JP2003508226A - 金属を連続鋳造するための装置 - Google Patents
金属を連続鋳造するための装置Info
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Abstract
Description
、この昇降テーブルによって収容される連続鋳造鋳型、並びに昇降テーブルのた
めの案内要素もしくは支承要素を備えている強固に配設された担持スタンドを有
する、金属、特に鋼材を連続鋳造するための装置に関する。
推移させることが公知である。通常、連続鋳造鋳型は昇降テーブルによって収容
され、これらの昇降テーブルは、この発振運動を鋳型へと伝達し、一方この昇降
テーブル自身は、駆動手段を備えている。この昇降テーブルは、基礎フレーム又
は担持スタンドによって収容され、その内部では、コロ軸受又は滑り軸受でもっ
て支承されている。
明細書第0 150 357号から公知である。この明細書においては連続鋳造
鋳型のための案内装置が記載されており、その際1つの部材から形成された鋳型
昇降テーブルに保持装置が固定されており、この保持装置は、それぞれ1つのバ
ネ要素を介して、基礎フレーム上に装着可能な交換フレームと結合されている。
この保持装置は、バネサポートから構成されており、このバネサポートは、真直
ぐな板バネを収容し、この板バネ上で、中心に、鋳型昇降テーブルと結合された
中間部材が載置される。
り、熱膨張に依存せず、昇降テーブルの正確な案内を保証する、昇降テーブルと
強固に配設された担持スタンドとの間の案内要素を有する、金属、特に鋼材を連
続鋳造するための装置を備えることにある。
有利な形態は、従属請求項に開示されている。
にあり、これらの案内要素は、発振方向にある負荷の収容以外に、同様に、この
負荷に対して垂直な方向にある負荷を収容することができる。第1の負荷バラン
スを取るシステムは、弾性的なバネシステムの形態で形成されている。このバネ
システムは、互いに角度をもって−特に90°の角度で−配設された、それぞれ
発振方向に対して垂直に延在する2つのバネ脚部から構成され、その際2つのバ
ネ脚部は、音叉状に形成されており、またその際それぞれオーバーラップする2
つのバネ脚部の上下の端部は、昇降テーブルのための載置面もしくは強固に配設
された担持スタンドとの結合面を形成し、バネシステムは、発振方向にある力以
外に、発振振動方向に対して垂直な2つの方向にある力を収容する。考えられる
第2の負荷バランスを取るシステムは、圧力調整されたクッションシステムに、
相応の媒体でもって、特に空気又は相応の液体でもって運転が行なわれることが
提案される。
振動する昇降テーブルの整備不要の支承を担持スタンド上で保証する。案内は遊
びがない。何故なら、バネの弾性変形の他には、その運動挙動幾何学的性状の変
化が何ら行なわれないからである。
つの部材から、また第2の実施形によれば、2つの部材から形成されている。第
1の外側部分は昇降テーブルと、また第2の外側部分は担持スタンドと結合され
る。バネシステムは、2つの下方の脚部部分の移動によって調整することができ
る。加えてその長さ、幅及び厚さに関して、音叉を形成する板バネ寸法を区別す
ることによって、弾性及び運動挙動精度は、種々の使用状況に適合可能である。
する2つに分割された担持スタンド2a,2bから構成され、その際昇降テーブ
ルは、鋳造鋳型(示されてない)、例えば薄スラブを鋳造するための鋳型を収容
する。この側面図に基づけば、それぞれ、担持スタンド要素2a及び昇降テーブ
ル3aしか示されていない。昇降テーブル要素は、L字形の基本形状を備え(図
3参照)、長手方向軸に対して対称の2つの部分31a,32aから構成されて
いる。昇降テーブル要素3aは、強固に配設された担持スタンド要素2a上に支
承されている。この担持スタンド要素は昇降シリンダ4aを収容し、そのタペッ
ト5aは、昇降テーブル3aの足部領域33a内にアンカー固定されている。昇
降テーブル要素3a、従って鋳型は、発振運動へと推移させられる。
て、昇降テーブル要素3aは、担持スタンド2aの相応の部分に支承されている
。昇降テーブル要素の足部領域33aには2つの方体71a,72aが固定され
ており、これらの方体は、昇降テーブル要素とバネシステム61a,62aとの
間の結合部を形成する。別の側でバネシステム63a,64aは、同様に担持ス
タンド2と結合状態にある。このため昇降テーブル要素の頭部領域は、2つの突
出部81a,82aを備えており、これらの突出部は、バネシステム64a,6
3a上に載置されている。バネシステム64a,63aは、担持スタンド2aの
部分によって支持され、その構造は、ここではこれ以上には図示されていない。
、これらのバネ脚部は、互いに直角に配設されている。従って見た方向にあるバ
ネ脚部は、側面図においては点としてしか図示されていない。それぞれ1つのバ
ネ脚部は、音叉の基本形状に一致するように形成されている。バネシステムの説
明に関しては、詳細図5〜10を参照のこと。
担持コラム91a,92aを示し、その頭部の面101a,102aは、バネシ
ステム64a,63aによって、昇降テーブル要素の2つの突出部81a,82
aのバランスを取られた載置を行なうために使用される。案内コラム91a,9
2aの構造高さは、それぞれ昇降シリンダの高さ及び鋳型の高さによって予め付
与されている。111a,112aでもって、鋳型の冷却水のための供給部が指
示されている。
1及び2の側面図に対して回転されている。それぞれ2つの担持スタンド要素は
、それぞれ1つのシリンダ4a,4bを収容する。第1及び第2のL字形の昇降
テーブル要素3a,3bは、対置するように間隔を置いて配設され、相応の載置
面122a,122b上に、鋳造幅Yを有する鋳型13を収容する。鋳型出口の
下には、第1のセグメント142a,142b、即ち、鋳型から流出した後に硬
化された鋳造シェルでもってストランドを案内するための第1のローラが図示さ
れている。2つの昇降テーブル要素3a,3bは、振動するようにバネシステム
62a,63a,62b,63bによって、担持スタンド要素2a,2b上もし
くはこれらに沿って支承及び案内されており、その際担持スタンド要素の上方の
部分は図示されていない。
承及び案内され、その際上方のバネシステム(63a,64a,63b,64b
)は、下方のバネシステム(61a,62a,61b,62b)へと互いに変位
されるように配設されている。従って全体で、最適にバランスを取る支承システ
ム及び案内システムが用意される。これは、振動方向にある力ばかりでなく、こ
の力と垂直な方向の力も収容することができる。1つのバネシステムの運動は、
直ちに、同じ水平な平面にある他の3つのバネシステムによって、又はこれに対
して垂直に変位されるように配設されているバネシステムによって補償される。
従って全システムは、常に外力作用により自動的に出発位置へと復帰振動する。
個々のバネシステム63a,64aに対する61a,62a並びに61b〜64
bの変位させられた配設を明らかにする。それぞれの昇降テーブル要素3a,3
bは、担持スタンド2a,2b、並びに担持スタンドの案内コラム91a,92
aもしくは91b,92bによって支持もしくは案内される。昇降テーブル要素
上の鋳型の載置面はAでもって記されている。昇降テーブル要素中心に対して、
それぞれの昇降シリンダ4a,4bが延在する。この昇降シリンダに対して横に
、鋳型の幅広側を冷却するための冷却媒体のための供給部111a,112a,
111b,112bが延在する。
を取るために増加させることができる。昇降テーブル要素毎の別の2つのバネシ
ステムの配設はXでもって指示されている。
を詳細に示す。1つのバネシステムは、2つのバネ脚部201及び202から成
り、これらのバネ脚部は、互いに直角に配設されている。それぞれ1つのバネ脚
部201,202は、この実施形の場合、1つの部材からU字形に形成された板
バネであり、従ってこの板バネは、上方の部分201a,202a及び下方の部
分201b、202bを形成する。板バネの幅Bは、全システムの特性に対する
僅かな影響を備えるが、個々の板バネもしくは形成された音叉の歯の長さL及び
厚さDは、全ばねシステムの特性に大きな範囲で影響を与える。薄スラブのため
に鋳造鋳型を使用する際は、バネシステムに対する以下の寸法が適当である。即
ち、幅B=100mm、長さL=200mm以上、厚さD=約12又は14mm
である。上下のバネ部分201a,201b間の間隔は、無負荷の状態で20m
m±5mmである。バネ材料としては、不錆のバネ鋼が適当である。
部部材211a,211b,212aは、それぞれの昇降テーブル要素のための
載置面もしくは担持スタンドとの結合面として使用される。 バネ脚部の端部部材へと、穴213が、埋設されるネジヘッドとのネジ結合部
を収容するために収容され、このネジ結合部は、昇降テーブル側面とのバネシス
テムの解除可能な固定を保証する。バネ脚部(201b,202b(示されてな
い))の下方の部分は、それらの位置が可変でありかつ調整可能である。加えて
穴214は、これらの部分の端部部材211b,212b内へと収容されている
。調整は、相手側のネジボルトの影響によって行なわれる。図6において収容さ
れた矢印でもって、発振方向に対して垂直に生じる外乱力Kを、提案されたバネ
システムによって相殺できることが明らかにされる。
ムの実施形の側面図及び平面図が図示されている。2つのバネ脚部の端部部材は
、互いにネジ留めされる。第1のバネ脚部301(ここでは完全には示されてな
い)は、上下の部分301a,301bから構成される。この脚部301と直角
に、第2のバネ脚部302の2つの部分302a,302bが配設されている。
部分301aの底部にまで延在するネジ結合部303によって、バネ脚部の端部
部材は互いに結合される。類似して、2つのバネ脚部301b及び302bの下
方の部分は、ネジ結合部304によって互いに固定される。付加的にキャリッジ
305が、部分301bと302bとの間に設けられており、これらの部分に、
側面305aが、下方の部分301bの端部部材に対する別のネジ結合部306
でもってネジ留め可能である。従って全体で、ネジシステムの下方の部分は、矢
印でもって図示された方向に変位可能である。
及び307によってバネシステムの調整が、矢印でもって図示された2つの方向
に可能である。中間キャリッジ305a,305bの2つの部分は、調整板30
6a,306bを介して相応の端部部材に当接する。全体でこの実施形の場合は
、200〜220mmの長さ及び12もしくは14mmの厚さを有する上述の具
体的な構造部分寸法でもって、±5mmのストロークが相殺可能である。調整面
上の移動経路は、同様に約±5mmである。
れたバネからではなく、2つのバネ要素から成る。2つのバネ要素401及び4
02は、間隔部材403a,403bによって互いに間隔を置かれており、ネジ
結合部404でもって解除可能に互いに結合されている。第2の実施形(図10
)によれば、既に上方のバネ要素501が、相応のブリッジ要素503でもって
1つの部材から製造されることによって、間隔部材を節約することができる。解
除可能な結合を、再びネジ結合部は提供する。
略側面図を示す。
、従属請求項に開示されている。
にあり、これらの案内要素は、発振方向にある負荷の収容以外に、同様に、この
負荷に対して垂直な方向にある負荷を収容することができる。第1の負荷バラン
スを取るシステムは、弾性的なバネシステムの形態で形成されている。このバネ
システムは、互いに角度をもって−特に90°の角度で−配設された、それぞれ
発振方向に対して垂直に延在する2つのバネ脚部から構成され、その際2つのバ
ネ脚部は、音叉状に形成されており、またその際それぞれオーバーラップする2
つのバネ脚部の上下の端部は、昇降テーブルのための載置面もしくは強固に配設
された担持スタンドとの結合面を形成し、バネシステムは、発振方向にある力以
外に、発振振動方向に対して垂直な2つの方向にある力を収容する。
Claims (7)
- 【請求項1】 駆動ユニットによって発振するように駆動可能である昇降テ
ーブル、この昇降テーブルによって収容される連続鋳造鋳型、並びに昇降テーブ
ルのための案内要素もしくは支承要素を備えている強固に配設された担持スタン
ドを有する、金属、特に鋼材を連続鋳造するための装置において、 この様式の案内要素もしくは支承要素が、弾性的なバネシステム(61a〜6
4a,61b〜64b)であり、このバネシステムが、互いに角度をもって配設
された、それぞれ発振方向に対して垂直に延在する2つのバネ脚部(201,2
02;301,302)から構成され、その際2つのバネ脚部が、音叉状に形成
されており、またその際それぞれオーバーラップする2つのバネ脚部の上下の端
部(211a,211b,212a,212b;311a,311b,312a
,312b)が、昇降テーブル(3a,3b)のための載置面もしくは強固に配
設された担持スタンド(2a,2b)との結合面を形成し、バネシステムが、発
振方向にある力以外に、発振振動方向に対して垂直な方向にある外乱力を、負荷
バランスを取ることによって相殺するように構成されていることを特徴とする装
置。 - 【請求項2】 駆動ユニットによって発振するように駆動可能である昇降テ
ーブル、この昇降テーブルによって収容される連続鋳造鋳型、並びに昇降テーブ
ルを収容するための案内要素を備えている強固に配設された担持スタンドを有す
る、金属、特に鋼材を連続鋳造するための装置において、 この様式の案内要素が、圧力調整されたクッションシステムであることを特徴
とする装置。 - 【請求項3】 2つのバネ脚部から成るバネシステムが、1つの部材又は2
つの部材から形成されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項4】 それぞれのバネ脚部が、U字形に曲げられた板バネ(201
,202,301,302)、又はその自由な端部が解除可能に互いに結合され
ている2つの板バネ要素(401,402;501,502)から成ることを特
徴とする請求項1又は3に記載の装置。 - 【請求項5】 バネシステムが、昇降テーブルには強固にロック可能であり
、担持スタンドには調整可能に配設されていることを特徴とする請求項1に記載
の装置。 - 【請求項6】 昇降テーブルが、2つの昇降テーブル要素(3a,3b)か
ら構成され、これらの昇降テーブル要素が、それぞれ1つの駆動ユニット(4a
,4b)によって発振するように駆動可能であり、その際互いに間隔を置いて配
設された2つの昇降テーブル要素が、連続鋳造鋳型(13)を、この連続鋳造鋳
型が昇降テーブル要素の間に延在し、ストランドが2つの昇降テーブル要素(3
a,3b)の間で排出されるように収容し、また担持スタンドが、同様に、それ
ぞれ1つの昇降テーブル要素を収容するための2つの担持スタンド要素(2a,
2b)から構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。 - 【請求項7】 それぞれ1つの昇降テーブル要素(3a,3b)が、負荷バ
ランスを取るための4つのバネシステム(61a〜64a;61b〜64b)を
備えており、その際昇降テーブル要素の足部領域(33a,33b)が、2つの
結合要素(71a、72a;71b、72b)を介して2つのバネシステム上に
載置されており、昇降テーブル要素が頭部側で2つの突出部(81a,82a)
を備え、これらの突出部が、他の2つのバネシステム上に載置され、その際バネ
システムが互いに変位されるように配設されていることを特徴とする請求項6に
記載の装置。
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