JP2003507198A - プレートに凹所又は開孔のパターンを形成する方法 - Google Patents
プレートに凹所又は開孔のパターンを形成する方法Info
- Publication number
- JP2003507198A JP2003507198A JP2001516714A JP2001516714A JP2003507198A JP 2003507198 A JP2003507198 A JP 2003507198A JP 2001516714 A JP2001516714 A JP 2001516714A JP 2001516714 A JP2001516714 A JP 2001516714A JP 2003507198 A JP2003507198 A JP 2003507198A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- layer
- brittle material
- powder particles
- jets
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 42
- 239000000843 powder Substances 0.000 claims abstract description 100
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 68
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims abstract description 51
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 2
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 claims description 2
- 238000007373 indentation Methods 0.000 claims 1
- 238000000059 patterning Methods 0.000 claims 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 37
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 30
- 238000000399 optical microscopy Methods 0.000 description 22
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 9
- 229910018072 Al 2 O 3 Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 3
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 3
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 3
- 230000003628 erosive effect Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000001878 scanning electron micrograph Methods 0.000 description 2
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 2
- 101100321669 Fagopyrum esculentum FA02 gene Proteins 0.000 description 1
- 241000500881 Lepisma Species 0.000 description 1
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 description 1
- 229910010293 ceramic material Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 1
- TWNQGVIAIRXVLR-UHFFFAOYSA-N oxo(oxoalumanyloxy)alumane Chemical compound O=[Al]O[Al]=O TWNQGVIAIRXVLR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N silicon carbide Chemical compound [Si+]#[C-] HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910010271 silicon carbide Inorganic materials 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/02—Manufacture of electrodes or electrode systems
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24C—ABRASIVE OR RELATED BLASTING WITH PARTICULATE MATERIAL
- B24C1/00—Methods for use of abrasive blasting for producing particular effects; Use of auxiliary equipment in connection with such methods
- B24C1/04—Methods for use of abrasive blasting for producing particular effects; Use of auxiliary equipment in connection with such methods for treating only selected parts of a surface, e.g. for carving stone or glass
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
本発明は、脆い材料のプレート(1)又は層に凹所又は開孔(5)のパターンを得る方法であって、このプレート又は層の表面に研磨性粉末粒子の衝撃領域を画定するマスク(3)を設け、ノズル(2)から研磨性粉末粒子のジェット(4)をプレート又は層の表面上に指向させるパターン形成方法に関する。更に、本発明は凹所又は開孔のパターンを設ける脆い材料、及びこのような脆い材料の特別な用途に関する。
Description
【0001】
本発明は、脆性材料のプレート又は層に凹所又は開孔のパターンを形成するた
め、プレート又は層の表面に研磨性粉末粒子を衝突させる領域を画定するマスク
をプレート又は層に設け、ノズルから研磨性粉末粒子のジェットをプレート又は
層の表面上に指向させる方法に関するものである。更に、本発明はこのような凹
所又は開孔のパターンを設けた脆性材料、及びこのような脆性材料の特別な用途
に関するものである。
め、プレート又は層の表面に研磨性粉末粒子を衝突させる領域を画定するマスク
をプレート又は層に設け、ノズルから研磨性粉末粒子のジェットをプレート又は
層の表面上に指向させる方法に関するものである。更に、本発明はこのような凹
所又は開孔のパターンを設けた脆性材料、及びこのような脆性材料の特別な用途
に関するものである。
【0002】
上述の段落に記載の方法は、本件出願人による先願のヨーロッパ特許出願第6
60360号に記載されている。粉末吹き付け方法によれば、粒子がサブストレ
ート、特に、ガラスに高速で衝突する。衝突後に、サブストレートに局部的な損
傷を与え、このことは表面から小さい破片を除去することが必要となる。この処
理は何回も反復して行い、従って、侵食プロセスと見なすことができる。従って
、厚さ0.7mmのガラスプレートには金属マスクを設ける。金属マスクはプレ
ートに接着剤層によって接着し、粉末吹き付けプロセス中に局部的に剥がれるの
を防止する。ノズルを設けたスプレーユニットをプレートの表面上に指向させる
とともに、研磨性粉末粒子たシリコンカーバイド又は酸化アルミニウムのジェッ
トをノズルから圧力又はベンチュリ原理に基づいて噴射させ、プレート又は層の
表面上に衝突させ、凹所又は開孔を形成する。プレート又は層に対する研磨性粉
末粒子のジェットの角度は90゜である。更に、このヨーロッパ特許出願には複
数個のノズルを使用するとともに、プレートを例えば、X軸に平行な方向に往復
移動させ、またスプレーユニットをY軸に平行に往復移動させ、双方の速度は所
要の凹所パターン又は開孔、特にダクトがプレートに生ずるように互いに適合さ
せる。所要のパターンのより均一にするため、この文献には複数個のノズルを使
用し、各ノズルがマスクの一部を横切るようにすることが記載されている。この
方法の欠点は、プレートの表面に直交させる研磨性粉末粒子のジェットによりプ
レート又は層に特別な形状の孔を形成する。しかし、平坦な底面を有するほぼ対
称的な凹所又は開孔の製造は、このような方法では不可能である。更に、ほぼ直
線的な側面を有する凹所又は開孔の再現可能な構造も不可能である。
60360号に記載されている。粉末吹き付け方法によれば、粒子がサブストレ
ート、特に、ガラスに高速で衝突する。衝突後に、サブストレートに局部的な損
傷を与え、このことは表面から小さい破片を除去することが必要となる。この処
理は何回も反復して行い、従って、侵食プロセスと見なすことができる。従って
、厚さ0.7mmのガラスプレートには金属マスクを設ける。金属マスクはプレ
ートに接着剤層によって接着し、粉末吹き付けプロセス中に局部的に剥がれるの
を防止する。ノズルを設けたスプレーユニットをプレートの表面上に指向させる
とともに、研磨性粉末粒子たシリコンカーバイド又は酸化アルミニウムのジェッ
トをノズルから圧力又はベンチュリ原理に基づいて噴射させ、プレート又は層の
表面上に衝突させ、凹所又は開孔を形成する。プレート又は層に対する研磨性粉
末粒子のジェットの角度は90゜である。更に、このヨーロッパ特許出願には複
数個のノズルを使用するとともに、プレートを例えば、X軸に平行な方向に往復
移動させ、またスプレーユニットをY軸に平行に往復移動させ、双方の速度は所
要の凹所パターン又は開孔、特にダクトがプレートに生ずるように互いに適合さ
せる。所要のパターンのより均一にするため、この文献には複数個のノズルを使
用し、各ノズルがマスクの一部を横切るようにすることが記載されている。この
方法の欠点は、プレートの表面に直交させる研磨性粉末粒子のジェットによりプ
レート又は層に特別な形状の孔を形成する。しかし、平坦な底面を有するほぼ対
称的な凹所又は開孔の製造は、このような方法では不可能である。更に、ほぼ直
線的な側面を有する凹所又は開孔の再現可能な構造も不可能である。
【0003】
従って、本発明の目的は、凹所又は開孔の底面がほぼ平坦となる特徴を有する
脆性材料のプレート又は層に凹所又は開孔のパターンを形成する方法を得るにあ
る。
脆性材料のプレート又は層に凹所又は開孔のパターンを形成する方法を得るにあ
る。
【0004】
更に、本発明の目的は、凹所又は窪みの側壁がほぼ直線的であるように脆性材
料のプレート又は層に凹所又は開孔のパターンを形成する方法を得るにある。
料のプレート又は層に凹所又は開孔のパターンを形成する方法を得るにある。
【0005】
更に、本発明の目的は、凹所又は開孔が相互接続されるように脆性材料のプレ
ート又は層に凹所又は開孔のパターンを形成する方法を得るにある。
ート又は層に凹所又は開孔のパターンを形成する方法を得るにある。
【0006】
本発明によれば、冒頭の段落に記載した方法において、少なくとも2個の研磨
性粉末粒子ジェットをプレート又は層の表面上にそれぞれ角度α1,α2で指向
させ、各ジェットを互いに(180゜−α1−α2)の角度をなすようにし、凹
所又は開孔の形状が脆性材料の厚さに限定されずに形成されるようにしたことを
特徴とする。
性粉末粒子ジェットをプレート又は層の表面上にそれぞれ角度α1,α2で指向
させ、各ジェットを互いに(180゜−α1−α2)の角度をなすようにし、凹
所又は開孔の形状が脆性材料の厚さに限定されずに形成されるようにしたことを
特徴とする。
【0007】
明細書導入部及び請求の範囲における「少なくとも2個の研磨性粉末粒子のジ
ェット」という表現部分は、プレート又は層を常にある角度で粉末を吹き付ける
実施例と理解されたい。従って、1個のノズルは角度α1で配置し、次に同一の
ノズルを角度α2で配置することもでき、この実施例も本発明の範囲内である。
更に、ノズルがプレート又は層に対してなす角度α1を連続的又は非連続的に変
化させることもでき、この実施例も本発明の範囲内である。実際上、2個の又は
それ以上の個別のノズルをそれぞれ角度α1,α2にして使用することも製造技
術の観点から可能である。
ェット」という表現部分は、プレート又は層を常にある角度で粉末を吹き付ける
実施例と理解されたい。従って、1個のノズルは角度α1で配置し、次に同一の
ノズルを角度α2で配置することもでき、この実施例も本発明の範囲内である。
更に、ノズルがプレート又は層に対してなす角度α1を連続的又は非連続的に変
化させることもでき、この実施例も本発明の範囲内である。実際上、2個の又は
それ以上の個別のノズルをそれぞれ角度α1,α2にして使用することも製造技
術の観点から可能である。
【0008】
明細書導入部及び請求の範囲用語「脆性材料」は、粉末吹き付けによって凹所
又は開孔を形成することができる材料と見なすことができ、例えば、ガラス、セ
ラミック材料、シリコン、脆性合成材料が適当な基礎材料である。
又は開孔を形成することができる材料と見なすことができ、例えば、ガラス、セ
ラミック材料、シリコン、脆性合成材料が適当な基礎材料である。
【0009】
明細書導入部及び請求の範囲に記載の「脆性材料の厚さに制限されない」とい
う表現部分は、この方法が任意の脆性材料又は1個又はそれ以上の脆性材料の組
み合わせに開孔又は凹所を形成するのに適用でき、形成される開孔又は凹所が使
用する材料又は材料の組み合わせの厚さの一部又は全体的にわたり存在すること
を意味すると理解されたい。このように形成された開孔又は凹所の形状は、以下
に述べる特開平8‐222129号に記載のように材料特性の起こり得る移行に
よって規定されない。従って、脆性材料はストッパ層のような硬い脆性材料を必
要としない。
う表現部分は、この方法が任意の脆性材料又は1個又はそれ以上の脆性材料の組
み合わせに開孔又は凹所を形成するのに適用でき、形成される開孔又は凹所が使
用する材料又は材料の組み合わせの厚さの一部又は全体的にわたり存在すること
を意味すると理解されたい。このように形成された開孔又は凹所の形状は、以下
に述べる特開平8‐222129号に記載のように材料特性の起こり得る移行に
よって規定されない。従って、脆性材料はストッパ層のような硬い脆性材料を必
要としない。
【0010】
1996年8月30日付けの特開平8‐222129号には研磨性粉末粒子の
ジェットを使用して脆性材料に凹所を形成する方法が記載されているが、この公
報に記載の方法は、脆性材料は2個の個別の材料、即ち、比較的柔らかい脆性材
料と硬い脆性材料とにより構成することを必要とする。比較的柔らかい脆性材料
には粉末吹き付け処理を受けるマスクを設け、マスクで遮蔽されない柔らかい脆
性材料を粉末粒子で除去する。凹所は単に柔らかい脆性材料に形成されるだけで
あり、比較的柔らかい脆性材料から硬い脆性材料への移行がストッパ層として作
用する。このように形成した凹所は、研磨性粉末粒子のジェットによって除去さ
れない硬い脆性材料によって生ずる平坦底面を有する。更に、この日本国出願の
公報は、凹所又は開孔のパターンを形成するプレート又は層の表面に対する研磨
性粉末粒子の特別な角度に関する情報を何ら開示していない。比較的柔らかい脆
性材料としてフリットを使用し、硬い脆性材料としてガラスを使用する。この技
術の欠点は、フリットの頂部層を硬い脆性材料上に常に設けることが必要であり
、この処理はコストを上昇させる。更に、剥がしたフリットを除去しなければな
らない。
ジェットを使用して脆性材料に凹所を形成する方法が記載されているが、この公
報に記載の方法は、脆性材料は2個の個別の材料、即ち、比較的柔らかい脆性材
料と硬い脆性材料とにより構成することを必要とする。比較的柔らかい脆性材料
には粉末吹き付け処理を受けるマスクを設け、マスクで遮蔽されない柔らかい脆
性材料を粉末粒子で除去する。凹所は単に柔らかい脆性材料に形成されるだけで
あり、比較的柔らかい脆性材料から硬い脆性材料への移行がストッパ層として作
用する。このように形成した凹所は、研磨性粉末粒子のジェットによって除去さ
れない硬い脆性材料によって生ずる平坦底面を有する。更に、この日本国出願の
公報は、凹所又は開孔のパターンを形成するプレート又は層の表面に対する研磨
性粉末粒子の特別な角度に関する情報を何ら開示していない。比較的柔らかい脆
性材料としてフリットを使用し、硬い脆性材料としてガラスを使用する。この技
術の欠点は、フリットの頂部層を硬い脆性材料上に常に設けることが必要であり
、この処理はコストを上昇させる。更に、剥がしたフリットを除去しなければな
らない。
【0011】
本発明による方法に使用する角度α1,α2は好適には、30゜〜80゜の範
囲、特に45゜〜65゜の範囲が好適である。
囲、特に45゜〜65゜の範囲が好適である。
【0012】
このような角度α1及びα2を適用することによりほぼ平坦な底面を有する凹
所又は開孔をもたらした。角度α1,α2が30゜より小さい場合、侵食速度は
遅く、実用上には好ましくない。一方、角度α1,α2が80゜より大きい場合
には、90゜の角度の粉末吹き付けにより得られるダクトと比較しても下方側面
に形成されるダクトの幅はほとんど広くならず、幅を広くすることはほぼ平坦な
底面とほぼ直線的な側壁を有する対称的な凹所又は開孔を得るための決定的要因
である。しかし、本発明は平坦底面及び/又はまっすぐな側壁を有する開孔又は
孔に限定されるものではない。本発明方法によれば、表面の下側で相互接続した
開孔を形成することもできる。更に、本発明によれば、開孔又は凹所は脆性材料
の厚さ全体にわたり貫通させることもできる。
所又は開孔をもたらした。角度α1,α2が30゜より小さい場合、侵食速度は
遅く、実用上には好ましくない。一方、角度α1,α2が80゜より大きい場合
には、90゜の角度の粉末吹き付けにより得られるダクトと比較しても下方側面
に形成されるダクトの幅はほとんど広くならず、幅を広くすることはほぼ平坦な
底面とほぼ直線的な側壁を有する対称的な凹所又は開孔を得るための決定的要因
である。しかし、本発明は平坦底面及び/又はまっすぐな側壁を有する開孔又は
孔に限定されるものではない。本発明方法によれば、表面の下側で相互接続した
開孔を形成することもできる。更に、本発明によれば、開孔又は凹所は脆性材料
の厚さ全体にわたり貫通させることもできる。
【0013】
ダクト又は溝又はスリットを脆性材料のプレート又は層に形成しなければなら
ない場合、本発明において、研磨性粉末粒子のジェットとプレート又は層との間
に相対移動させることが望ましい。ノズルに精確で再現性のある粉末供給するた
めには、ノズルを固定ポイントに配置するのが望ましい。
ない場合、本発明において、研磨性粉末粒子のジェットとプレート又は層との間
に相対移動させることが望ましい。ノズルに精確で再現性のある粉末供給するた
めには、ノズルを固定ポイントに配置するのが望ましい。
【0014】
研磨性粉末粒子のジェットの運動エネルギ損失を引き起こす干渉を回避するた
め、凹所又は開孔パターンを2段階で形成する、即ち、2個の研磨性粉末粒子の
ジェットを順次にプレート又は層の表面に指向させると好適である。この順次の
作業は、開孔又は凹所の形成を双方のジェットの迅速な交互作動によって行なう
実施例を含むと理解されたい。このような双方の粉末ジェット間の高い周波数の
交互動作によれば、対称的な凹所又は開孔を得ることができる。
め、凹所又は開孔パターンを2段階で形成する、即ち、2個の研磨性粉末粒子の
ジェットを順次にプレート又は層の表面に指向させると好適である。この順次の
作業は、開孔又は凹所の形成を双方のジェットの迅速な交互作動によって行なう
実施例を含むと理解されたい。このような双方の粉末ジェット間の高い周波数の
交互動作によれば、対称的な凹所又は開孔を得ることができる。
【0015】
本発明の特別な実施例においては、2個の研磨性粉末粒子のジェットをプレー
ト又は層の個別の部分に指向させると、粉末吹き付け効率に好影響を与えるので
好適である。
ト又は層の個別の部分に指向させると、粉末吹き付け効率に好影響を与えるので
好適である。
【0016】
実験により、脆性材料のプレート又は層にほぼ対称的な凹所又は開孔を形成す
る上では、粉末粒子の双方のジェットのノズル形状又は寸法はほぼ同一にするの
が望ましいことがわかった。更に、このような対称的な凹所又は開孔に平坦底面
を設けるためには、粉末粒子のサイズ及び速度で決まる運動エネルギを双方の粉
末粒子ジェットに関してほぼ同一にすると好適であり、特に角度α1を角度α2
に等しくすると好適である。更に、このような実施例において、粒子量即ち、粉
末の流束を双方の粉末粒子ジェットに関してほぼ同一にすると好適である。
る上では、粉末粒子の双方のジェットのノズル形状又は寸法はほぼ同一にするの
が望ましいことがわかった。更に、このような対称的な凹所又は開孔に平坦底面
を設けるためには、粉末粒子のサイズ及び速度で決まる運動エネルギを双方の粉
末粒子ジェットに関してほぼ同一にすると好適であり、特に角度α1を角度α2
に等しくすると好適である。更に、このような実施例において、粒子量即ち、粉
末の流束を双方の粉末粒子ジェットに関してほぼ同一にすると好適である。
【0017】
粒子の運動エネルギをチェックすることができるようにするため、粒子サイズ
及び粒子速度の双方を正確に測定すべきである。ある実施例では、研磨性粉末粒
子のサイズを10〜50μmの範囲にすると好適である。
及び粒子速度の双方を正確に測定すべきである。ある実施例では、研磨性粉末粒
子のサイズを10〜50μmの範囲にすると好適である。
【0018】
脆性材料のプレート又は層に深さ85〜200μmの凹所又は開孔パターンを
形成するためには、マスクの厚さを30〜100μmにすると好適である。
形成するためには、マスクの厚さを30〜100μmにすると好適である。
【0019】
本発明は、また、上述の本発明方法で特徴付けされた凹所又は開孔パターンを
設けた脆性材料に関するものである。
設けた脆性材料に関するものである。
【0020】
本発明方法により得られた脆性材料はプラズマディスプレイパネル(PDP)
、プラズマ‐アドレスド液晶ディスプレイ(PALC)、微細電気機械的(マイ
クロマシン)システム例えば、センサ、アクチュエータ及びマイクロ測定システ
ムのためのコンポーネントに使用すると特に好適である。
、プラズマ‐アドレスド液晶ディスプレイ(PALC)、微細電気機械的(マイ
クロマシン)システム例えば、センサ、アクチュエータ及びマイクロ測定システ
ムのためのコンポーネントに使用すると特に好適である。
【0021】
本発明のこれらの及び他の特徴は以下の実施例から明らかであり、これら実施
例につき説明する。
例につき説明する。
【0022】
図1は、個別の図1A〜図1Cに本発明による方法を線図的に示す。脆い材料
のプレート又は層を参照符号1で示し、このプレート又は層の表面上に研磨性粉
末粒子4の衝撃領域を画定するマスク3を設ける。プレート又は層1の表面に対
して角度α1で延びている研磨性摩擦粒子4のジェットをノズル2から照射する
。研磨性粉末粒子4のジェットの運動エネルギの結果、凹所又は開孔5のパター
ンが脆性材料1に形成され、特別な実施例では研磨性粉末粒子4のジェットと脆
性材料1との間の相対移動を行なわせるのが好ましい。
のプレート又は層を参照符号1で示し、このプレート又は層の表面上に研磨性粉
末粒子4の衝撃領域を画定するマスク3を設ける。プレート又は層1の表面に対
して角度α1で延びている研磨性摩擦粒子4のジェットをノズル2から照射する
。研磨性粉末粒子4のジェットの運動エネルギの結果、凹所又は開孔5のパター
ンが脆性材料1に形成され、特別な実施例では研磨性粉末粒子4のジェットと脆
性材料1との間の相対移動を行なわせるのが好ましい。
【0023】
図1Bには、ノズル2が脆性材料1のプレート又は層の表面に対して角度α2
で延在する実施例を示す。研磨性粉末粒子4のジェットを脆性材料1のプレート
又は層の表面に指向させて脆性材料1に凹所又は開孔5のパターンが形成される
ようにする。図1A及び図1Bに使用したノズル2は特別な実施例では同一とし
、脆性材料1における凹所又は開孔5のパターンを角度α1及びα2を異ならせ
て得たものである。更に、凹所又は開孔5は段階的に得ることができ、ノズル2
からの研磨性粉末粒子4の2個のジェットを順次にプレート又は層1の表面に指
向させる。
で延在する実施例を示す。研磨性粉末粒子4のジェットを脆性材料1のプレート
又は層の表面に指向させて脆性材料1に凹所又は開孔5のパターンが形成される
ようにする。図1A及び図1Bに使用したノズル2は特別な実施例では同一とし
、脆性材料1における凹所又は開孔5のパターンを角度α1及びα2を異ならせ
て得たものである。更に、凹所又は開孔5は段階的に得ることができ、ノズル2
からの研磨性粉末粒子4の2個のジェットを順次にプレート又は層1の表面に指
向させる。
【0024】
図1Cには2個の個別のノズル2により研磨性粉末粒子のジェットを脆性材料
1の表面に指向させ、この脆性材料1に凹所又は開孔5を形成する実施例を線図
的に示す。この線図は、2個の角度α1,α2が必ずしも互いに等しくなくても
よいことを示している。更に、実施例によっては、2個の研磨性粉末粒子4を脆
性材料1のプレート又は層上の個別の位置5に指向させるのが好ましい場合があ
る。本発明の要旨は、研磨性粉末粒子のジェットをプレート又は層の表面に角度
を付けて指向させ、この角度を当業界で既知の90゜の角度よりも小さい角度と
するのが望ましいという認識に基づくものである。
1の表面に指向させ、この脆性材料1に凹所又は開孔5を形成する実施例を線図
的に示す。この線図は、2個の角度α1,α2が必ずしも互いに等しくなくても
よいことを示している。更に、実施例によっては、2個の研磨性粉末粒子4を脆
性材料1のプレート又は層上の個別の位置5に指向させるのが好ましい場合があ
る。本発明の要旨は、研磨性粉末粒子のジェットをプレート又は層の表面に角度
を付けて指向させ、この角度を当業界で既知の90゜の角度よりも小さい角度と
するのが望ましいという認識に基づくものである。
【0025】
図2には光学的顕微鏡検査によって得られた1〜9番目の9個の画像を線図的
に示す。脆性材料のガラスに厚さ100μm及び開孔間の幅370μmの型番オ
ルディル(Ordyl)BF410のマスクを設ける。平均寸法23μmを有するAl2 O3 を研磨性粉末粒子として使用し、133m/秒の平均速度で脆性材料上に指
向させたものとする。従来技術の実験は90゜の角度即ち、脆性材料上に垂直に
入射させて行なった。これら9個の画像は粉末負荷の関数として得られた開孔を
示し、画像1は17gr/cm2の粉末負荷に対応し、画像9は150gr/cm2の粉末負
荷に対応し、粉末負荷は各画像毎に約17gr/cm2の値ずつ増大したものである。
これら画像は得られた開孔の形状は直線的な側壁及び/又は平坦な底面を持たな
いことを明示している。更に、側壁の形状にはっきりと目に見える異常個所が第
4番目の画像から現われる。
に示す。脆性材料のガラスに厚さ100μm及び開孔間の幅370μmの型番オ
ルディル(Ordyl)BF410のマスクを設ける。平均寸法23μmを有するAl2 O3 を研磨性粉末粒子として使用し、133m/秒の平均速度で脆性材料上に指
向させたものとする。従来技術の実験は90゜の角度即ち、脆性材料上に垂直に
入射させて行なった。これら9個の画像は粉末負荷の関数として得られた開孔を
示し、画像1は17gr/cm2の粉末負荷に対応し、画像9は150gr/cm2の粉末負
荷に対応し、粉末負荷は各画像毎に約17gr/cm2の値ずつ増大したものである。
これら画像は得られた開孔の形状は直線的な側壁及び/又は平坦な底面を持たな
いことを明示している。更に、側壁の形状にはっきりと目に見える異常個所が第
4番目の画像から現われる。
【0026】
図3は本発明による粉末吹き付け実験の光学的顕微鏡検査で得られた1〜3番
目の3個の画像を線図的に示す。使用した脆性材料はガラスとし、表面に厚さ約
100μm、開孔間の幅が360μmの吹き付け耐性マスクを設けた。この表面
に平均寸法23μmのAl2O3粉末粒子を、100m/秒の平均速度で粉末吹き
付け処理を行なった。この粉末吹き付け実験で使用した角度α1,α2を双方と
も75゜にした。1〜3番目の画像から、得られる開孔の形状は90゜の入射角
の図2につき説明した開孔の形状とは根本的に異なること明らかであろう。図3
の1番目の画像は42gr/cm2の粉末負荷に対応し、2番目の画像は52gr/cm2の
粉末負荷に対応し、3番目の画像は72gr/cm2の粉末負荷に対応する。更に、直
線的な側壁の形成は3番目の画像から見てとれ、図2に示す画像と比較すると相
当幅が広くなっている。
目の3個の画像を線図的に示す。使用した脆性材料はガラスとし、表面に厚さ約
100μm、開孔間の幅が360μmの吹き付け耐性マスクを設けた。この表面
に平均寸法23μmのAl2O3粉末粒子を、100m/秒の平均速度で粉末吹き
付け処理を行なった。この粉末吹き付け実験で使用した角度α1,α2を双方と
も75゜にした。1〜3番目の画像から、得られる開孔の形状は90゜の入射角
の図2につき説明した開孔の形状とは根本的に異なること明らかであろう。図3
の1番目の画像は42gr/cm2の粉末負荷に対応し、2番目の画像は52gr/cm2の
粉末負荷に対応し、3番目の画像は72gr/cm2の粉末負荷に対応する。更に、直
線的な側壁の形成は3番目の画像から見てとれ、図2に示す画像と比較すると相
当幅が広くなっている。
【0027】
図4は本発明による粉末吹き付け実験のSEM画像を示す。脆性材料としてガ
ラスを使用し、厚さ約100μm、開孔間の幅360μmを有する型番LF55
G1のマスクを設けた。表面には平均寸法23μmのAl2O3粉末粒子を、10
0m/秒の平均速度で粉末吹き付け処理を行なった。この実験に使用した角度α
1,α2は双方とも60゜であった。1番目の画像は22gr/cm2の粉末負荷に対
応し、この画像ではガラスに形成された開孔の対称的な形状がはっきりと見てと
れる。2番目の画像においては粉末負荷は32gr/cm2に増大し、脆性材料に対称
的に形成された開孔のほぼ直線的な側壁がはっきりと見てとれる。次第に粉末負
荷を増大させ44gr/cm2の値にした3番目の画像は平坦底面の構造が変化し、側
壁も直線的に削孔されたことを示す。例えば、88gr/cm2まで粉末負荷を上昇さ
せた8番目の画像は、角度60゜で2個の研磨性粉末粒子のジェットを使用する
と形成される開孔の形状に大きな影響が現われることをはっきりと示している。
粉末負荷を更に一層増大させると、並置した開孔が互いに接触するようになり、
表面の下方で相互接続したいわばサブウェイと称される開孔が得られる。
ラスを使用し、厚さ約100μm、開孔間の幅360μmを有する型番LF55
G1のマスクを設けた。表面には平均寸法23μmのAl2O3粉末粒子を、10
0m/秒の平均速度で粉末吹き付け処理を行なった。この実験に使用した角度α
1,α2は双方とも60゜であった。1番目の画像は22gr/cm2の粉末負荷に対
応し、この画像ではガラスに形成された開孔の対称的な形状がはっきりと見てと
れる。2番目の画像においては粉末負荷は32gr/cm2に増大し、脆性材料に対称
的に形成された開孔のほぼ直線的な側壁がはっきりと見てとれる。次第に粉末負
荷を増大させ44gr/cm2の値にした3番目の画像は平坦底面の構造が変化し、側
壁も直線的に削孔されたことを示す。例えば、88gr/cm2まで粉末負荷を上昇さ
せた8番目の画像は、角度60゜で2個の研磨性粉末粒子のジェットを使用する
と形成される開孔の形状に大きな影響が現われることをはっきりと示している。
粉末負荷を更に一層増大させると、並置した開孔が互いに接触するようになり、
表面の下方で相互接続したいわばサブウェイと称される開孔が得られる。
【0028】
図4は図4につき行なった実験の他のSEM画像を示し、1番目の画像は開孔
の形状が対称形状であることをはっきりと示している。4番目の画像は平坦な底
面が僅かに凸状に変化しており、粉末負荷を更に一層増大していくと8番目の画
像に示すように相当影響を受けることを示している。
の形状が対称形状であることをはっきりと示している。4番目の画像は平坦な底
面が僅かに凸状に変化しており、粉末負荷を更に一層増大していくと8番目の画
像に示すように相当影響を受けることを示している。
【0029】
図6は、ガラスサブストレートに90゜の入射角度でパターンを形成する従来
技術により得られた凹所パターンを線図的に示す。図6から、このようにして得
られる凹所又は開孔の形状は図2に示す画像に対応し、平坦底面及び直線的側壁
が存在しない。
技術により得られた凹所パターンを線図的に示す。図6から、このようにして得
られる凹所又は開孔の形状は図2に示す画像に対応し、平坦底面及び直線的側壁
が存在しない。
【図1A】 本発明による方法の線図的説明図である。
【図1B】 本発明による方法の線図的説明図である。
【図1C】 本発明による方法の線図的説明図である。
【図2A】 従来技術の粉末吹き付け実験による溝パターンの光学的顕微鏡検査
で得られた断面図である。
で得られた断面図である。
【図2B】 従来技術の粉末吹き付け実験による溝パターンの光学的顕微鏡検査
で得られた断面図である。
で得られた断面図である。
【図2C】 従来技術の粉末吹き付け実験による溝パターンの光学的顕微鏡検査
で得られた断面図である。
で得られた断面図である。
【図2D】 従来技術の粉末吹き付け実験による溝パターンの光学的顕微鏡検査
で得られた断面図である。
で得られた断面図である。
【図2E】 従来技術の粉末吹き付け実験による溝パターンの光学的顕微鏡検査
で得られた断面図である。
で得られた断面図である。
【図2F】 従来技術の粉末吹き付け実験による溝パターンの光学的顕微鏡検査
で得られた断面図である。
で得られた断面図である。
【図2G】 従来技術の粉末吹き付け実験による溝パターンの光学的顕微鏡検査
で得られた断面図である。
で得られた断面図である。
【図2H】 従来技術の粉末吹き付け実験による溝パターンの光学的顕微鏡検査
で得られた断面図である。
で得られた断面図である。
【図2I】 従来技術の粉末吹き付け実験による溝パターンの光学的顕微鏡検査
で得られた断面図である。
で得られた断面図である。
【図3A】 本発明による粉末吹き付け実験による溝パターンの光学的顕微鏡検
査で得られた断面図である。
査で得られた断面図である。
【図3B】 本発明による粉末吹き付け実験による溝パターンの光学的顕微鏡検
査で得られた断面図である。
査で得られた断面図である。
【図3C】 本発明による粉末吹き付け実験による溝パターンの光学的顕微鏡検
査で得られた断面図である。
査で得られた断面図である。
【図4A】 本発明による粉末吹き付け実験による溝パターンの光学的顕微鏡検
査で得られた断面図である。
査で得られた断面図である。
【図4B】 本発明による粉末吹き付け実験による溝パターンの光学的顕微鏡検
査で得られた断面図である。
査で得られた断面図である。
【図4C】 本発明による粉末吹き付け実験による溝パターンの光学的顕微鏡検
査で得られた断面図である。
査で得られた断面図である。
【図4D】 本発明による粉末吹き付け実験による溝パターンの光学的顕微鏡検
査で得られた断面図である。
査で得られた断面図である。
【図4E】 本発明による粉末吹き付け実験による溝パターンの光学的顕微鏡検
査で得られた断面図である。
査で得られた断面図である。
【図4F】 本発明による粉末吹き付け実験による溝パターンの光学的顕微鏡検
査で得られた断面図である。
査で得られた断面図である。
【図4G】 本発明による粉末吹き付け実験による溝パターンの光学的顕微鏡検
査で得られた断面図である。
査で得られた断面図である。
【図4H】 本発明による粉末吹き付け実験による溝パターンの光学的顕微鏡検
査で得られた断面図である。
査で得られた断面図である。
【図5A】 本発明による粉末吹き付け実験による溝パターンのSEMで得られ
た断面図である。
た断面図である。
【図5B】 本発明による粉末吹き付け実験による溝パターンのSEMで得られ
た断面図である。
た断面図である。
【図5C】 本発明による粉末吹き付け実験による溝パターンのSEMで得られ
た断面図である。
た断面図である。
【図5D】 本発明による粉末吹き付け実験による溝パターンのSEMで得られ
た断面図である。
た断面図である。
【図6A】 従来技術の粉末吹き付け実験による溝パターンのSEMで得られた
断面図である。
断面図である。
【図6B】 従来技術の粉末吹き付け実験による溝パターンのSEMで得られた
断面図である。
断面図である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ピーター イェー スリッカーフェール
オランダ国 5656 アーアー アインドー
フェン プロフ ホルストラーン 6
Fターム(参考) 2H089 HA36 HA40 JA10 QA02 QA04
5C027 AA09
5C040 FA01 FA02 FA09 GF18 GF19
JA17 MA23
Claims (20)
- 【請求項1】 脆性材料のプレート又は層に凹所又は開孔のパターンを形成する
ため、プレート又は層の表面に研磨性粉末粒子を衝突させる領域を画定するマス
クをプレート又は層に設け、ノズルから研磨性粉末粒子のジェットをプレート又
は層の表面上に指向させる方法において、少なくとも2個の研磨性粉末粒子ジェ
ットをプレート又は層の表面上にそれぞれ角度α1,α2で指向させ、各ジェッ
トを互いに(180゜−α1−α2)の角度をなすようにし、凹所又は開孔の形
状が脆性材料の厚さに限定されずに形成されるようにしたことを特徴とする凹所
又は開孔パターン形成方法。 - 【請求項2】 角度α1,α2を30゜〜80゜の間の値とした請求項1記載の
方法。 - 【請求項3】 角度α1,α2を45゜〜65゜の間の値とした請求項1又は2
記載の方法。 - 【請求項4】 前記研磨性粉末粒子のジェットと前記プレート又は層との間に相
対移動を行なわせるようにした請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載の方
法。 - 【請求項5】 前記プレート又は層を前記研磨性粉末粒子のジェットに対して移
動させる請求項4記載の方法。 - 【請求項6】 凹所又は開孔パターン形成を、2個の研磨性粉末粒子のジェット
を順次にプレート又は層の表面上に指向させて段階的に行う請求項1乃至6のう
ちのいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項7】 研磨性粉末粒子の2個のジェットをプレート又は層の個別の位置
に指向させる請求項1乃至6のうちのいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項8】 前記ノズルは双方の粉末粒子のジェットに対してほぼ同一の形状
にした請求項1乃至7のうちのいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項9】 双方のジェットにおける粉末粒子はほぼ同一の平均運動エネルギ
を有するものとする請求項1乃至8のうちのいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項10】 双方の粉末粒子のジェットはほぼ同一の粉末流束を有するもの
とした請求項1乃至9のうちのいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項11】 角度α1を角度α2に等しくした請求項1乃至10のうちのい
ずれか一項に記載の方法。 - 【請求項12】 研磨性粉末粒子の寸法を10μm〜50μmの範囲とした請求
項1乃至11のうちのいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項13】 前記マスクの厚さを30μm〜100μmの範囲とした請求項
1乃至12のうちのいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項14】 請求項1乃至13のうちのいずれか一項に記載の方法を使用し
て凹所又は開孔パターンを設けたことを特徴とする脆性材料。 - 【請求項15】 前記凹所又は開孔はほぼ平坦な底面を有するものとした請求項
14記載の脆性材料。 - 【請求項16】 前記凹所又は開孔はほぼ直線的な側壁を有するものとした請求
項14又は15記載の脆性材料。 - 【請求項17】 前記凹所又は開孔はプレート又は層の表面の下方で相互接続し
た請求項14乃至16のうちのいずれか一項に記載の脆性材料。 - 【請求項18】 請求項14乃至17のうちのいずれか一項に記載の脆性材料で
構成したことを特徴とするプラズマディスプレイパネル(PDP)。 - 【請求項19】 請求項14乃至17のうちのいずれか一項に記載の脆性材料に
より構成したことを特徴とするマイクロ電気機械システム。 - 【請求項20】 請求項14乃至17のうちのいずれか一項に記載の脆性材料に
より構成したことを特徴とするプラズマ‐アドレスド液晶ディスプレイ(PAL
C)。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP99202675.7 | 1999-08-18 | ||
EP99202675 | 1999-08-18 | ||
PCT/EP2000/007415 WO2001012386A1 (en) | 1999-08-18 | 2000-07-31 | Method of obtaining a pattern of concave spaces or apertures in a plate |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003507198A true JP2003507198A (ja) | 2003-02-25 |
Family
ID=8240550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001516714A Withdrawn JP2003507198A (ja) | 1999-08-18 | 2000-07-31 | プレートに凹所又は開孔のパターンを形成する方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6422920B1 (ja) |
EP (1) | EP1121225A1 (ja) |
JP (1) | JP2003507198A (ja) |
KR (1) | KR100730365B1 (ja) |
CN (1) | CN1168576C (ja) |
WO (1) | WO2001012386A1 (ja) |
Families Citing this family (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6588484B1 (en) * | 2000-06-20 | 2003-07-08 | Howmet Research Corporation | Ceramic casting cores with controlled surface texture |
US6554687B1 (en) * | 2000-09-27 | 2003-04-29 | Virginia Semiconductor, Inc. | Precise crystallographic-orientation alignment mark for a semiconductor wafer |
GB2375222B (en) * | 2001-05-03 | 2003-03-19 | Morgan Crucible Co | Flow field plates |
WO2002090053A1 (en) * | 2001-05-03 | 2002-11-14 | The Morgan Crucible Company Plc | Abrasive blast machining |
US7108584B2 (en) * | 2001-09-26 | 2006-09-19 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method and apparatus for manufacturing liquid drop ejecting head |
US6612906B2 (en) * | 2001-10-22 | 2003-09-02 | David Benderly | Vibratory material removal system and method |
JP4136799B2 (ja) * | 2002-07-24 | 2008-08-20 | 富士フイルム株式会社 | El表示素子の形成方法 |
US20040040145A1 (en) * | 2002-08-29 | 2004-03-04 | Halliday James W. | Method for making a decorative metal sheet |
US20050108869A1 (en) * | 2003-05-16 | 2005-05-26 | Shuen-Shing Hsiao | Method for manufacturing teeth of linear step motors |
US7063596B2 (en) * | 2003-06-09 | 2006-06-20 | David Benderly | Vibratory material removal system, tool and method |
US6981906B2 (en) * | 2003-06-23 | 2006-01-03 | Flow International Corporation | Methods and apparatus for milling grooves with abrasive fluidjets |
JP4331985B2 (ja) * | 2003-06-30 | 2009-09-16 | 株式会社不二製作所 | 被加工物の研磨方法及び前記方法に使用する噴流誘導手段並びに噴流規制手段 |
FR2861387B1 (fr) * | 2003-10-24 | 2006-12-22 | Comptoir De Promotion Du Verre | Procede de realisation d'une dalle de verre a glissance reduite et dalle obtenue selon ce procede |
JP4779611B2 (ja) * | 2005-12-02 | 2011-09-28 | 三菱マテリアル株式会社 | 表面被覆切削インサートの製造方法 |
RU2009133827A (ru) * | 2007-02-23 | 2011-03-27 | Тгс Технологи Бетайлигунгсгезелльшафт Мбх (De) | Способ и устройство для шлифования и полирования изделий из древесного материала и соответствующее изделие из древесного материала |
ATE491547T1 (de) * | 2007-04-04 | 2011-01-15 | Fisba Optik Ag | Verfahren und vorrichtung zum herstellen von optischen elementen |
NL1034489C2 (nl) * | 2007-10-09 | 2009-04-14 | Micronit Microfluidics Bv | Werkwijzen voor het vervaardigen van een microstructuur. |
US8727831B2 (en) * | 2008-06-17 | 2014-05-20 | General Electric Company | Method and system for machining a profile pattern in ceramic coating |
SG157979A1 (en) * | 2008-06-24 | 2010-01-29 | Panasonic Refrigeration Device | Method and system for processing a sheet of material |
TW201200297A (en) * | 2010-06-22 | 2012-01-01 | Hon Hai Prec Ind Co Ltd | Sand-blasting apparatus and method for shaping product with same |
TWI438160B (zh) * | 2010-07-14 | 2014-05-21 | Hon Hai Prec Ind Co Ltd | 玻璃加工設備 |
TW201213047A (en) * | 2010-09-23 | 2012-04-01 | Hon Hai Prec Ind Co Ltd | Cylindrical grinding apparatus and method for cylindrical grinding using same |
TWI438161B (zh) * | 2010-10-12 | 2014-05-21 | Hon Hai Prec Ind Co Ltd | 玻璃加工設備 |
JP6022862B2 (ja) * | 2012-05-08 | 2016-11-09 | 株式会社不二製作所 | 硬質脆性基板の切り出し方法及び切り出し装置 |
US9561578B2 (en) * | 2012-06-01 | 2017-02-07 | Smith & Nephew, Inc. | Method of orthopaedic implant finishing |
WO2014089224A1 (en) * | 2012-12-04 | 2014-06-12 | Ikonics Corporation | Apparatus and methods for abrasive cutting, drilling, and forming |
JP6389379B2 (ja) * | 2014-06-06 | 2018-09-12 | 武蔵エンジニアリング株式会社 | 液体材料滴下装置および方法 |
CN104999380B (zh) * | 2015-07-23 | 2017-07-11 | 长春理工大学 | 一种模具加工用磨粒流抛光装置 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2791289A (en) * | 1952-12-10 | 1957-05-07 | Simpson Timber Co | Process of forming fissured fiber acoustical tile and product thereof |
US3270464A (en) * | 1964-04-28 | 1966-09-06 | Pangborn Corp | Abrasive blasting apparatus |
US4702786A (en) * | 1986-10-01 | 1987-10-27 | Tallman Gary C | Sign sandblasting method |
US5069004A (en) * | 1990-02-27 | 1991-12-03 | Gillenwater R Lee | Abrasive engraving process |
US5197234A (en) * | 1990-02-27 | 1993-03-30 | Gillenwater R Lee | Abrasive engraving process |
DE4018132A1 (de) * | 1990-06-06 | 1991-12-12 | Siemens Ag | Verfahren zum definierten materialabtrag |
US5989689A (en) * | 1991-12-11 | 1999-11-23 | The Chromaline Corporation | Sandblast mask laminate with blastable pressure sensitive adhesive |
JPH05253841A (ja) * | 1992-03-05 | 1993-10-05 | Hitachi Ltd | ファイングレインミリング加工装置及びその方法 |
DE69325123T2 (de) * | 1992-03-23 | 1999-11-18 | Koninklijke Philips Electronics N.V., Eindhoven | Verfahren zum Herstellen einer Platte aus einem elektrisch isolierenden Material mit einem Muster von Löchern oder Hohlräumen zum Gebrauch in Wiedergabeanordungen |
BE1007714A3 (nl) * | 1993-11-09 | 1995-10-03 | Philips Electronics Nv | Werkwijze voor het vervaardigen van een plaat van elektrisch isolerend materiaal met een patroon van gaten en/of holtes. |
BE1007894A3 (nl) * | 1993-12-20 | 1995-11-14 | Philips Electronics Nv | Werkwijze voor het vervaardigen van een plaat van niet-metallisch materiaal met een patroon van gaten en/of holten. |
JP3414874B2 (ja) | 1995-02-17 | 2003-06-09 | 富士通株式会社 | 表示パネルの隔壁形成方法 |
JP3638660B2 (ja) * | 1995-05-01 | 2005-04-13 | 松下電器産業株式会社 | 感光性樹脂組成物、それを用いたサンドブラスト用感光性ドライフィルム及びそれを用いた食刻方法 |
EP0827176A3 (en) * | 1996-08-16 | 2000-03-08 | Tektronix, Inc. | Sputter-resistant conductive coatings with enhanced emission of electrons for cathode electrodes in DC plasma addressing structure |
JPH11226874A (ja) * | 1998-02-16 | 1999-08-24 | Murata Mfg Co Ltd | 凹溝加工方法 |
-
2000
- 2000-07-31 CN CNB008022496A patent/CN1168576C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2000-07-31 WO PCT/EP2000/007415 patent/WO2001012386A1/en not_active Application Discontinuation
- 2000-07-31 EP EP00953130A patent/EP1121225A1/en not_active Withdrawn
- 2000-07-31 KR KR1020017004777A patent/KR100730365B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2000-07-31 JP JP2001516714A patent/JP2003507198A/ja not_active Withdrawn
- 2000-08-18 US US09/642,256 patent/US6422920B1/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6422920B1 (en) | 2002-07-23 |
EP1121225A1 (en) | 2001-08-08 |
KR20010089306A (ko) | 2001-09-29 |
CN1168576C (zh) | 2004-09-29 |
WO2001012386A1 (en) | 2001-02-22 |
KR100730365B1 (ko) | 2007-06-19 |
CN1327405A (zh) | 2001-12-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003507198A (ja) | プレートに凹所又は開孔のパターンを形成する方法 | |
US20190109011A1 (en) | Formation of Superhydrophobic Surfaces | |
US20160296985A1 (en) | Articles for manipulating impinging liquids and associated methods | |
US5833516A (en) | Method of manufacturing a plate of electrically insulating material having a pattern of apertures and/or cavities | |
JP5632413B2 (ja) | シャドウマスクを用いて湾曲形状部分を形成する方法 | |
EP0660360B1 (en) | Method of providing a pattern of apertures and/or cavities in a plate or layer of non-metallic material | |
JP6538862B2 (ja) | マスクを用いてコールドガススプレーする方法 | |
CN1326179C (zh) | 利用喷砂形成等离子体显示面板的间隔壁的形成方法 | |
JPH08507259A (ja) | 非金属材料のプレート内に開口及び/またはキャビティのパターンを設ける方法 | |
US20230192535A1 (en) | Method for introducing a recess into a substrate | |
JP2004520946A5 (ja) | ||
US10189704B2 (en) | Formation of superhydrophobic surfaces | |
Yagyu et al. | Micropowder blasting with nanoparticles dispersed polymer mask for rapid prototyping of glass chip | |
JP2022527006A (ja) | ガラス基板に微細パターンを製造するための方法 | |
JP2008029977A (ja) | エアロゾル吐出ノズルおよび被膜形成装置 | |
JP2019155457A (ja) | 撥水性物品の製造方法およびレーザ加工装置 | |
JPH10202171A (ja) | 微細造形方法及び装置 | |
JP2004091854A (ja) | 複合構造物の形成方法 | |
JP2008110293A (ja) | エアロゾル吐出ノズルおよび被膜形成装置 | |
JP2009170168A (ja) | プラズマディスプレイパネル用背面板の製造方法、ブラスト加工装置、プラズマディスプレイパネル用背面板、並びに、プラズマディスプレイパネル用背面板の製造に用いられる積層体 | |
Wang et al. | Generation of Au micropatterns on two sidewalls of a Si channel through a PDMS shadow mask | |
US20200398289A1 (en) | Articles for manipulating impinging liquids and associated methods | |
Boulos et al. | Conventional Coating Formation | |
JPH03189085A (ja) | 表面内にまたは表面上に少くとも一つの溝、リブまたは異なつた強さの条片を製造するためのマスクおよび製造方法 | |
JP2005271257A (ja) | 積層体及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070730 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20070730 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20090326 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20100208 |