JP4232752B2 - 電子部品装着装置、電子部品装着方法 - Google Patents

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Description

本発明は、回路基板に電子部品を装着する技術に関連する。
従来より、プリント基板等の回路基板に電子部品を装着する装置では、電子部品の電極と回路基板の電極とを接合する様々な方法が利用されており、電子部品を短時間で、かつ、比較的低温にて接合することができる方法の1つとして超音波を利用する接合方法(以下、「超音波接合」という。)が知られている。超音波接合では、超音波振動により回路基板に押圧された電子部品を振動させ、電子部品の電極(例えば、バンプが形成されている。)と回路基板の電極とを電気的に接合する。
このような超音波接合を行う電子部品の装着装置では、電子部品を吸着保持する保持ツールの保持面が電子部品との摩擦により摩耗したり、保持面に異物が付着することにより、保持面の特性が理想的な状態から変化したり、保持面に吸着された電子部品が回路基板に対して傾いてしまうことがある。このような場合、保持面を研磨することにより保持面の再生や異物の除去が行われているが、研磨作業により装着装置の稼働率が低下してしまう。また、保持面の研磨を繰り返すことにより保持ツールが短くなった場合には、保持ツールを交換する必要があり、電子部品の装着に係るコストが増大してしまう。
そこで、保持ツールの保持面の摩耗や保持面への異物の付着を抑制する様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1では、超音波接合によりベアICチップを回路基板に実装(装着)する部品実装装置において、ステンレス鋼により形成された吸着ノズル(保持ツール)の吸着面(保持面)にコーティング処理や表面改質処理により形成された硬化処理層を設けることにより、振動特性を低下させることなく吸着ノズルの吸着面の耐摩耗性を向上させる技術が開示されている。
また、特許文献2では、ツール(保持ツール)の電子部品素子を吸着する先端面(保持面)に、硬質耐酸化性部材を耐熱性接着剤を介して接着固定することにより、ツールと電子部品素子との摩擦熱等によるツールの先端面における酸化物の生成を防止する技術が開示されている。
特開2000−91385号公報 特開2002−50656号公報
ところで、このような超音波接合を行う電子部品の装着装置では、保持ツールが超音波振動する際、保持面上の各位置が垂直方向および水平方向に様々に変位する。そして、保持面のうち変位が大きい領域では、保持面と電子部品とが他の領域よりも強い力で擦り合わされたり、激しく衝突し、これにより、電子部品が削られ、切削屑が保持面に擦り付けられて凝着してしまったり、保持面の摩耗が促進されてしまう。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、保持ツールの保持面の摩耗、および、保持面への異物の凝着を抑制することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、電子部品を回路基板に装着する電子部品装着装置であって、円筒状の先端部で電子部品を吸着保持する保持ツールと、前記保持ツールを介して前記電子部品を回路基板に対して押圧する押圧機構と、前記保持ツールを介して前記電子部品に超音波振動を付与する超音波振動子と、を備え、前記保持ツールの前記円筒状の端部を、前記電子部品を吸着す吸引口と、前記吸引口の周囲に配置し前記電子部品と接触して前記電子部品を保持する保持面と、前記保持面の周囲に配置し前記円筒状の先端部の外周縁の輪郭が外側に凸となる曲線形状であるR部と、で構成し、前記超音波振動子により前記保持ツールが超音波振動する時の、前記保持面と垂直な方向の前記保持ツールの先端面の変位の値と、前記保持面と水平な方向の前記保持ツールの先端面の変位の値とが、前記吸引口から離れるに従って漸次増加する
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子部品装着装置であって、円筒状の先端部の中に垂直な幅方向の前記R部の幅が、前記円筒状の先端部の外形と内径との差の1/6以上1/3以下である。
請求項3に記載の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の電子部品装着装置であって、前記円筒状の先端部の前記保持面と前記R部に表面改質処理により硬化層が形成されている。
請求項4に記載の発明は、請求項に記載の電子部品装着装置であって、前記表面改質処理が、窒化処理である。
請求項5に記載の発明は、請求項に記載の電子部品装着装置であって、前記窒化処理が、精密低温窒化処理である。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の電子部品装着装置であって、前記電子部品が、半導体発光素子である。
請求項7に記載の発明は、電子部品を回路基板に装着する電子部品装着方法であって、a)吸引口より電子部品を吸引して、保持ツール先端の保持面と電子部品を接触させて前記電子部品を保持する工程と、b)前記保を介して前記電子部品に超音波振動を付与しつつ回路基板に対して押圧する工程と、を備え、前記b)工程の超音波振動時に、前記保持面と垂直な方向の前記保持ツールの先端面の変位の値と、前記保持面と水平な方向の前記保持ツールの先端面の変位の値とが、前記吸引口から離れるに従って漸次増加する。
本発明では、保持ツールの保持面の摩耗、および、保持面への異物の凝着を抑制することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電子部品装着装置1の構成を示す正面図であり、図2は電子部品装着装置1の平面図である。電子部品装着装置1は、微細な電子部品を反転した後に、プリント基板等の回路基板9上への電子部品の装着と電極の接合(すなわち、実装)とを同時に行う、いわゆる、フリップチップ実装装置である。
図1および図2に示すように、電子部品装着装置1は、回路基板9を保持する基板保持部2を備え、基板保持部2の(+Z)側には、基板保持部2に保持された回路基板9に電子部品を装着する装着機構3が設けられ、基板保持部2の(−X)側には、装着機構3に電子部品を供給する部品供給部4が設けられる。また、基板保持部2と部品供給部4との間には、部品供給部4により装着機構3に供給された電子部品を撮像する撮像部5、並びに、電子部品を回収する部品回収機構61および62が設けられ、回路基板9の(+X)側には、電子部品を保持する装着機構3の部品保持部33(図1参照)の先端を研磨する研磨部7が設けられる。電子部品装着装置1では、これらの機構が制御部10により制御されることにより、回路基板9に対する電子部品の装着が行われる。
基板保持部2は、回路基板9を保持するステージ21、および、ステージ21を図1中のY方向に移動するステージ移動機構22を備える。研磨部7はステージ21の(+X)側に取り付けられており、ステージ移動機構22によりステージ21と一体的にY方向に移動する。研磨部7は、平らで水平な研磨面711を有するシート状の研磨部材71、および、研磨部材71を保持する研磨部材保持部72を備える。
装着機構3は、装着ヘッド31および装着ヘッド31をX方向に移動する装着ヘッド移動機構32を備え、装着ヘッド31は、吸着により電子部品を保持する部品保持部33を備える。装着ヘッド31には、部品保持部33を昇降する昇降機構34(図1参照)が設けられる。
図3は、部品保持部33近傍を拡大して示す図である。図3に示すように、部品保持部33は、電子部品を吸着保持する保持ツール331、および、保持ツール331が取り付けられるホーン332を備え、ホーン332には、超音波振動を付与する発振部である超音波振動子35が取り付けられる。ホーン332はブロック361を介してシャフト362に取り付けられ、昇降機構34(図1参照)によりシャフト362がZ方向に移動することにより、部品保持部33が回路基板9や研磨面711(図1参照)に対して相対的に昇降する。保持ツール331は、電子部品の装着において好適な振動特性および振動伝達特性を有するステンレス鋼により形成されており、中心部に真空吸引用の吸引路333を備える。吸引路333は、保持ツール331の(+Z)側の端部(すなわち、上端部)において、チューブ363を介してブロック361およびシャフト362に形成された吸引路364に接続され、さらに、バルブ等を介して真空発生装置に接続される。
図4は、保持ツール331の(−Z)側の端部(すなわち、下端部)をさらに拡大して示す図である。図4に示すように、保持ツール331は、略円筒状であってホーン332(図3参照)に取り付けられるツール本体334、および、ツール本体334よりも細い略円筒状(すなわち、ツール本体334よりも小さい外径を有するとともに内部に中心軸3350を中心とする吸引路333の一部が形成された柱状)の円筒部であるとともにツール本体334の下端部から突出するツール突出部335を備える。ツール突出部335の(−Z)側の先端面は、電子部品を吸着保持する保持面3351となる。なお、ツール突出部335は、ツール本体334に比べて非常に微小であるが、図4では実際よりも大きく描いている(図3についても同様)。保持面3351には、吸引路333の開口となる吸引口3352が形成されており、吸引口3352から吸引を行うことにより、保持面3351に電子部品が吸着保持される。吸引路333は圧縮エアの供給源にも接続されており、吸引口3352からエアをブローすることも可能とされる。保持ツール331のツール突出部335の外径は、例えば、約0.3mmであり、ツール突出部335のZ方向の長さは、約0.5mmである。
図1および図2に示すように、部品供給部4は、所定の位置に電子部品を配置する部品配置部41、部品配置部41から電子部品を取り出して保持する供給ヘッド42、供給ヘッド42をX方向に移動する供給ヘッド移動機構43、並びに、供給ヘッド42を回動および僅かに昇降する回動機構44を備える。部品配置部41は、多数の電子部品が載置される部品トレイ411、部品トレイ411を保持するステージ412、並びに、部品トレイ411をステージ412と共にX方向およびY方向に移動するトレイ移動機構413を備える。
供給ヘッド42は、吸着により保持した電子部品を装着ヘッド31の部品保持部33に供給する供給コレット421(図1参照)を備える。供給コレット421は、中心部に真空吸引用の吸引路を備え、先端に形成された吸引口から吸引を行うことによって電子部品を吸着して保持する。
部品供給部4では、回路基板9に装着される予定の多数の電子部品が、回路基板9に接合される電極部が形成された側の面(実装後の状態における下面であり、以下、「接合面」という。)を(+Z)側に向けて(すなわち、回路基板9に装着される向きとは反対向きに)部品トレイ411上に載置されている。なお、本実施の形態では電子部品の電極部は、電極パターン上に金(Au)で形成された突起バンプであるが、実装方法、あるいは、実装される電子部品によっては電極部はメッキバンプ等であってもよく、電極パターン自体であってもよい。また、バンプは、電子部品の電極パターン上に設けられる代わりに、回路基板9の電極上に設けられてもよい。
撮像部5は、装着ヘッド移動機構32による装着ヘッド31(特に、部品保持部33)の移動経路上であって装着ヘッド31の移動と干渉しない位置(本実施の形態では移動経路の真下)に設けられ、部品保持部33に保持された電子部品を(−Z)側から撮像する。基板保持部2と撮像部5との間に設けられる部品回収機構61も、装着ヘッド31(特に、部品保持部33)の移動経路上であって装着ヘッド31の移動と干渉しない位置に配置され、必要に応じて部品保持部33が保持する電子部品を回収する。また、ステージ412の(+X)側に取り付けられる部品回収機構62は、トレイ移動機構413によりステージ412と一体的にX方向およびY方向に移動され、必要に応じて供給コレット421が保持する電子部品を回収する。
図5は、電子部品装着装置1による電子部品の装着の流れを示す図である。電子部品装着装置1により回路基板9に電子部品が装着される際には、まず、多数の電子部品が接合面を(+Z)側に向けて載置された部品トレイ411が、予め図1中の(−X)側に位置している供給ヘッド42の下方にてトレイ移動機構413により移動し、電子部品の接合面が供給コレット421により吸着保持される(ステップS11)。次に、供給ヘッド42が反転しつつ供給ヘッド移動機構43により(+X)方向へと移動し、図1中に二点鎖線にて示す受渡位置に位置する(ステップS12)。このとき、供給コレット421と、装着ヘッド31の部品保持部33とが対向する。
続いて、昇降機構34により部品保持部33が僅かに下降し、電子部品の上面が部品保持部33により吸引吸着されるとともに供給コレット421による吸引が停止され、部品保持部33が供給コレット421から電子部品を受け取って保持ツール331の保持面3351(図4参照)にて吸着保持する(ステップS13)。電子部品の供給が完了すると、昇降機構34により部品保持部33が僅かに上昇し、供給ヘッド42が、元の位置へと退避する。供給ヘッド42の退避と並行して、装着ヘッド31が撮像部5の真上へと移動し、撮像部5により部品保持部33に保持される電子部品が撮像される(ステップS14)。
撮像部5からの出力である画像データは制御部10に送られ、取得された電子部品の画像データと、予め記憶されている電子部品の画像データとが比較されて電子部品の姿勢(すなわち、電子部品の位置および向き)が検出される。装着機構3では、検出された電子部品の姿勢に基づいて装着ヘッド31が制御され、部品保持部33がZ方向に伸びる軸を中心に回動して電子部品の姿勢が補正される(ステップS15)。なお、制御部10により、電子部品の姿勢が補正不可能な状態である(すなわち、吸着エラーが生じている)と判断された場合には、電子部品の装着動作が中止されて装着ヘッド31が部品回収機構61の上方へと移動し、部品保持部33からのエアのブロー等により部品保持部33から分離された電子部品が部品回収機構61により回収される。
続いて、装着ヘッド31が、装着ヘッド移動機構32により(+X)方向へと移動し、回路基板9上の電子部品の装着予定位置の上方(以下、「装着位置」と呼ぶ。)に位置する(ステップS16)。そして、部品保持部33が回路基板9に向けて下降して接合面に形成された電極部と回路基板9上の電極とが接触し、昇降機構34により電子部品が、基板保持部2に保持される回路基板9に対して押圧される。この状態で、超音波振動子35により超音波振動が部品保持部33に付与され、保持ツール331に保持された電子部品に保持ツール331を介して超音波振動が付与されることにより、電子部品が回路基板9に対して電気的に接合され、電子部品の装着と同時に接合(すなわち、実装)が行われる(ステップS17)。その後、吸引を停止した部品保持部33が昇降機構34により電子部品から離れて上昇し、電子部品の装着が完了する。電子部品装着装置1では、昇降機構34が、保持ツール331を介して電子部品を回路基板9に対して押圧する押圧機構の役割を果たす。
電子部品の装着が完了すると、装着ヘッド31が受渡位置へと戻り、取り出された電子部品を部品保持部33の保持ツール331により吸着保持し、装着位置へと移動した後に超音波振動を付与しつつ回路基板9に対して電子部品を押圧して装着する動作(ステップS11〜S17)が繰り返される。そして、電子部品の装着が多数回繰り返されたために保持面3351の研磨が必要となった場合には、部品保持部33が研磨部7の上方へと移動し、保持面3351が研磨部材71に押圧されつつ超音波振動子35により振動が付与されることにより、保持面3351の研磨が行われる。
次に、保持ツール331についてさらに詳しく説明する。図6は、ツール突出部335の先端部3353近傍を拡大して示す断面図であり、ツール突出部335の中心軸3350を含む面における断面を示す。図6に示すように、ツール突出部335では、先端部3353の外周縁が、研磨加工(以下、「R処理」と呼ぶ。)により角部が除去された形状とされ、外周縁の輪郭が外側に凸となる曲線となっている。以下、先端部3353の外周縁においてR処理により形成された角部が除去された形状である部位を「R部3355」という。
本実施の形態では、保持面3351に吸着保持される電子部品91は、平面視(すなわち、XY面)において1辺が約0.3mmの正方形である。また、ツール突出部335の外径(すなわち、図6中におけるツール突出部335の幅であり、正確には、ツール突出部335のR部3355よりも(+Z)側における幅)は、電子部品91の幅と等しく約0.3mmとされ、内径(すなわち、ツール突出部335における吸引路333の幅)は約0.2mmとされる。R部3355のX方向の幅(すなわち、中心軸3350方向に垂直な幅方向に関して角部が除去された形状の幅)W、および、R部3355のY方向の高さHはともに、25μmとされる。換言すれば、R部3355のX方向の幅Wは、ツール突出部335の外径と内径との差の1/4(すなわち、ツール突出部335の肉厚の1/2)とされる。
図7は、ツール突出部335の底面図である。図8は、図7中のA−Aの位置における保持面3351の垂直方向(すなわち、Z方向)の変位および応力の水平方向(すなわち、X方向)における分布を示す図であり、図9は、図7中のA−Aの位置における保持面3351の水平方向の変位および応力の水平方向における分布を示す図である。図8中の横軸は、中心軸3350を原点とするX方向の位置を示し、原点から100μmおよび150μmの位置がそれぞれ、ツール突出部335の内側面および外側面に対応し、125μmの位置が保持面3351とR部3355との間の境界3356(図7参照)に対応する。また、線901および線902はそれぞれ、超音波振動が付与されてX方向に振動する保持ツール331において、ツール突出部335の先端部3353(図6参照)が最も(+X)側に振れた状態において、シミュレーションにより求められた変位分布および応力分布を示す(図9中の横軸および線903,904についても同様)。図8では、超音波振動が付与されていない状態における保持面3351の位置から電子部品側(すなわち、(−Z)側)への変位を負としており、図9では、中心軸3350から離れる側(すなわち、(+X)側)への変位を正としている(後述の図12および図13についても同様)。図10は、図7中のA−Aの位置におけるツール突出部335の先端部3353(すなわち、保持面3351およびR部3355)の表面高さの計測結果を示す図であり、先端部3353の断面を上下反対に描いたものに対応する。図10では、2000個の電子部品を回路基板9に装着した後の保持面3351の状態を示す(後述の図14についても同様)。
図11は、ツール突出部の先端部の外周縁にR処理が施されていない(すなわち、角部が除去されていない)比較例の保持ツールのツール突出部835の底面図である。図12は、比較例の保持ツールについて、図11中のB−Bの位置における保持面8351の垂直方向の変位分布および応力分布を示す図であり、図13は、水平方向の変位分布および応力分布を示す図である。図12および図13中の線905〜908は、図8および図9中の線901〜904に対応しており、それぞれ垂直方向の変位分布および応力分布、並びに、水平方向の変位分布および応力分布を示す。図14は、比較例の保持ツールについて、図11中のB−Bの位置におけるツール突出部835の先端部8353(すなわち、保持面8351)の表面高さの計測結果を示す図である。
比較例の保持ツールでは、図12および図13に示すように、図11中のB−Bの位置における保持面8351の幅のおよそ中央に、垂直方向および水平方向の変位の変曲点911および変曲点921が存在する。そして、保持面8351のうちの電子部品側への変位が大きい領域(例えば、図12中の変曲点912に対応する位置の近傍の領域)において、保持面8351と電子部品とが強い力で擦り合わされたり、激しく衝突することにより、電子部品が削られる。削り取られた電子部品の成分は、保持面8351の変位等により保持面8351上の変曲点911および変曲点921に対応する位置(すなわち、中心軸8350(図11参照)から(+X)方向に125μm離れた位置)の近傍に集められ、保持面8351に擦り付けられて凝着してしまう。これにより、図11に示すように、比較例の保持ツールの振動方向(すなわち、X方向)に垂直な方向および平行な方向に伸びる凝着物80が保持面8351上に形成される。また、保持面8351上の変曲点911および変曲点921に対応する位置よりも(+X)側(すなわち、外周側)の領域では、保持面8351と電子部品との間の摩擦や衝突により、図14に示すように、保持面8351が他の領域よりも急速に摩耗してしまう。
これに対して、本実施の形態に係る保持ツール331では、ツール突出部335の先端部3353の外周縁が角部のない形状とされることにより、図8および図9に示すように、保持面3351の垂直方向の変位分布901および水平方向の変位分布903が、中心軸3350(図7参照)から離れるに従って漸次増加する。このように、保持ツール331では、保持面3351の変位分布に変曲点が存在しないため、保持面3351と電子部品との間の部分的な摩擦や衝突が緩和され、図10に示すように保持面3351の摩耗が抑制され、保持面3351への異物(すなわち、削り取られた電子部品の基板の成分等)の凝着も抑制することができる。
また、保持ツール331では、ツール突出部335の先端部3353の外周縁にR処理が施され、外周縁の輪郭が外側に凸となる曲線とされているため、保持面3351とR部3355との間の境界3356(図7参照)近傍における応力集中を緩和することができる。その結果、保持面3351の摩耗をより一層抑制することができる。
電子部品装着装置1では、保持ツール331の保持面3351の摩耗、および、保持面3351への異物の凝着が抑制されるため、保持面3351の再生や異物の除去のための保持面3351の研磨作業の頻度を低減することができ、電子部品装着装置1の稼働率を向上することができる。また、保持ツール331を長寿命化する(すなわち、1つの保持ツール331により装着できる電子部品の個数を増加させる)ことができるため、電子部品の装着に係るコストを低減することができる。このように、電子部品装着装置1は、装置稼働率の向上によるサイクルタイム(1個の電子部品の装着に要する平均時間であり、「タクト」ともいう。)の短縮が求められている発光ダイオードのベアチップ(いわゆる、LEDチップ)や半導体レーザ等の半導体発光素子の装着に特に適している。
本実施の形態では、R部3355の幅Wが、ツール突出部335の外径と内径との差の1/4とされるが、幅Wは様々に変更されてよい。ただし、R部の幅を10μmとした実験用の保持ツールにおいて、保持面への異物の凝着、および、保持面の外周側の領域における摩耗の促進が生じるという実験結果が得られているため、保持面3351の摩耗、および、保持面3351への異物の凝着を抑制するという観点からは、幅Wは、ツール突出部335の外径と内径との差の1/6以上とされることが好ましいと推測される。
また、幅Wを必要以上に大きくすると、電子部品に当接する保持面3351の面積が過剰に小さくなってしまい、保持ツール331の電子部品を吸着保持する力が不足した結果、回路基板9への装着時に電子部品がずれてしまう等の装着不良が発生する可能性がある。したがって、電子部品を回路基板9に好適に装着するという観点からは、幅Wは、ツール突出部335の外径と内径との差の1/3以下とされることが好ましいといえる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る電子部品装着装置ついて説明する。図15は、第2の実施の形態に係る電子部品装着装置の保持ツール331aのツール突出部335の先端部3353近傍を拡大して示す断面図である。保持ツール331aでは、ツール突出部335の保持面3351を含む先端部3353、および、先端部3353の(+Z)側であって保持面3351から(+Z)側に約0.25mmの範囲に亘る部位に対して表面改質処理が施され、表面に硬化層3354が形成されている。保持ツール331aの他の部位には、表面改質処理は施されていない。
第2の実施の形態では、先端部3353等に対して施される表面改質処理は、処理温度が450℃以上520℃以下の環境下にて行われる精密低温窒化処理(いわゆる、PSN(Precision Super Nitriding)処理)である。また、保持面3351における硬化層3354のZ方向の厚さは、好ましくは10μm以上30μm以下とされ、本実施の形態では30μmとされる。
保持ツール331aでは、第1の実施の形態と同様に、ツール突出部335の先端部3353の外周縁が、研磨によるR処理により角部が除去された形状とされ、中心軸3350を含む面における断面において輪郭が外側に凸となる曲線であるR部3355が形成されている。また、ツール突出部335の外径および内径はそれぞれ、約0.3mmおよび約0.2mmとされ、R部3355の幅Wおよび高さHはともに25μmとされる。このように、保持ツール331aにおいても、R部3355の幅Wはツール突出部335の外径と内径との差の1/4とされるが、第1の実施の形態と同様に、様々に(好ましくは、ツール突出部335の外径と内径との差の1/6以上1/3以下の範囲内において)変更されてよい。
第2の実施の形態に係る電子部品装着装置の保持ツール331aでは、第1の実施の形態と同様に、ツール突出部335の先端部3353の外周縁が角部のない形状とされることにより、保持面3351と電子部品との間の部分的な摩擦や衝突が緩和され、保持面3351の摩耗、および、保持面3351への異物の凝着を抑制することができる。また、先端部3353の外周縁の輪郭が外側に凸となる曲線とされているため、保持面3351とR部3355との間の境界3356(図7参照)近傍における応力集中を緩和することができ、保持面3351の摩耗をより一層抑制することができる。
保持ツール331aでは、特に、保持面3351に精密低温窒化処理により硬化処理された硬化層3354を有するため、保持面3351の摩耗、および、保持面3351への異物の凝着をさらに確実に抑制することができる。また、保持面3351に付着する異物には、電子部品の基板の成分が、電子部品を装着する際の保持面3351と電子部品との間の摩擦熱等によって酸化されることにより生成される酸化物も含まれている。保持ツール331aでは、窒化処理により硬化層3354が形成されるため、酸化処理による硬化処理が行われる場合に比べて、硬化層3354に含有される酸素の量が少なくなる。このため、電子部品の装着時において、電子部品の基板の成分等が酸化されることを抑制し、保持ツール331の保持面3351への異物の凝着をより一層抑制することができる。さらには、ツール突出部335に施される窒化処理が、通常の窒化処理よりも低温にて行われる精密低温窒化処理であることにより、窒化処理時の保持ツール331の熱変形を抑制することができる。
ツール突出部の先端部の外周縁が角部が除去されていない形状である保持ツールでは、先端部に窒化処理が施されると、外周縁の角部近傍が周囲の部位より深く窒化され、電子部品の装着時に角部が欠損することが考えられる。これに対して、保持ツール331aでは、ツール突出部335の先端部3353の外周縁がR処理されているため、R部3355における窒化処理の深さが周囲の部位における窒化処理の深さとおよそ等しくなる。その結果、電子部品の装着時における先端部3353の外周縁の欠損を防止することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、ツール突出部335の先端部3353におけるR部3355は、必ずしも研磨により角部を除去することにより形成される必要はなく、保持ツール331の形成時に元から角部が除去された形状として形成されてもよい。R部3355と保持面3351との間の境界3356における応力集中を緩和するという観点からは、図6に示すように中心軸3350を含む断面におけるR部3355の輪郭が外側に凸となる曲線であることが好ましいが、先端部3353の外周縁は、必要に応じて、角部が除去された面取り形状(断面が傾斜した直線となる形状)とされてもよい。
上記実施の形態にて例示した保持ツールの形状は、発光ダイオードのベアチップ等の微小な電子部品の実装が行われる際のものであり、より大きな電子部品や他の電子部品が実装される場合にはツール突出部335の外径や長さは適宜変更される(例えば、両方とも1mm以上とされる。)。また、ツール突出部335は、必ずしも円筒状とされる必要はなく、例えば、内部に中心軸3350を中心とする吸引路333が形成された四角柱状の柱状部であってもよい。
上記実施の形態に係る電子部品装着装置では、保持ツールによりツール突出部335の外径よりも大きい幅を有する電子部品が保持されてもよい。また、ツール突出部335の外径よりも小さい幅を有する電子部品が保持されて回路基板9に装着されてもよい。ツール突出部335の外径が電子部品の幅よりも大きい場合には、ツール突出部335の先端部3353では、R部3355と保持面3351との間の境界3356が電子部品上に位置するようにR部3355が設けられる。
第2の実施の形態では、保持ツール331aの先端部3353に対する表面改質処理は、精密低温窒化処理に限定されるわけではなく、保持ツール331aや電子部品の材質、保持ツール331aに要求される特性等に応じて、他の窒化処理(例えば、カナック処理)や酸化処理等の他の表面改質処理が行われてもよい。保持ツール331aでは、保持面3351の摩耗、および、保持面3351への異物の凝着を抑制するという観点からは、表面改質処理による硬化層3354は保持面3351上にのみ形成されていればよい。
上記実施の形態に係る電子部品装着装置では、保持ツールによる電子部品の保持は、吸引吸着には限定されず、電気的あるいは磁気的な吸着により保持されてもよい。
電子部品装着装置は、発光ダイオードや半導体レーザ等の半導体発光素子以外の様々な種類の電子部品、例えば、半導体のベアチップ部品やSAW(Surface Acoustic Wave:表面弾性波)フィルタ等の装着にも適している。
本発明は、超音波を利用して電子部品を回路基板に装着する様々な技術に利用することができる。
第1の実施の形態に係る電子部品装着装置の正面図 電子部品装着装置の平面図 部品保持部近傍の拡大図 保持ツールの下端部の拡大図 電子部品の装着の流れを示す図 ツール突出部の先端部近傍の断面図 ツール突出部の底面図 保持面の垂直方向の変位分布および応力分布を示す図 保持面の水平方向の変位分布および応力分布を示す図 ツール突出部の先端部の表面高さの計測結果を示す図 比較例の保持ツールのツール突出部の底面図 保持面の垂直方向の変位分布および応力分布を示す図 保持面の水平方向の変位分布および応力分布を示す図 ツール突出部の先端部の表面高さの計測結果を示す図 第2の実施の形態に係るツール突出部の先端部近傍の断面図
符号の説明
1 電子部品装着装置
9 回路基板
34 昇降機構
35 超音波振動子
91 電子部品
331,331a 保持ツール
334 ツール本体
335 ツール突出部
3350 中心軸
3351 保持面
3353 先端部
3354 硬化層
3355 R部

Claims (7)

  1. 電子部品を回路基板に装着する電子部品装着装置であって、
    円筒状の先端部で電子部品を吸着保持する保持ツールと、
    前記保持ツールを介して前記電子部品を回路基板に対して押圧する押圧機構と、
    前記保持ツールを介して前記電子部品に超音波振動を付与する超音波振動子と、
    を備え、
    前記保持ツールの前記円筒状の先端を、
    前記電子部品を吸着する吸引口と、前記吸引口の周囲に配置し前記電子部品と接触して前記電子部品を保持する保持面と、前記保持面の周囲に配置し前記円筒状の先端部の外周縁の輪郭が外側に凸となる曲線形状であるR部と、で構成し、
    前記超音波振動子により前記保持ツールが超音波振動する時の、前記保持面と垂直な方向の前記保持ツールの先端面の変位の値と、前記保持面と水平な方向の前記保持ツールの先端面の変位の値とが、前記吸引口から離れるに従って漸次増加することを特徴とする電子部品装着装置。
  2. 請求項1に記載の電子部品装着装置であって、
    前記円筒状の先端部の中心軸に垂直な幅方向の前記R部の幅が、前記円筒状の先端部の外形と内径との差の1/6以上1/3以下であることを特徴とする電子部品装着装置。
  3. 請求項1ないし2のいずれかに記載の電子部品装着装置であって、
    前記円筒状の先端部の前記保持面と前記R部に表面改質処理により硬化層が形成されていることを特徴とする電子部品装着装置。
  4. 請求項3に記載の電子部品装着装置であって、
    前記表面改質処理が、窒化処理であることを特徴とする電子部品装着装置。
  5. 請求項4に記載の電子部品装着装置であって、
    前記窒化処理が、精密低温窒化処理であることを特徴とする電子部品装着装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の電子部品装着装置であって、
    前記電子部品が、半導体発光素子であることを特徴とする電子部品装着装置。
  7. 電子部品を回路基板に装着する電子部品装着方法であって、
    a)吸引口より電子部品を吸引して、保持ツール先端の保持面と電子部品を接触させて前記電子部品を保持する工程と、
    b)前記保持面を介して前記電子部品に超音波振動を付与しつつ回路基板に対して押圧する工程と、
    を備え、
    前記b)工程の超音波振動時に、
    前記保持面と垂直な方向の前記保持ツールの先端面の変位の値と、前記保持面と水平な方向の前記保持ツールの先端面の変位の値とが、前記吸引口から離れるに従って漸次増加することを特徴とする電子部品装着方法。
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