JP2003506684A - 結合対の両方のメンバーを同時に検出するための方法 - Google Patents

結合対の両方のメンバーを同時に検出するための方法

Info

Publication number
JP2003506684A
JP2003506684A JP2001514568A JP2001514568A JP2003506684A JP 2003506684 A JP2003506684 A JP 2003506684A JP 2001514568 A JP2001514568 A JP 2001514568A JP 2001514568 A JP2001514568 A JP 2001514568A JP 2003506684 A JP2003506684 A JP 2003506684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antibody
antigen
binding pair
label
particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001514568A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4111712B2 (ja
Inventor
ダニエル ピー. コリンズ,
Original Assignee
バイオアーゴノミクス, インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by バイオアーゴノミクス, インコーポレイテッド filed Critical バイオアーゴノミクス, インコーポレイテッド
Publication of JP2003506684A publication Critical patent/JP2003506684A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4111712B2 publication Critical patent/JP4111712B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/543Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with an insoluble carrier for immobilising immunochemicals
    • G01N33/54306Solid-phase reaction mechanisms
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2474/00Immunochemical assays or immunoassays characterised by detection mode or means of detection
    • G01N2474/20Immunohistochemistry assay
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/968High energy substrates, e.g. fluorescent, chemiluminescent, radioactive
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/971Capture of complex after antigen-antibody reaction
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/973Simultaneous determination of more than one analyte
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/974Aids related test
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/975Kit

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Package Closures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 結合対の両方のメンバーAおよびB(例えば、抗原および抗体)を同時に測定するための、方法およびキットが記載される。この方法は、以下の工程を包含する:生物学的サンプルを、固相試薬と接触させて、第1の反応粒子を形成する工程であって、この固相試薬は、メンバーAに対しての結合親和性を有する捕捉抗体でコーティングされている、工程;この第1の反応粒子を、メンバーAに対して特異的な結合親和性を有する標識抗体およびメンバーBに対して特異的な結合親和性を有する標識抗体と接触させて、第2の反応粒子を形成する工程;ならびにこの第2の反応粒子上の標識を、フローサイトメトリーによって測定する工程。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、生物学的サンプルにおける結合対の両方のメンバーを同時に検出す
るための方法に関する。
【0002】 (発明の背景) 血液成分の輸血および移入のために使用される血液生成物は、以下のような感
染性因子の存在について慣用的にスクリーニングされなければならない:ヒト免
疫不全ウイルス(HIV)、肝炎ウイルス、ヒトTリンパ球親和性ウイルス、お
よびサイトメガロウイルス。このような因子は、代表的に、酵素イムノアッセイ
分析(EIA)またはラジオイムノアッセイ(RIA)を使用して、ウイルス抗
原の同定またはこのウイルスに対する免疫応答(すなわち、宿主由来の抗ウイル
ス抗体)の検出のいずれかによって、検出される。ウイルスへの感染とイムノア
ッセイ技術による検出との間のウィンドウ期間が、HIVについては2〜4週間
、そしてC型肝炎ウイルス(HCV)については約10週間まで変動するので、
イムノアッセイ技術は、それがウイルス混入物の存在を感染の初期段階において
検出する能力が制限される。逆転写酵素ポリメラーゼ連鎖反応(RT−PCR)
または分枝鎖DNA分析のような技術は、感染と検出との間の期間を短縮し得る
が、個体ドナーに基づく使用のためには費用が手が出ないほどに高く、そしてウ
ィンドウ期間を排除しない。
【0003】 (発明の要旨) 本発明は、生物学的サンプルから結合対の両方のメンバー(例えば、リガンド
およびレセプター、または抗原および宿主抗体)を同時に検出するための、迅速
かつ感度のよい方法に基づく。本発明の方法は、例えば、初期段階において感染
を検出する能力を増強して、この感染のより早期の処置をもたらし得る。
【0004】 本発明は、生物学的サンプルにおける結合対の両方のメンバーAおよびBを同
時に測定するための方法を特徴とする。この生物学的サンプルは、血液、血漿、
血清、尿、脳脊髄液、痰、涙、羊水、硝子体液、唾液、および組織培養上清から
なる群より選択される。この方法は、以下の工程を包含する:固相試薬を提供す
る工程であって、この固相試薬は、捕捉抗体でコーティングされた粒子を含み、
この捕捉抗体は、結合対のメンバーAに対して特異的な結合親和性を有する、工
程、およびこのメンバーAが、存在する場合には、この粒子と結合して第1の反
応粒子を形成する条件下で、生物学的サンプルを固相試薬に接触させる工程。捕
捉抗体は、モノクローナル抗体であり得る。第1の反応粒子は、メンバーAに対
して特異的な結合親和性を有する第1の抗体と、および結合対のメンバーBに対
して特異的な結合親和性を有する第2の抗体と接触されて、第2の反応粒子を形
成し、ここで、第1の抗体は第1の標識で標識されており、そして第2の抗体は
第2の標識で標識されている。第1および第2の抗体は、モノクローナル抗体で
あり得る。第1および第2の標識(例えば、蛍光団)は、第2の反応粒子上にお
いて、フローサイトメトリーを使用して測定される。
【0005】 特定の実施形態においては、捕捉抗体の抗原結合領域が、結合対のメンバーA
を結合するために利用可能であるように、実質的に全ての捕捉抗体が粒子上で配
向される。
【0006】 結合対のメンバーAは、例えば、抗原であり得、そしてメンバーBは、宿主抗
体であり得る。この抗原は、C型肝炎抗原、B型肝炎抗原、またはヒト免疫不全
ウイルス抗原のようなウイルス抗原、あるいはグルタミン酸デカルボキシラーゼ
のような自己抗原であり得る。結合対のメンバーAはまた、サイトカインのよう
なリガンドであり得、そしてメンバーBは、サイトカインレセプターのようなレ
セプターであり得る。さらに、メンバーAは酵素であり得、そしてメンバーBは
基質であり得る。例えば、この酵素は、カスパーゼ−3またはカスパーゼ−1で
あり得、そしてこの基質は、それぞれポリ(ADP−リボース)ポリメラーゼま
たはプロインターロイキン−1であり得る。
【0007】 本発明はまた、生物学的サンプルにおける結合対の両方のメンバーAおよびB
を同時に測定するための、キットを特徴とする。このキットは、以下を備える:
固相試薬であって、この固相試薬は、結合対のメンバーAに対して特異的な結合
親和性を有する捕捉抗体でコーティングされた粒子を含む、固相試薬;結合対の
メンバーAに対して特異的な結合親和性を有する、第1の抗体であって、ここで
、この第1の抗体が、第1の標識で標識されている、第1の抗体;および結合対
のメンバーBに対して特異的な結合親和性を有する、第2の抗体であって、ここ
で、この第2の抗体が、第2の標識で標識されている、第2の抗体。捕捉抗体の
抗原結合領域が、結合対のメンバーAを結合するために利用可能であるように、
実質的に全ての捕捉抗体が、粒子上で配向される。このキットは、ラベルまたは
パッケージ挿入物をさらに備え得、このラベルまたはパッケージ挿入物は、固相
試薬、第1の標識抗体、および第2の標識抗体が、フローサイトメトリーによっ
て、生物学的サンプルにおける結合対の両方のメンバーAおよびBを同時に測定
するために使用され得ることを示す。
【0008】 他に定義しない限り、本明細書中において使用される全ての技術的用語および
科学的用語は、本発明が属する分野の当業者により通常理解されると同じ意味を
有する。本明細書中に記載されるものと類似であるかまたは等価である方法およ
び材料が、本発明の実施において使用され得るが、適切な方法および材料を、以
下に記載する。本明細書中において言及される全ての刊行物、特許出願、特許、
および他の参考文献は、その全体が、本明細書中に参考として援用される。矛盾
する場合には、本明細書が、定義を含めて、支配する。さらに、材料、方法、お
よび実施例は、例示的であるのみであり、そして限定することを意図しない。
【0009】 本発明の他の特徴および利点は、以下の詳細な説明および特許請求の範囲から
、明らかである。
【0010】 (詳細な説明) (イムノアッセイ形式) 一般に、本発明は、生物学的サンプル中の結合対の両方のメンバーを同時に検
出するためにサンドイッチイムノアッセイ方法を使用する。結合対としては、核
酸、タンパク質(または低分子およびタンパク質)から構成される対を含めて、
複合体を形成する分子の任意の組み合わせが挙げられる。核酸対は、DNA:R
NA対またはDNA:DNA対であり得る。例えば、DNA/RNA結合対(例
えば、一本鎖(ss)DNAおよびmRNA)は、PCR産物検出系として用い
られ得る。DNA/DNA結合対(例えば、ssDNAおよびウイルスDNA)
は、増幅したDNAあたりのウイルスの定量のための競合アッセイにおいて用い
られ得る。
【0011】 タンパク質(または低分子およびタンパク質)の結合対の非限定的な例として
は、ホルモン、サイトカイン、ペプチド、薬物、ウイルスタンパク質、または他
の抗原および同族レセプターもしくは宿主抗体が挙げられる。ウイルスタンパク
質/レセプター結合対は、例えば、HIV gp120および可溶性CD4であ
り得る。薬物および薬物レセプター結合対は、例えば、コカインおよびドーパミ
ンレセプターであり得る。ペプチドおよびペプチドレセプター結合対は、例えば
、アセチルコリンおよびムスカリン性レセプター、またはドーパミンおよびドー
パミンレセプターであり得る。ホルモンおよびホルモンレセプター結合対は、例
えば、インスリンおよびインスリンレセプターであり得る。サイトカインおよび
サイトカインレセプター結合対は、例えば、腫瘍壊死因子(TNF)およびTN
FのI型または2型のレセプター、またはインターロイキン2(IL−2)およ
びIL−2レセプターであり得る。抗原および抗体対は、例えば、ウイルスタン
パク質および宿主抗ウイルスタンパク質抗体、または自己抗原および宿主抗自己
抗原抗体であり得る。HIV p24/ヒト抗HIV抗体、HIV gp120
/ヒト抗HIV gp120抗体、HBV表面抗原/ヒト抗HBV表面抗原、お
よびHCVコアタンパク質/ヒト抗HCVコア抗体は、ウイルスタンパク質およ
び宿主抗体結合対の例である。自己抗原および宿主抗自己抗原抗体結合対は、例
えば、グルタミン酸デカルボキシラーゼ(GAD)および宿主抗GAD抗体であ
り得る。
【0012】 検出され得る他のタンパク質結合対は、酵素および酵素基質結合対である。例
えば、酵素/基質対は、カスパーゼ−3/ポリ(ADP−リボース)ポリメラー
ゼまたはカスパーゼ−1/プロインターロイキン−1であり得る。
【0013】 メンバーA(これは、結合対のいずれかのメンバーであり得る)は、メンバー
Aについての特異的結合親和性を有する捕捉抗体でコーティングされた粒子であ
る固相試薬で捕捉される。例えば、同時に検出されるべき結合対がHIV gp
120/宿主抗HIV gp120抗体である場合、その粒子は、HIV gp
120または抗宿主免疫グロブリン(Ig)について特異的結合親和性を有する
抗体でコーティングされ得る。
【0014】 メンバーAは、生物学的サンプルを、捕捉抗体でコーティングされた粒子と接
触させることによって捕捉される。本明細書中で使用される場合、適切な生物学
的サンプルは、細胞または細胞性物質を含み、そして適切な生物学的サンプルと
しては、例えば、血液、血漿、血清、尿、唾液、痰、涙、羊水、硝子体液および
脳脊髄液が挙げられる。他のサンプルは、インビトロ組織培養培地/上清を含み
得る。生物学的サンプルは、非イオン性界面活性剤(例えば、0.5% Tri
ton−X 100またはNonidet P40(Sigma Chemic
al Company,St.Louis,MO))で処理されて、病原体由来
のコア抗原を曝露し得る。
【0015】 固相試薬および生物学的サンプルを、メンバーA(存在する場合)のこの粒子
に対する結合を促進する条件下で接触させることによって、第1の反応粒子を形
成する。このような条件は、室温でのリン酸緩衝化生理学的食塩水(PBS)中
に1%ウシ胎仔血清(FBS)および0.1%アジ化ナトリウムを含む緩衝液の
使用、または生理学的pH条件下での任意の生物学的流体の使用を含み得る。次
いで、第1の反応粒子を、2セットの標識抗体(すなわち、レポーター抗体)と
接触させて、第2の反応粒子を形成する。第1の抗体は、メンバーAについての
特異的結合親和性を有し、そして第1の標識で標識される。第1の抗体は、メン
バーAが捕捉抗体に結合したままでメンバーAに結合し得る。従って、捕捉抗体
および第1の抗体は、対として作用しなければならない。第2の抗体は、結合対
のメンバーBについての特異的結合親和性を有し、そして第2の標識で標識され
る。蛍光標識した抗体はこの方法において特に有用である。
【0016】 図1は、メンバーAおよび宿主抗メンバーA抗体を検出するためのアッセイの
模式図を提供する。この実施形態では、ビオチン化した捕捉抗体は、メンバーA
についての特異的結合親和性を有し、そして抗原捕捉ビーズに対してアビジンを
介して結合されている。第1の抗体は、メンバーAについての特異的結合親和性
を有し、そしてフィコエリトリン(第1の標識)で標識される。第2の抗体は、
シアニンフィコエリトリン(第2の標識)で標識され、そして宿主Ig(メンバ
ーB)についての特異的結合親和性を有する。第1の反応粒子は、メンバーA、
宿主抗メンバーA抗体、捕捉抗体、および固相試薬(例えば、抗原捕捉ビーズ)
を含み、一方、第2の反応粒子は、第1の反応粒子およびこれらの2つの標識さ
れた抗体を含む。
【0017】 フローサイトメトリーを用いて、第2の反応粒子に対する標識の量を測定し得
る。本明細書中で使用される場合、用語「測定する」とは、定性的測定および定
量的測定をいう。言い換えると、用語「測定する」は、第2の反応粒子に対する
標識の存在または非存在を報告すること、ならびに存在する標識の量を決定する
ことを含む。フローサイトメーターは、光学フィルターを用いて蛍光発光を分割
し、そして別々の光電子増倍管を用いて個々の発光シグナルを増幅することによ
って、少なくとも3つの別の蛍光発光波長範囲を測定し得る。この粒子に関連し
た蛍光発光強度は、生物学的サンプル中に存在する分析物の濃度に直接比例する
。従って、各色素が異なる抗体に結合されている、異なる発光スペクトルを有す
る異なる色素の使用は、粒子集団あたりの複数の分析物の分析を可能にする。フ
ローサイトメーターはまた、異なる大きさの粒子を区別し得、その結果、例えば
、直径約7μmの粒子は、直径約10μmの粒子から識別され得る。それゆえ、
さらなる成分は、複数の蛍光色素とおよび2または3つの異なる平均直径の粒子
集団との組み合わせを用いることによって検出され得る。
【0018】 (抗体産生) メンバーAまたはメンバーBについての特異的結合親和性を有する抗体は、標
準的な方法によって産生され得る。あるいは、抗体は、例えば、以下から市販さ
れ得る:BiosPacific(Emeryville,CA)、Coult
er(Hialeah,FL)、Maine Biotechnology S
ervice(Portland,ME)またはBiodesign Inte
rnational(Kennebunk,ME)。本明細書中で使用される場
合、用語「抗体」は、メンバーAまたはメンバーB中のエピトープ決定基に結合
し得る、インタクトな分子ならびにそのフラグメントを含む。用語「エピトープ
」とは、抗体のパラトープが結合する、抗原上の抗原性決定基をいう。エピトー
プ決定基は通常、分子の化学的に活性な表面グループ化(grouping)(
例えば、アミノ酸または糖側鎖)からなり、そして代表的に、特異的三次元構造
特徴ならびに特異的電荷特徴を有する。エピトープは一般的に、少なくとも5連
続したアミノ酸を有する。従って、用語「抗体」は、ポリクローナル抗体、モノ
クローナル抗体、ヒト化抗体またはキメラ抗体、単鎖Fv抗体フラグメント、F
abフラグメントおよびF(ab)2フラグメントを包含する。モノクローナル
抗体は特に有用である。
【0019】 一般に、目的のタンパク質は、組換えによって、化学合成によって、またはネ
イティブタンパク質の精製によって産生され、次いで、動物を免疫するために用
いられる。種々の宿主動物(例えば、ウサギ、ニワトリ、マウス、モルモットお
よびラットを含む)は、目的のタンパク質の注射によって免疫され得る。アジュ
バントを用いて、宿主の種に依存して免疫学的応答を増大させ得、そしてアジュ
バントとしては、Freundアジュバント(完全および不完全)、ミネラルゲ
ル(例えば、水酸化アルミニウム)、界面活性物質(例えば、リゾレシチン)、
プルロニック(pluronic)ポリオール、ポリアニオン、ペプチド、油乳
濁物、キーホールリンペットヘモシアニン(KLH)およびジニトロフェノール
が挙げられる。ポリクローナル抗体は、免疫した動物の血清において含まれる、
特定の抗原について特異的である抗体分子の不均質集団である。モノクローナル
抗体は、抗原内に含まれる特定のエピトープに対する抗体の均質な集団であり、
標準的なハイブリドーマ技術を用いて調製され得る。特に、モノクローナル抗体
は、例えば、Kohler,G.ら,Nature,1975,256:495
によって記載される培養中の連続細胞株によって抗体分子の産生を提供する任意
の技術、ヒトB細胞ハイブリドーマ技術(Kosborら,Immunolog
y Today,1983,4:72;Coleら,Proc.Natl.Ac
ad.Sci.USA,1983,80:2026)およびEBVハイブリドー
マ技術(Coleら,「Monoclonal Antibodies and
Cancer Therapy」,Alan R.Liss,Inc.,19
83,77−96頁)によって入手され得る。このような抗体は、IgG、Ig
M、IgE、IgA、IgDおよびそれらの任意のサブクラスを含む任意の免疫
グロブリンクラスの抗体であり得る。本発明のモノクローナル抗体を産生するハ
イブリドーマは、インビトロまたはインビボで培養され得る。
【0020】 キメラ抗体は、異なる部分が、異なる動物種に由来する分子(例えば、マウス
モノクローナル抗体から誘導された可変領域およびヒト免疫グロブリン定常領域
を有する分子)である。キメラ抗体は、標準的な技術によって産生され得る。
【0021】 メンバーAまたはメンバーBについて特異的結合親和性を有する抗体フラグメ
ントは、公知の技術によって生成され得る。例えば、このようなフラグメントと
しては、抗体分子のペプシン消化によって産生され得るF(ab’)2フラグメ
ントおよびF(ab’)2フラグメントのジスルフィド架橋を還元することによ
って生成され得るFabフラグメントを含むがこれらに限定されない。あるいは
、Fab発現ライブラリーは、構築され得る。例えば、Huseら,1989,
Science,246:1275を参照のこと。単鎖Fv抗体フラグメントは
、Fv領域の重鎖フラグメントと軽鎖フラグメントとをアミノ酸架橋(例えば、
15〜18アミノ酸)によって連結することによって形成されて、単鎖ポリペプ
チドを生じる。単鎖Fv抗体フラグメントは、標準的技術によって産生され得る
。例えば、米国特許第4,946,778号を参照のこと。
【0022】 一旦産生すると、抗体またはそのフラグメントを、標準的なイムノアッセイ方
法によってメンバーAまたはメンバーBの認識について試験する。これらの方法
としては、例えば、ELISA技術またはRIAが挙げられる。Short P
rotocols in Molecular Biology、第11章、G
reen Publishing Associates and John
Wiley & Sons、Ausubel、F.Mら編、1992を参照のこ
と。適切な抗体は、好ましくは、組換えタンパク質およびネイティブタンパク質
に対して等しい結合親和性を有する。
【0023】 あるいは、抗体を、以下の様式での蛍光サンドイッチアッセイにおいて、結合
対を形成するそれらの能力について評価し得る。ビーズを、ビオチン化抗体(例
えば、抗ウイルスタンパク質抗体)でコーティングし得、次いで、100μl容
量で2ng/mlの適切なタンパク質(例えば、組換えウイルスタンパク質)と
共に約30分間インキュベートし得る。これらのビーズを、PBS中、1% F
BSおよび0.1% アジ化ナトリウムを含有する2mlの緩衝液で2回洗浄し
た後、これらのビーズを、約0.5μgのフィコエリトリン標識抗体と共にイン
キュベートする。強い蛍光シグナルを生じる抗体の対は、本発明のアッセイにお
ける使用に適切である。
【0024】 (固相試薬) 適切な粒子(例えば、ビーズ)は、約2μm〜15μmの平均直径を有し、そ
して、ポリスチレンであるか、強磁性であるか、または常磁性であり得る。例え
ば、これらの粒子は、約4μm〜約11μmの平均直径を有し得る。代表的な平
均粒子直径は、約4〜5μm、7〜8μm、および10〜11μmである。粒子
は、例えば、Spherotech Inc.,Libertyville.I
Lから市販されている。粒子は、公知技術によって捕捉抗体でコーティングされ
得る。例えば、アビジンまたはストレプトアビジンでコーティングした常磁性ビ
ーズを、ビオチン化捕捉抗体でコーティングし得る。一般に、アビジンまたはス
トレプトアビジンでコーティングしたビーズを、ビオチン化抗体を飽和状態で混
合した(3.9×107個の7μmビーズあたり約40μgのタンパク質)生理
食塩水溶液(例えば、PBS)に再懸濁させ、そして室温でインキュベートする
。結合が完了した後、ビーズを、例えば、PBS中、1% FBSおよび0.1
% アジ化ナトリウムを含有する緩衝液で、洗浄およびブロックする。
【0025】 核酸結合対を測定する場合、アビジンまたはストレプトアビジンでコーティン
グしたビーズを、ビオチン化核酸に結合させ得る。核酸は、標準的なニックトラ
ンスレーション反応におけるビオチン−11−dUTPの取り込みによって、ビ
オチンで標識され得る。
【0026】 特定の実施形態において、実質的に全ての捕捉抗体が、粒子上で配向され、そ
の結果、その抗原結合領域は、メンバーAを結合するために利用可能であり、ア
ッセイの全体の感度を増加する。用語「実質的に全て」とは、少なくとも80%
、そして好ましくは、少なくとも90%(例えば、95%または99%)の抗体
が、この様式で配向されることを示す。パーセント配向性は、フィコエリトリン
標識ヤギ抗マウス抗体の結合に関連する蛍光を測定し、そして標準化した蛍光粒
子と比較することによって、定量的に推測され得る。抗体の抗原結合領域は、そ
の抗体が、抗原結合領域の直ぐ外側のアミノ酸残基でビオチン化される場合に、
メンバーAを結合するために利用可能である。従って、抗体のビオチン化におい
て、約5:1〜約10:1のビオチン:抗体のモル比および他の標準的な反応条
件を使用する。例えば、ビオチンN−ヒドロキシスクシンイミジルエステルまた
はビオチンスクシンイミジルエステルを、約8.1のpHで使用し得る。あるい
は、ビオチンヒドラジドを、4.5〜5.0のpHで使用し得る。
【0027】 アッセイの感度もまた増加し得る。なぜなら、生物学的サンプルからのメンバ
ーAの捕捉は、従来のアッセイのように、200μl以下の反応容量に限定され
ないからである。粒子は、磁気的分離または遠心分離のいずれかによって、大量
の生物学的サンプルから容易に収集される。さらに、各々の粒子は、平均して、
1粒子あたり約180,000〜240,000個の抗体結合部位および約30
0,000〜350,000個のビオチン化抗原結合部位を含む。従って、各々
の粒子は、抗原の濃度に対して、大きな結合能力および大きな分析効果範囲を有
する。
【0028】 (検出可能な標識) 各々の標識した抗体は、他の蛍光団と対比する色の光を放出する蛍光団での標
識によって、別々に可視化され得る。例えば、以下の蛍光団の組み合わせを使用
し得る:7−アミノ−4−メチルクマリン−3−酢酸(AMCA)、Texas
RedTM(Molecular Probes,Inc.,Eugene,O
R)、5−(および−6−)−カルボキシ−X−ローダミン、リサミンローダミ
ンB、5−(および−6−)−カルボキシフルオレセイン、フルオレセイン−5
−イソチオシアネート(FITC)、7−ジエチルアミノクマリン−3−カルボ
ン酸、テトラメチルローダミン−5−(および−6−)−イソチオシアネート、
5−(および−6−)−カルボキシテトラメチルローダミン、7−ヒドロキシク
マリン−3−カルボン酸、6−[フルオレセイン5−(および−6−)−カルボ
キサミド]ヘキサン酸、N−(4,4−ジフルオロ−5,7−ジメチル−4−ボ
ラ−3a,4aジアザ−3−インダセンプロピオン酸、エオシン−5−イソチオ
シアネート、エリトロシン−5−イソチオシアネート、フィコエリトリン(B−
、R−またはシアニン−)、アロフィコシアニン、Oregon GreenTM およびCascadeTMブルーアセチルアジド(Molecular Prob
es,Inc.,Eugene,OR)。
【0029】 抗体はまた、半導体ナノクリスタルで標識され得る。水溶性ナノクリスタルは
、異なるサイズの、シリカシェル中に封入されたカドミウム−セレン/カドミウ
ム−硫黄コアシェルナノクリスタルまたはメルカプト酢酸に可溶化されたカドミ
ウム−セレン/亜鉛−硫黄ナノクリスタルから作製される。このような水溶性ナ
ノクリスタルは、狭い、整調可能な、対称性の発光スペクトルを有し、そして測
光的に安定である。Bruchez Jr.ら、Science、1998、2
81:2013−2016;およびChanら、Science、1998、2
81:2016−2018を参照のこと。
【0030】 (複数の抗原および宿主抗体の検出) 標識(例えば、Oregon GreenTM(Molecular Prob
es,Inc.,Eugene,OR)、フィコエリトリン、およびシアニン−
フィコエリトリン)の組み合わせは、とりわけ、2つの抗原および1つの宿主抗
体を検出するために使用され得る。例えば、HCV、HBV表面抗原、宿主抗H
CV抗体および宿主抗HBV表面抗原抗体が、フィコエリトリン標識抗体(HC
Vに対する特異的結合親和性を有する)、Oregon GreenTM標識抗体
(HBV表面抗原に対する特異的結合親和性を有する)、およびシアニン−フィ
コエリトリン標識抗宿主Ig抗体を使用して、同時に検出され得る。3つの異な
る標識および異なるサイズ(例えば、平均直径7〜8μmおよび10〜11μm
)を有する2つの粒子集団を使用して、6つの異なるウイルス抗原および宿主抗
体までが同時に検出されるのを可能にする。異なる平均直径の第3の粒子集団の
使用は、9つの異なるウイルス抗原および宿主抗体までが同時に検出されるのを
可能にする。
【0031】 一旦個体がセロコンバージョンを生じる(seroconverted)(す
なわち、宿主抗体を発生する)と、ウイルス抗原を、血漿サンプル中で検出する
ことが困難であり得る。なぜなら、そのウイルス粒子上の捕捉抗体またはレポー
ター抗体に対する結合部位が、宿主抗体によってブロックされてしまうからであ
る。本発明は、このアッセイの従来のイムノアッセイ形式を超える改善された感
度に起因して、この困難性を克服する。従って、ウイルス抗原は、従来のイムノ
アッセイ形式が検出し得ない状況下で、本発明の方法を使用して検出され得る。
本明細書中に記載されるように、ウイルス抗原は、このウイルスタンパク質に対
する特異的な結合親和性を有する、モノクローナル抗体でコーティングした粒子
を使用して捕捉され得、そしてそれらの存在は、セロポジティブの個体中のこの
ウイルスタンパク質に対するレポーターモノクローナル抗体で検出され得る。こ
のウイルスタンパク質に対する宿主抗体は、標識ヤギ抗ヒトIgによって同時に
検出され得る。宿主抗体を伴わないウイルスタンパク質の検出は、この宿主が、
最近感染され、そしてセロコンバージョンを生じていないことを示し、一方、ウ
イルスタンパク質および宿主抗体の検出は、感染およびセロコンバージョンの存
在を示す。特定のサンプルにおいて、例えば、第1の抗体に対する結合部位が利
用可能でない場合、宿主抗体は検出され得るが、ウイルスタンパク質は検出され
ない。この例において、ウイルスタンパク質は、直接測定されないが、ウイルス
タンパク質は、サンプル中になお存在し、このウイルスタンパク質に対する抗体
をコーティングした捕捉ビーズが、ウイルス抗原および宿主抗体の免疫複合体を
捕捉する。
【0032】 本発明は、以下の実施例においてさらに記載され、これらの実施例は、特許請
求の範囲に記載される本発明の範囲を限定しない。
【0033】 (実施例) (実施例1−タンパク質のビオチン化):抗体を、5mg/mlの濃度で結合
体化させ;ウイルス抗原を、1mg/mlの濃度で結合体化させた。抗ウイルス
タンパク質抗体およびウイルス抗原をビオチン標識するために、これらのタンパ
ク質を、適切なサイズのCentricon(Amicon)フィルターを使用
して、100mM KH2CO3緩衝液(pH8.3)中に交換した。
【0034】 DMSO(10mg/ml、Sigma Chemical Co.,St.
Louis,MO,Cat.#D8779)中のビオチンN−ヒドロキシスクシ
ンイミジルエステル(Molecular Probes,Eugene,OR
)を、使用直前に調製し、そして5:1または10:1のモル比でビオチン化す
るタンパク質に加えた。このタンパク質溶液を軽くボルテックスし、そしてこの
ビオチン/DMSOをこのタンパク質溶液に添加し、そして激しく混合すること
によって、反応させた。タンパク質およびビオチンエステルを、暗所中、室温に
て1時間反応させた。結合体化された抗体を、1×PBSを溶出に使用する、1
0ml Sephadex−25ゲルカラムまたはスピンカラム上での分離によ
って、遊離ビオチンから分離した。個々の1ml画分を収集し、A280nmで
の吸光度を測定した。A280の初期ピークを示す画分を、収集およびプールし
、残りの画分(第2のA280ピークを示す画分を含む)を廃棄した。
【0035】 スピンカラムを使用する場合、反応混合物を、4つのスピンカラム間で均等に
分配し、そしてSerofuge遠心分離機を使用して高速で2分間スピンした
。カラムを通過する物質を収集し、そしてカラムを、1×PBSをカラムに充填
しそしてSerofugeにおいて高速で2分間スピンして、これを5回繰り返
すことによって、洗浄した。収集した物質を、4つのカラム間で均等に再分配し
、次いで、Serofuge遠心分離機を使用して高速で2分間スピンした。カ
ラムを通過する物質を、収集し、プールし、そしてA280について再分析し、
そして濃度を決定した。結合体化されたタンパク質を、4℃で保存した。
【0036】 (実施例2−分析物捕捉ビーズの生成):分析物捕捉ビーズを、十分に混合す
ることによってアビジンコーティングした常磁性ビーズ(7μm、Sphero
tech,VM−60−100)を十分に再懸濁することにより、調製した。ビ
ーズ(代表的に、3.8×106個のビーズ)を、50mlの遠心分離チューブ
に置き、そして30mlの1×PBSと混合させた。磁石によってチューブの側
面にビーズを保持させた後、全PBSを除去した。ビーズを、PBSでさらに2
回洗浄した。
【0037】 最後のPBS洗浄後、必要量のビオチン化抗体(代表的に、40μg)および
2mlの1×PBSを、ビーズに添加した。ビーズを、最小3時間、連続的にボ
ルテックスするか、または1時間ボルテックスし、次いで4℃で一晩保存するこ
とによって、再懸濁させた。一晩保存したビーズを、翌朝さらに2時間ボルテッ
クスした。PBS中1% FBSおよび0.1% NaN3を含有する約30m
lの緩衝液を使用して、結合体化されたビーズを3回洗浄した。ビーズを、19
.25mlの同緩衝液で再懸濁し、そして使用時まで4℃で保存した。
【0038】 抗体を、フルオレセイン誘導体Oregon GreenTM(Molecul
ar Probes,Eugene,OR)で標識するために、抗体を、5mg
/mlの濃度で100mM KH2CO3緩衝液(pH9.0)中に交換した。O
regon GreenTM(ジメチルホルムアミド(DMF)中10mg/ml
)を、25:1のモル比で抗体に添加し、暗所中、室温で1時間インキュベート
した。遊離のOregon GreenTMをG−25 Sephadexカラム
上で抗体から分離した。R−フィコエリトリン(PE,Intergen Bi
oDiagnostics,Purchase,NY)およびシアニンフィコエ
リトリン(Cy5PE)の結合体を、2−イミノチオラン(Pierce Ch
emical Co.,Rockford,IL)を1625:1のモル比で使
用して生成し、その抗体を改変するために、20:1のモル比で蛍光色素および
スルホSMCC(Pierce)を改変した。改変した蛍光色素および抗体を、
暗所中、室温で1時間、一緒にインキュベートした。遊離の蛍光色素および抗体
を、Sephacryl S−300−HRカラム(Sigma Chemic
al Co.,St.Louis,MO)上で、蛍光色素結合体化抗体から分離
した。アフィニティー精製し、そしてマウス抗体、ウマ抗体、ウシ抗体、ラット
抗体およびウサギ抗体に対して吸収させたヤギF(ab’)2抗ヒトIg抗血清
(重鎖および軽鎖特異的)を、PEまたはCy5−PEで標識した。タンパク質
に対する蛍光色素の比を変更して、特定の抗体またはウイルス抗原についての蛍
光シグナルを最適化し得る。
【0039】 (実施例3−ウイルス抗原および宿主抗体の検出):正常個体およびHCV、
HIVまたはHBVに対して陽性の個体由来の血漿サンプルを、New Yor
k Biologicals(Southampton,NY)、Scanti
bodies Laboratory(Santee,CA)、またはInte
rgen BioDiagnostics(Purchase,NY)から得た
。試験前に、血漿サンプルを、最終濃度0.5%のTriton−X界面活性剤
で処理し、ウイルス膜を溶解し、そしてコア粒子を露出させた。E.coli由
来の組換えウイルス抗原(表面抗原およびコア抗原を含む)を、BiosPac
ific(Emeryville,CA)またはIntergen BioDi
agnosticsから得た。抗原を、正常な非病的血清サンプルに添加し、参
照標準曲線を作成し、そしてスパイク(spike)および回復分析に使用した
【0040】 フローサイトメトリー分析を、ビーズ集団をゲートするために、直線の前方
対 側方の光散乱を使用する、Coulter EPICS Profile
II、Coulter XLまたはPartec PASフローサイトメーター
上で行った。蛍光シグナルを、対数的に増幅させた。蛍光放出を、光学フィルタ
ーによって別個の色に分離した。525nmのバンドパスフィルターを使用して
、緑色の蛍光(Oregon GreenおよびFITC)を収集し、565n
mのバンドパスフィルターを使用して、オレンジ色の蛍光(PE)を収集し、そ
して630nmのロングパスフィルターを使用して、赤色の蛍光(Cy5PE)
を収集した。
【0041】 サンプルを、PE標識およびCy5PE標識F(ab’)2ヤギ抗ヒトIg(
重鎖および軽鎖特異的)抗体と共にインキュベートした。各場合において、宿主
抗ウイルス抗体を、捕捉された抗原を有するビーズ上で検出し、そして正常サン
プルまたは異なるウイルス由来のビーズ上で検出されなかった。HBV表面抗原
および抗HBV抗体、ならびにHCVコア抗原および抗HCV抗体を、PE標識
抗体(HCVコア抗原に対する特異的結合親和性を有する)、Oregon G
reen標識抗体(HBV表面抗原に対する特異的結合親和性を有する)、およ
びCy5PE標識ヤギ抗ヒトIg抗体を使用して検出した。図2A〜2Hに示さ
れるように、HCV、HBVおよび宿主抗体の個々および同時の検出が、可能で
あった。
【0042】 (他の実施形態) 本発明を、その詳細な説明と共に記載したが、この前述の説明が、例示であっ
て、添付の特許請求の範囲に定義される本発明の範囲を限定することが意図され
ないことが理解される。他の局面、利点および改変は、上記の特許請求の範囲内
にある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、メンバーAおよび宿主抗メンバーA抗体(メンバーB)を検出するた
めのアッセイの模式図である。
【図2】 図2A〜図2Hは、フローサイトメトリーによるB型肝炎ウイルス(HBV
)表面抗原、抗HBV宿主抗体、HCVコア抗原および抗HCV宿主抗体の同時
検出を示す散布図である。図2Aは、正常サンプル中のHBV抗原および抗体で
ある。図2Bは、正常サンプル中のHCV抗原および抗体である。図2Cは、H
BVポジティブサンプル中のHBV抗原および抗体である。図2Dは、HBVポ
ジティブサンプル中のHCV抗原および抗体である。図2Eは、HCVポジティ
ブサンプル中のHBV抗原および抗体である。図2Fは、HCVポジティブサン
プル中のHCV抗原および抗体である。図2Gは、HBVポジティブ/HCVポ
ジティブサンプル中のHBV抗原および抗体である。図2Hは、HBVポジティ
ブ/HCVポジティブサンプル中のHCV抗原および抗体である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/569 G01N 33/569 G H 33/573 33/573 A 33/576 33/576 B Z 33/577 33/577 B (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生物学的サンプルにおける結合対の両方のメンバーAおよび
    Bを同時に測定するための方法であって、該方法は、以下: a)固相試薬を提供する工程であって、該固相試薬は、捕捉抗体でコーティン
    グされた粒子を含み、該捕捉抗体は、該結合対の該メンバーAに対して特異的な
    結合親和性を有する、工程; b)該メンバーAが、存在する場合には、該粒子と結合して第1の反応粒子を
    形成する条件下で、該生物学的サンプルを該固相試薬に接触させる工程; c)該第1の反応粒子を、該メンバーAに対して特異的な結合親和性を有する
    第1の抗体と、および該結合対の該メンバーBに対して特異的な結合親和性を有
    する第2の抗体と接触させて、第2の反応粒子を形成する工程であって、ここで
    、該第1の抗体が第1の標識で標識されており、そして該第2の抗体が第2の標
    識で標識されている、工程;ならびに d)該第2の反応粒子上の該第1および第2の標識を、フローサイトメトリー
    を使用して測定する工程、 を包含する、方法。
  2. 【請求項2】 前記捕捉抗体の抗原結合領域が、前記結合対の前記メンバー
    Aを結合するために利用可能であるように、実質的に全ての該捕捉抗体が前記粒
    子上で配向される、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記メンバーAが抗原であり、そして前記メンバーBが宿主
    抗体である、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記抗原がウイルス抗原である、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ウイルス抗原がC型肝炎抗原である、請求項4に記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 前記ウイルス抗原がB型肝炎抗原である、請求項4に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 前記ウイルス抗原がヒト免疫不全ウイルス抗原である、請求
    項4に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記抗原が自己抗原である、請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記自己抗原がグルタミン酸デカルボキシラーゼである、請
    求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記メンバーAがリガンドであり、そして前記メンバーB
    がレセプターである、請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記リガンドがサイトカインであり、そして前記レセプタ
    ーがサイトカインレセプターである、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記メンバーAが酵素であり、そして前記メンバーBが基
    質である、請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記酵素がカスパーゼ−3であり、そして前記基質がポリ
    (ADP−リボース)ポリメラーゼである、請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記酵素がカスパーゼ−1であり、そして前記基質がプロ
    インターロイキン−1である、請求項12に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記第1および第2の標識が蛍光団である、請求項1に記
    載の方法。
  16. 【請求項16】 前記生物学的サンプルが、血液、血漿、血清、尿、脳脊髄
    液、痰、涙、羊水、硝子体液、唾液、および組織培養上清からなる群より選択さ
    れる、請求項1に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記捕捉抗体がモノクローナル抗体である、請求項1に記
    載の方法。
  18. 【請求項18】 前記第1の抗体がモノクローナル抗体である、請求項1に
    記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記第2の抗体がモノクローナル抗体である、請求項1に
    記載の方法。
  20. 【請求項20】 生物学的サンプルにおける結合対の両方のメンバーAおよ
    びBを同時に測定するためのキットであって、該キットは、以下: a)固相試薬であって、該固相試薬は、該結合対の該メンバーAに対して特異
    的な結合親和性を有する捕捉抗体でコーティングされた粒子を含み、ここで、該
    捕捉抗体の抗原結合領域が、該結合対の該メンバーAを結合するために利用可能
    であるように、実質的に全ての該捕捉抗体が該粒子上で配向される、固相試薬; b)該結合対の該メンバーAに対して特異的な結合親和性を有する、第1の抗
    体であって、ここで、該第1の抗体が、第1の標識で標識されている、第1の抗
    体;および c)該結合対の該メンバーBに対して特異的な結合親和性を有する、第2の抗
    体であって、ここで、該第2の抗体が、第2の標識で標識されている、第2の抗
    体、 を備える、キット。
  21. 【請求項21】 前記キットが、ラベルまたはパッケージ挿入物をさらに備
    え、ここで、前記固相試薬、前記第1の抗体、および前記第2の抗体が、フロー
    サイトメトリーによって、生物学的サンプルにおける結合対の両方のメンバーA
    およびBを同時に測定するために使用され得ることを、該ラベルまたはパッケー
    ジ挿入物が示す、請求項20に記載のキット。
JP2001514568A 1999-07-30 2000-07-28 結合対の両方のメンバーを同時に検出するための方法 Expired - Fee Related JP4111712B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/365,065 US6383740B2 (en) 1999-07-30 1999-07-30 Methods for simultaneously detecting both members of a binding pair
US09/365,065 1999-07-30
PCT/US2000/020769 WO2001009608A1 (en) 1999-07-30 2000-07-28 Methods for simultaneously detecting both members of a binding pair

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003506684A true JP2003506684A (ja) 2003-02-18
JP4111712B2 JP4111712B2 (ja) 2008-07-02

Family

ID=23437334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001514568A Expired - Fee Related JP4111712B2 (ja) 1999-07-30 2000-07-28 結合対の両方のメンバーを同時に検出するための方法

Country Status (14)

Country Link
US (3) US6383740B2 (ja)
EP (1) EP1203236B1 (ja)
JP (1) JP4111712B2 (ja)
CN (1) CN1153970C (ja)
AT (1) ATE343788T1 (ja)
AU (1) AU768736B2 (ja)
BR (1) BR0013298A (ja)
CA (1) CA2380487C (ja)
DE (1) DE60031548T2 (ja)
ES (1) ES2275528T3 (ja)
IL (2) IL147855A0 (ja)
RU (1) RU2251111C2 (ja)
WO (1) WO2001009608A1 (ja)
ZA (1) ZA200200809B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007510149A (ja) * 2003-10-31 2007-04-19 プラズマキュート エイエス アッセイ
JP2011526681A (ja) * 2008-06-30 2011-10-13 アンスティテュ、ナショナル、ド、ラ、サント、エ、ド、ラ、ルシェルシュ、メディカル(アンセルム) 分断cd31の検出、アテローム性血栓症および自己免疫障害の診断、ならびにシグナル伝達経路を解析するための方法

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6383740B2 (en) * 1999-07-30 2002-05-07 Bioergonomics, Inc. Methods for simultaneously detecting both members of a binding pair
US6762032B1 (en) * 1999-08-23 2004-07-13 Biocrystal, Ltd. Compositions, assay kits, and methods for use related to a disease condition comprising multiple sclerosis and/or a pro-MS immune response
DE10006432A1 (de) * 2000-02-14 2001-08-16 Ganzimmun Inst Fuer Ganzheitli Verfahren zum Nachweis von Helicobacter pylori in Stuhl- und Speichelproben
US7101683B2 (en) * 2001-06-26 2006-09-05 Abbott Laboratories Methods for the simultaneous detection of HCV antigens and HCV antibodies
WO2003002749A2 (en) * 2001-06-26 2003-01-09 Abbott Laboratories Methods for the simultaneous detection of hcv antigens and hcv antibodies
JP2005504275A (ja) * 2001-09-18 2005-02-10 ユー.エス. ジェノミクス, インコーポレイテッド 高分解能線形解析用のポリマーの差示的タグ付け
FR2839555B1 (fr) 2002-05-10 2007-07-27 Bio Rad Pasteur Procede de detection simultanee d'un antigene et d'un anticorps d'un microorganisme infectieux
US20040229380A1 (en) * 2002-05-21 2004-11-18 Po-Ying Chan-Hui ErbB heterodimers as biomarkers
US7402397B2 (en) 2002-05-21 2008-07-22 Monogram Biosciences, Inc. Detecting and profiling molecular complexes
US20040229294A1 (en) 2002-05-21 2004-11-18 Po-Ying Chan-Hui ErbB surface receptor complexes as biomarkers
US7371520B2 (en) * 2002-05-28 2008-05-13 U.S. Genomics, Inc. Methods and apparati using single polymer analysis
US7282330B2 (en) * 2002-05-28 2007-10-16 U.S. Genomics, Inc. Methods and apparati using single polymer analysis
US20040152070A1 (en) * 2003-02-04 2004-08-05 Shah Dinesh O. Method of detection of HCV antibodies in combination assay or sole antibody assay
US7402399B2 (en) * 2003-10-14 2008-07-22 Monogram Biosciences, Inc. Receptor tyrosine kinase signaling pathway analysis for diagnosis and therapy
JP2007529758A (ja) * 2004-03-19 2007-10-25 ユー.エス. ジェノミクス, インコーポレイテッド 単一分子の検出のための組成物および方法
US7842475B2 (en) * 2008-01-08 2010-11-30 Siemens Healthcare Diagnostics Inc. Stabilization of solid support assay reagents
US10545149B2 (en) * 2008-10-06 2020-01-28 Morehouse School Of Medicine Detection of HIV-related proteins in urine
US20100297607A1 (en) 2009-05-20 2010-11-25 Jian Zheng Reagents For HCV Antigen-Antibody Combination Assays
AU2010312410A1 (en) * 2009-10-30 2012-05-31 Daiichi Sankyo Company, Limited Method for measurement of fluorescence intensity of voltage-sensitive fluorescent dye
CA2915409A1 (en) * 2013-06-24 2014-12-31 President And Fellows Of Harvard College Printed three-dimensional (3d) functional part and method of making
CA2958042C (en) * 2014-09-22 2022-05-31 Japan Science And Technology Agency Method for detecting target molecule, and kit for use in said method
CN108982872B (zh) * 2018-07-25 2022-04-05 苏州丰泰医疗用品贸易有限公司 一种基于微球和荧光标记的快速检测抗原或抗体方法
CN110850067B (zh) * 2018-08-21 2023-08-15 上海恒润达生生物科技股份有限公司 嵌合抗原受体亲和力检测方法
WO2021134307A1 (zh) * 2019-12-30 2021-07-08 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 用于检测传染性疾病的试剂盒、方法及免疫分析仪
WO2023215230A1 (en) * 2022-05-01 2023-11-09 Western Michigan University Homer Stryker M.D. School Of Medicine Assay for rapid protein multimer detection, characterization and quantification

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3322373C2 (de) * 1983-05-19 1986-12-04 Ioannis Dr. 3000 Hannover Tripatzis Testmittel und Verfahren zum Nachweis von Antigenen und/oder Antikörpern
US4870003A (en) * 1987-06-15 1989-09-26 Coulter Corporation Simultaneous enzyme immunoassay for detecting antigen and/or antibody in humans
US5091206A (en) 1987-10-26 1992-02-25 Baxter Diagnostics Inc. Process for producing magnetically responsive polymer particles and application thereof
NO164622C (no) * 1988-05-11 1990-10-24 Tore Lindmo Binaer immunometrisk partikkelbasert metode for maaling av spesifikke serum-antigener ved hjelp av vaeskestroemsmikrofotometri og et ferdigpreparert maaloppsett derav.
CA1335880C (en) 1988-07-14 1995-06-13 Thomas P. O'connor Detection of an antibody and antigen in an immunoassay
CA2008100A1 (en) 1989-01-20 1990-07-20 Hubert Bayer Method for the determination of immunologically detectable substance
EP0473065A3 (en) 1990-08-29 1992-08-26 Abbott Laboratories Simultaneous assay for detecting two or more analytes
US5776709A (en) * 1991-08-28 1998-07-07 Becton Dickinson And Company Method for preparation and analysis of leukocytes in whole blood
DE4236189A1 (de) * 1992-10-27 1994-04-28 Boehringer Mannheim Gmbh Verfahren zur simultanen Bestimmung von Antigenen und Antikörpern
US5981180A (en) * 1995-10-11 1999-11-09 Luminex Corporation Multiplexed analysis of clinical specimens apparatus and methods
EP1023464B1 (en) 1997-10-14 2017-07-26 Luminex Corporation Precision fluorescently dyed particles and methods of making and using same
AU2322099A (en) 1998-01-16 1999-08-02 Luminex Corporation Multiplexed analysis of clinical specimens apparatus and methods
WO2000007023A1 (fr) 1998-07-30 2000-02-10 Advanced Life Science Institute, Inc. Procede pour la determination de l'hepatite a virus de type c
US6383740B2 (en) * 1999-07-30 2002-05-07 Bioergonomics, Inc. Methods for simultaneously detecting both members of a binding pair

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007510149A (ja) * 2003-10-31 2007-04-19 プラズマキュート エイエス アッセイ
JP2011526681A (ja) * 2008-06-30 2011-10-13 アンスティテュ、ナショナル、ド、ラ、サント、エ、ド、ラ、ルシェルシュ、メディカル(アンセルム) 分断cd31の検出、アテローム性血栓症および自己免疫障害の診断、ならびにシグナル伝達経路を解析するための方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1382258A (zh) 2002-11-27
IL147855A (en) 2007-07-04
AU6392200A (en) 2001-02-19
EP1203236A1 (en) 2002-05-08
US20090011443A1 (en) 2009-01-08
BR0013298A (pt) 2002-04-02
IL147855A0 (en) 2002-08-14
AU768736B2 (en) 2004-01-08
DE60031548D1 (de) 2006-12-07
WO2001009608A8 (en) 2001-05-03
CA2380487A1 (en) 2001-02-08
US6383740B2 (en) 2002-05-07
ZA200200809B (en) 2003-06-25
CN1153970C (zh) 2004-06-16
JP4111712B2 (ja) 2008-07-02
US20020132231A1 (en) 2002-09-19
US7410802B2 (en) 2008-08-12
ES2275528T3 (es) 2007-06-16
WO2001009608A9 (en) 2002-09-06
EP1203236B1 (en) 2006-10-25
DE60031548T2 (de) 2007-08-30
WO2001009608A1 (en) 2001-02-08
RU2251111C2 (ru) 2005-04-27
US20020012907A1 (en) 2002-01-31
ATE343788T1 (de) 2006-11-15
CA2380487C (en) 2009-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4111712B2 (ja) 結合対の両方のメンバーを同時に検出するための方法
JPH09511582A (ja) 抗体検出法
JP2002214237A (ja) 検出方法
JPH03206960A (ja) 不均一系イムノアッセイ
JP2011257410A (ja) アッセイコンジュゲート及びその使用
EP2239575A1 (en) Reagent for detecting hiv-1 antigen and detection method
EP0507587A2 (en) Immunoassay for immunoglubulins
US5589344A (en) Test kit and method for competitive specific binding assay
WO1992008978A1 (en) Immunoassay for the determination of anti-hiv antibodies in human samples
JPH02124462A (ja) 改良免疫測定法
CN112129933B (zh) 一种免疫分析系统中抗生物素干扰的试剂、试剂盒及方法
EP0389301A2 (en) Reagent complex for immunoassay
JPH0854392A (ja) 分離工程のない特異的結合アッセイ、試験キットおよび乾式分析要素
JPH11295311A (ja) 抗体測定方法
JP3493543B2 (ja) 抗体測定方法
JP4359416B2 (ja) 微小粒子固相上に固定化された物質の測定法
JP2003083976A (ja) HBs抗原測定試薬
JPH04186161A (ja) 免疫学的測定方法
Diamandis et al. MC-1 A new generation of time-resolved fluoroimmunoassays with europium chelates as labels
JP2001349893A (ja) 免疫測定試薬
JPH10115617A (ja) HBs抗体の定量方法及びHBs抗体測定用免疫学的キット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070316

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070316

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070316

AA91 Notification that invitation to amend document was cancelled

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971091

Effective date: 20080304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080408

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees