JP2003508650A - 紙もしくは板紙の表面処理、およびこの目的のための試薬 - Google Patents

紙もしくは板紙の表面処理、およびこの目的のための試薬

Info

Publication number
JP2003508650A
JP2003508650A JP2001521834A JP2001521834A JP2003508650A JP 2003508650 A JP2003508650 A JP 2003508650A JP 2001521834 A JP2001521834 A JP 2001521834A JP 2001521834 A JP2001521834 A JP 2001521834A JP 2003508650 A JP2003508650 A JP 2003508650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
paperboard
treated
printing
solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001521834A
Other languages
English (en)
Inventor
コーラー,アヒム
マルティン,ゲルト
バイグル,クリスティアン
バイグル,ヨセフ
Original Assignee
クラリアント インターナショナル リミティド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by クラリアント インターナショナル リミティド filed Critical クラリアント インターナショナル リミティド
Publication of JP2003508650A publication Critical patent/JP2003508650A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H19/00Coated paper; Coating material
    • D21H19/10Coatings without pigments
    • D21H19/14Coatings without pigments applied in a form other than the aqueous solution defined in group D21H19/12
    • D21H19/24Coatings without pigments applied in a form other than the aqueous solution defined in group D21H19/12 comprising macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D21H19/28Polyesters
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H21/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties
    • D21H21/14Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties characterised by function or properties in or on the paper
    • D21H21/30Luminescent or fluorescent substances, e.g. for optical bleaching

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)
  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 表面処理活性成分(W)の水性溶液(L)を、親水性の紙もしくは板紙シート(B)に付着させることによる、紙もしくは板紙の表面処理であり、(W)は、 有するポリエチレングリコール、ならびにさらなる処理剤および/または配合剤である任意の少くとも1つの添加剤を含み、そして(L)で処理された紙もしくは板紙シートは平滑化ロールを通って送られ、乾燥される。製造された表面処理紙および表面処理板紙(B)、この目的のための表面処理剤、およびグラフィク処理のための基板としての、表面処理紙もしくは板紙の使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 特に高速製紙機械を有する、今日の製紙および板紙(board)製造におい
て、次のような増大する品質要求の達成は紙の製造者への挑戦をますます示す: 1.高光沢および平滑度であり、強度の減少および「カレンダー黒化」(“c
alender blackening”)を回避する。
【0002】 2.高表面強度、製造および処理の間に、妨害するほこり(dusting)
およびはげ落ち(flaking)を生じさせない(特に、カレンダー仕上げの
間のカレンダーロールへの、または印刷時のゴムブランケットへの、堆積)。
【0003】 3.たとえば、度々発生する「折りたたみ破損」(“fold breaki
ng”)を防止するために紙の処理特性の改良。
【0004】 4.多年にわたり進行している、紙および板紙の高白色度(brightne
ss)への傾向。
【0005】 5.製造される紙および板紙の良好な耐老化性(ageing resist
ance)、特に光および熱に対する、に対する要求(白色度および機械的特性
において)。
【0006】 6.グラフィック処理(graphic processing)、主として
印刷、特に印刷用の紙および板紙として、に対する製造された紙および板紙の適
合性。
【0007】 高光沢および平滑度値を達成するために、高い線圧力(line press
ure)が、紙の強度の減少およびいわゆるカレンダー黒化をもたらしうる、カ
レンダー仕上げの間に必要であることが多い。この問題は、特に凹版印刷紙、た
とえばLWC/ULWC紙〔LWC=Light Weight Coated
(軽量被覆);ULWC=Ultra Light Weight Coate
d(超軽量被覆)〕において存在する。
【0008】 多く被覆され、もしくは表面サイジングされた紙もしくは板紙において、繊維
構造は一緒に固定されおおいを形成する。米国特許第2723306号明細書に
おいて、ポリエチレングリコール被覆はまだ未乾燥の顔料被覆を保護するのに使
用される(たとえば、「抗閉そく」(“antichalking”)のような
);EP192600号は水性調合剤を記載し、それはビストリアジニルアミノ
スチルベンジスルホン酸列およびポリエチレングリコール1000〜3000か
らの規定された式を有する増白剤(optical brightner)を含
み、そしてラテックス含有紙被覆組成への添加物として役立つ;米国特許第43
03717号は熱はくり性の転写(heet−peelable decals
)のための多層の紙積層体を記載し、そこではポリエチレングリコールは転写層
の比較的良好な除去のためにはくり層(release layer)にはくり
膜として付着される。紙組成中にポリエチレングリコールを配合することもそれ
自体可能である;この場合、ポリエチレングリコールの大部分は廃水中に残る。
【0009】 さらに、製造された紙を含浸するために、あるポリエチレングリコールを使用
することが、たとえば米国特許第5,935,384号および第3,779,7
91号により知られているが、これらの含浸された紙は平滑にする圧力処理に供
されない。したがって、米国特許第5,935,384号において、砕解しうる
(disintegrable)原紙(body paper)の製造について
記載され、原紙は湿潤剤(その例において、湿潤剤はグリセロールであり、その
記載において、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール200〜100
0のようないくつかのグリコール、および他の低分子化合物について言及されて
いる)、そしていくつかの場合においてポリエチレングリコール1000〜20
00、さらには他の添加剤を含む水性組成物に含浸され、そして含浸された紙は
空気乾燥される。米国特許第3,779,791号明細書において、濃縮された
ポリエチレングリコール溶液でカレンダー仕上げされた紙を含浸し、180℃で
長い時間(約40分間)熱処理することによる滅菌紙の製造が記載されている。
さらにここでは、米国特許第5,935,384号におけるように、含浸紙の平
滑ロール処理については何ら記載されていない。EP624687号において、
紙の被覆のための、もしくはサイジングに使用するための白色顔料被覆用ペース
トの製造のための特定の増白剤(optical brightner)である
〔4,4′−ビス(2−スルホスチリル)−ジフェニル〕の組成物について記載
され、そこでは水性溶液の形態のとき、いくつかの例による増白剤組成物は、溶
媒として、グリコール(プロピレングリコール、エチレングリコール)と幾分低
分子量のポリエチレングリコール(例において、ポリエチレングリコール300
,600もしくは1500)の組合せを含む;その溶液はサイジングに用いられ
、または被覆用配合物の他の成分と一緒にされ、そして得られるサイジング剤も
しくは被覆用配合物は従来の手段により紙に付着される。さらにここでは、サイ
ジングされ、もしくは被覆された紙の平滑ロール処理については何も言及されて
いない。これらの方法は、特定の砕解(disintegration)、滅菌
もしくはそれぞれ増白剤溶液および使用方法に関し、前述の問題の解決に関する
教示、または上述もしくは後述する製紙および板紙製造における要求を満たす教
示に関するものではない。
【0010】 方法を改良し、製造効率を増大させる一定の傾向が与えられ、そして増大した
環境および廃水への意識が与えられ、製紙および紙のリサイクルにおいて紙の品
質を向上することのみならず、同時に、製造効率の減少および付加的な廃水汚染
(特に、たとえば強いサイジングもしくは被覆により生じる)を避けることが望
まれる。支持ウエブのセルロース繊維の固有の性質(たとえば、柔軟性、弾性お
よび強度)を最大限に保持することが特に望まれる;光および/または熱の作用
により引起される黄ばみ(yellowing)に最大限に逆らうこと、そして
筆記および印刷のために適合性、特に圧縮性、平滑度、光沢、白色度および強度
、をできる限り与えること、がさらに望まれる。
【0011】 驚くべきことに、上述の要求を満たす驚くほど良好な紙品質もしくは板紙品質
が、最小のサイジング剤を用いるか用いないで、上述および後述する親水性の紙
もしくは板紙表面に、後述の高分子量ポリエチレングリコール(W1 )を付着さ
せ平滑にすることにより、製紙装置の性能を最適化利用して達成されうることが
見出された。
【0012】 本発明は、表面処理された紙および/または板紙の製造方法、製造された表面
処理紙もしくは製造された表面処理板紙、この目的のための表面処理剤、ならび
に筆記、印刷もしくは他のグラフィック用途のための基材としての、表面処理さ
れた紙もしくは板紙の使用、に関する。
【0013】 本発明の第1の主題は、表面処理活性成分(W)の水溶液(Lw )が親水性の
紙もしくはボード(板紙)のシート(B)に付着され、 ここで(W)は、平均分子量Mw >1500を有するポリエチレングリコール
(W1 )、ならびにさらなる処理剤および/または配合剤である任意の少くとも
1つの添加剤を含み、 そして、(Lw )で表面処理された紙もしくはボードのシートは平滑ロールを
通って送られ、そして乾燥される、 ことを特徴とする、表面処理された紙もしくはボード(Bw )の製造方法、で
ある。
【0014】 適した紙もしくは板紙(B)は、紙もしくは板紙の製造に適する望ましい主要
な、および/または2次的な物質から得られる支持シートであり、特に、従来の
繊維材料、主としてセルロース系繊維材料から得られる。たとえば、硬木(たと
えば、かえで、かば、ぶな、ポプラ)から、軟木(たとえば、松、トウヒ、カラ
マツ、もみ)から、一年生植物(たとえば、わら、ジュート、ラミー、サトウキ
ビ、亜麻、麻、ヨシ、シザル麻、ココナッツ、綿)から、もしくは織物繊維(た
とえばぼろ切れ(rags)、木綿、リンネル、亜麻、ラミー、ジュート)から
、そしてもしくはリサイクルされた紙製造廃物から、または使用された紙から製
造される。そして非蒸解(non−digested)繊維、すなわち織物繊維
、樹木繊維および一年生植物からの繊維は、パルプを与えるためにそれ自体従来
の方法で、たとえば機械的および/または化学的および/または熱的方法(特に
樹木パルプ、機械樹木パルプ、茶色樹木パルプ、黄色わらパルプ、ケミカルパル
プ、セミケミカルパルプおよびケミカル蒸解パルプ)で処理され、そしてリサイ
クルされた印刷紙もしくは使用された紙は、必要であれば、脱インキされうる。
所望もしくは必要であれば、それらの材料は、たとえば還元的に酸化的に従来の
漂白剤で漂白されうる(たとえば、亜ジチオン酸ナトリウム、チオ尿酸二酸化物
もしくは過酸化水素)。特に言及に値するのはリグニン含有基質(特に乾燥繊維
の少くとも5%、好ましくは少くとも10%のリグニンを含むもの)、主として
、樹木パルプもしくは半ケミカルパルプを含む紙、または樹木パルプもしくは半
ケミカルパルプを含む板紙である。パルプ、もしくは対応する繊維は、所望であ
れば、たとえば機械的に蒸解されたパルプおよび/または化学的(亜硫酸塩もし
くは硫酸塩法)および/または熱的に蒸解されたパルプからの、種々の種類の繊
維および/またはパルプを互いに混合した後に、さらに少くとも10%のリサイ
ンクル紙もしくは使用された紙で任意に処理されうる。たとえば脱水および/ま
たは保持剤(retention agents)のような製紙に適した所望の
従来の添加剤を使用することができ、そしてもし所望であれば、増白剤、染料、
サイジング剤および/または充てん剤(たとえば、タルクもしくは他のケイ酸塩
もしくは炭酸カルシウム)がシート形成前に、水性パルプ組成物に一般に添加さ
れうる。
【0015】 ウエブ(B)の製造のために配合される水性パルプ懸濁液はワイヤ端に従来の
方法で導入され、そこで所望の含水量への脱水が生じる。ワイヤ端から、ウエブ
は押圧部に送られ、そこで含水量はさらに減少され(たとえば通常70〜30%
)、湿式シートは水含量≦30%で乾燥端に達する。乾燥端の後に、得られる支
持シート(support sheet)はカレンダー(中間もしくは乾燥カレ
ンダー)を通って、そうでないと乾燥ロールを通って送られ、そして所望ならば
軽い表面サイジングもしくは被覆が、(特にカレンダーが実施されれば、まだ親
水性である範囲まで、)与えられる。ついで、紙シートは再び乾燥され、そして
巻上げられる。カレンダー仕上げされた紙が製造されると、カレンダーに紙が巻
き上げられた後にカレンダー仕上げが実施され、その目的のために前もって再湿
潤される。しかし、カレンダー仕上げは、製紙の間の単一の操作において、その
すぐ後に(すなわち巻き上げによる中断なしに)、適切な製紙装置で実施されう
る。もし多層板紙が製造されると、下部、中間および上部層のそれぞれは、乾燥
前に押圧部で互いに積層される。
【0016】 本発明に使用される紙もしくは板紙(B)は親水性であり、特にそれは水吸収
能≧10°Cobb,有利には≧15°Cobbに相当する親水性を乾燥状態で
有し、たとえば水吸収能は15〜80°Cobb、特に20〜60°Cobbの
範囲にある[乾燥シート(B)で測定]。
【0017】 紙もしくは板紙シートは、所望ならば、特に、乾燥後になお上述の親水性を有
するような程度に、内部サイジング(pulp−sized)および/または表
面サイジングされうる。所望の従来のサイジング剤がこの目的のために使用され
得、たとえば、デンプン(たとえば酵素分解されたデンプンもしくは他のデンプ
ン誘導体、たとえば膨潤デンプン)、イナゴマメ(carob)種子粉、樹脂系
サイジング剤(たとえば硫酸アルミニウムを有する)、またはカルボキシメチル
セルロースのような天然製品、またはアルキルケテン、脂肪酸無水物もしくは石
ケン、フッ素化脂肪酸誘導体(たとえば、「scotcheben」型)、もし
くは脂肪酸のクロム誘導体(たとえばステアリン酸クロム/またはミリスチン酸
クロム、たとえば「Quilon」型)のような完全な合成品もしくは半合成品
が挙げられる。そしてさらに所望ならば、テルペン樹脂、石油分解ポリマー、ナ
フテン系誘導体、もしくはカチオン性アクリルエステルコポリマー、ビニルポリ
マー、多官能基アミンの疎水性誘導体、ならびにマイレン酸とビニルモノマーと
のコポリマー、のような比較的大きい疎水性を有する製品であってもよい。表面
サイジングは、たとえば固体含量および乾燥基板にもとづいて、≦10g/m2
、好ましくは≦8g/m2 、たとえば0.05〜10g/m2 、特に0.5〜8
g/m2 の範囲に相当する付着速度で実施されうる。
【0018】 (Lw)での処理後、そしてカレンダー仕上げ前に、所望ならば、紙もしくは
板紙は、被覆され得、特に軽量被覆もしくは超軽量被覆され得(上述の親水性を
まだ有する限り)、そしてもし被覆されると、さらにカレンダー仕上げされ、そ
のカレンダー仕上げ前に湿潤化(通常、たとえば、水蒸気で)される。従来の被
覆組成物はこの目的のために使用され得、特に顔料を含み、主に白色顔料(たと
えば、カオリン、タルク、ケイソウ土、モンモリロナイト、アタペルジャイト、
ベントナイト、絹糸状石こう(satin white),炭酸カルシウム、二
酸化チタン、無水石こう(anhydrite),二酸化チタン/無水石こう、
チタン酸カリウム、酸化もしくは硫酸亜鉛、硫酸カルシウムもしくはバリウム、
三二酸化アルミニウム三水和物(aluminum sesquioxide
trihydrate)、ケイアルミン酸ナトリウム(sodium sili
co−aluminate),等)、および/または増白剤を含み、あるいは白
色顔料も増白剤も含まないもの、が挙げられる。可能な被覆について、それ自体
従来のものである所望のバインダーが適しており、たとえば植物もしくは動物に
もとづいて、たとえばカゼイン、加工デンプン、セルロースサイジング剤および
動物サイジング剤、そして合成バインダー、たとえばポリマー分散剤、スチレン
−ブタジエンラテックス、スチレン−アクリルラテックス、もしくは配合剤およ
び混合物、たとえばステアリン酸カルシウムとデンプンの配合物、が挙げられ、
白色顔料がたとえば、上述のような、特にスチレン−ブタジエンラテックス、ス
チレン−アクリルラテックスもしくは酸化デンプンのようなバインダーに、およ
び/またはピロリン酸四ナトリウムのような補助物質に、配合され得る。製品の
湿潤引裂き強度を増大させるために、被覆組成物は、架橋性樹脂、たとえばメラ
ミン樹脂前駆体、主にメチロールメラミン、および尿素樹脂前駆体、主に任意に
環状尿素、たとえばジヒドロキシエチレン尿素、およびジメチロール尿素、有利
には適切な架橋触媒と組合わせて、任意に含みうる。被覆組成物は固体含量およ
び乾燥(オーブン乾燥(oven−「odry」)基板にもとづいて、≦10g
/m2 、好ましくは≦8g/m2 、たとえば0.5〜10g/m2 の範囲に相当
する付着速度で、被覆されうる。有利には、ついで乾燥され、そして(Lw)で
処理され、ついで湿潤される。
【0019】 好適には、カレンダー仕上げの前にはいかなる被覆もなされない。
【0020】 (W1)の平均分子量Mwは、有利には1600〜20,000、好ましくは
1800〜8000である。
【0021】 ポリエチレングリコール(W1)として、商業的に入手しうる製品を使用する
ことが可能であり、主として狭い分子量分布(たとえば、全ポリエチレングリコ
ールの>99%、好ましくは>99.6%が0.25・Mw〜4・Mw、好まし
くは0.4・Mw〜2・Mw,の分子量範囲にある)を有するもの、特に室温で
液体もしくは半液体である低分子量ポリエチレングリコールを本質的に含まない
ものである。ポリエチレングリコール(W1)は、有利には、≦1000の分子量を
有するポリエチレングリコールを5wt%未満、好ましくは1wt%未満含み、
そして≦800の分子量を有するポリエチレングリコールを1wt%未満、好ま
しくは0.2wt%未満含む。
【0022】 (Lw)中に溶解された形態で存在しうるさらなる処理剤として、特に次のも
のが考慮される: (W2)少なくとも1つの染料および/または増白剤、および/または(W3
少なくとも1つの湿潤強度添加剤。 特に、(W2)として適しているのは、 (W21)水溶液性染料、 および(W22)水溶性増白剤である。
【0023】 (W21)として、紙を染色するのに一般的に適した、公知の、所望の水溶性染
料および染料混合物、たとえばアニオンもしくはカチオン染料を使用することが
可能である。このような染料は産業において一般的に知られており、専門家の文
献に数多く記載されている。特に、参照が、「酸性染料」、「直接染料」および
「塩基性染料」の名称で「カラーインデックス」に記載されている染料について
され、特にこれらは紙の染料用に特別に勧められ、とりわけ直接染料である。
【0024】 (W22)として、いかなる所望の、アルカリ金属塩の形態で水溶性である、好
適にはアニオン性の増白剤を使用することが可能であり、特に、紙の増白剤のた
めに好適であることが知られているもの、好ましくは2〜8のアニオン基、好ま
しくはスルホ基および/またはカルボキシル基、たとえば2〜6のスルホ基およ
び任意に2〜4のカルボキシレート基、を含むものである。アニオン性増白剤、
特に紙の増白に適するものは、産業において知られており、そして専門家の文献
に数多く記載されてもいる。
【0025】 ジアミノスチルベン、ビススチルビルおよび1,3−ジフェニルピラゾリン列
、たとえば次の式:
【0026】
【化1】
【0027】 からの増白剤について言及される。 ここで、 R1,R2,R3およびR4は、それぞれ互いに独立してアミンもしくはアルコー
ルの残基を示し、 R5およびR7は、それぞれ互いに独立してC1-2アルキル、フェニルもしくは
スルホフェニルを示し、 R6およびR8は、それぞれ互いに独立して、水素、C1-2アルキル、フェニル
もしくはスルホフェニルを示し、 R9およびR10は、それぞれ互いに独立して、水素、C1-2アルキルもし くはアルコキシ、塩素または−SO3Mを示し、 R11は式−SO2−(NH)m−(C2-4アルキレン)−SO3Mを示し、 mは0もしくは1を示し、 またはR11およびR12は一緒に3〜4に縮合された1つのフラン−2−環を示
し、 R13は水素もしくは−CH2−SO3Mを示し、 R14は水素もしくは塩素を示し、 R15は水素、またはR14が塩素を表わすとメチル、を示し、 そしてMは水素もしくはアルカリ金属カチオンを示し、 ここで式(IV)はR11およびR12の少なくとも1つに少なくとも1つのスルホ
基を含む。
【0028】 もしR1、R2、R3および/またはR4がアルコールの残基を表わすと、それら
は好ましくはC1-4アルコキシもしくはフェノキシを示す。
【0029】 R1およびR3は好ましくはアニリノまたはモノ−もしくはジスルホアニリノを
示す。
【0030】 R2およびR4は、ヒドロキシル、CN、CONH2もしくは/およびCOOM
で置換されていてもよい低分子量の脂肪族アミン、あるいはモノホリンの残基を
表わすのが好ましい。
【0031】 染料および増白剤(W2)は純粋(たとえば膜ろ過で精製された)、もしくは
希釈された形態で、特に、商業的に入手しうる形態で使用されうる。本発明によ
り使用されうる溶液(Lw)は実質的に電解質に影響を受けず、特に染料におけ
る希釈剤として使用される電解質に影響を受けず(たとえば、塩化ナトリウム、
塩化カリウム、硫酸ナトリウムもしくは炭酸ナトリウム等)、そして電解質を含
まない希釈剤(たとえば尿素、デキストリン等)とも適合性があり、またそれら
は(W2)におけるいかなる希釈とも対応して適合性がある。
【0032】 染料および増白剤(W2)のなかで、比較的水溶性なものが好ましく、特に2
0℃、pH7で少なくとも50g/Lの水溶解度を有するものである。アニオン
性のものの場合、特に好ましいのは、分子中のベンゼン環あたり平均して少なく
とも1つのスルホ基を含むものである(縮合ベンゼン環は個別に数える、すなわ
ち、ナフタレン環は2つのベンゼン環として数える)。
【0033】 もし染料および増白剤(W2)が(Lw)において使用されるならば、低分子量
のポリエチレングリコール(W1),特に平均分子量が1600〜4000、好
ましくは1800〜2500の範囲にあるもの、を使用するのが有利である。
【0034】 適した湿潤強度添加剤は、特に、脂肪族ヒドロキシル基((W1)からのもの
、もしくは基板からのもの)と反応性である(W'3)架橋性製品であり;たとえ
ばアルデヒドの反応生成物、たとえばアミド性NH2基を含む窒素化合物を有す
るホルムアミドもしくはビホルミル(グリオキサール)であり、主として尿素も
しくはメラミンを有し、たとえばメチロールメラミン、メチロール尿素および尿
素のグリオキサール誘導体(たとえば、ジヒドロキシエチレン尿素およびポリヒ
ドロキシル化グリオキサール−尿素樹脂)であり、所望ならば、塩化マグネシウ
ム、塩化亜鉛もしくは硫酸のような、たとえば酸もしくはルイス酸である適切な
触媒(W”3)と組合わされ;あるいはエピクロロヒドリンの、たとえば四級化
されていてもよい2〜6の炭素原子を有する脂肪族モノもしくはオリゴアミン(
たとえば、ジメチルアミン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ジエチレ
ントリアミン、エチレンプロピレントリアミンもしくはトリエチレンテトラミン
)との反応生成物である。
【0035】 もし湿潤強度添加剤(W3)が(Lw)に使用されると、比較的高分子のポリエ
チレングリコール(W1)、特に2000〜20,000、好ましくは3000
から8000の範囲の平均分子量を有するもの、を使用するのが有利である。
【0036】 (Lw)における(W1)の含量は所望どおりであるのが通常であり、ポリエチ
レングリコールの溶解度の限界まで、たとえば50wt%まで達しうる。(Lw
)における(W1)の含量は好ましくは、0.1〜20wt%、もっと好ましく
は0.5〜15wt%の範囲である。
【0037】 もし(W2)が使用されると、(Lw)における(W2)の含量は所望どおりで
あり、それぞれの染料もしくは増白剤(W2)の溶解限度まで達しうる;(Lw
における(W2)の含量は有利には、純染料もしくは純増白剤の0.1〜68w
t%の範囲、好ましくは純染料もしくは純増白剤の0.2〜30wt%、特に好
ましくは純染料もしくは純増白剤の0.5〜15wt%であり、そこで本発明の
好適な態様によれば、純染料もしくは純増白剤の割合は有利には、(W1)の1
〜200%、好ましくは(W1)の20〜150%の範囲である。
【0038】 もし(W3)が使用されると、(Lw)における(W3)の含量は所望のとおりであ
り、架橋前駆体(W'3)の溶解限度まで達しうる;(Lw)における(W3)の含量
は有利には架橋前駆体(W'3)の0.1〜30wt%、好ましくは架橋前駆体(
W”3)の0.5〜15wt%の範囲である。(W1)に対する架橋前駆体(W'3
)の質量比は、それ自体、所望通りでありうる;質量比(W'3)/(W1)は有
利には1/1より大きくなく、好ましくは0.7/1より大きくない;質量比(
W'3)/(W1)は有利には0.1/100〜50/100、好ましくは0.5
/100〜40/100の範囲である。
【0039】 溶液(Lw)は、紙もしくは板紙の表面処理に通常適切なように、いかなる所
望のpHも有しうるが、有利には弱い酸性〜弱いアルカリのpHの範囲、好まし
くはpH5.5〜8、特に6〜7.5である。可能なpH調節もしくは補正のた
めに適切な添加剤が必要により(W)中に存在し得、特に、 (W4)少なくとも1つのpH調節剤である。
【0040】 (W4)として、酸、塩基および/またはバッファーが製紙過程で使用され得
、特に酸、たとえば硫酸、塩酸もしくはリン酸のような鉱酸;またはたとえば1
〜6の炭素原子を有する低分子量脂肪酸カルボン酸、たとえばギ酸、酢酸、乳酸
、酒石酸、シュウ酸もしくはクエン酸;塩基、たとえば、アルカリ金属水酸化物
、炭酸塩もしくは炭酸水素塩、石灰乳、酸化もしくは水酸化マグネシウム;アン
モニアもしくは低分子量脂肪族アミン、たとえばモノ−、ジ−もしくはトリエタ
ノールアミンまたはモノ−、ジ−もしくはトリプロパノールアミン;またはたと
えばリン酸モノ−、ジナトリウムおよび/またはカリウム、ホウ砂、酒石酸モノ
カリウムもしくは酢酸ナトリウムのようなバッファーである。
【0041】 (Lw)中に溶解された活性成分(W)は、有利には、(W1)、および−も
し存在すれば−少なくとも1つのさらなる添加剤(W2)、(W3)、および(
W4)を含む。(W)は有利には(W1)少なくとも30wt%、少なくとも1
つの添加剤(W2)、(W3)および(W4)100%になるまでの残り、からな
る。好適な活性成分(W)は、特に(W)が本質的にもっぱら(W1)からなる
もの、もしくは(W)が本質的に(W1)および(W2)からなり、そして(W4
)を含んでいてもよく、そこでは(W1)の平均分子量Mwは1600〜400
0、好ましくは1800〜2500の範囲であるもの、または(W)は本質的に
(W1)および(W3)からなり、そして(W4)を含んでいてもよく、そこでは
(W1)の平均分子量は2000〜20,000、好ましくは3000〜800
0の範囲であるもの、である。
【0042】 (Lw)における濃度(W)はそれ自体所望どおりであり得、所望ならば全活
性成分もしくは活性成分混合物(W)の溶解度限界まで達し得、たとえば(W)
の70wt%まで、主として40wt%まで、であり、特に有利には(Lw)に
おける(W)の0.1〜40wt%、好ましくは0.2〜30wt%の範囲であ
る。
【0043】 活性成分(W)の上述の水性溶液(Lw)は、所望ならば、もっと良好な貯蔵
および/または使用特性の目的のために適切な非処理用配合添加剤(F)をさら
に含み得、特に、 (F1)配合剤の物理的形態を保存するための、および/または不利な変化、
たとえば付着時の不利な発泡、を避けるための少なくとも1つの剤である。
【0044】 考慮される非処理用配合添加剤(F1)は主として (F11)消泡剤 および(F12)微生物の損傷作用に対する保護剤である。
【0045】 (F11)として適するのは所望の消泡剤、たとえば分散形態のワックス、パラ
フィン、植物もしくは鉱油、シリコーン消泡剤、ケイ酸、エチレンビスステアリ
ン酸アミドおよび/またはそれらの2つ以上の混合物である。特に、商業的に入
手できる配合物を使用することが可能である。本発明により配合に用いられる消
泡剤の量はそれ自体通常である範囲にあり、他の成分(W1)および、使用され
れば、(W2)および/または(W3)の種類および量に依存する。一般に非常に
少量の発泡剤、たとえば全水性配合物にもとづいて≦2wt%、特に0.01〜
1.0wt%で十分である。
【0046】 (F12)として適切なのは、一般的に知られている物質であり、本質的にカビ
もしくは細菌の生育阻害物質であり、商業的に入手し得、そして使用される濃度
は用途に依存して変動し得[溶液(Lw)、もしくは所望ならば処理される紙もし
くは板紙の保存のためであろうとなかろうと]、そしてそれぞれの場合において
勧められるものに対応しうる;それらは、たとえば全水性配合物(Lw)にもと
づいて≦2wt%、とくに0.01〜1wt%である。
【0047】 水性溶液(Lw)は成分(W)、特に(W1)ならびに任意にさらに存在する添
加剤(W2)、(W3)および/または(W4)を溶解された形態で含む。添加剤
(F)はいくつかの消泡剤(F1)の例外を除いて、純もしくはコロイド溶液の
形態であり得、またはたとえばワックス、パラフィンもしくは油のような水溶性
消泡剤の場合にはさらに分散体の形態であり得る〔ここで、もしそれらが存在し
てもその割合は小さいので(Lw)の様相は透明な溶液のものである。〕。本発
明の1つの特定の主題は本質的に水および、必要ならば(F)からなる溶液(L w )により表わされる。
【0048】 溶液(Lw)は(W1)を水と単に混合し、必要ならば成分(W2),(W3)お
よび(W4)の少なくとも1つを添加し、そして必要ならば(F)を添加するこ
とにより調製され得、調製された形態で、直接に取扱われ、移送され、および/
または使用されうる。(W)の濃度は表面処理剤の使用の種類に大いに依存して
変動しうる。もし非常に希釈された溶液(Lw)が使用されると、移送および貯
蔵のためにたとえば5〜70wt%、好ましくは10〜40wt%の範囲の(W
)含量を有する濃縮された溶液をまず調製し、ついでこれを所望の使用濃度、た
とえば0.1〜20wt%、好ましくは0.2〜10wt%、の範囲の(W)含
量まで、水で希釈する、のが有利である。
【0049】 本発明方法における「平滑ロール」は製紙装置におけるいかなるロールもしく
はシリンダーであってもよく、そこでは(Lw)で処理される紙もしくは板紙は
特に、シートの繊維構造をさらに圧縮し、表面に対応する光沢および/または平
滑度を与えるために、押圧および平滑化に供される。さらに詳しくは、それらは
、カレンダー、平滑化押圧および乾燥シリンダーを含む。
【0050】 溶液(Lw)は製紙装置の少なくとも1つの適切な部分で紙もしくは板紙シー
ト(B)の表面に付着されるのが有利であり、そこではそれぞれのシート(B)
は、主に、たとえば押圧部分で、もしくは好ましくは平滑化押圧前の乾燥端で、
および/またはカレンダー仕上げされる紙のために、カレンダー仕上げ前の再湿
潤化において、特に乾燥が生じるところで、液体を吸収することが可能である。
溶液(Lw)の付着は、(W1)がそれぞれのロール、特にカレンダーによって、
乾燥の間に紙もしくは板紙での濃度を増加されるような方法で生じるのが有利で
ある。特に、溶液(Lw)は、たとえば、シート(B)上にスプレーされ、もし
くはロールにより付着され得、その結果シートは(Lw)で浸されず、あるいは
紙シートはさらに(Lw)で浸され得るが、ついで(W1)が乾燥の間にシートの
表面で濃度を増加するような方法で乾燥される。(Lw)は、紙もしくは板紙の
全水分濃度が4〜30wt%、好ましくは5〜25wt%、乾燥端において、特
に8〜30wt%、好ましくは12〜25wt%、あるいはカレンダー前の再湿
潤化において4〜16wt%、好ましくは5〜14wt%の範囲であるような濃
度で付着されるのが有利である。
【0051】 (Lw)の付着は、紙および板紙の種類および目的に依存して、片面もしくは
両面で実施されうる。片面付着は、たとえばボール紙のトップ層のため、ラベル
、ポスターもしくは包装紙のために適している。両面付着は、たとえば、グラフ
ィック紙、本の印刷、雑誌、新聞、手紙、図面もしくはオフィス用紙のため、ま
たはたとえばブリストル(Bristol)板紙のような特別な単層型のボール
紙のために適切である。(Lw)は、乾燥基板にもとづく(W)濃度が0.00
5〜8g/m2 、好ましくは0.02〜2g/m2 の範囲、そして乾燥(odr
y)基板にもとづく(W1)濃度が0.005〜5g/m2 、有利には0.01
〜3g/m2 、好ましくは0.05〜1g/m2 の範囲であるような付着速度で
付着されるのが有利である。(Lw)で表面処理された湿潤した紙もしくは板紙
シートは、ついでそれぞれのロールを通って送られ、乾燥され得、好ましくはロ
ール、乾燥もしくは中間カレンダー、または平滑化押圧を通って、またはカレン
ダー仕上げのためのカレンダーを通って、ロール押圧することにより特に平滑化
されうる。
【0052】 (W)溶液(Lw)の付着は、製紙装置の少なくとも1つの適した部分で実施
されるのが有利であり、支持シートが比較的低い水分含量、たとえば≦40%、
好ましくは≦30%を有する部分が有利であり、その結果水性溶液(Lw)は支
持シート表面にできるかぎり均一に分布される。
【0053】 製紙もしくは板紙製造の適切な部分は乾燥端である。もし(Lw)の付着が乾
燥端で実施されると、この部分で表面サイジングも被覆も実施しないのが有利で
ある。(Lw)は、カレンダーにおいてもしくはその前で乾燥端において、支持
シートに付着されるのが有利であり、そのシートは製紙装置のこれらの部分にお
ける通常どおり、本来の残留水分をなお有しており、たとえば、4〜30wt%
、特に8〜30wt%、主に15〜25wt%である。乾燥カレンダーにおいて
、溶液(Lw)は、たとえば表面サイジングのための公知の、類似のスプレーユ
ニット、もしくは付着ロールもしくは他の付着システムを用いて、たとえばスプ
レーもしくはロール付着により付着されうる。この種の付着のために、好適なの
は濃縮された溶液(Lw)であり、たとえば、5〜70wt%、好ましくは10
〜40wt%の(W)含量を有するものであり、できるだけ少量の付加的な水を
導入し、ついで蒸発される。もし(Lw)が中間カレンダーにおいて付着される
と、乾燥カレンダーにおけるように。濃縮溶液(Lw)が付着され得、またはも
し水で再湿潤化されると、適切な濃度で湿潤水に添加され、またはたとえば(W
)濃度が0.01〜10wt%、好ましくは0.02〜5wt%を有する希釈溶
液(Lw)も湿潤カレンダーにおいて支持シートを湿潤化するために使用されう
る。乾燥は、それ自体従来の方法で実施され、通常の乾燥ロールおよび乾燥ロー
ルバッテリー、そして所望ならば、乾燥端におけるカレンダーおよびカレンダー
バッテリー、を用い、そしてそこで通常である乾燥温度条件下で、たとえば乾燥
蒸気もしくは熱い空気もしくは他の加熱システムを用いて、たとえば100〜2
50℃の温度範囲で、そして平滑化およびロール圧力下で、特にそれ自体通常で
あるニップ圧力および線圧力下で実施される。
【0054】 製紙もしくは板紙製造のさらなる適した部分は、カレンダー仕上げである。も
し(Lw)の付着が、カレンダー仕上げ前に再湿潤化で実施されると、紙もしく
は板紙は、乾燥シートの上述の親水性が維持される限り、所望ならば、軽く表面
サイジングもしくは被覆されうる。(Lw)は、カレンダー仕上げのために通常
なされる再湿潤化に相当する水分含量、たとえば4〜16wt%の範囲、を有す
る支持シートに、カレンダーにおいて、もしくはその前に、カレンダー部分で付
着されるのが有利である。カレンダー仕上げの前に、たとえば溶液(Lw)は、
たとえば表面サイジングのために公知である類似のスプレーもしくは他の付着シ
ステムを用いて、スプレーもしくは付着ロールにより再湿潤化されたシートに付
着されうる。この種の付着のために、好適なのは濃縮された溶液(Lw)であり
、たとえば5〜70wt%、好ましくは10〜40wt%の(W)含量を有する
。しかし、(Lw)も再湿潤化に有利に使用されうる;この場合、たとえば適切
な濃度の濃縮溶液(Lw)は再湿潤化水に添加され得、または、たとえば(W)
含量が0.01〜10wt%、好ましくは0.02〜5wt%である希釈溶液(
w)シートの再湿潤化のために使用されうる。カレンダー仕上げ/乾燥はそれ
自体従来の方法で実施され得、カレンダー仕上げで通常である、カレンダーおよ
びカレンダーバッテリーを用いて、そして通常の条件下で、たとえばカレンダー
の冷却、蒸気もしくは他の温度調節システムにより、たとえば40〜120℃の
温度範囲で、そして平滑化およびロール圧力下で、特にそれ自体通常であるニッ
プ圧力および線圧力下で実施される。
【0055】 紙および板紙の製造速度は、たとえば60〜170m/分の、それ自体従来の
水準に維持され得、本発明による方法は機械的性能を驚くほど高度に利用するこ
とを可能にする。なぜなら、本発明による(W1 )での表面処理は驚くほど良好
な、実質的にはく離のない構造を紙もしくは板紙の表面に与えるか、同時に湿潤
引裂き強度を増加させて、その結果、製造はたとえば紙もしくは板紙の品質に依
存して500〜1700m/分の非常に高速で実施され得、そして機械性能を最
適に利用し、製造時のシート引裂きによる製造停止の可能性を著しく低下させる
からである。
【0056】 平滑化圧力およびカレンダー圧力、特にニップ圧力および線圧力条件(すなわ
ち線力)もそれ自体従来の、もしくはそれより低目の範囲に維持され得、たとえ
ば機械の部分に依存して10〜500kN/m(特にグラフィック紙については1
0〜300kN/m)、たとえばカレンダーにおいては20〜200kN/m、そし
てカレンダー仕上げ時は100〜500kN/mであり、紙もしくは板紙の品質に
依存する(たとえば筆記および印刷用紙については100〜200kN/m、アー
ト紙については200〜300kN/m、キャパシター紙については400〜50
0kN/mである);最適な圧縮性、折れ引裂き(crease tear)およ
び印刷特性を有する紙および板紙が本発明により得られること、ロールおよびカ
レンダー圧力は最小に、たとえばグラフィック紙について8〜250kN/m、た
とえばカレンダーにおいて15〜150kN/m、そしてたとえばカレンダー仕上
げ時に40〜250kN/mであり、それらは紙および板紙の品質に依存する(た
とえば筆記および印刷用紙について40〜150kN/m、そしてアート紙につい
て120〜250kN/m)、という事実による。
【0057】 本発明により製造された紙および板紙の品質は、特に(W)がカレンダー仕上
げの前に付着されると、優れている。特に筆記および印刷用、そして特にオフセ
ット印刷用のグラフィック紙としての圧縮性および適合性は、驚くほど良好であ
る。本発明により(Lw )で表面処理された紙および板紙(Bw )は、さらに光
および/または熱の作用により生じる黄ばみに強い耐性があり、ここでは黄ばみ
防止剤として、本発明による表面処理剤(Lw )は、(たとえば、わずか単分子
層の厚さを生じるのに十分なような)非常に少ない活性物質(W)もしくは(W 1 )の使用によってさえ、驚くべきほど良好で耐久性の作用を有する。
【0058】 (W3 )を含有する溶液(Lw )の使用により、引裂き強度特性、およびピッ
キングからの自由、または平滑度および光沢が付加的に増大する。
【0059】 特定の色彩効果および/または白色効果が(W2 )含有溶液(Lw )を用いて
達成されうる。特に、もし(W2 )が染料もしくは染料混合物(W21)であると
、紙および板紙は最適な染料歩留りで染色されうる;このため、たとえば適切な
染色補助物〔たとえば、希釈剤もしくは(W4 )および/または水平化剤として
上述の電解質〕は、たとえば染料含有溶液(Lw )に、たとえば添加されうる。
同様に、(W2 )が増白剤(W22)であると、光学的に増白された紙、もしくは
光学的に増白された板紙は、このように最適歩留りで製造されうる。
【0060】 白色品質と湿潤引裂き耐性で区別され、そして人目を引く光沢および最適表面
および構造により、そして特に平滑度および圧縮性により、そしてグラフィック
紙として、とくに凹版印刷およびオフセット印刷のための適合性により区別され
る(特にカレンダー仕上げされたもの)、板紙および紙(Bw )は、本発明によ
る方法により、そして本発明による表面処理剤(Lw )を用いて非常に経済的な
方法により得られうる。本発明により(Lw )で表面処理され、そして高い白色
度安定性により区別される、樹木含有紙および板紙シート、特に樹木パルプ、す
なわちリグニン含有紙もしくは板紙シートは、特に強調されるべきである。
【0061】 上述のような(Lw )による(B)の表面処理により、本発明で得られうる紙
シートおよび板紙シートは、さらに本発明の1つの主題であり、特に平滑で好ま
しくはカレンダー仕上げされた紙、特にグラフィック紙である。
【0062】 (Lw )で(B)を表面処理することにより本発明で得られうる紙もしくは板
紙シート(Bw )は、それ自体、従来のように、たとえば巻き上げ、もしくは切
断し、ついで包装し、この形態でさらに使用に供給されることにより、特に筆記
、印刷もしくはグラフィック処理のために、寸法安定性により区別されるもう1
つの態様で、さらなる使用のために準備されうる。
【0063】 紙および板紙シートは、グラフィック用紙および板紙として、すなわちグラフ
ィック処理(特に筆記もしくは印刷)のための基板として非常に適しており、基
板および所望の効果にしたがって各場合に選択される付着方法により、それぞれ
の色望の色、種類、付着速度およびパターンで、対応する筆記用もしくは印刷用
インキを付着される。紙および板紙(Bw )(紙シートとして切断された形態で
あろうと、ロールのままであろうと)は、印刷に特に適しており、印刷用紙もし
くは板紙として、それ自体、従来の所望の印刷方法(主として凸版印刷、平版印
刷、凹版印刷および複製印刷)により、そしてそれらは紙および板紙の印刷のた
めの、または1953年のSpecialist Graphic Insti
tutesの第2回国際会議で規定された印刷性についての、要求を驚くほど高
程度に満たす。それ自体従来のものであり、そして(B)の特定の性質に対応す
る、所望の適した印刷方法は本発明による基板(B)について使用され得、特に
凸版印刷、新聞印刷、ならびに一般的に凹版印刷およびオフセット印刷であり、
凹版印刷におけるピッキング、ゴム印刷ブランケットへの堆積および欠失ドット
のような妨害現象が妨害しない最小量に実質的に回避もしくは減少されるのを可
能にする。凹版印刷にそれ自体適している紙〔すなわち、樹木パルプ少くとも1
0%(たとえば20〜60%)、および「天然の凹版印刷紙」としても知られる
使用済の紙を高割合を含む、主として樹木を含む、すなわちリグニン含有型の紙
〕も、本発明により紙(Bw )を得るために(Lw )で表面処理されていれば、
オフセット印刷にも非常に適する。
【0064】 本発明のさらなる主題は、紙もしくは板紙からなる基板に少くとも1つのグラ
フィックインキパターンを付着させることにより、もう1つの態様で筆記され、
印刷され、および/またはグラフィック処理された紙もしくは板紙の製造方法で
あり、この目的のために使用される基板は上述の(Lw )で表面処理された紙も
しくは板紙(Bw )であることを特徴とする。
【0065】 特に上述のような印刷方法は、主として凹版印刷、新聞印刷、凸版印刷および
オフセット印刷一般に使用されうる。特に、平らな、好ましくはサイジングなし
の紙(Bw )もしくは平らな、好ましくはサイジングなしの板紙(Bw )は凹版
印刷およびオフセット印刷の両方のための基板として使用されうる。
【0066】 印刷は、それ自体従来のものである、本質的に少くとも1つの染料および適切
なキャリアもしくは適切なバインダーおよび任意に添加剤である成分を含む、所
望の従来の印刷インクを用いて、実施されうる。染料として、主として顔料(た
とえばカラーインデックスに「顔料」として規定され列示されているもの)、任
意に無機充填剤が配合されたもの、が印刷インキに通常用いられるものとして考
慮に入れられる;バインダーとして、有利には油と混合された樹脂が、主として
考慮に入れられる。樹脂は、たいていアルキド樹脂および/またはフェニル変性
松やに樹脂であり、所望ならば適切な種類のアスファルトのようなキャリア物質
と配合されうる;油として、酸化乾燥油(主として植物油、特に亜麻仁油もしく
は桐油)および物理的に乾燥した鉱油が使用されうる。添加剤として、乾燥剤が
、有利に使用され、たとえばスズ、コバルトもしくはマンガン塩、たとえばオク
タン酸マンガン、もしくは/およびワックスのような任意の添加剤である。この
ような成分および添加剤もしくは対応する印刷用インキは概括的な用語で公知で
あり、専門家の文献、たとえばEP 42515,228372および6662
93号のように、数多く記載されている。しかし、所望ならば、耐水性(wat
er−borne)印刷用インキも使用され得、たとえばEP 633143に
記載されているものである。このような印刷用インキの組成は、たとえば、 着色剤(顔料10〜25%および無機充填材0〜15 10〜35% %からなる) 樹脂 (所望ならば、アスファルトもしくは酸化乾燥 20〜73% 油のような配合物質で半分まで配合される) 鉱油 15〜60% 添加剤(たとえば乾燥剤、そして所望ならばワックス) 2〜12% である。
【0067】 実験目的のために、商業的に入手しうる、標準的な印刷用インキを用いること
も可能である(たとえば、試験用インキ40 8001 Inko(登録商標)
11,2;40 8002 Inko(登録商標)14,8;40 8003
Inko(登録商標)19,5および40 8004 Inko(登録商標)2
5,0。ドイツ、ミュンヘンのFarbenfabriken Michael
Huberより。) 最適な色彩および堅ろう度ならびに非常にきれいな外形を有する、はっきりし
た印刷が該基板上に形成され得、最適の印刷特性を有し、特に、妨害するはく離
現象、インキ堆積もしくは欠失ドットもしくはインキ浸透はない。
【0068】 次の例において、%はwt%を示し、そして温度はセ氏温度で示される;「C.
I」は「カラーインデックス」を表わす。次の例に用いられるポリエチレングリ
コールは市販製品であり、平均分子量を示し、その分子量分布は述べられる分子
量の0.4〜2倍の範囲で99.6%である。使用される増白剤のC.I.蛍光
増白剤321は20%水溶液の形態で用いられ、使用される量はこの形態にもと
づく。使用されるグリオキサール架橋剤は42%水溶液の形態で用いられ、使用
される量はこの形態にもとづく。次の例に使用される紙は製紙工場(paper
mill)で製造されたものであり、次の例に相当するそれぞれの製紙段階で
用いられる。
【0069】 次の溶液(Lw )が使用される。 溶液1 水900gにポリエチレングリコール4000を100g。 溶液2 水1115gにポリエチレングリコール4000を100g、そして水性グリ
オキサール架橋剤(「Cartabond TSI」)を60g。ポリエチレン
グリコール4000とグリオキサール架橋剤の質量比=4/1。 溶液3 水1400gにポリエチレングリコール4000を100g、そしてC.I.
蛍光増白剤321を500g。 溶液4 水900gにポリエチレングリコール2000を100g。 溶液5 水1400gにポリエチレングリコール2000を100g、そしてC.I.
蛍光増白剤321を500g。 溶液6 水1153.7gにポリエチレングリコール2000を100g、そして水性
グリオキサール架橋剤(「Cartabond TSI」)を79.3g。 溶液7 水1655gにポリエチレングリコール4000を100g、水性グリオキサ
ール架橋剤(「Cartabond TSI」)を120g、そしてC.I.蛍
光増白剤321を125g。ポリエチレングリコール4000とグリオキサール
架橋剤の質量比=2/1 例1 使用された紙:製紙工場で製造された未カレンダー仕上げSCA紙(56g/
2 の基礎質量を有する天然凹版印刷用紙;パルプ組成:樹木パルプ80%超お
よびケミカルパルプ15〜20%、付加的に充填材としてカオリン33%を含み
、pH5で使用済の紙を用いないで製造、スーパーカレンダーでカレンダー仕上げ
)。
【0070】 紙は1m2 の大きさに四角形に切断され、平らな表面で引張られる。溶液1は
、14%の湿潤化に相当する、溶液1の付着速度1.12g/m2 で紙の上に均
一にスプレーされる。市販のエアブラシペイント銃を用いるが、そのタンクには
溶液1の相当する量が導入されていた。このように表面処理された紙は次の条件
下で実験用カレンダーでカレンダー仕上げされる。
【0071】 ロール表面温度 : 100℃ 線力 : 52kN/m 速度 : 10m/分 通路数 : 5 ポリエチレングリコール4000の付着は0.112g/m2 であり、繊維材
料にもとづき0.2% odryの付着に相当する。紙は調節され、溶液1の代
わりに同一量の蒸留水で、同一のSCA原料紙から同様の方法で製造された紙と
比較して機械的および光学的性質を試験された。比較試験の結果は下の表1に示
される。
【0072】
【表1】
【0073】 例2 使用された紙:製紙工場で製造された未カレンダー仕上げSCB紙(基礎質量
60g/m2 を有する改良新聞用紙;使用した紙を高含量有し、充填材として炭
化カルシウムを有する。pH7.2で製造され、スーパーカレンダーでカレンダー
仕上げ。) 紙は1m2 の大きさに四角形に切断され、平らな表面で引張られる。溶液1は
、14%の湿潤化に相当する、溶液1の付着速度1.8g/m2 で紙の上に均一
にスプレーされる。市販のエアブラシペイント銃を用いるが、そのタンクには溶
液1の相当する量が導入されていた。このように表面処理された紙は、次の条件
下で実験用カレンダーでカレンダー仕上げされる。
【0074】 ロール表面温度 : 100℃ 線力 : 52kN/m 速度 : 10m/分 通路数 : 5 ポリエチレングリコール4000の付着は0.18g/m2 であり、これは繊
維材料にもとづき0.3% odryの付着に相当する。 例3 手順は、溶液1に代えて、同一量の溶液2が付着される差異を除いて、例2に
記載されるのと同一である。 例4 手順は、溶液1に代えて、同一量の溶液3が付着される差異を除いて、例2に
記載されるのと同一である。
【0075】 例2,3および4で処理されたSCB紙は調節され、溶液1,2もしくは3の
代わりに同一量の蒸留水で同一のSCB原料紙から同様の方法で製造された紙と
比較して機械的および光学的性質を試験された。比較試験の結果は下の表2に示
される。
【0076】
【表2】
【0077】 例5 使用された紙:製紙工場で製造された、被覆のための樹木を含む(=w.c.
)厚紙(基礎質量36g/m2 を有する);パルプ組成;樹木パルプ60%、お
よびケミカルパルプ40%、付加的に充填材9.5%を含む)。
【0078】 紙は1m2 の大きさに四角形に切断され、平らな表面で引張られる。溶液4は
、14%の湿潤化に相当する、溶液4の付着速度0.729g/m2 で紙の上に
均一にスプレーされる。市販のエアブラシペイント銃を用いるが、そのタンクに
は溶液4の相当する量が導入されていた。このように表面処理された紙は次の条
件下で実験用カレンダーでカレンダー仕上げされる。
【0079】 ロール表面温度 : 100℃ 線力 : 52kN/m 速度 : 10m/分 通路数 : 1 ポリエチレングリコール2000の付着は0.072g/m2 であり、繊維材
料にもとづき0.2% odryの付着に相当する。 例6 手順は、溶液4に代えて、同一量の溶液5が付着される差異を除いて、例5に
記載されるのと同一である。 例7 手順は、溶液4に代えて、同一量の溶液6が付着される差異を除いて例5に記
載されるのと同一である。
【0080】 例5,6および7で処理された紙は調節され、平滑化され、溶液1,2もしく
は3の代わりに同一量の蒸留水で同一のSCB厚紙から同様の方法で製造された
紙と比較して光学的性質を試験された。比較試験の結果は、下の表3に示される
【0081】
【表3】
【0082】 例8 使用された紙:製紙工場で製造された樹木を含まない(=w.f.)被覆され
た厚紙(基礎質量80g/m2 を有し、充填材12%を含む)。
【0083】 紙は1m2 の大きさに四角形に切断され、平らな表面で引張られる。溶液4は
、14%の湿潤化に相当する、溶液4の付着速度1.2g/m2 で紙の上に均一
にスプレーされる。市販のエアブラシペイント銃を用いるが、そのタンクには溶
液4の相当する量が導入されていた。このように表面処理された紙は次の条件下
で実験用カレンダーでカレンダー仕上げされる。
【0084】 ロール表面温度 : 100℃ 線力 : 52kN/m 速度 : 10m/分 通路数 : 1 ポリエチレングリコール2000の付着は0.12g/m2 であり、組織材料
にもとづき0.15% odryの付着に相当する。
【0085】 例8で処理されたw.f.紙は調節され、平滑化され、溶液4の代わりに、同
一量の蒸留水で同一のw.f.原料紙から同様の方法で製造された紙と比較して
光学的性質を試験された。比較試験の結果は下の表4に示される。
【0086】
【表4】
【0087】 この例で実施された試験は次の仕様にしたがって実施されうる。
【0088】 − DIN仕様=ISO 536による、紙およびボール紙の単位面積当りの
質量(基礎質量)の測定; − BS 6563(1985)によるParker−Print−surf
(PPS)粗さ; − Lehman 75°光沢; − DIN 53245,Parts 1+2によるR457白色度; − 反射率係数DIN 53145,Part 1; − 黄ばみ指数DIN 53145。 例9 使用される紙:製紙工場で製造された未カレンダー仕上げSC−A紙(基礎質
量56g/m2 を有する天然凹版印刷用紙;パルプ組成:樹木パルプ>70%お
よびDIP(脱インク紙)の形態の灰色紙約15%およびケミカルパルプ12〜
15%、付加的に充填材としてカオリン33%を含み、使用された紙なしにpH6
で製造され、スーパーカレンダーでカレンダー仕上げ。) 紙は幅80cmでロール上に巻き上げられ、包装される。大規模条件に対応する
パイロットプラントにおいて、溶液7が次の濃度で800m/分の紙速度で付着
される。
【0089】 ブランク 0%(=水のみ) 溶液7 8%(=ポリエチレングリコール4000は0.4%) そのように処理された紙は、プラスチックをかぶせた10のロールを用いて、
温度130℃、速度1200m/分、そして次のカレンダー仕上げ条件下で、J
anus法(製造者Voith Sulzer Krefeld)によりカレン
ダーでカレンダー仕上げされる。
【0090】 A 荷重 300kN/m(蒸気湿潤あり、およびなし) B 荷重 400kN/m(蒸気湿潤あり、およびなし) 次の結果が得られる。
【0091】
【表5】
【0092】 その結果から、 1)同一の光沢で、改良されたカレンダー黒化が生じ、 2)同一の光沢で、カレンダー荷重は実質的に低下し、カレンダー仕上げされ
た紙の改良された特性を導く(折りたたみ耐性、不透明度、明るさ)。 印刷例 印刷例A 凹版試験印刷用機械〔Testacolor, Pruefbau Einlehner (System Haindl)〕〔
A. Benning - Comparison of the two different intaglio test printing mach
ines - Wochenblatt fuer Papierfaerber, 106, pp. 301-304 (1978) No.8〕 2つのシリンダーが凹版試験印刷用機械のために利用しうる。すなわち: a)従来どおりの腐食版印刷(etched) b)電気機械的銅版印刷(engraved) インキの粘度設定はフォードカップを用いて試験される。凹版印刷物は、 − 印刷光沢 − 欠失ドット − 黒化 で評価される。
【0093】 フルトーン、ハーフトーンおよび完全印刷における凹版印刷試験の印刷物の光
学的な分類は、例1により製造された紙を用いて、印刷光沢(印刷されたフルト
ーン領域においてZeissのゴニオフォトメーターを用いて測定される)は、
対応する未処理紙に比べて27%増加し、そして例2により製造された紙を用い
ると、印刷光沢は対応する未処理紙に比べて23%増加する。
【0094】 欠失ドットについての視覚評価は、例1および2により製造された紙について
の印刷物は対応する未処理の比較紙に比べて対応する印刷物よりも著しく欠失ド
ットが少ないことを示す。 印刷例2 Farbenfabriken Michael Huber Munich
からの試験インキ40 8001「Inko」11,2および40 8002「
Inko」14,8を用いて、例3により製造された紙が印刷され、Farbe
nfabriken Michael Huber Munichからの「ピッ
キング試験」作業指示書にしたがって未処理紙と比較する。オフセット試験印刷
ユニットについてPruefbau(ドイツ)からの次のデータを用いる。
【0095】 インキユニットのためのインキ供給 天然紙 0.4cm3 (ゴムプレート) インキング時間 30秒 印刷時の接触圧力 金属プレート 20kN/m ゴムプレート 10kN/m 印刷プレート幅 2もしくは4cm 印刷速度 0〜4m/秒(振り子もしくはバネ張力) インキ膜への第1の可視損傷はピッキングの始まりとして評価される。例3に
より製造された紙は対応する未処理の比較紙に比べて2つの試験インクでのピッ
キング試験で著しく良好な作用を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バイグル,クリスティアン ドイツ連邦共和国,デー−81247 ミュン ヘン,ペテルゲルグルシュトラーセ 1ベ ー (72)発明者 バイグル,ヨセフ ドイツ連邦共和国,デー−80999 ミュン ヘン,リエーデルシュトラーセ 31 Fターム(参考) 4L055 AG34 AG88 AH07 AH21 AH25 AH35 AH50 AJ02 BE08 BE20 EA23 EA30 FA12 FA15 FA30 GA05 GA17 GA18

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面処理活性成分(W)の水溶液(Lw )が親水性の紙もし
    くは板紙のシート(B)に付着され、 ここで(W)は、平均分子量Mw >1500を有するポリエチレングリコール
    (W1 )、ならびにさらなる処理剤および/または配合剤である任意の少くとも
    1つの添加剤を含み、 そして、(Lw )で表面処理された紙もしくは板紙のシートは平滑ロールを通
    って送られ、そして乾燥される、 ことを特徴とする、表面処理された紙もしくは板紙(Bw )の製造方法。
  2. 【請求項2】 (W)が少くとも30wt%の(W1 )、ならびに100wt%
    になるまでの残りがさらに少くとも1つの処理剤(W2 ),(W3 )および/ま
    たは配合剤(W4 )からなり、 ここで(W2 )は少くとも1つの染料および/または 増白剤、 (W3 )は少くとも1つの湿潤強さ添加剤、および(W4 )は少くとも1つの
    pH調節剤、 であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 (W)が少くとも1つの非処理用配合剤(F)を含むことを
    特徴とする請求項1もしくは2記載の方法。
  4. 【請求項4】 (Lw )は本質的に(W)および水からなることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 平滑ロールの線圧力が8〜500kN/mの範囲にある請求項
    1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 (Lw )で表面処理された紙もしくは板紙のシートがカレン
    ダー加工される請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 (F)が、(F11)消泡剤および(F12)微生物の損傷作用
    に対する保護剤から選ばれ、そして、(W1 )含量が0.1〜20%の範囲にあ
    る請求項4記載の溶液(Lw )である、紙もしくは板紙の表面処理剤。
  8. 【請求項8】 紙もしくは板紙の黄ばみ防止剤である請求項7記載の表面処
    理剤。
  9. 【請求項9】 請求項1〜6記載のいずれかの方法により表面処理された紙
    もしくは板紙(Bw )。
  10. 【請求項10】 本質的にサイジングがなく、同時に凹版印刷およびオフセ
    ット印刷用の紙もしくは板紙である請求項9記載の紙もしくは板紙(Bw )。
  11. 【請求項11】 紙もしくは板紙基板に少くとも1つの印刷インキパターン
    を付着させ、そして乾燥させることにより印刷処理された紙もしくは板紙を製造
    する方法であり、この目的のために使用される基板は請求項8または9により、
    表面処理された紙(Bw )もしくは表面処理された板紙(Bw )であることを特
    徴とする方法。
JP2001521834A 1999-09-08 2000-09-08 紙もしくは板紙の表面処理、およびこの目的のための試薬 Withdrawn JP2003508650A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP99810808 1999-09-08
EP99810808.8 1999-09-08
PCT/IB2000/001269 WO2001018310A1 (en) 1999-09-08 2000-09-08 Surface finishing of paper or board, and agent for this purpose

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003508650A true JP2003508650A (ja) 2003-03-04

Family

ID=8243012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001521834A Withdrawn JP2003508650A (ja) 1999-09-08 2000-09-08 紙もしくは板紙の表面処理、およびこの目的のための試薬

Country Status (13)

Country Link
US (3) US6872282B1 (ja)
EP (1) EP1214470B1 (ja)
JP (1) JP2003508650A (ja)
KR (1) KR100712743B1 (ja)
CN (1) CN1207463C (ja)
AT (1) ATE268832T1 (ja)
BR (1) BR0013837A (ja)
DE (1) DE60011450T2 (ja)
DK (1) DK1214470T3 (ja)
ES (1) ES2220514T3 (ja)
NO (1) NO20021151L (ja)
RU (1) RU2261300C2 (ja)
WO (1) WO2001018310A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013500403A (ja) * 2009-07-24 2013-01-07 クラリアント・ファイナンス・(ビーブイアイ)・リミテッド サイズプレス塗布におけるシェーディング用の酸性染料水溶液
JP2017537930A (ja) * 2014-12-04 2017-12-21 ルブリゾル アドバンスド マテリアルズ, インコーポレイテッド 有機相含有組成物の粘度調整

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6872282B1 (en) * 1999-09-08 2005-03-29 Clariant Finance (Bvi) Limited Surface finishing of paper or board
FI20011429A0 (fi) * 2001-07-02 2001-07-02 Upm Kymmene Corp Painopaperi ja menetelmä sen valmistamiseksi
US7297228B2 (en) 2001-12-31 2007-11-20 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Process for manufacturing a cellulosic paper product exhibiting reduced malodor
US7153390B2 (en) 2001-12-31 2006-12-26 Kimberly-Clark Wordwide, Inc. Process for manufacturing a cellulosic paper product exhibiting reduced malodor
US7377997B2 (en) * 2003-07-09 2008-05-27 The Procter & Gamble Company Fibrous structure comprising a fiber flexibilizing agent system
US20050013986A1 (en) * 2003-05-29 2005-01-20 Buechler Troy Raymond Optical brighteners for display panels
US20050019569A1 (en) * 2003-07-25 2005-01-27 Weyerhaeuser Company Glyoxal crosslinked cellulosic fibers having improved brightness and color
WO2005049682A1 (en) * 2003-11-18 2005-06-02 Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. Fluorescent whiteninig pigments
US20070008790A1 (en) * 2004-05-26 2007-01-11 Buechler Troy R Optical brighteners for display panels
ATE457457T1 (de) * 2004-12-08 2010-02-15 Gert Horstmeyer Testmedium zur schnellanalyse von motorölen in verbrennungsmotoren
JP5187873B2 (ja) * 2005-04-27 2013-04-24 特種東海製紙株式会社 耐油性シート状物
JP2009511763A (ja) * 2005-10-12 2009-03-19 クラリアント インターナショナル リミティド 布地を仕上げるプロセス
US7972475B2 (en) * 2008-01-28 2011-07-05 The Procter & Gamble Company Soft tissue paper having a polyhydroxy compound and lotion applied onto a surface thereof
US7749583B2 (en) * 2008-05-28 2010-07-06 Meadwestvaco Corporation Low density paperboard
RU2518968C2 (ru) * 2008-11-07 2014-06-10 Премиум Борд Финланд Ой Бумага или картон с покрытием, пригодные для переработки, и способы их изготовления
CN102575394B (zh) * 2009-06-09 2014-09-17 博凯技术公司 染色纤维素碎片、染色非织造材料和它们的生产方法
CN101701435B (zh) * 2009-10-27 2012-09-26 鹅妈妈教育咨询(上海)有限公司 纸挂钩纸板及其应用
KR20130096693A (ko) * 2010-07-01 2013-08-30 클라리언트 파이넌스 (비브이아이)리미티드 코팅 적용분야에서의 쉐이딩용 수성 조성물
US20120121899A1 (en) * 2010-11-16 2012-05-17 Newpage Corporation Glossing additive for paper coatings
DE102011105676B4 (de) * 2011-06-22 2018-05-09 Schoeller Technocell Gmbh & Co. Kg Vorimprägnat und Dekorpapier oder dekorativer Beschichtungswerkstoff daraus
RU2475579C1 (ru) * 2011-09-06 2013-02-20 Российская Федерация в лице Министерства промышленности и торговли Российской Федерации Бумажная масса для получения стерилизационной упаковочной бумаги
RU2478482C1 (ru) * 2011-11-30 2013-04-10 Сергей Владимирович Макаров Концентрат увлажняющего раствора для офсетной печати
FI124852B (fi) * 2012-12-12 2015-02-13 Munksjö Oyj Menetelmä glassiinipaperin valmistamiseksi
JP6770433B2 (ja) * 2013-10-18 2020-10-14 クイーンズランド ユニバーシティ オブ テクノロジー リグニンベースの防水コーティング
CN103866639B (zh) * 2014-02-28 2015-11-25 苏州恒康新材料有限公司 一种用于造纸的湿强剂及其制备方法
KR102113126B1 (ko) * 2017-07-27 2020-05-20 (주)엘지하우시스 완충제를 포함하는 벽지
CN110987551A (zh) * 2019-11-11 2020-04-10 陕西师范大学 一种上光液的制取及其效果测试方法

Family Cites Families (47)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2723306A (en) * 1952-10-10 1955-11-08 Philco Corp Beam current regulators for cathode ray tubes
US2725306A (en) 1953-04-20 1955-11-29 Gardner Board & Carton Co Production of coated board for gloss ink printing and article produced thereby
US3017295A (en) * 1958-07-08 1962-01-16 Albemarle Paper Mfg Company Coated paper and paperboard and process for making same
CH542029A (de) * 1963-12-11 1973-11-15 Mo Och Domsjoe Ab Verfahren zur Verbesserung der Zurückhaltung von Polyalkoholen oder deren Ester- oder Ätherderivaten in Holz, Mittel zur Durchführung dieses Verfahrens und nach diesem Verfahren erhaltenes Holz
GB1108127A (en) * 1965-06-08 1968-04-03 Mo Och Domsjoe Ab Improvements in or relating to the treatment of wood products
US3510433A (en) * 1967-06-05 1970-05-05 Wright Chem Corp Water treating composition and method
US3380876A (en) * 1967-06-20 1968-04-30 Du Pont Bonding thermoplastic materials to substrates with colloidal silica
DE1761775A1 (de) 1968-07-05 1971-10-14 Feldmuehle Ag Gegen hohe Temperatur bestaendige Flaechengebilde
DE2540878C3 (de) 1975-09-13 1979-09-27 Chemische Werke Huels Ag, 4370 Marl Verfahren zur Herstellung von Überzügen
JPS5677845A (en) * 1979-11-30 1981-06-26 Fuji Photo Film Co Ltd Manufacture of paper for photography
DE3023118C2 (de) 1980-06-20 1989-01-12 Michael Huber München GmbH, 8011 Kirchheim Papier-Druckfarbe und deren Verwendung
BE895801A (fr) * 1983-02-04 1983-05-30 Felix Schoeller Jr G M B H Support papier photographique
DE3432234A1 (de) 1984-09-01 1986-03-13 Basf Farben + Fasern Ag, 2000 Hamburg Schnell wegschlagende bogenoffset-druckfarben
DE3502038A1 (de) 1985-01-23 1986-07-24 Sandoz-Patent-GmbH, 7850 Lörrach Waessrige aufhellerpraeparate und deren verwendung im papierstrich
DE3687729T2 (de) * 1985-02-08 1993-06-09 Mitsubishi Paper Mills Ltd Papierherstellungsverfahren.
US5055511A (en) * 1986-09-04 1991-10-08 Union Oil Company Of California Mastic and caulking compositions
GB2201595B (en) * 1987-02-25 1990-11-07 Grace W R & Co Microbiological control agent
GB2208277B (en) * 1987-07-30 1991-11-13 Courtaulds Plc Cellulosic fibre
US5498478A (en) * 1989-03-20 1996-03-12 Weyerhaeuser Company Polyethylene glycol as a binder material for fibers
US5160789A (en) * 1989-12-28 1992-11-03 The Procter & Gamble Co. Fibers and pulps for papermaking based on chemical combination of poly(acrylate-co-itaconate), polyol and cellulosic fiber
US5308388A (en) * 1990-05-10 1994-05-03 Hoechst Aktiengesellschaft Fountain solution for offset printing
US5182161A (en) * 1990-07-10 1993-01-26 Mitsubishi Paper Mills Limited Support for photosensitive materials
US5330788A (en) * 1992-08-10 1994-07-19 Henkel Corporation Temporary coating system
GB2277749B (en) 1993-05-08 1996-12-04 Ciba Geigy Ag Fluorescent whitening of paper
JP3451718B2 (ja) 1993-07-08 2003-09-29 ソニー株式会社 印画紙、その製造のための染料受容層形成用組成物及びそれらを使用する画像形成方法
DE4403481C1 (de) 1994-02-04 1995-06-29 Basf Lacke & Farben Druckfarben auf Mineralölbasis für das Bogenoffset-Druckverfahren
US5374679A (en) * 1994-03-31 1994-12-20 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Sizing agent and paper sized therewith
DE69521559T2 (de) * 1994-04-08 2002-05-23 Agfa Gevaert Nv Endbearbeitungslösung für lithographische Platten und Verfahren zur Herstellung einer Offset-Druckform durch das Silbersalzdiffusionübertragungsverfahren
US5973025A (en) * 1994-04-12 1999-10-26 Sri International Aqueous ink compositions containing a binder of a neutralized acidic resin
US6090871A (en) * 1994-05-11 2000-07-18 Bayer Aktiengesellschaft Paper finishing aid
GB9422925D0 (en) * 1994-11-14 1995-01-04 Unilever Plc Detergent compositions
WO1996023032A1 (fr) * 1995-01-27 1996-08-01 Toyo Ink Manufacturing Co., Ltd. Fluide d'impression pour impression par jet d'encre et son procede de fabrication
US5629052A (en) * 1995-02-15 1997-05-13 The Procter & Gamble Company Method of applying a curable resin to a substrate for use in papermaking
IT1277374B1 (it) * 1995-07-28 1997-11-10 Eniricerche Spa Procedimento per la preparazione di un collettore di corrente a contatto con il materiale catodico
JPH0970570A (ja) * 1995-09-05 1997-03-18 Fuji Photo Film Co Ltd 記録材料用支持体の製造方法
US5840106A (en) * 1995-11-13 1998-11-24 Minnesota Mining And Manufacturing Company Water-based pigmented inks
JP3454997B2 (ja) * 1995-12-06 2003-10-06 河野製紙株式会社 保湿性を有する水解紙及びその製造方法
GB9608491D0 (en) * 1996-04-25 1996-07-03 Zeneca Ltd Compositions, processes and uses
US5951749A (en) * 1996-05-16 1999-09-14 3M Innovative Properties Company Water-based pigmented inks
DE19651351A1 (de) * 1996-12-10 1998-06-18 Riedel De Haen Ag Mikrobizide Gemische
US6284819B1 (en) * 1998-07-01 2001-09-04 Cabot Corporation Recording medium
US6576155B1 (en) * 1998-11-10 2003-06-10 Biocrystal, Ltd. Fluorescent ink compositions comprising functionalized fluorescent nanocrystals
US6872282B1 (en) * 1999-09-08 2005-03-29 Clariant Finance (Bvi) Limited Surface finishing of paper or board
US6541590B1 (en) * 1999-12-14 2003-04-01 Rohm And Haas Company Polymeric binders from copolymers of unsaturated carboxylic acids and surfactant monomers
US6391532B1 (en) * 2000-04-07 2002-05-21 Eastman Kodak Company Photographic paper containing calcium carbonate
JP2005501981A (ja) * 2001-09-03 2005-01-20 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト カチオン性高分子電解質を用いて紙の白さを向上させる方法
EP1418209A3 (en) * 2002-11-08 2005-03-16 Rohm And Haas Company Method for forming an aqueous carbon black dispersion

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013500403A (ja) * 2009-07-24 2013-01-07 クラリアント・ファイナンス・(ビーブイアイ)・リミテッド サイズプレス塗布におけるシェーディング用の酸性染料水溶液
JP2017537930A (ja) * 2014-12-04 2017-12-21 ルブリゾル アドバンスド マテリアルズ, インコーポレイテッド 有機相含有組成物の粘度調整

Also Published As

Publication number Publication date
US20050167064A1 (en) 2005-08-04
US6872282B1 (en) 2005-03-29
EP1214470A1 (en) 2002-06-19
ES2220514T3 (es) 2004-12-16
US20040149408A1 (en) 2004-08-05
WO2001018310A1 (en) 2001-03-15
KR100712743B1 (ko) 2007-05-02
ATE268832T1 (de) 2004-06-15
CN1372612A (zh) 2002-10-02
KR20020047147A (ko) 2002-06-21
DK1214470T3 (da) 2004-09-27
NO20021151L (no) 2002-05-08
CN1207463C (zh) 2005-06-22
NO20021151D0 (no) 2002-03-07
BR0013837A (pt) 2002-05-21
EP1214470B1 (en) 2004-06-09
DE60011450T2 (de) 2004-11-04
DE60011450D1 (de) 2004-07-15
RU2261300C2 (ru) 2005-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003508650A (ja) 紙もしくは板紙の表面処理、およびこの目的のための試薬
EP2701920B1 (en) Media used in digital high speed inkjet web press printing
US20080229962A1 (en) Sublimation transfer paper, method of making, and method for sublimation printing
JP2014040699A (ja) 紙及び製紙方法
JP5798182B2 (ja) 塗工紙およびその製造方法
US5500191A (en) Paper coating composition
KR101100338B1 (ko) 인쇄용 도피지
JP4358601B2 (ja) 板紙
NO329140B1 (no) Glanset papir for dyptrykk og fremgangsmate for fremstilling
JP2018141260A (ja) コールドセット型オフセット印刷用塗工紙
JP5955602B2 (ja) 新聞用紙およびその製造方法
JP4998131B2 (ja) 塗工紙の製造方法
JP5073420B2 (ja) 塗被紙の製造方法
JP2020056117A (ja) 段ボールシート用ライナー、段ボールシートおよび印刷物の製造方法
JP5009698B2 (ja) 塗工紙の製造方法
JP2011219887A (ja) オフセット印刷用紙及びその製造方法
JP4093122B2 (ja) オフセット輪転印刷用塗被紙
CA2171145C (en) Paper coating composition
JP2024026131A (ja) 印刷用塗工紙
JP2023181604A (ja) 転写捺染用紙
JP5264661B2 (ja) オフセット・グラビア印刷用兼用塗被紙の製造方法
WO2020036223A1 (ja) 塗工紙
JP2024060684A (ja) 板紙
JP2021155898A (ja) 剥離紙用原紙、及び剥離紙
JP2023181605A (ja) 転写捺染用紙

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070613

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070808