JP2003344506A - テスト回路を有する自己同期型論理回路および自己同期型論理回路のテスト方法 - Google Patents

テスト回路を有する自己同期型論理回路および自己同期型論理回路のテスト方法

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    • G01R31/318533Reconfiguring for testing, e.g. LSSD, partitioning using scanning techniques, e.g. LSSD, Boundary Scan, JTAG
    • G01R31/318536Scan chain arrangements, e.g. connections, test bus, analog signals

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で容易なテストを可能にする。 【解決手段】 自己同期型論理回路はデータを保持して
パイプラインを構成するスキャンテスト対応レジスタ1
04〜106と、各レジスタに対応して4ウェイハンド
シェイクを行なってクロックを転送する為のスキャンテ
スト対応自己同期制御回路101〜103を備えて、ス
キャンテスト対応自己同期信号制御回路により転送され
たクロックに従ってスキャンテスト対応レジスタ104
〜106間のデータ処理を進めていく。スキャンテスト
対応レジスタ104〜106は通常のデータ処理の他
に、テスト時にその内容をシリアルに転送する機能を持
つ。スキャンテスト対応自己同期制御回路101〜10
3は、テスト時に3ウェイ目までハンドシェイクが終了
した状態に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテスト回路を有する
自己同期型論理回路および自己同期型論理回路のテスト
方法に関し、特に、自己同期型のパイプラインを有する
論理回路をテストするためのテスト回路を有する自己同
期型論理回路および自己同期型論理回路のテスト方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】論理回路のLSI(大規模集積回路)は
大規模化、微細化、高速化が進み、同期回路の物理設計
において必要となる遅延を揃えたクロック分配をチップ
またはモジュール全体に渡って行なうことが困難になっ
てきている。そのため、クロック分配はパイプラインス
テージ内のみ行ない、パイプライン間はハンドシェイク
によりクロック転送を行なうことで同期を取るための共
通クロックが不要な自己同期型のパイプラインを持つ論
理回路のLSI、たとえばデータ駆動プロセッサが検討
されている。
【0003】図8は従来の自己同期型パイプラインを持
つ論理回路の特徴部分を示す図である。図8において、
パイプラインレジスタ(以下、単にレジスタと呼ぶ)8
04と805と806は、前段から入力されたデータパ
スを順次次段に転送するパイプラインを構成し、レジス
タ804の出力とレジスタ805の入力との間には組合
せ回路107が接続され、レジスタ805の出力とレジ
スタ806の入力との間には組合せ回路108が接続さ
れている。組合せ回路107と108はそれぞれ前段の
レジスタ804と805から出力されたデータを処理す
るものであり、フリップフロップのような内部状態を保
持する回路を持たずに基本ゲート回路のみの組合せで構
成されている。
【0004】レジスタ804、805および806のそ
れぞれに対応して自己同期信号制御回路801、802
および803が設けられており、自己同期信号制御回路
801、802および803は互いにハンドシェイクを
行ないながら対応するレジスタに端子CPからクロック
パルスを出力する。レジスタ804、805および80
6それぞれは対応の自己同期信号制御回路からクロック
パルスが与えられると、前段からのデータを取り込み保
持して次段に出力する。
【0005】図9は図8に示した自己同期信号制御回路
の具体的なブロック図である。図9において、CI入力
端子201には転送要求と転送完了を信号の2状態で示
すリクエスト信号CIが前段から入力され、RO出力端
子202は前段からの転送要求信号CIの転送要求の出
力を許可する転送許可と転送要求を受取ったことを示す
転送受領を信号の2状態で示すアクノリッジ信号ROを
前段に返す。CP出力端子205は前段からのリクエス
ト信号CIによる転送完了と次段からのアクノリッジ信
号RIによる転送許可によりレジスタへデータを格納す
るためのクロックパルスを送出する。CO出力端子20
3は転送要求と転送完了を信号の2状態で示すリクエス
ト信号を遅延素子210を介して次段に与え、RI入力
端子204はCO出力端子203から次段への転送要求
の出力を許可する転送許可と次段が転送要求を受け取っ
たことを示す転送受領を信号の2状態で示すアクノリッ
ジ信号RIを次段から受取る。
【0006】さらに、自己同期信号制御回路はフリップ
フロップ901と4入力NANDゲート209とフリッ
プフロップ208とを含む。フリップフロップ901は
転送要求受付状態を保持し、フリップフロップ208は
次段への転送要求状態を保持し、NANDゲート209
はフリップフロップ901と208及びCI入力とRI
入力の同期をとる。フリップフロップ901のS入力端
にはリクエスト信号CIが入力され、このリクエスト信
号CIはNANDゲート209の1つの入力端にも与え
られる。フリップフロップ901のQ出力信号はNAN
Dゲート209の1つの入力端に与えられ、フリップフ
ロップ901のQ反転出力信号はRO出力端子202に
出力される。RI入力端子204に入力されたRI信号
はNANDゲート209の1つの入力とフリップフロッ
プ208のリセット入力端に与えられる。NANDゲー
ト209の出力信号はフリップフロップ901のリセッ
ト入力端とフリップフロップ208のセット入力端とに
与えられる。フリップフロップ208のQ出力はCP出
力端子205に出力され、そのQ反転出力はCO出力端
子203に与えられるとともに、NANDゲート209
にも与えられる。
【0007】MRB入力端子206はフリップフロップ
901と208に対して、初期状態に設定するリセット
信号MRBを供給する。
【0008】図10(A)〜(L)は図8および図9の
動作を説明するためのタイミングチャートであり、パイ
プラインが空いている状態で1回転送要求/完了入力を
行った場合の動作を示す。図10(B)と(C)には動
作を説明するためのタイミングT1〜T4が示される。
次に、図8、図9および図10(A)〜(L)を参照し
て動作について説明する。
【0009】最初に、全パイプラインの自己同期制御回
路内の転送要求受付状態を保持するフリップフロップ9
01と転送要求送出状態を保持するフリップフロップ2
08は図10(A)に示すリセット信号MRBのパルス
入力によりリセットされる。この時、全自己同期信号制
御回路内のRO出力端子は転送許可状態H、CO出力は
転送完了状態Hとなっている。
【0010】図8における1段目のパイプラインの自己
同期信号制御回路801のCI入力端子801CIへ、
図10(B)に示されるリクエスト信号CIによる転送
要求(タイミングT1参照:HからLへの変化、入力-1
段目間ハンドシェイク1ウェイ目)が入力することによ
り、自己同期信号制御回路801の転送要求受付状態を
保持するフリップフロップ901がセットされ、自己同
期信号制御回路801のRO出力端子801ROから前
段パイプラインへ、図10(C)に示されるアクノリッ
ジ信号ROによる転送受領(タイミングT2参照:Hから
Lへの変化、入力-1段目間ハンドシェイク2ウェイ目)
が出力される。これに前後して、同レジスタ804のデ
ータパス入力に処理データが入力される。
【0011】その後、自己同期信号制御回路801のC
I入力端子801CIへ、図10(B)に示すリクエス
ト信号CIによる転送完了入力(タイミングT3参照:L
からHへの変化、入力-1段目間ハンドシェイク3ウェ
イ目)をもって、NANDゲート209がアクティブに
なる。このことにより、自己同期信号制御回路801の
転送要求送出状態を保持するフリップフロップ208が
セットされ、自己同期信号制御回路801のCP出力端
子801CPが図10(D)に示すようにLからHに変
化し(クロックパルスが出力されて)、同レジスタ80
4にデータがラッチされる。これと同時に自己同期信号
制御回路801のCO出力端子801COから2段目パ
イプラインへ図10(E)に示すリクエスト信号COに
よる転送要求(HからLへの変化、1段目-2段目間ハ
ンドシェイク1ウェイ目)が遅延素子210を通して出
力されると共に、自己同期信号制御回路801のNAN
Dゲート209が非アクティブになることで、転送要求
受付状態を保持するフリップフロップ901がリセット
され、自己同期信号制御回路801のRO出力端子80
1ROから前段へ図10(C)に示すアクノリッジ信号
ROによる転送許可(タイミングT4参照:LからHへの
変化、入力-1段目間ハンドシェイク4ウェイ目)が出力
される。
【0012】2段目のパイプラインの自己同期信号制御
回路802のCI入力端子802CIへの図10(E)
に示すリクエスト信号CIによる転送要求入力(Hから
Lへの変化、同1段目-2段目間ハンドシェイク1ウェ
イ目)により、自己同期信号制御回路802の転送要求
受付状態を保持するフリップフロップ901がセットさ
れ、自己同期信号制御回路802のRO出力端子802
ROから1段目パイプラインへ図10(F)に示すアク
ノリッジ信号ROによる転送受領(HからLへの変化、
1段目-2段目間ハンドシェイク2ウェイ目)が出力され
る。
【0013】これに前後して、レジスタ805のデータ
入力に組み合わせ回路107で処理された処理データが
入力される。1段目パイプラインの自己同期信号制御回
路801のRI入力端子801RIへの図10(F)に
示すアクノリッジ信号RIによる転送受領(HからLへ
の変化、同1段目-2段目間ハンドシェイク2ウェイ目)
の入力により、自己同期信号制御回路801の転送要求
送出状態を保持するフリップフロップ208がリセット
され、自己同期信号制御回路801のCP出力端子80
1CPがHからLとなり、これと同時に自己同期信号制
御回路801のCO出力端子801COから2段目パイ
プラインへ図10(E)に示すリクエスト信号COによ
る転送完了(LからHへの変化、1段目-2段目間ハンド
シェイク3ウェイ目)が遅延素子210を通して出力さ
れる。
【0014】この2段目パイプラインの自己同期信号制
御回路802のCI入力端子802CIへの転送完了
(LからHへの変化、同1段目-2段目間ハンドシェイク
3ウェイ目)の入力をもって、自己同期信号制御回路8
02のNANDゲート209がアクティブになる。この
ことにより、自己同期信号制御回路802の転送要求送
出状態を保持するフリップフロップ208がセットさ
れ、自己同期信号制御回路802のCP出力端子802
CPが図10(G)に示すようにLからHとなり、レジ
スタ805にデータがラッチされる。これと同時に自己
同期信号制御回路802のCO出力端子802COから
3段目パイプラインへ図10(H)に示すリクエスト信
号COによる転送要求(HからLへの変化、2段目-3段
目間ハンドシェイク1ウェイ目)が遅延素子210を通
して出力されると共に自己同期信号制御回路802のN
ANDゲート209が非アクティブになる。このこと
で、自己同期信号制御回路802の転送要求受付状態を
保持するフリップフロップ901がリセットされ、自己
同期信号制御回路802のRO出力端子802ROから
1段目パイプランへ図10(F)に示すアクノリッジ信
号ROによる転送許可(LからHへの変化、1段目-2段
目間ハンドシェイク4ウェイ目)が出力される。
【0015】2段目パイプラインから3段目パイプライ
ンへのやり取りも同様で、自己同期信号制御回路802
のCP出力端子802CPが図10(G)に示すように
HからLに変化、自己同期信号制御回路803のCP出
力端子803CPが図10(J)に示すようにLからH
に変化、さらにHからLに変化する。この時、自己同期
制御回路802のCO出力端子802COとRI入力端
子802RIは図10(H)と(I)に示すように変化
する。その後、自己同期制御回路803のCO出力端子
803COとRI入力端子803RIは図10(K)と
(L)に示すように変化する。
【0016】このようにして転送要求信号CIとCOで
示す転送要求に対して自己同期信号制御回路間の4ウェ
イハンドシェイクを介して、クロックパルスとデータが
パイプラインを転送されていく。
【0017】図11(A)〜(L)は図8の自己同期信
号制御回路の動作タイミングチャートの別の例で、パイ
プラインにデータが充填されている状態で1回転送許可
/受領入力を行なった場合の動作を示す。図11(A)
に示すリセット信号MRBを通して回路全体をリセット
後、アクノリッジ信号RIを通して最終段の3段目パイ
プラインの自己同期信号制御回路803のRI入力端子
803RIに図11(L)に示す転送受領状態Lを入力
する。この状態で、転送要求信号CIを通して1段目パ
イプラインの自己同期信号制御回路801のCI入力端
子801CIに図11(B)に示す転送要求(HからL
への変化)/完了(LからHへの変化)を3回入力する。こ
れによりパイプラインは充填され、回路は図11(L)
に示すアクノリッジ信号RIからの転送許可を待ってい
る状態(全段間ハンドシェイク3ウェイ目後の状態)とな
る。
【0018】この後、アクノリッジ信号RIを通して最
終段の3段目パイプラインの自己同期信号制御回路80
3のRI入力端子803RIに転送許可(LからHへの
変化)/受領(HからLへの変化)を入力すると、アクノリ
ッジ信号ROからRIへの接続を通じて転送許可/受領
信号が図11(I)の803RO→図11(I)の80
2RI→図11(F)の802RO→図11(F)の8
01RI→図11(C)の801ROの順でパイプライ
ンとは逆方向に伝播する。これに伴いクロックパルスも
それに合わせて図11(J)の803CP→図11
(G)の802CP→図11(D)の801CPの順で
パイプラインとは逆方向に生成される。
【0019】この時のレジスタ側も含めた動作は、次段
パイプラインの転送許可を受けて最終段の3段目パイプ
ランが組み合わせ回路108からの出力をレジスタ80
6にラッチしてから2段目パイプラインに転送許可を与
え、これを受けて2段目パイプラインが組み合わせ回路
107からの出力をレジスタ805にラッチしてから1
段目パイプラインに転送許可を与え、これを受けて1段
目パイプラインがデータパス入力からのデータをラッチ
する動作となり、レジスタにとっては最もホールドタイ
ミングが厳しい条件での動作になる。図8のようなパイ
プラインを、必要な段数だけ接続することで一連のデー
タ処理をチップないしはモジュール全体に渡ったクロッ
ク分配が不要な形で実現することができる。
【0020】一般的に、LSIは出荷前に全ての論理回
路にテスト信号を入力して、回路が故障無く製造されて
いるかどうか確認するテストを実施する。LSI内のパ
イプライン間の組み合わせ回路の故障を検出するテスト
を行なうためには、各々のパイプライン毎に組み合わせ
回路の入力に対して必要十分な組み合わせを入力し、そ
の出力を期待値と比較する必要がある。
【0021】しかし、LSIの大規模化に伴いパイプラ
イン段数が多段になると中間段のパイプラインの組み合
わせ回路に所望の入力を与え、そこから出力を取り出す
ことが困難となり、長いテストベクタ長とベクタ開発期
間が必要となる。
【0022】このため、共通クロックで動作する同期回
路では、各レジスタに通常入力とテスト時の入力を切り
替えられる機能を持たせ、テスト時の入力に他のレジス
タの出力を数珠繋ぎに繋いだ構成を取るスキャンテスト
手法が一般的に用いられている。ここで、レジスタを数
珠繋ぎに繋いでできるシフトレジスタ経路は一般的にス
キャンチェーンと呼ばれる。
【0023】図12にはスキャンテスト手法に対応した
共通クロックで動作する同期回路の例を示す。図12の
同期回路はスキャンチェーンを含むスキャン対応レジス
タ(以下、単にレジスタと呼ぶ)104、105および
106、ならびにパイプライン間で演算などを行なう内
部状態を持たない組み合わせ回路107および108を
備える。図12では、共通クロックCLKとスキャンテ
ストイネーブル信号SEは、レジスタ104〜106の
それぞれに供給される。スキャンテストイネーブル信号
SEはスキャンチェーンを有効にするかどうかを切り替
える信号である。
【0024】スキャンチェーンを含むレジスタ104、
105および106それぞれの構造は同じであって図1
3に示される。図13を参照して、各レジスタは、セレ
クタ13011、13012、13013〜1301
n、レジスタ13021、13022、13023〜1
302n、共通クロックCLKを入力する端子130
8、通常データD0、D1、D2〜Dnを入力する端子
13031、13032、13033〜1303n、通
常データD0、D1、D2〜Dnを出力する端子130
41、13042、13043〜1304n、スキャン
チェーンへの入力データSIが供給される端子130
5、スキャンチェーンからの出力データSOを導出する
端子1306、およびスキャンテストイネーブル信号S
Eを入力する端子1307を備える。
【0025】各レジスタは、スキャンチェーンが無効な
時は、共通クロックCLKが入る毎に入力する通常デー
タD0、D1、D2〜Dnをラッチする通常動作を行な
うが、スキャンチェーンが有効な時は、共通クロックC
LKが入る毎にスキャンチェーンの接続順に従ってレジ
スタの値がスキャンチェーンへのデータ入力からシフト
インされると同時にスキャンチェーンからのデータ出力
へシフトアウトされる。
【0026】全体のスキャンテスト手順は、まずスキャ
ンテストイネーブル信号SEを入力してスキャンチェー
ンを有効にして、所望のテスト入力値に設定された入力
データSIをスキャンチェーンを通して内部レジスタに
設定する。その後、スキャンテストイネーブル信号SE
を入力してスキャンチェーンを無効にして、共通クロッ
クCLKを1パルス入力し各パイプライン間の組み合わ
せ回路の出力をラッチし、その後、再度、スキャンテス
トイネーブル信号SEを入力してスキャンチェーンを有
効にして、レジスタにラッチされた値をスキャンチェー
ンを通して取り出し期待値と比較する、同時に次のテス
ト入力値をスキャンチェーンを通して内部レジスタに設
定し、この繰り返しにより回路のテストを行う。
【0027】このスキャンテスト手法を用いることによ
り、多段パイプラインの中間段のパイプラインに対し
て、スキャンチェーンを通して所望の入力値の設定、出
力値の取り出しが可能となるので、大規模回路に対して
も、テストが容易となる。
【0028】しかし、上述のスキャンテストはテスト時
に共通クロックCLKを要求するため、図8の自己同期
型パイプラインには適用することができない。自己同期
型パイプラインは、LSIの大規模化、微細化、高速化
に伴う物理設計を容易にするものの、一方で大規模化に
伴うテストの容易化に課題を残していた。
【0029】そこで、出願人は特開2002−0059
97公報の「テスト回路を有する自己同期型論理回路」
において、この課題を解決するために図14に示す回路
構成を提案した。
【0030】図14の回路は、スキャンチェーンを含む
図13と同様の構成のレジスタ104、105および1
06、スキャンテスト対応自己同期信号制御回路140
1、1402および1403、パイプライン間で演算な
どを行なう内部状態を持たない組み合わせ回路は107
および108、ならびにセレクタ1406を備える。
【0031】セレクタ1406は、与えられる通常のハ
ンドシェイクのアクノリッジ信号RIとスキャンテスト
クロック1405との一方を、入力したスキャンクロッ
ク切替え信号1404に基づいて切り替えて出力する。
【0032】図14のスキャンテスト対応自己同期信号
制御回路1401〜1403は同様な構成を有し、その
構成は図15に示される。図15において、回路は前段
パイプラインからの転送要求と転送完了をリクエスト信
号CIの2状態で入力するCI入力端子201、通常時
にCI入力端子201からの転送要求の出力を許可する
転送許可と転送要求を受け取ったことを示す転送受領を
信号の2状態で前段パイプラインに返し、スキャンテス
ト時は後述のRI入力端子204から入力されるスキャ
ンクロック信号をそのまま出力するRO出力端子20
2、次段パイプラインに転送要求と転送完了を伝えるC
O出力端子203、通常時はCO出力端子203からの
転送要求の出力を許可する転送許可と転送要求を受け取
ったことを示す転送受領を信号の2状態で次段パイプラ
インから受け取り、スキャンテスト時はスキャンクロッ
クを入力するRI入力端子204、通常時は前段パイプ
ラインからの転送完了と次段パイプラインからの転送許
可を受けて当段レジスタにクロックパルスを供給しテス
ト時はRI入力端子204から入力されるスキャンクロ
ック信号をそのまま出力するCP端子205、リセット
信号MRBの入力端子206およびスキャンクロック切
替信号1404を入力する端子1503を備える。
【0033】さらに図15の回路は、転送要求/完了信
号を遅延させる遅延素子210、前段パイプラインから
の転送要求の受付状態を保持するフリップフロップ90
1、次段パイプラインへの転送要求の送出状態を保持す
るフリップフロップ208、CI入力とRI入力とフリ
ップフロップ901とフリップフロップ208の間で同
期を取るNANDゲート209、転送許可/受領信号と
次段パイプラインからRI入力端子204を通して入力
されたスキャンクロックとのどちらをRO出力端子20
2へ導出するかを切り替えるためのセレクタ1501、
およびハンドシェイクの結果生成される通常クロックと
次段パイプラインからRI入力端子204を通して入力
されたスキャンクロックのどちらをCP出力端子205
へ導出するかを切り替えるためのセレクタ1502を備
える。リセット信号MRBはフリップフロップ901と
208を初期状態に設定するように作用する。
【0034】この構成によれば、スキャンテスト時にス
キャンテスト対応自己同期信号制御回路のRI入力端子
204からRO出力端子202を介して接続されたスキ
ャンクロックによりスキャンテスト対応自己同期信号制
御回路1401、1402および1403それぞれのC
P出力端子205を乗っ取ることで、スキャンテスト対
応レジスタ104、105および106に共通のクロッ
クを供給でき、これにより、スキャンテスト手法を該回
路に適用できる。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】図14と図15の構成
により、自己同期型パイプラインにスキャンテストを適
用する1構成が示されたが、該構成ではスキャンテスト
時に使用されるスキャンクロックに対して、ある程度遅
延を揃えたクロック分配を行なうかアクノリッジ信号R
I入力からアクノリッジ信号RO出力へスキャンクロッ
クを伝播させる経路内に遅延セルを追加して故意にパイ
プライン間のスキャンクロックの位相をずらすかして、
スキャンテスト時にホールドタイミングの問題が生じな
いようにタイミングケアを行なう必要があった。
【0036】加えて前者であればパイプラインステージ
内のみクロック分配を行なうことで物理設計を容易にす
る自己同期型パイプラインの特性を活かせなくなり、ま
た後者であれば比較的大きな遅延セルが別途必要となっ
ていた。
【0037】また、該構成では、スキャンテスト時と通
常時に使用されるクロック系統が根本的に切り替わるこ
とから、スキャンテスト時のパイプライン間のクロック
の位相関係が通常動作と異なるものになるため、通常動
作でのタイミングテストを別途行なう必要があった。特
にホールドタイミングテストは、図11(A)〜(L)
のタイミングチャートの様にテストの際にパイプライン
に処理データを充填させてパイプラインを動作させる必
要があるため、困難なテストとなっていた。
【0038】それゆえに、この発明の目的は、簡単な構
成で容易なテストを可能にするテスト回路を有する自己
同期型論理回路および自己同期型論理回路のテスト方法
を提供することである。
【0039】
【課題を解決するための手段】本発明のある局面に係る
テスト回路を有する自己同期型論理回路は、データを保
持してパイプラインを構成するレジスタと、各レジスタ
に対応して設けられた自己同期信号制御回路とを備え
る。
【0040】自己同期信号制御回路は、1ウェイ目に前
段への転送許可が与えられるとき前段のレジスタからの
データ出力と共に前段から転送要求を入力し、該転送要
求を入力したとき2ウェイ目に前段に転送受領を与え、
前段が該転送受領を入力したとき3ウェイ目に前段から
転送完了を入力し、該転送完了を入力したとき4ウェイ
目に次段から転送許可が与えられたとき前段へ転送許可
を与えると共に前段からのデータをレジスタに取り込ま
せ保持させて次段へデータ出力させて次段へ転送要求を
与えるレジスタは通常時およびテスト時に前記データを
逐次転送する機能を有する。テスト時には、全ての自己
同期信号制御回路をハンドシェイクの3ウェイ目の状態
に設定した後、パイプラインの最終段の自己同期信号制
御回路に対して転送許可と転送受領を与える。
【0041】したがって、テスト時には、全ての自己同
期信号制御回路が3ウェイ目に状態に設定された後、パ
イプラインの最終段の自己同期信号制御回路に対して転
送許可と転送受領が与えられると、パイプラインの全て
の自己同期信号制御回路が最終段から先頭段方向に向け
て順次4ウェイ目移行して、前段からのデータをレジス
タに取り込まれて保持されて順次、次段のレジスタに出
力される。
【0042】それゆえに、テスト時でも4ウェイハンド
シェイクによるデータ転送手順を利用できるから、別
途、データ転送のタイミングケアを採る必要はなく、通
常の4ウェイハンドシェイクと同じタイミングでデータ
のホールドタイミングテストを行うことができる。
【0043】上述のテスト回路を有する自己同期型論理
回路は、好ましくは、テスト時に全ての自己同期信号制
御回路をハンドシェイクの3ウェイ目の状態に設定する
こととと、最終段の自己同期信号制御回路に対しての転
送許可と転送受領を与えることは繰返し行われる。
【0044】したがって、テスト時には、特別なタイミ
ング信号を与えなくても、パイプラインの全ての自己同
期信号制御回路が最終段から先頭段方向に向けて順次、
かつ繰返し4ウェイ目に移行して、該パイプラインに保
持されていた全てのデータを転送して導出できる。
【0045】上述のテスト回路を有する自己同期型論理
回路は、好ましくは、テスト時に、最終段の自己同期信
号制御回路が次段に出力する転送要求を、次段からの転
送許可として該自己同期信号制御回路に与えるための最
終段信号処理部をさらに備える。
【0046】したがって、テスト時には、最終段の自己
同期信号制御回路は4ウェイ目に移行して次段に転送要
求を与えるごとに、最終段信号処理部により該転送要求
が自動的に自己へ転送許可として与えられるから、特別
なタイミング信号を与えなくても、該パイプラインに保
持されていた全てのデータを確実に転送して導出でき
る。
【0047】上述のテスト回路を有する自己同期型論理
回路は、好ましくは、テスト時に全ての自己同期信号制
御回路をハンドシェイクの3ウェイ目の状態に設定する
ことと、パイプラインの最終段の自己同期信号制御回路
に対して転送許可と転送受領を与えることと、パイプラ
インの先頭段の自己同期信号制御回路に対して転送要求
と転送完了を与えることは繰返し行われる。
【0048】したがって、テスト時には、パイプライン
の全ての自己同期信号制御回路が最終段から先頭段方向
に向けて順次、かつ繰返し4ウェイ目移行した後は、先
頭段の自己同期信号制御回路に対して転送要求と転送完
了が繰返し与えられるから、パイプラインの全ての自己
同期信号制御回路が最終段から先頭段方向に向けて順
次、かつ繰返し1ウェイ目〜3ウェイ目に移行する。そ
れゆえに、該パイプラインに先頭段からデータを供給し
ながら、転送し、最終段でデータを導出する動作を、特
別なタイミング信号を与えなくても繰返すことができ
る。
【0049】上述のテスト回路を有する自己同期信号型
論理回路は、好ましくは、テスト時に、パイプラインの
先頭段の自己同期信号制御回路が次段に出力する転送要
求を、該自己同期信号制御回路に転送要求として与える
ための先頭段信号処理部をさらに備える。
【0050】したがって、テスト時には、先頭段の自己
同期信号制御回路は4ウェイ目に移行して次段に転送要
求を与えるごとに、先頭段信号処理部により該転送要求
が自動的に自己へ転送要求として与えられるから、先頭
段の自己同期信号制御回路に対して転送要求と転送完了
を与えなくとも、パイプラインの全ての自己同期信号制
御回路が最終段から先頭段方向に向けて順次、かつ繰返
し1ウェイ目〜3ウェイ目に移行する。それゆえに、該
パイプラインに先頭段からデータを供給しながら、転送
し、最終段でデータを導出する動作を、特別なタイミン
グ信号を与えなくても繰返すことができる。
【0051】この発明の他の局面に係る自己同期型論理
回路のテスト方法は、データを保持してパイプラインを
構成するレジスタと、各レジスタに対応して設けられ
て、1ウェイ目に前段への転送許可が与えられるとき前
段のレジスタからのデータ出力と共に前段から転送要求
を入力し、該転送要求を入力したとき2ウェイ目に前段
に転送受領を与え、前段が該転送受領を入力したとき3
ウェイ目に前段から転送完了を入力し、該転送完了を入
力したとき4ウェイ目に次段から転送許可が与えられた
とき前段へ転送許可を与えると共に前段からのデータを
レジスタに取り込ませ保持させて次段へデータ出力させ
て次段へ転送要求を与える4ウェイハンドシェイクを行
いながらデータ処理する自己同期信号制御回路とを備え
る自己同期型論理回路のテスト方法であって、レジスタ
は通常時およびテスト時に前記データを逐次転送する機
能を有し、方法は、テスト時に全ての自己同期信号制御
回路をハンドシェイクの3ウェイ目の状態に設定する状
態設定ステップと、状態設定ステップによる設定後、パ
イプラインの最終段の自己同期信号制御回路に対して転
送許可と転送受領を与えるステップとを有する。
【0052】したがって、テスト時には、全ての自己同
期信号制御回路が3ウェイ目に状態に設定された後、パ
イプラインの最終段の自己同期信号制御回路に対して転
送許可と転送受領が与えられると、パイプラインの全て
の自己同期信号制御回路が最終段から先頭段方向に向け
て順次4ウェイ目移行して、各レジスタに保持されてい
たデータは順次、次段のレジスタに転送される。
【0053】それゆえに、テスト時でも4ウェイハンド
シェイクによるデータ転送手順を利用できるから、別
途、データ転送のタイミングケアを採る必要はなく、通
常の4ウェイハンドシェイクに従いデータのホールドタ
イミングテストを行うことができる。
【0054】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0055】(実施の形態1)本実施の形態では、パイ
プライン間で4ウェイハンドシェイクを行なってクロッ
クパルスを転送するための自己同期信号制御回路を持
ち、自己同期信号制御回路により転送されたクロックパ
ルスに従ってレジスタ間のデータ処理を進めていく自己
同期型論理回路において、レジスタに通常のデータ処理
の他に、テスト時その内容を逐次に転送する機能を持た
せ、自己同期信号制御回路に、スキャンテスト時に3ウ
ェイまでハンドシェイクが終了した状態に設定できる機
能を持たせる。
【0056】図1に実施の形態1に係るテスト回路を有
した自己同期型論理回路の構成が示される。図1におい
て、回路はスキャンチェーンを含む図13と同様構成の
レジスタ104、105および106、スキャンテスト
対応自己同期信号制御回路101、102および10
3、ならびにパイプライン間で演算などを行なう内部状
態を持たない組み合わせ回路107と108を備える。
図1中のデータ入力パスDIおよびデータ出力パスDO
は、自己同期型論理回路への通常のデータ入力およびデ
ータ出力を示し、スキャンデータ入力および出力SIお
よびSOはスキャンチェーンへのデータ入力および出力
を示し、スキャンテストイネーブル信号SEはスキャン
チェーンを有効にするかどうかを切り替える信号を示
し、他にハンドシェイクのための信号として、自己同期
型論理回路に入力するリクエスト信号CI、自己同期型
論理回路から出力されるリクエスト信号CO、自己同期
型論理回路に入力するアクノリッジ信号RIおよび自己
同期型論理回路から出力されるアクノリッジ信ROが示
されて、さらに前述の信号MRBならびにスキャンリセ
ット信号SRBが示される。ここでは、自己同期型論理
回路に入力のアクノリッジ信号RIの入力はスキャンテ
スト時にスキャンクロックを入力するためのトリガ信号
としても用いられる。
【0057】図2には、図1のスキャンテスト対応自己
同期信号制御回路の内部構成が示される。図1のスキャ
ンテスト対応自己同期信号制御回路101〜103のそ
れぞれは図2と同様の構成を有する。
【0058】図2において、スキャンテスト対応自己同
期信号制御回路は、前段パイプラインからの転送要求と
転送完了を信号の2状態で入力するCI入力端子20
1、CI入力端子201からの転送要求の出力を許可す
る転送許可と転送要求を受け取ったことを示す転送受領
を信号の2状態で前段パイプラインに返すRO出力端子
202、次段パイプラインに転送要求と転送完了を伝え
るCO出力端子203、CO出力端子からの転送要求の
出力を許可する転送許可と転送要求を受け取ったことを
示す転送受領を信号の2状態で次段パイプラインから受
け取るRI入力端子204、前段パイプラインからの転
送完了と次段パイプラインからの転送許可を受けて当段
レジスタのクロックパルスを供給するCP端子205、
リセット信号MRBを入力する端子206およびスキャ
ンリセット信号SRBを入力する端子211を備える。
【0059】端子206から入力されたリセット信号M
RBは、フリップフロップ207と208に与えられ
て、これらを初期状態に設定する。端子211から入力
されたスキャンリセット信号SRBは、転送要求受付状
態を保持するフリップフロップ207に与えられて、こ
れをセットすることで、該スキャンテスト対応自己同期
信号制御回路を4ウェイハンドシェイクの3ウェイ目ま
で終了した状態に設定する。
【0060】さらに回路は、転送要求/完了信号を遅延
させる遅延素子210、前段パイプラインからの転送要
求の受付状態を保持するフリップフロップ207、次段
パイプラインへの転送要求の送出状態を保持するフリッ
プフロップ208およびNANDゲート209を備え
る。NANDゲート209は、CI入力、RI入力、フ
リップフロップ207およびフリップフロップ208の
間で同期を取る。
【0061】図2のスキャン対応自己同期信号制御回路
は、スキャンリセット信号SRBは非アクティブ値とし
てH固定で、スキャンチェーンも無効な状態であれば、
図10および図11と同様な通常動作を行なう。
【0062】テスト手法は、まず初めの段階で、全自己
同期信号制御回路をリセット後、最後尾のパイプライン
の自己同期信号制御回路の転送受領/許可入力をLにす
る。その後の段階で、全自己同期信号制御回路を3ウェ
イ目までハンドシェイクが終了した状態に設定して、最
後尾のパイプラインの自己同期信号制御回路の転送受領
/許可入力をL→H→Lにして、全パイプラインの自己
同期信号制御回路からレジスタにクロックパルスを供給
する。テスト時には、上述の最初の段階を1回実行し、
その後の段階を繰り返し実行する。
【0063】スキャンテスト時の図1と図2のスキャン
テスト対応自己同期信号制御回路の動作を図3(A)〜
(M)のタイミングチャートを参照して説明する。図3
(A)〜(M)のタイミングチャートでは動作を説明す
るためにタイミングT3が示される。
【0064】まず、図3(A)に示すリセットMRBの
入力により回路がリセットされる。その後、図1の最終
段の3段目パイプラインのスキャン対応自己同期信号制
御回路103の図3(M)に示すRI入力103RIを
回路のRI入力RIを通して転送受領状態Lに設定して
から、スキャンリセット信号SRBを図3(B)に示す
アクティブパルスH→L→Hとして入力することで、全
てのスキャン対応自己同期信号制御回路内の前段パイプ
ラインからの転送要求受付状態を保持するフリップフロ
ップ207がセットされる。これにより全てのスキャン
対応自己同期信号制御回路は、タイミングT3の遷移で
示すように、図3(D)、(G)および(J)の出力さ
れるアクノリッジ信号ROが転送受領状態Lかつ図3
(F)、(I)および(L)の出力されるリクエスト信
号COが転送完了状態Hとなり、4ウェイハンドシェイ
クの3ウェイ目まで終了した状態に設定される。
【0065】この時、入力される図3(C)、(F)お
よび(I)のリクエスト信号CI(前段から出力のリク
エスト信号CO)がHであり、かつ要求受付状態を保持
するフリップフロップ207はセットされているが、図
3(G)、(J)および(M)の入力されるアクノリッ
ジ信号RI(次段から出力のアクノリッジ信号RO)がL
になるため、NANDゲート209はアクティブになら
ず、入力されるアクノリッジ信号RI(次段から出力の
アクノリッジ信号RO)がHになるまでは、リクエスト
信号COによる次段への転送要求(H→Lへの変化)はな
されない。
【0066】リセット信号MRBの入力によるリセット
後の最初のスキャンリセット信号SRB入力のH→L変
化においては、各スキャンテスト対応自己同期制御回路
が出力するアクノリッジ信号ROが転送受領状態Lにな
るまでの遅延及び遅延差に起因して、前段スキャンテス
ト対応自己同期制御回路に入力するアクノリッジ信号R
IのH→Lの変化が遅れることにより、最終段を除く幾
つかの段のスキャンテスト対応自己同期制御回路のクロ
ックパルスCPの出力および転送要求信号COの出力が
過渡的に変化する可能性があるが、後述のスキャンテス
ト全体の動作で説明するように、該過渡的変化はテスト
動作に影響を与えない。
【0067】この後、回路に入力される図3(M)に示
すアクノリッジ信号RIを転送許可状態に(LからHへ
の変化)させる。これにより、最終段の3段目パイプラ
インのスキャン対応自己同期信号制御回路103におい
ては、以下のように動作する。
【0068】つまり、図3(M)に示すアクノリッジ信
号RIが転送許可状態になることでNANDゲート20
9がアクティブになり、転送要求送出状態を保持するフ
リップフロップ208がセットされ、図3(K)に示す
CP出力端子103CPがLからHとなる。これと同時
にCO出力端子103COから次段パイプラインへの転
送要求信号である図3(L)に示すリクエスト信号CO
のHからLへの変化が遅延素子210を通して出力され
ると共に、NANDゲート209が非アクティブになる
ことで、転送要求受付状態を保持するフリップフロップ
207がリセットされて、RO出力端子103ROから
前段2段目パイプラインへの転送許可信号である図3
(J)に示すアクノリッジ信号ROのLからHへの変化
が出力される。これにより、2段目パイプラインのスキ
ャン対応自己同期信号制御回路102においては、以下
のように動作する。
【0069】2段目パイプラインのスキャン対応自己同
期信号制御回路102では、RO出力端子103ROか
ら出力された図3(J)のアクノリッジ信号ROによる
転送許可をアクノリッジ信号RIの転送許可として入力
してNANDゲート209がアクティブになる。これに
より、転送要求送出状態を保持するフリップフロップ2
08はセットされ、図3(H)に示すCP出力端子10
2CPはLからHとなる。これと同時に、図3(I)に
示すようにCO出力端子102COから次段3段目パイ
プラインへの転送要求信号である図3(I)に示すリク
エスト信号COのHからLへの変化が遅延素子210を
通して出力されると共にNANDゲート209が非アク
ティブになる。これにより、転送要求受付状態を保持す
るフリップフロップ207はリセットされ、図3(G)
に示すようにRO出力端子102ROから前段1段目パ
イプラインへの転送許可を示すアクノリッジ信号ROの
LからHへの変化が出力される。
【0070】以降、同様にして、1段目パイプラインの
スキャン対応自己同期信号制御回路101における動作
が以下のように行われる。
【0071】つまり、図3(E)に示すようにCP出力
端子101CPはLからHとなり、同時に図3(F)に
示す転送要求(HからLへの変化)がCO出力端子101
COから遅延素子210を通して次段の2段目パイプラ
インへ出力される。これと共に、RO出力端子101R
Oから前段パイプラインへ図3(D)に示すアクノリッ
ジ信号ROによる転送許可(LからHへの変化)が出力さ
れる。
【0072】以上のように、回路の図3(M)に示すア
クノリッジ信号RI入力による転送許可(LからHへの
変化)をトリガにして、最終段の3段目パイプラインか
ら2段目パイプラインを経由して1段目パイプラインに
向かってパイプラインのデータフローとは逆方向に、C
P出力端子103CP、102CPおよび101CPの
変化が、すなわちクロックパルスのLからHへの変化が
伝播する。
【0073】このようなCP出力端子変化の伝播と並行
して各スキャン対応自己同期信号制御回路では、CI入
力端子103CIおよび102CIへのリクエスト信号
CIによる転送要求(HからLへの変化)の入力により、
転送要求受付状態を保持するフリップフロップ207が
セットされ、RO出力端子103ROおよび102RO
から各前段パイプラインへのアクノリッジ信号ROによ
る転送受領(HからLへの変化)が出力される。
【0074】最終段パイプラインを除くパイプラインの
スキャン対応自己同期回路では、各次段パイプラインか
らのアクノリッジ信号ROを、RI入力端子102RI
および101RIにおいてアクノリッジ信号RIによる
転送受領(HからLへの変化)で入力する。したがって、
転送要求送出状態を保持するフリップフロップ208は
リセットされ、CP出力端子102CPおよび101C
PはHからLとなり、これと同時にCO出力端子102
COおよび101COから各次段パイプラインへリクエ
スト信号COによる転送完了(LからHへの変化)が遅延
素子210を通して出力される。
【0075】その後、回路に入力するアクノリッジ信号
RIを転送受領状態(HからLへの変化)にすると、最終
段の3段目パイプラインのスキャン対応自己同期回路1
03では、以下のように動作する。
【0076】まず、RI入力端子103RIにアクノリ
ッジ信号RIは転送受領(からへの変化)として入力
するので、転送要求送出状態を保持するフリップフロッ
プ208はリセットされ、CP出力端子103CPがH
からLとなり、これと同時にCO出力端子103COか
ら 次段パイプラインへ転送完了(LからHへの変化)を
示すリクエスト信号COが遅延素子210を通して出力
される。
【0077】この状態で、図3(B)のスキャンリセッ
ト信号SRBをアクティブパルスH→L→Hとして入力
することで、再度、全てのスキャン対応自己同期信号制
御回路内の前段パイプラインからの転送要求受付状態を
保持するフリップフロップ207はセットされ、RO出
力が転送受領状態、CO出力が転送完了状態といった、
4ウェイハンドシェイクの3ウェイ目まで終了した状態
に再度設定される。
【0078】そこで、図3(B)のスキャンリセット信
号SRBをアクティブパルスH→L→Hとして入力し、
図3(M)のアクノリッジ信号RIをL→H→Lとして
入力し、入力されるアクノリッジ信号RIのLからHへ
の変化をトリガにして、繰り返し最終段パイプラインか
ら2段目パイプラインを経由して1段目パイプラインに
データフローを溯って、CP出力によるクロックパルス
を伝播させることができる。
【0079】また、この時のCP出力によるクロックパ
ルスの伝播タイミングは、図11(A)〜(L)のパイ
プラインにデータが充填されている状態で転送許可/受
領入力を行なった場合の通常動作と同じである。したが
って、この転送許可入力をトリガにクロックパルスを伝
播させる上述の動作と図1と図2の回路構成を用いて、
テストのために別途タイミングケアを行なう必要の無い
スキャンテスト回路とが実現できる。またスキャンテス
トを用いて、通常動作と等価なホールドタイミングテス
トを実現できる。
【0080】つづいて、上述の動作を用いたスキャンテ
スト全体の動作を図4(A)〜(M)のタイミングチャ
ートと図1を用いて説明する。図4(A)のリセット信
号MRBの入力による回路のリセット後、回路に図4
(C)に示すアクノリッジ信号RIを転送受領状態Lに
設定して入力するから、図4(D)のスキャンテストイ
ネーブル信号SEをHにして入力することで、まずスキ
ャンチェーンが有効にされる。
【0081】そして、所望のテストパターンデータをス
キャンデータ入力SIを介してスキャンチェーンを通し
てレジスタ104、105および106に設定する。こ
の時のクロックパルス入力には上述の転送許可入力をト
リガにクロックを伝播させるシーケンス、すなわち図4
(B)に示すスキャンリセット信号SRBをH→L→H
として入力し、図4(C)に示すアクノリッジ信号RI
をL→H→Lとして入力するシーケンスを、1テストサ
イクルとして、図4(K)、(I)および(G)に示す
各スキャンテスト対応自己同期信号制御回路のCP出力
103CP、102CPおよび101CPにクロックを
伝播させて、テストパターンデータのロードを行なう。
【0082】このテストパターンデータのロード動作に
より、104Q、104SO、105Q、105SO、
106Q、106SOが順々に確定していく。リセット
後の最初に入力される図4(B)に示すスキャンリセッ
ト信号SRBのH→Lへの変化にて、最終段を除く幾つ
かの段のスキャンテスト対応自己同期信号制御回路のC
P出力およびCO出力に過渡的な変化が発生する可能性
があるが、このCP上の過渡的な変化で仮に内部レジス
タの状態が不定になったとしても、テスト開始前の事象
であり、その後のパターンデータのロード動作によりレ
ジスタが所望の状態に確定するので、テスト動作に対し
てCP上の過渡的な変化による影響は無い。
【0083】レジスタ104および105および106
にパターンデータのロードが終了したら、次の(a)テ
スト動作で、図4(D)のスキャンテストイネーブル信
号SEをLにして入力してスキャンチェーンを無効に
し、上述と同様のクロック入力方法で1クロック入力
し、データパス入力DIによる通常入力データと各パイ
プライン間の組み合わせ回路107および108の出力
を、レジスタ104、105および106それぞれにラ
ッチする。
【0084】その後、(b)再度スキャンテストイネー
ブル信号SEをHにして入力することで、スキャンチェ
ーンを有効にして、各レジスタにラッチされた値をスキ
ャンチェーンを通して、スキャンデータ出力SOから取
り出し期待値と比較する。同時に次のテストパターンデ
ータをスキャンチェーンを通して内部レジスタに設定す
る。この時のクロック入力にも上述と同様の方法を用い
る。以降、上述の動作(a)と(b)の繰り返しにより
スキャンテストを行なうことができる。
【0085】(実施の形態2)次に実施の形態2につい
て説明する。
【0086】図5に実施の形態2に係るテスト回路を有
する自己同期型論理回路の構成が示される。図5の構成
は、図1の構成にセレクタ501および503、レジス
タ504およびゲート505を追加して備える。
【0087】セレクタ501は、入力するスキャンテス
トモード信号SMに基づいて、スキャンテスト時に1段
目のパイプラインのスキャンテスト対応自己同期信号制
御回路101において、転送要求/完了信号出力101
COを自分自身の転送要求/完了信号入力101CIに
フィードバックさせるように作用する。スキャンテスト
モード信号SMは、スキャンテスト回路を有効にするか
どうかを切り替える信号である。セレクタ503、レジ
スタ504およびゲート505は、スキャンテスト時に
最終段である3段目のパイプラインのスキャンテスト対
応自己同期信号制御回路103において、転送要求信号
出力101CO(HからLへの変化)を自分自身の転送受
領信号入力101RI(HからLへの変化)にフィードバ
ックするための回路である。
【0088】回路は、スキャンリセット信号SRBの入
力は非アクティブ値H固定で、かつスキャンチェーンも
無効な状態であれば、実施の形態1と同様に通常動作を
行なう。
【0089】図5のセレクタ501のスキャンテストモ
ード信号SMのレベルに応じた動作を説明する。スキャ
ンテストモード信号SMがHレベル(スキャンテスト動
作のためのレベル)が設定されるとき、パイプラインの
先頭段のスキャンテスト対応自己同期信号制御回路10
1のCI入力101CIに、自身が次段のスキャンテス
ト対応自己同期信号制御回路102に出力した転送要求
101COがセレクタ501を介して入力(フィードバ
ック)される。
【0090】このセレクタ501を介したフィードバッ
クが無い(又はスキャンテストモード信号SMがLレベ
ルの)場合、該自己同期型論理回路に入力のアクノリッ
ジ信号RIのL→H→Lのシーケンスのみでは、スキャ
ンテスト対応自己同期信号制御回路101がリセット信
号SRBとしてアクティブパルスH→L→Hを入力した
後と同じ状態(アクノリッジ信号ROが転送受領状態
L、リクエスト信号COが転送完了状態H)に復帰しな
いため、スキャンクロックを入力するには、該自己同期
型論理回路に入力のアクノリッジ信号RIのL→H→L
のシーケンス入力と交互にリセット信号SRBとしてア
クティブパルスH→L→Hを入力する必要がある(図3
(A)〜(M)と図4(A)〜(M)参照)。
【0091】しかし、セレクタ501を介したフィード
バックが有る(且つスキャンテストモード信号SMがH
レベルの)場合は、1段目から2段目への転送要求/完了
信号である転送要求COが自身の1段目にも入るため、
該自己同期型論理回路に入力のアクノリッジ信号RIの
L→H→Lのシーケンスのみで、先頭段目のスキャン対
応自己同期信号制御回路101もリセット信号SRBに
アクティブパルスH→L→Hを入力した後の状態(アク
ノリッジ信号ROが転送受領状態L、リクエスト信号C
Oが転送完了状態H)に復帰することになる。結果、こ
の構成を取ることで、リセット信号SRBへのアクティ
ブパルス入力は最初の1回だけで良くなる。
【0092】一方、スキャンテストモード信号SMがL
レベル(通常動作のためのレベル)設定の時、図1と同
様にリセット信号SRBが非アクティブ値H固定で且つ
スキャンチェーンも無効な状態である。
【0093】このときは、先頭段目のスキャンテスト対
応自己同期信号制御回路101のCI入力101CIに
セレクタ501を介して該自己同期型論理回路に入力の
転送要求CIが入力される。この時の回路動作は通常動
作(図10(A)〜(L)、図11(A)〜(L)参
照)と同じである。
【0094】次に、図5のセレクタ503、レジスタ5
04およびゲート505の動作について説明する。
【0095】スキャンテストモード信号SMがHレベル
(スキャンテスト動作のためのレベル設定)のとき、パ
イプラインの最終段(図では3段目)のスキャンテスト対
応自己同期信号制御回路103のRI入力103RI
に、自身からの転送要求(103COのH→Lへの変化)
がセレクタ503、レジスタ504およびゲート505
を介してアクノリッジ信号RIに転送受領(103RI
のH→Lへの変化)として入力(フィードバック)され
る。
【0096】セレクタ503、レジスタ504およびゲ
ート505を介したフィードバックが無い(又はスキャ
ンテストモード信号SMがLレベルの)場合は、最終段
のスキャンテスト対応自己同期信号制御回路103のク
ロックパルスCP(103CP)の立ち下がりは、該自己
同期型論理回路に入力のアクノリッジ信号RIの立ち下
がりをトリガにした動作になる(図3(M)参照)。この
時、クロックパルスCPの立上がりは回路103→10
2→101の順で伝播するものの、クロックパルスCP
の立ち下がりの方は回路102→101の順であるが、
回路103は該自己同期型論理回路に入力のアクノリッ
ジ信号RIのH→L変化タイミングに依存する。
【0097】パイプラインレジスタで立ち上がりエッジ
しか使用していなければ、この構成でも全く問題無い
が、立ち下がりエッジを使用していた場合、スキャンテ
スト時にホールドタイミングの問題が生じる。しかし、
回路503〜505を介したフィードバックが有る(且
つスキャンテストモード信号SMがHレベルの)場合
は、最終段の転送要求(103COのH→Lへの変化)が
ゲート505を通して、レジスタ504のリセット端子
RBをアクティブとしレジスタ504の出力をリセット
し(→L)、これがセレクタ503を介して自身の転送受
領(103RIのH→Lへの変化)として入力される。こ
れにより、スキャンテスト対応自己同期信号制御回路1
03内の転送要求送出状態を保持するフリップフロップ
208がNANDゲート209を介してリセットされ、
スキャン対応自己同期信号制御回路103のクロックパ
ルス出力(103CP)がH→Lとなり、これと同時に転
送完了(103COのL→Hへの変化)が最終段から出力
される。
【0098】最終段の転送完了は、ゲート505を通し
て、レジスタ504の端子RBを非アクティブとするが
レジスタ504の出力は変化しないため、セレクタ50
3を介した103RIも変化しない。結果、この構成を
取ることで、該自己同期型論理回路に入力のアクノリッ
ジ信号RIのH→L変化を待たずにクロックパルス10
3CPがH→Lに変化するため、クロックパルスCPの
立ち下がりも回路103→102→101の順で伝播す
るようになる。それゆえに、パイプラインレジスタで立
ち下がりエッジを使用していた場合でもスキャンテスト
時のホールドタイミングの問題を回避できる。
【0099】上述の一連の変化の後、該自己同期型論理
回路に入力のアクノリッジ信号RIにH→L変化が入る
と、レジスタ504のクロック端子に立ち下がりが入る
が、レジスタ504の出力は変化しないため、セレクタ
503を介したアクノリッジ信号103RIも変化しな
い。
【0100】次のスキャンクロック投入のため、該自己
同期型論理回路に入力のアクノリッジ信号RIにL→H
変化が入るとレジスタ504のクロック端子に立ち上が
りが入り、Hに固定された入力値がレジスタ504の出
力に導出され、これがセレクタ503を介して最終段の
回路103への転送許可(103RIのL→Hへの変化)
として入力される。
【0101】回路503〜505の機能(103RIの
制御)を端的にまとめると、スキャンテスト対応自己同
期信号制御回路103の1段から入力するアクノリッジ
信号RIである転送受領(103RIのH→Lへの変化)
←回路103の次段回路への転送要求CO(103CO
のH→Lへの変化)、およびスキャンテスト対応自己同
期信号制御回路103に与えるアクノリッジ信号RIで
ある転送許可(103RIのL→Hへの変化)←外部から
与えられるアクノリッジ信号RIである転送許可(該自
己同期型論理回路に入力のアクノリッジ信号RIのL→
Hへの変化)となる。
【0102】一方、スキャンテストモード信号SMがL
レベル(通常動作のためのレベル設定)の時、図1と同
様にリセット信号SRB入力が非アクティブ値H固定
で、かつスキャンチェーンも無効な状態であることが必
要とされる。
【0103】最終段のスキャンテスト対応自己同期信号
制御回路103の103入力103RIに、セレクタ5
03を介して該自己同期型論理回路に入力のアクノリッ
ジ信号RIが入力される。この時の回路動作は通常動作
(図10(A)〜(L)、図11(A)〜(L)参照)と
同じである。
【0104】スキャンテスト時の該スキャンテスト対応
自己同期信号制御回路の動作を図6(A)〜(O)のタ
イミングチャートに示す。スキャンテスト回路を有効に
するスキャンテストモード信号SMが図6(O)に示す
H固定で入力されていること以外の実施の形態1との動
作の違いに着目する。
【0105】違いの1点目は、セレクタ501を用いた
転送要求/完了信号のフィードバックにより、1段目の
パイプラインのスキャンテスト対応自己同期信号制御回
路101の図6(C)に示すCI入力101CIに自身
からの転送要求(HからLへの変化)/完了(LからHへの
変化)であるリクエスト信号COが入力されることで、
RO出力端子101ROから前段パイプラインへの転送
受領(HからLへの変化)を示す図6(D)のアクノリッ
ジ信号ROが出力される。これにより、図6(N)のア
クノリッジ信号RIのL→H→Lのシーケンスに従う入
力のみで、図6(B)のスキャンリセット信号SRBを
アクティブパルスH→L→Hとして入力した後の状態に
復帰する。
【0106】そのため、スキャンリセット信号SRBの
アクティブパルスは最初の1回のみ入力すれば、以降は
アクノリッジ信号RIのL→H→Lのシーケンスに従う
入力のみで、アクノリッジ信号RIのLからHへの変化
をトリガにして繰り返し最終段パイプラインから1段目
パイプラインにデータフローを溯ってクロックパルスC
P出力を伝播させることが可能となる。
【0107】違いの2点目は、セレクタ503、レジス
タ504およびゲート505を用いた転送要求信号CO
出力から転送受領信号入力へのフィードバックにより、
最終段である3段目のパイプラインのスキャンテスト対
応自己同期信号制御回路103のRI入力103RIに
自身からの転送要求(HからLへの変化)が入力されるこ
とで、回路へのアクノリッジ信号RIの図6(N)に示
す転送受領入力(HからLへの変化)に先じてCP出力端
子103CPが図6(K)に示すようにHからLに変わ
ると共に、図6(L)に示すようにCO出力端子103
COから次段パイプラインへの転送完了(LからHへの
変化)が出力される。これにより、入力されるアクノリ
ッジ信号RIのHからLへの変化を待たずに最終段であ
る3段目のパイプラインのCP出力端子103CPをH
からLに変化させることができるため、最終段のパイプ
ラインで立ち下がりエッジを用いている回路にもスキャ
ンテストを適用することが可能となる。
【0108】次に、実施の形態2におけるスキャンテス
ト全体の動作を図7(A)〜(N)のタイミングチャー
トに示す。スキャンテスト回路を有効にするスキャンテ
ストモード信号SMが図7(N)に示すようにH固定で
入力されていること以外の実施の形態1との動作の違い
に着目すると、スキャンリセット信号SRBの図7
(B)に示すアクティブパルス入力が最初の1回のみ
で、以降はアクノリッジ信号RIの図7(C)に示すL
→H→Lのシーケンスに従うクロック入力を繰返し行な
っている。これによりアクノリッジ信号RI入力を単純
にスキャンクロックと見立ててスキャンテストを行なう
ことが可能となっている。
【0109】上述の実施の形態の自己同期型論理回路を
データ駆動プロセッサに適用すれば、大規模なクロック
分配を必要としないことから大規模LSIの物理設計が
容易であるといったデータ駆動プロセッサの特徴を活か
したまま、スキャンクロックのタイミング調整が不要な
スキャンテスト回路を僅かな回路追加により実現でき
る。また、自己同期型論理回路を用いてホールドテスト
タイミングを容易に行なうことができ、大規模データ駆
動プロセッサの開発期間短縮と機能/タイミング両面か
らの信頼性向上に寄与することができる。
【0110】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0111】
【発明の効果】発明によれば、テスト時でも4ウェイハ
ンドシェイクによるデータ転送手順を利用できるから、
別途、データ転送のタイミングケアを採る必要はなく、
通常の4ウェイハンドシェイクに従いデータのホールド
タイミングテストを僅かな回路追加により行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係るテスト回路を有した自己
同期型論理回路の構成図である。
【図2】 図1のスキャンテスト対応自己同期信号制御
回路の内部構成図である。
【図3】 (A)〜(M)はスキャンテスト時の図1と
図2のスキャンテスト対応自己同期信号制御回路の動作
を示すタイミングチャートである。
【図4】 (A)〜(M)はスキャンテスト全体の動作
を示すタイミングチャートである。
【図5】 実施の形態2に係るテスト回路を有する自己
同期型論理回路の構成図である。
【図6】 (A)〜(O)はスキャンテスト時の図5の
スキャンテスト対応自己同期信号制御回路の動作を示す
タイミングチャートである。
【図7】 (A)〜(N)は実施の形態2におけるスキ
ャンテスト全体の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図8】 従来の自己同期型パイプラインを持つ論理回
路の特徴部分を示す図である。
【図9】 図8に示した自己同期信号制御回路の具体的
なブロック図である。
【図10】 (A)〜(L)は図8および図9の動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【図11】 (A)〜(L)は図8の自己同期信号制御
回路の別の例を示す動作タイミングチャートである。
【図12】 スキャンテスト手法に対応した共通クロッ
クで動作する同期回路の例を示す図である。
【図13】 図12のスキャンチェーンを含むレジスタ
のブロック図である。
【図14】 従来のテスト回路を有する自己同期型論理
回路のブロック図である。
【図15】 図14のスキャンテスト対応自己同期信号
制御回路のブロック図である。
【符号の説明】
101、102、103 スキャンテスト対応自己同期
制御回路、104、105、106 スキャンテスト対
応レジスタ、501、503 セレクタ、504 レジ
スタ、505 ゲート、CI、CO リクエスト信号、
RI、RO アクノリッジ信号、DI データパス入
力、DO データパス出力、SI スキャンデータ入
力、SO スキャンデータ出力、SE スキャンテスト
イネーブル信号、MRB リセット信号、SRB スキ
ャンリセット信号、SM スキャンテストモード信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03K 19/00 H01L 27/04 T Fターム(参考) 2G132 AA00 AC14 AD07 AG00 AG08 AH00 AK07 AK14 AL00 4M106 AA01 AA02 AA04 AC07 BA01 5F038 DT02 DT05 DT06 DT15 EZ20 5J056 AA03 BB60 CC00 FF01 FF07 FF10 GG14 KK01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを保持してパイプラインを構成す
    るレジスタと、 各レジスタに対応して設けられて、1ウェイ目に前段へ
    の転送許可が与えられるとき前段のレジスタからのデー
    タ出力と共に前段から転送要求を入力し、該転送要求を
    入力したとき2ウェイ目に前段に転送受領を与え、前段
    が該転送受領を入力したとき3ウェイ目に前段から転送
    完了を入力し、該転送完了を入力したとき4ウェイ目に
    次段から転送許可が与えられたとき前段へ転送許可を与
    えると共に前段からのデータをレジスタに取り込ませ保
    持させて次段へデータ出力させて次段へ転送要求を与え
    る4ウェイハンドシェイクを行う自己同期信号制御回路
    とを備える自己同期型論理回路において、 前記レジスタは通常時およびテスト時に前記データを逐
    次転送する機能を有し、 テスト時に全ての前記自己同期信号制御回路を前記ハン
    ドシェイクの3ウェイ目の状態に設定した後、前記パイ
    プラインの最終段の前記自己同期信号制御回路に対して
    前記転送許可と転送受領を与えることを特徴とする、テ
    スト回路を有する自己同期型論理回路。
  2. 【請求項2】 前記テスト時に全ての前記自己同期信号
    制御回路を前記ハンドシェイクの3ウェイ目の状態に設
    定することと、前記最終段の前記自己同期信号制御回路
    に対して前記転送許可と転送受領を与えることが繰返し
    行われることを特徴とする、請求項1に記載のテスト回
    路を有する自己同期型論理回路。
  3. 【請求項3】 前記テスト時に、前記最終段の自己同期
    信号制御回路が次段に出力する前記転送要求を、次段か
    らの前記転送受領として該自己同期信号制御回路に与え
    るための最終段信号処理部をさらに備える、請求項1に
    記載のテスト回路を有する自己同期型論理回路。
  4. 【請求項4】 前記テスト時に全ての前記自己同期信号
    制御回路を前記ハンドシェイクの3ウェイ目の状態に設
    定することと、前記パイプラインの最終段の前記自己同
    期信号制御回路に対して前記転送許可と転送受領を与え
    ることに加えて、前記パイプラインの先頭段の前記自己
    同期信号制御回路に対して前記転送要求が繰返し与えら
    れることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項
    に記載のテスト回路を有する自己同期型論理回路。
  5. 【請求項5】 前記テスト時に、前記パイプラインの先
    頭段の前記自己同期信号制御回路が次段に出力する前記
    転送要求と転送完了を、該自己同期信号制御回路に前記
    転送要求と転送完了として与えるための先頭段信号処理
    部をさらに備える、請求項1から3のいずれか1項に記
    載のテスト回路を有する自己同期型論理回路。
  6. 【請求項6】 データを保持してパイプラインを構成す
    るレジスタと、 各レジスタに対応して設けられて、1ウェイ目に前段へ
    の転送許可が与えられるとき前段のレジスタからのデー
    タ出力と共に前段から転送要求を入力し、該転送要求を
    入力したとき2ウェイ目に前段に転送受領を与え、前段
    が該転送受領を入力したとき3ウェイ目に前段から転送
    完了を入力し、該転送完了を入力したとき4ウェイ目に
    次段から転送許可が与えられたとき前段へ転送許可を与
    えると共に前段からのデータをレジスタに取り込ませ保
    持させて次段へデータ出力させて次段へ転送要求を与え
    る4ウェイハンドシェイクを行う自己同期信号制御回路
    とを備える自己同期型論理回路のテスト方法であって、 前記レジスタは通常時およびテスト時に前記データを逐
    次転送する機能を有し、 テスト時に全ての前記自己同期信号制御回路を前記ハン
    ドシェイクの3ウェイ目の状態に設定する状態設定ステ
    ップと、 前記状態設定ステップによる設定後、前記パイプライン
    の最終段の前記自己同期信号制御回路に対して前記転送
    許可と転送受領を与えるステップとを有する、自己同期
    型論理回路のテスト方法。
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