JP2001338182A - 車両情報管理システム、車両リースシステム、車両リース見積・発注方法、及び車両情報管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

車両情報管理システム、車両リースシステム、車両リース見積・発注方法、及び車両情報管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001338182A
JP2001338182A JP2000158538A JP2000158538A JP2001338182A JP 2001338182 A JP2001338182 A JP 2001338182A JP 2000158538 A JP2000158538 A JP 2000158538A JP 2000158538 A JP2000158538 A JP 2000158538A JP 2001338182 A JP2001338182 A JP 2001338182A
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Teruichi Asami
照一 浅見
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Orix Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両のリース業務に関係する少なくとも見積か
ら発注までの各段階でのオート社側及び顧客側双方の作
業の自動化を図る。 【解決手段】車両情報管理サーバー2内に、複数種類の
見積のパターンを顧客別に予め登録しておき(S1,S
2)、顧客IDで車両情報管理サーバー2に接続したユ
ーザ端末3からの見積要求に応じて、要求元の顧客用の
見積画面をユーザ端末3に表示させて見積選択を行わせ
(S3〜S13)、見積完了後、ユーザ端末3からの発
注情報選択要求に応じ、選択された見積が表示されると
共に、所定の項目毎に該当する顧客に固有の情報のリス
トからの情報の選択入力が可能な発注情報選択画面をユ
ーザ端末3に表示させ(S15,S16)、各項目毎に
対応リストから選択されたその内容を含む見積書を作成
して、当該見積書が表示された発注画面をユーザ端末3
に表示させ、リース発注要求を受け付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両リース業務処
理を司る車両リース業務システムとオート・リース社か
らリースされる車両を利用する顧客側のユーザー端末と
を含む、車両リースの関係当事者のシステム間を接続す
ることにより1つのネットワークを形成し、当該ネット
ワークを用いて顧客が利用する車両に関係する情報を管
理する車両情報管理システム、同管理システムを有する
車両リースシステム、同管理システムを利用した車両リ
ース見積・発注方法、及び車両情報管理プログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】車両をリースするリース会社、いわゆる
オート・リース社(以下、オート社と略称する)におけ
る業務の1つに、顧客(いわゆるレッシー)からの見積
もり依頼に応じて見積書(自動車リース見積書)を作成
・発行する業務がある。この場合、顧客は、車種、グレ
ード、リース期間といった基本情報と、仕様(寒冷地仕
様など)、特別装備、色(ボディー色)などの追加情報
に関する希望の組み合わせについて、その組み合わせの
数だけ見積もりを依頼するのが一般的である。
【0003】オート社の担当者は、顧客からの見積もり
依頼に応じて、顧客の希望する組み合わせの数の見積も
りを行い、見積書を作成する。ここで、変動する部分に
ついては、マトリクス形式の見積表(マトリクス見積
表)を例えば所定の表計算ソフトで作成して見積書とは
別に顧客に提示することで、リース料にどのように反映
されるかを一覧(視認)できるようにしている。
【0004】しかし、見積書の有効期間中にモデルチェ
ンジや保険料率改定等があって複数の見積のうち1つで
もリース料が変更になると、その都度、該当する見積書
は勿論、マトリクス見積表も作成し直す必要があった。
【0005】また、オート社における業務に、発注(自
動車リース発注)に関する業務もある。この業務では、
オート社の担当者は、作成した見積書に従って、その見
積内容が反映された発注書(自動車リース発注書)を見
積書数分作成し、つまり発注されるか否か未確定の見積
に対応する発注書を全て作成し、その発注書を顧客に渡
す作業が必要となる。一方、顧客側では、各発注書に必
要項目(納車先住所、現地担当者等)を記入し、それを
持参、郵送、ファクシミリ送信(以下、FAX送信と称
する)等の手段によりオート社の担当者に渡す作業が必
要となる。この必要項目が記入された発注書を受け取っ
たオート社の担当者は、当該発注書をもとに納車先住所
や現地担当者名を既存の顧客リストから探して、該当す
る記入内容と照合することで記入誤り、或いはリスト内
容の変更の必要性等を確認する。
【0006】またオート社の担当者は、顧客側での社内
稟議用に、顧客からの要求に応じて修正した見積書と発
注書を再度作成する作業を行う。この再度作成された見
積書と発注書とは、持参、郵送、FAX送信等の手段に
より顧客に渡される。
【0007】オート社の担当者と顧客との間で見積書や
発注書を持参又は郵送により受け渡しする場合、相手に
渡るまでに時間がかかり、FAX送信により受け渡しす
る場合には、見積書又は発注書が見にくくなる他、確実
性が低いため着信確認が必要となる。
【0008】更に、オート社における業務に、申請(自
動車リース申請)に関する業務もある。この業務では、
顧客からの発注書を受け取ってから一定期間を待って、
その期間中のみ顧客からの発注取消や発注内容の変更指
示を受け付ける。この取消や変更が多いと、最終的に確
定したものがどれであるか不明となる虞がある。また、
申請業務では、顧客からの発注に対してオート社の決裁
者による決裁を受けるための(営業アシスタントによる
一連の)複雑な申請業務が必要である。
【0009】オート社の担当者は、決裁者による決裁が
下りると、車両のサプライヤー(自動車メーカー及び/
又は自動車ディーラー)に対する車両発注書を作成し
て、これをFAX送信する作業を行う。この作業は、対
象となるサプライヤー数が多く、しかも1契約単位で行
われるため、煩雑なものとなる。またFAX送信により
書類を受け渡しするため、確実性が低く着信確認が必要
となる。以上により納車遅れを招く虞がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従
来、オート社で行われていた業務では、車両のリースに
関して、見積から申請までの各段階での作業が煩雑であ
り、また当該各段階での顧客側の作業も煩雑であり、納
車遅れを招く虞もあった。
【0011】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、車両のリース業務に関係する少なくとも
見積から車両発注までの各段階でのオート社側及び顧客
側双方の作業の自動化が図れ、且つ顧客に対する有用な
サービスが提供できるリース車両情報管理システム、車
両リースシステム、車両リース見積・発注方法、及び車
両情報管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両リース業
務処理を司る車両リース業務システムとオート社からリ
ースされる車両を利用する顧客側のユーザー端末とを含
む、車両リース契約に関係する当事者のシステム間を接
続することにより1つのネットワークを形成し、当該ネ
ットワークを用いて顧客が利用する車両に関係する情報
を管理する車両情報管理システムであって、車両リース
に関係する複数種類の見積の情報を顧客別に予め保持す
る見積情報保持手段と、上記ユーザー端末からの見積要
求に応じて、上記見積情報保持手段から要求元の顧客用
の見積情報を抽出し、当該見積情報が選択可能に設定さ
れた見積画面を上記ユーザー端末に表示させて任意の見
積を選択させる見積情報提示手段と、上記ユーザー端末
からの見積完了の通知に応じ、発注に必要な所定の項目
毎に該当する顧客に固有の情報のリストからの情報の選
択入力が可能な発注情報選択画面を上記ユーザー端末に
表示させて、上記各項目毎に対応するリストからの選択
入力を行わせる発注情報選択画面提示手段と、上記ユー
ザー端末からの発注情報選択の確定通知に応じ、上記見
積と上記発注情報選択画面上で各項目毎に選択入力され
たその入力内容を含む見積書を作成して、当該見積書に
基づく車両リース発注要求を可能とする発注画面を上記
ユーザー端末に表示させる発注画面提示手段と、上記ユ
ーザー端末からの車両リース発注要求に応じて、上記発
注画面に表示されている見積書に基づく発注データを作
成し、上記車両リース業務システムに送信するリース発
注データ作成・送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】上記の構成において、車両情報管理システ
ムには、車両リースに関係する複数種類の見積の情報が
顧客別に予め保持されている。この顧客別に複数種類の
見積の情報を用意することが可能な理由は、過去の車両
リース契約でリース料に影響する部分の内容が、顧客別
に見ると、ある程度固定されていることにある。この見
積の情報は、顧客(の担当者)とオート社の担当者(オ
ート担当者)との間の取り決めで決定しても、或いは
(一般に契約データベースに保存されている)顧客別の
過去の契約データに基づいて、車両情報管理システム又
は車両リース業務システムで自動生成するようにしても
構わない。
【0014】このように、車両リースに関係する複数種
類の見積の情報を顧客別に予め車両情報管理システム内
に用意(保持)しているため、顧客側のユーザー端末か
ら見積要求が出された場合に、その顧客に固有の見積情
報だけを当該ユーザー端末に画面表示して、顧客側(の
担当者)に選択させることが可能となる。このため顧客
は、見積画面から希望するリース車両について、見積情
報に従って選択するだけで、見積を得ることができ、顧
客側でいつでも見積が可能となる。また、モデルチェン
ジ等でリース料が変更になっても、車両情報管理システ
ム側で簡単に対応できる。
【0015】また、発注に必要な所定の項目の入力が、
該当する顧客に固有の情報のリストからの選択入力によ
り行えるため、各項目毎に情報を手入力するのに比べて
入力操作が簡単に行える。また、各項目毎に選択入力さ
れたその入力内容を含む見積書が表示された発注画面を
表示することで、当該見積書を顧客側の社内稟議用にプ
リント出力することもできる。顧客側での見積から見積
書の作成・プリント出力までの処理は、社内稟議で許可
される見積書が得られるまで繰り返し且つ速やかに行う
ことができる。更に、社内稟議で許可される見積書が得
られると、顧客側のユーザー端末の操作に基づく車両リ
ース発注要求により、上記発注画面に表示されている見
積書に基づく発注データが自動作成されて直ちに車両リ
ース業務システムに送信されるため、当該車両リース業
務システム側での処理が速やかに行える。
【0016】ここで、上記見積情報を、「車種」と「グ
レード」の組み合わせからなる選択可能な複数の第1の
基本情報と、リース期間を示す選択可能な複数の第2の
基本情報と、項目単位での選択が可能な仕様を含む複数
項目からなる追加情報とで構成するならば、つまり見積
に必要な情報を、第1の基本情報と、第2の基本情報
と、追加情報とに分け、それぞれ第1の基本情報、第2
の基本情報、及び追加情報別に選択可能な構成とするこ
とで、第1の基本情報と第2の基本情報と追加情報との
全組み合わせ分の情報を持つ場合に比べて情報量及び選
択対象数を減らすことが可能となる。
【0017】また、上記第1の基本情報として、顧客と
の間で取り決めたもの、或いは顧客の過去の契約データ
に含まれているもの以外に、当該契約データに含まれる
第1の基本情報成分に類似の情報、例えば類似車種を含
む情報(奨励する第1の基本情報)を適用することも可
能である。更に、リース契約者との間のカード契約によ
り、給油のみに利用可能な特別のカード(特定給油カー
ド)を契約者に付与し、契約者が当該カードを用いてS
S(サービスステーション)で給油した場合に、その給
油日付、給油量(使用量)等の給油情報が所定のルート
で車両リース業務システムに送信されて給油・整備デー
タベースに保存される構成を適用すると共に、リース契
約車両が所定の整備工場で点検・整備された場合に、日
付、走行距離を含む点検・整備結果が整備情報として当
該給油・整備データベースに保存される構成を適用し、
当該給油・整備データベースの情報に基づいて各契約車
両の燃費を算出して車種別の平均燃費を求めるならば、
選択された車種の平均燃費を上記見積画面上に表示して
顧客の見積選択の参考にすることが可能となる。
【0018】また本発明は、ユーザー端末から車両情報
管理システムへの接続要求に際し、予め顧客に割り当て
られている顧客識別子(顧客ID)を含む認証用情報を
入力させて、入力された認証用情報に基づいて正当な顧
客(からの接続要求)であるか否かの認証処理を行い、
正当な顧客であるとの認証結果に基づいて上記ユーザー
端末を車両情報管理システムに接続させる認証手段を更
に備えると共に、上記見積情報保持手段には、顧客ID
に対応する見積情報が保持され、上記見積情報提示手段
は、正当な顧客であると認証された際の顧客IDをキー
として、見積情報保持手段から対応する見積情報を抽出
して、当該見積情報が選択可能に設定された見積画面を
ユーザー端末に表示させ、上記発注情報選択画面提示手
段は、上記顧客IDをキーとして過去のリース契約デー
タから当該識別子の示す顧客の契約データを検索して、
当該契約データをもとに、発注に必要な所定の項目毎の
過去に用いられた情報のリストを生成する構成としたこ
とをも特徴とする。
【0019】このように顧客IDと対応付けた情報管理
を行うことで、顧客は自身に割り当てられた固有のID
を用いて車両情報管理システムにいつでもアクセスで
き、顧客側で自身のデータに基づいた情報からの見積を
可能とする。また、顧客IDに対応付けられている過去
の契約データを利用して、発注に必要な所定の項目毎に
該当する顧客に固有の選択入力可能な情報リストを提示
することにより、顧客側では納車先等の発注に必要な情
報を、当該各項目毎の情報リストから選択するだけで入
力することができる。
【0020】ここで、発注に必要な所定の項目として、
納車先の他に、現地担当者、納車希望日、又は(リース
車両の入れ替え時に必要な)入替車両登録番号を含める
とよい。この場合、現地担当者のリストは、納車先と同
様に、顧客IDに対応付けられている過去の契約データ
を利用して生成することができる。また、入れ替えの場
合、納車希望日は、前契約の終了日、或いは解約日が対
象となるが、その情報も上記契約データから取得でき
る。入れ替えではない場合には、カレンダを情報リスト
として用い、そこからに納車希望日を選択させればよ
い。また、入替車両登録番号は入れ替え時のみ必要とな
るものであるが、そのリストは、納車先リスト、現地担
当者リストと同様に、顧客IDに対応付けられている過
去の契約データを利用して生成することができる。
【0021】この他に、上記見積画面上から選択された
見積を該当する顧客の顧客IDに対応付けて保持する選
択見積保持手段を更に設け、上記発注情報選択画面提示
手段では、ユーザー端末から見積要求を受けた場合に、
該当する顧客の顧客IDに対応付けて上記選択見積保持
手段に保持されている見積のリストを生成して、上記発
注情報選択画面上での当該リストからの見積の選択入力
を可能とすることで、顧客側での連続見積を実現するこ
ともできる。
【0022】また本発明は、上記リース発注データ作成
・送信手段に、次の各手段、即ち見積書が表示された発
注画面上でユーザー端末からの車両リース発注通知が出
された場合に、上記リース発注データを作成するリース
発注データ作成手段と、作成されたリース発注データを
予め定められた保管期間の間保持するリース発注データ
保持手段と、上記リース発注データの保管期間内におけ
るユーザー端末からの車両リース発注要求に対する取消
要求又は発注項目の変更要求を受け付けて当該発注デー
タの削除又は変更を行う発注取消・変更手段と、上記発
注データ保持手段内の保管期間が満了したリース発注デ
ータを顧客からの正式リース発注データとして上記車両
リース業務システムに送信するリース発注データ送信手
段とを持たせたことをも特徴とする。
【0023】このように、リース発注データの保管期間
を設けることで、その保管期間内では、車両リース発注
通知に対する取消要求又は発注項目の変更要求を許すこ
とができる。ここで、上記発注画面提示手段により作成
される見積書に固有の見積番号を割り当てる構成とする
ならば、車両のリース発注に用いられる見積がこの見積
番号により特定できるため、受発注時のミスを防止でき
る。また、次回に割り当てられる又は前回に割り当てら
れた見積番号を保持しておき、上記発注情報選択の確定
通知毎に、当該見積番号をインクリメントするならば、
次回又は今回の見積番号割り当てにおいて固有の見積番
号を正しく割り当てることができる。
【0024】また本発明の上記車両情報管理システムは
サプライヤーのシステム(自動車メーカー及び/又は自
動車ディーラーのシステム)との接続が可能であり、上
記リース発注データに基づいて車両リース業務システム
にて車両発注に関する申請・決裁手続きがなされた結
果、当該業務システムからサプライヤーのシステムへの
車両発注情報に基づく車両発注が行われた場合に、リー
ス発注要求元のユーザー端末にリース発注受領・車両発
注情報を通知し、当該ユーザー端末からの参照要求に対
してその要求元に車両発注情報を提供する車両発注情報
提供手段を更に設けたことを特徴とする。
【0025】このような構成においては、顧客側の操作
で車両情報管理システムから車両リース業務システムに
リース発注データが送られた結果、当該業務システムか
らサプライヤーのシステムへの車両発注情報に基づく車
両発注が行われた場合、その車両発注情報を顧客側のユ
ーザー端末からの要求に応じて車両情報管理システムか
らユーザー端末に送ることで、当該端末で参照(閲覧)
できる。また、この車両発注情報を車両リース業務シス
テム、或いはサプライヤーのシステム(側のユーザー端
末)から参照可能とすることもできる。
【0026】ここで、上記リース発注データには、見積
書中の上記各項目毎に選択入力されたその入力内容を反
映させ、上記車両発注情報には、当該リース発注データ
中の上記反映部分、即ち上記各項目毎に選択入力された
その入力内容を反映させるとよい。
【0027】また、車両リース業務システムにおける車
両発注に関する申請・決裁手続きのために、各顧客別
に、当該顧客の与信及び取引条件についてオート社の決
裁者により事前に決裁済みであるか否かを示す情報を含
む顧客情報が保存されている車両リース業務システムデ
ータベースを設け、車両情報管理システムから車両リー
ス業務システムに対してリース発注データが送信された
場合に、当該業務システムにおいて、リース発注データ
と車両リース業務システムデータベースとのマッチング
を行い、該当する顧客の顧客情報中に事前に決裁済みで
あることを示す情報が含まれていることをもって、リー
ス発注データに基づく車両発注に関する自動申請・自動
決裁を行う構成とするとよい。
【0028】また本発明は、車両リース業務システムか
らの車両発注に応じて上記サプライヤーのシステムから
提供される納車情報を直接に又は上記車両リース業務シ
ステムを介して上記車両情報管理システムで受け、少な
くともユーザー端末からの参照要求に対してその要求元
に納車情報を提供する納車情報提供手段を当該車両情報
管理システムに更に備えたことを特徴とする。
【0029】このような構成においては、顧客側では、
自身の操作で車両情報管理システムから車両リース業務
システムにリース発注データが送られた結果、当該業務
システムからサプライヤーのシステムへの車両発注情報
に基づく車両発注が行われ、当該車両発注に応じて(例
えば自動車ディーラーに)車両手配が行われた場合、そ
の車両手配に対する納車情報(例えば納期及び納車ディ
ーラーの情報が含まれた納車情報)を顧客側のユーザー
端末から参照(閲覧)できる。この納車情報を車両リー
ス業務システム、或いはサプライヤーのシステム(側の
ユーザー端末)から参照可能とすることもできる。
【0030】なお、以上の車両情報管理システムに係る
本発明は方法に係る発明としても成立する。また、車両
情報管理システムに係る本発明は、コンピュータに当該
発明に相当する手順を実行させるための(或いはコンピ
ュータを当該発明に相当する手段として機能させるため
の、或いはコンピュータに当該発明に相当する機能を実
現させるための)車両情報管理プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体としても成立する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。
【0032】図1は本発明の一実施形態に係るネットワ
ークを利用したリース車両情報管理システムのシステム
構成図である。同図において、通信ネットワーク、例え
ばインターネット1には、リース車両情報の管理を司る
Webサーバーとしての車両情報管理サーバー2と、オ
ート社の顧客又は自動車メーカー(等のサプライヤー)
側が利用するクライアント・マシンとしての複数のユー
ザー端末3とが接続されている。なお、ユーザー端末3
は一般には公衆回線網を介してインターネット1に接続
されるが、図では当該公衆回線網は省略されている。
【0033】車両情報管理サーバー2には、主として車
両のリース業務に関連して発生する種々の車両情報を管
理するためのプログラム(車両情報管理プログラム)2
0が搭載されている。このプログラム20は、CD−R
OM、フロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体か
ら車両情報管理サーバー2にロードして用いられる。ま
た、プログラム20が通信媒体を介してダウンロードさ
れるものであっても構わない。
【0034】本実施形態では、サーバー2がプログラム
20に従って、例えば見積業務に関する見積情報、発注
業務に関する発注情報、申請業務に関する申請、決裁、
発注、納車情報、リース終了に関する終了情報、及び契
約業務に関する契約情報の作成・保存処理等を行うこと
で、車両情報管理システムが実現される。
【0035】車両情報管理サーバー2はオート社ホスト
システム4と接続されている。このサーバー2とホスト
システム4との接続にはLAN(ローカルエリアネット
ワーク)を用いるとよいが、両者がインターネット1を
介して接続されるものであっても構わない。
【0036】オート社ホストシステム4は、オート社の
社内営業業務処理を司るもので、当該業務処理を実現す
るための(例えばホストコンピュータと端末装置として
の複数のパーソナルコンピュータとを含む)オート社社
内営業業務システム(以下、オート社業務システムと称
する)41を有している。オート社ホストシステム4は
また、顧客情報が保存される顧客データベース(顧客D
B)42、発注情報が保存される発注データベース(発
注DB)43、納車情報が保存される納車データベース
(納車DB)44、終了情報が保存される終了データベ
ース(終了DB)45、及び契約情報が保存される契約
データベース(契約DB)46を有している。これら各
データベース42〜46は車両情報管理サーバー2から
もアクセスすることが可能であり、大容量外部記憶装
置、例えば磁気ディスク装置を用いて実現されている。
なお、データベース42〜46をオート社ホストシステ
ム4から切り離して専用のサーバー(データベースサー
バー)に持たせることも可能である。
【0037】オート社ホストシステム4は、オート社と
取引のある自動車メーカーの持つ情報処理システムとし
ての自動車メーカーシステム5(内のユーザー端末3)
と、車両情報管理サーバー2によりインターネット1を
介して接続されている。
【0038】次に、図1の構成における車両情報管理サ
ーバー2を中心とする動作について、見積〜申請までの
処理を例に、図2乃至図4のシーケンスチャート、及び
図5乃至図7の画面例を適宜参照して説明する。
【0039】まず、オート社ホストシステム4により管
理される顧客データベース42には、オート社の顧客に
ついての種々の情報が保存されている。この顧客情報
は、各顧客に個別に割り当てられた顧客ID(顧客識別
子)と顧客との対応リストを含んでいる。そして、顧客
データベース42を含む各データベース42〜46上で
は、各顧客毎にその顧客IDに対応付けて当該データベ
ースの種類に固有の情報が保存されている。
【0040】オート社の担当者(オート担当者)は、
(例えば契約車両数が一定数以上の大口の)顧客(側の
担当者)との間で、顧客別に予め車両リース(車両のリ
ース契約)に関する基準見積の取り決めを行う。この基
準見積は、「車種」、「グレード」の組み合わせからな
る第1の基本情報と、「リース期間」からなる第2の基
本情報と、「仕様」(寒冷地仕様、準寒冷地仕様な
ど)、「特別装備」(ロゴ入りのマーキングの有無、冬
タイヤの有無など)、「色」などの追加情報とから構成
される。
【0041】通常、車両リース(の対象となる車両等)
に関する上記第1及び第2の基本情報と追加情報との組
み合わせは、顧客別に見るならば、過去の履歴からせい
ぜい4,5通りに固定されていることが分かっている。
そこで本実施形態では、1顧客につき第1の基本情報に
ついて標準で2〜3通りの取り決めを行い、多くても5
通りに止めている。また、第2の基本情報としての「リ
ース期間」は、例えば顧客に無関係に3通り用意され
る。また、追加情報については、最大6項目の取り決め
が可能なようになっている。
【0042】本実施形態において、上記第1の基本情報
には、顧客との取り決めにより決定されるものの他に、
オート社の推奨するものがある。このオート社の推奨す
る第1の基本情報はオート担当者により決定されるもの
で、顧客との間で取り決められた第1の基本情報の示す
車種に類似の推奨する車種を含む。
【0043】オート担当者は、顧客との間で取り決めた
(5通り以内の)第1の基本情報と、オート社の推奨す
る第1の基本情報と、3通りの第2の基本情報と、顧客
との間で取り決めた(6項目以内の)追加情報とからな
る基準見積のパターン(基準見積情報)を、オート社ホ
ストシステム4(中のパーソナルコンピュータ)から入
力することで(ステップS1)、その見積パターンを当
該オート社ホストシステム4により車両情報管理サーバ
ー2内(の磁気ディスク装置等の記憶手段)に当該顧客
の顧客IDに対応付けて登録させる(ステップS2)。
【0044】なお、上記したオート社の推奨する基本情
報を含む複数の第1の基本情報と複数の追加情報とを、
オート社ホストシステム4の処理、或いはオート社ホス
トシステム4側からの要求に基づく車両情報管理サーバ
ー2の処理により、契約データベース46に保存されて
いる顧客別の過去の契約データに基づいて自動生成し、
予め定められた3通りの第2の基本情報と組み合わせて
基準見積パターンとして車両情報管理サーバー2内に自
動登録する構成とすることも可能である。
【0045】さて、顧客(レッシー)は、車両情報管理
サーバー2の提供するサービスを受けたい場合、自身の
ユーザー端末3を操作してサーバー2の提供する所定の
情報ページ(Webページ)を参照し、当該ページに従
って、自身のID(顧客ID)及びパスワードを入力す
る(ステップS3)。
【0046】車両情報管理サーバー2は、入力された顧
客ID及びパスワードにより、当該車両情報管理サーバ
ー2が利用可能な正当な顧客であるか否かの周知の認証
処理を行い(ステップS4)、正当な顧客であれば当該
車両情報管理サーバー2を利用可能とする所定のWeb
ページ(以下、車両情報管理メニュー画面と称する)を
ユーザー端末3に送る(ステップS5)。すると、ユー
ザー端末3には、情報ページ閲覧ソフトウェア、いわゆ
るブラウザにより、車両情報管理サーバー2からの車両
情報管理メニュー画面が表示される。これにより、顧客
(側の担当者)はユーザー端末3から車両情報管理サー
バー2にアクセスして当該サーバー2の提供する情報サ
ービスを受けることが可能となる(ステップS6)。
【0047】さて、車両情報管理メニュー画面は、「見
積・発注」を含む複数のメニュー項目を有している。顧
客がユーザー端末3を操作して、車両情報管理メニュー
画面上で「見積・発注」を選択(クリック)すると、当
該ユーザー端末3から車両情報管理サーバー2に見積要
求が送られる(ステップS7)。これにより車両情報管
理サーバー2は、見積要求元の顧客IDをキーとして、
当該顧客IDに対応付けて内部に保存してある基準見積
パターンを取り出し、その見積パターンが反映された見
積画面(見積ページ)の情報を生成してユーザー端末3
に送信する(ステップS8)。するとユーザー端末3に
は、ブラウザにより図5に示す見積画面50が表示され
る(ステップS9)。
【0048】図5の見積画面50は、上記第1の基本情
報が反映された車種/グレード選択領域51と、上記第
2の基本情報が反映されたリース期間選択領域52と、
上記追加情報が反映された追加情報選択領域53とを有
している。この例では、車種/グレード選択領域51で
は、推奨車種を含む4通りの車種/グレード(の組み合
わせパターン)の中から選択可能であり、リース期間選
択領域52では、3通りのリース期間(36ヶ月、48
ヶ月、60ヶ月)の中から選択可能なようになってい
る。また追加情報選択領域53では、3通りの追加項目
の各々について、追加情報の選択が可能なようになって
いる。
【0049】見積画面50はまた、車種/グレード選択
領域51で選択された車種/グレードの車両の平均燃費
を表示する領域(平均燃費表示領域)54と、領域51
〜53で現在選択されている第1及び第2の基本情報と
追加情報の組み合わせで決まる見積リース料(月額リー
ス料)を表示する領域(リース料表示領域)55とを有
している。
【0050】見積画面50は更に、見積完了を通知し
て、現在選択されている第1及び第2の基本情報と追加
情報の組み合わせで決まる見積に基づく車両リース発注
に必要な発注情報選択画面を呼び出すための見積完了ボ
タン56と、前の画面(メニュー画面)に戻すための戻
るボタン57とを有している。
【0051】顧客はユーザー端末3に見積画面50が表
示されると、「車種」と「グレード」の組み合わせから
なる第1の基本情報については車種/グレード選択領域
51から、「リース期間」からなる第2の基本情報につ
いてはリース期間選択領域52から、それぞれ当該基本
情報単位で選択する操作をマウス等の入力手段により行
う(ステップS10)。図5では、車種/グレード(第
1の基本情報)として「C社 △△△ 1500CC
ガソリン 4AT 4ドア DX」が、リース期間(第
2の基本情報)として「60ヶ月」が、それぞれ選択さ
れている状態が示されている。
【0052】車両情報管理サーバー2は、見積画面50
上で第1及び第2の基本情報が選択されると、その選択
された基本情報(車種/グレード/リース期間)で決ま
る基本のリース料(ベース金額)を確定し、リース料表
示領域55に表示させる(ステップS11)。
【0053】また顧客は、「仕様」、「特別装備」等の
追加情報については、追加情報選択領域53に設定され
ている顧客固有の各追加項目(追加情報項目)別に、リ
ストから所望の情報を選択する操作を行う(ステップS
12)。図5では、「仕様」として「準寒冷地仕様」が
選択中であり、また「特別装備(マーキング)」として
「マーキング無」が、「特別装備(冬タイヤ)」として
「冬タイヤ込」が、それぞれ選択されている状態が示さ
れている。
【0054】車両情報管理サーバー2は、追加情報選択
領域53から各追加項目別に情報選択が行われる毎に、
その時点で選択されている項目(追加項目)個々の金額
と先に確定したベース金額との合計を計算して、見積リ
ース料を算出し、見積画面50のリース料表示領域55
の内容を当該算出したリース料に変更する(ステップS
13)。なお、見積リース料の計算プログラムを、車両
情報管理サーバー2からユーザー端末3に送られる上記
見積画面の情報に付加することにより、当該プログラム
に従ってユーザー端末3側で見積リース料を計算させる
ことも可能である。
【0055】ところで本実施形態では、例えば大口の顧
客(リース契約者)との間のカード契約により、給油の
みに利用可能な特別のカード(以下、特定給油カードと
称する)が当該カード契約者に付与されるようになって
いる。この特定給油カードは、給油のみに、全国の複数
の元売の系列SS(サービスステーション)で使用可能
となっている。このカードの使用期間はリース期間に連
動しており、したがってカードの期限管理が不要であ
る。
【0056】特定給油カードには、当該カードを特定す
るカード番号(カードID)が記録されている。そして
SSで給油した際に、このカード番号に対応付けて、給
油日付、曜日、SSの場所の情報としての営業所名及び
住所、元売名、燃料種類、使用量、単価、代金といった
給油情報が、当該SSの元売りのホストコンピュータに
送信され、更に当該ホストコンピュータから図1のオー
ト社ホストシステム4に送信されて、給油・整備データ
ベース(図示せず)に保存されるようになっている。ま
た、契約車両を所定の整備工場で点検・整備した際の日
付、走行距離を含む点検・整備結果が整備情報としてオ
ート社ホストシステム4に送信されて、上記給油・整備
データベースに保存されるようになっている。なお、上
記の給油情報及び整備情報の収集は月次処理でも問題な
いため、つまりリアルタイム処理である必要はないた
め、例えばフロッピーディスク等の記録媒体に記録して
おき、月毎にオート社に提出し、オート社ホストシステ
ム4にて当該記録媒体に記録されている情報を読み込ん
で上記給油・整備データベースに保存する構成であって
も構わない。
【0057】オート社ホストシステム4は、給油・整備
データベースに保存されている給油情報及び整備情報を
もとに、各契約車両の燃費を算出し、契約車両毎の燃費
の一覧、及び車種別の平均燃費の一覧を作成し、給油・
整備データベースに保存する。
【0058】そこで、車両情報管理サーバー2は、顧客
が図5の見積画面50上で必要な情報を全て選択した際
(又は車種/グレード選択領域51から車種/グレード
を選択した際)に、選択車種の「平均燃費」を給油・整
備データベースの車種別平均燃費一覧から取り出して、
参考情報として図5に示すように平均燃費表示領域54
に表示する。
【0059】顧客は、以上の操作により見積画面50上
で所望の見積が選択できたと判断すると、見積完了ボタ
ン56を押す。するとユーザー端末3から車両情報管理
サーバー2に発注情報選択要求が送られ(ステップS1
4)、その際の見積の内容が車両情報管理サーバー2内
に保存される。
【0060】車両情報管理サーバー2は、ユーザー端末
3からの発注情報選択要求により見積完了を判断する
(ステップS15)と共に、発注情報選択画面(Web
ページ)の情報をユーザー端末3に送る(ステップS1
6)。これによりユーザー端末3には、ブラウザにより
図6に示すような発注情報選択画面60が表示される。
【0061】図6の発注情報選択画面60には、先に見
積画面上で作成した見積の内容が表示される見積表示領
域61と、当該見積以外に車両(自動車)リース発注に
必要な項目を選択入力(又は入力)するための複数の選
択入力ボックス(フィールド)、例えば納車先を選択入
力するための納車先ボックス62と、現地担当者(担当
者名)を選択入力するための現地担当者ボックス63
と、納車希望日を選択入力するための納車希望日ボック
ス64と、入替車両登録番号を選択入力するための入替
車両登録番号ボックス65とが設けられている。発注情
報選択画面60にはまた、上記各ボックス62〜65上
で選択入力した内容を確定させるための確定ボタン66
と、前の画面(見積画面)に戻すための戻るボタン67
とが設けられている。
【0062】車両情報管理サーバー2からユーザー端末
3に送られる発注情報選択画面60の情報には、見積表
示領域61に表示される発注情報選択要求時の見積の内
容と、納車先ボックス62上での選択入力の対象となる
納車先情報(「支店名」「住所」「電話番号」等)のリ
ストと、現地担当者ボックス63上での選択入力の対象
となる現地担当者のリストと、納車希望日ボックス64
上での選択入力の対象となる納車希望日のリストと、入
替車両登録番号ボックス65上での選択入力の対象とな
る入替車両登録番号のリストとが含まれている。
【0063】ここで上記各リストは、契約データベース
46に保存されている契約データに基づいて車両情報管
理サーバー2により、次のように作成される。まず本実
施形態では、契約データベース46には、顧客IDで示
される顧客の既存の契約データが保存されている。この
契約データには、納車先(「支店名」「住所」「電話番
号」等)と、現地担当者の情報が含まれている。そこで
車両情報管理サーバー2は、契約データベース46中の
発注情報選択要求元の顧客IDに対応する各契約データ
から納車先と現地担当者の情報を抽出して、納車先情報
リストと現地担当者リストとを作成する。
【0064】ところで、リース車両の入れ替えの場合、
納車希望日は、前契約の終了日又は解約日が対象とな
る。この情報も契約データベース46の契約データに含
まれている。そこで車両情報管理サーバー2は、発注情
報選択要求元の顧客IDに対応する各契約データから前
契約の終了日又は解約日の情報を抽出して、納車希望日
リストを作成する。また、上記契約データには車両登録
番号も含まれている。そこで車両情報管理サーバー2
は、発注情報選択要求元の顧客IDに対応する前契約の
各契約データから入れ替えの対象となり得る車両の車両
登録番号を抽出して、入替車両登録番号リストを作成す
る。この入替車両登録番号リストはリース車両の入替時
にのみ選択入力の対象となる。
【0065】顧客は、ユーザー端末3に発注情報選択画
面60が表示されると、当該画面60上の所望の入力ボ
ックスを指定して、そのボックス上でリース発注に必要
な情報(発注情報)の選択入力操作を行う(ステップS
17)。
【0066】即ち顧客は、納車先ボックス62上での納
車先情報リストからの納車先情報選択入力操作、現地担
当者ボックス63上での現地担当者リストからの現地担
当者選択入力操作、及び納車希望日ボックス64上での
納車希望日リストからの納車希望日選択入力操作(リー
ス車両の入れ替えの場合)を行う。なお、入れ替えでな
い場合には納車希望日リストは利用できないため、カレ
ンダからの納車希望日選択が可能なようになっている。
また、入れ替えの場合、顧客は更に入替車両登録番号ボ
ックス65上での入替車両登録番号リストからの入替車
両登録番号選択入力操作を行う。この他、上記リスト、
例えば納車先情報リスト中に選択項目に該当するものが
ない場合、ユーザー端末3のキーボード等の入力手段を
用いた手入力が可能なようにもなっている。
【0067】上記の如くボックス62〜65を対象とす
る選択入力操作が行われると、その都度選択入力された
情報がユーザー端末3から車両情報管理サーバー2に送
られて当該サーバー2内に一時保存される(ステップS
18)。もし、既に入力情報が保存されているボックス
を対象に別の情報が選択入力された場合には、その保存
されている情報が新たに選択入力された情報に更新され
る。つまり車両情報管理サーバー2には、発注情報の選
択入力操作で入力された各項目毎の最新の情報が一時保
存される。
【0068】顧客は、発注情報選択画面60上でリース
発注に必要な項目の内容を選択すると、確定ボタン66
を押す。するとユーザー端末3から車両情報管理サーバ
ー2に発注情報選択の確定通知が送られる(ステップS
19)。これにより車両情報管理サーバー2は、現在保
存している発注情報を含む見積(つまりリース発注の対
象となる見積)の確定を判断し、当該見積を特定するた
めのユニークな見積番号(見積No.)を割り当てる(ス
テップS20)。車両情報管理サーバー2は、次回に割
り当てられる又は前回に割り当てられた見積番号を記憶
手段内に保持しており、確定ボタン66が押される毎
に、つまりユーザー端末3から車両情報管理サーバー2
に発注情報選択の確定通知が送られる毎に、当該見積番
号を次回又は今回の見積番号割り当てのために1インク
リメントする。
【0069】なお、ボックス62〜65に対する選択入
力操作の都度、選択入力された情報をユーザー端末3か
ら車両情報管理サーバー2に送るのではなく、確定ボタ
ン66が押された場合に、確定要求と共に、その際に各
ボックス62〜65に選択入力されている情報を一括し
てユーザー端末3から車両情報管理サーバー2に送っ
て、当該サーバー2に保存させることも可能である。そ
のためのプログラムは、発注情報選択画面60の情報に
付加して、車両情報管理サーバー2からユーザー端末3
に送るようにすればよい。
【0070】さて車両情報管理サーバー2は、ユーザー
端末3から見積確定通知が送られて、ユーザー端末3側
で選択設定した発注情報を含む見積に見積番号を割り当
てると、その見積の内容を表した見積書、つまり確定し
た見積書を含む発注画面の情報をユーザー端末3に送る
(ステップS21)。これによりユーザー端末3には、
図7に示すような発注画面70が表示される。この発注
画面70には見積書71が設定されている。発注画面7
0にはまた、見積書71の印刷を指示する印刷ボタン7
2と、リース発注を要求する発注ボタン73と、前の画
面(発注情報選択画面60)に戻すための戻るボタン7
4とが設けられている。
【0071】そこで顧客は、ユーザー端末3に発注画面
70が表示されると、ユーザー端末3を操作して印刷ボ
タン72を押すことで、発注画面70上の見積書71を
例えば社内稟議用にプリント出力させることができる
(ステップS22)。なお、認証された顧客に固有の確
定した見積(つまり見積番号が割り当てられた見積)の
リストを呼び出し可能な構成として、当該リストから所
望の見積を選択することで、その選択した見積の見積書
(71)を含む発注画面(70)を表示させることも、
その選択した見積の見積書をプリント出力させることも
可能である。
【0072】もし、発注画面70上の見積書71を発注
の対象としない(ことが社内稟議で決定された)場合、
顧客はユーザー端末3を操作して上記見積画面50に戻
して、上述した操作を再度行って新たな見積を確定し、
リース発注の対象とするか否かを判断する。なお、上記
ステップS7〜S15を繰り返して、車両情報管理サー
バー2に対して複数の見積を行わせることが可能な構成
とすると共に、車両情報管理サーバー2からユーザー端
末3に送られる発注情報選択画面の情報中に、その複数
の見積のリストを含め、当該発注情報選択画面上で、そ
の見積リストから顧客が所望する見積が選択可能な構成
としてもよい。
【0073】顧客は、発注画面70上の見積書71をリ
ース発注の対象とする場合、当該発注画面70上の発注
ボタン73を押す。これにより、ユーザー端末3から車
両情報管理サーバー2に発注データ(リース発注デー
タ)が送信される(ステップS23)。
【0074】すると車両情報管理サーバー2は、発注元
の発注画面70に表示されている見積書71の示す見積
に基づいて、対応する見積番号を含むリース発注書のデ
ータ(リース発注データ)を作成して、ユーザー端末3
に送信して画面表示させると共に当該リース発注データ
を車両情報管理サーバー2内に保管する(ステップS2
4)。
【0075】なお、発注画面70上に発注書作成ボタン
(図示せず)を追加することで、上記ステップS23,
S24に代えて以下の処理を適用することも可能であ
る。まず、顧客が発注画面70上の見積書71の情報を
リース発注の対象とした場合、発注画面70上の発注書
作成ボタンを押すことにより、発注画面70上の見積書
71がリース発注書(図示せず)へと切り替わる。この
場合、リース発注の対象となる見積書71の情報とリー
ス発注書の情報とが相違していないことを顧客が確認す
るために、1つのページで両者を閲覧できる構成とする
ことも可能である。顧客は、リース発注書に含まれてい
る見積(確定見積)を確認した上で、発注ボタン73を
押してユーザー端末3から車両情報管理サーバー2へ発
注データを送信する。この場合、車両情報管理サーバー
2は、発注書の示す発注データを車両情報管理サーバー
2内に保管する。
【0076】車両情報管理サーバー2は、ステップS2
4で保管したリース発注データの保管期間を予め一定期
間(例えば24時間)に定めて管理している。この(発
注データを受けてから)一定期間の間、つまりリース発
注データの保管期間中の間は(ステップS25)、顧客
(発注者)はユーザー端末3から発注の取消、或いは発
注内容の変更要求(納車先変更の要求など)を車両情報
管理サーバー2に対して送信することが可能である(ス
テップS26)。
【0077】車両情報管理サーバー2は、上記リース発
注データの保管期間が満了となると(ステップS2
7)、その満了時点で当該車両情報管理サーバー2内に
保管されているリース発注データを顧客からの正式リー
ス発注データとして、つまりオート社にとっての受注デ
ータとして、当該顧客の顧客IDに対応付けて発注デー
タベース43に保存すると共に、オート社ホストシステ
ム4のオート社業務システム41に当該顧客IDの顧客
からのリース発注を受注した旨を見積番号を付して通知
する(ステップS28)。これは、車両情報管理サーバ
ー2から発注データベース43を介してオート社業務シ
ステム41に正式リース発注データが送信されることと
等価である。
【0078】オート社業務システム41は車両情報管理
サーバー2からの受注通知を受け取ると、見積番号をキ
ーにして該当する正式リース発注データを発注データベ
ース43から取り出して、当該データを所定の送信形
式、例えば所定の電子メールでオート営業担当者宛てに
自動送信する。これにより、オート営業担当者はリース
発注内容を把握することが可能となる。
【0079】なお、ユーザー端末3からの発注要求に応
じてリース発注データを一時保管した際、更にはユーザ
ー端末3から取消、或いは発注内容の変更要求を受け取
った際にも、対応する情報を発注データベース43を介
してオート社業務システム41に送信し、当該業務シス
テム41により所定の電子メールでオート営業担当者宛
てに自動送信させるようにしてもよい。
【0080】さて、オート社業務システム41は、車両
情報管理サーバー2から発注データベース43を介して
正式リース発注データが送信されると、当該発注データ
に基づく車両発注に関する申請・決裁のための処理に入
り、当該発注データと顧客データベース42とのマッチ
ングを行う(ステップS29)。本実施形態において、
顧客データベース42に各顧客の顧客IDに対応付けて
保存されている顧客情報には、その顧客の与信及び取引
条件についてオート社の決裁者により事前に決裁済みで
あるか否かを示す情報が含まれている。そこで、上記ス
テップS29のマッチングでは、発注元顧客の与信及び
取引条件について、事前に決裁済みであるか否かが調べ
られ、その結果に基づいて車両発注に関する申請・決裁
手続きが自動的になされる(ステップS30)。
【0081】オート社業務システム41は、車両発注に
関する申請・決裁がなされると、該当するリース発注デ
ータに基づいて対応する自動車メーカーに対する車両発
注データ、例えば納車先の住所、現地担当者が記述され
た納車先情報と、車種、グレード、特装(特別装備)等
が記述された物件情報と、納車希望日、入替車両の有無
等が記述された納車情報を含む対メーカー車両発注デー
タを自動作成し、その車両発注データ(発注情報)を発
注データベース43に保存すると共に、その旨を車両情
報管理サーバー2に通知する(ステップS31)。これ
を受けて車両情報管理サーバー2は、発注受領確認のた
めの電子メールを該当する顧客に送信する。これにより
顧客は、発注受領を確認することができる(ステップS
32)。なお、顧客への発注受領確認電子メール送信を
オート社業務システム41が行うようにしても構わな
い。
【0082】またオート社業務システム41は、車両発
注に関する申請・決裁がなされて対メーカー車両発注デ
ータを作成すると、当該車両発注データにより該当する
自動車メーカーへの車両発注処理を行う(ステップS3
3)。ここでは、車両発注を示す通知がオート社業務シ
ステム41から所定の電子メールで該当する自動車メー
カーの自動車メーカーシステム5に送信される。
【0083】自動車メーカーシステム5では、上記車両
発注通知電子メールに従い自動車メーカー担当者が当該
システム5内のユーザー端末3から車両情報管理サーバ
ー2にアクセスすることで、上記オート社業務システム
41から送られた車両発注データを当該車両情報管理サ
ーバー2より受け取り、車両の受注処理に入ることがで
きる(ステップS34)。なお、車両発注通知電子メー
ルの着信を自動検出して、自動車メーカーシステム5の
ユーザー端末3から車両情報管理サーバー2に自動アク
セス(接続)することで上記車両発注データを受け取る
ようにすることも可能である。また、車両発注通知電子
メールに車両発注データを含めることで、車両情報管理
サーバー2を経由せずにオート社業務システム41から
自動車メーカーシステム5に車両発注データを受け渡す
ようにすることも可能である。
【0084】自動車メーカーシステム5は、車両発注デ
ータを受け取ると、当該データ中の納車先情報に基づい
て系列の自動車ディーラーを割り当て、当該ディーラー
に対する車両手配処理を行う(ステップS35)。
【0085】自動車メーカーシステム5は、この車両手
配に対する納期、納車ディーラー等を示す納車情報を、
当該システム5内のユーザー端末3から車両情報管理サ
ーバー2にアクセス(接続)することで、当該車両情報
管理サーバー2に送信する(ステップS36)。車両情
報管理サーバー2はこの納車情報を顧客IDに対応付け
て納車データベース44に保存する(ステップS3
7)。この納車情報の保存処理を自動車メーカーシステ
ム5とオート社業務システム41との間の通信により当
該オート社業務システム41が行い、その旨を当該オー
ト社業務システム41から車両情報管理サーバー2に通
知するようにしても構わない。
【0086】以上のステップS31,S37の結果、車
両情報管理サーバー2は発注データベース43と納車デ
ータベース44とに保存された発注情報(車両発注デー
タ)と納車情報を、ユーザー端末3とオート社業務シス
テム41に提供することができる。つまり車両情報管理
サーバー2は、ユーザー端末3又はオート社業務システ
ム41からの例えば前記メニュー画面を利用した参照要
求により(ステップS38又はS39)、要求された発
注情報又は納車情報の閲覧用画面情報を要求元に送る
(ステップS40)。
【0087】なお、以上に述べた実施形態では、車両情
報管理サーバー2によりオート社ホストシステム4とイ
ンターネット1を介して接続されるサプライヤーのシス
テムが自動車メーカーのシステム(自動車メーカーシス
テム5)である場合について説明したが、自動車メーカ
ー及び/又は自動車ディーラーのシステムであっても構
わない。また、自動車ディーラーシステムが車両情報管
理サーバー2によりオート社ホストシステム4と接続さ
れる構成では、当該オート社ホストシステム4からの車
両発注データが直接自動車ディーラーシステムに送信さ
れるようにしても構わない。ここでは、自動車ディーラ
ーシステム(側のユーザー端末)からも上記発注情報又
は納車情報が参照可能となる。
【0088】更に、前記見積画面50から該当する車両
について、オート社・自動車メーカー・自動車ディーラ
ーがインターネット1上で提供しているWebページ
(ホームページ)等にリンクして、これを表示する構成
とすることも可能である。
【0089】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、車
両リース業務システムとオート・リース社からリースさ
れる車両を利用する顧客側のユーザー端末とを含む、車
両リース契約に関係する当事者のシステム間を接続する
ことにより1つのネットワークを形成し、当該ネットワ
ークを用いて顧客が利用する車両に関係する情報をリア
ルタイムに管理することができる。特に、この車両情報
管理により、車両のリース業務に関係する少なくとも見
積から発注までの各段階でのオート社側及び顧客側双方
の作業の自動化が図れる。また、顧客に対する有用なサ
ービスも提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るネットワークを利用
したリース車両情報管理システムのシステム構成図。
【図2】同実施形態における車両情報管理サーバー2を
中心とする見積に関連する動作を説明するためのシーケ
ンスチャート。
【図3】同実施形態における車両情報管理サーバー2を
中心とする発注に関連する動作処理を説明するためのシ
ーケンスチャート。
【図4】同実施形態における車両情報管理サーバー2を
中心とする申請に関連する動作処理を説明するためのシ
ーケンスチャート。
【図5】同実施形態で適用される見積画面50の一例を
示す図。
【図6】同実施形態で適用される発注情報選択画面60
の一例を示す図。
【図7】同実施形態で適用される発注画面70の一例を
示す図。
【符号の説明】
1…インターネット(ネットワーク) 2…車両情報管理サーバー(車両情報管理システム、見
積情報保持手段、見積情報提示手段、発注情報選択画面
提示手段、発注画面提示手段、リース発注データ作成・
送信手段、認証手段、選択見積保持手段、リース発注デ
ータ作成手段、リース発注データ保持手段、発注取消・
変更手段、リース発注データ送信手段、車両発注情報提
供手段、納車情報提供手段、見積番号割り当て手段、見
積番号保持手段、インクリメント手段) 3…ユーザー端末 4…オート社ホストシステム 5…自動車メーカーシステム(サプライヤーのシステ
ム) 20…車両情報管理プログラム 41…オート社業務システム(オート社社内営業業務シ
ステム、車両リース業務システム、自動申請・自動決裁
手段、車両発注手段) 42…顧客データベース(顧客DB、車両リース業務シ
ステムデータベース) 43…発注データベース(発注DB、車両リース業務シ
ステムデータベース) 44…納車データベース(納車DB、車両リース業務シ
ステムデータベース) 46…契約データベース(契約DB、車両リース業務シ
ステムデータベース) 50…見積画面 51…車種/グレード選択領域 52…リース期間選択領域 53…追加情報選択領域 55…リース料表示領域 56…見積完了ボタン 60…発注情報選択画面 61…見積表示領域 62…納車先ボックス 63…現地担当者ボックス 64…納車希望日ボックス 65…入替車両登録番号ボックス 66…確定ボタン 70…発注画面 71…見積書 72…印刷ボタン 73…発注ボタン

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両リース業務処理を司る車両リース業
    務システムとオート・リース社からリースされる車両を
    利用する顧客側のユーザー端末とを含む、車両リース契
    約に関係する当事者のシステム間を接続することにより
    1つのネットワークを形成し、当該ネットワークを用い
    て顧客が利用する車両に関係する情報を管理する車両情
    報管理システムであって、 車両リースに関係する複数種類の見積の情報を顧客別に
    予め保持する見積情報保持手段と、 前記ユーザー端末からの見積要求に応じて、前記見積情
    報保持手段から要求元の顧客用の見積情報を抽出し、当
    該見積情報が選択可能に設定された見積画面を前記ユー
    ザー端末に表示させて任意の見積を選択させる見積情報
    提示手段と、 前記ユーザー端末からの見積完了の通知に応じ、発注に
    必要な所定の項目毎に該当する顧客に固有の情報のリス
    トからの情報の選択入力が可能な発注情報選択画面を当
    該ユーザー端末に表示させて、前記各項目毎に対応する
    リストからの選択入力を行わせる発注情報選択画面提示
    手段と、 前記ユーザー端末からの発注情報選択の確定通知に応
    じ、前記見積と前記発注情報選択画面上で前記各項目毎
    に選択入力されたその入力内容を含む見積書を作成し
    て、当該見積書に基づく車両リース発注通知を可能とす
    る発注画面を前記ユーザー端末に表示させる発注画面提
    示手段と、 前記ユーザー端末からの車両リース発注通知に応じて、
    前記発注画面に表示されている前記見積書に基づくリー
    ス発注データを作成し、前記車両リース業務システムに
    送信するリース発注データ作成・送信手段とを備えるこ
    とを特徴とする車両情報管理システム。
  2. 【請求項2】 前記ユーザー端末から前記車両情報管理
    システムへの接続要求に際し、予め顧客に割り当てられ
    ている顧客識別子を含む認証用情報を入力させて、入力
    された認証用情報に基づいて正当な顧客からの接続要求
    であるか否かの認証処理を行い、正当な顧客からの接続
    要求であるとの認証結果に基づいて前記ユーザー端末を
    前記車両情報管理システムに接続させる認証手段を更に
    備えると共に、 前記見積情報保持手段には、前記顧客識別子に対応する
    見積情報が保持され、 前記見積情報提示手段は、前記認証手段により正当な顧
    客からの接続要求であると認証された際の顧客識別子を
    キーとして、前記見積情報保持手段から対応する見積情
    報を抽出し、当該見積情報が選択可能に設定された前記
    見積画面を前記ユーザー端末に表示させ、 前記発注情報選択画面提示手段は、前記顧客識別子をキ
    ーとして過去のリース契約データから当該識別子の示す
    顧客の契約データを検索して、当該契約データをもと
    に、発注に必要な所定の項目毎の過去に用いられた情報
    のリストを生成することを特徴とする請求項1記載の車
    両情報管理システム。
  3. 【請求項3】 前記見積画面上から選択された見積を該
    当する顧客の顧客識別子に対応付けて保持する選択見積
    保持手段を更に備え、 前記発注情報選択画面提示手段は、前記ユーザー端末か
    ら見積要求を受けた場合に、前記選択見積保持手段に保
    持されている見積のリストを生成して、前記発注情報選
    択画面上での当該リストからの見積の選択入力を可能と
    したことを特徴とする請求項2記載の車両情報管理シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記見積情報は、「車種」と「グレー
    ド」の組み合わせからなる選択可能な複数の第1の基本
    情報と、リース期間を示す選択可能な複数の第2の基本
    情報と、項目単位での選択が可能な仕様を含む複数項目
    からなる追加情報とからなることを特徴とする請求項1
    記載の車両情報管理システム。
  5. 【請求項5】 前記リース発注データ作成・送信手段
    は、前記リース発注データを作成するリース発注データ
    作成手段と、前記リース発注データ作成手段により作成
    されたリース発注データを予め定められた保管期間の間
    保持するリース発注データ保持手段と、前記リース発注
    データの保管期間内における前記ユーザー端末からの前
    記車両リース発注要求に対する取消要求又は発注項目の
    変更要求を受け付けて当該発注データの削除又は変更を
    行う発注取消・変更手段と、前記発注データ保持手段内
    の前記保管期間が満了したリース発注データを顧客から
    の正式リース発注データとして前記車両リース業務シス
    テムに送信するリース発注データ送信手段とを備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載の車両情報管理システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記車両情報管理システムはサプライヤ
    ーのシステムとの接続が可能であって、前記リース発注
    データに基づいて前記車両リース業務システムにて車両
    発注に関する申請・決裁手続きがなされた結果、当該業
    務システムから前記サプライヤーのシステムへの車両発
    注情報に基づく車両発注が行われた場合に、リース発注
    要求元の前記ユーザー端末にリース発注受領及び/又は
    車両発注情報を通知し、少なくとも顧客側のユーザー端
    末からの参照要求に対してその要求元に前記車両発注情
    報を提供する車両発注情報提供手段を更に備えることを
    特徴とする請求項1記載の車両情報管理システム。
  7. 【請求項7】 前記車両情報管理システムはサプライヤ
    ーのシステムとの接続が可能であって、前記リース発注
    データに基づいて前記車両リース業務システムにて車両
    発注に関する申請・決裁手続きがなされた結果、当該業
    務システムから前記サプライヤーのシステムへの車両発
    注情報に基づく車両発注が行われた場合に、車両発注に
    応じて前記サプライヤーのシステムから提供される納車
    情報を直接に又は前記車両リース業務システムを介して
    受け、少なくとも顧客側のユーザー端末からの参照要求
    に対してその要求元に前記納車情報を提供する納車情報
    提供手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の
    車両情報管理システム。
  8. 【請求項8】 前記ユーザー端末からの発注情報選択の
    確定通知に応じ、前記発注画面提示手段により作成され
    る見積書に固有の見積番号を割り当てる見積番号割り当
    て手段と、 前記見積番号割り当て手段により次回に割り当てられる
    又は前回に割り当てられた見積番号を保持する見積番号
    保持手段と、 前記ユーザー端末からの発注情報選択の確定通知毎に前
    記見積番号保持手段に保持されている見積番号をインク
    リメントするインクリメント手段とを更に備えることを
    特徴とする請求項1記載の車両情報管理システム。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載
    の車両情報管理システムと、 車両リース業務処理を司る車両リース業務システムとを
    備えることを特徴とする車両リースシステム。
  10. 【請求項10】 各顧客別に、当該顧客の与信及び取引
    条件についてオート・リース社の決裁者により事前に決
    裁済みであるか否かを示す情報を含む顧客情報が保存さ
    れている車両リース業務システムデータベースを更に備
    え、 前記車両リース業務システムは、前記車両情報管理シス
    テムのリース発注データ作成・送信手段から送信された
    リース発注データを受けて前記車両リース業務システム
    データベースを参照し、該当する顧客の顧客情報中に事
    前に決裁済みであることを示す情報が含まれていること
    をもって、当該リース発注データに基づく車両発注に関
    する自動申請・自動決裁を行う自動申請・自動決裁手段
    と、前記自動申請・自動決裁手段による自動申請・自動
    決裁に従い、前記リース発注データに基づいて車両発注
    情報を作成し、当該車両発注情報に基づいて該当する前
    記サプライヤーのシステムへの車両発注処理を行う車両
    発注手段とを備えていることを特徴とする請求項9記載
    の車両リースシステム。
  11. 【請求項11】 車両リース業務処理を司る車両リース
    業務システムと、オート・リース社からリースされる車
    両を利用する顧客側のユーザー端末と、オート・リース
    社からの車両発注を受けるサプライヤーのシステムとを
    車両情報管理システムにより接続することで1つのネッ
    トワークを形成し、当該ネットワークを用いて顧客が利
    用する車両に関係する情報を当該車両情報管理システム
    にて管理することで、車両リースに関係する見積・発注
    手続きの自動化を実現する車両リース見積・発注方法で
    あって、 車両リースに関係する複数種類の見積の情報を前記車両
    情報管理システムに顧客別に予め登録しておくステップ
    と、 前記顧客側のユーザー端末からの前記車両情報管理シス
    テムに対する見積要求に応じて、前記予め登録してある
    見積情報の中から要求元の顧客用の見積情報を抽出し、
    当該見積情報が選択可能に設定された見積画面を前記顧
    客側のユーザー端末に表示させて任意の見積を選択させ
    るステップと、 前記顧客側のユーザー端末からの見積完了の通知に応
    じ、発注に必要な所定の項目毎に該当する顧客に固有の
    情報のリストからの情報の選択入力が可能な発注情報選
    択画面を前記車両情報管理システムにより当該ユーザー
    端末に表示させて、前記各項目毎に対応するリストから
    の選択入力を行わせるステップと、 前記顧客側のユーザー端末からの発注情報選択の確定通
    知に応じ、前記見積と前記発注情報選択画面上で前記各
    項目毎に選択入力されたその入力内容とを含む見積書を
    作成して、当該見積書に基づく車両リース発注通知を可
    能とする発注画面を前記車両情報管理システムにより前
    記顧客側のユーザー端末に表示させるステップと、 前記顧客側のユーザー端末からの車両リース発注通知に
    応じて、前記車両情報管理システムにて前記発注画面に
    表示されている前記見積書に基づくリース発注データを
    作成し、前記車両リース業務システムに送信するステッ
    プとを備えることを特徴とする車両リース見積・発注方
    法。
  12. 【請求項12】 前記リース発注データを受けた前記車
    両リース業務システムにて、各顧客別に、当該顧客の与
    信及び取引条件についてオート・リース社の決裁者によ
    り事前に決裁済みであるか否かを示す情報を含む顧客情
    報が保存されている車両リース業務システムデータベー
    スを参照し、該当する顧客の顧客情報中に事前に決裁済
    みであることを示す情報が含まれていることをもって、
    当該リース発注データに基づく車両発注に関する自動申
    請・自動決裁を行うステップと、 前記自動申請・自動決裁がなされたリース発注データに
    基づいて前記車両リース業務システムにて車両発注情報
    を作成し、当該車両発注情報を前記車両リース業務シス
    テムデータベースに保存すると共に、リース発注受領通
    知及び/又は車両発注情報通知を直接に又は前記車両情
    報管理システムを介して前記顧客側のユーザー端末に送
    信するステップと、 前記車両発注情報に基づいて前記車両リース業務システ
    ムから該当する前記サプライヤーのシステムへの車両発
    注処理を行うステップと、 前記車両リース業務システムからの車両発注に応じて前
    記サプライヤーのシステムから提供される納車情報を、
    前記車両リース業務システム又は前記車両情報管理シス
    テムで受けて前記車両リース業務システムデータベース
    に保存するステップと、 前記車両リース業務システム及び/又は顧客側のユーザ
    ー端末からの参照要求に応じて、要求された発注情報又
    は納車情報を前記車両リース業務システムデータベース
    から取り出して要求元に提供するステップとを更に備え
    ることを特徴とする請求項11記載の車両リース見積・
    発注方法。
  13. 【請求項13】 車両リース業務処理を司る車両リース
    業務システムとオート・リース社からリースされる車両
    を利用する顧客側のユーザー端末とを含む、車両リース
    契約に関係する当事者のシステム間を接続することによ
    り1つのネットワークを形成し、当該ネットワークを用
    いて顧客が利用する車両に関係する情報を管理するため
    の車両情報管理プログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体であって、 コンピュータに、 車両リースに関係する複数種類の見積の情報を顧客別に
    予め登録しておくステップと、 前記ユーザー端末からの見積要求に応じて、前記予め登
    録してある見積情報の中から要求元の顧客用の見積情報
    を抽出し、当該見積情報が選択可能に設定された見積画
    面を前記ユーザー端末に表示させて任意の見積を選択さ
    せるステップと、 前記ユーザー端末からの見積完了の通知に応じ、発注に
    必要な所定の項目毎に該当する顧客に固有の情報のリス
    トからの情報の選択入力が可能な発注情報選択画面を当
    該ユーザー端末に表示させて、前記各項目毎に対応する
    リストからの選択入力を行わせるステップと、 前記顧客側のユーザー端末からの発注情報選択の確定通
    知に応じ、前記見積と前記発注情報選択画面上で前記各
    項目毎に選択入力されたその入力内容とを含む見積書を
    作成して、当該見積書に基づく車両リース発注通知を可
    能とする発注画面を前記顧客側のユーザー端末に表示さ
    せるステップと、 前記ユーザー端末からの車両リース発注通知に応じて、
    前記発注画面に表示されている前記見積書に基づくリー
    ス発注データを作成し、前記車両リース業務システムに
    送信するステップとを実行させる車両情報管理プログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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