JP2003510971A - 多重化送信システムにおけるブラインド・レート検出 - Google Patents

多重化送信システムにおけるブラインド・レート検出

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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 通信システムにおける固定長のフレーム内にデータが多重化される。データは、第1のビット数を有する第1のトランスポート・チャネルを送信するステップと、前記第1のトランスポート・チャネルに係る、第2のビット数を有する第1の誤り検出ビットを送信するステップと、第3のビット数を有する第2のトランスポート・チャネルを送信するステップと、第4のビット数を有する第3のトランスポート・チャネルを送信するステップと、第5のビット数を有する制御チャネルを選択的に送信するステップとを有することで送信される。そして、前記制御チャネルは、前記第1の誤り検出ビットの送信後で、前記第3のトランスポート・チャネルの送信前に送信され、前記制御チャネルが前記フレームの一部として送信されるときには、前記第1、第2、第3、第4、第5のビット数の和が前記固定ビット長に等しく、前記制御チャネルが前記フレームの一部として送信されないときには、前記第1、第2、第3、第4のビット数の和が前記固定ビット長に等しいことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (背景) 本発明は、無線通信に関し、特に、無線通信システムのフレーム内のトランス
ポート・チャネルおよび制御チャネルのフォーマットに関する。
【0002】 無線通信システムは従来より、送信フレーム内のデータ・チャネルおよび制御
チャネル多重化(multiplex)する。例えば、広帯域符号分割多元接続(W−C
DMA)のための標準規格である第三世代パートナーシップ・プロジェクト(3
GPP)では、固定長の送信フレーム内の異なる3つのデータ・チャネル(例え
ばトランスポート・チャネル)を多重化する。図1は、3GPP標準規格に従う
従来のフレームフォーマットを示す図である。図示のように、フレーム100は
、第1のトランスポート・チャネルに関するデータを保持する第1のフィールド
A 105を含む。フレーム100は追加的に、第2のトランスポート・チャネ
ルおよび第3のトランスポート・チャネルに関する情報をそれぞれ伝送するため
の第2のフィールドB 115およびフィールドC 120を含む。一般に、Aフ
ィールド105は重要な情報(例えば、音声符号化の場合には明瞭な音声を再生
するために最も重要な情報)を伝送するので、巡回冗長検査(CRC)ビット1
10が第1のフィールドA 105に追加的に付加され、第1のトランスポート
・チャネルに係る誤り検出機能を有する。Bフィールド115およびCフィール
ド120により伝送される情報は一般にそれほど重要ではないため、これらのフ
ィールドにはCRCビットは付加されない。
【0003】 図1に示すフレーム100内の各フレームは、単一の固定されたフレーム10
0内の開始位置および終了位置を有するように設計されうる。そうすると各フィ
ールドの位置の特定やデコードが容易になる。この場合、各フィールドの長さは
、対応するトランスポート・チャネルに関する最大予想ビットレートに対応でき
る十分な長さを有していなければならない。しかし、フィールド位置が固定され
ていると、トランスポート・チャネルがむだなデータを出力してフレーム100
内の関係するフィールドを埋めるという非効率な方法でシステム容量を使ってし
まうことになる。
【0004】 可変長フィールドを使用する(例えば、有効データトラヒックにある程度適応
するために、A,B,および/または、Cフィールドの長さを増減する)ことで
、固定フィールド位置により生じうる非効率を軽減することができる。例えば、
Aフィールド105の長さをあらかじめ定められた複数種類の長さのいずれかに
度々設定することができ、それによって可変レートで情報を送信することが可能
になる。受信したAフィールド105の実際の長さを求めるために、「ブライン
ド・レート検出(blind rate detection)」とよばれる処理が用いられる。この
方法によれば、フレームに特別に挿入されるレート情報を必要とせずに実際のデ
ータレートが求められる。あるブラインド・レート検出処理においては、受信機
は所定の複数の長さ候補のいずれかの長さ(例えば最小のもの)に仮定する。仮
定した長さを用いてAフィールド105が復号化(デコード)され、そのCRC
フィールド110(Aフィールド105の直後に規定される必要がある)が判定
される。CRCフィールド110が誤りが検出されなかったことを示す場合には
、仮定した長さは正しいと推定される。逆に誤りが検出された場合には、所定の
複数の長さ候補から別の長さ(例えば次に長いもの)が仮定され、CRCフィー
ルド110が誤りを示さなくなるまで処理が繰り返される。CRCフィールド1
10が誤りを示さなくなった時点で、Aフィールド105は正しくデコードされ
たと推定され、その長さは最後の仮定した長さであることがわかる。
【0005】 先述したとおり、Bフィールド115およびCフィールド120にはCRCビ
ットは付加されないのが一般的である。3GPP標準規格により定義されるよう
に、フレーム100は既知の長さであるから、Bフィールド115およびCフィ
ールド120の長さはAフィールド105の長さに対応して設定されなければな
らない。一般には、Aフィールド105の所定の複数の長さ候補の各々に対して
、Bフィールド115およびCフィールド120それぞれの長さが同様にあらか
じめ定められる。したがって、Bフィールド115およびCフィールド120の
開始位置はもちろんのこと、長さがいったん判ってしまえば、Aフィールド10
5の長さも判る。
【0006】 上記したAフィールド105、Bフィールド115、Cフィールド120に加
え、フレーム100において可変長制御チャネルDCCHが送信される場合があ
る。これはたまにしか送信されないものであるので、DCCHフィールドが常に
含まれるフレームフォーマットを規定するのではむだが多いであろう。そのため
、DCCHフィールドがCフィールド120からビットを「盗用する(steel)
」ことを認める方法でフレームフォーマットが規定される。しかし、DCCHフ
ィールドはその長さを変化させることも可能である。このことは、Cフィールド
から何ビット「盗用」したのか分からなくなるという問題を生じうる。
【0007】 図2に示すように、フレーム200の終端部に、Cフィールド201から「盗
用」したビットで形成されるDCCHフィールド203(関連するCRCフィー
ルドを含む)を位置させることが提案されている。Aフィールド105、Bフィ
ールド115は上記と同様の方法で求められる。Cフィールド201の長さを求
めるためにはDCCHフィールド203の長さを知ることが必要である。上記提
案においては、これは、とりうるDCCHの長さのうちのいずれか(例えば最小
のDCCHの長さ)を仮定し、フレーム200の終端からDCCHフィールド2
03をデコードすることによって行われる。このことが図2において逆向きの矢
印205によって示されている。デコードの結果、DCCHのCRCフィールド
よりまったく誤りが検出されなかった場合には、DCCHフィールド203の仮
定した長さが正しいと推定される。誤りが検出された場合には、異なるDCCH
の長さが仮定され、DCCHフィールド203が正しくデコードされるまで、ま
たは、DCCHフィールド203のデコードに失敗してDCCHフィールド20
3がフレーム200に存在しない(すなわち、Cフィールド201からビットが
まったく盗用されていない)ことを示すまで、処理が繰り返される。DCCHフ
ィールド203の長さがいったん判れば、Cフィールドの長さも求められる。
【0008】 この提案された解決策は多くの問題を呈する。まず、逆向きにビットを送信し
受信するフォーマットを実現することは困難である。また、提案されたフォーマ
ットは他のフォーマットと大きく異なる。これはまったく新しい種類の多重化の
標準化を必要とすることになろう。
【0009】 (概要) したがって本発明は、固定長のフレームに可変長のDCCHフィールドを間欠
的に含めることのできる多重化技術を提供することを目的とする。
【0010】 本発明の一側面によれば、通信システムにおける固定長のフレーム内にデータ
が多重化される。これは、第1のビット数を有する第1のトランスポート・チャ
ネルを送信するステップと、前記第1のトランスポート・チャネルに係る、第2
のビット数を有する第1の誤り検出ビットを送信するステップと、第3のビット
数を有する第2のトランスポート・チャネルを送信するステップと、第4のビッ
ト数を有する第3のトランスポート・チャネルを送信するステップと、第5のビ
ット数を有する制御チャネルを選択的に送信するステップとを有することで達成
される。さらに、前記制御チャネルは、前記第1の誤り検出ビットの送信後で、
前記第3のトランスポート・チャネルの送信前に送信され、前記制御チャネルが
前記フレームの一部として送信されるときには、前記第1、第2、第3、第4、
第5のビット数の和が前記固定ビット長に等しく、前記制御チャネルが前記フレ
ームの一部として送信されないときには、前記第1、第2、第3、第4のビット
数の和が前記固定ビット長に等しいことを特徴とする。
【0011】 本発明の別の側面によれば、前記制御チャネルは、前記第1の誤り検出ビット
と前記第2のトランスポート・チャネルとの間で送信される。あるいは、前記制
御チャネルは、前記第2のトランスポート・チャネルと前記第3のトランスポー
ト・チャネルとの間で送信される。
【0012】 本発明の別の側面によれば、前記第5のビット数のビットには前記制御チャネ
ルに係る誤り検出ビットが更に含まれる。
【0013】 本発明の更に別の側面によれば、通信システムにおける固定ビット長のフレー
ムとして受信した多重化データがデコードされる。これは、前記フレームに含ま
れる第1のトランスポート・チャネルの第1の長さを求め、当該第1のトランス
ポート・チャネルをデコードするステップと、前記第1の長さの関数である第2
の長さを有する第2のビット・グループをデコードするステップと、前記第2の
ビット・グループに当該第2のビット・グループに係る誤り検出ビットが含まれ
ているか否かを判定するステップとを有することで達成される。そして、前記第
2のビット・グループに係る誤り検出ビットが前記フレームに含まれているとき
は、前記第1および第2の長さの関数である第2のトランスポート・チャネルの
第3の長さおよび開始位置を求め、当該第2のトランスポート・チャネルをデコ
ードする。他方、前記第2のビット・グループに係る誤り検出ビットが前記フレ
ームに含まれていないときには、デコードした当該第2のビット・グループを、
デコードされた前記第2のトランスポート・チャネルとして用いる。さらに、前
記第1のトランスポート・チャネルをデコードする前記ステップ、および、前記
第2のビット・グループをデコードする前記ステップは、同一の方向に行われる
ことを特徴とする。
【0014】 本発明の別の側面によれば、前記第1のトランスポート・チャネルのデコード
後で、前記第2のビット・グループのデコード前に、前記第1の長さのみの関数
である第4の長さを有する第3のトランスポート・チャネルがデコードされる。
【0015】 あるいは、前記第3のトランスポート・チャネルは、前記第1のトランスポー
ト・チャネルおよび前記第2のビット・グループの両方のデコード後にデコード
される。かかる実施形態では、前記第3のトランスポート・チャネルは、前記第
1の長さのみの関数である第4の長さを有する。
【0016】 あるいは、前記第3のトランスポート・チャネルは、前記第1および第2の長
さの両方の関数である第4の長さを有する。
【0017】 本発明の更に別の実施形態においては、通信システムにおける固定ビット長の
フレーム内にデータを多重化する方法であって、合わせて第1のビット数を有す
る1または2以上のトランスポート・チャネルの第1のグループを送信するステ
ップと、前記第1のグループの1または2以上のトランスポート・チャネルに係
る、第2のビット数を有する第1の誤り検出ビットを送信するステップと、合わ
せて第3のビット数を有する1または2以上のトランスポート・チャネルの第2
のグループを送信するステップと、合わせて第4のビット数を有する1または2
以上のトランスポート・チャネルの第3のグループを送信するステップと、第5
のビット数を有する制御チャネルを選択的に送信するステップとを有し、前記制
御チャネルは、前記第1のグループおよび前記第1の誤り検出ビットの送信後で
、前記第3のグループの送信後に送信され、前記制御チャネルが前記フレームの
一部として送信されるときには、前記第1、第2、第3、第4、第5のビット数
の和が前記固定ビット長に等しく、前記制御チャネルが前記フレームの一部とし
て送信されないときには、前記第1、第2、第3、第4のビット数の和が前記固
定ビット長に等しいことを特徴とする。
【0018】 本発明の更に他の実施形態においては、通信システムにおける固定長のフレー
ムとして受信した多重化データがデコードされる。これは、前記フレームに含ま
れる1または2以上のトランスポート・チャネルの第1のグループの第1の長さ
を求め、当該第1のグループをデコードするステップと、前記第1の長さの関数
である第2の長さを有する第2のビット・グループをデコードするステップと、
前記第2のビット・グループに当該第2のビット・グループに係る誤り検出ビッ
トが含まれているか否かを判定するステップとを有することで達成される。前記
第2のビット・グループに係る誤り検出ビットが前記フレームに含まれていると
きは、前記第1および第2の長さの関数である1または2以上のトランスポート
・チャネルの第2のグループの第3の長さおよび開始位置を求め、当該第2のグ
ループがデコードされる。一方、前記第2のビット・グループに当該第2のビッ
ト・グループに係る誤り検出ビットが前記フレームに含まれていないときには、
デコードした当該第2のビット・グループが、デコードされた前記第2のグルー
プとして用いられる。この場合、前記第1のグループをデコードする前記ステッ
プ、および、前記第2のビット・グループをデコードする前記ステップは、同一
の方向に行われることを特徴とする。
【0019】 (詳細な説明) 以下、図面を参照して本発明のさまざまな特徴を説明する。図中、同様の構成
要素には同一の参照符号を付してある。多数の実施形態を開示するが、発明の理
解の助けとなるように、コンピュータシステムの構成要素によって実行される動
作(例えば、ビットおよび/またはビット・フィールドをさまざまな配列で生成
すること)のシーケンスの観点から、発明を多面的に説明する。各実施形態にお
いて、専用の回路(例えば、特別の機能を実行するためのディスクリート論理ゲ
ート結合型)によって、1または2以上のプロセッサにより実行されるプログラ
ム命令によって、あるいは両方の組み合わせによって、さまざまな動作が行われ
うることが認識されよう。本発明はさらに、以下に開示する技術をプロセッサに
実行させる好適なコンピュータ命令セットを、あらゆる形態のコンピュータ読取
り可能な記憶媒体に記憶することですべて実現されうると考えられる。したがっ
て、本発明のさまざまな側面が多くの異なる形態で実現され、かかるすべての形
態が本発明の範囲に含まれると考えられる。本発明のさまざまな側面の各々に対
するあらゆる実施形態が、以下に説明する動作を実行するように構成された「ロ
ジック手段」として本発明の範囲に関係してくる。
【0020】 図3は、本発明の第1の実施形態における多重化フォーマットのブロック図で
ある。同図中、フレーム300は、従来技術と同様、Aフィールド105および
CRCフィールド110を有する。Aフィールド105は可変長フィールドであ
り、その長さは上記したように求められる。すなわち、1または2以上のとりう
る長さを仮定し、CRCフィールド110が誤りがないことを示すこときの仮定
を求めることにより行われる。フレーム300はさらに、Bフィールド303お
よびCフィールド305を含む。また、可変長のDCCH+CRCフィールド3
01をフレーム300に含めることが可能である(ただし必要ではない)。DC
CH+CRCフィールド301が存在しないときは、Bフィールド303および
Cフィールド305はその順序で、CRCフィールド110の直後に配される。
この場合、Bフィールド303およびCフィールド305はAフィールド105
の長さから求められる。Aフィールド105の長さがいったん判れば、Bフィー
ルド303およびCフィールド305それぞれの長さが同様に判る。
【0021】 本発明の一側面によれば、DCCH+CRCフィールド301がフレーム30
0に含められるときは、DCCH+CRCフィールド301は、CRCフィール
ド110の後で、かつ、Bフィールド303の前の位置にのみ配置される。フレ
ーム300は、図4に示すような工程を(例えば、プログラムされたプロセッサ
によって)実行することでデコードすることができる。まず、Aフィールド10
5の長さを仮定する(ステップ401)。この仮定した長さを用いて、フレーム
300の開始位置に配置されていることが分かっているAフィールド105のデ
コードを試みる(ステップ403)。そして、CRCフィールド110がデコー
ド処理中に誤りが生じたことを示しているか否かを判断する(ステップ405)
。誤りが生じた場合には、Aフィールド105に対する新たな長さを仮定し(ス
テップ407)、デコード処理(ステップ403)を繰り返す。
【0022】 最終的にはAフィールド105に対する正しい長さが仮定され、誤りが生じて
いないことが判断ブロック405で判断されることになる。そうすると、Aフィ
ールド105をデコードして、ここでその長さを知ることができる。次に、DC
CH+CRCフィールド301が存在するかどうかを調べ、存在する場合にはそ
の長さを求めなければならない。これは、DCCH+CRCフィールド301の
第1の(例えば、0ではない最小の)長さを仮定することで行われる(ステップ
409)。この仮定した長さを用いて、CRCフィールド110の直後のビット
をデコードする(ステップ411)。その後、DCCHのCRCフィールドがデ
コード処理中に誤りが生じたことを示しているか否かを判断する(ステップ41
5)。誤りが生じた場合には、DCCH+CRCフィールド301のとりうる長
さ候補が残っているか否かの判断を行う(ステップ415)。残っている場合に
は、それらとりうる長さ候補のうちの次の候補の長さを新たに仮定して(ステッ
プ417)、デコード処理(ステップ411)を繰り返す。
【0023】 DCCH+CRCフィールド301が存在するときは、その実際の長さが最終
的に仮定され、デコード処理中に誤りが生じない結果となる(判断ブロック41
3から“NO”の経路を進む)。この場合には、Aフィールド105およびDC
CH+CRCフィールド301の実際の長さが判ることになり、Bフィールド3
03、Cフィールド305の開始位置のみならずそれぞれの長さもが求められる
(ステップ419)。このステップの実行において、DCCH+CRCフィール
ド301(存在する場合)がビットを盗用したのはBフィールド303からなの
かCフィールド305からなのかを知ることが必要であることに注意しなければ
ならない。これは、多くの方法がある中のいずれかで共通化できる。例えば、B
フィールド303の長さが、その通常の長さ(Aフィールド105の長さによっ
て規定される場合の長さ)から盗用されたビット数を減じた長さで与えられるよ
うに、DCCH+CRCフィールドのビットのすべてをBフィールド303から
盗用することを必要とする方法。別の方法として、DCCH+CRCフィールド
301のいくつかのビットをBフィールド303から盗用し、残りのビットをC
フィールド305から盗用する、という方法もある。
【0024】 判断ブロック415において、DCCH+CRCフィールド301が存在しな
い場合には、結局とりうるすべてのゼロでない長さ候補が仮定され不成功に終わ
ることになる(判断ブロック415から“YES”の経路を進む)。この場合、
Aフィールド105の実際の長さが判り、DCCH+CRCフィールド301は
存在しないので、その長さは無関係になる。したがって、Bフィールド303お
よびCフィールド305の開始位置のみならずそれぞれの長さを、Aフィールド
105の長さから求めることができる(ステップ421)。
【0025】 BフィールドおよびCフィールドの長さおよび開始位置がいったん判れば、そ
れぞれ公知の手法を用いてデコードすることができる(ステップ423,425
)。
【0026】 本発明の別の実施形態によるフレーム500は、図5に示すような多重化フォ
ーマットを有する。ここで、フレーム500は、従来と同様にAフィールド10
5およびCRCフィールド110を有する。Aフィールド105は可変長フィー
ルドであり、その長さは上記したような方法で求められる。すなわち、1または
2以上のとりうる長さを仮定し、CRCフィールド110が誤りがないことを示
すこときの仮定を求めることにより行われる。フレーム500はさらに、Bフィ
ールド501およびCフィールド505を含む。また、可変長のDCCH+CR
Cフィールド503をフレーム500に含めることが可能である(ただし必要で
はない)。DCCH+CRCフィールド503が存在しないときは、Bフィール
ド501およびCフィールド505はその順序で、CRCフィールド110の直
後の配される。この場合、Bフィールド501およびCフィールド505の長さ
はAフィールド105の長さから求められる。Aフィールド105の長さがいっ
たん判れば、Bフィールド501およびCフィールド305それぞれの長さが同
様に判る。
【0027】 本発明の一側面によれば、DCCH+CRCフィールド503がフレーム50
0に含められるときは、DCCH+CRCフィールド503は、Bフィールド5
01の後で、かつ、Cフィールド505の前の位置にのみ配置される。フレーム
500は、図6に示すような工程を(例えば、プログラムされたプロセッサによ
って)実行することでデコードすることができる。まず、Aフィールド105の
長さを仮定する(ステップ601)。この仮定した長さを用いて、フレーム50
0の開始位置に配置されていることが分かっているAフィールド105のデコー
ドを試みる(ステップ603)。そして、CRCフィールド110がデコード処
理中に誤りが生じたことを示しているか否かを判断する(ステップ605)。誤
りが生じた場合には、Aフィールド105に対する新たな長さを仮定し(ステッ
プ607)、デコード処理(ステップ603)を繰り返す。
【0028】 最終的にはAフィールド105に対する正しい長さが仮定され、誤りが生じて
いないことが判断ブロック605で判断されることになる。そうすると、Aフィ
ールド105をデコードして、ここでその長さを知ることができる。Aフィール
ド105の長さが判ると、Bフィールド501の長さも判る(すなわち、Aフィ
ールド105の長さの各候補に対応するBフィールド501の長さもあらかじめ
規定されている。)(ステップ609)。Bフィールド501はAフィールド1
05の直後にあることも分かっているので、Bフィールド501はただちにデコ
ードされる(ステップ611)。
【0029】 次に、DCCH+CRCフィールド503が存在するかどうかを調べ、存在す
る場合にはその長さを求めなければならない。これは、DCCH+CRCフィー
ルド503の第1の(例えば、0ではない最小の)長さを仮定することで行われ
る(ステップ613)。この仮定した長さを用いて、Bフィールド501の直後
のビットをデコードする(ステップ615)。その後、DCCHのCRCフィー
ルドがデコード処理中に誤りが生じたことを示しているか否かを判断する(ステ
ップ617)。誤りが生じた場合には、DCCH+CRCフィールド503のと
りうる長さ候補が残っているか否かの判断を行う(ステップ619)。残ってい
る場合には、それらとりうる長さ候補のうちの次の候補の長さを新たに仮定して
(ステップ621)、デコード処理(ステップ615)を繰り返す。
【0030】 DCCH+CRCフィールド503が存在するときは、その実際の長さが最終
的に仮定され、デコード処理中に誤りが生じない結果となる(判断ブロック61
7から“NO”の経路を進む)。この場合には、Aフィールド105、Bフィー
ルド501、そしてDCCH+CRCフィールド503の実際の長さが判ること
になり、Cフィールド505の開始位置のみならずその長さもが求められる(ス
テップ623)。このステップの実行において留意すべきことは、デコードにあ
たりDCCH+CRCフィールド503がCフィールド505からビットを盗用
することを要するということである。
【0031】 判断ブロック619において、DCCH+CRCフィールド503が存在しな
い場合には、結局とりうるすべてのゼロでない長さ候補が仮定され不成功に終わ
ることになる(判断ブロック619から“YES”の経路を進む)。この場合、
Aフィールド105およびBフィールド501の実際の長さが判り、DCCH+
CRCフィールド503は存在しないので、その長さは無関係になる。したがっ
て、Cフィールド505の開始位置のみならずその長さを、Aフィールド105
およびBフィールド501の長さに基づいて求めることができる(ステップ62
5)。
【0032】 Cフィールド505の長さおよび開始位置がいったん判れば、公知の手法を用
いてデコードすることができる(ステップ627)。
【0033】 上述した実施形態のそれぞれに適用可能な技術的事項についていくつか説明す
る。まず、レート・マッチングを適用する場合には、使用されるレートまたは多
重化とは関係なく、レート・マッチング位置がすべて等しくなるべきである。具
体的には、レート・マッチングは、データのフィールド長が実チャネルに整合可
能にすることが望まれるときに、いくつかのビットをパンクチャ(pucture)し
、あるいは、いくつかのビットを反復する(すなわちパディングとして用いる)
ための符号化の後に使用される。トランスポート・チャネルが異なる長さを仮定
できるときに、レート・マッチングは、送信データ長を増減して実チャネルのサ
イズに整合させる必要がある。上述したブラインド・レート検出の手法において
は、送信フォーマットに関係なく、同一のビットが反復されるべきであり(パデ
ィングの場合)、同一のビットがパンクチャされるべきである。例えば、反復さ
れ(パディングの場合)、または、除去される(パンクチャする場合)のがビッ
ト番号3であるとした場合には、これがトランスポート・チャネルのとりうる各
々の長さに対する場合に適用されるべきである。このことは上記の仮定したデコ
ードを行うことを確実にするであろう。
【0034】 さらに、DCCH+CRCフィールド301,503が送信されず、DCCH
+CRCフィールド301,503およびBフィールド303またはCフィール
ド505が同一の符号、同一のレート・マッチングで符号化されたときは、予想
するCRCが検出されない場合にDCCHのデコードを終えることができ、これ
は、既知の長さの次のフィールド(図3のフォーマットを用いる場合にはBフィ
ールド303、図5のフォーマットを用いる場合にはCフィールド505)が替
わってデコードされることを意味する。このように、Bフィールド303または
Cフィールド505を替わりにデコードするのに特別なステップは必要ないので
、効率よく処理を行うことができる。
【0035】 本発明は、従来の技術に対して多くの利点を提供する。例えば、レートを検出
するためのいくらかのデコード処理ループを必要とせずに、可変位置フォーマッ
トに対するブラインド・レート検出を実現することが可能である。また、通常の
ビット順序が使用されるので、レート・マッチング手法における特別の処理が必
要ない。さらに、Cフィールドの長さ、Bフィールドの長さ、またはCおよびB
フィールドを結合した長さ、までの任意のビット数を盗用することが可能である
【0036】 以上、特定の実施形態を参照して本発明を説明した。ただし、上述した好適な
実施形態とは異なる形態でも発明を実現できることは明らかであろう。これは本
発明の主旨から逸脱することなくなされうる。
【0037】 例えば、A,B,Cのフィールドで示される3つのトランスポート・チャネル
だけを含む実施形態により本発明を説明したが、ここに開示した発明思想は、規
定したフレームが3以上のフィールドを有する他の実施形態にも適用されうるこ
とが理解されよう。より一般的には、フレームは、1または2以上のトランスポ
ート・チャネルの第1のグループ(上述の実施形態におけるAフィールド105
で示した1のトランスポート・チャネルに対応する);1または2以上のトラン
スポート・チャネルの第2のグループ(Bフィールド303,501で示した1
のトランスポート・チャネルに対応する);そして、1または2以上のトランス
ポート・チャネルの第3のグループ(Cフィールド305,505で示した1の
トランスポート・チャネルに対応する)、を含むと考えることができる。第1の
グループ内のトランスポート・チャネルは互いにすべて同じ長さである必要はな
い。第2のグループ内のトランスポート・チャネルも互いにすべて同じ長さであ
る必要はない。第3のグループ内のトランスポート・チャネルも互いにすべて同
じ長さである必要はない。第1のグループを形成するトランスポート・チャネル
間には、誤り検出ビット(例えばCRCビット)の1または2以上のグループを
配置することもできる。第1のグループ内の各トランスポート・チャネルが自身
の誤り検出ビットのグループを有する必要はない。
【0038】 本発明をより一般化して表現すると、DCCH+CRCフィールドが存在する
とき、そのDCCH+CRCフィールドは、第1のグループおよび関係する誤り
検出ビットの任意のグループの両方の後であって、1または2以上のトランスポ
ート・チャネルの第3のグループの前の、任意の位置に配置することができる。
これらの状況の下でブラインド・レート検出を行う場合、上述の実施形態の概要
は次のようになる。まず、1または2以上のトランスポート・チャネルの第1の
グループの長さを求める。これは、第1のグループを形成する1または2以上の
トランスポート・チャネルの、異なる長さを仮定することを含み、そして、例え
ば、1または2以上の誤り検出ビットのグループに基づいて、上記仮定が正しい
か否かを判断する。第1のグループの長さが求められると、制御チャネル(DC
CH+CRC)が存在する場合で、その制御チャネルが1または2以上のトラン
スポート・チャネルの第2のグループの直前にないときは、第2のグループの長
さもここで判る。制御チャネル(DCCH+CRC)の位置がどこにあっても、
その制御チャネルが存在しているかぎりその開始位置は予測できる(第2のグル
ープの前か後)ので、とりうる長さが仮定され、上述したような関係するCRC
フィールドにより誤りの有無を判断する。DCCH+CRCフィールドの長さ(
長さ0となる可能性を含み、この場合は存在しないことを意味する)がいったん
判れば、トランスポート・チャネルの残りのグループの長さのみならず開始位置
も判り、これらのトランスポート・チャネルを上述の如くデコードすることがで
きる(DCCH+CRCフィールドを含むデコードしたフィールドの長さを、フ
レームの全長から減じるとトランスポート・チャネルの残りのグループの長さが
判る。)。
【0039】 したがって、好適な実施形態はあくまで説明のためのものであって、限定的に
捉えるべきではない。本発明の範囲は上述の説明からではなく請求の範囲によっ
て定められ、あらゆる改変、均等物がその請求の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のフレームフォーマットのブロック図である。
【図2】 フレーム200の終端部にDCCHフィールドが位置する、従来のフレームフ
ォーマットのブロック図である。
【図3】 本発明の一実施形態による多重化フォーマットのブロック図である。
【図4】 本発明によるフレームをデコードする工程を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の他の実施形態による多重化フォーマットのブロック図である。
【図6】 本発明の他の実施形態によるフレームをデコードする工程を示すフローチャー
トである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW Fターム(参考) 5K028 BB04 KK01 MM09 MM12 5K067 AA23 BB04 CC10 DD27 DD51 EE02 HH21 HH25

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信システムにおける固定ビット長のフレーム内にデータを
    多重化する方法であって、 第1のビット数を有する第1のトランスポート・チャネルを送信するステップ
    と、 前記第1のトランスポート・チャネルに係る、第2のビット数を有する第1の
    誤り検出ビットを送信するステップと、 第3のビット数を有する第2のトランスポート・チャネルを送信するステップ
    と、 第4のビット数を有する第3のトランスポート・チャネルを送信するステップ
    と、 第5のビット数を有する制御チャネルを選択的に送信するステップと、 を有し、 前記制御チャネルは、前記第1の誤り検出ビットの送信後で、前記第3のトラ
    ンスポート・チャネルの送信前に送信され、 前記制御チャネルが前記フレームの一部として送信されるときには、前記第1
    、第2、第3、第4、第5のビット数の和が前記固定ビット長に等しく、 前記制御チャネルが前記フレームの一部として送信されないときには、前記第
    1、第2、第3、第4のビット数の和が前記固定ビット長に等しい、 ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記制御チャネルは、前記第1の誤り検出ビットと前記第2
    のトランスポート・チャネルとの間で送信されることを特徴とする請求項1に記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 前記制御チャネルは、前記第2のトランスポート・チャネル
    と前記第3のトランスポート・チャネルとの間で送信されることを特徴とする請
    求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第5のビット数のビットには前記制御チャネルに係る誤
    り検出ビットが更に含まれることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 通信システムにおける固定ビット長のフレームとして受信し
    た多重化データをデコードする方法であって、 前記フレームに含まれる第1のトランスポート・チャネルの第1の長さを求め
    、当該第1のトランスポート・チャネルをデコードするステップと、 前記第1の長さの関数である第2の長さを有する第2のビット・グループをデ
    コードするステップと、 前記第2のビット・グループに当該第2のビット・グループに係る誤り検出ビ
    ットが含まれているか否かを判定するステップと、 前記第2のビット・グループに係る誤り検出ビットが前記フレームに含まれて
    いるときに、前記第1および第2の長さの関数である第2のトランスポート・チ
    ャネルの第3の長さおよび開始位置を求め、当該第2のトランスポート・チャネ
    ルをデコードするステップと、 前記第2のビット・グループに係る誤り検出ビットが前記フレームに含まれて
    いないときに、デコードした当該第2のビット・グループを、デコードされた前
    記第2のトランスポート・チャネルとして用いるステップと、 を有し、 前記第1のトランスポート・チャネルをデコードする前記ステップ、および、
    前記第2のビット・グループをデコードする前記ステップは、同一の方向に行わ
    れることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 前記第1のトランスポート・チャネルのデコード後で、前記
    第2のビット・グループのデコード前に、前記第1の長さのみの関数である第4
    の長さを有する第3のトランスポート・チャネルをデコードするステップを更に
    有することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記第1のトランスポート・チャネルおよび前記第2のビッ
    ト・グループの両方のデコード後に、第3のトランスポート・チャネルをデコー
    ドするステップを更に有することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記第3のトランスポート・チャネルは、前記第1の長さの
    みの関数である第4の長さを有することを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記第3のトランスポート・チャネルは、前記第1および第
    2の長さの両方の関数である第4の長さを有することを特徴とする請求項7に記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 通信システムにおける固定ビット長のフレーム内にデータ
    を多重化する方法であって、 合わせて第1のビット数を有する1または2以上のトランスポート・チャネル
    の第1のグループを送信するステップと、 前記第1のグループの1または2以上のトランスポート・チャネルに係る、第
    2のビット数を有する第1の誤り検出ビットを送信するステップと、 合わせて第3のビット数を有する1または2以上のトランスポート・チャネル
    の第2のグループを送信するステップと、 合わせて第4のビット数を有する1または2以上のトランスポート・チャネル
    の第3のグループを送信するステップと、 第5のビット数を有する制御チャネルを選択的に送信するステップと、 を有し、 前記制御チャネルは、前記第1のグループおよび前記第1の誤り検出ビットの
    送信後で、前記第3のグループの送信後に送信され、 前記制御チャネルが前記フレームの一部として送信されるときには、前記第1
    、第2、第3、第4、第5のビット数の和が前記固定ビット長に等しく、 前記制御チャネルが前記フレームの一部として送信されないときには、前記第
    1、第2、第3、第4のビット数の和が前記固定ビット長に等しい、 ことを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 前記制御チャネルは、前記第1の誤り検出ビットと前記第
    2のグループとの間で送信されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記制御チャネルは、前記第2のグループと前記第3のグ
    ループとの間で送信されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記第5のビット数のビットには前記制御チャネルに係る
    誤り検出ビットが更に含まれることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  14. 【請求項14】 通信システムにおける固定長のフレームとして受信した多
    重化データをデコードする方法であって、 前記フレームに含まれる1または2以上のトランスポート・チャネルの第1の
    グループの第1の長さを求め、当該第1のグループをデコードするステップと、 前記第1の長さの関数である第2の長さを有する第2のビット・グループをデ
    コードするステップと、 前記第2のビット・グループに当該第2のビット・グループに係る誤り検出ビ
    ットが含まれているか否かを判定するステップと、 前記第2のビット・グループに係る誤り検出ビットが前記フレームに含まれて
    いるときに、前記第1および第2の長さの関数である1または2以上のトランス
    ポート・チャネルの第2のグループの第3の長さおよび開始位置を求め、当該第
    2のグループをデコードするステップと、 前記第2のビット・グループに当該第2のビット・グループに係る誤り検出ビ
    ットが前記フレームに含まれていないときに、デコードした当該第2のビット・
    グループを、デコードされた前記第2のグループとして用いるステップと、 を有し、 前記第1のグループをデコードする前記ステップ、および、前記第2のビット
    ・グループをデコードする前記ステップは、同一の方向に行われることを特徴と
    する方法。
  15. 【請求項15】 前記第1のグループのデコード後で、前記第2のビット・
    グループのデコード前に、前記第1の長さのみの関数である第4の長さを有する
    、1または2以上のトランスポート・チャネルの第3のグループをデコードする
    ステップを更に有することを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記第1のグループおよび前記第2のビット・グループの
    両方のデコード後に、前記第3のグループをデコードするステップを更に有する
    ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記第3のグループは、前記第1の長さのみの関数である
    第4の長さを有することを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記第3のグループは、前記第1および第2の長さの両方
    の関数である第4の長さを有することを特徴とする請求項16に記載の方法。
  19. 【請求項19】 通信システムにおける固定ビット長のフレーム内にデータ
    を多重化する装置であって、 第1のビット数を有する第1のトランスポート・チャネルを送信するように構
    成されたロジック手段と、 前記第1のトランスポート・チャネルに係る、第2のビット数を有する第1の
    誤り検出ビットを送信するように構成されたロジック手段と、 第3のビット数を有する第2のトランスポート・チャネルを送信するように構
    成されたロジック手段と、 第4のビット数を有する第3のトランスポート・チャネルを送信するように構
    成されたロジック手段と、 第5のビット数を有する制御チャネルを選択的に送信するように構成されたロ
    ジック手段と、 を備え、 前記制御チャネルは、前記第1の誤り検出ビットの送信後で、前記第3のトラ
    ンスポート・チャネルの送信前に送信され、 前記制御チャネルが前記フレームの一部として送信されるときには、前記第1
    、第2、第3、第4、第5のビット数の和が前記固定ビット長に等しく、 前記制御チャネルが前記フレームの一部として送信されないときには、前記第
    1、第2、第3、第4のビット数の和が前記固定ビット長に等しい、 ことを特徴とする装置。
  20. 【請求項20】 前記制御チャネルは、前記第1の誤り検出ビットと前記第
    2のトランスポート・チャネルとの間で送信されることを特徴とする請求項19
    に記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記制御チャネルは、前記第2のトランスポート・チャネ
    ルと前記第3のトランスポート・チャネルとの間で送信されることを特徴とする
    請求項19に記載の装置。
  22. 【請求項22】 前記第5のビット数のビットには前記制御チャネルに係る
    誤り検出ビットが更に含まれることを特徴とする請求項19に記載の装置。
  23. 【請求項23】 通信システムにおける固定ビット長のフレームとして受信
    した多重化データをデコードする装置であって、 前記フレームに含まれる第1のトランスポート・チャネルの第1の長さを求め
    、当該第1のトランスポート・チャネルをデコードするように構成された第1の
    デコード・ロジック手段と、 前記第1の長さの関数である第2の長さを有する第2のビット・グループをデ
    コードするように構成された第2のデコード・ロジック手段と、 前記第2のビット・グループに当該第2のビット・グループに係る誤り検出ビ
    ットが含まれているか否かを判定するように構成された判定ロジック手段と、 前記第2のビット・グループに係る誤り検出ビットが前記フレームに含まれて
    いるときに、前記第1および第2の長さの関数である第2のトランスポート・チ
    ャネルの第3の長さおよび開始位置を求め、当該第2のトランスポート・チャネ
    ルをデコードする第1の処理を行うように構成されたロジック手段と、 前記第2のビット・グループに係る誤り検出ビットが前記フレームに含まれて
    いないときに、デコードした当該第2のビット・グループを、デコードされた前
    記第2のトランスポート・チャネルとして用いる第2の処理を行うように構成さ
    れたロジック手段と、 を備え、 前記第1のトランスポート・チャネルおよび前記第2のビット・グループは、
    同一の方向にデコードされることを特徴とする装置。
  24. 【請求項24】 前記第1のトランスポート・チャネルのデコード後で、前
    記第2のビット・グループのデコード前に、前記第1の長さのみの関数である第
    4の長さを有する第3のトランスポート・チャネルをデコードする第3の処理を
    行うように構成されたロジック手段を更に備えることを特徴とする請求項23に
    記載の装置。
  25. 【請求項25】 前記第1のトランスポート・チャネルおよび前記第2のビ
    ット・グループの両方がデコードされた後に、第3のトランスポート・チャネル
    をデコードする第3の処理を行うように構成されたロジック手段を更に備えるこ
    とを特徴とする請求項23に記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記第3のトランスポート・チャネルは、前記第1の長さ
    のみの関数である第4の長さを有することを特徴とする請求項25に記載の装置
  27. 【請求項27】 前記第3のトランスポート・チャネルは、前記第1および
    第2の長さの両方の関数である第4の長さを有することを特徴とする請求項25
    に記載の装置。
  28. 【請求項28】 通信システムにおける固定ビット長のフレーム内にデータ
    を多重化する装置であって、 合わせて第1のビット数を有する1または2以上のトランスポート・チャネル
    の第1のグループを送信するように構成されたロジック手段と、 前記第1のグループの1または2以上のトランスポート・チャネルに係る、第
    2のビット数を有する第1の誤り検出ビットを送信するように構成されたロジッ
    ク手段と、 合わせて第3のビット数を有する1または2以上のトランスポート・チャネル
    の第2のグループを送信するように構成されたロジック手段と、 合わせて第4のビット数を有する1または2以上のトランスポート・チャネル
    の第3のグループを送信するように構成されたロジック手段と、 第5のビット数を有する制御チャネルを選択的に送信するように構成されたロ
    ジック手段と、 を備え、 前記制御チャネルは、前記第1のグループおよび前記第1の誤り検出ビットの
    送信後で、前記第3のグループの送信後に送信され、 前記制御チャネルが前記フレームの一部として送信されるときには、前記第1
    、第2、第3、第4、第5のビット数の和が前記固定ビット長に等しく、 前記制御チャネルが前記フレームの一部として送信されないときには、前記第
    1、第2、第3、第4のビット数の和が前記固定ビット長に等しい、 ことを特徴とする装置。
  29. 【請求項29】 前記制御チャネルは、前記第1の誤り検出ビットと前記第
    2のグループとの間で送信されることを特徴とする請求項28に記載の装置。
  30. 【請求項30】 前記制御チャネルは、前記第2のグループと前記第3のグ
    ループとの間で送信されることを特徴とする請求項28に記載の装置。
  31. 【請求項31】 前記第5のビット数のビットには前記制御チャネルに係る
    誤り検出ビットが更に含まれることを特徴とする請求項28に記載の装置。
  32. 【請求項32】 通信システムにおける固定長のフレームとして受信した多
    重化データをデコードする装置であって、 前記フレームに含まれる1または2以上のトランスポート・チャネルの第1の
    グループの第1の長さを求め、当該第1のグループをデコードするように構成さ
    れた第1のデコード・ロジック手段と、 前記第1の長さの関数である第2の長さを有する第2のビット・グループをデ
    コードするように構成された第2のデコード・ロジック手段と、 前記第2のビット・グループに当該第2のビット・グループに係る誤り検出ビ
    ットが含まれているか否かを判定するように構成された判定ロジック手段と、 前記第2のビット・グループに係る誤り検出ビットが前記フレームに含まれて
    いるときに、前記第1および第2の長さの関数である1または2以上のトランス
    ポート・チャネルの第2のグループの第3の長さおよび開始位置を求め、当該第
    2のグループをデコードする第1の処理を行うように構成されたロジック手段と
    、 前記第2のビット・グループに当該第2のビット・グループに係る誤り検出ビ
    ットが前記フレームに含まれていないときに、デコードした当該第2のビット・
    グループを、デコードされた前記第2のグループとして用いる第2の処理を行う
    ように構成されたロジック手段と、 を備え、 前記第1のグループおよび前記第2のビット・グループは、同一の方向にデコ
    ードされることを特徴とする装置。
  33. 【請求項33】 前記第1のグループがデコードされた後で、前記第2のビ
    ット・グループがデコードされる前に、前記第1の長さのみの関数である第4の
    長さを有する、1または2以上のトランスポート・チャネルの第3のグループを
    デコードする第3の処理を行うように構成されたロジック手段を更に備えること
    を特徴とする請求項32に記載の装置。
  34. 【請求項34】 前記第1のグループおよび前記第2のビット・グループの
    両方がデコードされた後に、前記第3のグループをデコードする第3の処理を行
    うように構成されたロジック手段を更に備えることを特徴とする請求項32に記
    載の装置。
  35. 【請求項35】 前記第3のグループは、前記第1の長さのみの関数である
    第4の長さを有することを特徴とする請求項34に記載の装置。
  36. 【請求項36】 前記第3のグループは、前記第1および第2の長さの両方
    の関数である第4の長さを有することを特徴とする請求項34に記載の装置。
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