JP2003346652A - プラズマディスプレイパネルの製造方法と焼成装置 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの製造方法と焼成装置

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JP2003346652A
JP2003346652A JP2002158391A JP2002158391A JP2003346652A JP 2003346652 A JP2003346652 A JP 2003346652A JP 2002158391 A JP2002158391 A JP 2002158391A JP 2002158391 A JP2002158391 A JP 2002158391A JP 2003346652 A JP2003346652 A JP 2003346652A
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Japan
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substrate
rollers
plasma display
display panel
transport
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JP2002158391A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Tsuji
弘恭 辻
Masataka Morita
真登 森田
Masanori Suzuki
雅教 鈴木
Hifuo Noiri
一二夫 野入
Michiro Aoki
道郎 青木
Takahiro Takeda
孝広 竹田
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NGK Insulators Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネル構造物を設けた基板を搬送しながら焼
成するプラズマディスプレイパネルの焼成方法におい
て、搬送中にパネル構造物に対して発生する振動や衝撃
を軽減することで、パネル構造物を良好に焼成できる焼
成工程を備えたプラズマディスプレイパネルの製造方法
を実現することを目的とする。 【解決手段】 複数本のローラー7を隣り合うローラー
7間での振れ幅が所定範囲内となるように選択して配列
することにより構成した搬送手段5によりパネル構造物
2を設けた基板3の搬送を行う。このことにより、基板
3は凹凸にうねることなくスムーズに搬送されるため、
パネル構造物2は良好に焼成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大画面で、薄型、
軽量のディスプレイ装置として知られているプラズマデ
ィスプレイパネル(以下、PDPと記す)のパネル構造
物である、例えば蛍光体やフリットガラスなどを焼成す
ることにより固化させるPDPの焼成装置およびPDP
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PDPの焼成装置としては、図15に示
すような焼成装置がある。この焼成装置1は、例えば蛍
光体やフリットガラスなどのパネル構造物2を設けた基
板3を搬送する搬送手段5と、パネル構造物2を設けた
基板3の全体を焼成する焼成手段6とを備えるものであ
る。
【0003】基板3は、PDPの前面基板の基板もしく
は背面基板の基板である。搬送手段5は、搬送方向に配
列された複数本のローラー7により構成されたものであ
る。
【0004】焼成手段6は、焼成装置1の内部に設けら
れた、例えば複数個のヒータ9により構成されたもので
ある。パネル構造物2を設けた基板3の搬送に際して
は、基板3がローラー7により傷付けられないようにす
る等の観点から、一般的にはセッター4の上にパネル構
造物2を設けた基板3を載せて(以下、被焼成物8と記
す)搬送する方法が行われる。
【0005】そして、焼成装置1の内部は被焼成物8の
搬送方向に沿っていくつかの領域1a〜1fに分割され
ており、それぞれの領域でヒータ9の温度条件を独立し
て制御することが可能であり、搬送の速度の設定と組み
合わせて被焼成物8を任意の温度プロファイルで焼成す
ることができる。
【0006】この焼成装置1による被焼成物8の焼成工
程は、以下のとおりである。まず、被焼成物8をローラ
ー7上に載置する。ローラー7上に載置された被焼成物
8は、ローラー7上を搬送されることにより焼成装置1
の内部に送り込まれ、その後、焼成装置1内部でも同様
にローラー7上を搬送される。そして、被焼成物8はロ
ーラー7上を搬送される間にヒータ9による加熱で焼成
され、領域1a〜1fを通過した被焼成物8は焼成装置
1の外へ搬送される。
【0007】ここで、PDPの画像の表示特性には、パ
ネル構造物2の焼成後の形状精度が大きく影響を与える
ため、パネル構造物2の形状精度が大きく変化しない焼
成工程およびそれを実現する焼成装置が要求されるが、
パネル構造物2は通常、ペースト状の材料を乾燥して固
化させた状態であり、焼成が完了するまでは衝撃や振動
などによって容易に変形してしまうことから、パネル構
造物2の形状精度に悪影響を与えずに焼成を行うために
は、被焼成物8の搬送に際しては衝撃や振動などを与え
ないことが必要である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
上述の焼成装置1によって焼成した場合、焼成後のパネ
ル構造物2の形状精度が、焼成前に比べ悪化してしまう
場合がある。
【0009】この原因としては以下の理由が挙げられ
る。ローラー7は、高温の環境下で使用されることから
耐熱性が要求され、そのためセラミックス焼結品を使用
することが一般的であるが、そのような場合、ローラー
7の個々の外径の寸法や反りの状態を精度良く揃えて製
造することは非常に困難となる。そしてそのような状態
のローラー7により搬送手段5を構成すると、被焼成物
8はローラー7の外径の寸法差や反りによって生じる段
差(隣り合うローラー7間での振れ幅)に沿って凹凸に
うねった状態で搬送されることとなる。
【0010】ここで、ローラー7の外径の寸法の差や反
りが大きい場合には当然、搬送時のうねりも大きくな
り、そのような状態で被焼成物8を搬送すると被焼成物
8には衝撃や振動が発生することとなる。
【0011】以上の状態を図16および図17を用いて
説明する。図16および図17は搬送手段5の一部分の
概略構成を示す図であり、簡単のため、ローラー7の外
径の差によって、隣り合うローラー7間で振れ幅が生じ
ている場合を示している。
【0012】図16(a)に示す状態は、隣り合うロー
ラー7bとローラー7cとに外径の寸法の差があり、ロ
ーラー7cがローラー7bに比べて小さい場合である
が、この状態で被焼成物8の搬送が行われると、図16
(b)に示すように被焼成物8のセッター4の片側がロ
ーラー7cに傾いて当接し、その後、搬送は継続され
る。そしてセッター4の片側がローラー7cに傾いて当
接する際、被焼成物8には衝撃や振動が発生することと
なる。
【0013】また、図17(a)に示す状態は、隣り合
うローラー7bとローラー7cとに外径の寸法の差があ
り、ローラー7cがローラー7bに比べて大きい場合で
あるが、この状態で被焼成物8の搬送が行われると、図
17(b)に示すように被焼成物8のセッター4はロー
ラー7cと衝突し、その後、図17(c)に示すように
迫り上がり、搬送は継続される。そしてセッター2cが
ローラー7cに衝突する際、被焼成物8には衝撃や振動
が発生することとなる。
【0014】ここで、被焼成物8のパネル構造物2は焼
成完了前では衝撃や振動によって容易に形状が変化して
しまう状態であることから、焼成中の搬送において上述
のような振動や衝撃が加わることはパネル構造物2の焼
成後の形状精度に悪影響を与えることとなる。
【0015】さらに、振動や衝撃により搬送中の被焼成
物8の載置位置がずれてしまう場合があり、このような
場合には、焼成装置1内での被焼成物8に対する加熱状
態が不均一となってしまうため、焼成後のパネル構造物
2の形状精度に悪影響が発生してしまう。
【0016】上述したような衝撃や振動による課題は、
被焼成物8の基板3がその対角長さが42インチや50
インチ程度と大型であることから、セッター4も大型と
なるため、顕著となる。
【0017】本発明はこのような現状に鑑みなされたも
ので、被焼成物を良好に焼成できる焼成装置およびPD
Pの製造方法を実現することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のプラズマディスプレイパネルの製造方法は、
複数本のローラーを基板の搬送方向に並べて配置するこ
とにより構成した搬送手段を有し、その搬送手段により
基板を搬送するとともに基板に設けたパネル構造物の焼
成を行うに際し、前記搬送手段は、複数本のローラー
を、隣り合うローラー間での振れ幅が所定範囲内となる
ように選択して配列することにより構成し、基板はその
搬送手段により搬送されるものである。
【0019】また、上記目的を達成するために本発明の
プラズマディスプレイパネルの製造方法は、複数本のロ
ーラーを基板の搬送方向に並べて配置することにより構
成した搬送手段を有し、その搬送手段により基板を搬送
するとともに基板に設けたパネル構造物の焼成を行うに
際し、前記搬送手段は、複数本のローラーを、隣り合う
ローラー間での振れ幅が所定範囲内、且つ、搬送方向の
上手側での隣り合うローラー間での振れ幅が、搬送方向
の下手側での隣り合うローラー間での振れ幅より小さく
選択して配列することにより構成し、基板はその搬送手
段により搬送されるものである。
【0020】また、上記目的を達成するために本発明の
プラズマディスプレイパネルの製造方法は、複数本のロ
ーラーを基板の搬送方向に並べて配置することにより構
成した搬送手段を有し、その搬送手段により基板を搬送
するとともに基板に設けたパネル構造物の焼成を行うに
際し、前記搬送手段は、複数本のローラーを、隣り合う
ローラー間での振れ幅が所定範囲内となるように、隣り
合うローラー間での振れの位相を調整して配列すること
により構成し、基板はその搬送手段により搬送されるも
のである。
【0021】また、上記目的を達成するために本発明の
プラズマディスプレイパネルの製造方法は、複数本のロ
ーラーを基板の搬送方向に並べて配置することにより構
成した搬送手段を有し、その搬送手段により基板を搬送
するとともに基板に設けたパネル構造物の焼成を行うに
際し、前記搬送手段は、複数本のローラーを、隣り合う
ローラー間での振れ幅が小さい順に搬送方向の上手側か
ら下手側に配列することにより構成し、基板はその搬送
手段により搬送されるものである。
【0022】以上によれば、パネル構造物を設けた基板
を良好に焼成できる焼成工程を備えるプラズマディスプ
レイパネルの製造方法が得られる。また、上記目的を実
現するための本発明のプラズマディスプレイパネルの焼
成装置は、パネル構造物を設けた基板を搬送する搬送手
段を有するプラズマディスプレイパネルの焼成装置にお
いて、前記搬送手段は、複数本のローラーを、隣り合う
ローラー間での振れ幅が所定範囲内となるように選択し
て配列することにより構成したものである。
【0023】また、上記目的を実現するための本発明の
プラズマディスプレイパネルの焼成装置は、パネル構造
物を設けた基板を搬送する搬送手段を有するプラズマデ
ィスプレイパネルの焼成装置において、前記搬送手段
は、複数本のローラーを、隣り合うローラー間での振れ
幅が所定範囲内、且つ、搬送方向に対して大きくなるよ
うに選択して配列することにより構成したものである。
【0024】また、上記目的を実現するための本発明の
プラズマディスプレイパネルの焼成装置は、パネル構造
物を設けた基板を搬送する搬送手段を有するプラズマデ
ィスプレイパネルの焼成装置において、前記搬送手段
は、複数本のローラーを、隣り合うローラー間での振れ
幅が所定範囲内となるように、隣り合うローラー間での
振れの位相を調整して配列することにより構成したもの
である。
【0025】また、上記目的を実現するための本発明の
プラズマディスプレイパネルの焼成装置は、パネル構造
物を設けた基板を搬送する搬送手段を有するプラズマデ
ィスプレイパネルの焼成装置において、前記搬送手段
は、複数本のローラーを、隣り合うローラー間での振れ
幅が小さい順に配列することにより構成したものであ
る。
【0026】以上によれば、パネル構造物を設けた基板
を良好に焼成できるプラズマディスプレイパネルの焼成
装置が得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態に
ついて図を用いて説明するが、本発明の実施の態様はこ
れに制限されるものではない。また、以下の説明におい
て、隣り合うローラー間での振れ幅とは、ローラーの外
径の寸法の差や反りによって生じる隣り合うローラー間
での段差である。また、以下におけるローラーの振れ幅
の状態の説明および図においては、簡単のためにローラ
ーの外形の寸法の差によって生じる段差を振れ幅として
いる。
【0028】PDPは、ガス放電により紫外線を発生さ
せ、この紫外線で蛍光体を励起して発光させカラー表示
を行うものであり、大別して、駆動的にはAC型とDC
型があり、放電形式では面放電型と対向放電型の2種類
があるが、高精細化、大画面化および製造の簡便性か
ら、現状では、プラズマディスプレイパネルの主流は、
3電極構造の面放電型のものである。そしてその構造
は、一方の基板上に平行に隣接した表示電極対を有し、
もう一方の基板上に表示電極と交差する方向に配列され
たアドレス電極と、隔壁、蛍光体層を有するもので、比
較的蛍光体層を厚くすることができ、蛍光体によるカラ
ー表示に適している。
【0029】このようなPDPは、液晶パネルに比べて
高速の表示が可能であり、視野角が広いこと、大型化が
容易であること、自発光型であるため表示品質が高いこ
となどの理由から、フラットパネルディスプレイの中で
最近特に注目を集めており、多くの人が集まる場所での
表示装置や家庭で大画面の映像を楽しむための表示装置
として各種の用途に使用されている。
【0030】ここで、一般的なPDPの構造を図1に示
す。PDPは、前面基板11と背面基板12とから構成
されている。前面基板11は、例えばフロート法による
硼珪素ナトリウム系ガラス等からなるガラス基板などの
透明かつ絶縁性の基板13上に形成された、走査電極1
4と維持電極15とで対をなすストライプ状の表示電極
16と、表示電極16の群を覆うように形成された誘電
体層17と、誘電体層17上に形成されたMgOからな
る保護膜18とにより構成されている。
【0031】なお、走査電極14および維持電極15
は、例えばITOのような透明かつ導電性の材料で形成
された透明電極14a,15aと、この透明電極14
a,15aに電気的に接続されるように形成された、例
えばAgからなるバス電極14b,15bとで構成され
ている。
【0032】また、背面基板12は、基板13に対向配
置される基板19上に、表示電極16と直交する方向に
形成されたアドレス電極20と、そのアドレス電極20
を覆うように形成された誘電体層21と、アドレス電極
20間の誘電体層21上にアドレス電極20と平行にス
トライプ状に形成された複数の隔壁22と、この隔壁2
2間に形成した蛍光体層23とにより構成されている。
なお、カラー表示のために前記蛍光体層23は、通常、
赤,緑,青の3色が順に配置されている。
【0033】そしてPDPは、以上述べた前面基板11
と背面基板12とを、表示電極16とアドレス電極20
とが直交するように微小な放電空間を挟んで対向配置し
た状態で周囲を封着部材(図示せず)により封止した構
成となっており、前記放電空間にはネオン及びキセノン
などを混合してなる放電ガスが封入されている。
【0034】このPDPの放電空間は、隔壁22によっ
て複数の区画に仕切られており、そしてこの隔壁22間
に単位発光領域となる複数の放電セルが形成されるよう
に表示電極16が設けられ、表示電極16とアドレス電
極20とが直交して配置されている。
【0035】そして放電を、アドレス電極20および表
示電極16に印加される周期的な電圧によって発生さ
せ、この放電による紫外線を蛍光体層23に照射して可
視光に変換させることにより、画像表示が行われる。
【0036】次に、以上の構成のPDPの製造方法につ
いて図2〜図4を用いて説明する。図2は本発明の一実
施の形態によるPDPの製造方法の工程を示し、その中
の前面基板工程Aは図3、背面基板工程Bは図4に示す
ように構成されている。
【0037】まず、前面基板11を製造する前面基板工
程Aについて述べる。基板13を受入れる基板受入れ工
程(S11)の後、基板13上に表示電極16を形成す
る表示電極形成工程(S12)を行う。
【0038】これは、透明電極14a,15aを形成す
る透明電極形成工程(S12−1)と、その後に行われ
るバス電極14b,15bを形成するバス電極形成工程
(S12−2)とを有する。
【0039】バス電極形成工程(S12−2)は、例え
ばAgなどの導電性ペーストをスクリーン印刷などで塗
布する導電性ペースト塗布工程(S12−2−1)と、
その後、塗布した導電性ペーストを焼成する導電性ペー
スト焼成工程(S12−2−2)とを有する。
【0040】次に、表示電極形成工程(S12)により
形成された表示電極16上を覆うように誘電体層17を
形成する誘電体層形成工程(S13)を行う。これは、
鉛系のガラス材料(その組成は、例えば、酸化鉛[Pb
O]70重量%,酸化硼素[B23]15重量%,酸化
硅素[SiO2]15重量%)を含むペーストをスクリ
ーン印刷法で塗布するガラスペースト塗布工程(S13
−1)と、その後、塗布したガラス材料を焼成するガラ
スペースト焼成工程(S13−2)とを有するものであ
る。
【0041】その後、誘電体層17の表面に真空蒸着法
などで酸化マグネシウム(MgO)などの保護膜18を
形成する保護膜形成工程(S14)を行う。以上により
前面基板11が製造される。
【0042】次に、背面基板12を製造する背面基板工
程Bについて述べる。基板19を受入れる基板受入れ工
程(S21)の後、基板19上にアドレス電極20を形
成するアドレス電極形成工程(S22)を行う。
【0043】これは、例えばAgなどの導電性ペースト
をスクリーン印刷などで塗布する導電性ペースト塗布工
程(S22−1)と、その後、塗布した導電性ペースト
を焼成する導電性ペースト焼成工程(S22−2)とを
有する。
【0044】次に、アドレス電極20の上に誘電体層2
1を形成する誘電体層形成工程(S23)を行う。これ
は、TiO2粒子と誘電体ガラス粒子とを含む誘電体用
ペーストをスクリーン印刷などで塗布する誘電体用ペー
スト塗布工程(S23−1)と、その後、塗布した誘電
体用ペーストを焼成する誘電体用ペースト焼成工程(S
23−2)とを有する。
【0045】次に、誘電体層21上のアドレス電極20
の間に障壁22を形成する障壁形成工程(S24)を行
う。これは、ガラス粒子を含む障壁用ペーストを印刷な
どで塗布する障壁用ペースト塗布工程(S24−1)
と、その後、塗布した障壁用ペーストを焼成する障壁用
ペースト焼成工程(S24−2)とを有する。
【0046】そしてその後、障壁22間に蛍光体層を形
成する蛍光体層形成工程(S25)を行う。これは、赤
色,緑色,青色の各色蛍光体ペーストを作製し、これを
隔壁どうしの間隙に塗布する蛍光体ペースト塗布工程
(S25−1)と、その後、塗布した蛍光体ペーストを
焼成する蛍光体ペースト焼成工程(S25−2)とを有
する。以上により背面基板12が製造される。
【0047】このようにして製造された前面基板11と
背面基板12との封着、そしてその後の真空排気、およ
び放電ガス封入について述べる。まず、前面基板11及
び背面基板12のどちらか一方または両方に封着用ガラ
スフリットからなる封着部材を形成する封着部材形成工
程(S31)を行う。
【0048】これは、封着用ガラスペーストを塗布する
工程(S31−1)と、その後、塗布したガラスペース
ト内の樹脂成分等を除去するために仮焼するガラスペー
スト仮焼成工程(S31−2)を有する。
【0049】次に、前面基板11の表示電極16と背面
基板12のアドレス電極20とが直交して対向するよう
に重ね合わせるための重ね合わせ工程(S32)を行
い、その後、重ね合わせた両基板を加熱して封着部材を
軟化させることによって封着する封着工程(S33)を
行う。
【0050】次に、封着された両基板により形成された
微小な放電空間を真空排気しながらパネルを焼成する排
気・ベーキング工程(S34)を行い、その後、放電ガ
スを所定の圧力で封入する放電ガス封入工程(S35)
を行うことによりPDPが完成する(S36)。
【0051】以上の製造方法においては、パネル構造物
2であるバス電極14b,15b,誘電体層17,アド
レス電極20,誘電体層21,障壁22、蛍光体層2
3、および封着部材(図示せず)の形成工程が焼成工程
を有し、この焼成工程で用いられる焼成装置には、焼成
処理を大量に行うことができることと同時に、パネル構
造物2の焼成後の形状精度がPDPの画像の表示特性に
影響を与えることから、パネル構造物2の形状精度を大
きく変化させずに焼成できることが要求される。
【0052】ここで、本発明の一実施の形態によるプラ
ズマディスプレイパネルの焼成方法で用いる焼成装置を
図5と図6に基づいて説明する。なお、図15で示した
従来の焼成装置と共通する部分に対しては同一の符号を
付している。
【0053】図5は焼成装置の概略構成の断面図、図6
は図5におけるX−X断面矢視図であり、焼成装置1
は、例えば蛍光体やフリットガラスなどのパネル構造物
2を設けた基板3を搬送する搬送手段5と、パネル構造
物2を設けた基板3全体を焼成する焼成手段6とを備え
るものである。
【0054】基板3は、PDPの前面基板11の基板1
3もしくは背面基板12の基板19である。搬送手段5
は、搬送方向に並べて配置された複数本のローラー7に
より構成されている。
【0055】パネル構造物2を設けた基板3の搬送に際
しては、基板3がローラー7により傷付けられないよう
にする等の観点から、セッター4の上にパネル構造物2
を設けた基板3を載せて(以下、被焼成物8と記す)搬
送する方法を採る。
【0056】焼成手段6は、焼成装置1の内部に設けら
れた例えば複数個のヒータ9である。そして、焼成装置
1の内部は被焼成物8の搬送方向に沿っていくつかの領
域1a〜1fに分割されており、それぞれの領域でヒー
タ9の温度条件を独立して制御することが可能であり、
ローラー7による搬送と組み合わせて被焼成物8を任意
の温度プロファイルで焼成することができる。
【0057】ここで、本実施の形態での特徴的なところ
は、搬送手段5における複数本のローラー7の配列に際
して、隣り合うローラー7の外径の寸法の差や反りによ
って生じる隣り合うローラー間での段差である振れ幅
が、所定範囲内となるように選択して配列したことであ
る。
【0058】つまり、ローラー7は、高温環境下で使用
されることから耐熱性が要求され、そのためセラミック
ス材料の焼結品が使用されるのが一般的であるが、その
ような場合、ローラー7の個々の外径の寸法や反りの状
態を精度良く揃えて製造することは非常に困難である。
そして、そのような状態のローラー7をランダムに配列
した場合、隣り合うローラー7との間の振れ幅が非常に
大きな状態で構成されてしまう場合がある。そのような
場合には図16や図17で示したような搬送状態となっ
てしまい、被焼成物8に対して衝撃や振動が発生してし
まいその形状精度が悪影響を受ける場合があるが、本実
施の形態による焼成装置では、搬送手段5の複数本のロ
ーラー7を、隣り合うローラー7の振れ幅が所定範囲内
となるように選択して配列しているので、被焼成物8の
搬送時における段差は小さくなり、その結果、被焼成物
8に加わる衝撃や振動を抑制することが可能となる。
【0059】ここで、上述での所定範囲は以下のように
して決定される。例えば、図7(a)に示すように、距
離Lだけ離れた隣り合うローラー71,72,73,・・
・に、外径の寸法の差(2・Δd)による段差Δdが存
在する場合、この状態で搬送が進行すれば図7(b)に
示すように、段差Δdにより搬送中の被焼成物8は傾
き、それと同時に被焼成物8に対して作用する振動・衝
撃が発生するのであるが、その振動・衝撃による被焼成
物8の形状精度への影響が許容できる範囲内となるよう
な段差Δdを明らかにし、そのΔdから、外径の寸法の
差(2・Δd)内のローラー7が隣り合うように配列し
て搬送手段5を構成すれば良い。
【0060】ここで、ローラー710,711,712の各外
径の寸法がD1,D2,D3であり、D1 > D2
> D3 であった場合には、図8(a)に示すよう
に、ローラー7の配列をその外径の寸法の順に、ローラ
ー710,711,712と配列することによって、被焼成物
8を図8(a)に示す状態から図8(b)に示すよう
に、スムーズな搬送を実現することができる。
【0061】比較のために、各外径の寸法がD1,D
2,D3のローラー710,711,712を図9(a)に示
すように、搬送方向の上手側からローラー710,712
11のようにローラー7をランダムに配列した場合に
は、図9(a)に示す状態から図9(b)に示すよう
に、被焼成物8はローラー7の外径の寸法の差によって
生じる段差に沿って凹凸にうねった状態で搬送されるた
め、被焼成物8には衝撃や振動が発生してしまうが、図
8に示す場合では、ローラー7の配列がその外径の寸法
の順に配列されているため、必然的に、隣り合うローラ
ー7の外径の寸法の差が小さくなるため、被焼成物8の
搬送時のローラー7間での振れ幅は小さくなり、スムー
ズに搬送することが可能となる。その結果、被焼成物8
のパネル構造物2の焼成を良好に行うことができる。
【0062】また、ローラー7が反りを有する場合に
は、その反り量を考慮した上で上述と同様に決定してや
れば良いが、別の方法として、隣り合うローラー7間
で、ローラー7が回転する際に、ローラー7の反りによ
り生じる凹凸の位相を、隣り合うローラー間で調整して
やることで、選択して配列したことである。
【0063】具体的には、「ローラー7の反り」とは図
12に示すようにローラー7が湾曲している状態であっ
て、真の軸心30からローラー7の実際の軸心31がず
れているため、ローラー7の回転位置の変化に伴って時
々の振れ幅dtが、それぞれのローラー7でばらつく。
【0064】図13(a)は反りの量がばらついた複数
のローラー710〜714を反りの量にかかわらず配列して
搬送手段5を構成した場合を示しており、このような状
態では、例えば各ローラーを連動してモータなどで回転
駆動して、前記被焼成物8を搬送しようとした場合に
は、被焼成物8は各ローラー710〜714の反りによって
決まる時々の振れ幅dtの差によって生じる段差に沿っ
て凹凸にうねった状態で搬送されるため、被焼成物8に
は衝撃や振動が発生してしまう。
【0065】本発明のこの実施例では、図13(b)に
示すように隣り合うローラー間の段差が小さくなるよう
に、例えばローラー710,713,711,714,712の順
に選択して配列し被焼成物8の搬送時のローラー間での
振れ幅は小さくなり、スムーズに搬送することが可能と
なる。その結果、被焼成物8のパネル構造物2の焼成を
良好に行うことができる。
【0066】さらに、「ローラー7の反りにより生じる
凹凸の位相を、隣り合うローラー間で調整する」とは、
具体的には図14(b)に示す状態を言う。例えば各ロ
ーラーを連動してモータなどで回転駆動して、前記被焼
成物8を搬送しようとした場合に、図14(a)は各ロ
ーラー710〜714の反りの量は同じであるけれども、そ
の反りの位相が搬送方向に対して不揃いであって、被焼
成物8は各ローラー710〜714の反りによって決まる時
々の振れ幅dtの差によって生じる段差に沿って凹凸に
うねった状態で搬送されるため、被焼成物8には衝撃や
振動が発生してしまう。
【0067】これに対して、本発明のこの実施例では、
図14(b)に示すように搬送方向に対して、各ローラ
ー710〜714の反りの位相を、隣り合うローラー間の段
差が小さくなるように位相を合わせるように各ローラー
10〜714の取り付け位置を選択するよう調整すること
によって、被焼成物8をスムーズに搬送することが可能
となる。その結果、被焼成物8のパネル構造物2の焼成
を良好に行うことができる。
【0068】このように、個々のローラー7が有する反
りの絶対値が大きくても、ローラー7の回転時には隣り
合うローラー7間での振れ幅を許容できる範囲内とする
ことができ、そのような状態で構成した搬送手段5によ
れば、スムーズな搬送が可能となる。
【0069】また、上記の各実施例において、隣り合う
ローラー7間での振れ幅が、全ての箇所において許容範
囲内である場合においても、搬送方向の上手側での隣り
合うローラー7間での振れ幅が、搬送方向の下手側での
隣り合うローラー7間での振れ幅より小さくなるように
ローラー7を配列することがより好ましい。これは、搬
送の初期段階での被焼成物8に対する衝撃を小さくする
方が、搬送全般での被焼成物8への悪影響を小さくする
ことができるためである。
【0070】以上により、搬送手段5のローラー7を本
実施の形態のように配列することにより、ローラー7の
加工精度を上げたり所定精度のものだけを選別して使用
するといったローラー7のコストが高くような方法を用
いずとも、被焼成物8の搬送時のうねりを小さくするこ
とができ、スムーズに搬送することが可能となる。その
結果、被焼成物8のパネル構造物2の焼成を良好に行う
ことができる。したがって、本実施の形態によるPDP
の焼成装置および製造方法によれば、被焼成物8に衝撃
や振動を与えることなく連続的に焼成を行えるため、パ
ネル構造物2の焼成後の形状精度を確保しつつ大量に焼
成処理を行うことが可能である。従って、画像の表示特
性が優れたPDPを大量生産できる。
【0071】なお、上述した実施の形態において、焼成
装置1のローラー7には、耐熱性、耐摩耗性などが求め
られることから、SiCを主成分とする材料でローラー
7を構成してやれば本発明の効果が高まり好ましい。
【0072】また、図10はローラー7の軸方向の断面
図であるが、以上の説明において、ローラー7の外径の
寸法が図10に示すように軸方向に分布を持つ場合、ロ
ーラー7の外径の寸法とは、最大の外径の寸法Dmax
を指し、隣り合うローラー7間での振れ幅とは、最大の
外径の寸法どうしの差となる。
【0073】また、被焼成物8はローラー7と接触して
搬送されることから、搬送時の直進性を確保するという
観点から、その接触箇所は被焼成物8に対して対称とな
ることが好ましく、そのためにはローラー7の軸方向の
断面形状が、図11(a)に示すような非対称ではな
く、図10や図11(b)に示すような対称な形状であ
ることが好ましく、また、ローラー7の個々が反りを有
する場合には、反りも含めて対称な形状であることが好
ましい。
【0074】なお、以上における被焼成物8の搬送に
は、連続的に搬送される態様や、焼成装置1内の領域1
a〜1fに応じてステップ式に搬送される態様などがあ
るが、いずれの場合においても本発明の効果が同様に得
られることは言うまでもない。
【0075】また、被焼成物8の搬送時におけるローラ
ー7の動きには、すべてのローラー7が回転駆動し被焼
成物8を搬送する態様や、一部のローラー7のみが回転
駆動し、他のローラー7は被焼成物8の搬送に応じた従
属的な回転をするという態様や、すべてのローラー7は
従属的に回転するだけで、被焼成物8は別手段により搬
送方向への力を受けて搬送される態様など、様々な態様
があるが、いずれの態様においても本発明の効果が同様
に得られることは言うまでもない。
【0076】また、以上の説明においては、セッター4
上にパネル構造物2を設けた基板3を載せた状態で搬送
する例を示したが、特にこれに限るものではなく、セッ
ター4を用いずにパネル構造物2を設けた基板3をロー
ラー7に直接に載置して搬送する態様でも、本発明によ
れば同様の効果が得られることは明らかである。
【0077】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、搬送工程が、隣り合うローラー間での振れ幅が
所定範囲内となるように選択され配列された複数本のロ
ーラーにより行われるため、被焼成物は搬送時に凹凸に
うねることなくスムーズに搬送される。
【0078】その結果、被焼成物のパネル構造物の焼成
を良好に行うことができ、画像の表示特性が優れたPD
Pを大量生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なPDPの概略構造を示す断面斜視図
【図2】本発明の実施の形態によるプラズマディスプレ
イパネルの製造方法の製造工程を示す図
【図3】同実施の形態の製造工程中の前面基板の製造工
程図
【図4】同実施の形態の製造工程中の背面基板の製造工
程図
【図5】本発明の一実施の形態によるプラズマディスプ
レイパネルの製造方法で用いる焼成装置の概略構成の断
面図
【図6】図5におけるX−X断面矢視図
【図7】ローラーの外径の寸法の差の所定範囲を決定す
る方法を説明する図
【図8】本発明の他の実施の形態による焼成装置におけ
る搬送手段の概略構成を示す図
【図9】従来の焼成装置における搬送手段の概略構成を
示す図
【図10】ローラーの断面図
【図11】ローラーと被焼成物との接触状態を説明する
【図12】ローラーの反り状態を説明する正面図
【図13】ローラーの反り量に応じて選択して配列した
状態を説明する側面図
【図14】ローラーの反り量に応じて選択して位相を合
わせて配列した状態を説明する側面図
【図15】従来の焼成装置の概略構成の断面図
【図16】従来の焼成装置における搬送手段での課題を
説明する図
【図17】従来の焼成装置における搬送手段での課題を
説明する図
【符号の説明】
1 焼成装置 2 パネル構造物 3 基板 5 搬送手段 71,72,73,・・・ ローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 真登 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 鈴木 雅教 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 野入 一二夫 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 (72)発明者 青木 道郎 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 (72)発明者 竹田 孝広 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 Fターム(参考) 4K050 AA04 BA07 BA16 CG04 CG05 5C012 AA09 BB07 5C028 FF16 5C040 FA01 FA04 GB03 GB14 JA21 MA23

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本のローラーを基板の搬送方向に並べ
    て配置することにより構成した搬送手段を有し、その搬
    送手段により基板を搬送するとともに基板に設けたパネ
    ル構造物の焼成を行うに際し、 前記搬送手段は、複数本のローラーを、隣り合うローラ
    ー間での振れ幅が所定範囲内となるように選択して配列
    することにより構成し、基板はその搬送手段により搬送
    されるプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  2. 【請求項2】複数本のローラーを基板の搬送方向に並べ
    て配置することにより構成した搬送手段を有し、その搬
    送手段により基板を搬送するとともに基板に設けたパネ
    ル構造物の焼成を行うに際し、 前記搬送手段は、複数本のローラーを、隣り合うローラ
    ー間での振れ幅が所定範囲内、且つ、搬送方向の上手側
    での隣り合うローラー間での振れ幅が、搬送方向の下手
    側での隣り合うローラー間での振れ幅より小さく選択し
    て配列することにより構成し、基板はその搬送手段によ
    り搬送されるプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  3. 【請求項3】複数本のローラーを基板の搬送方向に並べ
    て配置することにより構成した搬送手段を有し、その搬
    送手段により基板を搬送するとともに基板に設けたパネ
    ル構造物の焼成を行うに際し、 前記搬送手段は、複数本のローラーを、隣り合うローラ
    ー間での振れ幅が所定範囲内となるように、隣り合うロ
    ーラ間での振れの位相を調整して配列することにより構
    成し、基板はその搬送手段により搬送されるプラズマデ
    ィスプレイパネルの製造方法。
  4. 【請求項4】複数本のローラーを基板の搬送方向に並べ
    て配置することにより構成した搬送手段を有し、その搬
    送手段により基板を搬送するとともに基板に設けたパネ
    ル構造物の焼成を行うに際し、 前記搬送手段は、複数本のローラーを、隣り合うローラ
    ー間での振れ幅が小さい順に搬送方向の上手側から下手
    側に配列することにより構成し、基板はその搬送手段に
    より搬送されるプラズマディスプレイパネルの製造方
    法。
  5. 【請求項5】ローラーがSiC系材料からなることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載のプラズマディ
    スプレイパネルの製造方法。
  6. 【請求項6】パネル構造物を設けた基板を搬送する搬送
    手段を有するプラズマディスプレイパネルの焼成装置に
    おいて、 前記搬送手段は、複数本のローラーを、隣り合うローラ
    ー間での振れ幅が所定範囲内となるように選択して配列
    することにより構成したプラズマディスプレイパネルの
    焼成装置。
  7. 【請求項7】パネル構造物を設けた基板を搬送する搬送
    手段を有するプラズマディスプレイパネルの焼成装置に
    おいて、 前記搬送手段は、複数本のローラーを、隣り合うローラ
    ー間での振れ幅が所定範囲内、且つ、搬送方向に対して
    大きくなるように選択して配列することにより構成した
    プラズマディスプレイパネルの焼成装置。
  8. 【請求項8】パネル構造物を設けた基板を搬送する搬送
    手段を有するプラズマディスプレイパネルの焼成装置に
    おいて、 前記搬送手段は、複数本のローラーを、隣り合うローラ
    ー間での振れ幅が所定範囲内となるように、隣り合うロ
    ーラー間での振れの位相を調整して配列することにより
    構成したプラズマディスプレイパネルの焼成装置。
  9. 【請求項9】パネル構造物を設けた基板を搬送する搬送
    手段を有するプラズマディスプレイパネルの焼成装置に
    おいて、 前記搬送手段は、複数本のローラーを、隣り合うローラ
    ー間での振れ幅が小さい順に配列することにより構成し
    たプラズマディスプレイパネルの焼成装置。
  10. 【請求項10】ローラーがSiC系材料からなることを
    特徴とする請求項6または請求項7に記載のプラズマデ
    ィスプレイパネルの焼成装置。
  11. 【請求項11】ローラーの軸方向の断面形状が対称であ
    ることを特徴とする請求項6または請求項7に記載のプ
    ラズマディスプレイパネルの焼成装置。
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