノシロキサン−ポ
リカーボネートブロック共重合体中の芳香族カーボネート構造単位の含有量は好
ましくは75〜97.5重量%、最も好ましくは85〜97重量%である。ポリ
ジオルガノシロキサン−ポリカーボネートブロック共重合体中のポリジオルガノ
シロキサン構造単位の含有量は好ましくは25〜2.5重量%、最も好ましくは
15〜3重量%である。これらのポリジオルガノシロキサン−ポリカーボネート
ブロック共重合体は、例えば、α,ω−ビス−ヒドロキシアリールオキシ末端基
を含有し且つ好ましくはPn=5〜100、最も好ましくPn=20〜80、に相
当する平均重合度を有するポリジオルガノシロキサン類から製造することができ
る。
ジオルガノシロキサン−ポリカーボネートブロック共重合体と普遍的なポリシロ
キサンを含まない熱可塑性ポリカーボネート類との混合物であることもでき、こ
こで該混合物中のポリジオルガノシロキサン構造単位の合計含有量は好ましくは
2.5〜25重量%である。
共重合体は、それらが第一にそれらの重合体連鎖中に芳香族カーボネート構造単
位(1)を含有しそして第二にアリールオキシ末端基を含んでなるポリジオルガ
ノシロキサン類(2)を含有することにより特徴づけられる:
アルケニル、ハロゲン化された線状アルキル、ハロゲン化された分枝鎖状アルキ
ルまたはアリールもしくはハロゲン化されたアリール基、好ましくはメチル、を
示し、そして nは平均重合度を示し、それは好ましくは5〜100、より好ましくは20〜8
0である]。
の式(2)中のアルケニルは好ましくはC2−C6−アルケニルであり、以上の式
(2)中のアリールは好ましくはC6−C14−アリールである。以上の式におい
て、用語「ハロゲン化された」は部分的にまたは完全に塩素化された、臭素化さ
れたまたは弗素化されたことを意味する。
化されたアリール基はメチル、エチル、プロピル、n−ブチル、tert.−ブ
チル、ビニル、フェニル、ナフチル、クロロメチル、ペルフルオロブチル、ペル
フルオロオクチルおよびクロロフェニを包含する。
およびそれらの製造は、例えば、US−A 3 189 662、US−A 3 8
21 325およびUS−A 3 832 419に記載されている。
例えば、場合により枝分かれ剤を通常量で一緒に使用してもよい、α,ω−ビス
ヒドロキシアリールオキシ末端基を含有するポリジオルガノシロキサン類と他の
ビスフェノール類との反応により、例えば二相境界方法(例えば、H. Schnell
により "Chemistry and Physics of Polycarbonates", Polymer Reviews, Volum
e 9, pages 31-76, Interscience Publishers, New York, London, Sydney, 196
4 に記載されている)により、製造することができる。α,ω−ビスヒドロキシ
アリールオキシ末端基を含有しそしてこの合成用の原料として使用されるポリジ
オルガノシロキサン類並びにそれらの製造は、例えば、US−A 3 419 6
34に記載されている。
、またはそれらの表面上に付与することができる。使用されるポリカーボネート
類は好ましくはそれらを本発明に従う成形組成物の他の成分と混和する前にすで
に型抜き剤を含有する。
以上の−5℃より低いガラス転移温度を有するアクリレート類に基づくグラフト
ベースを含んでなるグラフト重合体(例えばこれらのようなグラフト重合体は一
般的にアクリレートゴム類と称されそして当業者に既知である)の混合物または
1種のまたは2種もしくはそれ以上の弾性ブロック重合体、特に芳香族ビニル化
合物およびジエン類に基づく2−もしくは3−ブロック共重合体、或いはグラフ
ト重合体と弾性ブロック重合体との混合物を含有する。
、それらは本質的に下記の単量体:アルコール成分中の炭素数が1〜18の(メ
タ)アクリル酸のエステル類、クロロプレン、1,3−ブタジエン、イソプロペ
ン、スチレン、アクリロニトリル、エチレン、プロピレンおよび酢酸ビニルの少
なくとも2種から得ることができ、ここでグラフトベースは少なくとも1種の(
メタ)アクリル酸のエステル、すなわち例えば "Methoden der Organischen Che
mie" (Houben-Weyl), Volume 1411, Georg Thieme-Verlag, Stuttgart 1961, pa
ges 393-406 にそして C.B. Bucknall により "Toughened Plastics", Appl. Sc
ience Publishers, London 1977 に記載されているもののような重合体、を含有
する。
くは20重量%より多い、、最も好ましくは40重量%より多い、特に60重量
%より多い、ゲル含有量を有する。
量体としての少なくとも1種の重合可能なエチレン系不飽和単量体に基づくグラ
フト層、および C.2)成分Cに関して5〜95、好ましくは20〜90、重量%のグラフトベ
ースとしてのガラス転移温度<−10℃、好ましくは<−20℃、を有するアク
リレートゴム を含有するグラフト重合体である。
て40重量%までの他の重合可能なエチレン系不飽和単量体を含んでなっていて
もよいアクリル酸アルキルエステル類またはメタクリル酸アルキルエステル類の
重合体である。好ましいアクリル酸アルキルエステル類またはメタクリル酸アル
キルエステル類はC1−C8−アルキルエステル類、特にメチル、エチル、ブチル
、n−オクチルおよび2−エチルヘキシルエステル類、並びにハロゲノアルキル
エステル類、好ましくはハロゲノ−C1−C8−アルキルエステル類、例えばアク
リル酸クロロエチル、並びにこれらの単量体の混合物を含んでなる。
クリル酸またはメタクリル酸と炭素数1〜18の1価アルコール類とのエステル
類である。メタクリル酸メチル、エチルおよびプロピル、アクリル酸n−ブチル
、アクリル酸t−ブチルおよびメタクリル酸t−ブチルが特に好ましい。
ン、ハロゲノ−もしくはメチル−置換された核を含んでなるスチレン類、(メタ
)アクリル酸C1−C8−アルキルエステル類、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル、無水マレイン酸、C1−C4−アルキル−またはフェニル−N−置換され
たマレイミド類或いはそれらの混合物よりなる群からの少なくとも1種の単量体
、好ましくは2または3種の単量体から選択される。
酸アルキル類に基づきそして−10℃より下の、好ましくは−20℃より下の、
ガラス転移温度を有する重合体 上の C.1)5〜95、好ましくは10〜80、特に30〜80、重量部の C.1.1 50〜99、好ましくは65〜90、重量%のメタクリル酸メチル、
スチレン、α−メチルスチレン、ハロゲノ−もしくはメチル−置換された核を含
んでなるスチレン類、またはこれらの化合物の混合物と C1.2 1〜50、好ましくは35〜10、重量%のメタクリル酸メチル、ア
クリロニトリル、メタクリロニトリル、無水マレイン酸、C1−C4−アルキル−
もしくは−フェニル−N−置換されたマレイミド類またはこれらの化合物の混合
物との 混合物のグラフト重合体を含んでなり、ここでC.1)およびC.2)の重量部の
合計は100である。
0〜80重量%の、70〜100重量%のアルキル基中の炭素数が1〜8の少な
くとも1種のアクリル酸アルキル、好ましくはアルキル酸n−ブチルおよび/ま
たはアクリル酸メチル−n−ブチルおよび/またはアクリル酸2−エチル−ヘキ
シル、特に単一アクリル酸アルキルとしてのアクリル酸n−ブチル、0〜30、
好ましくは0〜15重量%の別の共重合可能なモノエチレン系不飽和単量体、例
えばブタジエン、イソプレン、スチレン、アクリロニトリル、メタクリル酸メチ
もしくはビニルエチルエーテルまたはそれらの混合物、0〜5重量%の共重合可
能な多官能性の、好ましくは2−もしくは3−官能性の架橋結合を生ずる単量体
を含有し、ここで重量%はグラフトベースの合計重量に関して示されるようなグ
ラフトベースC.2) 上の α グラフト層C.1としての、グラフト重合体Cに関して、10〜70、好ま
しくは15〜50、特に20〜40重量%の少なくとも1種の(メタ)アクリル
酸のエステル、または10〜70、好ましくは15〜50、特に20〜40重量
%の、混合物に関して10〜50、好ましくは20〜35重量%のアクリロニト
リルまたは(メタ)アクリル酸のエステル類および混合物に関して50〜90、
好ましくは65〜80重量%のスチレンを含んでなる混合物 のグラフト反応により得られうるものである。
および/またはスチレンおよび/またはアクリロニトリルでグラフト化されたグ
ラフトベースC.2)を包含する。アクリル酸n−ブチルに基づくアクリル酸エ
ステルゴム類がグラフトベースC.2)として最も好ましく使用される。
り少ないポリスチレン単位、好ましくは1重量%より少ないポリスチレン単位を
含有し、そして最も好ましくはポリスチレン単位を含有しないものである。
とも20重量%、好ましくは40重量%でありそしてグラフト化度Gは一般的に
は0.15〜0.55である。
しくは0.1〜0.6、特に0.2〜0.4μmである。
形組成物の極薄切片の電子顕微鏡写真(TEM)から、粒子の代表的な量(約5
0)を測定することにより、決定される。
782-796)により測定される平均粒子寸法d50は、その上下に粒子の50重量%
があるような直径である。グラフト重合体C)の平均粒子寸法d50は好ましくは
0.1〜0.6μmである。
で測定される(M. Hoffmann, H. Kroemer, R. Kuhn, Polymeranalytik I and II
, Georg Thieme-Verlag, Stuttgart 1977)。
を示し、そして無次元である。
うことができる。架橋結合単量体の好ましい例は炭素数3〜8の不飽和モノカル
ボン酸類と炭素数3〜12の不飽和1価アルコール類、または2〜4個のOH基
および2〜20個のC原子を含んでなる飽和ポリオール類とのエステル類、例え
ばジメタクリル酸エチレングリコール、メタクリル酸アリル、多不飽和複素環式
化合物、例えばシアヌル酸トリビニルおよびトリアリル、多官能性ビニル化合物
、例えばジ−およびトリビニルベンゼン類、並びに燐酸トリアリルおよびフタル
酸ジアリルを包含する。好ましい架橋結合単量体はメタクリル酸アリル、ジメタ
クリル酸エチレングリコール、フタル酸ジアリル、および少なくとも3個のエチ
レン系不飽和基を含んでなる複素環式化合物である。特に好ましい架橋結合単量
体は環式単量体であるシアヌル酸トリアリル、イソシアヌル酸トリアリル、シア
ヌル酸トリビニル、トリアクリロイルヘキサヒドロ−s−トリアジン、トリアリ
ルベンゼン類、およびトリシクロデセニルアルコールのアクリル酸エステル類で
ある。
特に0.05〜2重量%である。
する場合には、それらの量をグラフトベースC.2の1重量%より少なく限定す
ることが有利である。
法、により製造することができる。
全く完全にはグラフト化されないため、グラフト重合体C)は本発明によるとグ
ラフトベースの存在下におけるグラフト単量体の重合により得られる生成物とも
理解すべきである。
に例えば2−(A−B)および3−(A−B−A)ブロック共重合体、も含んで
なる。A−BおよびA−B−Aタイプのブロック共重合体は熱可塑性エラストマ
ー類の典型的な性質を示す。A−BおよびA−B−Aタイプの好ましいブロック
共重合体は1もしくは2個の芳香族ビニルブロック(好ましくはスチレンに基づ
くもの)および場合により部分的に或いは完全に水素化されていてもよいゴムブ
ロック(好ましくはジエンゴムブロック、特にポリブタジエンブロックまたはイ
ソプレンブロック)を含有する。
A 3 078 254、3 402 159、3 297 793、3 265 76
5および3 594 452並びにGB−A 1 264 741に記載されている
。A−BおよびA−B−Aタイプの代表的なブロック共重合体の例は、ポリスチ
レン−ポリブタジエン(SBR)、ポリスチレン−ポリ(エチレン−プロピレン
)、ポリスチレン−ポリイソプレン、ポリ(α−メチルスチレン)−ポリブタジ
エン、ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレン(SBR)、ポリスチレン
−ポリ(エチレン−プロピレン)−ポリスチレン、ポリスチレン−ポリイソプレ
ン−ポリスチレンおよびポリ(α−メチルスチレン)−ポリブタジエン−ポリ(
α−メチル−スチレン)、並びにそれらの水素化された変種、例えばそして好ま
しくは、水素化されたポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレン(SEBS
)および水素化されたポリスチレン−ポリイソプレン(SEP)を包含する。場
合により衝撃靭性改変剤としてのそれらの水素化されていない前駆体と混合され
ていてもよい、対応する水素化されたブロック共重合体の使用は、例えば、DE
−A 2 750 515、DE−A 2 434 848、DE−A 038 551
、EP−A 0 080 666およびWO 83/01254に記載されている。
以上で引用された文献の開示がここでは特に照会される。
されたポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレン(SEBS)および水素化
されたポリスチレン−ポリイソプレン(SEP)が最も特に好ましい。
の販売元から、例えばフィリップス・ペトロリウム(Phillips Petroleum)からソ
ルプレン(SOLPRENE)の商品名で、シェル・ケミカル・カンパニー(Shell Chemica
l Co.)からクラトン(KRATON)の商品名で、デクスコ(Dexco)からベクター(VECTOR
)の商品名でそしてクラレ(Kuraray)からセプトン(SEPTON)の商品名で市販されて
いる。
もしくはそれ以上のタルクに基づく異なる鉱物充填剤の混合物を含有する。成分
Cがブロック共重合体である場合には、配合物は鉱物充填剤を特に1.5〜34
重量部の範囲内の量で、最も好ましくは1.5〜25重量部の範囲内の量で、含
有する。
品説明書が用語タルクまたはフレンチチョークを主眼点として含んでいる全ての
粒状充填剤が、本発明の意味におけるタルクに基づく鉱物充填剤として適する。
くは80重量%より多い、より好ましくは95重量%より多いそして最も好まし
くは98重量%より多い、DIN55920に従うタルクの含有量を有する。
合剤または結合剤系を含有するもの、例えばシランに基づく材料、でコーテイン
グすることができる。
い、より好ましくは10μmより小さいそして最も好ましくは6μmより小さい
上限粒子寸法すなわち粒子寸法d97を有する。10μmより小さい、好ましくは
6μmより小さい、より好ましくは2μmより小さいそして最も好ましくは1μ
mより小さい値が平均粒子寸法d50として選択される。充填剤Dのd97−および
D50値は沈降分析によりセディグラフ(SEDIGRAPH)D5000を用いてまたはD
IN 66 165に従うふるい分析により測定される。
微鏡写真上で充填剤粒子の代表的な量(約50)を測定することにより決定され
る、好ましくは1〜100の、より好ましくは2〜25そして最も好ましくは5
〜25の範囲内にある。
組成物または成形品中の粒子は最初に使用した充填剤のものより小さいd97また
はd50値を有するかもしれない。
撮影しそして評価用に少なくとも25、好ましくは少なくとも50、個の充填剤
粒子を使用することにより、測定することができる。
らは成形組成物の合計重量に関して一般的には15重量%までの量で、好ましく
は0.01〜10、より好ましくは0.05〜5、最も好ましくは0.1〜3重量
%の量で、加えることができる。
電防止剤、流動増進剤、型抜き剤、難燃添加剤、乳化剤、核生成剤、可塑剤、内
部滑剤、pHを低下させる添加剤(例えばカルボキシル基を含有する化合物)、
導電率を高める添加剤、着色剤および顔料、が適する。これらのおよび他の適す
る添加剤は、例えば、Gaechter and Mueller により Kunststoff-Additive, 3rd
Edition, Hanser-Verlag, Munich, Vienna, 1989 に記載されている。添加剤は
それら自体でまたはマスターバッチの形態で使用することができる。添加剤を混
合することができおよび/または表面に適用することができる。
ファイト類、ヒドロキノン類、芳香族第二級アミン類、例えばジフェニルアミン
類、置換されたレソルシノール類、サリチレート類、ベンゾトリアゾール類およ
びベンゾフェノン類、並びにこれらの基の種々の置換された代表およびそれらの
混合物を包含する。
ボンブラック、フタロシアニン類、キナクリドン類、ペリーレン類、ニグロシン
およびアントラキノン類を包含する。
カ、並びに好ましくはフレンチチョーク、および他の上記の核生成剤を包含する
。
ペンタエリトリトール(PETS)、長鎖脂肪酸類(例えばステアリン酸もしく
はベヘン酸)およびそれらの塩類(例えばステアリン酸CaもしくはZn)、並
びにアミド誘導体(例えばエチレン−ビス−ステアリルアミド)またはモンタン
ワックス類(炭素数28〜32の範囲内の鎖長を有する直鎖状飽和カルボン酸類
)、および低分子量ポリエチレンまたはポリプロピレンワックス類を包含する。
ブチルベンジル、炭化水素油、およびN−(n−ブチル)ベンゼンスルホンアミ
ドを包含する。
素繊維、微小グラファイト繊維(微小管)、グラファイト、導電性重合体、金属
繊維または他の普遍的添加剤を使用して導電率を高めることができる。
市販の有機窒素化合物もしくは有機/無機燐化合物を包含し、これらは個別にま
たは混合して使用することができる。鉱物難燃添加剤、例えば水酸化マグネシウ
ムまたは水和された炭酸Ca−Mg(例えば、DE−OS 4 236 122に
記載されている)を使用することもできる。ハロゲンを含有する化合物、特に臭
素化されたおよび塩素化された化合物、の例はエチレン−1,2−ビステトラブ
ロモフタルイミド、エポキシド化されたテトラブロモビスフェノールA樹脂、テ
トラブロモビスフェノールAオリゴカーボネート、テトラクロロ−ビスフェノー
ルAオリゴカーボネート、ペンタブロモポリアクリレート、および臭素化された
ポリスチレンを包含する。適する有機燐化合物はWO98/17720(PCT
IEP/05705)に従う燐化合物、例えば燐酸トリフェニル(TPP)、オ
リゴマー類を包含するレソルシノール−ビス−(燐酸ジフェニル)、およびオリ
ゴマー類を包含するビスフェノールA−ビス−燐酸ジフェニル(例えば、EP−
A 363 608およびEP−A 640 655参照)、燐酸メラミン、ピロ燐
酸メラミン、ポリ燐酸メラミン並びにそれらの混合物を包含する。特に適する窒
素化合物はメラミンおよびシアヌル酸メラミンを包含する。相乗剤の例はアンチ
モン化合物、特に三酸化アンチモンおよび五酸化アンチモン、亜鉛化合物、並び
に錫化合物、例えば錫酸およびホウ酸錫、を包含する。炭素−生成物質およびテ
トラフルオロエチレン重合体を加えることもできる。難燃剤を、場合により例え
ばアンチモン化合物の如き相乗剤と共にそして抗滴下剤と共に、全組成物に関し
て、一般的には30重量%までの、好ましくは20重量%までの、量で使用され
る。
。
本発明に従う組成物の使用、並びにそれらから製造される半完成品および成形品
にも関する。
により製造される。個別成分を予備混合することが有利でありうる。成分A〜D
、並びに他の成分の混合は好ましくは220〜330℃の温度において、成分を
一緒に混練することにより、押し出すことによりまたは回転させることにより、
行われる。
普遍的な方法により加工することができる。加工方法の例は押し出し方法および
射出成形方法を包含する。半完成品の例はシートおよびパネルを包含する。
とができる。車両構造用の、特に自動車分野用の、大きな成形品が好ましい。特
に、外側車体部品、例えば泥よけ、テールゲート、ボンネット、バンパー、荷物
領域、荷物領域用のカバー、自動車の屋根、または他の車体部品、を本発明に従
う成形組成物から製造することができる。
料、例えば金属またはプラスチック、と組み合わせて使用することもできる。外
側車体部品のラッカー−コーテイング後に、例えば、ラッカーコートを本発明に
従う成形組成物におよび/またはそれらと組み合わせて使用される材料に直接適
用することができる。本発明に従う成形組成物または本発明に従う成形組成物か
ら製造される成形品/半完成品はそれら自体で例えば外側車体部品の如き完成部
品の製造用に使用することができ、或いはそれらのために他の材料と組み合わせ
て一般的な連結および組み立て技術、例えば同時押し出し、シーティング後の射
出成形、挿入された部品周辺の射出成形、接着結合、溶接、スクリュー連結また
はフランジ連結、により使用することができる。
れらの例は電気工学における、建築分野におけるまたはデータ貯蔵におけるそれ
らの使用を包含する。上記の使用領域における本発明に従う成形組成物の使用例
は、ランプカバー、コイル本体、安全板ガラス、電子装置用のハウジング材料、
家庭電気製品用のハウジング材料、およびカバーの製造用パネルとしてのものを
包含する。
特徴づけられる。さらに、本発明に従う組成物は低温におけるそれらの衝撃靭性
における予期せぬわずかな減少度を示す。さらに、それらは加工中の安定性、融
成物中の流動性、靭性、低温における延伸能力、剛性、熱膨張、表面品質、ラッ
カー−コーテイング能力、並びに化学物質および燃料に対する耐性に関する厳し
い要件に従う。実施例 成分A ポリエチレンテレフタレートタイプ1:これは約0.69cm3/gの固有粘度
IVおよび約7分間の215℃における結晶化の等温時間を有するポリエチレンテ
レフタレートであった。
IVおよび約3分間の215℃における結晶化の等温時間を有するポリエチレンテ
レフタレートであった。
おいて測定された。
エルマー(PERKIN ELMER)DSC7示差走査熱量計(サンプル重量約10mg、孔
のあいたA1カプセル)を用いて下記の温度プログラム: 1.40℃/分間での30℃から290℃への加熱、 2.290℃における5分間の等温 3.160℃/分間での290℃から215℃への冷却、 4.215℃における30分間の等温(結晶化温度) で測定された。
)4.00であった。成分B 約1.29の粘度ηrel.(測定条件:1リットルの塩化メチレン当たり5gの
ポリカーボネート、25℃)およびポリカーボネート基準に対してGPC方法に
より測定して約29,000g/モルの分子量Mwを有するビスフェノールAに基
づく線状ポリカーボネート(ドイツ、レーベルクーセンのバイエルAG(Bayer A
G)からのマクロロン(Makrolon)2805)。成分C 使用したアクリレートグラフト重合体はフランクフルトのローム・ウント・ハ
ース・ドイッチェランドGmbH(Rohm und Haas Deutschland GmbH)からのパラ
ロイド(Paraloid)EXL2300であった。
ン(Kraton)G1651(SEBS、タイプ1)およびクラトンG1702(SE
P、タイプ2)であった。成分D タルクタイプ1:これは約0.9μmのd50値および5μmより小さいd97値
を有するインセミン(Incemin)AG(スイス)からのチタル(Tital)5であった。
値を有するナインツ・ミネラルベルケ(Naintsch Mineralwerke)(オーストリア
)からのナインツ(Naintsch)A10であった。
を有するナインツ・ミネラルベルケ(オーストリア)からのナインツA60であ
った。
測定またはDIN 66 165に従うふるい分析により測定された。
erner und Pfleiderer))の中で250〜290℃の材料温度で行われた。
0〜280℃の材料温度および70〜90℃の機械温度で射出成形した。
時寸法安定性または熱変形耐性。
熱変形耐性。
展性。
測定される。
カー−コーテイング能力を有する敏感な滑らかな表面を示す。
定性(バイカットB、HDT A)を示し、そして低温における衝撃靭性(アイ
ゾット衝撃靭性)における予期せぬわずかな減少を示す。
(線状熱膨張係数)、融成物中の流動性(MVR)およびラッカー−コーテイン
グ能力(表面品質)に関する大表面積の外側車体部品用の熱可塑性成形組成物に
課される要件に従う。
Claims (18)
- 【請求項1】 A)4〜80重量部の少なくとも1種のポリエチレンテレフ
タレート、 B)10〜90重量部の少なくとも1種の芳香族ポリカーボネート、 C)1.5〜30重量部の−5℃より低いガラス転移温度を有するアクリレート
類に基づくグラフトベースを含んでなる少なくとも1種のグラフト重合体もしく
は少なくとも1種の弾性ブロック共重合体またはグラフト共重合体とブロック共
重合体との混合物、並びに D)1.5〜54重量部のタルクに基づく少なくとも1種の鉱物充填剤 を含有する組成物であって、全ての成分の重量部の合計が100である組成物。 - 【請求項2】 鉱物充填剤D)が(充填剤Dの合計量に関して)50重量%
より多いタルクの含有量を有する、請求項1に記載の組成物。 - 【請求項3】 成分D)が50μmより小さい上限粒子寸法d97を有する、
請求項1および2に記載の組成物。 - 【請求項4】 成分D)が10μmより小さい平均粒子寸法d50を有する、
請求項1〜3に記載の組成物。 - 【請求項5】 10より多く60重量部までの少なくとも1種のポリエチレ
ンテレフタレートを含有する、前記請求項の1つもしくはそれ以上に記載の組成
物。 - 【請求項6】 12〜40重量部の少なくとも1種のポリエチレンテレフタ
レートを含有する、前記請求項の1つもしくはそれ以上に記載の組成物。 - 【請求項7】 19〜29重量部の少なくとも1種のポリエチレンテレフタ
レートを含有する、前記請求項の1つもしくはそれ以上に記載の組成物。 - 【請求項8】 20〜80重量部の少なくとも1種の芳香族ポリカーボネー
トを含有する、前記請求項の1つもしくはそれ以上に記載の組成物。 - 【請求項9】 3〜25重量部のグラフト共重合体を含有する、前記請求項
の1つもしくはそれ以上に記載の組成物。 - 【請求項10】 3〜34重量部の少なくとも1種の成分D)に相当する充
填剤を含有する、前記請求項の1つもしくはそれ以上に記載の組成物。 - 【請求項11】 成分C)として、 C.1)グラフト単量体としての、成分C)に関して、95〜5重量%の少なく
とも1種の重合可能なエチレン系不飽和単量体に基づくグラフト層、および C.2)グラフトベースとしての、成分C)に関して、5〜95重量%のガラス
転移温度<−10℃を有するアクリレートゴム を含んでなるグラフト重合体を含有する、前記請求項の1つもしくはそれ以上に
記載の組成物。 - 【請求項12】 C.2)がアクリル酸エステル類またはメタクリル酸エス
テル類の重合体を含んでなり、それがC.2)に関して40重量%までの他のエ
チレン系不飽和単量体を含有できる、請求項11に記載の組成物。 - 【請求項13】 成分として、2個の(A−B)ブロックまたは3個の(A
−B−A)ブロックを含んでなる1種もしくはそれ以上のブロック重合体を含有
する、請求項1〜8に記載の組成物。 - 【請求項14】 1個もしくは2個の芳香族ビニルブロックおよび1個のジ
エンゴムブロックを含んでなるブロック重合体を含有する、請求項13に記載の
組成物。 - 【請求項15】 1個もしくは2個のブロックがポリスチレンでありそして
1個のブロックがポリブタジエンまたはポリイソプレンである、請求項13また
は14に記載の組成物。 - 【請求項16】 1個またはそれ以上のブロックが部分的にまたは完全に水
素化されている、請求項13〜15に記載の組成物。 - 【請求項17】 請求項1に記載の組成物により得られうる成形品または半
完成品。 - 【請求項18】 自動車分野用の請求項17に記載の成形品。
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