JP2003500280A - 自動車用の低転がり抵抗タイヤ - Google Patents
自動車用の低転がり抵抗タイヤInfo
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Abstract
Description
を有するトレッド、ならびに自動車用タイヤの転がり抵抗を低下させる方法にも
関する。
な限り低下させる方法の研究への関心がだんだん高まってきている。
ッドの製造に使用することが当該技術分野で提案されていた。
化チタン、種々のシリケート、および特に欧州特許EP 0 501 227号
などに開示されるシリカなどのいわゆる「白色」無機補強充填剤が、カーボンブ
ラックの一部または全体の代わりに使用されている。
タイヤの転がり抵抗を軽減するために、この技術分野で絶えず教示されているこ
とは、いわゆる高表面積のシリカ、すなわち一般にBET表面積が130m2/
gを超えるシリカを使用することである。
することによって、例えば耐引張性、伸び、引裂き抵抗、および特に耐摩耗性な
どのトレッドの機械的性質を向上させることができる。
用には、タイヤ製造に使用されるゴム組成物のポリマーベースとシリカ系補強充
填剤の親和性が低いことと実質的に関連するいくつかの欠点を伴う。実際にこの
ような低親和性のため、シリカをポリマーマトリックスと化学結合させることが
可能である好適なカップリング剤を使用する必要がある。
グ剤の不可逆的な熱分解のため、ゴム組成物の混合および熱的−機械的加工(th
ermal-mechanical working)の段階に達成されうる最高温度が制限される。
州特許EP 0 501 227号で強調されるように、ポリマーマトリックス
中のシリカの分散を最適化するために高表面積のシリカを使用する場合に重要で
ある)が著しく低下する。
集体の投影面積(the project area of silica aggregates)を本来のシリカの
8500nm2を超える出発値から7000〜8400nm2の最終値まで減少
させることができ、かかる熱的−機械的加工にゴム組成物がかけられる場合のみ
、高表面積シリカをポリマーベースに均一に分散させることができる。
積についての前述の制約を満たすことができない不十分な熱的−機械的加工によ
って起こる場合があり、かかる不十分な分散は、トレッドの機械的性質、ならび
に本来改良または維持すべき転がり抵抗および耐摩耗性が低下する。
ェットスキッド性は実質的に変化させずに維持し、同時に前述の従来技術の教示
によってシリカの所望の均一な分散を実現するために凝集体の投影面積を840
0nm2未満まで減少させる必要性と関連するプラントおよび工程の制約を克服
することが可能な、補強充填剤としてのシリカを含有するトレッドを有する自動
車用タイヤを提供することである。
後で測定した凝集体の平均投影面積と、トレッドのポリマーベースへのシリカ系
補強充填剤の分散性との特定の組み合わせによって、低表面積のシリカ系補強充
填剤を使用する場合でさえも、転がり抵抗、耐摩耗性、および耐ウェットスキッ
ド性の間の所望の最適妥協点を実現可能なことを発見した。
態で低表面積のシリカ系補強充填剤を自動車用タイヤのトレッドの加硫ポリマー
ベース中に十分分散させることができることを発見した。8500nm2という
値は、(投影面積の実測の平均許容範囲の±100nm2を考慮しても)従来技
術により教示される前述の最大限度8400nm2よりも大きい。
わずに上記値の分散指数を達成して、トレッドの加硫ポリマーベースにこのよう
な低表面積のシリカ系補強充填剤を均一に分散させられることを発見した。
る自動車用低転がり抵抗タイヤによって解決する。
のポリマーベースに含まれる全シリカ粒子数に対して分散したシリカ粒子のパー
センテージを示すために使用される。慣習的に、直径が7μm未満の粒子凝集体
中に存在する場合にシリカは分散していると見なされる。
した凝集体の平均投影面積との特定の組み合わせを有するシリカをポリマーベー
スに混入し均一に分散させることによって、耐摩耗性および耐ウェットスキッド
性に悪影響を与えずにタイヤの転がり抵抗をさらに軽減させながら、前記充填剤
の良好な分散性を得るためのゴム組成物の熱的−機械的加工を軽減することが可
能であることを発見した。
であるので高表面積を有し小さな粒径を特徴とする粒子を使用すること、これは
従来技術で絶えず示唆されていたことだが、このようなことは必要なく、低表面
積を有し、高表面積のシリカと比較するとより大きな粒径を特徴とする粒子を有
効に使用し、トレッドのポリマーベース中での好適な分散レベルを実現するため
の熱的−機械的加工を高表面積シリカの場合よりも軽減可能なことを発見した。
従来技術の工程および装置で発生する場合よりも小さいので、ポリマーベースに
シリカを混入する工程において強力な熱的−機械的作用を加える場合に、シリカ
のカップリング剤の熱分解の危険性が減少し、好都合である。
18000nm2の間であり、さらにより好ましくは10000〜15000n
m2の間である; −分散指数が99%以上であり、さらにより好ましくは99.5%以上である
; −ポリマーベースに混入した後で測定した凝集体の平均投影面積が9000〜
15000nm2の間であり、さらにより好ましくは10000〜12000n
m2の間である; −BET表面積(ISO規格5794/1に従って測定)が130m2/g以
下であり、さらにより好ましくは110m2/g以下であり、ISO規格681
0に従ってCTAB吸収によって測定した表面積が80〜130m2/gの間で
あり、さらにより好ましくは90〜120m2/gの間である; −光子相関分光法(photon correlation spectroscopy)で測定した平均凝集
体サイズが350nm未満であり、より好ましくは120〜250nmの間であ
り、さらにより好ましくは160〜200nmの間である。
許EP 0 157 703号に開示されるような、沈殿によって得られるシリ
カを含む。 場合によっては、例えば欧州特許出願EP 0 735 088号
に開示されるように、シリカにアルミニウムをドープすることも可能である。
、または球状ビーズ形態であってよい。
のシリカ、すなわち実質的に球状ビーズ形態のシリカであることを発見した。
シリカという用語は、沈殿によって得られる回転楕円体粒子で実質的に構成され
るシリカを示すために使用される。このような種類のシリカは、当技術分野では
マイクロパール(micropearl)またはMPという用語で呼ばれる場合
もある。
カを得るために好適な沈殿方法は、例えば欧州特許出願EP 0 520 86
2号に開示されている。
は少なくとも80μmであり、より好ましくは80〜300μmの間であり、さ
らにより好ましくは100〜250μmの間である。
強充填剤を含む。
出願EP−A−0 501 227号に開示されるような、公知の種類の高表面
積シリカであってもよい。
4/1に従って測定)が130〜200m2/gの間であり、さらにより好まし
くは150〜180m2/gの間であり、ISO規格6810に従ってCTAB
吸収により測定した表面積が130〜200m2/gであり、さらにより好まし
くは140〜170m2/gである。
り20〜120重量部の間である。
0〜100重量部であり、さらにより好ましくはポリマーベース100重量部当
り50〜90重量部である。
ち低表面積のものと高表面積のものを含む場合、低表面積のシリカの最小量はシ
リカ系補強充填剤全量の少なくとも50重量%であることが好ましい。
ナ、アルミノケイ酸塩、炭酸カルシウム、カオリンなどの、当技術分野で一般に
使用される補強充填剤から選択される追加の補強充填剤をさらに含む。
ンブラックの種類としては、ASTM規格の指定によるN110、N121、N
220、N231、N234、N242、N239、N299、N315、N2
36、N330、N332、N339、N347、N351、N358、および
N375が挙げられる。
り測定したDBP吸収値が約80ml/100gであり、ISO規格6810に
従ってCTAB吸収によって測定した表面積が80m2/g以下である。
しくはポリマーベース100重量部当りに0〜100重量部含まれ、より好まし
くはポリマーベース100重量部当りに0〜40重量部含まれる。シリカ系補強
充填剤の全量と別の補強充填剤の量との重量比は、所望の低転がり抵抗が実現さ
れるような値であるべきであり、特にこの比は好ましくは0.5〜15の間であ
り、さらにより好ましくは1〜10の間である。
、シリカと相互作用することができ、ポリマーベースの加硫中にシリカをポリマ
ーベースと接合させることができる、好適なカップリング剤をさらに混入させる
ことができる。
式: (R)3−Si−CnH2nX (I) を有し、式中、 Rは1〜4個の炭素原子を含むアルキル基、またはアルコキシ基、または塩素原
子であり、nは1〜6の間の整数であり、Xは−Sim−CnH2n−Si−(
R)3、ニトロソ、メルカプト、アミノ、エポキシ、ビニル、イミド、塩素原子
、1つ以上の硫黄原子、またはSmY基から選択される基であり、式中Yは以下
の官能基:
炭素原子を含むアルキル基またはアルコキシ基、または塩素原子である。
に、単独あるいは適度な量の不活性充填剤(例えばカーボンブラックまたは同種
のシリカ)との好適な混合物として使用される、シランカップリング剤Si69
[ビス(3−トリエトキシシリル−プロピル)テトラスルフィド](DEGUS
SA)、あるいはX50S(Degussa)(50%カーボンブラック、50
%シラン)が挙げられる。
ポリマーまたはコポリマーを含み、これらは天然または合成のいずれかであり、
後者は共役ジエンおよび/または脂肪族または芳香族ビニルモノマーの溶液重合
または乳化重合によって得ることができる。
少なくとも1種類の芳香族ビニル炭化水素の重合によって得られるコポリマーを
含み、該コポリマーのガラス転移温度は0℃〜−80℃の間であり、コポリマー
の全重量に対する芳香族ビニル炭化水素の全量は5重量%〜50重量%である。
,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,
3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン、およびそれらの混合物を含む群より
選択され、使用されることが好ましい芳香族ビニル炭化水素は、スチレン、α−
メチル−スチレン、p−メチル−スチレン、ビニル−トルエン、ビニル−ナフタ
レン、ビニル−ピリジン、およびそれらの混合物を含む群より選択される。
の溶液重合によって得られる。さらにより好ましくは、前出のコポリマーは、公
知の方法による1,3−ブタジエンとスチレンの溶液重合によって得られる。
エン、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、最大限ハロゲン化されたイソプレン
−イソブテンコポリマー、ブタジエン−アクリロニトリルコポリマー、スチレン
−ブタジエン−イソプレンターポリマー、およびエチレン−プロピレン−ジエン
ターポリマーをさらに含むことができる。
に対して少なくとも30重量%、より好ましくは45〜90重量%の、溶液中で
調製したブタジエン/スチレンコポリマー(S−SBR)を含む。
わゆる「高ビニル」タイプ、すなわち1,2構造を有するオレフィン分画(frac
tion)がコポリマー全重量の30〜70重量%となるような方法で、少なくとも
50重量%の共役ジオレフィン(ブタジエン)を1,2形態で芳香族ビニル炭化
水素(スチレン)と重合させるタイプである。
マー鎖と結合するあらかじめ定められた量の側鎖ビニル基−CH=CH2をオレ
フィン分画が含むようにコポリマーが生成される、共役ジエンとビニル芳香族炭
化水素との特殊な立体特異的重合方法(stereospecific polymerization method
)を示すために使用される。
米国特許第3,451,988号および第4,264,753号に記載されてい
る。
徴を有するシラン基Si−O−によって適宜修飾されたコポリマーであり、この
調製技術も同様に公知であり、例えば欧州特許出願EP−A−0 447 06
6号に開示される方法などがある。
50℃以上であり、有機金属開始剤の存在下で、1,4−ブタジエンまたは1,
4−ブタジエン/スチレンコポリマーと以下の構造式: XiSi−(OR)j−R’4−i−j(II) を有するシラン化合物との重合によって得ることができ、式中のXは塩素、臭素
、およびヨウ素を含む群より選択されるハロゲン原子であり、RとR’は独立に
、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基、アリール基、ビニル基、またはハ
ロゲン化アルキル基であり、jは1〜4の間の整数であり、iは0〜2の間の整
数であり、iとjの和は2〜4の範囲である。
は4〜20個の炭素原子を有する非加水分解性アルコキシ基、アリールオキシ基
、またはシクロアルコキシ基である。好ましくは、OR基中のR基は、3つの炭
素原子がα位で1つの炭素原子と結合している炭化水素残基、1つの炭素原子と
β位で結合する1つ以上の炭素原子を有する炭化水素残基、またはフェニル基や
トリル基などの芳香族炭化水素残基である。
は4〜20個の炭素原子を有する非加水分解性アルコキシ基、アリールオキシ基
、またはシクロアルコキシ基である。好ましくは、OR基中のR基は、3つの炭
素原子がα位で1つの炭素原子と結合している炭化水素残基、1つの炭素原子と
β位で結合する1つ以上の炭素原子を有する炭化水素残基、またはフェニル基や
トリル基などの芳香族炭化水素残基である。
は、テトラキス(2−エチルエトキシ)シラン、テトラフェノキシシラン、メチ
ルトリス(2−エチルエトキシ)シラン、エチルトリス(2−エチルエトキシ)
シラン、エチルトリスフェノキシシラン、ビニルトリス(2−エチルヘキシルエ
トキシ)シラン、ビニルトリフェノキシシラン、メチルビニルビス(2−エチル
ヘキシルエトキシ)シラン、エチルビニルビフェノキシシラン、モノメチルトリ
フェノキシシラン、ジメチルジフェノキシシラン、モノエチルトリフェノキシシ
ラン、ジエチルジフェノキシシラン、フェニルトリフェノキシシラン、ジフェニ
ルジフェノキシシランなどが挙げられる。
ものは、テトラフェノキシシラン、エチルトリフェノキシシラン、ビニルトリフ
ェノキシシラン、ジメチルジフェノキシシラン、モノエチルトリフェノキシシラ
ン、ジエチルジフェノキシシラン、フェニルトリフェノキシシラン、ジフェニル
ジフェノキシシランなどが挙げられる。
好適なシラン化合物としては、トリ−t−ブトキシ−モノクロロシラン、ジクロ
ロ−ジ−t−ブトキシシラン、ジ−t−ブトキシ−ジヨードシランなどが挙げら
れ、ハロゲン原子を含みさらに5個の炭素原子を有する非加水分解性OR基を含
む好適なシラン化合物としては、トリフェノキシモノクロロシラン、モノクロロ
メチルジフェノキシシラン、モノクロロメチルビス(2−エチルヘキシルオキシ
)シラン、モノブロモエチルジフェノキシシラン、モノブロモビニルジフェノキ
シシラン、モノブロモイソプロペニルビス(2−エチルヘキシルオキシ)シラン
、ジトリルオキシジクロロシラン、ジフェノキシジヨードシラン、メチルトリス
(2−メチルブトキシ)シラン、ビニルトリス(2−メチルブトキシ)シラン、
ビニルトリス(3−メチルブトキシ)シラン、テトラキス(2−エチルヘキシル
オキシ)シラン、テトラフェノキシシラン、メチルトリス(2−エチルヘキシル
オキシ)シラン、エチルトリフェノキシシラン、ビニルトリス(2−エチルヘキ
シルオキシ)シラン、ビニルトリフェノキシシラン、メチルビニルビス(2−エ
チルヘキシルオキシ)シラン、エチルビニルジフェノキシシランなどが挙げられ
る。
トリフェノキシモノクロロシラン、モノクロロメチルジフェノキシシラン、モノ
ブロモエチルジフェノキシシラン、ジトリルジクロロシラン、ジフェノキシジヨ
ードシランなどが挙げられる。
ノキシシランおよびモノエチルトリフェノキシシランが好ましい。
互の混合物で使用される場合もある。
めに必要な公知の1種類以上の非架橋性成分が、本発明のタイヤトレッドの製造
に使用されるゴム組成物に混入される。
む群より選択される。
比率で選択される。
と関連させて、好適な加硫剤を添加し導入することによって架橋性となる。
化剤と組み合わせる場合に、加硫剤は最も好都合に使用される。
炭素原子を有する飽和または不飽和脂肪酸の亜鉛塩(ZnOおよび脂肪酸から開
始してゴム組成物中で直接形成される)は、BiO、PbO、Pb3O4、Pb
O2、およびそれらの混合物と同様に、特に有効であることが分かっている。
項13で定義されるように、低転がり抵抗を有する、摩耗タイヤを覆うための予
備成形されたトレッドとして提供される。
述した成分を含み前述した特性を有する。
ースを含むゴム組成物から出発して得ることができる。
され、前記タイヤにはカーカス構造体に沿って同軸状に延在するベルト構造体と
、ベルト構造体に沿って同軸状に延在し、地面と接触するように設計された転が
り面が外部に設けられたトレッドとが設けられ、前述の定義の低転がり抵抗を有
するトレッドがタイヤに設けられることを特徴とする。
み、カーカスプライ2の対向する側端はビードワイヤ3に沿って外部に湾曲し、
ビードワイヤ3はそれぞれビード4に含まれ、ビード4はタイヤの内部周方向端
部に沿って画定され、ビード4においてタイヤ自体が自動車のホイールリム5上
に連結する。
維または金属製コードで作製された1つ以上のベルトストリップ6を含むベルト
構造体12が付与される。
ル7が付与され、サイドウォールのそれぞれは、ビード4から、ベルト構造体1
2の対向する端部によって画定されるタイヤのいわゆる「ショルダー」区域8ま
で、延在する。
端はショルダー8で終了して、ウォール7と連結する。トレッド9は地面との接
触に好適な外部転がり面9aを有し、外部転がり面9aには、横方向の溝によっ
て離間された周方向の溝10を持つことができ、これによって、図示はしていな
いが、該転がり面9aに沿って様々に分布した複数のトレッドブロック11が画
定される。
よって製造することができる。
ルトストリップ、ビードワイヤ、ビード、充填材、サイドウォール、およびトレ
ッド)に対応するいくつかの半製品を予備的かつ独立して製造し、好適な組立装
置によってこれらを連続して互いに組み立てる工程を含む。
イヤが形成される。
および形成段階の後に行われる。
ことによって製造される。
、摩耗タイヤの上部にかぶせたり被覆したりすることができる。
準備が行われ、その上に好適なゴム組成物シートをが付与される。
ーンを形成する機能も果たす好適な形状の加硫金型中で、ベルト構造体と不可逆
的に連結される。
らトレッドが作製され、オートクレーブ中でベルト構造体と不可逆的に連結され
る。
本発明のタイヤと従来のタイヤについて行った一部の比較試験が、非限定的な説
明として与えられる。
Banbury)モデル11Dに、以下の成分を順に投入した: −S−SBR−A=オイルエクステンディッドブタジエン/スチレンコポリマ
ー、溶液中で調製され、スチレン含有率20重量%、油含有率約27.3重量%
、ビニル基含有率60重量%であり、商品名BUNA VSL(登録商標) 5
025−1 HM(Bayer)で市販される; −BR=ポリブタジエン、商品名EUROPRENE(登録商標) NEOC
IS(Enichem)で市販される; SiO2B=実質的に球状ビーズ形態のシリカ、商品名Zeosil(登録商
標) 1115 MP(Rhone−Poulenc)で市販され、光子相関分
光法で測定した平均凝集体サイズが186nmである; 50%のカーボンブラックと、50%のビス(3−トリエトキシシリルプロピ
ル)テトラスルフィドとを含む固体シランカップリング剤=X50S(Degu
ssa); −ステアリン酸、可塑剤としての芳香族型油、ならびに少量で一般に使用され
る他の成分。
に混合した(intimate mixing)。
組成物に加えられる機械的加工を制御した。
、POMINI社の密閉式ローターミキサー(Banbury)モデル11Dに
投入した: −当業者によって容易に決定可能な量の、公知の種類の老化遅延剤および酸化
防止剤; −酸化亜鉛。
ップリング剤を均質に混合しながら、ゴム組成物の温度を約135℃に維持した
。
MINI社の密閉式ローターミキサー(Banbury)モデル11Dの中で、
硫黄と当技術分野で公知の架橋促進剤[ジフェニルグアニジンDPG(Mons
anto)およびSANTQCURE(登録商標) NS(Monsanto)
]を含む加硫系と混合し、ロータミキサーを約20rpmで回転させた。
た。
がら、加硫性ゴム組成物を取り出した。この組成物は後出の表1に示す組成を有
するものであった。
(phr)で記載される。
た: −S−SBR−A=オイルエクステンディッドブタジエン/スチレンコポリマ
ー、溶液中で調製され、スチレン含有率20重量%、油含有率約約27.3重量
%、ビニル基含有率60重量%であり、商品名BUNA VSL(登録商標)
5025−1 HM(Bayer)で市販される; −BR=ポリブタジエン、商品名EUROPRENE(登録商標) NEOC
IS(Enichem)で市販される; SiO2B=実質的に球状ビーズ形態のシリカ、商品名Zeosil(登録商
標) 1115 MP(Rhone−Poulenc)で市販され、光子相関分
光法で測定した平均凝集体サイズが186nmである; カーボンブラックN121(Cabot); 50%のカーボンブラックと、50%のビス(3−トリエトキシシリルプロピ
ル)テトラスルフィドとを含む固体シランカップリング剤=X50S(Degu
ssa); −ステアリン酸、可塑剤としての芳香族型油、酸化亜鉛、硫黄、および当技術
分野で公知の加硫促進剤。
と同じ組成を有するゴム組成物を調製した。
商標) 1135 MP(Rhone−Poulenc)で市販され、光子相関
分光法で測定した平均凝集体サイズは186nmである。
するゴム組成物を調製した。特に以下のシリカを使用した: −SiO2A=商品名Zeosil(登録商標) 1165 MP(Rhon
e−Poulenc)で市販されるシリカ。
と同じ組成のゴム組成物を調製した。
e−Poulenc)で市販されるシリカ。
トを粉砕し、続いてpH3の水300mlにペーストを希釈することによってシ
リカの解凝集を行う(deagglomerating)ことによって、ポリマーベースに混入
する前のシリカ凝集体の平均投影面積を、シリカ特有の性質に適合させたSta
ndard ASTM D 3849に基づいて測定した。
定した。
で約10分間加硫させ、加硫ポリマーベース中のシリカ凝集体の投影面積(AP
A)を測定する試験を行った。
った。
従って分散させ、電子顕微鏡によって分析した。より詳細には、各分散物から3
つの試料を回収し、1回に1つの試料を、ポリビニルホルマールフィルムをコー
ティングした電子顕微鏡の銅グリッド上に配置した。
る透過型電子顕微鏡とイメージスキャナを組み合わせることによって測定した。
補強充填剤として含むゴム組成物の場合と、シリカとカーボンブラックの両方を
含む組成物の場合の結果である。
0nm2を超え、一方、実施例4および5の比較のためのゴム組成物はAPA値
が8500nm2未満であることがわかる。
で約10分間加硫させ、補強充填剤の分散均一性を評価するために数種類の試験
を行った。
ny mono−CCDテレビカメラを取りつけたPOLYVAR MET光学
顕微鏡で分析することによって行った。
。従来、7μmより小さい粒子に凝集している場合に充填剤は「分散した」と見
なされる。
に一部「捕捉された」ポリマーが存在することを考慮して、非分散凝集体に実際
含まれるシリカの量を求めるための経験的なパラメーターである。周囲のポリマ
ーマトリックスからシリカを容易に区別できない場合、特に光学顕微鏡が使用さ
れるときに、カーボンブラックなどの好適な造影剤を少量シリカに加えることが
できる。
.Richmond,Carbon Black Dispersion Me
asurement.Part II.Influence of Dispe
rsion on Physical Properties,Meeting
of the Rubber Division,ACS,October
26−29,1993に見ることができる。
リカを補強充填剤として含むゴム組成物の場合と、シリカとカーボンブラックの
両方を含むゴム組成物の場合の結果である。
例)の両方について試験を実施すると、7μmを超える大きさの凝集体を形成す
るシリカは1%未満であった。したがってこのような結果から、従来技術で常に
教示されてきた内容とは逆に、APA値が8500nm2を超えるような低表面
積のシリカを使用しても、ポリマーベース中にシリカを非常によく分散させるこ
とが可能であることが確認できた。
で約10分間加硫させ、試料の動的性質を評価するためのいくつかの試験を行っ
た。
angδ値を求めた。
を使用し、長手方向の変形が元の高さの25%となるまで予備過重によって圧縮
し、所定の温度(0℃または70℃)に維持しながら、100サイクル/秒(1
00Hz)の周波数で、予備荷重下の高さの±3.50%の最大幅で動的正弦変
形させることによって、求めた。
ェットスキッド性が優れており、70℃で測定したtanδ値が小さいほど転が
り抵抗が低いことを考慮すれば、表3のデータから補強充填剤のみを含む本発明
のゴム組成物(実施例1および3)が、実施例4の比較用ゴム組成物と比べて、 a)少なくとも許容できる耐ウェットスキッド性、および b)改良された転がり抵抗特性 を実現していることが容易に推測され、表4のデータからカーボンブラックと低
表面積のシリカを含む実施例2のゴム組成物が、実施例5の比較用ゴム組成物と
比べて、少なくとも許容できる体ウェットスキッド性と改良された転がり抵抗特
性を実現していることが容易に推測される。
、試料の摩耗特性を評価するためのいくつかの試験を行った。
去された材料の量(単位mm3)を測定した。
して評価した。このような標準ゴム組成物は上記規格に記載されている。
たゴム組成物の試料の耐摩耗性が低い。
を補強充填剤として含むゴム組成物の場合と、シリカとカーボンブラックの両方
を含む組成物の場合の結果である。
15 MP型(実施例1および2)のシリカを使用した本発明のゴム組成物は特
に、他の組成物よりも優れた摩耗特性を示すことが分かる。
も厳格な摩耗特性を満たす目的に好適である。
数種類のトレッドを作製した。特に、シリカを唯一の補強充填剤として含むゴム
組成物から得られるトレッドは、後にサイズ205/65R15のタイヤに取付
けるために使用し、シリカとカーボンブラックの両方を補強充填剤として含むゴ
ム組成物から得たトレッドは、サイズ175/65R14のタイヤに取付けるた
めに使用した。
地面におけるロードホールディング、およびキロメートル降伏値(the kilometr
ic yield)を評価するために、標準的試験を行った。
Method」と呼ばれる方法に従い、従来の実験室用装置を使用して各タイ
ヤについてこの評価を行った。
で報告される「Skim Reading」法に従って寄生損失(parasitic lo
ss)を測定した。
ゴム組成物から得られるタイヤについて測定した出力損失(kg/t)に対し、
転がり抵抗指数100が得られるとした。
験中に測定した出力損失が低い場合に、指数の%を増加させた。
る。
を補強充填剤として含むゴム組成物の場合と、シリカとカーボンブラックの両方
を含む組成物の場合の結果である。
従来技術のタイヤ(実施例4および5)と比較して転がり抵抗が改良されている
ことが分かる。
zolaの試験路で実施した。
(実施例4および5)の性能と比較した。
ートル降伏値を評価するために、独立した2人の運転者によってタイヤの試験を
行った。実施した試験結果は後出の表5および表6に示され、それぞれ補強充填
剤として100%のシリカを含むゴム組成物と、ゴム組成物シリカとカーボンブ
ラックの両方を含むゴム組成物の結果であり、100の値は比較用タイヤで得ら
れた結果に基づくものである。
、比較タイヤ(実施例4および5)の性能に全面的に匹敵している。
参照しながら本発明によるタイヤの非限定的な一部の実施例を説明することで、
本発明のさらなる特徴および利点をより容易に理解できるであろう。
Claims (27)
- 【請求項1】 カーカス構造体(2)に沿って同軸状に延在するベルト構造
体(12)と、ベルト構造体(12)に沿って同軸状に延在し、地面と接触する
ように設計された転がり面(9a)が外部に設けられたトレッド(9)とを含み
、前記トレッド(9)は少なくとも第1のシリカ系補強充填剤を含有する加硫ポ
リマーベースを含み、前記第1のシリカ系補強充填剤は、 −前記ポリマーベースに混入する前に測定した凝集体の平均投影面積が20,
000nm2未満であり、 −前記トレッド(9)の前記加硫ポリマーベース中の分散指数が97%以上で
あり、 −前記ポリマーベースに混入した後で測定した凝集体の平均投影面積が850
0〜18000nm2の間であることを特徴とする、自動車用の低転がり抵抗タ
イヤ(1)。 - 【請求項2】 前記第1のシリカ系補強充填剤は、BET表面積(ISO規
格5794/1に従って測定)が130m2/g以下であり、ISO規格681
0に従いCTAB吸収によって測定した表面積が80〜130m2/gの間であ
ることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ(1)。 - 【請求項3】 前記第1のシリカ系補強充填剤が実質的に球状ビーズ形態の
シリカであることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ(1)。 - 【請求項4】 光子相関分光法で測定した前記第1のシリカ系補強充填剤の
平均凝集体サイズが350nm未満であることを特徴とする請求項1に記載のタ
イヤ(1)。 - 【請求項5】 前記ポリマーベースが、BET表面積(ISO規格5794
/1に従って測定)が130〜200m2/gの間であり、ISO規格6810
に従いCTAB吸収によって測定した表面積が130〜200m2/gの間であ
る所定量の第2のシリカ系補強充填剤をさらに含む請求項1に記載のタイヤ(1
)。 - 【請求項6】 シリカ系補強充填剤の全量が、ポリマーベース100重量部
当りで20〜120重量部である請求項1乃至5のいずれか1項に記載のタイヤ
(1)。 - 【請求項7】 前記第1のシリカ系補強充填剤の最小量が、シリカ系補強充
填剤の全量の少なくとも50重量%である請求項5に記載のタイヤ(1)。 - 【請求項8】 カーボンブラック、アルミナ、アルミノケイ酸塩、炭酸カル
シウム、カオリンなどを含む群より選択される追加の補強充填剤をさらに含むこ
とを特徴とする請求項1に記載のタイヤ(1)。 - 【請求項9】 ポリマーベース100重量部当りで前記カーボンブラック系
補強充填剤が0〜100重量部含まれることを特徴とする請求項8に記載のタイ
ヤ(1)。 - 【請求項10】 シリカ系補強充填剤量とカーボンブラック系補強充填剤量
の間の重量比が0.5〜15の間であることを特徴とする請求項9に記載のタイ
ヤ(1)。 - 【請求項11】 前記ポリマーベースが天然または合成のいずれかの不飽和
鎖ポリマーまたはコポリマーを含み、前記合成ポリマーまたはコポリマーが共役
ジエンおよび/または脂肪族または芳香族ビニルモノマーの溶液重合または乳化
重合によって得られる請求項1に記載のタイヤ(1)。 - 【請求項12】 前記ポリマーベースが、溶液中で調製されたブタジエン/
スチレンコポリマー(S−SBR)を前記ポリマーベースの全乾燥重量に対して
少なくとも30重量%含む請求項11に記載のタイヤ(1)。 - 【請求項13】 前記コポリマーが、ガラス転移温度が−50℃以上である
シラン基含有コポリマーであって、有機金属開始剤の存在下、1,4−ブタジエ
ンまたは1,4−ブタジエン/スチレンコポリマーと次式: Xi−Si−(OR)j−R’4−i−j (I) を有するシラン化合物の重合によって得ることができるコポリマーであり、 式中、Xは塩素、臭素、およびヨウ素を含む群より選択されるハロゲン原子で
あり、RおよびR’は独立に、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基、アリ
ール基、ビニル基、またはハロゲン化アルキル基であり、jは1〜4の間の整数
であり、iは0〜2の間の整数であり、iとjの和は2〜4の範囲である請求項
11に記載のタイヤ(1)。 - 【請求項14】 少なくとも第1のシリカ系補強充填剤を含有する加硫ポリ
マーベースを含み、前記第1のシリカ系補強充填剤は、 −前記ポリマーベースに混入する前に測定した凝集体の平均投影面積が20,
000nm2未満であり、 −前記トレッド(9)の前記加硫ポリマーベース中の分散指数が97%以上で
あり、 −前記ポリマーベースに混入した後で測定した凝集体の平均投影面積が850
0〜18000nm2の間であることを特徴とする、自動車タイヤ用の低転がり
抵抗トレッド(9)。 - 【請求項15】 前記第1のシリカ系補強充填剤は、BET表面積(ISO
規格5794/1に従って測定)が130m2/g以下であり、ISO規格68
10に従いCTAB吸収によって測定した表面積が80〜130m2/gの間で
あることを特徴とする請求項14に記載のトレッド(9)。 - 【請求項16】 前記第1のシリカ系補強充填剤が実質的に球状ビーズ形態
のシリカであることを特徴とする請求項14に記載のトレッド(9)。 - 【請求項17】 光子相関分光法で測定した前記第1のシリカ系補強充填剤
の平均凝集体サイズが350nm未満であることを特徴とする請求項14に記載
のトレッド(9)。 - 【請求項18】 前記ポリマーベースが、BET表面積(ISO規格579
4/1に従って測定)が130〜200m2/gの間であり、ISO規格681
0に従いCTAB吸収によって測定した表面積が130〜200m2/gの間で
ある所定量の第2のシリカ系補強充填剤をさらに含む請求項14に記載のトレッ
ド(9)。 - 【請求項19】 シリカ系補強充填剤の全量が、ポリマーベース100重量
部当りで20〜120重量部である請求項14乃至18のいずれか1項に記載の
トレッド(9)。 - 【請求項20】 前記第1のシリカ系補強充填剤の最小量が、シリカ系補強
充填剤の全量の少なくとも50重量%である請求項18に記載のトレッド(9)
。 - 【請求項21】 カーボンブラック系補強充填剤をさらに含むことを特徴と
する請求項14に記載のトレッド(9)。 - 【請求項22】 ポリマーベース100重量部当りで前記カーボンブラック
系補強充填剤が0〜100重量部含まれることを特徴とする請求項21に記載の
トレッド(9)。 - 【請求項23】 シリカ系補強充填剤量とカーボンブラック系補強充填剤量
の間の重量比が0.5〜15の間であることを特徴とする請求項22に記載のト
レッド(9)。 - 【請求項24】 前記ポリマーベースが天然または合成のいずれかの不飽和
鎖ポリマーまたはコポリマーを含み、前記合成ポリマーまたはコポリマーが共役
ジエンおよび/または脂肪族または芳香族ビニルモノマーの溶液重合または乳化
重合によって得られる請求項14に記載のトレッド(9)。 - 【請求項25】 前記ポリマーベースが、溶液中で調製されたブタジエン/
スチレンコポリマー(S−SBR)を前記ポリマーベースの全乾燥重量に対して
少なくとも30重量%含む請求項24に記載のトレッド(9)。 - 【請求項26】 前記コポリマーが、ガラス転移温度が−50℃以上である
シラン基含有コポリマーであって、有機金属開始剤の存在下、1,4−ブタジエ
ンまたは1,4−ブタジエン/スチレンコポリマーと次式: Xi−Si−(OR)j−R’4−i−j (I) を有するシラン化合物の重合によって得ることができるコポリマーであり、 式中、Xは塩素、臭素、およびヨウ素を含む群より選択されるハロゲン原子で
あり、RおよびR’は独立に、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基、アリ
ール基、ビニル基、またはハロゲン化アルキル基であり、jは1〜4の間の整数
であり、iは0〜2の間の整数であり、iとjの和は2〜4の範囲である請求項
24に記載のトレッド(9)。 - 【請求項27】 タイヤ(1)の転がり抵抗の軽減方法であって、カーカス
構造体(2)に沿って同軸状に延在するベルト構造体(12)と、ベルト構造体
(12)に沿って同軸状に延在し、地面と接触するように設計された転がり面(
9a)が外部に設けられたトレッドと、が前記タイヤ(1)に設けられ、請求項
14〜26のいずれか1項に記載のトレッド(9)が前記タイヤ(1)に設けら
れることを特徴とする方法。
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