JP2003504931A - 改善された阻止領域抑圧を有するリアクタンスフィルタタイプのsawフィルタ及び阻止領域抑圧を最適化するための方法 - Google Patents

改善された阻止領域抑圧を有するリアクタンスフィルタタイプのsawフィルタ及び阻止領域抑圧を最適化するための方法

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Abstract

(57)【要約】 並列分岐路における少なくとも2つのSAW共振子(R2、R3)及び直列分岐路におけるSAW共振子(R1)を有するリアクタンスフィルタタイプのSAWフィルタにおいて、並列分岐路における2つの共振子(R2、R3)のアース側(12-6、12-7)の基板上に形成された電気的接続がハウジングへの結合(12-5)の前に設けられ、この結果、並列分岐路に所属する極位置のより低い周波数へのシフトが達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、改善された阻止領域抑圧を有する表面弾性波フィルタ(OFW又は
英語ではSAW)、とりわけリアクタンスフィルタタイプのSAWフィルタなら
びに阻止領域抑圧の最適化のための方法に関する。
【0002】 リアクタンスフィルタは古典的なフィルタ技術から公知である。個別素子(イ
ンダクタンス及びキャパシタンス)の代わりに個別共振子に対してSAW共振子
を使用する場合、リアクタンスフィルタタイプのSAWフィルタと呼ぶ。
【0003】 リアクタンスフィルタタイプのSAWフィルタの場合にはインピーダンス素子
としてSAW共振子が使用される。図1は公知の共振子の概略的な構造を示す。
この共振子は圧電基板の表面上の金属構造体を有し、端子対1-1及び1-2を有
し、この端子対には電気エネルギを音響エネルギに変換するためのすだれ状電極
変換器1-4が接続されている。このすだれ状電極変換器1-4の両側には音響エ
ネルギが逃れることを阻止するために音響軸に沿ってそれぞれ反射器1-3及び
1-5が配置されている。
【0004】 図2は左側にSAW共振子Rの等価回路図を示し、右側にこの共振子に使用さ
れるシンボルを示す。並列回路の第1の分岐路には動的インダクタンスL、動
的キャパシタンスC及び動的抵抗R(損失を考慮する場合)から成る直列共
振回路が存在し、第2の分岐路にはすだれ状電極変換器の静的キャパシタンスC が存在する。この直列共振回路は共振の場合には共振周波数fの領域におけ
る共振子の特性を再現する。静的キャパシタンスは周波数領域f≪f及びf≫
における特性を再現する。動的キャパシタンスCはすだれ状電極変換器の
静的キャパシタンスCに比例する: C〜C (1.1
) 共振子は共振周波数f及び反共振周波数fを有する。共振周波数fには
次式が成り立つ:
【0005】
【数1】
【0006】 共振子の反共振周波数fには次式が成り立つ:
【0007】
【数2】
【0008】 SAWリアクタンスフィルタのベースユニットは図3に図示されているような
いわゆる基本素子である。この基本素子は並列分岐路における共振周波数frp 及び所属の反共振周波数fapを有する第1の共振子R及び直列分岐路におけ
る共振周波数frs及び所属の反共振周波数fasを有する第2の共振子R
ら成る。並列分岐路における共振子RのアドミタンスYの周波数曲線及び直
列分岐路における共振子RのインピーダンスZの周波数曲線が図4に図示さ
れている。中心周波数fを有するバンドパスフィルタをつくるためには両方の
共振子の共振周波数は次の関係を持つ:
【0009】
【数3】
【0010】 各基本素子は原理的にはポート1の端子3-1乃至は3-2及びポート2の端子
3-3乃至は3-4を有する2ポートとして考察される(図3参照)。同時に端子
3-1は直列共振子の入力側であり、端子3-3は直列共振子の出力側である。並
列共振子の入力側は端子3-1に接続されている。端子3-2及び3-4は非対称
動作において基準アースである。基準アースの側の並列共振子の出力側3-5は
以下においては並列共振子の出力側乃至はアース側と呼ばれる。並列共振子の出
力側と基準アースとの間にあるインダクタンスLserは現実の構造ではハウジ
ングアースへの接続を反映している。
【0011】 リアクタンスフィルタタイプのSAWフィルタの選択レベルは、一方で並列分
岐路の静的キャパシタンスC0pと直列分岐路の静的キャパシタンスC0sとの
比率C0p/C0sによって決定され、他方で縦続接続された(カスケード接続
された)基本素子の個数によって決定される。
【0012】 基本素子はカスケード接続の場合には通常はマッチングされて接続される、す
なわちそれぞれ鏡像対称的に配置される。図5乃至は図6はリアクタンスフィル
タの2つの例を示し、それぞれ2つの基本素子がカスケード接続されている。第
1の基本素子の出力インピーダンス5-1(Zout)乃至は6-1(Zin)は
第2の基本素子の入力インピーダンス5-2乃至は6-2に等しい。これによって
ミスマッチングによる損失が最小となる。これらの基本素子の個数及び配置に関
してはリアクタンスフィルタとして様々な構造が可能である又は公知である。
【0013】 同一タイプ(直列共振子又は並列共振子)の縦続に配置された共振子はぞれぞ
れ1つにまとめることもでき、容量的な全作用は同じままである。図7のフィル
タの接続は作用において図8のフィルタに相応する。
【0014】 図9及び図10はセラミックハウジング9-0における圧電基板9-1上のSA
Wフィルタの典型的な実際の構造及びボンディングワイヤ9-8から9-12乃至
は10-9による典型的な接続技術を示す。
【0015】 並列共振子R1、R3及びR5は出力側9-15から9-17においてボンディ
ングワイヤ9-9、9-10及び9-12を介してハウジングアースパッド9-4、
9-5及び9-7に接続される。
【0016】 典型的な構成技術によって(図9及び図10参照)アースへの並列分岐路の接
続によって例えば基板(チップ)9-1上の並列共振子R5の出力側9-17と外
部ハウジングピン9-4に接続されたアース10-5との間の直列インダクタンス
が得られる。これには実質的にチップ上のストリップ線路の誘導成分、ボンディ
ング接続9-9のインダクタンス及びハウジング引き込み線路10-3のインダク
タンスが含まれる。
【0017】 これらの直列インダクタンスはフィルタの特性に通過領域でも阻止領域でも影
響を与える。通過領域に対してはf〜fが成り立つ。共振周波数すなわち共振
子のバンド幅は周知のようにこの共振子に所属する外部回路によって変化する。
この共振子に直列のインダクタンスは有効動的インダクタンスを増大させ、これ
によって共振周波数fは低下する。反共振周波数fは非常に僅かにシフトさ
れるだけなので、共振子のハンド幅Δf=f−fは直列インダクタンスによ
って拡大する。並列共振子の場合にはSAWフィルタのバンド幅も拡大する。
【0018】 阻止領域に対してはf≪f及びf≫fが成り立つ。この場合、共振子の等
価回路図はその静的キャパシタンスCに縮小される。なぜなら、直列振動回路
はfの外側では非常に高オーミックであり、無負荷状態に相応するからである
。共振子に直列のインダクタンスLserは共振周波数
【0019】
【数4】
【0020】 を有する図11に図示された直列振動回路をもたらす。並列共振子に直列のイン
ダクタンスの場合には、これは、周波数fpolにおいてフィルタのエネルギが
直接アースに流れ去ることを意味し、フィルタ曲線においていわゆる極位置すな
わち阻止領域における大きな抑圧が形成される。阻止領域における極位置の個数
は直列インダクタンスを有する並列分岐路の個数に相応する。周波数的に区別可
能な極位置fpol1及びfpol2は異なる積Π=Lser1*C01及びΠ =Lser2*C02の場合にのみ生じる。これらの積が等しい場合には、極位
置は同じ周波数にあり、単純な極位置の場合よりも大きな抑圧を有する二重極位
置fpol=fpol1=fpol2が得られる。
【0021】 図11aはインダクタンスLserが並列共振子の出力側に直列に接続されて
いる並列分岐路における共振子の減衰特性を示す。図11bのように共振子の直
列振動回路は極位置を明瞭にするために除去されており、この共振子の共振周波
数はfrp=fに等しい。極位置fpolの周波数に対しては典型的にfpo >fが成り立ち、この場合fはフィルタの共振周波数に等しい。極位置に
おいて大きな減衰が得られる。
【0022】 リアクタンスフィルタタイプのSAWフィルタは主に移動無線分野の高周波減
衰器として使用される。なぜなら、これらのSAWフィルタは通過領域において
非常に僅かな損失を有するからである。さらに、移動無線分野の高周波減衰器と
してリアクタンスフィルタタイプのSAWフィルタは、電話における望ましくな
い混合積(Mischprodukte)を阻止するために、一方でデュプレクスバンド(送
信部フィルタの場合には受信バンドを受信部フィルタの場合には逆に送信バンド
)を抑圧し、他方で局部発振器周波数(LO)及び/又は影像周波数(イメージ
周波数)における信号を抑圧しなければならない。
【0023】 局部発振器はフィルタの中心周波数fの上側又は下側にある。中心周波数f までの間隔は信号処理に使用される中間周波数(ZF)に相応する。影像周波
数は中心周波数fまで間隔2*ZFを有する。瞬時のZF周波数は領域100
〜400MFzで使用されるので、SAWフィルタは適用事例に応じて領域f プラス/マイナス100〜800MHzにおいて典型的には30dBより大きい
良好な減衰特性をもたなくてはならない。大抵の場合、局部発振器は中心周波数
より上にある。
【0024】 LO周波数及び/又はイメージ周波数の領域における十分な減衰を達成するた
めには、様々な方法が存在する。方法Aは、一般的な選択レベル(これの尺度は
通過領域の下側のほぼf/2における最小減衰であると見なされている)を相
応に大きくすることである。しかし、大きな欠点は、選択レベルの増大によって
通過領域における損失も上昇することである。これは大抵の場合電話における信
号処理において受け入れがたい。第2の方法Bは、従来の構成技術において存在
する並列共振子に直列のインダクタンスがちょうどLO周波数又はイメージ周波
数にある極位置を発生するという上述の事実から得られる。使用されるZF周波
数における大きなスペクトルにおいて、この場合、発生される極位置をほぼ70
0MHzの領域に亘って変化させるための方法が存在しなくてはならない。
【0025】 並列分岐路における静的キャパシタンスC0pがフィルタパフォーマンス(パ
スバンド、マッチング及び選択レベル)を決定するので、この静的キャパシタン
スC0pは所与のフィルタ要求においてほんの少しだけ変化され、同時に阻止領
域における極位置も変化する。同様に並列共振子の出力側とアースとの間の直列
のインダクタンスの大きさの自由度は限定される。小型化への要請及びコストの
理由から使用されるチップはますます小さくなり、この結果、チップ上のストリ
ップ線路の誘導成分は限定的にしか変化され得ない。ボンディング接続の長さ及
びこの長さに関連するインダクタンスはハウジング内において進歩する小型化の
流れの中で同様にほとんどもはや変化され得ない。さらに、ハウジング引き込み
線路から生じるインダクタンスは所与のハウジングにおいて固定されている。
【0026】 よって、さらに小型化されたハウジングにおけるリアクタンスフィルタタイプ
のSAWフィルタに対して、LO抑圧及び/又はイメージ抑圧をfプラス10
0〜800MHzの大きな周波数領域に亘って適当に設定された極位置によって
保証するために方法Bはもはや十分ではない。とりわけボンディングワイヤの代
わりにバンプ接続が使用される将来の接続テクノロジー「フリップチップ技術」
では、極位置を相対的に低い周波数において、すなわち中心周波数fより上1
00MHzの領域において発生することは不可能である。なぜなら、この構成技
術において存在する並列共振子の出力側に直列のインダクタンスはあまりにも小
さく(式1.5参照)、並列分岐路の静的キャパシタンスは50Ωへの必要な自
己マッチング(Selbstanpassung)のために同様に十分大きく選択できないから
である。
【0027】 従って、本発明の課題は、所定のLO周波数及びイメージ周波数に対する改善
された阻止領域抑圧が中心周波数に隣接する100〜800MHzまでの可能な
領域に亘って得られるようにフィルタを構成することができるような方法を提供
することである。とりわけリアクタンスフィルタの極位置を他のフィルタ特性に
対する比較的大きな影響なしに中心周波数fの近くの所望の領域にシフトする
方法を提供する。
【0028】 上記課題は本発明によって請求項1記載のフィルタによって解決される。有利
な実施形態及び極位置のシフトのための方法は従属請求項から得られる。
【0029】 本発明によれば、チップ上におけるそれぞれ共振子を有する並列分岐路のアー
ス側の出力側の接続によって並列分岐路の結合がつくられ、これによって所属の
極位置(「結合された極位置」とも呼ぶ)の周波数が大きく変化され得る。これ
によって、式(1.5)に従って構造に起因する既存のインダクタンスを有する
並列分岐路の従来の直列接続によって達成可能であったよりも低い周波数に極位
置を有するSAWフィルタを作ることが可能である。また所与のフィルタにおい
てこれまで可能であったよりも広い周波数領域に亘って所与のフィルタにおける
1つ又は複数の極位置をシフトすることが可能である。こうして、本発明によっ
て、大きな選択度が必要とされる周波数において、例えば任意のLO周波数又は
イメージ周波数において、精確に極位置を発生することができる。
【0030】 従って、局部発振器周波数における信号の抑圧(LO抑圧)及び/又は影像周
波数における信号の抑圧(イメージ抑圧)に対する選択度要求は、構造に起因す
る非常に小さいインダクタンスを有する極めて小さいハウジングにおいても満た
される。よって、所与のボンディングインダクタンス、導体インダクタンス又は
ハウジング引き込み線路インダクタンスにおいて1つ又は複数の極位置が所望の
周波数にシフトされ、しかもこのために直列インダクタンスの増大は必要ない。
付加的にもちろん直列インダクタンスを増大してもよい。
【0031】 さらに、設けられるアース結合の個数は使用される並列分岐路の個数には依存
せずに調整され、これは比較的僅少な所要面積をもたらす。まさに新たな接続テ
クノロジー(ボンディング接続の代わりにバンプ接続)及び新たなハウジングテ
クノロジーの観点において、本発明の実施形態は小型化されたハウジングにおけ
る上記の選択度要求を達成するための唯一の方法である。
【0032】 次に本発明による極位置のシフトのための原理を実施例及びこの実施例に所属
の図に基づいて詳しく説明する。後続の具体的な実施形態はリアクタンスフィル
タタイプのSAWフィルタにおける適用事例に対する例である。
【0033】 図1は1ポート形SAW共振子を示し、 図2はSAW共振子の等価回路図及びシンボルを示し、 図3はリアクタンスフィルタタイプのSAWフィルタの基本素子を示し、 図4は並列及び直列共振子の協働を示し、 図5は2つの基本素子のカスケードを示し、 図6は2つの基本素子のカスケードを示し、 図7はリアクタンスフィルタの線図を示し、 図8は縮小された構造s-p-s-pを有するリアクタンスフィルタの線図を示
し、 図9は蓋のないハウジングにおけるSAWフィルタの平面図を示し、 図10はハウジングの中のSAWフィルタの断面図を示し、 図11aは極位置を示し、 図11bは並列分岐路の減衰特性に対する等価回路図を示し、 図12はフィルタの等価回路図を示し、 図13はSAWフィルタの減衰特性に対する等価回路図を示し、 図14はΔLserと極位置との間の関連を示す線図を示し、 図15は静的キャパシタンスに対する極位置の周波数の関係を示し、 図16は3つの基本素子を有するフィルタを示し、 図17は3つの基本素子を有するフィルタの阻止領域における等価回路図を示
し、 図18は3つの基本素子を有するフィルタの減衰特性を示し、 図19は4つの基本素子を有するフィルタを示し、 図20は4つの基本素子を有するフィルタの阻止領域における等価回路図を示
し、 図21は4つの基本素子を有するフィルタの減衰特性を示し、 図22は4つの基本素子を有するフィルタを示し、 図23は4つの基本素子を有するフィルタの阻止領域における等価回路図を示
し、 図24は4つの基本素子を有するフィルタの減衰特性を示し、 図25は4つの基本素子を有するフィルタを示し、 図26は4つの基本素子を有するフィルタの阻止領域における等価回路図を示
し、 図27は4つの基本素子を有するフィルタのフィルタ特性を示し、 図28は4つの基本素子を有するフィルタを示し、 図29は4つの基本素子を有するフィルタの阻止領域における等価回路図を示
し、 図30はバンプ接続を有するフィルタ構造を示し、 図31はボンディング接続を有するフィルタ構造を示す。
【0034】 図12には、更に別の基本素子を有するより大きなフィルタ構造の部分であり
得る単純な本発明のフィルタ構造がシンボリックに等価回路図として図示されて
いる。並列共振子R2及びR3を有する並列分岐路のうちの(少なくとも)2つ
の並列分岐路において、本発明では既にチップ(基板)12-8の上で出力側1
2-6及び12-7が電気的に互いに接続されている。次いではじめてハウジング
アースパッド12-4への例えばボンディング接続12-5を含む接続が行われる
【0035】 図13には各共振子においてその静的キャパシタンスCだけが作用する周波
数領域f≪f及びf≫fに対する等価回路図が図示されている。リアクタン
スフィルタタイプのSAWフィルタの選択特性はこの縮小された等価回路図によ
って十分に記述される。インダクタンスLserはチップ上の並列共振子の接続
と外部のハウジングアースピン(=ハウジングにおけるアースのための端子)と
の間のインダクタンスに相応する。
【0036】 既にチップ上で電気的に接続された2つの並列分岐路の結合が行われる。これ
は阻止領域における極位置の周波数変化をもたらす。2ポートZを図示している
図13の等価回路図に基づいて、結合された極位置の周波数が決定される。この
2ポートZは、アースに対するインピーダンスがゼロになる時に極位置を有する
【0037】 Z21=0 この場合Z21はインピーダンス行列の対称的に示された行列要素である。Z 21 を決定するために、この2ポートZは2ポートZ’及びZ”の直列回路に分
割される。2ポートZ’は3つのキャパシタンスC0p1、C0p2及びC0s から成るΠ回路を有する。2ポートZ”はインダクタンスLserだけを有する
。従って
【0038】
【数5】
【0039】 ただしここでj=虚数であり、ω=2πfである。
【0040】 Z21=Z’21+Z”21 (2
.3) によって
【0041】
【数6】
【0042】 が得られる。(2.4)の表示の分子がゼロになると
【0043】
【数7】
【0044】 Z21はゼロになる。これから結合された極位置の周波数に対して
【0045】
【数8】
【0046】 が得られる。従来チップ上の並列分岐路の結合なしで式(1.5)により得られ
た極位置
【0047】
【数9】
【0048】 と比較すると、明瞭に次のことが見て取れる。すなわち、付加的なキャパシタン
ス成分(C0p10p2)/C0s及びC0p2乃至はC0p1は結合された極
位置を同じインダクタンスLserにおいてはるかに低い周波数にシフトする。
【0049】 数値例:リアクタンスフィルタタイプの公知のSAWフィルタに対して極位置
の周波数fpol
【0050】
【数10】
【0051】 と算出される。この場合、直列インダクタンスLser及び静的キャパシタンス
0pに対してlnH及び4pFの典型的な値が仮定された。
【0052】 2つの並列分岐路が結合されると、式2.6に従ってLser及びC0pに対
する仮定された同じ値及び同様にC0sに対して4pFの場合に
【0053】
【数11】
【0054】 が得られる。
【0055】 フィルタが複数の並列分岐路を有する場合、複数の並列分岐路もアース側で互
いに接続され、これらの複数の並列分岐路はさらに「結合された並列分岐路」と
も呼ばれる。結合された並列分岐路の周波数に対しては接続された並列分岐路の
個数及び組み合わせが決定的な役割を演じ、極位置の所望の周波数のためのフィ
ルタ構造の選択の際に考慮される。
【0056】 図14は結合された極位置とインダクタンスLserの大きさとの関係を示し
ている。2つの曲線14-1及び14-2は同一のフィルタに対するフィルタ特性
を示し、この場合ただLserだけが異なるように選択されている。Lser
依存して極位置の異なる周波数が得られ、fpol1に所属するインダクタンス
ser1はLser2より小さい。インダクタンスLserが大きくなればな
るほど、ますます極位置のより低い周波数へのシフトは大きくなる。
【0057】 比較的小さい程度だが極位置の周波数は結合された並列分岐路の静的キャパシ
タンスの積 ΠC=C0p1*C0p2 (2.
9) の変化によって調整される。パスバンドにおけるフィルタ特性及び一般的な選択
レベルを変化させないためには、並列分岐路におけるこれらの静的キャパシタン
スの積のこのような変化がこれらの静的キャパシタンスの和の維持 ΣC=C0p1+C0p2=constant (2.
10) の下で実施される。
【0058】 次のような方法を適用することもできる:第1の結合された並列共振子の静的
キャパシタンスC0p1は第2の結合された並列共振子の静的キャパシタンスC 0p2 が低減された値Cconstだけ増大され、 C0p1(新)=C0p1+Cconst
2.11) C0p2(新)=C0p2−Cconst ただしCconst<C0p (2.12) この結果、なるほど積ΣCは変わるが、静的キャパシタンスの和は同じままで
あり、 ΣC=C0p1(新)+C0p2(新) =C0p1+C0p2=constant (2.1
3) パスバンド又は一般的な選択レベルの変化を甘受する必要はない。
【0059】 結合された極位置のより大きな周波数シフトが必要な場合には、関与する静的
キャパシタンスC0p1、C0p2又はC0sを変化させればよい。2つの結合
すべき並列共振子より多くの並列共振子が存在する場合には、和C0p1+C p2 を増大(又は低減)し、調整のために、結合されていない並列共振子の静的
キャパシタンスを並列分岐路における全ての静的キャパシタンスの総和が同じま
まであるように低減(又は増大)する。これによって一般的な選択レベルが保持
される。
【0060】 図15は一定のインダクタンスLserにおいて結合された並列分岐路の静的
キャパシタンスの和C0p1+C0p2をファクタ1.2だけ低減することによ
って結合された極位置の周波数が高められる様子を示している。調整のために、
更に別の並列分岐路の静的キャパシタンスが相応に増大された。
【0061】 結合された極位置のシフトのための更に別の方法は、並列共振子Pを意図的に
2つの互いに別々の並列共振子P’及びP”に分割することであり、この場合、
分割された個別の共振子のキャパシタンスの和を元のキャパシタンスC0pに等
しい: C0p=C’0p+C”0p これらの並列共振子のうちの1つP’が並列共振子P”にではなく更に別の並
列共振子に結合される場合、結合された極位置の周波数は分割された並列共振子
P’及びP”の静的キャパシタンスの分割比C’0p/C”0pに基づいて調整
される。なぜなら、C’0pだけが結合された極位置の周波数に影響を与えるか
らである。
【0062】 結合された並列分岐路の間には1つの又は複数の直列共振子を配置することが
できる。結合された並列共振子の間に存在する静的キャパシタンスC0sの大き
さも結合された極位置の周波数に式2.6に従って影響を与えるので、次の方法
によって同様に結合された極位置の周波数がシフトされる。
【0063】 結合された並列分岐路の間にある1つ又は複数の直列共振子Sのほかに更に別
の直列共振子Sが存在する場合、この直列共振子Sの静的キャパシタンスC が増大(又は低減)され、調整のために、結合された並列共振子の間に存在し
ない直列共振子Sの静的キャパシタンスは直列分岐路における全ての静的キャ
パシタンスの総和が同じままであるように低減(又は増大)される。これによっ
て一般的な選択レベルは保持され、結合された極位置の周波数が変化される。
【0064】 既に説明したように並列分岐路における静的キャパシタンスC及び(チップ
上の並列分岐路の接続とハウジングの外部端子との間の)直列インダクタンスL ser の変化のための領域は限定されている。従って、同じことは極位置がシフ
トされる周波数領域に対しても妥当する。しかし、従来技術から公知の手段とは
対照的に、本発明により達成される極位置の周波数の変化領域は極めて小型化さ
れたハウジングの場合でも移動無線分野の高周波減衰器として使用されるために
必要とされるLO抑圧及びイメージ抑圧を有するSAWフィルタの製造を可能に
する。
【0065】 次に本発明のフィルタの具体的な実施形態を示す。
【0066】 実施形態1(図16から図18も参照): 3つの基本素子を有する構造が使用される。入力ポート16-1には第1の基
本素子が接続され、並列分岐路も直列分岐路もこの入力ポートへの接続を有する
。第2の基本素子はマッチング要求Zout=Zinに従って接続される。同じ
様に第3の基本素子が続く。従って、出力ポートには入力ポートの場合とは異な
りただ1つの直列分岐路が直接接続される。入力側から出力側へと共振子の順番
p-s-s-p-p-sが生じる。この場合、pは並列共振子を表し、sは直列共振
子を表す。原理的にはフィルタ特性を変えることなしに入力ポートと出力ポート
を交換することができ、この場合順番s-p-p-s-s-pが生じる。
【0067】 周知のように、同じタイプの共振子はその容量的作用を保持することによって
まとめることができる。これによって最小の共振子数を有する次の構造が得られ
る: p-s-p-s乃至はs-p-s-p しかし、共振子を部分的にまとめることにより中間的な形態も可能である: p-s-p-p-s乃至はs-p-p-s-p p-s-s-p-s乃至はs-p-s-s-p 単純さゆえに実施形態は以下においては最小の共振子数に基づいて、入力ポー
トと出力ポートの交換可能性に関する付加的な指示なしで説明し、図に図示する
。それでも本発明はちょうど上で説明した例による変形実施形態も含んでいる。
【0068】 図16には実施形態1の構造がシンボリックに図示されている。2つの並列分
岐路は既にチップ上で電気的に互いに接続されており、その後はじめてハウジン
グへの接続が行われる。領域f≪f及びf≫fにおける選択特性に対する等
価回路図は図17に図示されている。インダクタンスLserはチップ上の並列
共振子の接続と外部のハウジングアースピンとの間のインダクタンスに相応する
【0069】 このフィルタは図18の曲線18-1によって示されているフィルタ特性を有
する。並列分岐路がチップ上で接続されていない(図8に図示されたフィルタに
相応する)フィルタ曲線18-2と比較すると、チップ上での並列分岐路の接続
によって極位置の周波数が阻止領域において典型的なインダクタンスLser
1.0nHの場合にシフトされている様子がはっきりと示されている。垂直線の
間の周波数領域(低いZF周波数におけるLO抑圧及びイメージ抑圧の典型的な
周波数領域)において10dBより大きく選択度が増大する。
【0070】 実施形態2(図19から図21も参照): 図19には4つの基本素子を有する構造が使用される本発明の第2の実施形態
の構造がシンボリックに図示されている。入力ポート19-1には第1の基本素
子が接続され、並列分岐路も直列分岐路もこの入力ポートへの接続を有する。第
2の基本素子はマッチング要求Zout=Zinに従って接続される。同じ様に
基本素子3及び4が続く。従って、出力ポート19-3には入力ポートの場合と
同様に並列分岐路も直列分岐路も直接接続されている。入力側から出力側へと次
のような共振子の順番が生じる: p-s-p-s-p ただしpは並列共振子を表し、sは直列共振子を表す。同じタイプの共振子は既
にまとめられている。
【0071】 3つの並列分岐路のうちの2つは既にチップ上で電気的に互いに接続され、そ
の後はじめてインダクタンスLser2を介してハウジングへの接続が行われる
。残りの並列分岐路はこれとは無関係にインダクタンスLser1を介してハウ
ジングに接続されている。領域f≪f及びf≫fにおける選択特性に対する
等価回路図は図20に図示されている。インダクタンスLser2は(図では一
点鎖線で示されている)チップ上の並列共振子の接続19-4と外部のハウジン
グアースピンとの間のインダクタンスに相応する。
【0072】 図21には曲線21-1が図19のフィルタのフィルタ特性を示している。並
列分岐路がチップ上で接続されていないフィルタ曲線21-2と比較すると、こ
の場合チップ上での3つの並列分岐路のうちの2つの接続によって極位置の周波
数が阻止領域において典型的なインダクタンスLser2=1.0nHの場合に
より低い周波数にシフトされている様子がはっきりと示されている。垂直線の間
の周波数領域(低いZF周波数におけるLO抑圧及びイメージ抑圧の典型的な周
波数領域)においてほぼ10dBだけ選択度が増大する。
【0073】 実施形態3(図22から図24も参照): 図22には本発明の実施形態3の構造がシンボリックに図示されている。4つ
の基本素子を有する構造が使用される。入力ポート22-1には第1の基本素子
が接続され、直列分岐路だけがこの入力ポートへの接続を有する。第2の基本素
子はマッチング要求Zout=Zinに従って接続される。同じ様に基本素子3
及び4が続く。従って、出力ポート22-3には入力ポートの場合と同様に直列
分岐路だけが直接接続されている。入力側から出力側へと次のような共振子の順
番が生じる: s-p-s-p-s ただしpは並列共振子を表し、sは直列共振子を表す。同じタイプの共振子は既
にまとめられている。2つの並列分岐路は既にチップ上で電気的に互いに接続さ
れ、その後はじめてハウジングへの接続が行われる。領域f≪f及びf≫f における選択特性に対する等価回路図は図23に図示されている。インダクタン
スLserはチップ上の並列共振子の接続と外部のハウジングアースピンとの間
のインダクタンスに相応する。図22のフィルタは図24の曲線24-1によっ
て示されるフィルタ特性を有する。並列分岐路がチップ上で接続されていないフ
ィルタ曲線24-2と比較すると、チップ上での2つの並列分岐路の接続によっ
て極位置の周波数が阻止領域において典型的なインダクタンスLser=1.0
nHの場合にシフトされている様子がはっきりと示されている。垂直線の間の周
波数領域(高いZF周波数におけるLO抑圧及びイメージ抑圧の典型的な周波数
領域)において8dBより大きく選択度が増大する。
【0074】 実施形態4(図25から図27も参照): 図25には本発明の実施形態4の構造がシンボリックに図示されている。4つ
の基本素子を有する構造が使用される。入力ポート25-1には第1の基本素子
が接続され、共振子RS1を有する直列分岐路だけがこの入力ポートへの接続を
有する。第2の基本素子はマッチング要求Zout=Zinのために鏡像対称的
に接続される。同じ様に基本素子3及び4が続く。従って、出力ポート25-3
には入力ポートの場合と同様に直列分岐路だけが直接接続されている。入力側か
ら出力側へと次のような共振子の順番が生じる: s-p-s-p-p-s 同じタイプの共振子は既にまとめられているが、実施形態3とは対照的に並列分
岐路は意図的に再び分割されている。この分割は、各並列共振子Rp2、Rp3 が独自の電気的な入力側及び出力側を有する独自の2ポートを形成するように行
われる。共振子Rp1を有するまとめられた並列分岐路はまとめられていない2
つの並列分岐路のうちの1つ(Rp2)と既にチップ上で地点25-2において
電気的に互いに接続され、その後はじめてLser1を介してハウジングへの接
続が行われる。残りの並列分岐路(Rp3)はこれとは無関係にハウジングに接
続される。領域f≪f及びf≫fにおける選択特性に対する等価回路図は図
26に図示されている。インダクタンスLser1はチップ上の並列共振子R 及びRp2の接続と外部のハウジングアースピンとの間のインダクタンスに相
応し、インダクタンスLser2はチップ上の並列共振子Rp3と外部のハウジ
ングアースピンとの間のインダクタンスに相応する。
【0075】 図25のフィルタは図27の曲線27-1によって示されているフィルタ特性
を有する。並列分岐路の出力側がチップ上で接続されていないフィルタ曲線27
-2と比較すると、チップ上での3つの並列分岐路のうちの2つの接続によって
極位置の周波数が阻止領域において典型的なインダクタンスLser1=1.0
nHの場合にシフトされている様子がはっきりと示されている。垂直線の間の周
波数領域(高いZF周波数におけるLO抑圧及びイメージ抑圧の典型的な周波数
領域)においてだいたい5dBより大きく選択度が増大する。大きなLO抑圧又
はイメージ抑圧を要求する場合には、選択ゲインは10dBよりはるかに大きい
【0076】 実施形態5(図28から図30も参照): 図28には本発明の実施形態5の構造がシンボリックに図示されている。4つ
の基本素子を有する構造が使用される。入力ポート28-1には第1の基本素子
が接続され、直列分岐路だけがこの入力ポートへの接続を有する。第2の基本素
子はマッチング要求Zout=Zinに従って接続される。同じ様に基本素子3
及び4が続く。従って、出力ポート28-3には入力ポートの場合と同様に直列
分岐路だけが直接接続されている。入力側から出力側へと次のような共振子の順
番が生じる: s-p-s-p-p-s 同じタイプの共振子は既にまとめられているが、実施形態4の場合のように並列
分岐路は意図的に再び分割されている。しかし、互いに独立した2つの並列共振
子への分割が行われるのではなく、この分割は3ポートの形式で行われる。2つ
の並列共振子に対する入力側は共通の接続端子縁28-4から成り、この共通の
接続端子縁28-4には突起のあるすだれ状電極指がある。出力側の接続端子縁
は2つのバスバー28-5及び28-6に分割されており、各バスバーは2つの並
列共振子のうちの1つの並列共振子の出力側に相応する。
【0077】 共振子Rp1を有する並列分岐路はまとめられていない並列共振子のうちの1
つRp2に既にチップ上でアース出力側28-2において電気的に互いに接続さ
れている。その後はじめてハウジングへの接続が行われる。並列共振子Rp3
有する残りの並列分岐路はこれとは無関係にハウジングに接続されている。領域
f≪f及びf≫fにおける選択特性に対する等価回路図は図29に図示され
ている。原理的には図26の等価回路図と同じである。インダクタンスLser はチップ上の並列共振子Rp1及びRp2の接続と外部のハウジングアースピ
ンとの間のインダクタンスに相応し、インダクタンスLser2は結合されてい
ない共振子Rp3と外部のハウジングアースピンとの間の更に別のインダクタン
スに相応する。
【0078】 図28のフィルタは図26のフィルタと異ならないフィルタ特性を有し、それ
ゆえ図27の曲線27-1によって示されている。実施形態4とは対照的に、こ
こではレイアウトにおいては基本的に異なるが選択特性に対する作用においては
異ならない並列共振子の分割の別の形態が示されている。
【0079】 図31は部分的に基板上の概略的な平面図として本発明のフィルタ構造を示し
ている。共振子Rはすだれ状電極変換器として図示されている。並列分岐路にお
ける2つの結合された共振子R1及びR2は基板上で電気的に互いに接続さ
れており、共通のアース結合部31-1を有する。この共通のアース結合部31-
1はインダクタンスLserの部分であるボンディングワイヤ31-2によって
アース端子面31-3に接続されている。この場合、基板における接続はストリ
ップ線路によって実現されているが、ボンディングワイヤを有してもよい。ここ
には2つの結合された共振子だけが図示されているが、本発明は2つより多くの
結合された共振子を有するフィルタも含む。
【0080】 実施形態6: 次に図30に部分的に図示されている本発明の第6の実施形態を記述する。少
なくとも2つの並列分岐路を有するリアクタンスフィルタタイプのSAWフィル
タが使用される。全ての存在する並列分岐路のうちの少なくとも2つの並列分岐
路R2及びR3において、既にチップ上でこれらの並列共振子の出力側(30-
3及び30-4)は電気的に互いに接続される。その後はじめてハウジングへの
接続30-5が行われる。残りの並列分岐路はこれとは無関係にハウジングに接
続される。チップ(30-1)のこのハウジングへの接続は従来のようにボンデ
ィング接続として実施されるのではなく、バンプ接続(30-5)によって形成
される。
【0081】 領域f≪f及びf≫fにおける選択特性に対する等価回路図は一般的な実
施例と変わりなく、図13に示されている。インダクタンスLserはチップ上
の並列共振子の接続と外部のハウジングアースピンとの間のインダクタンスに相
応する。バンプテクノロジーで構成した場合にはボンディングワイヤによる構成
に比べてインダクタンスLserの値が大きく低減される。なぜなら、バンプ接
続自体はボンディング接続とは対照的にほとんどインダクタンスを持たないから
である。まだチップ上のストリップ線路の誘導成分及び外部ハウジングアースピ
ンまでのハウジング引き込み線路インダクタンスが残っている。
【0082】 原理的にはこれまで示してきた全ての実施形態及び既にチップ上で電気的に接
続された少なくとも2つの並列分岐路を有する4つより多くの基本素子を有する
このような実施形態は、出力側においてバンプテクノロジーと組み合わせて実現
され得る。フィルタ特性は原理的には同じであるが、直列インダクタンスLse に対する実現可能な値はより小さい。例えばLO抑圧及び/又はイメージ抑圧
の領域において要求された選択度を実現するためには、阻止領域を所期の通りに
変化させるための本発明の方法を使用することがそれだけいっそう必要不可欠と
なる。本発明はさらに必要なアースバンプの個数を低減するという利点、すなわ
ちアース端子のためのチップ面積を低減するという利点を提供する。これによっ
てSAWフィルタ全体がさらに小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 1ポート形SAW共振子を示す。
【図2】 SAW共振子の等価回路図及びシンボルを示す。
【図3】 リアクタンスフィルタタイプのSAWフィルタの基本素子を示す。
【図4】 並列及び直列共振子の協働を示す。
【図5】 2つの基本素子のカスケードを示す。
【図6】 2つの基本素子のカスケードを示す。
【図7】 リアクタンスフィルタの線図を示す。
【図8】 縮小された構造s-p-s-pを有するリアクタンスフィルタの線図を示す。
【図9】 蓋のないハウジングにおけるSAWフィルタの平面図を示す。
【図10】 ハウジングの中のSAWフィルタの断面図を示す。
【図11】 11aは極位置を示し、 11bは並列分岐路の減衰特性に対する等価回路図を示す。
【図12】 フィルタの等価回路図を示す。
【図13】 SAWフィルタの減衰特性に対する等価回路図を示す。
【図14】 ΔLserと極位置との間の関連を示す線図を示す。
【図15】 静的キャパシタンスに対する極位置の周波数の関係を示す。
【図16】 3つの基本素子を有するフィルタを示す。
【図17】 3つの基本素子を有するフィルタの阻止領域における等価回路図を示す。
【図18】 3つの基本素子を有するフィルタの減衰特性を示す。
【図19】 4つの基本素子を有するフィルタを示す。
【図20】 4つの基本素子を有するフィルタの阻止領域における等価回路図を示す。
【図21】 4つの基本素子を有するフィルタの減衰特性を示す。
【図22】 4つの基本素子を有するフィルタを示す。
【図23】 4つの基本素子を有するフィルタの阻止領域における等価回路図を示す。
【図24】 4つの基本素子を有するフィルタの減衰特性を示す。
【図25】 4つの基本素子を有するフィルタを示す。
【図26】 4つの基本素子を有するフィルタの阻止領域における等価回路図を示す。
【図27】 4つの基本素子を有するフィルタのフィルタ特性を示す。
【図28】 4つの基本素子を有するフィルタを示す。
【図29】 4つの基本素子を有するフィルタの阻止領域における等価回路図を示す。
【図30】 バンプ接続を有するフィルタ構造を示す。
【図31】 ボンディング接続を有するフィルタ構造を示す。
【符号の説明】
R1 基本素子、SAW共振子 R2 基本素子、SAW共振子 R3 基本素子、SAW共振子 1-1、1-2 端子対 1-4 すだれ状電極変換器 1-3、1-5 反射器 3-1、3-2 端子 3-3、3-4 端子 3-5 出力側 5-1、6-1 出力インピーダンス 5-2、6-2 入力インピーダンス 9-0 セラミックハウジング 9-1 圧電基板(チップ) 9-4、9-5、9-7 ハウジングアースパッド 9-8から9-12、10-9 ボンディングワイヤ 9-15から9-17 出力側 10-3 ハウジング引き込み線路 10-5 アース 12-4 ハウジングアースパッド 12-5 アース側 12-6 アース側 12-7 アース側 12-8 基板 31-2 ボンディング接続 30-5 バンプ接続 f 中心周波数 fpol 極位置の周波数 Lser インダクタンス Cp0 静的キャパシタンス S 直列共振子 R 並列共振子 P、P’、P” 並列共振子
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年7月30日(2001.7.30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項7】 2つの並列共振子の結合はボンディング接続によって行われ
る、請求項1から6のうちの1項記載の方法。
【手続補正書】
【提出日】平成14年1月29日(2002.1.29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項リアクタンスフィルタタイプのSAWフィルタにおいて、 圧電基板(12-8)上に形成された少なくとも1つの基本素子(R1、R2
)を有し、該基本素子は第1のSAW共振子(R2)を並列分岐路に有し、さら
に前記基本素子は第2のSAW共振子(R1)を直列分岐路に有し、 に別の並列分岐路に少なくとも1つの更に別の第1のSAW共振子(R3)
を有し、 並列分岐路における前記2つの第1のSAW共振子(R2、R3)のアース側 (12-6、12-7)の電気的な接続を有し、該アース側の電気的な接続はハウ ジングへの結合(12-5、12-4)の前に行われ、 電気的にアース側において接続された前記第1の並列共振子の静的キャパシタ ンスのうちの少なくとも2つC0p1及びC0p2は互いに異なり、C0p1≠ 0p2であり、 前記2つの第1の共振子(R2、R3)の2つの電気的に接続された前記アー ス側(12-6、12-7)のハウジング結合はバンプ接続(30-5)を含む、
リアクタンスフィルタタイプのSAWフィルタ。
【請求項電気的な接続は基板上のストリップ線路を含む、請求項1記 載のSAWフィルタ。
【請求項電気的な接続は基板上の2つのパッドの間のボンディング接 続を含む、請求項1又は2記載のSAWフィルタ。
【請求項並列共振子は2つの個別の並列共振子(Rp2、Rp3)に
分割され、前記個別の並列共振子のうちの1つ(Rp2)は出力側においてアー ス側における少なくとも1つの更に別の並列共振子(Rp1)に電気的に接続さ れている、請求項1から3のうちの1項記載のSAWフィルタ。
【請求項少なくとも2つの並列共振子の電気的に接続されたアース側 のハウジング結合はボンディング接続(図30:30-5)を含む、請求項1か
ら4のうちの1項記載のSAWフィルタ。
【請求項フリップチップ技術によってハウジングに組み込まれている 、請求項1から5のうちの1項記載のSAWフィルタ。
【請求項全フィルタサイズは2.5x2.0mmより小さいか又は等 しい、請求項6記載のSAWフィルタ。
【請求項請求項1から7のうちの1項記載のSAWフィルタにおける 極位置のシフトのための方法において、 電気的に接続/結合された第1の共振子の少なくとも1つの第1の共振子の静
的キャパシタンスC0pは増大又は低減され、調整のために、1つ又は複数の結 合されていない更に別の第1の共振子の静的キャパシタンスは全ての並列共振子 の静的キャパシタンスの総和ΣC0pが同じままであるように低減又は増大され る、請求項1から7のうちの1項記載のSAWフィルタにおける極位置のシフト のための方法。
【請求項2つの並列分岐路の間に少なくとも1つの第2の共振子が直 列分岐路において設けられており、 2つの並列分岐路における2つの第1の共振子はアース側において電気的に互 いに接続/結合されており、 前記少なくとも1つの第2の共振子の静的キャパシタンスC0sは初期値に比 べて増大又は低減され、調整のために、結合された第1の共振子の間の直列分岐 路にある1つ又は複数の更に別の第2の共振子の静的キャパシタンスは全ての直 列共振子の静的キャパシタンスの総和ΣC0sが同じままであるように低減又は 増大される、請求項8記載の方法。
【請求項10並列分岐路における第1の共振子は2つの互いに並列な共 振子P’及びP”に分割され、2つの分割された並列共振子P’及びP”の静的 キャパシタンスの分割比の変化によって2つの結合された並列共振子のうちの1 つの並列共振子の静的キャパシタンスC0pは変化し、これによって結合された 極位置の周波数が調整される、請求項8又は9記載の方法。
【請求項11アース側において電気的に互いに接続された第1の共振子 の静的キャパシタンスC0p1とC0p2との積ΠC0pは次のように変化され る、すなわち、第1の共振子の静的キャパシタンスC0p1が更に別の第1の共 振子の静的キャパシタンスC0p2が低減される値と同じ値Cconstだけ増 大され、この結果、静的キャパシタンスの和は同じままであるように変化される 、請求項8から10のうちの1項記載の方法。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リアクタンスフィルタタイプのSAWフィルタにおいて、 圧電基板(12-8)上に形成された少なくとも1つの基本素子(R1、R2
    )を有し、該基本素子は第1のSAW共振子(R2)を並列分岐路に有し、さら
    に前記基本素子は第2のSAW共振子(R1)を直列分岐路に有し、 更に別の並列分岐路に少なくとも1つの第3のSAW共振子(R3)を有し、 並列分岐路における前記第1のSAW共振子(R1)と更に別の並列分岐路に
    おける前記第3のSAW共振子(R3)のアース側(12-6、12-7)の前記
    基板上に形成された電気的な接続を有し、該電気的な接続はハウジングへの結合
    (12-5)の前に行われる、リアクタンスフィルタタイプのSAWフィルタ。
  2. 【請求項2】 電気的な接続は基板上のストリップ線路を含む、請求項1記
    載のSAWフィルタ。
  3. 【請求項3】 電気的な接続は基板上の2つのパッドの間のボンディング接
    続を含む、請求項1又は2記載のSAWフィルタ。
  4. 【請求項4】 電気的にアース側において接続された並列共振子の静的キャ
    パシタンスのうちの少なくとも2つC0p1及びC0p2は互いに異なり、C 1≠C0p2である、請求項1から3のうちの1項記載のSAWフィルタ。
  5. 【請求項5】 並列共振子Pは2つの個別の並列共振子P’、P”に分割さ
    れ、前記個別の並列共振子P’は出力側においてアース側における少なくとも1
    つの更に別の並列共振子に電気的に接続されている、請求項1から4のうちの1
    項記載のSAWフィルタ。
  6. 【請求項6】 少なくとも2つの並列共振子の電気的に接続されたアース側
    のハウジング結合はボンディング接続(31-2)を含む、請求項1から5のう
    ちの1項記載のSAWフィルタ。
  7. 【請求項7】 少なくとも2つの並列共振子の電気的に接続されたアース側
    のハウジング結合はバンプ接続(30-5)を含む、請求項1から5のうちの1
    項記載のSAWフィルタ。
  8. 【請求項8】 フリップチップ技術によってハウジングに組み込まれている
    、請求項1から7のうちの1項記載のSAWフィルタ。
  9. 【請求項9】 全フィルタサイズは2.5x2.0mmより小さいか又は等
    しい、請求項8記載のSAWフィルタ。
  10. 【請求項10】 請求項1から9のうちの1項記載のSAWフィルタにおけ
    る極位置のシフトのための方法において、 少なくとも1つの結合された並列共振子の静的キャパシタンスC0pは増大又
    は低減され、調整のために、1つ又は複数の結合されていない並列共振子の静的
    キャパシタンスは全ての並列共振子の静的キャパシタンスの総和ΣC0pが同じ
    ままであるように低減又は増大される、請求項1から9のうちの1項記載のSA
    Wフィルタにおける極位置のシフトのための方法。
  11. 【請求項11】 並列分岐路におけるアース側において接続された2つの共
    振子の間の少なくとも1つの直列共振子の静的キャパシタンスC0sは初期値に
    比べて増大又は低減され、調整のために、結合された並列共振子の間の直列分岐
    路には存在しない1つ又は複数の直列共振子の静的キャパシタンスは全ての直列
    共振子の静的キャパシタンスの総和ΣC0sが同じままであるように低減又は増
    大される、請求項1から10のうちの1項記載の方法。
  12. 【請求項12】 並列分岐路における共振子は並列共振子P’及びP”に分
    割され、分割された前記並列共振子P’及びP”の静的キャパシタンスの分割比
    によって2つの結合された並列共振子のうちの1つ並列共振子の静的キャパシタ
    ンスC0pは変化し、これによって結合された極位置の周波数が調整される、請
    求項5及び10又は11のうちの1項記載の方法。
  13. 【請求項13】 出力側において電気的に接続された並列共振子の静的キャ
    パシタンスC0p1とC0p2との積ΠC0pは次のように変化される、すなわ
    ち、第1の並列共振子の静的キャパシタンスC0p1が第2の並列共振子の静的
    キャパシタンスC0p2が低減される値と同じ値Cconstだけ増大され、こ
    の結果、静的キャパシタンスの和は同じままであるように変化される、請求項1
    から12のうちの1項記載の方法。
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