JP2007121189A - ピーク検出回路および放射線測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピーク間隔が狭くとも、効率よく被測定信号のピーク値を測定することができるピーク検出回路および放射線測定装置を実現することにある。
【解決手段】被測定信号のピーク値を検出するピーク検出回路に改良を加えたものである。本回路は、被測定信号の振幅がしきい値を超えたことを検出するしきい値検出回路と、被測定信号をサンプリングしてデジタルデータを出力するAD変換器と、しきい値検出回路がしきい値を超えたことを検出してから所定の時間の間にAD変換器によってサンプリングされたデジタルデータのなかから最大値を検出する最大値検出回路とを設けたことを特徴とするものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、被測定信号に含まれるパルス信号等のピーク値を検出するピーク検出回路および放射線測定装置に関し、詳しくは、ピーク間隔が狭くとも、効率よく被測定信号のピーク値を測定することができるピーク検出回路および放射線測定装置に関するものである。
ピーク検出回路は、パルス信号などの波形解析を行なう測定装置などの入力部に用いられる。例えば、放射線研究分野等において用いられるマルチチャネルアナライザ(以下、MCAと略す)の入力部に用いられたりする。
図3は、測定すべき試料からの放射線のエネルギーを測定し、放射線源の種類等を同定する従来の放射線測定装置の構成を示した図である(例えば、特許文献1、2参照)。図3において、試料10から出力される放射線が検出器11に入力される。そして、検出器11が、放射線のエネルギーに対応した、すなわち放射線源それぞれに固有の電荷量を検出し、検出した電荷量を出力する。さらに、前置増幅器(例えば、チャージアンプ)12が、検出器11からの電荷量を、この電荷量に比例した電圧値に変換する。さらに、波形整形増幅器13が、前置増幅器12からの信号を、幅の狭いパルス信号(一般的には、信号幅FWHM(full width half maximum)=〜1[μs]のガウス形状)に変換する。従って、波形整形増幅器13からのパルス信号のピーク値(波高値)と検出器11からの電荷量は比例している。
そして、MCA14が、波形整形増幅器13から入力されるパルス信号を測定することにより、試料の放射線源(核種)の種類等を同定する。すなわち、パルス信号の波高ピーク値(電圧値)に試料の放射線のエネルギー等の情報が含まれるからである。
図4は、MCA14等の測定装置の入力部に用いられるピーク検出回路の従来の構成を示した図である(例えば、特許文献3参照)。図4において、入力端子21に入力される入力信号Viは、ピークホールド回路22でそのピーク値がホールドされる。そして、ピークホールド回路22からのピークホールド信号Voが、AD変換器23に加えられてディジタルデータに変換される。さらに、AD変換器23の出力データはメモリ24に書き込まれる。そして、ピーク検出回路の後段の解析回路(図示せず)が、メモリ24から出力データを読み出し、上述の解析(放射線源の種類等を同定)を行なう。
次に、ピークホールド回路の詳細を説明をする。演算増幅器IC1の非反転入力端子は、入力端子21に接続されて入力信号Viが加えられ、その出力端子にはダイオードD1のアノードが接続されている。また、算増幅器IC1の反転入力端子には、ダイオードD1のカソードが接続されるとともにコンデンサCを介してアースに接続されている。そして、これら演算増幅器IC1の反転入力端子とダイオードD1のカソード及びコンデンサCの接続点には演算増幅器IC2の非反転入力端子が接続されている。なお、演算増幅器IC2の反転入力端子はその出力端子に接続され、出力端子からピークホールド信号Voが出力される。スイッチSWは、コンデンサCと並列に設けられ、コンデンサCを放電させる。
このような装置の動作を説明する。
ここで、図5は、入力信号Viとピークホールド信号Voの関係を図示した図であり、横軸は時間であり、縦軸は振幅である。パルス信号が2個入力される例で説明する。図5(a)は、パルス信号の間隔が十分に離れている場合であり、(b)は、パルス信号の間隔が狭い場合であり、(c)は、パルス信号が(b)よりもさらに近接している場合である。
入力信号Viによって、コンデンサCに充電が行なわれるが、入力信号Viの電圧が充電電圧より下がったとしても、ダイオードD1が、放電を阻止するので、結果的に入力信号Viの最大値に比例した充電電圧がコンデンサCにホールドされる。そして、図示しないしきい値検出回路が、入力信号Viの電圧を監視し、しきい値を超えると、所定時間Δt時間経過後にAD変換器23にタイミング信号を出力する。
さらに、AD変換器23が、タイミング信号のタイミングに基づき、ピークホールド信号VoをAD変換した出力データをメモリ24に格納する。なお、しきい値検出回路が、所定時間Δtが経過し、さらにAD変換器23のAD変換が終了した時間経過した後、放電用のスイッチSWの接続をONしてコンデンサを放電し、放電後、スイッチSWをオフする。
特許第2577386号 特許第2645196号 特開平5−264610号公報
このように、ピークホールド回路22がホールドした電圧を、AD変換器23がAD変換するので、高速なAD変換が必要とされない。
しかしながら、入力信号Viのパルス幅(言い換えると信号幅)の他に、ピークホールドに要する時間(充電時間)、AD変換後に次のピーク信号の入力に備えるための放電時間が必要となる。
例えば、図5(a)に示すように、パルス信号が十分に離れている場合、1個目のパルス信号の放電が完了した後に次のパルス信号が入力されるので、2個目のパルス信号のピーク値も正確に測定することができる。
しかし、図5(b)に示すように、パルス信号間が近いと、1個目のパルス信号の放電が完了する前に、2個目のパルス信号がしきい値を越えるため、しきい値検出回路が、放電の終了に関係なくスイッチSWをオフするので、次のパルス信号の充電が開始される。そのため、2個目のパルス信号のピーク値に誤差が生じてしまう
また、図5(c)に示すように、1個目のパルス信号のAD変換が終了する前に、2個目のパルス信号がしきい値を超えると、1個目、2個目共に、パルス信号のピーク値に誤差が生じてしまう。
このような問題に対処するため、従来は、パルス信号の間隔が狭い場合は、先のパルス信号の放電が終了するまでは、次のパルス信号が入力端子Viに入力されないようにする回路を別に設け、入力を禁止する構成をとっていた。すなわち、効率よくパルス信号を測定することが困難であるという問題があった。
例えば上述のような放射線の測定を行なう場合、試料から放射される放射線の信号間隔が十分にある(信号頻度が小さい)場合には問題ないが、信号頻度が高くなると放射される放射線全てを測定することができず、測定効率が低下してしまうという問題があった。
そこで本発明の目的は、ピーク間隔が狭くとも、効率よく被測定信号のピーク値を測定することができるピーク検出回路および放射線測定装置を実現することにある。
請求項1記載の発明は、
被測定信号のピーク値を検出するピーク検出回路において、
前記被測定信号の振幅がしきい値を超えたことを検出するしきい値検出回路と、
前記被測定信号をサンプリングしてデジタルデータを出力するAD変換器と、
前記しきい値検出回路がしきい値を超えたことを検出してから所定の時間の間に前記AD変換器によってサンプリングされたデジタルデータのなかから最大値を検出する最大値検出回路と
を設けたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
最大値検出回路は、
前記AD変換器からのデジタルデータと他方のデジタルデータとを比較するデジタル比較回路と、
前記AD変換器からデジタルデータが入力され、出力データを前記他方のデジタルデータとして前記デジタル比較回路に出力するデータ保持回路と、
このデータ保持回路の出力データを、前記デジタル比較回路の比較結果に基づいて、前記AD変換器からのデジタルデータに更新させる制御信号出力回路と
を有することを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、
試料から出力される放射線の測定を行なう放射線測定装置において、
試料からの放射線を検出する検出器と、
この検出器からの信号を、検出された物理量の大きさに対応するピーク値を持つパルス形状の被測定信号に変換する信号変換手段と、
この信号変換手段からの被測定信号のピーク値を検出する請求項1または2記載のピーク検出回路と
を設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、以下のような効果がある。
請求項1、2によれば、しきい値検出回路が、被測定信号の振幅がしきい値を超えたことを検出し、最大値検出回路が、しきい値検出回路が検出してから所定の時間内にAD変換器によってサンプリングされたデジタルデータのなかから最大値を検出するので、ピーク間隔が狭くとも、効率よく被測定信号のピーク値を検出し、測定することができる。
請求項3によれば、放射線測定装置に請求項1または2に示すピーク検出回路を用いるので、試料から出力される放射線の信号頻度が高く、事象の間隔が狭くとも、出力される放射線のほぼ全てを測定することができる。これにより、効率よく測定を行なうことができる。
以下図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施例]
図1は、本発明の第1の実施例を示した構成図である。ここで、図3と同一のものには同一符号を付し、説明を省略する。図1において、ピークホールド回路22、AD変換器23の代わりに、バッファ30、しきい値検出回路31、AD変換器32、デジタル比較回路33、ラッチ回路34、35、制御信号出力回路36、クロック部37が設けられる。なお、メモリ24の図示は省略する。
バッファ30は入力端子21から入力信号Viが入力され、入力信号Viの雑音除去、波形整形等を行なって、しきい値検出回路31、AD変換器32に出力する。なお、入力信号Viは、ピーク値を持ったパルス信号を含む被測定信号である。
しきい値検出回路31は、入力信号Viの振幅を監視し、所定のレベル(しきい値)を超えた場合、検出信号を制御信号出力回路36に出力する。
AD変換器32は、入力信号Viをサンプリング(例えば、サンプリング速度100[MS/s]、分解能14[bit]等)して、デジタルデータに変換してデジタル比較回路33の一方の入力端子に出力する。
デジタル比較回路33は、2入力を有し、一方の入力端子のデジタルデータの値が、他方の入力端子のデジタルデータの値よりも大きいとハイレベルの信号を、小さいとローレベルの信号を制御信号出力回路36に出力する。
ラッチ回路34は、AD変換器からデジタルデータがデータ入力端子に入力され、制御信号出力回路36の制御信号に従って出力データの更新を行ない、後段のラッチ回路35およびデジタル比較回路33の他方の入力端子に出力する。
ラッチ回路35は、前段のラッチ回路34からの出力データがデータ入力端子に入力され、制御信号出力回路36の制御信号に従って出力データの更新を行ない、ピーク値データとしてメモリ24に書き込む。ここで、ラッチ回路34、35は、データ保持回路である。
制御信号出力回路36は、デジタル比較回路33からのレベルに基づいて、ラッチ回路34、35に出力データを更新させるための制御信号、つまり、ラッチ回路34、35用のクロックを出力する。また、制御信号出力回路36は、ピーク値データが正常でないと判断した場合は、エラーである旨のデータを、メモリ24に書き込む。ここで、デジタル比較回路33、ラッチ回路34、35、制御信号出力回路36で、最大値検出回路を構成している。
クロック部37は、AD変換器32、デジタル比較回路33、制御信号出力回路36にクロックを供給する。
このような装置の動作を説明する。ここで、図2は、入力信号Viのパルス信号(例えば、ガウシアン型のパルス形状で、信号幅がFWHM≒1[μs])をサンプリングするタイミングを示した図であり、図5と同様に、横軸が時間であり、縦軸が入力信号Viの振幅である。
測定を行なう前にあからじめ、制御信号出力回路36に、パルス信号の信号幅、AD変換器32のサンプリング周波数(つまり、クロック部37のクロックの周波数)が、図示しない入力手段から入力される。そして、制御信号出力回路36が、パルス信号の信号幅、サンプリング周波数から、パルス信号のピーク値を検出するために使用するサンプル数(N)を求める。さらに、信号幅から、しきい値検出回路31のしきい値を求め、しきい値検出回路31にしきい値を設定する。なお、N個のサンプリングを行なうための時間を、以下、ウィンドウと呼ぶ。また、サンプル数N=ウィンドウ×AD変換器のサンプリング速度である。
続いて、測定時の動作を説明する。
パルス信号が入力端子21に入力される前に、制御信号出力回路36が、ラッチ回路34、35をリセットし、出力データの値を”0”にする。また、制御信号出力回路36が、ラッチ回路34、35のクロック入力端子にロウレベルの信号を出力する。
そしてパルス信号が入力されると、しきい値検出回路31が、バッファ30を介して入力される入力信号Viの振幅が、所定のレベルを超えると検出信号を制御信号出力回路36に出力する。この検出信号をサンプリングの開始点として、制御信号出力回路36が、クロック部37のクロックに基づいて、AD変換器32のサンプリング数のカウントを開始する。
一方、AD変換器32が、バッファ30を介して入力される入力信号Viを、クロック部37のクロック信号に同期してサンプリングしてデジタルデータとしてデジタル比較回路33、ラッチ回路34のデータ入力端子に出力する。ここで、ウィンドウに含まれるデジタルデータ、すなわち、しきい値検出回路31が検出信号を出力してから所定の時間の間にAD変換器がサンプリングされたデジタルデータををPnとし、n=1〜Nとする。
そして、デジタル比較回路33が、クロック部37のクロック信号に同期して、一方の入力端子へのデジタルデータPnと、他方の入力端子へのデジタルデータPmax(P1〜Pn−1のうちの最大値のデジタルデータ)とを比較し、Pn>Pmaxであれば、ハイレベルの信号を制御信号出力回路36に出力し、Pn≦Pmaxであれば、ロウレベルの信号を制御信号出力回路36に出力する。
さらに、制御信号出力回路36が、デジタル比較回路33からハイレベルの信号が入力された場合、ラッチ回路34に出力データの更新をさせ、具体的には、ラッチ回路34のクロック入力端子の信号レベルをハイレベルにしてデータ更新を行なわせ、次のサンプリングが開始される前に信号レベルをロウレベルに戻す。そして、ラッチ回路34が、出力データを、ラッチ回路35のデータ入力端子、デジタル比較回路33の他方の入力端子に出力する。これにより、デジタルデータP1〜Pnのうちで最大値のデジタルデータPmaxが、ラッチ回路34から出力される。
以上のように、所定レベル以上の入力信号Viが入力されると、P1からPN−1までのデジタルデータの大小を一個ずつ比較し、P1からPN−1のうち最大値のデジタルデータPmaxが、ラッチ回路35のデータ入力端子に出力される。なお、PNが最大値となった場合、つまり、デジタルデータPNに対するデジタル比較回路33の比較結果がハイレベルの場合、ウィンドウ内にピーク値が存在しないとして制御信号出力回路36が、エラーとしてエラーデータをメモリ24に書き込む。PNが最大値で無い場合、制御信号出力回路36が、ラッチ回路35のクロック入力端子の信号レベルをハイレベルにしてデータ更新を行なわせ、ラッチ回路35の出力データをデジタルデータPmaxに更新して、ピーク値データとしてメモリ24に書き込む(図2中の白丸のデジタルデータ)。
そして、全デジタルデータの比較が終了すると、制御信号出力回路36が、ラッチ回路34、35の出力データを”0”にリセットし、ラッチ回路34、35のクロック入力端子にロウレベルの信号を出力する。そして、次のパルス信号が入力されるまで待機する。
このように、しきい値検出回路31が、被測定信号の振幅がしきい値を超えたことを検出し、最大値検出回路が、しきい値検出回路31からの検出信号を基準にして、所定の時間内にAD変換器32によってサンプリングされたデジタルデータP1〜PNのなかから最大値を検出するので、図4に示すように、先のパルス信号の放電が終了するまでは、次のパルス信号が入力端子Viに入力されないように入力を禁止する必要が無く、ピーク間隔が狭くとも、効率よく被測定信号のピーク値を検出し、測定することができる。
なお、本発明はこれに限定されるものではなく、以下に示すようなものでもよい。
図1に示すピーク検出回路を、図3に示すMCAのデータ入力部に用いて、試料10から放射される放射線の測定を行なう放射線測定装置に適用してもよい。つまり、検出器11が、試料10からの放射線を検出し、信号変換手段(前置増幅器12、波形整形増幅器13)が、検出器11からの信号を、検出された電荷量の大きさに対応するピーク値を持つガウシアン型のパルス形状の被測定信号に変換し、ピーク検出回路が、信号変換手段からの被測定信号のピーク値を検出する。なお、信号変化手段から、パルス信号の信号幅(FWHM)が、あらかじめピーク検出回路に入力される。
このように、放射線測定装置に図1に示すピーク検出回路を用いるので、試料10から出力される放射線の信号頻度が高く、事象の間隔が狭くとも、放射される放射線のほぼ全てを測定することができる。これにより、効率よく測定を行なうことができる。
また、MCAのデータ入力部に用いる例を示したが、被測定信号のピーク値を測定する装置、例えば、波形測定装置の測定装置に用いてもよい。また、放射線スペクトラム測定のほかにも、精密時間間隔測定、各種エネルギー測定等において、波高ピーク値を測定する測定装置に用いてよい。例えば、精密時間間隔測定では、時間間隔情報を、検出器11で電荷へ変換し、信号変換手段で電荷量に比例した振幅をもつ電圧に変換し、ピーク検出回路でピーク値を検出するとよい。
図1に示す装置において、データ保持回路の一例として、ラッチ回路34、35を用いる構成を示したが、最大値のデジタルデータを保持できるものならばどのようなものでもよく、例えば、D−FF(Delay flip-flop)等でもよい
図1に示す装置において、ウィンドウ内の最後のデジタルデータPNが最大値かを判断する構成を示したが、最後のデジタルデータPNを最大値として出力してもよい。この場合、ラッチ回路35を設けなくてもよい。
本発明の第1の実施例を示した構成図である。 図1に示す装置のタイミング図である。 従来の放射線測定装置の構成を示した図である。 従来のピーク検出回路の構成を示した図である。 図4に示す装置のタイミング図である。
符号の説明
31 しきい値検出回路
32 AD変換器
33 デジタル比較回路
34、35 ラッチ回路
36 制御信号出力回路

Claims (3)

  1. 被測定信号のピーク値を検出するピーク検出回路において、
    前記被測定信号の振幅がしきい値を超えたことを検出するしきい値検出回路と、
    前記被測定信号をサンプリングしてデジタルデータを出力するAD変換器と、
    前記しきい値検出回路がしきい値を超えたことを検出してから所定の時間の間に前記AD変換器によってサンプリングされたデジタルデータのなかから最大値を検出する最大値検出回路と
    を設けたことを特徴とするピーク検出回路。
  2. 最大値検出回路は、
    前記AD変換器からのデジタルデータと他方のデジタルデータとを比較するデジタル比較回路と、
    前記AD変換器からデジタルデータが入力され、出力データを前記他方のデジタルデータとして前記デジタル比較回路に出力するデータ保持回路と、
    このデータ保持回路の出力データを、前記デジタル比較回路の比較結果に基づいて、前記AD変換器からのデジタルデータに更新させる制御信号出力回路と
    を有することを特徴とする請求項1記載のピーク検出回路。
  3. 試料から出力される放射線の測定を行なう放射線測定装置において、
    試料からの放射線を検出する検出器と、
    この検出器からの信号を、検出された物理量の大きさに対応するピーク値を持つパルス形状の被測定信号に変換する信号変換手段と、
    この信号変換手段からの被測定信号のピーク値を検出する請求項1または2記載のピーク検出回路と
    を設けたことを特徴とする放射線測定装置。
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