JP2003347401A - 多層配線構造を有する半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
多層配線構造を有する半導体装置およびその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 配線層の強度向上と信号の伝達速度向上とを
両立可能な多層配線構造を有する半導体装置およびその
製造方法を提供する。 【解決手段】 同じ高さに位置に配置された複数の配線
層2は、拡散防止絶縁層4によって横方向に連結されて
いる。異なる高さ位置に配置された配線層2同士は、プ
ラグ部2aを介して縦方向に電気的に接続されている。
第2の層間膜5は配線層2の真下領域にのみ配置され、
かつ配線層2と拡散防止絶縁層4とを縦方向に連結して
いる。複数の配線層2の各々の横側には、中空空間20
もしくは2.5以下の誘電率を有する低誘電率の層間膜
7が位置している。
両立可能な多層配線構造を有する半導体装置およびその
製造方法を提供する。 【解決手段】 同じ高さに位置に配置された複数の配線
層2は、拡散防止絶縁層4によって横方向に連結されて
いる。異なる高さ位置に配置された配線層2同士は、プ
ラグ部2aを介して縦方向に電気的に接続されている。
第2の層間膜5は配線層2の真下領域にのみ配置され、
かつ配線層2と拡散防止絶縁層4とを縦方向に連結して
いる。複数の配線層2の各々の横側には、中空空間20
もしくは2.5以下の誘電率を有する低誘電率の層間膜
7が位置している。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層配線構造を有
する半導体装置およびその製造方法に関し、特に、信号
遅延を低減した高速配線の多層配線構造を有する半導体
装置およびその製造方法に関するものである。
する半導体装置およびその製造方法に関し、特に、信号
遅延を低減した高速配線の多層配線構造を有する半導体
装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多層配線において信号伝達速度の高速化
が求められるようになっており、その手段として、配線
金属に銅を用いる手法や、層間膜を低誘電率化する手法
が挙げられている。
が求められるようになっており、その手段として、配線
金属に銅を用いる手法や、層間膜を低誘電率化する手法
が挙げられている。
【0003】図31は、従来の多層配線構造を有する半
導体装置の配線パターンレイアウトを示す平面図であ
る。また図32および図33は、図31のXXXII−
XXXII線およびXXXIII−XXXIII線のそ
れぞれに沿う概略断面図である。
導体装置の配線パターンレイアウトを示す平面図であ
る。また図32および図33は、図31のXXXII−
XXXII線およびXXXIII−XXXIII線のそ
れぞれに沿う概略断面図である。
【0004】図31〜図33を参照して、半導体基板1
01上に多層配線構造が形成されている。この多層配線
構造は、複数の配線層102が多層的に配置されること
により構成されている。
01上に多層配線構造が形成されている。この多層配線
構造は、複数の配線層102が多層的に配置されること
により構成されている。
【0005】半導体基板101上には、層間絶縁膜10
6が形成されており、この層間絶縁膜106には溝10
6cが形成されている。この溝106c内に銅(Cu)
よりなる配線層102が埋め込まれており、その配線層
102の周囲には銅の拡散を防止するための拡散防止バ
リア膜103が形成されている。この上層に、拡散防止
絶縁層104と層間絶縁膜106とが積層して形成され
ている。
6が形成されており、この層間絶縁膜106には溝10
6cが形成されている。この溝106c内に銅(Cu)
よりなる配線層102が埋め込まれており、その配線層
102の周囲には銅の拡散を防止するための拡散防止バ
リア膜103が形成されている。この上層に、拡散防止
絶縁層104と層間絶縁膜106とが積層して形成され
ている。
【0006】この層間絶縁膜106には、上述と同様、
溝106cが形成されている。層間絶縁膜106と拡散
防止絶縁層104とには、溝106cの底面から配線層
102に達するビアホール106bが形成されている。
この溝106cおよびビアホール106b内に、銅より
なる配線層102が埋め込まれており、その配線層10
2の周囲には銅の拡散を防止するための拡散防止バリア
膜103が形成されている。なお、本願明細書において
は配線層102の溝106c内を埋め込む部分を配線部
と呼び、ビアホール106b内を埋め込む部分をビアプ
ラグ部と呼ぶ。
溝106cが形成されている。層間絶縁膜106と拡散
防止絶縁層104とには、溝106cの底面から配線層
102に達するビアホール106bが形成されている。
この溝106cおよびビアホール106b内に、銅より
なる配線層102が埋め込まれており、その配線層10
2の周囲には銅の拡散を防止するための拡散防止バリア
膜103が形成されている。なお、本願明細書において
は配線層102の溝106c内を埋め込む部分を配線部
と呼び、ビアホール106b内を埋め込む部分をビアプ
ラグ部と呼ぶ。
【0007】下層の配線層102と上層の配線層102
とは、上層の配線層102のビアプラグ部を介して電気
的に接続されている。このようにして複数の配線層が2
層以上積層されている。
とは、上層の配線層102のビアプラグ部を介して電気
的に接続されている。このようにして複数の配線層が2
層以上積層されている。
【0008】従来の多層配線構造では、配線部およびビ
アプラグ部に起因する寄生抵抗と寄生容量を低減するた
めに、配線層102の材料として抵抗値が低く信頼性の
高い銅が用いられている。また、配線層102間に配置
する層間絶縁膜106の材料には、シリコン酸化膜ある
いはシリコン酸化膜よりも誘電率の低い絶縁材料などが
用いられている。
アプラグ部に起因する寄生抵抗と寄生容量を低減するた
めに、配線層102の材料として抵抗値が低く信頼性の
高い銅が用いられている。また、配線層102間に配置
する層間絶縁膜106の材料には、シリコン酸化膜ある
いはシリコン酸化膜よりも誘電率の低い絶縁材料などが
用いられている。
【0009】配線層102に銅を用いる場合、銅を寸法
・形状の制御性良く加工(ドライエッチング)することが
困難なため、ダマシンプロセスが主流となっている。
・形状の制御性良く加工(ドライエッチング)することが
困難なため、ダマシンプロセスが主流となっている。
【0010】図34および図35は、ダマシンプロセス
を説明するための概略断面図である。図34を参照し
て、あらかじめ層間絶縁膜106に溝106aが形成さ
れる。図35を参照して、その溝106a内を埋め込む
ように銅層102が形成される。この後に、化学的機械
的研磨(Chemical Mechanical Polishing:CMP)法
によって平坦化を行うことにより、銅102が溝106
a内にのみ残存されて配線部102が形成される。
を説明するための概略断面図である。図34を参照し
て、あらかじめ層間絶縁膜106に溝106aが形成さ
れる。図35を参照して、その溝106a内を埋め込む
ように銅層102が形成される。この後に、化学的機械
的研磨(Chemical Mechanical Polishing:CMP)法
によって平坦化を行うことにより、銅102が溝106
a内にのみ残存されて配線部102が形成される。
【0011】また、多層構造を形成する場合、上記工程
の後に層間絶縁膜を形成してビアホールを開口し、その
ビアホールに銅を埋め込み、CMP法を行うことでビア
プラグ部を形成し、その後に配線層を形成する手法を採
ることもできる。しかし、製造コストや、微細化にとも
なうアライメントの関係から、上記手法ではなく、デュ
アルダマシン構造を用いた製造方法が用いられる。
の後に層間絶縁膜を形成してビアホールを開口し、その
ビアホールに銅を埋め込み、CMP法を行うことでビア
プラグ部を形成し、その後に配線層を形成する手法を採
ることもできる。しかし、製造コストや、微細化にとも
なうアライメントの関係から、上記手法ではなく、デュ
アルダマシン構造を用いた製造方法が用いられる。
【0012】図36〜図39は、デュアルダマシン構造
を用いた製造方法を工程順に示す概略断面図である。図
36を参照して、下層に配線層102が形成された状態
で、その上方に拡散防止絶縁層104と層間絶縁膜10
6とが積層して形成される。この層間絶縁膜106に、
通常の写真製版技術およびエッチング技術によりビアホ
ール106bが形成される。
を用いた製造方法を工程順に示す概略断面図である。図
36を参照して、下層に配線層102が形成された状態
で、その上方に拡散防止絶縁層104と層間絶縁膜10
6とが積層して形成される。この層間絶縁膜106に、
通常の写真製版技術およびエッチング技術によりビアホ
ール106bが形成される。
【0013】図37を参照して、層間絶縁膜106上
に、通常の写真製版技術によりレジストパターン133
が形成される。このレジストパターン133をマスクと
して層間絶縁膜106にエッチングが施される。
に、通常の写真製版技術によりレジストパターン133
が形成される。このレジストパターン133をマスクと
して層間絶縁膜106にエッチングが施される。
【0014】図38を参照して、このエッチングによ
り、配線部を埋め込むための溝106cが層間絶縁膜1
06に形成される。この後、レジストパターン133が
除去される。
り、配線部を埋め込むための溝106cが層間絶縁膜1
06に形成される。この後、レジストパターン133が
除去される。
【0015】図39を参照して、ビアホール106b下
の拡散防止絶縁層104を除去した後、溝106cとビ
アホール106bとの内壁に沿って拡散防止バリア膜1
03が形成される。この溝106とビアホール106b
とを埋め込むように銅層102が形成された後に、CM
P法により平坦化が行われる。これにより、銅層102
が溝106cとビアホール106bとに残存されること
により、ビアプラグを有する上部配線層102が形成さ
れる。
の拡散防止絶縁層104を除去した後、溝106cとビ
アホール106bとの内壁に沿って拡散防止バリア膜1
03が形成される。この溝106とビアホール106b
とを埋め込むように銅層102が形成された後に、CM
P法により平坦化が行われる。これにより、銅層102
が溝106cとビアホール106bとに残存されること
により、ビアプラグを有する上部配線層102が形成さ
れる。
【0016】また、銅は、銅より以前に配線部に用いら
れていたアルミニウム(Al)に比べて酸化されやす
く、かつその原子が酸化シリコンなどの膜中を拡散しや
すい。このため、銅の酸化防止および拡散防止を目的と
して、一般に保護膜103により銅部分の全体を被覆し
た構造が採用される。すなわち、配線層102と層間絶
縁膜106との境界である溝106bおよびビアホール
106cの内壁には、保護膜103が配置される。
れていたアルミニウム(Al)に比べて酸化されやす
く、かつその原子が酸化シリコンなどの膜中を拡散しや
すい。このため、銅の酸化防止および拡散防止を目的と
して、一般に保護膜103により銅部分の全体を被覆し
た構造が採用される。すなわち、配線層102と層間絶
縁膜106との境界である溝106bおよびビアホール
106cの内壁には、保護膜103が配置される。
【0017】この際、配線層102の上面以外を被覆す
る保護膜103としては、保護膜103による配線抵抗
の上昇を抑えるために、主に窒化チタン膜、窒化タンタ
ル膜などの導電性の拡散防止バリア膜が用いられる。一
方、配線層102の上面を被覆する保護膜として、図4
0のように配線層102の上面のみに選択的に保護膜1
03aを形成することは工程の複雑化をもたらす。この
ため、上記の導電性のバリア膜103aの代りに、図4
1のように絶縁性を有する窒化シリコン膜もしくはSi
Cの拡散防止絶縁層104を全面に設ける構造が一般的
に用いられる。
る保護膜103としては、保護膜103による配線抵抗
の上昇を抑えるために、主に窒化チタン膜、窒化タンタ
ル膜などの導電性の拡散防止バリア膜が用いられる。一
方、配線層102の上面を被覆する保護膜として、図4
0のように配線層102の上面のみに選択的に保護膜1
03aを形成することは工程の複雑化をもたらす。この
ため、上記の導電性のバリア膜103aの代りに、図4
1のように絶縁性を有する窒化シリコン膜もしくはSi
Cの拡散防止絶縁層104を全面に設ける構造が一般的
に用いられる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、層間絶
縁膜106の低誘電率化に対応する材料開発は困難を伴
い、また低誘電率の層間絶縁膜106を用いることによ
る、デバイス製造プロセス(たとえばエッチングなど)と
の整合性をとることに新たな困難が生じている。
縁膜106の低誘電率化に対応する材料開発は困難を伴
い、また低誘電率の層間絶縁膜106を用いることによ
る、デバイス製造プロセス(たとえばエッチングなど)と
の整合性をとることに新たな困難が生じている。
【0019】特に、低誘電率の層間絶縁膜の材料として
は、有機高分子材料、シリコン系の無機高分子材料など
を用いることが一般的である。しかし、それらの材料
は、従来の酸化シリコン膜などと比較して、機械的強度
が低いため、CMP耐性が大きな問題となり、また酸素
プラズマによるフォトレジストの除去時にダメージを受
けやすいという問題も生じることになる。
は、有機高分子材料、シリコン系の無機高分子材料など
を用いることが一般的である。しかし、それらの材料
は、従来の酸化シリコン膜などと比較して、機械的強度
が低いため、CMP耐性が大きな問題となり、また酸素
プラズマによるフォトレジストの除去時にダメージを受
けやすいという問題も生じることになる。
【0020】さらに、信号伝達速度の高速化を求めた場
合、層間絶縁膜が存在しない構造、つまり比誘電率が1
となる中空配線構造が最も望ましい形態として考えられ
ている。
合、層間絶縁膜が存在しない構造、つまり比誘電率が1
となる中空配線構造が最も望ましい形態として考えられ
ている。
【0021】中空配線構造に関しては、基本的な構造と
して、配線間の層間絶縁膜を除去し、かつ配線同士が別
の層で接続された構成が、たとえばM.B.Anand et al.,
"NURA:A Feasible, Gas-Dielectric Interconnect Pro
cess", 1996 Symposium on VLSI Technology Digest of
Technical Papers, pp.82-83によって提案されてい
る。
して、配線間の層間絶縁膜を除去し、かつ配線同士が別
の層で接続された構成が、たとえばM.B.Anand et al.,
"NURA:A Feasible, Gas-Dielectric Interconnect Pro
cess", 1996 Symposium on VLSI Technology Digest of
Technical Papers, pp.82-83によって提案されてい
る。
【0022】また、CMP時を含めた機械的強度の向上
のため、特開2001−217312号公報では、野上
らにより、配線金属を絶縁層よりなる支柱で支える構造
が提案されている。しかし、この公報に開示された構造
では、配線の一部にのみ支柱となる絶縁層が配置されて
いるだけであるため、配線単独の強度はそれほど高くな
い。よって、配線の内部応力による変形などが生じやす
く、それにより配線が断線したり、湾曲などにより配線
が他の配線と短絡したりする。また、この公報に開示さ
れた方法では、支柱となる絶縁層の作製の際に、層間絶
縁膜の深さとパターン形成に制約があるという問題もあ
る。
のため、特開2001−217312号公報では、野上
らにより、配線金属を絶縁層よりなる支柱で支える構造
が提案されている。しかし、この公報に開示された構造
では、配線の一部にのみ支柱となる絶縁層が配置されて
いるだけであるため、配線単独の強度はそれほど高くな
い。よって、配線の内部応力による変形などが生じやす
く、それにより配線が断線したり、湾曲などにより配線
が他の配線と短絡したりする。また、この公報に開示さ
れた方法では、支柱となる絶縁層の作製の際に、層間絶
縁膜の深さとパターン形成に制約があるという問題もあ
る。
【0023】また、特開平10−294316号公報で
は、佐々木らにより、配線下層に1層の絶縁膜を残す構
成が記されている。しかし、この公報に記載された構造
では、配線下層の絶縁膜が1層であるため、下層全体に
層間絶縁膜を残存させた場合には上下配線間の実効誘電
率が高くなってしまい、1部にのみ層間絶縁膜を残存さ
せた場合には同一高さに配置された配線間の連結力が小
さくなり多層配線全体としての強度が低くなる。また、
この公報には、配線をマスクとして、絶縁膜をエッチン
グする方法も開示されているが、この場合にはマスクと
なる配線が長時間プラズマなどにさらされるため、配線
特性の劣化が懸念される。また、配線形成後にレジスト
マスクを用いて層間絶縁膜のエッチングを行う方法で
は、アライメントずれによりレジストマスクから配線部
が露出した場合には、配線の露出部分にて配線特性が劣
化したり、除去すべき層間絶縁膜の部分うち除去できな
い部分が生じるなどの問題がある。
は、佐々木らにより、配線下層に1層の絶縁膜を残す構
成が記されている。しかし、この公報に記載された構造
では、配線下層の絶縁膜が1層であるため、下層全体に
層間絶縁膜を残存させた場合には上下配線間の実効誘電
率が高くなってしまい、1部にのみ層間絶縁膜を残存さ
せた場合には同一高さに配置された配線間の連結力が小
さくなり多層配線全体としての強度が低くなる。また、
この公報には、配線をマスクとして、絶縁膜をエッチン
グする方法も開示されているが、この場合にはマスクと
なる配線が長時間プラズマなどにさらされるため、配線
特性の劣化が懸念される。また、配線形成後にレジスト
マスクを用いて層間絶縁膜のエッチングを行う方法で
は、アライメントずれによりレジストマスクから配線部
が露出した場合には、配線の露出部分にて配線特性が劣
化したり、除去すべき層間絶縁膜の部分うち除去できな
い部分が生じるなどの問題がある。
【0024】また、特開平11−126820号公報で
は、関口により、図42に示す構造が開示されている。
図42を参照して、この構成では、トランジスタTrの
形成された半導体基板201上に多層配線構造が形成さ
れている。その多層配線構造では、複数の配線層202
がシリコン酸化膜204により横方向に連結されてお
り、複数の配線層202がプラグにより縦方向に接続さ
れている。なお、配線層202の周囲はバリアメタル膜
103に覆われている。しかし、この公報に記載された
構造では、配線層202のプラグ部を除く配線部の真下
領域は中空空間となっているため、配線の内部応力によ
る変形などが生じやすく、それにより配線層202が断
線したり、湾曲などにより配線層202が他の配線層2
02と短絡したりする。
は、関口により、図42に示す構造が開示されている。
図42を参照して、この構成では、トランジスタTrの
形成された半導体基板201上に多層配線構造が形成さ
れている。その多層配線構造では、複数の配線層202
がシリコン酸化膜204により横方向に連結されてお
り、複数の配線層202がプラグにより縦方向に接続さ
れている。なお、配線層202の周囲はバリアメタル膜
103に覆われている。しかし、この公報に記載された
構造では、配線層202のプラグ部を除く配線部の真下
領域は中空空間となっているため、配線の内部応力によ
る変形などが生じやすく、それにより配線層202が断
線したり、湾曲などにより配線層202が他の配線層2
02と短絡したりする。
【0025】それゆえ本発明の1の目的は、配線層の強
度向上と信号の伝達速度向上とを両立可能な多層配線構
造を有する半導体装置を提供することである。
度向上と信号の伝達速度向上とを両立可能な多層配線構
造を有する半導体装置を提供することである。
【0026】本発明の他の目的は、配線層の強度向上と
信号の伝達速度向上とを両立可能な多層配線構造を有す
る半導体装置を、配線特性の劣化を生じさせることな
く、少ない制約の下で製造できる半導体装置の製造方法
を提供することである。
信号の伝達速度向上とを両立可能な多層配線構造を有す
る半導体装置を、配線特性の劣化を生じさせることな
く、少ない制約の下で製造できる半導体装置の製造方法
を提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の多層配線構造を
有する半導体装置は、複数の配線層と、絶縁層と、層間
絶縁膜とを備えている。複数の配線層は、それぞれが異
なる高さ位置と同じ高さ位置とに配置されている。絶縁
層は、同じ高さ位置に配置された複数の配線層を横方向
に連結するためのものである。複数の配線層の各々はプ
ラグ部を有し、異なる高さ位置に配置された配線層同士
はプラグ部を介して縦方向に電気的に接続されている。
層間絶縁膜は、配線層の真下領域にのみ配置され、かつ
配線層と絶縁層とを連結している。複数の配線層の各々
の側壁の横方向には、中空空間および2.5以下の誘電
率を有する低誘電率の絶縁層の少なくともいずれかが位
置している。
有する半導体装置は、複数の配線層と、絶縁層と、層間
絶縁膜とを備えている。複数の配線層は、それぞれが異
なる高さ位置と同じ高さ位置とに配置されている。絶縁
層は、同じ高さ位置に配置された複数の配線層を横方向
に連結するためのものである。複数の配線層の各々はプ
ラグ部を有し、異なる高さ位置に配置された配線層同士
はプラグ部を介して縦方向に電気的に接続されている。
層間絶縁膜は、配線層の真下領域にのみ配置され、かつ
配線層と絶縁層とを連結している。複数の配線層の各々
の側壁の横方向には、中空空間および2.5以下の誘電
率を有する低誘電率の絶縁層の少なくともいずれかが位
置している。
【0028】本発明の多層配線構造を有する半導体装置
によれば、層間絶縁膜により配線層と絶縁層とが縦方向
に連結されている。これにより、第2の配線層の強度を
向上でき、配線の内部応力による変形などが抑制される
ため、第2の配線層が断線したり、湾曲などにより第2
の配線層が他の配線層と短絡したりすることを抑制でき
る。また、配線レイアウトにより、広い範囲で上層また
は下層の配線がないような配線部分にも、その配線部分
の下側に第2の層間膜を配置することでその配線層の強
度を向上させることもできる。また、中空空間を形成す
ることにより、この空間内を低誘電率とすることが可能
となる。このため、配線層内を伝達する信号の伝達速度
を向上することができる。これにより、配線層の強度向
上と信号の伝達速度向上とを両立することが可能とな
る。
によれば、層間絶縁膜により配線層と絶縁層とが縦方向
に連結されている。これにより、第2の配線層の強度を
向上でき、配線の内部応力による変形などが抑制される
ため、第2の配線層が断線したり、湾曲などにより第2
の配線層が他の配線層と短絡したりすることを抑制でき
る。また、配線レイアウトにより、広い範囲で上層また
は下層の配線がないような配線部分にも、その配線部分
の下側に第2の層間膜を配置することでその配線層の強
度を向上させることもできる。また、中空空間を形成す
ることにより、この空間内を低誘電率とすることが可能
となる。このため、配線層内を伝達する信号の伝達速度
を向上することができる。これにより、配線層の強度向
上と信号の伝達速度向上とを両立することが可能とな
る。
【0029】上記の多層配線構造を有する半導体装置に
おいて好ましくは、層間絶縁膜の側壁面は、層間絶縁膜
の真上に位置する配線層の側壁面と実質的に連続した面
を構成している。
おいて好ましくは、層間絶縁膜の側壁面は、層間絶縁膜
の真上に位置する配線層の側壁面と実質的に連続した面
を構成している。
【0030】これにより、配線層の下側全体を層間絶縁
膜により支えることができるため、第2の配線層が断線
したり、湾曲などにより第2の配線層が他の配線層と短
絡したりすることをさらに抑制できる。
膜により支えることができるため、第2の配線層が断線
したり、湾曲などにより第2の配線層が他の配線層と短
絡したりすることをさらに抑制できる。
【0031】上記の多層配線構造を有する半導体装置に
おいて好ましくは、層間絶縁膜の幅は、層間絶縁膜の真
上に位置する配線層の幅よりも小さい。
おいて好ましくは、層間絶縁膜の幅は、層間絶縁膜の真
上に位置する配線層の幅よりも小さい。
【0032】このように層間絶縁膜の幅を配線部の幅よ
りも微細にすることにより、上下配線間の実効誘電率の
低減が可能となる。
りも微細にすることにより、上下配線間の実効誘電率の
低減が可能となる。
【0033】上記の多層配線構造を有する半導体装置に
おいて好ましくは、層間絶縁膜は、第1の層間絶縁膜
と、第1の層間絶縁膜の側面を覆う第2の層間絶縁膜と
を有し、第1および第2の層間絶縁膜は互いに異なる材
質よりなっている。
おいて好ましくは、層間絶縁膜は、第1の層間絶縁膜
と、第1の層間絶縁膜の側面を覆う第2の層間絶縁膜と
を有し、第1および第2の層間絶縁膜は互いに異なる材
質よりなっている。
【0034】これにより、第1の層間絶縁膜の材質とし
て埋め込み性の良い材質を選択できるなど、第1の層間
絶縁膜の材質の選択の幅を広げることができる。
て埋め込み性の良い材質を選択できるなど、第1の層間
絶縁膜の材質の選択の幅を広げることができる。
【0035】本発明の多層配線構造を有する半導体装置
の製造方法は、以下の工程を備えている。
の製造方法は、以下の工程を備えている。
【0036】まず第1の配線層上に第1の層間膜が形成
される。第1の層間膜に孔が形成される。その孔に第2
の層間膜が埋め込まれる。配線用溝とその配線用溝の底
面から第1の配線層に達するプラグ用孔とが孔内で第2
の層間膜に形成される。配線用溝およびプラグ用孔を埋
め込むことで、第1の配線層に電気的に接続された第2
の配線層が形成される。第2の配線層および第2の層間
膜の周囲の第1の層間膜が除去されて中空空間が形成さ
れる。
される。第1の層間膜に孔が形成される。その孔に第2
の層間膜が埋め込まれる。配線用溝とその配線用溝の底
面から第1の配線層に達するプラグ用孔とが孔内で第2
の層間膜に形成される。配線用溝およびプラグ用孔を埋
め込むことで、第1の配線層に電気的に接続された第2
の配線層が形成される。第2の配線層および第2の層間
膜の周囲の第1の層間膜が除去されて中空空間が形成さ
れる。
【0037】本発明の多層配線構造を有する半導体装置
の製造方法によれば、第2の層間膜を残存させるように
第1の層間膜のみが除去されるため、第2の配線層下を
第2の層間膜により支えることができる。これにより、
第2の配線層の強度を向上でき、配線の内部応力による
変形などが抑制されるため、第2の配線層の湾曲などに
より第2の配線層が他の配線層と短絡したり断線したり
することを抑制できる。また、配線レイアウトにより、
広い範囲で上層または下層の配線がないような配線部分
にも、その配線部分の下側に第2の層間膜を配置するこ
とでその配線層の強度を向上させることもできる。ま
た、中空空間を形成することにより、この空間内を低誘
電率とすることが可能となる。このため、配線層内を伝
達する信号の伝達速度を向上することができる。これに
より、配線層の強度向上と信号の伝達速度向上とを両立
することが可能となる。
の製造方法によれば、第2の層間膜を残存させるように
第1の層間膜のみが除去されるため、第2の配線層下を
第2の層間膜により支えることができる。これにより、
第2の配線層の強度を向上でき、配線の内部応力による
変形などが抑制されるため、第2の配線層の湾曲などに
より第2の配線層が他の配線層と短絡したり断線したり
することを抑制できる。また、配線レイアウトにより、
広い範囲で上層または下層の配線がないような配線部分
にも、その配線部分の下側に第2の層間膜を配置するこ
とでその配線層の強度を向上させることもできる。ま
た、中空空間を形成することにより、この空間内を低誘
電率とすることが可能となる。このため、配線層内を伝
達する信号の伝達速度を向上することができる。これに
より、配線層の強度向上と信号の伝達速度向上とを両立
することが可能となる。
【0038】また、支柱となる第2の層間膜は、第1の
層間膜を貫通した孔内に埋め込まれて形成される。この
孔は第1の層間膜を貫通させればよく、ゆえにその深さ
やパターン形成に制約はほとんどない。
層間膜を貫通した孔内に埋め込まれて形成される。この
孔は第1の層間膜を貫通させればよく、ゆえにその深さ
やパターン形成に制約はほとんどない。
【0039】また第1の層間膜の孔内に第2の層間膜と
第2の配線層とが形成されるため、容易に第1の層間膜
と第2の配線層とを同一の平面パターンで形成すること
ができる。第2の配線層をマスクとして第2の層間膜の
エッチングする工程がないため、マスクとなる第2の配
線層が長時間プラズマなどにさらされることもなく、そ
れによる配線特性の劣化もない。また、第2の配線層の
形成後に、レジストマスクを用いて第2の層間膜をエッ
チングすることもないため、アライメントずれによる配
線部の露出による配線特性の劣化や、配線間層間膜のう
ち除去できない部分が生じることもない。
第2の配線層とが形成されるため、容易に第1の層間膜
と第2の配線層とを同一の平面パターンで形成すること
ができる。第2の配線層をマスクとして第2の層間膜の
エッチングする工程がないため、マスクとなる第2の配
線層が長時間プラズマなどにさらされることもなく、そ
れによる配線特性の劣化もない。また、第2の配線層の
形成後に、レジストマスクを用いて第2の層間膜をエッ
チングすることもないため、アライメントずれによる配
線部の露出による配線特性の劣化や、配線間層間膜のう
ち除去できない部分が生じることもない。
【0040】上記の多層配線構造を有する半導体装置の
製造方法において好ましくは、孔の形成時にマスクとし
て用いられるフォトレジストの平面パターン形状と、配
線用溝の形成時にマスクとして用いられるフォトレジス
トの平面パターン形状とが同じ形状である。
製造方法において好ましくは、孔の形成時にマスクとし
て用いられるフォトレジストの平面パターン形状と、配
線用溝の形成時にマスクとして用いられるフォトレジス
トの平面パターン形状とが同じ形状である。
【0041】これにより、溝の形成時にマスクとして用
いられるフォトレジストの形成に用いられるフォトマス
ク(レチクル)のパターンと、配線用溝の形成時にマス
クとして用いられるフォトレジストの形成に用いられる
フォトマスクのパターンとが同じとなる。このため、同
一のフォトマスクを用いて、溝の形成時のフォトレジス
トと配線用溝の形成時のフォトレジストとを形成するこ
とができる。よって、パターニング用のフォトマスクの
枚数を削減できる。
いられるフォトレジストの形成に用いられるフォトマス
ク(レチクル)のパターンと、配線用溝の形成時にマス
クとして用いられるフォトレジストの形成に用いられる
フォトマスクのパターンとが同じとなる。このため、同
一のフォトマスクを用いて、溝の形成時のフォトレジス
トと配線用溝の形成時のフォトレジストとを形成するこ
とができる。よって、パターニング用のフォトマスクの
枚数を削減できる。
【0042】上記の多層配線構造を有する半導体装置の
製造方法において好ましくは、孔は、第1の層間膜の上
方から下方に向かうにつれて開口寸法が小さくなるテー
パ形状に形成される。
製造方法において好ましくは、孔は、第1の層間膜の上
方から下方に向かうにつれて開口寸法が小さくなるテー
パ形状に形成される。
【0043】これにより、孔内に埋め込まれる第2の層
間膜の量を少なくできるため、上下配線間の実効誘電率
を低減することが可能となる。
間膜の量を少なくできるため、上下配線間の実効誘電率
を低減することが可能となる。
【0044】上記の多層配線構造を有する半導体装置の
製造方法において好ましくは、孔が形成された後、第1
の層間膜の上面と孔の内壁面とを覆う第3の層間膜が形
成される。第1の層間膜の上面および孔の底面が露出す
るまで第3の層間膜をエッチングすることにより、孔の
側壁面にのみ第3の層間膜が残されて側壁層が形成され
る。第2の層間膜は、側壁面に側壁層が形成された孔を
埋め込むように形成される。第1の層間膜を除去する工
程において、側壁層は除去されずに残存する。
製造方法において好ましくは、孔が形成された後、第1
の層間膜の上面と孔の内壁面とを覆う第3の層間膜が形
成される。第1の層間膜の上面および孔の底面が露出す
るまで第3の層間膜をエッチングすることにより、孔の
側壁面にのみ第3の層間膜が残されて側壁層が形成され
る。第2の層間膜は、側壁面に側壁層が形成された孔を
埋め込むように形成される。第1の層間膜を除去する工
程において、側壁層は除去されずに残存する。
【0045】このように側壁層を設けたことで、第1の
層間膜のエッチング除去時に層間膜をエッチングストッ
パー層として機能させれることができる。これにより、
第2の層間膜にはエッチングストッパー層として機能を
持たせる必要がなくなり、第2の層間膜の材質として埋
め込み性の良い材質を選択できるなど、第2の層間膜の
材質の選択の幅を広げることができる。
層間膜のエッチング除去時に層間膜をエッチングストッ
パー層として機能させれることができる。これにより、
第2の層間膜にはエッチングストッパー層として機能を
持たせる必要がなくなり、第2の層間膜の材質として埋
め込み性の良い材質を選択できるなど、第2の層間膜の
材質の選択の幅を広げることができる。
【0046】上記の多層配線構造を有する半導体装置の
製造方法において好ましくは、孔が形成された後、第1
の層間膜の上面と孔の内壁面とを覆う第3の層間膜が形
成される。第1の層間膜の上面および孔の底面が露出す
るまで第3の層間膜をエッチングすることにより、孔の
側壁面にのみ第3の層間膜が残されて側壁層が形成され
る。第2の層間膜は、側壁面に側壁層が形成された孔を
埋め込むように形成される。第1の層間膜を除去する工
程において、側壁層は同時に除去されて第2の層間膜の
側壁が露出する。
製造方法において好ましくは、孔が形成された後、第1
の層間膜の上面と孔の内壁面とを覆う第3の層間膜が形
成される。第1の層間膜の上面および孔の底面が露出す
るまで第3の層間膜をエッチングすることにより、孔の
側壁面にのみ第3の層間膜が残されて側壁層が形成され
る。第2の層間膜は、側壁面に側壁層が形成された孔を
埋め込むように形成される。第1の層間膜を除去する工
程において、側壁層は同時に除去されて第2の層間膜の
側壁が露出する。
【0047】これにより、第2の層間膜の量を少なくで
きるため、配線間の容量をより低減することが可能とな
る。
きるため、配線間の容量をより低減することが可能とな
る。
【0048】上記の多層配線構造を有する半導体装置の
製造方法において好ましくは、第1の層間膜は不純物を
ドープされたシリコン酸化膜であり、第2の層間膜は不
純物をドープされていないシリコン酸化膜である。
製造方法において好ましくは、第1の層間膜は不純物を
ドープされたシリコン酸化膜であり、第2の層間膜は不
純物をドープされていないシリコン酸化膜である。
【0049】このように材料を選択することで第1の層
間膜と第2の層間膜とのエッチング選択性を容易に確保
することができる。
間膜と第2の層間膜とのエッチング選択性を容易に確保
することができる。
【0050】上記の多層配線構造を有する半導体装置の
製造方法において好ましくは、第1の層間膜を除去する
工程は、少なくとも気相のフッ酸を含む反応性ガスを用
いて行なわれる。
製造方法において好ましくは、第1の層間膜を除去する
工程は、少なくとも気相のフッ酸を含む反応性ガスを用
いて行なわれる。
【0051】これにより、不純物をドープされたシリコ
ン酸化膜を良好にエッチングすることができる。
ン酸化膜を良好にエッチングすることができる。
【0052】上記の多層配線構造を有する半導体装置の
製造方法において好ましくは、第1の層間膜の材質は導
電性の材質よりなる。
製造方法において好ましくは、第1の層間膜の材質は導
電性の材質よりなる。
【0053】これにより、第1の層間膜の機械的強度を
高くすることができるため、第1の層間膜の上面を平坦
化するためにCMP法を用いた場合に残渣やスクラッチ
の発生を抑制することができる。このため、CMPおよ
びバリア膜や配線層膜の形成を容易に行うことができ
る。
高くすることができるため、第1の層間膜の上面を平坦
化するためにCMP法を用いた場合に残渣やスクラッチ
の発生を抑制することができる。このため、CMPおよ
びバリア膜や配線層膜の形成を容易に行うことができ
る。
【0054】上記の多層配線構造を有する半導体装置の
製造方法において好ましくは、配線用溝およびプラグ用
孔の形成のためのエッチング時において第2の層間膜の
エッチング速度が第1の層間膜のエッチング速度よりも
速くなるように第2の層間膜材質が選ばれている。
製造方法において好ましくは、配線用溝およびプラグ用
孔の形成のためのエッチング時において第2の層間膜の
エッチング速度が第1の層間膜のエッチング速度よりも
速くなるように第2の層間膜材質が選ばれている。
【0055】第2の工程における、支持用の絶縁膜形成
時において、第1の層間膜と異なる膜質を用いることに
よって、第4の工程における、配線間をつなぐビアエッ
チング時に、所望のビア径より大きなビア径のレジスト
パターンを用いて、所望のビア径のエッチングが可能と
なるセルフアラインコンタクトホール形成が可能とな
る。このことにより、アライメントずれに対するマージ
ンが増加する。
時において、第1の層間膜と異なる膜質を用いることに
よって、第4の工程における、配線間をつなぐビアエッ
チング時に、所望のビア径より大きなビア径のレジスト
パターンを用いて、所望のビア径のエッチングが可能と
なるセルフアラインコンタクトホール形成が可能とな
る。このことにより、アライメントずれに対するマージ
ンが増加する。
【0056】上記の多層配線構造を有する半導体装置の
製造方法において好ましくは、第1の層間膜を除去する
ことにより形成される中空空間の少なくとも一部に第4
の層間膜が埋め込まれる。
製造方法において好ましくは、第1の層間膜を除去する
ことにより形成される中空空間の少なくとも一部に第4
の層間膜が埋め込まれる。
【0057】このように中空空間が形成された構造に対
し、新たに低誘電率層間膜を形成することにより、装置
全体の強度をより向上することができる。
し、新たに低誘電率層間膜を形成することにより、装置
全体の強度をより向上することができる。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図に基づいて説明する。
て図に基づいて説明する。
【0059】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1における多層配線構造を有する半導体装置の構成
を概略的に示す断面図である。図1を参照して、本実施
の形態の構成は、デュアルダマシン構造において、層間
膜としては配線支持用の層間絶縁膜だけを残し、他の領
域の層間膜を除去することによって得られる中空配線構
造を有している。
形態1における多層配線構造を有する半導体装置の構成
を概略的に示す断面図である。図1を参照して、本実施
の形態の構成は、デュアルダマシン構造において、層間
膜としては配線支持用の層間絶縁膜だけを残し、他の領
域の層間膜を除去することによって得られる中空配線構
造を有している。
【0060】具体的には、それぞれ異なる高さ位置およ
び同じ高さ位置に配置された複数の配線層2よりなる多
層配線構造が、たとえばシリコンよりなる半導体基板1
上に形成されている。これら複数の配線層2の各々はた
とえば銅よりなっており、その側壁面および底壁面は拡
散バリア層3により覆われている。
び同じ高さ位置に配置された複数の配線層2よりなる多
層配線構造が、たとえばシリコンよりなる半導体基板1
上に形成されている。これら複数の配線層2の各々はた
とえば銅よりなっており、その側壁面および底壁面は拡
散バリア層3により覆われている。
【0061】同じ高さ位置に配置された複数の配線層2
は、配線層2の上面に接する拡散防止絶縁層4により横
方向に連結されている。また、2層目以降の配線層2
(つまり半導体基板1に接する1層目の配線層2を除
く)の各々は、プラグ部2aと配線部2bとを有してい
る。上層の配線層2はそのプラグ部2aを介して下層の
配線層2と縦方向に電気的に接続されている。
は、配線層2の上面に接する拡散防止絶縁層4により横
方向に連結されている。また、2層目以降の配線層2
(つまり半導体基板1に接する1層目の配線層2を除
く)の各々は、プラグ部2aと配線部2bとを有してい
る。上層の配線層2はそのプラグ部2aを介して下層の
配線層2と縦方向に電気的に接続されている。
【0062】2層目以降の各配線層2の配線部2bの真
下領域のみに第2の層間膜5が位置している。この第2
の層間膜5は各配線層2の真下の拡散バリア層3とその
下に位置する拡散防止絶縁層4とを縦方向に連結してお
り、配線層2を下から支えている。複数の配線層2の各
々の側壁の横方向には中空空間20が位置している。
下領域のみに第2の層間膜5が位置している。この第2
の層間膜5は各配線層2の真下の拡散バリア層3とその
下に位置する拡散防止絶縁層4とを縦方向に連結してお
り、配線層2を下から支えている。複数の配線層2の各
々の側壁の横方向には中空空間20が位置している。
【0063】2層目以降の配線層2の各々の側壁面とそ
の真下に位置する第2の層間絶縁膜の側壁面とは、実質
的に連続した面を構成している。なお、配線層2の側壁
面および底壁面に拡散バリア層3が形成されているとき
には、上記の「配線層2の側壁面」とは、配線層2だけ
でなく、拡散バリア層3を含めた側壁面を意味する(つ
まり拡散バリア層3の側壁面と第2の層間絶縁膜の側壁
面とが実質的に連続した面を構成している)。
の真下に位置する第2の層間絶縁膜の側壁面とは、実質
的に連続した面を構成している。なお、配線層2の側壁
面および底壁面に拡散バリア層3が形成されているとき
には、上記の「配線層2の側壁面」とは、配線層2だけ
でなく、拡散バリア層3を含めた側壁面を意味する(つ
まり拡散バリア層3の側壁面と第2の層間絶縁膜の側壁
面とが実質的に連続した面を構成している)。
【0064】次に、本実施の形態の製造方法について説
明する。この製造方法については、多層配線構造におけ
る任意の1層について考え、下部には、同様の方法を用
いて形成された金属配線(ここでは銅を用いた配線を例
とする)部が存在している状態を想定して説明する。
明する。この製造方法については、多層配線構造におけ
る任意の1層について考え、下部には、同様の方法を用
いて形成された金属配線(ここでは銅を用いた配線を例
とする)部が存在している状態を想定して説明する。
【0065】図2〜図12は、本発明の実施の形態1に
おける多層配線構造の半導体装置の製造方法を工程順に
示す概略断面図である。図2を参照して、半導体基板1
上に、溝6cを有する層間膜6が形成され、その溝6c
内に銅よりなる配線層2が形成される。なお、配線層2
の側壁および底壁には、銅の拡散を防ぐための拡散防止
バリア膜3が形成されている。拡散防止バリア膜3とし
ては、窒化タンタルなどが用いられることが多いが、銅
の層間膜への拡散を防ぐことのできる材料であれば、そ
の成膜方法や材料は問わない。
おける多層配線構造の半導体装置の製造方法を工程順に
示す概略断面図である。図2を参照して、半導体基板1
上に、溝6cを有する層間膜6が形成され、その溝6c
内に銅よりなる配線層2が形成される。なお、配線層2
の側壁および底壁には、銅の拡散を防ぐための拡散防止
バリア膜3が形成されている。拡散防止バリア膜3とし
ては、窒化タンタルなどが用いられることが多いが、銅
の層間膜への拡散を防ぐことのできる材料であれば、そ
の成膜方法や材料は問わない。
【0066】図3を参照して、配線層2および層間膜6
上に、拡散防止絶縁層4がCVD(Chemical Vapor Dep
osition)法により形成される。この拡散防止絶縁層4
は、銅の酸化・拡散を防ぐ目的で形成される層であり、
SiN、SiCなどの材質からなることが多いが、銅の
酸化・拡散を防ぐ絶縁膜であれば膜種および成膜方法は
問わない。
上に、拡散防止絶縁層4がCVD(Chemical Vapor Dep
osition)法により形成される。この拡散防止絶縁層4
は、銅の酸化・拡散を防ぐ目的で形成される層であり、
SiN、SiCなどの材質からなることが多いが、銅の
酸化・拡散を防ぐ絶縁膜であれば膜種および成膜方法は
問わない。
【0067】この拡散防止絶縁層4上に、たとえばボロ
ンとリンとを不純物としてドープさせたシリコン酸化膜
(BPSG:Boron-doped Phospho-Silicate Glass)で
構成される第1の層間膜6がCVD法などを用いて堆積
される。この後、通常の写真製版技術を用いて、第1の
層間膜6上にレジストパターン31が形成される。この
レジストパターン31をマスクとして第1の層間膜6に
ドライエッチングなどが施される。この後、レジストパ
ターン31の剥離が行なわれる。
ンとリンとを不純物としてドープさせたシリコン酸化膜
(BPSG:Boron-doped Phospho-Silicate Glass)で
構成される第1の層間膜6がCVD法などを用いて堆積
される。この後、通常の写真製版技術を用いて、第1の
層間膜6上にレジストパターン31が形成される。この
レジストパターン31をマスクとして第1の層間膜6に
ドライエッチングなどが施される。この後、レジストパ
ターン31の剥離が行なわれる。
【0068】図4を参照して、上記のエッチングによ
り、異方的に第1の層間膜6が加工されて、孔6aが形
成される。
り、異方的に第1の層間膜6が加工されて、孔6aが形
成される。
【0069】図5を参照して、CVD法などを用いて、
不純物をドープされていないシリコン酸化膜で構成され
る第2の層間膜5が孔6a内に堆積される。その後、C
MP法などにより、第2の層間膜5と第1の層間膜6と
の上面が平坦化される。この時、第1の層間膜6と第2
の層間膜5とが個別に平坦化されてもよい。また、平坦
化の方法として、ドライエッチングなどが用いられても
よい。これにより、孔6a内にのみ第2の層間膜5が残
存される。
不純物をドープされていないシリコン酸化膜で構成され
る第2の層間膜5が孔6a内に堆積される。その後、C
MP法などにより、第2の層間膜5と第1の層間膜6と
の上面が平坦化される。この時、第1の層間膜6と第2
の層間膜5とが個別に平坦化されてもよい。また、平坦
化の方法として、ドライエッチングなどが用いられても
よい。これにより、孔6a内にのみ第2の層間膜5が残
存される。
【0070】図6を参照して、通常の写真製版技術を用
いて、第1および第2の層間膜5、6上にレジストパタ
ーン32が形成される。このレジストパターン32をマ
スクとして孔6a内の第2の層間膜5にドライエッチン
グなどが施される。このドライエッチング時には、拡散
防止絶縁層4がエッチングストッパーとして機能する。
この後、レジストパターン32の剥離が行なわれる。
いて、第1および第2の層間膜5、6上にレジストパタ
ーン32が形成される。このレジストパターン32をマ
スクとして孔6a内の第2の層間膜5にドライエッチン
グなどが施される。このドライエッチング時には、拡散
防止絶縁層4がエッチングストッパーとして機能する。
この後、レジストパターン32の剥離が行なわれる。
【0071】図7を参照して、上記のエッチングによ
り、異方的に第2の層間膜6が加工されて、拡散防止絶
縁層4の表面に達するビアホール6bが形成される。
り、異方的に第2の層間膜6が加工されて、拡散防止絶
縁層4の表面に達するビアホール6bが形成される。
【0072】図8を参照して、通常の写真製版技術を用
いて、第1および第2の層間膜5、6上にレジストパタ
ーン33が形成される。このレジストパターン33をマ
スクとして第2の層間膜5にドライエッチングなどが施
される。
いて、第1および第2の層間膜5、6上にレジストパタ
ーン33が形成される。このレジストパターン33をマ
スクとして第2の層間膜5にドライエッチングなどが施
される。
【0073】図9を参照して、上記のエッチングによ
り、第2の層間膜5が所定量除去されて、溝6cが形成
される。この後、レジストパターン33の剥離が行なわ
れる。そして、ビアホール6bの底に位置する拡散防止
絶縁層4がエッチングにより除去されて、下層配線層2
に達するビアホール6bが形成される。
り、第2の層間膜5が所定量除去されて、溝6cが形成
される。この後、レジストパターン33の剥離が行なわ
れる。そして、ビアホール6bの底に位置する拡散防止
絶縁層4がエッチングにより除去されて、下層配線層2
に達するビアホール6bが形成される。
【0074】図10を参照して、ビアホール6bおよび
溝6c内に、拡散防止バリア膜3と配線金属層2とが形
成され、CMP法などによって平坦化される。これによ
り、ビアホール6bおよび溝6c内のみに配線金属層2
が残存されて、プラグ部2aおよび配線部2bを有する
配線層2が形成される。
溝6c内に、拡散防止バリア膜3と配線金属層2とが形
成され、CMP法などによって平坦化される。これによ
り、ビアホール6bおよび溝6c内のみに配線金属層2
が残存されて、プラグ部2aおよび配線部2bを有する
配線層2が形成される。
【0075】図11を参照して、配線層2の酸化防止お
よび拡散防止のために拡散防止絶縁層4が表面全面に形
成されることにより、多層配線構造の中の1層の配線構
造が形成される。なお、この拡散防止絶縁層4は、上層
の配線層の形成時においてエッチングストッパーとして
働く。上記の工程を繰り返し行うことにより、図12に
示すような所望の配線数の多層配線構造が形成される。
よび拡散防止のために拡散防止絶縁層4が表面全面に形
成されることにより、多層配線構造の中の1層の配線構
造が形成される。なお、この拡散防止絶縁層4は、上層
の配線層の形成時においてエッチングストッパーとして
働く。上記の工程を繰り返し行うことにより、図12に
示すような所望の配線数の多層配線構造が形成される。
【0076】図12を参照して、この後、開口パターン
を有するレジストパターン41が最上層に形成され、そ
のレジストパターン41をマスクとして、多層配線の最
上層から最下層までエッチングが施される。これによ
り、配線に重ならないように開口部40が形成される。
この開口部40を介して、各層の第1の層間膜6が除去
される。これにより、図1に示すような中空配線の多層
配線構造を製造することができる。
を有するレジストパターン41が最上層に形成され、そ
のレジストパターン41をマスクとして、多層配線の最
上層から最下層までエッチングが施される。これによ
り、配線に重ならないように開口部40が形成される。
この開口部40を介して、各層の第1の層間膜6が除去
される。これにより、図1に示すような中空配線の多層
配線構造を製造することができる。
【0077】なお、図13、14に示すように拡散防止
絶縁層4の成膜後に、各層毎に拡散防止絶縁層4に開口
4aが形成されてもよい。この開口4aは、図13に示
すようにレジストパターン34を形成し、このレジスト
パターン34をマスクとして図14に示すようにエッチ
ングを行なうことにより形成できる。
絶縁層4の成膜後に、各層毎に拡散防止絶縁層4に開口
4aが形成されてもよい。この開口4aは、図13に示
すようにレジストパターン34を形成し、このレジスト
パターン34をマスクとして図14に示すようにエッチ
ングを行なうことにより形成できる。
【0078】このようにして図15に示すように拡散防
止絶縁層4の各部に開口4aを形成しておけば、各層の
第1の層間膜6を除去するときにエッチャントが開口4
aを介して各部に行き渡り易くなる。これにより、第1
の層間膜6の除去工程での時間短縮や、除去性の向上が
見込める。
止絶縁層4の各部に開口4aを形成しておけば、各層の
第1の層間膜6を除去するときにエッチャントが開口4
aを介して各部に行き渡り易くなる。これにより、第1
の層間膜6の除去工程での時間短縮や、除去性の向上が
見込める。
【0079】また図13〜15では1層毎に拡散防止絶
縁層4に開口4aを設ける場合について説明したが、2
層毎、3層毎のように適宜プロセスが容易になるように
開口が形成されてもよい。図16は2層毎に拡散防止絶
縁層4に開口4bを設けた場合を示している。この場合
には、図13〜15の場合に比べて、多くの開口部を形
成することが可能であり、かつ1層毎に開口4aを形成
するよりも工程数やコストを削減することが可能とな
る。
縁層4に開口4aを設ける場合について説明したが、2
層毎、3層毎のように適宜プロセスが容易になるように
開口が形成されてもよい。図16は2層毎に拡散防止絶
縁層4に開口4bを設けた場合を示している。この場合
には、図13〜15の場合に比べて、多くの開口部を形
成することが可能であり、かつ1層毎に開口4aを形成
するよりも工程数やコストを削減することが可能とな
る。
【0080】ここまでの記述では、第1の層間膜6にB
PSG、第2の層間膜5に不純物がドープされていない
シリコン酸化膜を用いた場合について説明したが、第1
の層間膜6を除去する工程において、第2の層間膜5が
除去され難い材質であれば、第1の層間膜6の材質と第
2の層間膜5の材質との組合わせはどのような組み合わ
せでも可能である。
PSG、第2の層間膜5に不純物がドープされていない
シリコン酸化膜を用いた場合について説明したが、第1
の層間膜6を除去する工程において、第2の層間膜5が
除去され難い材質であれば、第1の層間膜6の材質と第
2の層間膜5の材質との組合わせはどのような組み合わ
せでも可能である。
【0081】しかし、第1の層間膜6を除去する工程に
おいて、第1の層間膜6は除去されやすく、かつ拡散防
止絶縁層4は除去され難い材質である必要がある。ま
た、図4〜図5のプロセスにおける第1の層間膜6と第
2の層間膜5とをCMP法により平坦化する際に困難が
生じないように、CMP法に対して第1の層間膜6は第
2の層間膜5と同様の研磨特性が得られる材料であるこ
とが好ましい。また、図6〜図9のプロセスに示される
デュアルダマシン形状を形成する工程において必要とな
るエッチングプロセスに対しても第1の層間膜6は第2
の層間膜5と同様のエッチング特性が得られる方が望ま
しい。
おいて、第1の層間膜6は除去されやすく、かつ拡散防
止絶縁層4は除去され難い材質である必要がある。ま
た、図4〜図5のプロセスにおける第1の層間膜6と第
2の層間膜5とをCMP法により平坦化する際に困難が
生じないように、CMP法に対して第1の層間膜6は第
2の層間膜5と同様の研磨特性が得られる材料であるこ
とが好ましい。また、図6〜図9のプロセスに示される
デュアルダマシン形状を形成する工程において必要とな
るエッチングプロセスに対しても第1の層間膜6は第2
の層間膜5と同様のエッチング特性が得られる方が望ま
しい。
【0082】以上のことから、第1の層間膜6には不純
物のドープされたシリコン酸化膜、第2の層間膜5には
CVD法により形成されたシリコン酸化膜やCVD法に
より形成されたTEOS(Tetra Etyle Ortho Silicat
e)のような不純物のドープされていないシリコン酸化
膜を用いることができ、これにより各工程におけるプロ
セスの確立が容易になる。
物のドープされたシリコン酸化膜、第2の層間膜5には
CVD法により形成されたシリコン酸化膜やCVD法に
より形成されたTEOS(Tetra Etyle Ortho Silicat
e)のような不純物のドープされていないシリコン酸化
膜を用いることができ、これにより各工程におけるプロ
セスの確立が容易になる。
【0083】上記のように、第1の層間膜6に不純物の
ドープされたシリコン酸化膜を用いた場合には、第1の
層間膜6の除去には、気相のフッ酸(HF)を用いるエ
ッチングを使用することが可能であり、前記のように各
工程におけるプロセスの確立が容易になる。
ドープされたシリコン酸化膜を用いた場合には、第1の
層間膜6の除去には、気相のフッ酸(HF)を用いるエ
ッチングを使用することが可能であり、前記のように各
工程におけるプロセスの確立が容易になる。
【0084】(実施の形態2)図17〜図19は、本発
明の実施の形態2における多層配線構造を有する半導体
装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。図1
7を参照して、本実施の形態においては、実施の形態1
において図3に示されるレジストパターン31の平面パ
ターン形状が、図8に示されるレジストパターン33の
平面パターン形状と同じとされる。このレジストパター
ン31をマスクとして第1の層間膜6をエッチングする
ことにより、図18に示す形状の孔6aが形成され、実
施の形態1と同様の後工程を経ることにより図19に示
すように配線層2が形成される。
明の実施の形態2における多層配線構造を有する半導体
装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。図1
7を参照して、本実施の形態においては、実施の形態1
において図3に示されるレジストパターン31の平面パ
ターン形状が、図8に示されるレジストパターン33の
平面パターン形状と同じとされる。このレジストパター
ン31をマスクとして第1の層間膜6をエッチングする
ことにより、図18に示す形状の孔6aが形成され、実
施の形態1と同様の後工程を経ることにより図19に示
すように配線層2が形成される。
【0085】なお、これ以外の製造工程については上述
した実施の形態1の工程とほぼ同じであるため、その説
明を省略する。
した実施の形態1の工程とほぼ同じであるため、その説
明を省略する。
【0086】本実施の形態では、実施の形態1における
図3に示されるレジストパターン31の平面パターン形
状と図8に示されるレジストパターン33の平面パター
ン形状とを同じとしたことにより、双方のレジストパタ
ーン31、33を同一のフォトマスク(レチクル)を用
いて形成することができる。このため、写真製版技術に
おけるフォトマスクを削減することができ、また配線層
2の下方には第2の層間膜5が沿う配置になり、強度の
向上が見込まれる。
図3に示されるレジストパターン31の平面パターン形
状と図8に示されるレジストパターン33の平面パター
ン形状とを同じとしたことにより、双方のレジストパタ
ーン31、33を同一のフォトマスク(レチクル)を用
いて形成することができる。このため、写真製版技術に
おけるフォトマスクを削減することができ、また配線層
2の下方には第2の層間膜5が沿う配置になり、強度の
向上が見込まれる。
【0087】(実施の形態3)図20および図21は、
本発明の実施の形態3における多層配線構造を有する半
導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。
本発明の実施の形態3における多層配線構造を有する半
導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。
【0088】まず本実施の形態の製造方法は、図2、図
17の工程を経る。この後、図20に示すように孔6a
が上方から下方に向けて開口寸法が減少するテーパ形状
に形成される。この後、実施の形態1と同様の後工程を
経ることにより、図21に示すような配線層2が形成さ
れる。
17の工程を経る。この後、図20に示すように孔6a
が上方から下方に向けて開口寸法が減少するテーパ形状
に形成される。この後、実施の形態1と同様の後工程を
経ることにより、図21に示すような配線層2が形成さ
れる。
【0089】なお、これ以外の製造工程については上述
した実施の形態1および2の工程とほぼ同じであるた
め、その説明を省略する。
した実施の形態1および2の工程とほぼ同じであるた
め、その説明を省略する。
【0090】本実施の形態では、孔6aをテーパ形状と
したことにより、配線層2を支持する第2の層間膜5の
幅を配線層2の幅よりも細くすることが可能となり、上
下配線間の容量低減が可能となる。
したことにより、配線層2を支持する第2の層間膜5の
幅を配線層2の幅よりも細くすることが可能となり、上
下配線間の容量低減が可能となる。
【0091】(実施の形態4)図22〜図24は、本発
明の実施の形態4における多層配線構造を有する半導体
装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。
明の実施の形態4における多層配線構造を有する半導体
装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。
【0092】まず本実施の形態の製造方法は、図2、図
17および図18の工程を経る。この後、図22に示す
ように第3の層間膜7aが比較的薄く形成される。この
第3の層間膜7aは、第1の層間膜6を除去する工程に
おいて、第1の層間膜6とエッチング速度がほぼ等しい
材質で構成され、たとえば第1の層間膜6と同一の材料
であるBPSGや、リンのみをドープされたPSGなど
から構成される。この後、第1の層間膜6の表面が露出
するまで全面エッチバックが行なわれる。
17および図18の工程を経る。この後、図22に示す
ように第3の層間膜7aが比較的薄く形成される。この
第3の層間膜7aは、第1の層間膜6を除去する工程に
おいて、第1の層間膜6とエッチング速度がほぼ等しい
材質で構成され、たとえば第1の層間膜6と同一の材料
であるBPSGや、リンのみをドープされたPSGなど
から構成される。この後、第1の層間膜6の表面が露出
するまで全面エッチバックが行なわれる。
【0093】図23を参照して、上記のエッチバックに
より、第3の層間膜7aは孔6aの側壁にサイドウォー
ル形状の側壁層として残存される。この後、実施の形態
1と同様の後工程を経ることにより図24に示す配線層
2が形成される。
より、第3の層間膜7aは孔6aの側壁にサイドウォー
ル形状の側壁層として残存される。この後、実施の形態
1と同様の後工程を経ることにより図24に示す配線層
2が形成される。
【0094】なお、これ以外の製造工程については上述
した実施の形態1および2の工程とほぼ同じであるた
め、その説明を省略する。
した実施の形態1および2の工程とほぼ同じであるた
め、その説明を省略する。
【0095】本実施の形態では、孔6aの側壁にサイド
ウォール形状の側壁層7aを形成したことにより、配線
層2を支持する第2の層間膜5の幅を配線層2の幅より
も細くすることができ、上下配線間の容量低減が可能と
なる。
ウォール形状の側壁層7aを形成したことにより、配線
層2を支持する第2の層間膜5の幅を配線層2の幅より
も細くすることができ、上下配線間の容量低減が可能と
なる。
【0096】また、第3の層間膜7aを第1の層間膜6
とエッチング速度がほぼ等しい材質で構成することによ
り、第1の層間膜6の除去時に同時に第3の層間膜7a
も除去することが可能となる。
とエッチング速度がほぼ等しい材質で構成することによ
り、第1の層間膜6の除去時に同時に第3の層間膜7a
も除去することが可能となる。
【0097】(実施の形態5)図25〜図27は、本発
明の実施の形態5における多層配線構造を有する半導体
装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。
明の実施の形態5における多層配線構造を有する半導体
装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。
【0098】まず本実施の形態の製造方法は、図2、図
17および図18の工程を経る。この後、図25に示す
ように第3の層間膜7bが比較的薄く形成される。この
第3の層間膜7bは、第1の層間膜6のエッチング時に
ほとんどエッチングされない(つまりエッチング速度が
小さい)材質で構成され、たとえばシリコン窒化膜など
から構成される。この後、第1の層間膜6の表面が露出
するまで全面エッチバックが行なわれる。
17および図18の工程を経る。この後、図25に示す
ように第3の層間膜7bが比較的薄く形成される。この
第3の層間膜7bは、第1の層間膜6のエッチング時に
ほとんどエッチングされない(つまりエッチング速度が
小さい)材質で構成され、たとえばシリコン窒化膜など
から構成される。この後、第1の層間膜6の表面が露出
するまで全面エッチバックが行なわれる。
【0099】図26を参照して、上記のエッチバックに
より、第3の層間膜7bは孔6aの側壁にサイドウォー
ル形状の側壁層として残存される。この後、実施の形態
1と同様の後工程を経ることにより図27に示す配線層
2が形成される。
より、第3の層間膜7bは孔6aの側壁にサイドウォー
ル形状の側壁層として残存される。この後、実施の形態
1と同様の後工程を経ることにより図27に示す配線層
2が形成される。
【0100】なお、これ以外の製造工程については上述
した実施の形態1および2の工程とほぼ同じであるた
め、その説明を省略する。
した実施の形態1および2の工程とほぼ同じであるた
め、その説明を省略する。
【0101】本実施の形態では、中空空間を形成すべく
第1の層間膜6を除去する工程において、第2の層間膜
5が第3の層間膜7aによって保護されている。このた
め、第2の層間膜5の材料として、第1の層間膜6の除
去時に除去され難い材質とする必要がなくなり、埋め込
み性および平坦性の良い材料を選択することが可能とな
る。これにより、層間膜の形成工程が容易になることが
期待できる。
第1の層間膜6を除去する工程において、第2の層間膜
5が第3の層間膜7aによって保護されている。このた
め、第2の層間膜5の材料として、第1の層間膜6の除
去時に除去され難い材質とする必要がなくなり、埋め込
み性および平坦性の良い材料を選択することが可能とな
る。これにより、層間膜の形成工程が容易になることが
期待できる。
【0102】また、第1の層間膜6と第2の層間膜5と
のエッチング選択性を考慮する必要がないため、第2の
層間膜5の材質の選択肢が多くなる。たとえば、第2の
層間膜5に、第1の層間膜6と同じBPSGを用いるこ
とも可能である。
のエッチング選択性を考慮する必要がないため、第2の
層間膜5の材質の選択肢が多くなる。たとえば、第2の
層間膜5に、第1の層間膜6と同じBPSGを用いるこ
とも可能である。
【0103】ここでは、第1の層間膜6を除去する工程
として、気相のフッ酸(HF)ガスを用いる場合とし
て、第1の層間膜6にBPSG、第2の層間膜5にシリ
コン酸化膜、第3の層間膜7bにシリコン窒化膜をそれ
ぞれ用いたが、第3の層間膜7bは、第1の層間膜6を
除去する工程において第1の層間膜6と比べてエッチン
グ速度が小さい材料であれば良く、第2の層間膜5と同
一の材料である、シリコン酸化膜でもかまわない。
として、気相のフッ酸(HF)ガスを用いる場合とし
て、第1の層間膜6にBPSG、第2の層間膜5にシリ
コン酸化膜、第3の層間膜7bにシリコン窒化膜をそれ
ぞれ用いたが、第3の層間膜7bは、第1の層間膜6を
除去する工程において第1の層間膜6と比べてエッチン
グ速度が小さい材料であれば良く、第2の層間膜5と同
一の材料である、シリコン酸化膜でもかまわない。
【0104】(実施の形態6)実施の形態1〜5では第
1の層間膜6として絶縁性の材質を用いていたが、第1
の層間膜6はたとえばアルミニウムなどの導電性の材料
であってもよい。
1の層間膜6として絶縁性の材質を用いていたが、第1
の層間膜6はたとえばアルミニウムなどの導電性の材料
であってもよい。
【0105】これにより、図10に示される、配線層2
の平坦化の際に、第1の層間膜6と配線層2との機械的
強度などのCMP特性を近くすることができるため、C
MP時の残渣やスクラッチの発生が抑制できる効果が見
込まれる。
の平坦化の際に、第1の層間膜6と配線層2との機械的
強度などのCMP特性を近くすることができるため、C
MP時の残渣やスクラッチの発生が抑制できる効果が見
込まれる。
【0106】また、導電性があることから、銅のメッキ
成膜のために必要となるシード層の皮膜性が低い場合で
も、メッキ成膜が可能なため、微細化に対する適用性も
向上できる。
成膜のために必要となるシード層の皮膜性が低い場合で
も、メッキ成膜が可能なため、微細化に対する適用性も
向上できる。
【0107】(実施の形態7)図28および図29は、
本発明の実施の形態7における多層配線構造を有する半
導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。
本発明の実施の形態7における多層配線構造を有する半
導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。
【0108】第2の層間膜5と第1の層間膜6とをエッ
チング特性の異なる材料、たとえば、酸化シリコン系
(TEOSなど)と有機系材料を用いることにより、ビア
エッチング用のマスクを大きく形成し、セルフアライン
的にエッチングを行い、また、配線形成用のパターずれ
に対しても、セルフアライン的なエッチングを行うこと
ができ、アライメントずれに対するマージンを持たせる
ことも可能である。
チング特性の異なる材料、たとえば、酸化シリコン系
(TEOSなど)と有機系材料を用いることにより、ビア
エッチング用のマスクを大きく形成し、セルフアライン
的にエッチングを行い、また、配線形成用のパターずれ
に対しても、セルフアライン的なエッチングを行うこと
ができ、アライメントずれに対するマージンを持たせる
ことも可能である。
【0109】この方法を用いる場合の第1の層間膜6と
第2の層間膜5との材質の組み合わせが多く存在する
が、それらに関して、第1の層間膜6に有機系低誘電率
層間膜、第2の層間膜5にシリコン酸化膜系(SiO2、
TEOS、BPTEOSなど)を用いた場合には、デュ
アルダマシン構造を形成する際のエッチングには、C4
F8などのCF系プラズマなどによるエッチングを行う
ことにより、第1の層間膜6をエッチングすることな
く、第2の層間膜5のみのエッチングが可能であり、最
後に行う、第1の層間膜6の除去には、酸素プラズマな
どが利用できる。
第2の層間膜5との材質の組み合わせが多く存在する
が、それらに関して、第1の層間膜6に有機系低誘電率
層間膜、第2の層間膜5にシリコン酸化膜系(SiO2、
TEOS、BPTEOSなど)を用いた場合には、デュ
アルダマシン構造を形成する際のエッチングには、C4
F8などのCF系プラズマなどによるエッチングを行う
ことにより、第1の層間膜6をエッチングすることな
く、第2の層間膜5のみのエッチングが可能であり、最
後に行う、第1の層間膜6の除去には、酸素プラズマな
どが利用できる。
【0110】逆に、第1の層間膜6にシリコン酸化膜系
を用い、第2の層間膜5に有機系低誘電率層間膜を用い
た場合には、CMP工程における機械的強度の向上が見
込め、デュアルダマシン構造を形成する際のエッチング
には、O2、N2、H2などのプラズマによるエッチング
を行うことにより、第1の層間膜6をエッチングするこ
となく、第2の層間膜5のみのエッチングが可能であ
り、最後に行う、第1の層間膜6の除去には、フッ酸系
水溶液などが利用できる。
を用い、第2の層間膜5に有機系低誘電率層間膜を用い
た場合には、CMP工程における機械的強度の向上が見
込め、デュアルダマシン構造を形成する際のエッチング
には、O2、N2、H2などのプラズマによるエッチング
を行うことにより、第1の層間膜6をエッチングするこ
となく、第2の層間膜5のみのエッチングが可能であ
り、最後に行う、第1の層間膜6の除去には、フッ酸系
水溶液などが利用できる。
【0111】例えば、第1の層間膜6にシリコン酸化膜
を用いて、第2の層間膜5に有機系低誘電率層間膜を用
いた場合について記述する。
を用いて、第2の層間膜5に有機系低誘電率層間膜を用
いた場合について記述する。
【0112】第2の層間膜5を成膜し、CMP法などに
より平坦化する工程までは、実施の形態1に記述の図2
〜図5までの工程と同様である。その後、ビアホール用
のレジストパターニングにおいて、上記のような層間膜
の組み合わせにすると、第2の層間膜5を対象とするビ
アホールエッチング時に、酸素もしくは水素を用いたエ
ッチングを行うことができる。このようなエッチングを
行った場合、第1の層間膜6は、ほとんどエッチングさ
れない。したがって、実施の形態1に記述の図6におけ
るレジストパターン32を図28に示すレジストパター
ン32aのような大きな開口パターンを有するように形
成することができる。
より平坦化する工程までは、実施の形態1に記述の図2
〜図5までの工程と同様である。その後、ビアホール用
のレジストパターニングにおいて、上記のような層間膜
の組み合わせにすると、第2の層間膜5を対象とするビ
アホールエッチング時に、酸素もしくは水素を用いたエ
ッチングを行うことができる。このようなエッチングを
行った場合、第1の層間膜6は、ほとんどエッチングさ
れない。したがって、実施の形態1に記述の図6におけ
るレジストパターン32を図28に示すレジストパター
ン32aのような大きな開口パターンを有するように形
成することができる。
【0113】このように大きな開口パターンを有するレ
ジストパターン32aを用いることにより、図29に示
すようにビアホール6b1として開口される部分は、必
要とされる大きさよりも小さくなることはなく、またア
ライメントずれに対するマージンも大きくなる利点があ
る。
ジストパターン32aを用いることにより、図29に示
すようにビアホール6b1として開口される部分は、必
要とされる大きさよりも小さくなることはなく、またア
ライメントずれに対するマージンも大きくなる利点があ
る。
【0114】他にも、第1の層間膜6と第2の層間膜5
との材質の組みあわせとして、第1の層間膜6に有機系
膜、第2の層間膜5にシリコン酸化膜系を用いた場合に
は、フルオロカーボン系のプラズマを用いて、第1の層
間膜6をほとんどエッチングすることなく、第2の層間
膜5のエッチングすることが可能である。
との材質の組みあわせとして、第1の層間膜6に有機系
膜、第2の層間膜5にシリコン酸化膜系を用いた場合に
は、フルオロカーボン系のプラズマを用いて、第1の層
間膜6をほとんどエッチングすることなく、第2の層間
膜5のエッチングすることが可能である。
【0115】(実施の形態8)図30は、本発明の実施
の形態8における多層配線構造を有する半導体装置の製
造方法を示す概略断面図である。
の形態8における多層配線構造を有する半導体装置の製
造方法を示す概略断面図である。
【0116】図1に示すような中空構造を作製した後、
図30に示すように、新たに低誘電率層間膜として第4
の層間膜7を形成することにより、加工の困難な層間膜
や、機械的強度の弱い層間膜を用いた構造を作製するこ
とも可能である。この方法を用いることにより、半導体
装置全体の強度が増すことから、装置全体の信頼性の向
上が見込める。
図30に示すように、新たに低誘電率層間膜として第4
の層間膜7を形成することにより、加工の困難な層間膜
や、機械的強度の弱い層間膜を用いた構造を作製するこ
とも可能である。この方法を用いることにより、半導体
装置全体の強度が増すことから、装置全体の信頼性の向
上が見込める。
【0117】なお、この第4の層間膜7は、2.5以下
の誘電率を有している。また、この第4の層間膜7は、
CVD法や、スピンコートによる回転塗布法により形成
することができ、CVD法により形成される場合にはた
とえばSiOC膜より形成され、スピンコートによる回
転塗布法により形成される場合にはたとえばポリアリル
エーテルより形成することができる。
の誘電率を有している。また、この第4の層間膜7は、
CVD法や、スピンコートによる回転塗布法により形成
することができ、CVD法により形成される場合にはた
とえばSiOC膜より形成され、スピンコートによる回
転塗布法により形成される場合にはたとえばポリアリル
エーテルより形成することができる。
【0118】本実施の形態では、配線層2の横側の空間
のすべてが第4の層間膜7により埋め込まれている必要
はなく、中空空間が部分的に残っていてもよい。
のすべてが第4の層間膜7により埋め込まれている必要
はなく、中空空間が部分的に残っていてもよい。
【0119】また、実施の形態1中に記述したように、
1層ごとあるいは、2層ごとなどのように第1の層間膜
6を除去する場合には、第1の層間膜6の除去後、第4
の層間膜7が形成されてもよく、その際には、第4の層
間膜7の形成後に平坦化することも可能である。
1層ごとあるいは、2層ごとなどのように第1の層間膜
6を除去する場合には、第1の層間膜6の除去後、第4
の層間膜7が形成されてもよく、その際には、第4の層
間膜7の形成後に平坦化することも可能である。
【0120】なお、今回開示した上記実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではない。本発明の
範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって
示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での
すべての変更を含むものである。
ての点で例示であって制限的なものではない。本発明の
範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって
示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での
すべての変更を含むものである。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように本発明の多層配線構
造を有する半導体装置によれば、層間絶縁膜により配線
層と絶縁層とが縦方向に連結されている。これにより、
第2の配線層の強度を向上でき、配線の内部応力による
変形などが抑制されるため、第2の配線層が断線した
り、湾曲などにより第2の配線層が他の配線層と短絡し
たりすることを抑制できる。また、配線レイアウトによ
り、広い範囲で上層または下層の配線がないような配線
部分にも、その配線部分の下側に第2の層間膜を配置す
ることでその配線層の強度を向上させることもできる。
また、中空空間を形成することにより、この空間内を低
誘電率とすることが可能となる。このため、配線層内を
伝達する信号の伝達速度を向上することができる。これ
により、配線層の強度向上と信号の伝達速度向上とを両
立することが可能となる。
造を有する半導体装置によれば、層間絶縁膜により配線
層と絶縁層とが縦方向に連結されている。これにより、
第2の配線層の強度を向上でき、配線の内部応力による
変形などが抑制されるため、第2の配線層が断線した
り、湾曲などにより第2の配線層が他の配線層と短絡し
たりすることを抑制できる。また、配線レイアウトによ
り、広い範囲で上層または下層の配線がないような配線
部分にも、その配線部分の下側に第2の層間膜を配置す
ることでその配線層の強度を向上させることもできる。
また、中空空間を形成することにより、この空間内を低
誘電率とすることが可能となる。このため、配線層内を
伝達する信号の伝達速度を向上することができる。これ
により、配線層の強度向上と信号の伝達速度向上とを両
立することが可能となる。
【0122】上記の多層配線構造を有する半導体装置に
おいて好ましくは、層間絶縁膜の側壁面は、層間絶縁膜
の真上に位置する配線層の側壁面と実質的に連続した面
を構成している。これにより、配線層の下側全体を層間
絶縁膜により支えることができるため、第2の配線層が
断線したり、湾曲などにより第2の配線層が他の配線層
と短絡したりすることをさらに抑制できる。
おいて好ましくは、層間絶縁膜の側壁面は、層間絶縁膜
の真上に位置する配線層の側壁面と実質的に連続した面
を構成している。これにより、配線層の下側全体を層間
絶縁膜により支えることができるため、第2の配線層が
断線したり、湾曲などにより第2の配線層が他の配線層
と短絡したりすることをさらに抑制できる。
【0123】上記の多層配線構造を有する半導体装置に
おいて好ましくは、層間絶縁膜の幅は、層間絶縁膜の真
上に位置する配線層の幅よりも小さい。このように層間
絶縁膜の幅を配線部の幅よりも微細にすることにより、
上下配線間の実効誘電率の低減が可能となる。
おいて好ましくは、層間絶縁膜の幅は、層間絶縁膜の真
上に位置する配線層の幅よりも小さい。このように層間
絶縁膜の幅を配線部の幅よりも微細にすることにより、
上下配線間の実効誘電率の低減が可能となる。
【0124】上記の多層配線構造を有する半導体装置に
おいて好ましくは、層間絶縁膜は、第1の層間絶縁膜
と、第1の層間絶縁膜の側面を覆う第2の層間絶縁膜と
を有し、第1および第2の層間絶縁膜は互いに異なる材
質よりなっている。これにより、第2の層間膜の材質と
して埋め込み性の良い材質を選択できるなど、第2の層
間膜の材質の選択の幅を広げることができる。
おいて好ましくは、層間絶縁膜は、第1の層間絶縁膜
と、第1の層間絶縁膜の側面を覆う第2の層間絶縁膜と
を有し、第1および第2の層間絶縁膜は互いに異なる材
質よりなっている。これにより、第2の層間膜の材質と
して埋め込み性の良い材質を選択できるなど、第2の層
間膜の材質の選択の幅を広げることができる。
【0125】本発明の多層配線構造を有する半導体装置
の製造方法によれば、第2の層間膜を残存させるように
第1の層間膜のみが除去されるため、第2の配線層下を
第2の層間膜により支えることができる。これにより、
第2の配線層の強度を向上でき、配線の内部応力による
変形などが抑制されるため、第2の配線層の湾曲などに
より第2の配線層が他の配線層と短絡したり断線したり
することを抑制できる。また、配線レイアウトにより、
広い範囲で上層または下層の配線がないような配線部分
にも、その配線部分の下側に第2の層間膜を配置するこ
とでその配線層の強度を向上させることもできる。ま
た、中空空間を形成することにより、この空間内を低誘
電率とすることが可能となる。このため、配線層内を伝
達する信号の伝達速度を向上することができる。これに
より、配線層の強度向上と信号の伝達速度向上とを両立
することが可能となる。
の製造方法によれば、第2の層間膜を残存させるように
第1の層間膜のみが除去されるため、第2の配線層下を
第2の層間膜により支えることができる。これにより、
第2の配線層の強度を向上でき、配線の内部応力による
変形などが抑制されるため、第2の配線層の湾曲などに
より第2の配線層が他の配線層と短絡したり断線したり
することを抑制できる。また、配線レイアウトにより、
広い範囲で上層または下層の配線がないような配線部分
にも、その配線部分の下側に第2の層間膜を配置するこ
とでその配線層の強度を向上させることもできる。ま
た、中空空間を形成することにより、この空間内を低誘
電率とすることが可能となる。このため、配線層内を伝
達する信号の伝達速度を向上することができる。これに
より、配線層の強度向上と信号の伝達速度向上とを両立
することが可能となる。
【0126】また、支柱となる第2の層間膜は、第1の
層間膜を貫通した孔内に埋め込まれて形成される。この
孔は第1の層間膜を貫通させればよく、ゆえにその深さ
やパターン形成に制約はほとんどない。
層間膜を貫通した孔内に埋め込まれて形成される。この
孔は第1の層間膜を貫通させればよく、ゆえにその深さ
やパターン形成に制約はほとんどない。
【0127】また第1の層間膜の孔内に第2の層間膜と
第2の配線層とが形成されるため、容易に第1の層間膜
と第2の配線層とを同一の平面パターンで形成すること
ができる。第2の配線層をマスクとして第2の層間膜の
エッチングする工程がないため、マスクとなる第2の配
線層が長時間プラズマなどにさらされることもなく、そ
れによる配線特性の劣化もない。また、第2の配線層の
形成後に、レジストマスクを用いて第2の層間膜をエッ
チングすることもないため、アライメントずれによる配
線部の露出による配線特性の劣化や、配線間層間膜のう
ち除去できない部分が生じることもない。
第2の配線層とが形成されるため、容易に第1の層間膜
と第2の配線層とを同一の平面パターンで形成すること
ができる。第2の配線層をマスクとして第2の層間膜の
エッチングする工程がないため、マスクとなる第2の配
線層が長時間プラズマなどにさらされることもなく、そ
れによる配線特性の劣化もない。また、第2の配線層の
形成後に、レジストマスクを用いて第2の層間膜をエッ
チングすることもないため、アライメントずれによる配
線部の露出による配線特性の劣化や、配線間層間膜のう
ち除去できない部分が生じることもない。
【0128】上記の多層配線構造を有する半導体装置の
製造方法において好ましくは、孔の形成時にマスクとし
て用いられるフォトレジストの平面パターン形状と、配
線用溝の形成時にマスクとして用いられるフォトレジス
トの平面パターン形状とが同じ形状である。これによ
り、溝の形成時にマスクとして用いられるフォトレジス
トの形成に用いられるフォトマスク(レチクル)のパタ
ーンと、配線用溝の形成時にマスクとして用いられるフ
ォトレジストの形成に用いられるフォトマスクのパター
ンとが同じとなる。このため、同一のフォトマスクを用
いて、溝の形成時のフォトレジストと配線用溝の形成時
のフォトレジストとを形成することができる。よって、
パターニング用のフォトマスクの枚数を削減できる。
製造方法において好ましくは、孔の形成時にマスクとし
て用いられるフォトレジストの平面パターン形状と、配
線用溝の形成時にマスクとして用いられるフォトレジス
トの平面パターン形状とが同じ形状である。これによ
り、溝の形成時にマスクとして用いられるフォトレジス
トの形成に用いられるフォトマスク(レチクル)のパタ
ーンと、配線用溝の形成時にマスクとして用いられるフ
ォトレジストの形成に用いられるフォトマスクのパター
ンとが同じとなる。このため、同一のフォトマスクを用
いて、溝の形成時のフォトレジストと配線用溝の形成時
のフォトレジストとを形成することができる。よって、
パターニング用のフォトマスクの枚数を削減できる。
【0129】上記の多層配線構造を有する半導体装置の
製造方法において好ましくは、孔は、第1の層間膜の上
方から下方に向かうにつれて開口寸法が小さくなるテー
パ形状に形成される。これにより、孔内に埋め込まれる
第2の層間膜の量を少なくできるため、上下配線間の実
効誘電率を低減することが可能となる。
製造方法において好ましくは、孔は、第1の層間膜の上
方から下方に向かうにつれて開口寸法が小さくなるテー
パ形状に形成される。これにより、孔内に埋め込まれる
第2の層間膜の量を少なくできるため、上下配線間の実
効誘電率を低減することが可能となる。
【0130】上記の多層配線構造を有する半導体装置の
製造方法において好ましくは、孔が形成された後、第1
の層間膜の上面と孔の内壁面とを覆う第3の層間膜が形
成される。第1の層間膜の上面および孔の底面が露出す
るまで第3の層間膜をエッチングすることにより、孔の
側壁面にのみ第3の層間膜が残されて側壁層が形成され
る。第2の層間膜は、側壁面に側壁層が形成された孔を
埋め込むように形成される。第1の層間膜を除去する工
程において、側壁層は除去されずに残存する。このよう
に側壁層を設けたことで、第1の層間膜のエッチング除
去時に層間膜をエッチングストッパー層として機能させ
れることができる。これにより、第2の層間膜にはエッ
チングストッパー層として機能を持たせる必要がなくな
り、第2の層間膜の材質として埋め込み性の良い材質を
選択できるなど、第2の層間膜の材質の選択の幅を広げ
ることができる。
製造方法において好ましくは、孔が形成された後、第1
の層間膜の上面と孔の内壁面とを覆う第3の層間膜が形
成される。第1の層間膜の上面および孔の底面が露出す
るまで第3の層間膜をエッチングすることにより、孔の
側壁面にのみ第3の層間膜が残されて側壁層が形成され
る。第2の層間膜は、側壁面に側壁層が形成された孔を
埋め込むように形成される。第1の層間膜を除去する工
程において、側壁層は除去されずに残存する。このよう
に側壁層を設けたことで、第1の層間膜のエッチング除
去時に層間膜をエッチングストッパー層として機能させ
れることができる。これにより、第2の層間膜にはエッ
チングストッパー層として機能を持たせる必要がなくな
り、第2の層間膜の材質として埋め込み性の良い材質を
選択できるなど、第2の層間膜の材質の選択の幅を広げ
ることができる。
【0131】上記の多層配線構造を有する半導体装置の
製造方法において好ましくは、孔が形成された後、第1
の層間膜の上面と孔の内壁面とを覆う第3の層間膜が形
成される。第1の層間膜の上面および孔の底面が露出す
るまで第3の層間膜をエッチングすることにより、孔の
側壁面にのみ第3の層間膜が残されて側壁層が形成され
る。第2の層間膜は、側壁面に側壁層が形成された孔を
埋め込むように形成される。第1の層間膜を除去する工
程において、側壁層は同時に除去されて第2の層間膜の
側壁が露出する。これにより、第2の層間膜の量を少な
くできるため、配線間の容量をより低減することが可能
となる。
製造方法において好ましくは、孔が形成された後、第1
の層間膜の上面と孔の内壁面とを覆う第3の層間膜が形
成される。第1の層間膜の上面および孔の底面が露出す
るまで第3の層間膜をエッチングすることにより、孔の
側壁面にのみ第3の層間膜が残されて側壁層が形成され
る。第2の層間膜は、側壁面に側壁層が形成された孔を
埋め込むように形成される。第1の層間膜を除去する工
程において、側壁層は同時に除去されて第2の層間膜の
側壁が露出する。これにより、第2の層間膜の量を少な
くできるため、配線間の容量をより低減することが可能
となる。
【0132】上記の多層配線構造を有する半導体装置の
製造方法において好ましくは、第1の層間膜は不純物を
ドープされたシリコン酸化膜であり、第2の層間膜は不
純物をドープされていないシリコン酸化膜である。この
ように材料を選択することで第1の層間膜と第2の層間
膜とのエッチング選択性を容易に確保することができ
る。
製造方法において好ましくは、第1の層間膜は不純物を
ドープされたシリコン酸化膜であり、第2の層間膜は不
純物をドープされていないシリコン酸化膜である。この
ように材料を選択することで第1の層間膜と第2の層間
膜とのエッチング選択性を容易に確保することができ
る。
【0133】上記の多層配線構造を有する半導体装置の
製造方法において好ましくは、第1の層間膜を除去する
工程は、少なくとも気相のフッ酸を含む反応性ガスを用
いて行なわれる。これにより、不純物をドープされたシ
リコン酸化膜を良好にエッチングすることができる。
製造方法において好ましくは、第1の層間膜を除去する
工程は、少なくとも気相のフッ酸を含む反応性ガスを用
いて行なわれる。これにより、不純物をドープされたシ
リコン酸化膜を良好にエッチングすることができる。
【0134】上記の多層配線構造を有する半導体装置の
製造方法において好ましくは、第1の層間膜の材質は導
電性の材質よりなる。これにより、第1の層間膜の機械
的強度を高くすることができるため、第1の層間膜の上
面を平坦化するためにCMP法を用いた場合に残渣やス
クラッチの発生を抑制することができる。このため、C
MPおよびバリア膜や配線層膜の形成を容易に行うこと
ができる。
製造方法において好ましくは、第1の層間膜の材質は導
電性の材質よりなる。これにより、第1の層間膜の機械
的強度を高くすることができるため、第1の層間膜の上
面を平坦化するためにCMP法を用いた場合に残渣やス
クラッチの発生を抑制することができる。このため、C
MPおよびバリア膜や配線層膜の形成を容易に行うこと
ができる。
【0135】上記の多層配線構造を有する半導体装置の
製造方法において好ましくは、配線用溝およびプラグ用
孔の形成のためのエッチング時において第2の層間膜の
エッチング速度が第1の層間膜のエッチング速度よりも
速くなるように第2の層間膜材質が選ばれている。第2
の工程における、支持用の絶縁膜形成時において、第1
の層間膜と異なる膜質を用いることによって、第4の工
程における、配線間をつなぐビアエッチング時に、所望
のビア径より大きなビア径のレジストパターンを用い
て、所望のビア径のエッチングが可能となるセルフアラ
インコンタクトホール形成が可能となる。このことによ
り、アライメントずれに対するマージンが増加する。
製造方法において好ましくは、配線用溝およびプラグ用
孔の形成のためのエッチング時において第2の層間膜の
エッチング速度が第1の層間膜のエッチング速度よりも
速くなるように第2の層間膜材質が選ばれている。第2
の工程における、支持用の絶縁膜形成時において、第1
の層間膜と異なる膜質を用いることによって、第4の工
程における、配線間をつなぐビアエッチング時に、所望
のビア径より大きなビア径のレジストパターンを用い
て、所望のビア径のエッチングが可能となるセルフアラ
インコンタクトホール形成が可能となる。このことによ
り、アライメントずれに対するマージンが増加する。
【0136】上記の多層配線構造を有する半導体装置の
製造方法において好ましくは、第1の層間膜を除去する
ことにより形成される中空空間の少なくとも一部に第4
の層間膜が埋め込まれる。このように中空空間が形成さ
れた構造に対し、新たに低誘電率層間膜を形成すること
により、装置全体の強度をより向上することができる。
製造方法において好ましくは、第1の層間膜を除去する
ことにより形成される中空空間の少なくとも一部に第4
の層間膜が埋め込まれる。このように中空空間が形成さ
れた構造に対し、新たに低誘電率層間膜を形成すること
により、装置全体の強度をより向上することができる。
【図1】 本発明の実施の形態1における多層配線構造
を有する半導体装置の構成を概略的に示す断面図であ
る。
を有する半導体装置の構成を概略的に示す断面図であ
る。
【図2】 本発明の実施の形態1における多層配線構造
を有する半導体装置の製造方法の第1工程を示す概略断
面図である。
を有する半導体装置の製造方法の第1工程を示す概略断
面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1における多層配線構造
を有する半導体装置の製造方法の第2工程を示す概略断
面図である。
を有する半導体装置の製造方法の第2工程を示す概略断
面図である。
【図4】 本発明の実施の形態1における多層配線構造
を有する半導体装置の製造方法の第3工程を示す概略断
面図である。
を有する半導体装置の製造方法の第3工程を示す概略断
面図である。
【図5】 本発明の実施の形態1における多層配線構造
を有する半導体装置の製造方法の第4工程を示す概略断
面図である。
を有する半導体装置の製造方法の第4工程を示す概略断
面図である。
【図6】 本発明の実施の形態1における多層配線構造
を有する半導体装置の製造方法の第5工程を示す概略断
面図である。
を有する半導体装置の製造方法の第5工程を示す概略断
面図である。
【図7】 本発明の実施の形態1における多層配線構造
を有する半導体装置の製造方法の第6工程を示す概略断
面図である。
を有する半導体装置の製造方法の第6工程を示す概略断
面図である。
【図8】 本発明の実施の形態1における多層配線構造
を有する半導体装置の製造方法の第7工程を示す概略断
面図である。
を有する半導体装置の製造方法の第7工程を示す概略断
面図である。
【図9】 本発明の実施の形態1における多層配線構造
を有する半導体装置の製造方法の第8工程を示す概略断
面図である。
を有する半導体装置の製造方法の第8工程を示す概略断
面図である。
【図10】 本発明の実施の形態1における多層配線構
造を有する半導体装置の製造方法の第9工程を示す概略
断面図である。
造を有する半導体装置の製造方法の第9工程を示す概略
断面図である。
【図11】 本発明の実施の形態1における多層配線構
造を有する半導体装置の製造方法の第10工程を示す概
略断面図である。
造を有する半導体装置の製造方法の第10工程を示す概
略断面図である。
【図12】 本発明の実施の形態1における多層配線構
造を有する半導体装置の製造方法の第11工程を示す概
略断面図である。
造を有する半導体装置の製造方法の第11工程を示す概
略断面図である。
【図13】 各層毎に拡散防止絶縁層に開口を形成する
方法の第1工程を示す概略断面図である。
方法の第1工程を示す概略断面図である。
【図14】 各層毎に拡散防止絶縁層に開口を形成する
方法の第2工程を示す概略断面図である。
方法の第2工程を示す概略断面図である。
【図15】 各層毎に拡散防止絶縁層に開口を形成した
状態を示す概略断面図である。
状態を示す概略断面図である。
【図16】 2層毎に拡散防止絶縁層に開口を形成した
状態を示す概略断面図である。
状態を示す概略断面図である。
【図17】 本発明の実施の形態2における多層配線構
造を有する半導体装置の製造方法の第1工程を示す概略
断面図である。
造を有する半導体装置の製造方法の第1工程を示す概略
断面図である。
【図18】 本発明の実施の形態2における多層配線構
造を有する半導体装置の製造方法の第2工程を示す概略
断面図である。
造を有する半導体装置の製造方法の第2工程を示す概略
断面図である。
【図19】 本発明の実施の形態2における多層配線構
造を有する半導体装置の製造方法の第3工程を示す概略
断面図である。
造を有する半導体装置の製造方法の第3工程を示す概略
断面図である。
【図20】 本発明の実施の形態3における多層配線構
造を有する半導体装置の製造方法の第1工程を示す概略
断面図である。
造を有する半導体装置の製造方法の第1工程を示す概略
断面図である。
【図21】 本発明の実施の形態3における多層配線構
造を有する半導体装置の製造方法の第2工程を示す概略
断面図である。
造を有する半導体装置の製造方法の第2工程を示す概略
断面図である。
【図22】 本発明の実施の形態4における多層配線構
造を有する半導体装置の製造方法の第1工程を示す概略
断面図である。
造を有する半導体装置の製造方法の第1工程を示す概略
断面図である。
【図23】 本発明の実施の形態4における多層配線構
造を有する半導体装置の製造方法の第2工程を示す概略
断面図である。
造を有する半導体装置の製造方法の第2工程を示す概略
断面図である。
【図24】 本発明の実施の形態4における多層配線構
造を有する半導体装置の製造方法の第3工程を示す概略
断面図である。
造を有する半導体装置の製造方法の第3工程を示す概略
断面図である。
【図25】 本発明の実施の形態5における多層配線構
造を有する半導体装置の製造方法の第1工程を示す概略
断面図である。
造を有する半導体装置の製造方法の第1工程を示す概略
断面図である。
【図26】 本発明の実施の形態5における多層配線構
造を有する半導体装置の製造方法の第2工程を示す概略
断面図である。
造を有する半導体装置の製造方法の第2工程を示す概略
断面図である。
【図27】 本発明の実施の形態5における多層配線構
造を有する半導体装置の製造方法の第3工程を示す概略
断面図である。
造を有する半導体装置の製造方法の第3工程を示す概略
断面図である。
【図28】 本発明の実施の形態7における多層配線構
造を有する半導体装置の製造方法の第1工程を示す概略
断面図である。
造を有する半導体装置の製造方法の第1工程を示す概略
断面図である。
【図29】 本発明の実施の形態7における多層配線構
造を有する半導体装置の製造方法の第2工程を示す概略
断面図である。
造を有する半導体装置の製造方法の第2工程を示す概略
断面図である。
【図30】 本発明の実施の形態8における多層配線構
造を有する半導体装置の製造方法を示す概略断面図であ
る。
造を有する半導体装置の製造方法を示す概略断面図であ
る。
【図31】 従来の多層配線構造を有する半導体装置の
配線パターンレイアウトを示す平面図である。
配線パターンレイアウトを示す平面図である。
【図32】 図31のXXXII−XXXII線に沿う
概略断面図である。
概略断面図である。
【図33】 図31のXXXIII−XXXIII線に
沿う概略断面図である。
沿う概略断面図である。
【図34】 ダマシンプロセスを説明するための第1工
程を示す概略断面図である。
程を示す概略断面図である。
【図35】 ダマシンプロセスを説明するための第2工
程を示す概略断面図である。
程を示す概略断面図である。
【図36】 デュアルダマシン構造を用いた製造方法の
第1工程を示す概略断面図である。
第1工程を示す概略断面図である。
【図37】 デュアルダマシン構造を用いた製造方法の
第2工程を示す概略断面図である。
第2工程を示す概略断面図である。
【図38】 デュアルダマシン構造を用いた製造方法の
第3工程を示す概略断面図である。
第3工程を示す概略断面図である。
【図39】 デュアルダマシン構造を用いた製造方法の
第4工程を示す概略断面図である。
第4工程を示す概略断面図である。
【図40】 配線層の上面に保護膜を形成した様子を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
【図41】 配線層の上面に保護膜を形成した様子を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
【図42】 特開平11−126820号公報に開示さ
れた多層配線構造を有する半導体装置の構成を概略的に
示す断面図である。
れた多層配線構造を有する半導体装置の構成を概略的に
示す断面図である。
1 半導体基板、2 配線層、2a プラグ部、2b
配線部、3 拡散バリア膜、4 拡散防止絶縁層、4
a,4b 開口、5,6,7,7a,7b 層間膜、6
b ビアホール、6a 孔、6c 溝、20 中空空
間、31,32,32a,33,34,41 レジスト
パターン、40 開口部。
配線部、3 拡散バリア膜、4 拡散防止絶縁層、4
a,4b 開口、5,6,7,7a,7b 層間膜、6
b ビアホール、6a 孔、6c 溝、20 中空空
間、31,32,32a,33,34,41 レジスト
パターン、40 開口部。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 深田 哲生
東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三
菱電機株式会社内
(72)発明者 滝 正和
東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三
菱電機株式会社内
(72)発明者 新谷 賢治
東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三
菱電機株式会社内
Fターム(参考) 5F033 HH11 HH21 HH32 JJ01 JJ11
JJ21 JJ32 KK11 KK21 KK32
MM01 MM02 MM12 MM13 NN06
NN07 NN32 QQ09 QQ11 QQ19
QQ25 QQ34 QQ35 QQ37 QQ48
RR04 RR14 RR15 RR25 RR30
SS04 SS11 SS22 XX01 XX15
XX17 XX21 XX24 XX27 XX28
XX31 XX34
Claims (14)
- 【請求項1】 それぞれが異なる高さ位置と同じ高さ位
置とに配置された複数の配線層と、 同じ高さ位置に配置された複数の前記配線層を横方向に
連結するための絶縁層とを備え、 前記複数の配線層の各々はプラグ部を有し、異なる高さ
位置に配置された前記配線層同士は前記プラグ部を介し
て縦方向に電気的に接続されており、さらに前記配線層
の真下領域にのみ配置され、かつ前記配線層と前記絶縁
層とを連結するための層間絶縁膜を備え、 前記複数の配線層の各々の側壁の横方向には、中空空間
および2.5以下の誘電率を有する低誘電率の絶縁層の
少なくともいずれかが位置している、多層配線構造を有
する半導体装置。 - 【請求項2】 前記層間絶縁膜の側壁面は、前記層間絶
縁膜の真上に位置する前記配線層の側壁面と実質的に連
続した面を構成していることを特徴とする、請求項1に
記載の多層配線構造を有する半導体装置。 - 【請求項3】 前記層間絶縁膜の幅は、前記層間絶縁膜
の真上に位置する前記配線層の幅よりも小さいことを特
徴とする、請求項1に記載の多層配線構造を有する半導
体装置。 - 【請求項4】 前記層間絶縁膜は、第1の層間絶縁膜
と、前記第1の層間絶縁膜の側面を覆う第2の層間絶縁
膜とを有し、前記第1および第2の層間絶縁膜は互いに
異なる材質よりなっていることを特徴とする、請求項1
に記載の多層配線構造を有する半導体装置。 - 【請求項5】 第1の配線層上に第1の層間膜を形成す
る工程と、 前記第1の層間膜に孔を形成する工程と、 前記孔に第2の層間膜を埋め込む工程と、 配線用溝と、前記配線用溝の底面から前記第1の配線層
に達するプラグ用孔とを前記孔内で前記第2の層間膜に
形成する工程と、 前記配線用溝および前記プラグ用孔を埋め込むことで、
前記第1の配線層に電気的に接続された第2の配線層を
形成する工程と、 前記第2の配線層および前記第2の層間膜の周囲の前記
第1の層間膜を除去して中空空間を形成する工程とを備
えた、多層配線構造を有する半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記孔の形成時にマスクとして用いられ
るフォトレジストの平面パターン形状と、前記配線用溝
の形成時にマスクとして用いられるフォトレジストの平
面パターン形状とが同じ形状であることを特徴とする、
請求項5に記載の多層配線構造を有する半導体装置の製
造方法。 - 【請求項7】 前記孔は、前記第1の層間膜の上方から
下方に向かうにつれて開口寸法が小さくなるテーパ形状
に形成されることを特徴とする、請求項5に記載の多層
配線構造を有する半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記孔が形成された後、前記第1の層間
膜の上面と前記孔の内壁面とを覆う第3の層間膜を形成
する工程と、 前記第1の層間膜の上面および前記孔の底面が露出する
まで前記第3の層間膜をエッチングすることにより、前
記孔の側壁面にのみ前記第3の層間膜を残して側壁層を
形成する工程とをさらに備え、 前記第2の層間膜は、側壁面に前記側壁層が形成された
前記孔を埋め込むように形成され、 前記第1の層間膜を除去する工程において、前記側壁層
は除去されずに残存することを特徴とする、請求項5に
記載の多層配線構造を有する半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 前記孔が形成された後、前記第1の層間
膜の上面と前記孔の内壁面とを覆う第3の層間膜を形成
する工程と、 前記第1の層間膜の上面および前記孔の底面が露出する
まで前記第3の層間膜をエッチングすることにより、前
記孔の側壁面にのみ前記第3の層間膜を残して側壁層を
形成する工程とをさらに備え、 前記第2の層間膜は、側壁面に前記側壁層が形成された
前記孔を埋め込むように形成され、 前記第1の層間膜を除去する工程において、前記側壁層
は同時に除去されて前記第2の層間膜の側壁が露出する
ことを特徴とする、請求項5に記載の多層配線構造を有
する半導体装置の製造方法。 - 【請求項10】 前記第1の層間膜は不純物をドープさ
れたシリコン酸化膜であり、前記第2の層間膜は不純物
をドープされていないシリコン酸化膜であることを特徴
とする、請求項5〜9のいずれかに記載の多層配線構造
を有する半導体装置の製造方法。 - 【請求項11】 前記第1の層間膜を除去する工程は、
少なくとも気相フッ酸を含む反応性ガスを用いることを
特徴とする、請求項5〜10のいずれかに記載の多層配
線構造を有する半導体装置の製造方法。 - 【請求項12】 前記第1の層間膜の材質は導電性の材
質よりなることを特徴とする、請求項5〜9および11
のいずれかに記載の多層配線構造を有する半導体装置の
製造方法。 - 【請求項13】 前記配線用溝および前記プラグ用孔の
形成のためのエッチング時において前記第2の層間膜の
エッチング速度が前記第1の層間膜のエッチング速度よ
りも速くなるように前記第2の層間膜の材質が選ばれて
いることを特徴とする、請求項5〜12のいずれかに記
載の多層配線構造を有する半導体装置の製造方法。 - 【請求項14】 前記第1の層間膜を除去することによ
り形成される前記中空空間の少なくとも一部に第4の層
間膜を埋め込む工程をさらに備えたことを特徴とする、
請求項5〜13のいずれかに記載の多層配線構造を有す
る半導体装置の製造方法。
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WO2009104233A1 (ja) * | 2008-02-18 | 2009-08-27 | パナソニック株式会社 | 半導体装置及びその製造方法 |
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US20070296064A1 (en) * | 2006-06-22 | 2007-12-27 | Gates Stephen M | Electronic structures utilizing etch resistant boron and phosphorus materials and methods to form same |
EP3506342A4 (en) | 2016-08-25 | 2019-08-28 | Sony Semiconductor Solutions Corporation | SEMICONDUCTOR COMPONENT, IMAGE RECORDING DEVICE AND METHOD FOR PRODUCING A SEMICONDUCTOR CONSTRUCTION ELEMENT |
CN112219274B (zh) * | 2018-06-27 | 2024-09-17 | 索尼半导体解决方案公司 | 半导体装置和半导体装置的制造方法 |
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2002
- 2002-05-30 JP JP2002156935A patent/JP2003347401A/ja not_active Withdrawn
- 2002-10-24 TW TW091124633A patent/TW569387B/zh active
- 2002-10-30 US US10/283,286 patent/US20030222349A1/en not_active Abandoned
-
2003
- 2003-01-24 KR KR10-2003-0004674A patent/KR20030093912A/ko active IP Right Grant
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