JP2003345925A - 補修作業手配方法 - Google Patents

補修作業手配方法

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JP2003345925A
JP2003345925A JP2002149723A JP2002149723A JP2003345925A JP 2003345925 A JP2003345925 A JP 2003345925A JP 2002149723 A JP2002149723 A JP 2002149723A JP 2002149723 A JP2002149723 A JP 2002149723A JP 2003345925 A JP2003345925 A JP 2003345925A
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JP2002149723A
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Akira Iiboshi
明 飯星
Yuji Kameoka
裕児 亀岡
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両自らが取得した情報に基づいて車両の破
損を検知し、必要な車両の補修作業の手配を行う補修作
業手配方法を提供する。 【解決手段】 車両2は、自身に搭載されたエアバッグ
の展開信号からその作動を検出し、これにより車両の破
損発生を認識すると共に、情報センタ1へこれを通知す
る。情報センタ1は、車両2の破損発生の通知を受け
て、登録された複数の販売店4の中から、該車両2の位
置情報に基づいて、車両2の現在位置の最寄りの販売店
4を選択する。そして、選択した販売店4へ、車両2の
位置情報や車種等の情報と共に、車両2の破損の発生を
連絡する。車両2の破損が発生したことを連絡された販
売店4では、当該車両に関する所定の部品を部品センタ
3へ発注する。また、部品センタ3からの部品の納期回
答を受けて、販売店4は、情報センタ1を介して、破損
した車両2のユーザへ、車両2の補修日程や見積もり価
格を連絡する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、破損した車両の
補修作業手配方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の補修作業の必要性は、車両
のユーザが販売店や修理工場へ、車両の修理や点検等を
依頼することで初めて認識され、また補修作業に必要な
補修部品は、補修作業の必要性が認識されて初めてその
需要が販売店や修理工場、あるいはその補修部品自体を
製造する部品工場等へ認識される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、車両が交通事
故等で破損した場合、車両のユーザは事故の処理等に追
われるため、販売店や修理工場へ車両の修理を依頼する
のは、車両が破損してから時間がかなり経過してからの
ことの方が多い。従って、販売店や修理工場へ車両の修
理が依頼された時点で、販売店や整備工場側の作業予定
に、該車両の修理を行うための作業の余裕がなかった
り、該車両の補修部品の在庫がなかったりした場合、車
両の修理が完了するまでには、該当する補修部品の製造
日数等も含め、相当な時間がかかることになる。そのた
め、車両が破損してからユーザが車両を利用できるよう
になるまでの時間は相当な日数を要することになり、ユ
ーザにとっては大変不便であるという問題があった。ま
た、交通事故等で車両が破損した場合は、自動車保険等
でその修理代が支払われることも多いので、なるべく短
期間で車両の修理の見積もり価格等が判明することが好
ましい。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、車両自らが取得した情報に基づいて車両の破損を検
知し、必要な車両の補修作業の手配を行う補修作業手配
方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明に係る補修作業手配方法は、乗員保
護装置を備えた車両(例えば実施の形態の車両2)と、
前記車両の状態を管理する情報センタ(例えば実施の形
態の情報センタ1)と、前記車両の補修作業を管理する
販売店(例えば実施の形態の販売店4)と、前記補修作
業に必要な補修品を前記販売店に供給する部品センタ
(例えば実施の形態の部品センタ3)とからなり、前記
車両と、前記販売店と、前記情報センタと、前記部品セ
ンタとを通信網(例えば実施の形態の通信網5)によっ
て接続することにより、前記車両は、前記情報センタへ
破損の発生を通知し、前記情報センタは、前記販売店へ
前記車両における破損の発生を通知し、前記販売店は、
破損した車両の補修作業を手配するサービス管理システ
ムの補修作業手配方法であって、前記乗員保護装置が作
動すると、該乗員保護装置の作動を通知する情報を、前
記車両の破損を通知する情報として、該車両を特定する
ための識別情報と共に前記情報センタへ送信する保護装
置作動通知処理(例えば実施の形態のステップS1〜ス
テップS4)を含むことを特徴とする。
【0006】これにより、車両は、車両に加わった一定
値以上の衝撃(例えば、車両の乗員が正しくシートベル
トを着用していてもハンドル等に身体があたり、けがを
するような衝撃)を感知して、エアバッグ等の乗員保護
装置が作動(展開)したことを検出すると、当然車両は
破損しているので、これを通知する情報を該車両を特定
するための識別情報と共に情報センタへ送信する。従っ
て、情報センタでは、車両における破損の発生を認識
し、車両の管理者の操作がなくとも、販売店を選択して
自動的に補修作業を手配する等の処理を行うことができ
る。
【0007】請求項2の発明に係る補修作業手配方法
は、乗員保護装置を備えた車両(例えば実施の形態の車
両2)と、前記車両の状態を管理する情報センタ(例え
ば実施の形態の情報センタ1)と、前記車両の補修作業
を管理する販売店(例えば実施の形態の販売店4)と、
前記補修作業に必要な補修品を前記販売店に供給する部
品センタ(例えば実施の形態の部品センタ3)とからな
り、前記車両と、前記販売店と、前記情報センタと、前
記部品センタとを通信網(例えば実施の形態の通信網
5)によって接続することにより、前記車両は、前記情
報センタへ破損の発生を通知し、前記情報センタは、前
記販売店へ前記車両における破損の発生を通知し、前記
販売店は、破損した車両の補修作業を手配するサービス
管理システムの補修作業手配方法であって、前記車両を
特定するための識別情報と共に送信された前記乗員保護
装置の作動を通知する情報を受信して該車両の破損の発
生を認識すると共に、受信した識別情報から、前記乗員
保護装置が作動した車両を特定する保護装置作動受信処
理(例えば実施の形態のステップS5)と、特定された
前記車両の補修作業に適切な前記販売店を選択する販売
店選択処理(例えば実施の形態のステップS6)と、選
択された前記販売店に対して、車両を特定して該車両に
おける破損の発生を通知する破損発生通知処理(例えば
実施の形態のステップS7)とを含むことを特徴とす
る。
【0008】これにより、情報センタは、車両を特定す
るための識別情報と共に送信された乗員保護装置の作動
を通知する情報を受信すると、該車両における破損の発
生を認識する。そして、識別情報から破損した車両を特
定すると共に、該車両の補修作業に適切な販売店を選択
し、該販売店に特定された車両における破損の発生を通
知する。従って、販売店では、いずれの車両が破損した
かを認識すると共に、該車両の補修作業に必要な補修部
品を選定することができる。
【0009】請求項3の発明に係る補修作業手配方法
は、乗員保護装置を備えた車両(例えば実施の形態の車
両2)と、前記車両の状態を管理する情報センタ(例え
ば実施の形態の情報センタ1)と、前記車両の補修作業
を管理する販売店(例えば実施の形態の販売店4)と、
前記補修作業に必要な補修品を前記販売店に供給する部
品センタ(例えば実施の形態の部品センタ3)とからな
り、前記車両と、前記販売店と、前記情報センタと、前
記部品センタとを通信網(例えば実施の形態の通信網
5)によって接続することにより、前記車両は、前記情
報センタへ破損の発生を通知し、前記情報センタは、前
記販売店へ前記車両における破損の発生を通知し、前記
販売店は、破損した車両の補修作業を手配するサービス
管理システムの補修作業手配方法であって、前記情報セ
ンタから車両を特定して該車両における破損の発生を通
知されると、該車両に対応した所定の補修品を前記部品
センタへ発注する補修品発注処理(例えば実施の形態の
ステップS11)と、前記部品センタから前記補修品の
納入時期の通知を受けて、前記車両に対する補修作業の
日程を算出する補修日程算出処理(例えば実施の形態の
ステップS15)とを含むことを特徴とする。
【0010】これにより、販売店は情報センタから車両
の破損が発生したことを通知されると、該車両の補修作
業に必要な補修品を部品センタへ手配すると共に、部品
センタからの補修品の納期回答に基づいて、車両に対す
る補修作業の日程を算出する。従って、販売店は、車両
の管理者からの申告がなくても補修作業に必要な補修品
を早急に準備して、補修作業に要する時間を短縮すると
共に、車両の管理者に正確な車両の補修日程を案内する
ことができる。
【0011】請求項4の発明に係る補修作業手配方法
は、乗員保護装置を備えた車両(例えば実施の形態の車
両2)と、前記車両の状態を管理する情報センタ(例え
ば実施の形態の情報センタ1)と、前記車両の補修作業
を管理する販売店(例えば実施の形態の販売店4)と、
前記補修作業に必要な補修品を前記販売店に供給する部
品センタ(例えば実施の形態の部品センタ3)とからな
り、前記車両と、前記販売店と、前記情報センタと、前
記部品センタとを通信網(例えば実施の形態の通信網
5)によって接続することにより、前記車両は、前記情
報センタへ破損の発生を通知し、前記情報センタは、前
記販売店へ前記車両における破損の発生を通知し、前記
販売店は、破損した車両の補修作業を手配するサービス
管理システムの補修作業手配方法であって、前記販売店
から前記補修品が発注されると、該補修品の在庫状況を
確認し、該補修品の納入時期を該販売店に通知する補修
品納期通知処理(例えば実施の形態のステップS12〜
ステップS13)を含むことを特徴とする。
【0012】これにより、部品センタは、補修品を発注
した販売店に対して、該補修品の納期を通知する。従っ
て、販売店は、補修作業に要する時間を短縮すると共
に、車両の管理者に正確な車両の補修日程を案内するこ
とができる。
【0013】請求項5の発明に係る補修作業手配方法
は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の補修作業
手配方法において、前記情報センタは、前記販売店だけ
でなく、前記部品センタにも前記車両における破損の発
生を通知することを特徴とする。これにより、部品セン
タは、情報センタからいち早く車両における破損の発生
情報を取得して補修品の需要を予測し、販売店から当該
車両の補修作業に必要な補修品の発注を受ける前に、該
補修品の発注等、在庫の調整を行い、補修品が欠品する
等の状態を避けることができる。
【0014】請求項6の発明に係る補修作業手配方法
は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の補修作業
手配方法において、前記補修品には、オプション部品が
含まれることを特徴とする。これにより、販売店は、一
般的な補修品だけではなく、車両の管理者毎に異なるオ
プション部品(オプショナル・パーツ)を、車両の管理
者からの申告がなくても早急に準備して、補修作業に要
する時間を短縮すると共に、車両の管理者に正確な車両
の補修日程を案内することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施
の形態の構成を示すブロック図である。図1に示すよう
に、本実施の形態のサービス管理システムは、情報セン
タ1と、車両2と、クライアント端末を備えた部品セン
タ3と、同じくクライアント端末を備えた販売店4とを
通信網5によって接続することで、車両2の補修作業や
車両部品の手配を効率良く行うシステムである。本実施
の形態のサービス管理システムの情報センタ1は、車両
2から送信された情報に基づいて車両の破損を検出する
と共に、破損した車両の位置情報より最適な販売店4を
選択し、選択された販売店4に車両部品の発注等、補修
作業の手配処理を行わせる情報管理センタである。情報
センタ1はサーバ機能を備え、通信網5を介して情報を
発信する。
【0016】車両2は、搭載されたエアバッグユニット
24(詳細は後述)により展開信号を検出することによ
ってエアバッグの作動を検出し、これにより車両の破損
発生を認識すると共に、車両の破損発生情報を車両2の
車両番号(車体番号や登録番号、または別途付与された
車両ID等、車両を特定するための番号)や車両2の位
置情報と共に通信網5を介して情報センタ1へ通知する
制御部と通信装置、更にそれらの情報を制御及び表示す
るための入力操作部と表示部を備えたものである。な
お、車体番号は製造時に登録されるものとする。部品セ
ンタ3は、車両2の部品や消耗品、更には、車両2のユ
ーザ(車両の所有者や利用者)であるユーザが選択して
車両に取り付けるオプショナル・パーツ等を含む補修品
を製造する複数の部品工場から車両2の補修品を購入す
ると共に、補修品を保管して管理し、販売店4の要求に
従って補修品を供給する部品管理拠点であって、通信網
5を介して情報センタ1や車両2、更には販売店4と情
報の送受信が可能なクライアント端末を備えている。
【0017】販売店4は、車両2の補修作業、更には車
両部品の販売を行う販売店であって、部品センタ3と同
様に、通信網5を介して情報センタ1や車両2、更には
部品センタ3と情報の送受信が可能なクライアント端末
を備えている。また、通信網5は、上述の情報センタ1
と車両2と、部品センタ3と、販売店4とを接続するた
めの通信網であって、例えばWAP(Wireless Applica
tion Protocol )等による無線通信、WWW(World Wi
de Web)を利用したインターネット、あるいはPSTN
(Public Switch Telephone Network)やISDN(Int
egrated Services Digital Network)、ADSL(Asym
metric Digital Subscriber Line)等の公衆回線網を介
した有線通信により情報の送受信を行う。
【0018】更に、情報センタ1と、車両2と、クライ
アント端末を備えた部品センタ3と、同じくクライアン
ト端末を備えた販売店4とは、通信網5により接続され
たPOSシステム(point of sale scanning:販売時点
情報管理システム)を構成している。また、車両2と、
部品センタ3と、販売店4は、複数存在するものとす
る。また、情報センタ1からユーザへ提供される情報
は、車両2へ送信されて車両2の表示部へ表示される場
合の他、ユーザが所有する携帯電話機や携帯情報端末、
自宅に設置されたコンピュータ端末等、ユーザ6の所持
する通信網5へ接続できる端末へ送信しても良い。ま
た、車両2から情報センタ1へ通知される情報であっ
て、車両2のユーザの意志を情報センタ1へ通知するよ
うな情報は、ユーザ6の所持する通信網5へ接続できる
端末から送信されても良い。
【0019】次に、図1を用いて、本実施の形態のサー
ビス管理システムの動作を簡単に説明する。まず、車両
2が交通事故等により破損すると、車両2は、自身に搭
載されたエアバッグユニット24によってエアバッグの
作動を検出し、これにより車両の破損発生を認識する
((1)車両の破損を認識)と共に、車両の破損発生情
報を車両番号や位置情報と共に情報センタ1へ通知する
((2)車両の破損発生通知)。情報センタ1は、車両
2の破損発生の通知を受けて、登録された複数の販売店
4の情報の中から、該車両2の位置情報に基づいて、車
両2の現在位置の最寄りの販売店4を選択する((3)
販売店選択)。
【0020】そして、選択した販売店4へ、車両2の事
故現場、あるいは位置情報の他、顧客連絡先や車両2の
車名及び装備等の情報と共に、車両2の破損の発生を連
絡する((4)車両破損発生の連絡)。また、部品管理
拠点である部品センタ3へ、破損した車両2の車体番号
や車名及び装備等の情報と共に、車両2の破損の発生を
連絡する((5)車両破損発生の連絡)。部品センタ3
では、情報センタ1から連絡された車両2の車体番号や
車名及び装備等の情報に基づいて、当該車両に関する部
品の在庫状況を確認し、不足する部品については、予め
部品工場等へ発注する((6)部品在庫確認)。
【0021】一方、車両2の破損が発生したことを連絡
された販売店4では、当該車両に関する所定の部品を部
品センタ3へ発注する((7)部品発注)。また、部品
センタ3では、販売店4より発注を受けた部品の在庫状
況を確認すると共に、該部品の納入時期を販売店4へ回
答する((8)部品納期回答)。部品センタ3からの部
品の納期回答を受けて、販売店4は、情報センタ1を介
して、破損した車両2のユーザ6へ、車両2の補修日程
や見積もり価格を連絡する((9)、(10)補修日
程、見積もり連絡)。更に、販売店4は、交通事故等で
車両2が破損し、自動車保険等でその修理代が支払われ
るような場合、該当する保険会社へ車両2の補修に対す
る見積もり価格を連絡する((11)見積もり連絡)。
車両2のユーザは、販売店4からの通知を受けて、該販
売店4に破損した車両2の補修を依頼する((12)来
店)。
【0022】次に、図面を用いて、更に本実施の形態で
用いられる情報センタ1の構成について説明する。図2
に示すように、情報センタ1は、制御部11と、通信ユ
ニット12と、顧客データベース13と、部品管理デー
タベース14と、販売店データベース15とを備えてい
る。制御部11は、CPU(中央演算装置)を備えたコ
ンピュータシステムにおいてサービス管理プログラムを
実行し、情報センタ1全体の動作を制御すると共に、車
両2から、エアバッグが作動し車両が破損したことを示
す情報を取得し、これを分析することで、販売店4や部
品センタ3、更にはユーザ6に対して適切な情報と指示
を与え、サービス管理システム全体の動作を制御する。
通信ユニット12は、情報センタ1が通信網5を介し
て、車両2や部品センタ3、販売店4と情報を交換する
ための通信装置であり、通信網5に接続することができ
れば、有線通信と無線通信のどちらの通信ユニットであ
っても良い。
【0023】また、顧客データベース13は、POSシ
ステムによる車両や部品の販売時、あるいはユーザに対
するアンケート等によって得られた、ユーザに関する情
報を記憶するデータベースである。ここで、顧客データ
ベース13に記憶される内容は、ユーザの情報と車両2
の情報とが1対1で対応づけられていても良いが、車両
2はその所有者と利用者が異なることがあるため、例え
ば、車両の車名(車種)、型式、年式、装備、オプショ
ン部品、登録番号、車体番号、購入した販売店、補修作
業を行った修理履歴、車両ID等に対して、複数のユー
ザ(所有者、または利用者等)の氏名、住所、電話番
号、年齢の他、良く利用する販売店、過去に購入した部
品の履歴、更にはその他ユーザの趣味や好み等をユーザ
毎に記憶するようにすることが好ましい。また、複数の
ユーザの情報が記憶されている場合には、どのユーザの
情報を優先するかを指定できるようにしても良い。
【0024】また、部品管理データベース14には、車
両の型式毎の構成部品の部品名、または使用しているエ
ンジンオイル等の消耗品を含む補修品とその部品番号
や、オプショナル・パーツの部品名とその部品番号等が
記憶されているものとする。販売店データベース15に
は、販売店の名称とその所在地(住所、または経度と緯
度で表された位置座標(位置情報)等、連絡先、サービ
ス可能な地域の範囲(所在地と同様に住所や位置座標に
よる範囲)等が販売店毎に記憶されているものとする。
【0025】また、制御部11は、特に、車両2から通
知された車両の破損発生情報に含まれる車両2の車両番
号に基づいて顧客データベース13を検索し、車両2の
ユーザ(車両の所有者あるいは利用者)の氏名や住所等
の連絡先、該当する車両2の車名(車種)、型式、年
式、装備、オプション部品、更に車両番号が車両2の登
録番号や車両IDであった場合には車両2の車体番号等
の車両情報を抽出する車両情報抽出部101と、車両2
から通知された車両の破損発生情報に含まれる車両2の
位置情報に基づいて販売店データベース15を検索し、
車両2の現在位置の最寄りの販売店4を選択する販売店
選択部102とを有している。
【0026】更に、制御部11は、販売店選択部102
によって選択された販売店4に対し、車両情報抽出部1
01によって抽出された車両情報を送信し、車両破損発
生の通知を行う車両破損発生通知部103と、各販売店
4に部品を供給する部品センタ3に対し、車両情報抽出
部101によって抽出された車両情報を送信し、車両破
損発生の通知を行う車両破損事前通知部104を有して
いる。なお、車両破損発生通知部103と車両破損事前
通知部104とにより、販売店4及び部品センタ3へ通
知される車両破損発生の情報には、後述する車両2の前
方と右側面と左側面の内のいずれのエアバッグが作動
(展開)したかを示す情報も含まれるものとする。車両
2のエアバッグについては、詳細を後述する。更に、制
御部11には、入力操作部や表示部(図示せず)が接続
されるものとする。また、制御部11の動作も詳細は後
述する。
【0027】また、顧客データベース13、部品管理デ
ータベース14、及び販売店データベース15は、ハー
ドディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモ
リ等の不揮発性のメモリや、RAM(Random Access Me
mory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み
合わせによるコンピュータ読み取り、書き込み可能な記
録媒体より構成されるものとする。また、記憶内容の更
新時に媒体自体を新しくするのであれば、CD−ROM
等の読み出しのみが可能な記録媒体を用いることができ
る。
【0028】更に、車両情報抽出部101と、販売店選
択部102と、車両破損発生通知部103と、車両破損
事前通知部104は、メモリおよびCPU(中央演算装
置)により構成され、上記の各部の機能を実現するため
のプログラムをメモリにロードして実行することにより
その機能を実現させるものであっても良いし、また、専
用のハードウェアにより実現されるものであっても良
い。
【0029】次に、図面を用いて、更に本実施の形態で
用いられる車両2の構成について説明する。図3に示す
ように、車両2は、制御部21と、通信アンテナ22
と、通信ユニット23と、エアバッグユニット24と、
Gセンサ24aと、入力操作部27と、表示部28と、
ナビゲーションシステム31とを備えている。制御部2
1は、CPU(中央演算装置)を備えたコンピュータシ
ステムにおいて車両状態管理プログラムを実行し、エア
バッグユニット24の作動により、車両2の破損が発生
したことを認識する。そして、車両の破損発生情報を車
両2の車両番号や位置情報と共に情報センタ1に通知す
る。なお、車両の車体番号、登録番号、車両ID等は、
これらが該車両に付与された時点で制御部21に登録さ
れるものとする。通信アンテナ22は、情報センタ1へ
車両の破損発生情報を送信するものであって、制御部2
1で認識された車両の破損発生情報を、車両2の車両番
号や位置情報と共に無線電波にのせて発信する無線通信
用の通信ユニット23と接続されている。
【0030】エアバッグユニット24は、車両2の乗員
の補助拘束装置であって、Gセンサ24aが一定値以上
の衝撃(例えば、車両2の乗員が正しくシートベルトを
着用していてもハンドル等に身体があたり、けがをする
ような場合)を感知すると作動(展開)し、窒素ガス等
によりエアバッグが膨らんで、運転者あるいは助手席同
乗者等の身体と車両室内構造物との衝突を防止すると共
に、身体への衝撃を緩和するためのものである。なお、
エアバッグユニット24は、車両室内の運転者および助
手席同乗者の前方、及び車両室内の右側面と左側面に配
置され、それぞれ独立にエアバッグが作動(展開)する
ものとする。
【0031】また、エアバッグユニット24の展開信号
(点火信号)をモニタすることにより、エアバッグが作
動(展開)したか否かを検出する。なお、エアバッグユ
ニット24は、車両室内の運転者および助手席同乗者の
前方、及び車両室内の右側面と左側面に配置されたエア
バッグユニット24のいずれが作動(展開)したかを区
別して検出するものとする。
【0032】ナビゲーションシステム31は、GPS
(Global Positioning System )を利用した位置情報提
示装置であって、車両2に搭載される制御部21と、通
信アンテナ22と、通信ユニット23は、ナビゲーショ
ンシステム31の一部として機能しても良く、この場
合、販売店の位置情報等は、具体的な地図上の情報とし
て表示することが可能となる。また、車両の積算走行距
離計と同様に積算走行距離の他、平均燃費等も得ること
ができるようになる。なお、通信アンテナ22と通信ユ
ニット23は、これに替わるインタフェースユニット2
9と携帯電話機30とで、その機能を実現しても良い。
また、更に携帯電話機30とインタフェースユニット2
9との間は、近距離無線等を用いて接続しても良い。
【0033】更に、制御部21には、ユーザが制御部2
1を操作するために用意されたキーパッド、ボタン、ポ
インティングデバイス等を含む入力操作部27と、情報
センタ1から受信した情報を表示するための表示部28
とが接続されている。なお、表示部28には、音や音声
を表示する音声出力手段と画像や文字情報を表示する自
車両のメータ類と一体化されたメータ一体Displa
yや自車両のコンソールに設置されるNAVIDisp
lay、更にフロントウィンドウの運転者の前方視界を
妨げない位置に情報を表示するHUD(Head Up Displa
y )等を含む。
【0034】また、制御部21は、特に、エアバッグユ
ニット24の作動(展開)により、車両2の破損が発生
したことを認識し、車両の破損発生情報を、車両2の車
両番号やナビゲーションシステム31から取得した車両
2の位置情報、及び前方と右側面と左側面の内のいずれ
のエアバッグユニット24が作動(展開)したかを示す
情報と共に情報センタ1に送信する車両情報送信部20
1を有している。なお、制御部21の動作の詳細は後述
する。
【0035】また、車両情報送信部201は、メモリお
よびCPU(中央演算装置)により構成され、上記の各
部の機能を実現するためのプログラムをメモリにロード
して実行することによりその機能を実現させるものであ
っても良いし、また、専用のハードウェアにより実現さ
れるものであっても良い。
【0036】次に、図面を用いて、更に本実施の形態で
用いられる販売店4に備えられるクライアント端末の構
成について説明する。図4は、クライアント端末として
販売店4に備えられる販売店端末41の構成を示すブロ
ック図であって、販売店端末41は、通信ユニット40
1と、部品発注データベース402と、部品発注管理部
403と、作業管理部404と、作業データベース40
5とを備えている。通信ユニット401は、販売店端末
41が通信網5を介して、情報センタ1や車両2、ある
いは部品センタ3と情報を交換するための通信装置であ
り、通信網5に接続することができれば、有線通信と無
線通信のどちらの通信ユニットであっても良い。
【0037】部品発注データベース402は、情報セン
タ1から車両情報を送信されて車両破損の発生を通知さ
れた場合に、該車両情報で特定される車両毎に発注すべ
き部品の情報が記憶されているデータベースである。部
品発注管理部403は、部品発注データベース402を
参照して部品センタ3への発注処理、納期管理等、部品
の発注を管理する管理部であって、情報センタ1から車
両情報を送信されて車両破損の発生を通知された場合
に、同時に送信される車両2の前方と右側面と左側面の
内のいずれのエアバッグが作動(展開)したかを示す情
報に基づいて、例えば前方のエアバッグが作動(展開)
した場合は前方の外観部品、右側面のエアバッグが作動
(展開)した場合は右側面の外観部品、左側面のエアバ
ッグが作動(展開)した場合は左側面の外観部品を部品
センタ3へ発注する。
【0038】作業管理部404は、部品発注管理部40
3による発注に応答して部品センタ3から回答された部
品の納入時期に基づいて、補修作業の手配を行い、車両
2の補修日程と補修見積もり価格を算出すると共に、補
修日程と補修見積もり価格を作業データベース405へ
記憶して管理する。作業データベース405は、作業管
理部404が算出する車両2の補修日程と補修見積もり
価格を記憶するためのデータベースである。入力操作部
406は、販売店端末41を操作するために用意された
キーパッド、ボタン、ポインティングデバイス等を含ん
でいる。表示部407は、情報センタ1から受信した情
報を表示するための、音や音声を表示する音声出力手段
と画像や文字情報を表示する自車両のメータ類と一体化
されたメータ一体Displayや自車両のコンソール
に設置されるNAVIDisplay、更にフロントウ
ィンドウの運転者の前方視界を妨げない位置に情報を表
示するHUD(Head Up Display )等を含む。
【0039】また、部品発注データベース402、作業
データベース405は、ハードディスク装置や光磁気デ
ィスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ
や、RAM(Random Access Memory)のような揮発性の
メモリ、あるいはこれらの組み合わせによるコンピュー
タ読み取り、書き込み可能な記録媒体より構成されるも
のとする。また、記憶内容の更新時に媒体自体を新しく
するのであれば、CD−ROM等の読み出しのみが可能
な記録媒体を用いることができる。
【0040】更に、部品発注管理部403、作業管理部
404は、メモリおよびCPU(中央演算装置)により
構成され、上記の各部の機能を実現するためのプログラ
ムをメモリにロードして実行することによりその機能を
実現させるものであっても良いし、また、専用のハード
ウェアにより実現されるものであっても良い。
【0041】次に、本実施の形態のサービス管理システ
ムの動作、及び処理手順について図面を用いて説明す
る。図5は、本実施の形態のサービス管理システムの動
作、及び処理手順を示すシーケンス図である。まず車両
2では、交通事故等により車両2が破損し、エアバッグ
が作動(展開)すると(ステップS1)、車両2の前方
と右側面と左側面の内のいずれのエアバッグユニット2
4が作動(展開)したかを検出し(ステップS2)、車
両情報送信部201が、車両の破損発生情報を、車両2
の車両番号やナビゲーションシステム31から取得(ス
テップS3)した車両2の位置情報、及び前方と右側面
と左側面の内のいずれのエアバッグが作動(展開)した
かを示す情報と共に情報センタ1に送信する(ステップ
S4)。
【0042】車両2から、車両の破損発生情報を受信し
た情報センタ1では、まず、車両情報抽出部101が、
車両2から通知された車両の破損発生情報に含まれる車
両2の車両番号に基づいて顧客データベース13を検索
し、車両2のユーザ(車両の所有者あるいは利用者)の
氏名や住所等の連絡先、該当する車両2の車名(車
種)、型式、年式、装備、オプション部品、更に車両番
号が車両2の登録番号や車両IDであった場合には車両
2の車体番号等の車両情報を抽出する(ステップS
5)。次に、販売店選択部102が、車両2から通知さ
れた車両の破損発生情報に含まれる車両2の位置情報に
基づいて販売店データベース15を検索し、車両2の現
在位置の最寄りの販売店4を選択する(ステップS
6)。
【0043】そして、車両破損発生通知部103が、販
売店選択部102によって選択された販売店4の販売店
端末41に対し、車両情報抽出部101によって抽出さ
れた車両情報と、車両2の前方と右側面と左側面の内の
いずれのエアバッグが作動(展開)したかを示す情報と
を送信し、車両破損発生の通知を行う(ステップS7)
と共に、車両破損事前通知部104が、各販売店4に部
品を供給する部品センタ3のクライアント端末に対し、
車両情報抽出部101によって抽出された車両情報と、
車両2の前方と右側面と左側面の内のいずれのエアバッ
グが作動(展開)したかを示す情報とを送信し、車両破
損発生の通知を行う(ステップS8)。
【0044】情報センタ1から車両破損発生の通知を受
信した部品センタ3では、情報センタ1から連絡された
車両2の車体番号や車名及び装備等の車両情報と、車両
2の前方と右側面と左側面の内のいずれのエアバッグが
作動(展開)したかを示す情報とに基づいて、当該車両
の修理に必要とされる部品を予想し、当該部品の在庫状
況を確認する(ステップS9)。そして、不足する部品
については、予め部品工場等へ発注する(ステップS1
0)。一方、情報センタ1から車両破損発生の通知を受
信した販売店4の販売店端末41では、部品発注管理部
403が、部品発注データベース402を参照して、情
報センタ1から連絡された車両2の車両情報と、車両2
の前方と右側面と左側面の内のいずれのエアバッグが作
動(展開)したかを示す情報に基づいて、当該車両の補
修作業に必要な外観部品等を部品センタ3へ発注する
(ステップS11)。
【0045】具体的には、例えば、前方のエアバッグが
作動(展開)した場合は、ボンネットやヘッドライト、
フロントグリル、更にフロントバンパ等の前方の外観部
品を、右側面のエアバッグが作動(展開)した場合は、
右フロントフェンダや右フロントドア、右リアドア等の
右側面の外観部品を、左側面のエアバッグが作動(展
開)した場合は、左フロントフェンダや左フロントド
ア、左リアドア等の左側面の外観部品を、それぞれ部品
センタ3へ発注する。また、前方と右側面のエアバッグ
が作動(展開)した場合は、前方と右側面の外観部品
を、前方と左側面のエアバッグが作動(展開)した場合
は、前方と左側面の外観部品を、それぞれ部品センタ3
へ発注する。なお、部品センタ3において、当該車両の
修理に必要とされる部品を予想し、当該部品の在庫状況
を確認する場合にも、上述のようにいずれのエアバッグ
が作動(展開)したかにより、必要な部品を予想するも
のとする。
【0046】また、販売店4から部品を発注された部品
センタ3では、当該部品の在庫状況を確認する(ステッ
プS12)と共に、ステップS10において行った部品
工場への不足部品の発注状況も確認して、当該部品の納
入時期を算出する(ステップS13)。そして、算出さ
れた発注部品の納入時期を、該部品を発注した販売店4
の販売店端末41へ通知する(ステップS14)。部品
センタ3から発注部品の納入時期を通知された販売店4
では、販売店端末41の作業管理部404が、部品セン
タ3から回答された部品の納入時期に基づいて、補修作
業の手配を行い、車両2の補修日程と補修見積もり価格
を算出すると共に、補修日程と補修見積もり価格を作業
データベース405へ記憶して管理する(ステップS1
5)。
【0047】また、販売店端末41の作業管理部404
は、情報センタ1を介して、破損した車両2のユーザ6
へ、車両2の補修日程や補修見積もり価格を連絡する
(ステップS16)。更に、作業管理部404は、交通
事故等で車両2が破損し、自動車保険等でその修理代が
支払われるような場合、該当する保険会社へ車両2の補
修見積もり価格を連絡する(ステップS17)。
【0048】なお、販売店4では、情報センタ1から車
両2の車両情報や位置情報と共に車両破損発生の通知を
受信した場合、販売店端末41が、警察や消防等へ車両
2の破損を自動通知し、警察車両や救急車、消防車等の
手配を行うようにしても良い。また、販売店4の店員が
破損した車両2のユーザへ、携帯電話等により連絡を取
り、保険会社への連絡やレンタカー手配、ホテルの予約
等、事故処理に係わる諸作業の代行を行っても良い。更
に、情報センタ1が選択する販売店4は、車両2の位置
情報に基づく最寄りの販売店4ではなく、車両2から通
知された車両の破損発生情報に含まれる車両2の車両番
号に基づいて、この車両2を販売した販売店4を選択し
ても良い。
【0049】また、本実施の形態で説明する(車両)部
品は、車両2の部品や機器、オプショナルパーツ(オプ
ション部品)、消耗品等の補修品を含み、また補修作業
は該補修品の点検、交換、補給、補充等の補修作業を含
むものとする。ここで言う補修品とは上記の消耗品・部
品などに限らずブレーキオイル、ブレーキパッド、トラ
ンスミッションオイル、各種オイルフィルタ、各種エア
フィルタ、クーラント液などを含む。
【0050】以上説明したように、本実施の形態のサー
ビス管理システムは、情報センタ1が、車両2のエアバ
ッグの作動(展開)によって、車両2の破損を認識する
と共に、破損した車両2の位置情報より最適な販売店4
を選択し、車両部品の発注等の補修作業の手配処理を行
わせることで、車両2のユーザの操作がなくとも、販売
店4に補修作業の準備を行わせることができる。
【0051】すなわち、本実施の形態のサービス管理シ
ステムの補修作業手配方法によって販売店4における補
修作業の管理すると、エアバッグが作動(展開)した車
両2からの通知により、情報センタ1が自動的に車両2
の破損を認識し、破損した車両2の位置情報から車両2
の補修作業に適切な販売店4を抽出して、販売店4に補
修作業に必要な補修品等を手配させる。また情報センタ
1は、販売店4に補修品を供給する部品センタ3にも車
両2の破損に関する情報を提供する。従って、販売店4
は当該車両のユーザに正確な補修日程を通知すると共
に、通知した補修日程通りの車両2の補修作業ときめ細
かなサービス対応を実行できるので、顧客(車両のユー
ザ)の安心と信頼を獲得できる。
【0052】更に、販売店4は必要な補修品やオプショ
ン部品を迅速に提供できるので、修理待ちの迷惑を解消
し、顧客(車両のユーザ)に対するCS(Customer Sat
isfaction:顧客満足)向上を実現することができる。
また、部品センタ3では、事前に情報センタ1から車両
2の破損に関する情報を提供されることで、販売店4か
らの補修品の発注に対して、最短かつ最適な対応を行う
ことができる。
【0053】
【発明の効果】以上の如く、本発明の補修作業手配方法
によれば、車両の乗員保護装置が作動(展開)を通知さ
れた情報センタが自動的に車両の破損を認識し、破損し
た車両の位置情報から車両の補修作業に適切な販売店を
抽出して、補修作業に必要な補修品等を手配させる。従
って、販売店は迅速な車両の補修作業ときめ細かなサー
ビス、及び補修品の提供を実行できるので、顧客(車両
の管理者)の安心と信頼を獲得すると共に、顧客(車両
の管理者)に対するCS向上を実現することができると
いう効果が得られる。また、部品センタでも効率的な補
修品の在庫管理を行うことができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態のサービス管理システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施の形態のサービス管理システムの情報
センタの構成を示すブロック図である。
【図3】 同実施の形態のサービス管理システムの車両
の構成を示すブロック図である。
【図4】 同実施の形態のサービス管理システムの販売
店で用いられる販売店端末の構成の一例を示すブロック
図である。
【図5】 同実施の形態のサービス管理システムの動
作、及び処理手順を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1 情報センタ 2 車両 3 部品センタ(端末) 4 販売店(端末) 5 通信網 6 ユーザ(端末) 11 制御部 12 通信ユニット 13 顧客データベース 14 部品管理データベース 15 販売店データベース 21 制御部 22 通信アンテナ 23 通信ユニット 24 エアバッグユニット 24a Gセンサ 27 入力操作部 28 表示部 29 インタフェースユニット 30 携帯電話機 31 ナビゲーションシステム 101 車両情報抽出部 102 販売店選択部 103 車両破損発生通知部 104 車両破損事前通知部 201 車両情報送信部 401 通信ユニット 402 部品発注データベース 403 部品発注管理部 404 作業管理部 405 作業データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60S 5/00 B60S 5/00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員保護装置を備えた車両と、 前記車両の状態を管理する情報センタと、 前記車両の補修作業を管理する販売店と、 前記補修作業に必要な補修品を前記販売店に供給する部
    品センタとからなり、 前記車両と、前記販売店と、前記情報センタと、前記部
    品センタとを通信網によって接続することにより、 前記車両は、前記情報センタへ破損の発生を通知し、 前記情報センタは、前記販売店へ前記車両における破損
    の発生を通知し、 前記販売店は、破損した車両の補修作業を手配するサー
    ビス管理システムの補修作業手配方法であって、 前記乗員保護装置が作動すると、該乗員保護装置の作動
    を通知する情報を、前記車両の破損を通知する情報とし
    て、該車両を特定するための識別情報と共に前記情報セ
    ンタへ送信する保護装置作動通知処理を含むことを特徴
    とする補修作業手配方法。
  2. 【請求項2】 乗員保護装置を備えた車両と、 前記車両の状態を管理する情報センタと、 前記車両の補修作業を管理する販売店と、 前記補修作業に必要な補修品を前記販売店に供給する部
    品センタとからなり、 前記車両と、前記販売店と、前記情報センタと、前記部
    品センタとを通信網によって接続することにより、 前記車両は、前記情報センタへ破損の発生を通知し、 前記情報センタは、前記販売店へ前記車両における破損
    の発生を通知し、 前記販売店は、破損した車両の補修作業を手配するサー
    ビス管理システムの補修作業手配方法であって、 前記車両を特定するための識別情報と共に送信された前
    記乗員保護装置の作動を通知する情報を受信して該車両
    の破損の発生を認識すると共に、受信した識別情報か
    ら、前記乗員保護装置が作動した車両を特定する保護装
    置作動受信処理と、 特定された前記車両の補修作業に適切な前記販売店を選
    択する販売店選択処理と、 選択された前記販売店に対して、車両を特定して該車両
    における破損の発生を通知する破損発生通知処理とを含
    むことを特徴とする補修作業手配方法。
  3. 【請求項3】 乗員保護装置を備えた車両と、 前記車両の状態を管理する情報センタと、 前記車両の補修作業を管理する販売店と、 前記補修作業に必要な補修品を前記販売店に供給する部
    品センタとからなり、 前記車両と、前記販売店と、前記情報センタと、前記部
    品センタとを通信網によって接続することにより、 前記車両は、前記情報センタへ破損の発生を通知し、 前記情報センタは、前記販売店へ前記車両における破損
    の発生を通知し、 前記販売店は、破損した車両の補修作業を手配するサー
    ビス管理システムの補修作業手配方法であって、 前記情報センタから車両を特定して該車両における破損
    の発生を通知されると、該車両に対応した所定の補修品
    を前記部品センタへ発注する補修品発注処理と、 前記部品センタから前記補修品の納入時期の通知を受け
    て、前記車両に対する補修作業の日程を算出する補修日
    程算出処理とを含むことを特徴とする補修作業手配方
    法。
  4. 【請求項4】 乗員保護装置を備えた車両と、 前記車両の状態を管理する情報センタと、 前記車両の補修作業を管理する販売店と、 前記補修作業に必要な補修品を前記販売店に供給する部
    品センタとからなり、 前記車両と、前記販売店と、前記情報センタと、前記部
    品センタとを通信網によって接続することにより、 前記車両は、前記情報センタへ破損の発生を通知し、 前記情報センタは、前記販売店へ前記車両における破損
    の発生を通知し、 前記販売店は、破損した車両の補修作業を手配するサー
    ビス管理システムの補修作業手配方法であって、 前記販売店から前記補修品が発注されると、該補修品の
    在庫状況を確認し、該補修品の納入時期を該販売店に通
    知する補修品納期通知処理を含むことを特徴とする補修
    作業手配方法。
  5. 【請求項5】 前記情報センタは、前記販売店だけでな
    く、前記部品センタにも前記車両における破損の発生を
    通知することを特徴とする請求項1から請求項4のいず
    れかに記載の補修作業手配方法。
  6. 【請求項6】 前記補修品には、オプション部品が含ま
    れることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか
    に記載の補修作業手配方法。
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