JP2006291731A - ベーンロータリ圧縮機 - Google Patents

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JP2006291731A
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Yoshihiro Isono
芳博 磯野
Nobunao Tsuchida
信直 土田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】圧縮機の圧縮行程においてベーンが液圧縮防止穴の横を通過する前後において、液圧縮防止穴にある圧縮された冷媒が、ベーン先端と吸入溝の隙間を通過して、吸入側へ洩れることにより圧力変動が発生することにより、ベーンが振動したり、その圧力変動により配管等のシステム部品に伝播して異音が発生したり等する課題を有していた。
【解決手段】シリンダ側の吸入溝の終了位置でベーンの位置を規制される圧縮室とした。これによって、液圧縮防止穴にある圧縮された冷媒が、ベーン先端と吸入溝の隙間を通過して吸入側へ洩れなくなる。また、シリンダ側の吸入溝の終了位置でベーンの位置を規制される圧縮室内の側板側に凹部を設けた。これによって液圧縮防止穴による圧力変動が抑制される。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車空調装置等に供される圧縮機で、静粛性を高めて商品性を向上するベーンロータリ圧縮機に関するものである。
従来の自動車空調用圧縮機に使用されているベーンロータリ圧縮機は、特許文献1のようなものがある。以下従来の圧縮機について、図面を参照しながら説明する。図1は従来の圧縮機の構成を示す横断面図、図2は作動室断面図である。ベーン4はシリンダ1の内壁を摺動し、シリンダ1とロータ2とベーン4と前部側板6及び後部側板7により、圧縮室を形成している。エンジン(図示せず)からベルト(図示せず)を介して圧縮機に動力が伝達されロータ2が回転することにより、冷媒が吸入孔9からシリンダ1の圧縮室8内へ吸入され、圧縮室8で圧縮されて吐出孔10から吐出される。このシリンダ内に吸入孔9と連通した吸入溝21と液圧縮防止穴22が存在する。
特開平10−252675号公報
しかしながら、上記従来の構成では、図2に示すように、圧縮機の圧縮行程においてベーンが液圧縮防止穴の横を通過する前後において、液圧縮防止穴にある圧縮された冷媒が、ベーン先端と吸入溝の隙間を通過して、吸入側へ洩れることにより圧力変動が発生し、ベーンが振動したり、その圧力変動により配管等のシステム部品に伝播して異音が発生したり等の課題を有していた。本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、静粛性・商品性の高いベーンロータリ圧縮機を提供するとともに信頼性・耐久性の向上を図ることを目的とする。
上記課題を解決するために本発明のベーンロータリ圧縮機は、シリンダ側の吸入溝の終了位置でベーンの位置を規制される圧縮室とした。これによって、液圧縮防止穴にある圧縮された冷媒が、ベーン先端と吸入溝の隙間を通過して吸入側へ洩れなくなる。また、シリンダ側の吸入溝の終了位置でベーンの位置を規制される圧縮室内の側板側に凹部を設けた。これによって液圧縮防止穴による圧力変動が抑制される。
本発明の圧縮機は、シリンダ内の圧力変動が配管等のシステム部品に伝播し異音が発生することもなくなり静粛性・商品性の高いベーンロータリ圧縮機を提供することができる。また、圧縮室内での圧力変動がほとんどなくなるため、圧縮機の信頼性・耐久性を向上することができる。
以下本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施形態)
図1、2において、圧縮機はシリンダ1とロータ2とベーン4と前部側板6と後部側板7で圧縮室8で構成され、後部側板には液圧縮防止穴22があり、図3に示すように、圧縮行程において圧縮室8を形成する前方のベーンが、液圧縮防止穴を通過する際のベーンを前方のベーンとすると、後方のベーンは吸入溝の終了位置を後方のベーンが位置するところで終了させるようにする形成されている。
以上のように構成された圧縮機について、以下にその動作、作用を説明する。
まず、エンジンからベルトを介して圧縮機に動力が伝達されロータ2が回転することにより、冷媒がシリンダー1内に吸入され、吸入孔9を通って、圧縮室8で圧縮され吐出孔10より吐出される。ここでシリンダ1には吸入孔9、吐出孔10、吸入溝21が存在する。また、前部側板6及び後部側板7の少なくとも一方には、液圧縮防止穴22がある。このような形態において図3に示すように、圧縮行程において圧縮室8を形成する前方のベーンが、液圧縮防止穴を通過する際のベーンを前方のベーンとすると、後方のベーンは吸入溝の終了位置を後方のベーンが位置するところで終了させるようにしてある。以上のように、本実施の形態においては、圧縮室8の前方のベーンが液圧縮防止穴22を通り過ぎる時、後方のベーンは吸入孔の最終の位置するため、隙間23はなくなり、脈動の発生を配管等のシステム部品に伝播することをなくすることが出来る。また、図3のように
前部側板6及び後部側板7の少なくとも一方に凹部30を設けると、ベーンが液圧縮防止穴を通過する時発生する圧力変動を緩和することができ、ベーンの振動による異音発生も防止でき信頼性・耐久性も向上する。凹部は、側板のいずれか一方にあってもいいし、両側にあっても良い。また、ベーン液圧縮防止穴の反対側の位置にあっても同じ効果を出すことが出来る。また、図3のように凹部ロータの回転方向に対して増加する形状にすることにより、圧力変動が緩和される。
上記説明から明らかなように本発明は、シリンダ側の吸入溝の終了位置を規制し、かつ、液圧縮防止穴から洩れ込む圧縮された冷媒の洩れ通路の構成を側板側に凹部を設けることにより、圧力変動が抑制され、ベーンの異音の発生が現象し、振動低下・信頼性・耐久性を向上させるという効果を奏する。
以上のように、本発明にかかるベーンロータリ圧縮機は、圧力変動を抑制し異音の発生や振動抑制し商品性の向上、信頼耐久性向上が可能となるので、空調用以外のポンプ等の用途にも適用できる。
本発明の実施形態を示す圧縮機の横断面図 従来の圧縮機の作動室A―A断面図 本発明の実施形態における作動室A―A断面図
符号の説明
1 シリンダ
2 ロータ
3 ベーンスロット
4 ベーン
5 駆動軸
6 前部側板
7 後部側板
8 圧縮室
9 吸入口
10 吐出口
21 吸入溝
22 液圧縮防止穴
23 隙間(ベーンと吸入溝との隙間)
30 凹部

Claims (3)

  1. 内部に筒状の中空部を有するシリンダと、外周部の少なくとも一部が前記シリンダの内壁面に近接して回転自在に配設される略円筒状のロータと、前記ロータには略放射状に複数のベーン溝を有し、前記ベーン溝内に摺動自在に挿入され、先端が前記シリンダ内壁面に当接し、前記シリンダと前記ロータ相互間に形成された圧縮空間を少なくとも吸入空間と吐出空間に仕切るベーンと、シリンダの両端を閉塞し圧縮室を構成する前部側板および後部側板と、吸入孔及び吐出孔を備えたベーンロータリ圧縮機であって、前記側板の少なくとも一方に液圧縮防止穴と、前記シリンダには、前記吸入孔と連通する吸入溝を設け、前方のベーンが液圧縮防止穴を通過する時に、後方のベーンが吸入溝の終了位置にくるようにしたことを特徴とする圧縮機。
  2. 前記吸入溝の終了位置から回転方向に向かって前記液圧縮防止穴の位置の間に、前記側板の少なくとも一方に凹部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記凹部の断面積は、ロータの回転方向に対して増加する形状としたことを特徴とする請求項2に記載の圧縮機。
JP2005109659A 2005-04-06 2005-04-06 ベーンロータリ圧縮機 Withdrawn JP2006291731A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102330569A (zh) * 2010-07-15 2012-01-25 肖光烈 一种无叶片自发电气动马达

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