JP2003511949A - ノイズ閾値を有するデジタルピーク検出装置及びそれを用いる方法 - Google Patents

ノイズ閾値を有するデジタルピーク検出装置及びそれを用いる方法

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JP2003511949A
JP2003511949A JP2001530208A JP2001530208A JP2003511949A JP 2003511949 A JP2003511949 A JP 2003511949A JP 2001530208 A JP2001530208 A JP 2001530208A JP 2001530208 A JP2001530208 A JP 2001530208A JP 2003511949 A JP2003511949 A JP 2003511949A
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バレンティン ティ ジョーダノブ、
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルピーク検出装置の性能を最適化すること。 【解決手段】 好適な実施例において、ピーク検出装置を作動させる方法は、ピーク検出装置200を準備すること、分離的パルス入力信号をピーク検出装置に供給すること、入力信号の局所的な最大部すなわち極大部又は局所的な最小部すなわち極小部を検出するためにピーク検出装置を用いることを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、デジタルピーク検出装置に関し、特に、ノイズ閾値を有す
るデジタルピーク検出装置及びそれを用いる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
放射線分光計は放射線検出装置からのパルス信号のパルス波高分析を行う。パ
ルス波高はパルスのピーク値を検出することによって測定される。ピーク検出は
2つの信号すなわちピーク検出信号とピーク値信号とを検出することを含む。一
般に、ピーク値はパルス波形の最大値に対して参照することにより求められる。
しかし、信号の最小の(以下「MIN」という。)値と最大の(以下「MAX」
という。)値とのいずれをも知ることは有益である。このことは、ヴィー・ジョ
ルダノヴ(V. Jordanov)及びジー・エフ・クノル(G. F. K
noll)による「移動平均法を用いるデジタルパルス処理装置(Digita
l Pulse Processor Using A Moving Ave
rage Technique)」(アイトリプルイー・トランス・ヌクル・サ
イ(IEEE Trans. Nucl. Sci.)第40巻第4号第764
から769頁(1993年8月))、及びエイチ. サワタ(H. Sawat
a)及びワイ. トミミツ(Y. Tomimitsu)による「アナログ入力
信号のためのデジタル化振幅検出回路(Digitalized Amplit
ude Detection Circuit For Analog Inp
ut Signal)」(米国特許第4,769,613号明細書)に示されて
いる。
【0003】 MAXピーク値は、増加されたスペクトルメモリのチャネルにアドレス指定を
するために用いられる。増加処理はピーク検出信号によって開始される。時間変
化装置において、ピーク値は、ピーク検出信号が活動的(active)になっ
たとき、信号としての値になる。すなわち、パルス波形はピーク検出信号の活動
時に抽出される。時間不変装置を用いた場合にも同様な方法が可能であるが、ピ
ーク値の取り込みは、ピーク検出信号の時間ジッターに対して高感度になる。
【0004】 MINピーク値はパルス波形のノイズを除去するために用いられる。これは、
例えば、MINピーク値を平均化することにより行われる。平均化は分光計のノ
イズ閾値を設定するために用いられる。
【0005】 アナログパルス処理装置及びデジタルパルス処理装置の両装置はピーク検出装
置を用いる。アナログピーク検出装置は、典型的には、ピーク検出装置を作動及
びリセットさせるべく、複合体系の外部デジタル信号を用いる。デジタルピーク
検出装置は、同様の方法で製作することができるが、自己トリガピーク検出体系
を実行するためには有利である。このことは、前記したジョルダノヴ(Jord
anov)の論文、及びヴィー・ティー・ジョルダノヴ(V. T. Jord
anov)による「放射線検出装置からのパルスの実時間処理のためのいくつか
のデジタル技術(Some Digital Techniques for
Real Time Processing of Pulses from
Radiation Detectors)」(米国ミシガン(Michiga
n)州アナーバー(Ann Arbor)市のミシガン大学での博士論文(Ph
. D. dissertation)、1994年3月)に示されている。
【0006】 以下、パルス信号は分離的又は不連続であると仮定する。パルス信号標本は、
システムクロック(以下「CLK」という。)の活動の端部で変化する(例えば
、波高の低位部から高位部への変化)。さらに、説明を簡単にする目的のために
、レベル信号の活動的な状態を高位(以下「HIGH」という。)、レベル信号
の非活動的な状態を低位(以下「LOW」という。)とする。重要なことは、こ
れらの仮定は単に説明を明確かつ簡単にするためである。
【0007】 MAXパルスピークを見い出すための一般的な方法は、低位弁別装置を用いる
ことである。図1は、低位弁別装置に基づくピーク検出装置のブロック図を示す
。第1のデジタル比較装置(以下「CMP1」という。)30は、ピーク検出処
理を制御する。分離的パルス信号は比較装置20の1つの入力部(A)に入力さ
れ、閾値は他の入力部(B)に供給される。分離的信号が閾値未満であるとき、
第1のデジタル比較装置30の出力は非活動的な状態すなわちLOWである。第
1のデジタル比較装置(CMP1)30の出力が非活動的であるとき、ピークレ
ジスタ装置(以下「PREG」という。)40はリセット状態に保たれ、ピーク
レジスタ装置の出力はゼロになる。第2のデジタル比較装置(以下「CMP2」
という。)50は、ピークレジスタ装置40の出力と分離的パルス信号とを比較
するために用いられる。第2のデジタル比較装置50の出力は、パルス信号標本
がPREGの値より大きいとき、HIGHである。第2のデジタル比較装置50
の出力は、ピークレジスタ装置40のイネーブル入力(又は割り込み可能な入力
)を出力制御する。イネーブル入力がHIGHであるとき、ピークレジスタ装置
40の入力部での現在のパルス信号値は記憶される。ピークレジスタ装置がリセ
ット状態にあるとき、イネーブル入力は無視される。
【0008】 分離的パルス信号が閾値を超えたとき、第1のデジタル比較装置(CMP1)
30の出力は活動的になる。PREG40は、分離的パルス信号の最大点を探知
することを開始する。PREG40の出力は、分離的パルス信号の現在の標本が
PREGの出力値より大きいときにのみ更新される。パルス信号が閾値より小さ
くなったとき、第1のデジタル比較装置(CMP1)30は、PREG40の出
力をラッチ装置MAXL60にラッチし、ピーク検出装置40をリセット状態に
置く。第1のデジタル比較装置(CMP1)30のピーク検出信号出力は、CM
P1の活動的状態から非活動的状態への変化すなわちHIGHからLOWへの変
化になる。
【0009】 図2a及び図2bは、図1の低位弁別装置に基づくピーク検出装置の動作を示
す。図2aは、分離的パルス信号の成分及びシステムノイズの成分を示し、放射
線検出装置の2つの相互作用に対応する2つのパルスを示す。部分的に重なって
いる2つのパルスを閾値と共に図2bに示す。PREG40(図1に示す。)の
出力を図2bの2段目の波形グラフで示し、取り込まれるMAXピーク値を示す
。図2bの最下段の波形グラフはピーク検出信号を示す。この種類のピーク検出
装置は絶対的な最大値を検出するが、一方で、信号は閾値を超えており、図2a
及び2bは低位弁別装置を用いる方法の限界を示している。すなわち、結果とし
てのパルス信号が、MAXパルスピークを有する2つのパルスを含んでいたとし
ても、閾値を超える1つのピークが検出されるのみであることは明らかである。
【0010】 図3は、低位弁別装置に基づくピーク検出装置の変形例を示し、参照番号70
で示すピーク検出装置はMAXピーク値検出装置及びMINピーク値検出装置を
有する。PREG40は第1のデジタル比較装置(CMP1)30の出力がHI
GHであるとき最大値を探知し、一方、最小値はCMP1が非活動的であるとき
得られる。ピーク検出信号のHIGHからLOWへの変化はMAX値の取り込み
を示す。ピーク検出信号のLOWからHIGHへの変化はMIN検出装置の取り
込みを示す。排他的論理和ゲートは、第1のデジタル比較装置30及び第2のデ
ジタル比較装置50の出力信号A>Bを入力として受け、PREG40の出力を
、MAXピーク値又はMINピーク値のいずれが検出されたかに依存してラッチ
装置MAXL60又はラッチ装置MINL90のいずれかにラッチすべく、供給
し、動作させる。
【0011】 ピーク検出装置70は優れた雑音耐性(noise immunity)を有
するが、低位弁別装置20(図1に示す。)を用いる場合のように部分的に重な
ったパルスは識別されないという事実に起因して、得られる情報量の割合(th
roughput rate)は減じられる。重要なことは、パルスが部分的に
重なっていても、各パルスの振幅すなわち各パルスの局所的なピークは重ならな
いということである。部分的に重なったパルスのピークを検出及び取得するため
に、局所的なピークを検出することができるピーク検出装置が必要である。
【0012】 局所的なピークを検出するための最も簡単な方法は、ヴィー・ジョルダノヴ(
V. Jordanov)及びジー・エフ・クノル(G. F. Knoll)
による前記した論文に示されているように、微分されたパルス信号を用い、零交
叉(zero crossing)を検出することである。零交叉の検出に依存
して、MAXピーク値又はMINピーク値のいずれかが検出される。この原理に
基づくピーク検出装置を図4に参照番号100で示す。分離的パルス信号が増大
したとき、比較装置CMP30の出力はHIGHである。分離的パルス信号がゼ
ロになる又は減少を開始するとすぐに、比較装置CMP30は該装置の状態を変
える。HIGHからLOWへの変化はMAXピーク値の取り込みを示し、一方、
LOWからHIGHへの変化はMINピーク値の取り込みを示す。
【0013】 微分に基づくピーク検出装置100(図4に示す。)の動作を図5に示す波形
で表す。前記の場合と同様の分離的パルス信号が示されている。上から2段目の
グラフ線は、微分された信号を示す。ピーク検出信号は該信号の状態が各零線交
叉点で変わる。そのような検出装置の雑音耐性すなわちノイズイミュニティが非
常に悪いことは明白である。しかし、局所的なMAX部及び局所的なMIN部の
値を検出することは、非常に小さな振幅を有する値であっても可能である。
【0014】 ピーク検出装置100(図4に示す。)の変形例を図6に参照番号110で示
す。この場合において、減算装置120は、PREG40の出力と分離的パルス
信号の出力とを入力として受けるように接続され、分離的パルス信号を実際に微
分し、減算装置120の符号ビットは零交叉を示す。減算装置120の符号出力
は、インバータ130を経てラッチ装置MAXL60及びラッチ装置MINL9
0に入力として供給され、ラッチされる。したがって、以下においては、比較装
置のより大きな(又はより小さな)出力信号と同等の減算装置の符号ビットを、
零点に接続された比較装置の1つの入力と見なす。
【0015】 微分型ピーク検出装置の変形例として、雑音感度を改善すべくタイミング技術
又は符号ビットフィルタリング技術のいずれかを用いる装置がある。このことは
、前記したヴィー・ティー・ジョルダノヴ(V. T. Jordanov)の
論文、及びエフ・ヒトセンラス(F. Hitsenrath)らによる「原子
核スペクトロスコピーのための単一チップパルス処理装置(A single
chip pulse processor for nuclear spe
ctroscopy)」(アイトリプルイー・トランス・ヌクル・サイ(IEE
E Trans. Nucl. Sci.)第32巻第145から149頁(1
985年2月))に示されている。これらの方法は改善された性能を提供するが
、最適な設定は困難である。タイミング保護は、予言すること、特に、ノイズレ
ベルに依存する回路のタイミングウォーク及びタイミングジッターを考慮して予
言することは困難である。ピーク検出装置の性能を最適化するために、新規な構
造を有する検出装置が開発された。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は、デジタルピーク検出装置の性能を最適化するこ
とにある。
【0017】 本発明の他の目的は、検出装置の入力信号の局所的な最大部すなわち極大部及
び局所的な最小部すなわち極小部を検出するための装置及び方法を提供すること
にある。
【0018】 本発明のさらに他の目的は、閾値及びヒステリシスを有する検出装置入力信号
の局所的な最大部すなわち極大部及び局所的な最小部すなわち極小部を検出する
ための装置及び方法を提供することにある。
【0019】 本発明のさらに他の目的、特徴、要素及び利点は、添付の図面を参照して以下
に説明される好適な実施例の詳しい説明から明らかになろう。
【0020】
【課題を解決する解決手段】
前記した目的を達成するため、本発明に係る方法は、好適な実施例において、
ピーク検出装置を作動させる方法であって、前記ピーク検出装置を準備すること
、分離的パルス入力信号を前記ピーク検出装置に供給すること、前記入力信号の
局所的な最大部すなわち極大部又は局所的な最小部すなわち極小部を検出するた
めに前記ピーク検出装置を用いることを含む。
【0021】
【発明の実施の形態】
図番等の参照に関して、同様又は同一の要素は種々の図にわたって首尾一貫し
て同一視することができるように番号を付している。また、同じ要素を他の図に
も示しているが、その要素を最もよく示す図を読み手が見るように図番を明細書
において挿入的に参照している。
【0022】 本発明に係るデジタルピーク検出装置の実施例を図7に参照番号200で示す
。すべてのレジスタ装置及びフリップフロップ装置は、システムクロックclk
に結びつけられたクロック入力部を有する。
【0023】 分離的パルス信号は、減算装置(以下「SUB」という。)210に供給され
ると共にピークレジスタ装置(以下「PREG」という。)220に供給される
。PREG220は、イネーブル型(又は割り込み可能型)の端部トリガレジス
タ装置である。PREG220の出力はSUB210の減算入力部に供給され、
MAXピーク値及びMINピーク値はラッチ装置MAXL230及びラッチ装置
MINL240にラッチされる。SUB210の出力は比較装置(以下「CMP
」という。)250の入力の1つに供給される(引き出し線A)。減算装置の符
号ビットは、プログラマブルインバータ装置として動作するXORゲート260
の1つの入力部に供給される。XORゲート260の出力は、PREG220の
イネーブル入力部に供給される。ノイズ閾値のデジタル値は、データマルチプレ
クサ装置(以下「MUX」という。)270の入力部の1つに供給されると共に
論理否定及び計数ユニット(以下「NEG」という。)280の入力部に供給さ
れる。NEG280の出力はMUX270の他の入力部に供給される。MUX2
70の出力は、比較装置CMP250のB入力部に供給される(B)。CMP2
50の出力は、d型フリップフロップ装置(以下「DFF」という。)290の
データ(D)入力部に供給される。DFFの出力は、MUX270の選択入力部
、XORゲートの他の入力部、及びラッチ装置MAXL230及びラッチ装置M
INL240のラッチ入力部に供給される。
【0024】 ピーク検出装置200(図7に示す。)の動作を図8に示す。図7及び図8を
参照するに、ピーク検出装置200は、2つの動作形態(又は動作モード)すな
わち最大部を追跡する形態及び最小部を追跡する形態の1つの形態にある。MI
N値及びMAX値は、ピーク検出装置が該装置の状態を変えたとき、検出される
。動作形態は、DFF290の出力(ピーク検出信号)によって決められる、す
なわち、DFF290の出力がHIGHであるときピーク検出装置は最大部を追
跡し、DFF290の出力がLOWであるときピーク検出装置は最小部を追跡す
る。
【0025】 DFF290の出力がHIGHであるとき、MUX270の出力はNEG28
0の出力部に結合される。NEG280の出力の値は、kを乗じた正のノイズ閾
値である。通常、正の定数kは1に等しい。SUB210の符号ビットはXOR
260によって変換される。DFF290の出力がHIGHであると共に符号が
LOWであるとき、PREG220は現在の分離的パルス信号標本を取り込むこ
とができる。分離的パルス信号がPREG220の現在の出力値より大きい又は
等しいとき符号はLOWであり、したがって、最大ピークの追跡が達成される。
分離的パルス信号がPREG220の出力値より小さいとき、SUB210の符
号はHIGHであり、PREG220の更新はできない、すなわち、PREGは
、取り込まれた最大値を保つ。SUB210の出力(CMP250の入力A)が
MUX270の出力(CMPのB入力部での負の閾値)より小さくなったとき、
CMPの出力はゼロになり、DFF290は状態をLOWに切り替える。
【0026】 DFF290の出力がHIGHであるとき、ピーク検出装置は最小部を追跡し
ている。DFF290の出力がLOWであるとき、CMP250のB入力部での
デジタル値は、負のノイズ閾値から正のノイズ閾値に切り替わる。XORゲート
260は、符号ビットが変化なくXORゲートを通過することを許す。したがっ
て、レジスタ装置(PREG)220は、最小ピーク値の追跡を可能にして、現
在のPREG値(符号はHIGHである。)より小さい分離的パルス標本で更新
される。ピーク検出装置200は、最小部の追跡形態に依然としてある。パルス
信号とPREG220の出力値との間の正の差が、MUX270の出力での値よ
り大きくなる。CMP250の出力は、1になり、ピーク検出装置200を最大
部追跡形態にする。MIN値及びMAXピーク値は、ピーク検出信号の立ち上が
り及び立ち下がりエッジによってラッチ装置MAXL230及びラッチ装置MI
NL240にラッチされる。同じ端部は、MIN/MAX処理ルーティンを開始
するための電子工学技術を用いた外部装置によって用いることができる。
【0027】 ピーク検出装置200は、ノイズ閾値の値によって決められる制御可能な雑音
感度を有する。ノイズ閾値は、分離的パルス信号のノイズレベルをわずかに超え
て設定される。回路は、(k+1)×(ノイズ閾値)に等しいヒステリシスを示
す。ピーク検出装置200は、高容量の情報量を提供する極大部及び極小部の値
のピーク検出を可能にする。図7に示す構造は、機能上等しい種々の変更におい
て理解される。
【0028】 図9は、ピーク検出装置200を変形した回路配置を示し、参照番号400で
示す。ここで、分離的パルス信号は、第1のデジタル比較装置(CMP1)41
0に入力として供給されると共に、第2のデジタル比較装置(CMP2)420
に入力として供給される。分離的パルス信号は、ピークレジスタ装置(PREG
)430のD入力部への入力である。PREG430の出力は、加算装置(AD
D)440の入力部の1つに供給されると共にMAXL450及びMINL46
0のD入力部に供給される。MAXL450及びMINL460の出力は、ピー
ク検出信号の変化と変化との間に検出された信号の最大部のMAX及び最小部の
MINを表す。すべてのレジスタ装置及びフリップフロップ装置は、システムク
ロックclkに結びつけられたクロック入力部を有する。
【0029】 ノイズ閾値信号は、データマルチプレクサ装置(MUX)500の入力部に供
給されると共に、論理否定及び計数ユニット(NEG)510の入力部に供給さ
れる。MUX500の出力は、ADD440の入力部の1つに供給される。AD
D440の出力は、CMP2 420のB入力部に供給される。CMP2の出力
は、フリップフロップ装置(DFF)520のD入力部を供給される。DFF5
20の出力は、ピーク検出信号であり、MAXL450及びMINL460のラ
ッチ入力部と、排他的論理和ゲート530の入力部の1つとに供給され、該ゲー
トの他の入力部はCMP1 410の出力である。排他的論理和ゲート530の
出力は、PREG430のイネーブル入力部に供給される。
【0030】 図10は、弁別装置400(図9に示す。)の動作を示す。ここで、最初、回
路は最大部(ピーク検出がHIGHである。)を追跡すると仮定する。ピーク検
出がHIGHであるとき、排他論理的和ゲート530はCMP1 410の出力
を変換する。したがって、PREG430の記憶は、分離的パルス信号が、PR
EG430に記憶された現在の値より大きい又は等しいときのみ可能である、す
なわち、最大部の追跡状態である。最大部は、ピーク検出信号がLOWに変わる
まで追跡される。
【0031】 ピーク検出がHIGHであるとき、MUX500は、論理否定及び計数された
係数k(典型的にはk=1である。)ノイズ閾値を出力する。MUX500の出
力は、PREG430に記憶された値に加算される。したがって、最大部追跡形
態において、ADD440の出力(波形B)は、PREG430の出力での追跡
された値より小さい。ピーク検出は、分離的パルス信号がADD440の出力で
表された値より小さく降下したとき、HIGHからLOWへ変わる。
【0032】 ピーク検出信号がHIGHからLOWへ変化したとき、PREG430の現在
の値はMAXL450にラッチされ、MUX500の出力はノイズ閾値(正の値
)に供給され、CMP1 410の出力は、変換されることなく排他的論理和ゲ
ート530を通過する。ADD440の出力は、ノイズ閾値の合計によってPR
EG430の値より大きい。したがって、回路は、(k+1)×(ノイズ閾値)
に等しいヒステリシスを示す。ピーク検出信号のHIGHからLOWへの変化で
、回路は、最小部追跡形態に置かれる。この形態において、PREG430は、
分離的パルス信号がPREG430の出力より小さいときのみ変更される。回路
は、分離的パルス信号がADD440の出力での値より大きくなるまで、この状
態にある。この点で、ピーク検出信号は、PREG430の値をMINL460
にラッチして、LOWからHIGHへ変化する。回路は、最大部追跡形態にあり
、前記した機能を有する。
【0033】 前記した本発明の実施例において、個々の要素及び/又は該要素の特徴は特定
の実施例に限定される必要はなく、たとえ具体的に示していなくても、いかなる
選択された実施例においも前記要素及び/又は特徴を適用すること、変更するこ
と及び用いることができる。
【0034】 本願明細書で用いた用語「上部」、「下部」、「内部の」、「外部の」、「内
方へ」、「外方へ」、「垂直の」、「水平の」及びその他の用語は、添付図面に
示された各要素の位置を参照するものであり、本発明はそのような位置に限定さ
れない。
【0035】 本発明から逸脱しない範囲において上記構成及び/又は方法を変更することが
できるので、前記した説明から明らかになった目的は効率よく達成される。前記
した説明及び添付図面で示した事項のすべては、図示の目的のためであり、制限
又は限定されることを意味しない。
【0036】 従属項によって、本発明の総括的な特徴及び特定の特徴のすべて及び本発明の
範囲に関する陳述のすべてを含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の低位弁別装置に基づくピーク検出装置のブロック図。
【図2a】 ノイズと部分的な重なりを有する2つのパルスとを加えた結果としての信号の
波形を示す図。
【図2b】 図1のピーク検出装置の動作を示す波形図。
【図3】 図1に示す従来のピーク検出装置の変形例を示すブロック図。
【図4】 微分されたパルス信号を用いて零交叉を検出するピーク検出装置のブロック図
【図5】 図4に示すピーク検出装置の動作を示す波形図。
【図6】 図4に示すピーク検出装置の変形例を示すブロック図。
【図7】 本発明に係るピーク検出装置の一実施例のブロック図。
【図8】 図7に示すピーク検出装置の動作を示す波形図。
【図9】 図7に示すピーク検出装置の変形例のブロック図。
【図10】 図9に示すピーク検出装置の動作を示す波形図。
【符号の説明】
200、400 デジタルピーク検出装置 210 減算装置 220、430 ピークレジスタ装置 230、240 ラッチ装置 250、410、420 比較装置 260、530 排他的論理和ゲート 270、500 データマルチプレクサ装置 280、510 論理否定及び計数ユニット 290、520 フリップフロップ装置 440 加算装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 分離的パルス信号をデータ入力部で受けるピークレ
    ジスタ装置と、 (b) 前記分離的パルス信号を加算入力部で受ける減算装置とを含み、 (c) 前記ピークレジスタ装置の出力は、前記減算装置の減算入力部に供給
    されると共に、最大ピーク値用ラッチ装置及び最小ピーク値用ラッチ装置のそれ
    ぞれのデータ入力部に供給され、 (d) 前記減算装置の出力は比較装置と排他的論理和ゲートとに供給され、 (e) 前記排他的論理和ゲートの出力は、前記ピークレジスタ装置のイネー
    ブル入力部に供給され、 (f) ノイズ閾値のデジタル量がデータマルチプレクサ装置の1つの入力部
    と論理否定及び計数ユニットの入力部とに供給され、前記論理否定及び計数ユニ
    ットの出力は前記データマルチプレクサ装置の他の入力部に供給され、 (g) 前記データマルチプレクサ装置の出力は前記比較装置に供給され、 (h) 前記比較装置の出力はフリップフロップ装置のデータ入力部に供給さ
    れ、 (i) 前記フリップフロップ装置の出力は、前記データマルチプレクサ装置
    の選択入力部と、前記排他的論理和ゲートの入力部と、前記最大ピーク値用ラッ
    チ装置及び最小ピーク値用ラッチ装置の各ラッチ入力部とに供給され、前記フリ
    ップフロップ装置はピーク検出信号を供給する、デジタルピーク検出装置。
  2. 【請求項2】 ピーク検出装置を作動させる方法であって、 (a) 前記ピーク検出装置を準備するステップと、 (b) 分離的パルス入力信号を前記ピーク検出装置に供給するステップと、 (c) 前記ピーク検出装置を、前記分離的パルス入力信号の極大部又は極小
    部を検出するために用いるステップとを含む、ピーク検出装置の作動方法。
  3. 【請求項3】 前記ステップ(c)は、さらに、閾値で前記極大部又は前記
    極小部を検出することを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ステップ(c)は、さらに、ヒステリシスを有する前記
    極大部又はヒステリシスを有する前記極小部を検出することを含む、請求項2に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ステップ(c)は、さらに、前記分離的パルス入力信号
    の立ち上がり部分又は立ち下がり部分のいずれかを追跡することを含む、請求項
    2に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記ステップ(c)は、さらに、前記極大部の追跡から前記
    極小部の追跡へ追跡形態を切り替える又は前記極小部の追跡から前記極大部の追
    跡へ追跡形態を切り替えることによって前記分離的パルス入力信号の極大部又は
    極小部を検出することを含む、請求項2に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記追跡形態を切り替えることは、前記極大部の閾値又は前
    記極小部の閾値を、前記分離的パルス入力信号と追跡されたピーク値との間の相
    違と比較することを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記追跡形態を切り替えることは、前記極大部の閾値又は前
    記極小部の閾値と、前記分離的パルス入力信号と前記追跡されたピーク値との間
    の相違と、の間の相違の絶対値が、前記極大部の追跡閾値又は前記極小部の追跡
    閾値より大であるとき、前記極大部の追跡又は前記極小部の追跡から前記極小部
    の追跡又は前記極大部の追跡に切り替えることを含む、請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 さらに、ピーク検出信号を発生すること、前記追跡されたピ
    ーク値の値を、前記極大部の追跡から前記極小部の追跡への変化又は前記極小部
    の追跡から前記極大部の追跡への変化の点での極大部又は極小部として記憶する
    ことを含む、請求項6に記載の方法。
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