JPWO2011061904A1 - 弾性波フィルタ装置とこれを用いたアンテナ共用器 - Google Patents

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哲也 鶴成
城二 藤原
城二 藤原
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  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)

Abstract

弾性波フィルタ装置は、圧電基板上に形成された縦結合共振子型弾性波フィルタと、縦結合共振子型弾性波フィルタに接続された梯子型弾性波フィルタとを備えている。縦結合共振子型弾性波フィルタは入力IDTと出力IDTとを有している。梯子型弾性波フィルタは直列腕共振器と並列腕共振器とを有している。並列腕共振器に接続された第1のグランド電極と、入力IDTまたは出力IDTの少なくとも一方に接続された第2のグランド電極とが電気的に分離されている。

Description

本発明は、主として移動体通信機器において使用される弾性波フィルタ装置とこれを用いたアンテナ共用器に関する。
近年、携帯電話機のアンテナ回路において、弾性波フィルタ装置を用いて送信波と受信波を分離するアンテナ共用器が広く用いられている。図11は、従来の弾性波フィルタ装置の回路図である。弾性波フィルタ装置は、セラミック基板からなるパネル部1と、パネル部1の上に装着されたチップ部2とを有する。パネル部1は、共通端子3と送信側端子4と受信側端子5とグランド電極6とこれらの端子を接続する配線とを有する。チップ部2は、単結晶圧電基板からなり、表面に、送信側フィルタを構成する第1の梯子型弾性波フィルタ7と、受信側フィルタを構成する第2の梯子型弾性波フィルタ8と縦結合共振子型弾性波フィルタ9とが形成されている。第1の梯子型弾性波フィルタ7、第2の梯子型弾性波フィルタ8、縦結合共振子型弾性波フィルタ9には弾性波素子(図示せず)が用いられている。
第1の梯子型弾性波フィルタ7は直列腕共振器10と並列腕共振器11とを有する。第1の梯子型弾性波フィルタ7の一端は共通端子3に接続され、他端は送信側端子4に接続されている。並列腕共振器11の接地側配線はグランド電極6に接続されている。
第2の梯子型弾性波フィルタ8と縦結合共振子型弾性波フィルタ9は、共通端子3と受信側端子5との間に直列に接続されている。第2の梯子型弾性波フィルタ8は直列腕共振器12と並列腕共振器13とを有し、並列腕共振器13の接地側配線はグランド電極6に接続されている。縦結合共振子型弾性波フィルタ9は、反射器14の間に入力IDT(Inter Digital Transducer)15と出力IDT16とを有する。入力IDT15と出力IDT16の一端は信号配線に、他端はグランド電極6に接続されている。
上記弾性波フィルタ装置は、移動体通信機器において800MHz付近から2GHz付近の周波数を通過帯域中心周波数とする高周波フィルタとして使用される。その場合の重要な要求特性の一つとして、不要信号の低減があげられ、通過帯域外の周波数における減衰量の向上が求められている。
しかし、IDTの電極指パターンの最適化により弾性波素子自体の帯域外の減衰量を高くしても、その弾性波素子をパッケージ(図示せず)に収納して完成品とした弾性波フィルタ装置においては、帯域外減衰量が劣化する場合がある。この理由としては、パッケージ内の電極配線形状や、パッケージと弾性波素子とを電気的に接続する導電部材の電気抵抗の存在などが挙げられる。また寄生インダクタンスおよび浮遊容量の存在や、入力IDT15と出力IDT16との間や入力IDT15または出力IDT16とグランド電極6との間に電磁的結合が起こることなどの、各種の寄生成分が発生することが挙げられる。そのため、弾性波素子をパッケージに搭載した弾性波フィルタ装置の高周波特性は、弾性波素子単体で実現できるレベルよりも低くなることが多い。また、第1の梯子型弾性波フィルタ7の並列腕共振器11からグランド電極6に落とした帯域外のノイズ成分が、グランド電極6から縦結合共振子型弾性波フィルタ9の入力IDT15または出力IDT16を経由して信号配線に流れ込み、減衰特性が低下してしまう場合もある。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平7−131290号公報
本発明の弾性波フィルタ装置は、圧電基板上に形成された縦結合共振子型弾性波フィルタと、同じ圧電基板上に形成され縦結合共振子型弾性波フィルタに接続された梯子型弾性波フィルタとを有する。縦結合共振子型弾性波フィルタは入力IDTと出力IDTとを有し、梯子型弾性波フィルタは直列腕共振器と並列腕共振器とを有している。並列腕共振器に接続された第1のグランド電極と、入力IDTまたは出力IDTの少なくとも一方に接続された第2のグランド電極とは電気的に分離されている。
この構成により、グランド電極を経由するノイズ成分の影響を抑制することができ、良好なフィルタ特性を得ることができる。
また、本発明のアンテナ共用器は、本発明の弾性波フィルタ装置を送信フィルタと受信フィルタとして用い、アンテナ端子を共用している。この構成により、アイソレーション特性を向上することができる。
図1は、本発明の実施の形態1における弾性波フィルタ装置の回路図である。 図2Aは、本発明の実施の形態1における弾性波フィルタ装置の受信側フィルタの通過特性図である。 図2Bは、本発明の実施の形態1における弾性波フィルタ装置のアイソレーションを示す通過特性図である。 図3は、本発明の実施の形態1における他の弾性波フィルタ装置の回路図である。 図4は、本発明の実施の形態1における他の弾性波フィルタ装置の回路図である。 図5は、本発明の実施の形態1におけるアンテナ共用器のブロック図である。 図6は、本発明の実施の形態2における弾性波フィルタ装置の回路図である。 図7は、本発明の実施の形態2における弾性波フィルタ装置のコモンモード通過特性図である。 図8は、本発明の実施の形態2における他の弾性波フィルタ装置の回路図である。 図9は、本発明の実施の形態2における他の弾性波フィルタ装置の回路図である。 図10は、本発明の実施の形態2におけるアンテナ共用器のブロック図である。 図11は、従来の弾性波フィルタ装置の回路図である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における弾性波フィルタ装置の回路図である。弾性波フィルタ装置は、セラミック基板からなるパネル部21と、パネル部21の上に装着され、単結晶圧電基板からなるチップ部22とを有する。パネル部21は、共通端子23と送信側端子24と受信側端子25と第1のグランド電極26と第2のグランド電極27とこれらを接続する配線とを有する。チップ部22は表面に、送信側フィルタを構成する第1の梯子型弾性波フィルタ28と、受信側フィルタを構成する第2の梯子型弾性波フィルタ29および縦結合共振子型弾性波フィルタ30とが形成されている。第1の梯子型弾性波フィルタ28、第2の梯子型弾性波フィルタ29、縦結合共振子型弾性波フィルタ30には弾性波素子(図示せず)が用いられている。
第1の梯子型弾性波フィルタ28は直列腕共振器31と並列腕共振器32とを有する。第1の梯子型弾性波フィルタ28の一端は共通端子23に接続され、他端は送信側端子24に接続されている。並列腕共振器32の接地側配線は第1のグランド電極26に接続されている。
第2の梯子型弾性波フィルタ29と縦結合共振子型弾性波フィルタ30は、共通端子23と受信側端子25との間に直列に接続されている。第2の梯子型弾性波フィルタ29は直列腕共振器33と並列腕共振器34とを有し、並列腕共振器34の接地側配線は第1のグランド電極26に接続されている。縦結合共振子型弾性波フィルタ30は、不平衡入力・不平衡出力型であり、反射器35と反射器35の間に入力IDT36と出力IDT37とを有している。入力IDT36と出力IDT37の一端は信号配線に、他端は第2のグランド電極27に接続されている。
そして、図1に示すように第1のグランド電極26と第2のグランド電極27とが圧電基板上において電気的に分離されている。第2のグランド電極27は、縦結合共振子型弾性波フィルタ30の入力IDT36および出力IDT37に接続されている。第1のグランド電極26は、第1の梯子型弾性波フィルタ28の並列腕共振器32および第2の梯子型弾性波フィルタ29の並列腕共振器34に接続されている。
次に、本実施の形態における弾性波フィルタ装置の通過特性図を図2Aおよび図2Bに示す。図2Aにおいて、実線は本実施の形態における弾性波フィルタ装置の受信側フィルタの通過特性を示している。図2Aの破線は、比較例であり、図1において、第1のグランド電極26と第2のグランド電極27とを、圧電基板上において電気的に接続した場合の受信側フィルタの通過特性を示している。図2Aに示すように、本実施の形態における弾性波フィルタ装置の受信側フィルタの通過特性は、比較例と比べると、受信側フィルタの通過周波数帯域が1.85GHz〜1.91GHzにおける減衰量が2〜4dB程度良化している。
図2Bの実線は、本実施の形態による弾性波フィルタ装置における送信側フィルタと受信側フィルタの間のアイソレーションを示す通過特性を示している。図2Bの破線は、図1において第1のグランド電極26と第2のグランド電極27とを、圧電基板上で電気的に接続した場合における送信側フィルタと受信側フィルタの間のアイソレーションを示す通過特性を示している。図2Bに示すように、本実施の形態における弾性波フィルタ装置の送信側フィルタと受信側フィルタの間のアイソレーションを示す通過特性は、比較例と比べて良化している。特に受信側フィルタの通過周波数帯域が1.85GHz〜1.91GHzにおいて減衰量が4dB程度良化している。
以上のように、本実施の形態における弾性波フィルタ装置では、梯子型弾性波フィルタ28、29と縦結合共振子型弾性波フィルタ30を接続した回路において、第1のグランド電極26と第2のグランド電極27が圧電基板上において電気的に分離されている。すなわち、並列腕共振器32、34のグランド側と、入力IDT36と出力IDT37のグランド側とが電気的に分離されている。
そのため、梯子型弾性波フィルタ28、29の並列腕共振器32、34から第1のグランド電極26に落とした帯域外のノイズ成分が、縦結合共振子型弾性波フィルタ30の入力IDT36または出力IDT37を通して信号配線に流れ込んでくることを防止することができる。その結果、縦結合共振子型弾性波フィルタ30の減衰特性を向上することができる。
ここで、縦結合共振子型弾性波フィルタ30の入力IDT36のグランド側と出力IDT37のグランド側の少なくとも一方と、梯子型弾性波フィルタ28、29に接続される第1のグランド電極26とを電気的に分離しても良い。
すなわち、図3に示すように、出力IDT37のグランド側と梯子型弾性波フィルタ28、29のグランド側を接続し、それらと入力IDT36のグランド側を分離しても良い。この場合、第1のグランド電極26に落とした帯域外のノイズ成分が、縦結合共振子型弾性波フィルタ30の入力IDT36を通して信号配線に流れ込んでくることを防止することができる。
また、図4に示すように、入力IDT36のグランド側と梯子型弾性波フィルタ28、29のグランド側を接続し、それらと出力IDT37のグランド側を分離しても良い。この場合、第1のグランド電極26に落とした帯域外のノイズ成分が、縦結合共振子型弾性波フィルタ30の出力IDT37を通して信号配線に流れ込んでくることを防止することができる。
すなわち、入力IDT36のグランド側と並列腕共振器32、34のグランド側とを分離しても良く、出力IDT37のグランド側と並列腕共振器32、34のグランド側とを分離しても良い。
また、上記効果は、梯子型弾性波フィルタ28、29と縦結合共振子型弾性波フィルタ30とを直列に接続して1つのフィルタ回路として機能させた場合に特に効果的であり、弾性波フィルタ装置の減衰特性を向上することができる。
また、上記効果は、チップ部22のみならずパネル部21を含む弾性波フィルタ装置全体において、梯子型弾性波フィルタ28、29のグランド側と縦結合共振子型弾性波フィルタ30のグランド側とを電気的に分離することにより、さらに効果的になる。これによって、弾性波フィルタ装置の減衰特性をさらに向上することができる。
一方、梯子型弾性波フィルタ28、29は、並列腕共振器32、34に付加される寄生インダクタの影響により、通過帯域および阻止帯域の変動が大きい。そのため、並列腕共振器32、34に接続される配線は、第1のグランド電極26を用いて互いに電気的に接続されることにより、グランドを強化することができ、並列腕共振器32、34に付加される寄生インダクタの影響を抑制することができる。従って、梯子型弾性波フィルタ28、29の並列腕共振器32、34のグランド側を電気的に接続することにより、弾性波フィルタ装置の特性を向上することができる。
図5は、本発明の実施の形態1におけるアンテナ共用器100のブロック図である。アンテナ共用器100は、本実施の形態の弾性波フィルタ装置を送信フィルタ110、および受信フィルタ120として用い、アンテナ端子130を共用している。本実施の形態の梯子型弾性波フィルタ28、29および縦結合共振子型弾性波フィルタ30をアンテナ共用器100に適用することにより、送信側フィルタ110と受信側フィルタ120の間のアイソレーション特性を向上することができる。
この場合には、送信側フィルタを構成する第1の梯子型弾性波フィルタ28のグランド側と、受信側フィルタの一部を構成する第2の梯子型弾性波フィルタ29のグランド側とを電気的に接続することが好ましい。これにより、並列腕共振器32、34に付加される寄生インダクタの影響を抑制することができる。その結果、弾性波フィルタ装置の特性をさらに向上することができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2における弾性波フィルタ装置の回路図である。図7は、本発明の実施の形態2における弾性波フィルタ装置のコモンモード通過特性図である。
図6において、図1と共通する構成部品については同一番号を付しており、その説明を省略する。本実施の形態において、縦結合共振子型弾性波フィルタ38は不平衡・平衡変換型の弾性波フィルタであり、受信側端子39は一対の平衡端子である。すなわち、本実施の形態の弾性波フィルタ装置は、梯子型弾性波フィルタ28、29と不平衡・平衡変換型の縦結合共振子型弾性波フィルタ38を接続した構成を有する。
図7において、実線は本実施の形態における弾性波フィルタ装置の受信側端子39の間のコモンモード通過特性を示している。図7の破線は比較例であり、図6において第1のグランド電極26と第2のグランド電極27とを、圧電基板上において電気的に接続した場合の受信側端子39の間のコモンモード通過特性を示している。本実施の形態の弾性波フィルタ装置の受信側端子39の間のコモンモード通過特性は、比較例と比べて良化している。特に受信側フィルタの通過周波数帯域が1.85GHz〜1.91GHzにおいて、減衰量が2dB程度良化している。
本実施の形態における弾性波フィルタ装置では、梯子型弾性波フィルタ28、29と縦結合共振子型弾性波フィルタ38を接続した回路において、第1のグランド電極26と第2のグランド電極27が圧電基板上において電気的に分離されている。すなわち、並列腕共振器32、34のグランド側と、入力IDT36と出力IDT37のグランド側とが電気的に分離されている。
そのため、梯子型弾性波フィルタ28、29の並列腕共振器32、34から第1のグランド電極26に落とした帯域外のノイズ成分が、縦結合共振子型弾性波フィルタ38の入力IDT36または出力IDT37を通して信号配線に流れ込んでくることを防止することができる。その結果、縦結合共振子型弾性波フィルタ38の平衡出力におけるコモンモード通過特性を向上することができる。
ここで、縦結合共振子型弾性波フィルタ38の入力IDT36のグランド側と出力IDT37のグランド側の少なくとも一方と、梯子型弾性波フィルタ28、29に接続されるグランド側とが電気的に分離されていても良い。
すなわち、図8に示すように、出力IDT37のグランド側と梯子型弾性波フィルタ28、29のグランド側を接続し、それらと入力IDT36のグランド側を分離しても良い。この場合、第1のグランド電極26に落とした帯域外のノイズ成分が、縦結合共振子型弾性波フィルタ38の入力IDT36を通して信号配線に流れ込んでくることを防止することができる。
また、図9に示すように、入力IDT36のグランド側と梯子型弾性波フィルタ28、29のグランド側を接続し、それらと出力IDT37のグランド側を分離しても良い。この場合、第1のグランド電極26に落とした帯域外のノイズ成分が、縦結合共振子型弾性波フィルタ38の出力IDT37を通して信号配線に流れ込んでくることを防止することができる。
すなわち、入力IDT36のグランド側と並列腕共振器32、34のグランド側とが分離されていても良く、出力IDT37のグランド側と並列腕共振器32、34のグランド側とが分離されていても良い。
また、上記効果は、梯子型弾性波フィルタ28、29と縦結合共振子型弾性波フィルタ38とを直列に接続して1つのフィルタ回路として機能させた場合に特に効果的であり、不平衡・平衡変換型の弾性波フィルタ装置のコモンモード通過特性を向上することができる。
また、上記効果は、チップ部22のみならずパネル部21を含む弾性波フィルタ装置全体において、梯子型弾性波フィルタ28、29のグランド側と縦結合共振子型弾性波フィルタ38のグランド側とを電気的に分離することにより、さらに効果的になる。これによって、弾性波フィルタ装置のコモンモード通過特性をさらに向上することができる。
図10は、本発明の実施の形態2におけるアンテナ共用器200のブロック図である。アンテナ共用器200は、本実施の形態の弾性波フィルタ装置を送信フィルタ210、および受信フィルタ220として用い、アンテナ端子230を共用している。本実施の形態の梯子型弾性波フィルタ28、29および縦結合共振子型弾性波フィルタ38をアンテナ共用器200に適用することにより、コモンモード通過特性の優れたアンテナ共用器を得ることができる。
そして、送信側フィルタを構成する第1の梯子型弾性波フィルタ28のグランド側と、受信側フィルタの一部を構成する第2の梯子型弾性波フィルタ29のグランド側とを電気的に接続することが好ましい。これにより、並列腕共振器32、34に付加される寄生インダクタの影響を抑制することができる。その結果、弾性波フィルタ装置の特性をさらに向上することができる。
本発明に係る弾性波フィルタ装置は、寄生成分の影響を抑制することにより良好なフィルタ特性を有する。本発明に係る弾性波フィルタ装置は主として移動体通信機器に用いられる高周波フィルタやアンテナ共用器等において有用である。
1,21 パネル部
2,22 チップ部
3,23 共通端子
4,24 送信側端子
5,25,39 受信側端子
26 第1のグランド電極
27 第2のグランド電極
7,8,28,29 梯子型弾性波フィルタ
9,30,38 縦結合共振子型弾性波フィルタ
10,12,31,33 直列腕共振器
11,13,32,34 並列腕共振器
15,36 入力IDT
16,37 出力IDT
100,200 アンテナ共用器
110,210 送信フィルタ
120,220 受信フィルタ
130,230 アンテナ端子

Claims (5)

  1. 圧電基板上に形成された縦結合共振子型弾性波フィルタと、
    前記圧電基板上に形成され、前記縦結合共振子型弾性波フィルタに接続された梯子型弾性波フィルタとを備え、
    前記縦結合共振子型弾性波フィルタは入力IDTと出力IDTとを有し、
    前記梯子型弾性波フィルタは直列腕共振器と並列腕共振器とを有し、
    前記並列腕共振器に接続された第1のグランド電極と、前記入力IDTまたは前記出力IDTの少なくとも一方に接続された第2のグランド電極とが電気的に分離されている
    弾性波フィルタ装置。
  2. 前記第1のグランド電極と、前記第2のグランド電極とが、前記圧電基板上において電気的に分離されている
    請求項1記載の弾性波フィルタ装置。
  3. 前記梯子型弾性波フィルタおよび前記縦結合共振子型弾性波フィルタを、直列に接続することにより単一の高周波フィルタとして機能させた
    請求項1記載の弾性波フィルタ装置。
  4. 前記縦結合共振子型弾性波フィルタを、不平衡・平衡変換型とした
    請求項1記載の弾性波フィルタ装置。
  5. 請求項1記載の弾性波フィルタ装置を用いた送信フィルタと、
    請求項1記載の弾性波フィルタ装置を用いた受信フィルタと、
    アンテナ端子を備えた
    アンテナ共用器。
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