JP2010116787A - ロータリ圧縮機 - Google Patents

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Yu Haraki
雄 原木
Takeshi Karino
健 苅野
Daisuke Funakoshi
大輔 船越
Tsutomu Tsujimoto
力 辻本
Masao Nakano
雅夫 中野
Noboru Iida
飯田  登
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Abstract

【課題】ロータリ圧縮機ではオイル吐出を防止するために設けたカバーの張り出した平面部の一部を拡大した突出部の剛性が十分でなく、また、ボルト等による固定がなされていないため、運転中にカバーの張り出した平面部の一部を拡大した突出部が振動することにより、騒音を増大させる原因となっていた。
【解決手段】カバー20は外周部に突出した平面部32を有し、平面部32はブレード10に対向する位置にある連通孔に対応する位置を覆うと共に、平面部32に凸部31を有していることにより、平面部32の剛性が上がり、運転時にこの平面部32が振動しにくくなり、騒音の低減が可能になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷蔵庫、空気調和装置に使用して有効なロータリ圧縮機に関するものである。
従来のロータリ圧縮機の構成を図8及び図9に基き説明する。図8は従来のロータリ圧縮機を示す縦断面図、図9は図8におけるA−A断面矢視図である。
図8及び図9において、密閉ケーシング1の内部にはモータ2と、このモータ2によって駆動されるロータリ圧縮機構3が収容されている。モータ2のステータ2aはケーシング1に固定され、ロータ2bはクランクシャフト4の上部に固定されている。ロータリ圧縮機構3はクランクシャフト4と、このクランクピン5に嵌合されたローリングピストン6と、ケーシング1に固定されたシリンダブロック7と、このシリンダブロック7の上端開口を閉塞する上部軸受8と、シリンダブロック7の下端開口を閉塞する下部軸受9と、シリンダブロック7に設けられたスロット内に出没自在に嵌挿されたブレード101と、このブレード101の背後に配設されてこれを押推する押えばね11等からなる。
シリンダブロック7と上部軸受8と下部軸受9とによって形成されたシリンダ室12内にローリングピストン6を収容し、このローリングピストン6の外周面にブレード10の先端を当接せしめることによってこのブレード10の片側に吸入室13が、他側に圧縮室14が形成されている。
クランクシャフト4は上部軸受8及び下部軸受9によってそれぞれ軸承されている。クランクシャフト4がモータ2によって回転駆動されると、ローリングピストン6はシリンダ室12内で矢印方向に偏心回転運動し、これに伴って吸入室13内に吸入管18からガスが吸入され、圧縮室14内のガスが圧縮される。
圧縮されたガスは上部軸受8に設けられた吐出ポート19を通り、図示しない吐出弁を押し上げて上部軸受8とこの上面に取り付けられたカバー20によって形成された吐出マフラ室21内に入り、カバー20に設けられた図示しない穴を経てモータ2の下方からモータ2の上方を通り、吐出管15を経て外部に吐出される。
ケーシング1内底部には潤滑油16が貯溜され、この潤滑油16はクランクシャフト4内に組み込まれた油ポンプ17によって吸引され、クランクシャフト4に設けられた給油通を経てクランクシャフト4と上部軸受8及び下部軸受9との摺動面、クランクピン5とローリングピストン6との摺動面、ローリングピストン6とシリンダ7との摺動面等に給油される。
又、ブレード10とスロットの下部は潤滑油16中に浸漬され給油される。又、ローリングピストン6とシリンダ7との摺動面に給油された潤滑油及び吸入管18から吸入されるガスに含まれる潤滑油が、圧縮室14内でのガスの圧縮行程の中でシリンダ7の内周面、ローリングピストン6の外周面、ブレード10の先端又は側面、上下面に給油される。これらの給油によって、前記各部に油膜が形成されシール性を確保すると共に、潤滑油による摺動抵抗を低減している。
従来のロータリ圧縮機において、運転中のブレード10の往復運動によってオイルが撹拌されるために引き起こされるオイル吐出量の極端な増加および潤滑油16の油面の低下
を防止する目的で図7に示すようにカバー20の平面部の一部を拡大した突出部20Aを設け、ブレード10に対向する位置にある上部軸受8の連通孔30のみを塞ぐようにカバー20は非円形の形状をしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−98127号公報
しかしながら、前記従来のロータリ圧縮機ではオイル吐出を防止するために設けたカバー20の張り出した平面部の一部を拡大した突出部20Aの剛性が十分でなく、また、ボルト等による固定がなされていないため、運転中に前記カバーの張り出した平面部の一部を拡大した突出部20Aが振動することにより、騒音を増大させる原因となっていた。
本発明は前記の課題を解決するもので、運転時の振動を抑制し、騒音の増大を防ぐロータリ圧縮機を提供することを目的としている。
本発明は前記課題を解決するために、本発明のロータリ圧縮機は、上部軸受に装着しマフラ室を形成するカバーと、このカバーは外周部に突出した平面部を有し、平面部はブレードに対向する位置にある連通孔に対応する位置を覆うと共に、平面部に凸部を有していることを特徴とするものである。
これによって、カバーの外周部に突出した平面部を有し、この平面部に凸部を設けることにより、剛性が上がり、それによって運転時にこの平面部が振動するのを抑え、騒音の低減を可能にする。
以上のように、本発明の圧縮機においてはカバーの外周部に突出した平面部を有し、この平面部に凸部を設けることにより、剛性が上がり、それによって運転時にこの平面部が振動するのを抑え、騒音の低減を可能にする。
第1の発明は、シリンダブロックの上下端面に固定された上部軸受及び下部軸受と、前記シリンダブロックと前記上部軸受及び前記下部軸受で囲まれた空間内を回転摺動し且つクランクピンを有するクランクシャフトと、前記クランクピンに回転自在に装着されたローリングピストンと、このローリングピストンと前記シリンダブロックに設けられたスロット内を往復摺動するブレードとによって冷媒を圧縮する圧縮室を有するロータリ圧縮機であって、前記上部軸受に装着しマフラ室を形成するカバーと、前記カバーは外周部に突出した平面部を有し、前記平面部は前記ブレードに対向する位置にある連通孔に対応する位置を覆うと共に、前記平面部に凸部を有したものである。
第2の発明は、特に、第1の発明のロータリ圧縮機における上部軸受に形成され圧縮された冷媒を吐出する吐出ポートと、この吐出ポートの上部に配され開閉可能なバルブと、前記上部軸受の外周方向に設けられ前記バルブを取り付ける溝とを備え、カバーの平面部は前記溝を覆うようにしたものである。
第3の発明は、特に、第1の発明のロータリ圧縮機における凸部は平面部に直線状に形成されたものである。
第4の発明は、特に、第1の発明のロータリ圧縮機における凸部は平面部に十字型に形成されたものである。
第5の発明は、特に、第1の発明のロータリ圧縮機における凸部は平面部に、平面部の外周に沿ったU字形状に形成されたものである。
第6の発明は、特に、第1の発明のロータリ圧縮機における凸部は略球状を成すショットを噴射することによって形成されたものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態におけるロータリ圧縮機の要部を示す平面図である。
なお、前述の従来の構成と同一の構成要素には同一の符号を付与して説明を省略する。
図1において、本実施の形態のロータリ圧縮機は、上部軸受8に装着しマフラ室を形成するカバー20と、カバー20は外周部に突出した平面部32を有し、平面部32はブレード10に対向する位置にある連通孔に対応する位置を覆うと共に、平面部32に凸部31を有している。
上記の構成により、カバー20は外周部に突出した平面部32を有し、平面部32はブレード10に対向する位置にある連通孔に対応する位置を覆うと共に、平面部32に凸部31を有していることにより、平面部32の剛性が上がり、運転時にこの平面部32が振動しにくくなり、騒音の低減が可能になる。
(実施の形態2)
図2は本発明の第2の実施の形態におけるロータリ圧縮機の要部を示す分解斜視面図である。本実施の形態では、図2に示すように、圧縮された冷媒を吐出するために上部軸受8に吐出ポート19が形成され、この吐出ポート19の上部に配され吐出ポート19を開閉可能なバルブ(図示せず)を取り付ける溝8Aが上部軸受8の外周方向に設けられている。カバー20は外周部に突出した平面部32を有し、溝8Aを覆うように、平面部32に凸部31を有している。
上記の構成により、カバー20に外周部に突出した平面部32の剛性が上がり、運転時の振動によりこの平面部32が共振しにくくなり、特にバルブの開閉時に起きる振動が原因となる騒音の低減が可能になる。
(実施の形態3)
図3は本発明の第3の実施の形態におけるロータリ圧縮機の要部を示す平面図である。本実施の形態では、図3に示すように、凸部31aが平面部32にカバー20の外周方向に向かって直線状に形成されたものである。この構成では、形状が単純なため、加工を容易に行うことが可能になる。
(実施の形態4)
図4は本発明の第4の実施の形態におけるロータリ圧縮機の要部を示す平面図である。本実施の形態では、図4に示すように、凸部31bが平面部32に十字形に形成されている。この構成では、形状が単純で、加工が容易なだけでなく、多方向の振動を抑制できるため、騒音を低減が容易になる。
(実施の形態5)
図5は本発明の第5の実施の形態におけるロータリ圧縮機の要部を示す平面図である。本実施の形態では、図5に示すように、凸部31cが平面部32に平面部の外周に沿ったU字形状に形成されている。この構成では、最も振動しやすい、平面部32の外周部の振動を効果的に抑えることができるため、騒音の低減が可能になる。
(実施の形態6)
図6は本発明の第6の実施の形態におけるロータリ圧縮機の要部を示す平面図である。本実施の形態では、図6に示すように、平面部32に略球状を成すショットを噴射し、0.1〜10μmの凸部31dを多数個設けたものである。この構成では、凸部31dを設けることで振動の低減が可能になるだけでなく、加工が容易で狙い寸法にほとんど影響を与えることなく平面部32の剛性を上げることが可能になる。
上述したように、本発明にかかるロータリ圧縮機は、運転時の騒音を低減することができるため、CO冷媒用圧縮機、空気圧縮の用途にも適用できる。
本発明の第1の実施の形態におけるロータリ圧縮機の要部を示す平面図 本発明の第2の実施の形態におけるロータリ圧縮機の要部を示す分解斜視面図 本発明の第3の実施の形態におけるロータリ圧縮機の要部を示す平面図 本発明の第4の実施の形態におけるロータリ圧縮機の要部を示す平面図 本発明の第5の実施の形態におけるロータリ圧縮機の要部を示す平面図 本発明の第6の実施の形態におけるロータリ圧縮機の要部を示す平面図 従来のロータリ圧縮機の要部を示す分解斜視面図 従来のロータリ圧縮機を示す縦断面図 従来のロータリ圧縮機で図8におけるA−A断面矢視図
符号の説明
1 密閉ケーシング
2 モータ
3 ロータリ圧縮機構
4 クランクシャフト
5 クランクピン
6 ローリングピストン
7 シリンダブロック
8 上部軸受
9 下部軸受
10 ブレード
11 押えばね
12 シリンダ室
13 吸入室
14 圧縮室
15 吐出管
16 潤滑油
17 油ポンプ
18 吸入管
19 吐出ポート
20 カバー
21 マフラ室
30 連通孔
31 凸部

Claims (6)

  1. シリンダブロックの上下端面に固定された上部軸受及び下部軸受と、前記シリンダブロックと前記上部軸受及び前記下部軸受で囲まれた空間内を回転摺動し且つクランクピンを有するクランクシャフトと、前記クランクピンに回転自在に装着されたローリングピストンと、このローリングピストンと前記シリンダブロックに設けられたスロット内を往復摺動するブレードとによって冷媒を圧縮する圧縮室を有するロータリ圧縮機であって、前記上部軸受に装着しマフラ室を形成するカバーと、前記カバーは外周部に突出した平面部を有し、前記平面部は前記ブレードに対向する位置にある連通孔に対応する位置を覆うと共に、前記平面部に凸部を有していることを特徴としたロータリ圧縮機。
  2. 上部軸受に形成され圧縮された冷媒を吐出する吐出ポートと、この吐出ポートの上部に配され開閉可能なバルブと、前記上部軸受の外周方向に設けられ前記バルブを取り付ける溝とを備え、カバーの平面部は前記溝を覆うことを特徴とした請求項1に記載のロータリ圧縮機
  3. 凸部は平面部に直線状に形成されたことを特徴とした請求項1または2に記載のロータリ圧縮機。
  4. 凸部は平面部に十字型に形成されたことを特徴とした請求項1または2に記載のロータリ圧縮機。
  5. 凸部は平面部に、平面部の外周に沿ったU字形状に形成されたことを特徴とした請求項1または2に記載のロータリ圧縮機。
  6. 凸部は略球状を成すショットを噴射することによって形成されたことを特徴とした請求項1または2に記載のロータリ圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102338094A (zh) * 2010-07-26 2012-02-01 乐金电子(天津)电器有限公司 密闭型压缩机的下盖结构
WO2014141331A1 (ja) * 2013-03-12 2014-09-18 三菱重工業株式会社 ロータリー圧縮機

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