JP2003347362A - 部品保持部材再生装置及び部品装着装置、並びに部品装着方法 - Google Patents

部品保持部材再生装置及び部品装着装置、並びに部品装着方法

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JP2003347362A JP2002151170A JP2002151170A JP2003347362A JP 2003347362 A JP2003347362 A JP 2003347362A JP 2002151170 A JP2002151170 A JP 2002151170A JP 2002151170 A JP2002151170 A JP 2002151170A JP 2003347362 A JP2003347362 A JP 2003347362A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品保持部材の部品保持面のサイズ及び温度
に関係なく当該部品保持面の再生処理が容易に行える、
部品保持部材の再生装置及び部品装着装置、並びに部品
装着方法を提供する。 【解決手段】 部品保持部材133を押圧する押圧装置
134、研磨装置160、及び制御装置180を備え、
上記研磨装置に備わる砥石形態の研磨材161に上記部
品保持部材の部品保持面133aを押圧して研磨し該部
品保持面の再生を行うようにした。よって、部品保持部
材の部品保持面のサイズ及び温度に関係なく当該部品保
持面の再生を容易に行うことが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、突起電極
を有する電子部品を保持する部品保持部材に生じる汚れ
を除去し当該部品保持部材の再生を行う再生装置、及び
該再生装置を有する部品装着装置、並びに部品装着方法
に関する。上記部品装着装置では、上記部品保持部材に
保持されている上記電子部品の上記突起電極を装着対象
物の電極に接触させた状態で超音波振動を作用させて金
属接合部どうしを摩擦させ接合を行う。
【0002】
【従来の技術】回路基板上の導体ランドに電気接合する
ための電極、及び上記電極を有する回路パターンを形成
した半導体ウエハから切り分けられた半導体チップであ
る、いわゆるベアICチップが存在し、該ベアICチッ
プの上記電極にはワイヤボンディング等により突起電極
としてのバンプが形成される。このようにバンプが形成
されたベアICチップは、図9に示す超音波振動発生装
置9を設けたノズル93に保持され上記回路基板へ装着
される。超音波振動発生装置9は、電圧の印加により圧
電素子91にて発生した振動を超音波ホーン92にて増
幅し、該超音波ホーン92の端部に取り付けたノズル9
3を超音波振動させる。該ノズル93の先端部分には、
上記ベアICチップ3を吸着保持するチップ保持部95
が形成されている。このような構成において、圧電素子
91の上記振動により、ノズル93及びチップ保持部9
5、即ちチップ保持部95に保持されているベアICチ
ップ3が超音波振動する。
【0003】上述のような超音波振動発生装置9を備え
た従来のベアチップ装着装置では、ボンディングステー
ジにて約150℃に加熱された回路基板20に対して上
記ベアICチップ3のバンプ11を押圧した後、ベアI
Cチップ3を介してバンプ11を超音波振動してバンプ
11と回路基板20の導体ランド21との間に摩擦熱を
発生させて両者の接合を行っている。該接合方法より、
ベアICチップなどの部品について、金属接合を伴う接
合により、確実な電気接合と高い接合強度を満足して、
しかも迅速に回路基板に実装することが可能である。
又、チップ保持部95におけるチップ接触面95aを所
定の面粗度にて粗面にしておくことで、部品とチップ接
触面95aとの滑りを抑え振動の伝達性を良くし、超音
波接合の作業効率及び接合品質を向上させることができ
る。
【0004】一方、上記超音波振動の印加により、特
に、バンプ11と上記ランド電極部21とが接合し始め
ると、ベアICチップ3が振動し難くなることから、ベ
アICチップ3とチップ保持部95との接触部分にてベ
アチップ3に対してチップ保持部95が擦れる場合があ
る。よって接合動作を繰り返す内に、チップ接触面95
aは磨耗し、当初の0.2μm〜2μm程度の表面粗さ
が荒れて凹凸の高さが変化したり平面性が低下する。該
摩耗は、ベアICチップ3の材料であるGaAsやSi
等による機械的摩擦、又はチップ接触面95aとベアI
Cチップ3との間に噛み混んでいる異物による傷つき等
も関係している。特に、ベアICチップ3がSAWフィ
ルタであるような場合、基盤にLiTaやLiNbO
、水晶が用いられており、これらはSi等に比べて硬
く、チップ接触面95aが特に荒れやすい。このような
チップ接触面95aの上記磨耗は、チップ保持部95と
ベアICチップ3との接触面積を減少させることから、
チップ保持部95とベアICチップ3との間の摩擦力が
低下する。よって、チップ保持部95の超音波振動がベ
アICチップ3に有効に作用しなくなり、その結果、規
定の接合強度を得られず、ベアICチップ3と回路基板
20との接合品質が低下するという問題が生じる。そこ
で従来では、例えば特開2000−91385号公報に
開示されるように、吸着ノズルにおける吸着面とベアI
Cチップとの間の滑り状態を検出する滑り検出手段を備
え、制御手段は、滑り検出手段の検出結果に応じて上記
部品吸着面の研磨動作を行うようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示されるような従来の研磨動作では、粗さの番手
が♯8000〜♯10000のラッピングペーパーを用
い、振動振幅を1〜2μmで、摩擦接触させるときの荷
重も300g〜500gという条件で研磨を行い、上記
吸着面の再生処理を行っていた。このような従来の方法
では、LEDやSAWフィルタ等の比較的小さなベアI
Cチップを実装する比較的小さな面積にてなる吸着面を
有する吸着ノズルに対して、常温で短時間にて十分な再
生処理を行うことができた。しかしながら、大型のLS
Iや液晶のドライバIC等のように、ベアICチップの
大きさが大型化してきており、これに伴い上記吸着面の
大きさも例えば4mm四方を超えるものが必要になって
きた。このような大型のベアICチップでは、バンプ数
が100を超えるものも珍しくなく、超音波接合を行う
ときの接合条件は、従来の小形部品の場合よりも過酷に
なる。その結果、上記吸着ノズルの吸着面の荒れや、S
i等の付着が従来に比べて顕著であり、吸着面に対する
従来の再生処理条件では再生処理に時間を要し、再生処
理が不可能な場合も生じる。
【0006】又、大型のベアICチップにおいて、該ベ
アICチップと回路基板との上記接合を行うと伴に、ベ
アICチップと回路基板との隙間の樹脂封止も行う部品
実装方法では、上記吸着ノズルに相当する実装ツールが
加熱されている場合がある。このような場合、研磨材と
して用いていた上記ラッピングペーパーでは、基材のフ
ィルムが150℃までしか耐えられず、上記実装ツール
を加熱した状態では再生処理ができない場合が生じ、再
生処理を行うときには実装ツールの冷却が必要となる。
よって、部品実装作業における休止時間が長くなるとい
う問題がある。本発明は、上述したような問題点を解決
するためになされたもので、部品保持部材の部品保持面
のサイズ及び温度に関係なく当該部品保持面の再生処理
が容易に行える、部品保持部材の再生装置及び部品装着
装置、並びに部品装着方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は以下のように構成する。又、本発明の第1態
様における部品保持部材再生装置は、部品保持面に部品
を保持する部品保持部材と、上記部品保持面を研磨し該
部品保持面を再生する研磨材を研磨材保持台に設け、該
研磨材保持台を第1回転軸の軸周り方向へ回転させる研
磨材保持台回転装置を有する研磨装置と、上記部品保持
部材に接続され上記部品保持面を上記研磨材へ押圧する
押圧装置と、上記研磨装置及び上記押圧装置が接続さ
れ、上記部品保持面を上記研磨材に押圧させる動作制御
を上記押圧装置に対して行い、かつ該押圧動作のとき上
記研磨材保持台の回転動作制御を上記研磨材保持台回転
装置に対して行う制御装置と、を備えたことを特徴とす
る。
【0008】上記第1態様において、上記制御装置は、
上記押圧動作において、上記研磨材への上記部品保持面
の接触から離脱までの時間経過に伴い押圧荷重を変化さ
せるようにしてもよい。
【0009】上記第1態様において、上記押圧荷重は、
上記接触から離脱までを前半及び後半に分けたとき、上
記前半を上記後半に比べて大きい荷重とするようにして
もよい。
【0010】上記第1態様において、上記部品保持部材
に取り付けられ、上記部品保持面に超音波振動を与え、
かつ上記制御装置に接続される超音波振動発生装置をさ
らに備え、上記制御装置は、上記押圧動作のとき、上記
部品保持面を超音波振動させる超音波振動制御を上記超
音波振動発生装置に対して行うようにしてもよい。
【0011】上記第1態様において、上記部品保持部材
に取り付けられ、上記押圧装置による上記部品保持部材
の押圧方向に直交する方向へ上記部品保持部材を移動さ
せ、かつ上記制御装置に接続される保持部材移動装置
を、上記研磨装置は備え、上記制御装置は、上記押圧動
作のとき、上記部品保持部材を移動させる制御を上記保
持部材移動装置に対して行うようにしてもよい。
【0012】上記第1態様において、上記部品保持面の
研磨後において該部品保持面の塵埃を除去する塵埃除去
材を除去材保持台に設け、かつ上記除去材保持台を第2
回転軸の軸周り方向へ回転させる除去材保持台回転装置
を有しかつ上記制御装置に接続される塵埃除去装置を上
記研磨装置はさらに備え、上記制御装置は、上記研磨材
による上記部品保持面の研磨後、上記部品保持面を上記
塵埃除去材に押圧する押圧動作制御を上記押圧装置に対
して行い、かつ該塵埃除去材に対する押圧動作制御のと
き上記除去材保持台を回転させる回転動作制御を上記除
去材保持台回転装置に対して行うようにしてもよい。
【0013】上記第1態様において、上記部品保持面の
研磨後において該部品保持面の塵埃を除去する塵埃除去
布を上記研磨装置はさらに備え、上記制御装置は、上記
研磨材による上記部品保持面の研磨後、上記部品保持面
を上記塵埃除去布に押圧する押圧動作制御を上記押圧装
置に対して行うようにしてもよい。
【0014】上記第1態様において、上記研磨材保持台
は、上記部品保持面が接触する上記研磨材の研磨面を上
記部品保持面に対して平行かつ水平に配置する水平調整
部材を有するようにしてもよい。
【0015】上記第1態様において、上記研磨装置は、
上記第1回転軸を鉛直方向と平行に配置する垂直調整部
材をさらに有するようにしてもよい。
【0016】上記第1態様において、上記研磨材は、セ
ラミック砥粒結合体、アルカンサス天然砥石、又はダイ
ヤモンド砥石を主成分とするようにしてもよい。
【0017】さらに本発明の第2態様における部品装着
装置は、突起電極を設けた部品の上記突起電極を装着対
象物の電極に接触させて接合する部品装着装置であっ
て、上記第1態様の部品保持部材再生装置を備えたこと
を特徴とする。
【0018】さらに本発明の第3態様における部品装着
方法は、突起電極を設けた部品の上記突起電極を装着対
象物の電極部に接触させて、かつ上記部品に超音波振動
を与えて上記突起電極と上記電極部とを接合して上記部
品を上記装着対象物に装着する部品装着方法であって、
上記装着動作のときに上記部品を保持している部品保持
面を、上記装着動作終了後に、回転している研磨材に押
圧して上記部品保持面の再生を行うことを特徴とする。
【0019】上記第3態様において、上記部品保持面の
上記研磨材への押圧荷重は、上記研磨材への上記部品保
持面の接触から離脱までの時間経過に伴い変化させるよ
うにしてもよい。
【0020】上記第3態様において、上記部品保持面を
上記研磨材へ押圧しながら、上記部品保持面に対して超
音波振動を与えるようにしてもよい。
【0021】上記第3態様において、上記部品保持面を
上記研磨材へ押圧しながら、押圧方向に直交する方向
へ、上記部品保持面及び上記研磨材の少なくとも一方を
移動させるようにしてもよい。
【0022】上記第3態様において、上記部品保持面の
上記再生動作後、上記部品保持面を回転している塵埃除
去材に押圧して上記部品保持面の塵埃を除去するように
してもよい。
【0023】上記第3態様において、上記部品保持面の
上記再生動作後、上記部品保持面を塵埃除去布に押圧し
て上記部品保持面の塵埃を除去するようにしてもよい。
【0024】さらに本発明の第4態様における部品保持
部材再生装置は、部品保持面に部品を保持する部品保持
部材と、上記部品保持面を研磨し該部品保持面を再生す
る研磨材を研磨材保持台に設け、該研磨材保持台及び上
記部品保持面を相対的に移動させる相対移動装置と、上
記部品保持部材に接続され上記部品保持面を上記研磨材
へ押圧する押圧装置と、上記相対移動装置及び上記押圧
装置が接続され、上記部品保持面を上記研磨材に押圧さ
せる動作制御を上記押圧装置に対して行い、かつ該押圧
動作のとき上記研磨材保持台及び上記部品保持面の相対
的移動動作制御を上記相対移動装置に対して行う制御装
置と、を備えたことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態である部品保持
部材再生装置、部品装着装置、及び部品装着方法につい
て、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図におい
て、同じ構成部分については同じ符号を付している。
又、上記部品装着装置は、上記部品保持部材再生装置を
備えた装置であり、上記部品装着方法は、上記部品装着
装置にて実行される方法である。又、本実施形態では、
「部品」として、シリコンウエハ、LiTa、LiN
bO、及び水晶等の半導体基板上に薄膜技術にて集積
回路を形成し、該集積回路の電極にワイヤボンディング
技術にてバンプが形成され、さらに個々の上記集積回路
部分に切り分けられた、いわゆるベアICチップを例に
採る。しかしながら、上記「部品」は、上記ベアICチ
ップに限らず、電子部品や電子部品以外の種々の部品で
あってもよい。又、「装着対象物」として上記部品が実
装される回路基板を例に採るが、これに限定されるもの
ではない。例えば上記装着対象物としては、部品、筐
体、又は、フレーム等、回路が形成されているものであ
ってもよい。又、「相対移動装置」として、本実施形態
では、実装ヘッドを移動させる保持部材移動装置、並び
に研磨装置に備わる研磨材及び回転機構が相当し、さら
には研磨材をX,Y方向の少なくとも一方向に移動させ
る移動装置が含まれる。
【0026】又、後述するように、本実施形態では、上
記ベアICチップを回路基板に実装するときに上記ベア
ICチップに対して超音波振動を与えるが、該振動につ
いて、上記バンプと回路基板の電極部との間に摩擦熱が
発生しボンディングステージによる上記回路基板の加熱
温度を低下させることができるような振動であれば良
く、上記超音波振動に限定されるものではない。又、以
下に説明する実施形態では、バンプは上記ベアICチッ
プに形成されており該バンプを回路基板上の電極部へ接
合する場合を例に採るが、これに限定されるものではな
い。本発明の実施形態における部品保持部材再生装置、
部品装着装置、及び部品装着方法は、上述の場合とは逆
の場合、つまり回路基板上の電極部にバンプを形成した
場合を含めて、部品及び回路基板のいずれか一方に形成
されたバンプと、いずれか他方における電極箇所とを接
合させる場合も含む。
【0027】図1に示すように、本実施形態の部品装着
装置101は、半導体ウエハ1がダイシングシート2上
で個々のベアICチップ3にダイシングされたものを部
品として実装ヘッド131により吸着する。そして、図
4に示すように、プリント配線板などの回路基板20を
装着対象物とし、ベアICチップ3の電極7に形成した
バンプ11と、回路基板20の電極部21との超音波接
合による機械的接合を伴ってベアICチップ3を回路基
板20に実装する装置であり、さらに、特徴的構成部分
の一つとしての研磨装置160及び制御装置180を備
えている。このような部品装着装置101は、大別し
て、部品供給装置110と、基板位置決め装置120
と、部品移送装置130と、上記研磨装置160と、制
御装置180とを備える。これらの各構成部分について
以下に説明する。
【0028】上記部品供給装置110は、主に、ウエハ
取出装置111と、チップ供給装置112とを有する。
上記ウエハ取出装置111には、ウエハ供給マガジン1
13のリフター、及びダイシングシート2のエキスパン
ダーを含み上記マガジン113から上記半導体ウエハ1
を取り出し保持する取出機構と、所望のベアICチップ
3を突き上げるための突き上げ機構を含みボールネジ構
造を有して上記取出機構をX,Y方向へ移動させるウエ
ハ移動機構とが備わり、ウエハ取出装置111は、半導
体ウエハ1の取り出し及び位置決めを行う。上記チップ
供給装置112には、上記突き上げられたベアICチッ
プ3を例えば吸着にて保持するチップ保持部114と、
反転位置115及び突上位置の間で上記チップ保持部1
14をX方向に移動させる移動機構116とが備わり、
上記チップ保持部114にて半導体ウエハ1から保持さ
れたベアICチップ3は、上記移動機構116にて反転
位置115まで移送される。又、上記チップ保持部11
4には、吸着するベアICチップ3の認識を行うための
認識カメラが備わる。上記反転位置115には反転装置
117が設けられており、上記バンプ11を形成した回
路面が上を向いた状態でチップ保持部114にて供給さ
れたベアICチップ3について、反転装置117は、上
記回路面が下を向くように反転させる。
【0029】上記基板位置決め装置120は、当該部品
装着装置101の外部より供給される回路基板20を保
持し、回路基板20の所定位置にベアICチップ3を実
装するために回路基板20の位置決めを行う装置であ
り、回路基板20を保持しかつベアICチップ3を実装
するときのステージとなる保持テーブルを有し該保持テ
ーブルをY方向へ移動させる移動機構121と、ベアI
Cチップ3の実装後、該チップ実装済みの回路基板20
の搬送を行う実装済基板搬送装置122とを備える。
【0030】上記部品移送装置130は、上記反転され
たベアICチップ3を、上記基板位置決め装置120に
て位置決めされた回路基板20の上記所定位置へ実装す
る装置であり、実装ヘッド131と、保持部材移動装置
132とを備える。上記実装ヘッド131には、例えば
吸着にて、図5に示す部品保持面133aに上記ベアI
Cチップ3を保持する、ステンレス製の、又はダイス
鋼、ハイス鋼、超硬合金、チタン合金、ダイヤモンド、
セラミック製等の部品保持部材133と、該部品保持部
材133に接続され該部品保持部材133を、鉛直方向
に相当し上記X,Y方向に直交するZ方向に移動させる
押圧装置134と、上記部品保持部材133に取り付け
られ上記部品保持面133aを介してベアICチップ3
に超音波振動を与える超音波振動発生装置135とが備
わる。本実施形態では、4mm四方のベアICチップ3
を保持可能なように、上記部品保持面133aは、最大
□16mmの大きさにてなり、その表面粗さは、例えば
0.2μm〜2μm程度の面粗度に形成されている。
又、本実施形態では上記押圧装置134として空圧シリ
ンダを有し荷重約500mN〜約500N程度の加圧を
行うが、加圧手段の具体的構成は上記空圧シリンダに限
定されるものではない。又、上記超音波振動発生装置1
35は、本実施形態では、上記部品保持面133aにお
いて振動数40kHz、振幅0.5〜8μm程度の振動
を発生する。該振動により、回路基板20へのベアIC
チップ3の実装動作では、上記押圧装置134にて押圧
されている、回路基板20の電極部21とベアICチッ
プ3のバンプ11とに摩擦を生じさせて、両者を超音波
接合にて機械的に接合する。
【0031】上記部品保持部材133には、図5に示す
ように、部品保持面133aにベアICチップ3を吸着
させるための吸引装置136が接続され、又、上述した
ようにベアICチップ3と回路基板20との隙間の樹脂
封止のため、若しくはベアICチップ3と回路基板20
との接合を補助するために、部品保持部材133、特に
部品保持面133aに対して常温から約250℃まで加
熱するヒーター部137が取り付けられ、さらに、超音
波振動発生装置135を構成する振動子の発熱を抑える
ために冷却装置138が取り付けられている。尚、これ
らの吸引装置136、ヒーター部137、及び冷却装置
138は、制御装置180に接続され、制御装置180
にて動作制御される。上記保持部材移動装置132は、
上記実装ヘッド131を取り付けたボールネジ機構を有
し、実装ヘッド131を本実施形態ではX方向に移動さ
せる。尚、保持部材移動装置132による実装ヘッド1
31の移動方向は、上記X方向に限定されず、該X方向
に直交するY方向であってもよい。
【0032】このような部品移送装置130は、ベアI
Cチップ3の回路基板20への実装動作のときには、上
記保持部材移動装置132にて実装ヘッド131の位置
決めがされた後、実装ヘッド131にてベアICチップ
3を超音波振動させながら回路基板20への押圧を行い
実装を行う。尚、実装ヘッド131及び回路基板20の
位置決めに際しては、実装ヘッド131に保持されてい
るベアICチップ3、及び上記移動機構121の上記保
持テーブルに保持されている回路基板20の両方を撮像
可能な認識カメラ139にて、ベアICチップ3及び回
路基板20の実装位置が撮像され、両者の位置決めがな
される。又、詳細後述するが、上記部品保持面133a
の再生動作を行うときには、部品保持面133aを研磨
材に押圧し、好ましくは部品保持面133aを超音波振
動させたり、さらには保持部材移動装置132にて実装
ヘッド131を往復動させたりして、上記部品保持面1
33aの再生を行う。
【0033】上記制御装置180は、上述の各構成部分
である、部品供給装置110、基板位置決め装置12
0、及び部品移送装置130の動作制御、さらに以下に
説明する研磨装置160に関する動作制御を含めて部品
装着装置101全体の動作制御を行う装置であり、マイ
クロコンピュータにて構成するのが好ましい。該制御装
置180の詳しい動作説明は、後述の、部品装着装置1
01における動作説明にて述べる。
【0034】上記研磨装置160は、上記部品保持部材
133の部品保持面133aに固着した、ベアICチッ
プ3におけるSiやLiTa等の基盤材料を除去し、
及び上記部品保持面133aの平坦度の修復を行うこと
で、上記部品保持面133aの再生を行う装置である。
以下に詳しく説明する。図2は、本実施形態の部品装着
装置101に備わる研磨装置160を示しており、該研
磨装置160は、主な構成部分として、研磨材161
と、研磨材保持台162と、塵埃除去材163と、塵埃
除去材保持台164と、回転機構165と、塵埃侵入防
止装置166と、研磨材吸着装置167と、塵埃吸引装
置168とを備え、本実施形態では、図示するように研
磨材161と塵埃除去材163とが互いに隣接して配置
され、上記回転機構165にて矢印1651方向へ回転
される。上記部品保持面133aの再生動作に際し発生
する塵埃は、上記塵埃吸引装置168にて吸引、除去さ
れ、又、塵埃侵入防止装置166は、研磨装置160へ
の塵埃の侵入を防止する。又、研磨装置160における
各動作は、制御装置180にて制御される。尚、上記塵
埃除去材163、上記塵埃除去材保持台164、上記回
転機構165、上記塵埃吸引装置168、及び制御装置
180を備えて塵埃除去装置を構成する。上記研磨装置
160についてさらに詳しく説明する。
【0035】研磨装置160のフレーム部材169に回
転可能に支持され鉛直方向に延在する第1回転軸170
の一端には上記研磨材保持台162が取り付けられ、同
様に鉛直方向に延在し回転可能に支持される第2回転軸
171の一端には上記塵埃除去材保持台164が取り付
けられる。第1回転軸170及び第2回転軸171の各
他端には、上記回転機構165に含まれる回転駆動源で
あるインダクションモータ1652の出力軸との間で、
駆動ベルト1653が巻回されている。よって、研磨材
保持台162及び塵埃除去材保持台164は、第1回転
軸170及び第2回転軸171の軸周り方向である上記
矢印1651方向へモータ1652によりそれぞれ回転
する。又、上記回転機構165には、上述のように部品
保持面133aを研磨材161に押圧したときに生じる
負荷による研磨材161の回転停止を検出するため、上
記第1回転軸170の回転を検出する回転検出器165
4が備わり、該回転検出器1654は、制御装置180
へ回転情報を送出する。研磨材161を回転させる理由
について、研磨材161の研磨面は完全な平坦面ではな
いので、部品保持面133aをムラなく研磨するためで
ある。又、本実施形態では上述のように、第1回転軸1
70及び第2回転軸171は、駆動ベルト1653にて
つながっていることから、第2回転軸171側には回転
検出器を設けていない。尚、上記回転機構165の内、
第1回転軸170、モータ1652、駆動ベルト165
3、及び回転検出器1654にて、研磨材保持台回転装
置を構成する。
【0036】図3に示すように、上記研磨材保持台16
2は、本実施形態では吸着動作により研磨材161を保
持する部材であり、研磨材161を載置する載置面16
41aを有する例えば円形の上部盤1641と、上記第
1回転軸170に固定される例えば円形の下部盤164
2と、上部盤1641及び下部盤1642の間に設けら
れ図示するようにくびれ部分を有して下部盤1642に
対して上部盤1641を僅かながら首振り可能とする首
振り用部材1643と、上記下部盤1642の4箇所又
は3箇所に等間隔に配置され螺合され各先端を上部盤1
641に接触可能とする4本又は3本の調整用ボルト1
644とを備える。本実施形態では、上記研磨材161
は、セラミック砥粒の結合体で、上記部品保持部材13
3の部品保持面133aを超える大きさにてなる方形状
をなし、研磨面161aの粗さが♯400〜♯150
0、ロックウェル硬さが5〜65のものを用いている。
尚、研磨材161は、上述のものに限定されることはな
く、例えばアルカンサス天然砥石、又はダイヤモンド砥
石を主成分とするものであってもよい。尚、研磨材16
1の一実施例として、20mm四方、厚み5mm、研磨
面161aの平面度5μmのものが使用可能である。上
述のように、砥石形態であって、その研磨面161aの
粗さ及び硬度を選択した研磨材161を備えることで、
大きさが例えば4mm四方を超える部品保持面133a
を有する部品保持部材133であっても、及び部品保持
面133aが加熱される部品保持部材133であって
も、部品保持面133aの再生処理を容易に行うことが
できる。
【0037】上記研磨材保持台162を上述のように構
成することで、調整用ボルト1644の下部盤1642
からの突出量を調整して、上部盤1641の首振り方向
及び傾斜度を調整することが可能である。このように上
記載置面1641aの水平度、正確には該載置面164
1aに保持される研磨材161における上記部品保持面
133aの研磨面161aの水平度を調整することが可
能であり、上記下部盤1642、首振り用部材164
3、及び調整用ボルト1644は、研磨材161の研磨
面161aの水平状態を調整する水平調整部材と言え
る。尚、もちろん、上記部品保持面133aも水平状態
に配置されている。
【0038】又、吸着動作にて研磨材161を保持する
ために、上記載置面1641aには、一又は複数の吸引
用開口が形成され、該開口は、上部盤1641、首振り
用部材1643、下部盤1642、及び第1回転軸17
0の内部を貫通する吸引用通路1645に連通する。該
吸引用通路1645は、上記研磨材吸着装置167の一
構成部分である真空ポンプ1671につながれており、
よって、真空ポンプ1671の吸引力により研磨材16
1は載置面1641aに吸着保持される。このように吸
引により研磨材161を保持することで、真空ポンプ1
671を停止させることで容易に研磨材161の保持を
解除でき研磨材161の交換を容易に行うことが可能と
なる。又、載置面1641aに保持された研磨材161
の位置ずれを防止し、かつ載置面1641aへ研磨材1
61を載置するときの位置決めのため、方形状にてなる
研磨材161の対角位置に対応して上記載置面1641
aの2箇所には、図2に示すように、それぞれ一対のピ
ン1646が植設されている。
【0039】上記塵埃除去材保持台164は、上記第2
回転軸171に固定され、塵埃除去材保持台164には
塵埃除去材163が締結部材にて取り付けられている。
塵埃除去材163は、研磨材161による上記部品保持
面133aの研磨後において部品保持面133aに付着
している塵埃を除去するもので、本実施形態では、ステ
ンレス製で直径が0.2mm〜1mmにてなる5mm程
度の長さのワイヤを複数、円形状に植設したブラシを用
いている。このようなステンレスブラシが好適である
が、これに限定されず同様の効果が得られる他材料と代
替することができる。尚、上記円形状の塵埃除去材16
3の直径は、上記部品保持部材133の部品保持面13
3aを超える大きさである。又、既述のように、塵埃除
去材保持台164は、上記回転機構165にて矢印16
51方向へ回転される。尚、上記回転機構165の内、
第2回転軸171、モータ1652、及び駆動ベルト1
653にて、塵埃除去材保持台回転装置を構成する。
【0040】又、塵埃除去材保持台164の塵埃除去材
載置面には、第2回転軸171及び塵埃除去材保持台1
64内を貫通して塵埃吸引装置168につながる吸引用
通路1711が開口する。上記塵埃吸引装置168は、
塵埃除去材163による上記部品保持面133aの清掃
時に該部品保持面133aから除去された塵埃、及び上
記研磨材161による上記部品保持面133aの研磨時
に発生する塵埃等の塵埃の除去を行う装置であり、上記
塵埃を濾過するフィルター1681と、該フィルター1
681の後段に設置され吸引装置としての排気ポンプ1
682を備える。
【0041】上記塵埃除去材163を設けることで、上
記部品保持部材133の部品保持面133aを研磨して
再生処理した後に、部品保持面133aを塵埃除去材1
63に押圧装置134にて押圧して、部品保持面133
aにおける付着物を除去する清掃処理を行うことができ
る。よって、部品保持面133aにおける付着物や、部
品保持面133aに詰まっている研磨粉等を除去でき、
実装動作時において上記付着物等が超音波振動伝達に悪
影響を与えるのを防止できる。又、除去された塵埃は、
塵埃吸引装置168にて塵埃除去材163から排除され
ることから、当該部品装着装置101内に塵埃が飛散す
ることを防止できる。
【0042】上記塵埃侵入防止装置166は、図2に示
すように、隣接して配置している研磨材161及び塵埃
除去材163に対して、これらの非使用時における塵埃
の付着を防止し、又、研磨材161及び塵埃除去材16
3から不必要に当該部品装着装置101内への塵埃の飛
散を防止するための装置であり、研磨材161及び塵埃
除去材163を覆い保護するカバー部材1661と、カ
バー部材駆動機構1662とを備える。該カバー部材駆
動機構1662は、研磨材161及び塵埃除去材163
を覆わない位置でこれらを使用可能とする開位置と、研
磨材161及び塵埃除去材163の非使用時における位
置で研磨材161及び塵埃除去材163を覆う閉位置と
の間にて、上記カバー部材1661を往復動させる機構
であり、駆動源として本実施形態ではエアーシリンダを
使用する。さらに該カバー部材駆動機構1662には、
上記カバー部材1661が上記開位置に位置することを
検出する開位置検出センサ1663、及び上記カバー部
材1661が上記閉位置に位置することを検出する閉位
置検出センサ1664が備わる。各センサ1663、1
664における検出情報は、制御装置180に送出され
る。
【0043】さらに研磨装置160は、上記第1回転軸
170及び第2回転軸171の垂直状態を調整する垂直
調整部材172を備えている。本実施形態では、垂直調
整部材172は、図3に示すように、研磨装置160の
フレーム部材169のベース板1691の角部の3箇所
又は4箇所に、該ベース板1691の厚み方向に沿って
螺合した調整ボルト1721が相当する。各箇所におけ
る調整ボルト1721のねじ込み量を調整することで、
上記フレーム部材169を設置している基礎台173に
対して該フレーム部材169の傾斜を調整し、第1回転
軸170及び第2回転軸171の軸方向が、ベアICチ
ップ3が実装される回路基板20の実装面に対して垂直
となるように、又は、上記部品保持部材133の部品保
持面133aに対して垂直となるように、垂直調整が可
能である。
【0044】尚、上述の塵埃除去材保持台164におけ
る水平状態、及び上述の垂直状態の具体的な調整方法や
調整用構造は、本実施形態のものに限定されるものでは
なく、当業者により想到可能な形態を採ることが可能で
ある。このように、研磨材161の研磨面161aを部
品の実装対象となる平面に対して平行とする水平状態
や、回転中心軸170、171を部品の実装対象となる
平面に対して垂直とする垂直状態が得られることで、部
品保持部材133の部品保持面133aを部品の実装対
象となる平面に対して平行に研磨することができ、部品
保持面133aを研磨して再生処理をすることによって
部品保持面133aの向きに狂いが生じることを防止す
ることができる。又、大きさが例えば4mm四方を超え
る部品保持面133aを有する部品保持部材133であ
っても、及び部品保持面133aが加熱される部品保持
部材133であっても、部品保持面133aの再生処理
を容易に行うことができる。
【0045】以上のように構成される部品装着装置10
1における部品装着動作について以下に説明する。該部
品装着動作には、本実施形態における特徴の一つであ
る、部品保持部材133の部品保持面133aの再生動
作を含む。このような部品装着動作は、制御装置180
にて制御され、その動作プログラムデータは、制御装置
180内、又は外部のメモリ181に予め記憶され、あ
るいは、CD−ROM等の記録媒体から供給することが
でき、さらには通信回線を通じてダウンロードすること
もできる。尚、以下の部品装着動作説明の内、上記ベア
ICチップ3の回路基板20への装着動作に関しては、
従来の部品装着装置における装着動作に類似することか
ら略説し、上記部品保持部材133の部品保持面133
aの再生動作について詳しく説明する。
【0046】上記ウエハ取出装置111にて、ウエハ供
給マガジン113から取り出されエキスパンドされた後
に突き上げられた一つのベアICチップ3は、部品供給
装置110にて保持され反転装置115にて表裏を反転
される。反転されたベアICチップ3は、実装ヘッド1
31における部品保持部材133の部品保持面133a
に吸着保持され、保持部材移動装置132にてX方向に
おける実装位置に位置決めされる。一方、基板位置決め
装置120における移動機構121の保持テーブルに保
持された回路基板20は、Y方向における実装位置に位
置決めされる。X,Y方向における実装位置の位置決め
終了後、実装ヘッド131の押圧装置134を動作さ
せ、上記部品保持部材133の部品保持面133aに保
持されているベアICチップ3のバンプ11が回路基板
20の電極部21に押圧され、かつ実装ヘッド131の
超音波振動発生装置135の作動によりバンプ11と電
極部21とが摩擦され接合する。このようにして回路基
板20へのベアICチップ3の実装が終了した後、実装
済基板搬送装置122にて部品実装済み回路基板が次工
程へ搬送される。このようにして各回路基板20へベア
ICチップ3が順次実装され次工程へ搬送される。
【0047】上記再生動作について説明する。尚、該再
生動作が実行される前には、上述したように、上記塵埃
除去材保持台164に備わる上記調整用ボルト164
4、及び研磨装置160におけるフレーム部材169に
設けた上記調整ボルト1721にて、研磨材161の上
記研磨面161aを予め水平に、かつ部品保持面133
aに対して平行に調整しておく。上述のように一つ若し
くは複数のベアICチップ3の実装動作が終了した後、
次の実装動作を開始する前に、保持部材移動装置132
を動作させて実装ヘッド131における部品保持部材1
33の部品保持面133aを、研磨装置130の研磨材
161の上方へ移動させる。一方、研磨装置160にお
いては、上記回転機構165、上記塵埃侵入防止装置1
66、上記研磨材吸着装置167、及び上記塵埃吸引装
置168が動作され、上記カバー部材1661を開位置
に配置し、かつ研磨材161を研磨材保持台162に吸
着しながら約100rpm〜1200rpm範囲内の回
転数であり、主には部品保持面133aの汚れ具合等に
基づいて設定した回転数にて回転させる。又、上述のよ
うに部品保持面133aをX方向に往復動させて研磨動
作を行う場合、例えば、往路では荒削り用として研磨材
161の回転を遅くし復路では仕上げ用として回転を速
くするような制御を行うことができる。
【0048】上記移動後、制御装置180内の制御機能
を果たす一部分であり図6に示す押圧制御部182の制
御にて上記押圧装置134を動作させて上記部品保持面
133aを上記研磨材161に押圧する。印加する荷重
は、上述のように約500mN〜約500N程度の範囲
内の値であり、例えば部品保持面133aの大きさに基
づいて設定値を変化させる。一例としては、部品保持面
133aが□16mmの大きさにてなるとき約50Nで
ある。本実施形態では、上記押圧動作に加えて、図6に
示す超音波振動制御部183の制御により上記超音波振
動発生装置135にて上記部品保持面133aを超音波
振動させ、かつ図6に示す移動制御部184の制御によ
り上記保持部材移動装置132にて実装ヘッド131ご
と部品保持面133aをX方向に往復動させる。本実施
形態では、上記往復動は、一往復であり、その移動速度
は、約1〜5mm/secの範囲内の値であり、例えば
部品保持面133aの汚れ具合及び大きさに基づいて設
定値を変化させる。又、上述のように部品保持面133
aをX方向に往復動させて研磨動作を行う場合、例え
ば、往路では荒削り用として部品保持部材133の移動
速度を遅くし復路では仕上げ用として移動を速くするよ
うな制御を行うことができる。尚、その移動距離は、回
転している研磨材161の大きさの範囲内である。又、
上記研磨動作中に部品保持面133aから除去される塵
埃等は、塵埃吸引装置168にて吸引され、当該部品装
着装置101内に飛散することはない。本実施形態では
部品保持面133aの上記往復動が終了した時点で、部
品保持面133aの研磨動作が終了する。しかしなが
ら、上記往復回数は、上記一往復に限定するものではな
く、部品保持面133aの汚れ具合に基づいて適宜設定
すればよい。
【0049】本実施形態では、上記研磨動作のとき、部
品保持面133aの研磨材161への押圧力を、部品保
持面133aの研磨材161への接触から離脱までの時
間経過に伴い変化させている。その一例として本実施形
態では、往路と復路とにおいて、それぞれ異なる押圧力
にて上記押圧動作を行い、上記往路における押圧力を上
記復路における押圧力に比べて大きくしている。具体的
には、往路における押圧力は、部品保持面133aの大
きさが例えば□10mmであるとき、約25Nであり、
復路における押圧力は約10Nである。又、例えば往路
の押圧力は、復路の約1.5〜1000倍であり、例え
ば部品保持面133aの大きさ、さらには汚れ具合を加
味して設定される。尚、上記時間経過に伴う上記押圧力
の変化は、上述の例に限定されるものではなく、部品保
持面133aの研磨材161への接触から離脱までの時
間経過に伴い連続的に滑らかに上記押圧力を変化させて
もよい。又、使用とともに研磨材161は目詰まりして
くるので、ドレッシング作業におけるいわゆる目直しを
行う機構を備えるようにしてもよい。
【0050】又、上述のように本実施形態では、回転し
ている研磨材161に対する部品保持面133aの押圧
動作時に、上記超音波振動動作及び上記往復動作を行っ
ているが、これらは作用させなくてもよいし、いずれか
一方のみを作用させてもよい。
【0051】上述のように部品保持面133aを研磨材
161に押圧して研磨することで、部品保持面133a
に固着したベアICチップ3の基盤材料を除去し、部品
保持面133aの面粗度を所定の範囲内に修復して、部
品保持面133aの再生処理を行うことができる。よっ
て、部品実装時における超音波接合の条件が過酷な4m
m四方以上のベアICチップ3を保持する部品保持部材
133であって、該部品保持部材133が加熱される場
合であっても、部品保持面133aの再生を行うことが
でき、部品保持面133aの面粗度の劣化に起因する部
品と回路基板との接合不良を防ぐことができる。又、研
磨材161が回転していることで、さらには部品保持面
133aがX方向に移動することで、部品保持面133
aの再生処理効率を向上でき、より短時間での再生処理
が達成でき、部品実装作業における休止時間を短くする
ことができる。
【0052】上述のように本実施形態では、実装動作回
数を判断基準として、再生動作を実行したが、その他、
上記部品保持面133aの撮像情報の画像処理結果から
得られる部品保持面133aの汚れ状態に基づいて再生
動作を行うか否かを判断するようにしても良いし、ベア
ICチップ3の実装動作時における超音波振動の振動状
態に基づいて再生動作を行うか否かを判断する等、当業
者が想到可能な手段を採ることができる。
【0053】又、上述のように研磨動作において、本実
施形態では研磨材161は、回転するがX,Y方向には
移動しない。しかしながら該構造に限定されるものでは
なく、例えば、図7に示すように、研磨材161をX及
びY方向の少なくとも一方向に相対移動装置にて移動さ
せながら、回転させてもよい。さらに、研磨材161を
X及びY方向の少なくとも一方向に相対移動装置にて移
動させ、かつ回転機構165にて回転させながら、部品
保持面133aも保持部材移動装置132にてX方向に
移動させても良いし、部品保持面133aは停止させた
状態であっても良い。又、研磨材161及び部品保持面
133aの少なくとも一方がX及びY方向の少なくとも
一方向に移動する構造を採るときには、研磨材161の
上記回転動作を中止してもよい。
【0054】上述の研磨動作による再生処理動作の一実
施例を以下に示す。上記押圧装置134により部品保持
面133aに印加する荷重が約5N〜約50Nで、上記
超音波振動発生装置135による超音波振動は、周波数
を40kHz、振動の振幅を0.5〜8μmとし、研磨
材161としてセラミック砥粒の結合体で、粗さが♯4
00〜♯1500、ロックウェル硬さが5〜65のもの
を用い、研磨材161を100rpm〜1200rpm
の速さで回転させ、実装ヘッド131つまり部品保持面
133aを1〜5mm/secの速度で10〜20mm
移動させた。該実施例の場合、約14秒にて十分な面粗
度に部品保持面133aを再生することができた。
【0055】次に上記清掃動作について説明する。本実
施形態では、上記研磨動作後、さらに、図6に示す塵埃
除去制御部185の制御により下記の清掃動作を行う。
しかしながら、該清掃動作は必須の工程ではない。上記
清掃動作は以下のように行われる。即ち、まず、上記研
磨動作の終了とともに上記押圧装置134を動作させ
て、一旦、部品保持面133aを研磨材161より上昇
させた後、保持部材移動装置132を動作させ実装ヘッ
ド131ごと部品保持面133aを上記塵埃除去材16
3の上方までX方向に移動させる。このとき、上記回転
機構165の動作により塵埃除去材163は既に回転し
ている。部品保持面133aが上記塵埃除去材163の
上方に移動した後、再び押圧装置134を動作させて部
品保持面133aを下降させ塵埃除去材163に押圧さ
せる。該押圧力としては、約500mN〜約50Nの範
囲であり、例えば部品保持面133aの大きさに基づい
て設定値を変化させることができる。
【0056】部品保持面133aを塵埃除去材163に
押圧しているときに部品保持面133aから除去される
塵埃は、上記塵埃吸引装置168にて吸引され、部品装
着装置101内に飛散することはない。又、上記塵埃除
去材163による部品保持面133aの清掃動作の際、
さらに上記超音波振動発生装置135を動作させ部品保
持面133aを超音波振動させてもよく、さらに、保持
部材移動装置132にて実装ヘッド131ごと部品保持
面133aをX方向に移動させてもよい。
【0057】上述のように研磨動作度後に塵埃除去材1
63による清掃動作を行うことで、研磨動作によって部
品保持面133aに存在する付着物や、部品保持面13
3aに詰まっている研磨粉等を除去することができる。
さらに、超音波振動を作用させながら上記清掃動作を行
うことで、部品保持面133aの清掃が超音波振動によ
る摩擦でさらに効率良く、短時間で達成できる。よっ
て、上記清掃処理のための時間を短縮することができ、
部品実装作業における休止時間を短くすることができ
る。尚、上述した研磨動作、さらには清掃動作による部
品保持面133aの再生処理は、制御装置180によ
り、最適な条件に制御され実行される。
【0058】部品保持面133aの上記清掃動作用の塵
埃除去材163は、本実施形態のブラシを用いた構成に
限定されるものではない。例えば、図8に示すように、
上記上部盤1641の載置面1641aにガラス板19
0を吸着保持し、該ガラス板190の支持面190aに
塵埃除去材191を設けても良い。該塵埃除去材191
としては、例えば不織布からなる洗浄布を用いることが
でき、塵埃除去材191に部品保持面133aを押圧す
る。尚、その他の構成及び動作は、上述のブラシ形態の
塵埃除去材163を備えた場合に同じである。ガラス板
190を用いることで、部品保持面133aの押圧時に
ガラス板190は金属板の場合のように弾性変形を生じ
ないことから、上述の調整用ボルト1644等にて水平
調整した上記支持面190aの水平状態を維持すること
ができる。尚、ガラス板190は、磨きガラスで平面度
の高いものを用いるのが好適である。しかしながら、ガ
ラス板190に限定するものではなく、ガラス板190
と同様の効果が得られる部材であれば、そのような部材
を用いることができる。
【0059】又、塵埃除去材191の洗浄布に連続した
ものを用い、ガラス板190上で塵埃除去材191を移
動させる供給ローラ1921、巻取りローラ1922、
モータ1923を有する移送装置192を設け、塵埃除
去材191を移動させるのが好ましい。該構成により、
1回あるいは必要回数の清掃処理を終える都度、塵埃除
去材191を移送したり、清掃中に、間欠的又は連続的
に移送したりすることで、塵埃除去材191を順次更新
していくことが自動的に達成できる。よって、塵埃除去
材191を清掃動作毎に交換する必要がなく、清掃処理
を安定して繰り返し行うことができる。
【0060】上述した塵埃除去材191を用いた構造で
あっても、塵埃除去材163を備えた場合と同様の効果
を得ることができる。又、洗浄布にてなる塵埃除去材1
91は、湿式のものを用いると、研磨後の部品保持面1
33aに付いた付着物を除去する際に当該部品装着装置
101内に粉塵が飛散するのをより効果的に防止でき、
好適である。尚、上記塵埃吸引装置168を備えている
ことから、乾式の洗浄布でも塵埃の飛散は十分に防止す
ることができる。
【0061】尚、上述の説明では、部品装着装置101
に研磨装置160が備わる形態の場合について説明し
た。一方、図2に示すように、少なくとも、上記研磨装
置160内の研磨材161、研磨材保持台162、第1
回転軸170、及び回転機構165、上記部品保持部材
133、上記押圧装置134、並びに上記制御装置18
0にて、部品保持部材再生装置を構成することもでき
る。さらに、該部品保持部材再生装置には、上記超音波
発生装置135、上記保持部材移動装置132、並びに
研磨装置160内の塵埃除去材163、除去材保持台1
64、及び塵埃吸引装置168を備えることもできる。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様の
部品保持部材再生装置、第2態様の部品装着装置、及び
第3態様の部品装着方法によれば、部品保持部材を押圧
する押圧装置、研磨装置、及び制御装置を備え、上記研
磨装置に備わる研磨材に上記部品保持部材の部品保持面
を押圧して研磨し該部品保持面の再生を行うようにし
た。よって、部品保持部材の部品保持面のサイズ及び温
度に関係なく当該部品保持面の再生を容易に行うことが
できる。
【0063】さらに、上記制御装置の制御により、部品
保持面を研磨材へ押圧するときの荷重を変化させること
により、より効果的に部品保持面の再生処理を行うこと
ができる。さらに、超音波振動発生装置を備え、上記制
御装置の制御により部品保持面を研磨材へ押圧するとき
超音波振動させることで、より効果的に部品保持面の再
生処理を行うことができる。さらに、保持部材移動装置
を備え、上記制御装置の制御により部品保持面を研磨材
へ押圧するとき部品保持面を移動させることで、より効
果的に部品保持面の再生処理を行うことができる。
【0064】さらに、上記研磨装置に塵埃除去装置を備
え、上記研磨動作後に、上記部品保持面を塵埃除去材に
押圧することで、研磨動作により部品保持面に付着して
いる塵埃を除去することができる。よって、部品保持面
の上記再生処理後における清浄度をより向上させること
ができ、部品実装動作において部品保持面の付着物等が
部品と回路基板との接合に悪影響を与えるのを防止する
ことができる。
【0065】又、上記研磨装置に塵埃除去布を備え、上
記研磨動作後に、上記部品保持面を塵埃除去布に押圧し
て部品保持面に付着している塵埃を除去することもでき
る。又、研磨材の研磨面を部品保持面に対して平行かつ
水平とする水平調整部材を備え、さらに研磨材を支持す
る回転軸の鉛直度を調整する垂直調整部材を備えること
で、部品保持面を水平に調整でき、偏りなく部品保持面
の再生処理を行うことができる。
【0066】又、本発明の第4態様の部品保持部材再生
装置によれば、部品保持部材を押圧する押圧装置、研磨
部を有する相対移動装置、及び制御装置を備え、上記相
対移動装置に備わる研磨材に上記部品保持部材の部品保
持面を押圧して、研磨材及び部品保持面を相対的に移動
させて部品保持面を研磨し該部品保持面の再生を行うよ
うにした。よって、部品保持部材の部品保持面のサイズ
及び温度に関係なく当該部品保持面の再生を容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の部品装着装置の斜視図で
ある。
【図2】 図1に示す部品装着装置に備わる研磨装置の
斜視図である。
【図3】 図2に示す研磨装置の構造を説明するための
図である。
【図4】 図1に示す部品装着装置に備わる部品保持部
材にてベアICチップを回路基板の電極部に接合してい
る状態を示す図である。
【図5】 図1に示す部品装着装置に備わる部品保持部
材の斜視図である。
【図6】 図1に示す部品装着装置に備わる制御装置の
機能を説明するためのブロック図である。
【図7】 図1に示す部品装着装置に備わる研磨装置の
変形例における斜視図である。
【図8】 図1に示す部品装着装置に備わる研磨装置の
別の変形例における斜視図である。
【図9】 従来の部品装着装置の構造を示す図である。
【符号の説明】
3…ベアICチップ、11…バンプ、20…回路基板、
21…電極部、101…部品装着装置、132…保持部
材移動装置、133…部品保持部材、133a…部品保
持面、134…押圧装置、135…超音波振動発生装
置、160…研磨装置、161…研磨材、161a…研
磨面、162…研磨材保持台、163…塵埃除去材、1
64…塵埃除去材保持台、170…第1回転軸、165
…回転機構、180…制御装置、191…塵埃除去材、
1641…上部盤、1642…下部盤、1643…首振
り部材、1644…調整用ボルト。
フロントページの続き (72)発明者 森川 誠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 丸茂 伸也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 前 貴晴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E313 AA02 AA03 AA11 AA23 CC03 CC04 CD06 EE02 EE03 EE24 EE33 EE38 EE50 5F044 PP15

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品保持面(133a)に部品(3)を
    保持する部品保持部材(133)と、 上記部品保持面を研磨し該部品保持面を再生する研磨材
    (161)を研磨材保持台(162)に設け、該研磨材
    保持台及び上記部品保持面を相対的に移動させる相対移
    動装置(165、132)と、 上記部品保持部材に接続され上記部品保持面を上記研磨
    材へ押圧する押圧装置(134)と、 上記相対移動装置及び上記押圧装置が接続され、上記部
    品保持面を上記研磨材に押圧させる動作制御を上記押圧
    装置に対して行い、かつ該押圧動作のとき上記研磨材保
    持台及び上記部品保持面の相対的移動動作制御を上記相
    対移動装置に対して行う制御装置(180)と、を備え
    たことを特徴とする部品保持部材再生装置。
  2. 【請求項2】 部品保持面(133a)に部品(3)を
    保持する部品保持部材(133)と、 上記部品保持面を研磨し該部品保持面を再生する研磨材
    (161)を研磨材保持台(162)に設け、該研磨材
    保持台を第1回転軸(170)の軸周り方向へ回転させ
    る研磨材保持台回転装置(165)を有する研磨装置
    (160)と、 上記部品保持部材に接続され上記部品保持面を上記研磨
    材へ押圧する押圧装置(134)と、 上記研磨装置及び上記押圧装置が接続され、上記部品保
    持面を上記研磨材に押圧させる動作制御を上記押圧装置
    に対して行い、かつ該押圧動作のとき上記研磨材保持台
    の回転動作制御を上記研磨材保持台回転装置に対して行
    う制御装置(180)と、を備えたことを特徴とする部
    品保持部材再生装置。
  3. 【請求項3】 上記制御装置は、上記押圧動作におい
    て、上記研磨材への上記部品保持面の接触から離脱まで
    の時間経過に伴い押圧荷重を変化させる、請求項2記載
    の部品保持部材再生装置。
  4. 【請求項4】 上記押圧荷重は、上記接触から離脱まで
    を前半及び後半に分けたとき、上記前半を上記後半に比
    べて大きい荷重とする、請求項3記載の部品保持部材再
    生装置。
  5. 【請求項5】 上記部品保持部材に取り付けられ、上記
    部品保持面に超音波振動を与え、かつ上記制御装置に接
    続される超音波振動発生装置(135)をさらに備え、
    上記制御装置は、上記押圧動作のとき、上記部品保持面
    を超音波振動させる超音波振動制御を上記超音波振動発
    生装置に対して行う、請求項2から4のいずれかに記載
    の部品保持部材再生装置。
  6. 【請求項6】 上記部品保持部材に取り付けられ、上記
    押圧装置による上記部品保持部材の押圧方向に直交する
    方向へ上記部品保持部材を移動させ、かつ上記制御装置
    に接続される保持部材移動装置(132)を、上記研磨
    装置は備え、上記制御装置は、上記押圧動作のとき、上
    記部品保持部材を移動させる制御を上記保持部材移動装
    置に対して行う、請求項2から5のいずれかに記載の部
    品保持部材再生装置。
  7. 【請求項7】 上記部品保持面の研磨後において該部品
    保持面の塵埃を除去する塵埃除去材(163)を除去材
    保持台(164)に設け、かつ上記除去材保持台を第2
    回転軸(171)の軸周り方向へ回転させる除去材保持
    台回転装置(165)を有しかつ上記制御装置に接続さ
    れる塵埃除去装置を上記研磨装置はさらに備え、上記制
    御装置は、上記研磨材による上記部品保持面の研磨後、
    上記部品保持面を上記塵埃除去材に押圧する押圧動作制
    御を上記押圧装置に対して行い、かつ該塵埃除去材に対
    する押圧動作制御のとき上記除去材保持台を回転させる
    回転動作制御を上記除去材保持台回転装置に対して行
    う、請求項2から6のいずれかに記載の部品保持部材再
    生装置。
  8. 【請求項8】 上記部品保持面の研磨後において該部品
    保持面の塵埃を除去する塵埃除去布(191)を上記研
    磨装置はさらに備え、上記制御装置は、上記研磨材によ
    る上記部品保持面の研磨後、上記部品保持面を上記塵埃
    除去布に押圧する押圧動作制御を上記押圧装置に対して
    行う、請求項2から6のいずれかに記載の部品保持部材
    再生装置。
  9. 【請求項9】 上記研磨材保持台は、上記部品保持面が
    接触する上記研磨材の研磨面(161a)を上記部品保
    持面に対して平行かつ水平に配置する水平調整部材(1
    641〜1644)を有する、請求項2から8のいずれ
    かに記載の部品保持部材再生装置。
  10. 【請求項10】 上記研磨装置は、上記第1回転軸を鉛
    直方向と平行に配置する垂直調整部材(172)をさら
    に有する、請求項9記載の部品保持部材再生装置。
  11. 【請求項11】 上記研磨材は、セラミック砥粒結合
    体、アルカンサス天然砥石、又はダイヤモンド砥石を主
    成分とする、請求項2から10のいずれかに記載の部品
    保持部材再生装置。
  12. 【請求項12】 突起電極(11)を設けた部品(3)
    の上記突起電極を装着対象物(20)の電極部(21)
    に接触させて接合する部品装着装置であって、 請求項1から11のいずれかに記載の部品保持部材再生
    装置を備えたことを特徴とする部品装着装置。
  13. 【請求項13】 突起電極(11)を設けた部品(3)
    の上記突起電極を装着対象物(20)の電極部(21)
    に接触させて、かつ上記部品に超音波振動を与えて上記
    突起電極と上記電極部とを接合して上記部品を上記装着
    対象物に装着する部品装着方法であって、 上記装着動作のときに上記部品を保持している部品保持
    面(133a)を、上記装着動作終了後に、回転してい
    る研磨材(161)に押圧して上記部品保持面の再生を
    行うことを特徴とする部品装着方法。
  14. 【請求項14】 上記部品保持面の上記研磨材への押圧
    荷重は、上記研磨材への上記部品保持面の接触から離脱
    までの時間経過に伴い変化させる、請求項13記載の部
    品装着方法。
  15. 【請求項15】 上記部品保持面を上記研磨材へ押圧し
    ながら、上記部品保持面に対して超音波振動を与える、
    請求項13又は14記載の部品装着方法。
  16. 【請求項16】 上記部品保持面を上記研磨材へ押圧し
    ながら、押圧方向に直交する方向へ、上記部品保持面及
    び上記研磨材の少なくとも一方を移動させる、請求項1
    3から15のいずれかに記載の部品装着方法。
  17. 【請求項17】 上記部品保持面の上記再生動作後、上
    記部品保持面を回転している塵埃除去材(163)に押
    圧して上記部品保持面の塵埃を除去する、請求項13か
    ら16のいずれかに記載の部品装着方法。
  18. 【請求項18】 上記部品保持面の上記再生動作後、上
    記部品保持面を塵埃除去布(191)に押圧して上記部
    品保持面の塵埃を除去する、請求項13から16のいず
    れかに記載の部品装着方法。
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