JP2003346718A - 蛍光ランプおよび電球 - Google Patents

蛍光ランプおよび電球

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JP2003346718A
JP2003346718A JP2002154925A JP2002154925A JP2003346718A JP 2003346718 A JP2003346718 A JP 2003346718A JP 2002154925 A JP2002154925 A JP 2002154925A JP 2002154925 A JP2002154925 A JP 2002154925A JP 2003346718 A JP2003346718 A JP 2003346718A
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JP
Japan
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glass tube
lamp
fluorescent lamp
phosphor
diffusion film
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JP2002154925A
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English (en)
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Toshitaka Maruyama
俊隆 円山
Takehisa Kobayashi
健久 小林
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Hitachi Lighting Ltd
Original Assignee
Hitachi Lighting Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ランプに表示する記号や文字および図柄を擦っ
ても容易に薄れることなく、また、ランプ真空度に影響
を与えない表示を有するランプを提供する。 【解決手段】ランプガラス管内面に塗布してある蛍光体
あるいは拡散膜に、レーザ光をランプのガラス管を透過
してから照射することにより、蛍光体あるいは拡散膜を
剥離させ、文字や記号および図柄を表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蛍光ランプあるいは
電球に表示する文字、記号および図柄の表示方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】現在、光源として用いられている蛍光ラ
ンプの形状は、ガラス管が直線状である直管形、環状で
ある環形、U字状あるいは複数のU字状ガラス管をブリ
ッジ接合によりコンパクトな形状としたコンパクト形な
どがある。また、ランプの寸法も消費電力により全長あ
るいは環径が異なる。さらに、ライフスタイルの多様化
により、昼光色、昼白色、白色、電球色など色温度の異
なる多様な光源色の蛍光ランプが提供されている。
【0003】蛍光ランプは、上記のように形状、消費電
力、光源色を組み合わせることにより様々な仕様のラン
プを提供することができる。したがって、消費者が蛍光
ランプを購入する際、蛍光ランプの仕様が容易に区別で
きるような情報を提示する必要がある。
【0004】従来ではランプの形状、消費電力、光源色
などの仕様情報を記号化し、ランプ型式を表す文字列や
記号パターンなどを、顔料あるいは金属酸化物を含むイ
ンクを用いてランプのガラス管部あるいは口金部に印刷
した後、焼き付けて表示している。また、通常の白熱電
球に関しても、蛍光ランプと同様の技術を用いて文字、
記号、図柄等を表示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、ランプ
型式をランプに表示する方法としては、ガラス管の外表
面あるいは内表面に顔料あるいは金属酸化物を含むイン
クを用い、公知の方法によりガラス管外表面あるいは内
表面に印刷し、焼付けを行うのが一般的であった。
【0006】しかしながら、ガラス管外表面に文字パタ
ーンなどを印刷した場合、印刷後の焼付けが充分に行わ
れなければ、印刷表面を濡れた布などで擦った際に容易
にインクがはがれたり、表示が薄くなってしまうことが
ある。
【0007】印刷後の焼付けを強化することで印刷強度
を上げることはできるが、加熱による蛍光体の劣化やガ
ラス管の変形などの問題があり、焼付け調整、管理が容
易ではない。
【0008】また、ガラス管の内面に表示を印刷する場
合、完成後のランプではガラス管内面の印刷面を直接触
れることが不可能であるため、表示が薄くなってしまう
などの問題は生じない。しかしながら、ランプのガラス
管内は真空に近い状態で封止されているため、上記封止
前にガラス管内面に印刷したインクの溶剤や残留揮発成
分を充分蒸発させなければ、ランプ点灯中にインクから
の発生ガスが真空度を徐々に低下させ、ランプ始動電圧
の上昇あるいは不点灯の原因となる恐れがある。
【0009】本発明は、ランプ仕様の表示文字列等の印
刷強度が強く、かつ工程管理が容易であり、しかもラン
プ特性に影響を与えない蛍光ランプまたは電球およびそ
れらの製造方法を提供することを目的としてなされたも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の蛍光ランプまた
は電球は、印刷するためのインクを使用せずにガラス管
に文字、記号あるいは図柄等を表示させるために、蛍光
ランプのガラス管内面の蛍光体あるいは白熱電球のガラ
ス管内面の拡散膜を剥がすことで、上記文字や記号およ
び図柄を表示させる、すなわち蛍光体あるいは拡散膜の
非塗布部分を形成することで、文字や記号および図柄を
表示させたことを特徴とする。
【0011】また、本発明においては、ランプ上の文字
や記号および図柄を鮮明に表示するために必要となる微
細な加工を、ランプの自動生産設備での加工速度にあわ
せて高速かつ精密に実施できる方法として、レーザ光を
ガラス管の外表面から照射し、ガラス管を通過した後、
蛍光体あるいは拡散膜に照射することにより、蛍光体あ
るいは拡散膜を剥離し、文字や記号および図柄を印字す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は本発明の一実
施例になる蛍光ランプの印字部分を示し、ガラス管1の
内面に蛍光体2が塗布されており、形状、消費電力、光
源色などを表す蛍光ランプの型式3が文字や記号でガラ
ス管部に表示されている。
【0013】従来の蛍光ランプにおける型式等の表示
は、前述のように顔料あるいは金属酸化物を含むインク
を用いて印刷後、焼付けを行っていたが、図1に示した
本実施例の型式表示3は、レーザ光を用いて蛍光膜を剥
離させることにより、文字や記号を表示させている。
【0014】図1に示した構造を有する蛍光膜剥離は、
以下の方法により加工、形成した。まず、公知の方法に
より蛍光体を塗布した後、焼成、封止、排気、口金取付
け等、公知の方法によりランプを製造する。
【0015】ついで、例えばYAGレーザを据えつけた
装置上の所定の位置に、上記の表示のないランプ(いわ
ゆるノーマーク)をセットする。装置には予め表示する
文字、記号などのデザイン情報を入力しておき、上記デ
ザイン情報にしたがって出力30W、波長1.06μm
のレーザ光を蛍光ランプの所望印字箇所に照射する。
【0016】レーザ光はガラス管を透過し、予め入力し
てあるデザイン通りの軌跡に走査させ、描画すること
で、上記走査部分のガラス管内面の蛍光体を剥離させ
る。加工終了後のレーザ光照射面は、蛍光体が剥離した
状態で文字、記号などが表示される。
【0017】上記は完成ランプを用いての実施例を記載
したが、蛍光体を塗布し、乾燥後のガラス管、あるいは
蛍光体焼成後のガラス管など、製造プロセス中で、蛍光
体を塗布乾燥後のどの工程で、上記レーザ光を照射して
も、同じ効果が得られることは無論である。 (実施例2)記号、文字などが表示されていない電球を
実施例1に記載した装置にセットし、実施例1に記載し
た方法によりレーザ光を照射することで、拡散膜を剥離
することができ、白熱電球などにおいても、記号、文字
などを表示させることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、レーザ光をランプ
のガラス管を透過させた後、蛍光体あるいは拡散膜に照
射することにより、ランプ内面に塗布された蛍光体ある
いは拡散膜を剥離することができ、文字や記号および図
柄を表示することができる。インクを用いず、ランプ内
面を加工することにより、擦っても表示が薄れず、ラン
プ真空度にも影響を与えない蛍光ランプあるいは電球を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示部を示す直管形蛍光ランプの部分
断面図。
【符号の説明】
1…ガラス管、2…蛍光体、3…印字された型式表示。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 健久 東京都青梅市新町六丁目16番地の2 日立 ホーム・アンド・ライフ・ソリューション 株式会社青梅事業所内 Fターム(参考) 5C043 AA20 CC09 CD01 CD10 DD28 EA19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス管の内面に蛍光体が塗布され、ガラ
    ス管の両端には電極を有し、微量の水銀と微量の希ガス
    が封入されている蛍光ランプにおいて、蛍光ランプに表
    示する文字、記号、図柄をガラス管内面の蛍光体を剥離
    させて表示したことを特徴とする蛍光ランプ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の蛍光ランプの製造方法であ
    って、ガラス管内面の蛍光体を剥離させる手段として、
    レーザを用いることを特徴とした蛍光ランプの製造方
    法。
  3. 【請求項3】ガラス管内面の蛍光体を剥離させる際、レ
    ーザ光を蛍光体膜に達させる途中に上記ガラス管を通過
    させることを特徴とした請求項2記載の蛍光ランプの製
    造方法。
  4. 【請求項4】ガラス管の内面に金属酸化物等で拡散膜を
    形成させた電球において、電球に表示する文字、記号、
    図柄をガラス管内面の拡散膜を剥離させて表示したこと
    を特徴とする電球。
  5. 【請求項5】請求項4記載の電球の製造方法であって、
    ガラス管内面の拡散膜を剥離させる手段として、レーザ
    を用いることを特徴とした電球の製造方法。
  6. 【請求項6】ガラス管内面の拡散膜を剥離させる際、レ
    ーザ光を拡散膜に達させる途中に上記ガラス管を通過さ
    せることを特徴とした請求項5記載の電球の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006252840A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Osram-Melco Ltd 環形蛍光ランプ及び環形蛍光ランプの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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