JP2003512690A - 同時動作フラッシュメモリ用の冗長デュアルバンクアーキテクチャ - Google Patents

同時動作フラッシュメモリ用の冗長デュアルバンクアーキテクチャ

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JP2003512690A
JP2003512690A JP2001532396A JP2001532396A JP2003512690A JP 2003512690 A JP2003512690 A JP 2003512690A JP 2001532396 A JP2001532396 A JP 2001532396A JP 2001532396 A JP2001532396 A JP 2001532396A JP 2003512690 A JP2003512690 A JP 2003512690A
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address
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靖 笠
グォーウェイ・ワン
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Advanced Micro Devices Inc
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Fujitsu Ltd
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    • G11C2216/22Nonvolatile memory in which reading can be carried out from one memory bank or array whilst a word or sector in another bank or array is being erased or programmed simultaneously

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  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Read Only Memory (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)
  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、同時動作中のデュアルバンク記憶装置において複数の冗長メモリセル列を用いて修復を行うことができるセクタ単位の冗長を開示する。同時動作記憶装置は、上位バンク(20)又はスライディング下位バンク(22)に配置されるよう構成可能な複数の冗長ブロック(18)を含む。冗長ブロック(18)は複数のセクタ(12)を備え、各セクタ(12)はメモリセル列(26)を含む。同時動作中、記憶装置は、一方のバンクにおいてメモリセル列(26)から読み出しを行うと同時に、他方のバンクにおいてメモリセル列(26)に書き込みを行うことができる。さらに、同時動作記憶装置は、セクタ単位の冗長を用いて、一方のバンクにおいて欠陥のあるメモリセル列(26)を冗長メモリセル列(34)と電気的に交換することによって修復すると同時に、他方のバンクに列いて欠陥のあるメモリセル列(26)を修復する。デュアルバンクのセクタ単位の冗長は、冗長ブロック(18)のブランク位置に基づいて該冗長ブロック(18)と適合可能に関連付けられた複数のアドレスCAM回路(54)を含む。アドレスCAM回路(54)は、冗長CAM読出しドレインデコーダ回路(50)によって設定変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
(技術分野) 本発明は、不揮発性メモリ分野に関し、更に詳しくは、同時動作を実行するこ
とが可能なデュアルバンクアーキテクチャ内に配置された不揮発性メモリアレイ
におけるセクタ単位の冗長に関する。
【0001】 (背景技術) コンピュータ、PDA、携帯電話並びに他の電子システム及び装置は、一般に
プロセッサとメモリとを含んでいる。メモリは、当該装置を機能させるためにプ
ロセッサが処理すべきデータ及び/又は実行すべき命令を記憶させる(典型的に
はコンピュータプログラムの形態で)ために使用される。幾つかの用途において
は、システム及び装置は、装置の動作停止時又は電源電圧喪失時に情報が消失し
ないように、命令及び/又はデータを何らかの形態の永久/不揮発性記憶媒体に
保持することを必要とする。典型的な用途としては、コンピュータBIOS記憶
装置や、PDAのようなディスクレス携帯型演算装置を挙げることができる。
【0002】 使用可能な不揮発性メモリの1つのタイプは、一般にフラッシュメモリと呼ば
れているフラッシュEEPROM (Electrically Erasable Programmable Read
Only Memory)である。フラッシュメモリは不揮発性記憶装置の一形態であり、浮
遊ゲートを備えたメモリセル設計を採用している。メモリセル入力に電圧を印加
することで、浮遊ゲートに電荷を蓄積/プログラムし、あるいは浮遊ゲートから
電荷を除去/消去する。プログラミングは、浮遊ゲート上に電荷を溜める熱電子
転移により生じ、消去は、薄い誘電体材料を電子が貫通して浮遊ゲートから電荷
を除去するFNトンネリングを利用する。セルの消去は、セルの論理値を1に設
定し、セルのプログラミングは、論理値を0に設定する。
【0003】 一般に、フラッシュメモリは、セクタと呼ばれるブロック毎に論理的に分割さ
れており、各セクタは、利用できるデータ記憶容量の全バイト数の一部を含んで
いる。例えば、典型的なフラッシュメモリは、32メガビットの記憶容量を有し
ており、64セクタに論理的に分割され、各セクタは64キロバイトのデータ(
1 バイトは8ビットに等しい)を含んでいる。この構成により、フラッシュメモ
リ全体のバルク消去に加え、1 セクタずつの消去の選択が可能になる。実装に際
しては、フラッシュメモリ内のデータは、バイト単位(時としてワード単位、但
しここでは1ワードは4バイトに等しい)のプログラミング及び読出しが可能で
あるが、バイト単位の消去は現段階では不可能である。
【0004】 フラッシュメモリは、メモリアレイとなるメモリセル行列を形成するよう製造
される。メモリアレイは、行デコーダ(ワード線デコーダ)と列デコーダ (ビ
ット線デコーダ)とによりアクセスされ、両デコーダは、メモリアレイ内の特定
メモリセル又はメモリセル行をアドレス指定するために使用される。行デコーダ
及び列デコーダによりアドレス指定される際、選択されたメモリセルの論理値を
読み取るために、フラッシュメモリ内にはセンス増幅器が組み込まれている。近
年、フラッシュメモリのメモリアレイ密度は劇的に増加している。フラッシュメ
モリのメモリアレイ密度が増加するにつれて、完全なフラッシュメモリを製造す
ることが著しく困難になってきている。フラッシュメモリの製造時、回路の短絡
もしくは開放状態その他の動作上の欠陥に起因して、メモリアレイが1つ又は複
数の欠陥メモリセルを含むことは普通である。製造の歩留まりを向上させ、フラ
ッシュメモリの信頼度を向上させる方法として、メモリアレイ内の欠陥メモリセ
ルを修復又は交換できるように、通常、フラッシュメモリは予備もしくは冗長用
のメモリセルを含んでいる。
【0005】 一般にフラッシュメモリは、まず、他のフラッシュメモリと結合されている状
態で半導体ウエハの一部として正しく動作するか否かが検査される。欠陥メモリ
セルを含んでいる不良領域が特定されると、冗長メモリセルが前記不良領域の欠
陥メモリセルと交換される。典型的には、修復が必要な場合、回路は、欠陥メモ
リセルを選択的に非活性化させることが要求され、置換する冗長メモリセルを活
性化させることが要求される。フラッシュメモリは、複数セクタに分割されるの
で、冗長メモリセルは、1つ又は複数のセクタに対応付けられ、或るセクタ内の
欠陥メモリセルが、そのセクタに対応付けられた冗長メモリセルによって置換さ
れる。
【0006】 冗長メモリセル及びメモリセルは、複数の冗長ブロック内に包含され、各冗長
ブロックは、複数のセクタを包含している。冗長メモリセルにより欠陥メモリセ
ルを修復可能にするために、フラッシュメモリは、欠陥メモリセル列のアドレス
と、冗長メモリセル列の位置とを相互参照する。この相互参照は、冗長メモリセ
ル列位置にアドレス記憶場所を割り当てることにより行われる。
【0007】 また、アドレス記憶場所は、特定の冗長ブロック位置にも割り当てられる。特
定アドレス記憶場所に格納された欠陥メモリセル列の列アドレスは、割り当てら
れた冗長ブロック内に位置している。欠陥メモリセルは、特定アドレス記憶場所
に割り当てられた冗長メモリセル列により修復される。欠陥メモリセルの列アド
レスは、アドレス記憶場所内に格納された後、動作中のフラッシュメモリ内でア
クティブ状態にあるメモリセルの列アドレスと比較される。アドレスが一致する
と、アクティブ状態にあるメモリセル列の冗長メモリセル列による置換が実行さ
れる。
【0008】 問題は、フラッシュメモリ内の冗長ブロックが異なる場所に選択的に配置変更
されたときに発生する。アドレス記憶場所は冗長ブロック位置に割り当てられる
ので、付加的なアドレス記憶場所は、異なる冗長ブロック位置を占有することが
要求される。しかしながら、冗長ブロックが位置するアドレス記憶場所のみが使
用され、その一方で、付加的なアドレス記憶場所は使用されない状態にある。
【0009】 アドレス記憶場所の増加により生じる回路の増加は、フラッシュメモリセルの
使用可能領域を減少させ、フラッシュメモリの消費電力も増大させる。更に、従
来技術においては、欠陥メモリセルを一列ずつしか修復できなかった。従って、
フラッシュメモリが異なる位置にある冗長ブロックにおけるタスクを同時に実行
できるとしたならば、その冗長性によりフラッシュメモリの動作速度が低下し、
その一方で、或る位置にある冗長ブロックは他の位置にある冗長ブロックがその
修復を完了するまで待機状態にあることになる。
【0010】 (発明の開示) 先ず、本発明は、広くは、セクタ単位の冗長を伴うフラッシュEEPROMセ
ルアレイのような浮遊ゲート記憶装置に関する。より詳細には、本発明は、同時
動作フラッシュメモリと呼ばれるスライディングバンク構成のフラッシュEEP
ROMセルアレイ用のセクタ単位の冗長に関する。
【0011】 同時動作フラッシュメモリは、上位バンクとスライディング下位バンクとに分
割され、一方のバンクにおいて読出しを行い、その一方で、他方のバンクにおい
てプログラム動作又は消去動作を同時に実行するものである。同時動作フラッシ
ュメモリはスライディングバンクアーキテクチャを採用し、これによってユーザ
が、複数の冗長ブロック(b0−b7)を上位バンク又はスライディング下位バ
ンクのどちらに配置するかを指定することにより、上位バンク及びスライディン
グ下位バンクのメガビット密度を変更できるようになっている。各冗長ブロック
(b0−b7)内には、メモリアレイを構成する複数のメモリセル行及び複数の
メモリセル列を含む複数のセクタが存在する。また、複数のセクタは、複数の冗
長メモリセル行及び冗長メモリセル列を含んでいる。
【0012】 現段階で好適な同時動作フラッシュメモリは、上位バンクにおいて欠陥のある
メモリセル列を修復し、同時にスライディング下位バンクにおいて欠陥のあるメ
モリセル列を修復しうるセクタ単位の冗長を含んでいる。この「ツーウェイ方式
の」セクタ単位の冗長は、冗長メモリセル列を使用して、メモリアレイ内の上位
バンク及びスライディング下位バンクの双方の欠陥メモリセル列を同時に修復す
ることができる。加えて、セクタ単位の冗長は、上位バンク又はスライディング
下位バンクに位置するように構成された各冗長ブロック(b0−b7)に対して
同じ記憶場所を使用するように配置変更が可能である。
【0013】 現段階で好適な態様は、修復選択デコーダ回路と、冗長CAM読出しドレイン
デコーダ回路と、複数のアドレスCAM回路と、複数のコンパレータ回路と、複
数の制御論理回路とを含む。同時動作フラッシュメモリのテスト中、ユーザは、
上位バンク又はスライディング下位バンクのいずれかに位置する冗長ブロック(
b0−b7)のセクタ内で欠陥のあるメモリセル列を識別する。ユーザは修復モ
ードに進み、欠陥のあるメモリセル列を交換して修復を行うために、そのメモリ
セクタに対応付けられた冗長メモリセル列を選択する。
【0014】 欠陥のあるメモリセル列が物理的に交換されるのではなく、欠陥メモリセル列
が位置するセクタ単位のアドレスが、アドレスCAM回路内の特定記憶場所に格
納される。アドレスCAM回路内の記憶場所は、上位バンク又はスライディング
下位バンクのいずれかに位置する特定冗長ブロック(b0−b7)に割り当てら
れた状態を維持するように配置変更可能である。加えて、アドレスCAM回路内
の記憶場所は、各セクタ内の冗長メモリセル列に割り当てられる。従って、特定
記憶場所において欠陥のあるメモリセル列のセクタ単位のアドレスを格納するこ
とにより、欠陥メモリセル列が位置する冗長ブロック(b0−b7)と、その冗
長ブロック(b0−b7)内の冗長メモリセル列とが識別される。
【0015】 動作中、同時動作フラッシュメモリは、上位バンク又はスライディング下位バ
ンクにおけるアクティブ状態のメモリセル列のセクタ単位の列アドレスと、アド
レスCAM回路に格納されたセクタ単位のアドレスとを比較する。アクティブ状
態のメモリセル列は、読出し又は書込みを実行するためにアクセスされるメモリ
セル列である。アクティブ状態のメモリセル列とセクタ単位のアドレスとの比較
は、冗長CAM読出しドレインデコーダ回路により行われる。
【0016】 冗長CAM読出しドレインデコーダ回路は、アクティブ状態のメモリセル列を
含むセクタが位置する冗長ブロック(b0−b7)のバンク位置を解読する。バ
ンク位置は、上位バンク又はスライディング下位バンクのいずれかの冗長ブロッ
ク(b0−b7)の位置を示すものである。次いで、冗長CAM読出しドレイン
デコーダが、前記冗長ブロック(b0−b7)に割り当てられたアドレスCAM
回路の読出しを行い、既に格納されているセクタ単位のアドレス情報を、どちら
のバンク(上位又は下位)に冗長ブロック(b0−b7)が位置しているかに応
じて、上位バンクコンパレータ回路又は下位バンクコンパレータ回路に与えるも
のである。上位バンク又は下位バンクコンパレータ回路が、既に格納されている
セクタ単位のアドレス情報と、アクティブ状態のメモリセル列のセクタ単位のア
ドレスとを比較し、両者が一致していると判定したときに、上位バンク制御論理
回路又は下位バンク制御論理回路が活性化される。
【0017】 上位バンク制御論理回路又は下位バンク制御論理回路は、全セクタの欠陥メモ
リセル列を無効にし、各冗長ブロック(b0−b7)における全セクタの冗長メ
モリセル列を有効にするものである。欠陥メモリセルが冗長メモリセルと電気的
に交換されて、同時動作フラッシュメモリは有効に修復される。修復は、同時動
作フラッシュメモリが読出し又は書込みを実行している間に行われる。冗長CA
M読出しドレインデコーダ回路の動作により、同時動作フラッシュメモリ内の冗
長ブロック(b0−b7)のスライディングバンク構成にかかわらず、上位バン
ク及びスライディング下位バンクの両方のアドレスCAM回路の読出しを行うこ
とができる。セクタ単位の冗長は、上位バンク及びスライディング下位バンクに
おいて独立に機能するので、欠陥のあるメモリセル列をスライディング下位バン
クにおいて電気的に交換すると同時に、欠陥のある別のメモリセル列を上位バン
クにおいて交換することが可能である。
【0018】 本発明の上記及び他の特徴及び利点は、本発明の現段階における好適な実施形
態について以下に記述する詳細な説明を、添付の図面と共に参照することにより
明らかとなるであろう。
【0019】 (発明を実施するための形態) 本発明の実施例について具体的な構成を参照しながら以下に記述するが、当業
者であれば、請求の範囲から逸脱することなく上記の具体的な構成に対し種々の
変更及び修正が可能であることは自明であろう。本発明は、冗長を必要とするあ
らゆる形式の複数バンク記憶装置と共に使用可能であるが、本発明の好適な実施
例はフラッシュメモリ用に設計されている。電気的パラメータが一例として挙げ
られているが、これらのパラメータは、他の電気的パラメータを用いる種々の記
憶装置に適用する場合には修正可能である。
【0020】 本発明は、書込み又は消去動作を行うと同時に読出しを行うフラッシュメモリ
を開示するものである。本発明のフラッシュメモリは、Chenらによる "BANK
ARCHITECTURE FOR A NON-VOLATILE MEMORY ENABLING SIMULTANEOUS READING AND
WRITING"なる名称の米国特許第5867430号、及びVan Buskirk
による "NON-VOLATILE MEMORY ARRAY THAT ENABLES SIMULTANEOUS READ AND
WRITE OPERATIONS" なる名称の米国特許第5847998号に開示された記憶装
置における1つ又は複数の構成要素を含んでおり、これら2つの特許をここで参
照により援用するが、これら特許は、同時動作フラッシュメモリの実装及び動作
についても更に言及している。
【0021】 図1は、セクタ単位の冗長を含む好適な同時動作フラッシュメモリ10の一部
を示すブロック図である。セクタ単位の冗長は、セクタ単位で冗長メモリセル列
による欠陥メモリセル列の修復を可能にするものである。Clevelandら
による "SECTOR-BASED REDUNDANCY ARCHITECTURE" なる名称の米国特許第534
9558号は、8ビットのフラッシュEEPROMセルアレイを使用するセクタ
単位の冗長アーキテクチャを開示しており、この特許の全文をここで参照により
援用する。本発明の好適な実施例は、同時動作フラッシュメモリ10に適用され
るセクタ単位の冗長に関する。前置きとして、本発明に係るセクタ単位の冗長の
適用についての理解を容易にするため、同時動作フラッシュメモリ10の構成及
び動作に関して記述する。
【0022】 図1 に示される好適な同時動作フラッシュメモリ10は、複数のセクタ(s0
−s63)12と、複数の小セクタ(ss0−ss7)14とを有し、これらは
複数のセクタブロック16と複数の冗長ブロック18とを形成している。当該分
野において周知の通り、各セクタ12及び小セクタ14は、行列として配置され
た複数のメモリセルを含む。現段階で好適な実施例において、セクタ12は、5
12キロビットのセクタとして設計されることが好ましく、各小セクタ14は、
64キロビットのセクタとして設計される。したがって、セクタ12は、現段階
で好適な実施例において32メガビットの同時動作フラッシュメモリを構成する
よう結合してなる。本発明は、各種メモリサイズに適用可能であり、好適な実施
例において記載の32メガビット密度は限定条件として解釈されるべきものでは
ない。
【0023】 図1を参照すると、本発明の好適な実施例の目的に鑑みて、セクタ12の行は
セクタブロック16として示されている。従って、1行につき4個のセクタ12
は、各セクタブロック16内に位置している。図1に示される現段階で好適な実
施例においては、同時動作フラッシュメモリ10中に、16個のセクタブロック
16が存在する。加えて、現段階で好適な同時動作フラッシュメモリ10は、複
数の冗長ブロック(b0−b7)18を含んでなり、各冗長ブロック(b0−b
7)18は、図1に詳しく示されるように、2つの連続するセクタブロック16
即ち8個のセクタ12からなるグループに対応付けられている。
【0024】 現段階で好適な実施例は、スライディングバンクアーキテクチャをもつ同時動
作フラッシュメモリ10向けに設計されている。スライディングバンクアーキテ
クチャは、2つのバンク即ち上位バンク20とスライディング下位バンク22と
に分割される。セクタ12は、上位バンク20又はスライディング下位バンク2
2に配置変更可能に位置している。各バンク20、22に位置するセクタ12の
数は、上位バンク20及びスライディング下位バンク22における記憶容量を決
定する。図1に示されるように、好適な実施例において、同時動作フラッシュメ
モリ10は、16メガビットの上位バンクと16メガビットのスライディング下
位バンク(オプション0)、24メガビットの上位バンクと8メガビットのスラ
イディング下位バンク(オプション1)、28メガビットの上位バンクと4メガ
ビットのスライディング下位バンク (オプション2)、又は、31.5メガビ
ットの上位バンクと0.5メガビットのスライディング下位バンク(オプション
3)を構成するようにバンク境界によって分割され得る。好適な本実施例の目的
に鑑みて、小セクタ14は、スライディング下位バンク22内にあると見なすこ
とが好都合である。バンク境界は、現段階で好適な実施例において図示されたも
のに限定されない。
【0025】 上位バンク20及びスライディング下位バンク22内での、同時動作フラッシ
ュメモリ10の記憶容量の配分は、製造時のユーザの需要によって決定される。
同時動作フラッシュメモリ10のユーザが、用途に応じて異なるバンク分割サイ
ズを必要とすることも考えられる。スライディングバンクアーキテクチャは、上
記のような種々のバンク境界を有する同時動作フラッシュメモリ10の設計及び
製造を簡略化し得るものである。バンク境界を変更するには、同時動作フラッシ
ュメモリ10の単一金属層を変更する。
【0026】 同時動作フラッシュメモリ10は、スライディングバンクアーキテクチャを採
用しているが、その理由は、その構成が、各バンク20、22において読出し及
び書込み機能を同時に実行する性能を装置に与えるからである。従って、上位バ
ンク20において読出し動作を実行する場合、それと同時にスライディング下位
バンク22において書込み動作を実行できる。これは、往々にして書込み動作が
読出し動作よりもかなり長い時間を要するので、プログラミング又は消去動作が
行われていないバンク20、22において読出し動作を実行することが可能にな
るためである。
【0027】 現段階で好適な実施例を使用する同時動作フラッシュメモリ10へのセクタ単
位の冗長の適用は、同時動作中の修復の実行を可能にするものである。各冗長ブ
ロック(b0−b7)の個々のセクタ12における欠陥メモリセル列の修復は、
欠陥メモリセル列に冗長メモリセル列を対応付けるようプログラムされた記憶場
所を使用して行われる。記憶場所は、冗長ブロック(b0−b7)が上位バンク
20又はスライディング下位バンク22のいずれにあるかを対応付けるようプロ
グラムし得るものである。上記の修復がどのように行われるかを十分に理解する
には、同時動作フラッシュメモリ10のアドレス指定を理解することが有用であ
る。
【0028】 上位バンク20とスライディング下位バンク22は、独立したバンクである。
上位バンク20は、上位アドレス(UA)ワード線デコーダ(不図示)と、UA
ビット線デコーダ(不図示)とを含んでおり、両者は、上位バンク20における
セクタ12内のメモリセルにアクセスするために使用される。同様に、スライデ
ィング下位バンク22は、スライディング下位バンク22におけるセクタ12内
のメモリセルにアクセスするための下位アドレス(LA)ワード線デコーダ(不
図示)とLAビット線デコーダ(不図示)とを含む。現段階で好適な実施例にお
いて、UA及びLAワード線デコーダは、セクタ12、セクタブロック16、及
びセクタ12内のメモリセル(不図示)ワード線のセクタ単位のアドレスを識別
する21ビットアドレスの一部を解読するものである。UA及びLAビット線デ
コーダは、セクタ12内のメモリセル(不図示)のビット線を識別するセクタ単
位のアドレスである21ビットアドレスの他の部分を解読するものである。
【0029】 また、21ビットアドレスは、セクタ12及びセクタブロック16が位置する
特定の冗長ブロック(b0−b7)18のバンク位置を識別するものである。現
段階で好適な実施例において、冗長ブロック(b0−b7)18は、それぞれ製
造時に選択された分割サイズに応じて、上位バンク20又はスライディング下位
バンク22に配置される。図1で示される現段階で好適な実施例において、冗長
ブロック(b0−b3)18は上位バンク20に位置し、冗長ブロック(b4−
b7)18はスライディング下位バンク22に位置する。冗長ブロック(b0−
b7)18は、複数の冗長ブロックアドレスライン (A(20)−A(18)
)24によって解読される。冗長ブロックアドレスライン(A(20)−A(1
8))24上に示された冗長ブロックアドレスは、21ビットアドレスにおける
最上位ビットを表している。一般に、メモリセルが同時動作フラッシュメモリ1
0によるアクセスを受ける度にアドレス指定が行われる。本発明の他の実施例に
おいては、アドレス内のビット数が異なる場合もある。
【0030】 一般に、製造時に設定されたバンク境界を使用することにより、アドレスバッ
ファ(不図示)が、選択されたバンク20、22におけるUA及びLAワード線
及びビット線デコーダの各々に21ビットアドレス構成部分を多重送信する。ア
ドレスバッファは、21ビットアドレスを解読し、メモリセル列が位置するバン
ク20、22を識別する。さらに、アドレスバッファは、UA又はLAワード線
及びビット線デコーダに、セクタ12内のメモリセルにアクセスするアドレスを
付与する。
【0031】 図2は、セクタ12の一部を示す回路図である。現段階で好適な実施例におい
て、各セクタ12は、16個のI/Oブロック(I/O0−I/O15)25を
含んでおり、これらI/Oブロックは、複数のメモリセル列26と、複数のメタ
ル2ビット線28と、複数のメタル1ビット線30と、複数のメタル1セクタ選
択トランジスタ32と、複数のメタル2ビット線選択トランジスタ33とを含ん
でいる。各I/Oブロック(I/O0−I/O15)25内のメモリセル列26
は、図2に示すように、メタル2ビット線28と、メタル1ビット線30と、メ
タル1セクタ選択トランジスタ32と、メタル2ビット線選択トランジスタ33
とに電気的に接続されている。
【0032】 現段階で好適な実施例において、I/Oブロック(I/O0−I/O15)2
5毎に64個のメタル1ビット線30が、32個のメタル2ビット線28それぞ
れに電気的に接続されている。各メモリセル列26に含まれるデータは、UA及
びLAワード線デコーダ並びにUA及びLAビット線デコーダから受信した電気
信号によりアクセスされる。UA及びLAワード線デコーダは、各メタル1セク
タ選択トランジスタ32の制御ゲートに電気信号を供給する。UA及びLAビッ
ト線デコーダは、各メタル2ビット線選択トランジスタ33の制御ゲートに電気
信号を供給する。メタル1セクタ選択トランジスタ32及びメタル2ビット線選
択トランジスタ33は、各セクタ12内に存在するメモリセル列26を絶縁する
機能を有し、これらの個別使用を可能にするものである。電気信号は各トランジ
スタを活性化させ、これによって、特定のセクタ12及び該セクタ12内の特定
のビット線を選択し、各I/Oブロック(I/O0−I/O15)25の各メモ
リセル列26に含まれるデータへのアクセスを可能にする。
【0033】 UA及びLAワード線デコーダは、メタル1セクタ選択トランジスタ32を使
用して、メモリセル列26を、異なるセクタ12であるセグメントに分割するも
のである。UA及びLAビット線デコーダは、メタル2ビット線選択トランジス
タ33を使用して、メタル2ビット線28を活性化させるものである。I/Oブ
ロック(I/O0−I/O15)25内の各メタル2ビット線28は、各セクタ
単位のアドレスにより識別される。このように、セクタ単位のアドレスは、上記
のようにUA及びLAビット線デコーダにより解読され、各I/Oブロック(I
/O0−I/O15)25内の各メタル2ビット線28が活性化される。
【0034】 各セクタ12に位置する16個のI/Oブロック(I/O0−I/O15)2
5は、上位バイトデータと下位バイトデータとに分割されるので、I/Oブロッ
ク(I/O0−I/O7)25は下位バイトを含み、I/Oブロック(I/O8
−I/O15)25は上位バイトを含む。現段階で好適な実施例において、同時
動作フラッシュメモリ10は、16ビット又は8ビットモードで作動し得る。1
6ビットモードにおいて、同時動作フラッシュメモリ10は、16ビットデータ
により動作し、8ビットモードにおいて、同時動作フラッシュメモリ10は、8
ビットデータにより動作する。I/Oブロック(I/O0−I/O15)25の
数、メモリセル列26の数、メタル2ビット線28の数、メタル1ビット線30
の数は、図示の上記数に限定されるものではなく、異なる同時動作フラッシュメ
モリ10設計において増減可能である。
【0035】 図3を参照すると、好適な同時動作フラッシュメモリ10は、各セクタ12内
に複数の冗長メモリセル列34も含む。冗長メモリセル列34は、図2に示され
るメモリセル列26における欠陥を修復するために使用される。好適な同時動作
フラッシュメモリ10において、冗長メモリセル列34は、第1の冗長素子(R
E0)36又は第2の冗長素子(RE1)38のいずれかに位置している。図3
に示されるように、各冗長素子36、38は、図示の如く電気的に接続された複
数のメタル1冗長ビット線40と、複数のメタル2冗長ビット線42と、複数の
冗長メタル1セクタ選択トランジスタ44と、複数の冗長メタル2ビット線選択
トランジスタ46とを含む。
【0036】 さらに図3に示されるように、各冗長メモリセル列34は、各メタル1冗長ビ
ット線40に電気的に接続されており、該メタル1冗長ビット線40は、各メタ
ル2冗長ビット線42に電気的に接続されている。現段階で好適な実施例におい
て、2つのメタル2冗長ビット線42が、2つのI/Oブロック (I/O0−
I/O15)25に割り当てられており、1つのセクタ12につき全体で16個
のメタル2冗長ビット線42が存在する。このように現段階で好適な実施例にお
いて、各セクタ12内には合計32個の冗長メモリセル列34が存在する。
【0037】 現段階で好適な実施例において、第1の冗長素子(RE0)36及び第2の冗
長素子(RE1)38は、それぞれ8個のメタル2冗長ビット線42からなる群
を含む。このように1つのセクタ12につき16個のI/Oブロック(I/O0
−I/O15)25が存在するので、I/Oブロック(I/O0、I/O2、I
/O4、I/O6、I/O8、I/O10、I/O12、I/O14)25は、
例えば第1の冗長素子(RE0)36に対応付けられ、I/Oブロック(I/O
1、I/O3、I/O5、I/O7、I/O9、I/O11、I/O13、I/
O15))25は、例えば第2の冗長素子(RE1)38に対応付けられる。
【0038】 本発明の好適な実施例におけるセクタ単位の冗長は、複数の冗長UAビット線
デコーダ(不図示)と、複数の冗長LAビット線デコーダ(不図示)とを含む。
冗長UA及びLAビット線デコーダは、上位バンク20又はスライディング下位
バンク22の各々において、セクタ12内にある冗長素子36、38を解読する
ものである。一般に、冗長UA及びLAビット線デコーダは、セクタ12内の冗
長素子36、38を解読し、メモリセル列26における欠陥を修復する。
【0039】 現段階で好適な実施例において、セクタ12と、セクタブロック16と、冗長
メモリセルの行セクタ単位のアドレスを解読する独立したワード線デコーダは存
在しない。その代わりに、冗長メモリセル行は、非冗長メモリセル行について、
すでに記載した方法でUAワード線デコーダ(不図示)とLAワード線デコーダ
(不図示)とにより解読される。このように、冗長メタル1セクタ選択トランジ
スタ44はUA及びLAワード線デコーダに電気的に接続されている。
【0040】 冗長メタル1セクタ選択トランジスタ44及び冗長メタル2ビット線選択トラ
ンジスタ46は、図2に関し記載したメタル1セクタ選択トランジスタ32及び
メタル2ビット線選択トランジスタ33のそれぞれと同様の方法で解読される。
同様に、冗長メタル1セクタ選択トランジスタ44及び冗長メタル2ビット線選
択トランジスタ46は、セクタ12内の冗長メモリセル列34を絶縁する機能を
有し、それらの個別使用を可能にするものである。UAワード線デコーダ及びL
Aワード線デコーダは、メタル1冗長セクタ選択トランジスタ44を使用し、冗
長メモリセル列34を、異なるセグメント又は冗長ブロックに分割する。特定の
セクタ12内にある個々のセグメントは、同一列にある他のセグメントとは独立
に形成可能であるため、異なる欠陥を修復又は置換するために用いることができ
る。現段階で好適な実施例において、冗長メタル2ビット線選択トランジスタ4
6は、冗長LAビット線デコーダ(不図示)とUAビット線デコーダ(不図示)
とにより解読される。
【0041】 図4は好適な同時動作フラッシュメモリ10の一部を示すブロック図であり、
セクタ単位の冗長を含む回路を示している。上述したように、セクタ単位の冗長
は、図2に示すメモリセル列を、図3に示す冗長メモリセル列で電気的に置換す
るものである。好適なセクタ単位の冗長は、図4に示す如く電気的に接続された
冗長CAM読出しドレインデコーダ回路50と、修復選択デコーダ回路52と、
複数のアドレスCAM回路54と、複数の上位バンクコンパレータ回路56と、
複数の下位バンクコンパレータ回路58と、複数の上位バンク制御論理回路60
と、複数の下位バンク制御論理回路62とを含む。
【0042】 また、現段階で好適な実施例は、上位バンク20及びスライディング下位バン
ク22における欠陥の修復を可能にすることにより、同時動作フラッシュメモリ
10内にツーウェイ冗長を付与する。ツーウェイ冗長は、読出しが行われる一方
のバンクにおいて修復を行い、その一方で、書込みが行われる他方のバンクにお
いても修復を行い得る機能として定義される。セクタ12内のメモリセル列26
が検査時において欠陥有りと判断されると、欠陥のあるメモリセル列26は、同
一セクタ12に対応付けられている冗長メモリセル列34によって置換される。
修復は、欠陥のあるメモリセル列26を冗長メモリセル列34に電気的に交換す
ることにより行われる。好適な同時動作フラッシュメモリ10のセクタ冗長内に
おいて、欠陥のあるメモリセル列26が、冗長メモリセル34と電気的に交換さ
れるようプロフラムされている場合、その電気的な交換は、冗長ブロック (b
0−b7)18内の全セクタ12に対して行われる。
【0043】 電気的な交換を実行するには、欠陥のあるメモリセル列26のセクタ単位のア
ドレスを、修復モード時にアドレスCAM回路54内にプログラムする。プログ
ラミング中、冗長CAM読出しドレインデコーダ回路50が、欠陥のあるメモリ
セル列26の冗長ブロックアドレスライン(A(20)−A(18))を解読す
る。上述したように、冗長ブロックアドレスはアドレスバッファにより与えられ
るものであり、欠陥のあるメモリセル列26を含む冗長ブロック(B0−B7)
18が、上位バンク20又はスライディング下位バンク22のどちらに位置して
いるかを識別するものである。
【0044】 修復選択デコーダ回路52は、所定セクタ12内において修復を行う第1の冗
長素子(RE0)36又は第2の冗長素子(RE1)38を選択するよう、修復
モード時に受信した複数の所定入力により指令されるものである。前述の如く、
第1及び第2の冗長素子36、38は、8個の冗長メモリセル列34からなるバ
イトを形成している。従って、欠陥のあるメモリセル列26を含む8個のメモリ
セル列26を含むバイトは、修復時に電気的に交換される。第1の冗長素子(R
E0)36及び第2の冗長素子(RE1)38を使用して、I/Oブロック(I
/O0−I/O7)25内に位置する下位バイト又はI/Oブロック(I/O8
−I/O15)25内に位置する上位バイトのいずれかを修復することができる
が、これについて以下に説明する。
【0045】 特定の冗長ブロック(b0−b7)18の上位バンク20又はスライディング
下位バンク22内の位置、及び、適切な冗長素子36、38の選択により、プロ
グラムされるべきアドレスCAM回路54内の複数の記憶場所(不図示)が有効
化される。アドレスCAM回路54内の記憶場所は、第1の冗長素子(RE0)
36又は第2の冗長素子(RE1)38のいずれかに割り当てられる。さらに、
各記憶場所は、各冗長ブロック(b0−b7)18に割り当てられ、各冗長ブロ
ック(b0−b7)18内に位置するメモリセル列26のセクタ単位のアドレス
のみが格納される。欠陥のあるメモリセル列26のセクタ単位のアドレスが、ア
ドレスCAM回路54内で選択された記憶場所に格納される際、欠陥のあるメモ
リセル列26は、第1の冗長素子(RE0)36又は第2の冗長素子(RE1)
38のいずれかによって修復されるように割り当てられる。第1又は第2の冗長
素子36、38は、欠陥のあるメモリセル列26が位置する同一の冗長ブロック
(b0−b7)内に位置している。
【0046】 動作中、同時動作フラッシュメモリ10内で読出し又は書込みが実行される際
に、セクタ12内でアクティブ状態にあるメモリセル列のセクタ単位のアドレス
が、アドレスバッファにより、上位バンクコンパレータ回路56又は下位バンク
コンパレータ回路58に供給される。アクティブ状態にあるメモリセル列は、上
位バンク20又はスライディング下位バンク22いずれかにある冗長ブロック
(b0−b7)18の1つにおける読出し又は書込みの間、同時動作フラッシュ
メモリ10がその時点でアクセスしているメモリセル列26である。アクティブ
状態にあるメモリセル列のセクタ単位のアドレスは、アクティブ状態にあるメモ
リセル列を含む冗長ブロック(b0−b7)18のバンク位置に応じて、アドレ
スバッファにより、上位バンクコンパレータ回路56又は下位バンクコンパレー
タ回路58に供給される。冗長ブロック(b0−b7)18のバンク位置は、上
位バンク20又はスライディング下位バンク22内にある。
【0047】 同時に、冗長CAM読出しドレインデコーダ回路50は、冗長ブロックアドレ
スライン((A20)−(A18))24上でアドレスバッファにより作成され
た冗長ブロックアドレスを受け取る。冗長CAM読出しドレインデコーダ回路5
0は、冗長ブロックアドレスライン((A20)−(A18))24を解読し、
アクティブ状態にあるメモリセル列が、上位バンク20又はスライディング下位
バンク22いずれにあるかを識別する。次いで冗長CAM読出しドレインデコー
ダ回路50は、アドレスCAM回路54を選択的に活性化させ、アクティブ状態
にあるメモリセル列が位置する冗長ブロック(b0−b7)18に割り当てられ
た記憶場所を読み取る。
【0048】 動作中、上位バンクコンパレータ回路56又は下位バンクコンパレータ回路5
8は、アクティブ状態にあるメモリセル列のセクタ単位のアドレスを、記憶場所
に格納されたセクタ単位のアドレスと比較する。セクタ単位のアドレスが、アド
レスCAM回路54内に格納されたセクタ単位のアドレスの1つと一致するなら
ば、アクティブ状態にあるメモリセル列は、欠陥メモリセルを含むこととなる。
欠陥メモリセルは、検査中に予め識別され、第1の冗長素子(RE0)36又は
第2の冗長素子(RE1)38により修復される。アドレスが一致する場合、上
位バンクコンパレータ回路56又は下位バンクコンパレータ回路58が、上位バ
ンク制御論理回路60又は下位バンク制御論理回路62のいずれかを活性化させ
る。前述の如く、上位バンク20又はスライディング下位バンク22に対応付け
られたセクタ単位の冗長の利用は、欠陥のあるメモリセル列26を含む冗長ブロ
ック(b0−b7)18がどちらのバンクに位置するかによって決まる。
【0049】 上位バンク制御論理回路60又は下位バンク制御論理回路62は、欠陥のある
メモリセル列26を含むセクタ12内のバイトを解読するUAビット線デコーダ
(不図示)又はLAビット線デコーダ(不図示)をそれぞれ非活性化させるため
に使用される。また、上位バンク制御論理回路60又は下位バンク制御論理回路
62は、第1の冗長素子(RE0)36又は第2の冗長素子(RE1)38を解
読するUA冗長ビット線デコーダ(不図示)又はLA冗長ビット線デコーダ(不
図示)をそれぞれ活性化させるものでもある。第1の冗長素子(RE0)36又
は第2の冗長素子(RE1)38は、欠陥のあるメモリセル列26を含むメモリ
セル列26のバイトと電気的に交換され、これによって、同時動作フラッシュメ
モリ10を修復するものである。UA又はLAワード線デコーダは、欠陥のある
メモリセル列26を含むメモリセルのバイトと共に、第1及び第2の冗長素子3
6、38を含む行のセクタ単位のアドレスも解読しているので、読出し又は書込
みは、選択された冗長素子36、38において同時動作フラッシュメモリ10に
よって実行される。
【0050】 上位及びスライディング下位バンク20、22は、それぞれ独立に機能するセ
クタ単位の冗長を有している。従って、欠陥のあるメモリセル列26の修復は、
同時動作フラッシュメモリ10の動作中、バンク20、22において同時に実行
しうる。このツーウェイ冗長方式は、冗長CAM読出しドレインデコーダ回路5
0によって制御される。アドレスCAM回路54に格納されたセクタ単位のアド
レスは、上位バンク20又はスライディング下位バンク22のいずれかに位置す
る冗長ブロック18の1つに対応付けられているので、両方のバンク20、22
が同時に修復される場合であっても、競合は一切生じない。
【0051】 以上、同時動作フラッシュメモリ10に適用されるセクタ単位の冗長について
概要を説明してきた。以下、現段階で好適な実施例における各回路の構成及び動
作について、より詳細に記述する。
【0052】 冗長CAM読出しドレインデコーダ回路 図5は、図示の如く電気的に接続されたバンク境界選択68、複数のインバー
タ70−110及び複数のNANDゲート112−138を含む現段階で好適な
冗長CAM読出しドレインデコーダ回路50を示す回路図である。前述の如く、
冗長CAM読出しドレインデコーダ回路50は、アドレスCAM回路54内のア
ドレス記憶場所を解読するものである。冗長CAM読出しドレインデコーダ回路
50は、修復モードにおいて活性化し、また同時動作フラッシュメモリ10の動
作中も活性化する。
【0053】 欠陥のあるメモリセル列26のセクタ単位のアドレスの修復モードのプログラ
ミング中に、冗長ブロックアドレスライン((A20)−(A18))24が、
冗長CAM読出しドレインデコーダ回路50に、冗長ブロックアドレスに相当す
る電気信号を供給する。冗長ブロックアドレスライン(A20)24は、第1の
上位アドレスビット(UAB)入力146又は第1の下位アドレスビット(LA
B)入力152に供給され、冗長ブロックアドレスライン(A18)24は、第
3のUAB入力150又は第3のLAB入力156に供給される。冗長ブロック
アドレスライン(A19)24は、第2のUAB入力148又は第2のLAB入
力154に供給される。上述したように、上位バンク20又はスライディング下
位バンク22にある冗長ブロックアドレス ((A20)−(A18))24の
指定は、アドレスバッファにより行われる。
【0054】 スライディングバンクアーキテクチャにおけるバンク20、22の構成は、冗
長CAM読出しドレインデコーダ回路50の構成も決定する。現段階で好適な実
施例において、前述の如く、少なくとも4種のバンク境界オプションが可能であ
る。バンク境界オプションが製造中に選択される場合、バンク境界選択68は、
選択されたオプションに対応するように切断される。また、バンク境界選択68
の構成は、導通(論理1)又は非通(論理0)となる信号出力1、2、3及び4
も構成している。例えば、バンク境界オプション2が選択される場合、バンク境
界選択68は、バンク境界選択68からの信号出力ライン3がグランド158と
電気的に接続され、更にバンク境界選択68からの信号出力ライン0、1及び2
が供給電圧(Vcc)144に電気的に接続されるように切断される。
【0055】 本発明の好適な実施例において、NANDゲート112−126は上位バンク
20において冗長ブロック(b0−b7)18にそれぞれ対応付けられており、
NANDゲート128−134はスライディング下位バンク22において冗長ブ
ロック(b4−b7)18にそれぞれ対応付けられている。アドレスバッファか
らの冗長ブロックアドレスが、冗長CAM読出しドレインデコーダ回路50に供
給される場合、複数のNANDゲート112−134の出力のうち唯1つのみ非
通状態となる。次いで各NANDゲート112−134からの出力は、各インバ
ータ76−90、104−110によって反転される。次いで出力は、上位バン
ク20又はスライディング下位バンク22いずれかにある特定冗長ブロック(b
0−b7)18に対応付けられた各上位選択出力ライン(UPDCSEL(7:
0))140又は下位選択出力ライン(LPDCSEL(7:4))142に供
給される。「(7:0)」及び「(7:4)」という表記は、8個及び4個の、
上位及び下位選択出力ライン140、142をそれぞれ表している。上位選択出
力ライン(UPDCSEL(7:0))140及び下位選択出力ライン(LPD
CSEL(7:4))142は、アドレスCAM回路54内における複数の記憶
場所の読出しのために活性化される。
【0056】 上述したように、冗長ブロック(b0−b7)18は、同時動作フラッシュメ
モリ10の製造に応じて、上位バンク20又はスライディング下位バンク22内
に位置する。NANDゲート120−126は、上位バンク20にある場合の冗
長ブロック(b4−b7)18に対応付けられる。NANDゲート128−13
4は、スライディング下位バンク22にある場合の冗長ブロック (b4−b7
)18に対応付けられる。NANDゲート120−134におけるどちらの群が
冗長ブロック(b0−b7)18に対応するかは、バンク境界選択68の構成に
より決定される。バンク境界選択68は、上位選択出力ライン(UPDCSEL
(7:0))140又は下位選択出力ライン(LPDCSEL(7:4))14
2いずれが出力信号を供給するかを決定するものである。
【0057】 例えば、オプション2が選択される場合、冗長ブロック(b7)18は、スラ
イディング下位バンク22にあり、バンク境界選択68は非通電気信号を、NA
NDゲート126に供給し、導通電気信号をNANDゲート134に供給する。
この構成において、NANDゲート126は非活性化されるので、各上位選択出
力ライン(UPDCSEL(7:0))140に出力信号を供給しない。一方、
冗長ブロック(b7)18に対応するLABアドレス入力152、154及び1
56が冗長CAM読出しドレインデコーダ回路50により解読される場合、NA
NDゲート134は、各下位選択出力ライン(LPDCSEL(7:4))14
2に出力信号を供給する。
【0058】 動作中、冗長CAM読出しドレインデコーダ回路50は、上位バンク20又は
スライディング下位バンク22に位置する冗長ブロック(b0−b7)18のう
ち1つの冗長ブロックアドレスを受け取る。バンク20、22は、独立に機能し
うるので、冗長CAM読出しドレインデコーダ回路50は、異なるバンク20、
22に割り当てられたアドレスCAM回路54を制御しうる。アドレスCAM回
路54は、欠陥を含むメモリセル列26を同時動作中に修復するために、冗長C
AM読出しドレインデコーダ回路50によって、異なるバンク20、22に配置
変更可能に割り当てられる。
【0059】 競合の発生を確実に防止するため、出力信号を上位選択出力ライン(UPDC
SEL(7:0))140上に発生させる場合は、NANDゲート136から上
位イネーブルライン(UREDEN)64上に導通電気信号を発生させる。同様
に、出力信号を下位選択出力ライン(LPDCSEL(7:4))142上に発
生させる場合は、NANDゲート138から下位イネーブルライン(LREDE
N)66上に導通信号を発生させる。例えば、冗長ブロックアドレスライン((
A20)−(A18))24が上位バンク20内の冗長ブロック(b0)18に
関して解読されるものである場合、上位イネーブルライン(UREDEN)64
の出力は導通状態にある。導通状態にある上位イネーブルライン(UREDEN
)64は、以下に説明する上位バンクコンパレータ回路56を有効にするもので
ある。
【0060】 修復選択デコーダ回路 図6は、図示の如く電気的に接続された複数のインバータ160−162と、
NANDゲート164と、複数のNORゲート166−168とを含む現段階で
好適な修復選択デコーダ回路52を示す回路図である。修復選択デコーダ回路5
2は、ユーザが修復モードに進むと活性化する。修復選択デコーダ回路52を使
用して修復を行うためにどちらの冗長素子36、38を使用するかはユーザが選
択する。
【0061】 修復選択デコーダ回路52は、同時動作フラッシュメモリ10が修復モードに
あるとき、修復ライン(REP)170上の入力信号によって活性化される。ア
ドレスライン(UA(7)、UA(16))172各組は、第1の冗長出力ライ
ン(RYS(0))176又は第2の冗長出力ライン(RYS(1))178い
ずれかにおいて電気信号を発生させる。第1の冗長出力ライン(RYS(0))
176又は第2の冗長出力ライン(RYS(1))178上の電気信号は、第1
の冗長素子(RE0)36又は第2の冗長素子(RE1)38それぞれを修復モ
ード中にプログラム可能にするものである。前述の如く、第1の冗長素子(RE
0)36及び第2の冗長素子(RE1)38は、アドレスCAM回路54内の記
憶場所に割り当てられている。修復を行うために使用する冗長素子36、38を
選択することにより、欠陥のあるメモリセル列26のセクタ単位のアドレスの記
憶場所が指定される。
【0062】 アドレスCAM回路 図7(7A)は現段階で好適なアドレスCAM回路54を示す回路図である。
アドレスCAM回路54は、複数の小型CAM回路(b0−b7)180と、1
つのnチャネルトランジスタ182とを含む。小型CAM回路(b0−b7)1
80は、図示の如くトランジスタ182に電気的に接続されている。現段階で好
適な実施例においては、7つのアドレスCAM回路54がある。
【0063】 小型CAM回路(b0−b7)180は、それぞれ、欠陥を含むメモリセル列
26のセクタ単位のアドレスのビットを格納するものである。欠陥のある特定の
メモリセル列26を識別するセクタ単位のアドレス情報は、7個のビット内に含
まれる。ビットは、アドレスCAM回路541つにつき1個のビットが格納され
るように、7つのアドレスCAM回路54の全てに格納される。ビット数とそれ
に伴うアドレスCAM回路54数は、セクタ12内のメモリセル列26の数の関
数である。各小型CAM回路(b0−b7)180は、各冗長ブロック(b0−
b7)18に割り当てられている。例えば、欠陥を含むメモリセル列26が冗長
ブロック(b4)18内に有るとすると、欠陥メモリセル列に対するセクタ単位
のアドレスのビットは、小型CAM回路(b4)180に格納される。
【0064】 小型CAM回路(b0−b7)180は、アドレスライン(UAj)184を
有する活性化nチャネルトランジスタ182によってプログラムされる。アドレ
スライン(UAj)184は、欠陥を含むメモリセル列26のセクタ単位のアド
レス(j=0−5)の各ビットを表すものである。プログラムされるべきビット
はユーザにより特定され、対応するアドレスライン(UAj)184が活性化さ
れる。アドレスライン(UAj)184の活性化は、プログラム入力ライン(P
RGDWN)186をグランド158に電気的に接続するものである。プログラ
ム入力ライン(PRGDWN)186は、図7(7A)に示すように、小型CA
M回路(b0−b7)180に電気的に接続されている。
【0065】 各小型CAM回路(b0−b7)180は、第1の冗長素子(RE0)36又
は第2の冗長素子(RE1)38に割り当てられた2つの記憶場所(不図示)を
含む。前述の如く、欠陥を含むメモリセル列26を修復する冗長素子36、38
は、プログラミング中に、修復選択デコーダ回路52によって指定される。この
指定は、欠陥を含むメモリセル列26のセクタ単位のアドレスを、各小型CAM
回路(b0−b7)180内の2つの記憶場所のどちらにプログラムするかを特
定するものである。
【0066】 欠陥のあるメモリセル列26を識別するアドレス情報は、7つのアドレスCA
M回路54に格納され、上位バイト又は下位バイト識別子と、セクタ単位列アド
レスと、イネーブルとからなる。第1のアドレスCAM回路54は、欠陥メモリ
セル列が下位バイト(すなわちI/O0−7)又は上位バイト(すなわちI/O
8−15)のいずれにあるかに関する情報を格納する。動作中の読出し時におい
て、第1のアドレスCAM回路54は、第1の上位CAM出力ライン (UCA
MOUT0(0))188及び第2の上位CAM出力ライン(UCAMOUT0
(1))188上、あるいは第1の下位CAM出力ライン(LCAMOUT0(
0))190及び第2の下位CAM出力ライン(LCAMOUT0(1))19
0上に、電気信号を供給する。欠陥のあるメモリセル列26に関し格納されたセ
クタ単位のアドレスが上位バイトとして指定される場合に、各電気信号は導通状
態となる。
【0067】 第1の上位CAM出力ライン(UCAMOUT0(0))188及び第2の上
位CAM出力ライン(UCAMOUT0(1))188は、小型CAM回路(b
0−b7)180内の第1の冗長素子(RE0)36及び第2の冗長素子(RE
1)38にそれぞれ対応している。説明を簡単にするため、以下の説明では、第
1の冗長素子(RE0)36及び第2の冗長素子(RE1)38をそれぞれ示す
表示(1:0)により回路及び動作を表現するものとする。冗長素子36、38
の指定はプログラミング中に選択されるので、(1:0)で表示される代表ライ
ンは、両方の冗長素子36、38に関するラインであることを特記する。
【0068】 動作中の読出し時において、第2〜第6のアドレスCAM回路54は、それぞ
れ第1の上位CAM出力ライン(UCAMOUT0(0))188上又は第1の
下位CAM出力ライン(LCAMOUT0(1))190上に電気信号を供給す
る。第2〜第6のアドレスCAM回路54における各上位及び下位CAM出力ラ
イン188、190上の各電気信号は、欠陥のあるメモリセル列26に関して格
納されたセクタ単位のアドレスのビットである。セクタ単位列アドレスの最上位
ビットは、第2のアドレスCAM回路54に格納され、セクタ単位列アドレスの
最下位ビットは、第6のアドレスCAM回路54に格納される。
【0069】 第7のアドレスCAM回路54は、欠陥のあるメモリセル列26のセクタ単位
のアドレスが第2〜第6のアドレスCAM回路54にプログラムされていること
を識別するように修復モード中にプログラムされる。動作中の読出し時、プログ
ラムが行われていれば、第7のアドレスCAM回路54は、第1の上位CAM出
力ライン(UCAMOUT6(1:0))188上、又は第1の下位CAM出力
ライン(LCAMOUT6(1:0))190上に電気信号を付与する。第7の
アドレスCAM回路54のnチャネルトランジスタ182は、各小型CAM回路
(b0−b7)180のプログラミングを可能にするように常に活性化された状
態にあることを特記する。
【0070】 図7(7B)は好適な小型CAM回路(b0−b7)180を示す回路図であ
る。小型CAM回路(b0−b7)180は、複数のpチャネルエンハンスメン
トトランジスタ192−198と、複数のnチャネルトランジスタ200−21
8と、複数のCAMセル220、222とを含んでおり、これらは、図示のよう
に電気的に接続されている。小型CAM回路(b0−b7)180は、同時動作
フラッシュメモリ10の動作中、修復モード中、及び冗長CAM消去モード中に
機能する。
【0071】 小型CAM回路180は、二重ポリトランジスタ(double poly transistors)
である2つのCAMセル220、222を含む。CAMセル220、222は、
プログラム装置224及び読出し装置226を含む。プログラム装置224は、
コア型フラッシュトランジスタであり、読出し装置226は、そのポリ1がプロ
グラム装置224のポリ1に接続している以外は基本的に真性トランジスタであ
る。従って、プログラム装置224がプログラムされるとき、そのポリ1が充電
されるので読出し装置226もプログラムされる。ポリ2層は、冗長ゲートライ
ン(RG)228に電気的に接続された各プログラム装置224の制御ゲートを
形成してなる。プログラム装置224のソースは、グランド158に電気的に接
続されてなり、読出し装置226のソースは、CAMセル220、222を消去
し得るようCAM消去ライン(CAMERSH)232に電気的に接続されてい
る。
【0072】 動作中に冗長ゲートライン(RG)228は、読出し、プログラミング又は消
去中にプログラム装置224のゲートに所定の電圧を与える。CAM消去ライン
(CAMERSH)232は、消去動作中に読出し装置226のソースに所定電
圧を与える。冗長ゲートライン(RG)228及びCAM消去ライン(CAME
RSH)232上における所定の電圧の発生は、当該分野では周知である。
【0073】 CAMセル220、222は、冗長CAM消去モード中に消去することができ
る。冗長CAM消去モード中、いずれの小型CAM回路(b0−b7)180を
消去すべきかはユーザが特定する。特定された小型CAM回路(b0−b7)1
80の冗長ゲートライン(RG)228上へ、負の所定の消去電圧がパルス入力
される。さらに、特定された小型CAM回路(b0−b7)180のCAM消去
ライン(CAMERSH)232上へ、正の所定の電圧が印加される。現段階で
好適な実施例において、負の所定の消去電圧は約−9.0Vである。
【0074】 小型CAM回路(b0−b7)180は、修復モード中にプログラムされる。
プログラミング中、冗長CAM読出しドレイン回路50は、欠陥のあるメモリセ
ル列26が位置する冗長ブロックアドレスを受け取って解読し、前述の如く上位
選択出力ライン(UPDCSEL(7:0))140又は下位選択出力ライン(
LPDCSEL(7:4))142上に各出力信号を発生させる。上位選択出力
ライン(UPDCSEL(7:4))140及び下位選択出力ライン(LPDC
SEL(7:4))142は、小型CAM回路(b4−b7)180にそれぞれ
電気的に接続されている。さらに、上位選択出力ライン(UPDCSEL(3:
0))140は、小型CAM回路(b0−b3)180にそれぞれ電気的に接続
されている。
【0075】 小型CAM回路(b4−b7)180のプログラミング中、所定の信号が上位
選択出力ライン(UPDCSEL(7:4))140又は下位選択出力ライン(
LPDCSEL(7:4))142に付与されると、nチャネルトランジスタ2
16、218が活性化される。nチャネルトランジスタ216、218は、小型
CAM回路(b4−b7)180と、プログラム入力ライン(PRGDWN)1
86とを電気的に接続するように機能する。前述の如く、アドレスCAM回路5
4のnチャネルトランジスタ182がアドレスライン(UAj)184で活性化
される場合、プログラム入力ライン(PRGDWN)186は、グランド158
に電気的に接続されている。さらに前述の如く、修復選択デコーダ回路52は、
修復モード中にプログラムされるよう選択された冗長素子36、38を指定する
ために、第1の冗長出力ライン(RYS(0))176又は第2の冗長出力ライ
ン(RYS(1))178上に電気信号を発生させる。第1の冗長出力ライン(
RYS(0))176又は第2の冗長出力ライン(RYS(1))178は、n
チャネルトランジスタ200又はnチャネルトランジスタ208をそれぞれ活性
化させる。
【0076】 nチャネルトランジスタ200又は208が活性化されると、各pチャネルエ
ンハンスメントトランジスタ194又は198が活性化され、調整されたプログ
ラミング電圧が、プログラム電圧ライン(VPROG)234から各CAMセル
220、224へ送られる。同時に冗長ゲートライン(RG)228は、所定の
プログラミング電圧まで励起される。従って、第1の冗長素子(RE0)36に
割り当てられた各プログラム装置224、又は第2の冗長素子(RE1)38に
割り当てられた各プログラム装置224には、欠陥のあるメモリセル列26に関
するアドレス情報のビットがプログラムされる。
【0077】 動作中、アクティブ状態のメモリセル列のセクタ単位のアドレスが同時動作フ
ラッシュメモリ10により解読される度に、小型CAM回路(b0−b7)18
0の読出しが行われる。前述の如く、冗長CAM読出しドレインデコーダ回路5
0は、アクティブ状態のメモリセル列の21ビットアドレスの一部である冗長ブ
ロックアドレスを受け取って解読する。冗長CAM読出しドレインデコーダ回路
50は、各上位選択出力ライン(UPDCSEL(7:0))140又は下位選
択出力ライン(LPDCSEL(7:4))142の1つにおいて電気信号を発
生させる。上位及び下位選択出力ライン140、142は、冗長ブロック(b0
−b7)18内に位置し、前述の如くアクティブ状態のメモリセル列を含むバン
ク20、22を識別する。
【0078】 冗長CAM読出しドレインデコーダ回路50からの電気信号は、各冗長ブロッ
ク(b0−b7)18に割り当てられた各小型CAM回路(b0−b7)180
を活性化させる。例えば、冗長ブロック(b4)18がアクティブ状態のメモリ
セル列の位置であり、且つ、冗長ブロック(b4)18が上位バンク20にある
なら、小型CAM回路(b0−b7)180が活性化される。小型CAM回路(
b4)180は、上位選択出力ライン(UPDCSEL(4))140上の電気
信号により活性化される。下位選択出力ライン(LPDCSEL(4))140
は常に非導通状態である。上位選択出力ライン(UPDCSEL(4))140
のみが導通状態であるので、第1の上位CAM出力ライン(UCAMOUT(1
:0))188のみが小型CAM回路(b4)180からのデータを供給する。
下位選択出力ライン(LPDCSEL(4))142が常時非導通状態にあるの
で、バンク20、22間での競合は一切生じない。
【0079】 小型CAM回路(b0−b7)180の読出しが行われるとき、選択されたバ
ンク20、22に応じてnチャネルトランジスタ204、212又はnチャネル
トランジスタ206、214が活性化される。nチャネルトランジスタ204、
212は上位バンク読出し選択トランジスタであり、nチャネルトランジスタ2
06、214は下位バンク読出し選択トランジスタである。冗長ブロック(b0
−b7)18がスライディング下位バンク22にあることを識別すべく各下位選
択出力ライン(LPDCSEL(7:4))142が導通状態にあるとき、下位
バンク読出し選択トランジスタ206及び214は活性化状態にある。逆に、冗
長ブロック(b0−b7)18が上位バンク20にあることを識別すべく各上位
選択出力ライン(UPDCSEL(7:0))140上の出力が導通状態にある
とき、nチャネルトランジスタ204及び212が活性化状態にある。
【0080】 前述の如く、上位バンク20及びスライディング下位バンク22はツーウェイ
冗長で機能するので、異なるバンク20、22にある冗長ブロック (b0−b
7)18に相当する小型CAM回路(b0−b7)180を、フラッシュメモリ
10の同時動作中に読み出すことができる。さらに、CAMセル220、222
は、第1の冗長素子(RE0)36及び第2の冗長素子(RE1)38にそれぞ
れ割り当てられる。このように小型CAM回路(b0−b7)180の読出しが
行われるとき、CAMセル220内に格納されたデータは第1の冗長素子 (R
E0)36に割り当てられ、CAMセル222内に格納されたデータは第2の冗
長素子(RE1)38に割り当てられる。従って、各小型CAM回路(b0−b
7)180内のCAMセル220は、各アドレスCAM回路54から第1の上位
CAM出力ライン(UCAMOPUT(0))188又は第1の下位CAM出力
ライン(LCAMOUT(0))190上にアドレス情報を提供する。第1及び
第2の表示(1:0)は、第1の冗長素子(RE0)36及び第2の冗長素子(
RE1)38を示す2つの異なるライン上に2つの電気信号が存在することを図
中で示すために使用するものであることを特記する。上位CAM出力ライン(U
CAMOUT(1:0))188及び下位CAM出力ライン(LCAMOUT(
1:0))190は、上位及び下位バンクコンパレータ回路56、58にそれぞ
れ電気的に接続されている。
【0081】 上位及び下位バンクコンパレータ回路 図4を再び参照すると、現段階で好適な実施例において使用されている上位バ
ンクコンパレータ回路56と下位バンクコンパレータ回路58とは同一である。
基本的な回路動作及び構成を詳細に論じるために、Clevelandらによる
"SECTOR-BASED REDUNDANCY ARCHITECTURE"なる名称の米国特許第5349558
号に開示されたパリティ回路を援用する。但し、小型CAM回路を読み出す基準
電流を発生させるためにCleveland特許において使用された基準電流信
号(REFBIAS)は、グランド(不図示)接続に変更されている。好適な実
施例における基準電流は、連続使用可能であるので、小型CAM回路(b0−b
7)180を読み取ることが可能になる。当該分野において周知のとおり、電力
損失は、供給電圧(Vcc)からの基準電流量を最小化する所定r/c特性を発
現させることにより最小化される。加えて、現段階で好適な実施例においては、
上位及び下位CAM出力ライン188、190それぞれによって、各アドレスC
AM回路54にそれぞれ電気的に接続されている2つの上位及び2つの下位バン
クコンパレータ回路56、58が存在する。
【0082】 再び図4を参照すると、上位バンク20又はスライディング下位バンク22そ
れぞれにおいて読出し又は書込みが実行される場合、動作中、上位及び下位バン
クコンパレータ回路56、58は、それぞれアクティブ状態にある。読出し又は
書込みの間、複数の上位コンパレータ回路アドレスライン(UAA(5:1))
57又は下位コンパレータ回路アドレスライン(LAA(5:1))59は、ア
クティブ状態のメモリセル列のセクタ単位のアドレスに相当する電気信号を供給
する。表示(5:1)は、アクティブ状態のメモリセル列のセクタ単位のアドレ
スが、5本の信号ライン上に5個のビットを含むことを示している。
【0083】 アクティブ状態のメモリセル列のセクタ単位のアドレスは、アドレスバッファ
から、上位又は下位バンクコンパレータ回路56、58に供給される。加えて、
アドレスCAM回路54それぞれに予め格納されたアドレス情報に相当する電気
信号は、上位CAM出力ライン(UCAMOUT(1:0))188又は下位C
AM出力ライン(LCAMOUT(1:0))190いずれかにより、上位又は
下位バンクコンパレータ回路56、58にそれぞれ供給される。次いで、予め格
納された欠陥メモリセル列26のセクタ単位のアドレスにおける個々のビットと
、アクティブ状態のメモリセル列のセクタ単位のアドレスとが比較される。
【0084】 現段階で好適な実施例において、アドレスCAM回路54内に格納されるバイ
ナリデータは7ビットであるので、セクタ単位のアドレスの比較中は、全7個の
アドレスCAM回路54と、14個の上位バンクコンパレータ回路56又は下位
バンクコンパレータ回路58とが同時に使用される。更に、欠陥のあるメモリセ
ル列26の格納アドレスは、5アドレスビットであるので、残りの上位又は下位
コンパレータ回路56、58と各アドレスCAM回路54とが、前述の如く上位
バイト又は下位バイト識別子及びイネーブルを解読する。
【0085】 上位CAM出力ライン(UCAMOUT0(1:0))188又は下位CAM
出力ライン(LCAMOUT0(1:0))190上の上位バイト又は下位バイ
ト識別子に相当する電気信号は、各上位又は下位バンクコンパレータ回路56、
58によって、常時導通(論理1)電気信号と比較される。上位CAM出力ライ
ン(UCAMOUT6(1:0))188又は下位CAM出力ライン(LCAM
OUT6(1:0))190上のイネーブルに相当する電気信号は、各上位又は
下位バンクコンパレータ回路56、58によって、上位イネーブルライン(UR
EDEN)64上又は下位イネーブルライン(LREDEN)66上それぞれの
電気信号と比較される。前述の如く、上位及び下位イネーブルライン64、66
は、冗長CAM読出しドレインデコーダ回路50と電気的に接続してなる。上位
イネーブルライン(UREDEN)64又は下位イネーブルライン(LREDE
N)66上の電気信号は、上位バンク20又はスライディング下位バンク22そ
れぞれにおける冗長ブロックアドレスが、冗長CAM読出しドレインデコーダ回
路50により解読されることを示している。
【0086】 欠陥のあるメモリセル列26について予め格納されたセクタ単位のアドレスと
、アクティブ状態のメモリセル列とが一致する場合、上位又は下位バンクコンパ
レータ回路56、58は、各上位又は下位バンク制御論理回路60、62に、複
数の電気信号を供給する。複数の電気信号は、アドレスマッチ出力ライン(YC
OM)236、イネーブル出力ライン(YCE)237及び上位バイト出力ライ
ン(HIBYTE)238上で発生する。
【0087】 現段階で好適な実施例において、5個の上位又は下位バンクコンパレータ回路
56、58それぞれは、セクタ単位のアドレスのビットを比較し、各信号ライン
上に複数の電気信号を発生させる。信号ラインは、図4に示されるように、上位
バンク20及びスライディング下位バンク22それぞれを識別するためにU及び
Lで表示される。説明を簡潔にするために、上位バンク20に的を絞って説明す
る。加えて、上位バンクコンパレータ回路56からの複数の電気信号は、第1の
冗長素子(RE0)36及び第2の冗長素子(RE1)38を表わすものでもあ
る。前述の如く、表示(1:0)は、第1の冗長素子(RE0)36及び第2の
冗長素子(RE1)38に対応付けられた信号を表すものである。
【0088】 動作中、上位バンクコンパレータ回路56が、セクタ単位のアドレスのビット
を比較し一致すると、上位アドレスマッチ出力ライン(UYCOM(1:0))
236が導通状態となる。加えて、上位バンクコンパレータ回路56が、上位イ
ネーブル出力ライン(UYCE(1:0))237上に電気信号を発生させる。
更に、欠陥のあるメモリセル列26が上位バイトである場合、上位バンクコンパ
レータ回路56は、上位上位バイト出力ライン(UHIBYTE(1:0))2
38上に電気信号を発生させる。前述の如く、欠陥のあるメモリセル列26は、
上位バイト又は下位バイトに位置する。上位又は下位バンクコンパレータ回路5
6、58からの複数の出力信号は、上位バンク制御論理回路60、62に含まれ
る複数の冗長プリデコーダ回路に送信される。
【0089】 上位及び下位バンク制御論理回路 図8(8A)は好適な冗長プリデコーダ回路0(redpredec0)24
0又は冗長プリデコーダ回路1(redpredec1)242を示す回路図で
ある。冗長プリデコーダ回路0(redpredec0)240は、冗長プリデ
コーダ回路1(redpredec1)242と同様である。冗長プリデコーダ
回路0及び1(240、242)は、上位及び下位バンク制御論理回路60、6
2内にある第1の冗長素子(RE0)36及び第2の冗長素子(RE1)38に
それぞれ対応している。従って、簡便のために、冗長プリデコーダ回路0(re
dpredec0)240及び冗長プリデコーダ回路1(redpredec1
)242を代表する冗長プリデコーダ回路(redpredec)について議論
する。さらに冗長プリデコーダ回路(redpredec)の動作については、
下位バンクにおける動作も同様であるので、上位バンク20に関する動作に関し
てのみ開示する。
【0090】 現段階で好適な冗長プリデコーダ回路(redpredec)は、図8(8A
)に示されるように、電気的に接続された複数のNANDゲート244−252
と、インバータ254と、複数のNORゲート256−262とを含む。前述の
如く、アクティブ状態において、上位バンク論理制御回路60は、上位バンク2
0において欠陥のあるメモリセル列26を含むバイトを解読しようとするUAビ
ット線デコーダ(不図示)を無効にし、冗長UAビット線デコーダ(不図示)を
活性化させる。冗長UAビット線デコーダは、冗長メモリセル列34を含む冗長
素子36、38であるバイトを活性化させる。冗長プリデコーダ回路(redp
redec)は、上位バンクコンパレータ回路56から上位上位バイト出力ライ
ン(UHIBYTE(1:0))238、第1〜第5のアドレスマッチ出力ライ
ン(UYCOM(1:0))236、及び上位イネーブル出力ライン(UYCE
(1:0))237上に送られた電気信号によって活性化される。
【0091】 前述の如く、アドレスが一致したとき、上位イネーブル出力ライン(UYCE
(1:0))237及び第1〜第5のアドレスマッチ出力ライン(UYCOM(
1:0))236は導通状態(論理1)にある。電気信号は、アクティブ状態の
メモリセル列のセクタ単位のアドレスが、検査中に、欠陥のあるメモリセル列2
6として識別され、第1の冗長素子(RE0)36又は第2の冗長素子(RE1
)38によって修復されたことを示す。上位バイト出力ライン(UHIBYTE
(1:0))238上の電気信号は、欠陥のあるメモリセル列26が上位バイト
であるか下位バイトであるかを表示する。前述の如く、冗長素子36、38は8
個のビット(メタル2)のみを含むので、1つの冗長素子36、38が、セクタ
12内の上位バイト又は下位バイトいずれかを置換するよう指定される。
【0092】 現段階で好適な実施例において、冗長プリデコーダ回路(redpredec
)は、修復デコーダ下位バイト出力ライン(RPDECBL(1:0))264
上、及び修復デコーダ上位バイト出力ライン(RPDECBH (1:0))2
66上に電気信号を供給する。修復デコーダ上位及び下位バイト出力ライン26
4、266は、通常は導通状態(論理1)にあるが、修復すべきバイトが上位バ
イト又は下位バイトのいずれかを識別するために非通状態(論理0)となる。修
復デコーダ下位バイト出力ライン(RPDECBL(1:0))264が導通を
停止すると、下位バイトが修復され、一方、修復デコーダ上位バイト出力ライン
(RPDECBH(1:0))266が導通を停止すると、上位バイトが修復さ
れる。
【0093】 図8(8B)は前記冗長プリデコーダ回路0(redpredec0)240
及び冗長プリデコーダ回路1(redpredec1)242を含む現段階で好
適な上位又は下位バンク制御論理回路60を示す回路図である。さらに、上位又
は下位バンク制御論理回路60、62は、複数のNANDゲート276−278
と、複数のインバータ280−290とを含み、これらは、図8(8B)に示す
ように電気的に接続されている。下位バンク制御論理回路62は上位バンク制御
論理回路60と同様であるので、上位バンク制御論理回路60についてのみ記載
すれば十分であろう。
【0094】 現段階で好適な上位バンク制御論理回路60は、欠陥のあるメモリセル列26
を解読するUAビット線デコーダ(不図示)を無効にする。UAビット線デコー
ダは、冗長プリデコーダ回路0(redpredec0)240又は冗長プリデ
コーダ回路1(redpredec1)242から送られた、ディゼーブル下位
バイトアドレス出力ライン(DISYLB(1:0))296上、又はディゼー
ブル上位バイトアドレス出力ライン(DISYHB(1:0))298上の電気
信号によって無効にされる。修復デコーダ下位バイト出力ライン(RPDECB
L(1:0))264が導通を停止すると、ディゼーブル下位バイトアドレス出
力ライン (DISYLB(1:0))296が非通状態となるため、欠陥のあ
るメモリセル列26を含むバイトを解読するUAビット線デコーダの下位バイト
が無効になる。同様にして、修復デコーダ上位バイト出力ライン(RPDECB
H(1:0))266上の電気信号が非通状態になると、ディゼーブル上位バイ
トアドレス出力ライン(DISYHB(1:0))298が、欠陥のあるメモリ
セル列26を含むバイトを解読するUAビット線デコーダの上位バイトを無効に
する。
【0095】 さらに、修復デコーダ上位バイト出力ライン(RPDECBH(1:0))2
66が非導通状態であるとき、各冗長上位バイトライン(REDH(1:0))
294が導通を開始し、修復を行うよう指定された冗長素子36、38を解読す
る冗長UAビット線デコーダを有効にする。修復デコーダ下位バイト出力ライン
(RPDECBL(1:0))264が非導通状態(論理0)にあり、各冗長下
位バイトライン(REDL(1:0))292が導通を開始する場合も、同様で
ある。
【0096】 現段階で好適な同時動作フラッシュメモリ10は、同時動作中に上位バンク2
0及びスライディング下位バンク22の同時修復を可能にするツーウェイセクタ
単位の冗長を含む。配置変更可能に設けられた冗長ブロック(b0−b7)18
は、該冗長ブロック(b0−b7)18のバンク位置に基づいて冗長CAM読出
しドレインデコーダ回路50によって配置変更可能なアドレスCAM回路54内
の記憶場所に対応付けられている。記憶場所は配置変更可能であるので、冗長ブ
ロック(b0−b7)18において異なる可能バンク位置を占める付加的記憶場
所は不要である。さらに、冗長CAM読出しドレインデコーダ回路50は、上位
バンク20及びスライディング下位バンク22における独立動作を可能にするデ
ュアルアドレス解読機能をアドレスCAM回路54に付与する。上位及びスライ
ディング下位バンク20、22における重複セクタ単位の冗長回路は、上位バン
ク20及びスライディング下位バンク22におけるセクタ単位の冗長独立動作を
可能にし、同時動作中の遅延を最小化する。
【0097】 従って、上述した詳細な説明は、限定的でなく例示的なものとして認識される
べきであり、請求の範囲に記載された事項はもとより本発明の要旨及び範囲を規
定するよう意図されたものと等価なものを含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 現段階で好適な同時動作フラッシュメモリのセクタアレイのアーキテクチャを
示すブロック図である。
【図2】 現段階で好適な同時動作フラッシュメモリのセクタアレイのアーキテクチャの
一部を模式的に示す図である。
【図3】 現段階で好適な同時動作フラッシュメモリの冗長セクタアレイのアーキテクチ
ャの一部を模式的に示す図である。
【図4】 現段階で好適なセクタ単位の冗長を組み込んだ同時動作フラッシュメモリの一
部を示すブロック図である。
【図5】 図4に示される冗長CAM読出しドレインデコーダ回路を模式的に示す図であ
る。
【図6】 図4に示される修復選択デコーダ回路を模式的に示す図である。
【図7】 図7(7A)は図4に示されるアドレスCAM回路を示すブロック図であり、
図7(7B)は図7(7A)のアドレスCAM回路の一部を構成する小型CAM
回路を模式的に示す図である。
【図8】 図8(8A)は図8(8B)のバンク制御論理回路の一部を構成する冗長プリ
デコーダを模式的に示す図であり、図8(8B)は図4に示されるバンク制御論
理回路を模式的に示す図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年1月30日(2002.1.30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】 本発明は、書込み又は消去動作を行うと同時に読出しを行うフラッシュメモリ
を開示するものである。本発明のフラッシュメモリは、Chenらによる "BANK
ARCHITECTURE FOR A NON-VOLATILE MEMORY ENABLING SIMULTANEOUS READING AND
WRITING"なる名称の米国特許第5867430号、及びVan Buskirk
による "NON-VOLATILE MEMORY ARRAY THAT ENABLES SIMULTANEOUS READ AND
WRITE OPERATIONS" なる名称の米国特許第5847998号に開示された記憶装
置における1つ又は複数の構成要素を含んでおり、これら2つの特許は、同時動
作フラッシュメモリの実装及び動作についても更に言及している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0021】 図1は、セクタ単位の冗長を含む好適な同時動作フラッシュメモリ10の一部
を示すブロック図である。セクタ単位の冗長は、セクタ単位で冗長メモリセル列
による欠陥メモリセル列の修復を可能にするものである。Clevelandら
による "SECTOR-BASED REDUNDANCY ARCHITECTURE" なる名称の米国特許第534
9558号は、8ビットのフラッシュEEPROMセルアレイを使用するセクタ
単位の冗長アーキテクチャを開示している。本発明の好適な実施例は、同時動作
フラッシュメモリ10に適用されるセクタ単位の冗長に関する。前置きとして、
本発明に係るセクタ単位の冗長の適用についての理解を容易にするため、同時動
作フラッシュメモリ10の構成及び動作に関して記述する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),CN,JP,K R,SG (72)発明者 笠 靖 アメリカ合衆国 95014 カリフォルニア 州 クパーティノ ダービシャー・ドライ ブ 1106 (72)発明者 グォーウェイ・ワン アメリカ合衆国 95129 カリフォルニア 州 サン ノゼ モーリス レーン #50 1540 Fターム(参考) 5B018 GA06 HA35 KA13 NA06 5B025 AD01 AD04 AD05 AD13 AE00 5L106 AA10 CC02 CC09 CC13 CC17 CC21 CC32 GG05 【要約の続き】 M回路(54)は、冗長CAM読出しドレインデコーダ 回路(50)によって設定変更される。

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位バンク(20)及びスライディング下位バンク(22)
    を含むデュアルバンク同時動作記憶装置におけるセクタ単位の冗長用のデュアル
    バンクアドレス記憶システムであって、 前記上位バンク(20)及び前記スライディング下位バンク(22)内に配置
    変更可能に設けられた複数の冗長ブロック(18)と、 前記冗長ブロック(18)に割り当てられ、複数のセクタ単位のアドレスを格
    納するための複数のアドレスCAM回路(54)と、 前記アドレスCAM回路(54)に電気的に接続され、前記セクタ単位のアド
    レスによって前記アドレスCAM回路(54)の読み出し及びプログラミングを
    行うための冗長CAM読出しドレインデコーダ回路(50)とを備え、 前記アドレスCAM回路(54)は、前記上位バンク(20)及び前記スライ
    ディング下位バンク(22)において動作中に前記冗長CAM読出しドレインデ
    コーダ回路(50)によって読み出しが行われ得るようになっている、デュアル
    バンクアドレス記憶システム。
  2. 【請求項2】 前記アドレスCAM回路(54)が、前記冗長CAM読出し
    ドレインデコーダ回路(50)によって前記上位バンク(20)及び前記スライ
    ディング下位バンク(22)と配置変更可能に対応付けられた複数の記憶場所を
    含む、請求項1に記載のデュアルバンクアドレス記憶システム。
  3. 【請求項3】 前記記憶場所が、当該記憶場所に対応付けられた前記冗長ブ
    ロック(18)のバンク位置に基づいて配置変更されている、請求項2に記載の
    デュアルバンクアドレス記憶システム。
  4. 【請求項4】 前記上位バンク(20)内に配置変更可能に設けられた前記
    冗長ブロック(18)に割り当てられた前記アドレスCAM回路(54)は、前
    記上位バンク(20)において修復を行うように読み出しが行われ、前記スライ
    ディング下位バンク(22)内に配置変更可能に設けられた前記冗長ブロック(
    18)に割り当てられた前記アドレスCAM回路(54)は、前記スライディン
    グ下位バンク(22)において修復を行うように読み出しが行われる、請求項1
    に記載のデュアルバンクアドレス記憶システム。
  5. 【請求項5】 前記アドレスCAM回路(54)内に含まれる複数の記憶場
    所は、現在アクセスされている前記冗長ブロック(18)の1つのバンク位置に
    基づいて前記冗長CAM読出しドレインデコーダ回路(50)によって読み出さ
    れる、請求項1に記載のデュアルバンクアドレス記憶システム。
  6. 【請求項6】 前記冗長CAM読出しドレインデコーダ回路(50)の配置
    変更は、前記上位バンク(20)及び前記スライディング下位バンク(22)に
    設けられた前記冗長ブロック(18)に基づいている、請求項1に記載のデュア
    ルバンクアドレス記憶システム。
  7. 【請求項7】 前記アドレスCAM回路(54)が、複数の小型CAM回路
    (180)を含む、請求項1に記載のデュアルバンクアドレス記憶システム。
  8. 【請求項8】 前記小型CAM回路(180)の各個が、少なくとも2つの
    記憶場所を含む、請求項7に記載のデュアルバンクアドレス記憶システム。
  9. 【請求項9】 前記小型CAM回路(180)は消去可能である、請求項7
    に記載のデュアルバンクアドレス記憶システム。
  10. 【請求項10】 メモリセル列(26)及び冗長メモリセル列(34)を含
    む複数の冗長ブロック(18)内に配置された複数のセクタ(12)を有するセ
    クタ単位の冗長構成を備え、該冗長ブロック(18)が上位バンク(20)及び
    スライディング下位バンク(22)に配置変更可能に設けられている、デュアル
    バンク同時動作記憶装置であって、 前記上位バンク(20)及び前記スライディング下位バンク(22)において
    前記冗長ブロック(18)のバンク位置を解読するための冗長CAM読出しドレ
    インデコーダ回路(50)と、 前記冗長CAM読出しドレインデコーダ回路(50)に電気的に接続され、複
    数のセクタ単位のアドレスを選択的に格納し読み出すための複数のアドレスCA
    M回路(54)であって、前記冗長CAM読出しドレインデコーダ回路(50)
    によって前記上位バンク(20)及び前記スライディング下位バンク(22)と
    対応付けられるように配置変更可能な前記複数のアドレスCAM回路と、 前記アドレスCAM回路(54)に電気的に接続され、前記複数のセクタ単位
    のアドレスを、前記上位バンク(20)内に配置された第1のアクティブ状態の
    メモリセル列の第1のセクタ単位のアドレスと比較するための複数の上位バンク
    コンパレータ回路(56)と、 前記アドレスCAM回路(54)に電気的に接続され、前記複数のセクタ単位
    のアドレスを、前記スライディング下位バンク(22)内に配置された第2のア
    クティブ状態のメモリセル列の第2のセクタ単位のアドレスと比較するための複
    数の下位バンクコンパレータ回路(58)と、 前記上位バンクコンパレータ回路(56)に電気的に接続され、前記第1のセ
    クタ単位のアドレスが前記複数のセクタ単位のアドレスの1つと一致したときに
    少なくとも前記第1のアクティブ状態のメモリセル列を前記上位バンク(20)
    内に配置された少なくとも1つの冗長メモリセル列(34)と電気的に交換する
    ための複数の上位バンク制御論理回路(60)と、 前記下位バンクコンパレータ回路(58)に電気的に接続され、前記第2のセ
    クタ単位のアドレスが前記複数のセクタ単位のアドレスの1つと一致したときに
    少なくとも前記第2のアクティブ状態のメモリセル列を前記スライディング下位
    バンク(22)内に配置された少なくとも1つの冗長メモリセル列(34)と電
    気的に交換するための複数の下位バンク制御論理回路(62)とを具備する、デ
    ュアルバンク同時動作記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記アドレスCAM回路(54)内の複数の記憶場所は、
    前記上位バンク(20)及び前記スライディング下位バンク(22)と配置変更
    可能に対応付けられている、請求項10に記載のデュアルバンク同時動作記憶装
    置。
  12. 【請求項12】 前記上位バンク制御論理回路(60)及び前記下位バンク
    制御論理回路(62)は、前記記憶装置の同時動作中に前記上位バンク(20)
    及び前記スライディング下位バンク(22)において前記アクティブ状態のメモ
    リセル列を前記冗長メモリセル列(34)と電気的に交換するように動作するこ
    とができる、請求項10に記載のデュアルバンク同時動作記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記アドレスCAM回路(54)が、複数の小型CAM回
    路(180)を含む、請求項10に記載のデュアルバンク同時動作記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記小型CAM回路(180)の各個が、少なくとも2つ
    のアドレス記憶場所を含む、請求項13に記載のデュアルバンク同時動作記憶装
    置。
  15. 【請求項15】 前記小型CAM回路(180)は消去可能である、請求項
    13に記載のデュアルバンク同時動作記憶装置。
  16. 【請求項16】 前記上位バンク制御論理回路(160)及び前記下位バン
    ク制御論理回路(162)は、前記上位バンク及び前記スライディング下位バン
    ク(20,22)において、それぞれ対応する各ビット線デコーダを非活性化さ
    せると共に各冗長ビット線デコーダを活性化させることにより、前記少なくとも
    1つのアクティブ状態のメモリセル列を前記少なくとも1つの冗長メモリセル列
    (34)と電気的に交換する、請求項10に記載のデュアルバンク同時動作記憶
    装置。
  17. 【請求項17】 上位バンク(20)及びスライディング下位バンク(22
    )を含むセクタ単位の冗長構成を有するデュアルバンク同時動作記憶装置であっ
    て、 前記上位バンク(20)及び前記スライディング下位バンク(22)内に配置
    変更可能に設けられた複数の冗長ブロック(18)と、 前記冗長ブロック(18)内に配置された複数のメモリセル列(26)と、 前記冗長ブロック(18)内に配置された複数の冗長メモリセル列(34)と
    、 複数のセクタ単位のアドレスを格納するためのアドレス記憶手段であって、前
    記冗長ブロック(18)及び前記冗長メモリセル列(34)に割り当てられ、前
    記上位バンク(20)及び前記スライディング下位バンク(22)に対応するよ
    うに前記セクタ単位のアドレスを格納する前記アドレス記憶手段と、 前記アドレス記憶手段に電気的に接続され、前記上位バンク(20)及び前記
    スライディング下位バンク(22)内に配置された前記冗長ブロック(18)に
    対する前記セクタ単位のアドレスを用いて前記アドレス記憶手段の選択的な読み
    出し及びプログラミングを行うための解読手段と、 前記アドレス記憶手段に電気的に接続され、前記上位バンク(20)及び前記
    スライディング下位バンク(22)内に配置された前記冗長ブロック(18)に
    割り当てられた前記アドレス記憶手段に格納された前記セクタ単位のアドレスを
    、前記上位バンク(20)及び前記スライディング下位バンク(22)内に配置
    された前記冗長ブロック(18)に同様に配置された複数のアクティブ状態のメ
    モリセル列のセクタ単位のアドレスと比較するためのコンパレータ手段と、 前記コンパレータ手段に電気的に接続され、前記アクティブ状態のメモリセル
    列の前記セクタ単位のアドレスが前記アドレス記憶手段に格納された前記セクタ
    単位のアドレスと一致したときに、前記アクティブ状態のメモリセル列を、前記
    上位バンク(20)及び前記スライディング下位バンク(22)において前記冗
    長ブロック(18)内に同様に配置された前記冗長メモリセル列(34)と電気
    的に交換するためのバンク制御論理手段とを具備する、デュアルバンク同時動作
    記憶装置。
  18. 【請求項18】 前記アドレス記憶手段が、前記解読手段によって前記上位
    バンク(20)及び前記スライディング下位バンク(22)と配置変更可能に対
    応付けられた複数の記憶場所を含む、請求項17に記載のデュアルバンク同時動
    作記憶装置。
  19. 【請求項19】 前記記憶場所が、当該記憶場所に対応付けられた前記冗長
    ブロック(18)のバンク位置に基づいて配置変更されている、請求項18に記
    載のデュアルバンク同時動作記憶装置。
  20. 【請求項20】 前記バンク制御論理手段は、前記記憶装置の同時動作中に
    前記上位バンク(20)及び前記スライディング下位バンク(22)において前
    記アクティブ状態のメモリセル列を前記冗長メモリセル列(34)と電気的に交
    換するように動作することができる、請求項17に記載のデュアルバンク同時動
    作記憶装置。
  21. 【請求項21】 前記アドレス記憶手段は、それぞれ少なくとも2つの記憶
    場所を含む複数の小型CAM回路(180)を有している、請求項17に記載の
    デュアルバンク同時動作記憶装置。
  22. 【請求項22】 前記アドレス記憶手段は消去可能である、請求項19に記
    載のデュアルバンク同時動作記憶装置。
  23. 【請求項23】 上位バンク(20)及びスライディング下位バンク(22
    )を備えて動作するデュアルバンク同時動作記憶装置において冗長動作を行う方
    法であって、 前記上位バンク(20)及び前記スライディング下位バンク(22)において
    欠陥のある複数のメモリセル列(26)のセクタ単位のアドレスを識別する動作
    と、 前記上位バンク(20)及び前記スライディング下位バンク(22)において
    前記欠陥のある複数のメモリセル列(26)の位置に応じて前記セクタ単位のア
    ドレスを複数のアドレスCAM回路(54)内に格納する動作と、 前記アドレスCAM回路(54)に格納された前記セクタ単位のアドレスを、
    前記上位バンク(20)及び前記スライディング下位バンク(22)内に配置さ
    れた複数のアクティブ状態のメモリセル列のセクタ単位のアドレスと比較する動
    作と、 前記アクティブ状態のメモリセル列の前記セクタ単位のアドレスが前記アドレ
    スCAM回路(54)に格納された前記セクタ単位のアドレスと一致したときに
    、前記アクティブ状態のメモリセル列を、前記記憶装置において同時動作中にあ
    る前記上位バンク(20)及び前記スライディング下位バンク(22)内の複数
    の冗長メモリセル列(34)と電気的に交換する動作とを含む方法。
  24. 【請求項24】 前記アドレスCAM回路(54)に含まれる複数の記憶場
    所を、前記上位バンク(20)及び前記スライディング下位バンク(22)と対
    応付けるように選択的に配置変更を行う動作を更に含む、請求項23に記載の方
    法。
  25. 【請求項25】 前記アドレスCAM回路(54)が冗長CAM読出しドレ
    インデコーダ回路(50)に電気的に接続され、該冗長CAM読出しドレインデ
    コーダ回路(50)が、前記セクタ単位のアドレスにより前記アドレスCAM回
    路(54)の読み出し及びプログラミングを行う、請求項23に記載の方法。
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