JP2003513142A - シリコーン中に安定化添加物を有する抗接着性シリコーン/接着剤複合体 - Google Patents

シリコーン中に安定化添加物を有する抗接着性シリコーン/接着剤複合体

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、第一支持体に塗布された少なくとも1種類のシリコーンコーティングと、第二支持体に塗布された接着性コーティングとを含む抗接着性シリコーン/接着剤複合体に関する。本発明は、機能性エポキシ及び/若しくはアルケニルエーテル及び/若しくはオキセタン及び/若しくはジオキソラン基を有する、ポリ有機シロキサンのオリゴマー又は重合体から誘導されるシリコーンコーティングが、シリコーン/接着剤界面の脱着力を経時的に安定させるよう設計された接着剤を含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、一般的には、シリコーンマトリックス/接着剤で構成される、自発
接着剤と呼ばれる複合体に関する。この種の複合体は、より詳しくは、架橋結合
又は重合させたシリコーンマトリックスが、接着剤に対して抗接着性にさせるよ
うにして支持体に塗布される用途が意図される。ラベル、装飾用紙及び接着性ス
トリップのような接着防護性の紙は、特に、その種の接着剤/シリコーン複合体
から製造される。
【0002】 従来、抗接着特性を有するその種のコーティングを製造するために提唱された
シリコーン樹脂又はシリコーン油は、一般的には、陽イオン光架橋結合系から誘
導される。これらは、より詳しくは、ポリ有機シロキサンの性質を有し、鎖内及
び鎖間架橋を、抗接着性コーティングを生成するように形成できる反応性官能基
を含む、単量体、オリゴマー及び/又は重合体を含む。これらの反応性官能基は
、例えば、エポキシ、オキセタン、ジオキソラン及び/又はアルケニルエーテル
型のものである。これらの系は、重合開始剤の存在下でのUV又は電子ビーム重
合の後に、抗接着性コーティングを生じて、それが、シリコーン化とインライン
でか、又はその後に塗布される、接着剤との自発接着剤と呼ばれる複合体を形成
する。そのようにして形成された複合体系を用いる際は、簡単な引き剥がしによ
って、シリコーンマトリックスから接着下地を容易に分離し、次いで、単純な圧
力によっていかなる材料にも固定することができる。
【0003】 したがって、そのようなシリコーン/接着剤複合体の基本的特性は、シリコー
ンコーティングをそれから容易に分離することができるのに充分なだけ、低い脱
着力を接着剤に対して付与することでなければならない。
【0004】 適例では、この脱着力は、定量することができる。その値は、採用された測定
方法に応じて、非常に有意に変化し得るものの、低い、すなわち30cm/分前後
の脱着速度については、下記の通りに一般的に特徴付けることが可能である:
【0005】 ・23.62g/cm未満の脱着力は、低いと考えられ、 ・23.62g/cmより大きく、59.05g/cm未満の脱着力は、平均であると考
えられ、 ・59.05g/cmより大きい、好ましくは157.48g/cm未満の脱着力は、高
いと考えられる。
【0006】 脱着力は、特にロール上の複合体の、その製造の際の長い貯蔵の際には、安定
させることができることも重要である。実際、ロールは、ときには、直径1メー
トルを超えることもある限りは、非常に高い圧力が接着剤に加えられる。そうし
て、その圧力の効果の下で、接着剤は、シリコーンと作用し合い、脱着の面での
問題を生じて、それは、例えば容易に脱着されることができる自発接着性ラベル
のような、複合体の最終用途と両立しない。脱着力の時間的に延長された安定性
というこの問題は、上記のとおり、インラインプロセスと呼ばれる、例えば電子
ビーム又はUV照射によるシリコーンの架橋結合の直後に、接着剤が、シリコー
ン表面の水相に蓄積される工程で、より特定的に発生する。
【0007】 本発明の目的は、正確には、脱着力が、複合体の老化の際に安定的であり続け
る、架橋結合できる抗接着性シリコーン系を提唱することである。
【0008】 本発明は、特に、シリコーン/接着剤界面の脱着力が、30cm/分前後の脱着
速度について評定される限りで、具体的には59.05g/cmより低い値で安定化
することができる、シリコーン/接着剤複合体を提唱することを目的とする。
【0009】 この目的は、正確には、本発明によれば、接着剤とシリコーンとの間の結合に
作用することが意図される、少なくとも1種類の安定剤をシリコーンコーティン
グに導入することによって達成される。
【0010】 より詳しくは、本発明は、第一支持体に塗布された少なくとも1種類のシリコ
ーンコーティングと、第二支持体に塗布された接着性コーティングとを含む抗接
着性シリコーン/接着剤複合体であって、一つ又はそれ以上のエポキシ及び/若
しくはアルケニルエーテル及び/若しくはオキセタン及び/若しくはジオキソラ
ン官能基を有する、ポリ有機シロキサンの単量体、オリゴマー又は重合体から誘
導される該シリコーンコーティングが、シリコーン/接着剤界面の脱着力を経時
的に安定させることが意図される添加物として、 ・一般式(I): (BR'4- x(Xx+) (I) [式中、Xは、周期律表の第1A又は2A族の元素を表し、 xは、1又は2に等しい整数を表し、 基R'は、同一であるか、又は異なって、直鎖、分枝鎖若しくは環状の飽和、
不飽和若しくは芳香族の、好ましくは少なくとも一つの求電子性の元素又は基、
特にハロゲン原子、好ましくはフッ素で置換された、(C1〜C12)脂肪族の基
を表して、該基のうち少なくとも一つは、モノ、ポリ又は過フッ素化されている
] で示されるホウ酸塩、及び ・周期律表の第1A又は2A族の元素とのリン酸のエステル若しくは塩、例えば
3PO4、K427
【化10】 (nは1又は2である)、HK2PO4及びKH2PO4 から選ばれる化合物を含むことを特徴とする複合体に関する。
【0011】 第一の変化形によれば、二つの支持体は、異なる2種類の材料で構成されて、
それらが、第一支持体のシリコーンコーティングが第二支持体の接着性コーティ
ングと接触するようにして配置されている。この実施態様は、自発接着性ラベル
と呼ばれる系によって具体的に例示される。この特定の場合には、シリコーン/
接着剤界面での脱着力は、二つの支持体を分離する際に発揮される。
【0012】 第二の変化形では、二つの支持体は、それぞれ、同一材料の2面のそれぞれに
よって構成される。この第二の実施態様は、接着性ストリップと呼ばれる系によ
って具体的に例示される。抗接着性コーティング、すなわちシリコーンマトリッ
クスに基づくそれと、接着性コーティングとは、支持体を丸めたときに接触する
。この場合は、脱着力は、シリコーン/接着剤界面の、材料の上面からの下面の
分離の効果の下にある位置で発揮される。
【0013】 本発明によれば、添加物の作用は、シリコーン/接着剤界面の脱着力の時間的
に延長された安定化が求める、複合体のレベルで明らかにされる。この脱着力は
、その後の、容易に脱着できる自発接着性ラベル、又は接着性ストリップのよう
な複合体の最終用途における、シリコーンコーティングからの接着性コーティン
グの脱着と両立する大きさで維持される。
【0014】 本発明によれば、脱着力は、それが、70g/cm2の圧力条件下、20℃で3〜
6ヶ月の老化を代表する、FINAT10試験と呼ばれる老化試験の終点で、そ
の本来の大きさに対して、8倍、好ましくは5倍、より好ましくは3倍を上回っ
て変化しないならば、安定化されていると見なされる。
【0015】 好ましくは、当初の脱着力、すなわち約70g/cm2の圧力条件下、20℃で2
0時間の老化を代表し、シリコーン/接着剤界面で発揮される、FINAT3試
験と呼ばれる試験にしたがって評価される限りでのそれは、31.49g/cm未満
、好ましくは23.62g/cm未満である。
【0016】 本発明に従って用いられる添加物は、シリコーンのカルボキシル鎖又はカルボ
キシラートの末端と作用し合える、周期律表の第1A又は2A族の少なくとも1
種類の元素を有する。
【0017】 第1A又は2A族のこれらの元素は、好ましくは、カリウム、カルシウム、リ
チウム及びセシウムから選ばれる。
【0018】 本発明による添加物として特に好ましいのは、R'が、 ・少なくとも一つの求電子性の元素又は基、特にハロゲン原子(より具体的には
フッ素)、又はCF3、OCF3、NO2若しくはCNで置換されたフェニル基、
及び/又は ・少なくとも一つの求電子性の元素又は基、特にハロゲン原子(より具体的には
フッ素)、OCF3、CF3、NO2又はCNで場合により置換された、例えばビ
フェニル又はナフチルのような、少なくとも二つの芳香核を有するアリール基 を表す一般式(I)のホウ酸塩である。
【0019】 本発明の第一の好適変化形によれば、より特に適する陰イオン性ホウ酸塩の実
体の化学種は、下記の通りである: 1':[B(C654-、 2':[(C652BF2-、 3':[B(C64CF34-、 4':[B(C64OCF34-、 5':[B(C63(CF324-、 6':[B(C6324-
【0020】 下記を、そのようなホウ酸塩の代表例であるとして、より具体的に列挙し得る
:KB(C654、KB[C63(CF324、LiB[C64(OCF3
4、KB[C64(OCF3)]4、NaB[C64(OCF3)]4、CsB[
64(OCF3)]4、LiB[C63(OCF324、NaB[C63(C
324、CsB[C63(CF324、LiB(C654、KB(C65
4、NaB(C654、Ca[B(C65)]4及びCs[B(C65)]4
【0021】 この添加物は、シリコーンコーティング中に0.001〜5%、好ましくは0
.01〜1%の比率で存在する。
【0022】 シリコーンコーティングについては、一つ又はそれ以上のエポキシ及び/若し
くはアルケニルエーテル及び/若しくはオキセタン及び/若しくはジオキソラン
のような官能基を有する、ポリ有機シロキサンの性質の1種類若しくはそれ以上
の単量体、1種類若しくはそれ以上のオリゴマー、又は1種類若しくはそれ以上
の重合体の架橋結合及び/又は重合から誘導される。
【0023】 より好ましくは、これは、架橋結合かつ/又は重合できる、常温で液体である
か、又は100℃未満の温度で熱融合することができ、かつ ・式: Z−Si−(R0c−O(3-c)/2 [式中、c=0、1又は2 R0は、同一であるか、又は異なって、アルキル、シクロアルキル、アリール
、ビニル、ヒドロゲノ又はアルコキシ基、好ましくは低級(C1〜C6)アルキル
を表し、 Zは、同一であるか、又は異なって、少なくとも一つの反応性エポキシ及び/
又はアルケニルエーテル及び/又はオキセタン及び/又はオキソラン及び/又は
ジオキソラン及び/又はカルボナート機能を含む有機置換基である] で示される少なくとも一つの単位と、 ・少なくとも二つのケイ素原子と を含む、シリコーンエポキシ及び/若しくはアルケニルエーテル及び/若しくは
オキセタン及び/若しくはオキソランの少なくとも1種類の単量体、オリゴマー
若しくは重合体を含む。
【0024】 対応するシリコーンは、直鎖又は環状の形態で生じることができる。
【0025】 反応性機能のZは、非常に変化に富み得る。それらは、特に、下記の基:
【化11】 [式中、n'は、0又は1を表し、n"は、1〜5の整数を表し、 R3は、場合により置換された直鎖、分枝鎖若しくは環状(C1〜C12)アルキ
レン基、又は 好ましくは1〜3個の(C1〜C6)アルキル基で場合により置換された、(C 5 〜C12)アリーレン基を表し、 R4は、直鎖若しくは分枝鎖(C1〜C6)アルキル基を表す] で示される基から選ばれ得る。
【0026】 本発明の好都合な変化形によれば、用いられるポリ有機シロキサンは、1高分
子鎖あたり1〜10個の有機官能基を含む。一つのエポキシ官能基に対しては、
それは、ポリ有機シロキサン100gあたり20〜2,000モルmeq.にわたる
エポキシドの比率に相当する。
【0027】 直鎖ポリ有機シロキサンは、25℃で10〜10,000mPa・秒前後、一般
的には25℃で20〜5,000mPa・秒前後、はるかに好ましくは25℃で2
0〜600mPa・秒という25℃での動粘度の油、又は1,000,000前後の分子量を
有するゴムであり得る。
【0028】 環状ポリ有機シロキサンを要するときは、それらは、例えばジアルキルシリル
オキシ又はアルキルアリールシリルオキシ型のものであってよい、単位で形成さ
れる。これらの環状ポリ有機シロキサンは、1〜5,000mPa・秒前後の粘度
を有する。
【0029】 エポキシ又はビニルオキシ機能性ポリ有機シロキサンは、一般的には、10〜
10,000mm2/秒、好ましくは100〜600mm2/秒という25℃での粘度
を伴う流体の形態をなす。
【0030】 本記載中に考察されるすべてのシリコーンの25℃での動粘度は、1972年2月
付けの規格AFNOR NFT 76 102に従って、BROOKFIELD粘度計を用いて測定すること
ができる。
【0031】 この種の化合物は、特に、ドイツ国特許第4 009 889号公報;ヨーロッパ特許
第396 130号;同第355 381号;同第105 341号公報;フランス国特許第2 110 115
号及び同第2 526 800号公報に記載されている。
【0032】 ビニルオキシ機能性ポリ有機シロキサンは、Si−H単位を有する油と、アリ
ルビニルエーテル、アリルビニルオキシエトキシベンゼンなどのようなビニルオ
キシ機能性化合物とのヒドロシリル化反応によって製造することができる。
【0033】 エポキシ機能性ポリ有機シロキサンは、Si−H単位を有する油と、4−ビニ
ルシクロヘキセン=オキシド、アリルグリシジルエーテルなどのようなエポキシ
機能性化合物とのヒドロシリル化反応によって製造することができる。
【0034】 オキセタン機能性ポリ有機シロキサンは、不飽和オキセタンのヒドロシリル化
、又はヒドロキシル機能を有するオキセタンの縮合によって製造することができ
る。
【0035】 ジオキソラン機能性ポリ有機シロキサンは、不飽和ジオキソランのヒドロシリ
ル化によって製造することができる。
【0036】 本発明の目的に最も良く符合するシリコーンは、以下に記載され、少なくとも
一つのエポキシド、アルケニルエーテル又はオキセタン基を有する。
【0037】 下式中、Xは、アルキル;シクロヘキシル;トリフルオロプロピル;ペルフル
オロアルキル;アルコキシ又はヒドロキシプロピル基を表してよく、Rは、(C 1 〜C10)アルキル、シクロヘキシル、トリフルオロプロピル又は(C1〜C10
ペルフルオロアルキル基であることができ、かつ(0≦a≦1,000);(1
≦b≦1,000)である:
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】
【化16】
【0038】 架橋結合及び/又は重合の異なる様式については、その実施の方法は、当業者
の能力の範囲内にある。
【0039】 これは、特に、下記の反応を含む: ・アルケン(ビニル、プロペニル、ブテニル、ヘキセニルなど)のヒドロシリル
化、 ・エポキシド、オキセタン、ビニルエーテル又はジオキソランのカチオン重合、
・アクリラートのラジカル重合、及び ・ヒドロキシル化ポリシロキサンとの水素付加シロキサンの縮合。
【0040】 この添加物は、架橋結合及び/又は重合の活性化の前に、重合かつ/又は架橋
結合できる組成物に、前述した比率で組み込まれる。
【0041】 それは、実験的条件下では、架橋結合及び/又は重合に干渉せず、かつそれ自
体は、シリコーン/接着剤界面の脱着力との関係でのその将来の安定化活性の面
で影響されないように、用いられる。
【0042】 接着性コーティングについては、シリコーンコーティングと化学的に両立でき
る限り、非常に様々な性質を有することができる。
【0043】 本発明によれば、特に、下記の形式の接着剤から選ばれることが可能である:
・水相又は溶媒相中で、熱融合若しくは光架橋結合できるアクリル系、 ・水相又は溶媒相中で、熱融合若しくは光架橋結合できる天然若しくは合成ゴム
、及び ・ラテックス。
【0044】 一般に、非常に様々な材料の表面に、ラベル、ストリップその他のいかなる自
発接着性材料も生成するように蓄積される接着性コーティングは、感圧性接着剤
乳濁液(PSA)と呼ばれる乳濁液から誘導される。それらは、材料に、低圧以
外の活性化を必要とすることなく、支持体の表面への接着の能力を付与する。慣
用的には、PSAは、一般的には50〜約99重量%、好ましくは80〜99重
量%の比率で存在する、アクリル酸アルキル単量体の大部分、及びより少ない比
率での、例えばアクリル酸のような共重合できる極性単量体の重合によって生成
される。
【0045】 PSAを製造するのに用いられる単量体は、そのガラス転移温度、すなわちT
gに応じて、それらを組み込む重合体に、接着性及び粘弾性の面で期待される挙
動を付与するよう選ばれる。そのためには、該単量体は、充分に低く、一般的に
は−70〜−10℃、好ましくは−30℃より低いガラス転移温度を有するのが
好都合である。
【0046】 より正確には、これらの単量体は、 ・アクリル酸及びメタクリル酸と、水素化又はフッ素化(C1〜C12)、好まし
くは(C1〜C8)アルカノールとのエステルのような(メタ)アクリル酸エステ
ル、特にアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル
酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、2−エチルヘキシル=アクリラート、ア
クリル酸tert−ブチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸ヘプチル、アクリル酸
オクチル、アクリル酸イソオクチル、アクリル酸デシル、アクリル酸ドデシル、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル及びメタク
リル酸イソブチル; ・より詳しくは3〜12個の炭素原子を有するものを包含するビニルニトリル、
例えば特にアクリロニトリル及びメタクリロニトリル; ・酢酸ビニル、ビニル=ベルサタート及びプロピオン酸ビニルのようなカルボン
酸のビニルエステル; ・アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸のようなエチ
レン的不飽和モノ−及びジ−カルボン酸、並びに好ましくは1〜8個の炭素原子
を有するアルカノールとの上記の種類のモノ−及びジ−カルボン酸のモノ−及び
ジ−アルキルエステル、並びにそのN−置換誘導体; ・不飽和カルボン酸の、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールア
クリルアミド、又はメタクリルアミド及びN−アルキルアクリルアミドのような
アミド; ・スルホン酸基、及びそのアルカリ金属又はアンモニウム塩を含むエチレン性単
量体、例えばビニルスルホン酸、ビニルベンゼンスルホン酸、α−アクリルアミ
ドメチルプロパンスルホン酸、及び2−スルホエチレン=メタクリラート; ・第二級、第三級若しくは第四級アミノ基、又は窒素を含む複素環の基を有する
エチレン的不飽和単量体、例えばビニルピリジン、ビニルイミダゾール、アミノ
アルキル=(メタ)アクリラート及びアミノアルキル(メタ)アクリルアミド、
例えばジメチルアミノエチル=アクリラート若しくはジメチルアミノエチル=メ
タクリラート、ジtert−ブチルアミノエチル=アクリラート若しくはジtert−ブ
チルアミノエチル=メタクリラート、ジメチルアミノメチルアクリルアミド、又
はジメチルアミノメチルメタクリルアミド、 ・例えばスルホプロピル(ジメチル)アミノプロピル=アクリラートのような両
性イオン性単量体、 ・硫酸基を有するエチレン性単量体、 ・1個又はそれ以上のリン酸塩及び/若しくはホスホン酸塩機能を有するエチレ
ン的単量体、並びに ・それらの混合物 によって形成される群から選ばれる。
【0047】 好ましくは、乳化重合に用いられる単量体は、大部分は、乳濁液中に存在する
単量体の重さに対して50〜約90重量%、好ましくは80〜99重量%の比率
で存在する(メタ)アクリル酸アルキル単量体である。
【0048】 これらのアクリル酸アルキル単量体は、固さと接着性とに関して、最良の兼ね
合いに相当する限りで、好ましくは、アルキル鎖中に4〜約8個の炭素原子を有
する。
【0049】 より好ましくは、それらは、2−エチルヘキシル=アクリラート、アクリル酸
ブチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸ヘプチル、アクリル酸オクチル、アク
リル酸イソオクチル、アクリル酸デシル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸ド
デシル若しくはそれらの混合物、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸、アク
リル酸、イタコン酸、マレイン酸及び/又はアクリルアミドのようなメタクリル
酸エステルから選ばれる。
【0050】 2−エチルヘキシル=アクリラート及びその混合物が、より特別に本発明に適
する。
【0051】 本発明に従って考察されるPSAは、一般的には、対応する単量体の常圧、及
び一般的には10〜90℃である温度でのラジカル乳化重合によって製造される
。慣用的には、ラジカル開始剤に加えて、この重合手順は、乳濁液を安定させる
ための陰イオン及び/又は非イオン乳化剤と、適切ならば移転剤との、乳濁液の
約20〜75重量%の単量体の濃度での混合物を必要とする。単量体は、プレ乳
濁液の形態で反応媒体に導入することができる。
【0052】 乳化重合に慣用的に用いられる、遊離基を含むいかなる種類の開始剤又は出発
剤も、適切であることができる。開始剤の例は、過酸化水素、ジイソプロピルベ
ンゼンヒドロペルオキシド、過硫酸ナトリウム、カリウム又はアンモニウムのよ
うなヒドロペルオキシド、並びにアゾビス(イソブチロニトリル)及び4−4’
−アゾビス(4−シアノ吉草酸)のような陽イオン開始剤を包含する。単数又は
複数の開始剤の量は、一般的には、単量体の量に対して0.05〜2重量%であ
る。
【0053】 本発明の変化形によれば、この接着性コーティングに、シリコーン/接着剤界
面の脱着力を安定させるのに役立つ第二の添加物を組み込むことも、構想するこ
とが可能である。この接着剤は、接着性コーティングが誘導される乳濁液に可溶
であるようにして選ばなければならないことが認識されると思われる。この条件
に従えば、シリコーンコーティングに用いられるものと同一であるか、又は異な
ることができる。
【0054】 この種の添加物に特に適するのは、下記の化合物の第1A又は2A族、好まし
くはカリウム又はカルシウムの塩である: ・式OCOR"-[R"は、直鎖、分枝鎖若しくは環状の飽和、不飽和若しくは芳
香族の、適切ならば、例えば一つ又はそれ以上のハロゲン原子で置換された、(
1〜C12)アルキルである基を表す]で示されるカルボキシラート(カルボキ
シラートの例としては、(C25)(C49)CHCOOK、(CH3)(CH27CH=CH(CH27COOK、(CH3COO)2Ca、CH3−COOK、
CF3COOK、(CH3O)2P(O)CH2COOKが列挙され得る)、 ・ヘキサフルオロリン酸カリウムのようなフルオロリン酸塩、 ・トリフルオロメタンスルホン酸カリウムのようなフルオロスルホン酸塩、及び
・リン酸のエステル若しくは塩、例えばK3PO4、K427
【化17】 (nは1又は2である)、HK2PO4及びKH2PO4
【0055】 この第二の添加物の代表例としては、より詳しくは、炭酸及び重炭酸カリウム
若しくはカルシウム、フタル酸水素カリウム、ジメチルホスホノ酢酸カリウム、
酒石酸水素カリウム、シュウ酸カリウム、リン酸水素カリウム、酢酸カリウム、
並びにトリフルオロメタンスルホン酸カリウムが列挙され得る。
【0056】 添加物は、接着剤に、好ましくはPSA乳濁液に5重量%まで導入することが
できる。したがって、その量は、0.001〜5重量%、好ましくは0.01〜
1重量%に変動することができる。
【0057】 慣用的には、本発明による複合体は、構想される最終用途に応じて選ばれる、
1種類又はそれ以上の添加物を含んでもよい。
【0058】 この添加物は、特に、アルコール、グリコール及びポリオールのような、特に
重合及び/又は架橋結合後のシリコーンマトリックスの柔軟性を高めるのに役立
つ、不安定な水素を有する重合体の形態を場合によりなす化合物であってよく:
例えば、ポリカプロラクトンポリオール、特に、UNION CARBIDEが市販する製品
であるTONE POLYOL-301、及びUNION CARBIDEからのその他の商業的重合体である
TONE POLYOL-201及びTONE POLYOL-12703のような、2−エチル−2−(ヒドロキ
シメチル)−1,3−プロパンジオール及び2−オキセパノンから出発して得ら
れる重合体が列挙され得る。やはり列挙され得るその他の添加物は、長いアルキ
ル鎖を有する二酸、エポキシド化されているか、又はされていない不飽和酸の脂
肪性エステル、例えばエポキシド化ダイズ油又はエポキシド化アマニ油、エポキ
シド化2−エチルヘキシルエステル、エポキシステアリン酸2−エチルヘキシル
、エポキシステアリン酸オクチル、エポキシド化アクリル酸エステル、エポキシ
ド化ダイズ油アクリル酸エステル、エポキシド化アマニ油アクリル酸エステル、
ジグリシジルグリコールポリプロピレンエーテル、長鎖脂肪族エポキシド等々で
ある。
【0059】 重合性マトリックスは、その性質に関わりなく、例えば、特に摩砕された天然
若しくは合成(重合体)繊維、炭酸カルシウム、タルク、粘度、二酸化チタン、
及び沈降若しくはか焼シリカのような充填剤;可溶性染料;酸化及び腐食防止剤
;有機ケイ素系であっても、若しくはなくてもよい接着性調整剤;殺真菌剤、殺
菌剤及び抗菌剤;並びに/又は本発明による添加物の活性に干渉しない、その他
いかなる材料も含んでよい。
【0060】 シリコーンコーティングの場合、それに安定化添加物を更に結び付けることも
可能である。これは、一般的には、その沸点が150℃より高い、好ましくは2
00℃より高い、少なくとも1種類のアミンを含むアミノ剤を含む。このアミン
は、第二級アミン又は第三級アミンであってよい。
【0061】 国際公開特許第98/07798号公報に記載されたアミンを用いることは、特に可能
である。
【0062】 留意すべきことに、(「HALS」型の)光安定剤として用いられる、立体障
害アミンのほとんどは、その固有の光安定特性が、本発明の組成物のアミノ剤を
安定させる作用様式に直接関係することはないものの、本発明の状況下で用いら
れる安定剤の要求を満足するための、非常に優れた候補であることが見出されて
いる。ちなみに、ヨーロッパ特許第162 524号及び第263 561号公報という文書に
開示された、異なる種類の立体障害アミンを用いることが可能である。
【0063】 工業的に入手できる無数の種類の立体障害アミンが、優れた結果を有するが、
それらは、より具体的には下記のものである: ・CIBA GEIGYが市販する製品であるTINUVIN、及び特に後述される製品TINUVIN 1
44及びTINUVIN 765、 ・CYTECが市販する製品であるCYAGARD、特に製品CYAGARD UV 1164L、並びに ・SANDOZが市販する、後述されるとおりの製品SANDUVAR、特に製品SANDUVAR 305
5。
【化18】
【0064】 下記の式に相当するその他の種類のアミンも、本発明の組成物に用いるための
優れた候補であって;これらのアミンのうちいくつかの構造を、例示のために下
記に示す:
【化19】
【0065】 一般的に用いられるアミノ剤の、シリコーンマトリックスの総重量に対する重
量%は、1〜1,000ppm、好ましくは10〜100ppmである。HALS型の
アミノ剤の場合、その量は、20〜100ppm前後である。
【0066】 本発明による複合体は、顔料、光増感剤、殺真菌剤、殺菌剤及び抗菌剤、腐食
防止剤等々のような、その他の成分も含んでよい。
【0067】 支持体上に蓄積されるコーティングの量は、可変的である。
【0068】 シリコーンコーティングの量は、ほとんどの場合、処理される表面積の0.1
〜5g/m2にわたる。これらの量は、支持体の性質、及び求めている抗接着特性に
依存する。それらは、非多孔質の支持体に対して0.5〜1.5g/m2であること
が最も多い。
【0069】 接着性コーティングの量については、好ましくは、200g/m2未満、より好ま
しくは100g/m2未満である。
【0070】 支持体は、露出した鉄、例えば紙若しくはボール紙というセルロース材料、又
はビニル型の重合体材料であり得る。ポリエチレン、ポリプロピレン又はポリエ
ステルのような熱可塑性重合体薄膜は、特に好都合である。
【0071】 接着性コーティングを、第二の材料によって形成される支持体と接触させる実
施態様では、第二の材料は、第一の支持体について提唱された材料から選んでよ
く、かつ性質が第一の支持体と同一であっても、又は同一でなくてもよい。
【0072】 最後に、シリコーンコーティング及び/又は接着性コーティングが塗布される
支持体は、最初のコーティングで既に被覆されていて、それに本発明によるコー
ティングを重ねてもよい。したがって、これは、ビチューメン型のコーティング
を含むシートを含んでよい。
【0073】 本発明は、本発明による複合体を含む物品(例えばシート、ストリップ)にも
関する。これは、特に、ラベル、自発接着性シート又は接着性ストリップを含ん
でよい。
【0074】 本発明の第二の態様は、前記に定義されたとおりの添加物を、該添加物を該シ
リコーンコーティングに導入することによって前記に定義されたとおりのシリコ
ーン/接着剤複合体の脱着力を安定させるために用いる用途に関する。
【0075】 より正確には、それは、前記に定義されたとおりの、かつ ・一般式(I): (BR'4- x(Xx+) (I) [式中、Xは、周期律表の第1A又は2A族の元素、好ましくはカリウム又はカ
ルシウム原子を表し、 xは、1又は2に等しい整数を表し、 基R'は、同一であるか、又は異なって、直鎖、分枝鎖若しくは環状の飽和、
不飽和若しくは芳香族の、好ましくは少なくとも1種類の求電子性の元素又は基
、特にハロゲン原子、好ましくはフッ素で置換された、(C1〜C12)脂肪族の
基を表して、該基のうち少なくとも一つは、モノ、ポリ又は過フッ素化されてい
る] で示されるホウ酸塩、及び ・リン酸のエステル若しくは塩、例えばK3PO4、K427
【化20】 (nは1又は2である)、HK2PO4及びKH2PO4から選ばれる化合物の、本
発明によるシリコーン/接着剤複合体を形成することが意図されたとおりのシリ
コーンコーティングにおける、シリコーン/接着剤界面の脱着力を時間的に安定
させるための用途を網羅する。
【0076】 下記の実施例は、本発明の非限定的な例示のために記載されている。
【0077】 方法 下記の実施例に記載される組成物は、下記の構造のシリコーンを基剤とする:
【化21】 より具体的には、2種類の重合体を選んだ: それらは、 A1/a=80;b=7 A2/a=222;b=3 となるような平均ランダム分布の構造に相当する。
【0078】 用いた光開始剤PI1は、下式に相当する:
【化22】 これらのシリコーンは、50g/m2の重さのポリプロピレン薄膜にか、又は例え
ばオーブン内での熱に僅かな耐性を有するにすぎない何らかの紙(一定の塗装紙
)に塗布した後に重合させた。その手順は、5基のローラーで構成される塗装ヘ
ッドを用いて塗布することを含み、蓄積されたシリコーンの重量は、プラスチッ
ク材料では0.5〜1g/m2、紙では1〜2g/m2である。次いで、塗布した製品を
、50〜1,000m/分で変化し、好ましくは100m/分を上回る移動速度で
の、120W/cm又は240W/cmの電力の、H+と呼ばれる、Fusionが市販する水
銀蒸気灯の存在下での紫外線照射に、専ら200〜300mに放射される放射線
の性質を参照して付した。用いた灯火の数は、材料の幅に依存する。1基の灯火
は、20cmの幅を占めた。
【0079】 用いた灯火の数は、処理速度に依存する。120W/cmの灯火が、100m/分
での重合を実施するのに充分である。2基の灯火は、200m/分又はそれ以上
の処理に効果的であることになる。
【0080】 紫外光下での露光の後、コーティングを完全に乾燥し、次いで、手順は、水中
に50%含まれ、その基剤重合体が下記の組成: P1:>70%のアクリル酸ブチル、かつ<25%の2−エチルヘキシル=ア
クリラート、 P2:>80%の2−エチルヘキシル=アクリラート、かつ<10%のメタク
リル酸メチル であるアクリル接着剤を塗布することを含んだ。
【0081】 この塗布は、機能性シリコーンの架橋結合後5分を多少越えた後に、インライ
ン接着剤添加機械にて直接インラインで(乾燥条件で10〜20g/m2)か、又は
オフラインでかのいずれかで実施した。
【0082】 次いで、接着剤を、100〜150℃、好ましくは100℃で、2分未満の時
間加熱して、接着剤から水を除去し、次いで、移転シリンダーを用いて、紙又は
プラスチックの支持体上に移した。
【0083】 得られた異なる複合体の脱着力は、標準的試験(FINAT 10)に従って
、すなわち70g/cm2の力の下、20℃で20時間、及び70℃で7日間の貯蔵
の後、200mm/分の脱着速度で、70g/cm2の圧力条件下、20℃で6ヶ月の
老化を刺激して測定した。
【0084】 実施例1 この試験は、ポリエステル薄膜に0.8g/cm2の量で蓄積させ、次いで、12
0W/cm(H+)のFusion灯2基を用いて、200m/分の速度で乾燥したシリコー
ンについて、インラインで塗布した接着剤の脱着力を測定することを含んだ。シ
リコーン配合物は、重合体A195部を、イソプロパノール中18%の光開始剤
PI1の溶液、及び重合体A25部と混合することによって得た。全体を活溌に攪
拌してから、インダクターローラーにてコーティング浴の形態で用いた。
【0085】 用いた接着剤は、光架橋結合させたシリコーンに適用したが、重合体P1を基
剤とし、RHODOTAK 315Pの名称で市販されている。これを、約50%の乾燥抽出
物を含有する乳濁液として適用した。接着剤中に添加物を含まない、比較試験を
添加物0と特定した。用いた添加物KB(C654は、架橋結合の前に様々な
量でシリコーンに加えた。
【0086】 得られた結果を、下記の表Iに示す。
【0087】
【表1】 表I
【0088】 実施例3〜4 実施例1〜2を繰り返したが、用いた添加物は、ストリップ形態で光架橋結合
したシリコーンに適用した。それは、重合体P1を基剤とし、TESA 4970の名称で
市販されている。そのため、この事例では、100%の乾燥抽出物を含んだ。
【0089】 いかなる接着剤も含まない比較試験を、添加物0と特定した。
【0090】 得られた結果を、下記の表IIに示す。
【0091】
【表2】 表II
【0092】 実施例5〜6 シリコーン配合物を、重合体A195部を、イソプロパノール中18%の光開
始剤PI1、及び18%のカリウム塩KB(C6542.5部、並びに重合体A 2 5部を混合することによって得た。用いた接着剤は、光架橋結合させたシリコ
ーンに適用したが、重合体P1を基剤とし、RHODOTAK 315の名称で市販されてい
る。シリコーンを、ポリエステルに0.8g/m2の量で適用し、IST GmbHが市販す
るHg電極の灯火の存在下、100m/分で架橋結合させた。
【0093】 実施例6は、0.5%の酢酸カリウムを添加した接着剤を用いることも含んだ
【0094】 得られた結果を、下記の表IIIに示す。
【0095】
【表3】 表III
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 171/00 C09J 171/00 C09K 3/00 C09K 3/00 R (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 クリストフ ギュイヨー フランス国 エフ69005 リヨン、アンパ ス デュ プワン デュ ジュール、6 Fターム(参考) 4F100 AH06B AH10B AK41 AK53B AR00C AR00D AT00A BA05 BA07 BA10A BA10D CB00C EJ05B GB15 JA09B JL13C JM01C YY00B YY00C 4J004 AA11 AA13 AA17 AA18 4J038 DL031 4J040 EC002 EE002 EK031 HA286 HD39 JA09

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一支持体に塗布された少なくとも1種類のシリコーンコー
    ティングと、第二支持体に塗布された接着性コーティングとを含む抗接着性シリ
    コーン/接着剤複合体であって、一つ又はそれ以上の機能性エポキシ及び/若し
    くはアルケニルエーテル及び/若しくはオキセタン及び/若しくはジオキソラン
    基を有する、ポリ有機シロキサンの単量体、オリゴマー又は重合体から誘導され
    る該シリコーンコーティングが、シリコーン/接着剤界面の脱着力を経時的に安
    定させることが意図される添加物として、 ・一般式(I): (BR'4- x(Xx+) (I) [式中、Xは、周期律表の第1A又は2A族の元素を表し、 xは、1又は2に等しい整数を表し、 基R'は、同一であるか、又は異なって、直鎖、分枝鎖若しくは環状の飽和、
    不飽和若しくは芳香族の、好ましくは少なくとも一つの求電子性の元素又は基で
    置換された、(C1〜C12脂肪族の基を表して、該基のうち少なくとも一つは、
    モノ、ポリ又は過フッ素化されている] で示されるホウ酸塩、及び ・周期律表の第1A又は2A族の元素とのリン酸のエステル若しくは塩、例えば
    3PO4、K427、 【化1】 (nは1又は2である)、HK2PO4及びKH2PO4 から選ばれる化合物を含むことを特徴とする複合体。
  2. 【請求項2】 第一支持体及び第二支持体が、該第一支持体のシリコーンコ
    ーティングが該第二支持体の接着性コーティングと接触するようにして配置され
    た、2種類の別個の材料によって形成されていることを特徴とする複合体。
  3. 【請求項3】 該第一支持体及び第二支持体が、それぞれ、同一材料の2面
    のそれぞれによって構成されることを特徴とする請求項1記載の複合体。
  4. 【請求項4】 周期律表の第1A又は2A族の元素が、カリウム、カルシウ
    ム、リチウム及びセシウムから選ばれることを特徴とする先行請求項のうち一項
    に記載の複合体。
  5. 【請求項5】 一般式(I)の基R'が、 ・少なくとも一つの求電子性の元素又は基、特にハロゲン原子、又はCF3、O
    CF3、NO2若しくはCNで置換されたフェニル基、及び/又は ・少なくとも一つの求電子性の元素又は基、特にハロゲン原子、OCF3、CF3 、NO2又はCNで場合により置換された、例えばビフェニル又はナフチルのよ
    うな、少なくとも二つの芳香核を有するアリール基 を表すことを特徴とする先行請求項のうち一項に記載の複合体。
  6. 【請求項6】 添加物が、[B(C654-、[(C652BF2-
    [B(C64CF34-、[B(C64OCF34-、[B(C63(CF3
    24-、[B(C6324-から選ばれる陰イオン性ホウ酸塩の実体を基
    剤とすることを特徴とする請求項1〜5のうち一項に記載の複合体。
  7. 【請求項7】 添加物が、シリコーンコーティング中に0.001〜5%、
    好ましくは0.01〜1%の比率で存在することを特徴とする先行請求項のうち
    一項に記載の複合体。
  8. 【請求項8】 シリコーンが、架橋結合かつ/又は重合できる、常温で液体
    であるか、又は100℃未満の温度で熱融合することができ、かつ ・式: Z−Si−(R0c−O(3-c)/2 [式中、c=0、1又は2 R0は、同一であるか、又は異なって、アルキル、シクロアルキル、アリール
    、ビニル、ヒドロゲノ又はアルコキシ基を表し、 Zは、同一であるか、又は異なって、少なくとも一つの反応性エポキシ及び/
    又はアルケニルエーテル及び/又はオキセタン及び/又はオキソラン及び/又は
    ジオキソラン機能を含む有機置換基である] で示される少なくとも一つの単位、並びに ・少なくとも二つのケイ素原子 を含む、単量体、オリゴマー若しくは重合体のシリコーンエポキシ及び/若しく
    はアルケニルエーテル及び/若しくはオキセタン及び/若しくはオキソランの架
    橋結合及び/若しくは重合から誘導されることを特徴とする先行請求項のうち一
    項に記載の複合体。
  9. 【請求項9】 反応性機能が、特に下式: 【化2】 [式中、n'は、0又は1を表し、n"は、1〜5の整数を表し、 R3は、場合により置換された直鎖、分枝鎖若しくは環状(C1〜C12)アルキ
    レン基、又は 好ましくは1〜3個の(C1〜C6)アルキル基で場合により置換された、(C 5 〜C12)アリーレン基を表し、 R4は、直鎖若しくは分枝鎖(C1〜C6)アルキル基を表す] で示される基から選ばれることができることを特徴とする請求項8記載の複合体
  10. 【請求項10】 架橋結合かつ/又は重合できるポリ有機シロキサンが、下
    式: 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】 【化7】 [式中、Xは、アルキル;シクロヘキシル;トリフルオロプロピル;ペルフルオ
    ロアルキル;アルコキシ又はヒドロキシプロピル基を表すことができ、Rは、(
    1〜C10)アルキル、シクロヘキシル、トリフルオロプロピル又は(C1〜C10 )ペルフルオロアルキル基であり、かつ(0≦a≦1,000);(1≦b≦1
    ,000)である] から選ばれることを特徴とする請求項8又は9記載の複合体。
  11. 【請求項11】 接着性コーティングが、感圧接着剤乳濁液から誘導される
    ことを特徴とする先行請求項のうち一項に記載の複合体。
  12. 【請求項12】 感圧接着剤乳濁液が、50〜約90重量%、好ましくは8
    0〜99重量%の比率で存在するアクリラート単量体の大部分、及び適切ならば
    共重合性ラジカル単量体の重合によって得られることを特徴とする請求項11記
    載の複合体。
  13. 【請求項13】 単量体が、2−エチルヘキシル=アクリラート、アクリル
    酸ブチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸ヘプチル、アクリル酸オクチル、ア
    クリル酸イソオクチル、アクリル酸デシル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸
    ドデシル、メタクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、アクリルアミ
    ド及びメタクリラートから選ばれることを特徴とする請求項12記載の複合体。
  14. 【請求項14】 シリコーン/接着剤界面の脱着力を安定させるのに役立つ
    第二の添加物をその接着性コーティングのレベルで含むことを特徴とする先行請
    求項のうち一項に記載の複合体。
  15. 【請求項15】 第二の添加物が、第1A又は2A属の元素と、 ・式OCOR"-[R"は、直鎖、分枝鎖若しくは環状の飽和、不飽和若しくは芳
    香族の、適切ならば置換された、(C1〜C12)アルキルである基を表す]で示
    されるカルボキシラート、 ・ヘキサフルオロリン酸カリウムのようなフルオロリン酸塩、及び ・リン酸のエステル若しくは塩、例えばK3PO4、K427、 【化8】 (nは1又は2である)、HK2PO4及びKH2PO4 から選ばれる化合物と の塩であることを特徴とする請求項14記載の複合体。
  16. 【請求項16】 接着性コーティング中に存在する添加物が、該コーティン
    グの0.001〜5重量%の比率で用いられることを特徴とする請求項14又は
    15記載の複合体。
  17. 【請求項17】 先行請求項のうち一項に記載の複合体を含むことを特徴と
    する物品。
  18. 【請求項18】 ラベル、自発接着性シート、又は接着性ストリップを含む
    ことを特徴とする請求項17記載の物品。
  19. 【請求項19】 請求項1及び8〜10に定義されたとおりの、かつ ・一般式(I): (BR'4- x(Xx+) (I) [式中、Xは、周期律表の第1A又は2A族の元素を表し、 xは、1又は2に等しい整数を表し、 基R'は、同一であるか、又は異なって、直鎖、分枝鎖若しくは環状の飽和、
    不飽和若しくは芳香族の、好ましくは求電子性の元素又は基で置換された、(C 1 〜C12)脂肪族の基を表して、該基のうち少なくとも一つは、モノ、ポリ又は
    過フッ素化されている] で示されるホウ酸塩、及び ・周期律表の第1A又は2A族の元素とのリン酸のエステル若しくは塩、例えば
    3PO4、K427、 【化9】 (nは1又は2である)、HK2PO4及びKH2PO4から選ばれる化合物の、請
    求項1〜16のうち一項に記載のシリコーン/接着剤複合体を形成することが意
    図されたとおりのシリコーンコーティングにおける、シリコーン/接着剤界面の
    脱着力を時間的に安定させるための用途。
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