JP2003173416A - 自動車の販売支援方法、販売支援システム及び販売支援プログラム - Google Patents

自動車の販売支援方法、販売支援システム及び販売支援プログラム

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JP2003173416A
JP2003173416A JP2002218763A JP2002218763A JP2003173416A JP 2003173416 A JP2003173416 A JP 2003173416A JP 2002218763 A JP2002218763 A JP 2002218763A JP 2002218763 A JP2002218763 A JP 2002218763A JP 2003173416 A JP2003173416 A JP 2003173416A
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JP2002218763A
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Keiki Takaoka
啓喜 高岡
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客がオンラインで仕様を選択して車両を購
入した場合に、購入後においてもその選択した仕様が分
かるようにする。 【解決手段】 車両メーカ側サーバ1、販売代理店側サ
ーバ2又は生産設備側サーバ11は、顧客の車両購入契
約を受けてその車両の仕様を、当該車両を特定する車両
識別情報と対応付けて契約済情報DB36に記憶すると
ともに、その後、所定時期に上記購入契約に係る車両の
仕様を証明する証明書を発行する。また、上記購入契約
に係る車両の仕様確認要求と識別情報とをオンライン上
のユーザ端末5から受信して、契約済情報DB36から
上記車両の仕様情報を選択し、これを上記ユーザ端末5
に送信して、表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の販売支援
方法、販売支援システム及び販売支援プログラムに関
し、特に、通信回線を介して顧客により選択された顧客
選択仕様に係る自動車の購入支援情報を当該顧客に送信
することにより、自動車の販売をオンライン上で支援す
るようにした販売支援システム等の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平5−27432
6号公報に示されているように、計算機システム上で、
販売対象物のカタログ情報をマルチメディア情報の形態
に電子化して蓄積しておき、その販売対象物に、色、
柄、オプション部品等のバリエーションが有る場合に、
顧客がメニューを選択してカスタマイズすると共に、そ
のときの販売対象物の外観を映像化することによって購
入支援情報を顧客に提供するようにすることが知られて
いる。また、そのように選択されカスタマイズされた販
売対象物について、オンラインで価格の見積り等を行っ
て、顧客をその販売対象物の購入へと導くようにするこ
とも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように顧客がオンラインで仕様を選択してカスタマイズ
するようにした場合には、通常、選択可能な項目数が膨
大となり、このため、顧客が選択した仕様を有する販売
対象物を購入した後において、どのような仕様であるか
が分からなくなる可能性がある。特に外見で判断できな
い項目について詳細が分からなくなって、その販売対象
物の修理時や検査時、再販売時に問題が生じる虞れがあ
る。
【0004】より具体的に、販売対象が自動車である場
合、通常、カタログに記載されているカタログモデルの
仕様は多くても10種類程度であり、例えば「タイプ
R」という仕様の自動車については、その「タイプR」
という名称でもってその仕様の概略を容易に把握するこ
とができる。それ故、その「タイプR」仕様の自動車を
中古車として中古車販売業車或いはオークション等によ
って販売する場合には、その「タイプR」という名称で
もって自動車の仕様を表現することができ、適正な価格
設定も容易に行える。
【0005】これに対し、本願発明のように顧客がオン
ライン上で自動車の仕様を選択するようにした場合は、
選択可能な仕様の数が非常に多くなるので、それらをひ
っくるめて「カスタマイズ仕様」としてしか表現するこ
とができない。このため、同じ「カスタマイズ仕様」と
いっても、その中には走行性能を向上させる仕様項目を
多数、選択したものや、或いは乗員の安全性能を向上さ
せる仕様項目を多数、選択したものが混在することにな
り、個々の仕様を把握することができない。
【0006】また、「カスタマイズ仕様」の中には、高
価なオプションを多数、選択した高価格の仕様や、反対
にオプションを殆ど選択しない低価格の仕様も混在する
ことになり、この「カスタマイズ仕様」の自動車を中古
車として再販するときには、適正な価格を設定すること
が極めて困難である。
【0007】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、顧客がオンラインで
仕様を選択して自動車を購入した場合に、購入後におい
てもその選択した仕様が分かるようにして、上記のよう
な問題の発生を防止し、もって市場の混乱を極小化する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、顧客による自動車の購入契約後
に、該購入契約に係る自動車の仕様を証明する証明書を
発行するか、又は、オンライン上の端末から送信された
購入契約に係る自動車の識別情報を受けて、該自動車の
仕様を、該識別情報を送信した端末に送信して表示させ
るようにした。
【0009】具体的には、請求項1の発明では、自動車
の購入を希望する顧客が通信回線を介して当該自動車の
複数の仕様項目についてそれぞれ好みのものを選定する
ことで、当該自動車の仕様を選択可能とすると共に、こ
の選択された仕様の自動車に関する購入支援情報を当該
顧客に送信することにより、自動車の販売をオンライン
上で支援する販売支援方法を対象とする。
【0010】そして、少なくとも上記顧客による仕様の
選択を受付けた後に購入契約に至った自動車の仕様を、
その自動車を特定する識別情報と対応付けて契約済仕様
データとしてデータベースに記憶する契約済仕様記憶ス
テップと、上記顧客による上記自動車の購入契約後、所
定の時期に上記データベースに記憶されている自動車の
契約済仕様データの中から上記識別情報に係る自動車の
ものを選択して、当該自動車の仕様を証明する証明書を
発行する証明書発行ステップとを含むものとする。
【0011】こうすることで、顧客が自動車の購入契約
を行うと、該契約に係る自動車の仕様がその自動車を特
定する識別情報と対応付けてデータベースに記憶され、
その後、然るべき時期になると、上記自動車の仕様を証
明する証明書が発行される。したがって、顧客は、購入
後において自動車の仕様を確認することができると共
に、その自動車の修理時や検査時等においてその仕様を
証明する必要が生じたときに、確実にかつ容易に証明す
ることができる。
【0012】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、証明書発行ステップで発行される証明書を、車検
証、保証書及び車両本体の少なくとも1つに記載するも
のとする。こうすれば、証明書は車検証等と一緒に見る
ことが多いので、利便性が向上すると共に、証明書を紛
失する可能性が少なくなる。
【0013】請求項3の発明では、自動車の購入を希望
する顧客が通信回線を介して当該自動車の複数の仕様項
目についてそれぞれ好みのものを選定することで、当該
自動車の仕様を選択可能とすると共に、この選択された
仕様の自動車に関する購入支援情報を当該顧客に送信す
ることにより、自動車の販売をオンライン上で支援する
販売支援方法を対象とする。
【0014】そして、少なくとも上記顧客による仕様の
選択を受付けた後に購入契約に至った自動車の仕様を、
その自動車を特定する識別情報と対応付けて契約済仕様
データとしてデータベースに記憶する契約済仕様記憶ス
テップと、上記自動車の購入契約後に、該購入契約に係
る自動車の仕様確認要求と識別情報とをオンライン上の
端末から受信して、上記データベースに記憶されている
自動車の契約済仕様の中から上記識別情報に係る自動車
のものを選択する契約済仕様選択ステップと、この契約
済仕様選択ステップで選択した自動車の仕様を上記端末
に送信して、表示させる仕様送信表示ステップとを含む
ものとする。
【0015】このことにより、請求項1の発明と同様
に、顧客が自動車の購入契約を行うと、該契約に係る自
動車の仕様がその自動車を特定する識別情報と対応付け
てデータベースに記憶される。その後、上記購入契約に
係る自動車の仕様確認要求と識別情報とがオンライン上
の端末から送信されて来ると、上記データベースに記憶
されている自動車の契約済仕様の中から上記識別情報に
係る自動車のものが選択され、該自動車の仕様が、上記
端末に送信されて表示される。したがって、購入契約に
係る自動車の仕様が分からなくなっても、その仕様をい
つでもオンライン上の端末に表示させることができるの
で、請求項1の発明と同様に購入後においてもその仕様
を確認することができる。
【0016】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、自動車の識別情報を車体番号又はナンバープレー
ト番号とする。こうすることで、自動車を容易に識別す
ることができると共に、識別情報が分からなくなるとい
う問題が生じることもない。
【0017】請求項5の発明では、請求項3の発明にお
いて、顧客による自動車の購入契約後にオンライン上の
端末から証明書発行要求を受信して、上記購入契約に係
る自動車の仕様を証明する証明書を発行する証明書発行
ステップをさらに含むものとする。
【0018】こうすれば、オンライン上の端末で仕様を
確認した後に所定操作を行うと、証明書が発行されるの
で、購入した自動車の修理時や検査時等においてその仕
様を証明する必要が生じたときに、確実にかつ容易に証
明することができる。
【0019】請求項6の発明では、請求項3の発明にお
いて、自動車の購入を希望する顧客によって選択可能な
複数の仕様に対応させて予め自動車の購入支援情報を記
憶したデータベースを準備しておく。そして、上記顧客
が選択した自動車の仕様をオンライン上の端末から受信
して、この仕様に対応する自動車の購入支援情報を上記
データベースから選択する購入支援情報選択ステップ
と、この購入支援情報選択ステップで選択した購入支援
情報を上記端末に送信する購入支援情報送信ステップ
と、上記顧客が上記端末において所定の操作を行ったと
きにこの端末から発信される操作信号を受信して、上記
顧客をその選択した仕様に係る自動車の購入へと導く購
入導きステップとをさらに含み、上記購入導きステップ
では、上記端末から上記顧客を特定する情報を受信した
ときにのみ、当該顧客による選択仕様を上記端末に表示
させる一方、仕様送信表示ステップでは、上記顧客を特
定する情報を受信していなくても、自動車の契約済仕様
を端末に送信して表示させるようにする。
【0020】このことにより、まず、自動車の購入前に
顧客がオンライン上の端末から自動車の仕様を選択する
と、この仕様(顧客選択仕様)の情報が通信回線を介し
て受信され、予め準備したデータベースの購入支援情報
の中から当該顧客選択仕様に係るものが選択されて、上
記端末に送信される。これにより、顧客は、自ら選択し
た仕様の自動車の映像化された外観等を確認することが
できる。
【0021】また、上記顧客が仕様の入力後に所定操作
を行うと、その操作に対応する信号が通信回線を介して
受信され、これに応じて見積価格情報の提供や商談の受
付け等が行われて、顧客が自動車の購入へと導かれる
(購入導きステップ)。その際、上記端末から顧客を特
定する情報を受信したときにのみ、当該顧客による選択
仕様を上記端末に表示させるようにすれば、顧客の選択
した仕様が当該顧客以外の第三者に知られることを防止
できる。
【0022】一方、自動車の購入契約後にオンライン上
の端末から自動車の仕様確認要求と識別情報とを受信し
たときには、上述したように、当該契約に係る自動車の
契約済仕様を上記端末に送信して、表示させるのである
が(仕様送信ステップ)、このときには上記顧客の特定
情報を受信していなくても、自動車の仕様を端末に送信
して表示させるようにする。こうすることで、購入契約
後において例えば当該顧客が購入契約に係る自動車を中
古車業者に譲渡したり、或いは修理業者に修理を依頼し
たりするときに、その中古車業者や修理業者が当該自動
車の仕様を容易に確認することもできるので、利便性が
向上する。
【0023】請求項7の発明では、請求項3の発明にお
いて、自動車の購入を希望する顧客によって選択可能な
複数の仕様に対応させて予め自動車の購入支援情報を記
憶したデータベースを準備しておく。そして、上記顧客
が選択した自動車の仕様をオンライン上の端末から受信
して、この仕様に対応する自動車の購入支援情報を上記
データベースから選択する購入支援情報選択ステップ
と、この購入支援情報選択ステップで選択した購入支援
情報を上記端末に送信する購入支援情報送信ステップ
と、上記顧客が上記端末において所定の操作を行ったと
きにこの端末から発信される操作信号を受信して、上記
顧客をその選択した仕様に係る自動車の購入へと導く購
入導きステップとをさらに含み、上記購入導きステップ
では、上記顧客による選択仕様とこの仕様の自動車の見
積価格情報とを端末に表示させる一方、仕様送信表示ス
テップでは、上記見積価格情報は端末に表示させないよ
うにする。
【0024】このことにより、まず、請求項6の発明と
同様に、顧客は、自動車の購入前にオンライン上の端末
で自らが仕様を選択した自動車の映像化された外観等を
確認することができる。また、上記顧客に対して、見積
価格等、購入を検討する際に必要な情報を提供し、或い
は商談の受付け等を行って、当該顧客を自動車の購入へ
と導くことができる(購入導きステップ)。
【0025】一方、自動車の購入契約後にオンライン上
の端末から自動車の仕様確認要求と識別情報とを受信し
たときには、上述したように、当該契約に係る自動車の
契約済仕様を上記端末に送信して、表示させるのである
が(仕様送信ステップ)、このときには上記見積価格情
報は端末に表示させない。こうすることで、第三者が車
両の仕様を閲覧可能な購入契約後においては、オンライ
ン上の端末に見積価格情報が表示されないので、見積価
格が第三者に知られることはない。
【0026】請求項8の発明では、請求項3の発明にお
いて、仕様送信表示ステップでは、契約済仕様選択ステ
ップにて選択した自動車の契約済仕様をオンライン上の
端末に送信して表示させると共に、その自動車と最も仕
様の近いカタログモデルの名称、及びこのカタログモデ
ルとの間の仕様差を端末に送信して表示させるようにす
る。
【0027】こうすることで、自動車の仕様を個々の仕
様項目毎に一つずつ確認しなくても、既存のカタログモ
デルの仕様と対比して、例えば、「タイプR」仕様に対
してさらにエンジンチューンを施す一方、エアスポイラ
ーを削除したもの、というように容易に仕様を把握する
ことができ、利便性が向上する。
【0028】請求項9の発明では、請求項8の発明にお
いて、仕様送信表示ステップでは、カタログモデルの名
称と共にその中古車市場における標準価格を端末に送信
して表示させるようにする。こうすれば、自動車を中古
車として再販するときの価格を、当該自動車と最も仕様
の近いカタログモデルの標準的な価格及び仕様差に基づ
いて、容易にかつ適正に設定することができる。
【0029】請求項10の発明では、請求項3の発明に
おいて、自動車の購入契約後に、該購入契約に係る自動
車の識別情報と仕様変更情報とをオンライン上の端末か
ら受信して、その仕様変更情報の中に所定のパスワード
が含まれていることを条件として、データベースに記憶
されている当該自動車の契約済仕様を変更する契約済仕
様変更ステップをさらに含むものとする。
【0030】このことにより、顧客が購入した自動車に
後からオプションを追加して、その仕様を変更した場合
にも、その自動車の識別情報と仕様変更情報とをオンラ
イン上の端末から受信すれば、データベースに記憶して
いる当該自動車の契約済仕様を変更することで、契約済
仕様データを実車の仕様に合った正確なデータに更新す
ることができる。しかも、そのデータの更新は、上記仕
様変更情報の中に例えばオプションを販売する業者のパ
スワードが含まれていることを条件として行われるか
ら、不正なデータ更新の行われることを防止できる。
【0031】次に、請求項11の発明は、自動車の購入
を希望する顧客が通信回線を介して、当該自動車の複数
の仕様項目についてそれぞれ好みのものを選定すること
で、当該自動車の仕様を選択可能とすると共に、この選
択された仕様の自動車に関する購入支援情報を当該顧客
に送信することにより、自動車の販売をオンライン上で
支援する販売支援システムを前提とする。
【0032】そして、少なくとも上記顧客による仕様の
選択を受付けた後に購入契約に至った自動車の仕様を、
その自動車を特定する識別情報と対応付けて契約済仕様
データとして記憶するデータベースと、上記顧客による
上記自動車の購入契約後、所定の時期に上記データベー
スに記憶されている自動車の契約済仕様データの中から
上記識別情報に係る自動車のものを選択して、当該自動
車の仕様を証明する証明書を発行する証明書発行手段と
を備えるものとする。
【0033】この発明に係る販売支援システムによれ
ば、請求項1の発明に係る販売支援方法を実行して、こ
れによる作用効果を得ることができる。
【0034】請求項12の発明は、請求項11の発明と
同じ自動車の販売支援システムを前提とし、少なくとも
上記顧客による仕様の選択を受付けた後に購入契約に至
った自動車の仕様を、その自動車を特定する識別情報と
対応付けて契約済仕様データとして記憶するデータベー
スと、上記自動車の購入契約後に、該購入契約に係る自
動車の仕様確認要求と識別情報とをオンライン上の端末
から受信して、上記データベースに記憶されている自動
車の契約済仕様の中から上記識別情報に係る自動車のも
のを選択する契約済仕様選択手段と、この契約済仕様選
択手段により選択された自動車の仕様を上記端末に送信
して、表示させる仕様送信表示手段とを備えるものとす
る。
【0035】この発明に係る販売支援システムによれ
ば、請求項3の発明に係る販売支援方法を実行して、こ
れによる作用効果を得ることができる。
【0036】請求項13の発明では、請求項12の発明
ににおいて、顧客による自動車の購入契約後に、オンラ
イン上の端末から証明書発行要求を受信して、上記購入
契約に係る自動車の仕様を証明する証明書を発行する証
明書発行手段を備えるものとする。この発明によれば、
請求項5の発明と同じ作用効果が得られる。
【0037】請求項14の発明では、請求項12の発明
において、自動車の購入を希望する顧客によって選択可
能な複数の仕様に対応させて予め自動車の購入支援情報
を記憶したデータベースと、上記顧客が選択した自動車
の仕様をオンライン上の端末から受信して、この仕様に
対応する自動車の購入支援情報を上記データベースから
選択する購入支援情報選択手段と、この購入支援情報選
択手段により選択された購入支援情報を上記端末に送信
する購入支援情報送信手段と、上記顧客が上記端末にお
いて所定の操作を行ったときにこの端末から発信される
操作信号を受信して、上記顧客をその選択した仕様に係
る自動車の購入へと導く購入導き手段とを備えるものと
し、その上で、上記購入導き手段を、上記端末から上記
顧客を特定する情報を受信したときにのみ、当該顧客に
よる選択仕様を上記端末に表示させるものとし、一方、
上記仕様送信表示手段は、上記顧客を特定する情報を受
信していなくても、自動車の契約済仕様を端末に送信し
て表示させるものとする。
【0038】このことで、請求項6の発明と同じ作用効
果が得られる。
【0039】請求項15の発明では、請求項12の発明
において、自動車の購入を希望する顧客によって選択可
能な複数の仕様に対応させて予め自動車の購入支援情報
を記憶したデータベースと、上記顧客が選択した自動車
の仕様をオンライン上の端末から受信して、この仕様に
対応する自動車の購入支援情報を上記データベースから
選択する購入支援情報選択手段と、この購入支援情報選
択手段により選択された購入支援情報を上記端末に送信
する購入支援情報送信手段と、上記顧客が上記端末にお
いて所定の操作を行ったときにこの端末から発信される
操作信号を受信して、上記顧客をその選択した仕様に係
る自動車の購入へと導く購入導き手段とを備えるものと
し、その上で、上記購入導き手段を、上記顧客による選
択仕様とこの仕様の自動車の見積価格情報とを端末に表
示させるものとし、一方、上記仕様送信表示手段は、上
記見積価格情報を端末に表示させないものとする。
【0040】このことで、請求項7の発明と同じ作用効
果が得られる。
【0041】請求項16の発明では、請求項12の発明
において、仕様送信表示手段は、契約済仕様選択手段に
より選択された自動車の契約済仕様をオンライン上の端
末に送信して表示させると共に、その自動車と最も仕様
の近いカタログモデルの名称と、このカタログモデルと
の間の仕様差とを端末に送信して表示させるものとす
る。このことで、請求項8の発明と同じ作用効果が得ら
れる。
【0042】請求項17の発明では、請求項12の発明
において、仕様送信表示手段は、カタログモデルの名称
と共にその中古車市場における標準価格を端末に送信し
て表示させるものとする。このことで、請求項9の発明
と同じ作用効果が得られる。
【0043】請求項18の発明では、請求項12の発明
において、自動車の購入契約後に、該購入契約に係る自
動車の識別情報と仕様変更情報とをオンライン上の端末
から受信して、その仕様変更情報の中に所定のパスワー
ドが含まれていることを条件として、データベースに記
憶されている当該自動車の契約済仕様を変更する契約済
仕様変更手段を備える。このことで、請求項10の発明
と同じ作用効果が得られる。
【0044】次に、請求項19の発明は、自動車の購入
を希望する顧客が通信回線を介して、当該自動車の複数
の仕様項目についてそれぞれ好みのものを選定すること
で、当該自動車の仕様を選択可能とすると共に、この選
択された仕様の自動車に関する購入支援情報を当該顧客
に送信することにより、自動車の販売をオンライン上で
支援する販売支援システムの制御プログラムを前提とす
る。
【0045】そして、上記プログラムにより、上記販売
支援システムにおいて、少なくとも上記顧客による仕様
の選択を受付けた後に購入契約に至った自動車の仕様
を、その自動車を特定する識別情報と対応付けて契約済
仕様データとしてデータベースに記憶する契約済仕様記
憶ステップと、上記顧客による上記自動車の購入契約
後、所定の時期に上記データベースに記憶されている自
動車の契約済仕様データの中から上記識別情報に係る自
動車のものを選択して、当該自動車の仕様を証明する証
明書を発行する証明書発行ステップとをを実行させるも
のとする。
【0046】この発明に係る販売支援プログラムによれ
ば、請求項11の発明と同じく、請求項1の発明に係る
販売支援方法を実行して、これによる作用効果を得るこ
とができる。
【0047】請求項20の発明は、上記請求項19の発
明と同じ販売支援システムの制御プログラムを前提と
し、その販売支援システムにおいて、少なくとも上記顧
客による仕様の選択を受付けた後に購入契約に至った自
動車の仕様を、その自動車を特定する識別情報と対応付
けて契約済仕様データとしてデータベースに記憶する契
約済仕様記憶ステップと、上記自動車の購入契約後に、
該購入契約に係る自動車の仕様確認要求と識別情報とを
オンライン上の端末から受信して、上記データベースに
記憶されている自動車の契約済仕様の中から上記識別情
報に係る自動車のものを選択する契約済仕様選択ステッ
プと、この契約済仕様選択ステップで選択した自動車の
仕様を上記端末に送信して、表示させる仕様送信表示ス
テップとを実行させるものとする。
【0048】この発明に係る販売支援プログラムによれ
ば、請求項12の発明と同様に、請求項3の発明に係る
販売支援方法を実行して、これによる作用効果を得るこ
とができる。
【0049】請求項21の発明では、請求項20の発明
に係る販売支援システムにおいて、顧客による自動車の
購入契約後に、オンライン上の端末から証明書発行要求
を受信して、上記購入契約に係る自動車の仕様を証明す
る証明書を発行する証明書発行ステップを実行させるも
のとする。この発明によれば、請求項5の発明と同じ作
用効果を得ることができる。
【0050】請求項22の発明では、請求項20の発明
において、販売支援システムには、自動車の購入を希望
する顧客によって選択可能な複数の仕様に対応させて予
め自動車の購入支援情報を記憶したデータベースを備
え、その販売支援システムにおいて、上記顧客が選択し
た自動車の仕様をオンライン上の端末から受信して、こ
の仕様に対応する自動車の購入支援情報を上記データベ
ースから選択する購入支援情報選択ステップと、この購
入支援情報選択ステップで選択した購入支援情報を上記
端末に送信する購入支援情報送信ステップと、上記顧客
が上記端末において所定の操作を行ったときにこの端末
から発信される操作信号を受信して、上記顧客をその選
択した仕様に係る自動車の購入へと導く購入導きステッ
プとを実行させるとともに、この購入導きステップで
は、上記端末から上記顧客を特定する情報を受信したと
きにのみ、当該顧客による選択仕様を上記端末に表示さ
せる一方、仕様送信表示ステップでは、上記顧客を特定
する情報を受信していなくても、自動車の契約済仕様を
端末に送信して表示させるものとする。この発明によ
り、請求項6の発明と同じ作用効果を得ることができ
る。
【0051】請求項23の発明では、請求項20の発明
において、販売支援システムには、自動車の購入を希望
する顧客によって選択可能な複数の仕様に対応させて予
め自動車の購入支援情報を記憶したデータベースを備
え、その販売支援システムにおいて、上記顧客が選択し
た自動車の仕様をオンライン上の端末から受信して、こ
の仕様に対応する自動車の購入支援情報を上記データベ
ースから選択する購入支援情報選択ステップと、この購
入支援情報選択ステップで選択した購入支援情報を上記
端末に送信する購入支援情報送信ステップと、上記顧客
が上記端末において所定の操作を行ったときにこの端末
から発信される操作信号を受信して、上記顧客をその選
択した仕様に係る自動車の購入へと導く購入導きステッ
プとを実行させるとともに、この購入導きステップで
は、上記顧客による選択仕様とこの仕様の自動車の見積
価格情報とを端末に表示させる一方、仕様送信表示ステ
ップでは、上記見積価格情報は端末に表示させないもの
とする。この発明により、請求項7の発明と同じ作用効
果を得ることができる。
【0052】請求項24の発明では、請求項20の発明
において、仕様送信表示ステップでは、契約済仕様選択
ステップにて選択した自動車の契約済仕様をオンライン
上の端末に送信して表示させると共に、その自動車と最
も仕様の近いカタログモデルの名称と、このカタログモ
デルとの間の仕様差とを端末に送信して表示させるもの
とする。この発明によれば、請求項8の発明と同じ作用
効果を得ることができる。
【0053】請求項25の発明では、請求項20の発明
において、仕様送信表示ステップでは、カタログモデル
の名称と共にその中古車市場における標準価格を端末に
送信して表示させるものとする。この発明によれば、請
求項9の発明と同じ作用効果を得ることができる。
【0054】請求項26の発明では、請求項20の発明
に係る販売支援システムにおいて、自動車の購入契約後
に該購入契約に係る自動車の識別情報と仕様変更情報と
をオンライン上の端末から受信して、その仕様変更情報
の中に所定のパスワードが含まれていることを条件とし
て、データベースに記憶されている当該自動車の契約済
仕様を変更する契約済仕様変更ステップを実行させるも
のとする。この発明によれば、請求項10の発明と同じ
作用効果を得ることができる。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る販売支援方法
等を、自動車の見積・発注システム(販売支援システ
ム)に適用した実施形態として、図面を参照して詳細に
説明する。
【0056】本実施形態においては、本システムを利用
して、所定の仕様・装備を備える標準仕様車(ベース仕
様車)を基本として、所定の複数項目についてユーザ
(以下、顧客ともいう)自身によって所望の仕様選定が
なされた車両を個別仕様車と呼ぶ。つまり、販売対象物
である自動車には、上記複数項目の組み合わせの数だけ
異なる仕様が設定されていることになり、個別仕様車
は、その複数(組)の仕様の中からユーザによって選択
された1組の仕様(複数項目からなる)を有する車両で
ある。
【0057】−ハードウエアの全体構成− 図1は、個別仕様車の見積・発注システムの全体構成を
示す概念図である。
【0058】同図において、1は、個別仕様車見積・発
注システムによって仕様選定及び発注が行われた個別仕
様車を生産する自動車メーカのためのサーバコンピュー
タであり、主に、後述の販売代理店端末4又はユーザ端
末5(オンライン上で顧客が操作する端末)に対するア
プリケーション・サーバとして機能する。このサーバコ
ンピュータは、当該自動車メーカ内に存在する場合も、
或いは当該自動車メーカのためにその外部において他の
運用者によって運営される場合も想定される(以下、本
実施形態では、車両メーカ側サーバと称する)。
【0059】車両メーカ側サーバ1は、メーカ希望小売
価格データベース(DB)31と、進捗管理DB32
と、購入支援DB33と、顧客DB34と、見積価格D
B35と、契約済情報DB36とを備えていて、その動
作中に必要に応じて、一般的な手法により、これらデー
タベースにアクセスすることができる。
【0060】メーカ希望小売価格DB31には、自動車
メーカが希望する小売価格(以下、メーカ希望小売価
格)が、本システムにおいて個別仕様車として選定可能
な仕様項目毎に、個々の仕様項目を特定する識別情報
(以下、仕様番号ともいう)に関連付けされた状態で予
め格納されている。
【0061】進捗管理DB32には、本システムにより
発注された個別仕様車の在庫状況や組み立て状況(製造
状況)、或いはその個別仕様車の搬送状況等の生産から
納車までの進捗状況が各個別仕様車毎に格納されてい
る。この進捗管理DB32の内容は、手動又は自動で逐
次変更・更新される。
【0062】購入支援DB33には、個別仕様車見積・
発注システムにおいて、ユーザ端末5に表示される各種
画面(図14乃至図29)の情報(各仕様毎に対応した
購入支援情報を含む)や、後述するように、ユーザが車
両仕様の選定をする際に、このユーザに許容される選択
肢に関して予め設けられた制約情報等が格納されてい
る。
【0063】顧客DB34には、本システムにおいて各
ユーザが既に仕様選定した個別仕様車に関する情報と、
各ユーザに提示されたその個別仕様車の見積価格と、各
ユーザに提示された下取車両の査定と、個別仕様車をロ
ーンで購入する場合のクレジット審査の情報とが、各ユ
ーザに対して発行されているユーザIDに関連付けされ
た状態で格納されている。
【0064】見積価格DB35には、複数の販売代理店
毎に、自動車の各仕様項目を当該販売代理店が販売する
場合に各ユーザに対して提示する見積価格のデータ(各
販売代理店毎のデータベース)が格納されている。この
各販売代理店毎に設定された仕様項目毎の見積価格は、
車両メーカ側サーバ1により、所定の条件に従って自動
で変更・更新されるようになっている。尚、各販売代理
店は、見積価格DB35において自身に関するデータに
アクセスして、そこに登録されている内容を参照・変更
することは可能であるが、各販売代理店による販売業務
の自主性及び独立性を担保すべく、一般的なセキュリテ
ィ機能により、見積価格DB35において他の販売代理
店に関するデータにアクセスして、その内容を参照・変
更することはできないように構成されている。
【0065】契約済情報DB36には、個別仕様車につ
いて商談が成立してユーザが購入契約を行ったときに、
後述の販売代理店側サーバ2又は販売代理店端末4の所
定操作により、その購入契約に係る車両の仕様情報が契
約済仕様データとして格納される。そして、その車両を
特定するための識別情報(車体番号やナンバープレート
番号であって、仕様番号とは異なり、仕様が全く同じ車
両であっても自動車1台毎に識別可能なものであり、以
下、車両識別情報という)が決定されると、その車両識
別情報が上記仕様情報と対応付けられて格納される。
【0066】図1において、2は、当該自動車メーカの
自動車を販売する販売代理店に存在するサーバコンピュ
ータ(本実施形態では、上記の如く販売代理店側サーバ
と称する)である。このものは、販売代理店に構築され
たLAN(Local Area Network)のサーバとしての機能
を有している。尚、このサーバの機能には、上記LAN
と代表的な電気通信回線であるインターネット3とを相
互に接続するゲートウェイとしての機能も含まれる。
【0067】また、4は、販売代理店に存在するクライ
アントコンピュータ(本実施形態では、上記の如く販売
代理店端末と称する)であり、この販売代理店端末4と
販売代理店側サーバ2とは、販売代理店内のLANにお
いて所謂サーバ・クライアント環境を形成する。
【0068】この販売代理店端末4は、その動作中に必
要に応じて、販売代理店側サーバ2及びインターネット
3を介して車両メーカ側サーバ1にアクセスすることが
できる。こうして、販売代理店端末4と車両メーカ側サ
ーバ1とは、この販売代理店端末4が車両メーカ側サー
バ1に接続された(ログインした)状態において、所謂
サーバ・クライアント環境を形成する。
【0069】尚、販売代理店端末4が、販売代理店側サ
ーバ2を介さなくても車両メーカ側サーバ1にアクセス
可能であるのであれば、販売代理店側サーバ2はなくて
もよい。
【0070】3は、代表的な通信回線であるインターネ
ットである。5は、パーソナルコンピュータ、携帯情報
端末、或いは携帯電話等のユーザ端末である。このユー
ザ端末5は、本システムを利用するユーザが操作するも
のであって、ユーザの自宅等に設置される場合、ユーザ
が携帯する場合、及び各販売代理店内に設置される場合
がある。
【0071】そして、上記の構成において、車両メーカ
側サーバ1、販売代理店側サーバ2、販売代理店端末4
及びユーザ端末5は、後述する個別車両の見積・発注に
関する情報を送受信すべく、インターネット3を介し
て、一般的な通信手法に従って、双方向通信を行うこと
ができる。このとき、ユーザ端末5がパーソナルコンピ
ュータである場合には、プロバイダ(インターネットプ
ロバイダ)6を介して電話回線等も使用される。また、
ユーザ端末5が携帯情報端末や携帯電話である場合に
は、基地局8を介して公衆無線電話回線等も使用され
る。これらの通信手段自体には一般的な構成を採用する
ものとし、本実施形態における詳細な説明は省略する。
【0072】11は、車両の製造工場等に設けられて生
産ラインでの生産管理を行うサーバコンピュータ(以
下、本実施形態では、生産設備側サーバという)であ
り、このものは、上記車両メーカ側サーバ1と双方向通
信可能な専用の通信回線を介して接続されている。尚、
上記生産設備側サーバ11と車両メーカ側サーバ1とを
上記インターネット3を介して接続するようにしてもよ
い。
【0073】12〜14は、上記車両メーカ側サーバ
1、販売代理店側サーバ2及び生産設備側サーバ11に
それぞれ接続されたプリンタであり、この各プリンタ1
2〜14は、後述するように、上記契約済情報DB36
に記憶されている仕様、即ち顧客の購入契約に係る車両
の仕様(契約済仕様)を証明する証明書を印刷発行する
ものである。
【0074】図2は、本実施形態における車両メーカ側
サーバ1、販売代理店側サーバ2、販売代理店端末4、
ユーザ端末5及び生産設備側サーバ11の内部構成を例
示するブロック図である。
【0075】図中、22は、各種画面を表示するための
液晶表示器等のディスプレイ、23は入力手段であるキ
ーボードである。24は、ブートプログラム等を記憶し
ているROMである。25は、各種処理結果を一時記憶
するRAMである。26は、自動車の販売支援プログラ
ム等を記憶するハードディスクドライブ(HDD)等の
記憶装置である。27は、外部の装置と通信回線30
(本実施形態ではインターネット3等)を介して通信す
るための通信インタフェースであり、ユーザ端末5がコ
ンピュータの場合はモデムやTAであり、ユーザ端末5
が携帯情報端末や携帯電話である場合には無線送受信機
である。そして28は、マウス等のポインティング・デ
バイスである。これらの各構成は、内部バス29を介し
て接続されており、CPU(中央演算処理装置)21は
記憶装置26に記憶したプログラムに従って装置全体を
制御する。本実施形態において、ディスプレイ22、キ
ーボード23、及びポインティング・デバイス28は、
後述する各表示画面において、ユーザに対して所謂マン
・マシンインタフェースを提供する。
【0076】本実施形態において、車両メーカ側サーバ
1、販売代理店側サーバ2、販売代理店端末4、ユーザ
端末5及び生産設備側サーバ11は、インターネット通
信を行うことが可能な一般的な通信プロトコルのソフト
ウエア(ソフトウエアプログラム)、そのソフトウエア
に従ってインターネット3を介してデータを送受信する
インターネットブラウザ機能及びメーラ機能、並びにブ
ラウザを描画する一般的なソフトウエアを有する。
【0077】そして、上記の各ソフトウエアがCPU2
1によって適宜実行されることにより、車両メーカ側サ
ーバ1と販売代理店端末4又はユーザ端末5とは、その
販売代理店側端末4又はユーザ端末5がインターネット
3を介して車両メーカ側サーバ1に接続された(ログイ
ンした)状態において、いわゆるサーバ・クライアント
環境を形成する。
【0078】−個別仕様車見積・発注システムの機能体
系− 図3は、個別仕様車見積・発注システムにおいて実行さ
れる処理モジュールの機能体系を示す図である。同図に
示す各ブロックは、車両メーカ側サーバ1のCPU21
が実行するところの、後述する機能毎に大別したソフト
ウエア(ソフトウエアプログラム)の一単位であり、本
実施形態では、この機能単位を処理モジュールと称す
る。これらの処理モジュールは、車両メーカ側サーバ1
の記憶装置26等に予め格納されている。
【0079】ここで、各処理モジュールの機能について
概説する。
【0080】イニシャル処理(M1):個別仕様車見
積・発注システムのトップ画面(ホームページ)をユー
ザ端末5に表示すると共に、個別仕様車の仕様選定や見
積依頼等を行うための他の画面への遷移が可能である。
【0081】車両仕様選定処理(M2):ユーザ端末
5のユーザが、購入を検討している車種の自動車につい
て予め用意された選択肢の中から所望の仕様を選定する
操作を繰り返すことにより、ユーザ端末5に対して、所
望の個別仕様車の選定可能な環境を提供する。更に、個
別仕様車の仕様が確定した場合には、見積・査定依頼処
理(M3)への遷移が可能である。
【0082】見積・査定依頼処理(M3):個別仕様
車の仕様が確定したユーザが希望する場合、その個別仕
様車の販売価格の見積や下取車両の査定を依頼可能な環
境を提供すると共に、見積の請求がなされた場合には、
いずれかの販売代理店の名義で見積を電子メールにて提
供し、かつ当該販売代理店にはその旨を報知する。
【0083】見積事項確認処理(M4):ユーザ端末
5のユーザが、所望の仕様が確定した個別仕様車に対し
て既に見積価格を提示したユーザである場合に、そのユ
ーザに対して、現在までの見積価格の経緯や仕様一覧等
の情報を提供すると共に、そのユーザが当該個別仕様車
をローンで購入する場合のクレジット審査や実際に発注
するための商談申込み等を行うための他の画面への遷移
が可能である。
【0084】クレジット審査処理(M5):仕様が確
定した個別仕様車を購入するに際してユーザがローンで
購入することを希望する場合、当該ユーザが入力した条
件に基づくクレジット審査を、信販会社に対して依頼す
る。
【0085】商談申し込み処理(M6):仕様が確定
した個別仕様車について実際の購入に向けた商談をユー
ザが希望する場合、その旨を販売代理店に報知する。
【0086】納期照会処理(M7):個別仕様車を発
注したユーザに対して、その個別仕様車を実際に納車で
きるまでの状況及び納期を報知する。
【0087】インストラクション処理(M8):本個
別仕様車見積・発注システムの利用方法や各機能の説明
等がユーザに対して提供される。
【0088】本実施形態において説明する個別仕様車見
積・発注システムによれば、上記の処理モジュール群が
車両メーカ側サーバ1にて実行されると共に、ユーザ端
末5においてブラウザプログラムが実行されることによ
り、個別仕様車見積・発注システムにクライアントとし
て自端末をリンクさせることで、ユーザ端末5のディス
プレイ22には、図4乃至図8(図14乃至図29)に
示す各種画面の表示等によるマン・マシンインタフェー
スが提供される。このマン・マシンインタフェースを利
用して、ユーザ端末5のユーザは、所望する個別仕様車
についての仕様選定、見積、発注等を行うことができ
る。
【0089】−車両メーカ側サーバ1にて実行されるソ
フトウエア− 次に、車両メーカ側サーバ1のCPU21により実行さ
れるソフトウエアについて説明する。以下の説明では、
まず、図9に示すフローチャートを参照しながら、各処
理モジュール間における状態遷移について説明すると共
に、図4乃至図8を参照しながら、各処理モジュールに
おける表示画面の遷移について説明する。次いで、図1
2に示すフローチャートを参照しながら、見積価格提供
処理について説明し、さらに、図13に示すフローチャ
ートを参照しながら、上記処理モジュールとは別に実行
される契約済仕様表示処理について説明する。
【0090】(1)各モジュール間における状態遷移 図9は、本実施形態において車両メーカ側サーバ1が実
行する処理の全体概要を示すフローチャートである。
【0091】車両メーカ側サーバ1にて実行されるM1
乃至M8の処理モジュール群は、後述する各種ウィンド
ウ画面をユーザ端末5のディスプレイ22に表示し、そ
の表示したウィンドウへの入力操作を実現する機能を有
しており、これら各処理モジュール内における表示画面
の遷移については、図4乃至図8を参照して後述する。
【0092】図9において、ステップS11,ステップ
S12:インターネット3を介してユーザ端末5が本シ
ステムのサイトにリンクすることにより、イニシャル処
理(M1)が実行され(ステップS11)、その実行中
には、他の処理についての起動要求データを当該ユーザ
端末5より受信したかを判断し(ステップS12)、当
該データを受信したときには、そのデータに応じて、ス
テップS13、ステップS16、ステップS21、或い
はステップS22に進み、当該データを受信しないとき
にはステップS23に進む。
【0093】ステップS13〜ステップS15:車両仕
様選定処理(M2)を実行し(ステップS13)、その
実行中には、見積・査定依頼処理(M3)についての起
動要求データを当該ユーザ端末5より受信したかを判断
し(ステップS14)、当該データを受信したときに
は、見積・査定依頼処理(M3)を実行する(ステップ
S15)。
【0094】ステップS16〜ステップS20:見積事
項確認処理(M4)を実行し(ステップS16)、その
実行中には、クレジット審査処理(M5)、或いは商談
申し込み処理(M6)についての起動要求データを当該
ユーザ端末5より受信したかを判断し(ステップS1
7,ステップS19)、当該データを受信したときに
は、そのデータに応じて、クレジット審査処理(M
5)、或いは商談申し込み処理(M6)を実行する(ス
テップS18,ステップS20)。
【0095】ステップS22:インストラクション処理
(M8)を実行する。
【0096】ステップS23,ステップS24:上記の
各処理モジュールを実行中において、本システムの利用
終了を示すデータを当該ユーザ端末5より受信したかを
判断し(ステップS23)、当該データを受信したとき
には、実行中の処理モジュールの処理を中止し(ステッ
プS24)、当該データを受信しないときにはステップ
S12に戻る。
【0097】(2)各処理モジュール内における表示画
面の遷移 次に、上記のように概説した、大別して8種類の処理モ
ジュール内における表示画面の遷移について、図4乃至
図8を参照して説明する。ここで、図4乃至図8におい
て破線ブロックで示す各処理モジュール間の状態遷移の
関係は、図3を参照して上述した機能体系に従う。
【0098】<イニシャル処理(M1)、車両仕様選定
処理(M2)>図4は、イニシャル処理(M1)と車両
仕様選定処理(M2)における表示画面の遷移を示す図
である。
【0099】同図において、イニシャル処理(M1)
は、本システムのホームページ画面であるトップ画面A
−1(図15)を表示する。図15に例示するトップ画
面A−1には、個別仕様車の仕様選定、見積、発注等が
可能な本システムの利用を希望するユーザ(即ち、イン
ターネット3を介して車両メーカ側サーバ1にリンクし
ているユーザ端末5のユーザ)が操作する「Ente
r」ボタンが含まれている。イニシャル処理(M1)
は、この「Enter」ボタンが操作されると、本シス
テムのホーム画面A−2(図16)を、当該ユーザ端末
5に表示する。
【0100】図16は、イニシャル処理(M1)が表示
するホーム画面A−2を例示する図である。
【0101】同図に示す表示画面には、複数の操作ボタ
ンが含まれており、「このサイトについて」又は「ご購
入手順」の操作ボタンが操作されたときには、後述する
インストラクション処理(M8)の機能により、当該ユ
ーザ端末5には、所定の説明画面が展開される。また、
「ご購入検討一覧」の操作ボタンが操作されたときに
は、当該ユーザ端末5に対して、後述する見積事項確認
処理(M4)の機能が提供される。そして、「ご購入車
両納期照会」の操作ボタンが操作されたときには、当該
ユーザ端末5に対して、後述する納期照会処理(M7)
の機能が提供される。
【0102】また、ホーム画面A−2において、「契約
済車両の仕様確認」の操作ボタンが操作されたときに
は、後述するように、契約済仕様表示処理により、購入
契約後において、ユーザ端末5に当該ユーザの購入契約
に係る車両の仕様の各項目が一覧表示される(但し、見
積価格は表示されない)。この仕様は、当該顧客以外の
第三者であっても閲覧することができ(閲覧のためにユ
ーザIDやパスワード等の顧客を特定する情報を入力す
る必要がない)、例えば当該顧客が購入契約に係る車両
を中古車業者に譲渡したり修理業者に修理を依頼したり
するときに、その中古車業者や修理業者がその車両の仕
様を自由に閲覧することができるので、非常に便利であ
る。尚、購入契約前においては、上記「ご購入検討一
覧」の操作ボタンの操作により、選定した仕様及び見積
価格が表示されるが、その仕様は当該顧客しか閲覧する
ことができない。
【0103】さらに、ホーム画面A−2において、スポ
ーツタイプの車種A又はワゴンタイプの車種Bの写真部
分がクリックされたときには、当該ユーザ端末5に対し
て、車両仕様選定処理(M2)の機能が提供される。
尚、本実施形態において、車両仕様選定処理(M2)
は、説明の都合上から、一例としてスポーツタイプの車
種A又はワゴンタイプの車種Bについて、ユーザ所望の
個別仕様車の仕様選定を行うことができる。
【0104】ホーム画面A−2において所望の車種が選
択されると、車両仕様選定処理(M2)の機能により、
選択された車種の標準仕様車(ベース仕様車)を基本と
して、所定の複数項目について所望の仕様選定から確定
までをユーザ自身が行うことができる。換言すれば、当
該システム内部に標準仕様車として予め設定されている
各種の仕様(装備)は、ユーザの仕様選定操作により、
他の仕様(装備)に置き換えられる、或いは、標準仕様
車には設定されていない新たな装備(オプション装備)
が追加されることになる。
【0105】図17は、車両仕様選定処理(M2)が表
示する車両仕様選定画面(B−1乃至B−15)のフォ
ーマットを例示する図であり、当該画面の基本的なフォ
ーマットは、エンジン・トランスミッション選定画面B
−1及びB−8、タイヤ・ホイール選定画面B−2及び
B−9、インテリア選定画面B−3及びB−10、オー
ディオ選定画面B−4及びB−11、ボディーカラー選
定画面B−5及びB−12、並びにデコレーションパー
ツ選定画面B−6及びB−13において基本的に共通で
ある。
【0106】これらの車両仕様選定画面において、上半
分の領域には、ホーム画面A−2において選択された車
種及びその内装写真(購入支援情報)、それら写真を拡
大表示可能な「ZOOM」ボタン、当該車種に関する各
種情報(購入支援情報)を表示可能な「商品情報」ボタ
ン、当該車種の標準仕様車に関する仕様や諸元(購入支
援情報)等が含まれる標準仕様表示画面B−7及び/又
はB−14を表示可能な「標準仕様車情報」ボタン、ユ
ーザが選択した仕様(ユーザ端末5に入力された顧客選
択仕様)に応じた車両単位(個別仕様車1台分として)
のメーカ希望小売価格、そのメーカ希望小売価格の明細
について図18に例示する如く表示可能な「明細」ボタ
ン、並びにユーザが選択済みの仕様の各項目が表示され
る。
【0107】上記購入支援情報は、車両メーカ側サーバ
1が、各仕様に対応して購入支援DB33に記憶されて
いるものの中から顧客選択仕様と同じ仕様を有するもの
を選択してユーザ端末5に送信したものである。
【0108】本実施形態では、車両仕様選定画面におい
て、メーカ希望小売価格が車両単位又は仕様項目単位で
表示可能であるため、所望仕様の個別仕様車を選定する
際の購入価格の目安をユーザに提示することができ、利
便性が向上する。
【0109】図18は、図17に示す「明細」ボタンが
操作された場合に表示されるメーカ希望小売価格の明細
画面を例示する図であり、車両単位のメーカ希望小売価
格と、その根拠となる選択済みの各仕様項目とその項目
毎のメーカ希望小売価格等が表示される。
【0110】また、ユーザによる個別仕様車の選定作業
は、車種AであればB−1からB−6の各選定画面、車
種BであればB−8からB−13の各選定画面の順番へ
と順に仕様項目を選定するような制約を受けるように構
成されており、車両仕様選定画面の下半分の領域には、
上記のB−1乃至B−6又はB−8乃至B−13の各画
面に対応する各選定工程(ステップ)が、一例として、
複数枚重ねられたフォルダ形式で表示される。
【0111】図17の例では、第3ステップのフォルダ
が選択された状態が表示されており、選択されたフォル
ダ(アクティブな状態)には、そのステップにおいてユ
ーザが選定すべき仕様項目について、選択可能な選択肢
が、写真等のイメージ、標準仕様車との価格差、並びに
名称(型式番号)等と共に表示される。表示された選択
肢の中からユーザが所望の選択肢(仕様)を選択するの
に応じて、その選択された仕様情報は、車両メーカ側サ
ーバ1の記憶装置26に当該ユーザを特定する識別情報
(ユーザID)と共に格納される。
【0112】このとき、車両メーカ側サーバ1は、当該
選択された仕様項目情報をキーとしてメーカ希望小売価
格DB31を参照することによって当該仕様項目につい
てのメーカ希望小売価格を取得し、取得した当該仕様項
目についてのメーカ希望小売価格を、それまでの各ステ
ップにて既に選定されている仕様項目に加える。
【0113】これにより、図17の右上に表示されてい
た車両単位のメーカ希望小売価格が更新され、その後
「明細」ボタンが選択されれば、図18に例示した明細
表示画面には、現在のステップにおいて選定された仕様
項目及びそのメーカ希望小売価格についての欄が追加さ
れた状態で表示される。
【0114】更に、車両仕様選定画面の下半分の領域に
は、ホーム画面A−2(図16)にジャンプすることが
可能な「HOME」ボタン、前後の表示画面に遷移可能
な「BACK」及び「NEXT」ボタンが表示される。
【0115】尚、車両仕様選定処理(M2)の各ステッ
プにおいてユーザに許容される選択肢には、所定の制約
が予め設けられており、その基本的な考え方としては、
個別仕様車の仕様選定作業の第1ステップとして、その
車両の動力性能を決定する基幹部分の仕様選択が行われ
るように制約が設けられており、かつその後の段階にお
いても、該第1ステップにおいて選定された仕様が最優
先されるように制約が設けられている。
【0116】こうした選択肢の制約情報は、上述した車
両仕様選定画面の各ステップにおいてユーザによって選
択肢が選択されるのに応じて、次のステップに対応する
画面において表示すべき選択肢として参照される情報と
して、購入支援DB33に予め設定される。そして、全
ての仕様項目が選定されることにより、当該ユーザの個
別仕様車に対する仕様番号が選択される。
【0117】従って、このような制約の基に、車両仕様
選定画面において選定操作を順次行うことにより、ユー
ザ端末5のユーザは、ホーム画面A−2(図16)にお
いて選択した所望の車種についての個別仕様車を、ユー
ザ自身のインタラクティブなゲーム感覚の操作によって
簡単に選定することができ、当該ユーザは、自動車のチ
ューニングショップのエンジニアが自動車をチューニン
グしていく感覚を味わうことができる。
【0118】そして、車両仕様選定処理(M2)におい
て個別仕様車の仕様に必要な全ての仕様項目の選定が完
了すると、図19に示す選定仕様表示画面B−15が表
示される。
【0119】図19は、車両仕様選定処理(M2)が表
示する選定仕様表示画面B−15を例示する図である。
選定仕様表示画面B−15には、一例として、仕様が選
定された個別仕様車の外観及びインテリアの写真イメー
ジ(これらは、購入支援情報であって、購入支援DB3
3にて記憶されている各仕様毎の購入支援情報の中か
ら、選択された仕様(顧客選択仕様)と同じ仕様を有す
るものを選択して表示させる)、選択された仕様項目及
びその価格、標準仕様車の価格等が表示される。
【0120】そして、選定仕様表示画面B−15におい
て、販売代理店による実際の販売価格の見積請求を行う
べく、「販社見積請求」ボタンが操作されたときには、
選定された個別仕様車の仕様項目が確定し、後述する見
積・査定依頼処理(M3)に遷移することができる。一
方、「戻る」ボタンが操作されたときには、上述した各
ステップに対応する車両仕様選定画面に順次戻って、仕
様項目の変更を行うことができる。即ち、一旦、前の選
択肢に戻らないと他の選択肢は選択することはできな
い。
【0121】<見積・査定依頼処理(M3)>図5は、
見積・査定依頼処理(M3)における表示画面の遷移
と、見積・査定の依頼に伴う電子メールの送信機能を示
す図であり、車両仕様選定処理(M2)における個別仕
様車の仕様選定後に、上記の「販社見積請求」ボタンが
操作されるのに応じて起動する。見積・査定依頼処理
(M3)からは、ユーザの操作に応じて、車両仕様選定
処理(M2)に遷移することができる。
【0122】同図に示すように、見積・査定依頼処理
(M3)における表示画面の遷移としては、見積請求ト
ップ画面C−1(図20)、査定申込入力画面C−2
(図21)、販売代理店検索・選定画面C−3、入力内
容確認画面C−4、見積・査定内容送信画面C−5、並
びに販売代理店地図閲覧画面C−6の各画面を、当該ユ
ーザ端末5に表示することができる。
【0123】見積請求トップ画面C−1(図20):こ
の画面において、ユーザ端末5のユーザは、当該ユーザ
の氏名(既に発行されている場合はユーザID及びパス
ワード)を入力することにより、車両仕様選定処理(M
2)において先に確定した個別仕様車について、見積及
び希望する場合には下取車両の査定を申し込む(依頼す
る)ことができる。即ち、当該表示画面においてユーザ
に関する情報が入力された後、査定申込みに関するラジ
オボタンにおいて「はい」が選択された場合には、査定
申込入力画面C−2が表示され、「いいえ」が選択され
た場合には、販売代理店検索・選定画面C−3が表示さ
れる。
【0124】査定申込入力画面C−2(図21):この
画面において、ユーザ端末5のユーザは、下取りを希望
する自動車(下取車両)についての所定の仕様項目(自
動車メーカ名、車名、排気量、走行距離等)を入力し、
「次へ」ボタンが選択されるのに応じて、販売代理店検
索・選定画面C−3が表示される。
【0125】販売代理店検索・選定画面C−3(不図
示):この画面において、ユーザ端末5のユーザは、個
別仕様車の見積及び下取車両の査定を依頼することを希
望する販売代理店をユーザ自身が選択することができ
る。選択の手順としては、例えば見積請求トップ画面C
−1等において先に入力されている当該ユーザの住所に
基づいて近隣の販売代理店を自動的に提示する方法や、
一覧表示された販売代理店の中から所望の販売代理店を
当該ユーザに選択させる方法等が想定される。何れの場
合においても、販売代理店検索・選定画面C−3から
は、各販売代理店の所在を地図上で確認可能な販売代理
店地図閲覧画面C−6に展開可能に構成することによ
り、ユーザの利便性を考慮すると良い。
【0126】販売代理店検索・選定画面C−3において
個別仕様車の見積及び下取車両の査定を依頼する販売代
理店が選択されると、当該ユーザのユーザ端末5には、
入力内容確認画面C−4が表示される。
【0127】入力内容確認画面C−4(不図示):この
画面には、車両仕様選定処理(M2)において先に確定
した個別仕様車についての各仕様項目(メーカ希望小売
り価格を含む)の内容、下取車両の査定を選択した場合
には査定申込入力画面C−2においてユーザ自身が入力
した各項目の内容、及びそれらの見積・査定を依頼すべ
く販売代理店検索・選定画面C−3において選択された
販売代理店に関する情報等が一覧表示される。そして、
ユーザが、入力内容確認画面C−4において表示される
情報の内容について確認した後、所定操作(仕様入力後
における顧客の所定操作)によって実際に見積・査定を
依頼すると、その操作信号が車両メーカ側サーバ1に送
信されて、当該ユーザ端末5には、見積・査定内容送信
画面C−5が表示される(以下、顧客を車両の購入へと
導く処理がなされる)。
【0128】見積・査定内容送信画面C−5(不図
示):この画面には、見積・査定依頼が送信されて車両
メーカ側サーバ1において受け付けられたことや、当該
ユーザによって選択された販売代理店から依頼内容に関
する電子メールが当該ユーザ宛に届くこと等の情報が表
示される。このように、見積・査定依頼処理(M3)に
は、見積・査定依頼(上記操作信号)がユーザ端末5か
ら送信されるのに応じて電子メールを送受信する機能が
含まれる。
【0129】ID・パスワード回答メールC−7:当該
ユーザからの見積依頼が今回初めてである場合に、その
ユーザが先に入力しているメールアドレスに対して、発
行したID・パスワードを含む電子メールが送信され
る。
【0130】見積・査定依頼通知メールC−8:当該ユ
ーザから個別仕様車の見積依頼及び/又は下取車両の査
定を依頼されたことを、車両メーカ側サーバ1から対象
となる販売代理店の販売代理店側サーバ2に通知するた
めの電子メールが送信される。この電子メールには、例
えば見積請求トップ画面C−1において入力された当該
ユーザを特定可能な情報(住所、氏名、メールアドレス
等)と、車両仕様選定処理(M2)にて設定された個別
仕様車の仕様番号、査定申込入力画面C−2において入
力された下取車両の仕様項目等が含まれる。
【0131】見積・査定依頼確認メールC−9:当該ユ
ーザから個別仕様車の見積依頼及び/又は下取車両の査
定を依頼された販売代理店の名義で、当該ユーザが先に
入力しているメールアドレスに対して、見積依頼・査定
依頼がなされたことを確認するために電子メールが送信
される。
【0132】査定結果回答メールC−10:当該ユーザ
より下取車両の査定を依頼された販売代理店から、当該
ユーザが先に入力しているメールアドレスに対して、査
定結果を回答するための電子メールが送信される。
【0133】見積結果回答メールC−11:当該ユーザ
より見積依頼された販売代理店名義の見積結果を、車両
メーカ側サーバ1から当該ユーザが先に入力しているメ
ールアドレスに対して回答するための電子メールが送信
される。
【0134】図10は、車両メーカ側サーバ1において
行われる見積・査定依頼処理(M3)を示すフローチャ
ートである。
【0135】ステップS41:見積請求トップ画面C−
1(図20)をユーザ端末5に表示すると共に、その画
面に入力されたユーザIDやパスワードの妥当性をチェ
ックする。
【0136】ステップS42,ステップS43:査定の
要求が有るか否かを判断し(ステップS42)、当該要
求が無い場合にはステップS44に進み、当該要求が有
る場合には、当該ユーザ端末5に査定申込入力画面C−
2(図21)を表示することによって査定を希望する下
取車両の情報を当該ユーザに入力させると共に、販売代
理店検索・選定画面C−3を当該ユーザ端末5に表示す
ることによって希望する販売代理店をユーザに選択さ
せ、選択された販売代理店には、見積・査定依頼通知メ
ールC−8によって入力された情報を送信する(ステッ
プS43)。
【0137】ステップS44,ステップS45:見積要
求(見積請求)が有るか否かを判断し(ステップS4
4)、見積要求が有る場合には、個別仕様車についての
見積を車両メーカ側サーバ1からユーザ端末5へ提供す
る見積価格提供処理を行う。すなわち、詳しくは後述す
るが、車両仕様選定処理(M2)にて設定された車両仕
様の仕様番号に基づいて自動で見積価格を演算し、この
見積価格を、ユーザが先に入力しているメールアドレス
に対して電子メールにて送信する。
【0138】尚、査定依頼を受けた販売代理店は、査定
依頼通知メールC−8によって取得した下取車両の仕様
項目に従って、その下取車両の査定を行う。この査定
は、当該販売代理店の従業員が実際に下取車両を確認し
て従来通り行うようにしてもよく、予め中古車の相場が
設定されているデータベース等を参照することによって
自動的に行うようにしてもよい。
【0139】<見積事項確認処理(M4)>図6は、見
積事項確認処理(M4)における表示画面の遷移を示す
図であり、イニシャル処理(M1)によって表示された
ホーム画面A−2において、「ご購入検討一覧」の操作
ボタンが操作されるのに応じて起動する。見積事項確認
処理(M4)からは、ユーザの操作に応じて、イニシャ
ル処理(M1)、クレジット審査処理(M5)、或いは
商談申し込み処理(M6)に遷移することができる。
【0140】同図に示すように、見積事項確認処理(M
4)における表示画面の遷移としては、ID・パスワー
ド入力画面D−1(図22)、購入検討情報一覧画面D
−2(図23)、見積事項確認画面D−3(図24)、
見積仕様イメージ表示画面D−4、クレジット審査結果
表示画面D−5、及び下取査定結果表示画面D−6の各
画面を、当該ユーザ端末5に表示することができる。
【0141】ID・パスワード入力画面D−1(図2
2):この画面において、ユーザ端末5のユーザは、当
該ユーザに対して先に発行されているユーザID(会員
ID)とパスワードを入力し、「送信」ボタンを操作す
ることによって本システム(車両メーカ側サーバ1)に
ログインする。ログインが完了すると、当該ユーザ端末
には、購入検討情報一覧画面D−2(図23)が表示さ
れる。
【0142】購入検討情報一覧画面D−2(図23):
この画面では、当該ユーザに対して先に行われた見積、
査定、及びクレジット審査について一覧表示が行われ、
当該ユーザは、所望の表示項目をクリックする等の操作
によって選択することで、選択した項目の詳細な内容を
示す画面が当該ユーザのユーザ端末5に表示される。
【0143】見積事項確認画面D−3(図24):この
画面において、ユーザ端末5のユーザは、当該ユーザに
対して先に行われた見積の詳細内容を確認することがで
き、「ご商談申込み」ボタンが操作されたときには商談
申し込み処理(M6)に遷移することができ、「クレジ
ットご検討」ボタンが操作されたときにはクレジット審
査処理(M5)に遷移することができ、「見積仕様イメ
ージ確認」ボタンが操作されたときには現在表示されて
いる個別仕様車に対応する自動車の画像を、見積仕様イ
メージ表示画面D−4(不図示)において確認すること
ができる。そして、「ご購入検討一覧に戻る」の操作ボ
タンが操作されたときには、購入検討情報一覧画面D−
2(図23)に遷移することができる。
【0144】図11は、車両メーカ側サーバ1において
行われる見積事項確認処理(M4)を示すフローチャー
トである。
【0145】同図において、ステップS51:ID・パ
スワード入力画面D−1(図22)をユーザ端末5に表
示すると共に、その画面に入力されたユーザIDやパス
ワードの妥当性をチェックする。
【0146】ステップS52:顧客DB34を参照し
て、当該ユーザIDに関する見積情報の更新が行われた
か否かを確認する。
【0147】ステップS53:顧客DB34に格納され
ている当該ユーザIDに関する見積情報を取得すると共
に、取得した見積情報を、購入検討情報一覧画面D−2
(図23)又はその画面における操作に応じて、見積事
項確認画面D−3(図24)によって当該ユーザのユー
ザ端末5に表示する。
【0148】ステップS54:顧客DB34に格納され
ている当該ユーザIDに関する更新された見積情報を、
更新されたことをユーザが識別可能に、購入検討情報一
覧画面D−2(図23)又はその画面における操作に応
じて、見積事項確認画面D−3(図24)によって当該
ユーザのユーザ端末5に表示する。
【0149】<クレジット審査処理(M5)・商談申し
込み処理(M6)>図7は、クレジット審査処理(M
5)及び商談申し込み処理(M6)における表示画面の
遷移と、クレジット審査及び商談申し込みに伴う電子メ
ールの送信機能とを示す図であり、クレジット審査処理
(M5)は、見積事項確認処理(M4)によって表示さ
れた見積事項確認画面D−3(図24)において、「ク
レジットご検討」ボタンが操作されるのに応じて起動
し、商談申し込み処理(M6)は、見積事項確認画面D
−3(図24)において、「ご商談申込み」ボタンが操
作されるのに応じて起動する。クレジット審査処理(M
5)及び商談申し込み処理(M6)からは、見積事項確
認処理(M4)に遷移することができる。
【0150】同図に示すように、クレジット審査処理
(M5)における表示画面の遷移としては、借入条件入
力画面E−1(図25)、返済計画表示画面E−2(図
26)、クレジット審査入力画面E−3、クレジット申
込み内容送信画面E−4の各画面を、当該ユーザ端末5
に表示することができる。
【0151】借入条件入力画面E−1(図25):この
画面において、ユーザ端末5のユーザは、見積事項確認
処理(M4)において選択した見積項目において提示さ
れた個別仕様車を分割払いのローンで購入する場合につ
いて、利用するクレジットに関する各種項目を入力する
ことができ、所定項目の入力後に、「計算実行」ボタン
が操作されるのに応じて、ユーザ端末5には、返済計画
表示画面E−2(図26)が表示される。
【0152】返済計画表示画面E−2(図26):この
画面には、借入条件入力画面E−1にて設定された項目
に基づくクレジットの計算結果(返済計画)が一覧表示
される。この画面において「クレジット審査申込」ボタ
ンが操作されるのに応じて、ユーザ端末5には、クレジ
ット審査入力画面E−3が表示される。
【0153】クレジット審査入力画面E−3(不図
示):この画面において、ユーザ端末5のユーザは、返
済計画表示画面E−2において表示された返済計画に基
づくクレジット審査を、信販会社に申し込むことができ
る。
【0154】クレジット申込み内容送信画面E−4(不
図示):この画面には、クレジット審査が送信され、車
両メーカ側サーバ1において受け付けられたことと、審
査結果に関する電子メールが当該ユーザ宛に届くこと等
の情報が表示される。
【0155】見積事項確認処理(M4)には、クレジッ
ト申込み内容送信画面E−4においてクレジット審査の
申込み情報がユーザ端末5から送信されるのに応じて、
電子メールを送受信する機能が含まれる。
【0156】クレジット審査依頼確認メールE−5:当
該ユーザからクレジット審査を依頼された車両メーカ側
サーバ1から、当該ユーザが先に入力しているメールア
ドレスに対して、クレジット審査依頼がなされたことを
確認するために電子メールが送信される。
【0157】クレジット審査依頼通知メールE−6:当
該ユーザからクレジット審査が依頼されたことを、車両
メーカ側サーバ1から対象となる信販会社に通知するた
めの電子メールが送信される。この電子メールには、返
済計画表示画面E−2において表示された返済計画の内
容やユーザに関する情報等が含まれる。
【0158】クレジット審査結果回答メールE−7:ク
レジット審査を行った信販会社から、当該ユーザが先に
入力しているメールアドレスと車両メーカ側サーバ1と
に対して、審査結果を回答するための電子メールが送信
される。
【0159】次に、図7に示す商談申し込み処理(M
6)における表示画面の遷移としては、商談申し込み入
力画面F−1(図27)、商談申し込み内容送信画面F
−2の各画面を、当該ユーザ端末5に表示することがで
きる。
【0160】商談申し込み入力画面F−1(図27):
この画面において、ユーザ端末5のユーザは、見積事項
確認処理(M4)において選択した見積項目において提
示された個別仕様車について、その個別仕様車について
見積価格を提示した販売代理店に対する商談申し込みに
関する各種項目(下取り車両の有無、クレジット利用の
有無、商談希望日等)を入力することができ、所定項目
の入力後に、「商談申込」ボタンが操作されるのに応じ
て、ユーザ端末5には、商談申し込み内容送信画面F−
2が表示される。
【0161】商談申し込み内容送信画面F−2(不図
示):この画面には、商談申し込み入力画面F−1にお
ける申込み内容が送信され、車両メーカ側サーバ1にお
いて受け付けられたことと、商談に関する電子メール或
いは電話等による連絡が、対応する販売代理店からなさ
れる旨の情報が表示される。
【0162】商談申し込み処理(M6)には、商談申し
込み内容送信画面F−2において商談申し込み情報がユ
ーザ端末5から送信されるのに応じて、電子メールを送
受信する機能が含まれる。
【0163】商談依頼確認メールF−3:当該ユーザか
ら商談を依頼された車両メーカ側サーバ1から、当該ユ
ーザが先に入力しているメールアドレスに対して、商談
依頼がなされたことを確認するために電子メールが送信
される。
【0164】商談依頼通知メールF−4:当該ユーザか
ら商談を依頼されたことを、車両メーカ側サーバ1から
対象となる販売代理店に通知するための電子メールが送
信される。この電子メールには、商談申し込み入力画面
F−1において表示された内容やユーザに関する情報等
が含まれる。
【0165】本実施形態において、販売代理店における
商談後に、顧客が、選定した仕様を有する車両の購入契
約を行った場合、その販売代理店の販売者は、販売代理
店側サーバ2又は販売代理店端末4において所定操作を
行う。これにより、自動車メーカに対して当該個別仕様
車の発注がなされて、顧客が購入契約を行った旨の情報
とその購入契約に係る車両の仕様とが販売代理店側サー
バ2から車両メーカ側サーバ1及び生産設備側サーバ1
1に送信されて、この車両メーカ側サーバ1においては
後述の契約済仕様表示処理が実行される。
【0166】<納期照会処理(M7)・インストラクシ
ョン処理(M8)>図8は、納期照会処理(M7)及び
インストラクション処理(M8)における表示画面の遷
移と、納期照会に伴う電子メールの送信機能とを示す図
である。
【0167】納期照会処理(M7)は、イニシャル処理
(M1)によって表示されたホーム画面A−2(図1
6)において、「ご購入車両納期照会」の操作ボタンが
操作されるのに応じて起動する。また、インストラクシ
ョン処理(M8)は、ホーム画面A−2において、「こ
のサイトについて」、「ご購入手順」、「プライバシー
ポリシー」等の操作ボタンが操作されるのに応じて起動
する。納期照会処理(M7)及びインストラクション処
理(M8)からは、ユーザの操作に応じて、イニシャル
処理(M1)に遷移することができる。
【0168】同図に示す納期照会処理(M7)では、I
D・パスワード入力画面G−1(図22に同じ)、納期
ステータス照会画面G−2(図14)の各画面を、当該
ユーザ端末5に表示することができると共に、納期ステ
ータス報告メールG−3を、該当するユーザ端末5宛に
送信する。
【0169】ID・パスワード入力画面D−1(図2
2):この画面において、ユーザ端末5のユーザは、当
該ユーザに対して先に発行されているユーザIDとパス
ワードを入力し、「送信」ボタンを操作することによっ
て本システム(車両メーカ側サーバ1)にログインす
る。ログインが完了すると、当該ユーザ端末5には、納
期ステータス照会画面G−2(図14)が表示される。
【0170】図14は、納期照会処理(M7)により表
示される納期ステータス照会画面G−2を例示する図で
あり、この表示画面において、当該ユーザは、納車を待
っている個別仕様車に関して、生産から納車までの複数
段階における進捗状況を知ることができる。
【0171】即ち、納期ステータス照会画面G−2に
は、ユーザ、個別仕様車、及び販売代理店を特定する情
報が表示されると共に、図14に示すように、当該個別
仕様車についての生産から納車までの複数段階における
進捗状況が、現在の状況を表わすグラフィックと、各段
階を表わす画像(撮影画像)とによって提示される。ま
た、既に完了した段階には、完了日が表示される。
【0172】上述した図14の納期ステータス照会画面
G−2に表示される情報は、車両メーカ側サーバ1が進
捗管理DB32を参照することによって取得することが
できる。
【0173】また、インストラクション処理(M8)で
は、個別仕様車見積・発注システムの説明H−1、購入
プロセスの説明H−2、問合せ・FAQの説明H−3、
及びプライバシーポリシーの説明H−4の各画面がユー
ザ端末5に表示される。これらの説明(説明画面:何れ
も不図示)は、例えば車両メーカ側サーバ1の記憶装置
26に予め登録しておけば良い。
【0174】(3)見積価格提供処理 次に、車両メーカ側サーバ1のCPU21により実行さ
れる見積・査定依頼処理(M3)におけるステップS4
5の見積価格提供処理について、図12を参照して詳細
に説明する。
【0175】ステップS31:見積価格DB35から、
顧客により選択された販売代理店のデータを読み出し
て、上述した車両仕様選定処理(M2)において選定さ
れた車両仕様の仕様番号に対応する見積価格を算出す
る。
【0176】ステップS32:ステップS31で算出し
た見積価格に対して、顧客に関する所定の情報を考慮し
て自動的に補正を行う。この所定の情報は、当該顧客に
関する情報(当該販売代理店で受けた有償サービス履
歴、車両保有台数、車両保管場所、仕様入力時における
車両メーカ側サーバ1へのアクセス履歴状況、前回の車
両購入時期、前回車両購入時の情報(見積価格等)、環
境変化状況、保有車種のジャンル等)であって、その各
情報に基づいて、予め設定した補正価格分だけ補正す
る。
【0177】ステップS33:補正警報処理を行う。つ
まり、ステップS32で自動補正した見積価格を、予め
各販売代理店が設定した基準価格帯と対比することによ
って見積価格の妥当性を判断し、妥当でないときには、
当該販売代理店側サーバ2に対して警報を行って、見積
価格を変更入力させるか、又はそのまま見積価格に設定
する。
【0178】ステップS34:上記補正した又は補正後
に変更入力した見積価格を、顧客が先に入力しているメ
ールアドレス(ユーザ端末5)に対して電子メールにて
送信すると共に、ユーザIDと関連付けて顧客DB34
に格納する。この電子メールにはURLが含まれてお
り、ユーザ端末5において、そのURLにより指定され
たページを開くと、見積結果を表示する画面においてそ
の詳細を確認することができる。尚、見積価格が基準最
低価格以下又はその付近にあるときには、上記電子メー
ルの文面を、その旨を顧客にアピールする内容のものと
する。
【0179】ステップS35:顧客に対して見積価格を
提示した旨を、販売代理店側サーバ2に、電子メールに
より通知する。
【0180】(4)契約済仕様表示処理 次に、車両メーカ側サーバ1のCPU21により実行さ
れる契約済仕様表示処理について、図13のフローチャ
ートに基づいて説明する。
【0181】すなわち、最初のステップS101では、
販売代理店側サーバ2から送信された契約情報(販売代
理店側サーバ2又は販売代理店端末4の所定操作により
送信された、顧客が購入契約を行った旨の情報とその購
入契約に係る車両の仕様)を受信したか否かを判定す
る。この判定がNOであって契約情報を受信していない
ときには、そのままステップS104に進む一方、判定
がYESであって契約情報を受信したときには、その購
入契約に係る車両の仕様情報を契約済情報DB36に格
納し、次のステップS103で、その車両を特定するた
めの車両識別情報(車体番号やナンバープレート番号)
が決定されると、この車両識別情報を仕様情報に対応付
けて格納し、しかる後にステップS104に進む。
【0182】上記ステップS104では、ユーザ端末5
に表示されたホーム画面A−2(図16)における「契
約済車両の仕様確認」の操作ボタンが操作されたか否か
を判定する。この判定がNOであって操作されていない
ときには、ステップS110に進む一方、判定がYES
であって操作されたときには、ステップS105に進ん
で、図28に示すような車両識別情報入力画面をユーザ
端末5に送信して表示させる。この車両識別情報入力画
面には、車両識別情報として車体番号、ナンバープレー
ト番号(但し、ナンバープレート番号については、譲渡
等により変更される場合があるため、新車登録時の車両
のみ有効とする)又は整備書記載のID番号を入力する
ようになっている。
【0183】次のステップS106では、上記車両識別
情報入力画面において車両識別情報が入力されて「o
k」操作がなされたか否かを判定する。この判定がNO
のとき、即ち車両識別情報が入力されていないか或いは
「ok」操作がなされていないかのいずれかのときに
は、ステップS110に進む一方、判定がYESであっ
て車両識別情報が入力されかつ「ok」操作がなされた
ときには、ステップS107に進む。このステップS1
07では、車両識別情報に対応する車両の仕様情報を契
約済情報DB36から検索し、その検索結果をユーザ端
末5に送信して、検索結果表示画面として表示させる。
尚、検索した結果、該当する車両識別情報が存在しない
場合には、その旨をユーザ端末5に表示させる。
【0184】上記検索結果表示画面には、図29に一例
を示すように、入力した車両識別情報に対応する車両の
仕様の各項目が一覧表示されると共に、その車両と最も
仕様の近いカタログモデルの名称、このカタログモデル
の中古車市場における標準価格、車両識別情報に対応す
る車両とカタログモデルとの間の仕様差等が表示され
る。このことで、端末に表示された車両の仕様を個々の
仕様項目毎に一つずつ確認しなくても、既存のカタログ
モデルの仕様と対比して、例えば、図示の如く、「タイ
プR」仕様にレッド内装とボディコーティングを追加
し、一方、ABSを削除したもの、というように容易に
把握することができる。また、図の例では、カタログモ
デルの中古市場における標準価格や、このカタログモデ
ルとの間の仕様差に対応する価格差も表示されており、
このことで、車両を中古車として再販するときの適正な
価格の設定が容易に行える。
【0185】さらに、上記検索結果表示画面には、図示
の如く、その画面に表示されている車両の仕様を証明す
る証明書を希望する場合に操作する「証明書発行」ボタ
ンと、当該車両の実際の仕様を変更していて、契約済情
報DB36に記憶されている車両の仕様情報の変更を希
望する場合に操作する「仕様変更」ボタンとが含まれて
いる。この「仕様変更」ボタンを操作するときには、ま
ず、車両の仕様変更を伴うオプションの販売業者の識別
情報とパスワードとを入力し、しかる後に「仕様変更」
ボタンを操作する。
【0186】上記「仕様変更」ボタンが操作されたか否
かの判定はステップS108で行われる。この判定がN
Oであって操作がなされていないときには、ステップS
110に進む一方、判定がYESであって操作されたと
きには、ステップS109に進んで、仕様変更画面をユ
ーザ端末5に送信して表示させ、このユーザ端末5にお
けるユーザの操作に応じて車両の仕様情報を変更する処
理を行う(契約済仕様の変更)。詳しくは、上記仕様変
更画面は、図33に一例を示すように車両仕様選定画面
(図17参照)と同様のものであり、その画面の上半分
の領域には、選択された車両の外観イメージ画像及び内
装イメージ画像、これら両イメージ画像をそれぞれ拡大
表示可能な「ZOOM」ボタン、当該車両に関する各種
詳細情報を表示可能な「詳細」ボタンが表示されてい
る。
【0187】一方、上記仕様変更画面の下半分の領域に
は、外装、内挿、電装及び販社オプションの各項目につ
いて、それぞれ仕様変更を行うことが可能なフォルダが
表示されるようになっている。尚、エンジン及び駆動系
については購入後の変更はできないので、これらの仕様
項目に対応するフォルダは表示されない。そして、各フ
ォルダ毎に車両に装着可能なオプションが選択可能に表
示され、一方、装着不能なオプションは選択できないよ
うになっている。すなわち、車両の仕様項目のうち、現
状で装着可能なものについては「装着」ボタンがアクテ
ィブ状態で表示される。また、現時点で既に装着されて
いるものは太枠で表時されるが、これについては装着解
除ボタンがアクティブ状態で表示される。一方、装着で
きないものや装着解除できないものについてはいずれも
非アクティブ状態で表示される(図中、×印のもの)。
【0188】そして、実車に後からオプションを追加し
て、その仕様を変更した場合には、上記仕様変更画面に
おいてそのオプションを選択して「変更」ボタンを操作
すると、契約済情報DB36に記憶されている車両の仕
様情報のうち、上記選択したオプションに係る仕様項目
が変更されて、記憶される。このように、車両の購入契
約後に、契約済情報DB36に記憶されている当該車両
の仕様情報を変更可能とすることで、当該車両の仕様情
報を実車の仕様に合った正確なものに更新することがで
きる。しかも、そのデータの更新の際にはオプション品
の販売業者の識別情報とパスワードとを入力しなくては
ならないから、不正なデータ更新が行われることもな
い。
【0189】上記ステップS108若しくはステップS
109に続いて、ステップS110では、上記検索結果
表示画面の「証明書発行」ボタンが操作されたか否かを
判定する。この判定がNOであって操作されていないと
きには、ステップS112に進む一方、判定がYESで
あって操作されたときには、ステップS111に進ん
で、その証明書をプリンタ12により印刷発行し(その
証明書をユーザによって指定された宛先に送付する)、
しかる後にステップS112に進む。
【0190】上記証明書は、例えば図30に示すような
ものであって、車両の仕様の他に車体番号等の車両識別
情報も記載されている。尚、この証明書は、上記のよう
にユーザが希望する場合に発行しているが、車両識別情
報が決定された時点やその後に自動的に発行するように
してもよい。
【0191】上記ステップS112では、販売代理店側
サーバ2又は生産設備側サーバ11から、該サーバ2,
11が指定した車両識別情報が契約済情報DB36に記
憶されているかどうかの確認要求が有るか否かを判定す
る。この判定がNOであって確認要求がないときには、
そのままステップS114に進む一方、判定がYESで
あって確認要求が有るときには、ステップS113に進
んで、その車両識別情報が契約済情報DB36に記憶さ
れているかどうかを販売代理店側サーバ2又は生産設備
側サーバ11に返信し、しかる後にステップS114に
進む。
【0192】上記ステップS114では、販売代理店側
サーバ2又は生産設備側サーバ11から、該サーバ2,
11が指定した車両識別情報に対応する車両の仕様読み
出し要求が有るか否かを判定する。この判定がNOであ
って仕様読み出し要求がないときには、そのままリター
ンする一方、判定がYESであって仕様読み出し要求が
有るときには、ステップS115に進んで、その車両識
別情報に対応する車両の仕様情報を販売代理店側サーバ
2又は生産設備側サーバ11に返信し、しかる後にリタ
ーンする。
【0193】尚、上記ステップS112〜ステップS1
15は、後述するように、販売代理店側サーバ2又は生
産設備側サーバ11が、本システムを利用して見積・発
注された車両の仕様を証明する証明書を発行する際に、
車両メーカ側サーバ1に対して、車両識別情報の記憶の
有無を問い合わせると共に、記憶が有れば本システムを
利用して仕様選定された車両であると判断して、その車
両識別情報に対応する車両の仕様情報を送信するように
要求するため、この問い合わせや要求に応えるものであ
る。
【0194】−販売代理店側サーバ2にて実行されるソ
フトウエア−次に、販売代理店側サーバ2のCPU21
により実行されるソフトウエアについて図31により説
明する。
【0195】すなわち、最初のステップS201では、
通常の販売代理店業務の制御を実行し、次のステップS
202では、車両が当該販売代理店に到着したか否かを
判定する。この判定は、車両受領時のデータ入力に基づ
いて行う。尚、当該販売代理店に到着した車両について
は、車体番号が既に決定されている。
【0196】上記ステップS202の判定がNOであっ
て車両が到着していないときには、そのままリターンす
る一方、判定がYESであって車両が到着したときに
は、ステップS203に進む。
【0197】上記ステップS203では、その車両が、
本システムを利用して仕様選定された車両(個別仕様
車)であるか否かを判定する。この判定に際して、車両
メーカ側サーバ1に対して、車体番号等の当該車両の識
別情報(車両識別情報)が契約済情報DB36に記憶さ
れているかどうかを確認するように要求し、その返信
(車両メーカ側サーバ1の契約済仕様表示処理における
ステップS113参照)を受けて、記憶されているとき
には、個別仕様車であると判定し、記憶されていないと
きには、個別仕様車でない(カタログモデル)と判定す
る。
【0198】上記ステップS203の判定がNOであっ
て個別仕様車でないときには、そのままリターンする一
方、判定がYESであって個別仕様車であるときには、
ステップS204に進んで、車両メーカ側サーバ1に対
して、その車両の仕様情報を契約済情報DB36から読
み出すように要求して送信してもらう(車両メーカ側サ
ーバ1の契約済仕様表示処理におけるステップS115
参照)ことにより取得する。
【0199】次のステップS205では、プリンタ13
によりその車両の仕様を証明する証明書を印刷発行し
(この証明書は完成車両に乗せてユーザに渡す)、しか
る後にリターンする。
【0200】上記証明書は、上記車両メーカ側サーバ1
の契約済仕様表示処理におけるステップS111で発行
するものと同じであり、このため、車両が販売代理店に
到着した時点で証明書を発行しなくてもよい。一方、こ
の時点で証明書を発行するのであれば、ステップS11
1で発行するようにしなくてもよく、証明書を紛失する
ことを考慮して、ステップS111では課金を前提に発
行するようにしてもよい。さらに、後述のように生産ラ
インで証明書を発行する場合にも、車両が販売代理店に
到着した時点で証明書を発行しなくてもよく、逆にこの
時点で証明書を発行するのであれば、生産ラインで証明
書を発行するようにしなくてもよい。
【0201】尚、上記ステップS205で発行する証明
書は、保証書、取扱説明書、車検証等と兼用のものであ
ってもよく、この場合は、上記ステップS202におい
て、車両が当該販売代理店に到着したか否かを判定する
代わりに、保証書、取扱説明書、車検証等が印刷するプ
ログラムが起動されて車両識別情報が入力されたか否か
を判定すればよく、ステップS205において、保証書
等が印刷されるときに同時に証明書を印刷することにな
る。
【0202】−生産設備側サーバ11にて実行されるソ
フトウエア−次に、生産設備側サーバ2のCPU21に
より実行されるソフトウエアについて図32により説明
する。
【0203】すなわち、最初のステップS301では、
通常の生産設備の制御を実行し、次のステップS302
では、車両が生産ラインの所定段階(車体番号が決定済
みである段階)に到達したか否かを判定する。
【0204】上記ステップS302の判定がNOであっ
て所定段階に到達していないときには、そのままリター
ンする一方、判定がYESであって所定段階に到達した
ときには、ステップS303に進んで、上記販売代理店
側サーバ2の処理のステップS203と同様に、その車
両が、本システムを利用して仕様選定された車両(個別
仕様車)であるか否かを判定する。この判定がNOであ
って個別仕様車でないときには、そのままリターンする
一方、判定がYESであって個別仕様車であるときに
は、ステップS304に進んで、上記販売代理店側サー
バ2の処理のステップS204と同様に、その車両の仕
様情報を取得する。
【0205】次のステップS305では、プリンタ14
によりその車両の仕様を証明する証明書を発行し(この
証明書は完成車両に乗せてユーザに渡す)、しかる後に
リターンする。
【0206】尚、上記ステップS305で発行する証明
書は、保証書や取扱説明書と兼用のものであってもよ
く、車体に直接刻印したりシールで貼り付けたりするも
のであってもよい。
【0207】この実施形態では、車両メーカ側サーバ1
が証明書を発行する場合には、該車両メーカ側サーバ1
がユーザ端末5に通信回線を介して接続された自動車の
販売支援システムを構成し、車両メーカ側サーバ1の記
憶装置26が、この販売支援システムを制御するための
プログラム(販売支援プログラム)を記録した、コンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体を構成する。また、車両
メーカ側サーバ1の通信インターフェース27が、ユー
ザ端末5に入力されかつ該ユーザ端末5から送信された
顧客選択仕様を受信する仕様受信手段と、購入支援情報
をユーザ端末5に送信する購入支援情報送信手段と、ユ
ーザ端末5から仕様入力後における顧客の所定操作によ
り送信された操作信号を受信する操作信号受信手段とを
構成する。さらに、車両メーカ側サーバ1のCPU21
が、購入支援DB33に記憶した車両の購入支援情報の
中から、上記仕様受信手段により受信した顧客選択仕様
と同じ仕様を有する車両の購入支援情報を選択する購入
支援情報選択手段と、上記操作信号受信手段により受信
した操作信号を受けて、顧客を顧客選択仕様と同じ仕様
を有する車両の購入へと導く購入導き手段とを構成し、
車両メーカ側サーバ1に接続されたプリンタ11が、購
入契約に係る車両の仕様を証明する証明書を発行する証
明書発行手段を構成することになる。
【0208】一方、販売代理店側サーバ2又は生産設備
側サーバ11が証明書を発行する場合には、該販売代理
店側サーバ2又は生産設備側サーバ11が、車両メーカ
側サーバ1に通信回線を介して接続された自動車の販売
支援システムを構成し、販売代理店側サーバ2又は生産
設備側サーバ11の記憶装置26が、この販売支援シス
テムを制御するためのプログラムを記録した、コンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体を構成する。また、販売代
理店側サーバ2に接続されたプリンタ13又は生産設備
側サーバ11に接続されたプリンタ14が、車両の仕様
を証明する証明書を発行する証明書発行手段を構成する
ことになる。
【0209】そして、車両メーカ側サーバ1は、ユーザ
端末5への車両識別情報の入力に応じて検索結果表示画
面により該車両識別情報に対応する車両の仕様を表示さ
せるように構成されているので、車両メーカ側サーバ1
の通信インターフェース27は、顧客の車両購入契約後
にユーザ端末5に入力されかつ該ユーザ端末5から送信
された、該購入契約に係る車両の識別情報(車両識別情
報)を受信する識別情報受信手段と、この識別情報受信
手段により受信した購入契約に係る車両の識別情報を受
けて、該車両の仕様を、該識別情報を送信したユーザ端
末5に送信して表示させる仕様送信表示手段とを構成す
ると共に、ユーザ端末5に入力されかつ該ユーザ端末5
から送信された、顧客を特定する情報を受信する顧客特
定情報受信手段をも構成する。
【0210】したがって、上記実施形態では、顧客によ
る車両の購入契約後に、該購入契約に係る車両の仕様を
証明する証明書を発行するか、又は、ユーザ端末5に入
力されかつ該ユーザ端末5から送信された購入契約に係
る車両の識別情報を受けて、当該車両の仕様を、上記車
両識別情報を送信したユーザ端末5に送信して表示させ
るようにしたので、上記顧客は勿論、例えば当該顧客か
ら車両を譲渡された中古車業者や当該顧客から車両の修
理を依頼された修理業者等が、その車両の仕様を容易に
確認することができ、さらに、上記顧客や業者等は、車
両の仕様を証明する必要が生じたときには確実にかつ容
易に証明することができ、これにより、利便性が極めて
高い。
【0211】尚、上記実施形態では、車両メーカ側サー
バ1が、ユーザ端末5への車両識別情報の入力に応じて
検索結果表示画面により該車両識別情報に対応する車両
の仕様を表示させるようにしたが、販売代理店側サーバ
2や生産設備側サーバ11が、同様に、ユーザ端末5へ
の車両識別情報の入力に応じて該車両識別情報に対応す
る車両の仕様を表示させるようにしてもよい。この場合
は、販売代理店側サーバ2又は生産設備側サーバ11
が、車両メーカ側サーバ1に通信回線を介して接続され
た自動車の販売支援システムを構成し、販売代理店側サ
ーバ2又は生産設備側サーバ11の記憶装置26が、こ
の販売支援システムを制御するためのプログラムを記録
した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を構成す
る。また、販売代理店側サーバ2又は生産設備側サーバ
11の通信インターフェース27が、車両の購入契約後
にユーザ端末5に入力されかつ該ユーザ端末5から送信
された、該購入契約に係る車両特定報を受信する識別情
報受信手段を構成し、販売代理店側サーバ2又は生産設
備側サーバ11のCPU21が、上記識別情報受信手段
により受信した購入契約に係る車両の識別情報を受け
て、該車両の仕様を、該識別情報を送信したユーザ端末
5に送信して表示させる仕様送信表示手段を構成するこ
とになる。
【0212】また、上記実施形態では、ユーザが、入力
内容確認画面C−4において表示される情報の内容につ
いて確認した後、所定操作によって見積・査定を依頼し
た場合に、車両メーカ側サーバ1が、見積価格DB35
から、ユーザにより選択された販売代理店のデータを読
み出して、車両仕様選定処理(M2)において選定され
た車両仕様の識別情報(仕様番号)に対応する見積価格
を算出し、この見積価格をユーザ端末5に送信したが、
ユーザが見積・査定を依頼した場合には、車両メーカ側
サーバ1が、ユーザにより選択された販売代理店の販売
代理店側サーバ2に対して見積を行うように依頼し、こ
れを受けて、その販売代理店の販売者が見積を行って、
その見積価格を販売代理店端末4に入力することにより
車両メーカ側サーバ1を介して又は直接にユーザ端末5
に送信するようにしてもよい。また、見積価格を自動的
にユーザ端末5に送信する場合、車両メーカが販売代理
店に対してこのシステムの採用を強制するものではなく
て、各販売代理店が、自らの希望で該システムを自発的
に採用するものである。
【0213】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
自動車の購入を希望する顧客が通信回線を介して当該自
動車の仕様を選択可能とし、さらに、その選択された仕
様の自動車に関する購入支援情報を当該顧客に送信する
ことによって、自動車の販売をオンライン上で支援する
場合に、上記顧客が自動車の購入契約を結んだ後に、該
購入契約に係る自動車の仕様を証明する証明書を発行す
るか、又は、オンライン上の端末から上記購入契約に係
る自動車の識別情報を受けて、該自動車の仕様を上記端
末に送信して表示させるようにすることで、購入契約に
係る自動車の仕様を購入後においても確認することがで
きると共に、その自動車の修理時や検査時等においてそ
の仕様を証明する必要が生じたときに、確実にかつ容易
に証明することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における個別仕様車見積・発
注システムの全体構成を示す概念図である。
【図2】車両メーカ側サーバ、販売代理店側サーバ、販
売代理店端末及びユーザ端末の内部構成を例示するブロ
ック図である。
【図3】個別仕様車見積・発注システムにおいて実行さ
れる処理モジュールの機能体系を示す図である。
【図4】イニシャル処理(M1)と車両仕様選定処理
(M2)における表示画面の遷移を示す図である。
【図5】見積・査定依頼処理(M3)における表示画面
の遷移と、見積・査定の依頼に伴う電子メールの送信機
能を示す図である。
【図6】見積事項確認処理(M4)における表示画面の
遷移を示す図である。
【図7】クレジット審査処理(M5)及び商談申し込み
処理(M6)とにおける表示画面の遷移と、クレジット
審査及び商談申し込みに伴う電子メールの送信機能とを
示す図である。
【図8】納期照会処理(M7)及びインストラクション
処理(M8)における表示画面の遷移と、納期照会に伴
う電子メールの送信機能とを示す図である。
【図9】車両メーカ側サーバが実行する処理の全体概要
を示すフローチャートである。
【図10】車両メーカ側サーバにおいて行われる見積・
査定依頼処理(M3)を示すフローチャートである。
【図11】車両メーカ側サーバにおいて行われる見積事
項確認処理(M4)を示すフローチャートである。
【図12】車両メーカ側サーバにおいて行われる見積価
格提供処理を示すフローチャートである。
【図13】車両メーカ側サーバにおいて行われる契約済
仕様表示処理を示すフローチャートである。
【図14】納期ステータス照会画面G−2を例示する図
である。
【図15】ホームページ画面であるトップ画面A−1を
例示する図である。
【図16】ホーム画面A−2を例示する図である。
【図17】車両仕様選定処理(M2)が表示する車両仕
様選定画面(B−1乃至B−15)のフォーマットを例
示する図である。
【図18】図17に示す「明細」ボタンが操作された場
合に表示されるメーカ希望小売価格の明細画面を例示す
る図である。
【図19】車両仕様選定処理(M2)が表示する選定仕
様表示画面B−15を例示する図である。
【図20】見積請求トップ画面C−1を例示する図であ
る。
【図21】査定申込入力画面C−2を例示する図であ
る。
【図22】ID・パスワード入力画面D−1を例示する
図である。
【図23】購入検討情報一覧画面D−2を例示する図で
ある。
【図24】見積事項確認画面D−3を例示する図であ
る。
【図25】借入条件入力画面E−1を例示する図であ
る。
【図26】返済計画表示画面E−2を例示する図であ
る。
【図27】商談申し込み入力画面F−1を例示する図で
ある。
【図28】車両識別情報入力画面を例示する図である。
【図29】検索結果表示画面を例示する図である。
【図30】車両の仕様を証明する証明書を例示する図で
ある。
【図31】販売代理店側サーバにおいて行われる処理を
示すフローチャートである。
【図32】生産設備側サーバにおいて行われる処理を示
すフローチャートである。
【図33】車両仕様変更画面を例示する図である。
【符号の説明】
1:車両メーカ側サーバ 2:販売代理店側サーバ 3:インターネット 4:販売代理店端末 5:ユーザ端末 6:プロバイダ 8,9:基地局 11:生産設備側サーバ 12,13,14:プリンタ(証明書発行手段) 21:CPU 22:ディスプレイ 23:キーボード 24:ROM 25:RAM 26:記憶装置 27:通信インタフェース 28:ポインティング・デバイス 29:内部バス 30:通信回線 31:メーカ希望小売価格DB 32:進捗管理DB 33:購入支援DB 34:顧客価格DB 35:見積価格DB 36:契約済情報DB

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の購入を希望する顧客が通信回線
    を介して、当該自動車の複数の仕様項目についてそれぞ
    れ好みのものを選定することで、当該自動車の仕様を選
    択可能とすると共に、この選択された仕様の自動車に関
    する購入支援情報を当該顧客に送信することにより、自
    動車の販売をオンライン上で支援する販売支援方法であ
    って、 少なくとも上記顧客による仕様の選択を受付けた後に購
    入契約に至った自動車の仕様を、その自動車を特定する
    識別情報と対応付けて契約済仕様データとしてデータベ
    ースに記憶する契約済仕様記憶ステップと、 上記顧客による上記自動車の購入契約後、所定の時期に
    上記データベースに記憶されている自動車の契約済仕様
    データの中から上記識別情報に係る自動車のものを選択
    して、当該自動車の仕様を証明する証明書を発行する証
    明書発行ステップとを含むことを特徴とする自動車の販
    売支援方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車の販売支援方法に
    おいて、 証明書発行ステップで発行される証明書は、車検証、保
    証書及び車両本体の少なくとも1つに記載されるもので
    あることを特徴とする自動車の販売支援方法。
  3. 【請求項3】 自動車の購入を希望する顧客が通信回線
    を介して、当該自動車の複数の仕様項目についてそれぞ
    れ好みのものを選定することで、当該自動車の仕様を選
    択可能とすると共に、この選択された仕様の自動車に関
    する購入支援情報を当該顧客に送信することにより、自
    動車の販売をオンライン上で支援する販売支援方法であ
    って、 少なくとも上記顧客による仕様の選択を受付けた後に購
    入契約に至った自動車の仕様を、その自動車を特定する
    識別情報と対応付けて契約済仕様データとしてデータベ
    ースに記憶する契約済仕様記憶ステップと、 上記自動車の購入契約後に、該購入契約に係る自動車の
    仕様確認要求と識別情報とをオンライン上の端末から受
    信して、上記データベースに記憶されている自動車の契
    約済仕様の中から上記識別情報に係る自動車のものを選
    択する契約済仕様選択ステップと、 上記契約済仕様選択ステップで選択した自動車の仕様を
    上記端末に送信して、表示させる仕様送信表示ステップ
    とを含むことを特徴とする自動車の販売支援方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の自動車の販売支援方法に
    おいて、 自動車の識別情報は、車体番号又はナンバープレート番
    号であることを特徴とする自動車の販売支援方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の自動車の販売支援方法に
    おいて、 顧客による自動車の購入契約後に、オンライン上の端末
    から証明書発行要求を受信して、上記購入契約に係る自
    動車の仕様を証明する証明書を発行する証明書発行ステ
    ップをさらに含むことを特徴とする自動車の販売支援方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の自動車の販売支援方法に
    おいて、 自動車の購入を希望する顧客によって選択可能な複数の
    仕様に対応させて予め自動車の購入支援情報を記憶した
    データベースを準備しておき、 上記顧客が選択した自動車の仕様をオンライン上の端末
    から受信して、この仕様に対応する自動車の購入支援情
    報を上記データベースから選択する購入支援情報選択ス
    テップと、 上記購入支援情報選択ステップで選択した購入支援情報
    を上記端末に送信する購入支援情報送信ステップと、 上記顧客が上記端末において所定の操作を行ったときに
    この端末から発信される操作信号を受信して、上記顧客
    をその選択した仕様に係る自動車の購入へと導く購入導
    きステップとをさらに含み、 上記購入導きステップでは、上記端末から上記顧客を特
    定する情報を受信したときにのみ、当該顧客による選択
    仕様を上記端末に表示させる一方、 上記仕様送信表示ステップでは、上記顧客を特定する情
    報を受信していなくても、自動車の契約済仕様を端末に
    送信して表示させることを特徴とする自動車の販売支援
    方法。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の自動車の販売支援方法に
    おいて、 自動車の購入を希望する顧客によって選択可能な複数の
    仕様に対応させて予め自動車の購入支援情報を記憶した
    データベースを準備しておいて、 上記顧客が選択した自動車の仕様をオンライン上の端末
    から受信して、この仕様に対応する自動車の購入支援情
    報を上記データベースから選択する購入支援情報選択ス
    テップと、 上記購入支援情報選択ステップで選択した購入支援情報
    を上記端末に送信する購入支援情報送信ステップと、 上記顧客が上記端末において所定の操作を行ったときに
    この端末から発信される操作信号を受信して、上記顧客
    をその選択した仕様に係る自動車の購入へと導く購入導
    きステップとをさらに含み、 上記購入導きステップでは、上記顧客による選択仕様と
    この仕様の自動車の見積価格情報とを端末に表示させる
    一方、 上記仕様送信表示ステップでは、上記見積価格情報は端
    末に表示させないことを特徴とする自動車の販売支援方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の自動車の販売支援方法に
    おいて、 仕様送信表示ステップでは、契約済仕様選択ステップに
    て選択した自動車の契約済仕様をオンライン上の端末に
    送信して表示させると共に、その自動車と最も仕様の近
    いカタログモデルの名称と、このカタログモデルとの間
    の仕様差とを端末に送信して表示させることを特徴とす
    る自動車の販売支援方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の自動車の販売支援方法に
    おいて、 仕様送信表示ステップでは、カタログモデルの名称と共
    にその中古車市場における標準価格を端末に送信して表
    示させることを特徴とする自動車の販売支援方法。
  10. 【請求項10】 請求項3記載の自動車の販売支援方法
    において、 自動車の購入契約後に、該購入契約に係る自動車の識別
    情報と仕様変更情報とをオンライン上の端末から受信し
    て、その仕様変更情報の中に所定のパスワードが含まれ
    ていることを条件として、データベースに記憶されてい
    る当該自動車の契約済仕様を変更する契約済仕様変更ス
    テップをさらに含むことを特徴とする自動車の販売支援
    方法。
  11. 【請求項11】 自動車の購入を希望する顧客が通信回
    線を介して、当該自動車の複数の仕様項目についてそれ
    ぞれ好みのものを選定することで、当該自動車の仕様を
    選択可能とすると共に、この選択された仕様の自動車に
    関する購入支援情報を当該顧客に送信することにより、
    自動車の販売をオンライン上で支援する販売支援システ
    ムであって、 少なくとも上記顧客による仕様の選択を受付けた後に購
    入契約に至った自動車の仕様を、その自動車を特定する
    識別情報と対応付けて契約済仕様データとして記憶する
    データベースと、 上記顧客による上記自動車の購入契約後、所定の時期に
    上記データベースに記憶されている自動車の契約済仕様
    データの中から上記識別情報に係る自動車のものを選択
    して、当該自動車の仕様を証明する証明書を発行する証
    明書発行手段とを備えていることを特徴とする自動車の
    販売支援システム。
  12. 【請求項12】 自動車の購入を希望する顧客が通信回
    線を介して、当該自動車の複数の仕様項目についてそれ
    ぞれ好みのものを選定することで、当該自動車の仕様を
    選択可能とすると共に、この選択された仕様の自動車に
    関する購入支援情報を当該顧客に送信することにより、
    自動車の販売をオンライン上で支援する販売支援システ
    ムであって、 少なくとも上記顧客による仕様の選択を受付けた後に購
    入契約に至った自動車の仕様を、その自動車を特定する
    識別情報と対応付けて契約済仕様データとして記憶する
    データベースと、 上記自動車の購入契約後に、該購入契約に係る自動車の
    仕様確認要求と識別情報とをオンライン上の端末から受
    信して、上記データベースに記憶されている自動車の契
    約済仕様の中から上記識別情報に係る自動車のものを選
    択する契約済仕様選択手段と、 上記契約済仕様選択手段により選択された自動車の仕様
    を上記端末に送信して、表示させる仕様送信表示手段と
    を備えていることを特徴とする自動車の販売支援システ
    ム。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の自動車の販売支援シ
    ステムにおいて、 顧客による自動車の購入契約後に、オンライン上の端末
    から証明書発行要求を受信して、上記購入契約に係る自
    動車の仕様を証明する証明書を発行する証明書発行手段
    を備えていることを特徴とする自動車の販売支援システ
    ム。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の自動車の販売支援シ
    ステムにおいて、 自動車の購入を希望する顧客によって選択可能な複数の
    仕様に対応させて予め自動車の購入支援情報を記憶した
    データベースと、 上記顧客が選択した自動車の仕様をオンライン上の端末
    から受信して、この仕様に対応する自動車の購入支援情
    報を上記データベースから選択する購入支援情報選択手
    段と、 上記購入支援情報選択手段により選択された購入支援情
    報を上記端末に送信する購入支援情報送信手段と、 上記顧客が上記端末において所定の操作を行ったときに
    この端末から発信される操作信号を受信して、上記顧客
    をその選択した仕様に係る自動車の購入へと導く購入導
    き手段とを備え、 上記購入導き手段を、上記端末から上記顧客を特定する
    情報を受信したときにのみ、当該顧客による選択仕様を
    上記端末に表示させるように構成する一方、 上記仕様送信表示手段は、上記顧客を特定する情報を受
    信していなくても、自動車の契約済仕様を端末に送信し
    て表示させるように構成したことを特徴とする自動車の
    販売支援システム。
  15. 【請求項15】 請求項12記載の自動車の販売支援シ
    ステムにおいて、 自動車の購入を希望する顧客によって選択可能な複数の
    仕様に対応させて予め自動車の購入支援情報を記憶した
    データベースと、 上記顧客が選択した自動車の仕様をオンライン上の端末
    から受信して、この仕様に対応する自動車の購入支援情
    報を上記データベースから選択する購入支援情報選択手
    段と、 上記購入支援情報選択手段により選択された購入支援情
    報を上記端末に送信する購入支援情報送信手段と、 上記顧客が上記端末において所定の操作を行ったときに
    この端末から発信される操作信号を受信して、上記顧客
    をその選択した仕様に係る自動車の購入へと導く購入導
    き手段とを備え、 上記購入導き手段を、上記顧客による選択仕様とこの仕
    様の自動車の見積価格情報とを端末に表示させるように
    構成する一方、 上記仕様送信表示手段は、上記見積価格情報を端末に表
    示させないように構成したことを特徴とする自動車の販
    売支援システム。
  16. 【請求項16】 請求項12記載の自動車の販売支援シ
    ステムにおいて、 仕様送信表示手段は、契約済仕様選択手段により選択さ
    れた自動車の契約済仕様をオンライン上の端末に送信し
    て表示させると共に、その自動車と最も仕様の近いカタ
    ログモデルの名称と、このカタログモデルとの間の仕様
    差とを端末に送信して表示させるように構成されている
    ことを特徴とする自動車の販売支援システム。
  17. 【請求項17】 請求項12記載の自動車の販売支援シ
    ステムにおいて、 仕様送信表示手段は、カタログモデルの名称と共にその
    中古車市場における標準価格を端末に送信して表示させ
    るように構成されていることを特徴とする自動車の販売
    支援システム。
  18. 【請求項18】 請求項12記載の自動車の販売支援シ
    ステムにおいて、 自動車の購入契約後に、該購入契約に係る自動車の識別
    情報と仕様変更情報とをオンライン上の端末から受信し
    て、その仕様変更情報の中に所定のパスワードが含まれ
    ていることを条件として、データベースに記憶されてい
    る当該自動車の契約済仕様を変更する契約済仕様変更手
    段を備えることを特徴とする自動車の販売支援システ
    ム。
  19. 【請求項19】 自動車の購入を希望する顧客が通信回
    線を介して、当該自動車の複数の仕様項目についてそれ
    ぞれ好みのものを選定することで、当該自動車の仕様を
    選択可能とすると共に、この選択された仕様の自動車に
    関する購入支援情報を当該顧客に送信することにより、
    自動車の販売をオンライン上で支援する販売支援システ
    ムの制御プログラムであって、 上記販売支援システムにおいて、 少なくとも上記顧客による仕様の選択を受付けた後に購
    入契約に至った自動車の仕様を、その自動車を特定する
    識別情報と対応付けて契約済仕様データとしてデータベ
    ースに記憶する契約済仕様記憶ステップと、 上記顧客による上記自動車の購入契約後、所定の時期に
    上記データベースに記憶されている自動車の契約済仕様
    データの中から上記識別情報に係る自動車のものを選択
    して、当該自動車の仕様を証明する証明書を発行する証
    明書発行ステップとをを実行させることを特徴とする自
    動車の販売支援プログラム。
  20. 【請求項20】 自動車の購入を希望する顧客が通信回
    線を介して、当該自動車の複数の仕様項目についてそれ
    ぞれ好みのものを選定することで、当該自動車の仕様を
    選択可能とすると共に、この選択された仕様の自動車に
    関する購入支援情報を当該顧客に送信することにより、
    自動車の販売をオンライン上で支援する販売支援システ
    ムの制御プログラムであって、 上記販売支援システムにおいて、 少なくとも上記顧客による仕様の選択を受付けた後に購
    入契約に至った自動車の仕様を、その自動車を特定する
    識別情報と対応付けて契約済仕様データとしてデータベ
    ースに記憶する契約済仕様記憶ステップと、 上記自動車の購入契約後に、該購入契約に係る自動車の
    仕様確認要求と識別情報とをオンライン上の端末から受
    信して、上記データベースに記憶されている自動車の契
    約済仕様の中から上記識別情報に係る自動車のものを選
    択する契約済仕様選択ステップと、 上記契約済仕様選択ステップで選択した自動車の仕様を
    上記端末に送信して、表示させる仕様送信表示ステップ
    とを実行させることを特徴とする自動車の販売支援プロ
    グラム。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の自動車の販売支援プ
    ログラムにおいて、 販売支援システムにおいて、顧客による自動車の購入契
    約後に、オンライン上の端末から証明書発行要求を受信
    して、上記購入契約に係る自動車の仕様を証明する証明
    書を発行する証明書発行ステップを実行させることを特
    徴とする自動車の販売支援プログラム。
  22. 【請求項22】 請求項20記載の自動車の販売支援プ
    ログラムにおいて、 販売支援システムには、自動車の購入を希望する顧客に
    よって選択可能な複数の仕様に対応させて予め自動車の
    購入支援情報を記憶したデータベースを備え、 上記販売支援システムにおいて、 上記顧客が選択した自動車の仕様をオンライン上の端末
    から受信して、この仕様に対応する自動車の購入支援情
    報を上記データベースから選択する購入支援情報選択ス
    テップと、 上記購入支援情報選択ステップで選択した購入支援情報
    を上記端末に送信する購入支援情報送信ステップと、 上記顧客が上記端末において所定の操作を行ったときに
    この端末から発信される操作信号を受信して、上記顧客
    をその選択した仕様に係る自動車の購入へと導く購入導
    きステップとを実行させるとともに、 上記購入導きステップでは、上記端末から上記顧客を特
    定する情報を受信したときにのみ、当該顧客による選択
    仕様を上記端末に表示させる一方、 上記仕様送信表示ステップでは、上記顧客を特定する情
    報を受信していなくても、自動車の契約済仕様を端末に
    送信して表示させることを特徴とする自動車の販売支援
    プログラム。
  23. 【請求項23】 請求項20記載の自動車の販売支援プ
    ログラムにおいて、 販売支援システムには、自動車の購入を希望する顧客に
    よって選択可能な複数の仕様に対応させて予め自動車の
    購入支援情報を記憶したデータベースを備え、 上記販売支援システムにおいて、 上記顧客が選択した自動車の仕様をオンライン上の端末
    から受信して、この仕様に対応する自動車の購入支援情
    報を上記データベースから選択する購入支援情報選択ス
    テップと、 上記購入支援情報選択ステップで選択した購入支援情報
    を上記端末に送信する購入支援情報送信ステップと、 上記顧客が上記端末において所定の操作を行ったときに
    この端末から発信される操作信号を受信して、上記顧客
    をその選択した仕様に係る自動車の購入へと導く購入導
    きステップとを実行させるとともに、 上記購入導きステップでは、上記顧客による選択仕様と
    この仕様の自動車の見積価格情報とを端末に表示させる
    一方、 上記仕様送信表示ステップでは、上記見積価格情報は端
    末に表示させないことを特徴とする自動車の販売支援プ
    ログラム。
  24. 【請求項24】 請求項20記載の自動車の販売支援プ
    ログラムにおいて、 仕様送信表示ステップでは、契約済仕様選択ステップに
    て選択した自動車の契約済仕様をオンライン上の端末に
    送信して表示させると共に、その自動車と最も仕様の近
    いカタログモデルの名称と、このカタログモデルとの間
    の仕様差とを端末に送信して表示させることを特徴とす
    る自動車の販売支援プログラム。
  25. 【請求項25】 請求項20記載の自動車の販売支援プ
    ログラムにおいて、 仕様送信表示ステップでは、カタログモデルの名称と共
    にその中古車市場における標準価格を端末に送信して表
    示させることを特徴とする自動車の販売支援プログラ
    ム。
  26. 【請求項26】 請求項20記載の自動車の販売支援プ
    ログラムにおいて、 販売支援システムにおいて、自動車の購入契約後に該購
    入契約に係る自動車の識別情報と仕様変更情報とをオン
    ライン上の端末から受信して、その仕様変更情報の中に
    所定のパスワードが含まれていることを条件として、デ
    ータベースに記憶されている当該自動車の契約済仕様を
    変更する契約済仕様変更ステップを実行させることを特
    徴とする自動車の販売支援プログラム。
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