JP2003501243A - 電気駆動式浄水ユニット用シーリング手段およびその製造方法 - Google Patents
電気駆動式浄水ユニット用シーリング手段およびその製造方法Info
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Abstract
Description
を容易にする新規なシール手段に関する。
(精製)するフィルタプレス型の浄水装置は、イオン交換膜により仕切られた複
数の個別チャンバを備えている。典型的には、各チャンバは、一方の側では溶存
するカチオン種を優先的に透過させるために配置された膜(カチオン交換膜)に
より、そして他方の側では溶存するアニオン種を優先的に透過させるために配置
された膜(アニオン交換膜)により画成されている。
る。流れを装置内に通すことにより、希釈チャンバ中の荷電種はイオン交換膜に
向かって移動し、これを通り抜け、一般に濃縮チャンバとして知られる隣接チャ
ンバ内に入る。これらのメカニズムの結果として、希釈チャンバを出る水は実質
的に脱塩される。イオン交換膜を透過して濃縮チャンバ内にる荷電種は、濃縮チ
ャンバを通って流れる別の水流により濃縮チャンバから流し出される。
バを備えている。加えて、それら装置の両末端には、それぞれ陰極及び陽極を収
納している陰極チャンバおよび陽極チャンバが設けられており、それにより希釈
チャンバを通って流れる水の浄化(精製)をするのに必要な電流を与える。
の浄水装置の交互に配置したカチオン交換膜およびアニオン交換膜の間にスペー
サが設けられる。したがって、典型的な電気駆動式浄水装置の希釈チャンバおよ
び濃縮チャンバのそれぞれは、交互に配置されたカチオン交換膜およびアニオン
交換膜の間に挟まれたスペーサを備えている。
めには、イオン交換膜間に挟まれた上述の構成は、実質上水密のシールを形成し
なければならない。このために、スペーサとイオン交換膜とは、合わせてプレス
され、既知のコネクタで所定位置に固定される。残念なことに、これのみでは適
切なシール特性が得られていない。
きた。例えば、スペーサのいずれかの側にイオン交換膜を接合するのに接着剤を
使用することは、知られている。残念なことに、典型的な運転条件に曝された結
果、それにより形成されたシールは漏洩しやすく、それにより貴重な精製水を減
損を招く。これは、IX膜の本来持つ水分透過性から、および機械的シール特性
の貧弱さの故に、生じるものである。
サのいずれかの面にOリング型の弾性シール部を有するスペーサを設けることが
知られている。カチオン交換膜およびアニオン交換膜がスペーサの両面にプレス
され、選択透過性の隔壁として機能する。この構成では、スペーサ、そのOリン
グ型シール部、およびイオン交換膜が、その中に含まれる水溶液媒体中のイオン
種がスペーサの面に実質的に直交する方向に移動でき、いずれかのイオン交換膜
を透過できる空間を画成する。残念なことに、装置の組立て中に、イオン交換膜
を関連スペーサに対して所望の整合(位置合わせ)を維持するのは困難であるこ
とが知られている。さらに、運転中およびそれに伴う装置内における比較的高い
内部圧または圧力差に曝されるために、イオン交換膜は、移動してそれらの関係
スペーサに対する所望位置から外れてくる。そのような所望位置の維持ができな
いと、関係チャンバのシーリングを損なうかも知れない。
膜に、固定の棒状構造体を受ける整合孔(位置合せ孔)が設けられてきた。しか
し、これは別の潜在的な漏洩の原因となり、したがって装置のシーリングを損な
う。
であると分かっている。射出成形による大量生産を容易にするため、スペーサは
、典型的には、ポリプロピレンなどの熱可塑性材料から製造される。残念なこと
に、それら熱可塑性材料は、応力緩和または圧縮硬化を起こしやすい。結果とし
て、時間の経過に伴い、比較的高い内部圧力に曝されるために、このようなスペ
ーサ、および特にそれらのOリング型シール部は、弾力性を失い、それにより隣
接表面との適切なシールを維持する能力を損なう。
れた凹部(窪み)のある表面を有する外周部を持つ第一のスペーサと、その凹部
内に適合する外縁部を有するイオン交換膜を備えてなる電気駆動式膜プロセス装
置を提供する。凹部は、内周縁に沿って連続である。イオン交換膜は、イオン交
換膜が凹部に嵌め込まれたときに、上面が外周部面より低くなく垂直に配置され
る上面を持つことができる。スペーサは、熱可塑性加硫物類、熱可塑性エラスト
マオレフィン類およびフルオロポリマ類からなる群から選択された材料で構成さ
れる。このスペーサは、濃縮チャンバスペーサ(Cスペーサ)であることもでき
るし、または希釈チャンバスペーサ(Dスペーサ)であることもできる。
の複数の対応する受け穴を持つイオン交換膜とを備えてなる電気駆動式膜プロセ
ス装置を提供する。スペーサは、さらに、開口部を画成する内周縁およびイオン
交換膜を嵌め込むたに内周縁に形成された凹部をのある表面を有する外周部を備
えることができ、その場合、ボスは凹部からそれに対して実質上垂直に突き出し
ている。
ンからなるプラスチック製メッシュと、プラスチックメッシュを取り囲む外周部
とを備えてなり、その外周部が熱可塑性加硫物類および熱可塑性エラストマオレ
フィン類からなる群から選択された材料で構成されている、電気駆動式膜プロセ
ス装置のスペーサを提供する。
サおよび枠部材を有する電気駆動式浄水装置を提供し、そこにおいて、第一のス
ペーサは、そこから垂下する起立したシール部を有し、枠部材は、シール部を受
けるための溝を有している。シール部は、Oリングまたはシール突条であること
ができる。枠部材は、第二のスペーサ、または陰極端枠または陽極端枠であるこ
とができる。
よび枠部材を有する電気駆動式膜プロセス装置を提供し、そこにおいて、第一の
スペーサは、水溶液を流すための第一の貫通穴を有する第一の面を備えており、
、枠部材は、第二の面、第二の面を通って第一の貫通穴と連通している第二の貫
通孔、および第二の表面から垂下し第二の貫通穴を囲んでいる連続フランジを備
えており、当該フランジは第一の貫通穴を囲む第一の表面の一部を挟み付けてい
る。第二の貫通穴は、D流を容易にすることができる。
第一の内周縁に形成された凹部のある表面を有する第一の外周部と、第一の開口
部を横切って延び第一の内周縁に接合されたメッシュとを有する第一のスペーサ
と、第二の開口部を画成する第二の内周縁のある表面を有する第二の外周部を有
する第二のスペーサと、凹部内に嵌め合わされ第一の開口部を跨いで延び、第一
の内周縁の内向きに第二の外周部に係合する表面部を有するイオン交換膜と、第
二のスペーサの第二の外周部から垂下しイオン交換膜の表面部をメッシュに対し
て押しつけ、それによりメッシュの座屈の可能性を防止または軽減するリッジと
を備えてなる電気駆動式膜プロセス装置を備えてなる電気駆動式膜プロセス装置
を提供する。
たメッシュとを備えてなる薄いプラスチック部品を射出成形する方法を提供し、
その方法は、(a)第一の内部表面およびその第一の内部表面から垂下する第一
の連続リッジを有するキャビティと、第二の内部表面およびその第二の内部表面
から垂下し第一の連続リッジに連続する第二の連続リッジを有するコアとを有す
る金型を提供するステップと、(b)メッシュの相対する辺を二つのリッジの間
に挟んで流れ隔壁を形成するステップとを含んでいる。キャビティは、さらに第
一の内部表面から垂下する吊下げピンを含むことができる。この点では、この方
法は、さらに、(a)のステップの後で(b)のステップの前に、メッシュを吊
下げピンから吊り下げるステップを含むことができる。
タプレス型の電気駆動式浄水装置のスペーサを提供する。電気脱イオンユニット
は、濃縮チャンバ内にイオン交換樹脂を入れたユニットを含んでいる。この発明
のスペーサは、また、他のフィルタプレス型の電気駆動式膜プロセス装置にも使
用することができる。この発明の範囲内に入る他の電気駆動式膜プロセスの例は
、塩分離である。以下、この発明を電気駆動式浄水装置に関して説明する。
換膜4およびカチオン交換膜6を備えている。交互のカチオン交換膜およびアニ
オン交換膜の間にスペーサ10および100が設けられ、交互に配置される希釈
チャンバ(「Dチャンバ」)と濃縮チャンバ(「Cチャンバ」)を画成するのに
役だっている。電極チャンバ、すなわち陰極230を持つ陰極チャンバおよび陽
極232を持つ陽極チャンバが、ユニットの末端に設けられており、それぞれは
その片側においてスペーサ10により、そして反対側において末端板200aま
たは200bにより、囲まれている。浄水装置を組み立てるには、アニオン交換
膜、カチオン交換膜および関係するスペーサのそれぞれ、並びに端板200aお
よび200bを合わせて押しつけ、実質的に水密の構造を創る。
いる。この点で、Dチャンバスペーサ、または「Dスペーサ」は、−チャンバを
画成するのに役立つ。同様に、Cチャンバスペーサ、または「Cスペーサ」は、
Cチャンバを画成するのに役立つ。
側の第二の側面15を有し、そして開口部16を画成する、薄くて、実質上平ら
な弾性材料の連続外周部12を備えている。この点では、Cスペーサは、額縁型
の形状構成を有する。Cスペーサ10は、電気駆動式浄水ユニットにおける典型
的な運転条件に耐えることができながら、有意な応力緩和の傾向にない材料で構
成されている。とりわけ、Cスペーサの材料は、許容範囲の電気的絶縁特性を有
し、高および低pHレベルに対して化学的に抵抗性でなければならない。この点
で、好適な材料の例には、熱可塑性加硫物類、熱可塑性エラストマオレフィン、
およびフルオロポリマが含まれる。Cスペーサ10は、射出成形または圧縮成形
により製造できる。
ることができる。同様に、反対側の第二の側面15は、アニオン交換膜4のよう
な第二のイオン交換膜に対して押しつけることができる。一つの実施態様では、
Cスペーサ10の側面に係合するイオン交換膜は、また、以下に記載の具合にD
スペーサ100(図4参照)の側面にも係合する。図3は、イオン交換膜4また
は6の一つの側面を示しており、一つの側面の特徴は、反対側の側面の特徴と同
じであると理解される。さらに、図3は、この発明のアニオン交換膜4またはカ
チオン交換膜のいずれかを表している。別の実施態様では、Cスペーサ10の一
つの側面に係合するイオン交換膜は、また陰極端末板または陽極端末版(陽極端
末板が図6に示されている)などの電極端版200(図6参照)の一側面とも、
下記に説明する具合で、係合している。
第二の側部に押しつけることにより、Cチャンバを形成する。Cチャンバ10の
外周部の内周縁18は、Cチャンバを通って流れる水溶液の流路として機能する
空間16を画成するのに役立つ。
り、Cチャンバへのおよびからの流れを容易にしている。実施態様の一つでは、
第一及び第二の貫通穴を、第一および第二のイオン交換膜の一方または両方の内
に形成でき(図3参照)、Cチャンバへの、またはCチャンバからの、流れを容
易にしている。この点では、第一の貫通穴4aまたは6aを介して、Cチャンバ
内に導かれ、第二の貫通穴4bまたは6bを通ってCチャンバから排出される(
Cチャンバへの供給流およびCチャンバからの排出流を、以後「C流」と称する
)。
の構成も採れることが分かる。例えば、Cスペーサ外周部12は、貫通穴および
チャンネルで形成され、前記チャンネルが貫通穴とCチャンバと間の液連通を容
易にする。この点で、水溶液は、Cスペーサ外周部内の入口貫通穴を介して供給
され、Cスペーサ外周部内に形成された第一の組のチャンネルを通ってCチャン
バ内に流入し、次いで、合わさってCスペーサ外周部内に形成された排出貫通穴
を通っての排出を容易にするCスペーサ外周部内に形成された第二の組のチャン
ネルを通ってCチャンバから出る。
抜けて延びている。第一の貫通穴は、Dチャンバから排出される精製水の液通路
を提供し、第二の貫通穴は、Cチャンバへ供給される精製(浄化)されるべき水
の液通路を提供する(Dチャンバへの供給流およびDチャンバからの排出流を、
以後「D流」と称する)。以下に記載するように、C流をD流から隔離するため
の手段が設けられている。
ている。孔24a、24bは、位置合わせロッドを受けるように適合しており、
浄水装置の組立てに際しDスペーサ10を位置合わせするのを助ける。孔25a
および25bは、陽極チャンバ及び陰極チャンバから排出される水溶液を流すよ
うに適合している。
結合し、外周部12の内周縁18により画成される空間16にわたって延びるプ
ラスチック製のスクリーンまたはメッシュ26を備えていることができる。メッ
シュ26は、外周部12の内周片縁18と一体にまたは内周片縁18上に被包さ
れて作製することができる。メッシュ26は、さらに、アニオン交換膜をカチオ
ン交換膜から隔てるのに役立つ。メッシュ26は、両面の不織布の高流量メッシ
ュであることができる。あるいは、メッシュ26は、織られていてもよい。好適
な材料には、ポリプロピレンおよびポリエチレンが含まれる。濃縮チャンバにイ
オン交換樹脂が備えられている場合には、樹脂そのものが間隔を開ける機能を提
供するであろうから、メッシュは必要ないであろう。
インチの厚さを有し1インチ当たり16ストランドであることを特徴とし、第一
層および第三層の間に挟まれている第二層が30/1000インチの厚さを有し
1インチ当たり15ストランドであることを特徴とする、ポリプロピレンメッシ
ュの三つの共面層を有している。好ましくは、メッシュの第一および第三の層は
、第二の層に比べより薄く、より強固に織られていることを特徴とする。こうす
ることで、より強固な織りを持つより薄い外側層が膜に所望の支えを与えがら、
所望の水圧特性を得ることができる(水流が主に中央の第二層を横切るため)。
別の実施態様では、第二層は第一層および第三層とは異なる色またはシェーディ
ングを特徴とし、これによりたやすく認識し、第二層と第一層と第三層とを区別
することができ、組立てが容易になる。
ュ26を含む場合には、メッシュ26は、高温において安定で、高および低のp
H環境に対して化学的に耐性である材料で構成されなければならない。外周部1
2とメッシュ26の両方を含む一体的部品の製造に関しては、外周部12を構成
する材料は、メッシュ26を構成する材料と融和性(適合性)がなければならな
い。この点で、Cスペーサ10の溶融プロセスを容易にするために、外周部12
は、好ましくは、メッシュの劣化を起こさない温度で溶融処理可能な材料で構成
される。この点で、メッシュがポリプロピレンまたはポリエチレンで構成されて
いる場合は、許容可能な材料には、熱可塑性加硫物類および熱可塑性エラストマ
オレフィンが含まれる。
ギャップ28が設けられており、該不連続部28は、イオン交換膜の第一および
第二貫通穴に対応している。これら不連続部28は、浄水ユニットの組立てに際
し、Cスペーサ10に対しイオン交換膜を適切に位置合わせするための視覚的補
助を提供する。
はイオン交換膜を嵌め合わせるのに適合している。イオン交換膜が凹物30内に
嵌め込まれたとき、イオン交換膜の露出面は、外周部12の面と面一になるか、
または外周部12の表面より僅かに持ち上がる。一つの実施態様では、外周部1
2の内周縁18に沿ってかつ外周部12の第一および第二の両側面上に連続した
凹部30が設けられている。浄水装置の組立ての際には、イオン交換膜の外縁は
、外周部12の第一の面上にある凹部30に嵌め込まれ、そしてカチオン交換膜
が外周部12の第二の面上にある凹部30に位置決めされる。凹部30は、一旦
イオン交換膜とCスペーサ10が圧着され、そして一旦イオン交換膜が水和され
膨潤すると、イオン交換膜と外周部間およびイオン交換膜とメッシュ間に比較的
強固な嵌め込み配置が容易にできるような大きさに作られている。
込むことができる複数のボス32を含んでいる。Dスペーサ100または電極端
末板200には、ボス32の挿入を受けるために対応する受け穴を設けることが
できる。一つの実施態様では、ボス32は、外周部12の第一及び第二の両表面
上で外周部12の内周縁18に沿って延びている。より好ましくは、ボス32は
、凹部30の表面から実質上それに垂直に突き出している。浄水装置の組立てに
際して、外周部12の第一の表面上のボス32は、アニオン交換膜4およびDス
ペーサ100または電極端末板200内の対応する嵌合受け穴8に合わせられる
。次いで、アニオン交換膜4および第一のDスペーサ100の受け穴8は、対応
するボス32に嵌め合わされる。同様に、外周部12上にあるボス32は、カチ
オン交換膜6および第二のDスペーサ100または電極端末板200にある対応
受け穴8と合わされる。次いで、カチオン交換膜6および第二のDスペーサ10
0または電極端末板200の受け穴は、対応するボス32に嵌め合わされる。イ
オン交換膜4または6の受け穴は、ボス32にきつく嵌り合う大きさに作られて
いる。一つの実施態様では、受け穴8は、ボス32の直径の約75%より大きく
ない大きさに作られる。
き出したアンダカット33を含む。さらに、ボス32の側壁面35は、頂部平面
37からアンダカット33に向かって外向きにテーパが付き、または広がってお
り、膜4または6にある受け穴8を通してボス32の挿入を容易にすることがで
きる。
Cスペーサ10の側面には起立する第二(副)シール部34も設けられている。
一つの実施態様では、第二シール部34は、Cスペーサの表面から一体で突き出
した連続のOリングまたは凸条である。第二シール部34は、外周部12の表面
から垂下している。一つの実施態様では、第二シール部34は、外周部12の第
一および第二の両側面に設けられている。第一の側面上にある第二シール部34
および第二の側面上にある第二シール部34は、第一のDスペーサ100および
第二のDスペーサ100または電極端末板200の溝内にそれぞれ嵌まり合う。
浄水装置の組立て時に、第二シール部34は、Dスペーサ100および電極端末
板200の溝内に嵌め込まれ、または挿入される。
:高の比を特徴とする。別の実施態様では、幅:高さの比は、約1.25:1な
いし2:1である。
反対側の第二の側面105を有し、開口部106を画成する薄いプラスチック材
料の連続外周部102を備えている。Cスペーサ10の上記実施態様に備えられ
たシール特徴を補い、したがってCチャンバおよびDチャンバ100の両方のシ
ーリングを改善するために、Dスペーサ100は、Cスペーサ10よりも硬い材
料で作られる。Dスペーサ100に好適な材料には、ポリエチレンおよびポリプ
ロピレンが含まれる。
して押圧することができる。同様に、Dスペーサ100の第二の側面は、アニオ
ン交換膜4などの第二のイオン交換膜に対して押圧することができる。一つの実
施例においては、Dスペーサ100の側面と係合しているイオン交換膜のうちの
一つが、Cスペーサ10の側面ともまた上述の要領で係合する。
び第二の側面に押し付けて、Dチャンバ101を形成する。Dスペーサ外周部1
02の内周縁108は、Dチャンバ101を通って流れる水溶液の流路として働
くスペースを画成する助けとなる。
いて、それぞれDチャンバにおける水溶液の供給用および排出用の流路を画成す
る。浄水装置を組み立てたとき、Dスペーサ100の第一の貫通穴110および
第二の貫通穴孔112の位置は、それぞれCスペーサ10の第一の貫通穴20お
よび第二の貫通穴22の位置に対応する。この点で、Dスペーサ100の第一の
貫通穴110および第二の貫通穴112は、それぞれCスペーサ10の第一の貫
通穴20および第二の貫通穴22と連通する。運転に際し、水溶液は、Dスペー
サ100の第一の貫通穴110から供給され、Dチャンバを通って流れて浄化さ
れ、次いでDスペーサ100の第二の貫通穴112を介して排出される。
112は、Dスペーサ100の外周部102に形成されている。第一の貫通穴1
10を通ってDチャンバ入る精製(浄化)すべき水の流れを容易にするために、
第一の複数のチャンネル114が外周部102を通って形成されており、第一の
貫通穴110とDチャンバとの間の連通をさせている。同様に、第二の複数のチ
ャンネル116が外周部102を通って形成されており、第二の貫通穴112と
Dチャンバとの間の連通をさせ、それによりDチャンバからの精製水の排出を容
易にしている。
る第一および第二の貫通穴110および112が設けられていて、Dチャンバに
出入する水流に影響を与えると述べてきたけれども、Dチャンバに出入する水溶
液の供給と排出のため他の手段を設けてもよいことが分かる。例えば、精製すべ
き水は、イオン交換膜に形成された第一の貫通穴を介して直接Dチャンバに導入
されてもよい。同様に、精製水は、イオン交換膜に形成された第二の貫通穴を通
って直接Dチャンバから排出されてもよい。この点で、Dチャンバに出入する流
れは、Cチャンバについて上述したのと同様の要領で、経路が決められる。
バから排出される水溶液の流路を提供する。さらに、Cチャンバに水溶液を供給
するため、第四の貫通穴120がDスペーサ外周部の表面を通って延びる。Dス
ペーサ外周部の第三の貫通穴118および第四の貫通穴120の位置は、Cチャ
ンバへの出入流を容易にするため、Cチャンバに形成された第一および第二の貫
通穴とそれぞれ連通する。図3に示す実施態様において、Dスペーサ外周部10
2の第三および第四の貫通穴118および120は、Cスペーサ外周部112に
押し付けられたイオン交換膜内に形成された第一および第二の貫通穴とそれぞれ
連通する。運転中は、水溶液は、Dスペーサ外周部102の第三の貫通穴118
およびイオン交換膜中の第一の貫通穴を介して、Cチャンバに供給される。当該
水溶液は、次いで、当該Cチャンバを通って流れ、Cスペーサ10に対し押圧さ
れたイオン交換膜を通して移動するイオン種を与えられ、イオン交換膜中の第二
の貫通穴およびDスペーサ外周部102にある第四の貫通穴を介してCチャンバ
から排出される。
123bもまた設けられている。孔122aおよび122bは、浄水ユニットを
組み立てる際にDスペーサ100の位置合わせを助ける位置合わせロッドを受け
るのに適合している。孔123aおよび123bは、陽極チャンバおよび陰極チ
ャンバから排出される水溶液を流すのに適合している。
ス32の挿入を受けるために受け穴124が設けられている。さらに、Dスペー
サ外周部102の側面には、第二シール部34の挿入を受けるために、溝126
もまた設けられている。一実施態様において、受け穴124および溝126は、
Dスペーサ外周部102の第一および第二の側面の双方に設けられている。
周部102の側面から垂下させて、Dスペーサ100の第一の貫通穴110およ
び第二の貫通穴112をそれぞれ取り囲ませることができる。浄水装置を組み立
てたとき、第一のフランジ128は、Cスペーサ10の第一の貫通穴20を囲む
Cスペーサ外周部12の一部と係合して挟み込む。同様に、第二のフランジ13
0は、Cスペーサ外周部12の第二の貫通穴22を囲むCスペーサ10の一部と
係合して挟み込む。一実施態様において、第一および第二のフランジ128およ
び130が、Dスペーサ100の両側面に設けられていて、Dスペーサ100の
各々の側でCスペーサ10に隣接して係合して挟み込む。
132および第二の起立リッジ134を設けることができる。第一および第二の
起立リッジ132および134は、水溶液がDチャンバ101からDスペーサ1
00の第三および第四の貫通穴118および120に進入するのを防止または軽
減するため設けられている。Dチャンバ101の中の水溶液は、Dスペーサ10
0に隣接するイオン交換膜がDスペーサ外周部102から外れると、第三および
第四の貫通穴118および120の何れかの中に漏れることがあり、それにより
Dチャンバ101の中の液が第三および第四の貫通穴118および120の何れ
かに流れる流路を創生し、それによりD流がC流と混合する危険性をもたらす。
イオン交換膜がDスペーサ外周部102から外れる可能性を少なくするためには
、一つまたは複数の浅い起立リッジを戦略的にDスペーサ外周部102上に設け
て(図4に示す実施態様においては、二つの浅い起立リッジ132および134
が設けてある)、ユニットを組み立てたとき、イオン交換膜の側面をCスペーサ
メッシュ26に対して係合させて押しつけ、それによりイオン交換膜とDスペー
サ100との間にいっそう効果的なシールを提供する。
2の上に位置されて、Cスペーサ外周部12に対しては着座せずDスペーサの外
周部102に係合する第二の側面部分(以後、表面部という)の位置に対向する
位置で、イオン交換膜の第一の側面の一部を押圧している。さらに、起立リッジ
は、必ず、表面部の、イオン交換膜の貫通穴とDスペーサ外周部102の内周縁
との間に配置された部分を押しつけなければならない。ユニットを組み立てたと
き、イオン交換膜の第二の側面の部分は、イオン交換膜の第一の側面とDスペー
サ外周部102の側面との間の接触により、Cスペーサ外周部12に対して、特
にCスペーサ外周部12の凹部30に対して固く押圧される。イオン交換膜のC
スペーサ凹部30に対して固く押圧されていない部分は、Cスペーサメッシュ2
6に対向して配置される。メッシュ26は、座屈その他の変形を受けるので、メ
ッシュ26に対向して配置されたイオン交換膜は、凹部30に対して押圧された
イオン交換物質の部分よりも、Dスペーサの外周部102の表面から外れ易い。
Dスペーサ外周部102の内周縁でこの係合外れが起こり、Dスペーサ外周部面
に沿って貫通穴118または120までつながった場合は、Dチャンバ101と
貫通穴118および120との間に液体連通が生じ、D流とC流との混合の可能
性が生じる。上述のように、浅い起立リッジ132および134を設けることに
より、メッシュ26の座屈が防止または軽減され、この流路が形成される危険性
が緩和される。好ましくは、この浅い起立リッジは、イオン交換膜の両辺の縁の
間の表面部全体にわたっている。
周部102の第一の側および第二の側の両方に上述の位置に設ける。このように
して、イオン交換膜は、Cスペーサメッシュ26の両側に対して押圧され、これ
によりCスペーサメッシュ26の座屈に抵抗している。
側面から突き出し、孔123aおよび123bを取り囲む。同様に、貫通穴11
8および120の周りにDスペーサ外周部102から突き出したフランジ140
および142をもまた設ける。浄水装置を組み立てたとき、フランジ126、1
28、140および142がCスペーサ10の一部分と係合して挟み込む。この
ようにして、フランジ126および128は、イオン交換膜がDスペーサ外周部
102の表面から外れ、上述のように、それによりDチャンバ101からの流路
を形成した場合に、D流がC流と混合するのを防止または軽減する。他方、フラ
ンジ140および142は、Cスペーサ外周部12に対するフランジ128およ
び130のシーリングを良くするのを促進する。フランジ140および142が
ないと、貫通穴110および118または112および120の周りのシーリン
グ造作が完全に垂直に揃わず、これがこれら貫通穴のシーリングを圧縮すること
がある。
内に設けて、Dスペーサ10のそれぞれの側に設けたアニオン交換膜およびカチ
オン交換膜の間に置く。代案として、電気透析ユニットなどイオン交換樹脂が必
要でない場合は、Dスペーサ100のそれぞれの側に配置されたイオン交換膜の
間隔をあける目的で、上述のCスペーサ10に設けたのと殆ど同じ要領で、メッ
シュを設けることができる。
Cスペーサ10として使用することができることが分かる。同様に、Cスペーサ
10の上述の実施態様は、そのような装置においてDスペーサ100として使用
することができる。
末板200(陽極端末板200b)は、第一の側面202と、それに対向する第
二の側面(図示せず)を有する硬くて、中実個体のプラスチック材料を備えてい
る。第一の側面200は、内側の凹部208を画成する内周縁206を有する外
周部204を含む。第二の側面は、実質的に平面とすることが出来る。Cスペー
サ10の上述の実施態様に設けられたシーリング造作を補い、したがってCチャ
ンバおよび電極チャンバのシーリングを改善するため、電極端末板200は、C
スペーサ10よりも硬い材料で作成する。電極端末板200用に適切な材料には
、ポリエチレンおよびポリプロピレンが含まれる。
交換膜に対して押圧することができる。一実施態様においては、第一の側面20
2に対して押圧されたイオン交換膜は、Cスペーサ10の側面に対してもまた押
圧される。注目すべきは、イオン交換膜を電極端末板200の第一の側面に対し
て押圧することにより、陰極チャンバまたは陽極チャンバなどの電極チャンバが
形成される。
0についても同様の具合に、Cスペーサ10に係合するボス32の挿入を受け入
れる受け穴210を設ける。さらに、電極端末板200の第一の側面に溝212
も設けて、第二シール部34の挿入を受け入れる。
および216を設けてD流を促進するときは、第一のフランジ218および第二
のフランジ220を電極端末板200の外周部204の第一の側面から突き出し
て、電極端末板200の貫流穴214および216を取り囲ませることができる
。浄水装置を組み立てるとき、第一のフランジ218は、Cスペーサ10の第一
の貫流穴20を囲むCスペーサ10外周部の部分と係合して挟み込む。同様に、
第二のフランジ220は、Cスペーサ外周部12の第二の貫流穴22を囲むCス
ペーサ10の部分と係合して挟み込む。これはD流とC流との混合の防止または
軽減に役立つ。
ことができる。外周部12が、熱可塑性加硫物類などの熱溶融処理可能なプラス
チックである場合は、射出成形により外周部をメッシュ上まで被せて成型するの
が好適である。
方法を用いてメッシュ26を先ず形成し、次いで金型300のキャビティプレー
ト302とコアプレート304との間に挿む。図7を参照して、メッシュ26を
プレート302と304との間に挿んで、金型300を締める直前に、メッシュ
26に張力を掛け、メッシュ26が実質上平面になって金型300を合わせて締
めたとき弛まないようにする。この点で、張力は矢印301で示す軸に沿って掛
けなければならない。このような張力がない場合は、金型300を合わせて締め
たとき、メッシュ26は巻いた形のまま留まることになる。これでは、Cスペー
サ10に丸まったメッシュ部26を生じることとなり、Cスペーサ10が隣接構
成部品に対して効果的なシーリングを形成するのがいっそう難しくなる。
プループレート306,キャビティ板302,およびコア板304を含む三つ割
プレート金型である。射出成型機316を設けて、スプルー/ランナープレート
306内のスプルー308を通して供給材料を注入する。スプルー308は、キ
ャビティプレート302の外部表面311として形成されたランナーシステム3
10(図8を参照)と連通する貫通穴を含んでいる。ランナーは、キャビティプ
レート302を通って開けられた複数のゲート314(図9を参照)を通して、
キャビティ302の内部と連通する。
とき、射出成型機316によりスプルー308を通して注入された供給材料は、
ランナーシステム310を通って流れ、ゲート314を経由してインプレッショ
ン318および320に向けられる。一旦、キャビティプレート302内に入る
と、注入された供給物質がキャビティプレート302およびコアプレート304
それぞれの内部表面322および324に形成されたインプレッション318お
よび320を満たし、それらのインプレッションは、Cスペーサ外周部12の形
状と相補的な関係にある。インプレッションを満たす際に、供給材料は、コアプ
レート302およびキャビティプレート304の間にクランプされたメッシュ2
6を通って流れる。
キャビティプレート302の内部表面322から垂下しており、そこで供給材料
流入が阻止されるスペース328を画成する。同様に、相補的な関係のリッジ3
30がコアプレート304の内部表面324から垂下して、そこでも供給材料の
流入が阻止されるスペース328を画成する。この結果、キャビティプレート3
02とコアプレート304が合わせて締められると、リッジ326および330
がメッシュ26の対向する両側を挟み付けて、それにより注入供給材料の流れに
対する隔壁を創生する。そうすることで、このような装置構成は、メッシュ26
が接合されるCスペーサ外周部12の内周縁18の創生を容易にする。
びキャビティプレート304を、合わせて締め、それによりメッシュ26をその
間に挟み付ける。住友SH220A(商標)射出成型機などの在来の射出成型機
械を使用することができる。射出成形を始めるには、熱可塑性加硫物類などのC
スペーサ外周部製造のため使用する材料を、天井ホッパから機械のバレルの中に
滴下し、そこで回転スクリューを用いて成型する。スクリューは、材料自体がス
クリューとノズルの間で前に出ている間、後ろ向きに駆動する。材料通過路に沿
う温度は、材料がスクリューに入る場所の約380°Fから金型300すぐ上流
の(直前の)400°Fまで変化する。
スプルー308および金型ゲートを通してスクリュー軸の方向に溶融プラスチッ
クを前に押し出す。金型300が満たされると、注入圧力を保って、その部品を
パックする。温度がバレル内部より比較的低いため、金型300の内部で材料の
収縮が起こる。その結果、絶えず圧力を掛けて、収縮によって生じる残留容積を
埋めなければならない。部品が適切にパックされて冷却されたとき、金型300
を開ける。エジェクタピン336を働かせて、それにより部品を解放する。
てCスペーサ10を形成するのに用いることのできる第二の金型400を示す。
まず、メッシュ26を、在来法を用いて成型し、次いで金型400のキャビティ
プレート402とコアプレート404との間に挿し挟む。詳説すると、キャビテ
ィプレート402の内部表面422から垂下する吊下げピン401の上にメッシ
ュ26を吊り下げる。そのため、メッシュ26には、吊下げピン401を受ける
貫通穴を設ける。一実施態様においては、金型400を用いる射出成型によりイ
ンプレッション418および420の中に外周部12が形成されると、メッシュ
26が外周部12の中に目立つほど突き出さない寸法に、メッシュ26を打ち抜
く。この点で、別の実施態様において、メッシュ26は、第二シール部34の形
成を生じるインプレッション418および420の形状をまたいでは延びない。
コアプレート404の内部表面424には、凹部405が設けられていて、金型
400を締め合わせたとき、吊下げピンを受け入れて収容する。
0は、スプループレート406,キャビティプレート402、およびコアプレー
ト404を含む三つ割りプレート金型である。スプループレート406のスプル
ー408を通して供給材料を注入するため、射出成形機械416が備えられてい
る。スプルー408は、キャビティプレート402の外部表面として形成された
ランナーシステム410(図14を参照)と連通する貫通穴を含む。ランナーは
、キャビティプレート402を通して開けられた複数のゲート414(図12を
参照)を通してキャビティ402の内部と連通する。
たとき、射出成型機416によりスプルー408を通して注入された供給材料は
、ランナーシステム410を通って流れ、ゲート414を経由してインプレッシ
ョン418および420に向けられる。キャビティプレート402の内部に入る
と、注入された供給物質は、キャビティプレート402およびコアプレート40
4それぞれの内部表面422および424に形成されたインプレッション418
および420を満たす。これらのインプレッションは、Cスペーサ外周部12の
形状と相補的な関係にある。インプレッションを満たす際に、供給材料は、コア
プレート402およびキャビティプレート404の間にクランプされたメッシュ
26を通って流れる。
キャビティプレート402の内部表面422から垂下しており、メッシュ26の
横に突き当たって内部スペース428を画成し、供給材料がその中に入らないよ
うに阻止される。同様に、連続リッジ426に続いている相補的な関係のリッジ
430がコアプレート404の内部表面424から垂下して、メッシュ26の反
対側に突き当たり、内部スペース428を画成し、そこでも供給材料がその中に
流入しないように阻止される。この結果、キャビティプレート302とコアプレ
ート304が締め合わされると、対向する連続リッジ426および430がメッ
シュ26の対向する側を挟み付けて、それにより注入供給材料の流れに対する隔
壁を創生する。そうすることで、このような装置構造は、メッシュ26が接合さ
れるCスペーサ外周部12の内周縁18の創生を容易にする。
じ要領で、図2に示すCスペーサの実施態様の射出成型を達成することができる
。
範囲および限界から逸脱することなく、変更を行うことができることは、もちろ
ん理解されるであろう。
る。
、その中に形成される流路を図解している。
ィプレートとコアプレートの間にメッシュを挟んで示す。
射出成形するためにそのキャビティプレートとコアプレートの間にメッシュを挟
んで示す。
Claims (45)
- 【請求項1】開口部を画成する内周縁および前記内周縁に形成された凹部の
ある表面を有する外周部を有する第一のスペーサと、 前記凹部内に適合する外縁を有するイオン交換膜と を備えてなる電気駆動式膜プロセス装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の電気駆動式膜プロセス装置において、 前記凹部が前記内周縁に沿って連続している ことを特徴とする装置。
- 【請求項3】請求項2に記載の電気駆動式膜プロセス装置において、 前記イオン交換膜が上面を有し、前記イオン交換膜を前記凹部に固定したとき
、前記上面が前記外周部の前記面より低くなく垂直に配置されている ことを特徴とする装置。 - 【請求項4】請求項3に記載の電気駆動式膜プロセス装置において、 前記第一のスペーサが、前記凹部からそれに実質上垂直に突き出した複数のボ
スをさらに有し、前記イオン交換膜が、前記ボスを受け入れるため形成された対
応受け穴をさらに有する ことを特徴とする装置。 - 【請求項5】請求項4に記載の電気駆動式膜プロセス装置であって、 さらに、前記イオン交換膜により前記第一のスペーサから隔てられた第二のス
ペーサを備えてなり、 前記第一のスペーサがそこから垂下する起立シール部を有し、前記第二のスペ
ーサが前記シール部を受け入れるための溝を有する ことを特徴とする装置。 - 【請求項6】請求項5に記載の電気駆動式膜プロセス装置において、 前記起立シール部がシール突条である ことを特徴とする装置。
- 【請求項7】請求項6に記載の電気駆動式膜プロセス装置において、 前記シール突条がOリングである ことを特徴とする装置。
- 【請求項8】請求項7に記載の電気駆動式膜プロセス装置において、 前記第一のスペーサの前記外周部が、熱可塑性加硫物類、熱可塑性エラストマ
オレフィン類およびフルオロポリマ類からなる群から選ばれた材料で構成されて
いる ことを特徴とする装置。 - 【請求項9】請求項7に記載の電気駆動式膜プロセス装置において、 前記第一のスペーサの前記外周部が熱可塑性加硫物で構成されている ことを特徴とする装置。
- 【請求項10】請求項9に記載の電気駆動式膜プロセス装置において、 前記第二のスペーサが前記第一のスペーサより硬い材料で作られている ことを特徴とする装置。
- 【請求項11】請求項10に記載の電気駆動式膜プロセス装置において、 前記第一のスペーサがCスペーサである ことを特徴とする装置。
- 【請求項12】複数のボスを有するスペーサと、 前記ボスを受け入れるため対応する複数の受け穴を有するイオン交換膜と を備えてなる電気駆動式膜プロセス装置。
- 【請求項13】請求項12に記載の電気駆動式膜プロセス装置において、 前記スペーサが、開口部を画成する内周縁のある表面を有する外周部と、前記
イオン交換膜を固定するため前記内周縁に形成された凹部とをさらに有してなり
、 前記ボスが前記凹部からそれに実質上垂直に突き出している ことを特徴とする装置。 - 【請求項14】請求項13に記載の電気駆動式膜プロセス装置において、 前記外周部が、熱可塑性加硫物類、熱可塑性エラストマオレフィン類およびフ
ルオロポリマ類からなる群から選ばれた材料で構成されている ことを特徴とする装置。 - 【請求項15】請求項13に記載の電気駆動式膜プロセス装置において、 前記外周部が熱可塑性加硫物類で構成されている ことを特徴とする装置。
- 【請求項16】請求項13に記載の電気駆動式膜プロセス装置において、 前記スペーサがCスペーサである ことを特徴とする装置。
- 【請求項17】請求項13に記載の電気駆動式膜プロセス装置において、 前記スペーサがDスペーサである、。
- 【請求項18】本質的にポリプロピレンまたはポリエチレンからなるプラス
チックメッシュと、 前記プラスチックメッシュを囲む外周部であって、熱可塑性加硫物類および熱
可塑性エラストマオレフィン類からなる群から選ばれた材料で構成された外周部
と を備えてなる、電気駆動式膜プロセス装置のスペーサ。 - 【請求項19】請求項18に記載のスペーサにおいて、 前記外周部が熱可塑性加硫物類で構成されている ことを特徴とするスペーサ。
- 【請求項20】請求項19に記載のスペーサを備えてなる、電気駆動式膜プ
ロセス装置。 - 【請求項21】イオン交換膜により隔てられた第一のスペーサと枠部材とを
有してなり、 前記第一のスペーサは、そこから垂下する起立シール部を有し、前記枠部材は
、前記シール部を受け入れるための溝を有することを特徴とする 電気駆動式薄膜プロセス装置。 - 【請求項22】請求項21に記載の装置において、 前記枠部材が第二のスペーサである ことを特徴とする装置。
- 【請求項23】請求項21に記載の装置において、 前記枠部材が陽極端末板および陰極端末板からなる群から選ばれている ことを特徴とする装置。
- 【請求項24】請求項21に記載の装置において、 前記シール部がOリングである ことを特徴とする装置。
- 【請求項25】請求項21に記載の装置において、 前記遮随部材がシール突条である ことを特徴とする装置。
- 【請求項26】請求項21に記載の装置において、 前記第一のスペーサがCスペーサである ことを特徴とする装置。
- 【請求項27】請求項21に記載の装置において、 前記第一のスペーサがDスペーサである ことを特徴とする装置。
- 【請求項28】請求項21に記載の装置において、 前記第一のスペーサが、熱可塑性加硫物類、熱可塑性エラストマオレフィンお
よびフルオロポリマ類からなる群から選ばれた材料で構成されている ことを特徴とする装置。 - 【請求項29】請求項21に記載の装置において、 前記枠部材が前記第一のスペーサより硬い材料で作られている ことを特徴とする装置。
- 【請求項30】イオン交換膜により隔てられた第一のスペーサと枠部材とを
有してなる電気駆動式膜プロセス装置であって、 前記第一のスペーサが、水溶液を流すための第一の貫通穴を有する第一の表面
を備えてなり、 前記第二のスペーサが、第二の表面と、前記第二の表面を通って延び前記第一
の貫通穴と連通する第二の貫通穴と、前記第二の表面から垂下し前記第二の貫通
穴を囲む連続フランジとを備えてなり、前記フランジは前記第一の貫通穴を囲む
前記第一の表面の一部を挟み付けている 装置。 - 【請求項31】請求項30に記載の装置において、 前記枠部材が第二のスペーサである ことを特徴とする装置。
- 【請求項32】請求項30に記載の装置において、 前記枠部材が陽極端末板および陰極端末板からなる群から選ばれている ことを特徴とする装置。
- 【請求項33】請求項30に記載の装置において、 前記第二の貫通穴がD流を促進する ことを特徴とする装置。
- 【請求項34】第一の開口部を画成する第一の内周縁および前記第一の内周
縁に形成された凹部のある表面を有する第一の外周部と、前記第一の開口部を横
切り前記第一の内周縁に接合されたメッシュとを有する第一のスペーサと、 第二の開口部を画成する第二の内周縁のある表面を有する第二の外周部を有す
る第二のスペーサと、 前記凹部内に固定され、前記第一の開口部を跨いで延び、前記第一の内周縁の
内向きに前記第二の外周部に係合する表面部を有するイオン交換膜と、 前記第二のスペーサの前記第二の外周部から垂下し、前記イオン交換膜の前記
表面部を前記メッシュに対して挟み込み、それにより前記メッシュの座屈可能性
を防止または軽減するリッジと を備えてなる電気駆動式膜プロセス装置。 - 【請求項35】請求項34に記載の装置において、 前記イオン交換膜が第一および第二の側面を有し、前記第二の側面が前記第二
の外周部と係合する第二の側面部を有し、前記第二の側面部のそれに向き合う第
一の側面部が前記第一の内周縁の内向きに配置されており、前記リッジが前記第
二の側面部を押しつけている ことを特徴とする装置。 - 【請求項36】請求項35に記載の装置において、 前記第二のスペーサが貫流穴を有し、前記第二の側面部が前記貫流穴と前記第
二の内周縁の間に配置されている ことを特徴とする装置。 - 【請求項37】請求項36に記載の装置において、 前記リッジが前記第二の側面部を横切っている ことを特徴とする装置。
- 【請求項38】内周縁と前記内周縁に接合されたメッシュとを有する外周部
を備えてなる薄いプラスチック部品を射出成形する方法であって、 (a)第一の内部表面およびその第一の内部表面から垂下する第一の連続リッジ
を有するキャビティと、第二の内部表面およびその第二の内部表面から垂下し第
一の連続リッジに連続する第二の連続リッジを有するコアとを有する金型を提供
するステップと、 (b)相対する辺を有するメッシュを前記キャビティと前記コアの間に配置する
ステップと、 (c)前記メッシュの相対する辺を前記二つのリッジの間に挟んで流れ隔壁を形
成するステップと を含んでなる方法。 - 【請求項39】請求項38に記載の方法において、 前記外周部と前記メッシュが異なる材料で構成されている ことを特徴とする方法。
- 【請求項40】請求項39に記載の方法において、 前記外周部が、熱可塑性加硫物類、熱可塑性エラストマオレフィン類およびフ
ルオロポリマ類からなる群から選ばれた材料で構成されている ことを特徴とする方法。 - 【請求項41】請求項39に記載の方法において、 前記外周部が、熱可塑性加硫物類で構成されている ことを特徴とする方法。
- 【請求項42】請求項40に記載の方法において、 前記メッシュが、ポリプロピレンおよびポリエチレンからなる群から選ばれた
材料で構成されている ことを特徴とする方法。 - 【請求項43】請求項41に記載の方法において、 前記メッシュが、ポリプロピレンおよびポリエチレンからなる群から選ばれた
材料で構成されている ことを特徴とする方法。 - 【請求項44】請求項43に記載の方法において、 メッシュが弛んでいない ことを特徴とする方法。
- 【請求項45】請求項38に記載の方法において、 前記キャビティが前記第一の内部表面から垂下する吊下げピンをさらに含んで
いて、前記(b)のステップにメッシュを吊下げピンから懸垂するステップを追
加して含んでなる ことを特徴とする方法。
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