JP2003173403A - 自動車販売支援システム、自動車販売支援プログラム、及び自動車販売支援方法 - Google Patents
自動車販売支援システム、自動車販売支援プログラム、及び自動車販売支援方法Info
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Abstract
基づいて算出した自動車の見積価格を顧客に提供するこ
とで、顧客に自動車を販売することをオンライン上で支
援するように構成された自動車販売支援システムにおい
て、不適正な見積価格が顧客に提供されることを未然に
防止する。 【解決手段】 更新手段が、参考情報DB36に記憶さ
れた所定データに基づいて見積価格DB35に記憶され
た算出データの補正を行うと共に、補正した算出データ
に基づいて見積価格DB35の更新を行う。
Description
ステム、自動車販売支援プログラム、及び自動車販売支
援方法に関する。
6号公報に示されているように、自動車販売支援システ
ム上で、自動車のカタログ情報をマルチメディア情報の
形態に電子化して蓄積しておき、その自動車に、色、
柄、オプション部品等の仕様のバリエーションが有る場
合に、顧客がメニューを選択して自動車の仕様を選択す
ると共に、その顧客に選択された選択仕様の自動車の外
観を映像化することによって購入支援情報を顧客に提供
するようにすることが知られている。
動車について、オンラインで価格の見積り、納期問い合
わせ、受注処理等を行うようにすることも知られてい
る。
車の販売(オフラインでの自動車の販売)では、複数の
販売会社が同じ自動車を販売するようになっており、自
動車の購入を検討している顧客は、複数の販売会社の中
から所望の販売会社を選択した上で、その販売会社に見
積請求を行うことになる。こうして、見積請求を受けた
販売会社は、通常は、メーカー希望小売価格から自ら設
定した値引き額を差し引いた価格を見積価格として、顧
客に提供するようにしている。
提供方式を、上述のオンラインでの見積価格を提供する
場合に適用することが考えられる。つまり、オンライン
で見積価格を提供する場合においても、顧客に対して実
際に自動車を販売するのは販売会社であることから、顧
客が、オンライン上で選択した選択仕様の自動車の見積
請求をしたときには、その顧客に、複数の販売会社の中
から、所望の販売会社を指定をさせるようにする。そし
て、その指定された販売会社が設定したその選択仕様の
自動車の見積価格を、上記顧客に提供するのである。
としては、例えば、顧客が指定した販売会社に対して、
その顧客が選択した選択仕様の情報を提供するように
し、選択仕様の情報を受けた販売会社は、その選択仕様
の自動車の見積価格をその都度決定して、その決定した
見積価格を顧客に提供することが考えられる。
に、販売会社が自動車の見積価格を決定するのでは、仮
に同じ仕様の自動車についての見積請求が、時間を置い
て複数回なされたときには、見積請求を受けた販売会社
は、その度に、同じ見積価格決定してこれを顧客に提供
しなければならない。このため、販売会社の業務効率が
低下してしまう。
をするシステムでは、顧客が選択し得る仕様の数が増加
する傾向にあり、販売会社が各仕様の自動車の見積価格
を、顧客からの見積請求を受ける度に、適正な価格を決
定することが困難となりつつある。
出可能な算出データを、各販売会社毎に記憶する見積価
格データベース(DB)を備えることが考えられる。こ
うすることで、顧客が、選択仕様の自動車の見積価格に
ついて、販売会社を指定した上で見積請求をしたときに
は、その選択仕様の自動車の見積価格であって、指定さ
れた販売会社の見積価格を、上記見積価格DBに記憶さ
れた算出データに基づいて算出し、これを顧客に提供す
ることができるようになり、各販売会社の業務効率が向
上するようになる。
態において顧客が自動車の見積価格を得ようとするとき
には、その顧客は販売会社に実際に出向く必要がある。
このため、複数の販売会社それぞれの見積価格を入手す
るには、それら全ての販売会社に出向かなければならな
いことから、オフラインでの自動車の販売形態において
多数の販売会社の見積価格を入手することは顧客にとっ
て決して容易ではない。
おいて販売会社が見積価格を顧客に提供する場合は、そ
の販売会社の店頭で実際に顧客と商談することになるた
め、その商談の過程で様々な情報を入手した上で見積価
格を決定することになる。このため、販売会社は見積価
格を適切な価格に設定しやすい。また、見積価格を提示
した後でも、例えばその顧客が他の販売会社における見
積価格を入手したときには、その価格に応じて、新たな
見積価格を再提供することも可能であり、これによっ
て、商談を継続させることも可能であった。
供をするシステムでは、顧客は、販売会社に実際に出向
かなくても見積価格が容易に入手できることから、顧客
は、当然に、同じ仕様の自動車について多数の販売会社
における見積価格を入手するようになる。また、こうし
てオンラインで見積価格を入手した顧客が自動車の購入
の商談を行う販売会社を決定するときには、販売会社に
実際に出向いていないことから、主に見積価格を判断材
料として販売会社を決定することとなり、顧客は、通
常、最も安い見積価格を提示した販売会社と商談を行う
ようになる。このため、他の販売会社における見積価格
よりも高すぎる見積価格を提供した販売会社は、それだ
けで、顧客との商談の機会が閉ざされてしまう。
システムにおいては、その見積価格をいかに適正な価格
に設定するかが極めて重要であるが、見積価格を算出可
能な算出データを見積価格DBに予め記憶させておくに
は、各販売会社がその算出データを顧客からの見積請求
がされる前に予め設定しなければならず、これは容易な
ことではない。
要因(例えばその自動車の販売開始からの時間経過等)
に応じて変動するものであるから、見積価格DBに算出
データを記憶させる場合にその算出データを設定したと
しても、その後に、各販売会社が、算出データを適宜変
更・更新しなければ、適正な見積価格を顧客に提供する
ことはできない。例えば、見積価格DBに記憶された算
出データに基づいて算出された見積価格を顧客に提供す
る前に、一旦販売会社に提示した上で、その販売会社が
必要に応じて見積価格を適正な価格に再設定し、その再
設定した見積価格を顧客に提供するように構成すること
も考えられるが、こうした場合であっても、算出された
見積価格を受けた販売会社は、例えば業務が多忙であっ
たりしたときには提供を受けた見積価格を変更すること
なく、そのまま顧客に提供することがある。このため、
適正な見積価格の提供には、見積価格DBの更新が必要
不可欠であり、例えば見積価格DBの更新を怠った販売
会社は、他の販売会社よりも高すぎる見積価格を顧客に
提供することになってしまう。
品競争力が相対的に高く、販売会社にとって積極的に販
売したい車種であることから、販売開始直後は、見積価
格DBに記憶された、その車種に関する算出データの更
新は、販売会社によって頻繁に行なわれる傾向にあり、
これによって適正な見積価格が顧客に提供されるように
なる。しかし、販売開始からの経過時間が長くなればな
るほど、その車種の商品競争力が相対的に低くなって、
値引きによる廉価販売の対象となるが故に、販売会社に
とってみると積極的に販売したい車種ではなくなる。こ
のため、販売会社は、見積価格DBの更新を余り行わな
いようになる。そうすると、販売開始からの経過時間に
応じてその車種の商品競争力は低下していくのに対し
て、見積価格DBに記憶された算出データに基づいて算
出された見積価格は比較的高い価格のままになり、顧客
に適正な見積価格が提供されないことになる。
システムにおいては、見積価格を提供した顧客と、商談
にまで至らなかった場合でも、販売会社は、その商談に
至らなかった理由を知ることができない。つまり、顧客
に提供した見積価格が適正でなかった(例えば、見積価
格が高すぎたため、顧客はより安価な見積価格を提示し
た他の販売会社と商談を進めた)ため商談に至らなかっ
たのか、提供した見積価格は適正であったがその他の理
由があった(例えば、その顧客はスケジュールの都合が
合わなかった)ため商談に至っていないのかを、見積価
格を提供した販売会社は区別することができない。この
ため、販売会社は、見積価格DBの算出データを、どの
タイミングで、どのように更新すべきかを判断すること
が困難であり、その結果、見積価格DBの更新がされな
くなってしまうという問題がある。
イン上で仕様の選択をするシステムでは、顧客が選択し
得る仕様の数が増加する傾向にあるため、各販売会社
が、全ての選択仕様に対して見積価格が適正な価格とな
るように、見積価格DBの更新を行うことは難しく、こ
のことも適正な見積価格の設定に対して大きな障害とな
る。
あり、その目的とするところは、見積価格データベース
に記憶された算出データに基づいて算出した自動車の見
積価格を顧客に提供することで、顧客に自動車を販売す
ることをオンライン上で支援するように構成された自動
車販売支援システムにおいて、不適正な見積価格が顧客
に提供されることを未然に防止することにある。
に、第1の発明は、互いに異なる複数の仕様が設定され
た自動車の内から顧客がオンライン上で好みの仕様を選
択すると共に、その選択された選択仕様の自動車の見積
価格であって、上記顧客が複数の販売会社の内から指定
した販売会社における見積価格を当該顧客に提示するこ
とによって、上記販売会社が顧客に自動車を販売するこ
とをオンライン上で支援するように構成された自動車販
売支援システムに係る。
システムは、各仕様毎の自動車のメーカー希望小売価格
が算出可能なデータを記憶するメーカー希望小売価格デ
ータベースと、各仕様毎の自動車の見積価格が算出可能
な算出データを、上記各販売会社毎に記憶する見積価格
データベースと、上記見積価格データベースに記憶され
た算出データの補正を行なう上で必要な所定データを記
憶する参考情報データベースとを備えると共に、上記自
動車の複数の仕様を提示して上記顧客に所望の仕様を選
択入力させると共に、該選択入力された仕様を選択仕様
に設定しかつ、該選択仕様の自動車のメーカー希望小売
価格を上記メーカー希望小売価格データベースに記憶さ
れたデータに基づき算出して、これを上記顧客に提示す
る仕様選択手段と、上記複数の販売会社を提示して上記
顧客に所望の販売会社を指定入力させると共に、該指定
入力された販売会社を指定販売会社に設定する販売会社
指定手段と、上記顧客の見積請求入力に応じて、上記仕
様選択手段によって設定された選択仕様の自動車の見積
価格であって、上記販売会社指定手段によって設定され
た指定販売会社における見積価格を、上記見積価格デー
タベースに記憶された算出データに基づいて算出する見
積価格算出手段と、上記見積価格算出手段によって算出
された見積価格を上記顧客に提示する、又は当該見積価
格を上記選択仕様の情報と共に上記指定販売会社に提示
する見積価格提示手段と、上記参考情報データベースに
記憶された所定データに基づいて、上記見積価格データ
ベースに記憶された上記各販売会社毎の算出データの補
正を行うと共に、該補正した算出データに基づいて上記
見積価格データベースの更新を行う更新手段とを備え
る。
する販売店舗や、販売会社の販売者が含まれる。
車の複数の仕様を提示して顧客に仕様を選択入力させ
る。こうして選択入力された仕様を選択仕様に設定する
と共に、この選択仕様の自動車のメーカー希望小売価格
を、メーカー希望小売価格データベースに記憶されたデ
ータに基づき算出して、これを上記顧客に提示する。
示して顧客に販売会社を指定入力させる。顧客は、複数
の販売会社の中から、所望の販売会社を指定することが
可能になる。
に応じて、仕様選択手段によって設定された選択仕様の
自動車の見積価格であって、販売会社指定手段によって
設定された指定販売会社における見積価格を、上記見積
価格データベースに記憶された算出データに基づいて算
出する。ここで、見積価格データベースに記憶させる算
出データは、各販売会社が予め設定すればよい。
よって算出された見積価格を、上記顧客に提示する。又
はその見積価格を選択仕様と共に指定販売会社に提示す
る(この場合、指定販売会社は、提示された見積価格を
参考見積価格として、見積価格を新たに設定し、これを
顧客に提示すればよい。尚、参考見積価格と同じ価格を
見積価格に設定してもよい)。こうして、見積価格デー
タベースに記憶された算出データを基に見積価格が算出
されて、これが顧客に提示されるため、販売会社にとっ
ては、例えば同じ仕様の自動車についての見積請求が時
間を置いて複数回なされたときに、その見積価格の設定
を重複して行なう必要がない。こうして、販売会社の業
務の効率化が図られる。
スに記憶された所定データに基づいて、見積価格データ
ベースに記憶された各販売会社毎の算出データの補正を
行うと共に、その補正した算出データに基づいて見積価
格データベースの更新を行う。これにより、仮に、見積
価格データベースに記憶された算出データの更新を販売
会社が怠ったとしても、その算出データは更新手段によ
って自動的に補正されて更新される。こうして見積価格
データベースが更新されることによって、適正な見積価
格が顧客に提示される。
見積価格が不適正な価格であった(つまり、他の販売会
社よりも大幅に高い見積価格)ときには、その顧客は、
より安価な見積価格を提示した他の販売会社と商談を行
うようになり、不適正な価格を提示した販売会社には、
商談の機会が全く閉ざされてしまいがちであるが、上述
したように、第1の発明では適正な見積価格を顧客に提
示可能になるため、販売会社の意図に反して商談の機会
が失われてしまうことを極小化できる。
も、更新手段が、見積価格データベースに記憶された算
出データを自動的に補正して、見積価格データベースを
更新するため、販売会社の負担が軽減する。
会社によって予め設定された、見積価格を算出するため
の算出データを記憶する見積価格データベースの更新を
販売会社が行わなくても、不適正な見積価格が提示され
ることが未然に防止され、その結果、販売会社が商談の
機会を失ってしまうことが極小化される一方、顧客は相
場に則した適正な見積価格がオンラインで入手可能にな
る。
は、各仕様毎の自動車のメーカー希望小売価格が算出可
能なデータを記憶するメーカー希望小売価格データベー
スと、各仕様毎の自動車の見積価格が算出可能な算出デ
ータを、上記各販売会社毎に記憶する見積価格データベ
ースと、上記見積価格データベースに記憶された算出デ
ータに基づいて算出された見積価格の補正を行なう上で
必要な所定データを記憶する参考情報データベースとを
備えると共に、上記自動車の複数の仕様を提示して上記
顧客に所望の仕様を選択入力させると共に、該選択入力
された仕様を選択仕様に設定しかつ、該選択仕様の自動
車のメーカー希望小売価格を上記メーカー希望小売価格
データベースに記憶されたデータに基づき算出して、こ
れを上記顧客に提示する仕様選択手段と、上記複数の販
売会社を提示して上記顧客に所望の販売会社を指定入力
させると共に、該指定入力された販売会社を指定販売会
社に設定する販売会社指定手段と、上記顧客の見積請求
入力に応じて、上記仕様選択手段によって設定された選
択仕様の自動車の見積価格であって、上記販売会社指定
手段によって設定された指定販売会社における見積価格
を、上記見積価格データベースに記憶された算出データ
に基づいて算出する見積価格算出手段と、上記参考情報
データベースに記憶された所定データに基づいて、上記
見積価格算出手段によって算出された見積価格の補正を
行う補正手段と、上記補正手段によって補正された見積
価格を上記顧客に提示する、又は当該見積価格を上記選
択仕様の情報と共に上記指定販売会社に提示する見積価
格提示手段とを備える。
選択手段は、自動車の複数の仕様を提示して顧客に仕様
を選択入力させる共に、この選択仕様の自動車のメーカ
ー希望小売価格を、メーカー希望小売価格データベース
に記憶されたデータに基づき算出して、これを上記顧客
に提示する。
示して顧客に販売会社を指定入力させる。
に応じて、仕様選択手段によって設定された選択仕様の
自動車の見積価格であって、販売会社指定手段によって
設定された指定販売会社における見積価格を、上記見積
価格データベースに記憶された算出データに基づいて算
出する。
スに記憶された所定データに基づいて、見積価格算出手
段によって算出された見積価格の補正を行う。
正された見積価格を、顧客に提示する。又は、その見積
価格を選択仕様と共に指定販売会社に提示する(参考情
報として見積価格を提示する)。
れた算出データを基に見積価格が算出されて、これが顧
客に提示されるため、販売会社の業務の効率化が図られ
る。
算出した見積価格を補正することで、仮に、見積価格デ
ータベースに記憶された算出データの更新を販売会社が
怠ったとしても、適正な見積価格が顧客に提示される。
段による補正によって、不適正な見積価格が提示される
ことが未然に防止される。つまり、見積価格データベー
スを更新したことと同様の結果が得られ、これにより、
上述したように、販売会社が商談の機会を失ってしまう
ことが極小化される一方、顧客は相場に則した適正な見
積価格がオンラインで入手可能になる。
情報データベースに記憶された所定データを、自動車の
販売開始時期とし、更新手段を、上記自動車の販売開始
時期からの経過時間に基づいて、当該経過時間が長いほ
ど見積価格算出手段により算出される各仕様の自動車の
見積価格が下がるように、見積価格データベースに記憶
された各販売会社毎の算出データの補正を行うように構
成する。
くなるほど、その自動車(車種)は値引きによる廉価販
売の対象となるが故に、販売会社にとってみると積極的
に販売したい車種ではなくなり、その結果、販売会社に
よる見積価格データベースの更新頻度は低下する傾向に
なる。ところが、更新手段は、自動車の販売開始時期か
らの経過時間が長いほど見積価格算出手段により算出さ
れる各仕様の自動車の見積価格が下がるように、見積価
格データベースに記憶された各販売会社毎の算出データ
の補正を行う。これにより、顧客からの見積請求があっ
たときに見積価格算出手段により算出される見積価格
は、適正な価格になり、例えば、他の販売会社における
見積価格よりも大幅に高い見積価格が顧客に提示されて
しまうことが防止される。
情報データベースに記憶された所定データを、自動車の
販売開始時期とし、補正手段を、上記自動車の販売開始
時期からの経過時間に基づいて、当該経過時間が長いほ
ど見積価格算出手段により算出された見積価格を下げる
補正を行うように構成する。
始時期からの経過時間が長くなるほど、販売会社による
見積価格データベースの更新頻度は低下するが、補正手
段は、その経過時間が長いほど見積価格算出手段により
算出された見積価格を低下させる補正を行うため、適正
な見積価格が顧客に提示される。
情報データベースに記憶された所定データを、顧客に既
に提示している自動車の見積価格と、各販売会社が各仕
様毎に設定している見積価格下限値とし、補正手段を、
上記所定データに基づいて、見積請求入力をした顧客に
対して、その見積請求に係る選択仕様と同じ仕様の自動
車の見積価格を既に提示しているときには、見積価格算
出手段により算出された上記選択仕様の自動車の見積価
格を、上記既に提示している見積価格よりも所定価格だ
け安い価格であって、その選択仕様の見積価格下限値よ
りも高い価格となるように補正するよう構成する。ここ
で、見積価格下限値は、各仕様の自動車の見積価格(販
売価格)として許容し得る限度の価格として、各販売会
社が設定すればよい。
動車について、互いに異なる複数の販売会社をそれぞれ
指定して、顧客が複数回の見積請求を行ったときには、
補正手段は、その顧客に既に提示している見積価格より
も、所定価格だけ安い価格となるように、見積価格算出
手段により算出された見積価格の補正を行う。これによ
り、少なくとも以前に提示されている見積価格(例えば
他の販売会社における見積価格)よりも安い見積価格
を、顧客に提示可能になる。また、見積価格の補正は、
販売会社が予め設定した見積価格下限値を限度に行われ
るため、その販売会社が許容し得ない価格が設定される
ことが防止される。
よりも大幅に高い見積価格が顧客に提示されてしまうこ
とが極小化され、その結果、販売会社が商談の機会を失
ってしまうことが極小化される一方、顧客は相場に則し
た適正な見積価格がオンラインで入手可能になる。
手段を、見積請求入力をした顧客に対して既に提示して
いる見積価格が、その見積請求に係る指定販売会社にお
ける見積価格であるときには、見積価格算出手段により
算出された見積価格の補正を禁止するように構成する。
じ仕様の自動車の見積価格を既に顧客に提示していると
きに見積価格の補正を行う場合、例えば、同じ仕様の自
動車について、同じ販売会社を指定して、顧客が複数回
の見積請求を行うと、その見積請求の度に見積価格が低
下してしまうことになる。こうした見積価格の低下は、
その信頼性の喪失を招く結果にもなる。また、例えば、
同じ仕様の自動車について、互いに異なる複数の販売会
社のそれぞれを指定して、その各販売会社毎に複数回の
見積請求を顧客が行うと、結果として、見積価格下限値
を最も低く設定した販売会社が、最も安い見積価格を顧
客に提示することとなり、その販売会社に商談が集中し
てしまうことになる。
既に提示している見積価格が、その見積請求に係る指定
販売会社における見積価格であるときには、補正手段に
よる見積価格の補正を禁止する。このことで、上述した
問題が全て解決することとなる。尚、補正手段による見
積価格の補正を禁止したときには、顧客に対して既に提
示している見積価格と同じ価格を、見積価格として顧客
に提示するようにしてもよい。
情報データベースに記憶された各仕様毎の見積価格下限
値を、各販売会社毎に変更する下限値変更手段を備え、
この下限値変更手段を、自動車の販売開始時期からの経
過時間に基づいて、当該経過時間が長いほど上記各仕様
毎の見積価格下限値を下げるように構成する。
開始時期からの経過時間が長くなるほど、その自動車は
値引による廉価販売の対象となるが、それに応じて、下
限値変更手段が、各販売会社毎の見積価格下限値を低く
する変更を自動的に行う。このことで、見積価格下限値
が相場に応じた適正な値となり、その結果、適正な見積
価格が顧客に提示されるようになる。
て、見積価格提示手段を、見積価格と選択仕様の情報と
を指定販売会社に提示して該指定販売会社に上記選択仕
様の自動車の見積価格を指定入力させると共に、当該指
定入力された見積価格を顧客に提示するように構成す
る。
顧客に見積価格を提示する前に、指定販売会社にその見
積価格を提示して、指定販売会社に見積価格の指定入力
をさせる。これにより、指定販売会社は、その時の状況
(例えば自動車の相場価格が下がってきている等)を考
慮して、より適正な見積価格が設定可能になる。こうし
て、より適正な見積価格が顧客に提示される。
情報データベースに記憶された所定データを、自動車の
仕様と価格との相関関係に関するデータとし、更新手段
を、見積価格算出手段により算出される各仕様の自動車
の見積価格が、他の仕様の自動車の見積価格と比較し
て、その仕様上の差異に見合った価格となるように、見
積価格データベースに記憶された各販売会社毎の算出デ
ータの補正を行うように構成する。
タベースに記憶された所定データに基づいて算出データ
の補正を行うと、その算出データに基づいて算出される
各仕様の自動車の見積価格を相互に比較したときに、仕
様上の差異がかなり大きいにも拘わらず、見積価格差が
小さくなり過ぎたり、反対に仕様上の差異が僅かなのに
見積価格差が大きくなり過ぎたりすることがあるためで
ある。
積価格が、他の仕様の自動車の見積価格と比較して、そ
の仕様上の差異に見合った価格となるように、見積価格
データベースに記憶された上記各販売会社毎の算出デー
タの補正を行うように構成する。このことで、各仕様の
自動車の見積価格を適正な価格にさせることが可能にな
る。
考情報データベースに記憶された所定データを、自動車
の仕様と価格との相関関係に関するデータとし、補正手
段を、見積価格算出手段によって算出された見積価格
が、その選択仕様とは異なる仕様の自動車の見積価格と
比較して、その仕様上の差異に見合った価格となるよう
に、当該見積価格の補正を行うように構成する。
提示する見積価格を、仕様上の差異に見合った適正な価
格にすることが可能になる。
が設定された自動車の内から顧客がオンライン上で好み
の仕様を選択すると共に、その選択された選択仕様の自
動車の見積価格であって、上記顧客が複数の販売会社の
内から指定した販売会社における見積価格を当該顧客に
提示することによって、上記販売会社が顧客に自動車を
販売することをオンライン上で支援するように構成され
た自動車販売支援装置を制御するための自動車販売支援
プログラムに係る。
様毎の自動車のメーカー希望小売価格が算出可能なデー
タを記憶するメーカー希望小売価格データベースと、各
仕様毎の自動車の見積価格が算出可能な算出データを、
上記各販売会社毎に記憶する見積価格データベースと、
上記見積価格データベースに記憶された算出データの補
正を行なう上で必要な所定データを記憶する参考情報デ
ータベースとを備えたものとする。
援プログラムは、上記自動車の複数の仕様を提示して上
記顧客に所望の仕様を選択入力させると共に、該選択入
力された仕様を選択仕様に設定しかつ、該選択仕様の自
動車のメーカー希望小売価格を上記メーカー希望小売価
格データベースに記憶されたデータに基づき算出して、
これを上記顧客に提示する仕様選択ステップと、上記複
数の販売会社を提示して上記顧客に所望の販売会社を指
定入力させると共に、該指定入力された販売会社を指定
販売会社に設定する販売会社指定ステップと、上記顧客
の見積請求入力に応じて、上記仕様選択ステップで設定
した選択仕様の自動車の見積価格であって、上記販売会
社指定ステップで設定した指定販売会社における見積価
格を、上記見積価格データベースに記憶された算出デー
タに基づいて算出する見積価格算出ステップと、上記見
積価格算出ステップで算出した見積価格を上記顧客に提
示する、又は当該見積価格を上記選択仕様の情報と共に
上記指定販売会社に提示する見積価格提示ステップと、
上記参考情報データベースに記憶された所定データに基
づいて、上記見積価格データベースに記憶された上記各
販売会社毎の算出データの補正を行うと共に、該補正し
た算出データに基づいて上記見積価格データベースの更
新を行う更新ステップとを実行させる。
ラムは、上記メーカー希望小売価格データベースと、上
記見積価格データベースと、該見積価格データベースに
記憶された算出データに基づいて算出される見積価格の
補正を行なう上で必要な所定データを記憶する参考情報
データベースとを備えた自動車販売支援装置に、上記自
動車の複数の仕様を提示して上記顧客に所望の仕様を選
択入力させると共に、該選択入力された仕様を選択仕様
に設定しかつ、該選択仕様の自動車のメーカー希望小売
価格を上記メーカー希望小売価格データベースに記憶さ
れたデータに基づき算出して、これを上記顧客に提示す
る仕様選択ステップと、上記複数の販売会社を提示して
上記顧客に所望の販売会社を指定入力させると共に、該
指定入力された販売会社を指定販売会社に設定する販売
会社指定ステップと、上記顧客の見積請求入力に応じ
て、上記仕様選択ステップで設定した選択仕様の自動車
の見積価格であって、上記販売会社指定ステップで設定
した指定販売会社における見積価格を、上記見積価格デ
ータベースに記憶された算出データに基づいて算出する
見積価格算出ステップと、上記参考情報データベースに
記憶された所定データに基づいて、上記見積価格算出ス
テップで算出した見積価格の補正を行う補正ステップ
と、上記補正ステップで補正した見積価格を上記顧客に
提示する、又は当該見積価格を上記選択仕様の情報と共
に上記指定販売会社に提示する見積価格提示ステップと
を実行させる。
参考情報データベースに記憶された所定データを、自動
車の販売開始時期とし、更新ステップを、上記自動車の
販売開始時期からの経過時間に基づいて、当該経過時間
が長いほど見積価格算出ステップで算出される各仕様の
自動車の見積価格が下がるように、見積価格データベー
スに記憶された各販売会社毎の算出データの補正を行う
ステップとする。
参考情報データベースに記憶された所定データを、自動
車の販売開始時期とし、補正ステップを、上記自動車の
販売開始時期からの経過時間に基づいて、当該経過時間
が長いほど見積価格算出ステップで算出した見積価格を
下げる補正を行うステップとする。
参考情報データベースに記憶された所定データを、顧客
に既に提示している自動車の見積価格と、各販売会社が
各仕様毎に設定している見積価格下限値とし、補正ステ
ップを、上記所定データに基づいて、見積請求入力をし
た顧客に対して、その見積請求に係る選択仕様と同じ仕
様の自動車の見積価格を既に提示しているときには、見
積価格算出ステップで算出した上記選択仕様の自動車の
見積価格を、上記既に提示している見積価格よりも所定
価格だけ安い価格であって、その選択仕様の見積価格下
限値よりも高い価格となるように補正するステップとす
る。
補正ステップを、見積請求入力をした顧客に対して既に
提示している見積価格が、その見積請求に係る指定販売
会社における見積価格であるときには、見積価格算出ス
テップで算出した見積価格の補正を禁止するステップと
する。
ラムは、第15の発明において、自動車販売支援装置
に、参考情報データベースに記憶された各仕様毎の見積
価格下限値を、各販売会社毎に変更する下限値変更ステ
ップをさらに実行させるようにして、この下限値変更ス
テップを、自動車の販売開始時期からの経過時間に基づ
いて、当該経過時間が長いほど上記各仕様毎の見積価格
下限値を下げるステップとする。
において、見積価格提示ステップを、見積価格と選択仕
様の情報とを指定販売会社に提示して該指定販売会社に
上記選択仕様の自動車の見積価格を指定入力させると共
に、当該指定入力された見積価格を顧客に提示するステ
ップとする。
参考情報データベースに記憶された所定データを、自動
車の仕様と価格との相関関係に関するデータとし、更新
ステップを、見積価格算出ステップで算出される各仕様
の自動車の見積価格が、他の仕様の自動車の見積価格と
比較して、その仕様上の差異に見合った価格となるよう
に、見積価格データベースに記憶された各販売会社毎の
算出データの補正を行うステップとする。
参考情報データベースに記憶された所定データを、自動
車の仕様と価格との相関関係に関するデータとし、補正
ステップを、見積価格算出ステップで算出した見積価格
が、その選択仕様とは異なる仕様の自動車の見積価格と
比較して、その仕様上の差異に見合った価格となるよう
に、当該見積価格の補正を行うステップとする。
又は第2の発明と同様の作用効果が得られる。
が設定された自動車の内から顧客がオンライン上で好み
の仕様を選択すると共に、その選択された選択仕様の自
動車の見積価格であって、上記顧客が複数の販売会社の
内から指定した販売会社における見積価格を当該顧客に
提示することによって、上記販売会社が顧客に自動車を
販売することをオンライン上で支援する自動車販売支援
方法に係る。
援方法は、各仕様毎の自動車のメーカー希望小売価格が
算出可能なデータを記憶するメーカー希望小売価格デー
タベースと、各仕様毎の自動車の見積価格が算出可能な
算出データを、上記各販売会社毎に記憶する見積価格デ
ータベースと、上記見積価格データベースに記憶された
算出データの補正を行なう上で必要な所定データを記憶
する参考情報データベースとを用いて、上記自動車の複
数の仕様を提示して上記顧客に所望の仕様を選択入力さ
せると共に、該選択入力された仕様を選択仕様に設定し
かつ、該選択仕様の自動車のメーカー希望小売価格を上
記メーカー希望小売価格データベースに記憶されたデー
タに基づき算出して、これを上記顧客に提示する仕様選
択ステップと、上記複数の販売会社を提示して上記顧客
に所望の販売会社を指定入力させると共に、該指定入力
された販売会社を指定販売会社に設定する販売会社指定
ステップと、上記顧客の見積請求入力に応じて、上記仕
様選択ステップで設定した選択仕様の自動車の見積価格
であって、上記販売会社指定ステップで設定した指定販
売会社における見積価格を、上記見積価格データベース
に記憶された算出データに基づいて算出する見積価格算
出ステップと、上記見積価格算出ステップで算出した見
積価格を上記顧客に提示する、又は当該見積価格を上記
選択仕様の情報と共に上記指定販売会社に提示する見積
価格提示ステップと、上記参考情報データベースに記憶
された所定データに基づいて、上記見積価格データベー
スに記憶された上記各販売会社毎の算出データの補正を
行うと共に、該補正した算出データに基づいて上記見積
価格データベースの更新を行う更新ステップとを含む。
は、上記メーカー希望小売価格データベースと、上記見
積価格データベースと、該見積価格データベースに記憶
された算出データに基づいて算出される見積価格の補正
を行なう上で必要な所定データを記憶する参考情報デー
タベースとを用いて、上記自動車の複数の仕様を提示し
て上記顧客に所望の仕様を選択入力させると共に、該選
択入力された仕様を選択仕様に設定しかつ、該選択仕様
の自動車のメーカー希望小売価格を上記メーカー希望小
売価格データベースに記憶されたデータに基づき算出し
て、これを上記顧客に提示する仕様選択ステップと、上
記複数の販売会社を提示して上記顧客に所望の販売会社
を指定入力させると共に、該指定入力された販売会社を
指定販売会社に設定する販売会社指定ステップと、上記
顧客の見積請求入力に応じて、上記仕様選択ステップで
設定した選択仕様の自動車の見積価格であって、上記販
売会社指定ステップで設定した指定販売会社における見
積価格を、上記見積価格データベースに記憶された算出
データに基づいて算出する見積価格算出ステップと、上
記参考情報データベースに記憶された所定データに基づ
いて、上記見積価格算出ステップで算出した見積価格の
補正を行う補正ステップと、上記補正ステップで補正し
た見積価格を上記顧客に提示する、又は当該見積価格を
上記選択仕様の情報と共に上記指定販売会社に提示する
見積価格提示ステップとを含む。
参考情報データベースに記憶された所定データを、自動
車の販売開始時期とし、更新ステップを、上記自動車の
販売開始時期からの経過時間に基づいて、当該経過時間
が長いほど見積価格算出ステップで算出される各仕様の
自動車の見積価格が下がるように、見積価格データベー
スに記憶された各販売会社毎の算出データの補正を行う
ステップとする。
参考情報データベースに記憶された所定データを、自動
車の販売開始時期とし、補正ステップを、上記自動車の
販売開始時期からの経過時間に基づいて、当該経過時間
が長いほど見積価格算出ステップで算出した見積価格を
下げる補正を行うステップとする。
参考情報データベースに記憶された所定データを、顧客
に既に提示している自動車の見積価格と、各販売会社が
各仕様毎に設定している見積価格下限値とし、補正ステ
ップを、上記所定データに基づいて、見積請求入力をし
た顧客に対して、その見積請求に係る選択仕様と同じ仕
様の自動車の見積価格を既に提示しているときには、見
積価格算出ステップで算出した上記選択仕様の自動車の
見積価格を、上記既に提示している見積価格よりも所定
価格だけ安い価格であって、その選択仕様の見積価格下
限値よりも高い価格となるように補正するステップとす
る。
補正ステップを、見積請求入力をした顧客に対して既に
提示している見積価格が、その見積請求に係る指定販売
会社における見積価格であるときには、見積価格算出ス
テップで算出した見積価格の補正を禁止するステップと
する。
参考情報データベースに記憶された各仕様毎の見積価格
下限値を、各販売会社毎に変更する下限値変更ステップ
をさらに含み、この下限値変更ステップを、自動車の販
売開始時期からの経過時間に基づいて、当該経過時間が
長いほど上記各仕様毎の見積価格下限値を下げるステッ
プとする。
において、見積価格提示ステップを、見積価格と選択仕
様の情報とを指定販売会社に提示して該指定販売会社に
上記選択仕様の自動車の見積価格を指定入力させると共
に、当該指定入力された見積価格を顧客に提示するステ
ップとする。
参考情報データベースに記憶された所定データを、自動
車の仕様と価格との相関関係に関するデータとし、更新
ステップを、見積価格算出ステップで算出される各仕様
の自動車の見積価格が、他の仕様の自動車の見積価格と
比較して、その仕様上の差異に見合った価格となるよう
に、見積価格データベースに記憶された各販売会社毎の
算出データの補正を行うステップとする。
参考情報データベースに記憶された所定データを、自動
車の仕様と価格との相関関係に関するデータとし、補正
ステップを、見積価格算出ステップで算出した見積価格
が、その選択仕様とは異なる仕様の自動車の見積価格と
比較して、その仕様上の差異に見合った価格となるよう
に、当該見積価格の補正を行うステップとする。
又は第2の発明と同様の作用効果が得られる。
ある自動車の個別仕様車(特定車両)についての見積・
発注システムに適用した実施形態として、図面を参照し
て詳細に説明する。
システムを利用して、所定の仕様・装備を備える標準仕
様車(ベース仕様車)を基本として、所定の複数項目に
ついてユーザ(以下、顧客ともいう)自身によって所望
の仕様選定がなされた車両である。つまり、販売対象物
としての車両には、上記複数項目の組み合わせの数だけ
異なる仕様が設定されていることになり、個別仕様車
は、その複数(組)の仕様の中からユーザによって選択
された1組の仕様(複数項目からなる)を有する車両で
ある。
−図1は、個別仕様車見積・発注システムの全体構成を
示す概念図である。
注システムによって仕様選定及び発注が行われた個別仕
様車を生産する自動車メーカのためのサーバコンピュー
タであり、主に、後述の販売代理店端末4(販売者が操
作する販売者用端末)又はユーザ端末5(顧客が操作す
る顧客用端末)に対するアプリケーション・サーバとし
て機能する。このサーバコンピュータは、当該自動車メ
ーカに存在する場合も、或いは当該自動車メーカのため
にその外部において他の運用者によって運営される場合
も想定される(以下、車両メーカ側サーバと称する)。
価格データベース(DB)31と、進捗管理DB32
と、購入支援DB33と、顧客DB34と、見積価格D
B35と、参考情報DB36とを備えていて、その動作
中に必要に応じて、一般的な手法により、これらデータ
ベースにアクセスすることができる。
メーカが希望する小売価格(以下、メーカ希望小売価
格)が、本システムにおいて個別仕様車として選定可能
な仕様毎に、個々の仕様を特定する識別情報(仕様番
号)に関連付けされた状態で予め格納されている。尚、
メーカ希望小売価格DB31には、自動車一台分として
の小売価格を格納しなくても、例えば、各仕様(装備)
毎の小売価格を格納するようにしてもよい。
発注された個別仕様車の在庫状況や組み立て状況(製造
状況)、或いはその個別仕様車の搬送状況等の生産から
納車までの進捗状況が、各個別仕様車毎に格納されてい
る。また、この進捗管理DB32には、本システムにお
ける見積価格の提供から、商談・契約に至るまでの進捗
状況や、この個別仕様車見積・発注システムとは別に、
各販売代理店(販売会社)においてユーザに提示した見
積価格(市場価格)等の情報が、各販売代理店毎に格納
されている。この進捗管理DB32の内容は、手動又は
自動で逐次変更・更新される。
発注システムにおいて、ユーザ端末5に表示される各種
画面(図14乃至図27)の情報(各仕様毎に対応した
購入支援情報を含む)や、後述するように、ユーザが車
両仕様の選定をする際に、このユーザに許容される選択
肢に関して予め設けられた制約情報等が格納されてい
る。
ユーザが既に仕様選定した個別仕様車に関する情報と、
各ユーザに提示されたその個別仕様車の見積価格と、各
ユーザに提示された下取車両の査定と、個別仕様車をロ
ーンで購入する場合のクレジット審査の情報とが、各ユ
ーザに対して発行されているユーザIDに関連付けされ
た状態で格納されている。また、本システムにおいて各
ユーザが入力した個人情報(住所、メールアドレス
等)、ユーザが前回に車両を購入したときの情報(見積
情報、購入時期、購入車種等)、ユーザが当該自動車メ
ーカの自動車を販売する販売代理店で有償サービスを受
けた情報も、ユーザIDに関連付けされた状態で格納さ
れている。
に、ユーザの仕様入力に際して、仕様変更履歴、アクセ
ス履歴、ウエブ滞在時間、ウエブ閲覧ページ数等が、上
記ユーザID等と関連付けて記憶されている。よって、
顧客DB34は、顧客のアクセス状況を蓄積したアクセ
ス履歴データを記憶するアクセス履歴DBとしても機能
する。
該販売代理店(販売会社)が販売する場合に顧客に提供
する見積価格を算出するためのデータ(見積価格自体を
含む)が、各販売代理店毎に各仕様に対応して格納され
ている。本実施形態においては、その各販売代理店毎に
設定された各仕様の見積価格は、車両メーカ側サーバ1
により所定の条件に従って自動で変更・更新されるよう
になっている。
において自身に関するデータにアクセスして、そこに登
録されている内容を参照することは可能であるが、各販
売代理店による販売業務の自主性及び独立性を担保すべ
く、現在では一般的なセキュリティ機能により、見積価
格DB35において他の販売代理店に関するデータにア
クセスして、その内容を参照することはできないように
構成されている。
に格納されているデータを補正するために必要なデータ
が格納されている。この参考情報DB36に格納されて
いるデータについての詳細は後述するが、その内の1つ
として自動車の販売開始の時期が格納されている。ま
た、自動車の各仕様と価格との相関関係に関するデータ
も上記参考情報DB36に格納されている。これらのデ
ータは、車両メーカ側サーバ1によって、適宜修正・変
更されるように構成されている。
在するサーバコンピュータ(以下、販売代理店側サーバ
と称する)である。このものは、販売代理店に構築され
たLAN(Local Area Network)のサーバとしての機能
を有している。尚、このサーバの機能には、上記LAN
と後述するインターネット3とを相互に接続するゲート
ウェイとしての機能も含まれる。
アントコンピュータ(上記の如く販売代理店端末と称す
る)であり、販売代理店の各販売者に対応して設けられ
ていて、各販売者がそれぞれ操作するものである。この
販売代理店端末4と販売代理店側サーバ2とは、販売代
理店内のLANにおいて所謂サーバ・クライアント環境
を形成する。
要に応じて、後述するように、販売代理店側サーバ2及
びインターネット3を介して車両メーカ側サーバ1にア
クセスすることができる。こうして、販売代理店端末4
と車両メーカ側サーバ1とは、この販売代理店端末4が
車両メーカ側サーバ1に接続された(ログインした)状
態において、所謂サーバ・クライアント環境を形成す
る。
ットである。5は、パーソナルコンピュータ、携帯情報
端末、或いは携帯電話等のユーザ端末である。このユー
ザ端末5は、本システムを利用するユーザが操作するも
のであって、ユーザの自宅等に設置される場合、ユーザ
が携帯する場合、及び各販売代理店内に設置される場合
がある。
側サーバ1、販売代理店側サーバ2、販売代理店端末4
及びユーザ端末5は、後述する個別車両の見積・発注に
関する情報を送受信すべく、インターネット3を介し
て、一般的な通信手法に従って、双方向通信を行うこと
ができる。このとき、ユーザ端末5がパーソナルコンピ
ュータである場合には、プロバイダ(インターネットプ
ロバイダ)6を介して電話回線等も使用される。また、
ユーザ端末5が携帯情報端末や携帯電話である場合に
は、基地局8を介して公衆無線電話回線等も使用され
る。これらの通信手段自体には一般的な構成を採用する
ものとし、本実施形態における詳細な説明は省略する。
サーバ1、販売代理店側サーバ2、販売代理店端末4及
びユーザ端末5の内部構成を例示するブロック図であ
る。
液晶表示器等のディスプレイ、23は入力手段であるキ
ーボードである。24は、ブートプログラム等を記憶し
ているROMである。25は、各種処理結果を一時記憶
するRAMである。26は、情報処理プログラム等を記
憶したハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置
である。27は、外部の装置と通信回線30(本実施形
態ではインターネット3等)を介して通信するための通
信インタフェースであり、ユーザ端末5がコンピュータ
の場合はモデムやTAであり、ユーザ端末5が携帯情報
端末や携帯電話である場合には無線送受信機である。そ
して28は、マウス等のポインティング・デバイスであ
る。これらの各構成は、内部バス29を介して接続され
ており、CPU(中央演算処理装置)21は記憶装置2
6に記憶した情報処理プログラムに従って装置全体を制
御する。本実施形態において、ディスプレイ22、キー
ボード23、及びポインティング・デバイス28は、後
述する各表示画面において、ユーザに対して所謂マン・
マシンインタフェースを提供する。
1、販売代理店側サーバ2、販売代理店端末4及びユー
ザ端末5は、インターネット通信を行うことが可能な一
般的な通信プロトコルのソフトウエア(ソフトウエアプ
ログラム)、そのソフトウエアに従ってインターネット
3を介してデータを送受信するインターネットブラウザ
機能及びメール機能、並びにブラウザを描画する一般的
なソフトウエアを有する。
1によって適宜実行されることにより、車両メーカ側サ
ーバ1と、ユーザ端末5又は販売代理店端末4とは、ユ
ーザ端末5又は販売代理店端末4がインターネット3を
介して車両メーカ側サーバ1に接続された(ログインし
た)状態において、所謂サーバ・クライアント環境を形
成する。
系−図3は、個別仕様車見積・発注システムにおいて実
行される処理モジュールの機能体系を示す図であり、同
図に示す各ブロックは、車両メーカ側サーバ1のCPU
21が実行するところの、後述する機能毎に大別したソ
フトウエア(ソフトウエアプログラム)の一単位であ
り、本実施形態では、この機能単位を処理モジュールと
称する。これらの処理モジュールは、車両メーカ側サー
バ1の記憶装置26に予め格納されている。
概説する。
積・発注システムのトップ画面(ホームページ)をユー
ザ端末5に表示すると共に、個別仕様車の仕様選定や見
積依頼等を行うための他の画面への遷移が可能である。
5のユーザが、購入を検討している車種の自動車につい
て予め用意された選択肢の中から所望の選択肢を選定す
る操作を繰り返すことにより、ユーザ端末5に対して、
所望の個別仕様車の選定可能な環境を提供する(仕様選
定手段)。更に、個別仕様車の仕様が確定した場合に
は、見積・査定依頼処理(M3)への遷移が可能であ
る。
車の仕様が確定したユーザが希望する場合、販売代理店
に対して、その個別仕様車の販売価格の見積や下取車両
の査定を依頼可能な環境を提供すると共に、ユーザによ
り指定された販売代理店には、その旨を報知する。
5のユーザが、所望の仕様が確定した個別仕様車に対し
て既に見積価格を提示したユーザである場合に、そのユ
ーザに対して、現在までの見積価格の経緯や仕様一覧等
の情報を提供すると共に、そのユーザが当該個別仕様車
をローンで購入する場合のクレジット審査や実際に発注
するための商談申込み等を行うための他の画面への遷移
が可能である。
定した個別仕様車を購入するに際してユーザがローンで
購入することを希望する場合、当該ユーザが入力した条
件に基づくクレジット審査を、信販会社に対して依頼す
る。
した個別仕様車について実際の購入に向けた商談をユー
ザが希望する場合、その旨を販売代理店に報知する。
注したユーザに対して、その個別仕様車を実際に納車で
きるまでの状況及び納期を報知する。
別仕様車見積・発注システムの利用方法や各機能の説明
等がユーザに対して提供される。
からの本システムに関する問い合わせや苦情を受け付け
ると共に、販売代理店に対して、受け付けた問い合わせ
や苦情を通知する。
積・発注システムによれば、上記の処理モジュール群が
車両メーカ側サーバ1にて実行されると共に、ユーザ端
末5においてブラウザプログラムが実行されることによ
り、個別仕様車見積・発注システムにクライアントとし
て自端末をリンクさせることで、ユーザ端末5のディス
プレイ22には、図4乃至図7(図22乃至図35)に
示す各種画面の表示等によるマン・マシンインタフェー
スが提供される。このマン・マシンインタフェースを利
用して、ユーザ端末5のユーザは、所望する個別仕様車
についての仕様選定、見積、発注等を行うことができ
る。
フトウエア− 次に、車両メーカ側サーバ1のCPU21により実行さ
れるソフトウエアについて説明する。以下の説明では、
まず、図8に示すフローチャートを参照しながら、各処
理モジュール間における状態遷移について説明すると共
に、図4乃至図7を参照しながら、各処理モジュールに
おける表示画面の遷移について説明する。次いで、図1
2乃至図14に示すフローチャートを参照しながら、見
積価格提供処理について説明し、図15乃至図16に示
すフローチャートを参照しながら、見積価格DB35の
変更・更新処理について説明する。
行する処理の全体概要を示すフローチャートである。
乃至M9の処理モジュール群は、後述する各種ウィンド
ウ画面をユーザ端末5のディスプレイ22に表示し、そ
の表示したウィンドウへの入力操作を実現する機能を有
しており、これら各処理モジュール内における表示画面
の遷移については、図4乃至図7を参照して後述する。
S12:インターネット3を介してユーザ端末5が本シ
ステムのサイトにリンクすることにより、イニシャル処
理(M1)が実行され(ステップS11)、その実行中
には、他の処理についての起動要求データを当該ユーザ
端末5より受信したかを判断し(ステップS12)、当
該データを受信したときには、そのデータに応じて、ス
テップS13、ステップS16、ステップS21、或い
はステップS22に進み、当該データを受信しないとき
にはステップS24に進む。
様選定処理(M2)を実行し(ステップS13)、その
実行中には、見積・査定依頼処理(M3)についての起
動要求データを当該ユーザ端末5より受信したかを判断
し(ステップS14)、当該データを受信したときに
は、見積・査定依頼処理(M3)を実行する(ステップ
S15)。
項確認処理(M4)を実行し(ステップS16)、その
実行中には、クレジット審査処理(M5)、或いは商談
申し込み処理(M6)についての起動要求データを当該
ユーザ端末5より受信したかを判断し(ステップS1
7,ステップS19)、当該データを受信したときに
は、そのデータに応じて、クレジット審査処理(M
5)、或いは商談申し込み処理(M6)を実行する(ス
テップS18,ステップS20)。
トラクション処理(M8)を実行し(ステップS2
2)、問い合わせ処理(M9)を実行する(ステップS
23)。
各処理モジュールを実行中において、本システムの利用
終了を示すデータを当該ユーザ端末5より受信したかを
判断し(ステップS24)、当該データを受信したとき
には、実行中の処理モジュールの処理を中止し(ステッ
プS25)、当該データを受信しないときにはステップ
S12に戻る。
面の遷移 次に、上記のように概説した、大別して9種類の処理モ
ジュール内における表示画面の遷移について、図4乃至
図7を参照して説明する。ここで、図4乃至図7におい
て破線ブロックで示す各処理モジュール間の状態遷移の
関係は、図3を参照して上述した機能体系に従う。
処理(M2)>図4は、イニシャル処理(M1)と車両
仕様選定処理(M2)における表示画面の遷移を示す図
である。
は、本システムのホームページ画面であるトップ画面A
−1(図23)を表示する。図23に例示するトップ画
面A−1には、個別仕様車の仕様選定、見積、発注等が
可能な本システムの利用を希望するユーザ(即ち、イン
ターネット3を介して車両メーカ側サーバ1にリンクし
ているユーザ端末5のユーザ)が操作する「Ente
r」ボタンが含まれている。イニシャル処理(M1)
は、この「Enter」ボタンが操作されると、本シス
テムのホーム画面A−2(図24)を、当該ユーザ端末
5に表示する。
するホーム画面A−2を例示する図である。
ンが含まれており、「このサイトについて」又は「ご購
入手順」の操作ボタンが操作されたときには、後述する
インストラクション処理(M8)の機能により、当該ユ
ーザ端末5には、所定の説明画面が展開される。また、
「ご購入検討一覧」の操作ボタンが操作されたときに
は、当該ユーザ端末5に対して、後述する見積事項確認
処理(M4)の機能が提供される。そして、「ご購入車
両納期照会」の操作ボタンが操作されたときには、当該
ユーザ端末5に対して、納期照会処理(M7)の機能が
提供される。
ツタイプの車種A又はワゴンタイプの車種Bの写真部分
がクリックされたときには、当該ユーザ端末5に対し
て、車両仕様選定処理(M2)の機能が提供される。
尚、本実施形態において、車両仕様選定処理(M2)
は、説明の都合上から、一例としてスポーツタイプの車
種A又はワゴンタイプの車種Bについて、ユーザ所望の
個別仕様車の仕様選定を行うことができる。
択されると、車両仕様選定処理(M2)の機能により、
選択された車種の標準仕様車(ベース仕様車)を基本と
して、所定の複数項目について所望の仕様選定から確定
までをユーザ自身が行うことができる。換言すれば、当
該システム内部に標準仕様車として予め設定されている
各種の仕様(装備)は、ユーザの仕様選定操作により、
他の仕様(装備)に置き換えられる、或いは、標準仕様
車には設定されていない新たな装備(オプション装備)
が追加されることになる。
示する車両仕様選定画面(B−1乃至B−15)のフォ
ーマットを例示する図であり、当該画面の基本的なフォ
ーマットは、エンジン・トランスミッション選定画面B
−1及びB−8、タイヤ・ホイール選定画面B−2及び
B−9、インテリア選定画面B−3及びB−10、オー
ディオ選定画面B−4及びB−11、ボディーカラー選
定画面B−5及びB−12、並びにデコレーションパー
ツ選定画面B−6及びB−13において基本的に共通で
ある。
分の領域には、ホーム画面A−2において選択された車
種及びその内装写真、それら写真を拡大表示可能な「Z
OOM」ボタン、当該車種に関する各種情報を表示可能
な「商品情報」ボタン、当該車種の標準仕様車に関する
仕様や諸元等が含まれる標準仕様表示画面B−7及び/
又はB−14を表示可能な「標準仕様車情報」ボタン、
ユーザが選択した仕様に応じた車両単位(個別仕様車1
台分として)のメーカ希望小売価格、そのメーカ希望小
売価格の明細について図26に例示する如く表示可能な
「明細」ボタン、ユーザが選択済みの仕様の各項目、並
びに選択済みのオプション仕様の各項目が表示されると
共に、これら選択済みの仕様と同じ仕様を有する車両の
メーカ希望小売価格に購入時の諸費用を加えた額と後述
の如くユーザが入力した総予算額との差額(メーカ希望
小売価格と希望消費価格との差額でもよい)が演算され
て表示される。つまり、車両仕様選定画面においては、
上記差額が購入支援情報と同じ画面に表示され、この差
額及び購入支援情報が表示された画面には、既に決定済
みのオプション仕様も表示されることになる。
操作された場合に表示されるメーカ希望小売価格の明細
画面を例示する図であり、車両単位のメーカ希望小売価
格と、その根拠となる選択済みの各仕様項目とその項目
毎のメーカ希望小売価格等が表示される。
は、車種AであればB−1からB−6の各選定画面、車
種BであればB−8からB−13の各選定画面の順番へ
と順に仕様項目を選定するような制約を受けるように構
成されており、車両仕様選定画面の下半分の領域には、
上記のB−1乃至B−6又はB−8乃至B−13の各画
面に対応する各選定工程(ステップ)が、一例として、
複数枚重ねられたフォルダ形式で表示される。
が選択された状態が表示されており、選択されたフォル
ダ(アクティブな状態)には、そのステップにおいてユ
ーザが選定すべき仕様項目について、選択可能な選択肢
が、写真等のイメージ、標準仕様車との価格差、並びに
名称(型式番号)等と共に表示される。表示された選択
肢の中からユーザが所望の選択肢(仕様)を選択するの
に応じて、その選択された仕様情報は、車両メーカ側サ
ーバ1の記憶装置26に当該ユーザを特定する識別情報
(ユーザID)と共に格納される。
選択された仕様項目情報をキーとしてメーカ希望小売価
格DB31を参照することによって当該仕様項目につい
てのメーカ希望小売価格を取得し、取得した当該仕様項
目についてのメーカ希望小売価格を、それまでの各ステ
ップにて既に選定されている仕様項目に加える。
た車両単位のメーカ希望小売価格及び該メーカ希望小売
価格に購入時の諸費用を加えた額と希望消費価格との差
額が更新され、その後「明細」ボタンが選択されれば、
図26に例示した明細表示画面には、現在のステップに
おいて選定された仕様項目及びそのメーカ希望小売価格
についての欄が追加された状態で表示される。
は、ホーム画面A−2(図24)にジャンプすることが
可能な「HOME」ボタン、前後の表示画面に遷移可能
な「BACK」及び「NEXT」ボタンが表示される。
プにおいてユーザに許容される選択肢には、所定の制約
が予め設けられており、その基本的な考え方としては、
個別仕様車の仕様選定作業の第1ステップとして、その
車両の動力性能を決定する基幹部分の仕様選択が行われ
るように制約が設けられており、且つその後の段階にお
いても、該第1ステップにおいて選定された仕様が最優
先されるように制約が設けられている。
両仕様選定画面の各ステップにおいてユーザによって選
択肢が選択されるのに応じて、次のステップに対応する
画面において表示すべき選択肢として参照される情報と
して、購入支援DB33に予め設定される。そして、全
ての仕様項目が選定されることにより、当該ユーザの個
別仕様車に対する識別情報(仕様番号)が選択される。
選定画面において選定操作を順次行うことにより、ユー
ザ端末5のユーザは、ホーム画面A−2(図24)にお
いて選択した所望の車種についての個別仕様車を、ユー
ザ自身のインタラクティブなゲーム感覚の操作によって
簡単に選定することができ、当該ユーザは、自動車のチ
ューニングショップのエンジニアが自動車をチューニン
グしていく感覚を味わうことができる。
て個別仕様車の仕様に必要な全ての仕様項目の選定が完
了すると、図27に示す選定仕様表示画面B−15が表
示される。
示する選定仕様表示画面B−15を例示する図である。
選定仕様表示画面B−15には、一例として、仕様が選
定された個別仕様車の外観及びインテリアの写真イメー
ジ、選択された仕様項目及びその価格、標準仕様車の価
格等が表示される。
て、販売代理店への実際の販売価格の見積請求を行うべ
く、「販社見積請求」ボタンが操作されたときには、選
定された個別仕様車の仕様項目が確定し、後述する見積
・査定依頼処理(M3)に遷移することができる。一
方、「戻る」ボタンが操作されたときには、上述した各
ステップに対応する車両仕様選定画面に順次戻って、仕
様項目の変更を行うことができる。即ち、一旦、前の選
択肢に戻らないと他の選択肢は選択することはできな
い。
フローチャートにより説明すると、最初のステップS2
1では、ユーザ端末5からの仕様選定要求(ホーム画面
A−2における所望の車種(車種A又は車種B)の選
択)が有るか否かを判定する。この判定がNOであって
仕様選定要求が無いときには、そのまま終了する一方、
判定がYESであって仕様選定要求が有るときには、ス
テップS22に進んで、図4では省略したが、図34に
示す仕様選定初期画面をユーザ端末5に送信して表示さ
せる。この仕様選定初期画面には、ユーザがユーザI
D、パスワード、ユーザの名前、フリガナ及び支払いの
ために予定している総予算額(希望消費価格)を入力す
る項目が表示される。
期画面中の「Next」ボタンが操作されたか否かを判
定する。この判定がNOであって「Next」ボタンが
操作されていないときには、そのまま終了する一方、判
定がYESであって「Next」ボタンが操作されたと
きには、ステップS24に進んで、上記仕様選定初期画
面の入力項目は全て入力されたか否かを判定する。
全ての項目が入力されていないときには、ステップS2
5に進んで、図35に示す警告画面をユーザ端末5に送
信して表示させ、しかる後にステップS23に戻る。こ
の警告画面には、入力れていない項目(図35では「総
予算額」)が必須入力項目である旨の警告と、上記仕様
選定初期画面と同じ入力項目とが表示される。
であって全ての項目が入力されたときには、ステップS
26に進んで、上記車両仕様選定画面B−1又はB−8
をユーザ端末5に送信して表示させ、次のステップS2
7では、上記仕様選定初期画面で入力された「ユーザI
D」、「名前」、「総予算額」を対応付けて顧客DB3
4に記憶する。尚、後述の如く、見積・査定請求時に
は、より詳細な顧客情報が入力されるので、これらを併
せて記憶することになる。
操作に応じて仕様の選択、変更及び削除を行い、これに
伴って、各仕様に対応して購入支援DB33に記憶され
ているものの中から顧客入力仕様と同じ仕様を有するも
のを選択してユーザ端末に送信して表示させると共に、
メーカ希望小売価格に購入時の諸費用を加えた額と希望
消費価格との差額を演算してユーザ端末5に送信して購
入支援情報と同じ画面に表示させ、しかる後に終了す
る。
履歴、アクセス履歴、ウエブ滞在時間、ウエブ閲覧ペー
ジ数等を、上記「ユーザID」等と関連付けて顧客DB
34に記憶する。
見積・査定依頼処理(M3)における表示画面の遷移
と、見積・査定の依頼に伴う電子メールの送信機能を示
す図であり、車両仕様選定処理(M2)における個別仕
様車の仕様選定後に、上記の「販社見積請求」ボタンが
操作されるのに応じて起動する。見積・査定依頼処理
(M3)からは、ユーザの操作に応じて、車両仕様選定
処理(M2)に遷移することができる。
(M3)における表示画面の遷移としては、見積請求ト
ップ画面C−1(図28)、査定申込入力画面C−2
(図29)、販売代理店検索・選定画面C−3、入力内
容確認画面C−4、見積・査定内容送信画面C−5、並
びに販売代理店地図閲覧画面C−6の各画面を、当該ユ
ーザ端末5に表示することができる。
の画面において、ユーザ端末5のユーザは、当該ユーザ
の氏名(既に発行されている場合はユーザID及びパス
ワード)と、「アンケート」ボタンを操作することによ
り表示されるアンケート入力画面(図22参照)に表示
されるアンケート項目(車両保有台数、代替希望銘柄、
車両保有種別、駐車場保管場所、購入見込み客紹介情
報、希望納期)とを入力することにより、車両仕様選定
処理(M2)において先に確定した個別仕様車につい
て、販売代理店に対して、見積及び希望する場合には下
取車両の査定を申し込む(依頼する)ことができる。即
ち、当該表示画面においてユーザに関する情報が入力さ
れた後、査定申込みに関するラジオボタンにおいて「は
い」が選択された場合には、査定申込入力画面C−2が
表示され、「いいえ」が選択された場合には、販売代理
店検索・選定画面C−3が表示される。
画面において、ユーザ端末5のユーザは、下取りを希望
する自動車(下取車両)についての所定の仕様項目(自
動車メーカ名、車名、排気量、走行距離等)を入力し、
「次へ」ボタンが選択されるのに応じて、販売代理店検
索・選定画面C−3が表示される。
示):この画面において、ユーザ端末5のユーザは、個
別仕様車の見積及び下取車両の査定を依頼することを希
望する販売代理店をユーザ自身が指定することができ
る。指定の手順としては、例えば見積請求トップ画面C
−1等において先に入力されている当該ユーザの住所に
基づいて近隣の販売代理店を自動的に提示する方法や、
一覧表示された販売代理店の中から所望の販売代理店を
当該ユーザに選択させる方法等が想定される。何れの場
合においても、販売代理店検索・選定画面C−3から
は、各販売代理店の所在を地図上で確認可能な販売代理
店地図閲覧画面C−6に展開可能に構成することによ
り、ユーザの利便性を考慮すると良い。
個別仕様車の見積及び下取車両の査定を依頼する販売代
理店が指定されると、当該ユーザのユーザ端末5には、
入力内容確認画面C−4が表示される。
画面には、車両仕様選定処理(M2)において先に確定
した個別仕様車についての各仕様項目(メーカ希望小売
り価格を含む)の内容、下取車両の査定を選択した場合
には査定申込入力画面C−2においてユーザ自身が入力
した各項目の内容、及びそれらの見積・査定を依頼すべ
く販売代理店検索・選定画面C−3において指定された
販売代理店に関する情報等が一覧表示される。そして、
ユーザが、入力内容確認画面C−4において表示される
情報の内容について確認した後、所定操作(仕様入力後
における顧客の所定操作(見積請求操作))によって実
際に見積・査定を依頼すると、その操作信号が車両メー
カ側サーバ1に送信されて、当該ユーザ端末5には、見
積・査定内容送信画面C−5が表示される。
示):この画面には、見積・査定依頼(上記操作信号)
が送信されて車両メーカ側サーバ1において受け付けら
れたことや、当該ユーザによって指定された販売代理店
から依頼内容に関する電子メールが当該ユーザ宛に届く
こと等の情報が表示される。このように、見積・査定依
頼処理(M3)には、見積・査定依頼がユーザ端末5か
ら送信されるのに応じて電子メールを送受信する機能が
含まれる。
ユーザからの見積依頼が今回初めてである場合に、その
ユーザが先に入力しているメールアドレスに対して、発
行したID・パスワードを含む電子メールが送信され
る。
ーザから個別仕様車の見積依頼及び/又は下取車両の査
定を依頼されたことを、車両メーカ側サーバ1から対象
となる販売代理店の販売代理店側サーバ2に通知するた
めの電子メールが送信される。この電子メールには、例
えば見積請求トップ画面C−1において入力された当該
ユーザを特定可能な情報(住所、氏名、メールアドレス
等)と、車両仕様選定処理(M2)にて設定された個別
仕様車の識別情報(仕様番号)、査定申込入力画面C−
2において入力された下取車両の仕様項目等が含まれ
る。
ーザから個別仕様車の見積依頼及び/又は下取車両の査
定を依頼された販売代理店から、当該ユーザが先に入力
しているメールアドレスに対して、見積依頼・査定依頼
がなされたことを確認するために電子メールが送信され
る。
より下取車両の査定を依頼された販売代理店から、当該
ユーザが先に入力しているメールアドレスに対して、査
定結果を回答するための電子メールが送信される。
より見積依頼された販売代理店に係る見積結果を、車両
メーカ側サーバ1から当該ユーザが先に入力しているメ
ールアドレスに対して回答するための電子メールが送信
される。
行われる見積・査定依頼処理(M3)を示すフローチャ
ートである。
トップ画面C−1(図28)をユーザ端末5に表示する
とともに、その画面に入力されたユーザIDやパスワー
ドの妥当性をチェックする。
要求が有るか否かを判断し(ステップS42)、当該要
求が無い場合にはステップS44に進む一方、当該要求
が有る場合には、当該ユーザ端末5に査定申込入力画面
C−2(図29)を表示することによって査定を希望す
る下取車両の情報を当該ユーザに入力させるとともに、
販売代理店検索・選定画面C−3を当該ユーザ端末5に
表示することによって希望する販売代理店をユーザに選
択させ(販売会社指定手段)、選択された販売代理店に
は、見積・査定依頼通知メールC−8によって入力され
た情報を送信する(ステップS43)。
要求が有るか否かを判断し(ステップS44)、当該要
求が有れば、個別仕様車についての見積を車両メーカ側
サーバ1からユーザ端末5へ提供する見積価格提供処理
を行う(ステップS45)。すなわち、詳しくは後述す
るが、車両仕様選定処理(M2)にて設定された車両仕
様の識別情報(仕様番号)に基づいて自動で見積価格を
算出し、この見積価格を顧客情報等に応じて補正した後
に、ユーザが先に入力しているメールアドレスに対して
電子メールにて送信する。
依頼通知メールC−8によって取得した下取車両の仕様
項目に従って、その下取車両の査定を行う。この査定
は、当該販売代理店の従業員が実際に下取車両を確認し
て従来通り行うようにしても、予め中古車の相場が設定
されているデータベース等を参照することによって自動
的に行うようにしてもよい。
積事項確認処理(M4)における表示画面の遷移を示す
図であり、イニシャル処理(M1)によって表示された
ホーム画面A−2において、「ご購入検討一覧」の操作
ボタンが操作されるのに応じて起動する。見積事項確認
処理(M4)からは、ユーザの操作に応じて、イニシャ
ル処理(M1)、クレジット審査処理(M5)、或いは
商談申し込み処理(M6)に遷移することができる。
4)における表示画面の遷移としては、ID・パスワー
ド入力画面D−1(図30)、購入検討情報一覧画面D
−2(図31)、見積事項確認画面D−3(図32)、
見積仕様イメージ表示画面D−4、クレジット審査結果
表示画面D−5、及び下取査定結果表示画面D−6の各
画面を、当該ユーザ端末5に表示することができる。
0):この画面において、ユーザ端末5のユーザは、当
該ユーザに対して先に発行されているユーザID(会員
ID)とパスワードを入力し、「送信」ボタンを操作す
ることによって本システム(車両メーカ側サーバ1)に
ログインする。ログインが完了すると、当該ユーザ端末
には、購入検討情報一覧画面D−2(図31)が表示さ
れる。
この画面では、当該ユーザに対して先に行われた見積、
査定、及びクレジット審査について一覧表示が行われ、
当該ユーザは、所望の表示項目をクリックする等の操作
によって選択することで、選択した項目の詳細な内容を
示す画面が当該ユーザのユーザ端末5に表示される。
画面において、ユーザ端末5のユーザは、当該ユーザに
対して先に行われた見積の詳細内容を確認することがで
き、「ご商談申込み」ボタンが操作されたときには商談
申し込み処理(M6)に遷移することができ、「クレジ
ットご検討」ボタンが操作されたときにはクレジット審
査処理(M5)に遷移することができ、「見積仕様イメ
ージ確認」ボタンが操作されたときには現在表示されて
いる個別仕様車に対応する自動車の画像を、見積仕様イ
メージ表示画面D−4(不図示)において確認すること
ができる。そして、「ご購入検討一覧に戻る」の操作ボ
タンが操作されたときには、購入検討情報一覧画面D−
2(図31)に遷移することができる。
行われる見積事項確認処理(M4)を示すフローチャー
トである。
スワード入力画面D−1(図30)をユーザ端末5に表
示すると共に、その画面に入力されたユーザIDやパス
ワードの妥当性をチェックする。
て、当該ユーザIDに関する見積情報の更新が行われた
か否かを確認する。
ている当該ユーザIDに関する見積情報を取得すると共
に、取得した見積情報を、購入検討情報一覧画面D−2
(図31)又はその画面における操作に応じて、見積事
項確認画面D−3(図32)によって当該ユーザのユー
ザ端末5に表示する。
ている当該ユーザIDに関する更新された見積情報を、
更新されたことをユーザが識別可能に、購入検討情報一
覧画面D−2(図31)又はその画面における操作に応
じて、見積事項確認画面D−3(図32)によって当該
ユーザのユーザ端末5に表示する。
込み処理(M6)>図7は、クレジット審査処理(M
5)及び商談申し込み処理(M6)における表示画面の
遷移と、クレジット審査及び商談申し込みに伴う電子メ
ールの送信機能とを示す図であり、クレジット審査処理
(M5)は、見積事項確認処理(M4)によって表示さ
れた見積事項確認画面D−3(図32)において、「ク
レジットご検討」ボタンが操作されるのに応じて起動
し、商談申し込み処理(M6)は、見積事項確認画面D
−3(図32)において、「ご商談申込み」ボタンが操
作されるのに応じて起動する。クレジット審査処理(M
5)及び商談申し込み処理(M6)からは、見積事項確
認処理(M4)に遷移することができる。
ける表示画面の遷移としては、商談申し込み入力画面F
−1(図33)、商談申し込み内容送信画面F−2の各
画面を、当該ユーザ端末5に表示することができる。
この画面において、ユーザ端末5のユーザは、見積事項
確認処理(M4)において選択した見積項目において提
示された個別仕様車について、その個別仕様車について
見積価格を提示した販売代理店に対する商談申し込みに
関する各種項目(下取り車両の有無、商談希望日等)を
入力することができ、所定項目の入力後に、「商談申
込」ボタンが操作されるのに応じて、ユーザ端末5に
は、商談申し込み内容送信画面F−2が表示される。
示):この画面には、商談申し込み入力画面F−1にお
ける申込み内容が送信され、車両メーカ側サーバ1にお
いて受け付けられたことと、商談に関する電子メール或
いは電話等による連絡が、対応する販売代理店からなさ
れる旨の情報が表示される。
込み内容送信画面F−2において商談申し込み情報がユ
ーザ端末5から送信されるのに応じて、電子メールを送
受信する機能が含まれる。
ら商談を依頼された車両メーカ側サーバ1から、当該ユ
ーザが先に入力しているメールアドレスに対して、商談
依頼がなされたことを確認するために電子メールが送信
される。
ら商談を依頼されたことを、車両メーカ側サーバ1から
対象となる販売代理店に通知するための電子メールが送
信される。この電子メールには、商談申し込み入力画面
F−1において表示された内容やユーザに関する情報等
が含まれる。
商談後に、自動車メーカに対して実際に個別仕様車を発
注する方法としては、販売代理店側サーバ2から車両メ
ーカ側サーバ1に対して行う方法や、専用回線によって
別途発注を行う方法等が想定される。
見積価格提供処理について、図12乃至図14を参照し
て説明する。図12は、見積価格提供処理の基本的な手
順を示すフローチャートであり、個別仕様車の識別情報
(仕様番号)に基づいて自動で演算した見積価格を提供
するものである。
DB35から、顧客により指定された販売代理店のデー
タを読み出して、上述した車両仕様選定処理(M2)に
おいて選定された車両仕様の識別情報(仕様番号)に対
応する見積価格を算出する(見積価格算出手段)。
た見積価格に対して、顧客に関する所定の情報を考慮し
て自動的に補正をする自動補正サブルーチンを行う。こ
の自動補正サブルーチンについて詳細は後述する。
た見積価格を、顧客が先に入力しているメールアドレス
(ユーザ端末5)に対して電子メールにて送信すると共
に、ユーザIDと関連付けて顧客DB34に格納する。
この電子メールにはURLが含まれており、ユーザ端末
5において、そのURLにより指定されたページを開く
と、見積結果を表示する画面においてその詳細を確認す
ることができる(見積価格提示手段)。
提示した旨を、販売代理店側サーバ2に、電子メールに
より通知する。
おける自動補正サブルーチンの具体的な手順を示す。こ
のサブルーチンは、見積価格DB35から読み出した見
積価格を顧客に関する所定の情報に基づいて補正するサ
ブルーチンであり、以下の各ステップにおいて補正演算
の基礎となる情報は、顧客DB34を参照するか、又は
今回の見積請求の際に表示されるアンケート入力画面
(図22参照)において所定の入力フォームに対し顧客
により入力されたものを参照する。
顧客の有償サービス履歴を読み出し、この履歴に応じて
例えば所定期間内の有償サービスの総額が大きいほど、
徐々に見積価格が低くなるように補正する。この際、有
償サービスのうちでも定期点検については補正による値
引き額が相対的に大きくなるようにし、一方、高年式車
の突発的な故障の修理については、値引き額が相対的に
小さくなるようにしてもよい。定期点検については引き
続き販売代理店での売り上げが期待できるからである。
保有台数を読み出し、その保有台数に応じて例えば保有
台数が多いほど、徐々に見積価格が低くなるように補正
する。また、顧客が高年式車を保有している場合には補
正による値引き額が相対的に大きくなるようにしてもよ
い。顧客の保有台数が多く、特に高年式車が含まれてい
る場合には、買い換えの可能性が高いからである。
所の情報を読み出し、その車両保管場所に応じて、例え
ば保管場所が目立つ場所にあるときには見積価格が低く
なるように補正する。自動車の保管場所が目立つ場所に
あれば、広告効果が期待できるからである。尚、この場
合の値引き代はメーカが負担することが好ましい。
客の紹介状況の情報を読み出し、その情報に応じて例え
ば紹介客数が多いほど、徐々に見積価格が低くなるよう
に補正する。但し、紹介された見込み客が既にメーカー
の顧客であったときには、補正による値引き額を減少し
たり、或いは零にしてもよい。また、紹介された見込み
客に対しては購入促進用の電子メールを送信する。
ら紹介された被紹介客であるか否かの情報を読み出し、
被紹介客であれば、見積価格を低くなるように補正す
る。また、紹介者に対しては、当人の紹介した被紹介客
が見積請求をした旨の電子メールを送信する。
れた希望納期を読み出し、その希望納期に応じて例えば
納期が短いほど、徐々に見積価格が低くなるように補正
する。希望納期が短いときには、早期に契約に至る可能
性が高いからである。その際、特に決算期末が近いとき
には補正による値引き額が相対的に大きくなるようにし
てもよい。
検討している現在の保有車両の銘柄、即ち代替銘柄を読
み出し、その代替銘柄に応じて、例えば代替銘柄が他メ
ーカのものであるか或いは代替銘柄がない場合には、見
積価格が低くなるように補正する。新規の顧客を獲得す
る好機だからである。
における本システムのサイトへのアクセス履歴に応じ
て、例えばその顧客の関心が高いと考えられる場合に
は、見積価格が低くなるように補正する。この補正の具
体的な内容について詳しくは後述する。
車を購入した時期を読み出し、例えば前回購入時期が所
定期間よりも以前であるか、或いは前回購入した自動車
の車検までの期間が短いときには、見積価格が低くなる
ように補正する。このような場合にはいずれも購入の可
能性が高いからである。尚、この補正による値引き額は
上記期間の長さに応じて徐々に変更するようにしてもよ
い。
車を購入したときの購入価格を読み出し、この価格に応
じて、例えば前回購入時の値引率が高いほど、見積価格
が低くなるように補正する。見積価格が顧客の予想と大
きく異なる事態を回避するためである。尚、補正による
値引率は、前回購入時の値引率の平均的な値引率に対す
る偏差に基づいて決定するのが好ましい。
変化状況に関する情報を読み出し、この情報に応じて、
例えば、家族数が増加したとき、転居したとき、転職し
たとき等には、見積価格が低くなるように補正する。特
に、生活環境の変化に対して適合性の高い車種選定がな
されている場合には、補正による値引き額が相対的に大
きくなるようにしてもよい。一例を挙げれば、家族数の
増大に対してミニバンの見積依頼がなされている場合等
である。
る車両に関する情報を読み出し、この情報に応じて、例
えば、個別仕様車のジャンルと保有車種のジャンルとが
大きく異なる場合に、見積価格が低くなるように補正す
る。顧客が現在保有しているものと全く異なるジャンル
の車種に興味を持っているのであれば、商談や契約に至
る可能性が高いからである。
ステップS101〜S112に挙げたもの以外にも種々
の手法が考えられる。すなわち、例えば、当該顧客が当
該見積依頼において選択した仕様のオプション装備の個
数に応じて、見積価格を補正するようにしてもよい。す
なわち、例えばオプション装備の個数が4〜9個のいず
れかのときに見積価格を低くなるように補正する。これ
は、オプションの個数が所定以上に多いときには、仕様
の変更を楽しんでいるだけであると考えられ、反対に、
オプションの個数が所定以下のときには、商品に対する
興味があまり強くないと考えられるからである。但し、
オプションの個数が零のときには、購入を希望する仕様
が明確になっているとも考えられるので、この場合には
見積価格を低くするようにしてもよい。
次に、上記図13のフローのステップS108における
アクセス履歴による補正の具体的な手順を説明する。
ップS121:顧客DB34から、サイトへの当該顧客
のアクセス履歴を読み出し、その中でも、人気の高い仕
様の順位を表示した「売れ筋ランキング」のページへの
アクセス状況の情報を読み出して、この情報に基づいて
例えば所定期間内でのアクセス頻度が所定以上に高いと
きに、見積価格が低くなるように補正する。この際、ア
クセス頻度が高いほど、見積価格が低くなるように補正
してもよい。
M」表示へのアクセス状況、即ち「ZOOM」ボタンを
操作した頻度の情報を読み出し、この情報に応じて例え
ば所定期間内での操作頻度が所定以上に高いときに、見
積価格が低くなるように補正する。この際、操作頻度が
高いほど見積価格が低くなるように補正してもよい。
する「問い合わせ」状況、即ち顧客が「問い合わせ」ボ
タンを操作した頻度の情報を読み出し、この情報に応じ
て例えば所定期間内での操作頻度が所定以上に高いとき
に、見積価格が低くなるように補正する。この際、頻度
が高いほど見積価格が低くなるように補正してもよい。
ンロード」状況、即ち当該顧客がサイトから画像をダウ
ンロードした頻度の情報を読み出し、この情報に応じて
例えば所定期間内でのダウンロードの頻度が所定以上に
高いときに、見積価格が低くなるように補正する。この
際、頻度が高いほど見積価格が低くなるように補正して
もよい。
滞在状況、即ち例えばサイトの滞在時間や「商品情報」
ボタンの操作頻度等の情報を読み出し、この情報に応じ
て、例えば所定期間内でのサイトの滞在時間が所定以上
に長いときや、ボタンの操作頻度が所定以上に高いとき
に、見積価格が低くなるように補正する。この際、滞在
時感が長いほど、或いはボタンの操作頻度が高いほど、
見積価格が低くなるように補正してもよい。
在中にブラウザプログラムにより閲覧したページ数を読
み出し、このページ数に応じて、例えばページ数が所定
数以上のときに見積価格が低くなるように補正する。こ
の際、ページ数が多いほど見積価格が低くなるようにし
てもよい。また、特に個別仕様車の仕様に関するページ
のみに限定してもよい。
仕様車の仕様設定を行った仕様設定履歴を読み出し、こ
の履歴に応じて、例えば所定期間内で仕様設定に要した
時間の合計が所定時間以上であるときに、見積価格が低
くなるように補正する。この際、合計時間が長いほど見
積価格が低くなるようにしてもよい。また、特に同一乃
至類似仕様に限定してもよい。
仕様車の仕様設定を行った仕様設定履歴を読み出し、仕
様項目(装備)の選択とその選択した仕様項目の選択解
除とを繰り返した回数に応じて、その回数が2回以上で
あるときに、見積価格が低くなるように補正する。仕様
項目の選択・解除を繰り返しているときには、その顧客
の自動車購入の意向度合いが高いと考えられると共に、
購入予算を考慮してその仕様項目の選択を躊躇している
と考えられる。そこで、見積価格が低くなるように補正
することで、顧客の希望に添った見積価格とすることが
できる。また、繰り返し回数を2回以上のときに補正を
行うことで、顧客が、単に仕様項目の選択入力を間違え
ただけのケースを排除することができる。
仕様車の仕様設定を行った仕様設定履歴を読み出し、選
択した仕様項目の選択解除を行った後に、再度その仕様
項目を選択したときには、見積価格が低くなるように補
正する。この場合、顧客は、購入予算を考慮して、その
仕様項目を選択するか否かを思い迷っていると推定され
るため、見積価格が低くなるように補正することで、顧
客の希望に添った見積価格とすることができる。
意向度合い(自動車を購入しようとする意向の程度を数
値化したもの)を演算し、その意向度合いに応じて、意
向度合いが所定値以上であるときに、見積価格が低くな
るように補正する。
には次のようにして演算する。つまり、意向度合いの標
準値を予め設定し、当該顧客の本システム上での見積要
求回数が所定以上であるときには、標準値を高める補正
を行う。また、当該顧客の購入検討情報一覧画面D−2
(図31)のアクセス回数が所定以上のときには、標準
値を高める補正を行う。このようにして、顧客の自動車
購入の意向度合いを演算する。
履歴から顧客の購入予算を推定し、見積価格が、その推
定した予算よりも所定価格以上高いときには、見積価格
が低くなるように補正する。
して推定する。つまり、自動車のメーカ小売希望価格か
ら所定価格だけ差し引いた価格を、標準購入予算に設定
し、例えば、顧客が所定の仕様項目の選択入力と当該仕
様項目の選択解除入力とを繰り返したときには、上記標
準購入予算を減額補正した価格を、顧客の購入予算と推
定する。このとき、例えばその仕様項目に相当する分を
減額補正した価格としてもよい。また、顧客が選択解除
入力をした仕様項目を再度選択入力したときには、上記
標準購入予算を減額補正した価格を、顧客の購入予算と
推定する。
記ステップS121〜S1211に示すもの以外にも、
種々の手法が考えられる。すなわち、例えば、顧客の購
入検討情報一覧画面D−2(図31)や選定仕様表示画
面B−15(図27)へのアクセス状況、即ち所定期間
内(例えば1ヶ月)での同画面の閲覧回数、閲覧時間乃
至閲覧日数を読み出し、この情報に応じて例えば上記所
定期間内での閲覧回数等が所定以上に多いときに、見積
価格が低くなるように補正するようにしてもよい。この
際、閲覧回数等が多いほど見積価格が徐々に低くなるよ
うに補正してもよい。同画面を閲覧する頻度が高いほ
ど、商談に結びつきやすいと考えられるからである。
ステム上での見積要求回数を読み出し、この情報に応じ
て例えば上記所定期間内での見積要求回数が所定以上に
多いときに、見積価格が低くなるように補正するように
してもよい。より具体的には、例えば、販売会社や仕様
に拘わらず、過去3ヶ月以内の見積要求件数が10件以
上のときに見積価格を補正するようにしたり、或いは、
過去3ヶ月以内の同一の販売会社に対する互いに異なる
仕様についての見積要求件数が5件以上のときに見積価
格を補正するようにしたりすればよい。さらに、見積要
求回数が多いほど見積価格が徐々に低くなるように補正
してもよい。
セスする直前に滞在していたサイト、即ちアクセスリン
ク元に関する情報を読み出し、この情報に応じて、例え
ば、アクセスリンク元が車両メーカのホームページであ
る場合には、見積価格が低くなるように補正するように
してもよい。或いは、過去の所定期間(例えば3ヶ月)
におけるアクセスリンク元の数が設定値以上であるとき
に、見積価格を補正するようにしたりしてもよい。この
場合に、アクセスリンク元の数が多いほど見積価格が徐
々に低くなるように補正してもよい。
M」ボタンを操作した頻度に応じて見積価格の補正を行
うようにしているが、これを行わずに、ステップS12
10において、顧客の「ZOOM」表示へのアクセスに
基づいて、自動車購入の意向度合いを演算するようにし
てもよい。例えば、「ZOOM」表示へのアクセスがあ
ったときには、意向度合いの標準値を高める補正を行っ
てもよい。
ダウンロード状況に応じて見積価格の補正を行うように
しているが、これを行わずに、ステップS1210にお
いて、顧客の「画像ダウンロード」の有無に基づいて、
自動車購入の意向度合いを演算するようにしてもよい。
例えば、画像ダウンロードがあったときには、意向度合
いの標準値を高める補正を行ってもよい。
見積価格DB35の変更・更新処理について、図15乃
至図16を参照して説明する。まず、図15は、見積価
格DB35の変更・更新の基本的な手順を示すフローチ
ャートであり、この変更・更新処理は各販売代理店毎に
行われる。また、この見積価格DB35の変更・更新処
理は、所定周期で車両メーカ側サーバ1のCPUにより
実行される(更新手段)。
DB36から、後述の各サブルーチンにおいて必要とな
る各種情報を取得する。
が、所定の条件に従って自動で見積価格DB35のデー
タを変更・更新のための演算を行うサブルーチン(自動
変更・更新サブルーチン)である。この自動変更・更新
サブルーチンについて詳細は後述する。
って求められた見積価格を基に、見積価格DB35のデ
ータを変更・更新する。
様車の見積依頼を既に受けたことがあり、その個別仕様
車の見積価格を既に提示した(但し、見積金額を提示し
てから所定期間が経過していない)ことのあるユーザに
関して、その見積金額に所定以上の変更が発生して見積
金額が安くなるか否かを、顧客DB34を参照すること
によって判断し(ステップS64)、変更が発生する場
合には、個別仕様車の見積金額に変更が発生したことと
変更後の金額とを、電子メール(見積結果回答メールC
−11)にて該当するユーザ端末5に送信する(ステッ
プS65)。続いて、ユーザ端末5に見積価格の変更の
電子メールを送信した旨を、販売代理店側サーバ2に電
子メールにより送信する(ステップS66)。
おける自動変更・更新サブルーチンであり、このサブル
ーチンは、上述したように、見積価格DB35のデータ
を車両メーカ側サーバ1のCPUにより自動で変更・更
新するためのサブルーチンであって、各販売代理店毎に
個別に処理が行われる。
格DB35における自動車の各仕様毎に、販売開始時期
からの経過時間(日数)に応じて見積価格を変更計算す
る。すなわち、図17(a)に一例を示すように、参考情
報DB36に予め販売開始時期からの経過時間と見積価
格の変更係数α1との関係を定めたマップが格納されて
いて、このマップから読み出した変更係数α1を、見積
価格DB35から読み出した見積価格に乗算することに
よって、見積価格を変更する。ここで、上記変更係数α
1の値は、図示の如く、経過時間が長くなるほど徐々に
減少するように設定すればよく、こうすれば、販売開始
からの時間の経過に伴い、当該仕様の自動車の目新しさ
が低下しても、そのことに応じた適切な価格設定が行え
る。
ェンジまでの残余時間(日数)に応じて、上記ステップ
S301と同様に例えば図17(b)のマップに示すよう
な変更係数α2に基づいて、見積価格を変更計算する。
この変更係数α2の値は、図示の如く、残余時間が長い
ほど大きくなるように設定すればよく、こうすること
で、モデルチェンジが近い仕様についての値引き額を大
きくして、価格競争力を維持することができる。
及び類似仕様の市場でのオフライン価格(実勢価格)に
応じて、例えば図17(c)のマップに示すような変更係
数α3に基づいて、見積価格を変更計算する。すなわ
ち、まず、進捗管理DB32から、データの変更を行っ
ている販売代理店における当該仕様及び類似仕様のオフ
ライン価格に関するデータを読み出す。そして、過去の
所定期間におけるオフライン価格の平均値、最安値等を
計算し、この計算値に対応する変更係数α3を上記図1
7(c)のマップから読み出して、見積価格に乗算する。
価格の変化を直接的に反映させることができる。その平
均値の計算の際には、同一仕様のものについて重みを付
けるようにしてもよいし、類似仕様のものについては同
一仕様に直してから計算するようにしてもよい。また、
例えば大口顧客への販売価格のように、予め設定した範
囲よりも安いものについては除外することが好ましく、
同様に予め設定した範囲よりも高い価格についても除外
することが好ましい。さらに、平均値として、最近のも
のほど重みを付けた加重平均値を用いてもよい。例え
ば、最近の所定期間内の価格データに重みを付けるよう
にしてもよく、所定時期以前のデータは除外するように
してもよく、或いは、同一月の価格データに重みを付け
るようにしてもよく、それ以外のデータは除外するよう
にしてもよい。
自動車に関する情報に応じて見積価格を変更計算する。
この計算のための変更係数の値は、メーカ乃至販売代理
店によって、参考情報DB36に予め入力しておけばよ
い。例えば、競合車の仕様、性能、装備等の競争力に基
づく補正係数はメーカ側で入力し、一方、競合車が新た
に発売になることやその価格設定、実際の売れ行き等の
販売情報に基づく補正係数は販売代理店側で入力するの
が好ましい。このように、競合車との競合の度合いに応
じて価格設定を行うことで、競合車に対する競争力を維
持することができる。
及び類似仕様の販売実績、即ち、見積から商談に至った
割合(商談率)や或いはさらに契約に至った割合(契約
率)に応じて、例えば図17(d)のマップに示すような
変更係数α4に基づいて見積価格を変更計算する。この
変更係数α4の値は、図示の如く、商談率や契約率が高
いほど大きくなるように設定すればよい。こうすること
で、市場での評価に即応した適切な価格設定が行える。
その際、特売のものや限定車等、特に指定した案件につ
いてはデータから除外するとともに、同一の顧客に対す
る同一又は類似仕様に関する重複した見積についてもデ
ータから除外するのが好ましい。これは、商談率や契約
率を正確に求めるためである。
は、上記ステップS303におけるオフライン価格の計
算と同様に、同一仕様のものについて重みを付けるよう
にしてもよいし、類似仕様のものについては同一仕様に
直してから計算するようにしてもよい。さらに、計算に
用いるデータは、最近のものほど重みを付けて用いるよ
うにしてもよい。すなわち、例えば、最近の所定期間内
のデータに重みを付けるようにしてもよく、所定時期以
前のデータは除外するようにしてもよく、或いは、同一
月のデータに重みを付けるようにしてもよく、それ以外
のデータは除外するようにしてもよい。
及び類似仕様についての競合負け情報に応じて見積価格
を変更計算する。この計算に用いる変更係数については
図示しないが、例えば、競合負けの件数が多いほど変更
係数の値が小さくなるように設定すればよい。ここで、
競合負けとは、見積を提出した顧客との商談乃至契約に
至らず、その顧客が他の販売代理店と商談乃至契約した
ものとすればよい。
の競合負け件数が所定数以下であれば、値が変化しない
ように設定してもよいし、反対に値が大きくなるように
設定してもよい。その際、競合勝ちした見積価格と競合
負けしたものとの価格差が大きい場合に、変更係数の変
更幅を大きくするようにしてもよい。また、競合負けし
た場合でも、そのときに競合した見積件数が所定数より
も多ければ、変更係数の変更幅を小さくするようにして
もよい。具体的には、所定の変更幅を競合した見積の件
数で除算するようにすればよい。
プS303,S305と同様に、同一仕様のものについ
て重みを付けるようにしてもよいし、類似仕様のものに
ついては同一仕様に直してから計算するようにしてもよ
い。さらに、計算に用いるデータは、最近のものほど重
みを付けて用いるようにしてもよい。すなわち、例え
ば、最近の所定期間内のデータに重みを付けるようにし
てもよく、所定時期以前のデータは除外するようにして
もよく、或いは、同一月のデータに重みを付けるように
してもよく、それ以外のデータは除外するようにしても
よい。尚、この競合負け情報に基づく見積価格の変更を
行うか否かは、販売代理店にて設定できるようにしても
よい。
に係る見積価格と他の仕様に係る見積価格との相関関係
に応じて、見積価格を変更計算する。この計算のための
変更係数の値はメーカ乃至販売代理店により、参考情報
DB36に予め入力しておけばよい。すなわち、上記し
たように見積価格DB35のデータを市場動向等に応じ
て変更・更新していくと、このDB35に蓄積された自
動車の仕様と価格との相関関係が変化して、例えば、仕
様上の差異がかなり大きいにも拘わらず、見積価格差が
小さくなり過ぎたり、反対に仕様上の差異が僅かなのに
見積価格差が大きくなり過ぎたりすることがある。さら
に、甚だしくは、仕様の優れる自動車の見積価格が仕様
の劣るものよりも低くなるという、いわゆるねじれを生
じることすら起こり得る。
計算を行おうとしている仕様)に対して、比較的共通点
の多いものを比較対象の仕様とし、これらの仕様上の差
異とその見積価格差との見比べを行う。
な基準により選択すればよい。すなわち、変更対象の仕
様と比較して、例えばエンジンやトランスミッション等
の基幹部品が相違する仕様は比較対象の仕様とはせず、
基幹部品は共通であって非基幹部品(例えば装飾品等の
オプション部品)が相違する仕様を、比較対象の仕様と
する。特に、その相違する項目数が2以下である仕様を
比較対象の仕様としてもよい。また、基幹部品及び非基
幹部品を基準とするのではなく、変更対象の仕様と比較
して、高額部品が相違する仕様は比較対象の仕様とはせ
ず、低額部品が所定数以下だけ相違する仕様を比較対象
の仕様とするようにしてもよい。さらに、変更対象とす
る仕様に対して、仕様上の差異に相当するメーカ希望小
売価格が所定価格以下である仕様を、比較対象の仕様と
してもよい。
との仕様上の差異と、その見積価格差との見比べを行っ
た上で、上記の如く、仕様上の差異がかなり大きいにも
拘わらず、見積価格差が小さ過ぎたり、反対に仕様上の
差異が僅かなのに見積価格差が大き過ぎたりする場合に
は、見積価格差が仕様上の差異に見合ったものになるよ
うに、高過ぎる方の見積価格に補正値を加算するか、安
過ぎる方の見積価格を補正値を減算するかして、価格を
変更する。具体的には、このステップS307では、各
仕様毎に順次見積価格の演算を行うようにしているが、
比較対象の仕様が、変更対象である仕様よりも前に見積
価格の変更を行っている場合には、比較対象の仕様につ
いて見積価格の変更を行う。逆に、比較対象の仕様が、
変更対象である仕様よりも後に見積価格の変更を行う場
合(比較対象の仕様は未だ見積価格の変更を行っていな
い場合)には、変更対象の仕様について見積価格の変更
を行う。
との間でねじれが生じている場合は、上記のように補正
を行った上で、それでもねじれが解消されない場合には
少なくとも両者の見積価格が同じになるように価格を変
更する。
る場合には、次のようにすればよい。すなわち、見積価
格の変更が最近行われた仕様であってかつ、変更対象の
仕様に対して仕様上の差異が小さいものから順に、所定
数(例えば3程度)の仕様を全て比較対象の仕様とす
る。こうして設定した複数の比較対象の仕様それぞれと
変更対象の仕様とを比較することによって、各比較対象
の仕様に対する補正値を設定する。そして、設定した各
補正値の平均値を算出し、この平均値に基づいて変更対
象の仕様の見積価格の補正を行うようにすればよい。
補正方法としては、例えば高過ぎる方の見積価格に補正
係数を乗算するか、安過ぎる方の見積価格を補正係数で
除算するかして、価格を変更するようにしてもよい。
行うことによって、見積価格の適正化が図られる。
又は製造状況の少なくとも一方に関する情報に応じて、
例えば図17(e)のマップに示すような変更係数α5に
基づいて、見積価格を変更計算する。すなわち、まず、
進捗管理DB32を参照して、当該仕様に係る自動車の
在庫状況や製造ラインにおける組み立て状況のデータを
読み出す。この際、在庫状況については特に見積依頼を
受けた販売代理店のものが重要であるが、これに加えて
別の販売代理店のものを参照したり、或いはメーカの在
庫状況を参照するようにしてもよい。
多く流れている状況であれば、見積価格を低くなるよう
に補正する。すなわち、図示の如く、在庫がないか又は
非常に少ないときには(例えば1〜2台)見積価格の変
更を行わず、在庫がそれ以上になれば、その在庫台数の
多いほど徐々に見積価格を低くなるように補正する。こ
うすることで、自動車の在庫台数又は製造台数が多いほ
ど、販売促進に対する要求が強くなるのに対して、見積
価格を相対的に下げることにより、適切な販売促進が図
られる。尚、在庫が別の販売代理店にある場合には、そ
こからの運送費用を考慮することが好ましい。また、同
じ仕様ではなく、類似仕様の在庫台数が多いときには、
その旨をユーザに連絡するようにしてもよい。
種の1台当たりの値引き原資に応じて、例えば図17
(f)のマップに示すような変更係数α6に基づいて、見
積価格を変更計算する。すなわち、まず、データの変更
を行っている販売代理店のサーバ2にインターネット3
を介してアクセスし、このサーバ2に接続されている販
売管理情報のデータベースから当該車種についての当月
の値引き原資総額を読み出す。そして、その値引き原資
総額を前年同月の販売実績(台数)又は先月の販売実績
で除算して、当月の1台当たりの値引き原資額を求め、
この額に対応する変更係数α6を図17(f)のマップか
ら読み出して、見積価格に乗算する。同図によれば、変
更係数α6の値は1台当たりの値引き原資額が多いほど
小さな値になるように設定されており、このことで、値
引き原資に応じた適切な見積価格の設定が行える。尚、
上記販売実績に代えて、そのときの見積依頼数を用いて
もよい。
種の当月の販売計画台数に対する販売実績に応じて、例
えば図17(g)のマップに示すような変更係数α7に基
づいて、見積価格を変更計算する。すなわち、上記ステ
ップS309と同様に販売代理店側の販売管理情報のデ
ータベースから当該車種についての当月の販売計画台数
と販売実績とをそれぞれ読み出して、販売計画に対する
達成率を計算し、この達成率に対応する変更係数α7を
読み出す。この変更係数α7の値は、図示の如く、販売
計画の達成率が高いほど大きくなるように設定すればよ
い。こうすることで、販売計画の達成度合いに応じた適
切な価格設定が行える。尚、上記販売計画の達成率に代
えて、当月の見積受付計画に対する実際の見積依頼件数
の割合や当月の商談予定件数に対する実際の商談件数の
割合等を用いてもよい。
ず、自動車メーカが供給可能な個別仕様車の仕様項目の
中から、所望の仕様を、ユーザ自身が容易且つ楽しく、
インタラクティブに選定可能にすることができる。
の個別仕様車について、その見積価格を、車両メーカ側
サーバ1により見積価格DB35を参照して自動で演算
するようにしたので、生産台数が少なくかつ種類の著し
く多い個別の仕様であるにも拘わらず、見積価格を正確
かつ迅速に演算して、人手を介さずにオンラインで遅滞
なくユーザに提供できる。それ故、販売代理店及び自動
車メーカにとっては、業務の大幅な効率化が図られる。
売に関する市場の動向や各販売会社毎の販売計画等に応
じて自動で更新し、さらに、その見積価格DB35に基
づいて求めた見積価格を個々の顧客の状況や契約可能性
等に応じて自動で補正するようにしているので、顧客の
希望に添った見積価格であって、高すぎずかつ安すぎな
い最適な見積価格を求めることができる。また、他の販
売代理店における見積価格と比較して、高すぎる見積価
格が顧客に提供されることが防止されるため、販売会社
の意図に反して商談の機会が失われてしまうことを未然
に極小化できる。
更新や見積価格の補正を各販売代理店毎に行うようにす
ることで、それぞれ状況の異なる各販売代理店に対して
適切な販売支援効果が得られる。
格提供処理(図12参照)において、見積価格DB35
から読み出した見積価格を、顧客に関する所定の情報を
考慮して自動的に補正をすると共に、その補正した見積
価格を顧客に送信するようにしているが、このとき顧客
に送信するのではなく、その見積の依頼を受けた販売代
理店側サーバ2に補正した見積価格を送信するようにし
てもよい。
参照しながら、変形例1に係る見積価格提供処理の基本
的な手順について説明する。
DB35における選択された販売代理店のデータを参照
し、上述した車両仕様選定処理(M2)において選定さ
れた車両仕様の識別情報(仕様番号)に対応する見積価
格を読み出す(見積価格算出手段)。
した見積価格に対して、顧客に関する所定の情報を考慮
して自動的に補正をする自動補正サブルーチン(図13
参照)を行う。
た見積価格を参考情報として、販売代理店サーバ2に送
信する。これは、例えば電子メールにて送信すればよ
い。こうして見積価格を受信した販売代理店は、その見
積価格をそのまま承認するか又は見積価格を変更するか
を決定し、承認する旨又は変更した見積価格を車両メー
カ側サーバ1に送信する(見積価格提示手段)。
認、又は変更入力された見積価格を、顧客が先に入力し
ているメールアドレス(ユーザ端末5)に対して電子メ
ールにて送信すると共に、ユーザIDと関連付けて顧客
DB34に格納する。
代理店は、その時の状況(例えば自動車の相場価格が下
がってきている等)を考慮して、より適正な見積価格を
設定することができる。
ーバ1からの見積価格を受信した販売代理店側サーバ2
は、見積を依頼した顧客のユーザ端末5に、電子メール
を送信することにより、その見積価格又は変更入力した
見積価格を顧客に提供するようにしてもよい。
のフローに示すように、見積価格DB35を自動車に関
する所定の情報や各販売会社毎の状況等に応じて変更・
更新するとともに、その見積価格DB35に基づいて一
旦、求めた見積価格を、図13,14のフローに示すよ
うに、個々の顧客に関する情報等に応じて変更・補正す
るようにしているが、例えば、前記の見積価格の補正は
行わずに、見積価格DB35の変更・更新のみを行うよ
うにしてもよい。
格DB35の変更・更新を、車両メーカ側サーバ1のみ
が行うようにしているが、例えば、車両メーカ側サーバ
1による見積価格DB35の変更・更新に加えて、販売
代理店側からの要求に応じて、見積価格DB35を更新
可能に構成してもよい。具体的には次のように構成して
もよい。
理店端末4から販売代理店側サーバ2を介して送信され
た見積価格DB35の変更・更新要求(更新要求信号)
を受信したときには、見積価格DB35からその販売代
理店の見積価格を読み出し、各仕様毎に、上記自動変更
・更新サブルーチン(図16参照)による見積価格の変
更計算を行う。こうして算出した見積価格を、販売代理
店側サーバ2に送信する。
これを参考情報として、各仕様毎に、見積価格の見直し
を行い、必要に応じて見積価格の変更入力を行う。
り変更入力された見積価格に基づいて、見積価格DB3
5の更新を行う。
新を行った場合は、その更新時点から所定期間は、車両
メーカ側サーバ1による見積価格DB35の変更・更新
を行わないようにすることが好ましい。自動変更・更新
サブルーチンでは、上述したように、車に関する所定の
情報や各販売会社毎の状況等に基づき見積価格を変更さ
せるが、これらの要因は短期間の間に大きく変動するこ
とがないため、販売代理店からの要求に応じて見積価格
DB35の更新を行った後に、さらに車両メーカ側サー
バ1による見積価格DB35の変更・更新を行うと、同
じ要因による更新を2度行うことになり、適正な見積価
格が提供できなくなる虞があるためである。
形態1とは異なり、見積価格DB35の変更・更新を行
わずに、顧客に見積価格を提供するときに、その見積価
格の補正を行う。また、その見積価格の補正は、実施形
態1のように顧客情報だけに基づいて行うのではなく、
車に関する所定の情報や各販売会社毎の状況等をも含め
て、見積価格を補正する。
サーバ1は、上記実施形態1における見積価格DB35
の変更・更新処理(図15参照)を実行しない一方で、
図19に示すフローに従って見積価格提供処理を実行す
る。
B35から、顧客により指定された販売代理店のデータ
を読み出して、上述した車両仕様選定処理(M2)にお
いて選定された車両仕様の識別情報(仕様番号)に対応
する見積価格を算出する(見積価格算出手段)。
た見積価格に対して、第1自動補正サブルーチンを行
う。この第1自動補正サブルーチンは、図16に示すフ
ローに準じて行われるため、詳細な説明は省略する。つ
まり、第1自動補正サブルーチンでは、車に関する所定
の情報や各販売会社毎の状況等に基づいて、見積価格の
補正を行う(補正手段)。
た見積価格に対して、第2自動補正サブルーチンを行
う。この第2自動補正サブルーチンは、図13及び図1
4に示すフローに従って行われるため、詳細な説明は省
略する。つまり、第2自動補正サブルーチンでは、顧客
情報に基づいて見積価格の補正を行う。
た見積価格を、他の販売代理店(見積請求に係る販売代
理店とは異なる販売代理店)の見積価格と比較して補正
する第3自動補正サブルーチンを行う(補正手段)。こ
の第3自動補正サブルーチンについて詳細は後述する。
た見積価格を、顧客が先に入力しているメールアドレス
(ユーザ端末5)に対して電子メールにて送信すると共
に、ユーザIDと関連付けて顧客DB34に格納する
(見積価格提示手段)。
提示した旨を、販売代理店側サーバ2に、電子メールに
より通知する。
おける第3自動補正サブルーチンの具体的な手順を示
す。このサブルーチンは、第1及び第2自動補正サブル
ーチンによって補正された見積価格を、他の販売代理店
の見積価格と比較して補正するものである。
34を参照して、見積請求を行った顧客に対して既に提
供されている見積価格と、その仕様を読み出す。この場
合、顧客DB34は、参考情報DB36として機能す
る。
み出したデータに基づいて、当該顧客に、その見積請求
の対象である顧客入力仕様と、同じ仕様を有する個別仕
様車の見積価格が既に提供されておりかつ、その提供さ
れている見積価格の中に、上記第2自動補正サブルーチ
ンにおいて補正された見積価格(算出した見積価格)よ
りも安価なものが存在しているか否かを判定する(ステ
ップS502)。存在していないときには、その算出し
た見積価格を、顧客に提供する見積価格に設定する(ス
テップS503)。
該顧客に提供されている見積価格の中に、当該販売代理
店(今回見積を依頼された販売代理店)が提供した見積
価格が存在しているか否かを判定する(ステップS50
4)。存在しているときには、顧客DB34に記憶され
ている見積価格(当該販売代理店が既に提供している見
積価格)を、今回、顧客に提供する見積価格に設定する
(ステップS505)。
テップS508:当該顧客に提供されている見積価格の
中に、当該販売代理店によって設定されている見積価格
下限値よりも安価なものが存在しているか否かを判定す
る(ステップS506)。
店によって、各仕様毎に、予め設定されているものであ
って、その仕様(個別仕様車)の価格として、その販売
代理店が許容し得る最低の価格のことである。この見積
価格下限値は、各販売代理店毎に各仕様に対応して、参
考情報DB36に格納されている。また、各販売代理店
が設定した各仕様毎の見積価格下限値は、車両メーカ側
サーバ1において、その自動車の販売開始時期からの経
過時間に応じて自動的に変更させる。具体的には経過時
間が長くなるほど、徐々に見積価格下限値が下がるよう
に変更させる(下限値変更手段)。
ときには、当該販売代理店が設定した見積価格下限値
を、顧客に提供する見積価格に設定する(ステップS5
07)。一方、ステップS506で存在していないとき
には、顧客に対して既に提供されている見積価格の内で
最も安価な見積価格よりも所定価格だけ安い価格を、顧
客に提供する見積価格に設定する。但しこのとき、その
設定した見積価格が上記見積価格下限値を下回るときに
は、見積価格下限値を顧客に提供する見積価格に設定す
る。
B35の変更・更新は行わないものの、その見積価格D
B35に基づいて求めた見積価格を、自動車の販売に関
する市場の動向や各販売会社毎の販売計画等に応じて、
さらに、その個々の顧客の状況や契約可能性等に応じて
自動で補正するようにしているので、見積価格DB35
の変更・更新を行った場合と同様に、顧客の希望に添っ
た適正な見積価格を、その顧客に提供することができ
る。
て、互いに異なる複数の販売代理店をそれぞれ指定して
複数回の見積請求を行ったときには、その顧客に既に提
示されている見積価格よりも所定価格だけ安い価格が、
顧客に提供される。一方で、その販売代理店が予め設定
した見積価格下限値よりも安い見積価格が、顧客に提供
されることはない。
格よりも大幅に高い見積価格が顧客に提示されてしまう
ことが極小化され、その結果、販売代理店が商談の機会
を失ってしまうことが極小化される。
て、同じ販売代理店を指定して複数回の見積請求を顧客
が行った場合には、その顧客に既に提供されている見積
価格(顧客DB34に記憶されている見積価格)が提供
されるようになる。これにより、顧客に提供する見積価
格の信頼性が損なわれず、しかも、特定の販売代理店
(具体的には、見積価格下限値を最も低く設定した販売
代理店)に商談が集中してしまうことも回避される。
開始時期からの経過時間が長くなるほど低く変更される
ため、相場に応じた見積価格下限値が設定されて、適正
な見積価格が顧客に提供されるようになる。
見積価格提供処理(図19参照)において、見積価格D
B35から読み出した見積価格を自動的に補正をした後
に、その見積価格に係る販売代理店側サーバ2に補正し
た見積価格を送信するようにしてもよい。
の基本的な手順を示すフローチャートである。同図にお
いて、ステップS91〜ステップS94の各ステップ
は、上記ステップS81〜ステップS84(図19参
照)とそれぞれ同じであるため、その詳細な説明は省略
する。
プS92〜ステップS94で補正した見積価格を参考情
報として、販売代理店サーバ2に送信する。見積価格を
受信した販売代理店は、その見積価格をそのまま承認す
るか又は見積価格を変更するかを決定し、承認する旨又
は変更した見積価格を車両メーカ側サーバ1に送信する
(見積価格提示手段)。
認、又は変更入力された見積価格を、顧客が先に入力し
ているメールアドレス(ユーザ端末5)に対して電子メ
ールにて送信すると共に、ユーザIDと関連付けて顧客
DB34に格納する。
ーバ1からの見積価格を受信した販売代理店側サーバ2
は、見積を依頼した顧客のユーザ端末5に、電子メール
を送信することにより、その見積価格又は変更入力した
見積価格を顧客に提供するようにしてもよい。
提供処理において、車両メーカ側サーバ1からの見積価
格を受信した販売代理店では、その見積価格の承認、又
は見積価格の変更入力のみを行うようにしているが、こ
のときに、見積価格DB35の変更・更新を行うように
してもよい。
ンにおいて補正された見積価格を受信した販売代理店
は、その見積価格を承認する旨又は変更した見積価格と
共に、見積価格DB35の更新要求を車両メーカ側サー
バ1に送信する。
は変更入力された見積価格と、DB35の更新要求とを
受信した車両メーカ側サーバ1は、その受信した見積価
格に基づいて、見積価格DB35の更新を行う。
新を行った場合は、その更新時点から所定期間は、見積
価格提供処理における第1自動補正サブルーチンを行わ
ないようにすることが好ましい。第1自動補正サブルー
チン(図16参照)では、上述したように、車に関する
所定の情報や各販売会社毎の状況等に基づく補正を行う
が、これらの補正要因は短期間の間に大きく変動するこ
とがないため、見積価格DB35の更新を行った後に、
さらに見積価格の補正を行うと、同じ要因による補正を
2度行うことになり、適正な見積価格が提供できなくな
る虞があるためである。
いては、見積価格DB35が、各個別仕様車毎に、車一
台分の見積価格を格納するものとされていたが、これと
は異なり、各仕様(装備)毎の見積価格を、見積価格D
B35に格納するようにしてもよい(例えば、エンジン
1台の見積価格)。この場合は、個別仕様車を構成する
各装備の見積価格を加算して、その個別仕様車一台分の
見積価格を算出するようにすればよい。また、こうした
ときは、実施形態1において、見積価格DB変更・更新
処理(図15参照)に従ってその各装備毎の見積価格を
変更し、見積価格DB36の更新を行うようにすればよ
い。
側サーバ1が行う各処理は、複数のサーバで分担して行
うようにしてもよい。
テムは、車両メーカが販売代理店に対してその採用を強
制するものではなくて、各販売代理店が、顧客に対して
適正な見積価格を提供することができるように、自らの
希望で該システムを自発的に採用するものである。
動車販売支援システム、自動車販売支援プログラム、及
び自動車販売支援方法によれば、各販売会社によって予
め設定された、見積価格を算出するための算出データを
記憶する見積価格データベースの更新を販売会社が行わ
なくても、更新手段が見積価格データベースの更新を自
動的に行うため、不適正な見積価格が提供されることを
未然に防止することができる。その結果、販売会社が商
談の機会を失ってしまうことを極小化させることができ
る一方で、顧客は相場に則した適正な見積価格をオンラ
インで入手することができる。
算出データに基づいて算出した見積価格を補正手段が補
正することによって、不適正な見積価格が提供されるこ
とを未然に防止することができる。
す概念図である。
2、及びユーザ端末5の内部構成を例示するブロック図
である。
れる処理モジュールの機能体系を示す図である。
(M2)における表示画面の遷移を示す図である。
の遷移と、見積・査定の依頼に伴う電子メールの送信機
能を示す図である。
遷移を示す図である。
処理(M6)とにおける表示画面の遷移と、クレジット
審査及び商談申し込みに伴う電子メールの送信機能とを
示す図である。
体概要を示すフローチャートである。
様選定処理(M2)を示すフローチャートである。
・査定依頼処理(M3)を示すフローチャートである。
事項確認処理(M4)を示すフローチャートである。
ローチャートである。
ーチャートである。
フローチャートである。
価格DBの更新処理を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
模式図である。
理を示すフローチャートである。
ローチャートである。
ートである。
理を示すフローチャートである。
例示する図である。
様選定画面(B−1乃至B−15)のフォーマットを例
示する図である。
合に表示されるメーカ希望小売価格の明細画面を例示す
る図である。
様表示画面B−15を例示する図である。
る。
る。
図である。
ある。
る。
ある。
Claims (30)
- 【請求項1】 互いに異なる複数の仕様が設定された自
動車の内から顧客がオンライン上で好みの仕様を選択す
ると共に、その選択された選択仕様の自動車の見積価格
であって、上記顧客が複数の販売会社の内から指定した
販売会社における見積価格を当該顧客に提示することに
よって、上記販売会社が顧客に自動車を販売することを
オンライン上で支援するように構成された自動車販売支
援システムであって、 各仕様毎の自動車のメーカー希望小売価格が算出可能な
データを記憶するメーカー希望小売価格データベース
と、 各仕様毎の自動車の見積価格が算出可能な算出データ
を、上記各販売会社毎に記憶する見積価格データベース
と、 上記見積価格データベースに記憶された算出データの補
正を行なう上で必要な所定データを記憶する参考情報デ
ータベースとを備えていると共に、 上記自動車の複数の仕様を提示して上記顧客に所望の仕
様を選択入力させると共に、該選択入力された仕様を選
択仕様に設定しかつ、該選択仕様の自動車のメーカー希
望小売価格を上記メーカー希望小売価格データベースに
記憶されたデータに基づき算出して、これを上記顧客に
提示する仕様選択手段と、 上記複数の販売会社を提示して上記顧客に所望の販売会
社を指定入力させると共に、該指定入力された販売会社
を指定販売会社に設定する販売会社指定手段と、 上記顧客の見積請求入力に応じて、上記仕様選択手段に
よって設定された選択仕様の自動車の見積価格であっ
て、上記販売会社指定手段によって設定された指定販売
会社における見積価格を、上記見積価格データベースに
記憶された算出データに基づいて算出する見積価格算出
手段と、 上記見積価格算出手段によって算出された見積価格を上
記顧客に提示する、又は当該見積価格を上記選択仕様の
情報と共に上記指定販売会社に提示する見積価格提示手
段と、 上記参考情報データベースに記憶された所定データに基
づいて、上記見積価格データベースに記憶された上記各
販売会社毎の算出データの補正を行うと共に、該補正し
た算出データに基づいて上記見積価格データベースの更
新を行う更新手段とを備えていることを特徴とする自動
車販売支援システム。 - 【請求項2】 互いに異なる複数の仕様が設定された自
動車の内から顧客がオンライン上で好みの仕様を選択す
ると共に、その選択された選択仕様の自動車の見積価格
であって、上記顧客が複数の販売会社の内から指定した
販売会社における見積価格を当該顧客に提示することに
よって、上記販売会社が顧客に自動車を販売することを
オンライン上で支援するように構成された自動車販売支
援システムであって、 各仕様毎の自動車のメーカー希望小売価格が算出可能な
データを記憶するメーカー希望小売価格データベース
と、 各仕様毎の自動車の見積価格が算出可能な算出データ
を、上記各販売会社毎に記憶する見積価格データベース
と、 上記見積価格データベースに記憶された算出データに基
づいて算出された見積価格の補正を行なう上で必要な所
定データを記憶する参考情報データベースとを備えてい
ると共に、 上記自動車の複数の仕様を提示して上記顧客に所望の仕
様を選択入力させると共に、該選択入力された仕様を選
択仕様に設定しかつ、該選択仕様の自動車のメーカー希
望小売価格を上記メーカー希望小売価格データベースに
記憶されたデータに基づき算出して、これを上記顧客に
提示する仕様選択手段と、 上記複数の販売会社を提示して上記顧客に所望の販売会
社を指定入力させると共に、該指定入力された販売会社
を指定販売会社に設定する販売会社指定手段と、 上記顧客の見積請求入力に応じて、上記仕様選択手段に
よって設定された選択仕様の自動車の見積価格であっ
て、上記販売会社指定手段によって設定された指定販売
会社における見積価格を、上記見積価格データベースに
記憶された算出データに基づいて算出する見積価格算出
手段と、 上記参考情報データベースに記憶された所定データに基
づいて、上記見積価格算出手段によって算出された見積
価格の補正を行う補正手段と、 上記補正手段によって補正された見積価格を上記顧客に
提示する、又は当該見積価格を上記選択仕様の情報と共
に上記指定販売会社に提示する見積価格提示手段とを備
えていることを特徴とする自動車販売支援システム。 - 【請求項3】 請求項1に記載の自動車販売支援システ
ムにおいて、 参考情報データベースに記憶された所定データは、自動
車の販売開始時期であり、 更新手段は、上記自動車の販売開始時期からの経過時間
に基づいて、当該経過時間が長いほど見積価格算出手段
により算出される各仕様の自動車の見積価格が下がるよ
うに、見積価格データベースに記憶された各販売会社毎
の算出データの補正を行うように構成されていることを
特徴とする自動車販売支援システム。 - 【請求項4】 請求項2に記載の自動車販売支援システ
ムにおいて、 参考情報データベースに記憶された所定データは、自動
車の販売開始時期であり、 補正手段は、上記自動車の販売開始時期からの経過時間
に基づいて、当該経過時間が長いほど見積価格算出手段
により算出された見積価格を下げる補正を行うように構
成されていることを特徴とする自動車販売支援システ
ム。 - 【請求項5】 請求項2に記載の自動車販売支援システ
ムにおいて、 参考情報データベースに記憶された所定データは、顧客
に既に提示している自動車の見積価格と、各販売会社が
各仕様毎に設定している見積価格下限値とであり、 補正手段は、上記所定データに基づいて、見積請求入力
をした顧客に対して、その見積請求に係る選択仕様と同
じ仕様の自動車の見積価格を既に提示しているときに
は、見積価格算出手段により算出された上記選択仕様の
自動車の見積価格を、上記既に提示している見積価格よ
りも所定価格だけ安い価格であって、その選択仕様の見
積価格下限値よりも高い価格となるように補正するよう
構成されていることを特徴とする自動車販売支援システ
ム。 - 【請求項6】 請求項5に記載の自動車販売支援システ
ムにおいて、 補正手段は、見積請求入力をした顧客に対して既に提示
している見積価格が、その見積請求に係る指定販売会社
における見積価格であるときには、見積価格算出手段に
より算出された見積価格の補正を禁止するように構成さ
れていることを特徴とする自動車販売支援システム。 - 【請求項7】 請求項5に記載の自動車販売支援システ
ムにおいて、 参考情報データベースに記憶された各仕様毎の見積価格
下限値を、各販売会社毎に変更する下限値変更手段を備
え、 上記下限値変更手段は、自動車の販売開始時期からの経
過時間に基づいて、当該経過時間が長いほど上記各仕様
毎の見積価格下限値を下げるように構成されていること
を特徴とする自動車販売支援システム。 - 【請求項8】 請求項1又は請求項2に記載の自動車販
売支援システムにおいて、 見積価格提示手段は、見積価格と選択仕様の情報とを指
定販売会社に提示して該指定販売会社に上記選択仕様の
自動車の見積価格を指定入力させると共に、当該指定入
力された見積価格を顧客に提示するように構成されてい
ることを特徴とする自動車販売支援システム。 - 【請求項9】 請求項1に記載の自動車販売支援システ
ムにおいて、 参考情報データベースに記憶された所定データは、自動
車の仕様と価格との相関関係に関するデータであり、 更新手段は、見積価格算出手段により算出される各仕様
の自動車の見積価格が、他の仕様の自動車の見積価格と
比較して、その仕様上の差異に見合った価格となるよう
に、見積価格データベースに記憶された各販売会社毎の
算出データの補正を行うように構成されていることを特
徴とする自動車販売支援システム。 - 【請求項10】 請求項2に記載の自動車販売支援シス
テムにおいて、 参考情報データベースに記憶された所定データは、自動
車の仕様と価格との相関関係に関するデータであり、 補正手段は、見積価格算出手段によって算出された見積
価格が、その選択仕様とは異なる仕様の自動車の見積価
格と比較して、その仕様上の差異に見合った価格となる
ように、当該見積価格の補正を行うように構成されてい
ることを特徴とする自動車販売支援システム。 - 【請求項11】 互いに異なる複数の仕様が設定された
自動車の内から顧客がオンライン上で好みの仕様を選択
すると共に、その選択された選択仕様の自動車の見積価
格であって、上記顧客が複数の販売会社の内から指定し
た販売会社における見積価格を当該顧客に提示すること
によって、上記販売会社が顧客に自動車を販売すること
をオンライン上で支援するように構成された自動車販売
支援装置を制御するための自動車販売支援プログラムで
あって、 上記自動車販売支援装置は、 各仕様毎の自動車のメーカー希望小売価格が算出可能な
データを記憶するメーカー希望小売価格データベース
と、 各仕様毎の自動車の見積価格が算出可能な算出データ
を、上記各販売会社毎に記憶する見積価格データベース
と、 上記見積価格データベースに記憶された算出データの補
正を行なう上で必要な所定データを記憶する参考情報デ
ータベースとを備えており、 上記自動車販売支援装置に、 上記自動車の複数の仕様を提示して上記顧客に所望の仕
様を選択入力させると共に、該選択入力された仕様を選
択仕様に設定しかつ、該選択仕様の自動車のメーカー希
望小売価格を上記メーカー希望小売価格データベースに
記憶されたデータに基づき算出して、これを上記顧客に
提示する仕様選択ステップと、 上記複数の販売会社を提示して上記顧客に所望の販売会
社を指定入力させると共に、該指定入力された販売会社
を指定販売会社に設定する販売会社指定ステップと、 上記顧客の見積請求入力に応じて、上記仕様選択ステッ
プで設定した選択仕様の自動車の見積価格であって、上
記販売会社指定ステップで設定した指定販売会社におけ
る見積価格を、上記見積価格データベースに記憶された
算出データに基づいて算出する見積価格算出ステップ
と、 上記見積価格算出ステップで算出した見積価格を上記顧
客に提示する、又は当該見積価格を上記選択仕様の情報
と共に上記指定販売会社に提示する見積価格提示ステッ
プと、 上記参考情報データベースに記憶された所定データに基
づいて、上記見積価格データベースに記憶された上記各
販売会社毎の算出データの補正を行うと共に、該補正し
た算出データに基づいて上記見積価格データベースの更
新を行う更新ステップとを実行させることを特徴とする
自動車販売支援プログラム。 - 【請求項12】 互いに異なる複数の仕様が設定された
自動車の内から顧客がオンライン上で好みの仕様を選択
すると共に、その選択された選択仕様の自動車の見積価
格であって、上記顧客が複数の販売会社の内から指定し
た販売会社における見積価格を当該顧客に提示すること
によって、上記販売会社が顧客に自動車を販売すること
をオンライン上で支援するように構成された自動車販売
支援装置を制御するための自動車販売支援プログラムで
あって、 上記自動車販売支援装置は、 各仕様毎の自動車のメーカー希望小売価格が算出可能な
データを記憶するメーカー希望小売価格データベース
と、 各仕様毎の自動車の見積価格が算出可能な算出データ
を、上記各販売会社毎に記憶する見積価格データベース
と、 上記見積価格データベースに記憶された算出データに基
づいて算出される見積価格の補正を行なう上で必要な所
定データを記憶する参考情報データベースとを備えてお
り、 上記自動車販売支援装置に、 上記自動車の複数の仕様を提示して上記顧客に所望の仕
様を選択入力させると共に、該選択入力された仕様を選
択仕様に設定しかつ、該選択仕様の自動車のメーカー希
望小売価格を上記メーカー希望小売価格データベースに
記憶されたデータに基づき算出して、これを上記顧客に
提示する仕様選択ステップと、 上記複数の販売会社を提示して上記顧客に所望の販売会
社を指定入力させると共に、該指定入力された販売会社
を指定販売会社に設定する販売会社指定ステップと、 上記顧客の見積請求入力に応じて、上記仕様選択ステッ
プで設定した選択仕様の自動車の見積価格であって、上
記販売会社指定ステップで設定した指定販売会社におけ
る見積価格を、上記見積価格データベースに記憶された
算出データに基づいて算出する見積価格算出ステップ
と、 上記参考情報データベースに記憶された所定データに基
づいて、上記見積価格算出ステップで算出した見積価格
の補正を行う補正ステップと、 上記補正ステップで補正した見積価格を上記顧客に提示
する、又は当該見積価格を上記選択仕様の情報と共に上
記指定販売会社に提示する見積価格提示ステップとを実
行させることを特徴とする自動車販売支援プログラム。 - 【請求項13】 請求項11に記載の自動車販売支援プ
ログラムにおいて、 参考情報データベースに記憶された所定データは、自動
車の販売開始時期でおり、 更新ステップは、上記自動車の販売開始時期からの経過
時間に基づいて、当該経過時間が長いほど見積価格算出
ステップで算出される各仕様の自動車の見積価格が下が
るように、見積価格データベースに記憶された各販売会
社毎の算出データの補正を行うステップであることを特
徴とする自動車販売支援プログラム。 - 【請求項14】 請求項12に記載の自動車販売支援プ
ログラムにおいて、 参考情報データベースに記憶された所定データは、自動
車の販売開始時期であり、 補正ステップは、上記自動車の販売開始時期からの経過
時間に基づいて、当該経過時間が長いほど見積価格算出
ステップで算出した見積価格を下げる補正を行うステッ
プであることを特徴とする自動車販売支援プログラム。 - 【請求項15】 請求項12に記載の自動車販売支援プ
ログラムにおいて、 参考情報データベースに記憶された所定データは、顧客
に既に提示している自動車の見積価格と、各販売会社が
各仕様毎に設定している見積価格下限値とであり、 補正ステップは、上記所定データに基づいて、見積請求
入力をした顧客に対して、その見積請求に係る選択仕様
と同じ仕様の自動車の見積価格を既に提示しているとき
には、見積価格算出ステップで算出した上記選択仕様の
自動車の見積価格を、上記既に提示している見積価格よ
りも所定価格だけ安い価格であって、その選択仕様の見
積価格下限値よりも高い価格となるように補正するステ
ップであることを特徴とする自動車販売支援プログラ
ム。 - 【請求項16】 請求項15に記載の自動車販売支援プ
ログラムにおいて、 補正ステップは、見積請求入力をした顧客に対して既に
提示している見積価格が、その見積請求に係る指定販売
会社における見積価格であるときには、見積価格算出ス
テップで算出した見積価格の補正を禁止するステップで
あることを特徴とする自動車販売支援プログラム。 - 【請求項17】 請求項15に記載の自動車販売支援プ
ログラムにおいて、自動車販売支援装置に、 参考情報データベースに記憶された各仕様毎の見積価格
下限値を、各販売会社毎に変更する下限値変更ステップ
をさらに実行させ、 上記下限値変更ステップは、自動車の販売開始時期から
の経過時間に基づいて、当該経過時間が長いほど上記各
仕様毎の見積価格下限値を下げるステップであることを
特徴とする自動車販売支援プログラム。 - 【請求項18】 請求項11又は請求項12に記載の自
動車販売支援プログラムにおいて、 見積価格提示ステップは、見積価格と選択仕様の情報と
を指定販売会社に提示して該指定販売会社に上記選択仕
様の自動車の見積価格を指定入力させると共に、当該指
定入力された見積価格を顧客に提示するステップである
ことを特徴とする自動車販売支援プログラム。 - 【請求項19】 請求項11に記載の自動車販売支援プ
ログラムにおいて、 参考情報データベースに記憶された所定データは、自動
車の仕様と価格との相関関係に関するデータであり、 更新ステップは、見積価格算出ステップで算出される各
仕様の自動車の見積価格が、他の仕様の自動車の見積価
格と比較して、その仕様上の差異に見合った価格となる
ように、見積価格データベースに記憶された各販売会社
毎の算出データの補正を行うステップであることを特徴
とする自動車販売支援プログラム。 - 【請求項20】 請求項12に記載の自動車販売支援プ
ログラムにおいて、 参考情報データベースに記憶された所定データは、自動
車の仕様と価格との相関関係に関するデータであり、 補正ステップは、見積価格算出ステップで算出した見積
価格が、その選択仕様とは異なる仕様の自動車の見積価
格と比較して、その仕様上の差異に見合った価格となる
ように、当該見積価格の補正を行うステップであること
を特徴とする自動車販売支援プログラム。 - 【請求項21】 互いに異なる複数の仕様が設定された
自動車の内から顧客がオンライン上で好みの仕様を選択
すると共に、その選択された選択仕様の自動車の見積価
格であって、上記顧客が複数の販売会社の内から指定し
た販売会社における見積価格を当該顧客に提示すること
によって、上記販売会社が顧客に自動車を販売すること
をオンライン上で支援する自動車販売支援方法であっ
て、 各仕様毎の自動車のメーカー希望小売価格が算出可能な
データを記憶するメーカー希望小売価格データベース
と、 各仕様毎の自動車の見積価格が算出可能な算出データ
を、上記各販売会社毎に記憶する見積価格データベース
と、 上記見積価格データベースに記憶された算出データの補
正を行なう上で必要な所定データを記憶する参考情報デ
ータベースとを用いて、 上記自動車の複数の仕様を提示して上記顧客に所望の仕
様を選択入力させると共に、該選択入力された仕様を選
択仕様に設定しかつ、該選択仕様の自動車のメーカー希
望小売価格を上記メーカー希望小売価格データベースに
記憶されたデータに基づき算出して、これを上記顧客に
提示する仕様選択ステップと、 上記複数の販売会社を提示して上記顧客に所望の販売会
社を指定入力させると共に、該指定入力された販売会社
を指定販売会社に設定する販売会社指定ステップと、 上記顧客の見積請求入力に応じて、上記仕様選択ステッ
プで設定した選択仕様の自動車の見積価格であって、上
記販売会社指定ステップで設定した指定販売会社におけ
る見積価格を、上記見積価格データベースに記憶された
算出データに基づいて算出する見積価格算出ステップ
と、 上記見積価格算出ステップで算出した見積価格を上記顧
客に提示する、又は当該見積価格を上記選択仕様の情報
と共に上記指定販売会社に提示する見積価格提示ステッ
プと、 上記参考情報データベースに記憶された所定データに基
づいて、上記見積価格データベースに記憶された上記各
販売会社毎の算出データの補正を行うと共に、該補正し
た算出データに基づいて上記見積価格データベースの更
新を行う更新ステップとを含むことを特徴とする自動車
販売支援方法。 - 【請求項22】 互いに異なる複数の仕様が設定された
自動車の内から顧客がオンライン上で好みの仕様を選択
すると共に、その選択された選択仕様の自動車の見積価
格であって、上記顧客が複数の販売会社の内から指定し
た販売会社における見積価格を当該顧客に提示すること
によって、上記販売会社が顧客に自動車を販売すること
をオンライン上で支援する自動車販売支援方法であっ
て、 各仕様毎の自動車のメーカー希望小売価格が算出可能な
データを記憶するメーカー希望小売価格データベース
と、 各仕様毎の自動車の見積価格が算出可能な算出データ
を、上記各販売会社毎に記憶する見積価格データベース
と、 見積価格データベースに記憶された算出データに基づい
て算出される見積価格の補正を行なう上で必要な所定デ
ータを記憶する参考情報データベースとを用いて、 上記自動車の複数の仕様を提示して上記顧客に所望の仕
様を選択入力させると共に、該選択入力された仕様を選
択仕様に設定しかつ、該選択仕様の自動車のメーカー希
望小売価格を上記メーカー希望小売価格データベースに
記憶されたデータに基づき算出して、これを上記顧客に
提示する仕様選択ステップと、 上記複数の販売会社を提示して上記顧客に所望の販売会
社を指定入力させると共に、該指定入力された販売会社
を指定販売会社に設定する販売会社指定ステップと、 上記顧客の見積請求入力に応じて、上記仕様選択ステッ
プで設定した選択仕様の自動車の見積価格であって、上
記販売会社指定ステップで設定した指定販売会社におけ
る見積価格を、上記見積価格データベースに記憶された
算出データに基づいて算出する見積価格算出ステップ
と、 上記参考情報データベースに記憶された所定データに基
づいて、上記見積価格算出ステップで算出された見積価
格の補正を行う補正ステップと、 上記補正ステップで補正した見積価格を上記顧客に提示
する、又は当該見積価格を上記選択仕様の情報と共に上
記指定販売会社に提示する見積価格提示ステップとを含
むことを特徴とする自動車販売支援方法。 - 【請求項23】 請求項21に記載の自動車販売支援方
法において、 参考情報データベースに記憶された所定データは、自動
車の販売開始時期であり、 更新ステップは、上記自動車の販売開始時期からの経過
時間に基づいて、当該経過時間が長いほど見積価格算出
ステップで算出される各仕様の自動車の見積価格が下が
るように、見積価格データベースに記憶された各販売会
社毎の算出データの補正を行うステップであることを特
徴とする自動車販売支援方法。 - 【請求項24】 請求項22に記載の自動車販売支援方
法において、 参考情報データベースに記憶された所定データは、自動
車の販売開始時期であり、 補正ステップは、上記自動車の販売開始時期からの経過
時間に基づいて、当該経過時間が長いほど見積価格算出
ステップで算出した見積価格を下げる補正を行うステッ
プであることを特徴とする自動車販売支援方法。 - 【請求項25】 請求項22に記載の自動車販売支援方
法において、 参考情報データベースに記憶された所定データは、顧客
に既に提示している自動車の見積価格と、各販売会社が
各仕様毎に設定している見積価格下限値とであり、 補正ステップは、上記所定データに基づいて、見積請求
入力をした顧客に対して、その見積請求に係る選択仕様
と同じ仕様の自動車の見積価格を既に提示しているとき
には、見積価格算出ステップで算出した上記選択仕様の
自動車の見積価格を、上記既に提示している見積価格よ
りも所定価格だけ安い価格であって、その選択仕様の見
積価格下限値よりも高い価格となるように補正するステ
ップであることを特徴とする自動車販売支援方法。 - 【請求項26】 請求項25に記載の自動車販売支援方
法において、 補正ステップは、見積請求入力をした顧客に対して既に
提示している見積価格が、その見積請求に係る指定販売
会社における見積価格であるときには、見積価格算出ス
テップで算出した見積価格の補正を禁止するステップで
あることを特徴とする自動車販売支援方法。 - 【請求項27】 請求項25に記載の自動車販売支援方
法において、 参考情報データベースに記憶された各仕様毎の見積価格
下限値を、各販売会社毎に変更する下限値変更ステップ
をさらに含み、 上記下限値変更ステップは、自動車の販売開始時期から
の経過時間に基づいて、当該経過時間が長いほど上記各
仕様毎の見積価格下限値を下げるステップであることを
特徴とする自動車販売支援方法。 - 【請求項28】 請求項21又は請求項22に記載の自
動車販売支援方法において、 見積価格提示ステップは、見積価格と選択仕様の情報と
を指定販売会社に提示して該指定販売会社に上記選択仕
様の自動車の見積価格を指定入力させると共に、当該指
定入力された見積価格を顧客に提示するステップである
ことを特徴とする自動車販売支援方法。 - 【請求項29】 請求項21に記載の自動車販売支援方
法において、 参考情報データベースに記憶された所定データは、自動
車の仕様と価格との相関関係に関するデータであり、 更新ステップは、見積価格算出ステップで算出される各
仕様の自動車の見積価格が、他の仕様の自動車の見積価
格と比較して、その仕様上の差異に見合った価格となる
ように、見積価格データベースに記憶された各販売会社
毎の算出データの補正を行うステップであることを特徴
とする自動車販売支援方法。 - 【請求項30】 請求項22に記載の動車販売支援方法
において、 参考情報データベースに記憶された所定データは、自動
車の仕様と価格との相関関係に関するデータであり、 補正ステップは、見積価格算出ステップで算出した見積
価格が、その選択仕様とは異なる仕様の自動車の見積価
格と比較して、その仕様上の差異に見合った価格となる
ように、当該見積価格の補正を行うステップであること
を特徴とする自動車販売支援方法。
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