JP2003507400A - セリュライトの出現を軽減する医薬組成物及び方法 - Google Patents

セリュライトの出現を軽減する医薬組成物及び方法

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Abstract

(57)【要約】 セリュライトの出現を軽減又は除去するための組成物及び方法。この方法は、治療が必要な患者に、患者において皮膚を肥厚化するのに十分量のグリコサミノグリカンに転換される糖化合物を治療有効量、第一の酸化防止剤成分を実質的にコラゲナーゼ及びエラスターゼの生成を阻害するのに十分量、少なくとも1種のアミノ酸成分を皮膚の肥厚化を補助するのに十分量、及び少なくとも1種の遷移金属成分をコラーゲン及び弾性線維に結合しかつ皮膚を肥厚化するのに有効量を投与し、セリュライトの出現を軽減又は除去することを含む。好ましい処置の方法は更に、前述の成分を、皮膚への血液供給を改善する血管拡張剤及び/又は消化管内での脂肪の吸収又は消化を減少するかもしくは脂肪の生成を防止する脂肪燃焼促進剤と共に投与することを含む。この組成物及び方法は、任意に、脂肪代謝を改善するための細胞への糖の侵入を促進するような、ピコリン酸クロムを含有することができる。ある実施態様において、これらの方法は、医薬組成物としての量を投与することを包含している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本願明細書は、セリュライトの出現を軽減又は除去するために、コラーゲン及
び弾性組織を補充し、かつ真皮を肥厚化する方法に関する。
【0002】 (発明の背景) ヒト皮膚は、表皮及び真皮の複合物質である。表皮の最上部分は角質層である
。この層は、皮膚の最も硬い層であり、加えて周囲環境に最も影響を受けるもの
である。角質層の下側は表皮の内部である。表皮の下側の、真皮の最上層は、真
皮乳頭であり、これは皮膚の微小突起(micro-relief)を規定する比較的緩い結合
組織からなる。真皮乳頭の真下に位置した網状真皮は、空間的に組織化された(s
patially organized)、硬い結合組織である。この網状真皮は、粗い皺にも関連
している。真皮の下側には、皮下組織層が位置している。
【0003】 皮膚の基本的機能は、防御、排泄、分泌、吸収、体温調節、色素産生、蓄積、
感覚認知、及び免疫学的過程の調節を含む。これらの機能は、加齢及び過度の太
陽への曝露に起因した皮膚の構造変化により有害な作用を受ける。皮膚の加齢に
関連した生理的変化は、例えば、障壁機能の障害及び表皮細胞の代謝回転の低下
を含む[Cerimele, D.ら、Br. J. Dermatol.、補遺122、35:13-20 (1990年4月)]
【0004】 弾性のような皮膚の力学的特性は、コラーゲン網及びその中の弾性線維組織の
密度及び幾何学的配置により制御される。損傷されたコラーゲン及びエラスチン
は、それらの収縮特性を失い、その結果皮膚の皺及び皮膚表面のきめの荒さが生
じる。皮膚が加齢するか又は健康が損なわれ始めると、たるみ、伸展線、こぶ(b
ump)、挫傷又は皺が生じ、きめが荒くなり、かつビタミンDの合成能が低下する
。更に加齢した皮膚はより薄くなり、かつコラーゲン、エラスチン及びグリコサ
ミノグリカンの変化のために、真皮表皮境界面が平坦化する(Fenske, N.A及びLo
ber, C.W.、J. Am. Acad. Dermatol.、15:571-585(1986年10月);Montagna, W.
及びCarlisle, K.、Journal of Investigative Dermatol.、73(1):47-53(1979))
【0005】 セリュライトは、「みかんの皮(orange peel)」又は「カッテージチーズ」の
外見を有する皮膚を生じるような、皮膚の欠損により引き起こされる美容/医療
上の状態である。セリュライトは典型的には、皮膚の真皮及び真皮下(subdermal
)レベルでの血管の完全性の低下及び毛細血管網の喪失に起因した真皮の崩壊に
より特徴づけられる。血管系の崩壊は皮膚の代謝を低下する傾向がある。この低
下した代謝は、タンパク質の合成及び修復の過程を妨げ、これは真皮の菲薄化(t
hinning)を生じる。この状態は更に、脂質により充溢され、膨潤しかつ互いに凝
集する(clumping)脂肪細胞に加え、皮膚の真皮及び真皮下領域における過剰な液
体貯留により特徴づけられる。従って、セリュライトに罹患した個体は、皮膚に
より厚い皮下脂肪層を有する傾向がある。セリュライトの進行した段階において
、皮膚中の脂肪付着物の周囲に隔膜(septa)と称される網状タンパク質が付着し
始め、かつ脂肪細胞を吸蔵する。更に進行した状態においては、脂肪細胞の硬い
結節及び隔膜により取り囲まれた脂肪の凝塊が、真皮領域に形成される。このこ
とは、かなりの不均一性を示しかつ「カッテージチーズ」様外観を有することを
特徴とする皮膚表面をもたらす。この外観は、太った人において最も顕著である
。セリュライトを伴う人は、更に罹患部位に菲薄化した表皮及び真皮を有し、皮
膚の堅固さが低下しかつ細胞再生速度が低下する傾向がある。
【0006】 セリュライトの出現は、現在、カフェイン、テオフィリン及びアミノフィリン
を含有するキサンチンの投与により治療される傾向にある。キサンチンは、脂肪
細胞から水分を除去し、その結果脂肪細胞のサイズを小さくする利尿薬として作
用する。しかしキサンチンの作用は一時的であり、かつ脂肪細胞は、個体が失っ
た水分を補給するとすぐに、再水和される。
【0007】 患者がビタミン又はミネラレル欠乏症の場合に生じるある種の皮膚及び他の問
題を治療するために、様々なビタミン及びミネラルが、個別に投与されている。
例えばビタミンAは、座瘡の治療を補助し、かつ創傷治癒を促進し;ビタミンC(
アスコルビン酸)は、皮膚挫傷の予防及び創傷治癒を補助し;ビタミンEは、酸化
防止剤であり;かつ銅は、弾性組織欠損の治療を補助する。[Neldner, K.H.、Am
er. Acad. Derm. Annl. Mtg.、ワシントンD.C.、1993年12月6日]。ビタミンCの
外用適用は、日焼けによる障害を避け、結合組織の崩壊を低減し、かつコラーゲ
ン合成を促進する可能性があるとも考えられている。[Dial, W.、Medical. Worl
d News、1991年3月12頁]。ビタミンEは、抗炎症剤として、皮膚の保湿を強化す
るため、細胞を紫外線から保護するため、及び時期尚早の皮膚の加齢を遅らせる
ために、外用で使用される。
【0008】 プロアンタノール(proanthanol)及びプロアントシアニジン(proanthocyanidin
)を含有する、カテキンを主成分とする調製物は、強力な酸化防止剤である。こ
れらの化合物は、例えば花、植物の葉、及びブドウ種などに見つかっている。[L
ubell, A.、Cosmetic Dermatol.、9(7):58 & 60 (1996年7月)]。
【0009】 N-アセチルグルコサミン及びグルコサミンは、変性関節疾患及び軟骨喪失の予
防及び治療における使用について試験されており、かつ軟骨に存在するグリコサ
ミノグリカンが軟骨の修復を増大することがわかっている。[Grevenstein, J.ら
、Acta Orthopaedia Belgica、57(2):157-161(1991);Setnikar, I.、Drug Res.
、36(4):720-733 (1986);Drovanti, A.ら、Clin. Therap.、3(4):1-6(1980)を
参照のこと]。グルコサミンは、関節炎に関連しても試験されており[例えば、Mu
rray, M.T.を参照]、経口及び注射したグルコサミンは、関節症患者において有
用であることが報告されている。[Tapadinhas, M.J.ら、Pharmatherapeutica、3
(3):157-168(1982);D'Ambrosio, E.ら、Pharmatherapeutica、2(8):504-508(19
81)]。
【0010】 薬草及び他の抗炎症剤の影響下でのグリコサミノグリカンの代謝が、いくつか
の化合物の投与後の、皮膚、肝、腎、及び脾におけるグリコサミノグリカンを測
定することにより試験されている。[Reddy, G.K.ら、Biochem. Pharmacology、3
8(20):3527-3534(1989)]。
【0011】 様々な前述の成分が、患者の欠乏症の補充のための個別の使用に加え、特定の
細胞、皮膚、及びその他の病態を予防及び治療するためにデザインされた医薬品
を作成するために組合せられている。例えば米国特許第3,7773,930号は、少なく
とも1種のアミノ酸及び生のアミノ酸組成物の下痢の問題を回避するのに十分な
程多量の非アミノ酸に由来したカロリー物質(caloric material)を有する、低残
分(residue)の食餌療法用組成物を開示している。該組成物を更に味よくするた
めに、香味剤も含むことができる。
【0012】 米国特許第 4,285,964号は、(+)-カテキンと少なくとも1種の塩基性アミノ酸
、例えばL-リシン及びL-アルギニンとの反応により生成された(+)-カテキンの塩
;並びに、(+)-カテキンとL-リシン及びL-アルギニンのような塩基性アミノ酸の
反応生成物、並びに他の無機酸又は有機酸から生成された水溶性復塩を開示して
いる。この特許は更に、該組成物を外用投与することにより、結合組織の変性疾
患を治療する方法を開示している。 米国特許第4,414,202号は、pH6〜7.8を有し、かつデンプン水解化合物を投与
し、かつ好ましくはαケトグルタル酸又はαケトグルタル酸塩を含有する塩緩衝
溶液による皮膚創傷の治療のための組成物を開示している。該組成物への任意の
添加剤は、アスコルビン酸又はそれらの塩、第一鉄塩、並びにグリシン、L-プロ
リン、及びL-リシンを含む。
【0013】 米国特許第4,424,232号は、単純ヘルペス、口唇ヘルペス、損傷、及び他の疼
痛のある皮膚の病態の治療のための、水を有する不活性担体中にL-リシン、ジベ
レリン酸、及び尿素を含有する外用組成物を開示している。この組成物は更に、
L-アスコルビン酸、更にメチルパラベン、プロピルパラベン、又はそれらの混合
物を含有することができる。 米国特許第4,647,453号は、結合組織の再建を促進するための、アスコルビン
酸、生体利用可能なカルシウム、エピネフリン又はノルエピネフリン又はチロシ
ン又はフェニルアラニンの前駆体又は刺激物、抗炎症性糖類、アミノ糖及びそれ
らの生体適合性酸付加塩から選択された抗炎症物質、並びに抗炎症性アミノ酸の
経口投与による、動物及びヒトにおける組織変性炎症疾患の治療のための方法及
び組成物を開示している。
【0014】 米国特許第5,198,465号は、プロリン、グリシン、リシン、ビタミンC、及びα
-ケトグルタル酸、メチオニン、システイン、シスチン、バリンから選択された1
種以上の化合物、並びに医薬として許容できる希釈剤及び賦形剤による、コラー
ゲン合成における前駆体欠乏症の治療のための組成物を開示している。 米国特許第5,332,579号及び第5,308,627号は、マグネシウム及び亜鉛のような
酵素活性化物質;様々なビタミンB複合体のようなビタミンである酵素補因子;
グルタミン酸のようなアミノ酸などの酵素生産体;カノコソウ(Valerian)根のよ
うな薬草の鎮攣物質;及びビタミンCを含む、様々なビタミン及びミネラルの投
与による耽溺からのヒトの回復を補助する、栄養補助剤を開示している。
【0015】 米国特許第5,415,875号は、皮膚に卵殻膜の分解産物並びにトコフェノール及
び誘導体を塗布することにより、過酸化脂質の発生を抑制しかつ過酸化物を除去
する方法を開示している。例えばリシン、プロリン、ビタミンCを、任意の添加
剤の膨大な種類の中から挙げられる。
【0016】 しかし前述の参照は、セリュライトの出現を軽減又は除去する医薬組成物又は
方法を示してはいない。本発明はそのような方法を提供する。この方法は、皮膚
のコラーゲン及び弾性組織を補充しかつ真皮を肥厚化するような組成物を治療が
必要な患者に投与することにより、セリュライトの出現を軽減又は除去する。
【0017】 (発明の概要) 本発明は、患者においてセリュライトの出現を軽減又は除去する組成物に関す
る。この組成物は、皮膚の肥厚化に十分な量の患者においてグリコサミノグリカ
ンに転換される糖化合物、コラゲナーゼ及びエラスターゼの活性を実質的に阻害
するのに十分量の第一の酸化防止剤成分、皮膚の肥厚化を補助するのに十分量の
少なくとも1種のアミノ酸成分、並びにコラーゲン及び弾性線維に結合しかつ皮
膚を肥厚化するのに有効量の少なくとも1種の遷移金属成分を含有する。好まし
い実施態様において、この組成物は更に、消化管内の脂肪の吸収を減少するか、
又は脂肪生成を防止するために、少なくとも1種の脂肪燃焼促進剤(fat burner)
を含有する。別の好ましい実施態様において、該組成物は更に、皮膚への血液の
供給を改善するために、少なくとも1種の血管拡張剤を含有する。
【0018】 本発明は更に、セリュライトの出現を軽減又は除去する方法に関する。この方
法は、皮膚の肥厚化をセリュライトの出現を軽減又は除去するように変えるため
に、皮膚の肥厚化に十分量の患者においてグリコサミノグリカンに転換される糖
化合物、皮膚のコラゲナーゼ及びエラスターゼの活性を実質的に阻害するのに十
分量の第一の酸化防止剤成分、皮膚の肥厚化を補助するのに十分量の少なくとも
1種のアミノ酸成分、並びにコラーゲン及び弾性線維と結合しかつ皮膚を肥厚化
するのに有効量の少なくとも1種の遷移金属成分を、治療が必要な患者へ投与す
ることに関する。
【0019】 前述の糖、第一の酸化防止剤、少なくとも1種のアミノ酸成分、及び少なくと
も1種の遷移金属成分は、順次、更には単独の医薬組成物の形状で、又はいずれ
かのそれらの組合せにおいて同時投与することもできる。この組成物は、経口又
は外用で投与することができる。該組成物が経口投与される場合、これは該組成
物を1mg〜2,000mg含有する錠剤又はカプセル剤として投与することができる。該
組成物が外用投与される場合、これは1種以上のモノ-もしくはポリ-ヒドロキシ
酸、それらの混合物、もしくはそれらの医薬として許容できる塩又はエステルと
共に、少なくとも皮膚の一部を剥落するのに十分な量で投与されることが好まし
い。これらのモノ-又はポリ-ヒドロキシ酸は、タンニン酸又はサリチル酸である
ことができる。
【0020】 好ましい実施態様において、本方法は更に、少なくとも1種の脂肪燃焼促進剤
を消化管内の脂肪の吸収を減少するか又は脂肪の生成を防止するのに十分量投与
することを含む。前述の糖、第一の酸化防止剤、少なくとも1種のアミノ酸成分
、少なくとも1種の遷移金属成分、及び少なくとも1種の脂肪燃焼促進剤を、医薬
組成物として順次、同時に、もしくはそれらのいずれかの組合せ、例えば最初の
4種の成分の組成物、その後少なくとも1種の脂肪燃焼促進剤のように投与するこ
とができる。
【0021】 別の好ましい実施態様において、この方法は更に、少なくとも1種の血管拡張
剤を皮膚への血液の供給を改善するのに十分量投与することを含む。前述の糖、
第一の酸化防止剤、少なくとも1種のアミノ酸成分、少なくとも1種の遷移金属成
分、及び少なくとも1種の血管拡張剤を、医薬組成物として順次、同時に、もし
くはそれらのいずれかの組合せで投与することができる。
【0022】 別の実施態様において、前述の糖、第一の酸化防止剤、少なくとも1種のアミ
ノ酸成分、少なくとも1種の遷移金属成分、及び少なくとも1種の血管拡張剤を、
消化管内の脂肪の吸収を減少しかつ脂肪の生成を防止するために、少なくとも1
種の脂肪燃焼促進剤と共に投与することができる。
【0023】 好ましい脂肪燃焼促進剤は、ヒドロキシクエン酸、キチン、又はそれらの混合
物を含む。脂肪燃焼促進剤がヒドロキシクエン酸である場合、ヒドロキシクエン
酸を約750mg〜1500mg投与することが好ましい。脂肪燃焼促進剤がキチンである
場合、キチンを約1000mg〜2000mg投与することが好ましい。
【0024】 好ましい血管拡張剤は、ギンナン葉(ginko biloba)、高麗人参(ginsing)のエ
キス、フェニルアラニン、又はそれらの混合物を含む。血管拡張剤がギンナン葉
であるならば、ギンナン葉エキス約5mg〜300mgを投与することが好ましい。血管
拡張剤が高麗人参であるならば、高麗人参エキス約100mg〜200mgを投与すること
が好ましい。血管拡張剤がフェニルアラニンであるならば、フェニルアラニン約
75mg〜1500mgを投与することが好ましい。十分量の血管拡張剤は、当業者は容易
に決定することができる。
【0025】 任意に、前述の糖、第一の酸化防止剤、少なくとも1種のアミノ酸成分、少な
くとも1種の遷移金属成分、及び/又は血管拡張剤、及び/又は脂肪燃焼促進剤
を、生体による脂肪代謝を改善するために糖の細胞への侵入を促進するようなピ
コリン酸クロム約10mg〜500mgと共に投与することができる。
【0026】 (好ましい実施態様の詳細な説明) 現在、セリュライトの出現を軽減又は除去する方法が発見されている。この方
法は、セリュライトの出現を軽減又は除去するために皮膚の厚さを変えるために
、血流中でグリコサミノグリカンに転換される少なくとも1種の糖化合物、第一
の酸化防止剤成分、少なくとも1種のアミノ酸成分、及び少なくとも1種の遷移金
属成分を治療に十分な量、治療が必要なヒトに投与することを含む。理論的裏付
けを欲するものではないが、本出願人は、より厚い真皮は、皮膚領域が薄くなる
と生じるセリュライトの出現を望ましいように軽減すると考えている。改良され
た組成物も、好ましい方法で使用できることが発見されている。これらの組成物
及び方法は、血管拡張剤及び/又は脂肪燃焼促進剤を含有することが好ましい。
更に本発明の組成物及び方法は、より強力な血管を生じる。皮膚及び血管は両方
とも結合組織であり、従って理論的裏付けを欲するものではないが、血管は皮膚
の肥厚化と同じ方法で強化されると考えられる。
【0027】 この組成物は、好ましくは少なくとも1種の糖化合物、及びより好ましく唯1種
の糖化合物を、組成物の約5〜50質量%、好ましくは約10〜40質量%、及びより
好ましくは約15〜30質量%で存在するように含む。第一の酸化防止剤成分は、好
ましくは該組成物の約5〜50質量%、より好ましくは約10〜40質量%、及び最も
好ましくは約15〜30質量%の量で存在する。アミノ酸成分は、好ましくは該組成
物の約8〜60質量%、より好ましくは約15〜50質量%、最も好ましくは約20〜40
質量%で存在する。遷移金属成分は、好ましくは該組成物の約0.5〜15質量%で
存在し、より好ましくは約2〜12質量%で存在し、かつ最も好ましくは約5〜10質
量%で存在する。
【0028】 この組成物の第一の成分は、ヒト血流においてグリコサミノグリカンに転換さ
れる糖化合物のいずれかである。典型的にはこれは、N-アセチルグルコサミン化
合物、又はそれらの医薬として許容できる塩又はエステルである。N-アセチルグ
ルコサミン成分は、N-アセチルグルコサミンもしくはそれらの医薬として許容で
きる塩又はエステルのいずれかであってよいが、より好ましくは、N-アセチルグ
ルコサミン単独である。この成分は、医薬組成物中に真皮の肥厚化を促進するの
に十分量で存在しなければならない。理論的裏付けを欲するものではないが、グ
リコサミノグリカンが皮膚の肥厚化を補助する機序のひとつは、皮膚の水分吸収
能の改善によると考えられる。更に、グリコサミノグリカンは、コラーゲン及び
弾性組織の形成において繊維芽細胞を補助する重要な因子であると考えられる。
従って該組成物を、外用投与された、死滅した又は死滅しつつある皮膚細胞を皮
膚の少なくとも一部から除去することにより皮膚の水分吸収能を更に高めるよう
な剥落促進剤(exfoliant)と共に投与することは利点となり得る。N-アセチルグ
ルコサミンは、該医薬組成物の約5〜30質量%、好ましくは8〜27質量%、及びよ
り好ましくは12〜24質量%で存在する。N-アセチルグルコサミンの単位用量は、
典型的には約40mg〜250mgであり、好ましくは約60〜200、及びより好ましくは約
100mg〜200mgである。
【0029】 この医薬組成物は、第一の酸化防止剤成分を含有し、これは典型的にはビタミ
ンC給源を含み、かつ好ましくはアスコルビン酸もしくはそれらの医薬として許
容できる塩又はエステルであり、かつより好ましくはパルミチン酸アルコルビル
、L-アスコルビン酸ジパルミテート、L-アスコルビン酸-2-硫酸ナトリウム、ア
スコルビン酸グルコサミン、又はアスコルビン酸のナトリウム、カリウム塩、も
しくはアスコルビン酸カルシウム、又はそれらの混合物である。この酸化防止剤
成分は、コラーゲン及び弾性組織を崩壊する酵素である、コラゲナーゼ及びエラ
スターゼを阻害する。加えて、ビタミンCな更に血管を強化する。この医薬組成
物の経口製剤が使用される場合、酸型を使用すると起こり得る胃刺激を緩和する
ために、ビタミンCの非酸型(non-acidic form)の使用が好ましい。ビタミンCの
給源は、医薬組成物中に約5〜50質量%、好ましくは約7〜40質量%、及びより好
ましくは約10〜25質量%で存在する。ビタミンC給源が第一の酸化防止剤成分で
ある場合の単位用量は、典型的には約40mg〜400mg、好ましくは約60mg〜300mg、
及びより好ましくは約80mg〜150mgである。更にビタミンCは、FDAにより承認さ
れており、かつ広く消費者に受け入れられているので、望ましいならば、10,000
mgと多量で使用することができる。
【0030】 この医薬組成物は更に、皮膚の肥厚化を補助する少なくとも1種のアミノ酸も
含有する。このアミノ酸は、真皮の肥厚化を補助し、これはコラーゲン及び弾性
組織を補い、その結果としてセリュライトの出現を軽減又は除去する。好ましく
は2種以上のアミノ酸が組合せて使用される。L-又はD-型アミノ酸のいずれも許
容できる。リシン又はプロリンが最も好ましいアミノ酸であり、かつこれらは組
合せて有利に使用される。望ましいならば、システイン、グリシン、メチオニン
又は他のアミノ酸も使用することができる。これらのアミノ酸は、塩酸塩、すな
わちL-リシン塩酸塩のような可溶性型で含むことができる。これらのアミノ酸は
、各々約2〜25質量%の量で存在し、好ましくは各々約4〜20質量%、及びより好
ましくは各々約6〜15質量%で存在する。各アミノ酸の単位用量は、典型的には
、該医薬組成物中に各々約35mg〜200mg、好ましくは各々約50mg〜150mg、及びよ
り好ましくは約70mg〜120mgである。追加のアミノ酸の有用な形は以下を含む:
システイン給源、好ましくはN-アセチルシステインが、該医薬組成物の約1〜10
質量%、好ましくは約2〜8質量%、及びより好ましくは約3〜6質量%の量で存在
することができる。メチオニン給源、好ましくはL-セレノメチオニンは、該組成
物の約0.1〜5質量%、好ましくは0.2〜3質量%、及びより好ましくは0.3〜1質量
%の量で存在し、ここでセレン成分はメチオニン給源の約0.1〜3質量%である。
【0031】 1種以上の遷移金属化合物は、皮膚を再建するためにコラーゲン及び弾性組織
に結合するのに有効な量含まれる。同じく特定の遷移金属化合物は、コラーゲン
及び弾性組織を崩壊する酵素でもあるエラスターゼを阻害する。好ましい遷移金
属は、亜鉛、マンガン及び銅を含み、それらの組合せが最も好ましい。
【0032】 亜鉛成分は、両方とも皮膚の再建を補助するコラーゲン及び弾性線維の結合を
補助するために含むことができる。亜鉛成分は、いずれかの亜鉛化合物又はそれ
らの医薬として許容できる塩であることができるが、より好ましくはアミノ酸と
の亜鉛複合体であり、かつ最も好ましくはモノメチオニン亜鉛であり、ここで亜
鉛は典型的には該複合体の約10〜30質量%で存在する。この亜鉛成分は、該医薬
組成物の約1〜10質量%、より好ましくは約2〜7質量%、及び最も好ましくは約3
〜5質量%で存在する。
【0033】 マンガン成分も、コラーゲン及び弾性線維の結合を補助するために含むことが
できる。マンガン成分は、いずれかのマンガン化合物又はそれらの医薬として許
容できる塩であることができるが、より好ましくは少なくとも部分的にビタミン
C給源と複合体形成されたマンガン成分であり、かつ最も好ましくはマンガンア
スコルベート又はアスコルビン酸マンガンであり、ここでマンガンは典型的には
該複合体の約5〜20質量%で存在する。ビタミンCと複合体形成した場合は、この
ビタミンC給源は、該医薬組成物のビタミンCの全割合で含まれうる。マンガン成
分は典型的には、該医薬組成物の約1〜10質量%、より好ましくは約2〜7質量%
、及び最も好ましくは約2.5〜4質量%で存在する。
【0034】 銅成分も該医薬組成物中に含まれることが好ましく、かついずれかの銅化合物
又はそれらの医薬として許容できる塩であることができるが、セバシン酸銅が好
ましく、これは典型的には銅が、セバシン酸銅の約5〜20質量%で存在する。銅
成分も、エラスターゼを阻害し、かつ該医薬組成物の約0.1〜5質量%、好ましく
は約0.2〜3質量%、およびより好ましくは約0.3〜1質量%で存在する。医薬組成
物の銅成分の単位用量は、約1mg〜40mg、好ましくは約2mg〜25mg、及びより好ま
しくは約2.5mg〜10mgである。
【0035】 別の好ましい本発明の形において、医薬組成物は更に、カテキンを主成分とす
る調製物、例えばプロアンタノール又はプロアントシアニジンを、グルコサミン
もしくはそれらの医薬として許容できる塩又はエステル、並びにコンドロイチン
もしくはそれらの医薬として許容できる塩又はエステルと共に含有する。 このカテキンを主成分とする調製物は、ビタミンC同様、弾性組織及びコラー
ゲンを攻撃する別の酵素である、エラスターゼ及びコレゲナーゼを阻害する。カ
テキンを主成分とする調製物は、好ましくはプロアンタノール又はプロアントシ
アニジンであり、より好ましくはプロアントシアニジンであり、最も好ましくは
ブドウ種子エキスである。これらの化合物は、第一の酸化防止剤よりも少ない量
で存在するので、第二の酸化防止剤とみなされる。カテキンを主成分とする調製
物は、該医薬組成物中に約0.5〜5質量%、より好ましくは約0.6〜3質量%、及び
最も好ましくは約0.7〜2質量%で存在する。
【0036】 グルコサミンもしくはその医薬として許容できる塩又はエステル、及びコンド
ロイチンもしくはそれらの医薬として許容できる塩又はエステルは、各々該医薬
組成物の約3〜17質量%、好ましくは各々約4〜12質量%、及びより好ましくは各
々約5〜8質量%で存在する。グルコサミン成分は好ましくは、硫酸塩又はコハク
酸塩として存在し、より好ましくはD-グルコサミン硫酸であり、ここでグルコサ
ミンは、好ましくは該塩の約60〜90質量%で存在する。この成分のグルコサミン
の含量は、皮膚におけるグリコサミノグリカンの生成に寄与する。コンドロイチ
ン成分は、好ましくは硫酸塩又はコハク酸塩として存在し、より好ましくはコン
ドロイチン硫酸であり、ここでコンドロイチンは、好ましくは該塩の約65〜95質
量%で存在する。
【0037】 別の好ましい実施態様において、医薬組成物は、少なくとも1種のフルーツエ
キスを含有し、これはフルーツエキス中に天然に存在する酸化防止剤を提供する
。好ましくはこのフルーツエキスは、アプリコット、リンゴ、ナシ、モモ、パイ
ナップル、パパイヤ、チェリー、キーウィ、ミカン又はオレンジから得られる。
最も好ましいフルーツエキスは、ザクロから得られる。このフルーツエキスは、
好ましくは該医薬組成物中に約0.01〜80質量%の量で、及びより好ましくは約0.
1〜20質量%の量で存在する。好ましい該組成物中に含まれるフルーツエキスの
経口一日量の範囲は、約0.01mg〜2,000mgであり;より好ましくは約400mg〜1,60
0mgであり;及び最も好ましくは約800mg〜1,200mgである。一般に、好ましい外
用一日量の範囲は、単回又は分割量で、フルーツエキスを約0.01mg〜20,000mg、
より好ましくは約2,000mg〜16,000mgであり、及び最も好ましくは6,000mg〜10,0
00mgである。
【0038】 より好ましい形において、ビタミンE給源、ビタミンB3給源、ケルセチン粉末
、ピリドキサル5-リン酸-Co B6、及びビタミンA給源のような、任意のいくつか
の添加剤が該医薬組成物に含まれる。ビタミンEは、硫酸塩又はコハク酸塩のビ
タミンE複合体が好ましく、かつより好ましくはD-αトコフェリル酸スクシナー
トである。ビタミンE給源は、該組成物の約1〜15質量%、好ましくは約2〜12質
量%、及びより好ましくは約3〜10質量%で存在する。とにかく、1日に1,500IU
を超えない摂取でなければならず、その理由はこれよりも高用量のビタミンEは
毒性を有するからである。ビタミンB3給源は好ましくは、ナイアシンアミドであ
り、かつこの給源は、該組成物の約0.5〜15質量%、好ましくは約1〜12質量%、
及びより好ましくは約1.5〜10質量%で存在する。ビタミンA給源は好ましくは、
パルミチン酸ビタミンAであり、及びこの給源は該組成物の約0.1〜5質量%、好
ましくは0.2〜3質量%、及びより好ましくは0.3〜1質量%で存在する。ビタミン
Aは高レベルで毒性があるので、1日に400,000IUを超えない量で6ヶ月を超える期
間漸増摂取されなければならない。
【0039】 ケルセチン粉末は、ケルセチン二水和物であり、これは典型的には該組成物の
約0.5〜15質量%、好ましくは約1〜12質量%、及びより好ましくは約1.5〜10質
量%で存在する。ピリドキサール5リン酸-Co B6は、P-5-P一水和物としても公知
であり、典型的には該組成物の約0.1〜5質量%、好ましくは0.2〜3質量%、及び
より好ましくは0.3〜1質量%で存在する。
【0040】 別の好ましい形において、該医薬組成物は、少なくとも1種の血管拡張剤又は
「脂肪燃焼促進剤」も含有する。 血管拡張剤は、皮膚への血液供給を改善するのに十分な量で投与される。理論
的裏付けを欲するものではないが、血管拡張剤は、血管を強化するとも考えられ
ている。当業者が入手できる皮膚への血液供給を改善する適当な化合物のいずれ
かを使用することができる。血管拡張剤は、ギンナン葉、高麗人参、フェニルア
ラニン及びこれらの混合物を含むが、これらに限定されるものではない。血管拡
張剤が高麗人参である場合、これは高麗人参中の有効成分であるギンセノシド(g
insenoside)をおよそ4〜7%供給する高麗人参の標準の薬草抽出物約100mg〜200m
g/日が投与されることが好ましい。血管拡張剤がフェニルアラニンである場合
、約75mg〜1500mg/日のフェニルアラニンを投与することが好ましい。フェニル
アラニンの代表的用量は、1日3回200mg投与である。好ましい血管拡張剤は、ギ
ンナン葉エキスである。ギンナン葉エキスは、有効成分として血管拡張剤ギンコ
フラボン(ginkoflavone)配糖体を含有する。ギンナン葉の単位用量は、典型的に
は約5mg〜300mgであり、好ましくは約20mg〜200mgであり、及びより好ましくは
約40mg〜160mgである。血管拡張剤の最も好ましい形は、各々ギンナン葉エキス
を約60mg含有する錠剤2錠である。血管拡張剤の十分量を、当業者は容易に決定
することができる。
【0041】 「脂肪燃焼促進剤」は、消化管における脂肪の吸収を、好ましくは脂肪の消化
も減少し、かつ脂肪生成を防止又は阻害する化合物である。消化管における脂肪
の吸収又は消化を減少するか、もしくは脂肪生成を防止又は阻害する適当な化合
物のいずれかを使用することができる。好ましい「脂肪燃焼促進剤」は、ヒドロ
キシクエン酸及びキチンを含む。ヒドロキシクエン酸は、炭水化物が脂肪に転換
されるのを防止又は阻害すると考えられている。ヒドロキシクエン酸の単位用量
は、最大約3000mgであり、好ましくは約500mg〜2500mg、より好ましくは約750mg
〜1500mgである。ヒドロキシクエン酸の好ましい給源は、オトギリソウ(garcini
a cambogia)の抽出物である。従って「脂肪燃焼促進剤」が本発明の組成物又は
方法に含まれる場合、典型的には約50%のヒドロキシクエン酸を含有する、オト
ギリソウ抽出物を約1500mg〜3000mg投与することが好ましくい。キチンは、脂肪
分子に結合し、生体が吸収できないような大きい塊を形成しこれを排泄すること
により、小腸での脂肪吸収を妨害する。キチンは、いずれかの量で投与すること
ができるが、典型的には約1000mg〜2000mgの量で投与される。脂肪燃焼促進剤の
十分量を、当業者は容易に決定することができる。
【0042】 任意に、この組成物は更に、ピコリン酸クロムを含有する。ピコリン酸クロム
は、糖の細胞への侵入を促進し、その結果栄養素及びそれ自身のエネルギー源と
しての生体利用能を強化する。エネルギー源の利用効率が高まると、生体による
脂肪の代謝効率が高まる。ピコリン酸クロムが含有される場合の、その典型的単
位用量は、約10mg〜500mg、好ましくは約100mg〜350mg、及びより好ましくは約1
50mg〜250mgである。
【0043】 外用塗布が意図された本発明の組成物及び方法は、1種以上のモノ-又はポリ-
ヒドロキシ酸、それらの混合物、もしくはそれらの医薬として許容できる塩又は
エステルを含む、酸性成分を含有する。当業者は、本発明の組成物及び方法にお
ける使用に適したモノ-又はポリ-ヒドロキシ酸、例えばアルキルヒドロキシカル
ボン酸、アラルキル及びアリールヒドロキシカルボン酸、ポリヒドロキシ-カル
ボン酸、及びヒドロキシ-ポリカルボン酸を容易に選択しかつ調製することがで
きるであろう。モノ-又はポリ-ヒドロキシ酸の例は以下を含む:2-ヒドロキシ酢
酸(グリコール酸);2-ヒドロキシプロパン酸(乳酸);2-メチル2-ヒドロキシプロ
パン酸;2-ヒドロキシブタン酸;2-ヒドロキシ酢酸フェニル; 2-メチル2-ヒド
ロキシ酢酸フェニル;2-ヒドロキシ酢酸3-フェニル;2,3-ジヒドロキシプロパン
酸;2,3,4-トリヒドロキシブタン酸;2,3,4,5,6-ペンタヒドロキシヘキサン酸;
2-ヒドロキシドデカン酸;2,3,4,5-テトラヒドロキシペンタン酸;2,3,4,5,6,7-
ヘキサヒドロキシヘプタン酸;2-ヒドロキシ酢酸ジフェニル;4-ヒドロキシマン
デル酸;4-クロロマンデル酸;3-ヒドロキシブタン酸;4-ヒドロキシブタン酸;
2-ヒドロキシヘキサン酸;5-ヒドロキシドデカン酸;12-ヒドロキシドデカン酸
;10-ヒドロキシデカン酸;16-ヒドロキシヘキサデカン酸;2-ヒドロキシ-3-メ
チルブタン酸;2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸;3-ヒドロキシ-4-メトキシマ
ンデル酸;4-ヒドロキシ-3-メトキシマンデル酸;2-ヒドロキシ-2-メチルブタン
酸;3-(2-ヒドロキシフェニル)乳酸;3-(4-ヒドロキシフェニル)乳酸;ヘキサヒ
ドロマンデル酸;3-ヒドロキシ-3-メチルペンタン酸;4-ヒドロキシデカン酸;5
-ヒドロキシデカン酸;アレウリト(aleuritic)酸;2-ヒドロキシプロパンジオン
酸;2-ヒドロキシブタンジオン酸;エリトラル酸;トレアル酸;アラビラル酸;
リバル酸;キシラル酸;リキサル(lyxaric)酸;グルカル酸;ガラクタル酸;マ
ンナル酸;グラル(gularic)酸;アラル酸;アルトラル酸;イダル酸;タラル(ta
laric)酸;2-ヒドロキシ-2-メチルブタンジオン酸;クエン酸;イソクエン酸;
アガリシン酸;キナ酸;グルコロン(glucoronic)酸;グルコロノラクトン;ガラ
クトロン酸;ガラクトロノラクトン;ウロン酸;ウロノラクトン;アスコルビン
酸;ジヒドロアスコルビン酸;ジヒドロキシ酒石酸;酒石酸;トロパ酸;リボノ
ラクトン;グルコノラクトン;ガラクトノラクトン;グロノラクトン;マンノラ
クトン;シトラマル酸;ピルビン酸;ヒドロキシピルビン酸;ヒドロキシピルビ
ン酸ホスフェート及びそのエステル;ピルビン酸メチル;ピルビン酸エチル;ピ
ルビン酸プロピル;ピルビン酸イソプロピル;ピルビン酸フェニル及びそのエス
テル;ピルビン酸メチルフェニル;ピルビン酸エチルフェニル及びピルビン酸プ
ロピルフェニル;ホルミルギ酸及びそのエステル;ホルミルギ酸メチル、ホルミ
ルギ酸エチル、及びホルミルギ酸プロピル;ベンゾイルギ酸及びそのエステル;
ベンゾイルギ酸メチル、ベンゾイルギ酸エチル、及びベンゾイルギ酸プロピル;
4-ヒドロキシベンゾイルギ酸及びそのエステル;4-ヒドロキシフェニルピルビン
酸及びそのエステル;2-ヒドロキシフェニルピルビン酸及びそのエステル;並び
にそれらの混合物。これらのヒドロキシ酸は、好ましくは1個以上のα-ヒドロキ
シ酸又はβ-ヒドロキシ酸から、より好ましくはグリコール酸、乳酸、クエン酸
、タンニン酸、又はサリチル酸から;及び最も好ましくはクエン酸又はサリチル
酸から選択される。前記酸性成分の1種以上の誘導体、例えばそれらのエステル
又はラクトンなども適宜使用されることは理解されるはずである。当業者は、本
願明細書に参照として組入れられている米国特許第5,547,988号及び第5,422,370
号に開示された様々なヒドロキシ酸も本発明の組成物及び方法における使用に適
していることも理解するであろう。これらの酸性成分は、死滅した又は死滅しつ
つある皮膚細胞を少なくとも皮膚の一部から剥落、すなわち除去するのに十分な
量で、該組成物及び方法と共に外用投与される。酸性成分が使用される場合、こ
れらは典型的には、該組成物の約0.1〜12質量%、好ましく約1〜11質量%、より
好ましくは約4〜10質量%の量で存在する。例えば、この酸性成分は、約0.1〜3
質量%クエン酸を、最大約2質量%のサリチル酸と組合せることができる。
【0044】 「治療有効量」という表現は、例えば医薬組成物中の、セリュライトの出現の
軽減又は除去もしくは1種以上の皮膚の病態の治療、予防又は管理において治療
上の利益を提供するような有効成分の量を意味する。
【0045】 セリュライトの管理における該組成物の予防薬量又は治療薬量の大きさは、治
療されるべき病態の重症度及び投与経路に応じて変動するであろう。用量、及び
おそらく投与回数は、個々の患者の年齢、体重及び反応に応じても変動するであ
ろう。一般に、本願明細書に記された病態のための総一日量は、約10mg〜約20,0
00mgの範囲が単回量又は分割量で、経口的、外用、経皮的、又は吸入により局所
的に投与される。例えば典型的経口一日量は、有効成分(すなわち賦形剤及び担
体を除く)を約10mg〜20,000mg、好ましくは約2,000mg〜16,000mg、及びより好ま
しくは約6,000mg〜10,000mgである。
【0046】 更に小児、年齢65歳以上の患者、及び腎又は肝機能不全症患者は、低用量から
投与を開始し、及び従ってこれらの患者は個々の反応又は血中レベルを基に用量
決定されることが推奨される。一部の症例においては、当業者に明らかであるよ
うに、これらの範囲を超える用量の使用が必要であろう。更に、臨床医又は治療
担当医は、個々の患者の反応に関連して治療を中断、調節又は終了する方法及び
時期を知っているであろうことを注記しておく。
【0047】 用語「単位用量」は、単回量を説明するが、望ましいならば単位用量は分割す
ることができることを意味する。本発明の約1〜10単位用量が、典型的には1日に
投与され、好ましくは1日に約2〜6用量、及びより好ましくは1日に約4用量が投
与される。
【0048】 本発明の方法に従い組成物の有効量を患者に提供するためにいずれか適当な投
与経路を使用することができるが、好ましい経路は、例えば、経口的、経直腸的
、非経口的、静脈内、外用、経皮的、皮下、筋肉内などの形の投与を使用するこ
とができる。より好ましい経路は、経口又は外用投与である。適当な剤形は、錠
剤、トローチ剤、分散剤、懸濁剤、液剤、カプセル剤、貼付剤、坐剤などを含む
が、経口及び外用の剤形が好ましい。 本発明の方法において使用される医薬組成物は、前述の有効成分を含有し、か
つ更に医薬として許容できる担体、賦形剤など、並びに任意に他の治療的成分も
含むことができる。この方法及び組成物において使用される活性成分は、前述の
成分全てを含有する単独の組成物として、個別に、又はそれらの組合せとして投
与することができる。
【0049】 用語「医薬として許容できる塩」は、無機酸又は有機酸を含む医薬として許容
できる無毒の酸又は塩基から調製された塩を意味する。このような無機酸の例は
、塩酸塩、臭化水素塩、ヨウ化水素塩、硫酸塩、及びリン酸塩である。適当な有
機酸は、例えば脂肪族、芳香族、有機酸のカルボン酸及びスルホン酸類を選択す
ることができ、その例はギ酸、酢酸、プロピオン酸、コハク酸、グリコール酸、
グルクロン酸、マレイン酸、フロ酸、グルタミン酸、安息香酸、アントラニル酸
、サリチル酸、フェニル酢酸、マンデル酸、エンボン酸(パモン酸)、メタンスル
ホン酸、エタンスルホン酸、パントテン酸、ベンゼンスルホン酸、ステアリン酸
、スルファニル酸、アルゲン酸(algenic)、及びガラクツロン酸がある。このよ
うな無機塩基の例は、本発明の硫酸及びリン酸化合物との塩形成の可能性のある
、アルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム
及び亜鉛からなる金属塩を含む。適当な有機塩基は、例えば、N,N-ジベンジルエ
チレンジアミン、クロロプロカイン、コリン、ジエタノールアミン、エチレンジ
アミン、メグルミン(N-メチルグルカミン)、及びプロカインを含む。
【0050】 本発明の方法で使用するための組成物は、懸濁剤、液剤及びエリキシル剤;エ
アゾール剤;又は、経口用固形調製物(例えば散剤、カプセル剤及び錠剤),の場
合は、デンプン、糖、微晶質セルロースのような担体、希釈剤、顆粒化剤、滑沢
剤、結合剤、崩壊剤などのような、様々な製剤で調製することができ、経口用固
形調製物は、経口用液体調製物よりも好ましい。最も好ましい経口用固形調製物
は錠剤である。 投与の容易さから、錠剤及びカプセル剤が、最も利点の多い経口単位剤形であ
り、これらの場合固形医薬用担体が使用される。望ましいならば、錠剤は標準の
水性又は非水性技術によりコーティングすることができる。
【0051】 本発明の方法において使用するための医薬組成物は、粉末、スティック(stick
)又は顆粒として各々有効成分を所定量含有する、カプセル剤、カシェ剤、錠剤
又はエアゾール噴霧剤として、クリーム剤(例えばコンディショナー)、パスタ剤
、ゲル剤、ローション、シロップ、軟膏、スポンジ又はコットンアプリケーター
として、もしくは水溶液、非水溶液、水中油型乳剤又は油中水型乳剤の中の液剤
又は懸濁剤としてのような、個別の単位として提供され得る。
【0052】 このような組成物は、調剤法のいずれかで調製することができるが、全ての方
法が、担体を1種以上の必須の成分を構成している有効成分と会合する工程を含
む。一般に、これらの組成物は、有効成分を液体担体又は細かく分割された固形
担体もしくは両方と、均質かつ緊密に混合し、かつその後必要ならば製品を所望
の形状に成形することにより調製される。
【0053】 例えば、錠剤は、任意に1種以上の追加成分と共に、圧縮又は成形により調製
することができる。圧縮錠剤は、任意に結合剤、滑沢剤、不活性希釈剤、界面活
性剤又は分散剤と混合した、粉末又は顆粒のような自在に流動する形状の有効成
分の、適当な機械での打錠により調製することができる。成形錠剤は、適当な機
械での成型により調製され、粉末化された化合物の混合物は、不活性液体希釈剤
により含水される。望ましいならば、各単位用量、すなわち錠剤、カシェ剤又は
カプセル剤は、有効成分を該組成物の約1mg〜2,000mg、好ましくは約200mg〜1,6
00mg、及びより好ましくは約600mg〜1,000mg含有する。
【0054】 本発明の方法に使用する化合物は、外用投与することもできる。外用投与は、
表皮の肥厚化を補助するという利点がある。その投与の容易さから、クリーム、
ローション、又は軟膏が、最も利点のある外用剤形であり、これらの場合液体医
薬用担体を該組成物中で使用することができる。これらのクリーム、ローション
、軟膏は、洗い流し(rinse-off)又は点け置き(leave-on)製品として調製するこ
とができる。これらの各剤形は、当業者には周知であり、このような用量は、本
発明の医薬組成物に混入するために容易に調製することができる。
【0055】 前述の通常の剤形に加え、本発明の化合物を、当業者に周知の放出制御手段又
は送達装置により投与することもでき、このようなものは、米国特許第3,845,77
0号;第3,916,899号;第3,536,809号;第3,598,123号;及び第4,008,719号、第5
,674,533号、第5,059,595号、第5,591,767号、第5,120,548号、第5,073,543号、
第5,639,476号、第5,354,556号、及び第5,733,566号に開示されており、これら
の開示内容は本願明細書に参照として組入れられている。好ましい放出制御型手
段は、米国特許第5,427,798号及び第5,486,362号;国際公開公報第9404138号;
カナダ特許第1239034号;及び欧州特許出願第467488号及び第171457号に開示さ
れており、これらは全て本願明細書に参照として組入れられている。これらの剤
形は、割合を変動し所望の放出特性を提供するために、例えばヒドロプロピルメ
チルセルロース、他のポリマーマトリックス、ゲル、透析膜、浸透圧システム、
多層コーティング、マイクロ粒子、リポソームもしくはミクロスフェア、又はそ
れらの組合せを用い、その中の1種以上の有効成分の遅延した又は制御された放
出を提供するために使用することができる。当業者には公知である、本願明細書
に説明されているような適当な放出制御製剤は、本発明の医薬組成物で使用する
ために容易に選択することができる。従って、制御された放出に適合した、錠剤
、カプセル剤、ゲルカプセル剤及びキャプレッツのような経口投与に適した単回
量剤形が、本発明により包含されている。
【0056】 あらゆる放出制御型医薬品は、その非制御型の対応物により達成されるものに
勝るように薬物療法を改善するという共通の目的を有している。理想的には、医
療における最適に設計された放出制御型調製物の使用は、最小の薬物を用い、最
短時間で病態を治癒又は管理することにより特徴づけられる。放出制御型製剤の
利点は、薬物活性の延長、投与回数の減少、及び患者の服薬遵守の増大である。
加えて、放出制御型製剤は、作用の開始時間、又は薬物の血中レベルのような他
の特性に影響を及ぼすために使用することができ、その結果副作用の出現に影響
を及ぼすことができる。
【0057】 ほとんどの放出制御型製剤は、即座に所望の治療効果を生じるような薬量を最
初に放出し、かつ漸次かつ連続して残りの薬量を放出し、この治療作用のレベル
を長期にわたって維持するように設計されている。この薬物の一定レベルを体内
で維持するために、薬物は剤形から、代謝されかつ生体から排泄された薬の量を
補うような速度で放出されなければならない。
【0058】 放出制御型の有効成分は、様々な誘因(inducer)、例えばpH、温度、酵素、水
又は他の生理的条件、もしくは化合物により刺激することができる。本発明の状
況において用語「放出制御成分」は、ポリマー、ポリマーマトリックス、ゲル、
透析膜、リポソーム、もしくはミクロスフェア、又は有効成分の制御された放出
を促進するそれらの組合せを含むが、これらに限定されるものではないような、
1種又は複数の化合物と定義される。
【0059】 (実施例) 本発明は更に、本発明の方法において使用される化合物及び組成物の調製に加
え、それらの有用性を詳述している下記の実施例を参照し定義される。これらの
実施例は代表的なものであり、かつこれらは本発明の範囲を制限するために構築
されたものではない。
【0060】実施例1:カプセル剤 多数の単位カプセル剤を、前述の所望量の粉末化した有効成分、ラクトース15
0mg、セルロース50mg、及びステアリン酸マグネシウム6mgを標準の2片の硬ゼラ
チンカプセルに充填することにより調製した。
【0061】実施例2:軟ゼラチンカプセル剤 ダイズ油、レシチン、綿実油又はオリーブ油のような食用油中の有効成分の混
合物を調製し、かつ容積形ポンプを用いてゼラチン中に注入し、所望の量の有効
成分を含有する軟ゼラチンカプセル剤を形成した。このカプセル剤を、梱包のた
めに洗浄し、乾燥した。
【0062】実施例3:錠剤 単位用量が以下を含有する多数の錠剤を、常法により調製した:本願明細書に
記された有効成分を所望の量、赤カブ根粉末50mg、ステアリン酸12mg、ソルビト
ール10.95mg、アクディソール(acdisol) 3mg、ステアリン酸マグネシウム1mg、
及びシロイド(Syloid) 1mg。味の良さ又は吸収遅延を増大するために、適当なコ
ーティングを塗布することができる。本発明に従い調製された医薬組成物の具体
的治療用製剤を、下記表に示す。
【0063】
【0064】 これらの錠剤は、本発明の単位用量のひとつの実施態様の例である。
【0065】実施例4-7:製品試験 実施例3の錠剤を投与し、女性被験者73名に投与し、皮膚の弾力、堅固さ、並
びに小皺(fine line)及び皺の存在に対する作用を測定するために試験した。試
験開始前に、7日間連続して使用し、この期間、被験者には、あらゆる保湿製品
、日焼け止め、及び液体化粧品の使用を中止し、かつ過剰な紫外線曝露及び日焼
けサロンを避けるように指示した。被験者には、自分が現在使用している目元用
化粧品、パウダーブラシ及び口紅、並びに保湿成分を含まない石鹸(non-moistur
izing soap)の使用は許可した。
【0066】 プラセボ錠剤を服用する対照群以外の被験者は、食事と共に毎日実施例3の試
験物質を2錠服用した。錠剤服用の前、並びに2及び5週間後に、被験者を以下に
ついて測定した。測定前に、被験者は全員30分間、およそ68°F(20℃)及び相対
湿度44%で馴化した。各測定相において、3回のコルネオメーター(Corneometer)
読み値、Silfloレプリカ作成材料を用いる陰型、並びにバリストメーター(Balli
stometer)及びキュートメーター(Cutometer)読み値を、以下に記した試験部位に
ついて測定した。 全部で65名の被験者が、本試験を完了し、7名は理由不明であるが試験を中断
し、かつ1名は5日間発疹を生じた。被験者12名が対照群であり、53名が錠剤を服
用した。
【0067】実施例4:画像分析 皮膚のきめ(texture)、小皺、及び皺を、眼窩周辺領域(カラスの足跡)のSilfl
oレプリカを3回の試験時に各々採取し評価した。これらの陰型、又はSilfloレプ
リカに、正確に規定した角度35°で光を照射し、影を作り、灰色色調(shade of
gray)により分析した。皮膚のトポグラフは、以下により規定した:(a)皺の数;
(b)皺の総面積;(c)皺の全長;(d)皺の平均長さ;及び、(e)皺の平均深さ。皺の
種類は、深さ、長さ、及び面積を基に決定した。 下記表Iに示したように、試験物質を5週間使用した後、皺の数は34%(p<0.01)
、かつ小皺の数は34%(p<0.06)有意に減少していた。
【0068】 表I:皺及び小皺の数 T=処置、C=対照
【0069】 実施例4は、本発明に従い調製された錠剤の使用が、処置のわずかに2週間後に
、皺の出現において10%減少及び小皺の8%の減少を生じ、かつ処置の5週間後に
は、皺及び小皺の両方において34%の減少を生じることを示している。加えて、
観察された改善の程度は、先に示したように処置の長さの関数である。このこと
は、この処置が、皮膚の真皮に有用に作用することにより改善された皮膚の基礎
構造をもたらすことを強力に示唆している。
【0070】実施例5:バリストメーター バリストメーターは、in vivoにおいて、非侵襲的方法で、皮膚の粘弾性を評
価するために設計された計器である。これは、皮膚上を打撃することができるプ
ローブにより示された反発パターンを分析する。皮膚を打つプローブの運動エネ
ルギーは、皮膚の弾性成分により蓄えられ、かつ放出され、より低い高さにまで
プローブを跳ね返らせる。プローブが跳ね返る高さは、皮膚の剪断粘性において
失われた蓄積されたエネルギー量によって左右される。
【0071】 こうして皮膚の力学的エネルギーを吸収する能力を測定することができる。皮
膚の1種又は複数の層が寄与しているかどうかは正確には明らかでないが、真皮
層/表皮層の力学特性は、コラーゲン繊維のネットワークの密度及び器楽的配列
により制御される。バリストメーターは、主として角質層の下側の組織を説明す
ると考えられる。
【0072】 バリストメーターを用いる試験は、顔の無作為に選択した側の、頬骨のわずか
に下側の領域について行った。最初の反発の高さ及び回復係数(「COR」)を測定
した。CORは、第一の反発対第二の反発の比である。下記表IIは、該製品を5週間
使用した後に、CORが10%減少し(p<0.11)かつ第一の反発高さが18%減少し(p<0.
02)たことを示している。これは、打撃プローブのエネルギーの低下が回復され
、その結果より大きい量のエネルギーが皮膚中に四散されたことを示している。
これは、試験期間中に、皮膚が柔らかくなりかつより圧力に対して柔軟に(yield
ing)なることを示唆している。
【0073】 表II:バリストメーター読み値 T=処置、C=対照
【0074】実施例6:キュートメーター キュートメーターは、非侵襲的方法で皮膚の力学特性を測定するように設計さ
れた市販されている計器(Courage & Khazaka社、独国)である。これは、プロー
ブの小さい開口部(2mm)を通して、減圧吸引装置(500mmHg)で引張った場合の皮膚
表面の垂直変形、並びに精度0.01mmでの光学的なプローブへの皮膚の侵入の深さ
を測定する。これらのプローブは、プローブの操作を完全に制御しかつ皮膚の変
形を時間の関数としてプロットするようなコンピュータに、接続されている。こ
の曲線から、多くの変数を外挿し、皮膚の弾性、粘弾性、及び純粘性の挙動を推
測することができる。
【0075】 下記のパラメータを記録した:(a)即時の膨張(distension)(Ue)、0.1秒後に測
定;(b)遅延された膨張(Uv);(c)最終の膨張(Uf)、10秒後に測定;及び、(d)即
時収縮(Ur)。これらの変形パラメータは、皮膚の厚さによって左右される外因性
パラメータであり、様々な生物学的に重要な比が算出される:(a)Ur/Uf、皮膚の
正味の弾性の測定;(b)Ur/Ue、生物学的弾性、又は変形後にその最初の形態を回
復する皮膚の能力の測定;及び、(c)Uv/Ue、粘弾性対弾性の比、この比の増加は
、変形の粘弾性部分の増加及び/又は弾性部分の相対減少を示している。
【0076】 試験は、顔の両側の頬領域でキュートメーターを用いて行った。下記表IIIは
、遅延した膨張(Uv)が、5週間処置後、有意に16%減少した(p<0.04)ことを示し
ている。このパラメータは、皮膚の粘弾性特性を反映し、かつ従って真皮の挙動
を反映している。5週間後、即時の膨張Ueにおいて統計学的に有意な変化は存在
せず、これは主に角質層の水含量及び力学特性により影響された。
【0077】 表III:消費者の読み値 T=処置、C=対照
【0078】実施例7:コルネオメーター 一般に柔らかく滑らかな皮膚の外観は、角質層内の適量の水の存在に大きく左
右される。コルネオメーターは、水和度の変化から生じる皮膚のキャパシタンス
(capacitance)の変化を測定するための、市販の計器である(Courage & Khazaka
社、独国)。これは、低レベルの水和に特に感度がよく、かつキャパシタンスを
表すための皮膚水和の不定単位(arbitrary unit)の測定値(H)を使用する。
【0079】 試験は、顔の両側の頬領域においてコルネオメーターを用いて行った。角質層
の水含量の変化は、保湿剤及び湿潤剤の使用による水和を含む、環境の変化によ
り迅速に生じた。従って、バリストメーター及びキュートメーターによる測定値
は、変化が、表面の角質層よりもむしろ、皮膚の比較的深い層において生じるこ
とを示している。表IVは、製品使用の2週間後(p<0.84)及び5週間後(p<0.67)に、
角質層の水和に有意な変化がないことを示している。
【0080】 表IV:コルネオメーター読み値 T=処置、C=対照
【0081】実施例8-10:様々な本発明の実施態様の試験 経口摂取した本発明の製品の効果を、大腿部のセリュライトの出現を軽減する
その能力について試験した。年齢範囲32〜65歳の女性被験者を全部で18名選択し
、本発明の組成物を評価した。全ての被験者が、中程度又はより重度のセリュラ
イト(グレード2以上)の目に見える徴候を示し;試験物質に起因した皮膚反応を
混乱させるような何らかの目に見える皮膚疾患が存在せず;公知のアレルギー、
特に化粧品又は衛生製品に対するアレルギーを伴わない、一般に良好な健康状態
であり;急性又は慢性疾患の徴候がなく;病歴の記入を完了し、更にインフォー
ムド・コンセントの内容を理解しこれに署名し;以下の指示を信頼しかつ受け入
れることができ;妊婦でも授乳婦でもなく;何らかの食事制限又は減量プログラ
ム中ではなく;かつ、何らかの定期的運動プログラムに参加していない(本試験
経過の直前又は期間中)。
【0082】 ベースライン時に、各被験者は、資格のある技術者により目視検査を受け、か
つセリュライトの全般的出現の最も代表的と思われる領域で皮膚のレプリカを作
成した。被験者は、左右の大腿部について試験した。試験部位は、同じ試験領域
について引続きの評価を確実に行うために慎重に境界を画定した。試験部位を、
訓練を受けた観察者が検査し、かつ下記のスケールに従い、各来院日にセリュラ
イトの程度をスコア化した: 0=セリュライトは認められず 1=ごくわずかな目視可能なセリュライト、窪みなし 2=目視可能なセリュライト、浅い窪みの証拠 3=容易に目視可能なセリュライト、中程度から明白な窪み 4=極めて目視可能なセリュライト、重度かつ深い窪み 注記:セリュライトの観察されたレベルをよりよく定義するために、0.5の増
分を使用した。
【0083】 レプリカは、立位の被験者で完成した。シリコンレプリカ(2cm x 5cm)を、下
記の材料を使用し、ベースライン時及び6週間時点で得た: Silflo(登録商標)シリコン型用材料(Flexico社、英国から市販)、Silfio(登
録商標)Universal Accelerator、加重ボート(weighing boat)、及びスパチュラ
【0084】 このパネルを2群に分け、各群被験者9名とした。第一群のグループAは、2種の
Youth Builder(登録商標)補助剤を、1日2回、好ましくは食事と共に摂取した(
朝及び晩)。第二群のグループBは、2種のYouth Builder(登録商標)補助剤を、
好ましくは食事と一緒に(朝及び晩)、並びに1種のGarcinia錠剤を1日2回、好ま
しくは食事と一緒に(朝及び晩)摂取した。 Youth Builder(登録商標)補助剤(Murad社、エルセグンド、CAから市販)は、
以下の成分を含有していた:
【0085】
【0086】 Garcinia錠、365 Murad(登録商標)(Murad社、エルセルンド、CAから市販)は
、シトリン(登録商標)(オトギリソウ(garcinia cambogia)、2000mg(ヒドロキ
シクエン酸カルシウムとしての(-)ヒドロキシクエン酸収量100mg)、L-フェニル
アラニン200mg、及びクロム200mgを含有した。
【0087】 被験者には、無作為に割当てられた被験製品を、自宅での服用のために3週間
分提供し、かつ本試験間中にはセリュライト治療のためのあらゆる新たな製品の
導入を避けるために、自身のセリュライト治療製品の使用を中止し、かつ本試験
直前又は期間中には食事制限又は減量プログラムもしくは何らかの定期的運動プ
ログラムを行わないように指示した。更に各被験者には、服薬遵守の記録を日記
に記すことを求めた。本製品を3週間使用した後、被験者は、試験部位の目視に
よる評価のために試験施設に来院した。その後、更に3週間分の自身に割当てら
れた供給品及び新たな日記を、各被験者に配布した。2回目の3週間分の製品を使
用した後(第6週)、被験者は、最終の目視による評価のために試験施設に来院し
、かつ試験部位の別の皮膚レプリカを作成した。全ての日記を、服薬遵守につい
て検証した。
【0088】 被験者17名が評価を完了した。残りの被験者は、本製品使用とは無関係の個人
的理由により参加を中断した。本試験中に、患者5名が、掻痒及び/又は発赤、
胃痙攣、下痢、及び便秘などの軽度の有害事象を報告した。被験者に本試験を中
断させるのに十分な程の重篤な有害事象はなかった。
【0089】 これらのデータの統計解析を、反復測定値の(repeated measures) ANOVAを用
いて行い、ベースライン時、3及び6週の処置後スコアリング間隔の間に何らかの
有意差(P<0.05)が認められるかどうかを決定した。反復測定値のANOVA及び従属t
-検定を、Microsoft Excel V.5以降に対応するThinkPoint(登録商標)Statisti
cs Menu V.5を用いて行った(ThinkPoint(登録商標)Statistics Menu、LLC、Sa
ndy、ユタ州から市販されている)。有意性が認められた場合は、t-検定(従属)を
用い、個々のデータの列を比較した。
【0090】実施例8:目視による評価 目視により割当てられた個人のセリュライトスコアを評価した。グループA (Y
outh Builder(登録商標)補助剤のみ)について、8名の被験者中1名(1/8、12.5%
)が、ベースライン時と比較して、3週処置のスコアリング間隔において、目視に
よりスコア化されたセリュライトの改善を示し、かつ8名の被験者中3名(3/8、37
.5%)が、6週処置のスコアリング間隔において改善を示した。
【0091】 グループB(Youth Builder(登録商標)補助剤及びGarcinia)について、9名の
被験者中3名(3/9、33.3%)が、ベースライン時と比較して、3週処置のスコアリ
ング間隔において目視によりスコア化されたセリュライトの改善を示し、かつ9
名の被験者中6名(6/9、67.7%)が、6週処置のスコアリング間隔において改善を示
した。
【0092】 試験した被験者は少数であるが、確固とした傾向が、統計解析から証明された
。Youth Builder(登録商標)補助剤のみを摂取する被験者(グループA)について
、目視スコア化したセリュライトの全般的改善は、p<0.05で有意性はなかったが
、p<0.089で境界有意性(marginal significance)を示した(反復測定値の分散分
析(ANOVA))。Youth Builder(登録商標)補助剤及びgarciniaを摂取した被験者
については、反復測定値のANOVAは、ベースライン及び/又は3週及び6週の処置
のスコアリング間隔の間で高い有意性(p≦0.008)の改善が得られたことを示した
。t-検定(従属)解析は、ベースライン及び3週の間で境界有意性(p≦0.081)を示
したが、ベースライン及び6週の間では高い有意性(p≦0.008)の改善を示した。
【0093】実施例9:皮膚の非平坦性 本試験を完了した被験者17名のレプリカを分析した。これらのレプリカについ
て、皮膚表面の等高線(contour)分析を行った。皮膚等高線の分析は、数値演算
コプロセッサー及び128MBのメモリーを備えたIBM互換機Pentium(登録商標) III
500MHzパーソナルコンピュータを、Windows(登録商標)98において動作し;かつ
、SONY(登録商標)固体B&Wビデオカメラを、50mmレンズ/5mm拡大レンズ、ITI OF
Gフレームつかみ器(frame grabber)、及びSONY(登録商標)トリニトロンモニター
と共に使用し、行った。このコンピュータには、OPTIMAS v6.2、Microsoft EXCE
L 2000、及びStatSoft STATISTICA 5.5ソフトウェアがインストールされていた
。レプリカ表面の平面から45°の角度で投影された平行線からなる構成化した(s
tructured)レーザー光源により、照明を提供した。
【0094】 皮膚等高線のレプリカ分析は、皮膚上のレプリカの方向を定めかつ支えるため
の特定化されたフレームを用い、Siflo(登録商標)シラスティック樹脂により
大腿部表面のレプリカを採取することにより実行した。得られたレプリカは、お
よそ2cm x 5cmであった。次に、レプリカからサンプリングされた、皮膚表面の
隆起又は等高線を定め、かつサンプリングした表面上の隆起の変動の程度を分析
した。レプリカ表面の隆起は、レプリカ表面上に間隔を置いて配置されたレーザ
ー光線の投射された配列(array)の変位により測定した。上から観察した場合に
、レプリカ上の線の画像が、レプリカ表面の等高線高さに比例して、参照位置か
ら変位して出現した。
【0095】 レプリカ2cm x 5cmについて、5本の均等に配置されたレーザー光線を投影しか
つ分析した。画像解析装置は、レーザー光線の長さに沿って均等に配置された10
個の位置において、各々変位した投影線の位置を決定するようにプログラミング
した。変位(参照平面について測定した位置とレプリカ試料について測定した位
置の間の差異)を、各々50個のサンプリング点について計算した。各レプリカの
データで、表面上50点についての表面隆起地図を作製した。このデータは、生デ
ータファイルにスペーシングパラメータとして記録した。隆起の標準偏差を、表
面の非平坦性の尺度としてコンピュータで算出した。表面の非平坦性には寄与し
ないようなレプリカ表面の一般的傾斜の関与を克服するために、スーペーシング
データを、仮想平面に合わせ、かつ仮想参照表面と観察された地図の隆起の間の
差異を、コンピュータで算出した。残差の標準偏差(Standard Deviation of the
Residuals (RSTD))と称されるこれらの差異の標準偏差が、レプリカ表面の全体
の傾斜とは無関係の等高線表面の非平坦性の尺度である。RSTDの測定値の単位は
ミリメートル(mm)である。このRSTD値を、結果ファイルに記録し、かつレプリカ
の主要報告データを構成した。
【0096】 皮膚等高線分析に関し、下記のパラメータを報告した: SPSTD:スペーシングシフトの標準偏差、これは全体の形状の寄与を含む表面
の変動を測定する。SPSTDが小さいと、皮膚表面がより滑らかである。 RSTD:残差の標準偏差。RSTDが小さいと、皮膚表面がより滑らかである。 NLARGE:合致した面の上又は下の標準偏差よりも大きく落ちこむ点の数。NLAR
GEが小さいと、皮膚表面がより滑らかである。
【0097】 ベースライン時(T0)及び最終来院時(T1)に被験者から採取したレプリカを比較
した。 ベースライン時からの変化は、各被験者について最終値からベースライン値を
引き算することにより、算出した。ゼロ値に対する1標本t-検定を用い、平均変
化を有意性について検定した。 t=√n(平均―u0)/標準偏差 (式中、u0=0) このtの統計を、わかっている自由度n-1についてのt分布の値と比較した。
【0098】 このデータは、グループAについては3種のパラメータ全てにおいて、ベースラ
インからの統計学的に有意な変化(p<0.05)を示したが、グループBについては示
さなかった。同じく一緒にした群は、SPSTD及びRSTDパラメータについては統計
学的に有意な変化を示したが、NLARGEパラメータについては示さなかった。グル
ープA及びBの結果を、更に独立群に関するt-検定を用い比較した。その傾向は、
AがBよりもより改善されていることを示したが、その差異には統計学的有意性は
なかった。 全般的に、皮膚非平坦性パラメータの有意な改善が、グループA及び一緒にし
た2群において認められた。
【0099】実施例10:皮膚のきめ、荒さ及び皺 同じレプリカで、2 x 5cm試料の中心部分の細かいきめ(fine texture)につい
ても試験した。これらのレプリカにおいて、小皺が、試料の長手方向に沿って走
っており、その結果長手方向に対し垂直(normal)に光を当て、きめについてのア
ッセイを行った。皺のきめのパラメータに関する皮膚の等高線の分析を、数値演
算コプロセッサー及び128MBのメモリーを備えたIBM互換機Pentium(登録商標)III
500MHzパーソナルコンピュータを、Windows(登録商標)98において動作し;かつ
、Cohu固体B&Wビデオカメラを、50mmレンズ/30mm拡大レンズ、ITI OFGフレーム
つかみ器、及びSONY(登録商標)トリニトロンモニターと共に使用し、行った。こ
のコンピュータには、OPTIMAS v6.2、Microsoft(登録商標) EXCEL 2000、及びSt
atSoft STATISTICA 5.5ソフトウェアがインストールされていた。照射は、レプ
リカ平面から25°で方向づけたコリメーターを通した光源を用いて得た。
【0100】 光強度の一般的バックグラウンド勾配は、光の伝播(light propagation)方向
に二次補正を適用することにより調節した。陰型レプリカの斜角の光照射により
生じた影の組織(texture)を、2種類のアッセイ法により分析した(A及びB)。 方法A:輝度は、照射方向と平行してレプリカを横切って走る10本の等長の平
行線(パス(pass))のセットに沿って測定した。輝度の変動(明/暗)を、荒さの指
標として処理し、かつ下記の従来の表面荒さの統計により分析した: Rz:各々10本の線が試料を横断する5個の等長のセグメントについての輝度の
平均最大差。Rz値は、最大光学的荒さを測定する。 Ra:同じ10本の線の平均輝度についての輝度曲線の平均変動。Ra値は平均光学
的荒さを測定する。 Rz及びRaパラメータは、0〜255の範囲の明度(灰色レベル)の単位で報告される
。 Fspace:小皺の間隔を示す輝度変化での線上に配置されたマーカーの間の距離
の測定(mm)。 Fnum:小皺マーカーの数(1mmあたり)。
【0101】 方法B:レプリカ画像領域は、10個の等幅のバンド又はサブ領域に分割される
。影様の特徴を、それらの検出閾値未満の輝度に従い、各バンドにおいて検出す
る(閾値アルゴリズム:カットオフ値=画像の黒色と最も可能性のある灰色値の
間の中間の灰色レベル。典型的には、最も可能性のある灰色値は、レプリカの平
坦な特色(feature)のない領域を特徴づけている。影―100.0*合計(ArROIHistog
ram[Lo.. (カットオフ値+1)])/総ピクセル)。4種のパラメータを、検出された
特色から決定した。 間隔:隣接する検出した特色の間の平均距離(mm)(すなわち、隣接する影の多
い特色の間の間隔)。 幅:検出した特色の平均幅(mm)。このパラメータは、影を造っている皺の深さ
に比例している。 影:検出閾値未満の輝度を伴うサンプリングされたレプリカ領域の割合(%)。
これはレプリカの皺及び小皺により生じた(cast)影の相対面積である。 皺数:間隔及び幅を算出するために使用された10個のバンド又はサブ領域にお
いて検出された特色の総数。
【0102】 Fspace、Fnum、間隔及び皺数のパラメータにおいて、統計学的に有意な変化が
認められた。グループAの方がグループBよりも、有意な変化を示すことが多かっ
た。一緒にした群も、これら4種のパラメータにおいては有意な変化を示した。
全般的に、これらの結果は、処置の結果として、特にグループAについて、より
しまった、より緊密なきめを示唆している。
【0103】 実施例8〜10の結果は、グループA(Youth Builder(登録商標)補助剤単独)及
び一緒にした両群(A及びB)について、皮膚の非平坦性のパラメータにおいて有意
な改善が認められたことを示している。きめに関する分析結果は、特にYouth Bu
ilder(登録商標)補助剤単独について、よりしまった、より緊密なきめを示唆
している。本試験の結果は、目視によりスコア化されたセリュライトにおいて有
意な又はほぼ有意な改善が、Youth Builder(登録商標)補助剤単独(皮膚画像分
析を用いより明白)及びYouth Builder(登録商標)補助剤とGarcinia(セリュラ
イトレベルの目視によるスコアリングを使用してより明白)の両方について得ら
れることを示している。
【0104】 本願明細書に示しかつ説明したものに加え、本発明の様々な変更が、前述の説
明から当業者には明らかであろう。このような変更も、添付された「特許請求の
範囲」の範囲に含まれることが意図されている。前述の開示内容は、当業者が請
求された発明を実践することが可能であるために必須と思われる全ての情報を含
んでいる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/198 A61K 31/198 31/235 31/235 31/4402 31/4402 31/60 31/60 31/70 31/70 31/722 31/722 35/78 35/78 B M 45/00 45/00 A61P 17/00 A61P 17/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW Fターム(参考) 4C076 AA36 AA53 BB01 BB31 CC18 DD41 EE30 EE31 4C084 AA22 MA02 MA35 MA37 MA52 MA63 ZA891 ZA892 4C086 AA02 BC17 DA17 EA01 EA02 EA23 HA01 HA03 MA03 MA06 MA35 MA37 MA52 MA63 ZA89 4C088 AB02 AB18 BA08 MA04 MA06 MA35 MA37 MA52 MA63 ZA89 4C206 AA02 DA34 DB15 DB58 FA53 KA01 MA03 MA06 MA28 MA30 MA55 MA57 MA72 MA83 ZA89

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セリュライト治療の必要なヒトにおけるセリュライトの出現
    を軽減又は除去する方法であって: 皮膚を肥厚化するのに十分量の、患者においてグリコサミノグリカンに転換さ
    れる糖化合物; 皮膚においてコラゲナーゼ及びエラスターゼの活性を実質的に阻害するのに十
    分量の、第一の酸化防止剤成分; 皮膚の肥厚化を補助するのに十分量の、少なくとも1種のアミノ酸成分;及び コラーゲン及び弾性線維に結合しかつ皮膚を肥厚化し、その結果皮膚の厚さを
    変えてセリュライトの出現を軽減又は除去するのに十分量の、少なくとも1種の
    遷移金属成分をヒトに投与することを含み、患者の皮膚が真皮及びコラーゲンの
    層を有することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 糖、第一の酸化防止剤、少なくとも1種のアミノ酸成分、及
    び少なくとも1種の遷移金属成分が、医薬組成物として同時に投与される、請求
    項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 組成物が経口投与される、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 組成物が、該組成物を約1mg〜2,000mg有する錠剤又はカプセ
    ル剤として投与される、請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 組成物が外用投与される、請求項2記載の方法。
  6. 【請求項6】 更に、1種以上のモノ-又はポリ-ヒドロキシ酸、それらの混
    合物、もしくはそれらの医薬として許容できる塩又はエステルを、少なくとも一
    部の皮膚を剥落するのに十分量投与することを含む、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 モノ-又はポリ-ヒドロキシ酸が、タンニン酸又はサリチル酸
    である、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 更に、生体による脂肪の代謝を改善するために糖の細胞への
    侵入を促進するようなピコリン酸クロムを約10mg〜500mg投与することを含む、
    請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 更に、少なくとも1種の脂肪燃焼促進剤を、消化管での脂肪
    の吸収を減少するか又は脂肪生成を妨害するのに十分量投与することを含む、請
    求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 糖、第一の酸化防止剤、少なくとも1種のアミノ酸成分、
    少なくとも1種の遷移金属成分、及び少なくとも1種の脂肪燃焼促進剤が、医薬組
    成物として同時に投与される、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 投与される少なくとも1種の脂肪燃焼促進剤が、ヒドロキ
    シクエン酸約750mg〜1500mg又はキチン約1000〜2000mgを含む、請求項9記載の
    方法。
  12. 【請求項12】 更に、生体による脂肪の代謝を改善するために糖の細胞へ
    の侵入を促進するようなピコリン酸クロム約10mg〜500mgを投与することを含む
    、請求項9記載の方法。
  13. 【請求項13】 更に皮膚への血液供給を改善するのに十分量の少なくとも
    1種の血管拡張剤を投与することを含む、請求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】 糖、第一の酸化防止剤、少なくとも1種のアミノ酸成分、
    少なくとも1種の遷移金属成分、及び少なくとも1種の血管拡張剤を、医薬組成物
    として同時に投与する、請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 投与される少なくとも1種の血管拡張剤が、ギンナン葉エ
    キス約5mg〜300mg、高麗人参エキス約100mg〜200mg、又はフェニルアラニン約75
    mg〜1500mgを含む、請求項13記載の方法。
  16. 【請求項16】 更に、脂肪の代謝を改善するために糖の細胞への侵入を促
    進するようなピコリン酸クロム約10mg〜500mgを投与することを含む、請求項13
    記載の方法。
  17. 【請求項17】 更に、少なくとも1種の脂肪燃焼促進剤を、消化管での脂
    肪の吸収を減少するか又は脂肪生成を妨害するのに十分量投与することを含む、
    請求項13記載の方法。
  18. 【請求項18】 投与される少なくとも1種の脂肪燃焼促進剤が、ヒドロキ
    シクエン酸約750mg〜1500mg又はキチン約1000〜2000mgを含む、請求項17記載の
    方法。
  19. 【請求項19】 患者におけるセリュライトの出現を軽減又は除去するため
    の: 皮膚を肥厚化するのに十分量の、患者においてグリコサミノグリカンに転換さ
    れる糖化合物; コラゲナーゼ及びエラスターゼの活性を実質的に阻害するのに十分量の、第一
    の酸化防止剤成分; 皮膚の肥厚化を補助するのに十分量の、少なくとも1種のアミノ酸成分; コラーゲン及び弾性線維に結合しかつ皮膚を肥厚化するのに十分量の、少なく
    とも1種の遷移金属成分;及び 消化管での脂肪の吸収を減少するか又は脂肪生成を妨害するための少なくとも
    1種の脂肪燃焼促進剤、もしくは皮膚への血液供給を改善するための血管拡張剤
    、 を含有することを特徴とする医薬組成物。
  20. 【請求項20】 脂肪燃焼促進剤が存在する、請求項19記載の組成物。
  21. 【請求項21】 血管拡張剤が存在する、請求項19記載の組成物。
  22. 【請求項22】 更に、生体による脂肪の代謝を改善するために糖の細胞へ
    の侵入を促進するようなピコリン酸クロムを含む、請求項19記載の組成物。
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