JP5354028B2 - 弾性表面波フィルタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、弾性表面波フィルタ装置に関する。特に、本発明は、配線基板にフリップチップ実装されている弾性表面波フィルタチップを備える弾性表面波フィルタ装置に関する。
従来、例えば、下記の特許文献1などにおいて、携帯電話機などの通信機におけるRF(Radio Frequency)回路に搭載される帯域通過フィルタなどとして、弾性表面波を利用した弾性表面波フィルタ装置が種々提案されている。
図14は、特許文献1に記載されている弾性表面波フィルタ装置の略図的断面図である。図14に示すように、弾性表面波フィルタ装置100は、パッケージ101と、パッケージ101内に配置されている弾性表面波フィルタ素子102とを備えている。パッケージ101は、ベース基板101aと、側壁101bと、キャップ部材101cとを有する。弾性表面波フィルタ素子102は、ベース基板101a上にフリップチップ実装されている。
図15は、弾性表面波フィルタ素子102の略図的平面図である。図16は、弾性表面波フィルタ装置100の略図的回路図である。図17は、ベース基板101aの略図的平面図である。図15に示すように、弾性表面波フィルタ素子102は、圧電基板102aと、圧電基板102a上に形成されているラダー型弾性表面波フィルタ部102bとを有する。図16に示すように、弾性表面波フィルタ装置100は、直列腕103(図16を参照)において直列に接続されている直列腕共振子104a,104bと、直列腕103とグラウンド電位とを接続する並列腕106a〜106cに設けられている並列腕共振子105a〜105cとを有する。並列腕共振子105a〜105cとグラウンド電位との間には、インダクタL101〜L103(図16を参照)が設けられている。直列腕103には、インダクタL104,L105が設けられている。直列腕共振子104a,104b及び並列腕共振子105a〜105cは、図15に示すように、圧電基板102a上に形成されている。一方、インダクタL101〜L105は、図17に示すように、ベース基板101a上に形成されている。具体的には、インダクタL101〜L105は、ベース基板101a上に形成されている配線107a〜107eにより構成されている。なお、弾性表面波フィルタ素子102がベース基板101a上にフリップチップ実装されるため、ベース基板101aの表面はダイアタッチ面である。
特開2002−141771号公報
ところで、従来、ラダー型弾性表面波フィルタにおいて、直列腕共振子や並列腕共振子に直列または並列にインダクタを接続することにより、フィルタ特性を改善できることが知られている。具体的には、通過帯域を広くしたり、通過帯域近傍における減衰量を大きくしたりすることができる。このことに鑑み、例えば上記特許文献1に記載の弾性表面波フィルタ装置100においても、フィルタ特性を改善する観点から、インダクタL101〜L105が設けられている。
インダクタは、ベース基板などに実装されるチップ型インダクタにより構成されていてもよいが、弾性表面波フィルタ装置を小型化する観点から、ベース基板に形成された配線により構成されていることが好ましい。ベース基板において、インダクタを構成する配線を形成する場所としては、ベース基板の内部、ベース基板のダイアタッチ面が考えられる。しかしながら、ベース基板の内部にインダクタを構成する配線を形成した場合、インダクタを構成する配線とグラウンド電位との間の距離が短くなる。このため、大きなインダクタンス値を有するインダクタを形成することが難しくなる。従って、インダクタを構成する配線は、グラウンド電位から最も離れた位置にある、ベース基板のダイアタッチ面に形成されていることが好ましい。
しかしながら、インダクタを構成する配線をベース基板のダイアタッチ面に形成した場合、インダクタを構成する配線と、圧電基板上に形成された共振子との間で電磁界結合や容量結合が生じ、フィルタ特性が劣化するおそれがある。このため、例えば、図15〜図17に示すように、弾性表面波フィルタ装置100においては、インダクタL101〜L105を構成する配線107a〜107eは、圧電基板102a上の直列腕共振子104a,104b及び並列腕共振子105a〜105cと対向しないように、ベース基板101aの表面の周縁部に形成されている。従って、弾性表面波フィルタ装置100では、インダクタL101〜L105を構成する配線107a〜107eを設けるための領域を確保するために、ベース基板101aを大きくする必要があり、弾性表面波フィルタ装置が大型化してしまうという問題があった。また、特に、CSP(Chip Size Package)型の弾性表面波フィルタ装置などの小型の弾性表面波フィルタ装置においては、インダクタを構成する配線を設けるための領域をベース基板の表面の周縁部に確保することが困難であった。
本発明は、かかる点に鑑みて成されたものであり、その目的は、フィルタ特性が良好である小型な弾性表面波フィルタ装置を提供することにある。
本発明者は、鋭意研究の結果、配線基板のダイアタッチ面に設けられている特定のインダクタが、圧電基板上に設けられている特定の共振子と対向していても、フィルタ特性がそれほど劣化しないことを発見した。具体的には、入力パッドまたは出力パッドに接続されている共振子と、当該共振子に接続されているインダクタとであれば、対向していても、フィルタ特性がそれほど劣化しないことを見出した。その結果、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明に係る弾性表面波フィルタ装置は、ダイアタッチ面を有する配線基板と、弾性表面波フィルタチップとを備えている。弾性表面波フィルタチップは、配線基板のダイアタッチ面にフリップチップ実装されている。弾性表面波フィルタチップは、圧電基板と、圧電基板上に形成されているラダー型弾性表面波フィルタ部とを有する。ラダー型弾性表面波フィルタ部は、入力パッド及び出力パッドと、入力パッドと出力パッドとの間に接続されている直列腕と、複数の共振子とを備えている。複数の共振子は、入力パッドまたは出力パッドに接続されている少なくともひとつの第1の共振子を含む。配線基板のダイアタッチ面には、第1の共振子に接続されているインダクタが形成されている。インダクタは、少なくとも一部が第1の共振子と対向する一方、複数の共振子のうち、第1の共振子以外の共振子とは対向しないように設けられている。
本発明に係る弾性表面波フィルタ装置のある特定の局面では、配線基板は、入力パッドが接続されている入力端子と、出力パッドが接続されている出力端子とを有する。複数の共振子は、複数の直列腕共振子と、少なくともひとつの並列腕共振子とを含む。複数の直列腕共振子は、直列腕において直列に接続されている。少なくともひとつの並列腕共振子は、直列腕とグラウンド電位との間に接続されている。第1の共振子は直列腕共振子である。インダクタは、第1の共振子と入力端子との間または第1の共振子と出力端子との間に接続されている。
本発明に係る弾性表面波フィルタ装置の他の特定の局面では、配線基板は、入力パッドが接続されている入力端子と、出力パッドが接続されている出力端子とを有する。複数の共振子は、複数の直列腕共振子と、少なくともひとつの並列腕共振子とを含む。複数の直列腕共振子は、直列腕において直列に接続されている。少なくともひとつの並列腕共振子は、直列腕とグラウンド電位との間に接続されている。第1の共振子は並列腕共振子である。インダクタは、第1の共振子と入力端子との間または第1の共振子と出力端子との間に接続されている。
本発明に係る弾性表面波フィルタ装置の別の特定の局面では、配線基板は、入力パッドが接続されている入力端子と、出力パッドが接続されている出力端子とを有する。複数の共振子は、複数の直列腕共振子と、少なくともひとつの並列腕共振子とを含む。複数の直列腕共振子は、直列腕において直列に接続されている。少なくともひとつの並列腕共振子は、直列腕とグラウンド電位との間に接続されている。第1の共振子は直列腕共振子である。インダクタは、第1の共振子と並列に接続されている。
本発明に係る弾性表面波フィルタ装置のさらに他の特定の局面では、配線基板は、入力パッドが接続されている入力端子と、出力パッドが接続されている出力端子とを有する。複数の共振子は、複数の直列腕共振子と、少なくともひとつの並列腕共振子とを含む。複数の直列腕共振子は、直列腕において直列に接続されている。少なくともひとつの並列腕共振子は、直列腕とグラウンド電位との間に接続されている。第1の共振子は並列腕共振子である。インダクタは、第1の共振子とグラウンド電位との間に接続されている。
本発明に係る弾性表面波フィルタ装置のさらに別の特定の局面では、弾性表面波フィルタ装置は、分波器である。
本発明では、入力パッドまたは出力パッドに接続されている少なくともひとつの第1の共振子に接続されているインダクタは、少なくとも一部が第1の共振子と対向する一方、複数の共振子のうち、第1の共振子以外の共振子とは対向しないように設けられている。このため、弾性表面波フィルタ装置を大型化させることなく、配線基板のダイアタッチ面におけるインダクタを形成する領域を大きくすることができ、インダクタのインダクタンス値を大きくすることができる。従って、良好なフィルタ特性の実現と、弾性表面波フィルタ装置の小型化とを図ることができる。
図1は、本発明を実施した一実施形態に係るデュプレクサの略図的回路図である。 図2は、本発明を実施した一実施形態に係るデュプレクサの模式的断面図である。 図3は、本発明を実施した一実施形態に係るデュプレクサにおける送信側弾性表面波フィルタチップの電極構造を表す模式的透視平面図である。 図4は、本発明を実施した一実施形態に係るデュプレクサにおける配線基板のダイアタッチ面の模式的平面図である。 図5は、本発明を実施した一実施形態に係るデュプレクサの模式的透視平面図である。 図6は、比較例に係るデュプレクサにおける配線基板のダイアタッチ面の模式的平面図である。 図7は、比較例に係るデュプレクサの模式的透視平面図である。 図8は、本発明を実施した一実施形態に係るデュプレクサにおける送信側フィルタの通過特性と、比較例に係るデュプレクサにおける送信側フィルタの通過特性とを示すグラフである。 図9は、本発明を実施した一実施形態に係るデュプレクサにおけるアイソレーション特性と、比較例に係るデュプレクサにおけるアイソレーション特性とを示すグラフである。 図10は、第1の変形例に係るデュプレクサにおける送信側フィルタの略図的回路図である。 図11は、第2の変形例に係るデュプレクサにおける送信側フィルタの略図的回路図である。 図12は、第3の変形例に係るデュプレクサにおける送信側フィルタの略図的回路図である。 図13は、第4の変形例に係るデュプレクサにおける送信側フィルタの略図的回路図である。 図14は、特許文献1に記載されている弾性表面波フィルタ装置の略図的断面図である。 図15は、弾性表面波フィルタ素子102の略図的平面図である。 図16は、弾性表面波フィルタ装置100の略図的回路図である。 図17は、ベース基板101aの略図的平面図である。
以下、本発明を実施した好ましい形態について、弾性表面波フィルタ装置の一種である図1及び図2に示すデュプレクサ1を例に挙げて説明する。但し、デュプレクサ1は、単なる例示である。本発明に係る弾性表面波フィルタ装置は、デュプレクサ1に何ら限定されない。本発明に係る弾性表面波フィルタ装置は、例えば、フィルタ部をひとつのみ有するものであってもよいし、例えばトリプレクサなどの、デュプレクサ以外の分波器であってもよい。
本実施形態のデュプレクサ1は、例えば、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)のようなCDMA(Code Division Multiple Access)方式に対応する携帯電話機などのRF(Radio Frequency)回路に搭載されるものである。デュプレクサ1は、UMTS−BAND2に対応するデュプレクサである。UMTS−BAND2の送信周波数帯は、1850〜1910MHzであり、受信周波数帯は、1930〜1990MHzである。
図1は、本実施形態のデュプレクサ1の略図的回路図である。図2は、本実施形態のデュプレクサ1の模式的断面図である。図1及び図2に示すように、デュプレクサ1は、配線基板10と、送信側弾性表面波フィルタチップ14と、受信側弾性表面波フィルタチップ15とを備えている。送信側弾性表面波フィルタチップ14と、受信側弾性表面波フィルタチップ15とは、配線基板10のダイアタッチ面10aにフリップチップ実装されている。配線基板10の上には、送信側弾性表面波フィルタチップ14と受信側弾性表面波フィルタチップ15とを覆うように、封止樹脂層16が形成されている。すなわち、本実施形態のデュプレクサ1は、CSP型の弾性表面波フィルタ装置である。
受信側弾性表面波フィルタチップ15は、図示しない圧電基板上に形成されている縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部15Aを備えている。本実施形態のデュプレクサ1では、この縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部15Aにより受信側フィルタが構成されている。縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部15Aは、平衡−不平衡変換機能を有するフィルタ部であり、縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部15Aの不平衡信号端子15aは、配線基板10に形成されているアンテナ端子21に接続されており、第1及び第2の平衡信号端子15b,15cは、配線基板10に形成されている第1及び第2の受信側信号端子22a,22bに接続されている。なお、本実施形態において、不平衡信号端子15aのインピーダンスは50Ωである。第1及び第2の平衡信号端子15b,15cのインピーダンスは100Ωである。本実施形態のデュプレクサ1では、縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部15Aにより受信側フィルタが構成されているが、ラダー型弾性表面波フィルタ部により受信側フィルタが構成されていてもよい。
アンテナ端子21と不平衡信号端子15aとの間の接続点と、グラウンド電位との間には、整合用のインダクタL1が接続されている。
送信側弾性表面波フィルタチップ14は、ラダー型弾性表面波フィルタ部14Aを備えている。本実施形態のデュプレクサ1では、このラダー型弾性表面波フィルタ部14Aにより送信側フィルタが構成されている。図1に示すように、ラダー型弾性表面波フィルタ部14Aは、配線基板10に形成されているアンテナ端子21と、配線基板10に形成されている送信側信号端子24との間に接続されている。ラダー型弾性表面波フィルタ部14Aは、アンテナ端子21と送信側信号端子24との間を接続している直列腕33を有する。直列腕33において、直列腕共振子S1〜S3が直列に接続されている。直列腕共振子S1は、弾性表面波共振子S11〜S13により構成されている。直列腕共振子S2は、弾性表面波共振子S21〜S23により構成されている。直列腕共振子S3は、弾性表面波共振子S31〜S33により構成されている。直列腕共振子S1〜S3は、それぞれ複数の弾性表面波共振子により構成されているが、それぞれひとつの共振子として機能する。このように、直列腕共振子S1〜S3が、複数の弾性表面波共振子によって構成されていることで、ラダー型弾性表面波フィルタ部14Aは高い耐電力性を有する。なお、直列腕共振子S1〜S3は、それぞれ1つの弾性表面波共振子により構成されていてもよい。
直列腕共振子S2を構成する弾性表面波共振子S21〜S23には、キャパシタC1〜C5が並列に接続されている。これらキャパシタC1〜C5により、直列腕共振子S2の反共振周波数が低周波数側にシフトする。従って、キャパシタC1〜C5を設けることにより、送信側フィルタのフィルタ特性の急峻性が高められている。
直列腕共振子S3と送信側信号端子24との間には、インダクタL3とキャパシタC6とが並列に接続されてなるLC共振回路34が接続されている。このLC共振回路34により形成される減衰極は、送信側フィルタの通過帯域高域側に位置する。よって、LC共振回路34を設けることにより、送信側フィルタの通過帯域高域側における減衰量が大きくされている。
ラダー型弾性表面波フィルタ部14Aは、直列腕33とグラウンド電位との間に接続されている並列腕37〜39を有する。並列腕37〜39には、並列腕共振子P1〜P3が設けられている。並列腕共振子P1は、弾性表面波共振子P11,P12により構成されている。並列腕共振子P2は、弾性表面波共振子P21,P22により構成されている。並列腕共振子P3は、弾性表面波共振子P31,P32により構成されている。並列腕共振子P1〜P3は、それぞれ複数の弾性表面波共振子により構成されているが、それぞれひとつの共振子として機能する。このように、並列腕共振子P1〜P3が、複数の弾性表面波共振子によって構成されていることで、ラダー型弾性表面波フィルタ部14Aは高い耐電力性を有する。なお、並列腕共振子P1〜P3は、それぞれ1つの弾性表面波共振子により構成されていてもよい。
並列腕共振子P1,P2とグラウンド電位との間には、インダクタL2が接続されている。このインダクタL2により、送信側フィルタの通過帯域低域側における減衰量を大きくすることができる。
次に、図3〜図5を主として参照しながら、ラダー型弾性表面波フィルタ部14Aの具体的構成について説明する。図3は、本実施形態のデュプレクサ1における送信側弾性表面波フィルタチップ14の電極構造を表す模式的透視平面図である。詳細には、図3は、デュプレクサ1の上方から送信側弾性表面波フィルタチップ14を透視した状態における、送信側弾性表面波フィルタチップ14の電極構造を示している。図4は、本実施形態のデュプレクサ1における配線基板10のダイアタッチ面10aの模式的平面図である。図5は、本実施形態のデュプレクサ1の模式的透視平面図である。詳細には、図5は、デュプレクサ1の上方から透視した状態を示している。
図3に示すように、送信側弾性表面波フィルタチップ14は、圧電基板30を備えている。圧電基板30の上には、アンテナ端子21に接続されている出力パッド32と、送信側信号端子24に接続されている入力パッド31と、直列腕共振子S1〜S3と、並列腕共振子P1〜P3と、キャパシタC1〜C6と、グラウンド電位に接続される接地用パッド41〜43と、電極パッド44と、ダミーパッド45とが形成されている。
直列腕共振子S1〜S3を構成している弾性表面波共振子S11〜S13,S21〜S23,S31〜S33及び並列腕共振子P1〜P3を構成している弾性表面波共振子P11,P12,P21,P22,P31,P32は、1つのインターデジタルトランスデューサと、インターデジタルトランスデューサの両側に配置されている1組の反射器により構成されている。キャパシタC1〜C6は、櫛歯状電極により構成されている。入力パッド31と、出力パッド32と、接地用パッド41〜43と、電極パッド44と、ダミーパッド45の上には、バンプが形成される。図3中の○印はバンプを示している。なお、圧電基板30は、LiNbOやLiTaOなどの圧電単結晶基板により構成することができる。
図4に示すように、配線基板10のダイアタッチ面10aには、複数の電極と、配線からなるインダクタL2,L3が形成されている。複数の電極は、バンプにより、送信側弾性表面波フィルタチップ14及び受信側弾性表面波フィルタチップ15の電極パターンと接続される。インダクタL2は、送信側弾性表面波フィルタチップ14と対向しないように形成されている。一方、インダクタL3は、インダクタL3の一部が、送信側弾性表面波フィルタチップ14と対向するように形成されている。具体的には、図5に示すように、インダクタL3は、インダクタL3の一部が、入力パッド31に接続されている直列腕共振子S3及び並列腕共振子P3と対向するように設けられている。
本実施形態では、インダクタL2,L3が、グラウンド電位から最も離れた位置にある、配線基板10のダイアタッチ面10aに形成されている。このため、例えば、インダクタL2,L3を配線基板10の内部に形成した場合と比較して、インダクタL2,L3を大型化することなく、インダクタL2,L3のインダクタンス値を大きくすることができる。
また、インダクタL3の一部が、直列腕共振子S3及び並列腕共振子P3と対向するように形成されている。このため、インダクタL3を直列腕共振子S3及び並列腕共振子P3を含む、送信側弾性表面波フィルタチップ14と対向しないように配置した場合と比較して、配線基板10を大型化させることなく、インダクタL3を形成する領域を大きくすることができる。よって、インダクタL3のインダクタンス値を大きくすることができる。
また、インダクタL3は、入力パッド31に接続されている直列腕共振子S3及び並列腕共振子P3とは対向しているものの、他の共振子S1,S2,P1,P2や、キャパシタC1〜C6とは対向していない。従って、送信側フィルタのフィルタ特性の劣化を抑制することができる。以下、この効果について、具体例を参照しつつ、さらに詳細に説明する。
本実施形態のデュプレクサ1を作製すると共に、デュプレクサ1に対する比較例として、インダクタL3の形状のみが異なるデュプレクサ200を作製した。図6は、比較例のデュプレクサ200における配線基板201のダイアタッチ面201aの模式的平面図である。図7は、比較例のデュプレクサ200の模式的透視平面図である。詳細には、図7は、比較例のデュプレクサ200の上方から透視した状態を示している。図6及び図7に示すように、比較例のデュプレクサ200では、インダクタL3は、インダクタL3の一部が、直列腕共振子S3及び並列腕共振子P3のみならず、並列腕共振子P2にも対向するように形成されている。
図8に、本実施形態のデュプレクサ1における送信側フィルタの通過特性と、比較例のデュプレクサ200における送信側フィルタの通過特性とを示す。
図8に示す結果から明らかなように、比較例のデュプレクサ200における送信側フィルタでは、受信周波数帯である1930〜1990MHzにおいて、減衰量の最小値が約45.4dBであった。それに対して、本実施形態のデュプレクサ1における送信側フィルタでは、受信周波数帯である1930〜1990MHzにおいて、減衰量の最小値が約49.8dBであり、比較例のデュプレクサ200より減衰量の最小値が約4.4dB大きい。すなわち、本実施形態のデュプレクサ1における送信側フィルタでは、比較例のデュプレクサ200における送信側フィルタよりも通過帯域高域側の減衰量が大きくなっている。この結果から、インダクタL3と、入力パッド31に接続されている直列腕共振子S3及び並列腕共振子P3とが対向することによっては、通過帯域高域側の減衰量が小さくならないが、インダクタL3が直列腕共振子S3及び並列腕共振子P3以外の共振子と対向している場合は、通過帯域高域側の減衰量が大幅に小さくなることが分かる。
図9に、本実施形態のデュプレクサ1におけるアイソレーション特性と、比較例のデュプレクサ200におけるアイソレーション特性とを示す。なお、図9に示すアイソレーション特性は、送信側信号端子24と、第1及び第2の受信側信号端子22a,22bとの間のアイソレーション特性である。
図9に示す結果から明らかなように、比較例のデュプレクサ200では、受信周波数帯である1930〜1990MHzにおいて、減衰量の最小値が約53dBであった。それに対して、本実施形態のデュプレクサ1では、受信周波数帯である1930〜1990MHzにおいて、減衰量の最小値が約60dBであり、比較例のデュプレクサ200よりアイソレーション特性が約7dB良好であった。この結果から、インダクタL3と、入力パッド31に接続されている直列腕共振子S3及び並列腕共振子P3とが対向することによっては、アイソレーション特性は劣化しないが、インダクタL3が直列腕共振子S3及び並列腕共振子P3以外の共振子と対向している場合は、アイソレーション特性が大きく劣化することが分かる。
以上より、入力パッドまたは出力パッドに接続されている共振子に接続されているインダクタを、少なくとも一部が当該共振子と対向するように、配線基板のダイアタッチ面に形成することにより、弾性表面波フィルタ装置を大型化することなく、良好なフィルタ特性を実現できることが分かる。
なお、入力パッドまたは出力パッドに接続されている共振子に接続されているインダクタが当該共振子と対向するように配置されている場合であってもフィルタ特性が劣化しないのは、以下の理由によるものと考えられる。
圧電基板上の共振子と、配線基板上のインダクタとが対向している場合、共振子とインダクタとの間に容量結合や電磁界結合が生じる。このため、共振子とインダクタとの間の空間を介して、共振子とインダクタとの間に、容量結合や電磁界結合によるパスが形成される場合がある。一般的に、このパスが形成されると、一部の信号が、所望の経路を経由せずに流れるため、フィルタ特性が劣化する。例えば、比較例のデュプレクサ200の場合では、配線基板201のダイアタッチ面201aに形成されているインダクタL3が、送信側弾性表面波フィルタチップ14の圧電基板30に形成されている並列腕共振子P2と対向しているため、インダクタL3と並列腕共振子P2との間に容量結合や電磁界結合が生じる。この結果、インダクタL3と並列腕共振子P2との間に、容量結合や電磁界結合によるパスが形成される。このパスにより、一部の信号が、直列腕共振子S3を経由せずに、入力パッド31から並列腕共振子P2に直接流れることとなる。これにより、比較例のデュプレクサ200における送信側フィルタの通過帯域高域側の減衰量が小さくなると共に、比較例のデュプレクサ200のアイソレーション特性が劣化するなど、フィルタ特性が劣化する。
それに対して、本実施形態のデュプレクサ1では、配線基板10のダイアタッチ面10aに形成されているインダクタL3は、送信側弾性表面波フィルタチップ14の圧電基板30に形成されている直列腕共振子S3及び並列腕共振子P3と対向するものの、他の共振子S1,S2,P1,P2や、キャパシタC1〜C6とは対向しないように形成されている。このため、インダクタL3と直列腕共振子S3との間及びインダクタL3と並列腕共振子P3との間に容量結合や電磁界結合が生じることがあっても、他の共振子S1,S2,P1,P2や、キャパシタC1〜C6との間に容量結合や電磁界結合が生じることはない。よって、一部の信号が、所望の経路を経由せずに、入力パッド31から他の共振子S1,S2,P1,P2並びにキャパシタC1〜C6に直接流れるようなパスが形成されない。従って、本実施形態のデュプレクサ1では、送信側フィルタの通過帯域高域側の減衰量やアイソレーション特性などのフィルタ特性が劣化しにくい。
なお、本実施形態では、インダクタL3の一部が直列腕共振子S3及び並列腕共振子P3と対向している場合について説明したが、インダクタL3は、例えば、インダクタL3の一部が直列腕共振子S3及び並列腕共振子P3の一方のみと対向するように形成されていてもよい。
以下、上記実施形態の変形例について説明する。なお、以下の変形例の説明において、上記第1の実施形態と実質的に共通の機能を有する部材を共通の符号で参照し、説明を省略する。
図10は、第1の変形例に係るデュプレクサにおける送信側フィルタの略図的回路図である。図11は、第2の変形例に係るデュプレクサにおける送信側フィルタの略図的回路図である。図12は、第3の変形例に係るデュプレクサにおける送信側フィルタの略図的回路図である。図13は、第4の変形例に係るデュプレクサにおける送信側フィルタの略図的回路図である。
上記実施形態では、圧電基板に形成されている共振子と対向する、配線基板のダイアタッチ面に形成されているインダクタが、LC共振回路を構成しているインダクタである例について説明したが、以下のようなインダクタであってもよい。
図10に示すように、直列腕共振子S3及び並列腕共振子P3と接続されており、送信側フィルタの入力端子である送信側信号端子24とも接続されている、インピーダンス整合用のインダクタL4を、インダクタL4の少なくとも一部が、直列腕共振子S3及び並列腕共振子P3の一方又は両方と対向するように、配線基板10のダイアタッチ面10aに配置してもよい。
また、図11に示すように、直列腕共振子S3と並列に接続されているインダクタL5を、インダクタL5の少なくとも一部が、直列腕共振子S3及び並列腕共振子P3の一方又は両方と対向するように、配線基板10のダイアタッチ面10aに配置してもよい。
また、図12に示すように、並列腕共振子P3とグラウンド電位との間に接続されているインダクタL6を、インダクタL6の少なくとも一部が、直列腕共振子S3及び並列腕共振子P3の一方又は両方と対向するように、配線基板10のダイアタッチ面10aに配置してもよい。
また、図13に示すように、並列腕共振子P3と並列腕共振子P2との接続点と、グラウンド電位との間に接続されているインダクタL7を、インダクタL7の少なくとも一部が、直列腕共振子S3及び並列腕共振子P3の一方又は両方と対向するように、配線基板10のダイアタッチ面10aに配置してもよい。
上記第1の実施形態及び第1〜第4の変形例では、圧電基板に形成され、入力パッドに接続されている共振子にインダクタが接続されており、インダクタの少なくとも一部が当該共振子と対向するように、配線基板のダイアタッチ面に形成されている構成であったが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。圧電基板に形成され、出力パッドに接続されている共振子にインダクタが接続されており、インダクタの少なくとも一部が当該共振子と対向するように、配線基板のダイアタッチ面に形成されている構成であっても、弾性表面波フィルタ装置を大型化することなく、良好なフィルタ特性を実現できる。
上記第1の実施形態及び第1〜第4の変形例では、デュプレクサの送信側フィルタがラダー型弾性表面波フィルタにより構成されている例について説明した。但し、本発明においては、ラダー型弾性表面波フィルタは、デュプレクサの受信側フィルタを構成していてもよい。
また、上記第1の実施形態及び第1〜第4の変形例では、本発明を実施した弾性表面波フィルタ装置の一例として、デュプレクサを挙げたが、本発明に係る弾性表面波フィルタ装置は、分波器ではなく、RF回路に搭載される段間フィルタであってもよい。
L1〜L7…インダクタ
1…デュプレクサ
S1〜S3…直列腕共振子
P1〜P3…並列腕共振子
S11〜S13、S21〜S23、S31〜S33、P11,P12、P21,P22、P31,P32…弾性表面波共振子
C1〜C6…キャパシタ
10…配線基板
10a…ダイアタッチ面
14…送信側弾性表面波フィルタチップ
14A…ラダー型弾性表面波フィルタ部
15…受信側弾性表面波フィルタチップ
15A…縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部
15a…不平衡信号端子
15b…第1の平衡信号端子
15c…第2の平衡信号端子
16…封止樹脂層
21…アンテナ端子
22a…第1の受信側信号端子
22b…第2の受信側信号端子
24…送信側信号端子
30…圧電基板
31…入力パッド
32…出力パッド
33…直列腕
34…LC共振回路
37〜39…並列腕
41〜43…接地用パッド
44…電極パッド
45…ダミーパッド

Claims (4)

  1. ダイアタッチ面を有する配線基板と、
    前記配線基板の前記ダイアタッチ面にフリップチップ実装されている弾性表面波フィルタチップとを備える弾性表面波フィルタ装置であって、
    前記弾性表面波フィルタチップは、圧電基板と、前記圧電基板上に形成されているラダー型弾性表面波フィルタ部とを有し、
    前記ラダー型弾性表面波フィルタ部は、入力パッド及び出力パッドと、前記入力パッドと前記出力パッドとを接続している直列腕と、前記入力パッドまたは前記出力パッドに接続されている少なくともひとつの第1の共振子を含む複数の共振子とを備え、
    前記配線基板の前記ダイアタッチ面には、前記第1の共振子に接続されているインダクタが形成されており、
    前記インダクタは、少なくとも一部が前記第1の共振子と対向する一方、前記複数の共振子のうち、前記第1の共振子以外の共振子とは対向しないように設けられており、
    前記配線基板は、前記入力パッドが接続されている入力端子と、前記出力パッドが接続されている出力端子とを有し、
    前記複数の共振子は、前記直列腕において直列に接続されている複数の直列腕共振子と、前記直列腕とグラウンド電位との間に接続されている少なくともひとつの並列腕共振子とを含み、
    前記第1の共振子は前記直列腕共振子であり、
    前記インダクタは、前記第1の共振子と前記入力端子との間または前記第1の共振子と前記出力端子との間に接続されている、弾性表面波フィルタ装置。
  2. ダイアタッチ面を有する配線基板と、
    前記配線基板の前記ダイアタッチ面にフリップチップ実装されている弾性表面波フィルタチップとを備える弾性表面波フィルタ装置であって、
    前記弾性表面波フィルタチップは、圧電基板と、前記圧電基板上に形成されているラダー型弾性表面波フィルタ部とを有し、
    前記ラダー型弾性表面波フィルタ部は、入力パッド及び出力パッドと、前記入力パッドと前記出力パッドとを接続している直列腕と、前記入力パッドまたは前記出力パッドに接続されている少なくともひとつの第1の共振子を含む複数の共振子とを備え、
    前記配線基板の前記ダイアタッチ面には、前記第1の共振子に接続されているインダクタが形成されており、
    前記インダクタは、少なくとも一部が前記第1の共振子と対向する一方、前記複数の共振子のうち、前記第1の共振子以外の共振子とは対向しないように設けられており、
    前記配線基板は、前記入力パッドが接続されている入力端子と、前記出力パッドが接続されている出力端子とを有し、
    前記複数の共振子は、前記直列腕において直列に接続されている複数の直列腕共振子と、前記直列腕とグラウンド電位との間に接続されている少なくともひとつの並列腕共振子とを含み、
    前記第1の共振子は前記並列腕共振子であり、
    前記インダクタは、前記第1の共振子と前記入力端子との間または前記第1の共振子と前記出力端子との間に接続されている、弾性表面波フィルタ装置。
  3. ダイアタッチ面を有する配線基板と、
    前記配線基板の前記ダイアタッチ面にフリップチップ実装されている弾性表面波フィルタチップとを備える弾性表面波フィルタ装置であって、
    前記弾性表面波フィルタチップは、圧電基板と、前記圧電基板上に形成されているラダー型弾性表面波フィルタ部とを有し、
    前記ラダー型弾性表面波フィルタ部は、入力パッド及び出力パッドと、前記入力パッドと前記出力パッドとを接続している直列腕と、前記入力パッドまたは前記出力パッドに接続されている少なくともひとつの第1の共振子を含む複数の共振子とを備え、
    前記配線基板の前記ダイアタッチ面には、前記第1の共振子に接続されているインダクタが形成されており、
    前記インダクタは、少なくとも一部が前記第1の共振子と対向する一方、前記複数の共振子のうち、前記第1の共振子以外の共振子とは対向しないように設けられており、
    前記配線基板は、前記入力パッドが接続されている入力端子と、前記出力パッドが接続されている出力端子とを有し、
    前記複数の共振子は、前記直列腕において直列に接続されている複数の直列腕共振子と、前記直列腕とグラウンド電位との間に接続されている少なくともひとつの並列腕共振子とを含み、
    前記第1の共振子は前記直列腕共振子であり、
    前記インダクタは、前記第1の共振子と並列に接続されている、弾性表面波フィルタ装置。
  4. 分波器である、請求項1〜のいずれか一項に記載の弾性表面波フィルタ装置。
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