JP2003504456A - 生デンプン分解酵素を含んでなる洗剤組成物 - Google Patents

生デンプン分解酵素を含んでなる洗剤組成物

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、生コーンスターチを分解する活性(Ra)と、ゼラチン化したデンプンを分解する活性(Ga)の比[Ra/Ga]が0.2を超える、好ましくは0.35を超えることを特徴とする生デンプン分解酵素を含んでなる、洗濯、食器洗浄、および/または硬質表面洗浄剤組成物を包含する洗剤組成物に関する。その様な組成物は、デンプンを含む染みや汚れの除去性能が優れ、洗濯用組成物に処方した時は、白さの維持および薄汚れ洗浄性能が優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は、生デンプン分解酵素を含んでなる洗剤組成物に関する。
【0002】発明の背景 洗剤製品の性能は、汚れを除去する能力を包含する多くのファクターにより判
断される。そのために、界面活性剤、漂白剤および酵素の様な洗剤成分が洗剤中
に配合されている。その様な具体的な例の一つは、プロテアーゼ、リパーゼ、ア
ミラーゼおよび/またはセルラーゼの使用である。
【0003】 プロテアーゼは洗浄用途に一般的に使用されている酵素である。プロテアーゼ
は、他のタンパク質を加水分解する能力で知られている。この能力は、洗濯用洗
剤組成物に天然産の、または操作されたプロテアーゼを配合することにより活用
されている。洗剤組成物中に脂肪分解酵素を配合し、洗浄性能を改良することは
公知であり、例えば布地からトリグリセリドを含む汚れや染みをより強力に除去
することができる。セルラーゼの活性は、セルロース系の繊維または基材がセル
ラーゼにより攻撃される活性であり、エンド−またはエキソセルラーゼでよいセ
ルラーゼ、およびそれぞれのヘミセルラーゼの特定の機能に応じて異なる。セル
ロース構造がより小さな、従って、より溶解または分散し易い画分に解重合され
る、または開裂する。特に布地に対するこの活性により、洗浄、回復、柔軟性、
および一般的に改良された感触特性が布地構造に与えられる。アミラーゼ酵素は
、洗剤組成物において、デンプン質食品の残留物またはデンプン質被膜を食器ま
たは硬質表面から除去すること、または洗濯および食器洗浄用途で典型的に見ら
れるデンプン質汚れ、並びに他の汚れに対する洗浄性能を与えることが以前から
認められている。
【0004】 実際、デンプン質、例えばアミロースやアミロペクチン、は、洗濯、食器洗浄
または硬質表面洗浄操作で直面する汚れ/染みの主成分の一つを構成する。その
上、織物工業は、織物仕上げ工程でデンプン質材料を使用する。そのため、アミ
ラーゼ酵素は、デンプン含有汚れを除去するために洗剤製品中に以前から配合さ
れている。しかし、ここで驚くべきことに、その様な一般的に使用されている洗
剤用アミラーゼは、生デンプン材料を効果的に加水分解できないことが分かった
【0005】 食品または織物工業で加工しても、デンプン材料の大部分は実際には生の形態
のままである。特に、布地、食器、その他の硬質表面上に残される食品汚れ、例
えば米、スパゲッティ、ジャガイモ、コーン、穀類、等、は大量の生デンプンを
含むことが分かっている。さらに、驚くべきことに、表面上に残るその様な生デ
ンプンは他の汚れを捕獲し、布地表面上に見られる場合には、洗浄すべき表面の
薄汚れた外観を引き起こすことが分かった。
【0006】 上記のことから、その様なデンプン含有汚れ/染みを除去するための洗剤製品
を処方する必要がある。ここで、生デンプンを非常に効果的に分解する酵素を含
んでなる洗剤組成物を処方することにより、上記の目的は達成される。その様な
酵素は、生コーンスターチを分解する活性(Ra)と、ゼラチン化したスターチ
を分解する活性(Ga)の比、すなわち[Ra/Ga]が0.2を超える、好ま
しくは0.35を超えることを特徴とする。
【0007】 さらに、本発明の洗剤組成物の性能は、リパーゼ、プロテアーゼ、α−アミラ
ーゼ、および/またはプルラナーゼ(ネオプルラナーゼ、プルラナーゼタイプI
またはII)から選択された他の酵素を添加することにより、および/または非イ
オン系界面活性剤および/または凝集剤から選択された洗剤成分を添加すること
により、強化されることが分かった。
【0008】 ヨーロッパ特許第368341号明細書は、界面活性剤、およびプルラナーゼ
、イソプルラナーゼおよびイソアミラーゼからなる群から選択された少なくとも
1種のデンプン脱分岐酵素を、好ましくはデンプン質汚れ洗剤を改良するための
α−アミラーゼと共に含んでなる洗剤組成物を記載している。英国特許第222
8945号明細書は、α−1,6グルコシド結合を破壊することができる酵素を
含んでなる自動食器洗浄組成物を記載している。国際特許第WO98/2607
8号明細書は、安定性を改良したH突然変異体α−アミラーゼに関する。ヨーロ
ッパ特許第450627号明細書は、デンプン質汚れに対する洗浄性能が優れた
アルカリ性プルラナーゼを含む新規な洗剤組成物を記載している。国際特許第W
O94/19468号明細書は、洗剤成分として有用なアルカリ性プルラナーゼ
に関する遺伝子を含むDNA断片に関する。米国特許第5,665,585号明
細書は、脱分岐活性が高い独特なグルコアミラーゼPのアミノ酸およびDNA配
列、その様な配列で形質転換したTrichoderma宿主細胞、その様な組換え体グル
コアミラーゼPの発現、および組換え体酵素およびそれで形質転換した宿主の特
にアルコール発酵における工業的使用に関する。米国特許第3,640,877
号明細書は、過酸化水素の前駆物質としてのグルコースおよびグルコースオキシ
ダーゼまたはデンプン、アミログルコシダーゼおよびグルコースオキシダーゼ、
および洗剤の使用中に形成される過酸化水素を安定化させるヒドロキシルアミン
の系を含む洗剤製剤を記載している。国際特許第WO95/29996号明細書
は新規なグルコースオキシダーゼ、その製造方法、およびその漂白および洗剤組
成物における使用、並びにその練り粉強化剤としての使用を開示している。該酵
素には、化粧品分野および製菓工業で、好ましくはアミログルコシダーゼ、ラク
トペルオキシダーゼ、α−アミラーゼまたは麦芽遺伝子エキソ−アミラーゼから
選択された他の酵素との組合せで、多くの用途がある。
【0009】 しかし、洗剤組成物で、生デンプンを非常に効率的に分解する酵素、すなわち
Ra/Gaが0.2を超える酵素、を、生デンプンを含む染み−汚れの除去に使
用することはこれまで開示されていない。
【0010】発明の概要 本発明は、生コーンスターチを分解する活性(Ra)と、ゼラチン化したコー
ンスターチを分解する活性(Ga)の比、すなわち[Ra/Ga]が0.2を超
える、好ましくは0.35を超えることを特徴とする生デンプン分解酵素を含ん
でなる、洗濯用、食器洗浄、および/または硬質表面洗浄組成物を包含する洗剤
組成物に関する。その様な組成物は、デンプンを含む染みや汚れ除去効果が優れ
ており、洗濯用組成物として処方した場合、白さの維持および薄汚れ洗浄性が優
れている。
【0011】発明の詳細な説明 本発明の洗剤組成物の必須成分は、生コーンスターチを分解する活性(Ra)
と、ゼラチン化したコーンスターチを分解する活性(Ga)の比、すなわち[R
a/Ga]が0.2を超える、好ましくは0.35を超えることを特徴とする生
デンプン分解酵素である。本発明の酵素は、α−分岐した多糖、より詳しくは、
デンプン基質、ゼラチン化したデンプンに対する活性を有する酵素の中から選択
される。
【0012】 生コーンスターチを分解する活性(Ra)と、ゼラチン化したコーンスターチ
を分解する活性(Ga)の比は、下記の様にして決定する。
【0013】 α−分岐した多糖、より詳しくは、デンプン基質、を分解する酵素の、ゼラチ
ン化したデンプン、または生デンプンに対する活性は、酵素活性測定用の標準検
定を使用して測定する。生デンプン分解インデックスは、供試酵素の、生デンプ
ンおよびゼラチン化したデンプンに対する活性の比である。ゼラチン化したデン
プンおよび生デンプンの両方に対する検定に、温度、pH、イオン強度、緩衝剤
、および酵素濃度の同じ検定条件を使用する。
【0014】 酵素のRa/Ga値を得るための試験方法を以下に記載する。 1)検定は温度40℃で行う。 2)最初に、生デンプンに対する酵素のpHプロファイルを得る。該プロファイ
ルは通常、活性%をpHに対してプロットすることにより得る。この最適pH値
を下記の酵素検定に使用する。 3)次いで、供試酵素のゼラチン化したデンプンに対する活性を該最適pHで測
定する。 4)使用するデンプンの種類は、洗濯で一般的に見られる代表的なデンプンであ
る、Amylum製のコーンスターチである。生デンプンの2%溶液を使用する。ゼラ
チン化したデンプンの溶液を得るには、生デンプンの溶液を70℃に少なくとも
60分間加熱する。 5)検定に使用する緩衝剤の組成物は、酵素の最適pHに応じて異なる。緩衝剤
組成物および濃度は、生デンプンおよびゼラチン化したデンプンの両方の活性測
定で同等でなければならない。 例として、Rhizopusから得られるアミログルコシダーゼには、0.1M酢酸塩
緩衝剤をpH5.0で使用し、Bacillussp. IMD 370の生デンプン分解アルカリ
性アミラーゼには、0.1MのTrisマレエート緩衝剤をpH8.0で使用する(
2参照)。 6)検定に使用する酵素濃度は、生デンプンおよびゼラチン化したデンプンの両
方の活性測定で同等でなければならない。 7)酵素活性は、溶液中の還元糖を求めることにより測定される。Bernfieldの
ジニトロサリチル酸を使用する還元糖の測定方法は、Bernfield P., Amylaseα
and β, Methods Enzymology 1, 149-158 (1955)に記載されており、銅-bicinch
oninateで還元糖を測定する方法はFox J. D. et al Analytical Biochemistry 1
95, 93-96 (1991)またはWaffenschmidt S. et al Anal. Biochem. 165, 337-34
0 (1987)に記載されている。還元糖を測定する前に、溶液を3分間沸騰させ、遠
心分離して酵素を不活性化させる。 8)酵素活性を測定するための培養時間は6時間である。 9)酵素活性は毎時および純粋活性酵素1mgあたり形成される還元糖の数とし
て表される。 10)生デンプン分解インデックスは、生デンプンおよびゼラチン化したデンプ
ンに対する、9)で得られる酵素活性の比として定義される。 例えば、ゼラチン化したデンプンに対するグルコアミラーゼ活性は、2%のゼ
ラチン化したコーンスターチ反応混合物に対して酵素により形成されるグルコー
スの放出を測定することにより測定される。活性は、毎時および純粋活性酵素1
mgあたり形成される還元糖の放出により測定される。次いで、同じ検定を使用
し、ただし、2%のゼラチン化したデンプンを2%の生コーンスターチで置き換
え、生デンプンに対する酵素の活性を測定することができる。両方の検定で、温
度は40℃であり、同じpHおよび緩衝剤溶液を使用し、培養時間は6時間であ
る。
【0015】 その様な生デンプン分解酵素は、一般的に本発明の洗剤組成物中に、洗剤組成
物全体の0.0002〜10重量%、好ましくは0.001〜2重量%、より好
ましくは0.001〜1重量%純粋酵素の量で含まれる。
【0016】 本発明の目的に好適な、[Ra/Ga]が0.2を超える生デンプン分解酵素
は、下記の酵素区分(IUPAC区分)、すなわちアミログルコシダーゼEC3
.2.1.3、α−アミラーゼEC3.2.1.1、ベータ−アミラーゼEC3
.2.1.2、イソアミラーゼEC3.2.1.68、プルラナーゼタイプIE
C3.2.1.41、イソプルラナーゼEC3.2.1.57、ネオプルラナー
ゼEC3.2.1.135、プルラナーゼタイプII、デキストリンデキストラナ
ーゼEC2.4.1.24、シクロデキストリングリコシルトランスフェラーゼ
EC2.4.1.19および麦芽遺伝子アルファ−アミラーゼC3.2.1.3
3から選択することができる。
【0017】 好ましくは、本発明の洗剤組成物は何種類かのデンプン分解酵素の組合せを含
んでなる。
【0018】 本発明の目的に好適な酵素は、IUPAC区分EC3.2.1.3のアミログ ルコシダーゼ である。その様なアミログルコシダーゼは、グルカン1,4−α−
グルコシダーゼであり、「グルコアミラーゼ、γ−アミラーゼ、リゾソーム系(ly
sosomal)α−グルコシダーゼ、酸性マルターゼまたはエキソ−1,4−α−グル
コシダーゼ」とも呼ばれ、その系統的名称は1,4−α−D−グルカングルコヒ
ドロラーゼである。アミログルコシダーゼは、多糖、例えばデンプン、中のα−
1,4およびα−1,6結合の両方を加水分解し、多糖の非還元性末端からグル
コース単位を放出する。これら2つの活性は顕著である。α−1,4およびα−
1,6グルコシド結合を加水分解することにより、アミログルコシダーゼは、グ
ルコース重合体、例えばデンプン、の非還元性末端からβ−D−グルコース単位
を放出する。本発明の目的に好適なアミログルコシダーゼは、Saccharomuces ce
revisiae中で発現させたAspergillus awamori var. kawachiのグルコアミラーゼ
I(GAI)、Aspergillus awamori var. x100から得たグルコアミラーゼ、Cor
ticium rolfsiiから得たグルコアミラーゼ、Aspergillus nigerから得た分子量
74および96kDaのグルコアミラーゼGA1およびGA2、Rhizoctania so
laniから得たグルコアミラーゼ、Chalare paradoxaから得たグルコアミラーゼ、
Aspergillus shirousami(Gaase)から得たグルコアミラーゼ68kDa、Aspergi
llus sp. K-27の分子量kDa76kDaのグルコアミラーゼおよびタンパク分
解生成物kDa48kDa、Rhizopus sp. Glue174kDaから得たグルコアミ
ラーゼ、Clostridium thermohydrosulfuricumから得たグルコアミラーゼおよびR
hizopus niveusから得たグルコアミラーゼである。最も好ましいグルコアミラー
ゼはAspergillus sp. K-27の分子量kDa76kDaのグルコアミラーゼ、Rhiz
opus niveusから得たグルコアミラーゼである。
【0019】 アルファ−アミラーゼ、EC3.2.1.1は、1,4−α−D−グルカング
ルカノ加水分解酵素であり、3個以上のα−1,45結合したD−グルコース単
位を含む多糖中の1,4−α−D−グルコシド結合のエンド加水分解を行う。
【0020】 本発明の目的に好適なアルファ−アミラーゼは、Cryptococcus sp. S-2から得
たα−アミラーゼ、分子量66kDa、Saccharomuces cerevisiae中で発現させ
たLipomyces kononenkoaeから得たα−アミラーゼ76kDa、E. coli(RSDA)中
で発現させたBacillus circulans F-2から得たα−アミラーゼ、Aspergillus sp
. K-27から得たα−アミラーゼ、Bacillus sp. IMD 434、IMD 370から得たα−
アミラーゼ、Cytophaga sp.から得たα−アミラーゼである。好ましいアルファ
−アミラーゼは、Saccharomuces cerevisiae中で発現させたLipomyces kononenk
oaeから得たα−アミラーゼ76kDaである。
【0021】 ベータ−アミラーゼ、EC3.2.1.2は、1,4−α−D−グルカンマル
ト加水分解酵素であり、多糖中の1,4−α−D−グルコシド結合のエキソ加水
分解を行い、鎖の非還元性末端から連続したマルトース単位を除去する。本発明
の目的に好適なβ−アミラーゼは、Emericella nidulans(Aspergillus)から得た
β−アミラーゼ、B. substitute R2から得た、E. coli中で発現させたβ−アミ
ラーゼ、およびBacillus brevis中で生産されたClostridium thermosulfurogene
sから得たβ−アミラーゼである。
【0022】 プルラナーゼタイプI酵素は、IUPAC区分EC3.2.1.41および系
統的名称α−デキストリン6−グルカノ加水分解酵素に区分される。プルラナー
ゼ酵素は、プルラン、アミロペクチンおよびグリコーゲン中の、およびアミロペ
クチンおよびグリコーゲンのα−およびβ−アミラーゼ限界デキストリン中の1
,6−α−D−グルコシド結合、並びにそれらの部分的分解により形成される分
岐鎖状のオリゴ糖に対して加水分解する。この特徴のため、プルラナーゼは「脱
分岐酵素」と呼ばれる。実際、プルラナーゼは、プルランのα−1,6−グリコ
シド結合だけを壊し、最終的にマルトリオースを生成する酵素である。
【0023】 イソプルラナーゼ酵素は、IUPAC区分EC3.2.1.57および系統的
名称プルラン4−グルカノヒドロラーゼに区分される。イソプルラナーゼ酵素は
プルランをイソパノース(6−α−マルトシルグルコース)に加水分解する。
【0024】 イソアミラーゼ酵素はグリコーゲンを脱分岐することができる。これらの酵素
は、IUPAC区分EC3.2.1.68および系統的名称グリコーゲン6−グ
ルカノヒドロラーゼに区分される。イソアミラーゼ酵素はグリコーゲン、アミロ
ペクチンおよびそれらのβ−限界デキストリン中の1,6−α−D−グルコシド
分岐結合を加水分解する。イソアミラーゼは、プルランを攻撃できないこと、α
−限界デキストリンに対する作用が限られていること、およびグリコーゲンに対
する完全な作用により、プルラナーゼ酵素とは区別される。
【0025】 ネオプルラナーゼ酵素は、プルランを分解し、パノースを形成する酵素として
定義され、IUPAC区分EC3.2.1.135に分類される。プルラン4−
D−グルカノヒドロラーゼであるネオプルラナーゼ酵素は、一般的なデンプンお
よび炭水化物型の染みまたは汚れ中に見られる1,4−および1,6−グルコシ
ド結合の両方を開裂させる能力を有する。例えば、この酵素はプルランをパノー
ス(6−アルファ−D−グルコシルマルトース)に加水分解する。特に、ネオプ
ルラナーゼ酵素は、アルファ−(1→4)グルコシド結合の加水分解、アルファ
−(1→6)グルコシド結合の加水分解、アルファ−(1→4)グルコシド結合
を形成する糖転移反応、およびアルファ−(1→6)グルコシド結合を形成する
糖転移反応を包含する4種類の反応に触媒作用することができる。対照的に、他
の公知の酵素はこれらの反応の1種だけに触媒作用するか、または2種類に触媒
作用するが、二番目の方は弱い。また、4種類の反応が同じ機構で触媒作用を受
ける。
【0026】 プルラナーゼタイプII酵素は、アミロプルラナーゼとして定義され、多糖およ
びデキストリン中の分岐点(α−1,6−結合)に加えて、α,1−4結合を不
規則に加水分解するが、これは、プルラナーゼタイプI酵素が分岐鎖状の多糖に
おけるα,1−6結合だけを加水分解するのと対照的である。
【0027】 アミラーゼ区分の他の好適な酵素はデキストリンデキストラナーゼである。デ
キストリンデキストラナーゼ(EC2.4.1.2)は、デンプンからデキスト
ランおよび低分子量オリゴ糖を生産する酵素である。
【0028】 シクロマルトデキストリングルカノトランスフェラーゼ、EC2.4.1.1
9、は1,4−α−D−グルコシド結合を形成することにより、1,4−α−D
−グルカン鎖の一部を環化する酵素であり、1,4−α−D−グルカン4−α−
D−(1,4−α−D−グルカノ)−トランスフェラーゼ(環化)の系統的名称
を有する。
【0029】 本発明の目的に好適な酵素は、Bacillus circulans 251から得られるCGT-ase
、Bacillus circulans E192から得られるCGT-ase、Bacillus sp. B1018から得ら
れるCGT-ase、およびBacillus firmusから得られるCGT-aseである。
【0030】 麦芽遺伝子アルファ−アミラーゼ IUPAC区分EC3.2.1.133の麦芽遺伝子アルファ−アミラーゼも
好適であり、これは多糖中の1,4−α−D−グルコシド結合を加水分解し、鎖
の非還元末端から連続したアルファ−マルトース単位を除去する。好適な麦芽遺
伝子アルファ−アミラーゼは、ヨーロッパ特許第120693号明細書に記載さ
れている様なBacillusからクローニングされ、Novo Nordisk A/SからNovamylの
商品名で市販されているアミラーゼ、CGT-ase活性を有する麦芽遺伝子アルファ
−アミラーゼの変異体および麦芽遺伝子アルファ−アミラーゼ活性を有するCGT-
aseの変異体、並びに国際特許第WO99/43793号明細書に記載されてい
る構築されたハイブリッド酵素、および国際特許第WO99/47394号明細
書に記載されている、麦芽遺伝子アルファ−アミラーゼNovamylの立体的構造に
基づき、特性を改良した(物理化学的特性を変えた、例えば最適pHを変えた、
熱安定性を改良した、比活性を増加した、開裂パターンを変えた、またはデンプ
ンの老化またはパンの硬化を阻止する能力を増加した)麦芽遺伝子アルファ−ア
ミラーゼ変異体である。
【0031】 本発明のRa/Ga基準を満たす具体的な酵素は、例えばAmanoからGluczyme
の商品名で市販されている、Rhizopus niveusから得たアミログルコシダーゼお
よびLKA1遺伝子から得たLipomyces konomenkoaeから得られるα−アミラーゼで
ある。酵素である。
【0032】 本発明の別の実施態様では、本発明の洗剤組成物は、1個以上のデンプン結合
区域をさらに含んでなることができる。その様なデンプン結合区域は、本発明の
洗剤組成物に、それ自体として、またはキメラ状生デンプン分解酵素ハイブリッ
ドの一部として加えることができる。実際、本発明の生デンプン分解酵素は、デ
ンプン結合区域(SBD)を有するか、または加える。一般的に、アミラーゼ、
セルラーゼおよびキシラナーゼの様な酵素は、触媒区域および少なくとも1個の
非触媒区域からなるモジュール式構造を有し、非触媒区域の機能は、一般的に、
多糖を結合する区域(PBD)、デンプンを結合する区域(SBD)、セルロー
スを結合する区域(CBD)およびキシランを結合する区域の機能として説明さ
れる。これらの結合区域の機能は、酵素の基質に選択的に結合することであり、
特に、SBDの主機能はデンプンに結合することである。驚くべきことに、1個
以上のSBDを含んでなる、および/または生デンプン分解酵素がその様なSB
Dを含んでなる、本発明の洗剤組成物は、デンプンを含む汚れ/染みをより効果
的に除去することが分かった。さらに、その様な酵素は、コスト的により効率的
な様式で配合できることが分かった。理論に捕らわれたくはないが、その様な生
デンプン分解酵素は、洗浄溶液からそれらの基質に特異的に、より効果的に向け
られるので、デンプンを含む汚れ/染みの上に優先的に堆積し、性能が改良され
るか、または新しい性能を発揮すると考えられる。その上、SBDの結合により
デンプンの表面がかき乱され、その結果、加水分解速度が高くなると考えられる
。本発明で使用するのに好適なSBDは、Aspergillus nigerから得られるグル
コアミラーゼ(Sigma)およびA. awamoriから得られるβ−ガラクトシダーゼの中
に含まれるSBDである。SBDの回収および融合は、Ford, C. et al., J. Ce
ll. Biochem. (Suppl.) 14D:30 (1990)およびChen, L. et al., Abst. Annu. Me
et. Am. Soc. Microbiol. 90:269 (1990) に記載されている様にして達成できる
【0033】 上記の酵素は、いずれかの適当な起源、例えば植物、動物、細菌、菌類および
酵母、に由来するものでよい。起源はさらに、中温性またはexstremophilic(好
冷、寒冷栄養(psychrotrophic)、好熱性、好圧性、好アルカリ性、好酸性、好塩
性、等)でよい。これらの酵素の精製または未精製形態を使用することができる
。今日では、タンパク質/遺伝子操作技術により野生種酵素を変性させ、それら
の性能効率を本発明の洗濯用洗剤および/または布地保護組成物で最適化するこ
とは一般的に行なわれていることである。例えば、その様な組成物に一般的に使
用されている成分に対する酵素の相容性が増加する様に、変異体を設計すること
ができる。あるいは、酵素変異体の最適pH、漂白剤またはキレート化剤に対す
る安定性、触媒活性、等が特定の洗浄用途に適合する様に、変異体を設計するこ
とができる。
【0034】 特に、漂白剤安定性の場合には酸化に対して敏感なアミノ酸に、および界面活
性剤の相容性に関しては表面電荷に注意を集中すべきである。その様な酵素の等
電点は、帯電した一部のアミノ酸の置換により変えることができ、例えば等電点
の増加により、陰イオン系界面活性剤との相容性を改良できることがある。例え
ば追加の塩橋を形成し、カルシウム結合箇所を強制的に造り、キレート化剤安定
性を増加することにより、酵素の安定性をさらに強化することができる。
【0035】 洗剤組成物 本発明の洗剤組成物は、少なくとも1種の追加洗剤成分を含む必要がある。こ
れらの追加成分の正確な性質およびそれらの配合量は、組成物の物理的な形態、
およびその組成物を使用する洗浄操作の性質により異なる。
【0036】 本発明の洗剤組成物は、好ましくはプロテアーゼ、リパーゼ、通常のα−アミ
ラーゼ、通常のネオプルラナーゼ、通常のプルラナーゼタイプIまたはII、凝集
剤および/または非イオン系界面活性剤を含んでなる。
【0037】 好ましい実施態様では、本発明は、生デンプン分解酵素を含んでなる洗濯用お
よび/または布地保護組成物(例1〜16)に関する。第二の実施態様では、本
発明は食器洗浄または家庭用洗浄組成物(例17〜23)に関する。
【0038】 本発明の組成物は、例えば手作業および機械食器洗浄組成物、洗濯用添加剤組
成物および汚れた布地の浸漬および/または前処理用に好適な組成物を包含する
手作業および機械洗濯用洗剤組成物、濯ぎの際に加える布地柔軟性付与剤組成物
、および一般的な家庭用硬質表面洗浄操作に使用する組成物として処方すること
ができる。手作業食器洗浄方法に使用する組成物として処方する場合、本発明の
組成物は好ましくは界面活性剤および好ましくは、有機重合体状化合物、発泡強
化剤、II族金属イオン、溶剤、ヒドロトロピー剤および追加酵素から選択された
他の洗剤化合物を含む。
【0039】 機械洗濯方法に使用するのに好適な組成物として処方する場合、本発明の組成
物は、好ましくは界面活性剤およびビルダー化合物の両方、および好ましくは有
機重合体状化合物、漂白剤、追加酵素、発泡抑制剤、分散剤、石灰セッケン分散
剤、汚れ分散剤および再付着防止剤および腐食防止剤から選択された1種以上の
洗剤成分を含む。洗濯用組成物は、追加洗剤成分として柔軟性付与剤も含むこと
ができる。アミログルコシダーゼを含むその様な組成物は、洗濯用洗剤組成物と
して処方した場合に、デンプンを含む染みを除去し、白さを維持し、薄汚れを洗
浄する。
【0040】 本発明の組成物は、洗剤添加剤製品としても使用できる。その様な添加剤製品
は、通常の洗剤組成物の性能を補足または増強するのが目的である。
【0041】 本発明の洗剤組成物は、液体、ペースト、ゲル、バー、錠剤、スプレー、発泡
材料、粉末または顆粒でよい。顆粒状組成物は、「コンパクト」形態でもよく、液
体組成物は「濃縮」形態でもよい。必要であれば、本発明の洗濯用洗剤組成物の密
度は、20℃で測定して400〜1200g/リットル、好ましくは500〜9
50g/リットル組成物である。本発明の組成物の「コンパクト」形態は、密度に
より、組成に関しては無機充填材の量により最も良く反映され、無機充填材塩は
、粉末形態にある洗剤組成物の通常の成分であり、通常の洗剤組成物では、充填
材塩はかなりの量で、典型的には組成物全体の17〜35重量%の量で存在する
。コンパクト組成物では、充填材塩は組成物全体の15重量%以下、好ましくは
10重量%以下、最も好ましくは5重量%以下の量で存在する。本組成物で云う
無機充填材塩は、アルカリおよびアルカリ土類金属の硫酸塩または塩酸塩から選
択される。好ましい充填材塩は、硫酸ナトリウムである。本発明の液体洗剤組成
物は、「濃縮形態」でもよく、その様な場合、本発明の液体洗剤組成物は、従来の
液体洗剤と比較して、少量の水を含む。典型的には、濃縮液体洗剤の含水量は好
ましくは洗剤組成物の40重量%未満、より好ましくは30重量%未満、最も好
ましくは20重量%未満である。
【0042】 ここで使用するのに好適な洗剤化合物は、以下に記載する化合物からなる群か
ら選択される。
【0043】 界面活性剤系 本発明の洗剤組成物は一般的に界面活性剤系を含んでなり、その際、界面活性
剤は非イオン系および/または陰イオン系および/または陽イオン系および/ま
たは両性(ampholytic)および/または双生イオン系および/または半極性界面活
性剤から選択することができる。
【0044】 好ましくは、本発明の洗剤組成物は非イオン系界面活性剤、好ましくはアルコ
ールとのポリオキシエチレン縮合物を基剤とする非イオン系界面活性剤を含んで
なる。実際、非イオン系界面活性剤をさらに含んでなる本発明の洗剤組成物は、
驚くべきことに、布地、食器、および他の硬質表面からデンプンをより効果的に
除去することが分かった。理論に捕らわれたくはないが、非イオン系界面活性剤
はデンプンの顆粒状表面上に吸着され、それによってデンプン構造をかき乱し、
生デンプン分解酵素を基材に近付き易くすると考えられる。そのため、デンプン
を含む染み/汚れが酵素により、より容易に加水分解され、生デンプン分解酵素
および非イオン系界面活性剤によるデンプン汚れの相乗的分解が起こる。
【0045】 界面活性剤は典型的には0.1〜60重量%の量で存在する。より好ましい配
合レベルは、本発明の洗剤組成物の1〜35重量%、最も好ましくは1〜30重
量%である。
【0046】 界面活性剤は、好ましくは組成物中に存在する酵素成分と相容性がある様に処
方する。液体またはゲル組成物では、界面活性剤は、これらの組成物中にある全
酵素の安定性を強化するか、または少なくとも低下させない様に処方するのが最
も好ましい。
【0047】 非イオン系界面活性剤: アルキルフェノールのポリエチレン、ポリプロピレ
ン、およびポリブチレンオキシド縮合物が本発明の界面活性剤系の非イオン系界
面活性剤として使用するのに好適であり、ポリエチレンオキシド縮合物が好まし
い。これらの化合物は、直鎖または分岐鎖構造中の炭素数が約6〜約14、好ま
しくは約8〜約14であるアルキル基を有するアルキルフェノールとアルキレン
オキシドの縮合生成物を包含する。好ましい実施態様では、エチレンオキシドは
、アルキルフェノール1モルあたり約2〜約25モル、より好ましい約3〜約1
5モルのエチレンオキシドに等しい量で存在する。この種の市販されている非イ
オン系界面活性剤には、GAF Corporation から市販されているIgepal(商品名)
CO-630、およびRohm & Haas Company からすべて市販されているTriton(商品名
)X-45、X-114 、X-100 およびX-102 が挙げられる。これらの界面活性剤は一般
的にアルキルフェノールアルコキシレート(例えばアルキルフェノールエトキシ
レート)と呼ばれる。
【0048】 第1級および第2級脂肪族アルコールと約1〜約25モルのエチレンオキシド
の縮合生成物が、本発明の非イオン系界面活性剤系の非イオン系界面活性剤とし
て使用するのに好適である。脂肪族アルコールのアルキル鎖は直鎖状でも分岐鎖
状でも、第1級でも第2級でもよく、一般的に炭素数が約8〜約22である。好
ましい物質は、炭素数が8〜20であるアルキル基を有するアルコールと、アル
コール1モルあたり約2〜約10モルのエチレンオキシドの縮合生成物である。
該縮合生成物中には、アルコール1モルあたり約2〜約7モルのエチレンオキシ
ド、最も好ましくは2〜5モルのエチレンオキシドが存在する。市販されている
この種の非イオン系界面活性剤の例には、どちらもUnion Carbide Corporation
から市販されているTergitol(商品名)15-S-9(C11〜C15直鎖状アルコー
ルと9モルのエチレンオキシドの縮合生成物)、Tergitol(商品名)24-L-6 NMW
(C12〜C14第1級アルコールと6モルのエチレンオキシドの、分子量分布
が狭い縮合生成物)、Shell Chemical Companyから市販のNeodol(商品名)45-9
(C14〜C15直鎖状アルコールと9モルのエチレンオキシドの縮合生成物)
、Neodol(商品名)23-3(C12〜C13直鎖状アルコールと3.0モルのエチ
レンオキシドの縮合生成物)、Neodol(商品名)45-7(C14〜C15直鎖状ア
ルコールと7モルのエチレンオキシドの縮合生成物)、Neodol(商品名)45-5(
14〜C15直鎖状アルコールと5モルのエチレンオキシドの縮合生成物)、
およびProcter & Gamble Companyから市販のKyro(商品名)EOB(C13〜C
アルコールと9モルのエチレンオキシドの縮合生成物)、Hoechstから市販のG
enapol LA 030または050(C12〜C14アルコールと3または5モルのエチレ
ンオキシドの縮合生成物)が挙げられる。これらの製品中の好ましいHLB範囲
は8〜11、最も好ましくは8〜10である。
【0049】 本発明の界面活性剤系の非イオン系界面活性剤としては、米国特許第4,56
5,647号明細書、Llenado 、1986年1月21日公布、に記載されている
、炭素数が約6〜約30、好ましくは約10〜約16である疎水性基、および約
1.3〜約10、好ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜約2.
7糖単位を含む多糖、例えばポリグリコシド、の親水性基を有するアルキル多糖
も好適である。炭素数が5または6であるすべての還元糖を使用することができ
、例えばグルコース、ガラクトースおよびガラクトシル部分をグルコシル部分に
置換することができる(所望により疎水性基を2−、3−、4−、等の位置に付
加させ、グルコシドまたはガラクトシドに対してグルコースまたはガラクトース
を与える)。糖間結合は、例えば追加糖単位のある位置と、先行する糖単位の2
−、3−、4−、および/または6−位置の間にあってよい。
【0050】 好ましいアルキルポリグリコシドは下記の式を有する。
【0051】 RO(C2nO)t(グリコシル) 式中、Rは、アルキル基の炭素数が約10〜約18、好ましくは約12〜約1
4であるアルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルキ
ルフェニル、およびそれらの混合物からなる群から選択され、nは2または3、
好ましくは2であり、tは0〜約10、好ましくは0であり、xは約1.3〜約
10、好ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜約2.7である。
グリコシルはグルコースに由来するのが好ましい。これらの化合物を製造するに
は、アルコールまたはアルキルポリエトキシアルコールを最初に形成し、次いで
グルコース、またはグルコースの供給源と反応させてグルコシドを形成する(1
−位置で付加)。次いで、追加のグリコシル単位をそれらの1−位置と先行する
グリコシル単位の2−、3−、4−、および/または6−位置、好ましくは主と
して2−位置、の間に付加させることができる。
【0052】 プロピレンオキシドとプロピレングリコールの縮合により形成された疎水性ベ
ースと、エチレンオキシドとの縮合生成物も、本発明の追加非イオン系界面活性
剤系として使用するのに好適である。これらの化合物の疎水性部分は、好ましく
は約1500〜約1800の分子量を有し、水に対して不溶性である。この疎水
性部分にポリオキシエチレン部分を加えることにより、分子全体の水溶性が増加
する傾向があり、生成物の液体性質は、ポリオキシエチレン含有量が縮合生成物
の総重量の約50%になる点まで保持されるが、これは約40モルまでのエチレ
ンオキシドとの縮合に相当する。この種の化合物の例は、BASFから市販されてい
るPlurafac(商品名)LF404およびPluronic(商品名)界面活性剤を包含する。
【0053】 他の好適な非イオン系界面活性剤は、プロピレンオキシドとエチレンジアミン
の反応から得られる生成物と、エチレンオキシドとの縮合生成物である。これら
の生成物の疎水性部分は、エチレンジアミンと過剰のプロピレンオキシドの反応
生成物からなり、一般的に分子量が約2500〜約3000である。この疎水性
部分をエチレンオキシドと、縮合生成物が約40〜約80重量%のポリオキシエ
チレンを含み、分子量が約5,000〜約11,000になる程度に縮合させる
。この種の非イオン系界面活性剤の例は、BASFから市販されているTetronic(商
品名)化合物を包含する。
【0054】 本発明の界面活性剤系の非イオン系界面活性剤として使用するのに好ましい材
料は、アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、第1級および第2級
脂肪族アルコールと約1〜約25モルのエチレンオキシドの縮合生成物、アルキ
ル多糖、およびそれらの混合物である。最も好ましい材料は3〜15個のエトキ
シ基を有するC〜C14アルキルフェノールエトキシレートおよび2〜10個
のエトキシ基を有するC〜C18アルコールエトキシレート(好ましくはC1
0平均)およびそれらの混合物である。
【0055】 非常に好ましい非イオン系界面活性剤は下記の式を有するポリヒドロキシ脂肪
酸アミド界面活性剤である。
【0056】
【化1】 式中、RはHであるか、またはRはC1−4ヒドロカルビル、2−ヒドロキ
シエチル、2−ヒドロキシプロピル、またはそれらの混合物であり、RはC −31 ヒドロカルビルであり、Zは、ヒドロカルビル直鎖を有し、その鎖に少な
くとも3個の水酸基が直接結合したポリヒドロキシヒドロカルビルであるか、ま
たはそのアルコキシル化された誘導体である。好ましくはRはメチルであり、
は直鎖状のC11−15アルキルまたはC16−18アルキルまたはアルケ
ニル鎖、例えばココナッツアルキルまたはそれらの混合物であり、Zは、還元性
アミノ化反応において、還元糖、例えばグルコース、フルクトース、マルトース
、ラクトース、に由来する。
【0057】 陰イオン系界面活性剤 使用する好適な陰イオン系界面活性剤は線状アルキル
ベンゼンスルホネート、C〜C20カルボン酸(すなわち脂肪酸)の線状エス
テルを、「The Journal of American Oil Chemists Society」, 52 (1975), pp.32
3-329により、気体状SOでスルホン化した材料を包含するアルキルエステル
スルホネート界面活性剤である。好適な出発材料は、タロウ、パーム油、等に由
来する天然脂肪物質を包含する。特に洗濯用途に好ましいアルキルエステルスル
ホネート界面活性剤は、下記の式を有するアルキルエステルスルホネート界面活
性剤を含んでなる。
【0058】
【化2】 式中、RはC〜C20ヒドロカルビル、好ましくはアルキル、またはそれら
の組合せであり、RはC〜Cヒドロカルビル、好ましくはアルキル、また
はそれらの組合せであり、Mはアルキルエステルスルホネートと水溶性塩を形成
する陽イオンである。好適な塩形成陽イオンには、金属、例えばナトリウム、カ
リウム、およびリチウム、および置換された、または置換されていないアンモニ
ウム陽イオン、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、およびトリ
エタノールアミン、が挙げられる。このましくは、RはC10〜C16アルキ
ルであり、Rはメチル、エチル、またはイソプロピルである。特に好ましい物
質は、RがC10〜C16アルキルであるメチルエステルスルホネートである
【0059】 他の好適な陰イオン系界面活性剤は、式RSOMの水溶性塩または酸である
アルキルサルフェート界面活性剤を包含し、式中、Rは好ましくはC10〜C のヒドロカルビル、好ましくはC10〜C20アルキル成分を有するアルキル
またはヒドロキシアルキル、より好ましくはC12〜C18アルキルまたはヒド
ロキシアルキルであり、MはHまたは陽イオン、例えばアルカリ金属陽イオン(
例えばナトリウム、カリウム、リチウム)、またはアンモニウムまたは置換され
たアンモニウム(例えばメチル−、ジメチル−、およびトリメチルアンモニウム
陽イオンおよび第4級アンモニウム陽イオン、例えばテトラメチルアンモニウム
およびジメチルピペリジニウム陽イオンおよびアルキルアミン、例えばエチルア
ミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、およびそれらの混合物、に由来する
第4級アンモニウム陽イオン、等)である。典型的には、C12〜C16アルキ
ル鎖は低洗浄温度(例えば約50℃未満)に好ましく、C16−18アルキル鎖
は高洗浄温度(例えば約50℃を超える)に好ましい。
【0060】 洗浄目的に有用な他の陰イオン系界面活性剤も本発明の洗剤組成物に包含する
ことができる。これらの界面活性剤には、セッケンの塩(例えばナトリウム、カ
リウム、アンモニウム、および置換されたアンモニウム塩、例えばモノ−、ジ−
およびトリエタノールアミン塩、を包含する)、C〜C22の第1級または第
2級アルカンスルホネート、C〜C24オレフィンスルホネート、例えば英国
特許第1,082,179号明細書に記載されているアルカリ土類金属クエン酸
塩の熱分解生成物のスルホン化により製造されるスルホン化されたポリカルボン
酸、C〜C24アルキルポリグリコールエーテルサルフェート(10モルまで
のエチレンオキシドを含む)、アルキルグリセロールスルホネート、脂肪アシル
グリセロールスルホネート、脂肪オレイルグリセロールサルフェート、アルキル
フェノールエチレンオキシドエーテルサルフェート、パラフィンスルホネート、
アルキルホスフェート、イセチオネート、例えばアシルイセチオネート、N−ア
シルタウレート、アルキルスクシナメートおよびスルホスクシネート、スルホス
クシネートのモノエステル(特に飽和化された、および不飽和化されたC12
18モノエステル)およびスルホスクシネートのジエステル(特に飽和化され
た、および不飽和化されたC〜C12ジエステル)、アシルサルコシネート、
アルキル多糖類のサルフェート、例えばアルキルポリグルコシドのサルフェート
(以下に説明する非イオン系非硫酸化化合物)、分岐鎖状の第1級アルキルサル
フェート、およびアルキルポリエトキシカルボキシレート、例えば式RO(CH CHO)−CHCOO−M(式中、RはC〜C22アルキルであり
、kは1〜10の整数であり、Mは可溶性塩を形成する陽イオンである)の物質
が挙げられる。樹脂酸および水素化樹脂酸、例えばロジン、水素化ロジン、およ
びトール油中に存在する、またはトール油に由来する樹脂酸および水素化樹脂酸
、も好適である。
【0061】 その他の例は、 「Surface Active Agents and Detergents」(Vol. IおよびII
、Schwartz、Perry およびBerch)に記載されている。様々なその様な界面活性剤
は、米国特許第3,929,678号明細書、1975年12月30日にLaughl
in et al.に公布、段落23、58行〜段落29、23行に一般的に開示されて
いる。
【0062】 包含する場合、本発明の洗濯用洗剤組成物は、典型的には約1〜約40重量%
、好ましくは約3〜約20重量%のその様な陰イオン系界面活性剤を含んでなる
【0063】 非常に好ましい陰イオン系界面活性剤は、アルキルアルコキシル化サルフェート
界面活性剤を包含するが、これは式RO(A)SO3Mの水溶性塩であり、式
中、Rは置換されていないC10〜C24アルキルまたはC10〜C24アルキ
ル成分を有するヒドロキシアルキル基、好ましくはC12〜C20アルキルまた
はヒドロキシアルキル、より好ましくはC12〜C18アルキルまたはヒドロキ
シアルキルであり、Aはエトキシまたはプロポキシ単位であり、mは0より大き
く、典型的には約0.5〜約6、より好ましくは約0.5〜約3であり、MはH
または陽イオンであり、陽イオンは、例えば金属陽イオン(例えばナトリウム、
カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム、等)、アンモニウムまたは置
換されたアンモニウム陽イオンでよい。アルキルエトキシル化サルフェート並び
にアルキルプロポキシル化サルフェートをここでは意図している。置換されたア
ンモニウム陽イオンの具体例には、メチル−、ジメチル−、トリメチル−アンモ
ニウム陽イオンおよび第4級アンモニウム陽イオン、例えばテトラメチル−アン
モニウムおよびジメチルジピペリジニウム陽イオン、およびアルキルアミン、例
えばエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、から誘導される陽イオ
ン、それらの混合物、等が挙げられる。代表的な界面活性剤は、C12〜C18 アルキルポリエトキシレート(1.0)サルフェート(C12〜C18E(1.
0)M)、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(2.25)サルフェー
ト(C12〜C18E(2.25)M)、C12〜C18アルキルポリエトキシ
レート(3.0)サルフェート(C12〜C18E(3.0)M)、およびC 〜C18アルキルポリエトキシレート(4.0)サルフェートC12〜C18 E(4.0)M)であり、ここでMはナトリウムおよびカリウムから選択するの
が有利である。
【0064】 本発明の洗剤組成物は、陽イオン系、両性(ampholytic)、双生イオン系、およ
び半極性界面活性剤、並びにここにすでに記載した界面活性剤以外の非イオン系
および/または陰イオン系界面活性剤も含むことができる。
【0065】 陽イオン系界面活性剤 本発明の洗剤組成物に使用するのに好適な陽イオン系
洗浄界面活性剤は、1個の長鎖ヒドロカルビル基を有する界面活性剤である。そ
の様な陽イオン系界面活性剤の例は、アンモニウム界面活性剤、例えばアルキル
トリメチルアンモニウムハロゲン化物、および下記の式を有する界面活性剤を包
含する。
【0066】
【化3】 式中、Rは、アルキル鎖中の炭素数が約8〜約18であるアルキルまたはアル
キルベンジル基であり、各Rは−CHCH−、−CHCH(CH
−、−CHCH(CHOH)−、−CHCHCH−、およびそれらの
混合物からなる群から選択され、各Rは、C〜Cアルキル、C〜C ヒドロキシアルキル、2個のR基を結合して形成されるベンジル環構造、−C
CHOH−CHOHCORCHOHCHOH(ここでRはヘキソース
または分子量が約1000未満であるヘキソース重合体である)、およびyが0
でない場合は水素からなる群から選択され、RはRと同一であるか、または
アルキル鎖であり、その際RとRの炭素総数は約18以下であり、各yは0
〜約10であり、y値の合計は0〜約15であり、Xはすべての相容性のある陰
イオンである。
【0067】 本発明に好適な第4級アンモニウム界面活性剤は、式(I)を有し、
【化4】 式中、R1は短鎖長アルキル(C6〜C10)または式(II)のアルキルアミドアルキ
ルであり、
【化5】 式中、yは2〜4、好ましくは3であり、 R2はHまたはC1〜C3アルキルであり、 xは0〜4、好ましくは0〜2、最も好ましくは0であり、 R3、R4およびR5は、同一であるか、または異なるものであって、短鎖アルキ
ル(C1〜C3)または式III のアルコキシル化アルキルであり、 Xは対イオン、好ましくはハロゲン化物、例えば塩化物またはメチルサルフェ
ートである。
【0068】
【化6】 式中、R6はC〜Cであり、zは1または2である。
【0069】 好ましい第4級アンモニウム界面活性剤は、式Iの、 RがC、C10またはそれらの混合物であり、x=0であり、 R、R=CHおよびR=CHCHOHである界面活性剤である。
【0070】 非常に好ましい陽イオン系界面活性剤は、本組成物で有用な水溶性第4級アン
モニウム化合物であり、下記の式を有する R (i) 式中、RはC〜C16アルキルであり、R、RおよびRのそれぞれは
独立してC〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、ベンジル、およ
び−(C40H(ここでxは2〜5の値を有する)であり、Xは陰イ
オンである。R、RまたはRの2個以上がベンジルであるべきではない。
【0071】 Rに好ましいアルキル鎖長は、特にアルキル基がココナッツまたはパーム核
脂肪に由来する鎖長の混合物であるか、またはオレフィン蓄積により合成的に、
あるいはOXOアルコール合成により製造される場合は、C12〜C15である
。R、RおよびRに好ましい基は、メチルおよびヒドロキシエチル基であ
り、陰イオンXはハロゲン化物、メトサルフェート、アセテートおよびホスフェ
ートイオンから選択することができる。
【0072】 ここで使用するのに好適な式(i) の第4級アンモニウム化合物の例は、 ココナッツトリメチルアンモニウム塩化物または臭化物、 ココナッツメチルジヒドロキシエチルアンモニウム塩化物または臭化物、 デシルトリエチルアンモニウム塩化物、 デシルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム塩化物または臭化物、 C12−15 ジメチルヒドロキシエチルアンモニウム塩化物または臭化物、 ココナッツジメチルヒドロキシエチルアンモニウム塩化物または臭化物、 ミリスチルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート、 ラウリルジメチルベンジルアンモニウム塩化物または臭化物、 ラウリルジメチル(エテノキシ)アンモニウム塩化物または臭化物、 コリンエステル(式(i) の、RがCH−CH−O−C−C12−14アル
キル ‖ O であり、Rがメチルである化合物)、 ジ−アルキルイミダゾリン[式(i) の化合物] である。
【0073】 ここで有用な他の陽イオン系界面活性剤は、米国特許第4,228,044号
明細書、Cambre、1980年10月14日公布、およびヨーロッパ特許出願第E
P000,224号明細書にも記載されている。
【0074】 典型的な陽イオン系布地軟化成分は水溶性第4級アンモニウム布地軟化活性成
分を包含し、最も一般的に使用されているのは、二長鎖アルキルアンモニウムの
塩化物およびメチルサルフェートである。これらの中で好ましい陽イオン系軟化
剤には、 1)ジタロウジメチルアンモニウム塩化物(DTDMAC)、 2)ジ水素化タロウジメチルアンモニウム塩化物、 3)ジ水素化タロウジメチルアンモニウムメチルサルフェート、 4)ジステアリルジメチルアンモニウム塩化物、 5)ジオレイルジメチルアンモニウム塩化物、 6)ジパルミチルヒドロキシエチルメチルアンモニウム塩化物、 7)ステアリルベンジルジメチルアンモニウム塩化物、 8)タロウトリメチルアンモニウム塩化物、 9)水素化タロウトリメチルアンモニウム塩化物、 10)C12−14アルキルヒドロキシエチルジメチルアンモニウム塩化物、 11)C12−18アルキルジヒドロキシエチルメチルアンモニウム塩化物、 12)ジ(ステアロイルオキシエチル)ジメチルアンモニウム塩化物(DSOE
DMAC)、 13)ジ(タロウオイルオキシエチル)ジメチルアンモニウム塩化物、 14)ジタロウイミダゾリニウムメチルサルフェート、 15)1−(2−タロウイルアミドエチル)−2−タロウイルイミダゾリニウム
メチルサルフェート が挙げられる。
【0075】 伝統的に使用されている二長鎖アルキルアンモニウム塩化物およびメチルサル
フェートに代わるものとして、生物分解性第4級アンモニウム化合物が開発され
ている。その様な第4級アンモニウム化合物は、カルボキシ基の様な官能基によ
り中断された長鎖アルキル(アルケニル)基を含む。該材料およびそれらを含む
布地軟化組成物は、多くの文献、例えばヨーロッパ特許第EP−A−0,040
,562号明細書および第EP−A−0,239,910号明細書、に記載され
ている。
【0076】 ここで第4級アンモニウム化合物およびアミン前駆物質は下記の式(I) または
(II)を有する。
【0077】
【化7】 式中、Qは−O−C(O)−、−C(O)−O−、−O−C(O)−O−、 NR−C(O)−、−C(O)−NRから選択され、 Rは(CH−Q−TまたはTであり、 Rは(CH−Q−TまたはTまたはRであり、 RはC〜CアルキルまたはC〜CヒドロキシアルキルまたはHであり
、RはHまたはC〜CアルキルまたはC〜Cヒドロキシアルキルであ
り、T、T、T、T、Tは、独立して、C11〜C22アルキルまた
はアルケニルであり、 nおよびmは1〜4の整数であり、 Xは軟化剤と相容性がある陰イオンである。軟化剤と相容性がある陰イオンの
例は塩化物またはメチルサルフェートを包含するが、これらに限定するものでは
ない。
【0078】 アルキル、またはアルケニル、鎖T、T、T、T、Tは、炭素数が
少なくとも11、好ましくは少なくとも16でなければならない。鎖は直鎖でも
分岐鎖でもよい。タロウは、都合の良い、長鎖アルキルおよびアルケニル材料の
安価な供給源である。T、T、T、T、Tがタロウに典型的な長鎖材
料の混合物を代表する化合物が特に好ましい。
【0079】 本発明の水性布地柔軟性付与組成物に使用するのに好適な第4級アンモニウム
化合物の具体例には、 1)N,N−ジ(タロウイル−オキシ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウ
ム塩化物、 2)N,N−ジ(タロウイル−オキシ−エチル)−N−メチル,N−(2−ヒド
ロキシエチル)アンモニウムメチルサルフェート、 3)N,N−ジ(2−タロウイル−オキシ−2−オキソ−エチル)−N,N−ジ
メチルアンモニウム塩化物、 4)N,N−ジ(2−タロウイル−オキシ−エチルカルボニル−オキシ−エチル
)−N,N−ジメチルアンモニウム塩化物、 5)N−(2−タロウイル−オキシ−2−エチル)−N−(2−タロウイル−オ
キシ−2−オキソ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウム塩化物、 6)N,N,N−トリ(タロウイル−オキシ−エチル)−N−メチルアンモニウ
ム塩化物、 7)N−(2−タロウイル−オキシ−2−オキソ−エチル)−N−(タロウイル
−N,N−ジメチルアンモニウム塩化物、および 8)1,2−ジタロウイル−オキシ−3−トリメチルアンモニオプロパン塩化物
、および上記の物質のいずれかの混合物 が挙げられる。
【0080】 包含される場合、本発明の洗浄組成物は、典型的には0.2〜約25重量%、
好ましくは約1〜約8重量%のその様な陽イオン系界面活性剤を含んでなる。
【0081】 両性(ampholytic)界面活性剤 本発明の洗浄組成物には、両性(ampholytic)界
面活性剤も好適である。これらの界面活性剤は、第2級および第3級アミンの脂
肪族誘導体、または複素環式第2級および第3級アミンの、脂肪族基が直鎖また
は分岐鎖でよい脂肪族誘導体として大まかに説明することができる。脂肪族置換
基の一つは炭素数が少なくとも約8、典型的には約8〜約18であり、少なくと
も一つは陰イオン系の水溶性付与基、例えばカルボキシ、スルホネート、サルフ
ェート、を含む。両性(ampholytic)界面活性剤の例に関しては、米国特許第3,
929,678号明細書、1975年12月30日、Laughlin et al. に公布、
段落19、18〜35行、参照。
【0082】 包含される場合、本発明の洗浄組成物は、典型的には0.2〜約15重量%、
好ましくは約1〜約10重量%、のその様な両性(ampholytic)界面活性剤を含ん
でなる。
【0083】 双生イオン系界面活性剤 洗浄組成物には、双生イオン系界面活性剤も好適で
ある。これらの界面活性剤は、第2級および第3級アミンの誘導体、複素環式第
2級および第3級アミンの誘導体、または第4級アンモニウム、第4級ホスホニ
ウムまたは第3級スルホニウム化合物の誘導体として大まかに説明することがで
きる。双生イオン系界面活性剤の例に関しては、米国特許第3,929,678
号明細書、1975年12月30日、Laughlin et al. に公布、段落19、38
行〜段落22、48行、参照。
【0084】 包含される場合、本発明の洗浄組成物は、典型的には0.2〜約15重量%、
好ましくは約1〜約10重量%、のその様な双生イオン系界面活性剤を含んでな
る。
【0085】 半極性非イオン系界面活性剤 半極性非イオン系界面活性剤は、非イオン系界
面活性剤の特殊な一群であり、炭素数が約10〜約18である1個のアルキル部
分および炭素数が約1〜約3であるアルキル基およびヒドロキシアルキル基から
なる群から選択された2個の部分を含む水溶性アミンオキシド、炭素数が約10
〜約18である1個のアルキル部分および炭素数が約1〜約3であるアルキル基
およびヒドロキシアルキル基からなる群から選択された2個の部分を含む水溶性
ホスフィンオキシド、および炭素数が約10〜約18である1個のアルキル部分
および炭素数が約1〜約3であるアルキルおよびヒドロキシアルキル部分からな
る群から選択された1個の部分を含む水溶性スルホキシドが挙げられる。
【0086】 半極性非イオン系洗浄界面活性剤は、下記の式を有するアミンオキシド界面活
性剤を包含する。
【0087】
【化8】 式中、Rは、炭素数が約8〜約22である、アルキル、ヒドロキシアルキル、
またはアルキルフェニル基またはそれらの混合物であり、Rは炭素数が約2〜
約3であるアルキレンまたはヒドロキシアルキレン基、またはそれらの混合物で
あり、xは0〜約3であり、各Rは、炭素数が約1〜約3であるアルキルまた
はヒドロキシアルキル基であるか、またはエチレンオキシド基の数が1〜3であ
るポリエチレンオキシド基である。R基は、例えば酸素または窒素原子を通し
て互いに付加し、環構造を形成することもできる。
【0088】 これらのアミンオキシド界面活性剤は特にC10〜C18アルキルジメチルア
ミンオキシド、およびC〜C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミン
オキシドを包含する。包含される場合、本発明の洗浄組成物は、典型的には0.
2〜約15重量%、好ましくは約1〜約10重量%、のその様な半極性非イオン
系界面活性剤を含んでなる。
【0089】 共界面活性剤 本発明の洗浄組成物は、第1級または第3級アミンの群から選
択された共界面活性剤をさらに含んでなることができる。
【0090】 ここで使用するのに好適な第1級アミンは、式RNHを有するアミンを包
含し、式中、RはC〜C12、好ましくはC〜C10アルキル鎖またはR X(CHであり、Xは−O−、−C(O)NH−または−NH−であり
、RはC〜C12アルキル鎖であり、nは1〜5、好ましくは3である。R アルキル鎖は直鎖状または分岐鎖状でよく、12個まで、好ましくは5個未満
のエチレンオキシド部分で中断されていてよい。
【0091】 上記の式に従う好ましいアミンはn−アルキルアミンである。ここで使用する
のに好適なアミンは、1−ヘキシルアミン、1−オクチルアミン、1−デシルア
ミンおよびラウリルアミンから選択することができる。他の好ましい第1級アミ
ンには、C8〜C10オキシプロピルアミン、オクチルオキシプロピルアミン、2
−エチルヘキシル−オキシプロピルアミン、ラウリルアミドプロピルアミンおよ
びアミドプロピルアミンが挙げられる。
【0092】 ここで使用するのに好適な第3級アミンは、式RNを有する第3級
アミンを包含し、R1およびR2はC〜Cアルキル鎖または
【化9】 であり、RはC〜C12、好ましくはC〜C10アルキル鎖であるか、ま
たはRはRX(CHであり、ここでXは−O−、−C(O)NH−ま
たは−NH−であり、RはC〜C12であり、nは1〜5、好ましくは2〜
3である。RはHまたはC〜Cアルキルであり、xは1〜6である。
【0093】 RおよびRは直鎖または分岐鎖でよく、Rアルキル鎖は、12個まで、好
ましくは5個未満のエチレンオキシド部分で中断されていることができる。
【0094】 好ましい第3級アミンは式RNを有し、式中、R1はC6〜C12アル
キル鎖であり、R2およびR3はC1〜C3アルキルまたは
【化10】 であり、RはHまたはCH3であり、x=1〜2である。
【0095】 下記の式を有するアミドアミンも好ましい。
【0096】
【化11】 式中、RはC〜C12アルキルであり、nは2〜4であり、好ましくはnは
3であり、RおよびRはC〜Cである。
【0097】 本発明の最も好ましいアミンには、1−オクチルアミン、1−ヘキシルアミン
、1−デシルアミン、1−ドデシルアミン、C8-10オキシプロピルアミン、Nコ
コ1−3ジアミノプロパン、ココナッツアルキルジメチルアミン、ラウリルジメ
チルアミン、ラウリルビス(ヒドロキシエチル)アミン、ココビス(ヒドロキシ
エチル)アミン、2モルプロポキシル化したラウリルアミン、2モルプロポキシ
ル化したオクチルアミン、ラウリルアミドプロピルジメチルアミン、C8-10アミ
ドプロピルジメチルアミンおよびC10アミドプロピルジメチルアミンが挙げられ
る。
【0098】 本組成物に使用するのに最も好ましいアミンは、1−ヘキシルアミン、1−オ
クチルアミン、1−デシルアミン、1−ドデシルアミンである。特に望ましいの
は、n−ドデシルジメチルアミンおよびビスヒドロキシエチルココナッツアルキ
ルアミンおよび7倍エトキシル化したオレイルアミン、ラウリルアミドプロピル
アミンおよびココアミドプロピルアミンである。
【0099】 通常の洗剤用酵素 本発明の洗剤組成物は、生デンプン分解酵素に加えて、洗浄性能、布地保護お
よび/または殺菌効果を与える1種以上の酵素を含んでなることができる。該酵
素には、セルラーゼ、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、グル
コ−アミラーゼ、アミラーゼ、マンナナーゼ、キシログルカナーゼ、キシラナー
ゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、ケ
ラタナーゼ、還元酵素、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナ
ーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ
、β−グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナー
ゼ、ラッカーゼまたはそれらの混合物が挙げられる。
【0100】 好ましくは、本発明の洗剤組成物は、プロテアーゼ、リパーゼ、通常のα−ア
ミラーゼ、通常のネオプルラナーゼおよび/または通常のプルラナーゼタイプI
またはIIから選択された酵素を含んでなる。通常のとは、アミラーゼまたはプル
ラナーゼが本発明で規定するRa/Ga比に入らないことを意味する。
【0101】 実際、本発明の洗剤組成物中に生デンプン分解酵素と、アミラーゼ区分の酵素
、すなわち通常のα−アミラーゼ、通常のネオプルラナーゼおよび/または通常
のプルラナーゼタイプIまたはIIから選択された酵素の組合せを含むことにより
、生デンプンが相乗的に除去されることが分かった。そのため、洗剤組成物がそ
の様な酵素の組合せを含んでなることにより、デンプンを含む染みや汚れの除去
性能が強化され、洗濯用洗剤組成物として処方した場合には、白さの維持および
薄汚れ洗浄性能が強化される。
【0102】 さらに、洗濯、食器洗浄および硬質表面洗浄に通常見られる汚れは、一般的に
大量のタンパク質およびトリグリセリド化合物を含んでなる。特に、デンプン物
質は脂質化合物と会合しているのが一般的である。従って、洗剤組成物は、その
様な複合物質の除去を強化するために、プロテアーゼおよび/またはリパーゼ酵
素を含んでなるのが好ましい。
【0103】 アルファ−アミラーゼ 上記の様に、本発明の洗剤組成物は好ましくは通常のα−アミラーゼを含んで
なる。本発明の目的に好適なα−アミラーゼは下記の文献に記載されている。国
際特許第WO94/02597号明細書、Novo Nordisk A/S、1994年2月3
日公開、は、突然変異体アミラーゼを配合した洗浄組成物を開示している。国際
特許第WO95/10603号明細書、Novo Nordisk A/S、1995年4月20
日公開、も参照。洗浄組成物用に知られている他のアミラーゼは、α−およびβ
−アミラーゼの両方を包含する。α−アミラーゼはこの分野で公知であり、米国
特許第5,003,257号、ヨーロッパ特許第252,666号、国際特許第
WO91/00353号、仏国特許第2,676,456号、ヨーロッパ特許第
285,123号、第525,610号、第368,341号、および英国特許
第1,296,839号(Novo)の各明細書に開示されている酵素を包含する。他
の好適なアミラーゼは、国際特許第WO94/18314号明細書、1994年
8月18日公開、および第WO96/05295号明細書、Genencor、1996
年2月22日公開に記載されている安定性を強化したアミラーゼ、および国際特
許第WO95/10603号明細書、1995年4月公開、に記載されているNo
vo Nordisk A/Sから市販の、直前の親でさらに変性させたアミラーゼ変異体であ
る。また、ヨーロッパ特許第277216号、国際特許第WO95/26397
号および第WO96/23873号(すべてNovo Nordiskから)の各明細書に記
載されているアミラーゼも好適である。市販されているα−アミラーゼ製品の例
は、Genencorから市販のPurafect Ox Am(商品名)、およびすべてNovo Nordisk A/S、デンマークから市販のTermamyl(商品名)、Ban(商品名)、Fungamyl(
商品名)およびDuramyl(商品名)である。国際特許第WO95/26397号
明細書は他の好適なアミラーゼ、すなわちPhadebas(商品名)α−アミラーゼ活
性検定により測定して、25℃〜55℃の温度範囲で、pH値8〜10における
比活性がTermamyl(商品名)の比活性よりも少なくとも25%高いことを特徴と
するα−アミラーゼ、を開示している。国際特許第WO96/23873号明細
書(Novo Nordisk)に記載されている、上記の酵素の変異体が好ましい。好ましく
は、変異体は、熱安定性の改良を立証する変異体、より好ましくはF180、R
181、G182、T183、G184、またはK185に対応する少なくとも
1個のアミノ酸残基が親のα−アミラーゼから欠失している変異体である。特に
好ましいのは、アミノ酸欠失R181+G182またはT183+G18
を含んでなる、熱安定性を改良した変異体である。活性レベルおよび熱安
定性と高活性レベルの組合せに関して特性を改良した他のデンプン分解酵素は国
際特許第WO95/35382号明細書に記載されている。他の好適なアミラー
ゼは、Genencorによる国際特許第WO98/26078号明細書に記載されてい
る、安定性を改良したH突然変異体α−アミラーゼ酵素である。
【0104】 デンプン分解酵素は、本発明の洗剤組成物に、組成物の0.0001〜2重量
%、好ましくは0.00018〜0.06重量%、より好ましくは0.0002
4〜0.048重量%純粋酵素の量で配合する。
【0105】 プルラナーゼタイプI プルラナーゼタイプIはデンプン脱分岐酵素であり、様々な供給源から得るこ
とができる。しかし、一般的には、プルラナーゼタイプIは微生物に由来する。
プルラナーゼタイプIは一般的に本発明の洗剤組成物中に0.0001〜10重
量%、好ましくは0.001〜0.5重量%の量で含まれる。
【0106】 プルラナーゼタイプI酵素は、IUPAC区分EC3.2.1.41および系
統的名称α−デキストリン6−グルカノ加水分解酵素に区分される。プルラナー
ゼ酵素は、プルラン、アミロペクチンおよびグリコーゲン中の、およびアミロペ
クチンおよびグリコーゲンのα−およびβ−アミラーゼ限界デキストリン中の1
,6−α−D−グルコシド結合、並びにそれらの部分的分解により形成される分
岐鎖状のオリゴ糖に対して加水分解する。この特徴のため、プルラナーゼは「脱
分岐酵素」と呼ばれる。実際、プルラナーゼは、プルランのα−1,6−グリコ
シド結合だけを壊し、最終的にマルトリオースを生成する酵素である。微生物供
給源には、Aerobacter Aerogenes、Pseudomonas stutzeri、Bacillus polymyxa
、B. maceranas、Klebsiella pneumoniaおよびStreptomyces sp.が挙げられる。
この酵素の活性は、200PUN/g(プルラナーゼ単位Novo)で標準化されて
いる。1UPNは、標準的な条件下で、プルランを放出する還元炭水化物を、1
μモルグルコース/分に等しい還元力で加水分解する酵素の量として定義される
。この酵素は60°未満でも安定している。Biochimica et Biophysica Acta, 3
97 (1985) 188-193に記載されている様な、Bacillus No. 202-1の菌株から単離
されるプルラナーゼも好ましい。このプルラナーゼは、最適pHが約8.55〜
9.0であり、従って、アルカリ性の高い洗剤組成物で特に重要である。
【0107】 プルラナーゼは、BenderおよびWallenfelsにより1961年にAerobacter aerog
enesに属する菌株から最初に発見された[Biochem. Z., 334, 79, (1961)]。近年
、プルラナーゼを生産できる各種の微生物が報告されている。これらの微生物は
、例えば、Bacillus sp.[J. Jpn. Soc. Starch Sci., 30, 200, (1983)]、Bacil
lus acidopullulyticus[Agric. Biol. Chem., 52, 2293, (1984)]、Bacillus st
earothermophilus[Eur. J. Appl. Microbiol. Biotechnol., 17, 24, (1983)]、
Streptococcus mitis - [Biochem, J., 108, 33, (1968)]、Lactobacillus [Den
pun Kagaku, 28, 72 (1981)]、Clostridium sp. [Appl., Environ. Microb., 53
, 7 (1987)]、Clostridium thermohydrosulfuricum[Appl., Environ. Microb.,
49, 5, (1985)、J. Bacteriol., 164, 3, (1985)、Biochem. J., 246, (1987)]
、Thermus aquaticus[Enzyme Microb. Technol., 8, (1986)]、Thermus sp.[J.
Jpn. Soc. Starch Sci., 34, 1, (1987)]およびClostridium thermosulfurogene
s[Appl. Microb. Biotechnol., 33, 511, (1990)]である。さらに、2件の出版
物がアルカリ性または耐アルカリ性プルラナーゼの製造方法を報告している。す
なわち、Horikoshi et al. はBacillus属(Bacillus sp. 202-1)の親アルカリ
性菌株を培養し、アルカリ性プルラナーゼを生産し(日本国特許(公告)第27
778 6/1978号明細書)、および国際特許第WO94/19468号明細書(公
開日本国特許出願第87176/1991号明細書)に記載されているBacillus
sp. KSM-AP 1876から得られるアルカリ性プルラナーゼである。
【0108】 関連するプルラナーゼは、例えばBacillus品種から得られるプルラナーゼを包
含する(例えばヨーロッパ特許第063909号明細書に記載されている様なB.
acidopullulyticus、例えばNovo Nordisk A/Sから市販のPromozymeTM)。本発
明の洗剤組成物に好適な他のプルラナーゼは、Kao Corporationによりヨーロッ
パ特許第450627号明細書に記載されている、最適pHがアルカリ性領域に
あり、界面活性剤に対して安定しているアルカリ性プルラナーゼである。その様
なアルカリ性プルラナーゼは、アルカリ性プルラナーゼAおよびアルカリ性プル
ラナーゼBを包含し、両方共本発明の目的に好適である。洗剤に好適な他のアル
カリ性プルラナーゼは、Kao Corporationによる国際特許第WO94/1946
8号明細書に記載されている。下記の日本国特許/出願に記載されているプルラ
ナーゼ酵素も好適である。すべてKao Corporationによる、日本国特許第JP0
4073298号明細書は、非イオン系界面活性剤、カルシウムキレート化剤、
リパーゼおよびアルカリ性プルラナーゼを含んでなる高洗浄性用の自動食器洗浄
洗剤組成物に関し、日本国特許第JP06264094号明細書は、セッケン、
界面活性剤および耐アルカリ性プルラナーゼを含んでなる高洗浄性洗濯用洗剤組
成物を記載している。特に好ましい酵素は、Bacillus sp. Pullulanaseから単離
されるPullulanase Promozyme(Novoの商標)である。
【0109】 下記の日本国特許/出願、すなわちすべてKao Corporationによる日本国特許
第JP07179900号、第JP06172796号、第JP0617279
2号、第JP04065494号、第JP02132193号および第JP02
132192号の各明細書にデンプン脱分岐酵素として記載されているプルラナ
ーゼ酵素も好適である。
【0110】 ネオプルラナーゼ 本発明の目的に好適な、アミラーゼ区分の他の酵素は、ネオプルラナーゼ酵素
である。ネオプルラナーゼ酵素は、プルランを分解し、パノースを形成する酵素
として定義され、IUPAC区分EC3.2.1.135に分類される。プルラ
ン4−D−グルカノヒドロラーゼであるネオプルラナーゼ酵素は、一般的なデン
プンおよび炭水化物型の染みまたは汚れ中に見られる1,4−および1,6−グ
ルコシド結合の両方を開裂させる能力を有する。例えば、この酵素はプルランを
パノース(6−アルファ−D−グルコシルマルトース)加水分解する。特に、ネ
オプルラナーゼ酵素は、アルファ−(1→4)グルコシド結合の加水分解、アル
ファ−(1→6)グルコシド結合の加水分解、アルファ−(1→4)グルコシド
結合を形成する糖転移反応、およびアルファ−(1→6)グルコシド結合を形成
する糖転移反応を包含する4種類の反応に触媒作用することができる。対照的に
、他の公知の酵素はこれらの反応の1種だけに触媒作用するか、または2種類に
触媒作用するが、二番目の方は弱い。また、4種類の反応が同じ機構で触媒作用
を受ける。ネオプルラナーゼ酵素は、下記の文献、すなわちEnzyme Chemistry a
nd Molecular Biology of Amylase and Related Enzyme、28-32頁(1995)、Amyla
ses research Society of Japan; H. Tanaka, et al. J. Biol. Chem. 267巻、
番号26、15447-15452頁(1992)に記載されている。
【0111】 ネオプルラナーゼ酵素は、ネオプルラナーゼの生産を司る遺伝子をクローニン
グし、発現させる、いわゆる野生型微生物または宿主生物により生産することが
できる。例えば、この酵素はBacillus stearothermophilus(B. stearothermophi
lus) TRS40の培養上澄み液から単離し、ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動を使用して精製することができる。分子量が62,000で
ある別の酵素がクローニングされ、Bacillus subtilis中で発現している。この
型の酵素は、かなり熱安定性が高く、特にpH6における最適温度が60℃〜6
5℃であり、酵素活性の約90%が保持される。Bacteroides thetaiotaomicron
95-1 (B. thetaiotaomicron 95-1)はヒトの結腸中に大量に見られる別の種類の
酵素である。B. thetaiotaomicron 95-1は非常に様々な多糖を発酵させることが
できる。
【0112】 やはり本発明に好適なネオプルラナーゼは、日本国特許第JP0717789
1号明細書に記載されているBacillus stearotermophilusから得られる新規なネ
オプルラナーゼY377F、S422VまたはM375L、日本国特許第JP06121681
号明細書に記載されているB. subtilisisから得られるネオプルラナーゼ、日本
国特許第JP05316992号明細書に記載されているBacillus stearotherm
ophilus TRS(FERM9690)、Thermoactinomyces vulgaris、Bacillus stearothermo
philus KP1064、Bacteroides thetiaotaomicron 95-1、その他から得られるネオ
プルラナーゼ、日本国特許第JP04020291号明細書に記載されている変
形ネオプルラナーゼおよび日本国特許第JP02276578号明細書に記載さ
れているネオプルラナーゼである。
【0113】 ネオプルラナーゼは一般的に本発明の洗剤組成物中に0.0001〜10重量
%、好ましくは0.001〜0.5重量%の量で含まれる。
【0114】 プルラナーゼタイプII プルラナーゼタイプII酵素は、アミロプルラナーゼとして定義され、多糖およ
びデキストリン中の分岐点(α−1,6−結合)に加えて、α,1−4結合を不
規則に加水分解するが、これは、プルラナーゼタイプI酵素が分岐鎖状の多糖に
おけるα,1−6結合だけを加水分解するのと対照的である。
【0115】 プルラナーゼタイプIIは、extremophiles、特に極好熱性およびハイパー好熱性
微生物、例えば「A new Bacterial World」Extremophiles, 1997, 1:2-13に記載
されている様なPyrococcus woesei、P. furiosus、Thermococcus litoralis、Th
ermococcus celer、Desulfurococcus mucosus、Bacteroides thetiaotaomicron
、Staphylothermmus marinus、Pyrodictium abysii、Bacillus stearothermophi
lusから単離された微生物、から得ることができる。本発明の目的に好適な他の
プルラナーゼは、国際特許第WO96/35794号明細書に記載されているア
ルカリ性α−アミラーゼ活性を示すアルカリ性プルラナーゼである。ヨーロッパ
特許第418835号明細書に記載されている様なα−アミラーゼ活性を有する
アルカリ性プルラナーゼYも好適であり、このプルラナーゼは、通常のアルカリ
性プルラナーゼよりも高いアルカリ性領域に最適pHを有し、広いpH範囲で優
れたpH安定性、およびほとんどすべての洗剤成分、例えば界面活性剤、キレー
ト化剤およびプロテアーゼ、に対して強い耐性を示す。
【0116】 Bacillus subtilis TU (Agric. Biol. Chem., 51, 9. (1987)、公開日本国特許
第18717/1989号明細書)により生産されるプルラナーゼ−アミラーゼ
の組合せ酵素も好適である。
【0117】 プルラナーゼタイプIIは、一般的に本発明の洗剤組成物中に0.0001〜1
0重量%、好ましくは0.001〜0.5重量%の量で含まれる。
【0118】 好適なリパーゼ酵素は、Pseudomas族の微生物、例えば英国特許第1,372
,034号明細書に記載されているPseudomas stutzeri ATCC 19.154、により生
産される酵素を包含する。好適なリパーゼは、微生物Pseudomonas fluorescent
IAM 1057により生産される、リパーゼの抗体との陽性免疫学的交差反応を示すリ
パーゼを包含する。このリパーゼはAmano Pharmaceutical Co. Ltd.,名古屋、日
本国、からLipase P 「Amano」(以下、「Amano-P」と呼ぶ)、の商品名で市販され
ている。他の市販されている好適なリパーゼには、Amano-CES、Toyo Jozo Co.,
Tagata、日本国、から市販されている、Chromobacter viscosum、例えばChromob
acter viscosum var. lipolyticum NRRLB 3673に由来するリパーゼ、U.S. Bioch
emical Corp.、米国およびDisoynth Co.、オランダ、から市販のChromobacter v
iscosumリパーゼ、およびPseudomonas gladioliに由来するリパーゼがある。特
に好適なリパーゼは、M1 Lipase(商品名)およびLipomax(商品名)(Gist-Broc
ades)およびLipolase(商品名)およびLipolase Ultra(商品名)(Novo)の様な
リパーゼであり、本発明の組成物と組み合わせて使用した場合に非常に効果的で
あることが分かった。Novo Nordiskによりヨーロッパ特許第258068号、国
際特許第WO92/05249号および第WO95/22615号、およびUnil
everにより国際特許第WO94/03578号、第WO95/35381号およ
び第WO96/00292号の各明細書に記載されている脂肪分解酵素も好適で
ある。
【0119】 クチナーゼ(cutinase)[EC 3.1.1.50]も好適であるが、これはリ
パーゼの特殊な種類、すなわち界面活性化を必要としないリパーゼと考えられる
。洗剤組成物へのクチナーゼの添加は、例えば国際特許第WO−A−88/09
367号(Genencor)、第WO90/09446号(Plant Genetic System)および
第WO94/14963号および第WO94/14964号(Unilever)の各明細
書に記載されている。
【0120】 リパーゼおよび/またはクチナーゼは一般的に洗剤組成物中に、洗剤組成物の
0.0001〜2重量%純粋酵素の量で含まれる。
【0121】 好適なプロテアーゼは、B.SubtilisおよびB.licheniformis の特定菌株から得
られるスブチリシン(スブチリシンBPNおよびBPN’)である。好適なプロ
テアーゼの一種はBacillus菌株から得られ、pH領域8〜12で最大活性を有し
、デンマークのNovo Industries A/S 、以下「Novo」、により開発され、ESPERASE
(商品名)として販売されている。この酵素および類似の酵素の製造は、Novoの
英国特許第1,243,784号明細書に記載されている。他の好適なプロテア
ーゼには、Novoから市販のALCALASE(商品名)、DURAZYM(商品名)およびSAVIN
ASE(商品名)、Gist-Brocadesから市販のMAXATASE(商品名)、MAXACAL(商品
名)、PROPERASE(商品名)、およびMAXAPEM(商品名)(タンパク質操作したMA
XACAL)が挙げられる。本発明には、特許出願第EP251446号明細書およ
び国際特許第WO91/06637号明細書に記載されているプロテアーゼ、国
際特許第WO91/02792号明細書に記載されているプロテアーゼBLAP(商
品名)および国際特許第WO95/23221号明細書に記載されているそれら
の変異体も好適である。Novoへの国際特許第WO93/18140A号明細書に
記載のBacillus sp. NCIMB 40338から得られる高pHプロテアーゼも参照。プロテ
アーゼ、1種以上の他の酵素、および可逆的プロテアーゼ抑制剤を含んでなる酵
素洗剤がNovoへの国際特許第WO92/03529号明細書に記載されている。
所望により、Procter & Gambleへの国際特許第WO95/07791号明細書に
記載されている様な吸着性を下げ、加水分解性を増加したプロテアーゼもある。
ここで好適な洗剤用組換え体トリプシン状プロテアーゼがNovoへの国際特許第W
O94/25583号明細書に記載されている。他の好適なプロテアーゼは、Un
ileverのヨーロッパ特許第516200号明細書に記載されている。
【0122】 タンパク分解酵素は、変性細菌性セリンプロテアーゼ、例えばヨーロッパ特許
出願第87303761.8号明細書、1987年4月28日提出(特に17、
24および98頁)に記載されており、ここで「プロテアーゼB」と呼ばれる酵
素、および変性細菌性セリンタンパク分解酵素に関連するヨーロッパ特許出願第
199,404号明細書、Venegas、1986年10月29日提出、に記載され
ている、ここで「プロテアーゼA」と呼ばれる酵素を包含する。ここで「プロテ
アーゼC」と呼ばれるプロテアーゼが好適であるが、これは、Bacillusから得ら
れるアルカリ性セリンプロテアーゼの変異体であり、リシンがアルギニンを27
位置で置き換え、チロシンがバリンを104位置で置き換え、セリンがアスパラ
ギンを123位置で置き換えアラニンがトレオニンを274位置で置き換えてい
る。プロテアーゼCは国際特許第WO91/06637号明細書に記載されてい
る。遺伝子的に変性した変異体、特にプロテアーゼCの変異体、もここに包含さ
れる。
【0123】 「プロテアーゼD」と呼ばれる好ましいプロテアーゼは、自然界には見られな
いアミノ酸配列を有するカルボニル加水分解酵素の変異体であり、これは前駆物
質のカルボニル加水分解酵素から、国際特許第WO95/10591号明細書お
よび第WO95/10592号明細書に記載されている様に、Bacillus amyloli
quefaciensスブチリジンの番号付けにより、該カルボニル加水分解酵素中の位置
+76に等しい位置にある複数のアミノ酸残基を、好ましくは+99、+101
、+103、+104、+107、+123、+27、+105、+109、+
126、+128、+135、+156、+166、+195、+197、+2
04、+206、+210、+216、+217、+218、+222、+26
0、+265および/または+274からなる群から選択された位置に等しい1
種以上のアミノ酸残基位置とも組み合わせて、異なったアミノ酸で置き換えるこ
とにより得られる。「プロテアーゼD」変異体は、好ましくはアミノ酸置換セッ
ト76/103/104、より好ましくは置換セットN76D/S103A/V
104Iを有する。国際特許第WO95/10591号明細書に記載されている
プロテアーゼのカルボニル加水分解酵素変異体も好適であるが、これは前駆物質
酵素中の、+210位置に対応する複数のアミノ酸残基を、下記の残基、すなわ
ち+33、+62、+67、+76、+100、+101、+103、+104
、+107、+128、+129、+130、+132、+135、+156、
+158、+164、+166、+167、+170、+209、+215、+
217、+218、および+222の1種以上と組み合わせて置き換えることに
より得られ、ここで番号を付けた位置は、Bacillus amyloliquefaciensから得ら
れる天然スブチリシンまたは他のカルボニル加水分解酵素またはスブチリシン、
例えばBacillus lentusスブチリシン(審査中出願第WO98/55634号明
細書)、における同等のアミノ酸残基に対応する。
【0124】 より好ましいプロテアーゼは、複数置換したプロテアーゼ変異体である。これ
らのプロテアーゼ変異体は、アミノ酸残基を他の天然アミノ酸残基で、Bacillus
amyloliquefaciensスブチリシンの103位置に対応するアミノ酸残基位置で置
き換えることを含んでなり、Bacillus amyloliquefaciensスブチリシンの1、3
、4、8、9、10、12、13、16、17、18、19、20、21、22
、24、27、33、37、38、42、43、48、55、57、58、61
、62、68、72、75、76、77、78、79、86、87、89、97
、98、99、101、102、104、106、107、109、111、1
14、116、117、119、121、123、126、128、130、1
31、133、134、137、140、141、142、146、147、1
58、159、160、166、167、170、173、174、177、1
81、182、183、184、185、188、192、194、198、2
03、204、205、206、209、210、211、212、213、2
14、215、216、217、218、222、224、227、228、2
30、232、236、237、238、240、242、243、244、2
45、246、247、248、249、251、252、253、254、2
55、256、257、258、259、260、261、262、263、2
65、268、269、270、271、272、274、および275位置に
対応する1個以上のアミノ酸残基位置でアミノ酸残基を他の天然のアミノ酸残基
で置き換えることと組み合わせ、該プロテアーゼ変異体が103および76位置
に対応する位置でのアミノ酸残基の置換えを包含する場合、Bacillus amyloliqu
efaciensスブチリシンの27、99、101、104、107、109、123
、128、166、204、206、210、216、217、218、222
、260、265または274位置に対応するアミノ酸残基位置以外の1個以上
のアミノ酸残基の位置でアミノ酸残基の置換えもある、および/またはすべて1
998年10月23日にThe Procter & Gamble Companyから提出のPCT出願第
PCT/US98/22588号、第PCT/US98/22482号および第
PCT/US98/22486号に記載されている様に、複数置換されたプロテ
アーゼ変異体は、Bacillus amyloliquefaciensスブチリシンの62、212、2
30、232、252および257位置に対応する1個以上のアミノ酸残基位置
で、他の天然アミノ酸残基でアミノ酸残を置換えることを含んでなる。好ましい
複数置換されたプロテアーゼ変異体は、Bacillus amyloliquefaciensスブチリシ
ンの番号付けによるアミノ酸置換セット101/103/104/159/23
2/236/245/248/252、より好ましくは101G/103A/1
04I/159D/232V/236H/245R/248D/252Kを有す
る。
【0125】 プロテアーゼ酵素は一般的に洗剤組成物中に、洗剤組成物の0.0001〜2
重量%純粋酵素の量で配合される。
【0126】 本発明の洗剤組成物は他の酵素をさらに含んでなることができる。
【0127】 本発明で有用なセルラーゼは、細菌系または菌類系セルラーゼの両方を包含す
る。好ましくは、これらのセルラーゼは、最適pHが5〜12であり、比活性が
50CEVU/mg(セルロース粘度単位)を超えている。好適なセルラーゼはBarbesg
oard et alの米国特許第4,435,307号、日本国特許第61078384
号、および国際特許第WO96/02653号の各明細書に記載されているが、
これらの特許は、それぞれHumicola insolens、Trichoderma、ThielaviaおよびS
porotrichumから製造される菌類セルラーゼを開示している。ヨーロッパ特許第
739982号明細書は、新規なBacillus品種から単離されたセルラーゼを開示
している。好適なセルラーゼは、英国特許第GB−A−2,075,028号、
第GB−A−2,095,275号、独国特許第DE−OS−2,247,83
2号、および国際特許第WO95/26398号の各明細書にも記載されている
【0128】 その様なセルラーゼの例は、Humicola insolens (Humicola grisea var. ther
moidea)の菌株、特にHumicola菌株DSM 1800、により生産されるセルラーゼであ
る。
【0129】 他の好適なセルラーゼは、Humicola insolens から得られる、分子量約50 K
Da、等電点5.5で、415個のアミノ酸を含むセルラーゼ、およびHumicola i
nsolens, DSM 1800に由来し、セルラーゼ活性を示す〜43kDエンドグルカナー
ゼであり、好ましいエンドグルカナーゼ成分は国際特許第WO91/17243
号明細書に開示されているアミノ酸配列を有する。Genencorへの国際特許第WO
94/21801号明細書に記載されているTrichoderma longibrachiatumから
得られるEGIIIセルラーゼも好適なセルラーゼである。特に好適なセルラーゼは
、色保護特性を有するセルラーゼである。その様なセルラーゼの例は、ヨーロッ
パ特許出願第91202879.2号明細書、1991年11月6日提出(Novo)
、に記載されているセルラーゼである。CarezymeおよびCelluzyme(Novo Nordisk
A/S)が特に有用である。国際特許第WO91/17244号および第WO91
/21801号明細書も参照。布地保護および/または洗濯特性に好適な他のセ
ルラーゼは、国際特許第WO96/34092号、第WO96/17994号、
および第WO95/24471号の各明細書に記載されている。該セルラーゼは
一般的に洗剤組成物中に、洗剤組成物の0.0001〜2重量%純粋酵素の量で
配合される。
【0130】 ペルオキシダーゼ酵素は、酸素供給源、例えば過炭酸塩、過ホウ酸塩、過硫酸
塩、過酸化水素、等、および漂白強化分子としてフェノール系基質と組合せて使
用する。これらの酵素は、「溶液漂白」、つまり洗濯操作の際に基材から除去さ
れた染料または顔料がその洗濯溶液中に存在する他の基材に移動するのを防止す
るために使用する。ペルオキシダーゼ酵素はこの分野では公知であり、例えばワ
サビダイコンペルオキシダーゼ、リグニナーゼ、およびハロペルオキシダーゼ、
例えばクロロ−およびブロモペルオキシダーゼが挙げられる。ペルオキシダーゼ
を含む洗剤組成物は、例えばPCT国際出願第WO89/099813号、第W
O89/09813号、およびヨーロッパ特許出願第91202882.6号、
1991年11月6日提出、および第96870013.8号、1996年2月
20日提出、の各明細書に記載されている。ラッカーゼ酵素も好適である。
【0131】 強化剤は、一般的に組成物全体の0.1〜5重量%の量で含まれる。好ましい
強化剤は、置換されたフェノチアジンおよびフェノキサジン、10−フェノチア
ジンプロピオン酸(PPT)、10−エチルフェノチアジン−4−カルボン酸(
EPC)、10−フェノキサジンプロピオン酸(POP)および10−メチルフ
ェノキサジン(国際特許第WO94/12621号明細書に記載)、置換された
シリンゲート(C3〜C5置換されたアルキルシリンゲート)、フェノールおよび
それらの混合物である。過炭酸ナトリウムまたは過ホウ酸ナトリウムが過酸化水
素の好ましい供給源である。
【0132】 該ペルオキシダーゼは一般的に洗剤組成物中に、洗剤組成物の0.0001〜
2重量%純粋酵素の量で配合される。
【0133】 上記の酵素は、いずれかの適当な起源、例えば植物、動物、細菌、菌類および
酵母、に由来するものでよい。起源はさらに、中温性またはexstremophilic(好
冷、寒冷栄養(psychrotrophic)、好熱性、好圧性、好アルカリ性、好酸性、好塩
性、等)でよい。これらの酵素の精製または未精製形態を使用することができる
。今日では、タンパク質/遺伝子操作技術により野生種酵素を変性させ、それら
の性能効率を本発明の洗濯用洗剤および/または布地保護組成物で最適化するこ
とは一般的に行なわれていることである。例えば、その様な組成物に一般的に使
用されている成分に対する酵素の相容性が増加する様に、変異体を設計すること
ができる。あるいは、酵素変異体の最適pH、漂白剤またはキレート化剤に対す
る安定性、触媒活性、等が特定の洗浄用途に適合する様に、変異体を設計するこ
とができる。
【0134】 特に、漂白剤安定性の場合には酸化に対して敏感なアミノ酸に、および界面活
性剤の相容性に関しては表面電荷に注意を集中すべきである。その様な酵素の等
電点は、帯電した一部のアミノ酸の置換により変えることができ、例えば等電点
の増加により、陰イオン系界面活性剤との相容性を改良できることがある。例え
ば追加の塩橋を形成し、カルシウム結合箇所を強制的に造り、キレート化剤安定
性を増加することにより、酵素の安定性をさらに強化することができる。ほとん
どのセルラーゼは分離した結合領域(CBD)を有するので、セルラーゼには特
に注意が必要である。その様な酵素の特性は、これらの領域を変性することによ
り、変えることができる。
【0135】 酵素は、個別の単一成分(1種類の酵素を含むプリル、顆粒、安定化した液体
、等)として、または2種類以上の酵素の混合物(例えば共顆粒)として加える
ことができる。
【0136】 加えることができる他の好適な洗剤成分は、審査中のヨーロッパ特許出願第9
2870018.6号明細書、1992年1月31日提出、に記載されている酵
素酸化防止剤である。その様な酵素酸化防止剤の例はエトキシル化テトラエチレ
ンポリアミンである。
【0137】 一連の酵素材料および合成洗剤組成物中への配合手段が、Genencor Internati
onalへの国際特許第WO93/07263A号および第WO93/07260A
号、Novoへの第WO89/08694A号、およびMcCarty et al.への米国特許
第3,553,139号の各明細書に記載されている。酵素は、米国特許第4,
101,457号明細書、Place et al、1978年7月18日、および第4,
507,219号明細書、Hughes、1985年3月26日、にも開示されている
。液体洗剤処方物に特に有用な酵素材料、およびそれらの酵素のその様な処方物
への配合は、米国特許第4,261,868号明細書、Hora et al、1981年
4月14日、に記載されている。酵素安定化技術は、例えば米国特許第3,60
0,319号明細書、1971年8月17日、Gedge et al.、ヨーロッパ特許第
199,405号明細書およびヨーロッパ特許第200,586号明細書、19
86年10月29日、Venegas 、に開示されている。酵素安定化系は米国特許第
3,519,570号明細書にも記載されている。プロテアーゼ、キシラナーゼ
およびセルラーゼを生産する有用なBacillus, sp. AC13はNovoへのWO9401
532A号明細書に記載されている。
【0138】 漂白剤 本発明の洗剤組成物に好適な他の成分は漂白剤を包含する。本発明の目的に好
適な漂白剤は、過酸化水素、PB1、PB4および粒子径400〜800ミクロ
ンの過炭酸塩が挙げられる。これらの漂白剤成分は、1種以上の酸素漂白剤およ
び、選択する漂白剤に応じて、1種以上の漂白活性剤を包含することができる。
存在する場合、酸素漂白化合物は、典型的には約1%〜約25%の量で存在する
【0139】 ここで使用する漂白剤成分は、酸素漂白剤ならびにこの分野で公知の他の漂白
剤を包含する、洗剤組成物に有用な漂白剤のいずれでもよい。本発明に好適な漂
白剤は、活性化した、または活性化していない漂白剤でよい。
【0140】 使用可能な酸素漂白剤の一群は、過カルボン酸漂白剤およびそれらの塩を包含
する。この種の漂白剤の好適な例には、モノペルオキシフタル酸マグネシウム六
水和物、メタクロロ過安息香酸のマグネシウム塩、4−ノニルアミノ−4−オキ
ソペルオキシ酪酸およびジペルオキシドデカンジオン酸が挙げられる。その様な
漂白剤は、米国特許第4,483,781号明細書、米国特許出願第740,4
46号明細書、ヨーロッパ特許出願第0,133,354号明細書、および米国
特許第4,412,934号明細書に記載されている。米国特許第4,634,
551号明細書に記載されている6−ノニルアミノ−6−オキソペルオキシカプ
ロン酸も非常に好ましい漂白剤である。
【0141】 使用可能な別の群の漂白剤はハロゲン漂白剤を包含する。次亜ハロゲン化物漂
白剤の例には、トリクロロイソシアヌル酸およびナトリウムおよびカリウムのジ
クロロイソシアヌル酸塩およびN−クロロおよびN−ブロモアルカンスルホンア
ミドが挙げられる。その様な材料は、通常、最終製品の0.5〜10重量%、好
ましくは1〜5重量%の量で加える。
【0142】 過酸化水素放出剤は、漂白剤活性剤、例えばテトラアセチルエチレンジアミン
(TAED)、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS、米国特許第
4,412,934号明細書に記載)、3,5−トリメチルヘキサノールオキシ
ベンゼンスルホネート(ISONOBS、ヨーロッパ特許第120,591号明
細書に記載)またはペンタアセチルグルコース(PAG)またはN−ノナノイル
−6−アミノカプロン酸のフェノールスルホネートエステル(NACA−OBS
、国際特許第WO94/28106号明細書に記載)、との組合せで使用できる
が、これらの物質は、パーハイドロリシスにより、活性漂白物質として過酸を形
成し、漂白効果を改善する。例えば審査中のヨーロッパ特許出願第918702
07.7号明細書に記載されている様なアシル化クエン酸エステルおよびProcte
r & Gambleの審査中米国特許出願第60/022,786号明細書(1996年
7月30日提出)および第60/028,122号明細書(1996年10月1
5日提出)に記載されている様な、下記の式を有する非対称性非環式イミド漂白
剤活性剤も好適な活性剤である。
【0143】
【化12】 式中、RはC〜C13直鎖状または分岐鎖状の飽和または不飽和アルキル
基であり、RはC〜C直鎖状または分岐鎖状の飽和または不飽和アルキル
基であり、RはC〜C直鎖状または分岐鎖状の飽和または不飽和アルキル
基である。
【0144】 本発明の洗剤組成物に有用な、過酸を包含する漂白剤、および漂白剤活性剤お
よび過酸素漂白化合物を含んでなる漂白系は、我々の審査中出願、USSN 0
8/136,626号、PCT/US95/07823号、国際特許第WO95
/27772号、第WO95/27773号、第WO95/27774号、およ
び第WO95/27775号の各明細書、に記載されている。
【0145】 過酸化水素は、過酸化水素を発生することができる酵素系(すなわち酵素およ
びそのための基質)を洗濯および/または濯ぎ工程の開始時または途中で加える
ことにより、存在することもできる。その様な酵素系はヨーロッパ特許出願第9
1202655.6号明細書、1991年10月9日提出、に記載されている。
【0146】 漂白剤組成物に使用する金属含有触媒には、コバルト含有触媒、例えばペンタ
アミンアセテートコバルト(III) 塩およびマンガン含有触媒、例えばヨーロッパ
特許出願第EPA549271号、第EPA549272号、第EPA4583
97号、米国特許第5,246,621号、ヨーロッパ特許第EPA45839
8号、米国特許第5,194,416号および第5,114,611号の各明細
書、に記載されている触媒が挙げられる。ペルオキシ化合物、マンガン含有漂白
剤触媒およびキレート化剤を含んでなる漂白組成物は、特許出願第948702
06.3号明細書に記載されている。漂白化合物はマンガン化合物により触媒作
用させることができる。その様な化合物はこの分野で良く知られており、例えば
米国特許第5,246,621号、第5,244,594号、第5,194,4
16号、第5,114,606号、および公開ヨーロッパ特許出願第549,2
71A1号、第549,272A1号、第544,440A2号、および第54
4,490A1号、の各明細書に開示されているマンガン系触媒を包含する。こ
れらの触媒の好ましい例には、MnIV (u−O)(1,4,7−トリメチル
−1,4,7−トリアザシクロノナン)-(PF)、MnIII (u−O) (u−OAc)(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン
)-(ClO)、MnIV (u−O)(1,4,7−トリアザシクロノナン
)-(ClO)、MnIIIMnIV (u−O)(u−OAc) (1,4
,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)-(ClO)、Mn IV (1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン(OCH )-(PF)およびそれらの混合物が挙げられる。ここで使用するのにより好ま
しい物質は遷移金属漂白剤触媒であるが、これは例えばProcter & Gambleの特許
出願第WO98/39405号、第WO98/39406号および第WO98/
39098号の各明細書に記載されている様な遷移金属およびクロスブリッジさ
れた大多環状配位子の錯体である。最も好ましい物質は、式[Mn(Bcycl
am)Cl]のMn錯体漂白剤触媒であり、下記の式で表される。
【0147】
【化13】 「Bサイクラム」(5,12−ジメチル−1,5,8,12−テトラアザビシク
ロ[6.6.2]ヘキサデカン) その様な遷移金属漂白剤触媒は、Procter & Gambleの特許出願第WO98/3
9335号明細書またはJ. Amer. Chem. Soc., (1990), 112, 8604、により製造
することができる。
【0148】 酸素漂白剤以外の漂白剤もこの分野で公知であり、ここで使用することができ
る。特に重要な非酸素漂白剤の一種は、光活性化漂白剤、例えばスルホン化亜鉛
および/またはアルミニウムフタロシアニン、を包含する。これらの材料は洗浄
工程で基材の上に付着させることができる。酸素の存在下で光を照射する、例え
ば屋外の日光の下で衣類を吊して乾燥させることにより、スルホン化亜鉛フタロ
シアニンが活性化される結果、基材が漂白される。好ましい亜鉛フタロシアニン
および光活性漂白法は米国特許第4,033,718号明細書に記載されている
。典型的には、洗剤組成物は約0.025〜約1.25重量%のスルホン化亜鉛
フタロシアニンを含む。
【0149】 色保護および布地保護特性 ある種の色保護特性を与える技術も包含することができる。これらの技術の例
は、色を保持するためのメタロ触媒である。その様なメタロ触媒は、審査中のヨ
ーロッパ特許出願第92870181.2号明細書に記載されている。色保護/
布地保護技術の他の例は染料固定剤、しわ防止および吸水性改良用のポリオレフ
ィン分散液、色保護処理および香料付着性用の香料およびアミノ官能性重合体で
あり、審査中の特許出願第96870140.9号明細書、1996年11月7
日提出、に記載されている。
【0150】 本発明の洗剤組成物には、布地柔軟性付与剤も配合することができる。これら
の薬剤は、無機系でも有機系でもよい。代表的な無機柔軟性付与剤は、英国特許
第GB−A−1400898号明細書および米国特許第5,019,292号明
細書に記載されているスメクタイトクレーである。有機布地柔軟性付与剤には、
英国特許第GB−A−1514276号明細書およびヨーロッパ特許第EP−B
0011340号明細書に記載されている非水溶性第3級アミン、およびそれ
らの、ヨーロッパ特許第EP−B−0026527号明細書および第EP−B−
0026528号明細書に記載されているモノC12〜C14第4級アンモニウム塩
との組合せ、および第EP−B−0242919号明細書に記載されている二長
鎖アミドが挙げられる。布地柔軟性付与系の他の有用な有機成分は、ヨーロッパ
特許第EP−A−0299575号明細書および第0313146号明細書に記
載されている高分子量ポリエチレンオキシド材料を包含する。
【0151】 スメクタイトクレーは、一般的に2〜20重量%、より好ましくは5〜15重
量%の量で、乾燥混合成分として、処方物の残りの成分に加える。有機布地柔軟
性付与剤、例えば非水溶性第3級アミンまたは二長鎖アミド材料、は0.5〜5
重量%、一般的には1〜3重量%の量で加え、高分子量ポリエチレンオキシド材
料および水溶性陽イオン系材料は0.1〜2重量%、一般的には0.15〜1.
5重量%の量で加える。これらの材料は一般的には組成物の噴霧乾燥した部分に
加えるが、場合によっては、乾燥混合粒子として加えるか、または溶融液体とし
て組成物の他の固体成分上にスプレーするのがより好都合である。
【0152】 ビルダー系 本発明の組成物は、ビルダー系をさらに含んでなることができる。通常のすべ
てのビルダー系が使用に好適であり、アルミノケイ酸塩材料、ケイ酸塩、ポリカ
ルボキシレート、アルキル−またはアルケニル−コハク酸および脂肪酸、エチレ
ンジアミンテトラ酢酸、ジエチレントリアミンペンタメチレンアセテートの様な
材料、金属イオン封鎖剤、例えばアミノポリホスホネート、特にエチレンジアミ
ンテトラメチレンホスホン酸およびジエチレントリアミンペンタメチレンホスホ
ン酸が挙げられる。リン酸塩ビルダーもここで使用できる。
【0153】 好適なビルダーは、無機イオン交換材料、一般的に無機水和アルミノケイ酸塩
材料、より詳しくは、水和合成ゼオライト、例えば水和ゼオライトA、X、B、
HSまたはMAPでよい。
【0154】 別の好適な無機ビルダー材料は、層状ケイ酸塩、例えばSKS−6(Hoechst)
である。SKS−6は、ケイ酸ナトリウム(NaSi)からなる
結晶性層状ケイ酸塩である。
【0155】 1個のカルボキシ基を含む好適なカルボン酸塩には、ベルギー特許第831,
368号、第821,369号および第821,370号の各明細書に記載され
ている様な乳酸、グリコール酸およびそれらのエーテル誘導体が挙げられる。2
個のカルボキシ基を含むポリカルボン酸塩には、コハク酸、マロン酸、(エチレ
ンジオキシ)ジ酢酸、マレイン酸、ジグリコール酸、酒石酸、タルトロン酸およ
びフマル酸の水溶性塩、ならびに独国公報第2,446,686号および第2,
446,687号および米国特許第3,935,257号の各明細書に記載され
ているエーテルカルボン酸塩およびベルギー特許第840,623号明細書に記
載されているスルフィニルカルボン酸塩が挙げられる。3個のカルボキシ基を含
むポリカルボン酸塩には、特に水溶性のクエン酸塩、アコニット酸塩およびシト
ラコン酸塩、ならびにコハク酸塩誘導体、例えば英国特許第1,379,241
号明細書に記載されているカルボキシメチルオキシコハク酸塩、オランダ国出願
第7205873号明細書に記載されているラクトキシコハク酸塩、およびオキ
シポリカルボン酸塩材料、例えば英国特許第1,387,447号明細書に記載
されている2−オキサ−1,1,3−プロパントリカルボン酸塩が挙げられる。
【0156】 4個のカルボキシ基を含むポリカルボン酸塩には、英国特許第1,261,8
29号明細書に記載されているオキシジコハク酸塩、1,1,2,2−エタンテ
トラカルボン酸塩、1,1,3,3−プロパンテトラカルボン酸塩および1,1
,2,3−プロパンテトラカルボン酸塩が挙げられる。スルホ置換基を含むポリ
カルボン酸塩には、英国特許第1,398,421号および第1,398,42
2号、および米国特許第3,936,448号の各明細書に記載されているスル
ホコハク酸塩誘導体、および英国特許第1,082,179号明細書に記載され
ているスルホン化熱分解クエン酸塩が挙げられ、ホスホン置換基を含むポリカル
ボン酸塩は英国特許第1,439,000号明細書に記載されている。
【0157】 脂環式および複素環式ポリカルボン酸塩には、シクロペンタン−シス、シス、
シス−テトラカルボン酸塩、シクロペンタジエニドペンタカルボン酸塩、2,3
,4,5−テトラヒドロフラン−シス、シス、シス−テトラカルボン酸塩、2,
5−テトラヒドロフラン−シス−ジカルボン酸塩、2,2,5,5−テトラヒド
ロフラン−テトラカルボン酸塩、1,2,3,4,5,6−ヘキサン−ヘキサカ
ルボン酸塩、および多価アルコール、例えばソルビトール、マンニトールおよび
キシリトール、のカルボキシメチル誘導体が挙げられる。芳香族ポリカルボン酸
塩には、英国特許第1,425,343号明細書に記載されているメリト酸、ピ
ロメリト酸およびフタル酸誘導体が挙げられる。上記の中で、好ましいポリカル
ボン酸塩は分子1個あたり3個までのカルボキシ基を含むヒドロキシカルボン酸
塩、特にクエン酸塩である。
【0158】 本組成物で使用するのに好ましいビルダー系は、非水溶性アルミノケイ酸塩ビ
ルダー、例えばゼオライトAまたは層状ケイ酸塩(SKS−6)、および水溶性
のカルボン酸塩キレート化剤、例えばクエン酸、の混合物を包含する。他の好ま
しいビルダー系は、非水溶性アルミノケイ酸塩ビルダー、例えばゼオライトA、
および水溶性のカルボン酸塩キレート化剤、例えばクエン酸、の混合物を包含す
る。本発明の液体洗剤組成物に使用するのに好ましいビルダー系は、セッケンお
よびポリカルボン酸塩である。
【0159】 顆粒状組成物に使用するビルダー系の一部を構成し得る他のビルダー材料には
、無機材料、例えばアルカリ金属の炭酸塩、重炭酸塩、ケイ酸塩、および有機材
料、例えば有機ホスホン酸塩、アミノポリアルキレンホスホン酸塩およびアミノ
ポリカルボン酸塩、が挙げられる。
【0160】 他の好適な水溶性有機塩は、ポリカルボン酸が、2個以下の炭素原子により互
いに分離された少なくとも2個のカルボキシル基を含んでなる、単独重合体状ま
たは共重合体状酸またはそれらの塩である。この種の重合体は、英国特許第GB
−A−1,596,756号明細書に記載されている。その様な塩の例は、分子
量2000〜5000のポリアクリレートおよびそれらの無水マレイン酸との共
重合体であり、その様な共重合体は、分子量が20,000〜70,000、特
に約40,000である。
【0161】 洗剤用ビルダー塩は、一般的に組成物の5〜80重量%、好ましくは10〜7
0重量%、最も一般的には30〜60重量%の量で包含される。
【0162】 キレート化剤 本発明の洗浄組成物は、所望により1種以上の鉄および/またはマンガンキレ
ート化剤を含むこともできる。その様なキレート化剤は、すべて以下に記載する
アミノカルボキシレート、アミノホスホネート、多官能置換された芳香族キレー
ト化剤およびそれらの混合物からなる群から選択することができる。理論に縛ら
れたくはないが、これらの材料の利点は、一部、可溶性キレートを形成すること
により鉄およびマンガンを洗濯溶液から除去する、非常に優れた能力によると考
えられる。
【0163】 所望により使用するキレート化剤として有用なアミノカルボキシレートには、
エチレンジアミンテトラアセテート、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミント
リアセテート、ニトリロトリアセテート、エチレンジアミンテトラプロピオネー
ト、トリエチレンテトラアミンヘキサアセテート、ジエチレントリアミンペンタ
アセテート、およびエタノールジグリシン、それらのアルカリ金属、アンモニウ
ム、および置換アンモニウム塩、およびそれらの混合物がある。
【0164】 アミノホスホネートは、洗剤組成物中に少なくとも少量の総リン含有量が許容
される場合、本発明の組成物中のキレート化剤としても有用であり、DEQUESTの
様なエチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホネート)がある。これらのア
ミノホスホネートは、炭素数が約6を超えるアルキルおよびアルケニル基を含ま
ないのが好ましい。
【0165】 多官能置換された芳香族キレート化剤も本発明の組成物に有用である。米国特
許第3,812,044号明細書、1974年5月21日Connor et al. に公布
、参照。酸の形態のこの種の好ましい化合物は、ジヒドロキシジスルホベンゼン
、例えば1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼン、である。
【0166】 ここで使用するのに好ましい生物分解性キレート化剤は、エチレンジアミンジ
コハク酸塩(“EDDS”)、特に米国特許第4,704,233号明細書、1
987年11月3日Hartman およびPerkins に公布、に記載されている[S,S
]異性体である。
【0167】 本発明の組成物は、水溶性メチルグリシンジ酢酸(MGDA)塩(または酸形
態)も、キレート化剤として、または例えばゼオライト、層状ケイ酸塩、等の不
溶性ビルダーと併用できる共ビルダーとして含むことができる。
【0168】 使用する場合、これらのキレート化剤は、一般的に本発明の洗剤組成物の約0
.1〜約15重量%を占める。より好ましくは、使用する場合、これらのキレー
ト化剤は、その様な組成物の約0.1〜約3.0重量%を占める。
【0169】 発泡抑制剤 もう一つの所望により使用する成分は、シリコーン、およびシリカ−シリコー
ン混合物により代表される発泡抑制剤である。シリコーンは一般的にアルキル化
ポリシロキサン材料により代表されるのに対し、シリカは通常、シリカエーロゲ
ルおよびキセロゲルおよび各種の疎水性シリカにより代表される、細かく分割さ
れた形態で使用される。これらの材料は粒子として配合することができ、その際
、発泡抑制剤は、水溶性または水分散性の、非表面活性洗剤が実質的に浸透し得
ないキャリヤー中に放出できる様に配合される。あるいは、発泡抑制剤は液体キ
ャリヤー中に溶解または分散させ、他の成分の1種以上の上にスプレーにより塗
布することができる。好ましいシリコーン発泡調整剤は、Bartollota et al. の
米国特許第3933672号明細書に記載されている。他の特に有用な発泡抑制
剤は独国特許出願第DTOS2646126号明細書、1977年4月28日公
開、に記載されている自己乳化シリコーン発泡抑制剤である。その様な化合物の
例は、Dow Corning から市販のシロキサン−グリコール共重合体であるDC-544で
ある。特に好ましい発泡調整剤は、シリコーン油と2−アルキル−アルカノール
の混合物を含んでなる発泡抑制剤系である。好適な2−アルキル−アルカノール
は、Isofol 12 R の商品名で市販されている2−ブチル−オクタノールである。
【0170】 その様な発泡抑制剤系は、審査中のヨーロッパ特許出願第N92870174
.7号明細書、1992年11月10日提出、に記載されている。
【0171】 特に好ましいシリコーン発泡調整剤は、審査中のヨーロッパ特許出願第N°9
2201649.8号明細書に記載されている。該組成物は、シリコーン/シリ
カ混合物を、Aerosil (商品名)の様な非多孔質ヒュームシリカとの組合せで含
んでなることができる。
【0172】 上記の発泡抑制剤は、一般的に組成物0.001〜2重量%、好ましくは0.
01〜1重量%の量で使用する。
【0173】 他の成分 洗浄組成物に使用される他の成分、例えば汚れ分散剤、汚れ遊離剤、光学ブラ
イトナー、研磨材、殺菌剤、曇り防止剤、着色剤、および/またはカプセル収容
された、またはカプセル収容されていない香料、を使用することができる。
【0174】 特に好適なカプセル収容材料は、英国特許第1,464,616号明細書に記
載されている様な、多糖およびポリヒドロキシ化合物のマトリックスからなる水
溶性のカプセルである。他の好適な水溶性カプセル収容材料は、米国特許第3,
455,838号明細書に記載されている様な、置換ジカルボン酸のゼラチン化
されていないデンプン酸−エステルに由来するデキストリンを含んでなる。これ
らの酸−エステルデキストリンは、好ましくはワックス状トウモロコシ、ワック
ス状モロコシ、サゴ、タピオカおよびジャガイモの様なデンプンから製造される
。該カプセル収容材料の好例は、National Starch 製のN-Lok を包含する。N-Lo
k カプセル収容材料は、変性トウモロコシデンプンおよびグルコースからなる。
このデンプンは、単官能性置換基、例えば無水コハク酸オクテニル、を加えるこ
とにより変性されている。
【0175】 ここで好適な再付着防止剤および汚れ分散剤には、セルロース誘導体、例えば
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロ
ース、および単独重合体状または共重合体状ポリカルボン酸またはそれらの塩が
挙げられる。この種の重合体は、ビルダーとして前に記載したポリアクリレート
および無水マレイン酸−アクリル酸共重合体、ならびに無水マレイン酸とエチレ
ン、メチルビニルエーテルまたはメタクリル酸の、無水マレイン酸が少なくとも
共重合体の20モル%を構成する共重合体、を包含する。これらの材料は、一般
的に組成物の0.5〜10重量%、より好ましくは0.75〜8重量%、最も好
ましくは1〜6重量%の量で使用する。
【0176】 好ましい光学ブライトナーは陰イオン系であり、その例は、4,4’−ビス(
2−ジエタノールアミノ−4−アニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノ)ス
チルベン−2:2’ジスルホン酸二ナトリウム、4,−4’−ビス(2−モルホ
リノ−4−アニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノ−スチルベン−2:2’
−ジスルホン酸二ナトリウム、4,4’−ビス(2,4−ジアニリノ−s−トリ
アジン−6−イルアミノ)スチルベン−2:2’−ジスルホン酸二ナトリウム、
4’,4”−ビス−(2,4−ジアニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノ)
スチルベン−2−スルホン酸一ナトリウム、4,4’−ビス−(2−アニリノ−
4−(N−メチル−N−2−ヒドロキシエチルアミノ)−s−トリアジン−6−
イルアミノ)スチルベン−2,2’−ジスルホン酸二ナトリウム、4,4’−ビ
ス−(4−フェニル−2,1,3−トリアゾール−2−イル)−スチルベン−2
,2’−ジスルホン酸二ナトリウム、4,4’−ビス−(2−アニリノ−4−(
1−メチル−2−ヒドロキシエチルアミノ)−s−トリアジン−6−イルアミノ
)スチルベン−2,2’−ジスルホン酸二ナトリウム、2(スチルビル−4”−
(ナフト−1’,2’:4,5)−1,2,3−トリアゾール−2”−スルホン
酸ナトリウム、および4,4’−ビス(2−スルホスチリル)ビフェニルである
。非常に好ましいブライトナーは、ヨーロッパ特許第753567号明細書の特
殊なブライトナーである。
【0177】 本発明の洗剤組成物は、好ましくは凝集剤をさらに含んでなる。実際、、凝集
剤は粒子を凝集させられることが知られている。理論に捕らわれたくはないが、
これらの凝集剤は、生デンプン粒子を溶液中に保持し、一つに凝集させることに
より、生デンプン粒子が布地表面に吸着されるのを阻止するのに役立つ。これに
よって、大量のデンプンが布地表面上に付着するのが阻止され、生デンプン分解
酵素が布地表面上および溶液中の生デンプンを分解することになる。従って、本
発明の洗剤組成物が凝集剤をさらに含んでなることにより、デンプンを含む染み
や汚れを除去する性能が改良され、洗濯用組成物として処方した場合には、白さ
を維持し、薄汚れを洗浄する性能が改良される。
【0178】 好適な凝集性材料は、ポリエチレングリコール、特に分子量が200〜100
00、より好ましくは2000〜8000、最も好ましくは約4000のポリエ
チレングリコールである。これらの材料は一般的に0.20〜5重量%、より好
ましくは0.25〜2.5重量%の量で使用する。これらの重合体および前に記
載した単独重合体状または共重合体状ポリカルボン酸塩は、白さの保持、布地灰
分付着、および遷移金属不純物の存在下での粘土、タンパク質系および酸化性汚
れに対する洗浄性能改善に重要である。
【0179】 本発明の組成物で有用な汚れ放出剤は、通常、テレフタル酸とエチレングリコ
ールおよび/またはプロピレングリコール単位の、様々な配置の共重合体または
ターポリマーである。その様な重合体の例は、共に譲渡された米国特許第411
6885号明細書および4711730号明細書および公開ヨーロッパ特許出願
第0272033号明細書に記載されている。ヨーロッパ特許第EP−A−02
72033号明細書による特に好ましい重合体は、下記の式を有する。
【0180】
【化14】 式中、PEGは−(OC)O−であり、POは(OCO)であり、
Tは(pcOCCO)である。
【0181】 テレフタル酸ジメチル、スルホイソフタル酸ジメチル、エチレングリコールお
よび1−2プロパンジオールの、末端基が第一にスルホベンゾエートからなり、
第二にエチレングリコールおよび/またはプロパンジオールのモノエステルから
なるランダム共重合体の様な変性ポリエステルも非常に有用である。目標は、両
端でスルホベンゾエート基によりキャップされた重合体を得ることであり、本発
明では「第一に」、該共重合体のほとんどがスルホベンゾエート基により末端キ
ャップされている。しかし、一部の共重合体は完全にはキャップされず、従って
、それらの末端基は、「第二に」エチレングリコールおよび/またはプロパン1
−2ジオールのモノエステルからなることがある。
【0182】 ここで選択するポリエステルは、約46重量%のジメチルテレフタル酸、約1
6重量%のプロパン−1.2ジオール、約10重量%のエチレングリコール、約
13重量%のジメチルスルホ安息香酸、および約15重量%のスルホイソフタル
酸を含み、分子量が約3,000である。ポリエステルおよびそれらの製造方法
はEPA311342に詳細に記載されている。
【0183】 この分野では、水道水中の遊離塩素が洗剤組成物中に含まれる酵素を急速に失
活させることが良く知られている。従って、塩素補集剤、例えば過ホウ酸塩、硫
酸アンモニウム、亜硫酸ナトリウムまたはポリエチレンイミン、を組成物全体の
約0.1重量%を超える量で処方物中に使用することにより、洗剤酵素の洗濯中
の安定性が改良される。塩素補集剤を含んでなる組成物は、ヨーロッパ特許出願
第92870018.6号明細書、1992年1月31日提出、に記載されてい
る。
【0184】 アルコキシル化ポリカルボキシレート、例えばポリアクリレートから製造され
る物質、はここで油脂除去性能を追加するのに有用である。その様な物質は、こ
こに参考として含める国際特許第WO91/08281号明細書およびPCT9
0/01815号明細書の4頁以降に記載されている。化学的には、これらの物
質は、アクリレート単位7〜8個毎に1個のエトキシ側鎖を有するポリアクリレ
ートを含んでなる。側鎖は式−(CHCHO)(CH
を有し、式中、mは2〜3であり、nは6〜12である。側鎖はポリアク
リレート「骨格」にエステル結合し、「櫛」状重合体型構造を与える。分子量は
多様でよいが、典型的には約2000〜約50,000である。その様なアルコ
キシル化ポリカルボキシレートは、本組成物の約0.05〜約10重量%を構成
することができる。
【0185】 分散剤 本発明の洗浄組成物は、分散剤も含むことができる。好適な水溶性有機塩は、
ポリカルボン酸が、2個以下の炭素原子により互いに分離された少なくとも2個
のカルボキシル基を含んでなる、単独重合体状または共重合体状酸またはそれら
の塩である。この種の重合体は、英国特許第GB−A−1,596,756号明
細書に記載されている。その様な塩の例は、分子量2000〜5000のポリア
クリレートおよびそれらの無水マレイン酸との共重合体であり、その様な共重合
体は、分子量が1,000〜100,000である。特に、アクリレートとメタ
クリレートの共重合体、例えば分子量が4000である480N、は組成物の0.5
〜20重量%の量で、本発明の洗浄組成物に加えることができる。
【0186】 本発明の組成物は、以下に定義する石灰セッケン分散力(LSDP)が8以下
、好ましくは7以下、最も好ましくは6以下である石灰セッケンペプタイザー化
合物を含むことができる。石灰セッケンペプタイザー化合物は、好ましくは0〜
20重量%の量で存在する。
【0187】 石灰セッケンペプタイザーの効果は、H.C. BorghettyおよびC.A. Bergman, J.
Am. Oil. Chem. Soc., 27巻、88〜90頁、(1950)に記載されている
石灰セッケン分散剤試験により測定される石灰セッケン分散力(LSDP)によ
り、数値的に与えられる。石灰セッケン分散試験法は、この分野の専門家により
広く使用されており、例えばW.N. Linfield, Surfactant science Series, 7巻
、3頁、W.N. Linfield, Tenside surf. det.,27巻、159〜163頁、(1
990)、およびM.K. Nagarajan, W.F. Masler, Cosmetics and Toiletries,1
04巻、71〜73頁、(1989)に引用されている。LSDPは、333 p
pmCaCO(Ca:Mg=3:2)当量硬度の水30ml中のオレイン酸ナト
リウム0.025gにより形成される石灰セッケン沈殿物を分散させるのに必要
な、オレイン酸ナトリウムに対する分散剤の重量%比である。
【0188】 良好な石灰セッケンペプタイザー能力を有する界面活性剤には、ある種のアミ
ンオキシド、ベタイン、スルホベタイン、アルキルエトキシサルフェートおよび
エトキシル化アルコールが挙げられる。
【0189】 本発明により使用するLSDPが8以下の代表的な界面活性剤には、C16
18ジメチルアミンオキシド、平均エトキシル化度が1〜5であるC12〜C 18 アルキルエトキシサルフェート、特にエトキシル化度が約3であるC12
15アルキルエトキシサルフェート(LSDP=4)、および平均エトキシル
化度が12(LSDP=6)または30であるC14〜C15エトキシル化アル
コール(BASF GmbH からそれぞれLutensol A012 およびLutensol A030 として市
販)が挙げられる。
【0190】 ここで使用するのに好適な重合体石灰セッケンペプタイザーは、M.K. Nagaraj
anおよびW.F. Masler による記事、Cosmetics and Toiletries,104巻、71
〜73頁、(1989)に記載されている。
【0191】 疎水性漂白剤、例えば4−[N−オクタノイル−6−アミノヘキサノイル]ベ
ンゼンスルホネート、4−[N−ノナノイル−6−アミノヘキサノイル]ベンゼ
ンスルホネート、4−[N−デカノイル−6−アミノヘキサノイル]ベンゼンス
ルホネートおよびそれらの混合物、およびノナノイルオキシベンゼンスルホネー
トを、親水性/疎水性漂白剤処方物と共に石灰セッケンペプタイザー化合物とし
て使用することができる。
【0192】 染料移動防止 本発明の洗浄組成物は、着色布地が関与する布地洗濯作業の際に、溶解および
分散した染料がある布地から別の布地へ移動するのを防止するための化合物も包
含することができる。
【0193】 重合体状染料移動防止剤 本発明の洗浄組成物は、0.001〜10重量%、好ましくは0.01〜2重
量%、より好ましくは0.05〜1重量%の重合体状染料移動防止剤も含んでな
る。該重合体状染料移動防止剤は一般的に、着色した布地から、その着色布地と
一緒に洗濯している布地上に染料が移動するのを防止するために配合する。これ
らの重合体は、染色した布地から洗い出された浮遊染料が洗濯中の他の洗濯物に
付着する前に、その浮遊染料と錯体形成するか、またはそれを吸着する能力を有
する。特に好適な重合体状染料移動防止剤は、ポリアミンN−オキシド重合体、
N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールの共重合体、ポリビニルピロリ
ドン重合体、ポリビニルオキサゾリドンおよびポリビニルイミダゾールまたはそ
れらの混合物である。その様な重合体を加えることにより、本発明の酵素の性能
も強化される。
【0194】 a)ポリアミンN−オキシド重合体 ここで使用するのに好適なポリアミンN−オキシド重合体は、下記の構造式を
有する単位を含む。
【0195】
【化15】 式中、Pは重合可能な単位であり、そこにR−N−O基が付加し得るか、または
R−N−O基が重合可能な単位の一部を形成するか、または両方の組合せである
【0196】 O O O ‖ ‖ ‖ AはNC、CO、C、−O−、−S−、−N−であり、xは0または1であり
、Rは脂肪族、エトキシル化脂肪族、芳香族、複素環式または脂環式基またはそ
れらの組合せであり、そこにN−O基の窒素が付加し得るか、またはN−O基の
窒素がこれらの基の一部である。
【0197】 N−O基は下記の一般構造で表される。
【0198】
【化16】 式中、R1 、R2 、およびR3 は脂肪族基、芳香族、複素環式または脂環式基ま
たはそれらの組合せであり、xおよび/またはyおよび/またはzは0または1
であり、N−O基の窒素が付加し得るか、またはN−O基の窒素がこれらの基の
一部を形成する。
【0199】 N−O基は重合可能な単位(P)の一部でよいか、または重合体骨格に付加し
得るか、または両方の組合せである。N−O基が重合可能な単位の一部を形成す
る好適なポリアミンN−オキシドは、Rが脂肪族、芳香族、脂環式または複素環
式基から選択されるポリアミンN−オキシドを含んでなる。該ポリアミンN−オ
キシドの一区分は、N−O基の窒素がR基の一部を形成するポリアミンN−オキ
シド群を含んでなる。好ましいポリアミンN−オキシドは、Rが複素環式基、例
えばピリジン、ピロール、イミダゾール、ピロリジン、ピペリジン、キノリン、
アクリジンおよびそれらの誘導体、である物質である。該ポリアミンN−オキシ
ドの別の区分は、N−O基の窒素がR基に付加しているポリアミンN−オキシド
の群を含んでなる。
【0200】 他の好適なポリアミンN−オキシドは、N−O基が重合可能な単位に付加して
いるポリアミンオキシドである。これらのポリアミンN−オキシドの好ましい区
分は、一般式(I) を有し、Rが芳香族、複素環式または脂環式基であり、N−O
官能基の窒素が該R基の一部であるポリアミンN−オキシドである。これらの区
分の例は、Rが複素環式化合物、例えばピリジン、ピロール、イミダゾールおよ
びそれらの誘導体、であるポリアミンオキシドである。
【0201】 ポリアミンN−オキシドの別の好ましい区分は、一般式(I) を有し、Rが芳香
族、複素環式または脂環式基であり、N−O官能基の窒素が該R基に付加してい
るポリアミンN−オキシドである。これらの区分の例は、R基が芳香族、例えば
フェニル、でよいポリアミンオキシドである。
【0202】 形成されるアミンオキシド重合体が水溶性であり、染料移動防止特性を有して
いれば、どの様な重合体骨格でも使用できる。好適な重合体状骨格の例は、ポリ
ビニル、ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリイミ
ド、ポリアクリレートおよびそれらの混合物である。
【0203】 本発明のアミンN−オキシド重合体は、典型的にはアミンとアミンN−オキシ
ドの比が10:1〜1:1000000である。しかし、ポリアミンオキシド重
合体中に存在するアミンオキシド基の量は、適切な共重合により、または適切な
N−酸化の程度により、変えることができる。好ましくは、アミンとアミンN−
オキシドの比は2:3〜1:1000000である。より好ましくは1:4〜1
:1000000、最も好ましくは1:7〜1:1000000である。本発明
の重合体は、実際には、モノマーの1種がアミンN−オキシドであり、他のモノ
マー種がアミンN−オキシドであるか、またはそうでないランダムまたはブロッ
ク共重合体を包含する。ポリアミンN−オキシドのアミンオキシド単位は、pK
a<10、好ましくはpKa<7、より好ましくはpKa<6を有する。
【0204】 ポリアミンオキシドはほとんどすべての重合度で得ることができる。その材料
が所望の水溶性および染料分散力を有していれば、重合度は重要ではない。典型
的には、平均分子量は500〜1000,000、好ましくは1,000〜50
,000、より好ましくは2,000〜30,000、最も好ましくは3,00
0〜20,000である。
【0205】 b)N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールの共重合体 本発明で使用するN−ビニルイミダゾールN−ビニルピロリドン重合体は、平
均分子量が5,000〜1,000,000、好ましくは5,000〜200,
000である。本発明の洗剤組成物に使用する非常に好ましい重合体は、平均分
子量が5,000〜50,000、より好ましくは8,000〜30,000、
最も好ましくは10,000〜20,000であるN−ビニルイミダゾールN−
ビニルピロリドン共重合体から選択された重合体を含んでなる。平均分子量範囲
は、Barth H.G.およびMays J.W. Chemical Analysis, Vol 113,「Modern Method
s of Polymer Characterization」に記載されている光散乱により測定される。
【0206】 非常に好ましいN−ビニルイミダゾールN−ビニルピロリドン共重合体は平均
分子量が5,000〜50,000、より好ましくは8,000〜30,000
、最も好ましくは10,000〜20,000である。
【0207】 該平均分子量範囲を有することを特徴とするN−ビニルイミダゾールN−ビニ
ルピロリドン共重合体は、優れた染料移動防止特性を発揮し、その共重合体で処
方する洗剤組成物の洗浄性能に悪影響を及ぼすこともない。本発明のN−ビニル
イミダゾールN−ビニルピロリドン共重合体は、N−ビニルイミダゾールとN−
ビニルピロリドンのモル比が1〜0.2、より好ましくは0.8〜0.3、最も
好ましくは0.6〜0.4である。
【0208】 c)ポリビニルピロリドン 本発明の洗剤組成物は、平均分子量が約2,500〜約400,000、好ま
しくは約5,000〜約200,000、より好ましくは約5,000〜約50
,000、最も好ましくは約5,000〜約15,000であるポリビニルピロ
リドン(「PVP」)を使用することもできる。好適なポリビニルピロリドンは
、ISP Corporation, New York, NY およびMontreal, Canadaから製品名PVP K-15
(粘度分子量10,000)、PVP K-30(平均分子量40,000)、PVP K-60
(平均分子量160,000)、およびPVP K-90(平均分子量360,000)
で市販されている。BASF Cooperationから市販の他の好適なポリビニルピロリド
ンはSokalan HP 165およびSokalan HP 12 、洗剤分野の当業者には公知のポリビ
ニルピロリドン(例えばヨーロッパ特許第EP−A−262,897号明細書お
よび第EP−A−256,696号明細書参照)を包含する。
【0209】 d)ポリビニルオキサゾリドン 本発明の洗剤組成物は、重合体状染料移動防止剤としてポリビニルオキサゾリ
ドンを使用することもできる。該ポリビニルオキサゾリドンは平均分子量が約2
,500〜約400,000、好ましくは約5,000〜約200,000、よ
り好ましくは約5,000〜約50,000、最も好ましくは約5,000〜約
15,000である。
【0210】 e)ポリビニルイミダゾール 本発明の洗剤組成物は、重合体状染料移動防止剤としてポリビニルイミダゾー
ルを使用することもできる。該ポリビニルイミダゾールは平均約2,500〜約
400,000、好ましくは約5,000〜約200,000、より好ましくは
約5,000〜約50,000、最も好ましくは約5,000〜約15,000
を有する。
【0211】 f)架橋重合体 架橋重合体は、骨格がある程度相互接続した重合体であり、これらの結合は化
学的または物理的でよく、所望により活性基が骨格上または分岐鎖上にある。架
橋重合体はJournal of Polymer Science, volume 22, 1035-1039頁に記載されて
いる。一実施態様では、架橋重合体は、3次元的な堅い構造を形成する様に構築
され、その構造が、その3次元構造により形成される細孔の中に染料を閉じ込め
ることができる。別の実施態様では、架橋した重合体が膨潤により染料を閉じ込
める。その様な架橋重合体は、審査中の特許出願第94870213.9号明細
書に記載されている。
【0212】 洗濯方法 本発明の組成物は、浸漬法、前処理法、および別の濯ぎ用組成物を加えること
ができる濯ぎ工程を伴う方法を包含する、実質的にすべての洗濯または洗浄方法
に使用できる。
【0213】 ここに記載する方法は、通常の、以下に例示する様式で布地、食器または他の
硬質表面を洗浄溶液と接触させることを含んでなる。通常の洗濯方法は、汚れた
布地を、有効量の洗濯用洗剤および/または布地保護組成物溶解させた、または
分散させた水性液体で処理することを含んでなる。好ましい機械食器洗浄方法は
、汚れた食器を、有効量の機械食器洗浄または濯ぎ組成物を溶解または分散させ
た水性液体で処理することを含んでなる。機械食器洗浄組成物の通常の有効量と
は、3〜10リットルの洗浄体積に溶解または分散させた製品8〜60gを意味
する。手作業食器洗浄方法では、汚れた食器を有効量の食器洗浄組成物、典型的
には0.5〜20g(処理する食器25粉あたり)、と接触させる。好ましい手
作業食器洗浄方法では、濃縮溶液を皿に塗布するか、または洗剤組成物の大量の
希釈溶液に浸漬する。通常の硬質表面方法は、汚れた硬質物体を、スポンジ、ブ
ラシ、布、等を使用し、有効量の硬質表面洗浄剤を溶解または分散させた水性液
体で、および/またはその様な希釈していない組成物で処理することを含んでな
る。洗剤組成物の濃縮溶液または大量の希釈溶液中にシンセ期することも含まれ
る。本発明の方法は、洗浄工程の途中で行なうのが好都合である。この洗浄方法
は、好ましくは5℃〜95℃、特に10℃〜60℃で行なう。処理溶液のpHは
好ましくは7〜12である。
【0214】 下記の例は、本発明の組成物を例示するが、本発明の範囲を制限または規定す
るものではない。
【0215】 洗浄組成物中、酵素の量は、組成物全体に対する純粋酵素の重量%で表し、他
に指示がない限り、洗剤成分は組成物全体に対する重量%で表す。洗剤組成物中
で、略記された成分は、下記の意味を有する。
【0216】 LAS:ナトリウム直鎖状C11−13アルキルベンゼンスルホネート TAS:ナトリウムタロウアルキルサルフェート CxyAS:ナトリウムC1x〜C1yアルキルサルフェート CxySAS:ナトリウムC1x〜C1y第2級(2,3)アルキルサルフェー
ト CxyEz:平均zモルのエチレンオキシドと縮合したC1x〜C1yの主とし
て直鎖状の第1級アルコール CxyEzS:平均Zモルのエチレンオキシドと縮合したC1x〜C1yナトリ
ウムアルキルサルフェート CxEOy:平均エトキシル化yのCyアルコール 非イオン系物質:混合エトキシル化/プロポキシル化脂肪アルコール、例えば平
均エトキシル化度3.8および平均プロポキシル化度4.5のアルコールである
Plurafac LF404 QAS:R.N+(CH(COH)、ここでR=C12〜C
QAS1:R.N+(CH(COH)、ここでR=C
11 SADS:式2−(R).C4H7−1,4(SO4−)2のナトリウムC14-22ア
ルキルジサルフェート、R=C10-18 MBAS:C12-18中鎖分岐アルキルサルフェート界面活性剤、平均分岐1.5
メチルまたはエチル分岐基 MES:C18脂肪酸のx−スルホメチルエステル APA:C8−10アミドプロピルジメチルアミン セッケン:タロウおよびココナッツ脂肪酸の80/20混合物に由来するナトリ
ウム直鎖状アルキルカルボキシレート STS:ナトリウムトルエンスルホネート TFAA:C16〜C18アルキルN−メチルグルカミド TPKFA:C12〜C14topped whole cut脂肪酸 DEQA:ジ−(タロウ−オキシ−エチル)ジメチルアンモニウム塩化物 DEQA(2):ジ−(軟質−タロウイルオキシエチル)ヒドロキシエチルメチ
ルアンモニウムメチルサルフェート SDASA:1:2比のステアリルジメチルアミン:三重プレスステアリン酸 DTMAMS:ジタロウジメチルアンモニウムメチルサルフェート ケイ酸塩:無定形ケイ酸ナトリウム(SiO:NaO比=1.6〜3.
2:1) メタケイ酸塩:メタケイ酸ナトリウム(SiO:NaO比=1.0) ゼオライトA:式Na12(AlOSiO1227HOの水和アルミノケ
イ酸ナトリウム、一次粒子径0.1〜10マイクロメートル(重量を無水状態で
表示) SKS−6:式δ−NaSiの結晶性層状ケイ酸塩 クエン酸塩:クエン酸三ナトリウム二水和物 クエン酸:無水クエン酸 炭酸塩:無水炭酸ナトリウム 重炭酸塩:炭酸水素ナトリウム 硫酸塩:無水硫酸ナトリウム Mg硫酸塩:無水硫酸マグネシウム STPP:トリポリリン酸ナトリウム TSPP:ピロリン酸四ナトリウム MA/AA:アクリレート/マレエート4:1のランダム共重合体、平均分子量
約70,000〜80,000 MA/AA1:アクリレート/マレエート6:4のランダム共重合体、平均分子
量約10,000 AA:ナトリウムポリアクリレート重合体、平均分子量4,500 ポリカルボキシレート:カルボキシル化モノマー、例えばアクリレート、マレエ
ートおよびメチルアクリレート、の混合物を含んでなる共重合体、分子量2,0
00〜80,000、例えばBASFから市販のアクリル酸共重合体Sokolan、
MW4,500 クレー:ベントナイトまたはスメクタイトクレー PB1:無水過ホウ酸ナトリウム一水和物 PB4:式NaBO.4HOの過ホウ酸ナトリウム四水和物 過炭酸塩:無水過炭酸ナトリウム漂白剤、公称式NaCO.3H NaDCC:ナトリウムジクロロイソシアヌレート TAED:テトラアセチルエチレンジアミン NOBS:ナトリウム塩の形態にあるノナノイルオキシベンゼンスルホネート NACA−OBS:(6−ノナミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート LOBS:ナトリウム塩の形態にあるドデカノイルオキシベンゼンスルホネート
DOBA:ドデカノイル安息香酸 DTPA:ジエチレントリアミンペンタ酢酸 HEDP:1,1−ヒドロキシエタンジホスホン酸 DETPMP:ジエチレントリアミンペンタ(メチレン)ホスホネート、Monsan
toからDequest 2060の商品名で販売 EDDS:エチレンジアミン−N,N−ジコハク酸、(S,S)異性体、そのナ
トリウム塩形態 MnTACN:マンガン1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザ シク
ロノナン 光活性化漂白剤:デキストリン可溶重合体中にカプセル収容されたスルホン化亜
鉛またはアルミノフタロシアニン PAAC:ペンタアミンアセテートコバルト(III) 塩 パラフィン:パラフィン油、Wintershall によりWinog 70の商品名で販売 NaBz:安息香酸ナトリウム プロテアーゼ:タンパク質分解酵素、Novo Nordisk A/SによりSavinase、Alcala
seの商品名で市販、置換セットN76D/S103A/V104Iを有する「プ
ロテアーゼD」変異体、およびPCT特許出願第PCT/US98/22588
号、第PCT/US98/22482号および第PCT/US98/22486
号の各明細書に記載されている、アミノ酸置換セット101G/103A/10
4I/159D/232V/236H/245R/248D/252Kを有する
プロテアーゼ アミラーゼ:デンプン分解酵素、Novo Nordisk A/SによりTermamylおよびDuramy
l の商品名で市販、および国際特許第WO95/35382号明細書に記載の、
アミノ酸欠失R181+G182またはT183+G184を含む、熱
安定性を改良した変異体酵素 リパーゼ:脂肪分解酵素、Novo Nordisk A/SによりLipolase、Lipolase Ultra、
およびGist BrocadesによりLipomaxの商品名で市販 Ra/Ga−AMG:Rhizopus niveausから得られるアミログルコシダーゼ、Am
anoからGluczymeの商品名で市販 Ra/Ga−アミラーゼ:LKA1遺伝子から得られるLipomyces konomenkoaeのア
ルファ−アミラーゼ、Sigmaによりイソアミラーゼの名称で市販 セルラーゼ:セルロース分解酵素、Novo Nordisk A/SによりCarezyme、Celluzym
e および/またはEndolaseの商品名で市販 CMC:ナトリウムカルボキシメチルセルロース PVP:ポリビニル重合体、平均分子量60,000 PVNO:ポリビニルピリジン−N−オキシド、平均分子量50,000 PVPVI:ビニルイミダゾールとビニルピロリドンの共重合体、平均分子量2
0,000 ブライトナー1:二ナトリウム4,4’−ビス(2−スルホスチリル)ビフェニ
ル ブライトナー2:二ナトリウム4,4’−ビス(4−アニリノ−6−モルホリノ
−1,3,5−トリアジン−2−イル)スチルベン−2:2’−ジスルホネート
ブライトナー3:二ナトリウム4,4’−ビス(4,6−ジアニリノ−1,3,
5−トリアジン−2−イル)アミノスチルベン−2−2’−ジスルホネート シリコーン消泡剤:分散剤としてシロキサン−オキシアルキレン共重合体を含む
ポリジメチルシロキサン気泡調整剤、該気泡調整剤と該分散剤の比率10:1〜
100:1 発泡抑制剤:12%シリコーン/シリカ、18%ステアリルアルコール、70%
デンプン、顆粒形態 増粘剤:高分子量架橋ポリアクリレート、例えばB.F. Goodrich Chemical Compa
nyから市販のCarbopolおよびPolygel SRP1:陰イオン系の末端キャップしたポリエステル SRP2:1)米国特許第5,415,807号明細書、Gosselink、Pan、Kell
etおよびHall、1995年5月16日公布、による非綿汚れ遊離重合体、および
/または2)米国特許出願第60/051517号明細書による非綿汚れ遊離重
合体から選択された汚れ遊離重合体 QEA:ビス((CO)(CO))(CH)-N-C12-N-(
CH)ビス((CO)-(CO))、n=20〜30 PEI:ポリエチレンイミン、平均分子量600〜1800、平均エトキシル化
度窒素1個あたり7〜20エチレンオキシ残基 SCS:クメンスルホン酸ナトリウム HMWPEO:高分子量ポリエチレンオキシド PEGX:ポリエチレングリコール、分子量X PEO:ポリエチレンオキシド、平均分子量5,000 TEPAE:テトラエチレンペンタアミンエトキシレート BTA:ベンゾトリアゾール pH:1%蒸留水溶液中、20℃で測定
【0217】 例1 本発明により、下記の顆粒状洗濯用洗剤組成物を製造した。 I II III IV V噴霧乾燥顆粒 LAS 10.0 10.0 15.0 5.0 5. 0 TAS - 1.0 - - - MBAS - - - 5.0 5.0 C45AS - - 1.0 - 2.0 C45AES - - - 1.0 - QAS - - 1.0 1.0 - DTPA、HEDPおよび/またはEDDS 0.3 0.3 0.5 0.3 - Mg硫酸塩 0.5 0.5 0.1 - - クエン酸塩 - - - 3.0 5.0 炭酸塩 10.0 7.0 15.0 - - 硫酸塩 5.0 5.0 - - 5.0 ケイ酸塩 - - - - 2.0 ゼオライトA 16.0 18.0 20.0 20.0 - SKS−6 - - - 3.0 5.0 MA/AAまたはAA 1.0 2.0 11.0 - - PEG4000 - 2.0 - 1.0 - QEA 1.0 - - - 1.0 ブライトナー1または2または3 0.05 0.05 0.05 - 0.0 シリコーン油 0.01 0.01 0.01 - - 凝集物 炭酸塩 - - - - 4.0 SKS−6 6.0 - - - 6.0 LAS 4.0 5.0 - - 5.0乾燥添加粒子状成分 マレイン酸/炭酸塩/重炭酸塩 8.0 10.0 10.0 4.0 - (40:20:40) QEA - - - 0.2 0.5 NACA−OBS 3.0 - - 4.5 - NOBS 1.0 3.0 3.0 - - TAED 2.5 - - 1.5 2.5 MBAS - - - 8.0 - LAS(フレーク) 10.0 10.0 - - - スプレー ブライトナー1または2または3 0.2 0.2 0.3 0.1 0.2 香料 1.0 0.5 1.1 0.8 0.3乾燥添加 クエン酸塩 - - 20.0 4.0 - 過炭酸塩 15.0 3.0 6.0 10.0 - 過ホウ酸塩 - - - - 6.0 光活性漂白剤 0.02 0.02 0.02 0.1 0.05 酵素(セルラーゼ、アミラーゼ、 0.04 0.01 0.02 0.02 0.05 プロテアーゼおよび/または リパーゼ) Ra/Ga−AMG 1.0 0.05 0.002 0.001 0.05 炭酸塩 0.0 10.0 - - - 香料(カプセル収容) - 0.5 0.5 - 0.3 発泡抑制剤 1.0 0.6 0.3 - 0.10 セッケン 0.5 0.2 0.3 3.0 0.5 クエン酸 - - - 6.0 6.0 SKS−6 - - - 4.0 - 充填材100%まで
【0218】 例2 本発明により、下記の顆粒状洗濯用洗剤組成物を製造した。 I II III IV ブロウンパウダー MES 2.0 0.5 1.0 - SADS - - - 2.0 LAS 6.0 5.0 11.0 6.0 TAS 2.0 - - 2.0 ゼオライトA 24.0 - - 20.0 STPP - 27.0 24.0 - 硫酸塩 4.0 6.0 13.0 - MA/AA 1.0 4.0 6.0 2.0 ケイ酸塩 1.0 7.0 3.0 3.0 CMC 1.0 1.0 0.5 0.6 ブライトナー1 0.2 0.2 0.2 0.2 シリコーン消泡剤 1.0 1.0 1.0 0.3 DTPMP 0.4 0.4 0.2 0.4 スプレー ブライトナー1または2または3 0.02 - - 0.02 C45E7 - - - 5.0 C45E2 2.5 2.5 2.0 - C45E3 2.6 2.5 2.0 - 香料 0.5 0.3 0.5 0.2 シリコーン消泡剤 0.3 0.3 0.3 - 乾燥添加剤 QEA - - - 1.0 EDDS 0.3 - - - 硫酸塩 2.0 3.0 5.0 10.0 炭酸塩 6.0 13.0 15.0 14.0 クエン酸 2.5 - - 2.0 QAS 0.5 - - 0.5 SKS−6 10.0 - - - 過炭酸塩 4.0 3.0 - 1.9 PB4 - - - NOBS 0.5 - - 0.3 TAED 0.75 4.5 - 0.5 クレー - - 10.0 - プロテアーゼ 0.03 0.03 0.03 0.03 リパーゼ 0.008 0.008 0.008 0.004 Ra/Ga−AMG 0.001 0.01 - 0.004 Ra/Ga−アミラーゼ - 0.005 0.01 - アミラーゼ 0.003 - 0.003 0.006 ブライトナー1 0.05 - - 0.05 その他/少量成分およびスペックル 100%まで
【0219】 例3 本発明により、下記の顆粒状洗濯用洗剤組成物を製造した。 I II III IV V VIブロウンパウダー LAS 23.0 8.0 7.0 9.0 7.0 7.0 QAS - - - - 1.0 - C45AS 6.0 6.0 5.0 8.0 - - C45AE11S - 1.0 1.0 1.0 - - MES 2.0 - - - 2.0 4.0 ゼオライトA 10.0 18.0 14.0 12.0 10.0 10.0 MA/AA - 0.5 - - - 2.0 MA/AA1 7.0 - - - - - AA - 3.0 3.0 2.0 3.0 3.0 硫酸塩 5.0 6.3 11.0 11.0 11.0 18.1 ケイ酸塩 10.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 炭酸塩 15.0 20.0 10.0 20.7 8.0 6.0 PEG4000 0.4 1.5 1.5 1.0 1.0 1.0 DTPA - 0.9 0.5 - - 0.5 ブライトナー2 0.3 0.2 0.3 - 0.1 0.3 スプレー C45E7 - 2.0 - - 2.0 2.0 C25E9 3.0 - - - - - C23E9 - - 1.5 2.0 - 2.0 香料 0.3 0.3 0.3 2.0 0.3 0.3 凝集物 C45AS - 5.0 5.0 2.0 - 5.0 LAS - 2.0 2.0 - - 2.0 ゼオライトA - 7.5 7.5 8.0 - 7.5 炭酸塩 - 4.0 4.0 5.0 - 4.0 PEG4000 - 0.5 0.5 - - 0.5 その他(水、等) - 2.0 2.0 2.0 - 2.0 乾燥添加剤 QASI - - - - 1.0 - クエン酸 - - - - 2.0 - PB4 - - - - 5 - PB1 - - 4 1.0 - - 過炭酸塩 2.0 - - 1.0 - 2.0 炭酸塩 - 5.3 1.8 - 4.0 4.0 NOBS 0.5 - 0.4 0.3 - - クレー - - - - - 10.0 TAED 0.6 0.4 0.6 0.3 0.9 - メチルセルロース 0.2 - - - - 0.5 DTPA 0.7 0.5 1.0 0.5 0.5 1.2 スペックル - - - 0.2 0.5 - SKS−6 8.0 - - - - - STS - - 2.0 - 1.0 - クメンスルホン酸 - 1.0 - - - 2.0 リパーゼ 0.004 - 0.004 - 0.004 0.008 セルラーゼ 0.0005 0.0005 0.0005 0.0007 0.0005 0.0005 アミラーゼ 0.003 - 0.001 - 0.003 - Ra/Ga−アミラーゼ - 0.01 - - 0.001 0.01 Ra/Ga−AMG 0.01 - 0.05 0.002 0.001 0.05 プロテアーゼ 0.01 0.015 0.015 0.009 0.01 0.01 PVPVI - - - - 0.5 0.1 PVP - - - - 0.5 - PVNO - - 0.5 0.3 - - QEA - - - - 1.0 - SRP1 0.2 0.5 0.3 - 0.2 - シリコーン消泡剤 0.2 0.4 0.2 0.4 0.1 - Mg硫酸塩 - - 0.2 - 0.2 - その他/少量成分合計で100%
【0220】 例4 本発明により、下記の顆粒状洗濯用洗剤組成物を製造した。 I II III IV ベース顆粒 STPP - 22.0 - 15.0 ゼオライトA 30.0 - 24.0 5.0 硫酸塩 5.5 5.0 7.0 7.0 MA/AA 3.0 - - - AA - 1.6 2.0 - MA/AA1 - 12.0 - 6.0 LAS 14.0 10.0 9.0 20.0 C45AS 8.0 7.0 9.0 7.0 C45AE11S - 1.0 - 1.0 MES 0.5 4.0 6.0 - SADS 2.5 - - 1.0 ケイ酸塩 - 1.0 0.5 10.0 セッケン - 2.0 - - ブライトナー1 0.2 0.2 0.2 0.2 炭酸塩 6.0 9.0 8.0 10.0 PEG4000 - 1.0 1.5 - DTPA - 0.4 - - スプレー C25E9 - - - 5.0 C45E7 1.0 1.0 - - C23E9 - 1.0 2.5 - 香料 0.2 0.3 0.3 - 乾燥添加剤 炭酸塩 5.0 10.0 13.0 8.0 PVPVI/PVNO 0.5 - 0.3 - プロテアーゼ 0.03 0.03 0.03 0.015 リパーゼ 0.008 - - 0.008 Ra/Ga−AMG 0.01 - 0.05 0.005 Ra/Ga−アミラーゼ - 0.01 0.02 0.001 アミラーゼ 0.002 - - 0.002 セルラーゼ 0.0002 0.0005 0.0005 0.0003 DTPA 0.5 0.3 0.5 1.0 LOBS - 0.8 - 0.3 PB1 5 3.0 10 4.0 DOBA 1.0 - 0.4 - TAED 0.5 0.3 0.5 0.6 硫酸塩 4.0 5.0 - 5.0 SRP1 - 0.4 - - 発泡抑制剤 - 0.5 - - スペックル 0.9 - 2.7 1.2 その他/少量成分合計で100%
【0221】 例5 本発明により、下記の顆粒状洗濯用洗剤組成物を製造した。
【表1】
【0222】 例6 本発明により、下記の顆粒状洗濯用洗剤組成物を製造した。 I II III IV C13LAS 13.3 13.7 10.4 8.0 C45AS 3.9 4.0 4.5 - C45AE(0.5)S 2.0 2.0 - - C45AE(6.5) 0.5 0.5 0.5 5.0 C〜C14アルキル 1.0 - - 0.5 ジメチルヒドロキシエチル 第4級アンモニウム塩 タロウ脂肪酸 0.5 - - - タロウアルコール - - 1.0 0.3 エトキシレート(50) STPP - 41.0 - 20.0 ゼオライトA 26.3 - 21.3 1.0 炭酸塩 23.9 12.4 25.2 17.0 AA 3.4 0.0 2.7 - MA/AA - - 1.0 1.5 ケイ酸塩 2.4 6.4 2.1 6.0 硫酸塩 10.5 10.9 8.2 15.0 過ホウ酸ナトリウム 1.0 1.0 1.0 2.0 PEG4000 1.7 0.4 1.0 - CMC 1.0 - - 0.3 クエン酸 - - 3.0 - NOBS/DOBS 0.2 0.5 0.5 0.1 TAED 0.6 0.5 0.4 0.3 SRP2 1.5 1.5 1.0 1.0 水分 7.5 3.1 6.1 7.3 Mg硫酸塩 - - - 1.0 DTPA、HEDP - - - 0.5 および/またはEDDS 酵素(アミラーゼ、セルラーゼ、 - 0.025 - 0.04 プロテアーゼおよび/または リパーゼ) Ra/Ga−アミラーゼ - 0.005 - 0.008 Ra/Ga−AMG 0.02 - 0.005 0.008 その他/少量成分、香料、 100%まで ブライトナー、光漂白剤 を包含する
【0223】 例7 本発明により、下記の錠剤または顆粒状処方物の形態にある洗濯用洗剤組成物
を製造した。 I II III IV V VI C13LAS 20.0 16.0 8.5 5 20.0 6.0 C45AS - 4.0 - - - C45AE(3)S 1.0 1.0 - - - - C45AE - 5.0 5.5 4.0 - C〜C14アルキル 0.5 2.0 - - - - ジメチルヒドロキシエチル 第4級アンモニウム塩 タロウ脂肪酸 - 1.0 - - - - STPP/ゼオライト 10.0 20.0 30.0 20.0 25.0 25.0 炭酸塩 41.0 30.0 30.0 25.0 45.0 24.0 AA - - - - - - MA/AA 2.0 0.5 0.5 1.0 - - ケイ酸塩 6.0 8.0 5.0 6.0 8.0 5.0 硫酸塩 2.0 3.0 - - - 8.0 過ホウ酸/過炭酸 1.0 - 20.0 14.0 - - ナトリウム PEG4000 - 0.5 - - - 0.5 CMC 0.5 0.5 0.5 0.5 - 0.5 クエン酸 - - - - - - NOBS/DOBS 0.7 - - - - - TAED/予め形成 0.7 - 4.5 5.0 - - された過酸 DTPA、HEDP - - 0.5 0.5 - および/またはEDDS SRP 1.0 - 1.0 1.0 - - クレー 4.0 3.0 7.0 10.0 6.0 8.0 PEO 1.0 0.5 2.0 0.5 1.0 0.5 湿潤剤 0.5 - - 0.5 - - ワックス 0.5 - - 0.5 - - セルロース 2.0 - - 1.5 - 1.0 酢酸ナトリウム - - 1.0 0.5 4.0 1.0 水分 3.0 5.0 5.0 5.0 8.0 10.0 Mg硫酸塩 0.5 1.5 - - - - セッケン/発泡抑制剤 0.6 1.0 1.0 0.8 0.5 - 酵素(アミラーゼ、 0.04 0.04 0.01 0.02 0.02 0.03 セルラーゼ、プロテアーゼ および/またはリパーゼ Ra/Ga−AMG 0.03 0.01 0.05 - - - Ra/Ga−アミラーゼ - - 0.02 .003 0.1 .002 少量成分、例えば香料、 100%まで PVP、PVPVI/PVNO、 ブライトナー、光漂白剤、 スペックル、等
【0224】 例8 本発明により、下記の洗濯用洗剤組成物を製造した。 I II III IV V C13LAS 12.0 16.0 23.0 19.0 18.0 C45AS - 4.5 - - - C45AE(3)S - - 2.0 - 1.0 C45AE 2.0 2.0 - 1.3 - C〜C14アルキル - - - - 1.0 ジメチルヒドロキシエチル 第4級アンモニウム塩 STPP/ゼオライト 23.0 25.0 14.0 22.0 20.0 炭酸塩 25.0 22.0 35.0 20.0 28.0 AA 0.5 0.5 0.5 0.5 - MA/AA - - 1.0 1.0 1.0 ケイ酸塩 3.0 6.0 9.0 8.0 9.0 過ホウ酸/過炭酸 5.0 5.0 10.0 - 3.0 ナトリウム PEG4000 1.5 1.5 1.0 1.0 - CMC 1.0 1.0 1.0 - 0.5 NOBS/DOBS - 1.0 - - 1.0 TAED/予め形成 1.5 1.0 2.5 - 3.0 された過酸 DTPA、HEDP 0.5 0.5 0.5 - 1.0 および/またはEDDS SRP 1.5 1.5 1.0 1.0 - クレー 5.0 6.0 12.0 7.0 10.0 凝集剤PEO 0.2 0.2 3.0 2.0 0.1 湿潤剤 - - - - 0.5 ワックス 0.5 - - - - セルロース 0.5 2.0 - - 3.0 酢酸ナトリウム 2.0 1.0 3.0 - - 水分 7.5 7.5 6.0 7.0 5.0 セッケン/発泡抑制剤 - - 0.5 0.5 0.8 Ra/Ga−アミラーゼ 0.005 0.02 - - 0.01 Ra/Ga−AMG - - .005 .005 0.01 酵素(アミラーゼ、 - - - - 0.045 セルラーゼ、プロテアーゼ および/またはリパーゼ その他/少量成分、例えば香料、 100%まで PVP、PVPVI/PVNO、スペックル、 ブライトナー、光漂白剤、等
【0225】 例9 本発明により、下記の液体洗濯用洗剤組成物を製造した。 I II III IV V VI LAS - - - 1.0 2.0 - C25AS 16.0 13.0 14.0 5.0 - 6.5 C25AE3S 5.0 1.0 - 10.0 19.0 3.0 C25E7 2.0 3.5 - 2.5 2.0 5.0 TFAA 5.0 4.5 4.5 6.5 4.0 - APA 2.0 1.0 - 3.0 - 0.5 QAS - - 2.0 - 1.5 - TPKFA 4.5 8.0 15.0 - 5.0 5.0 クエン酸 2.2 3.0 - 0.5 1.0 2.0 菜種脂肪酸 2.0 - - 3.0 6.0 1.5 エタノール 3.2 2.0 2.5 2.2 - 0.5 1,2プロパンジオール 5.7 8.5 6.5 7.0 7.0 5.5 モノエタノールアミン 5.0 7.5 - 5.0 1.0 2.0 TEPAE - 1.2 - 0.5 0.5 - PE12 - 1.5 - 1.0 0.8 - DTPMP 1.3 0.5 0.8 0.5 - 0.2 HEDP - 0.5 0.2 1.0 - - プロテアーゼ 0.02 0.03 0.02 0.02 0.02 0.01 Ra/Ga−アミラーゼ 0.01 - 0.01 0.005 - - Ra/Ga−AMG - 0.02 - 0.01 0.005 0.002 リパーゼ 0.002 0.001 0.001 - 0.001 - アミラーゼ - .0006 - - 0.001 - セルラーゼ 0.002 0.002 - 0.002 0.001 - SRP1 0.20 0.15 0.10 - 0.17 0.04 PVNO - - - 0.05 0.10 - ブライトナー3 0.20 0.15 0.10 0.05 - 0.05 発泡抑制剤 0.25 0.20 0.15 0.15 0.30 0.10 塩化カルシウム 0.02 0.02 - 0.01 0.01 - ホウ酸 2.5 2.0 1.5 2.2 1.5 1.2 ベントナイトクレー - - 5.5 - - - NaOHで調節するpH 8.0 7.5 7.7 8.0 7.0 7.5 水/少量成分合計で100%
【0226】 例10 本発明により下記の非水性液体洗剤組成物を製造した。 I II III LAS 16.0 16.0 16.0 C23E05S 21.5 21.5 19.0 ブトキシプロポキシプロパノール 18.5 - 16.0 ヘキシレングリコール - 18.5 5.0 クエン酸ナトリウム二水和物 6.8 6.8 3.8 [NACA−OBS]Na塩 6.0 6.0 6.0 メチル第4級ポリエトキシル化 1.3 1.3 1.3 ヘキサメチレンジアミンの メチルサルフェート塩 EDDS 1.2 1.2 1.2 MA/AA - - 3.0 炭酸ナトリウム 10.0 10.0 10.0 プロテアーゼ 0.05 0.02 0.02 Ra/Ga−アミラーゼ 0.01 - 0.05 Ra/Ga−AMG - 0.01 0.02 アミラーゼ 0.01 0.01 0.01 セルラーゼ 0.0001 0.0001 0.0001 PB1 12.0 12.0 12.0 シリコーン消泡剤 0.75 0.75 1.1 香料 1.7 1.7 1.7 二酸化チタン 0.5 0.5 0.5 ジクロロ-5,12-ジメチル- - 0.03 0.03 1,5,8,12-テトラアザ ビシクロ [6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II) ブライトナー2 0.2 0.2 0.2 ナトリウム水素化C16-18脂肪 1 1 0.5 セッケン 着色スペックル 0.4 0.4 0.4 その他合計で100%
【0227】 例11 本発明により下記の錠剤形態にある洗濯用洗剤組成物を製造した。
【0228】 i)組成物Iの洗剤ベース粉末は下記の様に製造した。ベース組成物Iのすべての
粒子状材料を混合ドラム中で混合し、均質な粒子混合物を形成した。この混合の
途中でスプレーを実行した。
【0229】 ii)次いで、錠剤を下記の様にして製造した。マトリックス50gを直径5.5
cmの円形の型の中に入れ、錠剤の引張強度(または直径方向の破断応力)が1
0kPaになる様に圧縮した。
【0230】 iii)次いで、錠剤を、セバシン酸90部およびMetsa Serla製のNymcel-ZSB16(
商品名)10重量部を含んでなる浴中に140℃で浸漬した。加熱した浴中に錠
剤を浸漬する時間を、浴混合物4gが塗布される様に調整した。次いで、錠剤を
25℃の常温で24時間放置して冷却した。被覆した錠剤の引張強度は30kP
aに増加した。
【0231】 I 陰イオン系凝集物1(陰イオン系物質40%、 21.5 ゼオライト27%および炭酸塩33%) 陰イオン系凝集物2(陰イオン系物質40%、 13.0 ゼオライト28%および炭酸塩32%) 陽イオン系凝集物(陽イオン系物質20%、 5.5 ゼオライト56%および硫酸塩24%) 層状ケイ酸塩(SKS6 95%およびケイ酸塩5%) 10.8 過炭酸ナトリウム 14.2 漂白活性剤凝集物(TAED81%、アクリル酸/ 5.5 マレイン酸共重合体(酸形態)17%および水2%) 炭酸塩 10.98 EDDS/硫酸塩粒子(EDDS58%、 0.5 硫酸塩23%および水19%) HEDP 0.8 SRP 0.3 蛍光物質 0.2 光活性漂白剤(亜鉛フタロシアニンスルホネート10%活性) 0.02 セッケン粉末 1.4 発泡抑制剤(シリコーン油11.5%、 1.9 ゼオライト59%および水29.5%) クエン酸 7.1 Ra/Ga−AMG 0.05 プロテアーゼ 0.03 リパーゼ 0.006 セルラーゼ 0.0005 アミラーゼ 0.02 結合剤スプレー系(Lutensit K-HD 96 25%、 4.0 PEG75重量%)
【0232】 例12 本発明により、下記の錠剤形態にある洗濯用洗剤組成物を製造した。 I II III IV V VI第一相 過炭酸塩 45.0 45.0 45.0 45.0 45.0 45.0 TAED 9.7 9.7 9.7 9.7 9.7 9.7 クエン酸 10.0 15.0 20.0 15.0 15.0 15.0 STPP - - - - - 6.0 MA/AA 6.0 6.0 1.0 5.0 - - ケイ酸塩 - - - - 6.0 - 重炭酸塩 15.0 15.0 10.0 15.0 15.0 15.0 炭酸塩 5.0 - - - - - ブライトナー1または2 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 香料 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 C12-16脂肪酸 - - - 1.0 - - プロテアーゼ 0.03 0.03 0.03 0.03 0.03 0.03 アミラーゼ 0.02 0.02 - 0.02 - - 第二相 Ra/Ga−AMG 0.01 0.02 0.04 0.01 0.1 0.5 プロテアーゼ 0.04 0.04 0.04 0.04 0.04 0.04 アミラーゼ 0.02 0.02 - - - - スペックル 0.09 0.09 0.09 0.09 0.09 0.09 PEG4000 0.33 0.33 0.33 0.33 0.33 0.33 クエン酸 1.06 1.06 1.06 1.06 1.06 1.06 重炭酸塩 2.87 2.87 2.87 2.87 2.87 2.87
【0233】 例13 本発明により下記の洗濯用バー洗剤組成物を製造した(量は重量部で表示し、
酵素は純粋酵素で表した)。
【表2】
【0234】 例14 本発明により、「洗濯により柔軟性を与える」ことができる顆粒状布地洗剤組
成物を製造した。 I II C45AS − 10.0 LAS 7.6 − C68AS 1.3 − C45E7 4.0 − C25E3 − 5.0 ココ−アルキル−ジメチルヒドロキシ 1.4 1.0 エチルアンモニウムクロライド クエン酸塩 5.0 3.0 Na−SKS−6 − 11.0 ゼオライトA 15.0 15.0 MA/AA 4.0 4.0 DETPMP 0.4 0.4 PB1 15.0 − 過炭酸塩 − 15.0 TAED 5.0 5.0 スメクタイトクレー 10.0 10.0 HMWPEO − 0.1 プロテアーゼ 0.02 0.01 リパーゼ 0.02 0.01 Ra/Ga−AMG − 0.02 Ra/Ga−アミラーゼ 0.05 − アミラーゼ 0.03 0.005 セルラーゼ 0.001 − ケイ酸塩 3.0 5.0 炭酸塩 10.0 10.0 発泡抑制剤 1.0 4.0 CMC 0.2 0.1 その他および少量成分 合計で100%
【0235】 例15 本発明により、下記の濯ぎの際に加える布地柔軟性付与剤組成物を製造した。
DEQA(2) 20.0 セルラーゼ 0.001 Ra/Ga−AMG 0.005 HCL 0.03 消泡剤 0.01 青色染料 25ppm CaCl 0.20 香料 0.90 その他の成分および水 合計で100%
【0236】 例16 本発明により、下記の布地柔軟性付与剤および乾燥機で加える布地調整組成物
を製造した。 I II III IV V DEQA 2.6 19.0 - - - DEQA(2) - - - - 52.0 DTMAMS - - - 26.0 - SDASA - - 70.0 42.0 40.2 ステアリン酸、IV=0 0.3 - - - - C45EO1-3 - - 13.0 - - HCL 0.02 0.02 - - - エタノール - - 1.0 - - 香料 0.3 1.0 0.75 1.0 1.5 Glycoperse S-20 - - - - 15.4 グリセロールモノステアレート - - - 26.0 - ジゲラニルスクシネート - - 0.38 - - シリコーン消泡剤 0.01 0.01 - - - 電解質 - 0.1 - - - アミラーゼ - 0.2 - 0.2 0.2 Ra/Ga−AMG 1.0 0.2 0.1 0.01 0.01 クレー - - - 3.0 - 染料 10ppm 25ppm 0.01 - - 水および少量成分 100% 100% - - -
【0237】 例17 本発明により、下記のコンパクト高密度(0.96Kg/l)食器洗浄洗剤組
成物を製造した。 I II III IV V VI STPP - 51.0 51.0 - - 44.3 クエン酸塩 17.0 - - 50.0 40.2 - 炭酸塩 17.5 14.0 20.0 - 8.0 33.6 重炭酸塩 - - - 26.0 - - ケイ酸塩 15.0 15.0 8.0 - 25.0 3.6 メタケイ酸塩 2.5 4.5 4.5 - - - PB1 10.0 8.0 8.0 - - - PB4 - - - 10.0 - - 過炭酸塩 - - - - 11.8 4.8 非イオン系物質 2.0 1.5 1.5 3.0 1.9 5.9 TAED 2.0 - - 4.0 - 1.4 HEDP 1.0 - - - - - DETPMP 0.6 - - - - - MnTACN - - - - 0.01 - PAAC - 0.01 0.01 - - - パラフィン 0.5 0.4 0.4 0.6 - - プロテアーゼ 0.07 0.05 0.05 0.03 0.06 0.01 アミラーゼ 0.01 - 0.01 - 0.02 - Ra/Ga−AMG 0.02 0.2 - - 0.002 0.02 Ra/Ga−アミラーゼ - - 0.02 0.02 - - リパーゼ - 0.001 - 0.005 - - BTA 0.3 0.2 0.2 0.3 0.3 0.3 ポリカルボキシレート 6.0 - - - 4.0 0.9 香料 0.2 0.1 0.1 0.2 0.2 0.2 pH 11.0 11.0 11.3 9.6 10.8 10.9 その他、硫酸塩および水 合計で100%
【0238】 例18 本発明により、下記のかさ密度が1.02Kg/Lである顆粒状食器洗浄洗剤
組成物を製造した。 I II III IV V VI STPP 30.0 33.5 27.9 29.6 33.8 22.0 炭酸塩 30.5 30.5 30.5 23.0 34.5 45.0 ケイ酸塩 7.0 7.5 12.6 13.3 3.2 6.2 メタケイ酸塩 - 4.5 - - - - 過炭酸塩 - - - - 4.0 - PB1 4.4 4.5 4.3 - - - NADCC - - - 2.0 - 0.9 非イオン系物質 1.0 0.7 1.0 1.9 0.7 0.5 TAED 1.0 - - - 0.9 - PAAC - 0.004 - - - - パラフィン 0.25 0.25 - - - - プロテアーゼ 0.036 0.021 0.03 - 0.006 - アミラーゼ 0.03 - 0.004 - 0.005 - Ra/Ga−AMG 0.2 0.02 - - 0.02 0.005 Ra/Ga−アミラーゼ - - 0.01 0.02 - 0.01 リパーゼ 0.005 - 0.001 - - - BTA 0.15 0.15 - - 0.2 - 香料 0.2 0.2 0.05 0.1 0.2 - pH 10.8 11.3 11.0 10.7 11.5 10.9 その他、硫酸塩および水 合計で100%
【0239】 例19 標準的な12ヘッド回転プレスを使用し、圧力13KN/cmで顆粒状食器
洗浄洗剤組成物を圧縮することにより、本発明の錠剤洗剤組成物を製造した。
【表3】
【0240】 例20 本発明により、下記の密度1.40Kg/Lの液体食器洗浄洗剤組成物を製造
した。 I II III IV STPP 17.5 17.2 23.2 23.1 炭酸塩 - 2.4 - - ケイ酸塩 6.1 24.9 30.7 22.4 NaOCl 1.1 1.1 1.1 1.2 増粘剤 1.0 1.1 1.1 1.0 非イオン系物質 - 0.1 0.06 0.1 NaBz 0.7 - - - Ra/Ga−AMG 0.005 1.0 0.005 0.02 NaOH 1.9 - - - KOH 3.6 3.0 - - 香料 0.05 - - - pH 11.7 10.9 10.8 11.0 水 合計で100% 例21 本発明により、下記の錠剤形態にある食器洗浄組成物を製造した。
【0241】 I II III IV V VI相1 STPP 9.6 9.6 10.4 9.6 9.6 11.5 ケイ酸塩 0.5 0.7 1.6 1.0 1.0 2.4 SKS−6 1.5 1.50 2.30 2.25 炭酸塩 2.3 2.7 3.5 3.6 4.1 5.2 HEDP 0.2 0.2 0.2 0.3 0.3 0.3 PB1 2.4 2.4 2.4 3.7 3.7 3.7 PAAC 0.002 0.002 0.002 0.003 0.004 0.004 Ra/Ga−AMG 0.01 0.02 0.05 0.002 0.001 - Ra/Ga−アミラーゼ - - - 0.01 - 0.01 アミラーゼ 0.002 0.001 - - - - プロテアーゼ 0.002 0.002 0.002 0.003 0.003 0.003 非イオン系物質 0.4 0.8 0.8 1.2 1.2 1.2 PEG6000 0.4 0.3 0.3 0.4 0.4 0.4 BTA 0.04 0.04 0.04 - 0.06 0.06 パラフィン 0.1 0.1 0.1 0.15 0.15 0.15 香料 0.02 0.02 0.02 0.01 0.01 0.01 硫酸塩 - - - 0.5 0.05 2.3 相2 Ra/Ga−AMG 0.003 0.003 0.002 0.01 0.01 0.01 アミラーゼ 0.0005 0.0004 0.0005 0.0004 プロテアーゼ 0.009 0.008 0.01 0.009 0.008 0.01 クエン酸 0.3 0.3 0.3 0.30 スルファミン酸 - 0.3 - - 0.3 - 重炭酸塩 1.1 0.4 0.4 1.1 0.4 0.4 炭酸塩 - 0.5 - - 0.5 - ケイ酸塩 - - 0.6 - - 0.6 CaCl - 0.07 - - 0.07 - PEG3000 0.06 0.06 0.06 0.06 0.06 0.06
【0242】 多相錠剤組成物を下記の様にして製造した。相1の洗剤活性組成物は、顆粒状
および液体成分を混合し、次いで通常の回転プレスのダイの中に入れた。プレス
は、型を形成するのに好適な形状を有する押抜き具を包含する。ダイの断面は約
30x38mmである。次いで、組成物を940kg/cmの圧縮力にかけ、
次いで、押抜き具を引き上げ、上側表面に型を含む錠剤の第一相を露出する。相
2の洗剤活性組成物を同様の様式で製造し、ダイの中に入れる。次いで粒子状活
性組成物を170kg/cmの圧縮力にかけ、押抜き具を引き上げ、錠剤プレ
スから多相錠剤を取り出す。形成された錠剤は、上記の洗濯機中で12分間以内
に溶解または崩壊し、錠剤の相2は5分間以内に溶解する。これらの錠剤は、溶
解性および洗浄特性が優れ、錠剤の一体性および強度も良好である。
【0243】 例22 本発明により、下記の手作業食器洗浄組成物を製造した。
【表4】
【0244】 例23 本発明により、下記の布地および硬質表面洗浄剤組成物を製造した。 硫酸塩 18.5 重炭酸塩 4.1 ポリカルボキシレート 18.6 C18アルファオレフィン 0.2 酵素(リパーゼ、プロテアーゼおよび/またはセルラーゼ) 0.004 アミラーゼ 0.003 Ra/Ga−AMG 0.05 ブライトナー2 0.1 光活性化漂白剤 0.04 被覆された過炭酸ナトリウム 45.0 TAED 8.8 クエン酸 2.5 香料 0.1 その他、および水 合計で100%
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Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗剤成分と、生デンプン分解酵素とを含んでなり、 前記生デンプン分解酵素が、生コーンスターチを分解する活性(Ra)とゼラ
    チン化したコーンスターチを分解する活性(Ga)との比である[Ra/Ga]
    が0.2を超えることを特徴とする、洗剤組成物。
  2. 【請求項2】 前記生デンプン分解酵素が、生コーンスターチを分解する活性(Ra)とゼラ
    チン化したコーンスターチを分解する活性(Ga)の比である[Ra/Ga]が
    0.35を超えることを特徴とする、請求項1に記載の洗剤組成物。
  3. 【請求項3】 前記生デンプン分解酵素が、洗剤組成物全体の約0.0002〜約10重量%
    純粋酵素の量で構成されてなるものである、請求項1に記載の洗剤組成物。
  4. 【請求項4】 前記生デンプン分解酵素が、洗剤組成物全体の約0.002〜約2重量%純粋
    酵素の量で構成されてなるものである、請求項3に記載の洗剤組成物。
  5. 【請求項5】 前記生デンプン分解酵素が、洗剤組成物全体の約0.002〜約1重量%純粋
    酵素の量で構成されてなるものである、請求項4に記載の洗剤組成物。
  6. 【請求項6】 前記生デンプン分解酵素が、アミログルコシダーゼEC3.2.1.3、α−
    アミラーゼEC3.2.1.1、ベータ−アミラーゼEC3.2.1.2、イソ
    アミラーゼEC3.2.1.68、プルラナーゼタイプIEC3.2.1.41
    、イソプルラナーゼEC3.2.1.57、ネオプルラナーゼEC3.2.1.
    135、プルラナーゼタイプII、デキストリンデキストラナーゼEC2.4.1
    .24、シクロデキストリングリコシルトランスフェラーゼEC2.4.1.1
    9、麦芽遺伝子アルファ−アミラーゼC3.2.1.33および/またはそれら
    の混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の洗剤組成物。
  7. 【請求項7】 前記生デンプン分解酵素がデンプン結合領域を有するか、または前記生デンプ
    ン分解酵素にデンプン結合領域が加えられている、請求項1に記載の洗剤組成物
  8. 【請求項8】 リパーゼ、プロテアーゼ、通常のα−アミラーゼ、通常のネオプルラナーゼ、
    通常のプルラナーゼタイプIまたはIIおよび/またはそれらの混合物からなる群
    から選択された酵素をさらに含んでなる、請求項1に記載の洗剤組成物。
  9. 【請求項9】 前記洗剤成分が、非イオン系界面活性剤、凝集剤、および/またはそれらの混
    合物からなる群から選択されるものである、請求項1に記載の洗剤組成物。
  10. 【請求項10】 生デンプンを加水分解するための、洗剤組成物における生デンプン分解酵素の
    使用。
  11. 【請求項11】 デンプンを含む染みや汚れを除去するための、かつ、洗濯用組成物として処方
    する場合には、白さを維持し、薄汚れを洗浄する優れた性能を得るための、請求
    項9に記載の使用。
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