JP2010116786A - ロータリ圧縮機 - Google Patents

ロータリ圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2010116786A
JP2010116786A JP2008288441A JP2008288441A JP2010116786A JP 2010116786 A JP2010116786 A JP 2010116786A JP 2008288441 A JP2008288441 A JP 2008288441A JP 2008288441 A JP2008288441 A JP 2008288441A JP 2010116786 A JP2010116786 A JP 2010116786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
rotary compressor
muffler chamber
cylinder block
upper bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008288441A
Other languages
English (en)
Inventor
Yu Haraki
雄 原木
Takeshi Karino
健 苅野
Daisuke Funakoshi
大輔 船越
Tsutomu Tsujimoto
力 辻本
Masao Nakano
雅夫 中野
Noboru Iida
飯田  登
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008288441A priority Critical patent/JP2010116786A/ja
Publication of JP2010116786A publication Critical patent/JP2010116786A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

【課題】従来のロータリ圧縮機の吐出ガスによる騒音を低減するためカバーによってマフラ室を設けているが、プレスによって加工されるカバーの材質は柔らかく、その表面形状は滑らかであるため、マフラ室内でガスが吐出する際にカバーが共鳴しやすく、騒音悪化の原因となりやすかった。
【解決手段】上部軸受8に装着しマフラ室21を形成するカバー20を備え、カバー20のマフラ室21とは反対側の表面に凹部30を有することにより、カバー20が加工硬化により剛性が上がり、共振周波数が変化し、騒音の抑制が容易にできる。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷蔵庫、空気調和装置に使用して有効なロータリ圧縮機に関するものである。
従来のロータリ圧縮機の構成を図4及び図5に基づき説明する。図4は従来のロータリ圧縮機を示す縦断面図、図5は図4におけるA−A断面矢視図である。
図4及び図5において、密閉ケーシング1の内部にはモータ2と、このモータ2によって駆動されるロータリ圧縮機構3が収容されている。モータ2のステータ2aはケーシング1に固定され、ロータ2bはクランクシャフト4の上部に固定されている。ロータリ圧縮機構3はクランクシャフト4と、このクランクピン5に嵌合されたローリングピストン6と、ケーシング1に固定されたシリンダブロック7と、このシリンダブロック7の上端開口を閉塞する上部軸受8と、シリンダブロック7の下端開口を閉塞する下部軸受9と、シリンダブロック7に設けられたスロット内に出没自在に嵌挿されたブレード101と、このブレード101の背後に配設されてこれを押推する押えばね11等からなる。
シリンダブロック7と上部軸受8と下部軸受9とによって形成されたシリンダ室12内にローリングピストン6を収容し、このローリングピストン6の外周面にブレード10の先端を当接せしめることによってこのブレード10の片側に吸入室13が、他側に圧縮室14が形成されている。
クランクシャフト4は上部軸受8及び下部軸受9によってそれぞれ軸承されている。クランクシャフト4がモータ2によって回転駆動されると、ローリングピストン6はシリンダ室12内で矢印方向に偏心回転運動し、これに伴って吸入室13内に吸入管18からガスが吸入され、圧縮室14内のガスが圧縮される。
圧縮されたガスは上部軸受8に設けられた吐出ポート19を通り、図示しない吐出弁を押し上げて上部軸受8とこの上面に取り付けられたカバー20によって形成された吐出マフラ室21内に入り、カバー20に設けられた図示しない穴を経てモータ2の下方からモータ2の上方を通り、吐出管15を経て外部に吐出される。
前記構成では、プレス加工によって作られるカバー20の材質は柔らかく、その表面形状は滑らかであるため、マフラ室内にガスが吐出する際に発生する音が共鳴しやすく、圧縮機の運転時の騒音を悪化させる原因となりやすかった。
そこで対策として、例えば、吐出マフラ室の内部に共鳴器を設けているものがあった(例えば、特許文献1参照)。
図6および図7は特許文献1に記載された従来の騒音低減のための機構部を示す断面図と平面図である。図6および図7において、吐出マフラ室21内の仕切り壁32の一側面から他の側面までおおむね一周する長さのほぼ中間位置に吐出ガス通路30を設け、仕切り壁32の近傍に下部軸受9からシリンダブロック7の外壁部にかけ下部軸受9側から閉塞されて形成された共鳴器31を設けている。消音器内で最も音圧の低くなる部分に吐出通路30を設けることと、最も音圧が高くなる仕切り壁32付近に共鳴器31を設けることで、マフラ室21内の消音特性が改善される。
特開平4−175494号公報
しかしながら、前記従来の構成では、下部軸受9側に吐出孔がなければ適用しにくいことや、共鳴器31および吐出通路30の加工や精度保持が容易でないという点や加工コストがかかるという点で改良の余地があった。
本発明は上記課題を解決するために、構成が簡単で、低コストで騒音を低減することが可能なロータリ圧縮機を提供することを目的とする。
本発明は前記課題を解決するために、本発明のロータリ圧縮機は、上部軸受に装着しマフラ室を形成するカバーを備え、カバーのマフラ室とは反対側の表面に凹部を有することを特徴とするものである。
これによって、カバーの表面に凹部を設けるという簡単な構成により、加工硬化によりカバーの剛性が上がり、それによる共振周波数の変化から、吐出ガスによる騒音の低減が容易になる。
本発明のロータリ圧縮機は、カバーの表面に凹部を設けるという簡単な構成により、加工硬化によりカバーの剛性が上がり、それによる共振周波数の変化から、吐出ガスによる騒音の低減が容易になる。
第1の発明は、シリンダブロックの上下端面に固定された上部軸受及び下部軸受と、前記シリンダブロックと前記上部軸受及び前記下部軸受で囲まれた空間内を回転摺動し且つクランクピンを有するクランクシャフトと、前記クランクピンに回転自在に装着されたローリングピストンと、このローリングピストンと前記シリンダブロックに設けられたスロット内を往復摺動するブレードとによって冷媒を圧縮する圧縮室を有するロータリ圧縮機であって、前記上部軸受に装着しマフラ室を形成するカバーを備え、前記カバーのマフラ室とは反対側の表面に凹部を有するものである。
第2の発明は、特に第1の発明のロータリ圧縮機のカバーのマフラ室側の面に凹部を有するものである。
第3の発明は、特に第1の発明のロータリ圧縮機のカバー表面の凹部の径が不均一としたものである。
第4の発明は、特に第1の発明のロータリ圧縮機の凹部がショットピーニングによって形成されたものである。
第5の発明は、特に第1の発明のロータリ圧縮機の凹部がレーザ加工によって形成されるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態におけるロータリ圧縮機の要部を示す縦断面図であり
、図2は同ロータリ圧縮機のカバーを示す拡大斜視図である。
なお、前述の従来の構成と同一の構成要素には同一の符号を付与して説明を省略する。
図1および図2において、本実施の形態のロータリ圧縮機は、シリンダブロック7の上下端面に固定された上部軸受2及び下部軸受3と、シリンダブロック7と上部軸受2及び下部軸受3で囲まれた空間内を回転摺動し且つクランクピン5を有するクランクシャフト4と、クランクピン5に回転自在に装着されたローリングピストン6と、このローリングピストン6とシリンダブロック7に設けられたスロット内を往復摺動するブレード10とによって冷媒を圧縮する圧縮室を有するよう構成される。
シリンダブロック7と上部軸受2と下部軸受3とによって形成されたシリンダ室内にローリングピストン6を収容し、このローリングピストン6の外周面にブレード10の先端を当接せしめることによってこのブレード10の片側に吸入室が、他側に圧縮室が形成されている。
クランクシャフト4は上部軸受2及び下部軸受3によってそれぞれ軸承されている。クランクシャフト4がモータによって回転駆動されると、ローリングピストン6はシリンダ室内で矢印方向に偏心回転運動し、これに伴って吸入室内に吸入管からガスが吸入され、圧縮室内のガスが圧縮される。
圧縮されたガスは上部軸受2に設けられた吐出ポートを通り、図示しない吐出弁を押し上げて上部軸受2とこの上面に取り付けられたカバー20によって形成された吐出マフラ室21内に入り、カバー20に設けられた図示しない穴を経てモータの下方からモータの上方を通り、吐出管を経て外部に吐出される。ここで、カバー20には、マフラ室21とは反対側の表面20aに図3に示すように直径が0.1〜10μmの凹部30を多数個設けたものである。
この構成により、カバー20が加工硬化により剛性が向上し、カバー20の有する共振周波数が変化し、運転時の吐出ガスがマフラ室21を通過する際に発生する騒音の周波数が高くなる方向にシフトし、一般的に用いられる防音材を巻くことによって、騒音の抑制が容易にできるようになる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、カバー20のマフラ室21側の面20bである吐出孔側の面に直径が0.1〜10μmの凹部30を設けた。この構成により、カバー20が加工硬化により剛性が上がり、カバー20の有する共振周波数が変化し、運転時の吐出ガスがマフラ室21を通過する際に発生する騒音の周波数が高くなる方向にシフトし、防音材による減衰によって、騒音の抑制が容易にできるようになく、内側に配した凹部30によりマフラ室内を流れるガスが細かく拡散されることにより音が拡散し、結果として騒音の低減の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、カバー20の表面20a、20bに設けられた凹部30の直径を不均一としたものである。この構成により、マフラ室21内での吐出ガスの流れが不均一に分散するため、騒音の低減も可能になる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、カバー20の表面20a、20bに略球状を成すショットを噴射し、0.1〜10μmの直径の凹部30を設けたものである。この構成により、簡便に凹部
30の形成が可能になる。
(実施の形態5)
本実施の形態では、レーザ加工によって前述で説明した凹部30を形成したものである。そして、この構成によれば、凹部30の位置、深さ、および幅を高精度に管理することができるため、凹部30の配置の詳細な最適化が可能になる。また、0.1〜10μmの直径の凹部30である為、各部の狙い寸法への影響がほとんどなく、寸法安定性に優れ、加工も容易にできる。
上述したように、本発明にかかるロータリ圧縮機は、運転時の騒音を低減することができるため、CO冷媒用圧縮機、空気圧縮の用途にも適用が可能である。
本発明の第1の実施の形態におけるロータリ圧縮機の要部を示す縦断面図 同ロータリ圧縮機のカバーを示す拡大正面図と側面図 同ロータリ圧縮機の要部を示す拡大斜視図 従来のロータリ圧縮機を示す縦断面図 従来のロータリ圧縮機を示し図4におけるA−A断面矢視図 従来のロータリ圧縮機における騒音低減のための機構部を示す断面図 従来のロータリ圧縮機における騒音低減のための機構部を示す平面図
符号の説明
1 密閉ケーシング
2 モータ
3 ロータリ圧縮機構
4 クランクシャフト
5 クランクピン
6 ローリングピストン
7 シリンダブロック
8 上部軸受
9 下部軸受
10 ブレード
11 押えばね
12 シリンダ室
13 吸入室
14 圧縮室
15 吐出管
16 潤滑油
17 油ポンプ
18 吸入管
19 吐出ポート
20 カバー
21 マフラ室
30 吐出ガス通路
31 共鳴器
32 仕切り壁

Claims (5)

  1. シリンダブロックの上下端面に固定された上部軸受及び下部軸受と、前記シリンダブロックと前記上部軸受及び前記下部軸受で囲まれた空間内を回転摺動し且つクランクピンを有するクランクシャフトと、前記クランクピンに回転自在に装着されたローリングピストンと、このローリングピストンと前記シリンダブロックに設けられたスロット内を往復摺動するブレードとによって冷媒を圧縮する圧縮室を有するロータリ圧縮機であって、前記上部軸受に装着しマフラ室を形成するカバーを備え、前記カバーのマフラ室とは反対側の表面に凹部を有することを特徴とするロータリ圧縮機。
  2. カバーのマフラ室側の面に凹部を有することを特徴とした請求項1に記載のロータリ圧縮機。
  3. カバー表面の凹部の径が不均一であることを特徴とした請求項1または2に記載のロータリ圧縮機。
  4. 凹部がショットピーニングによって形成されたことを特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載のロータリ圧縮機。
  5. 凹部がレーザ加工によって形成されたことを特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載のロータリ圧縮機。
JP2008288441A 2008-11-11 2008-11-11 ロータリ圧縮機 Pending JP2010116786A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008288441A JP2010116786A (ja) 2008-11-11 2008-11-11 ロータリ圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008288441A JP2010116786A (ja) 2008-11-11 2008-11-11 ロータリ圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010116786A true JP2010116786A (ja) 2010-05-27

Family

ID=42304604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008288441A Pending JP2010116786A (ja) 2008-11-11 2008-11-11 ロータリ圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010116786A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014141331A1 (ja) * 2013-03-12 2014-09-18 三菱重工業株式会社 ロータリー圧縮機
EP3848587A1 (en) * 2020-01-10 2021-07-14 LG Electronics Inc. Compressor

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002202060A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Lg Electronics Inc 圧縮機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002202060A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Lg Electronics Inc 圧縮機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014141331A1 (ja) * 2013-03-12 2014-09-18 三菱重工業株式会社 ロータリー圧縮機
EP3848587A1 (en) * 2020-01-10 2021-07-14 LG Electronics Inc. Compressor
US11585344B2 (en) 2020-01-10 2023-02-21 Lg Electronics Inc. Compressor provided with a muffler

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5786030B2 (ja) 密閉型回転式圧縮機と冷凍サイクル装置
JP4946340B2 (ja) 両頭ピストン式圧縮機
KR20090040141A (ko) 왕복동식 압축기
JP6787480B2 (ja) ロータリ圧縮機
JP2015183613A (ja) ロータリー圧縮機
JP2018031303A (ja) 圧縮機
JP2010116786A (ja) ロータリ圧縮機
JP2012215158A (ja) 圧縮機及びこの圧縮機を搭載した冷凍サイクル装置
EP1808602B1 (en) Muffler installation structure for compressor
JP2010116787A (ja) ロータリ圧縮機
JP5355361B2 (ja) 密閉型回転圧縮機
JP2007187118A (ja) 揺動板式圧縮機
JP2009108762A (ja) 回転式流体機械
JP5371864B2 (ja) ローリングピストン型圧縮機
KR100527587B1 (ko) 왕복동식 압축기의 소음저감구조
JP2014163299A (ja) 密閉型圧縮機及びこれを用いた冷蔵庫
JP6321400B2 (ja) 密閉型圧縮機
JP2008180143A (ja) 密閉型圧縮機
KR20130029959A (ko) 로터리 베인 압축기
JP2010116785A (ja) ロータリ圧縮機
JP2012215125A (ja) 密閉型ロータリ圧縮機
JP2009079519A (ja) 圧縮機
JP3988818B2 (ja) 気体圧縮機
JP2016094924A (ja) マフラおよび圧縮機構
KR20140049880A (ko) 왕복동식 압축기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100312

RD01 Notification of change of attorney

Effective date: 20100413

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

A977 Report on retrieval

Effective date: 20111118

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120612

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121030