JP2003343464A - 気体圧縮機 - Google Patents

気体圧縮機

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JP2003343464A
JP2003343464A JP2002155437A JP2002155437A JP2003343464A JP 2003343464 A JP2003343464 A JP 2003343464A JP 2002155437 A JP2002155437 A JP 2002155437A JP 2002155437 A JP2002155437 A JP 2002155437A JP 2003343464 A JP2003343464 A JP 2003343464A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機本体の運転時に発生する冷媒ガスの圧
力差と熱応力等の要因によるサイドブロックの変形を抑
制し、変形によるリークの発生を防止する。 【解決手段】 圧縮機本体14において、フロントサイ
ドブロック16に、フロントボルト6a,6b間であっ
てシリンダ15に開設されたシリンダ吐出口27の直近
にロータシャフト19の軸方向と平行なフロント貫通孔
16aを貫通形成し、この貫通孔16aに挿通させたフ
ロント補強ボルト36aの螺子山をシリンダ15に形成
したシリンダ螺子孔15aに螺合することで、フロント
サイドブロック16とシリンダ15との締結力を強化す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカーエアコンシステ
ム等に使用される気体圧縮機に係り、特に密閉されたシ
リンダ室を形成するためのシリンダとサイドブロックと
の締結構造を改良した気体圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カーエアコンシステム等に使用さ
れる気体圧縮機としては、図12に示すベーンロータリ
ー型の気体圧縮機が知られており、この気体圧縮機は、
一端が開口されたケーシング11とこのケーシング11
の開口端に装着されるフロントヘッド12からなる密閉
されたハウジング内に、電磁クラッチ13に連結された
圧縮機本体14が収容されている。
【0003】この圧縮機本体14は、内周略楕円筒型の
内筒部が形成されたシリンダ15を有し、このシリンダ
15の吸入室25側の端面にフロントサイドブロック1
6が装着され、シリンダ15の吐出室28側の端面にリ
アサイドブロック17が装着されることにより、シリン
ダ15内部に密閉された略楕円筒型のシリンダ室18が
形成されている。
【0004】また、シリンダ室18内には、その軸心に
ロータシャフト19が一体に設けられたロータ20が横
架され、ロータシャフト19はフロントサイドブロック
16の軸受とリアサイドブロック17の軸受とにより回
転可能に支持されている。
【0005】さらに、図13に示すように、ロータ20
にはその外周面に複数のスリット状のベーン溝21,2
1,…が形成され、これらのベーン溝21に摺動可能に
装着されたベーン22がロータ20の回転運動に伴う遠
心力とベーン溝21底部の油圧とによりロータ20の外
周面からシリンダ15の内周面に向かって進退自在に設
けられている。
【0006】そして、複数のベーン22によりシリンダ
室18は複数の圧縮室23a,23b,…に仕切られ、
これら圧縮室23はロータ20の回転により容積の大小
変化を繰り返すとともに、その容積変化により、フロン
トヘッド12に開口された吸入ポート24、吸入室25
からシリンダ15に開設されたシリンダ吸入口26を介
して吸入された冷媒ガスを圧縮し、圧縮後の高圧冷媒ガ
スをシリンダ15外周に開設されたシリンダ吐出口27
から吐出室28内へと吐出する。
【0007】ところで、このような気体圧縮機におい
て、密閉されたシリンダ室18を形成するために、シリ
ンダ15の両端面はフロントサイドブロック16端面お
よびリアサイドブロック17端面によって塞がれている
が、図13,14に示すように、フロントサイドブロッ
ク16の外周面からシリンダ15にかけて貫通する取付
用のフロントボルト6a,6b,…,6fを締結し、同
様にリアサイドブロック17の外周面からシリンダ15
にかけて貫通する取付用のリアボルト7a,7b,…,
7fを締結することにより固定されている。
【0008】そして、これら複数の取付用ボルトのう
ち、例えばフロントボルト6aとフロントボルト6b
は、図15に拡大して示すように、シリンダ吐出口27
と所定間隔離間した箇所であって、シリンダ15外周面
を切り欠いて画成された吐出チャンバ室29を挟むよう
にして配置されている。
【0009】ところが、このようにフロントボルト6
a,6bが吐出チャンバ室29を挟んで離れた位置にあ
るため、シリンダ15とフロントサイドブロック16と
の締結力が弱く、両者の端面間の密着性は不充分であ
る。その上、圧縮機本体14の運転時において、吐出室
28内の冷媒ガスと吸入室25内の冷媒ガスとの間に
は、吐出室28内の方が高温かつ高圧となる温度差およ
び圧力差が生じている。
【0010】そのため、この冷媒ガスの圧力差と熱応
力、あるいは部品の加工精度低下や組立公差等の要因に
よって、図16の二点鎖線で示すように、フロントサイ
ドブロック16側においてはフロントボルト6a,6b
間のフロントサイドブロック16が吸入室25側へとた
わみ、一方、リアサイドブロック17側においては、吐
出される冷媒ガスの瞬間的な圧力脈動によって、リアボ
ルト7a,7b間のリアサイドブロック17が逆に吐出
室28側へとたわむことで、圧縮機本体14は両サイド
ブロック16,17がともに外側に膨らんだ太鼓状に変
形する。
【0011】すると、フロントボルト6a,6b間にお
けるフロントサイドブロック16端面とシリンダ15端
面との接合面にこの変形による隙間Gが生じ、図15中
矢印L1で示すように、吐出チャンバ室29内にある冷
媒ガスの一部がこの隙間Gを経由して圧縮室23b内へ
と漏洩するリークが発生してしまうという不具合がある
(これを第1のリークという)。
【0012】また、フロントサイドブロック16端面と
ベーン22側面との間には両者の接触による摩擦力を低
減させるために元々設計上の隙間が形成されており、許
容範囲内の内部リークが発生しているが、上述したよう
にフロントサイドブロック16端面がシリンダ15端面
と離間する方向にたわみ変形すると、フロントサイドブ
ロック16端面とベーン22側面との間のサイド隙間が
より大きくなり、図15中矢印L2で示すように、圧縮
室23a内にある圧縮された冷媒ガスの一部がこの隙間
を経由して隣接する圧縮室23b内へと漏洩し、内部リ
ークの増大に繋がるという不具合もある(これを第2の
リークという)。
【0013】この第1のリークおよび第2のリークは上
述したように、圧力差および温度差の大きい圧縮機本体
14前段におけるシリンダ15とフロントサイドブロッ
ク16間だけではなく、圧力差および温度差の小さい圧
縮機本体14後段におけるシリンダ15とリアサイドブ
ロック17間でも生じ得る可能性があり、このように従
来の気体圧縮機にあっては、第1のリークの発生と第2
のリークの増大によって、圧縮機全体の体積効率が悪化
し、冷凍システムのエネルギー消費効率が低下してしま
うという問題があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、圧縮機本体の一部を構成するシリンダとサイ
ドブロックとの締結構造を改良し、圧縮機本体の運転時
に発生する冷媒ガスの圧力差と熱応力等の要因によるサ
イドブロックの変形を抑制し、変形によるリークを未然
に防止して圧縮機の体積効率を向上させた信頼性の高い
気体圧縮機を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る気体圧縮機は、内周略楕円筒型のシリ
ンダと、上記シリンダ外周に設けられる吐出口と、上記
シリンダ内に横架され、その軸心にロータシャフトを有
するロータと、上記ロータの外周面から上記シリンダの
内周面に向かって進退自在に設けられるベーンと、上記
ロータシャフトを回転可能に軸支し、上記シリンダの両
端面に装着される一対のサイドブロックと、上記サイド
ブロックの上記シリンダ吐出口直近に施された変形防止
手段と、を備えることを特徴とする。
【0016】本発明において、上記変形防止手段は、上
記サイドブロックとシリンダとの締結構造によるもので
あることを特徴とする。
【0017】ここで、上記締結構造の一例として、上記
サイドブロックの一方に、上記シリンダ吐出口直近であ
って上記ロータシャフトの軸方向と平行な貫通孔を形成
し、この貫通孔に挿通させたボルトを上記シリンダに形
成された螺子孔に螺合させる構造を採用することができ
る。
【0018】また、上記締結構造の他の例として、上記
サイドブロックの一方に、上記シリンダ吐出口直近であ
って上記ロータシャフトの軸方向と平行な貫通孔を形成
し、この貫通孔に挿通させたボルトを上記シリンダに形
成された貫通孔に貫通させ、上記サイドブロックの他方
に形成された螺子孔に螺合させる構造を採用することも
できる。
【0019】さらに、上記締結構造の他の例として、上
記サイドブロックの一方に、上記シリンダ吐出口外部の
吐出チャンバ室へと連通し、かつ上記ロータシャフトの
軸方向と平行な貫通孔を形成し、この貫通孔に挿通させ
たボルトを上記吐出チャンバ室内を通過させ、上記サイ
ドブロックの他方に形成された螺子孔に螺合させる構造
を採用することもできる。
【0020】ここで、サイドブロックと補強用のボルト
とのシール性を向上させるための手段として、サイドブ
ロックとボルトの頭部との間にガスケットを介挿した
り、凹溝を形成してOリングを嵌め込む等、各種シール
部材を介在させても良い。
【0021】このように、本発明によれば、サイドブロ
ックとシリンダとは補強ボルトによってその締結力が強
化されるため、両者の密着性が向上し、特に冷媒ガスの
圧力差と熱応力等の要因によるサイドブロックの変形を
抑制でき、変形によるリークを未然に防止し、圧縮機の
体積効率の向上を図ることができる。
【0022】一方、本発明において、上記変形防止手段
は、上記サイドブロックの肉厚を局部的に増大させた剛
性強化構造によるものであることを特徴とする。
【0023】ここで、上記剛性強化構造の一例として、
上記サイドブロックに上記シリンダ吐出口部分を覆う平
板状の補強板を取付固定する構造を採用することができ
る。
【0024】また、上記補強板の形状は、上記シリンダ
吐出口に該当する箇所を幅広に形成したり、上記シリン
ダ吐出口に該当する箇所を厚肉に形成したり、上記シリ
ンダ吐出口に該当する箇所をサイドブロック側に向けて
湾曲形成しても良い。
【0025】なお、上記剛性強化構造の他の例として、
上記サイドブロックに上記シリンダ吐出口部分を覆う補
強リブを一体成形する構造を採用することもできる。
【0026】このように、本発明によれば、補強板また
は補強リブによってサイドブロックの剛性が強化される
ため、同様にサイドブロックの変形を抑制できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について添付図面を参照しながら詳細に説明する。な
お、本発明を適用したベーンロータリー型の気体圧縮機
の基本的な構成については図12に示した従来例と同様
であるので、同一部材には同一符号を附してその詳細な
説明は省略する。
【0028】[第1の実施形態]図1乃至図2は本発明
における第1の実施形態の構成を示すものであり、図1
(a)は圧縮機本体をフロントサイドブロック側から見
た拡大平面図、同図(b)は圧縮機本体をリアサイドブ
ロック側から見た拡大平面図、図2は図1(a)に示す
II−II線断面図である。
【0029】図1に示すように、この圧縮機本体14に
おいて、シリンダ15の両端面はフロントサイドブロッ
ク16端面およびリアサイドブロック17端面によって
塞がれ、フロントサイドブロック16側端面はフロント
サイドブロック16の外周面からシリンダ15にかけて
貫通する複数のフロントボルト6a,6b,…,6fを
締結し、リアサイドブロック17側端面はリアサイドブ
ロック17の外周面からシリンダ15にかけて貫通する
複数のリアボルト7a,7b,…,7fを締結すること
により、シリンダ15に両サイドブロック16,17が
装着されている。
【0030】さらに、本実施形態においては、図1およ
び図2に示すように、フロントサイドブロック16とリ
アサイドブロック17の両サイドブロックの変形を防止
するための手段として、フロントサイドブロック16側
に一対の補強ボルト36a,36b、リアサイドブロッ
ク17側に一対の補強ボルト37a,37bをそれぞれ
設けたことを特徴とするものである。
【0031】すなわち、この圧縮機本体14において、
フロントサイドブロック16には、フロントボルト6
a,6b間であって、シリンダ15に開設されたシリン
ダ吐出口27の直近にロータシャフト19の軸方向と平
行なフロント貫通孔16aが貫通形成されるとともに、
シリンダ15にはこのフロント貫通孔16aと対応する
位置にシリンダ螺子孔15aが形成されている。
【0032】そして、フロント補強ボルト36aをフロ
ント貫通孔16aに挿通させ、その先端の螺子山をシリ
ンダ螺子孔15aに螺合することにより、フロントボル
ト6a,6b間においてフロントサイドブロック16が
シリンダ15に締結されている。
【0033】また、フロントサイドブロック16の円周
上180°対向した位置にあるフロントボルト6d,6
e間においても同様に、フロント補強ボルト36bをフ
ロントサイドブロック16のフロント貫通孔16bに挿
通させ、その先端の螺子山をシリンダのシリンダ螺子孔
15bに螺合する。
【0034】一方、リアサイドブロック17側も同様の
要領で、リアボルト7a,7b間とリアボルト7d,7
e間の2箇所において、シリンダ吐出口27の直近にロ
ータシャフト19の軸方向と平行なリア貫通孔17a,
17bが貫通形成されるとともに、シリンダ15にはリ
ア貫通孔17a,17bとそれぞれ対応する位置にシリ
ンダ螺子孔15c,15dが形成されている。
【0035】そして、リア補強ボルト37a,37bを
それぞれリア貫通孔17a,17bに挿通させ、その先
端の螺子山をシリンダ螺子孔15c,15dに螺合する
ことにより、リアボルト7a,7b間およびリアボルト
7d,7e間においてリアサイドブロック17がシリン
ダ15に締結されている。
【0036】なお、フロントサイドブロック16とフロ
ント補強ボルト36a,36bとのシール性、リアサイ
ドブロック17とリア補強ボルト37a,37bとのシ
ール性を向上させるための手段として、フロントサイド
ブロック16とフロント補強ボルト36a,36bの頭
部との間、リアサイドブロック17とリア補強ボルト3
7a,37bの頭部との間にそれぞれガスケットを介挿
したり、凹溝を形成してOリングを嵌め込む等、各種シ
ール部材を介在させても良い。
【0037】また、フロント補強ボルト36a,36b
およびリア補強ボルト37a,37bの本数は上記のよ
うに一対(2本)に限らず、サイドブロック16,17
の変形具合によって適宜変更しても構わない。
【0038】このように、本実施形態の構成によれば、
フロントサイドブロック16とシリンダ15とはフロン
ト補強ボルト36a,36bの一対のボルトによってそ
の締結力が強化され、リアサイドブロック17とシリン
ダ15とはリア補強ボルト37a,37bの一対のボル
トによってその締結力が強化されるため、シリンダ15
と両サイドブロック16,17との密着性が向上する。
【0039】したがって、冷媒ガスの圧力差と熱応力、
あるいは部品の加工精度低下や組立公差等の要因による
フロントサイドブロック16とリアサイドブロック17
の変形を抑制し、図15で説明したような変形による第
1のリークの発生を未然に防止でき、かつ第2のリーク
の増大をも低減することができるため、圧縮機の体積効
率の向上を図ることが可能となる。
【0040】[第2の実施形態]図3乃至図4は本発明
における第2の実施形態の構成を示すものであり、図3
は圧縮機本体をフロントサイドブロック側から見た拡大
平面図、図4は図3に示すIV−IV線断面図である。
【0041】本実施形態の圧縮機本体14において、シ
リンダ15の両端面にフロントボルト6a〜6fおよび
リアボルト7a〜7fによってフロントサイドブロック
16およびリアサイドブロック17が装着されている点
については第1の実施形態と同様である。
【0042】本実施形態においては、図3および図4に
示すように、フロントサイドブロック16とリアサイド
ブロック17の両サイドブロックの変形を防止するため
の手段として、フロントサイドブロック16側にのみ一
対の補強ボルト36c,36dを設けたことを特徴とす
るものである。
【0043】すなわち、この圧縮機本体14において、
フロントサイドブロック16には、フロントボルト6
a,6b間であって、シリンダ吐出口27の直近にロー
タシャフト19の軸方向と平行なフロント貫通孔16c
が貫通形成され、シリンダ15にはフロント貫通孔16
cと対応する位置にシリンダ貫通孔15eが貫通形成さ
れるとともに、リアサイドブロック17にはフロント貫
通孔16cおよびシリンダ貫通孔15eと対応する位置
にリア螺子孔17cが形成されている。
【0044】そして、フロント補強ボルト36cをフロ
ント貫通孔16c、シリンダ貫通孔15eに順次挿通さ
せ、その先端の螺子山をリア螺子孔17cに螺合するこ
とにより、フロントボルト6a,6b間においてフロン
トサイドブロック16がシリンダ15と一体となってリ
アサイドブロック17に締結されている。
【0045】また、フロントサイドブロック16の円周
上180°対向した位置にあるフロントボルト6d,6
e間においても同様に、フロント補強ボルト36dをフ
ロントサイドブロック16のフロント貫通孔16d、シ
リンダ貫通孔15fに順次挿通させ、その先端の螺子山
をリアサイドブロック17のリア螺子孔17dに螺合す
る。
【0046】また、フロントサイドブロック16とフロ
ント補強ボルト36c,36dとのシール性を向上させ
るための手段として、フロントサイドブロック16とフ
ロント補強ボルト36c,36dの頭部との間にそれぞ
れガスケットを介挿したり、凹溝を形成してOリングを
嵌め込む等、各種シール部材を介在させても良い。
【0047】なお、これとは逆に、リアサイドブロック
17側に貫通孔を形成し、フロントサイドブロック16
側に螺子孔を形成することにより、リアサイドブロック
17側から補強ボルトを挿通させてその螺子山をフロン
トサイドブロック16側の螺子孔に螺合する構成を採用
することもできる。
【0048】このように、本実施形態の構成によれば、
一対のフロント補強ボルト36c,36dによって、シ
リンダ15とフロントサイドブロック16およびリアサ
イドブロック17との締結力が強化され、両者の端面間
の密着性が向上するため、第1の実施形態と同様の作用
効果が期待できる。
【0049】また、変形防止のための補強用のボルト
は、一対のフロント補強ボルト36c,36dだけで足
り、フロントサイドブロック16とシリンダ15とをリ
アサイドブロック17に共締めする構造であるので、部
品点数を削減でき、圧縮機全体の製造コストを低減する
ことができるとともに、特にシリンダ15の幅が狭く形
成された圧縮機本体14を有する気体圧縮機に適用する
場合に好適である。
【0050】さらに、シリンダ15には螺子孔が形成さ
れず、貫通孔となっていることから、フロント補強ボル
ト36c,36dをきつく締め付けることによりシリン
ダ15に割れ、欠け等の変形が生じることがなく、シリ
ンダ15の局部的な変形から発生する内部リークを未然
に防止することができるとともに、フロント補強ボルト
36c,36dをより強固に締め付けることが可能とな
る。
【0051】[第3の実施形態]図5乃至図6は本発明
における第3の実施形態の構成を示すものであり、図5
は圧縮機本体をフロントサイドブロック側から見た拡大
平面図、図6は図5に示すVI−VI線断面図である。
【0052】本実施形態の圧縮機本体14において、シ
リンダ15の両端面にフロントボルト6a〜6fおよび
リアボルト7a〜7fによってフロントサイドブロック
16およびリアサイドブロック17が装着されている点
については第1の実施形態と同様である。
【0053】本実施形態においては、図5および図6に
示すように、フロントサイドブロック16とリアサイド
ブロック17の両サイドブロックの変形を防止するため
の手段として、フロントサイドブロック16側に設けた
一対の補強ボルト36e,36fの設置箇所に特徴があ
る。
【0054】すなわち、この圧縮機本体14において、
フロントサイドブロック16には、フロントボルト6
a,6b間であって、シリンダ15外周面を切り欠いて
画成された吐出チャンバ室29に連通する箇所にロータ
シャフト19の軸方向と平行なフロント貫通孔16eが
貫通形成されるとともに、リアサイドブロック17には
フロント貫通孔16eと対応する位置にリア螺子孔17
eが形成されている。
【0055】そして、フロント補強ボルト36eをフロ
ント貫通孔16eに挿通し、次に吐出チャンバ室29内
を通過させ、その先端の螺子山をリア螺子孔17eに螺
合することにより、フロントボルト6a,6b間におい
てフロントサイドブロック16がシリンダ15を介して
リアサイドブロック17に締結されている。
【0056】また、フロントサイドブロック16の円周
上180°対向した位置にあるフロントボルト6d,6
e間においても同様に、フロント補強ボルト36fをフ
ロントサイドブロック16のフロント貫通孔16fに挿
通し、吐出チャンバ室29内を通過させ、その先端の螺
子山をリアサイドブロック17のリア螺子孔17fに螺
合する。
【0057】さらに、本実施形態におけるフロント貫通
孔16e,16fがシリンダ15外部の吐出チャンバ室
29と連通している関係から、フロントサイドブロック
16とフロント補強ボルト36e,36fとを確実にシ
ールするために、フロントサイドブロック16とフロン
ト補強ボルト36e,36fの頭部との間にガスケット
31が介挿されている。また、このガスケット31に替
えて、フロントサイドブロック16とフロント補強ボル
ト36e,36fの頭部との間に凹溝を形成し、Oリン
グを嵌め込んでも良い。
【0058】なお、これとは逆に、リアサイドブロック
17側に貫通孔を形成し、フロントサイドブロック16
側に螺子孔を形成することにより、リアサイドブロック
17側から補強ボルトを挿通し、吐出チャンバ室29を
通過させ、その螺子山をフロントサイドブロック16側
の螺子孔に螺合する構成を採用することもできる。
【0059】このように、本実施形態の構成によれば、
一対のフロント補強ボルト36e,36fによって、シ
リンダ15とフロントサイドブロック16およびリアサ
イドブロック17との締結力が強化され、両者の端面間
の密着性が向上するため、第1の実施形態と同様の作用
効果が期待できる。
【0060】また、貫通孔を形成したサイドブロックの
反対側のサイドブロックに螺子孔を形成するだけで良い
ため、変形防止手段を施すための加工も非常に簡単に行
なうことができる。
【0061】さらに、シリンダ15に螺子孔や貫通孔を
形成する必要がないため、シリンダ15における内部リ
ークの問題は皆無となる上、フロント補強ボルト36
e,36fを吐出チャンバ室29内に通過させる構造で
あるため、フロント貫通孔16e,16fの設計自由度
が大きく、大径のボルトを使用することができ、より強
固な締結力を実現できる。
【0062】なお、上述した各補強ボルトの頭部はサイ
ドブロックの表面に突出している構造で図を示したが、
これに替えてサイドブロックに穴グリを施し、補強ボル
トの頭部をサイドブロックの表面以下に埋設する構造で
あっても良い。また、上述した第1乃至第3の実施形態
においては、サイドブロックとシリンダ、または両サイ
ドブロック同士を締結するための手段としてボルトを用
いた例について説明したが、これに替えてリベット止め
やビス止めによる締結構造を採用することもできる。
【0063】[第4の実施形態]図7乃至図9は本発明
における第4の実施形態の構成を示すものであり、図7
(a)は圧縮機本体をフロントサイドブロック側から見
た拡大平面図、同図(b)は圧縮機本体をリアサイドブ
ロック側から見た拡大平面図、図8は図7(a)に示す
B方向矢視図、図9は図7に示す補強板の形状の例を示
す平面図および断面図である。
【0064】本実施形態の圧縮機本体14において、シ
リンダ15の両端面にフロントボルト6a〜6fおよび
リアボルト7a〜7fによってフロントサイドブロック
16およびリアサイドブロック17が装着されている点
については第1の実施形態と同様である。
【0065】本実施形態においては、フロントサイドブ
ロック16とリアサイドブロック17の両サイドブロッ
クの変形を防止するための手段として、第1乃至第3の
実施形態のように、新たに補強用のボルトを設けて締結
力を強化する構造とは異なり、図7および図8に示すよ
うに、フロントサイドブロック16とリアサイドブロッ
ク17の両サイドブロックの剛性を強化する構造である
ことが特徴である。
【0066】すなわち、この圧縮機本体14において、
フロントサイドブロック16には、フロントボルト6
a,6bの2点間を結んだ位置、換言すれば、少なくと
もシリンダ15に開設されたシリンダ吐出口27を覆う
位置に、アルミ合金等の軽合金からなる平板状の補強板
41が配置され、この補強板41はその両端部に取付孔
42,42が貫通形成されている。
【0067】そして、フロントサイドブロック16をシ
リンダ15に装着するためのフロントボルト6a,6b
を補強板41の取付孔42,42に挿通し、フロントサ
イドブロック16に貫通させ、シリンダ15に締結する
ことにより、フロントボルト6a,6b間に補強板41
が取付固定され、フロントサイドブロック16の剛性が
強化されている。
【0068】また、フロントサイドブロック16の円周
上180°対向した位置にあるフロントボルト6d,6
e間においても同様に、補強板41の両端部の取付孔4
2,42にフロントボルト6d,6eを挿通させ、シリ
ンダ15に締結する。
【0069】一方、リアサイドブロック17側も同様の
要領で、リアボルト7a,7b間とリアボルト7d,7
e間の2箇所において補強板41,41が取付固定さ
れ、リアサイドブロック17の剛性が強化されている。
【0070】なお、図7および図8においては補強板4
1の形状として図9(a)に示すような平板状の補強板
41aを用いているが、サイドブロックの剛性を強化し
たい箇所、例えば同図(b)の補強板41bのように平
板の中央部のシリンダ吐出口27に該当する箇所を幅広
に形成したり、同図(c)の補強板41cのように平板
の中央部を吸入室側に向けて厚肉に形成しても良い。
【0071】また、同図(d)の補強板41dのように
平板の中央部をサイドブロック側に膨らむように湾曲形
成することにより、サイドブロックのシリンダ15への
押圧力が強化されるため、サイドブロック端面がシリン
ダ15端面と離間する方向にたわみ変形するのを効果的
に防止することができる。
【0072】このように、本実施形態の構成によれば、
一対の補強板41,41によって、フロントサイドブロ
ック16およびリアサイドブロック17の剛性が強化さ
れるため、両サイドブロックの変形を効果的に抑制する
ことができる。
【0073】また、変形防止のための手段として、比重
の重い鉄系材料からなる補強ボルトの締結ではなく、比
重の軽い軽合金製の補強板により両サイドブロックの剛
性を局部的に強化する構造を採用しているので、第1乃
至第3の実施形態に比して、圧縮機全体の軽量化を図る
ことができる。
【0074】さらに、補強板41の取付、取り外しが可
能であり、異なる形状・材質の補強板を成形できるた
め、サイドブロック16,17の変形具合によって剛性
を強化したい箇所に柔軟に対応することができる。
【0075】[第5の実施形態]図10乃至図11は本
発明における第5の実施形態の構成を示すものであり、
図10(a)は圧縮機本体をフロントサイドブロック側
から見た拡大平面図、同図(b)は圧縮機本体をリアサ
イドブロック側から見た拡大平面図、図11は図10
(a)に示すC方向矢視図である。
【0076】本実施形態の圧縮機本体14において、シ
リンダ15の両端面にフロントボルト6a〜6fおよび
リアボルト7a〜7fによってフロントサイドブロック
16およびリアサイドブロック17が装着されている点
については第1の実施形態と同様である。
【0077】本実施形態においては、第4の実施形態と
同様にフロントサイドブロック16とリアサイドブロッ
ク17の変形を防止するための手段として、両サイドブ
ロックの剛性を強化した構造であって、図10および図
11に示すように、両サイドブロックに補強リブ51が
一体成形されていることが特徴である。
【0078】すなわち、この圧縮機本体14において、
フロントサイドブロック16には、フロントボルト6
a,6bの2点間、換言すれば、少なくともシリンダ1
5に開設されたシリンダ吐出口27を覆う位置に任意形
状の補強リブ51がフロントサイドブロック16の吸入
室25側に突設され、フロントサイドブロック16の剛
性が強化されている。
【0079】また、フロントサイドブロック16の円周
上180°対向した位置にあるフロントボルト6d,6
e間においても同様に、補強リブ51が一体成形されて
いる。
【0080】一方、リアサイドブロック17側も同様の
要領で、リアボルト7a,7b間とリアボルト7d,7
e間の2箇所において補強リブ51,51が一体成形さ
れ、リアサイドブロック17の剛性が強化されている。
【0081】なお、補強リブ51の形状としては、図示
したような方形状で同一厚みのものに限らず、例えば補
強リブ51の中央部に向かって徐々に幅広となる形状
や、中央部に向かって徐々に厚肉となる形状とすること
もできる。
【0082】このように、本実施形態の構成によれば、
一体成形された補強リブ51,51によって、フロント
サイドブロック16およびリアサイドブロック17の剛
性が強化されるため、第4の実施形態と同様の作用効果
が期待できる。
【0083】また、補強リブ51をサイドブロック1
6,17と一体に成形するものであるから、変形防止の
ための部品点数を削減でき、複雑な形状の成形にも容易
に対応が可能となる。
【0084】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る気体圧縮機によれば、サイドブロックとシリンダとを
補強ボルトによってその締結力を強化する締結構造、あ
るいは補強板または補強リブによってサイドブロックの
剛性を強化する剛性強化構造等のサイドブロックの変形
防止手段を備えているため、サイドブロックとシリンダ
との密着性が向上し、特に冷媒ガスの圧力差と熱応力等
の要因によるサイドブロックの変形を抑制でき、変形に
よるリークの発生を未然に防止することで、圧縮機の体
積効率の向上を図ることが可能になるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る気体圧縮機における第1の実施形
態の構成を示す部分拡大図であり、(a)は圧縮機本体
をフロントサイドブロック側から見た平面図、(b)は
圧縮機本体をリアサイドブロック側から見た平面図。
【図2】図1(a)に示すII−II線断面図。
【図3】本発明に係る気体圧縮機における第2の実施形
態の構成を示す部分拡大図であり、圧縮機本体をフロン
トサイドブロック側から見た平面図。
【図4】図3に示すIV−IV線断面図。
【図5】本発明に係る気体圧縮機における第3の実施形
態の構成を示す部分拡大図であり、圧縮機本体をフロン
トサイドブロック側から見た平面図。
【図6】図5に示すVI−VI線断面図。
【図7】本発明に係る気体圧縮機における第4の実施形
態の構成を示す部分拡大図であり、(a)は圧縮機本体
をフロントサイドブロック側から見た平面図、(b)は
圧縮機本体をリアサイドブロック側から見た平面図。
【図8】図7(a)に示すB方向矢視図。
【図9】図7に示す補強板の形状の例を示す平面図およ
び断面図。
【図10】本発明に係る気体圧縮機における第5の実施
形態の構成を示す部分拡大図であり、(a)は圧縮機本
体をフロントサイドブロック側から見た平面図、(b)
は圧縮機本体をリアサイドブロック側から見た平面図。
【図11】図10(a)に示すC方向矢視図。
【図12】従来のベーンロータリー型気体圧縮機の構成
を示す縦断面図。
【図13】図12に示すXIII−XIII線断面図。
【図14】図13に示すXIV−XIV線断面図。
【図15】図13に示す点線部分拡大図。
【図16】図13に示すA方向矢視図。
【符号の説明】
6a〜6f フロントボルト 7a〜7f リアボルト 14 圧縮機本体 15 シリンダ 15a,15b,15c,15d シリンダ螺子孔 15e,15f シリンダ貫通孔 16 フロントサイドブロック 16a,16b,16c,16d,16e,16f フ
ロント貫通孔 17 リアサイドブロック 17a,17b リア貫通孔 17c,17d,17e,17f リア螺子孔 18 シリンダ室 19 ロータシャフト 20 ロータ 22 ベーン 26 シリンダ吸入口 27 シリンダ吐出口 29 吐出チャンバ室 31 ガスケット 36a,36b,36c,36d,36e,36f フ
ロント補強ボルト 37a,37b リア補強ボルト 41,41a,41b,41c,41d 補強板 42 取付孔 51 補強リブ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周略楕円筒型のシリンダと、 上記シリンダ外周に設けられる吐出口と、 上記シリンダ内に横架され、その軸心にロータシャフト
    を有するロータと、 上記ロータの外周面から上記シリンダの内周面に向かっ
    て進退自在に設けられるベーンと、 上記ロータシャフトを回転可能に軸支し、上記シリンダ
    の両端面に装着される一対のサイドブロックと、 上記サイドブロックの上記シリンダ吐出口直近に施され
    た変形防止手段と、 を備えることを特徴とする気体圧縮機。
  2. 【請求項2】 上記変形防止手段は、上記サイドブロッ
    クとシリンダとの締結構造によるものであることを特徴
    とする請求項1記載の気体圧縮機。
  3. 【請求項3】 上記締結構造は、上記シリンダに形成さ
    れた螺子孔と、上記サイドブロックに設けられ、該シリ
    ンダ螺子孔と対応する位置に形成された貫通孔と、上記
    貫通孔に挿通させて上記シリンダ螺子孔に螺合させるボ
    ルトと、からなる構造であることを特徴とする請求項2
    記載の気体圧縮機。
  4. 【請求項4】 上記締結構造は、上記シリンダに形成さ
    れた貫通孔と、上記サイドブロックの一方に設けられ、
    該シリンダ貫通孔と対応する位置に形成された螺子孔
    と、上記サイドブロックの他方に設けられ、該シリンダ
    貫通孔と対応する位置に形成された貫通孔と、上記サイ
    ドブロック貫通孔と上記シリンダ貫通孔とに挿通させて
    上記サイドブロック螺子孔に螺合させるボルトと、から
    なる構造であることを特徴とする請求項2記載の気体圧
    縮機。
  5. 【請求項5】 上記締結構造は、上記サイドブロックの
    一方に設けられ、上記シリンダ吐出口外部の吐出チャン
    バ室へと連通する位置に形成された螺子孔と、上記サイ
    ドブロックの他方に設けられ、該サイドブロック螺子孔
    と対応する位置に形成された貫通孔と、上記サイドブロ
    ック貫通孔と上記吐出チャンバ室とに挿通させて上記サ
    イドブロック螺子孔に螺合させるボルトと、からなる構
    造であることを特徴とする請求項2記載の気体圧縮機。
  6. 【請求項6】 上記サイドブロックと上記ボルト頭部と
    の間にシール部材が介挿されていることを特徴とする請
    求項3乃至請求項5記載の気体圧縮機。
  7. 【請求項7】 上記変形防止手段は、上記サイドブロッ
    クの肉厚を局部的に増大させた剛性強化構造によるもの
    であることを特徴とする請求項1記載の気体圧縮機。
  8. 【請求項8】 上記剛性強化構造は、上記サイドブロッ
    クの上記シリンダ吐出口部分を覆う位置に取付固定され
    た平板状の補強板であることを特徴とする請求項7記載
    の気体圧縮機。
  9. 【請求項9】 上記補強板は、上記シリンダ吐出口に該
    当する箇所が幅広に形成されていることを特徴とする請
    求項8記載の気体圧縮機。
  10. 【請求項10】 上記補強板は、上記シリンダ吐出口に
    該当する箇所が厚肉に形成されていることを特徴とする
    請求項8記載の気体圧縮機。
  11. 【請求項11】 上記補強板は、上記シリンダ吐出口に
    該当する箇所がサイドブロック側に向けて湾曲形成され
    ていることを特徴とする請求項8記載の気体圧縮機。
  12. 【請求項12】 上記剛性強化構造は、上記サイドブロ
    ックの上記シリンダ吐出口部分を覆う位置に一体成形さ
    れた補強リブであることを特徴とする請求項7記載の気
    体圧縮機。
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