JP2003502312A - N−メチル−2−ピロリドンからの汚染物の除去 - Google Patents

N−メチル−2−ピロリドンからの汚染物の除去

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JP2003502312A
JP2003502312A JP2001503825A JP2001503825A JP2003502312A JP 2003502312 A JP2003502312 A JP 2003502312A JP 2001503825 A JP2001503825 A JP 2001503825A JP 2001503825 A JP2001503825 A JP 2001503825A JP 2003502312 A JP2003502312 A JP 2003502312A
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グリーン、リチャード、エイ
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    • C07D207/262-Pyrrolidones
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Abstract

(57)【要約】 汚染NMPから、フェノール、チオフェノール、及び二硫化フェニルからなる群から選択された少なくとも一種類の汚染物を、前記汚染NMPと少なくとも一種類のモノハロゲン化芳香族化合物及び塩基と反応させることにより除去する方法が与えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、汚染NMPからフェノール、チオフェノール、及び二硫化フェニル
からなる群から選択された少なくとも一種類の汚染物を除去する方法の分野に関
する。
【0002】 (背景技術) NMPは種々の化学的方法で用いることができる。例えば、NMPは反応物、
化学反応媒体、再結晶化媒体、又は清浄化剤として用いられている。NMPは優
れた熱安定性及び化学的安定性を有するので、化学的反応媒体として屡々用いら
れている。
【0003】 特に、NMPは、今後P(AS)として言及するポリ(硫化アリーレン)の製
造で用いることができる。一般にP(AS)を製造するためには、少なくとも一
種類のハロゲン化芳香族化合物、少なくとも一種類の硫黄原料、及びNMPを重
合条件下で接触させる。P(AS)の製造中、フェノール、チオフェノール、及
び二硫化フェニルからなる群から選択された少なくとも一種類の汚染物が発生し
て汚染NMPを生成することがある。もし汚染NMPを後の重合で用いると、生
成したP(AS)は、非汚染NMPを用いて製造したP(AS)に比較して分子
量が著しく減少していることがある。
【0004】 更に、フェノール、チオフェノール、及び二硫化フェニルは、汚染NMPから
分離するのが難しい。汚染NMPの蒸留は、NMPからフェノール、チオフェノ
ール、及び二硫化フェニルを分離するのに充分ではない。
【0005】 NMPからチオフェノール及び二硫化フェニルを除去するためにポリハロゲン
化芳香族化合物が用いられてきた。しかし、非汚染NMPが回収された後、未反
応アリールハロゲン化物を含めた種々の化合物が残留し、それが廃棄物の処分問
題を起こすことがある。
【0006】 汚染NMPから少なくとも一種類の汚染物を除去する効果的な方法で、廃棄物
処分問題を起こさない方法を与えることが工業的に要求されている。本発明は、
そのような方法を与えるものである。
【0007】 (発明の開示) 本発明は、汚染NMPからフェノール、チオフェノール、及び二硫化フェニル
からなる群から選択された少なくとも一種類の汚染物を除去する方法を与える。
【0008】 本発明に従い、汚染NMPから少なくとも一種類の汚染物を除去する方法にお
いて、 1) 少なくとも一種類のモノハロゲン化芳香族化合物及び少なくとも一種類
の塩基を、汚染NMPと反応させ、第一流を形成し、 然も、前記モノハロゲン化芳香族化合物が、式:
【0009】
【0010】 (式中、Xはハロゲンであり、 R1置換基の少なくとも一つは電子吸引性ラジカルであり、残りのR1置換基は
、同じか又は異なり、水素及び1ラジカル当たり1〜約10個の炭素原子を有す
るヒドロカルビルラジカルからなる群から選択され、 R2置換基は、同じか又は異なり、水素及び1ラジカル当たり1〜約10個の
炭素原子を有するヒドロカルビルラジカルからなる群から選択される。) によって表され、 前記汚染NMPは、フェノール、チオフェノール、及び二硫化フェニルからな
る群から選択された少なくとも一種類の汚染物を含有し、 2) 前記第一流を約100℃〜約300℃の範囲の温度へ加熱し、そして 3) 前記第一流を分離し、NMPに富む流れと、NMPに乏しい流れとを生
成し、 前記NMPに富む流れがNMPを含有し、 前記NMPに乏しい流れが、前記汚染物、前記モノハロゲン化芳香族化合物、
及び前記塩基の反応生成物を含有する、 ことを包含する汚染物除去方法を与える。
【0011】 (発明の詳細な記述) 汚染NMPから少なくとも一種類の汚染物を除去する方法を与える。工程1で
は、少なくとも一種類のモノハロゲン化芳香族化合物及び少なくとも一種類の塩
基を汚染NMPと反応させ、第一流を生成させる。
【0012】 本発明で用いることができる前記モノハロゲン化芳香族化合物は、式:
【0013】
【0014】 (式中、Xはハロゲンであり、 R1置換基の少なくとも一つは電子吸引性ラジカルであり、残りのR1置換基は
、水素及び1ラジカル当たり1〜約10個の炭素原子を有するヒドロカルビルラ
ジカルからなる群から選択され、 R2置換基は、同じか又は異なり、水素及び1ラジカル当たり1〜約10個の
炭素原子を有するヒドロカルビルラジカルからなる群から選択される。) によって表される。
【0015】 前記モノハロゲン化芳香族化合物中の芳香族環から電子密度を移動することが
できるどのような電子吸引性ラジカルでも本発明で用いることができる。電子吸
引性ラジカルは:
【0016】
【0017】 (式中、Rは、1ラジカル当たり1〜約20個の炭素原子を有するヒドロカルビ
ルラジカルからなる群から選択される。) からなる群から選択することができる。好ましくは、前記モノハロゲン化芳香族
化合物は、4−クロロフェニルスルホン、4−クロロフェニルビフェニルスルホ
ン、2−クロロフェニルスルホン、4−クロロベンゾニトリル、4−クロロベン
ゾフェノン、及びp−ニトロクロロベンゼンからなる群から選択することができ
る。
【0018】 前記モノハロゲン化芳香族化合物の使用量は、塩基の存在下で汚染物を除去す
るのに充分な量である。一般に、モノハロゲン化芳香族化合物の量は、汚染物1
モル当たり約1モル〜汚染物1モル当たり約5モルの範囲にある。好ましくはモ
ノハロゲン化芳香族化合物の量は、汚染物1モル当たり約1モル〜汚染物1モル
当たり約3モルの範囲にある。モノハロゲン化芳香族化合物の量が汚染物1モル
当たり約1モルより少ないと、汚染物を汚染NMPから適切に除去できないこと
がある。モノハロゲン化芳香族化合物の量が汚染物1モル当たり5モルより多い
と、汚染NMPから汚染物を除去するコストが混ざり物のないNMPを購入する
場合よりも高くなることがあるので、その方法は経済的ではなくなることがある
。更に、モノハロゲン化芳香族化合物がNMPに富む流れの中に残留すると、そ
のモノハロゲン化芳香族化合物が高分子量のP(AS)の形成を阻害することが
ある。
【0019】 本発明で用いるのに適した塩基は、チオフェノールからプロトンを除去するの
に充分な強さのものである。塩基は、アルカリ金属水酸化物及びアルカリ金属炭
酸塩からなる群から選択することができる。アルカリ金属水酸化物は、水酸化リ
チウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウ
ム、及びそれらの混合物からなる群から選択することができる。アルカリ金属炭
酸塩は、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、及びそれらの混合物か
らなる群から選択することができる。塩基は、固体又は水溶液の形で添加するこ
とができる。
【0020】 使用される塩基の量は、一般に汚染物1モル当たり約0.5モル〜汚染物1モ
ル当たり約5モルの範囲にある。使用される塩基の量は、好ましくは汚染物1モ
ル当たり約0.9モル〜汚染物1モル当たり約3モルの範囲にある。塩基の量が
汚染物1モル当たり0.5モルより少ないと、汚染物が汚染NMPから適切に除
去されないことがある。塩基の量が汚染物1モル当たり5モルより大きいと、そ
の方法が経済的ではなくなることがある。
【0021】 汚染NMPは、フェノール、チオフェノール、及び二硫化フェノールからなる
群から選択された少なくとも一種類の汚染物を含有する。一般に汚染NMPは、
どのような過程から生じたものでもよい。特に汚染NMPは、P(AS)の製造
から発生する。
【0022】 モノハロゲン化芳香族化合物と塩基とは、当分野で知られているどのような手
段によって汚染NMPと接触させてもよい。接触時間は、モノハロゲン化芳香族
化合物、塩基、及び汚染NMPを反応させるのに充分な時間である。一般に接触
時間は、約1分〜約10時間の範囲にある。
【0023】 工程2は、NMPから分離することができる化合物へ汚染物を転化するのに充
分な温度まで第一流を加熱することである。前記第一流を加熱する温度は、使用
されるモノハロゲン化芳香族化合物の種類に依存して変動する。一般に前記第一
流は、約100℃〜約300℃の範囲の温度に加熱する。第一流は、約150℃
〜約270℃の範囲の温度に加熱するのが好ましい。温度が100℃より低いと
、NMPから分離することができる化合物へ汚染物を転化するのに必要な時間が
長くなる結果になる。温度が300℃より高いと、NMPの分解を起こすことが
ある。一般に加熱は大気圧で行われるが、高圧又は減圧も可能である。
【0024】 工程3は、第一流を分離してNMPに富む流れとNMPに乏しい流れとを生成
させることにある。NMPに富む流れはNMPを含有する。NMPに乏しい流れ
は、汚染物及びモノハロゲン化芳香族化合物から生成した反応生成物を含有する
。分離は当分野で知られているどのような方法によって達成してもよい。例えば
、分離は蒸留装置によって行うことができ、そのような装置には大気圧蒸留装置
及び真空蒸留装置があるが、それらに限定されるものではない。
【0025】 (実施例) 例1 この実験の目的は、モノハロゲン化芳香族化合物と汚染NMPとを接触させる
前に脱水されていない汚染NMPから、チオフェノール及び二硫化フェニルを除
去できるか否かを決定することにある。
【0026】 650gの汚染NMP、21.67gの4−クロロベンゾフェノン、及び32
.51gの炭酸ナトリウムを、1リットルのステンレス鋼反応器へ導入した。反
応器を50psigの窒素を用いた5回の加圧・解放サイクル及び200psi
gの窒素を用いた5回の加圧・解放サイクルにより脱ガスした。反応器を250
℃へ加熱し、1.5時間維持した後、室温へ冷却した。
【0027】 反応器の脱水出口を開き、反応器の圧力を下げた。次に32ml/分の流量で
反応器中の窒素パージを開始した。反応器をゆっくり約205℃へ加熱した。N
MPを含有するNMPに富む流れの試料を脱水出口から収集した。次に反応器を
約212〜214℃へ加熱した。NMPに富む流れの更に別の試料を収集した。
【0028】 実験の開始時及び終了時に収集したNMPに富む流れの試料を、ガスクロマト
グラフィーにより分析し、残留するチオフェノール及び二硫化フェニルの量を決
定した。このガスクロマトグラフィー分析では、チオフェノール又は二硫化フェ
ニルは全く検出されなかった。
【0029】 例2 この実験の目的は、今後PPSとして言及するポリ(硫化フェニレン)を生成
させるために、多量の水を含んだ例1で生成したNMPに富む流れを用いること
ができるか否かを決定することにあった。
【0030】 窒素でパージしながら、58.77重量%のヒドロ硫化ナトリウムを含有する
ヒドロ硫化ナトリウム溶液1モル、98.3重量%の水酸化ナトリウム1.00
27モル、無水酢酸ナトリウム0.60モル、及び例1で回収されたNMPに富
む流れ2.5モルを、1リットルのチタン反応器へ導入した。50psigの窒
素を用いた5回の加圧・解放サイクル及び200psigの窒素を用いた5回の
加圧・解放サイクルにより反応器を脱ガスした。反応器を加熱して水を除去した
。次に0.9898モルのp−ジクロロベンゼン及び1モルのNMPを反応器へ
導入した。導入容器を49.565gのNMPで濯ぎ、次にそれを反応器へ入れ
た。
【0031】 反応器を235℃へ加熱し、1時間維持した。次に反応器を260℃へ加熱し
、30分間維持した。反応器の温度を徐々に265℃へ上昇させ、260℃に到
達した時からの合計時間は2時間であった。10mlのNMPを反応器へ導入し
、260℃の温度を更に30分間維持した。次に反応器を室温へ冷却した後、開
けた。粗製PPS生成物を反応器から取り出し、水で洗浄してNMP及び可溶性
塩を除去し、PPS生成物を得た。そのPPS生成物を約100℃の真空炉中で
一定重量になるまで乾燥した。
【0032】 得られたPPS生成物のメルトフローインデックスは、576.04g/10
分であった。メルトフローインデックスは、5kgの荷重及び315℃を用いる
ように修正したASTM D1238−86、方法B−自動時間流量測定法(Pr
ocedure B - Automatically Time Flow Rate Procedure)、条件(Condition)
316/5,0の方法により決定し、メルトフローの値はg/10分の単位で表
した。メルトフローインデックスは重合体の分子量の尺度になる。メルトフロー
インデックスが低い程、大きな分子量の重合体を示している。
【0033】 例3 この実験の目的は、モノハロゲン化芳香族化合物と汚染NMPとを接触させる
前に脱水した汚染NMPから、チオフェノール及び二硫化フェニルを除去できる
か否かを決定することにあった。
【0034】 水酸化物ナトリウムペレットを、約655gの汚染NMPにpHが約10にな
るまで添加し、pH調節汚染NMPを生成させた。pH調節汚染NMPを、1リ
ットルのステンレス鋼反応器へ入れた。反応器を50psigの窒素を用いた5
回の加圧・解放サイクル及び200psigの窒素を用いた5回の加圧・解放サ
イクルにより反応器を脱ガスした。反応器を窒素でパージしながら約200℃へ
ゆっくり加熱した。脱水出口から水を除去した。
【0035】 21.67gの4−クロロベンゾフェニルを、導入容器中で100gの混ざり
物のないNMP中に溶解し、次に反応器を導入した。50gの混ざり物のないN
MPを用いて導入容器を濯ぎ、次にそれを反応器へ導入した。反応器を250℃
へ加熱し、3時間維持した。次に反応器を約188psigの窒素圧力下に維持
しながら、室温へ冷却した。
【0036】 脱水出口を開くことにより、反応器の圧力を低下した。反応器をゆっくり11
0℃へ加熱し、脱水出口を開いた。32ml/分の窒素を反応器を通って流し始
めた。約205℃で、NMPに富む流れが脱水出口を通って流れ始め、試料を収
集した。NMPに富む流れの流量が小さくなった時、100psigの窒素を反
応器へ添加し、反応器を室温へ冷却した。
【0037】 実験の開始時と終了時に収集したNMPに富む流れの試料をガスクロマトグラ
フィーにより分析し、残留するチオフェノール及び二硫化フェニルの量を決定し
た。このガスクロマトグラフィー分析では、チオフェノール又は二硫化フェニル
は全く検出されなかった。
【0038】 例4 例3で得られたNMPに富む流れを、PPSを生成させるための重合で用いた
。例2に記載した手順に従った。419.5g/10分のメルトフローインデッ
クスを有するPPSが得られた。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年1月10日(2001.1.10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR ,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU, ZA,ZW Fターム(参考) 4C069 AB12 BA01 BC12 CC24 4D076 AA16 BB03 FA02 FA12 HA11 JA03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚染N−メチル−2−ピロリドンから少なくとも一種類の汚
    染物を除去する方法において、 1) 少なくとも一種類のモノハロゲン化芳香族化合物及び少なくとも一種類
    の塩基を、汚染N−メチル−2−ピロリドンと接触させ、第一流を形成し、然も
    、前記モノハロゲン化芳香族化合物が、式: (式中、Xはハロゲンであり、R1置換基の少なくとも一つは電子吸引性ラジカ
    ルであり、残りのR1置換基は、同じか又は異なり、水素又は1ラジカル当たり
    1〜約10個の炭素原子を有するヒドロカルビルラジカルであり、R2置換基は
    、水素又は1ラジカル当たり1〜約10個の炭素原子を有するヒドロカルビルラ
    ジカルである。) によって表され、汚染N−メチル−2−ピロリドンが、フェノール、チオフェノ
    ール、及び二硫化フェニルである少なくとも一種類の汚染物を含有し、 2) 前記第一流を約100℃〜約300℃の範囲の温度へ加熱し、そして 3) 前記第一流を分離し、NMPに富む流れと、NMPに乏しい流れとを生
    成し、前記NMPに富む流れがN−メチル−2−ピロリドンを含有し、前記NM
    Pに乏しい流れが、前記汚染物、前記モノハロゲン化芳香族化合物、及び前記塩
    基の反応生成物を含有する、 ことを包含する汚染物除去方法。
  2. 【請求項2】 第一流の加熱を、約150℃〜約270℃の範囲の温度で行
    う、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 モノハロゲン化芳香族化合物、塩基、及び汚染NMPの接触
    時間が、約1分〜約10時間の範囲にある、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 汚染NMPが、P(AS)の製造で生じたものである、請求
    項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 分離を蒸留により行う、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも一つの電子吸引性ラジカルが、 (式中、Rは、1ラジカル当たり1〜約20個の炭素原子を有するヒドロカルビ
    ルラジカルである。) である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 汚染NMPと接触させるモノハロゲン化芳香族化合物の量が
    、前記汚染物1モル当たり約1モル〜約5モルの範囲にある、請求項1〜5のい
    ずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 汚染NMPと接触させるモノハロゲン化芳香族化合物の量が
    、前記汚染物1モル当たり約1モル〜約3モルの範囲にある、請求項7に記載の
    方法。
  9. 【請求項9】 モノハロゲン化芳香族化合物が、4−クロロフェニルスルホ
    ン、4−クロロフェニルビフェニルスルホン、2−クロロフェニルスルホン、4
    −クロロベンゾニトリル、4−クロロベンゾフェノン、又はp−ニトロクロロベ
    ンゼンである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 使用される塩基の量が、前記汚染物1モル当たり約0.9
    モル〜約3モルの範囲にある、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 ここに記載したのと実質的に同じようにして、汚染N−メ
    チル−2−ピロリドンから少なくとも一種類の汚染物を除去する方法。
  12. 【請求項12】 実施例のいずれかに関連してここに記載したのと実質的に
    同じようにして、汚染N−メチル−2−ピロリドンから少なくとも一種類の汚染
    物を除去する方法。
JP2001503825A 1999-06-11 2000-05-22 N−メチル−2−ピロリドンからの汚染物の除去 Pending JP2003502312A (ja)

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