JP2003507243A - タイヤ滑り止め装置 - Google Patents

タイヤ滑り止め装置

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JP2003507243A
JP2003507243A JP2001518270A JP2001518270A JP2003507243A JP 2003507243 A JP2003507243 A JP 2003507243A JP 2001518270 A JP2001518270 A JP 2001518270A JP 2001518270 A JP2001518270 A JP 2001518270A JP 2003507243 A JP2003507243 A JP 2003507243A
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キム,ジョン,ギル
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キム,ジョン,ギル
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    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C27/00Non-skid devices temporarily attachable to resilient tyres or resiliently-tyred wheels
    • B60C27/02Non-skid devices temporarily attachable to resilient tyres or resiliently-tyred wheels extending over restricted arcuate part of tread
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    • B60C27/00Non-skid devices temporarily attachable to resilient tyres or resiliently-tyred wheels
    • B60C27/06Non-skid devices temporarily attachable to resilient tyres or resiliently-tyred wheels extending over the complete circumference of the tread, e.g. made of chains or cables
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】本発明は雪が積った道路や凍り付いた道を走行する時、タイヤの滑りを起こさないためにタイヤに取り付けるタイヤ滑り止め装置であって、タイヤの内側において、両端が分離可能な継ぎ手手段により繋がるワイヤと ; 前記ワイヤに等間隔を開け固定され前記ワイヤからタイヤ接地面を横切りタイヤの外側に配設される複数の摩擦パッドと ; タイヤの外面中央からハンドルに加わるモメントを求心方向の引っ張り力に切替え、該引っ張り力を前記摩擦パッドの他端に働く直線運動切替え機構 ; そして前記直線運動切替え機構の逆転を防止する逆転防止手段 ; を含んでなり、このような構成のタイヤ滑り止め装置は脱着が容易であり、タイヤに堅固に密着され滑り止め効果が優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は雪が積った道路や凍り付いた道を走る時、タイヤが滑ることのないよ
うにするためタイヤに取り付けるタイヤ滑り止め装置に関するものであり、特に
、脱着が容易く、タイヤに堅固に密着され滑り止めに優れたタイヤ滑り止め装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
タイヤ滑り止め装置は雪が積った道路や凍り付いた道を走る時、タイヤが滑る
ことのないようにタイヤに取り付ける自動車用冬期安全装備として、通常タイヤ
の接地面に沿い配列され該接地面に密着される複数のチェーンと、前記チェーン
の端部をタイヤの両側面から各々繋げ接地面に密着するように固定する二本のワ
イヤからなるスノーチェーンが最も一般的に用いられている。
【0003】 タイヤ滑り止め装置はスノーチェーンが接地面の摩擦係数を高めることが出来
るべきで、車の荷重に耐えられるべきである。なお、雪道や凍り付いた道でのみ
、間欠的に用いられるので脱着が容易ではなければならない。これに、従来には
上述した条件に充足されるようにチェーンとワイヤが全て金属チェーン、スノー
チェーンが主に用いられた。
【0004】 しかしながら、金属製スノーチェーンは弾性が全くない上に、タイヤ接地面か
ら極小的に突き出され、なお伸縮性すらないので、接地面に堅固に密着すること
ができないため、激しい車体の振動と騒音を引き起こし乗り心地を大変損ない、
極小圧迫によりタイヤと路面を傷付けるという問題点を有していた。
【0005】 従って、近年にはチェーンの代わりに平たく一定の幅を持つ合成樹脂やゴムな
どのような柔軟性材質の摩擦パッドを有するタイヤ滑り止め装置が多く用いられ
ている。
【0006】 従来タイヤ滑り止め装置は、図1に示したように、タイヤ(100)の接地面(
100a)に横に密着され、該接地面(100a)に沿い配列される複数の摩擦パッ
ド(2)と前記摩擦パッド(2)の各端部が一定の間隔を開けて固定され、該両端に
継ぎ手手段(10)が設けられたタイヤ回りより短い長さを有するニ本のワイヤ(
1)(2)を含んでなっており、次のような方法によりタイヤに取り付けられる。
【0007】 まず、タイヤの手前地面に摩擦パッド(2)がタイヤの前進する方向に配列され
るように長手方向に敷いておいた後、車輛を移動させタイヤ(100)が該摩擦パ
ッド(2)らの上に上がるようにする。次いでタイヤ(100)内側と外側に置かれ
るニ本のワイヤ(1)(3)を該両端を繋げ各々円形の閉曲線の形態に作ると、摩擦
パッド(2)がワイヤ(1)(3)によりタイヤ(100)の中央側に引っ張られタイヤ
接地面(100a)に密着し固定される。このような状態のままに走行すると、摩
擦パッド(2)が接地面(100a)に先立ち路面に着きタイヤ(100)が滑ること
がないようにする。
【0008】 従来タイヤ滑り止め装置は、図2に示したように、幅に対応する面積をゆうす
る柔軟な摩擦パッド(2)がタイヤ接地面(100a)に密着し固定されることによ
り、走行に伴う車体の振動と騒音の発生量が少なく、先の金属製スノーチェーン
より乗り心地を大きく低下することがないというメリットがある。
【0009】 しかしながら、タイヤ滑り止め装置は摩擦パッド(2)が弾力が締付けに余裕を
有するワイヤ(1)(3)のフープ応力による引っ張り力にのみ頼り、接地面(10
0a)に対する密着力が弱いため、走行の際、地面に摩擦される時、タイヤ(10
0)の円周方向に動くため、滑り止めの効果が劣るという問題点を有していた。
【0010】 なお、ワイヤ(1)(3)と摩擦パッド(2)の長さ調整が不可能であるので、定め
られた規格のタイヤ(100)以外には取り付けることが出来ないというデメリッ
トも有していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明は上述したような従来のタイヤ滑り止め装置が有した問題点を
解消することが出来るものであって、タイヤに迅速に着脱できることは勿論、規
格の制限を受けず、様々なサイズのタイヤに取り付けることができるタイヤ滑り
止め装置を提供することにその目的がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明によるタイヤ滑り止め装置は、タイヤの内側に両側端が分離可能な継ぎ
手手段により繋がり、タイヤの外径より小さい円形となるワイヤと ; 各々の一
端が前記ワイヤ上に等間隔に固定され、前記ワイヤからタイヤ接地面を横切りタ
イヤの外側に配置されることにより、接地面に沿い等間隔に配列される複数の摩
擦パッドと ; タイヤの外面中央に設けられるものであって、中心から放射方向
に伸びたハンドルと前記ハンドルに加わるモメントを求心方向に引っ張り力に切
替え、該引っ張り力を前記摩擦パッドの他端に働く直線運動切替え機構と、前記
直線運動切替え機構の逆転を防止する逆転防止手段を含んでなる。 このような
構成から、本発明によるタイヤ滑り止め装置は車が停止した状態において取り付
けるものであり、該取り付け過程は次のようである。
【0013】 まず、停車している状態において、ワイヤをタイヤの内側から繋げ円形に作る
。次いで、前記ワイヤに固定された各摩擦パッドらをタイヤ接地面を横切りタイ
ヤの外側中央に引き出した後、前記直線運動切替え機構を前記摩擦パッドの他端
に結合する。最後に、ハンドルをこれ以上回転されない時まで回転させたあと、
ハンドルを逆転防止手段を用い逆回転されないように拘束すると、本発明による
タイヤ滑り止め装置は該各摩擦パッドが直線運動切替え機構によりタイヤの中心
に向かい引っ張られタイヤに密着されたままに取り付けられる。
【0014】 以上のように、本発明によるタイヤ滑り止め装置は自動車が停止してある状態
において、簡単な作業を通じてタイヤに取り付けるか脱去できるので該使用が極
めて便利である。
【0015】 なお、接地面において路面に着きタイヤが滑ることのないようにする摩擦部材
として、ウレタン、発泡樹脂、ゴム材質等の柔軟な素材により平たく製作された
摩擦パッドが用いられるので、タイヤ滑り止め効果が優れるだけでなく、騒音又
は振動の発生量が少なく自動車の乗り心地を大きく低下しないというメリットを
持っている。
【0016】 そして、何よりも摩擦パッドが形成する円形の直径がハンドルの回転数に応じ
て異なるので、直径の異なる多種のタイヤに装着可能であるというメリットがあ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の望ましい実施例を通じて上述したような各構成の特徴と作用そ
して、それによる効果をさらに詳しく説明する。
【0018】 〔実施例1〕 図3は本発明の実施例1によるタイヤ滑り止め装置の斜視図である。
【0019】 図示のように、本発明の実施例1によるタイヤ滑り止め装置は、タイヤの内側
における両側端が繋がりタイヤ(100)より外径の小さい円形となるワイヤ(1)
、前記ワイヤ(1)上に一定の間隔に固定される八つの摩擦パッド(2)、前記摩擦
パッド(2)を二つずつ結ぶ四つの牽引バー(44)、前記牽引バー(44)を四本の
牽引ワイヤ(43)によりタイヤ中心に向かい引っ張る直線運動切替え機構(4)、
そして、前記直線運動切替え機構(4)の逆転を防止する逆転防止手段として前記
直線運動切替え機構(4)上に設けられたフック(45a)等を含んでなる。
【0020】 前記ワイヤ(1)はタイヤの回りより短い鉄線であり、該両端に相互結合される
継ぎ手手段(10)を有しており、タイヤ(100)の内側において該継ぎ手手段(
10)が繋がりタイヤ(100)の外径より小さい外径の円形となる。
【0021】 前記摩擦パッド(2)を例え、合成樹脂や、ウレタン、発泡樹脂又はゴム等のよ
うな柔軟性素材により成形された所定の長さの平たいパッドとして、該各一端が
前記ワイヤ(1)上に一定の間隔を開け固定される。タイヤ(100)の内側におい
て、両端が繋がり円形となるワイヤ(1)からタイヤ(100)の接地面(100a)
の外側に引き出され、該各他端がタイヤ(100)の外側からタイヤ(100)の中
心に向かうようになる。この摩擦パッド(2)はタイヤ(100)の接地面(100a
)に密着、固定され走行の際、路面と直接摩擦しタイヤが滑ることがないように
する役割を果たす。この摩擦パッド(2)の長さと数量はタイヤ(100)のサイズ
によって多少増減することができる。
【0022】 前記牽引バー(44)は中央が緩やかに曲がった鋼棒であって、該両端に相互隣
接の二つの摩擦パッド(2)が連結され、該二つ摩擦パッド(2)を同時にタイヤ(
100)中心方向へ引っ張ることができるようにする。
【0023】 前記直線運動切替え機構(4)はタイヤ(100)の外側からハンドル(46)に加
わる回転力をタイヤ(100)の求心方向の引っ張り力に切替え、前記牽引バー(
44)をタイヤ(100)の中心に向かい同時に引っ張る機構であって、図4に示
したように、ハウジング(40)と、前記ハウジング(40)の中心に設けられる太
陽ギア(Sun Gear)(41)と、前記太陽ギア(41)の回りに前記太陽ギア(41)に
噛み合われる四つの流星ギア(Planet Gear)(42)、前記ハウジング(40)の外
部から挿入され各流星ギア(42)に巻き付けられるように構成された4本の牽引
ワイヤ(43)、前記ハウジング(40)に取り付けられ前記ハウジング(40)に内
装された前記ギア(41)(42)の離脱を防止するカバー(45)、そして、前記カ
バー(45)の外部において前記太陽ギア(41)に動力的に繋がるハンドル(4)等
からなっている。
【0024】 前記ハウジング(40)は円盤形態のケースであって、該中心が前記太陽ギア(
41)が挿入される溝が形成されており、該回りに沿い流星ギア(42)が挿入さ
れる四つの溝が形成されている。そして、前記四つの溝、各々の隙間には前記牽
引ワイヤ(43)の移動を案内する溝(40b)が放射方向に形成されている。この
ような構造からハウジング(40)は該各溝に挿入される太陽ギア(41)と流星ギ
ア(42)を回転可能に固定し、前記牽引ワイヤ(43)の軸方向への移動を案内す
る役割を果たす。
【0025】 前記太陽ギア(41)は前記ハウジング(40)の中心から前記ハウジング(40)
に回転可能に支持される回転軸(410)に嵌め込まれ固定され、該回転軸(41
0)に結合されたハンドル(46)の回転により回転しながら該回りに噛み合われ
た流星ギア(42)を回転させる役割を果たす。
【0026】 前記流星ギア(42)は前記太陽ギア(41)の回りに配列され前記太陽ギア(4
1)に噛み合われるピ二オンギアとして、各々ハウジング(40)に固定した固定
ピン(420)により回転可能に支持され、一側には牽引ワイヤ(43)の端部が固
定されると共に、牽引ワイヤ(43)が巻き込まれる巻取り部(42a)を有する。
前記太陽ギア(41)により回転しながら該巻取り部に牽引ワイヤ(43)を巻き付
け牽引ワイヤ(43)をハウジング(40)の中心に向かい引っ張る役割を果たす。
【0027】 前記牽引ワイヤ(43)は該下端がハウジング(40)の溝(40b)を通し挿入さ
れ前記流星ギア(42)の巻取り部(42a)上に固定される柔軟な材質の線として
、該先端に前記牽引バー(44)に掛けることができるフック(430)を備え、前
記太陽ギア(41)により回転される前記流星ギア(42)に巻き込まれながら前記
牽引バー(44)をハウジング(40)の中心に向かい引っ張る。
【0028】 カバー(45)は前記ハウジング(40)の解放面を覆いハウジング(40)内部の
太陽ギア(41)と流星ギア(42)等の離脱を防止するものであって、ハウジング
(40)に対してはボルト(450)により締め付けられる。カバー(45)のエッジ
に沿っては前記直線運動切替え機構(4)の逆転防止手段として、ハンドル(46)
が逆回転されないようにする幾つかの掛け(45a)が左回りに向かうように成形
される。この掛け(45a)は左回りに働くハンドル(46)が逆回転されないよう
にする。
【0029】 前記ハンドル(46)は前記太陽ギア(41)をハウジング(40)に固定する回転
軸(410)にワッシャー(460)を介してボルト(461)により結合される回転
棒であって、該先端に働く回転力を前記太陽ギア(41)に伝え太陽ギア(41)を
回転させる。そして、ある程度回転された状態において、前記カバー(45)の掛
け(45a)に掛り該逆回転が拘束されることにより、太陽ギア(41)などが逆回
転されないようにする。ハンドル(46)の固定端側には該先端が掛け(45a)に
掛った場合、逆回転が拘束された太陽ギア(41)を掛け(45a)に対して弾性的
に支持できるようにする螺旋構造の弾性変位部(46a)が成形される。従って、
ハンドル(46)を回し前記太陽ギア(41)がその以上回転されない状態まで回転
させた後、該先端側を前記弾性変位部(46a)の弾性変位を用いそれより前方に
位置した掛け(45a)に掛けることができるので、太陽ギア(41)などがハンド
ル(46)により逆転防止手段、すなわち掛け(45a)に対して弾性的に支持する
ことができる。結果的に、ハンドル(46)の弾性変位部(46a)は太陽ギア(41
)等を最大に回転された状態から弾力的に固定することができるようにする。
【0030】 以上のような構成からなる本発明によるタイヤ滑り止め装置は次のような過程
を経てタイヤに取り付けられる。
【0031】 まず、自動車が停止してある状態において、タイヤ内側にワイヤ(図3の符号
1参照)を両端を繋げ円形を作る。次いで、前記ワイヤ(1)に各々固定され牽引
バー(44)に二つずつ繋げられた摩擦パッド(2)をタイヤ接地面を横切りタイヤ
外側の中央に引き出す。次いで、前記直線運動切替え機構(4)の牽引ワイヤ(4
6)を前記牽引バー(44)に繋げ直線運動切替え機構(4)を臨時固定する。最後
に、直線運動切替え機構(4)のハンドル(46)を左回りにその以上回転されない
時まで回転させた後、該先端をカバー(45)の掛け(45a)に掛けると、ハンド
ル(46)が該弾性変位部(46a)により弾性変位されたまま掛け(45a)に掛り固
定されるが、この過程において牽引ワイヤ(46)が直線運動切替え機構(4)によ
り引っ張られ摩擦パッド(2)が引っ張れることにより、本発明の実施例1による
タイヤ滑り止め装置は摩擦パッド(2)がタイヤ(100)に密着されながら直線運
動切替え機構(4)の牽引ワイヤ(46)と摩擦パッド(2)との間に働く引っ張り力
により図5に示した如く自動車に取り付けられる。
【0032】 このように取り付けられた本発明の実施例1によるタイヤ滑り止め装置は、
タイヤ(100)の接地面(100a)に密着し、路面と摩擦される摩擦パッド(2)
が平たい上に、タイヤ(100)の接地面(100a)に堅固に密着、固定されるた
め、走行の際、振動と騒音を大きく誘発しないというメリットがある。なお、自
動車を移動せず、停車してある状態のままに、タイヤに装着でき、且つ該装着も
極めて容易なので自動車に時速に脱着できるとのメリットもある。
【0033】 〔実施例2〕 図6と7は本発明の実施例2によるタイヤ滑り止め装置の斜視図と分解斜視図
である。
【0034】 図7に示したように、本発明の実施例2によるタイヤ滑り止め装置は、タイヤ
内側において両端が繋がりタイヤ(100)より外径の小さい円形となるワイヤ(
図3の符号1参照)、前記ワイヤ(1)上に一定の間隔を開けて固定される八つの
摩擦パッド(2)、前記摩擦パッド(2)を二つずつ結ぶ四つの牽引バー(55)、前
記牽引バー(55)を四本の牽引ワイヤ(53)を用いタイヤ(100)の中心に向か
い引っ張る直線運動切替え機構(5)、そして、前記直線運動切替え機構(5)の逆
転を防止する逆転防止手段として、前記直線運動切替え機構(5)に形成された掛
け溝(50b)等を含んでなる。
【0035】 前記ワイヤ(1)はタイヤの回りより短い鉄線であって、両端に相互繋がる継ぎ
手手段を有しており、タイヤ(100)の内側において、該継ぎ手手段(10)に繋
がりタイヤ(100)の外径より小さい外径の円形となる。
【0036】 前記摩擦パッド(2)をいわゆる、合成樹脂、ウレタン、 発泡樹脂又はゴム等
のような柔軟性素材により成形された所定の長さの平たいパッドであって、該各
一端が前記ワイヤ(1)上に一定の間隔を開けて固定される。タイヤ(100)内側
において両端が繋がり円形となったワイヤ(1)からタイヤ(100)の接地面(1
00a)の外へ引き出され該各他端がタイヤ(100)外側からタイヤ(100)の中
心に向かうようになる。この摩擦パッド(2)はタイヤ(100)の接地面(100a
)に密着、固定され走行の際、路面と直接摩擦し、タイヤが滑ることがないよう
にする役割を果たす。この摩擦パッド(2)の長さと数量はタイヤ(100)のサイ
ズに応じて多少増減することができる。
【0037】 前記牽引バー(55)は中央が緩やかに曲がった鋼棒であって、該両端に相互隣
接した二つの摩擦パッド(2)が連結され、該二つ摩擦パッド(2)を同時にタイヤ
(100)中心方向へ引っ張ることができるようにする。
【0038】 前記直線運動切替え機構(5)はタイヤ(100)外側からハンドル(56)に加わ
る回転力をタイヤの求心方向に切替え、前記牽引バー(55)をタイヤ(100)の
中心に向かい同時に引っ張る引っ張り具であって、図6に示したように、ハウジ
ング(50)と、前記ハウジング(50)の中心に設けられる回転可能に設けられる
回転板(52)と、前記回転板(52)に巻き込まれるように構成された四本の牽引
ワイヤ(53)、前記ハンドル固定板(54)に固定され前記回転板(52)に動力的
に繋がるハンドル(56)、そして前記ハンドル固定板(54)に覆われ、前記ハン
ドル(56)を遮蔽する固定板カバー(57)等によりなっている。
【0039】 前記ハウジング(50)はエッジに枠を有するお盆状のケースであって、該枠に
沿いワイヤ溝(50a)と掛け溝(50b)が交代に形成されている。そして、該内部
には回転板(52)が前記ハウジングの中心を貫通し、前記ハウジング(50)にワ
ッシャ(510)を介して回転可能に回転軸(51)に嵌め込まれ固定される。
【0040】 前記回転板(52)は上述したように、ハウジング(50)内部に回転可能に設け
られる一定の厚さを有する円板として、該外周面に固定の牽引ワイヤ(53)を巻
取る役割を果たす。
【0041】 前記牽引ワイヤ(53)は該下端がハウジング(50)の溝(50a)に通し挿入さ
れ前記回転板(52)の外周に固定される柔軟な材質の線であって、該先端に前記
牽引バー(55)に掛けることができるフック(530)を備え、前記回転板(52)
に巻き込まれながら該先端のフック(530)が掛った前記牽引バー(55)をハウ
ジング(50)の中心に向かい引っ張る。
【0042】 前記ハンドル固定板(54)は前記回転板(52)をハウジング(50)に固定する
回転軸(51)に嵌め込まれ固定する円板として、該中心にはハンドル固定構造(
54a)が形成されハンドル(56)が固定され、外周一側には切開部(54b)が形
成されハンドル(56)が該内部において、上下変位することができるスペースを
提供する。このような構成から、前記回転軸(51)に対してハンドル(56)を固
定し、ハンドル(56)が回転方向に自体弾性変位することができるスペースを提
供する。
【0043】 前記ハンドル(56)は上述のように、回転板(52)をハウジング(50)に回転
可能に固定する回転軸(51)に該ハンドル固定板(54)により固定される回転棒
であって、該先端に働く回転力により回転しながら、前記ハンドル固定板(54)
と回転軸(51)を通じ回転板(52)を回転させる。そして、ある程度回転した状
態において、前記ハウジング(50)の掛け溝(50a)に掛り該逆回転が拘束され
ることにより、回転板(52)が逆回転することを防止する。このハンドル(56)
の固定端側には該先端が掛け溝(50b)に掛った場合、逆回転が拘束された回転
板(52)がハウジング(50)、すなわち掛け溝(50b)に対して弾性的に支持す
るように螺旋構造の弾性変位部(56a)が成形される。従って、ハンドル(56)
を回し前記回転板(52)がその以上回転できない状態まで回転させた後、該先端
を前記弾性変位部(56a)に掛けるので、回転板(52)がハンドル(56)により
逆転防止手段、すなわち掛け溝(50b)に対して弾性的に支持できるようにする
。結果的に、ハンドル(56)の弾性変位部(56a)は回転板(52)を最大に回転
した状態のままに弾力的に固定できるようにする。
【0044】 以上のような構成からなる本発明の実施例2によるタイヤ滑り止め装置は次の
ような過程を経てタイヤに取り付けられる。
【0045】 まず、自動車が停止してある状態において、タイヤの内側にワイヤ(図3の符
号1参照)を該両端を繋げ円形に作る。次いで、前記ワイヤ(1)に各々固定され
牽引バー(55)に二つずつ繋がった摩擦パッド(2)をタイヤ接地面を横切りタイ
ヤ外側の中央へ引き出す。次いで、前記直線運動切替え機構(5)の牽引ワイヤ(
53)を前記牽引バー(55)に繋げ直線運動切替え機構(5)を臨時固定する。最
後に、直線運動切替え機構(5)のハンドル(56)を左回りにその以上回転できな
くなるまで回転させた後、該先端を最寄りのハウジング(50)の掛け溝(50b)
に掛けると、ハンドル(56)が該弾性変位部(56a)により弾性変位したまま掛
け溝(50b)に掛り固定されるが、この過程において牽引ワイヤ(53)が直線運
動切替え機構(5)により引っ張られ摩擦パッド(2)が引っ張られることにより、
本発明の実施例2によるタイヤ滑り止め装置は摩擦パッド(2)がタイヤ(100)
に密着されながら直線運動変換機構(5)の牽引ワイヤ(53)と摩擦パッド(2)と
の間に作用する引っ張り力により図6に示したように自動車に装着される。
【0046】 このように取り付けられる本発明の実施例2によるタイヤ滑り止め装置は、タ
イヤ(100)の接地面(100a)に密着し路面と摩擦される摩擦パッド(2)が平
たいの上に、タイヤ(100)の接地面(100a)に堅固に密着、固定されるため
走行の際、振動と騒音を大きく誘発しないというメリットがある。 なお、自動
車を移動せず停車してある状態のままに、タイヤに装着でき、且つ装着も極めて
容易で自動車に迅速に脱着できるというメリットもある。
【0047】 〔実施例3〕 図8と9は本発明の実施例3によるタイヤ滑り止め装置の使用状態図と正面図
である。そして、図10は本発明によるタイヤ滑り止め装置に共通して用いられ
る摩擦パッドのワイヤにおける連結構造を示した拡大分解斜視図であり、図11
は本発明の実施例3による直線切替え機構の分解斜視図である。
【0048】 図8に示したように、本発明の実施例3によるタイヤ滑り止め装置は、タイヤ
内側において両端が繋がりタイヤ(100)より外径の小さい円形となるワイヤ(
図3の符号1参照)、前記ワイヤ(1)上に一定の間隔を開け固定される八つの摩
擦パッド(2)、前記摩擦パッド(2)を二つずつ結ぶ四本の牽引バー(67)、前記
牽引バー(67)を四つの牽引ラック(62)を用いタイヤ(100)の中心に向かい
引っ張る直線運動切替え機構(6)等を含んでなる。
【0049】 前記ワイヤ(1)はタイヤの回りより短い鉄線であって、両端に相互繋がる継ぎ
手手段(10)を有しており、タイヤ(100)の内側において該継ぎ手手段(10)
が繋がりタイヤ(100)の外径より小さい外径の円形となる。
【0050】 前記摩擦パッド(2)をたとえ、合成樹脂や、ウレタン、発泡樹脂又はゴム等の
ような柔軟性素材により成形された所定の長さの平たいパッドであって、各一端
が前記ワイヤ(1)上に一定の間隔を開け固定される。次いで、タイヤ(100)内
側に両端が繋がり円形となるワイヤ(1)からタイヤ(100)の接地面(100a)
の外側に引き出され該各他端がタイヤ(100)の外側からタイヤ(100)の中心
に向かうようになる。この摩擦パッド(2)はタイヤ(100)の接地面(100a)
に密着、固定され、走行の際、路面と直接摩擦しタイヤが滑ることがないように
する役割を果たす。この摩擦パッド(2)の長さと数量はタイヤ(100)のサイズ
に応じて多少増減することができる。
【0051】 前記牽引バー(67)は中央が緩やかに曲がった鋼棒であって、該両端に相互隣
接した二つの摩擦パッド(2)が繋がり、該二つの摩擦パッド(2)を同時にタイヤ
(100)中心方向へ引っ張ることができるようにする。
【0052】 前記直線運動切替え機構(6)はタイヤ(100)の外側において、ハンドルに加
わる回転力をタイヤの求心方向の引っ張り力に切替え、前記牽引バー(67)をタ
イヤの中心に向かい同時に引っ張る引っ張り機構であって、図11に示したよう
に、相互繋がる二つのハウジング(61)(63)と、前記各ハウジング(61)(6
3)に相互反対方向へ移動可能に設けられる四つの牽引ラック(62)と、前記二
つのハウジング(61)(63)に同時に嵌め込まれ、前記牽引ラック(62)と同時
に噛み合われるピ二オンギア(60)と、前記ピ二オンギア(60)と一体に回転す
るように設けられるハンドル固定板(64)、前記ハンドル固定板(64)に固定さ
れ前記ピ二オンギア(60)に動力的に繋がるハンドル(65)、そして前記ハンド
ル固定板(64)に覆われ前記ハンドル(65)の一部を遮蔽する固定板カバー(6
6)等から構成されている。
【0053】 前記ハウジング(61)(63)は垂直ラックハウジング(61)と水平ラックハウ
ジング(63)から構成され、各々垂直と水平方向にペアを組む二つずつの溝が形
成するほぼ平たい四面体のハウジングであって、各スライディング溝に相互反対
方向に流動するように嵌め込まれる牽引ラック(62)の流動を案内する役割を果
たす。そして、各ハウジング(61)(63)の中央には通穴が形成され、この通穴
を通しピ二オンギア(60)が嵌め込まれ前記牽引ラック(62)と噛み合われる。
【0054】 牽引ラック(62)は前記各ハウジング(61)(63)に二つずつ嵌め込まれるが
、相互ペアを組む牽引ラック(62)は前記ピ二オンギア(60)により相互反対方
向に移動するようにハウジング(61)(63)に嵌め込まれる。この牽引ラック(
62)の先端には各々フック部(62a)が形成されているが、これらが前記牽引バ
ーに掛ることにより、各牽引ラック(62)はピ二オンギア(60)により求心方向
に移動し牽引バー(67)をタイヤ中心に向かい引っ張るようになる。
【0055】 前記ハンドル固定板(64)は前記ピ二オンギア(60)から突き出た固定軸(6
0a)に挟まれ固定される円板として、該中心にはハンドル固定構造(64a)が形
成されハンドル(65)が固定され、外周一側には切開部(64b)が形成されハン
ドル(65)が該内部において、上下変位ができるスペースを提供する。このよう
な構成により、ハンドル固定板(64)は前記ピ二オンギア(60)の固定軸(60a
)に対してハンドル(65)を固定し、ハンドル(65)が回転方向に自体弾性変位
ができるスペースを提供する。
【0056】 前記ハンドル(65)は上述のように、ハンドル固定板(64)によりピ二オンギ
ア(60)の固定軸(60a)に固定される回転棒であって、該先端にフック(65b)
が形成されており、先端に働く回転力により回転しながら前記ピ二オンギア(6
0)を回転させる。そして、ある程度回転した状態において、先端にフック(65
b)が前記牽引ラック(62)に掛り、該逆回転が拘束されることにより、ピ二オン
ギア(60)が逆回転されることを防止する。このハンドル(65)の固定端側には
該先端が牽引ラック(62)に掛った場合、逆回転が拘束のピ二オンギア(60)が
牽引ラック(62)に対して弾性的に支持できるようにする螺旋構造の弾性変位部
が成形される。従って、ハンドル(65)を回し前記ピ二オンギア(60)がその以
上回転できない状態まで回転させた後、該先端を前記弾性変位部(65a)の弾性
変位を用い先端をさらに回転させより前方に位置した牽引ラック(62)に掛ける
ことができるので、ピ二オンギア(60)がハンドル(65)により牽引ラック(6
2)に対して弾性的に支持できる。結果的に、ハンドル(65)の弾性変位部(65
a)はピ二オンギア(60)を最大に回転した状態で弾力的に固定できるようにする
【0057】 図10は摩擦パッド(2)をワイヤ(1)に固定する固定構造を示した参考図面で
あり、符号200は固定ピン、20はワイヤ(1)に固定され前記固定ピン(20
0)により摩擦パッド(2)を固定する固定具である。
【0058】 以上のような構成からなる本発明の実施例3によるタイヤ滑り止め装置は次の
ような過程を経てタイヤに装着される。
【0059】 まず、自動車が停止してある状態において、タイヤ内側にワイヤ(図3の符号
1参照)を両端を繋げ円形に作る。次いで、前記ワイヤ(1)に各々固定され牽引
バー(67)に二つずつ繋がった摩擦パッド(2)をタイヤ接地面を横切りタイヤ外
側の中央に引き出す。次いで、前記直線運動切替え機構(6)の牽引ラック(62)
のフック部(62a)を牽引バー(67)に繋げ直線運動切替え機構(6)を臨時固定
する。最後に、直線運動切替え機構(6)のハンドル(65)を左回りへ回転しきっ
た後、該ハンドル(65)のフック(65b)を最寄りの牽引ラック(62)に掛ける
と、ハンドル(65)が該弾性部位部(65a)により弾性変位したまま牽引ラック(
62)に掛り固定されるが、この過程において、牽引バー(67)が求心方向へ移
動する各牽引ラック(62)によりタイヤ中心方向へ引っ張られ摩擦パッド(2)が
引っ張られることにより、本発明の実施例3によるタイヤ滑り止め装置は摩擦パ
ッド(2)がタイヤ(100)に密着されながら直線運動切替え機構(6)の牽引ラッ
ク(62)と各摩擦パッド(2)との間に働く引っ張り力により図8のような状態に
自動車に取り付けられる。
【0060】 このように取り付けられる本発明の実施例3によるタイヤ滑り止め装置は、
タイヤ(100)の接地面(100a)に密着し路面に摩擦される摩擦パッド(2)が
平たいので、タイヤ(100)の接地面(100a)に堅固に密着、固定されるため
に走行の際、振動と騒音を大きく誘発することもないというメリットもある。
なお、自動車を移動せず停車してある状態のままに、タイヤに装着でき、且つ該
装着も極めて容易で自動車に迅速脱着できるというメリットもある。
【0061】 〔実施例4〕 図12ないし14は本発明の実施例4によるタイヤ滑り止め装置の分解斜視図
と正面図そして、使用状態図である。
【0062】 図12に示したように、本発明の実施例4によるタイヤ滑り止め装置は、タイ
ヤ内側において両端が繋がり、タイヤ(100)より外径の小さい円形となるワイ
ヤ(図3の符号1参照)、前記ワイヤ(1)上に一定の間隔を開け、固定される八つ
の摩擦パッド(2)、前記摩擦パッド(2)を二つずつ結ぶ四本の牽引バー(74)、
前記牽引バー(74)を四つの牽引ラック(72)を用いタイヤ(100)の中心に向
かい引っ張る直線運動切替え機構(7)等を含んでなる。
【0063】 前記ワイヤ(1)はタイヤの回りより短い鉄線であって、両端に相互繋がる継ぎ
手手段(10)を有しており、タイヤ(100)の内側から該継ぎ手手段(10)が繋
がりタイヤ(100)の外径より小さい外径の円形となる。
【0064】 前記摩擦パッド(2)を例え、合成樹脂や、ウレタン、発泡樹脂またはゴム等の
ような柔軟性素材により成形された所定の長さの平たいパッドであって、該各一
端が前記ワイヤ(1)上に一定の間隔を開け固定される。次いで、タイヤ(100)
内側に両端が繋がり円形となるワイヤ(1)からタイヤ(100)の接地面(100a
)外側に引き出され、各他端がタイヤ(100)外側からタイヤ(100)の中心に
向かうようになる。この摩擦パッド(2)のタイヤ(100)の接地面(100a)に
密着、固定され走行の際、路面に直接摩擦し、タイヤが滑ることがないようにす
る役割を果たす。この摩擦パッド(2)の長さと数量はタイヤ(100)のサイズに
応じて多少増減されることができる。
【0065】 前記牽引バー(74)は中央が緩やかに曲がった鋼棒であって、該両端に相互隣
接した二つの摩擦パッド(2)が連結され、該二つ摩擦パッド(2)を同時にタイヤ
(100)中心方向へ引っ張ることができるようにする。
【0066】 前記直線運動切替え機構(6)はタイヤ(100)の外側からハンドルに加わる回
転力をタイヤの求心方向の引っ張り力に切替え、前記牽引バー(67)をタイヤの
中心に向かい同時に引っ張る引っ張り機構であって、図11に示したように、垂
直と水平方向へ二つずつのスライディング溝(70b)(70a)を形成するハウジン
グ(70)と、前記ハウジング(70)のスライディング溝(70b)(70a)に反対方
向に嵌め込まれる四つの牽引ラック(72)と、前記ハウジング(70)の中心に嵌
められ、前記牽引ラック(72)と同時に噛み合われるピ二オンギア(71)と、前
記ハウジング(70)の内部を遮蔽するハウジングカバー(75)と、前記ハウジン
グカバー(75)の外面において、前記ピ二オンギア(71)と一体に回転するよう
に設けられるハンドル固定板(76)、前記ハンドル固定板(76)に固定され前記
ピ二オンギア(71)に動力的に繋がるハンドル(77)の一部を遮蔽する固定板カ
バー(78)等から構成されている。
【0067】 前記ハウジング(70)は中央にギア穴が形成され、前記ギア穴の上下と左右に
各々上、下水平案内溝(70b)と左、右垂直案内溝(70a)が段差を有し形成され
た円板であって、各案内溝(70b)(70a)に相互反対方向へ流動するように嵌め
られる牽引ラック(72)の流動を案内する役割を果たす。そして、各ハウジング
(70)の中央にはギア穴が形成され、このギア穴を通しピ二オンギア(71)が嵌
め込まれ前記牽引ラック(70b)(70a)と噛み合われる。
【0068】 牽引ラック(72)は前記ハウジング(70)のスライディング溝(70b)(70a)
に流動可能に嵌め込まれるが、相互ペアを組む牽引ラック(72)は前記ピ二オン
ギア(71)により相互反対方向へ移動可能にハウジング(70)に嵌め込まれる。
この牽引ラック(72)の先端には、各々フック部(72a)が形成されるが、これ
らが前記牽引バー(74)に掛ることにより、各牽引ラック(72)はピ二オンギア
(71)により求心方向へ移動し牽引バー(74)をタイヤ中心に向かい引っ張るよ
うになる。
【0069】 カバー(75)は前記ハウジング(70)の解放面を覆い、ハウジング(70)内部
のピ二オンギア(71)と牽引ラック(72)が離脱しないようにするものであり、
ハウジング(70)に対してはボルト締付けにより固定される。このカバー(75)
のエッジに沿っては前記直線運動切替え機構(7)の逆転防止手段として、ハンド
ル(77)が逆回転しないようにする幾つかの掛け(75a)が左回りに向かうよう
に成形される。この掛け(75a)は左回りに作動力を発揮するハンドル(77)が
逆回転されないようにする。
【0070】 前記ハンドル固定板(76)は前記ピ二オンギア(71)が固定の回転軸(710)
に嵌められ固定する円板として、該中心にはハンドル固定構造(76a)が形成さ
れハンドル(77)が固定され、外周一側には切開部(76b)が形成されハンドル(
77)が該内部において、上下変位できるスペースを提供する。このような構成
から、ハンドル固定板(76)は前記ピ二オンギア(71)が固定の回転軸(710)
に対してハンドル(77)を固定し、ハンドル(77)が回転方向へ自体弾性変位で
きるスペースを提供する。
【0071】 前記ハンドル(77)は上述のように、ハンドル固定板(76)によりピ二オンギ
ア(71)が固定の回転軸(710)に固定の回転棒であって、該先端にフック(7
7b)が形成されており、先端に働く回転力により回転しながら前記ピ二オンギア
(71)を回転させる。そして、ある程度回転した状態において、先端のフック(
77b)が前記カバー(75)のフック(75a)に掛り該逆回転が拘束されることに
より、ピ二オンギア(71)が逆回転することを防止する。このハンドル(77)の
固定端側には該先端が牽引ラック(72)に掛った場合、逆回転が拘束されたピ二
オンギア(71)が牽引ラック(72)に対して弾性的に支持できるようにする螺旋
構造の弾性変位部が成形される。従って、ハンドル(77)を回し前記ピ二オンギ
ア(71)が回転出来なくなるまで回転させたあと、該先端を前記弾性変位部(7
7a)の弾性変位を用い先端をさらに回転させより前方に位置したフック(75a)
に掛けるので、ピ二オンギア(71)がハンドル(77)により牽引ラック(72)に
対して弾性的に支持することが出来る。結果的に、ハンドル(77)の弾性変位部
(77a)はピ二オンギア(71)を回転しきった状態で弾力的に固定することが出
来る。
【0072】 以上のような構成からなる本発明の実施例4によるタイヤ滑り止め装置は装着
過程とそれに伴う効果は先の実施例3とほぼ同様なので、それについての説明は
省略する。
【0073】
【発明の効果】
以上の実施例を通じ詳細に説明したように、本発明によるタイヤ滑り止め装置
は、タイヤの接地面に密着し路面と摩擦される摩擦パッドが平たく、なおタイヤ
の接地面に堅固に密着、固定されるために走行の際、振動と騒音を大きく誘発し
ないというメリットがある。なお、自動車を移動させず、停車してある状態のま
まにタイヤに装着可能の上に、該装着も極めて容易に使用が便利で、自動車に迅
速に脱着することができるというメリットもある。
【図面の簡単な説明】
本発明は添付の図面を参照としさらに詳しく分かる。 本図面は只発明を図示
する目的であるだけで、発明を制限するものではない。
【図1】従来のタイヤ滑り止め装置を示す。
【図2】従来のタイヤ滑り止め装置を示した斜視図である。
【図3】本発明の1次実施例によるタイヤ滑り止め装置を示した斜視図であ
る。
【図4】図3に示した滑り止め装置の分解斜視図である。
【図5】図3に示した滑り止め装置がタイヤに取り付けられた状態図である
【図6】本発明によるタイヤ滑り止め装置の固定状態を示した斜視図である
【図7】本発明の2次実施例によるタイヤ滑り止め装置を示した分解斜視図
である。
【図8】図7に示した滑り止め装置の斜視図である。
【図9】第7図に示した装置の側面図である。
【図10】本発明によるタイヤ滑り止め装置に用いられる摩擦部材のワイヤ
に対する固定構造を図示した拡大分解斜視図である。
【図11】本発明の3次実施例による直線切替え機構を示した分解斜視図で
ある。
【図12乃至14】本発明の4次実施例によるタイヤ滑り止め装置の分解斜
視図、正面図及び使用状態図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年11月14日(2001.11.14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の名称】 タイヤ滑り止め装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は雪が積った道路や凍り付いた道を走る時、タイヤが滑ることのないよ
うにするためタイヤに取り付けるタイヤ滑り止め装置に関するものであり、特に
、脱着が容易く、タイヤに堅固に密着され滑り止めに優れたタイヤ滑り止め装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 タイヤ滑り止め装置は雪が積った道路や凍り付いた道を走る時、タイヤが滑る
ことのないようにタイヤに取り付ける自動車用冬期安全装備として、通常タイヤ
の接地面に沿い配列され該接地面に密着される複数のチェーンと、前記チェーン
の端部をタイヤの両側面から各々繋げ接地面に密着するように固定する二本のワ
イヤからなるスノーチェーンが最も一般的に用いられている。
【0003】 タイヤ滑り止め装置はスノーチェーンが接地面の摩擦係数を高めることが出来
るべきで、車の荷重に耐えられるべきである。なお、雪道や凍り付いた道でのみ
、間欠的に用いられるので脱着が容易ではなければならない。これに、従来には
上述した条件に充足されるようにチェーンとワイヤが全て金属チェーン、スノー
チェーンが主に用いられた。
【0004】 しかしながら、金属製スノーチェーンは弾性が全くない上に、タイヤ接地面か
ら極小的に突き出され、なお伸縮性すらないので、接地面に堅固に密着すること
ができないため、激しい車体の振動と騒音を引き起こし乗り心地を大変損ない、
極小圧迫によりタイヤと路面を傷付けるという問題点を有していた。
【0005】 従って、近年にはチェーンの代わりに平たく一定の幅を持つ合成樹脂やゴムな
どのような柔軟性材質の摩擦部材を有するタイヤ滑り止め装置が多く用いられて
いる。
【0006】 従来タイヤ滑り止め装置は、図1に示したように、タイヤ(100)の接地面(
100a)に横に密着され、該接地面(100a)に沿い配列される複数の摩擦部材(
2)と前記摩擦部材(2)の各端部が一定の間隔を開けて固定され、該両端に継ぎ
手手段(10)が設けられたタイヤ回りより短い長さを有するニ本のワイヤ(1)(
2)を含んでなっており、次のような方法によりタイヤに取り付けられる。
【0007】 まず、タイヤの手前地面に摩擦部材(2)がタイヤの前進する方向に配列される
ように長手方向に敷いておいた後、車輛を移動させタイヤ(100)が該摩擦部材
(2)らの上に上がるようにする。次いでタイヤ(100)内側と外側に置かれるニ
本のワイヤ(1)(3)を該両端を繋げ各々円形の閉曲線の形態に作ると、摩擦部材
(2)がワイヤ(1)(3)によりタイヤ(100)の中央側に引っ張られタイヤ接地面
(100a)に密着し固定される。このような状態のままに走行すると、摩擦部材(
2)が接地面(100a)に先立ち路面に着きタイヤ(100)が滑ることがないよう
にする。
【0008】 従来タイヤ滑り止め装置は、図2に示したように、幅に対応する面積をゆうす
る柔軟な摩擦部材(2)がタイヤ接地面(100a)に密着し固定されることにより
、走行に伴う車体の振動と騒音の発生量が少なく、先の金属製スノーチェーンよ
り乗り心地を大きく低下することがないというメリットがある。
【0009】 しかしながら、タイヤ滑り止め装置は摩擦部材(2)が弾力がないため、締付け
に余裕を有しなければならないワイヤ(1)(3)のフープ応力による引っ張り力に
のみ頼り、接地面(100a)に緩む状態のままに密着固定されるので、走行の際
、摩擦部材(2)が地面に摩擦される時、タイヤ(100)の円周方向に動くため、
滑り止めの効果が劣り、激しい摩擦騒音を誘発するという問題点を有していた。
【0010】 なお、ワイヤ(1)(3)と摩擦部材(2)の長さ調整が不可能であるので、定めら
れた規格のタイヤ(100)以外には取り付けることが出来ないというデメリット
も有していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】 従って、本発明は上述したような従来のタイヤ滑り止め装置が有した問題点を
解消することが出来るものであって、タイヤに迅速に着脱できることは勿論、規
格の制限を受けず、様々なサイズのタイヤに取り付けることができるタイヤ滑り
止め装置を提供することにその目的がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】 本発明によるタイヤ滑り止め装置は、タイヤの内側に両側端が分離可能な継ぎ
手手段により繋がり、タイヤの外径より小さい円形となるワイヤと ; 各々の一
端が前記ワイヤ上に等間隔に固定され、前記ワイヤからタイヤ接地面を横切りタ
イヤの外側に配置されることにより、接地面に沿い等間隔に配列される複数の摩
擦部材と ; タイヤの外面中央に設けられるものであって、中心から放射方向に
伸びたハンドルと前記ハンドルに加わるモメントを求心方向に引っ張り力に切替
え、該引っ張り力を前記摩擦部材の他端に働く直線運動切替え機構と、前記直線
運動切替え機構の逆転を防止する逆転防止手段、そして、前記摩擦部材を隣接す
るもの同士二つずつペアとして前記直線運動切替え機構に繋げる複数の牽引バー
を含んでなる。このような構成から、本発明によるタイヤ滑り止め装置は車が停
止した状態において取り付けるものであり、該取り付け過程は次のようである。
【0013】 まず、停車している状態において、ワイヤをタイヤの内側から繋げ円形に作る
。次いで、前記ワイヤに固定された各摩擦部材の先端を二つずつ繋げる牽引バー
をタイヤ接地面を横切りタイヤの外側中央に引き出した後、前記直線運動切替え
機構を前記牽引バーの中心に結合する。最後に、ハンドルをこれ以上回転されな
い時まで回転させたあと、ハンドルを逆転防止手段を用い逆回転されないように
拘束すると、本発明によるタイヤ滑り止め装置は該各摩擦部材が直線運動切替え
機構によりタイヤの求心方向に移動する前記牽引バーによりタイヤの中心に向か
い引っ張られタイヤの接地面に密着されながらタイヤに取り付けられる。
【0014】 以上のように、本発明によるタイヤ滑り止め装置は自動車が停止してある状態
において、摩擦部材を牽引バーを用い一度に二つずつ直線運動切替え機構に繋げ
た後、直線運動切替え機構を操作し摩擦部材を引っ張る簡単な作業を通じてタイ
ヤに取り付けるか脱去できるので該使用が極めて便利である。
【0015】 なお、接地面において路面に着きタイヤが滑ることのないようにする摩擦部材
として、ウレタン、発泡樹脂、ゴム材質等の柔軟な素材により平たく製作された
バンド形の摩擦部材を用いる場合、タイヤ滑り止め効果が優れるだけでなく、騒
音又は振動の発生量が少なく自動車の乗り心地を大きく低下しないというメリッ
トを持っている。
【0016】 そして、何よりも摩擦部材が引っ張られた状態において、形成する円形の直径
がハンドルの回転数に応じて異なるので、すなわちタイヤの外周面を取囲む摩擦
部材が形成する円形の直径がハンドルの回転数に比例し自由に可変されるので、
規格が異なる他の多種のタイヤに装着可能であるというメリットがある。
【0017】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の望ましい実施例を通じて上述したような各構成の特徴と作用そ
して、それによる効果をさらに詳しく説明する。
【0018】 〔実施例1〕 図3は本発明の実施例1によるタイヤ滑り止め装置の斜視図である。
【0019】 図示のように、本発明の実施例1によるタイヤ滑り止め装置は、タイヤの内側
における両側端が繋がりタイヤ(100)より外径の小さい円形となるワイヤ(1)
、前記ワイヤ(1)上に一定の間隔に固定される八つの摩擦部材(2)、前記摩擦部
材(2)を二つずつ結ぶ四つの牽引バー(44)、前記牽引バー(44)を四本の牽引
ワイヤ(43)によりタイヤ中心に向かい引っ張る直線運動切替え機構(4)、そし
て、前記直線運動切替え機構(4)の逆転を防止する逆転防止手段である前記直線
運動切替え機構(4)上に設けられたフック(45a)等を含んでなる。
【0020】 前記ワイヤ(1)はタイヤの回りより短い鉄線であり、該両端に相互結合される
継ぎ手手段(10)を有しており、タイヤ(100)の内側において該継ぎ手手段(
10)が繋がりタイヤ(100)の外径より小さい外径の円形となる。
【0021】 前記摩擦部材(2)はいわゆる合成樹脂や、ウレタン、発泡樹脂又はゴム等のよ
うな柔軟性素材により成形された所定の長さの平たいパッドとして、該各一端が
前記ワイヤ(1)上に一定の間隔を開け固定される。タイヤ(100)の内側におい
て、両端が繋がり円形となるワイヤ(1)からタイヤ(100)の接地面(100a)
の外側に引き出され、該各他端がタイヤ(100)の外側からタイヤ(100)の中
心に向かうようになる。この摩擦部材(2)はタイヤ(100)の接地面(100a)
に密着、固定され走行の際、路面と直接摩擦しタイヤが滑ることがないようにす
る役割を果たす。この摩擦部材(2)の長さと数量はタイヤ(100)のサイズによ
って多少増減することができ、金属製のチェーンから構成されることもできる。
【0022】 前記牽引バー(44)は中央が緩やかに曲がった鋼棒であって、これらは各々該
両端に相互隣接した二つの摩擦部材(2)が結合され、該二つの摩擦部材(2)を直
接運動切替え機構に繋げる。次いで、直線運動切替え機構(4)が摩擦部材(2)を
二つずつペアを組み、タイヤ(100)中心へ引っ張ることができるようにする。 結果的に、牽引バー(44)は摩擦部材(2)を二つずつペアを組み直線運動切替
え機構(4)に繋げられるようにするので、本発明によるタイヤ滑り止め装置をタ
イヤ(100)に迅速で、しかも容易に装着可能にする。
【0023】 前記直線運動切替え機構(4)はタイヤ(100)の外側からハンドル(46)に加
わる回転力をタイヤ(100)の求心方向の引っ張り力に切替え、前記牽引バー(
44)をタイヤ(100)の中心に向かい同時に引っ張る機構であって、図4に示
したように、ハウジング(40)と、前記ハウジング(40)の中心に設けられる太
陽ギア(Sun Gear)(41)と、前記太陽ギア(41)の回りに前記太陽ギア(41)に
噛み合われる四つの流星ギア(Planet Gear)(42)、前記ハウジング(40)の外
部から挿入され各流星ギア(42)に巻き付けられるように構成された4本の牽引
ワイヤ(43)、前記ハウジング(40)に取り付けられ前記ハウジング(40)に内
装された前記ギア(41)(42)の離脱を防止するカバー(45)、そして、前記カ
バー(45)の外部において前記太陽ギア(41)に動力的に繋がるハンドル(4)等
からなっている。
【0024】 前記ハウジング(40)は円盤形態のケースであって、該中心が前記太陽ギア(
41)が挿入される溝が形成されており、該回りに沿い流星ギア(42)が挿入さ
れる四つの溝が形成されている。そして、前記四つの溝、各々の隙間には前記牽
引ワイヤ(43)の移動を案内する溝(40b)が放射方向に形成されている。この
ような構造からハウジング(40)は該各溝に挿入される太陽ギア(41)と流星ギ
ア(42)を回転可能に固定し、前記牽引ワイヤ(43)の軸方向への移動を案内す
る役割を果たす。
【0025】 前記太陽ギア(41)は前記ハウジング(40)の中心から前記ハウジング(40)
に回転可能に支持される回転軸(410)に嵌め込まれ固定され、該回転軸(41
0)に結合されたハンドル(46)の回転により回転しながら該回りに噛み合われ
た流星ギア(42)を回転させる役割を果たす。
【0026】 前記流星ギア(42)は前記太陽ギア(41)の回りに配列され前記太陽ギア(4
1)に噛み合われるピ二オンギアとして、各々ハウジング(40)に固定した固定
ピン(420)により回転可能に支持され、一側には牽引ワイヤ(43)の端部が固
定されると共に、牽引ワイヤ(43)が巻き込まれる巻取り部(42a)を有する。
前記太陽ギア(41)により回転しながら該巻取り部に牽引ワイヤ(43)を巻き付
け牽引ワイヤ(43)をハウジング(40)の中心に向かい引っ張る役割を果たす。
【0027】 前記牽引ワイヤ(43)は該下端がハウジング(40)の溝(40b)を通し挿入さ
れ前記流星ギア(42)の巻取り部(42a)上に固定される柔軟な材質の線として
、該先端に前記牽引バー(44)に掛けることができるフック(430)を備え、前
記太陽ギア(41)により回転される前記流星ギア(42)に巻き込まれながら前記
牽引バー(44)をハウジング(40)の中心に向かい引っ張る。
【0028】 カバー(45)は前記ハウジング(40)の解放面を覆いハウジング(40)内部の
太陽ギア(41)と流星ギア(42)等の離脱を防止するものであって、ハウジング
(40)に対してはボルト(450)により締め付けられる。カバー(45)のエッジ
に沿っては前記直線運動切替え機構(4)の逆転防止手段として、ハンドル(46)
が逆回転されないようにする幾つかの掛け(45a)が左回りに向かうように成形
される。この掛け(45a)は左回りに働くハンドル(46)が逆回転されないよう
にする。
【0029】 前記ハンドル(46)は前記太陽ギア(41)をハウジング(40)に固定する回転
軸(410)にワッシャー(460)を介してボルト(461)により結合される回転
棒であって、該先端に働く回転力を前記太陽ギア(41)に伝え太陽ギア(41)を
回転させる。そして、ある程度回転された状態において、前記カバー(45)の掛
け(45a)に掛り該逆回転が拘束されることにより、太陽ギア(41)などが逆回
転されないようにする。ハンドル(46)の固定端側には該先端が掛け(45a)に
掛った場合、逆回転が拘束された太陽ギア(41)を掛け(45a)に対して弾性的
に支持できるようにする螺旋構造の弾性変位部(46a)が成形される。従って、
ハンドル(46)を回し前記太陽ギア(41)がその以上回転されない状態まで回転
させた後、該先端側を前記弾性変位部(46a)の弾性変位を用いそれより前方に
位置した掛け(45a)に掛けることができるので、太陽ギア(41)などがハンド
ル(46)により逆転防止手段、すなわち掛け(45a)に対して弾性的に支持する
ことができる。結果的に、ハンドル(46)の弾性変位部(46a)は太陽ギア(41
)等を最大に回転された状態から弾力的に固定することができるようにする。
【0030】 以上のような構成からなる本発明によるタイヤ滑り止め装置は次のような過程
を経てタイヤに取り付けられる。
【0031】 まず、自動車が停止してある状態において、タイヤ内側にワイヤ(図3の符号
1参照)を両端を繋げ円形を作る。次いで、前記ワイヤ(1)に各々固定され牽引
バー(44)に二つずつ繋げられた摩擦部材(2)をタイヤ接地面を横切りタイヤ外
側の中央に引き出す。次いで、前記直線運動切替え機構(4)の牽引ワイヤ(46)
を前記牽引バー(44)に繋げ直線運動切替え機構(4)を臨時固定する。最後に、
直線運動切替え機構(4)のハンドル(46)を左回りにその以上回転されない時ま
で回転させた後、該先端をカバー(45)の掛け(45a)に掛けると、ハンドル(4
6)が該弾性変位部(46a)により弾性変位されたまま掛け(45a)に掛り固定さ
れるが、この過程において牽引ワイヤ(46)が直線運動切替え機構(4)により引
っ張られ摩擦部材(2)が引っ張れることにより、本発明の実施例1によるタイヤ
滑り止め装置は摩擦部材(2)がタイヤ(100)に密着されながら直線運動切替え
機構(4)の牽引ワイヤ(46)と摩擦部材(2)との間に働く引っ張り力により図5
に示した如く自動車に取り付けられる。
【0032】 このように取り付けられた本発明の実施例1によるタイヤ滑り止め装置は、摩
擦部材を二つずつ直線運動切替え機構(4)に手軽く繋げることができ、しかも自
動車を移動させずに装着可能であるので、迅速、便利に着脱できるというメリッ
トがある。なお、タイヤ(100)の接地面(100a)に密着し、路面と摩擦され
る摩擦部材(2)が平たい上に、タイヤ(100)の接地面(100a)に堅固に密着
、固定されるため、走行の際、振動と騒音を大きく誘発することもない。
【0033】 〔実施例2〕 図6と7は本発明の実施例2によるタイヤ滑り止め装置の斜視図と分解斜視図
である。
【0034】 図7に示したように、本発明の実施例2によるタイヤ滑り止め装置は、タイヤ
内側において両端が繋がりタイヤ(100)より外径の小さい円形となるワイヤ(
図3の符号1参照)、前記ワイヤ(1)上に一定の間隔を開けて固定される八つの
摩擦部材(2)、前記摩擦部材(2)を二つずつ結ぶ四つの牽引バー(55)、前記牽
引バー(55)を四本の牽引ワイヤ(53)を用いタイヤ(100)の中心に向かい引
っ張る直線運動切替え機構(5)、そして、前記直線運動切替え機構(5)の逆転を
防止する逆転防止手段として、前記直線運動切替え機構(5)に形成された掛け溝
(50b)等を含んでなる。
【0035】 前記ワイヤ(1)はタイヤの回りより短い鉄線であって、両端に相互繋がる継ぎ
手手段を有しており、タイヤ(100)の内側において、該継ぎ手手段(10)に繋
がりタイヤ(100)の外径より小さい外径の円形となる。
【0036】 前記摩擦部材(2)をいわゆる、合成樹脂、ウレタン、 発泡樹脂又はゴム等の
ような柔軟性素材により成形された所定の長さの平たいパッドであって、該各一
端が前記ワイヤ(1)上に一定の間隔を開けて固定される。タイヤ(100)内側に
おいて両端が繋がり円形となったワイヤ(1)からタイヤ(100)の接地面(10
0a)の外へ引き出され該各他端がタイヤ(100)外側からタイヤ(100)の中心
に向かうようになる。この摩擦部材(2)はタイヤ(100)の接地面(100a)に
密着、固定され走行の際、路面と直接摩擦し、タイヤが滑ることがないようにす
る役割を果たす。この摩擦部材(2)の長さと数量はタイヤ(100)のサイズに応
じて多少増減することは有り得り、金属製のチェーンから構成されることも有り
得る。
【0037】 前記牽引バー(55)は中央が緩やかに曲がった鋼棒であって、これらは各々両
端に相互隣接した二つの摩擦部材(2)が繋がり、該摩擦部材(2)を直線運動切替
え機構に繋げる。次いで、直線運動切替え機構(5)が摩擦部材(2)を二つずつペ
アを組み、タイヤ(100)の中心へ引っ張ることができる。結果的に、牽引バー
(55)は摩擦部材(2)を二つずつペアを組み、直線運動切替え機構(5)に繋げる
ので、本発明によるタイヤ滑り止め装置をタイヤ(100)に迅速で、しかも容易
く取り付けることができるようにする。
【0038】 前記直線運動切替え機構(5)はタイヤ(100)外側からハンドル(56)に加わ
る回転力をタイヤの求心方向に切替え、前記牽引バー(55)をタイヤ(100)の
中心に向かい同時に引っ張る引っ張り具であって、図6に示したように、ハウジ
ング(50)と、前記ハウジング(50)の中心に設けられる回転可能に設けられる
回転板(52)と、前記回転板(52)に巻き込まれるように構成された四本の牽引
ワイヤ(53)、前記ハンドル固定板(54)に固定され前記回転板(52)に動力的
に繋がるハンドル(56)、そして前記ハンドル固定板(54)に覆われ、前記ハン
ドル(56)を遮蔽する固定板カバー(57)等によりなっている。
【0039】 前記ハウジング(50)はエッジに枠を有するお盆状のケースであって、該枠に
沿いワイヤ溝(50a)と掛け溝(50b)が交代に形成されている。そして、該内部
には回転板(52)が前記ハウジングの中心を貫通し、前記ハウジング(50)にワ
ッシャ(510)を介して回転可能に回転軸(51)に嵌め込まれ固定される。
【0040】 前記回転板(52)は上述したように、ハウジング(50)内部に回転可能に設け
られる一定の厚さを有する円板として、該外周面に固定の牽引ワイヤ(53)を巻
取る役割を果たす。
【0041】 前記牽引ワイヤ(53)は該下端がハウジング(50)の溝(50a)に通し挿入さ
れ前記回転板(52)の外周に固定される柔軟な材質の線であって、該先端に前記
牽引バー(55)に掛けることができるフック(530)を備え、前記回転板(52)
に巻き込まれながら該先端のフック(530)が掛った前記牽引バー(55)をハウ
ジング(50)の中心に向かい引っ張る。
【0042】 前記ハンドル固定板(54)は前記回転板(52)をハウジング(50)に固定する
回転軸(51)に嵌め込まれ固定する円板として、該中心にはハンドル固定構造(
54a)が形成されハンドル(56)が固定され、外周一側には切開部(54b)が形
成されハンドル(56)が該内部において、上下変位することができるスペースを
提供する。このような構成から、前記回転軸(51)に対してハンドル(56)を固
定し、ハンドル(56)が回転方向に自体弾性変位することができるスペースを提
供する。
【0043】 前記ハンドル(56)は上述のように、回転板(52)をハウジング(50)に回転
可能に固定する回転軸(51)に該ハンドル固定板(54)により固定される回転棒
であって、該先端に働く回転力により回転しながら、前記ハンドル固定板(54)
と回転軸(51)を通じ回転板(52)を回転させる。そして、ある程度回転した状
態において、前記ハウジング(50)の掛け溝(50a)に掛り該逆回転が拘束され
ることにより、回転板(52)が逆回転することを防止する。このハンドル(56)
の固定端側には該先端が掛け溝(50b)に掛った場合、逆回転が拘束された回転
板(52)がハウジング(50)、すなわち掛け溝(50b)に対して弾性的に支持す
るように螺旋構造の弾性変位部(56a)が成形される。従って、ハンドル(56)
を回し前記回転板(52)がその以上回転できない状態まで回転させた後、該先端
を前記弾性変位部(56a)に掛けるので、回転板(52)がハンドル(56)により
逆転防止手段、すなわち掛け溝(50b)に対して弾性的に支持できるようにする
。結果的に、ハンドル(56)の弾性変位部(56a)は回転板(52)を最大に回転
した状態のままに弾力的に固定できるようにする。
【0044】 以上のような構成からなる本発明の実施例2によるタイヤ滑り止め装置は次の
ような過程を経てタイヤに取り付けられる。
【0045】 まず、自動車が停止してある状態において、タイヤの内側にワイヤ(図3の符
号1参照)を該両端を繋げ円形に作る。次いで、前記ワイヤ(1)に各々固定され
二つずつの摩擦部材(2)が結合した牽引バー(55)をタイヤ接地面を横切りタイ
ヤ外側の中央へ引き出す。次いで、前記直線運動切替え機構(5)の牽引ワイヤ(
53)を前記牽引バー(55)に繋げ直線運動切替え機構(5)を臨時固定する。最
後に、直線運動切替え機構(5)のハンドル(56)を左回りにその以上回転できな
くなるまで回転させた後、該先端を最寄りのハウジング(50)の掛け溝(50b)
に掛けると、ハンドル(56)が該弾性変位部(56a)により弾性変位したまま掛
け溝(50b)に掛り固定されるが、この過程において牽引ワイヤ(53)が直線運
動切替え機構(5)により引っ張られ摩擦部材(2)が引っ張られることにより、本
発明の実施例2によるタイヤ滑り止め装置は摩擦部材(2)がタイヤ(100)に密
着されながら直線運動変換機構(5)の牽引ワイヤ(53)と摩擦部材(2)との間に
作用する引っ張り力により図6に示したように自動車に装着される。
【0046】 このように取り付けられる本発明の実施例2によるタイヤ滑り止め装置は、摩
擦部材(2)を二つずつ直線運動切替え機構(5)に容易く繋げ、さらに自動車移動
なしに装着可能であるので、迅速、簡便に脱着できるというメリットがある。な
お、タイヤ(100)の接地面(100a)と密着し路面に摩擦される摩擦部材(2)
が平たいので、タイヤ(100)の接地面(100a)に堅固に密着、固定されるた
め走行の際、振動と騒音を大きく誘発しないというメリットもある。
【0047】 〔実施例3〕 図8と9は本発明の実施例3によるタイヤ滑り止め装置の使用状態図と正面図
である。そして、図10は本発明によるタイヤ滑り止め装置に共通して用いられ
る摩擦部材のワイヤにおける連結構造を示した拡大分解斜視図であり、図11は
本発明の実施例3による直線切替え機構の分解斜視図である。
【0048】 図8に示したように、本発明の実施例3によるタイヤ滑り止め装置は、タイヤ
内側において両端が繋がりタイヤ(100)より外径の小さい円形となるワイヤ(
図3の符号1参照)、前記ワイヤ(1)上に一定の間隔を開け固定される八つの摩
擦部材(2)、前記摩擦部材(2)を二つずつ結ぶ四本の牽引バー(67)、前記牽引
バー(67)を四つの牽引ラック(62)を用いタイヤ(100)の中心に向かい引っ
張る直線運動切替え機構(6)等を含んでなる。
【0049】 前記ワイヤ(1)はタイヤの回りより短い鉄線であって、両端に相互繋がる継ぎ
手手段(10)を有しており、タイヤ(100)の内側において該継ぎ手手段(10)
が繋がりタイヤ(100)の外径より小さい外径の円形となる。
【0050】 前記摩擦部材(2)をたとえ、合成樹脂や、ウレタン、発泡樹脂又はゴム等のよ
うな柔軟性素材により成形された所定の長さの平たいパッドであって、各一端が
前記ワイヤ(1)上に一定の間隔を開け固定される。次いで、タイヤ(100)内側
に両端が繋がり円形となるワイヤ(1)からタイヤ(100)の接地面(100a)の
外側に引き出され該各他端がタイヤ(100)の外側からタイヤ(100)の中心に
向かうようになる。この摩擦部材(2)はタイヤ(100)の接地面(100a)に密
着、固定され、走行の際、路面と直接摩擦しタイヤが滑ることがないようにする
役割を果たす。 この摩擦部材(2)の長さと数量はタイヤ(100)のサイズに応
じて多少増減することができ、金属製のチェーンにより構成されることもある。
【0051】 前記牽引バー(67)は中央が緩やかに曲がった鋼棒であって、これらは各々両
端に相互隣接した二つの摩擦部材(2)が繋がり、該摩擦部材(2)を直線運動切替
え機構に繋げる。次いで、直線運動切替え機構(6)が摩擦部材(2)を二つずつペ
アを組み、タイヤ(100)の中心へ引っ張ることができる。 結果的に、牽引バ
ー(67)は摩擦部材(2)を二つずつペアを組み、直線運動切替え機構(5)に繋げ
るので、本発明によるタイヤ滑り止め装置をタイヤ(100)に迅速で、しかも容
易く取り付けることができるようにする。
【0052】 前記直線運動切替え機構(6)はタイヤ(100)の外側において、ハンドルに加
わる回転力をタイヤの求心方向の引っ張り力に切替え、前記牽引バー(67)をタ
イヤの中心に向かい同時に引っ張る引っ張り機構であって、図11に示したよう
に、相互繋がる二つのハウジング(61)(63)と、前記各ハウジング(61)(6
3)に相互反対方向へ移動可能に設けられる四つの牽引ラック(62)と、前記二
つのハウジング(61)(63)に同時に嵌め込まれ、前記牽引ラック(62)と同時
に噛み合われるピ二オンギア(60)と、前記ピ二オンギア(60)と一体に回転す
るように設けられるハンドル固定板(64)、前記ハンドル固定板(64)に固定さ
れ前記ピ二オンギア(60)に動力的に繋がるハンドル(65)、そして前記ハンド
ル固定板(64)に覆われ前記ハンドル(65)の一部を遮蔽する固定板カバー(6
6)等から構成されている。
【0053】 前記ハウジング(61)(63)は垂直ラックハウジング(61)と水平ラックハウ
ジング(63)から構成され、各々垂直と水平方向にペアを組む二つずつの溝が形
成するほぼ平たい四面体のハウジングであって、各スライディング溝に相互反対
方向に流動するように嵌め込まれる牽引ラック(62)の流動を案内する役割を果
たす。そして、各ハウジング(61)(63)の中央には通穴が形成され、この通穴
を通しピ二オンギア(60)が嵌め込まれ前記牽引ラック(62)と噛み合われる。
【0054】 牽引ラック(62)は前記各ハウジング(61)(63)に二つずつ嵌め込まれるが
、相互ペアを組む牽引ラック(62)は前記ピ二オンギア(60)により相互反対方
向に移動するようにハウジング(61)(63)に嵌め込まれる。この牽引ラック(
62)の先端には各々フック部(62a)が形成されているが、これらが前記牽引バ
ーに掛ることにより、各牽引ラック(62)はピ二オンギア(60)により求心方向
に移動し牽引バー(67)をタイヤ中心に向かい引っ張るようになる。
【0055】 前記ハンドル固定板(64)は前記ピ二オンギア(60)から突き出た固定軸(6
0a)に挟まれ固定される円板として、該中心にはハンドル固定構造(64a)が形
成されハンドル(65)が固定され、外周一側には切開部(64b)が形成されハン
ドル(65)が該内部において、上下変位ができるスペースを提供する。このよう
な構成により、ハンドル固定板(64)は前記ピ二オンギア(60)の固定軸(60a
)に対してハンドル(65)を固定し、ハンドル(65)が回転方向に自体弾性変位
ができるスペースを提供する。
【0056】 前記ハンドル(65)は上述のように、ハンドル固定板(64)によりピ二オンギ
ア(60)の固定軸(60a)に固定される回転棒であって、該先端にフック(65b)
が形成されており、先端に働く回転力により回転しながら前記ピ二オンギア(6
0)を回転させる。そして、ある程度回転した状態において、先端にフック(65
b)が前記牽引ラック(62)に掛り、該逆回転が拘束されることにより、ピ二オン
ギア(60)が逆回転されることを防止する。このハンドル(65)の固定端側には
該先端が牽引ラック(62)に掛った場合、逆回転が拘束のピ二オンギア(60)が
牽引ラック(62)に対して弾性的に支持できるようにする螺旋構造の弾性変位部
が成形される。従って、ハンドル(65)を回し前記ピ二オンギア(60)がその以
上回転できない状態まで回転させた後、該先端を前記弾性変位部(65a)の弾性
変位を用い先端をさらに回転させより前方に位置した牽引ラック(62)に掛ける
ことができるので、ピ二オンギア(60)がハンドル(65)により牽引ラック(6
2)に対して弾性的に支持できる。結果的に、ハンドル(65)の弾性変位部(65
a)はピ二オンギア(60)を最大に回転した状態で弾力的に固定できるようにする
【0057】 図10は摩擦部材(2)をワイヤ(1)に固定する固定構造を示した参考図面であ
り、符号200は固定ピン、20はワイヤ(1)に固定され前記固定ピン(200)
により摩擦部材(2)を固定する固定具である。
【0058】 以上のような構成からなる本発明の実施例3によるタイヤ滑り止め装置は次の
ような過程を経てタイヤに装着される。
【0059】 まず、自動車が停止してある状態において、タイヤ内側にワイヤ(図3の符号
1参照)を両端を繋げ円形に作る。次いで、前記ワイヤ(1)に各々固定され牽引
バー(67)に二つずつ繋がった摩擦部材(2)をタイヤ接地面を横切りタイヤ外側
の中央に引き出す。次いで、前記直線運動切替え機構(6)の牽引ラック(62)の
フック部(62a)を牽引バー(67)に繋げ直線運動切替え機構(6)を臨時固定す
る。最後に、直線運動切替え機構(6)のハンドル(65)を左回りへ回転しきった
後、該ハンドル(65)のフック(65b)を最寄りの牽引ラック(62)に掛けると
、ハンドル(65)が該弾性部位部(65a)により弾性変位したまま牽引ラック(6
2)に掛り固定されるが、この過程において、牽引バー(67)が求心方向へ移動
する各牽引ラック(62)によりタイヤ中心方向へ引っ張られ摩擦部材(2)が引っ
張られることにより、本発明の実施例3によるタイヤ滑り止め装置は摩擦部材(
2)がタイヤ(100)に密着されながら直線運動切替え機構(6)の牽引ラック(6
2)と各摩擦部材(2)との間に働く引っ張り力により図8のような状態に自動車
に取り付けられる。
【0060】 このように取り付けられる本発明の実施例3によるタイヤ滑り止め装置は、摩
擦部材(2)を二つずつ直線運動切替え機構(6)に容易に繋げ、しかも自動車の移
動なしにも装着可能であるので、迅速、簡便に脱着できるというメリットがある
。なお、タイヤ(100)の接地面(100a)に密着し路面に摩擦される摩擦部材(
2)が平たいので、タイヤ(100)の接地面(100a)に堅固に密着、固定される
ために走行の際、振動と騒音を大きく誘発することもないというメリットもある
【0061】 〔実施例4〕 図12ないし14は本発明の実施例4によるタイヤ滑り止め装置の分解斜視図
と正面図そして、使用状態図である。
【0062】 図12に示したように、本発明の実施例4によるタイヤ滑り止め装置は、タイ
ヤ内側において両端が繋がり、タイヤ(100)より外径の小さい円形となるワイ
ヤ(図3の符号1参照)、前記ワイヤ(1)上に一定の間隔を開け、固定される八つ
の摩擦部材(2)、前記摩擦部材(2)を二つずつ結ぶ四本の牽引バー(74)、前記
牽引バー(74)を四つの牽引ラック(72)を用いタイヤ(100)の中心に向かい
引っ張る直線運動切替え機構(7)等を含んでなる。
【0063】 前記ワイヤ(1)はタイヤの回りより短い鉄線であって、両端に相互繋がる継ぎ
手手段(10)を有しており、タイヤ(100)の内側から該継ぎ手手段(10)が繋
がりタイヤ(100)の外径より小さい外径の円形となる。
【0064】 前記摩擦部材(2)を例え、合成樹脂や、ウレタン、発泡樹脂またはゴム等のよ
うな柔軟性素材により成形された所定の長さの平たいパッドであって、該各一端
が前記ワイヤ(1)上に一定の間隔を開け固定される。次いで、タイヤ(100)内
側に両端が繋がり円形となるワイヤ(1)からタイヤ(100)の接地面(100a)
外側に引き出され、各他端がタイヤ(100)外側からタイヤ(100)の中心に向
かうようになる。この摩擦部材(2)のタイヤ(100)の接地面(100a)に密着
、固定され走行の際、路面に直接摩擦し、タイヤが滑ることがないようにする役
割を果たす。この摩擦部材(2)の長さと数量はタイヤ(100)のサイズに応じて
多少増減し、金属製のチェーンから構成されることもできる。
【0065】 前記牽引バー(77)は中央が緩やかに曲がった鋼棒であって、これらは各々両
端に相互隣接した二つの摩擦部材(2)が繋がり、該摩擦部材(2)を直線運動切替
え機構に繋げる。 次いで、直線運動切替え機構(7)が摩擦部材(2)を二つずつ
ペアを組み、タイヤ(100)の中心へ引っ張ることができる。 結果的に、牽引
バー(77)は摩擦部材(2)を二つずつペアを組み、直線運動切替え機構(7)に繋
げるので、 本発明によるタイヤ滑り止め装置をタイヤ(100)に迅速で、しか
も容易く取り付けることができるようにする。
【0066】 前記直線運動切替え機構(6)はタイヤ(100)の外側からハンドルに加わる回
転力をタイヤの求心方向の引っ張り力に切替え、前記牽引バー(67)をタイヤの
中心に向かい同時に引っ張る引っ張り機構であって、図11に示したように、垂
直と水平方向へ二つずつのスライディング溝(70b)(70a)を形成するハウジン
グ(70)と、前記ハウジング(70)のスライディング溝(70b)(70a)に反対方
向に嵌め込まれる四つの牽引ラック(72)と、前記ハウジング(70)の中心に嵌
められ、前記牽引ラック(72)と同時に噛み合われるピ二オンギア(71)と、前
記ハウジング(70)の内部を遮蔽するハウジングカバー(75)と、前記ハウジン
グカバー(75)の外面において、前記ピ二オンギア(71)と一体に回転するよう
に設けられるハンドル固定板(76)、前記ハンドル固定板(76)に固定され前記
ピ二オンギア(71)に動力的に繋がるハンドル(77)の一部を遮蔽する固定板カ
バー(78)等から構成されている。
【0067】 前記ハウジング(70)は中央にギア穴が形成され、前記ギア穴の上下と左右に
各々上、下水平案内溝(70b)と左、右垂直案内溝(70a)が段差を有し形成され
た円板であって、各案内溝(70b)(70a)に相互反対方向へ流動するように嵌め
られる牽引ラック(72)の流動を案内する役割を果たす。そして、各ハウジング
(70)の中央にはギア穴が形成され、このギア穴を通しピ二オンギア(71)が嵌
め込まれ前記牽引ラック(70b)(70a)と噛み合われる。
【0068】 牽引ラック(72)は前記ハウジング(70)のスライディング溝(70b)(70a)
に流動可能に嵌め込まれるが、相互ペアを組む牽引ラック(72)は前記ピ二オン
ギア(71)により相互反対方向へ移動可能にハウジング(70)に嵌め込まれる。
この牽引ラック(72)の先端には、各々フック部(72a)が形成されるが、これ
らが前記牽引バー(74)に掛ることにより、各牽引ラック(72)はピ二オンギア
(71)により求心方向へ移動し牽引バー(74)をタイヤ中心に向かい引っ張るよ
うになる。
【0069】 カバー(75)は前記ハウジング(70)の解放面を覆い、ハウジング(70)内部
のピ二オンギア(71)と牽引ラック(72)が離脱しないようにするものであり、
ハウジング(70)に対してはボルト締付けにより固定される。このカバー(75)
のエッジに沿っては前記直線運動切替え機構(7)の逆転防止手段として、ハンド
ル(77)が逆回転しないようにする幾つかの掛け(75a)が左回りに向かうよう
に成形される。この掛け(75a)は左回りに作動力を発揮するハンドル(77)が
逆回転されないようにする。
【0070】 前記ハンドル固定板(76)は前記ピ二オンギア(71)が固定の回転軸(710)
に嵌められ固定する円板として、該中心にはハンドル固定構造(76a)が形成さ
れハンドル(77)が固定され、外周一側には切開部(76b)が形成されハンドル(
77)が該内部において、上下変位できるスペースを提供する。このような構成
から、ハンドル固定板(76)は前記ピ二オンギア(71)が固定の回転軸(710)
に対してハンドル(77)を固定し、ハンドル(77)が回転方向へ自体弾性変位で
きるスペースを提供する。
【0071】 前記ハンドル(77)は上述のように、ハンドル固定板(76)によりピ二オンギ
ア(71)が固定の回転軸(710)に固定の回転棒であって、該先端にフック(7
7b)が形成されており、先端に働く回転力により回転しながら前記ピ二オンギア
(71)を回転させる。そして、ある程度回転した状態において、先端のフック(
77b)が前記カバー(75)のフック(75a)に掛り該逆回転が拘束されることに
より、ピ二オンギア(71)が逆回転することを防止する。このハンドル(77)の
固定端側には該先端が牽引ラック(72)に掛った場合、逆回転が拘束されたピ二
オンギア(71)が牽引ラック(72)に対して弾性的に支持できるようにする螺旋
構造の弾性変位部が成形される。従って、ハンドル(77)を回し前記ピ二オンギ
ア(71)が回転出来なくなるまで回転させたあと、該先端を前記弾性変位部(7
7a)の弾性変位を用い先端をさらに回転させより前方に位置したフック(75a)
に掛けるので、ピ二オンギア(71)がハンドル(77)により牽引ラック(72)に
対して弾性的に支持することが出来る。結果的に、ハンドル(77)の弾性変位部
(77a)はピ二オンギア(71)を回転しきった状態で弾力的に固定することが出
来る。
【0072】 以上のような構成からなる本発明の実施例4によるタイヤ滑り止め装置は装着
過程とそれに伴う効果は先の実施例3とほぼ同様なので、それについての説明は
省略する。
【0073】
【発明の効果】 以上の実施例を通じ詳細に説明したように、本発明によるタイヤ滑り止め装置
は、自動車を移動させず、停車してある状態のままにタイヤに装着可能の上に、
該装着も極めて容易に使用が便利で、自動車に迅速に脱着することができるとい
うメリットもある。 なお、タイヤの接地面と密着し路面に摩擦される摩擦部材が平たくかつ、タイ
ヤの接地面に堅固に密着した状態のままに固定されるため、走行の際、振動と騒
音を大きく誘発することもないというメリットもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来タイヤ滑り止め装置の斜視図である。
【図2】従来タイヤ滑り止め装置の使用状態図である。
【図3】本発明の実施例1によるタイヤ滑り止め装置の斜視図である。
【図4】本発明の実施例1によるタイヤ滑り止め装置の分解斜視図である。
【図5】本発明の実施例1によるタイヤ滑り止め装置の使用状態図である。
【図6】本発明の実施例2によるタイヤ滑り止め装置の使用状態図である。
【図7】本発明の実施例2によるタイヤ滑り止め装置の使用状態図である。
【図8】本発明の実施例3によるタイヤ滑り止め装置の使用状態図である。
【図9】本発明の実施例3によるタイヤ滑り止め装置の正面図である。
【図10】本発明によるタイヤ滑り止め装置に共通的に用いられる摩擦部材
のワイヤについての連結構造を示した拡大分解斜視図である。
【図11】本発明の実施例3によるタイヤ滑り止め装置の直線切替え機構分
解図である。
【図12】本発明の実施例4によるタイヤ滑り止め装置の分解斜視図である
【図13】本発明の実施例4によるタイヤ滑り止め装置の正面図である。
【図14】本発明の実施例4によるタイヤ滑り止め装置の使用状態図である
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60C 27/20 B60C 27/20 F (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AE,AG,A L,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR ,BY,BZ,CA,CH,CN,CR,CU,CZ, DE,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,G D,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN ,IS,JP,KE,KG,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,M K,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZA,ZW

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤの内側において、 両端が分離可能な継手手段により繋がり、タイヤの外径より小さい円形となる
    ワイヤと; 各々の一端が前記ワイヤの上に等間隔に固定され、前記ワイヤからタイヤの接
    地面を横切りタイヤの外側に配置されることにより、前記接地面に沿い等間隔を
    開け配列される複数の摩擦パッドと; タイヤの外面中央に設置されるものであり、中心から放射方向に伸びたハンド
    ルと前記ハンドルに加わるモメントとを求心方向の引張力に切替えし、該引張力
    を前記摩擦パッドの他端に作用する直線運動切替え器具、そして前記直線運動切
    替え器具の逆転を防止する逆転防止手段を含んでなり、前記ハンドルに加わるモ
    メントにより前記直線運動切替え器具が前記各摩擦パッドの他端をタイヤの中心
    を向けて同時に引張った後、前記逆転防止手段により逆転されないように拘束さ
    れることにより、前記各摩擦パッドをタイヤに密着して固定する牽引装置を含ん
    でなることを特徴とするタイヤ滑り止め装置。
  2. 【請求項2】前記直線運動切替え器具は、 ハウジングと、 前記ハウジングの中心に設置され前記ハンドルに連動し回転する太陽ギアと; 前記ハウジング内部の前記太陽ギア周りに配列され、前記太陽ギアに噛み合わ
    れ自転し、各々巻取り部を有する複数の流星ギアと; 該先端が前記ハウジングの外部において、前記各摩擦パッドの他端に分離可能
    に各々繋がり、前記太陽ギアにより回転する前記各流星ギアの巻取り部に巻取ら
    れつつ前記摩擦パッドをタイヤ中心に向かい引張る複数の牽引ワイヤを含んでな
    ることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ滑り止め装置。
  3. 【請求項3】前記逆転防止手段は、 前記摩擦パッドの他端を相互隣接したもの同士に二つずつペアを組み、前記直
    線運動切替え機構の牽引ワイヤーに繋げる牽引バーをさらに含んでなることを特
    徴とする請求項2に記載のタイヤ滑り止め装置。
  4. 【請求項4】前記逆転防止手段は、 前記ハウジングのエッジに沿い成形され前記ハンドルの先端が加わる複数のフ
    ックであることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ滑り止め装置。
  5. 【請求項5】前記逆転防止手段は、 前記フックに掛ったハンドルが前記太陽ギアを弾力的に支持できるように前記
    ハンドルの内端側に成形される螺旋構造をさらに含んでなることを特徴とする請
    求項2に記載のタイヤ滑り止め装置。
  6. 【請求項6】前記逆転防止手段は、 前記直線運動切替え機構は、 ハウジングと、 前記ハウジング内部において、前記ハンドルに連動視回転する回転板と、各先
    端が前記ハウジングの外部において、前記各摩擦パッドの他端に分離可能に繋が
    り、前記ハンドルにより回転される前記回転板の外周面に巻き付けられながら前
    記摩擦パッドをタイヤ中心に向かい引っ張る複数の牽引ワイヤを含んでなること
    を特徴とする請求項第1に記載のタイヤ滑り止め装置。
  7. 【請求項7】 前記摩擦パッドらの他端を相互隣接したもの同士に二つずつペアを組み、前記
    直線運動切替え機構の牽引ワイヤーに繋げる牽引バーをさらに含んでなることを
    特徴とする請求項第6に記載のタイヤ滑り止め装置。
  8. 【請求項8】前記逆転防止手段は、 前記ハウジングのエッジに沿い成形され、前記ハンドルの先端が掛る複数の掛
    け溝であることを特徴とする請求項第6に記載のタイヤ滑り止め装置。
  9. 【請求項9】前記逆転防止手段は、 前記掛け溝に掛ったハンドルが前記回転板を弾力的に支持できるように前記ハ
    ンドルの内端側に成形される螺旋構造をさらに含んでなることを特徴とする請求
    項6に記載のタイヤ滑り止め装置。
  10. 【請求項10】前記直線運動切替え機構は ハウジングと、 前記ハウジングの中心に設けられ、前記ハンドルに連動し回転されるピ二オン
    ギアと、 前記ピ二オンギアに対して多方向から噛み合われ、各先端が前記摩擦パッドの
    他端に分離可能に繋がり、前記ハンドルにより回転される前記ピ二オンギアによ
    り相互連動しながら各々の先端が求心方向へ直線移動し、前記摩擦パッドをタイ
    ヤ中心に向かい引っ張る複数の牽引ラックを含んでなることを特徴とする請求項
    第1に記載のタイヤ滑り止め装置。
  11. 【請求項11】前記牽引ラックらは、 前記ピ二オンギアの上下に噛み合い回転される前記ピ二オンギアにより相互反
    対方向へ移動される二つの水平牽引ラックと ; 前記ピ二オンギアの左右に噛み
    合われ回転される前記ピ二オンギアにより相互反対方向へ移動される二つの垂直
    牽引ラックを含んでなることを特徴とする請求項第10に記載のタイヤ滑り止め
    装置。
  12. 【請求項12】前記ハウジングは、 中央にギア穴が形成され該上下に上、下水平案内溝が水平方向に並んで形成さ
    れ、該ギア穴に挿入される前記ピ二オンギアに前記上、下水平案内溝に嵌め込ま
    れる前記水平ラックを噛み合わせ、水平方向へ移動可能に固定する水平ラックハ
    ウジングと、 中央にギア穴が形成され該左右に左、右垂直案内溝が垂直方向に並んで形成さ
    れ、該ギア穴に挿入される前記ピ二オンギアに前記上、下垂直案内溝に嵌め込ま
    れる前記垂直ラックを噛み合わせ、垂直方向へ移動可能に固定し、前記水平ラッ
    クハウジングと結合し、一体化する垂直ラックハウジングを含んでなることを特
    徴とする請求項第11に記載のタイヤ滑り止め装置。
  13. 【請求項13】前記逆転防止手段は、 中央にギア穴が形成され、前記ギア穴の上下と左右に各々上、下水平案内溝と
    左、右垂直案内溝が段差を有して形成され、前記ギア穴に挿入されるピ二オンギ
    アに対して前記上、下水平案内溝と左、右垂直案内溝に嵌め込まれる前記水平ラ
    ックと垂直ラックらを噛み合わせ各々水平、垂直方向へ移動可能に固定すること
    を特徴とする請求項第8乃至11のうち、いずれの一つに記載のタイヤ滑り止め
    装置。
  14. 【請求項14】 前記逆転防止手段は、 前記ハンドルの先端に成形され前記牽引ラックの中、いずれの一つの牽引ラッ
    クに選択的に掛るフックであることを特徴とする請求項第10乃至13の内、い
    ずれの一つに記載のタイヤ滑り止め装置。
  15. 【請求項15】 前記摩擦パッドらの他端を相互隣接したもの同士に二つずつペアを組み、前記
    牽引ラックに連結する牽引バーをさらに含んでなることを特徴とする請求項第1
    0乃至13の内、いずれの一つに記載のタイヤ滑り止め装置。
  16. 【請求項16】 前記逆転防止手段は、 前記ハンドルが前記ピ二オンギアを弾力的に支持できるように前記ハンドルの
    内端側に成形される螺旋構造をさらに含んでなることを特徴とする請求項第10
    乃至13の内、いずれの一つに記載のタイヤ滑り止め装置。
  17. 【請求項17】 前記ハウジングのエッジに沿い成形され、前記ハンドルの先端が掛る複数のフ
    ックであることを特徴とする請求項第10、11又は13の内、いずれの一つに
    記載のタイヤ滑り止め装置。
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