JP3743341B2 - 弾性表面波装置 - Google Patents

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    • H03H9/0052Balance-unbalance or balance-balance networks using surface acoustic wave devices having two acoustic tracks being electrically cascaded
    • H03H9/0061Balance-unbalance or balance-balance networks using surface acoustic wave devices having two acoustic tracks being electrically cascaded the balanced terminals being on opposite sides of the tracks

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に平衡−不平衡変換機能を有する弾性表面波装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、近年の携帯電話機の小型化、軽量化に対する技術的進歩は目覚しいものがある。これを実現するための手段として、各構成部品の削減、小型化はもとより、複数の機能を複合した部品の開発も進んできた。
【0003】
このような状況を背景に、携帯電話機のRF段に使用する弾性表面波フィルタに平衡−不平衡変換機能、いわゆるバラン(balun)の機能を有するものも近年盛んに研究され、GSM方式(Global System for Mobile communications)などを中心に使用されるようになってきており、今後もAMPS、PCS、DCSなどにも使用される可能性が非常に高い。バランとは、平行二線式フィーダのような平衡線路と同軸ケーブルのような不平衡線路とを整合する回路をいう。
【0004】
そのような平衡−不平衡変換機能を備え、入力インピーダンスと出力インピーダンスとが互いにほぼ等しい弾性表面波装置の基本的な構成として、図12に示すような構成が広く用いられている。図12の構成は、パッケージ101内に収納された圧電基板108上に、3つの各くし型電極部(すだれ状電極ともいう、Inter-Digital Transducer、以下、IDTという)から構成された縦結合共振子型の各弾性表面波フィルタ109、110を2段縦続接続するように構成された弾性表面波装置である。
【0005】
第一の弾性表面波フィルタ109は、中央のIDT111の左右(弾性表面波の伝搬方向に沿って)にIDT112とIDT113とを配置し、これらのIDTを挟み込むように反射器114と反射器115とが配置された縦結合共振子型弾性表面波フィルタである。
【0006】
第二の弾性表面波フィルタ110は、弾性表面波フィルタ109と同一構成となっており、これら2つの縦結合共振子型弾性表面波フィルタを縦続接続した構成となっている。端子133が不平衡信号端子、端子135と136が平衡信号端子である。パッケージ101とは金属ワイヤによって電気的に接続されており、不平衡側の縦結合型共振子型の弾性表面波フィルタ109の不平衡信号端子133、接地端子134は、パッケージ101の不平衡側電極103、104に接続され、平衡側の縦結合型共振子の弾性表面波フィルタ110の各平衡信号端子135、136は、パッケージ101の平衡側電極105、107にそれぞれ接続されている。
【0007】
平衡−不平衡変換機能を有する弾性表面波フィルタでは、不平衡信号端子と平衡信号端子のそれぞれの端子との間の通過帯域内での伝送特性において、振幅特性が可能な限り等しく、かつ位相が可能な限り180度反転していることが要求され、それぞれ振幅平衡度及び位相平衡度と呼ばれている。
【0008】
振幅平衡度及び位相平衡度は、前記平衡−不平衡変換機能を有する弾性表面波フィルタを3ポートのデバイスと考え、例えば不平衡入力端子を第一ポート、平衡出力端子のそれぞれを第二ポート、第三ポートとしたとき、
振幅平衡度=|A|、A=|20logS21|−|20logS3)|、
位相平衡度=|B−180|、B=|∠S21−∠S31|にてそれぞれ定義される。
【0009】
ここで示すS21、S31は、3ポートデバイスを散乱行列で表現した時の、行列成分であり、それぞれ、第二ポートと第一ポート間、第三ポートと第一ポート間の伝送特性を示す。このような平衡度は、理想的にはフィルタの通過帯域内で振幅平衡度が0dB、位相平衡度は0度、通過帯域外で振幅平衡度が0dB、位相平衡度は180度である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図12に示す構成では、理想平衡度とのずれが存在し、そのレベルは実際に使用する上で問題となるレベルであった。その理由は、平衡信号端子135と平衡信号端子136とは互いに形状の点で対称構造とはなっておらず、また、パッケージ101と電気的に接続するための金属ワイヤ140、142も互いに形状や長さの点で非対称構造となっているため、それぞれの平衡信号端子135、136に入る寄生容量や寄生インダクタンスが互いに異なっている。このことは、平衡度、特に通過帯域外の平衡度を悪化させ、帯域外減衰量を低下させてしまうという問題がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の弾性表面波装置は、上記課題を解決するために、圧電基板上に、弾性表面波の伝搬方向に沿って形成された複数組のIDTを備えた弾性表面波フィルタが少なくとも2段縦続接続されて平衡−不平衡変換機能を有するように設けられ、上記IDTにおける、電気信号が流れる電気端子側電極指以外の基準端子側電極指を互いに電気的に接続する配線パターンが圧電基板上に設けられていることを特徴としている。
【0012】
上記弾性表面波装置では、各段のそれぞれの接続用IDT同士は圧電基板上にて互いに電気的に分離され、かつ、それぞれ次段と電気的に接続する電気端子側電極指と、基準端子側電極指とを備え、各段の電気端子側電極指が圧電基板上にて互いに電気的に接続されており、互いに電気的に接続された各段の電気端子側電極指にそれぞれ対応する各段の基準端子側電極指を互いに電気的に接続する配線パターンが、複数の上記接続用くし型電極部を挟み込むように配置された反射器の外側を通るように、圧電基板上に設けられている。
【0013】
上記構成によれば、弾性表面波の伝搬方向に沿って形成された複数組のIDTを備えた弾性表面波フィルタが少なくとも2段縦続接続することによって、平衡−不平衡変換機能を実現できる。
【0014】
また、上記構成では、各基準端子側電極指を互いに電気的に接続する配線パターンを設けたことにより、上記各基準端子側電極指をアースに接続しなくとも、上記各基準端子側電極指はフロートの状態にて基準電位を維持できて、フィルタ機能や平衡−不平衡変換を確保できる。
【0015】
これにより、上記構成においては、従来必要であった、金属ワイヤ等の接続部を省くことができて、構造を簡便化でき、その上、上記接続部による接続状態の非対称性を、配線パターンを設けたことにより軽減できるので、従来と比較し帯域外減衰量を改善できる。
【0016】
上記弾性表面波装置においては、圧電基板を収納するパッケージがさらに備えられており、該パッケージが、異なる2つの平衡信号用電極の間に接地用電極を外縁部に沿うように有して設けられ、圧電基板上の各平衡信号端子とパッケージの各平衡信号用電極とをそれぞれ電気的に接続する信号用接続部が設けられ、不平衡信号端子に接続されているくし型電極部に対応する基準端子側電極指の接地端子とパッケージの上記各平衡信号用電極間の接地用電極とを接続する接地用接続部が設けられている。
【0017】
上記構成によれば、各平衡信号用接続部の間に接地用接続部を存在させることができるので、上記接地用接続部は各平衡信号端子間においてシールド効果を発揮できる。このため、上記構成では、平衡度悪化の一因となっていた各平衡信号用接続部の相互インダクタンスを上記接地用接続部により減少できて平衡度を向上でき、通過帯域外の減衰量を大きく改善できる。
【0018】
上記弾性表面波装置では、互いに電気的に接続された各段の電気端子側電極指にそれぞれ対応する各段の基準端子側電極指を互いに電気的に接続している、圧電基板上の配線パターンが、パッケージの接地用電極に電気的に接続されていていてもよい。上記構成によれば、配線パターンを、パッケージの接地用電極に電気的に接続することにより、アースが強化されるため、通過帯域外の減衰量を大きく改善できる。
【0019】
上記弾性表面波装置においては、弾性表面波フィルタが2段縦続接続されていることが好ましい。上記構成によれば、最小の2段縦続により構成されるので、大型化を回避できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
〔参考例〕
本発明の参考例について説明すれば、以下の通りである。図1に、本発明の参考例の弾性表面波装置の構成を示す。なお、以下では、EGSM受信用フィルタを例にとって説明を行なっていく。
【0021】
参考例では、40±5度YcutX伝搬LiTaO3 の圧電基板208上に第1及び第2の弾性表面波フィルタ209、210がアルミニウム(Al)電極によりフォトリソグラフィー法を用いてそれぞれ形成されている。
【0022】
第1の弾性表面波フィルタ209、第2の弾性表面波フィルタ210は、それぞれが3つのIDTを弾性表面波の伝搬方向に沿って有する、前述した縦結合共振子型の弾性表面波フィルタである。第1及び第2の弾性表面波フィルタ209、210は、それらの弾性表面波の伝搬方向が互いに平行に、かつ、それらの弾性表面波の伝搬方向の中心位置が、上記伝搬方向に直交する方向にてほぼ一致していることが、小型化の点で好ましい。
【0023】
第1の弾性表面波フィルタ209のIDT212における電気端子側の電極222と第2の弾性表面波フィルタ210のIDT217における電気端子側の電極225とが、また、第1の弾性表面波フィルタ209のIDT213における電気端子側の電極224と第2の弾性表面波フィルタ210のIDT218における電気端子側の電極227とがそれぞれ縦続接続されている。
【0024】
IDT212とIDT217と、及びIDT213とIDT218とは、それぞれアース接地されておらず、浮いた状態でフロート接続されている。つまり、IDT212の基準端子側の電極221と、IDT217の基準端子側の電極226とを圧電基板208上にて電気的に互いに接続する配線パターン251が設けられている。また、IDT213の基準端子側の電極223と、IDT218の基準端子側の電極228とを圧電基板208上にて電気的に互いに接続する配線パターン252が設けられている。
【0025】
各配線パターン251、252は、前述のフォトリソグラフィー法を用いてそれぞれ形成されており、前述の弾性表面波の伝搬方向の中心位置にて上記伝搬方向に直交する方向の仮想線を対称軸として、互いに対称形にて設けられていることが、通過帯域外での減衰量向上のために望ましい。
【0026】
第1の弾性表面波フィルタ209の端子233を不平衡信号端子とし、第2の弾性表面波フィルタ210の端子235と端子236を平衡信号端子とし、それぞれをパッケージ201の電極と接続することで、平衡−不平衡変換機能を有した弾性表面波装置を構成している。パッケージ201の電極203は不平衡側電極、電極205と電極207が平衡側電極であり、他の電極は接地電極となっている。
【0027】
本参考例における第1の特徴としては、第1の弾性表面波フィルタ209と第2の弾性表面波フィルタ210を縦続接続するための接続用IDTのうち、同じ弾性表面波フィルタの接続用IDT同士(IDT212とIDT213、IDT217とIDT218)が圧電基板208上にて、電気的に互いに分離されている点である。
【0028】
本参考例における第2の特徴としては、前記の縦続接続されているIDTにおいて、それぞれ縦続接続されている電気端子(電極222と電極225、電極224と電極227)に対応(対面)した基準端子同士(電極221と電極226、電極223と電極228)が、圧電基板208上にて各配線パターン251、252によってそれぞれ電気的に接続されている点である。
【0029】
一方、従来例である図12では、それぞれ縦続接続されている電気端子(電極122と電極125、電極124と電極127)に対応した基準端子同士(電極121と電極126、電極123と電極128)は圧電基板108上で電気的に接続されておらず、それぞれの弾性表面波フィルタの基準端子同士(電極121と電極123、電極126と電極128)が圧電基板108上で電気的に接続されている。
【0030】
本参考例における第3の特徴としては、従来例の図12で必要であった金属ワイヤ137と141が、本参考例の図1では不要になり、金属ワイヤを減らすことが出来る点である。ちなみに図1においては図を簡潔にするためにIDT、リフレクタの本数は省略して図示してある。
【0031】
図1に示した縦結合共振子型弾性表面波フィルタの詳細な設計は、以下の通りである。
交叉幅W :52.9λI
IDT対数(212、211、213の順):11対、15対、11対
IDT波長λI :4.16μm
リフレクタ波長λR :4.64μm
リフレクタ本数 :120本
IDT−IDT間隔 :0.31λI
IDT−リフレクタ間隔:0.51λI
IDT Duty :0.68
リフレクタ Duty :0.50
電極膜厚 :0.083λI
次に、本参考例に関する作用・効果について説明する。従来例の図12では、第1の弾性表面波フィルタ109のIDT112の基準端子(電極121)と第1の弾性表面波フィルタ109のIDT113の基準端子(電極123)、及び、第2の弾性表面波フィルタ110のIDT117の基準端子(電極126)と第2の弾性表面波フィルタ110のIDT118の基準端子(電極128)が、圧電基板108上にて電気的に接続されている。この構造では、基準端子(電極121、電極123、電極126、電極128)は金属ワイヤによって、パッケージ101の接地電極と電気的に接続する必要がある。
【0032】
この理由を説明する。ここでは、第1の弾性表面波フィルタ109を入力側、第2の弾性表面波フィルタ110を出力側とする。この2つの弾性表面波フィルタを縦続接続し弾性表面波装置として機能させる為には、弾性表面波フィルタ109で励振された弾性表面波によって発生した電気信号が、弾性表面波フィルタ110に伝わる必要がある。
【0033】
仮に、金属ワイヤ137と金属ワイヤ141がない場合を考えると、電気的に接続された電気端子に対応するそれぞれの基準端子同士(電極121と電極126、電極123と電極128)が電気的に接続されていない。この場合では、電気的に接続されている電気端子に対応した基準端子同士の電位が定まらないめ、第1の弾性表面波フィルタ109で発生した電気信号が、第2の弾性表面波フィルタ110に伝わらずに、弾性表面波フィルタ装置として機能しない。そのため、従来例の図12の構成では、金属ワイヤ137と金属ワイヤ141によって、基準端子を接地する必要がある。
【0034】
特開平10−163803号公報に記載の図10、図11、図12、図14は、いずれも、本発明で先に示した従来例と同一構造になっている。
【0035】
一方、本参考例の図1では、第1の弾性表面波フィルタ209のIDT212の基準端子(電極221)と第2の弾性表面波フィルタ210のIDT217の基準端子(電極226)、及び、第1の弾性表面波フィルタ209のIDT213の基準端子(電極223)と第2の弾性表面波フィルタ210のIDT218の基準端子(電極228)が、圧電基板208上にて電気的に接続されている。
【0036】
そのため、縦続接続によって電気的に接続された電気端子に対する各々の基準端子同士の電位は等しくなり。これにより、第1の弾性表面波フィルタ209で発生した電気信号が、第2の弾性表面波フィルタ210に伝わる。そのため、従来例の図12の金属ワイヤ137と金属ワイヤ141に相当する金属ワイヤは、本参考例の図1の構成においては、不必要となる。
【0037】
参考例での伝送特性を図5に示す。併せて従来例での伝送特性も図5に示す。本参考例と従来例は、圧電基板上の引き回し電極、金属ワイヤによるパッケージとの接続が異なるのみで、弾性表面波フィルタ部分は、全く同じである。
【0038】
このように、本参考例の図1の構造では、従来例の図12と比較すると金属ワイヤを2本減らした構造で、弾性表面波装置を簡素に構成でき、更に従来例と比較して通過帯域近傍の減衰量が大きくなるという効果も発揮できる。
【0039】
〔実施の形態1〕
以下に、本発明に係る実施の第一形態の弾性表面波装置について説明する。図2は、本発明の実施の第一形態を示す図である。実施の形態の図2は、参考例の図1と比較して、金属ワイヤ339の位置が異なるのみで、他は全く同一である。よって、本実施の第一形態では、参考例に用いた200番台の部材番号に対して、下2桁を合わせて300番台の部材番号を付与してそれらの説明を省いた。また、以下の、実施の各形態においても、下2桁を合わせた部材番号を付与してそれらの説明を省いた。
【0040】
参考例の図1と異なる点を説明する。参考例の図1では、第1の弾性表面波フィルタ209の不平衡信号端子233に対する接地端子234は、パッケージ201の不平衡側接地電極204と金属ワイヤ239によって接続されている。
【0041】
一方、実施の第一形態の図2では、第1の弾性表面波フィルタ309の不平衡信号端子333に対する接地端子334は、パッケージ301の平衡側接地電極306と金属ワイヤ339によって、接続されている点が異なる。
【0042】
次に、本実施の第一形態に関する作用・効果について説明する。実施の第一形態での振幅平衡度を図6に、位相平衡度を図7に、減衰量を図8にそれぞれ従来例、参考例と比較し図示した。図6では、参考例の1.5GHzから2GHz付近の振幅平衡度は最大8dB程度であるが、実施の第一形態では最大2dB程度まで小さくなり、改善されていることがわかる。
【0043】
図7の位相平衡度も同様で、参考例と比較し実施の第一形態では1.5GHz付近以上の周波数領域で、20度から30度程位相平衡度が向上することで180度に近づき、改善されている事がわかる。従来例と比較しても、振幅平衡度、位相平衡度ともに大きく改善されている。
【0044】
このように実施の第一形態においては、帯域外での振幅平衡度が0dBに、位相平衡度が180度に近づくことで、図8に示したように減衰量も大きく改善され、参考例と比較すると、1.5GHz以上の周波数領域で、10dB程度改善されている。従来例と比較しても改善されており、特に通過帯域近傍の1.5GHz付近の減衰量が、従来例40dB程度から、60dB程度にまで改善されている。
【0045】
実施の第一形態で得られた効果について説明する。参考例の図1では、平衡信号端子235と平衡信号端子236では非対称構造となっており、また、金属ワイヤ240と金属ワイヤ242も非対称構造になっていることから、平衡信号端子間に入る寄生容量や寄生インダクタンスが異なり、また、金属ワイヤ240と金属ワイヤ242の間に相互インダクタンスが発生し、平衡度を悪化させていると考えられる。
【0046】
一方、図2の実施の第一形態では、金属ワイヤ340と金属ワイヤ342の間に、金属ワイヤ339が存在している。この金属ワイヤ339の存在によって、平衡端子間のシールド効果が生じたために、平衡度悪化の一因となっていた相互インダクタンスが減少し、平衡度が増したと考えられる。そのため、特に帯域外の振幅平衡度は0dBに近づき、位相平衡度は180度に近づくことで、帯域外の減衰量が大きく改善されたと考えられる。
【0047】
このように、参考例では十分でなかった帯域外減衰量を、金属ワイヤ本数を増加させずに、金属ワイヤの打ち換えのみによって大きく改善することができる。
【0048】
〔実施の形態2〕
以下に、本発明に係る実施の第二形態の弾性表面波装置について説明する。図3は、本発明実施の第二形態を示す図である。実施の第二形態を示す図3では、実施の第一形態を示す図2の構造に、金属ワイヤ437と金属ワイヤ441を追加した構造であり、金属ワイヤの本数が異なるのみで、他は全く同一である。
【0049】
実施の第二形態は、参考例及び実施の第一形態と比較して、第1の弾性表面波フィルタ409のIDT412の基準端子(電極421)、IDT413の基準端子(電極423)及び、第2の弾性表面波フィルタ410のIDT417の基準端子(電極426)、IDT418の基準端子(電極428)が、各金属ワイヤ437、441とパッケージ401を介して、接地されている点が異なる。
【0050】
このように、図3の構造では、参考例を示す図1、及び、実施の第一形態を示す図2と比較して金属ワイヤ本数が2本増加するが、以下に示すように、従来例を示す図12と比較すると、金属ワイヤ本数は変化していない。
【0051】
次に、従来例を示す図12と比較してみると、実施の第二形態では、第1の弾性表面波フィルタ409の不平衡信号端子433に対する接地端子434は、パッケージ401の平衡側接地電極406に対して金属ワイヤ439によって接続されている。
【0052】
一方、従来例を示す図12では、第1の弾性表面波フィルタ109の不平衡信号端子133に対する接地端子134は、パッケージ101の不平衡側接地電極104と金属ワイヤ139によって接続されている。そのため、ワイヤ本数は変化していない。
【0053】
以下に、本実施の第二形態に関する作用・効果について説明する。実施の第二形態での減衰量を、実施の第一形態と比較して図9に示す。本実施の第二形態では、図9から明らかなように、実施の第一形態と比較して通過帯域近傍、0から900MHz付近及び、1GHzから1.5GHz付近の周波数領域で、減衰量が10dBから20dB改善されている。これは、実施の第二形態では、縦続接続されたIDTの電気端子に対応する基準端子(電極421、電極423、電極426、電極428)が金属ワイヤ437、441とパッケージ401を介して、接地されてるため、アースが強化されたためと考えられる。
【0054】
従来例と実施の第二形態とを減衰量にて比較したグラフを図10に示す。第1の弾性表面波フィルタ409の不平衡信号端子433に対する接地端子434を、金属ワイヤ439にてパッケージ401の不平衡側接地電極404ではなく、パッケージ401の平衡側接地電極406に接続することで、通過帯域近傍の通過帯域外の減衰量が大きく改善されていることが分かる。
【0055】
〔実施形態3〕
次に、実施の第三形態の弾性表面波装置について説明する。実施の第三形態は、実施の第二形態の弾性表面波フィルタの電極とパッケージの電極との接続を、金属ワイヤではなく金属バンプによるフリップチップ工法によって構成する弾性表面波装置である。図4は、実施の第三形態を示す図であり、パッケージは省略してある。
【0056】
実施の第三形態では、実施の第二形態の金属ワイヤでの接続方法と同様に、第1の弾性表面波フィルタ509の不平衡信号端子533をパッケージの不平衡信号電極と接続されているダイアタッチ面に、第2の弾性表面波フィルタ510の各平衡信号端子535、536をパッケージの平衡信号電極に接続されている、それぞれのダイアタッチ面に金属バンプにて接続する。
【0057】
基準端子529、基準端子532はパッケージの接地電極と接続されているダイアタッチ面に金属バンプにて接続し、第1の弾性表面波フィルタ509のIDT511の接地端子534はパッケージの平衡側接地電極と接続されているダイアタッチ面に金属バンプにて接続する。
【0058】
この様な金属バンプを用いたフリップチップ工法においても、パッケージのダイアタッチ面や引き回し等が、金属ワイヤと同じ効果を発揮し、帯域外減衰量を改善することができる。
【0059】
〔実施形態4〕
次に、実施の第四形態の弾性表面波装置について説明する。実施の第四形態は、上記の実施の各形態と同様に、図11に示すように、フロート接続を行う構造で、中央の各IDT611、616の電極指の総数が、それぞれ、偶数本に設定されていることにより、通過帯域外の特性を改善できるものである。
【0060】
実施の第四形態では、AMPS受信用フィルタを例に挙げて説明する。本実施の第四形態においては、中央の各IDT611、616に対して両側となる各IDTにおける一方の、各IDT612、617の一端同士がそれぞれ共通接続されており、アース接続されていない。また、上記両側となる各IDTにおける他方の、各IDT613、618の一端同士がそれぞれ共通接続されており、アース接続されていない。すなわち、各IDT612、617の間、各IDT613、618の間は、フロート接続されている。尚、圧電基板については図面上において省略している。
【0061】
ここで、中央の各IDT611、616の電極指数を偶数本で構成し、段間の各IDT617、618の位相が互いに逆相となるように接続されている。このような接続を行うことにより、通過帯域外の振幅平衡度及び位相平衡度の改善を行うことができると共に、平衡−不平衡変換機能を発揮できる。
【0062】
また、実施の第四形態では、中央の各IDT611、616の最外電極指のピッチを他の電極指のピッチと変える、例えば大きくなるように設定することが望ましい。
【0063】
なお、参考例、第一形態〜第四形態では、40±5度YcutX伝搬LiTaO3 基板を用いたが、本発明はこの基板に限らず、64度〜72度YcutX伝搬LiNbO3 、41度YcutX伝搬LiNbO3 などの基板であっても同様な効果が得られる。設計は所望の周波数特性を得るため、任意に交叉幅、IDT本数、IDT−IDT間隔、IDT−リフレクタ間隔などを変更したり、必要に応じてトラップを付加しても同様な効果が得られる。
【0064】
【発明の効果】
本発明の弾性表面波装置は、以上のように、圧電基板上に弾性表面波の伝搬方向に沿って形成された複数組のくし型電極部を備えた弾性表面波フィルタが少なくとも2段縦続接続されて平衡−不平衡変換機能を有するように設けられ、各段のそれぞれの接続用くし型電極部同士は圧電基板上にて互いに電気的に分離され、かつ、それぞれ次段と電気的に接 続する電気端子側電極指と、基準端子側電極指とを備えており、各段の電気端子側電極指は、圧電基板上にて互いに電気的に接続されており、互いに電気的に接続された各段の電気端子側電極指にそれぞれ対応する各段の基準端子側電極指を直接互いに電気的に接続する配線パターンが、複数の上記接続用くし型電極部を挟み込むように配置された反射器の外側を通るように、圧電基板上に設けられており、圧電基板を収納するパッケージをさらに備え、該パッケージが、異なる2つの平衡信号用電極の間に接地用電極を外縁部に沿うように有して設けられ、圧電基板上の各平衡信号端子とパッケージの各平衡信号用電極とをそれぞれ電気的に接続する信号用接続部が設けられ、不平衡信号端子に接続されているくし型電極部に対応する基準端子側電極指の接地端子とパッケージの上記各平衡信号用電極間の接地用電極とを接続する接地用接続部が設けられている構成である。
【0065】
それゆえ、上記構成では、配線パターンを設けたことにより、従来必要であった、金属ワイヤ等の接続部を省くことができて、構造を簡便化でき、その上、従来と比較し帯域外減衰量を改善できるという効果を奏する。
【0066】
また、異なる2つの平衡信号用接続部の間に接地用接続部を存在させることができるので、上記接地用接続部は各平衡信号端子間においてシールド効果を発揮できる。このため、上記構成では、平衡度悪化の一因となっていた各平衡信号用接続部の相互インダクタンスを上記接地用接続部により減少できて平衡度を向上でき、通過帯域外の減衰量を大きく改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例に係る弾性表面波装置の概略構成図である。
【図2】 本発明の実施の第一形態に係る弾性表面波装置の概略構成図である。
【図3】 本発明の実施の第二形態に係る弾性表面波装置の概略構成図である。
【図4】 本発明の実施の第三形態に係る弾性表面波装置の概略構成図である。
【図5】 上記参考例と従来例とにおける挿入損失の周波数特性を示すグラフである。
【図6】 上記参考例及び第一形態と従来例とにおける振幅平衡度の周波数特性を示すグラフである。
【図7】 上記参考例及び第一形態と従来例とにおける位相平衡度の周波数特性を示すグラフである。
【図8】 上記参考例及び第一形態と従来例とにおける挿入損失の周波数特性を示すグラフである。
【図9】 上記実施の第一及び第二形態における挿入損失の周波数特性を示すグラフである。
【図10】 上記実施の第二形態と従来例とにおける挿入損失の周波数特性を示すグラフである。
【図11】 本発明の実施の第四形態に係る弾性表面波装置の概略構成図である。
【図12】 従来例の弾性表面波装置の概略構成図である。
【符号の説明】
208 圧電基板
209、210 弾性表面波フィルタ
211、212、213、216、217、218 IDT(くし型電極部)
221、223、226、228 基準端子側の電極(電極指)
251、252 配線パターン

Claims (3)

  1. 圧電基板上に弾性表面波の伝搬方向に沿って形成された複数組のくし型電極部を備えた弾性表面波フィルタが少なくとも2段縦続接続されて平衡−不平衡変換機能を有するように設けられ、
    各段のそれぞれの接続用くし型電極部同士は圧電基板上にて互いに電気的に分離され、かつ、それぞれ次段と電気的に接続する電気端子側電極指と、基準端子側電極指とを備えており、
    各段の電気端子側電極指は、圧電基板上にて互いに電気的に接続されており、
    互いに電気的に接続された各段の電気端子側電極指にそれぞれ対応する各段の基準端子側電極指を直接互いに電気的に接続する配線パターンが、複数の上記接続用くし型電極部を挟み込むように配置された反射器の外側を通るように、圧電基板上に設けられており、
    圧電基板を収納するパッケージをさらに備え、該パッケージが、異なる2つの平衡信号用電極の間に接地用電極を外縁部に沿うように有して設けられ、
    圧電基板上の各平衡信号端子とパッケージの各平衡信号用電極とをそれぞれ電気的に接続する信号用接続部が設けられ、
    不平衡信号端子に接続されているくし型電極部に対応する基準端子側電極指の接地端子とパッケージの上記各平衡信号用電極間の接地用電極とを接続する接地用接続部が設けられていることを特徴とする弾性表面波装置。
  2. 互いに電気的に接続された各段の電気端子側電極指にそれぞれ対応する各段の基準端子側電極指を互いに電気的に接続している、圧電基板上の配線パターンが、パッケージの接地用電極に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1記載の弾性表面波装置。
  3. 弾性表面波フィルタが2段縦続接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の弾性表面波装置。
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